JP7521234B2 - 操作装置 - Google Patents
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Description
本発明は、従来の未解決の課題に着目してなされたものであり、操作装置の省電力性能を保ちつつ、ユーザによる操作性の低下を抑制することの可能な操作装置を提供することを目的としている。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一部分には同一符号を付している。ここでは、本発明に係る操作装置を、空気調和機を制御するための条件設定等を行う操作装置に適用した場合について説明する。
空気調和機1は、室内機2と、室外機3と、操作装置4とを備える。
室内機2は、室内機制御部2aと、後述の装置通信部4bとの間で双方向通信を行う室内機通信部2bとを備える。室内機制御部2aは、室内機通信部2bを介して操作装置4から動作指令信号を受信し、動作指令信号に応じて室内機2の動作制御を行う。
操作装置4は、装置制御部(制御部)4aと、装置通信部4bと、近接センサ4cと、入力操作部4eと、表示部4fと、記憶部4gと、を備え、装置制御部4aは、処理過程で必要な情報を記憶するための記憶部4aaを備える。
メニュー画面NP1は、機能設定用のサブ画面SP1に対応するメニュー画面であり、選択可能な機能の項目を一覧表示する。メニュー画面NP2は、メニュー画面NP1で選択された項目「12 初期設定」に対応するメニュー画面であり、選択可能な初期設定の項目を一覧表示する。なお、メニュー画面NP1で、他の項目が選択された場合にはそれぞれに対応するメニュー画面が表示される。
同様に、第2階層の画面で入力操作部4eに対して操作が行われた結果表示される画面、図3では、メニュー画面NP1で項目「12 初期設定」が選択された結果表示されるメニュー画面NP2を第3階層の画面という。同様に、第3階層の画面で入力操作部4eに対して操作が行われた結果表示される画面、図3では、メニュー画面NP2で項目「1 時刻設定」が選択された結果表示されるメニュー画面NP3を第4階層の画面という。
入力操作部4eは、選択キー11と決定キー12とを含み、これら選択キー11及び決定キー12はタッチセンサで形成されている。選択キー11は、4つの選択キー11a~11dを含む。表示部4fを基準にして、選択キー11aは奥側に、選択キー11bは手前側に、選択キー11cは左側に、選択キー11dは右側にそれぞれ配置される。また、決定キー12は表示部4fの右下コーナーに配置される。
また、筐体41の上面の、表示部4fの手前側には、近接センサ4cが設けられている。近接センサ4cは、2つの非接触式センサ4ca、4cbが、左右方向に間隔をあけて配置されている。
装置制御部4aは、起動されると通常モードで動作し(ステップS1)、表示部4fには、初期画面が表示される。装置制御部4aは、入力操作部4eに対して操作が行われる毎に操作回数をカウントする(ステップS2)。入力操作部4eに対して操作が行われてから一定時間が経過するまでの間に入力操作部4eに対して操作が行われたならば(ステップS3-N)、ステップS1に戻って、引き続き通常モードで動作し、入力操作部4eに対する操作に応じて表示部4fに表示される設定画面を切り替える。そして、入力操作部4eに対する操作が行われてから一定時間が経過するまでに次の操作が行われない場合には、保持時間を設定する(ステップS4)。具体的には、ステップS2でカウントした操作回数と、乗算係数αとを乗算し、乗算値を保持時間とする。つまり、保持時間は、操作回数が多いほどより長い時間に設定される。乗算係数αは、操作回数に対して予め設定された係数である。
そして、入力操作が行われないときには(ステップS6ーN)、ステップS5の処理を繰り返し行い、省電力モードを維持する。入力操作が行われたときには(ステップS6ーY)、ステップS7に移行する。ステップS7では、省電力モードに移行した時点から保持時間が経過したか否かを判定し、保持時間が経過していれば(ステップS7ーY)、次のステップへと進む。次のステップでは、表示情報として初期画面を設定する(ステップS8)。その後、ステップS1に戻り、通常モードに移行する。省電力モードで動作中に、入力操作部4eに対して操作が行われた時点で、省電力モードに移行してからの経過時間が保持時間以上のときには、初期画面が表示情報として設定される。そのため、通常モードに移行したとき、表示部fには、初期画面が表示される。
操作装置4において、例えば、現在時刻を設定する場合、現在時刻を設定するためのメニュー画面NP3は図3に示すように、サブ画面SP1の下位の第4階層にあるため、メニュー画面NP3を表示させる必要がある。
ユーザは、まず、操作装置4の表示部4f上で手をかざす等をして操作装置4を起動する。操作装置4が起動されると、操作装置4は通常モードで動作し、表示部4fに初期画面としてメイン画面MPが表示される。
ユーザが、メニュー画面NP3が表示されるまで、一定時間が経過する前に、選択キー11或いは決定キー12に対して操作を行った場合には、図4のステップS2の処理が繰り返し行われ、操作回数がカウントされると共に、表示部4fにおける画面表示が順に切り替わり、メニュー画面NP3が表示される。
表示部4fに初期画面としてメイン画面MPが表示されている状態から、表示部4fにメニュー画面NP3を表示させるためには、入力操作部4eに対する複数回の操作が必要となる。そのため、操作回数が多いほど、保持時間を長くし初期画面(メイン画面MP)に戻り難くすることで、ユーザが入力操作部4eに対して操作を行う際に、考えている途中で初期画面(メイン画面MP)に戻ってしまうことを抑制しやすくすることができる。また、保持時間を経過した後は初期画面(メイン画面MP)を表示させることにより、例えば他ユーザが設定する際の混乱を抑止することができる。
また、入力操作部4eに対する操作を中断している間は、表示部4fは省電力モードとなる。そのため、操作を中断している間の消費電力の削減を図ることができる。
また、初期画面(メイン画面MP)から操作を中断した時の現画面に至るまでの階層数を検出し、階層数に応じた時間を保持時間として設定してもよい。具体的には、階層数と、階層数に対して予め設定された係数とを乗算した値を保持時間としてもよい。
また、上記実施形態においては、操作装置4として、据置型の操作装置を用いた場合について説明したが、これに限るものではなく、手に持って操作するタイプの操作装置や、壁に取り付けられている操作装置等であっても適用することができる。
2 室内機
2a 室内機制御部
2b 室内機通信部
3 室外機
4 操作装置
4a 装置制御部
4aa 記憶部
4b 装置通信部
4c 近接センサ
4e 入力操作部
4f 表示部
4g 記憶部
11 選択キー
12 決定キー
Claims (5)
- 表示部と、入力操作部と、当該入力操作部に対する操作に応じた設定画面を前記表示部に表示する制御部と、を備え、
前記入力操作部に対する操作があったときには通常モードで動作し、前記入力操作部に対する操作が一定時間行われないときには、通常モードよりも低消費電力である省電力モードに移行する空気調和機の操作装置であって、
前記省電力モードに移行したときの前記設定画面を、前記入力操作部に対する操作に応じて可変的に設定される保持時間の間、前記表示部に表示する表示情報として維持し、
前記省電力モードに移行してから、再び前記入力操作部に対する操作が行われるまでの時間が、前記保持時間未満のときには、前記省電力モードに移行したときの前記設定画面を前記表示部に表示し、
前記省電力モードに移行してから、再び前記入力操作部に対する操作が行われるまでの時間が、前記保持時間以上のときには、前記表示部に初期画面を表示し、
前記保持時間は、前記初期画面から前記省電力モードに移行したときの前記設定画面に至るまでの前記入力操作部に対する操作回数が多い時ほど長くなるように設定されることを特徴とする操作装置。 - 前記制御部は、前記初期画面から前記省電力モードに移行したときの設定画面に至るまでの前記入力操作部に対する操作回数を検出し、
前記操作回数と、予め設定された係数との積を前記保持時間とすることを特徴とする請求項1に記載の操作装置。 - 表示部と、入力操作部と、当該入力操作部に対する操作に応じた設定画面を前記表示部に表示する制御部と、を備え、
前記入力操作部に対する操作があったときには通常モードで動作し、前記入力操作部に対する操作が一定時間行われないときには、通常モードよりも低消費電力である省電力モードに移行する空気調和機の操作装置であって、
前記省電力モードに移行したときの前記設定画面を、前記入力操作部に対する操作に応じて可変的に設定される保持時間の間、前記表示部に表示する表示情報として維持し、
前記省電力モードに移行してから、再び前記入力操作部に対する操作が行われるまでの時間が、前記保持時間未満のときには、前記省電力モードに移行したときの前記設定画面を前記表示部に表示し、
前記省電力モードに移行してから、再び前記入力操作部に対する操作が行われるまでの時間が、前記保持時間以上のときには、前記表示部に初期画面を表示し、
前記制御部は、前記初期画面から前記省電力モードに移行したときの設定画面に至るまでの間に、前記入力操作部に対する操作により遷移した画面の画面数を検出し、
前記画面数と、予め設定された係数との積を前記保持時間とすることを特徴とする操作装置。 - 表示部と、入力操作部と、当該入力操作部に対する操作に応じた設定画面を前記表示部に表示する制御部と、を備え、
前記入力操作部に対する操作があったときには通常モードで動作し、前記入力操作部に対する操作が一定時間行われないときには、通常モードよりも低消費電力である省電力モードに移行する空気調和機の操作装置であって、
前記省電力モードに移行したときの前記設定画面を、前記入力操作部に対する操作に応じて可変的に設定される保持時間の間、前記表示部に表示する表示情報として維持し、
前記省電力モードに移行してから、再び前記入力操作部に対する操作が行われるまでの時間が、前記保持時間未満のときには、前記省電力モードに移行したときの前記設定画面を前記表示部に表示し、
前記省電力モードに移行してから、再び前記入力操作部に対する操作が行われるまでの時間が、前記保持時間以上のときには、前記表示部に初期画面を表示し、
前記表示部に表示される画面は、階層構造の複数の設定画面を含み、
前記制御部は、前記初期画面から前記省電力モードに移行したときの設定画面に至るまでの間に、前記入力操作部に対する操作により遷移した階層数を検出し、
前記階層数と、予め設定された係数との積を前記保持時間とすることを特徴とする操作装置。 - 表示部と、入力操作部と、当該入力操作部に対する操作に応じた設定画面を前記表示部に表示する制御部と、を備え、
前記入力操作部に対する操作があったときには通常モードで動作し、前記入力操作部に対する操作が一定時間行われないときには、通常モードよりも低消費電力である省電力モードに移行する空気調和機の操作装置であって、
前記省電力モードに移行したときの前記設定画面を、前記入力操作部に対する操作に応じて可変的に設定される保持時間の間、前記表示部に表示する表示情報として維持し、
前記省電力モードに移行してから、再び前記入力操作部に対する操作が行われるまでの時間が、前記保持時間未満のときには、前記省電力モードに移行したときの前記設定画面を前記表示部に表示し、
前記省電力モードに移行してから、再び前記入力操作部に対する操作が行われるまでの時間が、前記保持時間以上のときには、前記表示部に初期画面を表示し、
前記制御部は、前記表示部に前記初期画面が表示されている状態で前記入力操作部に対する操作が開始された時刻から、前記省電力モードに移行したときに前記表示部に表示される前記設定画面に至るまでの間に、前記入力操作部に対する操作が最後に行われた時刻までの時間を操作時間として計測し、
前記操作時間と、予め設定された係数との積を前記保持時間とすることを特徴とする操作装置。
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