JP7527525B2 - 高周波スイッチ - Google Patents
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Description
特許文献1に示された高周波スイッチは、第1の入出力端子と第2の入出力端子との間に第1のスイッチング素子を、第1の入出力端子と第3の入出力端子との間に高周波線路を接続した単極双投スイッチである。
また、特許文献1に示された高周波スイッチは、第1の入出力端子と第2の入出力端子との間を通過状態とする時に高周波線路により第3の入出力端子側への電流の漏れ込みを抑制できる。
実施の形態1に係る高周波スイッチを図1から図6に従い説明する。
実施の形態1に係る高周波スイッチは、第1の入出力端子1を共通端子とし、第1の入出力端子1と第2の入出力端子2との間を高周波信号が通過する場合と、第1の入出力端子1と第3の入出力端子3との間を高周波信号が通過する場合とを切り替えることができる高周波スイッチである。
第1の入出力端子1から第3の入出力端子3はそれぞれ、高周波信号が入出力される端子である。
実施の形態1に係る高周波スイッチにおいて、第1の入出力端子1と第3の入出力端子3との間を通過する高周波信号は大電力な高周波信号であり、第1の入出力端子1と第3の入出力端子3との間の信号経路は高耐電力な信号経路が望まれる。
FETは、主電極となるドレイン電極及びソース電極と制御電極となるゲート電極の3電極を有する半導体素子である。
実施の形態1に係る高周波スイッチを説明する前にFETの特性を説明する。
FETは、ゲート電極に印加される制御信号として、ドレイン電極又はソース電極に印加される電位と同電位の電圧が印加されると、オン状態、つまり通過状態になる。
この時の制御信号を、以下の説明において、便宜上「1」とする。
オン状態のFETは高周波において等価的に抵抗と見做せる。オン状態のFETを、以下オン抵抗という。
この時の制御信号を、以下の説明において、便宜上「0」とする。
オフ状態のFETは高周波において等価的に容量と見做せる。オフ状態のFETを、以下オン容量という。
オン状態のFETに高周波入力電力Pinが入力されたとき、FETに流れる高周波電流IRFは次式(1)になる。
したがって、オン状態のFETの最大耐電力Pmax(Current-mode)は次式(2)により現わせる。
飽和電流Idssは次式(3)により表わすことができ、次式(3)に示す飽和電流Idssを式(2)に代入することにより、オン状態のFETの最大耐電力Pmax(Current-mode)は次式(4)により得られる。
式(5)において、関数「min」は関数内の値のいずれか小さい値を選ぶ関数である。|Vbr-Vc|>|Vc-Vp|と仮定すると、式(5)は次式(6)により現わせる。
一方、FETのゲート幅Wgは式(7)により使用できる上限が決められる。
一方、オフ状態のFETにおけるオフ容量値Coffは、次式(9)により現わせる。
式(8)及び式(9)から明らかなように、FETのゲート幅Wgを大きくすると、オン抵抗値Ronが小さくなる一方、オフ容量値Coffが大きくなる。
高周波スイッチにとって、オフ容量の増加は高周波電力の通過を促すため、高周波数での損失増加につながる。
要するに、FETは、ゲート幅Wgを大きくすると、オン状態のFETの最大耐電力Pmax(Current-mode)を高くできるものの、オン状態のFETのオフ容量が増加し、高周波数での損失増加につながるという特性を有している。
第1のスイッチング素子4は第1の入出力端子1と第2の入出力端子2との間に接続され、制御電極が第1の制御端子13に接続され、第1の制御端子13から第1の制御信号が入力される。
第1の制御信号が「1」の時、第1のスイッチング素子4はオン状態、つまり、上式(8)により算出される第1のスイッチング素子4のオン抵抗値Ron4を持つ通過状態となり、第1の入出力端子1と第2の入出力端子2との間を小電力の高周波信号が通過する状態になる。
第1の誘導性素子6は第1の高周波線路5の他端に一端が接続される。第1の誘導性素子6はインダクタである。
第1の容量性素子7は第1の誘導性素子6の他端に一端が接続される。第1の容量性素子7はキャパシタである。
第1の制御信号が「0」の時、第2のスイッチング素子8はオフ状態、つまり、つまり、遮断状態になり、上式(9)により算出される第2のスイッチング素子8のオフ容量値Coff8を持つオフ容量が第1の容量性素子7に並列接続される。
第1の制御信号が「1」の時、第2のスイッチング素子8はオン状態、つまり、つまり、通過状態になり、第1の容量性素子7の両端間を上式(8)により算出される第2のスイッチング素子8のオン抵抗値Ron8を持つオン抵抗により接続し、第1の容量性素子7を高周波数的に考慮しなくても良い状態にする。
第2の容量性素子10は第1の容量性素子7の他端とグラウンドノードとの間に接続される。第2の容量性素子10はキャパシタである。
第2の誘導性素子9と第2の容量性素子10は並列接続される。
第1の制御信号が「0」の時、第3のスイッチング素子11はオフ状態、つまり、遮断状態になり、上式(9)により算出される第3のスイッチング素子11のオフ容量値Coff11を持つオフ容量が第2の誘導性素子9と第2の容量性素子10に並列接続される。
第1の制御信号が「1」の時、第3のスイッチング素子11はオン状態、つまり、通過状態になり、第2の誘導性素子9と第2の容量性素子10の両端間を上式(8)により算出される第3のスイッチング素子11のオン抵抗値Ron11を持つオン抵抗により接続し、第2の誘導性素子9と第2の容量性素子10を高周波数的に考慮しなくても良い状態にする。
第1の制御信号が「0」の時に構成される、第1の容量性素子7と第2のスイッチング素子8のオフ容量との合成容量と第1の誘導性素子6とによりLC直列回路と、第2の容量性素子10と第3のスイッチング素子11のオフ容量との合成容量と第2の誘導性素子9とによりLC並列回路は、LC形フィルタを構成する。
この時、第1の入出力端子1と第3の入出力端子3との間の高周波信号が通過する経路に、FETが存在せず、第1の高周波線路5と第2の高周波線路12とLC形フィルタが介在するので、第1の入出力端子1と第3の入出力端子3との間を高周波信号が大電力であっても十分な高い耐電力が得られる。
aを0.5~2.0の範囲に設定することにより、第1の制御信号が「0」の時に構成されるLC形フィルタは、右手系/左手系複合(Composite right/left-handed:)線路となるCRLH形の疑似伝送線路の様態を示す。
第1の入出力端子1と第3の入出力端子3との間を大電力の高周波信号が通過する場合、CRLH形の疑似伝送線路の様態は高周波スイッチの最適な様態を示すこととなる。
第1の入出力端子1と第2の入出力端子2との間を高周波信号が通過するとき、第1の入出力端子1と第3の入出力端子3との間は抵抗性回路と第1の高周波線路5と第1の誘導性素子6により第1の入出力端子1から第1の高周波線路5を見込んだインピーダンスが高周波数的に開放となるため、第1の入出力端子1と第2の入出力端子2との間を通過する高周波信号に対して、周波数帯域を広帯域にでき、かつ、第3の入出力端子3側に漏れ出る電流も抑えられるため、損失を低くできる。
また、第2の高周波線路12の電気長は第1の入出力端子1と第2の入出力端子2との間を通過する高周波信号の周波数に対して8分の1波長以下である。
より具体的には、第1の高周波線路5の電気長は第1の入出力端子1と第2の入出力端子2との間を通過する高周波信号の周波数に対して10°である。
また、第2の高周波線路12の電気長は第1の入出力端子1と第2の入出力端子2との間を通過する高周波信号の周波数に対して22°である。
第2の制御信号は第1の制御信号に対して相補の関係である。
すなわち、第1の制御信号が「0」の時、第2の制御信号が「1」、第1の制御信号が「1」の時、第2の制御信号が「0」である。
第1の動作状態である、第1の制御信号が「0」、第2の制御信号が「1」の時の動作を説明する。
第1の制御信号が「0」の時、第1のスイッチング素子4と第2のスイッチング素子8と第3のスイッチング素子11がオフ状態、第4のスイッチング素子14がオン状態である。
図2において、第1のスイッチング素子4のオフ容量を4a、第2のスイッチング素子8のオフ容量を8a、第3のスイッチング素子11のオフ容量を11a、第4のスイッチング素子14のオン抵抗を14bとして示す。
第1の動作状態の時、第1の入出力端子1と第2の入出力端子2との間はオフ容量4aにより遮断状態とされ、第2の入出力端子2はオン抵抗14bを介して接地電位にされる。
第1の入出力端子1と第3の入出力端子3との間は第1の高周波線路5とCRLH線路16と第2の高周波線路12とにより接続されるため、第1の入出力端子1と第3の入出力端子3との間は高周波信号に対して通過状態となる。
第1の動作状態において、第1の入出力端子1と第3の入出力端子3との間における第1の高周波線路5と第2の高周波線路12とにより、大電力の高周波信号に対して十分に高い耐電力が得られる。
第1の制御信号が「1」の時、第1のスイッチング素子4と第2のスイッチング素子8と第3のスイッチング素子11がオン状態、第4のスイッチング素子14がオフ状態である。
図3において、第1のスイッチング素子4のオン抵抗を4b、第2のスイッチング素子8のオン抵抗を8b、第3のスイッチング素子11のオン抵抗を11b、第4のスイッチング素子14のオフ容量を14aとして示す。
第2の動作状態の時、第1の入出力端子1と第2の入出力端子2との間はオン抵抗4bにより接続され、第1の入出力端子1と第2の入出力端子2との間は高周波信号に対して通過状態となる。
抵抗性回路17と第1の高周波線路5と第1の誘導性素子6とにより、第1の入出力端子1と第2の入出力端子2との間を通過する高周波信号に対して、第1の入出力端子1から第1の高周波線路5を見込んだインピーダンスが高周波数的に開放となる。
従って、第1の入出力端子1と第3の入出力端子3との間は高周波信号に対して遮断状態となる。
なお、参考のため、比較例として特許文献1の図1に示された高周波スイッチにおける周波数に対する反射位相をシミュレーションした。
また、実線Aが実施の形態1に係る高周波スイッチにおける周波数対反射位相を示し、破線Bが比較例における周波数対反射位相を示す。
すなわち、反射位相±45°の範囲となる中心周波数に対する周波数帯域比は比較例が50%であるのに対して、実施の形態1に係る高周波スイッチは101%であり、比較例に対して略2倍の広帯域な開放を実現できている。
また、実線Aが実施の形態1に係る高周波スイッチを、破線Bが比較例を示す。
また、第1の入出力端子1と第2の入出力端子2との間を通過する広帯域な高周波信号に対して、低損失化が図れている。
実施の形態2に係る高周波スイッチを図7に従い説明する。
実施の形態2に係る高周波スイッチは、実施の形態1に係る高周波スイッチが第1のスイッチング素子4と第2のスイッチング素子8と第3のスイッチング素子11を1つのFETにより構成したのに対して、直列接続された複数、本例では2つのFETにより構成した点が相違し、その他の点は同じである。
なお、図7中、図1から図3に付された符号と同一符号は同一又は相当部分を示す。
2つのFET41、42は、それぞれの制御電極が第1の制御端子13に接続され、第1の制御端子13から第1の制御信号が入力されることにより、同時にオンオフ制御される。
2つのFET81、82は、それぞれの制御電極が第1の制御端子13に接続され、第1の制御端子13から第1の制御信号が入力されることにより、同時にオンオフ制御される。
2つのFET111、112は、それぞれの制御電極が第1の制御端子13に接続され、第1の制御端子13から第1の制御信号が入力されることにより、同時にオンオフ制御される。
すなわち、第1の動作状態において、第1の入出力端子1と第2の入出力端子2との間は第1のスイッチング素子4におけるFET41、42のオフ状態によるオフ容量により遮断状態とされ、第2の入出力端子2はオン抵抗14bを介して接地電位にされる。
第1の動作状態において、第1の入出力端子1と第3の入出力端子3との間における第1の高周波線路5と第2の高周波線路12とにより、大電力の高周波信号に対して十分に高い耐電力が得られる。
一方、第1の入出力端子1と第3の入出力端子3との間に、第2のスイッチング素子8におけるFET81、82のオン状態によるオン抵抗及び第3のスイッチング素子11におけるFET111、112のオン状態によるオン抵抗により、抵抗性回路17が存在し、第1の入出力端子1と第2の入出力端子2との間を通過する高周波信号に対して、第1の入出力端子1から第1の高周波線路5を見込んだインピーダンスが高周波数的に開放となる。
第2の動作状態において、第1の入出力端子1から第3の入出力端子3間を見込んだ高周波数的なインピーダンスを広帯域の周波数に対して開放状態とすることができ、第1の入出力端子1と第2の入出力端子2との通過状態を広帯域周波数に亘って低損失な通過特性を有する状態にできる。
なお、実施の形態2に係る高周波スイッチにおいて、第1のスイッチング素子4、第2のスイッチング素子8、及び第3のスイッチング素子11それぞれを、直列接続された2つのFETにより構成されたものとしたが、2つに限られるものではなく、2つ以上のFETの多段直列接続でよい。
また、実施の形態2に係る高周波スイッチにおいて、第1のスイッチング素子4、第2のスイッチング素子8、及び第3のスイッチング素子11それぞれを、直列接続された2つのFETにより構成されたものとしたが、用途、機能に応じて、いずれか1つ又は2つ、要するに少なくとも1つのスイッチング素子を複数のFETが直列接続された直列体にするものであってもよい。
実施の形態3に係る高周波スイッチを図8に従い説明する。
実施の形態3に係る高周波スイッチは、実施の形態1に係る高周波スイッチに対して第4のスイッチング素子14を除いた点が相違し、その他の点は同じである。
なお、図8中、図1から図3に付された符号と同一符号は同一又は相当部分を示す。
すなわち、第1の動作状態において、第1の入出力端子1と第2の入出力端子2との間は、第1のスイッチング素子4のオフ状態によるオフ容量4aにより遮断状態とされる。
第1の動作状態において、第1の入出力端子1と第3の入出力端子3との間における第1の高周波線路5と第2の高周波線路12とにより、大電力の高周波信号に対して十分に高い耐電力が得られる。
一方、第1の入出力端子1と第3の入出力端子3との間に、第2のスイッチング素子8のオン状態によるオン抵抗8b及び第3のスイッチング素子11のオン状態によるオン抵抗11bにより、抵抗性回路17が存在し、第1の入出力端子1と第2の入出力端子2との間を通過する高周波信号に対して、第1の入出力端子1から第1の高周波線路5を見込んだインピーダンスが高周波数的に開放となる。
第2の動作状態において、第1の入出力端子1から第3の入出力端子3間を見込んだ高周波数的なインピーダンスを広帯域の周波数に対して開放状態とすることができ、第1の入出力端子1と第2の入出力端子2との通過状態を広帯域周波数に亘って低損失な通過特性を有する状態にできる。
また、第1のスイッチング素子4、第2のスイッチング素子8、及び第3のスイッチング素子11それぞれを制御する制御信号として、同じ第1の制御信号だけでよいので、高周波スイッチの構成が簡単になる。
Claims (12)
- 第1の入出力端子と第2の入出力端子との間に接続され、第1の制御信号が入力される第1のスイッチング素子と、
前記第1の入出力端子に一端が接続された第1の高周波線路と、
前記第1の高周波線路の他端に一端が接続された第1の誘導性素子と、
前記第1の誘導性素子の他端に一端が接続された第1の容量性素子と、
前記第1の容量性素子に並列接続され、前記第1の制御信号が入力される第2のスイッチング素子と、
前記第1の容量性素子の他端とグラウンドノードとの間に接続された第2の誘導性素子と、
前記第1の容量性素子の他端と前記グラウンドノードとの間に接続された第2の容量性素子と、
前記第2の誘導性素子及び前記第2の容量性素子に並列接続され、前記第1の制御信号が入力される第3のスイッチング素子と、
前記第1の容量性素子の他端と第3の入出力端子との間に接続された第2の高周波線路と、
を備える高周波スイッチ。 - 前記第2の入出力端子とグラウンドノードとの間に接続され、前記第1の制御信号と相補の関係にある第2の制御信号が入力される第4のスイッチング素子をさらに備える請求項1に記載の高周波スイッチ。
- 前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子と前記第3のスイッチング素子はそれぞれ電界効果トランジスタである請求項1に記載の高周波スイッチ。
- 前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子と前記第3のスイッチング素子の内少なくとも1つのスイッチング素子は、直列接続された複数の電界効果トランジスタにより構成された請求項1に記載の高周波スイッチ。
- 前記第1のスイッチング素子から前記第3のスイッチング素子が前記第1の制御信号により遮断状態になると、前記第1の誘導性素子と前記第1の容量性素子と前記第2のスイッチング素子並びに前記第2の誘導性素子と前記第2の容量性素子と前記第3のスイッチング素子によりLC形フィルタを構成し、
前記第1のスイッチング素子から前記第3のスイッチング素子が前記第1の制御信号により通過状態になると、前記第2のスイッチング素子と前記第3のスイッチング素子と前記第2の高周波線路により抵抗性回路を構成する、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の高周波スイッチ。 - 前記第2の誘導性素子のインダクタンスが前記第1の誘導性素子のインダクタンスのa倍であり、
前記第3のスイッチング素子の遮断状態におけるオフ容量と前記第2の容量性素子の容量との第2の合成容量が前記第2のスイッチング素子の遮断状態におけるオフ容量と前記第1の容量性素子の容量との第1の合成容量のa分の1倍であり、
前記第1のスイッチング素子から前記第3のスイッチング素子が前記第1の制御信号により遮断状態になると、前記第1の誘導性素子と前記第1の容量性素子と前記第2のスイッチング素子並びに前記第2の誘導性素子と前記第2の容量性素子と前記第3のスイッチング素子により右手系/左手系複合線路の様態を示し、
前記第1のスイッチング素子から前記第3のスイッチング素子が前記第1の制御信号により通過状態になると、前記第2のスイッチング素子と前記第3のスイッチング素子と前記第2の高周波線路により抵抗性回路を構成する、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の高周波スイッチ。 - 前記aは0.5から2.0の範囲である請求項6に記載の高周波スイッチ。
- 前記第1の高周波線路の電気長及び前記第2の高周波線路の電気長は、前記第2のスイッチング素子及び前記第3のスイッチング素子が前記第1の制御信号により通過状態になるとき、前記第1の入出力端子から前記第1の高周波線路を見込んだインピーダンスが前記第1の入出力端子と前記第2の入出力端子との間を通過する高周波信号の周波数に対して高周波数的に開放となる値である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の高周波スイッチ。
- 前記第1の高周波線路の電気長及び前記第2の高周波線路の電気長は、前記第2のスイッチング素子及び前記第3のスイッチング素子が前記第1の制御信号により通過状態になるとき、前記第1の入出力端子から前記第1の高周波線路を見込んだインピーダンスが前記第1の入出力端子と前記第2の入出力端子との間を通過する高周波信号の周波数に対して高周波数的に開放となる値である請求項6に記載の高周波スイッチ。
- 前記第1の高周波線路の電気長は前記第1の入出力端子と前記第2の入出力端子との間を通過する高周波信号の周波数に対して16分の1波長以下であり、
前記第2の高周波線路の電気長は前記第1の入出力端子と前記第2の入出力端子との間を通過する高周波信号の周波数に対して8分の1波長以下である、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の高周波スイッチ。 - 前記第1の高周波線路の電気長は前記第1の入出力端子と前記第2の入出力端子との間を通過する高周波信号の周波数に対して16分の1波長以下であり、
前記第2の高周波線路の電気長は前記第1の入出力端子と前記第2の入出力端子との間を通過する高周波信号の周波数に対して8分の1波長以下である、
請求項6に記載の高周波スイッチ。 - 前記第1の高周波線路の電気長は前記第1の入出力端子と前記第2の入出力端子との間を通過する高周波信号の周波数に対して16分の1波長以下であり、
前記第2の高周波線路の電気長は前記第1の入出力端子と前記第2の入出力端子との間を通過する高周波信号の周波数に対して8分の1波長以下である、
請求項8に記載の高周波スイッチ。
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