JP6188613B2 - 制御装置、リモートコントローラ及び動作クロック切替方法 - Google Patents

制御装置、リモートコントローラ及び動作クロック切替方法 Download PDF

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本発明は、制御装置、リモートコントローラ及び動作クロック切替方法に関する。
近年、家電機器や設備機器などを操作するためのリモートコントローラ(リモコン)においては、ユーザの利便性を向上させるため、フルドット液晶表示器を備え、GUI(グラフィカルユーザインタフェース)を採用するものも珍しくない。
フルドット液晶表示器を備えたリモコンでは、液晶自体の消費電力が大きくなるため、内蔵する電池の寿命が短期化する課題があった。このため、ユーザが使用していない間、液晶を消灯したり、マイクロコンピュータの動作を低消費電力モードに設定したりすること等の対策が講じられていた。しかしながら、ユーザが使用している(操作している)間は適用できず、消費電力の低減に限界があった。
上記以外の対策として、例えば特許文献1には、複数種類のタスクの優先度毎に演算処理装置の動作周波数を対応付けておき、さらに、現在時刻に応じて動作周波数を補正するクロック制御装置が記載されている。
特開2009−289082号公報
このクロック制御装置では、実行中のタスクの優先度が低ければ、演算処理装置の動作周波数を低くして低消費電力化を図り、一方、実行中のタスクの優先度が高ければ、演算処理装置の動作周波数を高くして処理能力の向上を図っている。また、演算処理装置の動作周波数は現在時刻に対応する補正値によって補正されるので、処理タスク数が少ない時間帯には演算処理装置の処理能力を低くして消費電力を抑えるようにしている。
上記の技術は、マルチタスクで動作するマイコンにおいては有効性があるといえる。しかしながら、電池駆動のリモコンに搭載されるマイコンにおいては、未だシングルタスクで動作するものが多いのも事実である。したがって、このようなシングルタスクのマイコン(制御装置)においても消費電力を低減させ得る新たな技術の提案が望まれているのが実情である。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、シングルタスクであっても消費電力の低減が図れる制御装置、リモートコントローラ及び動作クロック切替方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る制御装置は、
画面シーンの遷移条件が定義された画面遷移条件テーブルと、
複数の処理フェーズの各々と動作クロックとが対応付けられたクロックパターンが複数登録されたクロックパターンテーブルと、
画面シーンと1つのクロックパターンとが対応付けられた画面別パターンが複数登録された画面別パターンテーブルと、
動作クロックを生成するクロック生成部と、
動作クロックの切り替え制御を行うクロック制御部と、
ユーザにより操作された内容と、現在の画面シーンと、前記画面遷移条件テーブルと、に基づいて、予め定めた処理を実行する制御部と、を備え、
前記制御部は、予め定めた条件が成立すると、前記クロック制御部に画面シーン及び処理フェーズを指定し、
前記クロック制御部は、前記画面別パターンテーブルと、前記クロックパターンテーブルとを参照して、前記指定された画面シーン及び処理フェーズに該当する動作クロックを判別し、判別した動作クロックを前記クロック生成部に生成させる、ことを特徴とする。
本発明によれば、画面シーンと処理フェーズとに応じた動作クロックが生成されるため、シングルタスクであっても消費電力の低減が図れる。
本発明の実施形態に係るリモートコントローラの構成を示すブロック図である。 本実施形態の中央演算装置(制御装置)の構成を示すブロック図である。 本実施形態の中央演算装置(制御装置)のデータ記憶部に記憶されるテーブルを示す図である。 本実施形態の画面遷移条件テーブルの一例を示す図である。 本実施形態のクロックパターンテーブルの一例を示す図である。 本実施形態の画面別パターンテーブルの一例を示す図である。 本実施形態の中央演算装置(制御装置)によって実行される中央演算処理の手順を示すフローチャートである。 本実施形態の中央演算処理に含まれる動作クロック設定処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るリモートコントローラ1の構成を示す図である。このリモートコントローラ1は、ユーザが、図示しない空調機(制御対象機器)を操作するための装置である。なお、制御対象機器は、この他にも、照明器やセキュリティシステムなどであってもよく、様々な家電機器や設備機器が、リモートコントローラ1の操作対象となり得る。
リモートコントローラ1は、図1に示すように、ユーザからの入力操作を受け付けるための操作受付部2と、情報を表示するための表示部3と、画面描画の際に使用される画面データ等を記憶する画面データ記憶部4と、描画処理を行う描画演算部5と、リモートコントローラ1の統括的な制御を行う中央演算装置6と、を備える。
操作受付部2は、タッチパネル、タッチパッド等を含んで構成され、ユーザからの入力操作を受け付け、受け付けた入力操作に応じた信号(操作信号)を中央演算装置6に出力する。表示部3は、例えば、フルドット形式のLCD(Liquid Crystal Display)パネル等を含んで構成される液晶デバイスである。表示部3は、描画演算部5が描画した(生成した)画面を表示する。
画面データ記憶部4は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、シリアルフラッシュROM(Read Only Memory)、パラレルフラッシュROM等から構成される。画面データ記憶部4は、画面描画の際に、描画演算部5により読み出され、使用される画面データや描画シーケンス等を記憶する。
描画演算部5は、描画処理専用のハードウェア回路で構成される。描画演算部5は、中央演算装置6からの描画コマンドを受信すると、かかる描画コマンドに対応する画面データを画面データ記憶部4から読み出す。そして、描画演算部5は、読み出した画面データに基づいて表示用の画面を生成し、表示部3に出力する。
中央演算装置6(制御装置)は、ユーザにより操作された内容に応じて、空調機の動作を制御したり、表示部3に表示させる内容の変更等を行うマイクロコンピュータである。
中央演算装置6は、図2に示すように、中央演算装置6を統括的に制御する制御部60と、空調機と通信するための通信部61と、後述する各種のテーブルを記憶するデータ記憶部62と、プログラムや該プログラムの実行時に使用されるデータ等を記憶するROM63と、制御部60の作業領域として使用されるRAM64と、制御部60が生成した描画コマンドを描画演算部5に送信するための通信インタフェースであるコマンド送信部65と、操作受付部2から出力された操作信号を入力する入力ポート66と、動作クロックを生成するクロック生成部67と、クロック生成部67に生成させる動作クロックを設定するクロック制御部68と、を備える。
制御部60は、CPU(Central Processing Unit)等を含んで構成され、ROM63から読み込んだプログラムを解釈し、その内容に従って演算処理や各構成部の制御を行う。通信部61は、空調機(制御対象機器)と通信するための通信インタフェースであり、本実施形態では、通信部61は、空調機と赤外線による光無線データ通信を行う。通信部61は、制御部60が生成した制御データを空調機に送信する。
データ記憶部62は、例えば、EEPROM等から構成される読み書き可能な不揮発性のメモリである。データ記憶部62は、図3に示すように、画面遷移条件テーブル620と、クロックパターンテーブル621と、画面別パターンテーブル622と、を記憶する。これらのテーブルの詳細については後述する。
クロック生成部67は、水晶発振器等により構成され、中央演算装置6の各構成部に動作の基準となる動作クロックを生成する。なお、クロック生成部67は、外部から供給されるベースクロックを分周、逓倍することで動作クロックを生成してもよい。クロック生成部67が生成する動作クロックには、通常クロック(第1の動作クロック)と低クロック(第2の動作クロック)の2通りがあり、クロック制御部68からの指令に従って切り替えられる。本実施形態では、通常クロックが20MHzであり、低クロックが10MHzである。
クロック制御部68は、画面別パターンテーブル622と、クロックパターンテーブル621とを参照して、制御部60から指定された画面シーン及び処理フェーズに該当する動作クロックを判別する。そして、判別した動作クロックが現在の動作クロックと異なる場合には、判別した動作クロックに切り替えることをクロック生成部67に指令する。
ここで、画面シーンとは、表示部3に表示する画面であり、例えば、トップ画面、詳細設定メニュー画面、予約設定画面等、目的別の画面をいう。また、処理フェーズとは、制御部60による処理のフェーズを示す。本実施形態では、処理フェーズは、オープンフェーズ、イベントフェーズ、定常フェーズの3つに分類される。
オープンフェーズとは、画面シーンの切り替えに係る処理のフェーズを示し、イベントフェーズとは、ユーザ操作に応じた処理の内、オープンフェーズでの処理を除く部分の処理のフェーズを示す。
イベントフェーズでは、例えば、制御部60は、ユーザの操作内容に応じて、空調機(制御対象機器)を制御するために保持しているデータ(内部データ)を更新し、更新した内部データに基づいて制御データを生成し、生成した制御データの空調機への送信を通信部61に指令する処理を行う。また、例えば、制御部60は、表示中の画面シーンにおける表示内容を変更させるための描画コマンドを生成し、コマンド送信部65を介して描画演算部5に送信する処理を行う。
定常フェーズとは、ユーザ操作を起因としない処理のフェーズを示す。定常フェーズでは、例えば、制御部60は、表示中の画面シーンの時刻表示を更新する処理や、図示しない温度センサの計測結果に基づいて、表示中の画面シーンにおける室内温度の表示を更新する処理等を行う。
続いて、データ記憶部62に記憶されている各テーブルについて説明する。画面遷移条件テーブル620とは、画面シーンの遷移条件が定義されたデータテーブルである。具体的には、図4に示すように、画面遷移条件テーブル620には、表示中の画面シーンを示す情報が格納される「画面ID」項目と、遷移条件となる操作内容が格納される「操作内容」項目と、遷移後の画面シーンを示す情報が格納される「次画面ID」項目と、を含むレコードが複数登録されている。
より詳細には、「画面ID」項目には、表示中、即ち、現在の画面シーンを示すID(画面ID)が格納され、「次画面ID」項目には、遷移後、即ち、次に表示される画面シーンを示す画面IDが格納される。「操作内容」項目には、「画面ID」項目に格納されている画面IDに対応する画面シーンから、「次画面ID」項目に格納されている画面IDに対応する画面シーンに遷移する条件となるユーザの操作内容が格納される。図4の例では、表示部3によりトップ画面が表示されているときに、ユーザにより温度設定を変更する操作が行われると、表示される画面シーンが設定確認画面に切り替わることが示されている。
クロックパターンテーブル621は、複数の処理フェーズ(オープンフェーズ、イベントフェーズ、定常フェーズ)の各々と動作クロックとが対応付けられたデータテーブルである。具体的には、図5に示すように、クロックパターンテーブル621には、クロックパターンを識別するための情報が格納される「パターンID」項目と、処理フェーズ毎に動作クロックを示す情報が格納される「処理フェーズ」項目とを含むレコードが、クロックパターンの総数分、登録されている。
「パターンID」項目には、クロックパターンを識別するために予め割り振ったID(パターンID)が格納される。「処理フェーズ」項目を構成する各項目(「オープンフェーズ」項目、「イベントフェーズ」項目、「定常フェーズ」項目)には、通常クロック(20MHz)又は低クロック(10MHz)の何れかを示す情報が格納される。
画面別パターンテーブル622は、画面シーンと1つのクロックパターンとが対応付けられたデータテーブルである。具体的には、図6に示すように、画面別パターンテーブル622には、「画面ID」項目と「パターンID」項目とを含むレコードが、画面シーンの総数分、登録されている。
ここで、図6で示される各画面IDに対応する画面シーンの内容について説明する。先ず、画面ID“0”に対応するトップ画面では、設定されている一部の内容(運転モード、温度等)、室内温度、時刻等が表示されると共に、設定内容の変更や確認用のアイコン等が表示される。画面ID“1”に対応する詳細設定メニュー画面では、詳細設定用のメニュー画面が表示される。画面ID“2”に対応する予約設定画面では、ON/OFFタイマ機能等の予約機能をユーザが設定するための画面が表示される。画面ID“3”に対応する風設定画面では、風量や風向をユーザが設定するための画面が表示される。
画面ID“4”に対応する設定確認画面では、全設定内容が表示される。画面ID“5”に対応する時刻設定画面では、現在時刻をユーザが設定するための画面が表示される。画面ID“6”に対応するセンサ設定画面では、空調機(制御対象機器)に設けられているセンサ(例えば、温度センサ)の感度をユーザが設定するための画面を表示する。
図7は、中央演算装置6によって実行される処理(中央演算処理)の手順を示すフローチャートである。この中央演算処理は、予め定めた周期で繰り返し実行される。
制御部60は、ユーザ操作があったか否かを判別する(ステップS101)。具体的には、制御部60は、入力ポート66に操作受付部2からの操作信号が入力されたか否かを判別する。ユーザ操作があった場合(ステップS101;YES)、制御部60は、現在の画面シーンを示す画面IDとイベントフェーズを示す番号(フェーズ番号)をパラメータとして、クロック制御部68にイベントフェーズ用の動作クロックの設定を指示する。かかる指示を受けて、クロック制御部68は、動作クロック設定処理を実行する(ステップS102)。
そして、制御部60は、イベントフェーズにおける処理を実行する(ステップS103)。例えば、制御部60は、ユーザによって操作された内容に応じて、空調機(制御対象機器)を制御するために、データ記憶部62やRAM64に記憶しているデータ(内部データ)を更新する。また、制御部60は、更新した内部データに基づいて制御データを生成し、生成した制御データの送信処理を通信部61に指示する。また、例えば、制御部60は、表示中の画面シーンにおける表示内容を変更させるための描画コマンドを生成し、コマンド送信部65を介して描画演算部5に送信する。
一方、ユーザ操作がなかった場合(ステップS101;NO)、制御部60は、現在の画面シーンを示す画面IDと定常フェーズを示すフェーズ番号をパラメータとして、クロック制御部68に定常フェーズ用の動作クロックの設定を指示する。かかる指示を受けて、クロック制御部68は、動作クロック設定処理を実行する(ステップS104)。そして、制御部60は、定常フェーズにおける処理を実行し(ステップS105)、中央演算処理を終了する。定常フェーズでは、制御部60は、例えば、表示中の画面シーンにおける時刻表示や室内温度の表示を更新する処理等を行う。
ステップS103に続くステップS106では、制御部60は、現在の画面シーンと、ユーザ操作の内容と、画面遷移条件テーブル620と、に基づいて、画面シーンの切り替え要否を判別する。画面シーンの切り替えが必要でない場合(ステップS106;NO)、制御部60は中央演算処理を終了する。一方、画面シーンの切り替えが必要である場合(ステップS106;YES)、制御部60は、画面シーン切替前処理を実行する(ステップS107)。
この画面シーン切替前処理には、例えば、表示部3に表示中のアニメーションを停止する処理や、表示中画面情報を更新する処理が含まれる。表示中画面情報は、表示中の画面シーンを示す情報であり、データ記憶部62やRAM64に記憶される。本実施形態では、表示中画面情報には、表示中の画面シーンを示す画面IDが含まれる。
続くステップS108では、制御部60は、表示中画面情報に含まれる画面ID、即ち、切り替え後の画面シーンを示す画面IDとオープンフェーズを示すフェーズ番号をパラメータとして、クロック制御部68にオープンフェーズ用の動作クロックの設定を指示する。かかる指示を受けて、クロック制御部68は、動作クロック設定処理を実行する(ステップS108)。
そして、制御部60は、オープンフェーズにおける処理を実行し(ステップS109)、中央演算処理を終了する。オープンフェーズでは、制御部60は、切り替え後の画面シーンを構成する各情報の取得処理や生成処理などを行う。そして、制御部60は、その処理結果に基づいて描画コマンドを生成し、コマンド送信部65を介して描画演算部5に送信する。これにより、表示中画面情報で示される画面シーンが描画演算部5によって描画され、表示部3に表示される。
続いて、上記のステップS102、S104、S108で実行される動作クロック設定処理について、図8のフローチャートを参照して説明する。クロック制御部68は、画面別パターンテーブル622と、クロックパターンテーブル621とを参照して、制御部60から指定されたパラメータ、即ち、画面シーン及び処理フェーズに該当する動作クロックを判別する(ステップS201)。具体的には、クロック制御部68は、画面別パターンテーブル622を参照して、指定された画面IDに対応するパターンIDを取得する。そして、クロック制御部68は、クロックパターンテーブル621を参照して、取得したパターンID及び指定されたフェーズ番号(処理フェーズ)に対応する動作クロックを取得する。
次にクロック制御部68は、動作クロックの変更が必要であるか否かを判別する(ステップS202)。具体的は、クロック制御部68は、上記判別した動作クロックと現在の動作クロックとを比較し、両者が異なる場合に変更が必要であると判別し、一致する場合には、必要がないと判別する。
上記の判別の結果、動作クロックの変更が必要でない場合(ステップS202;NO)、クロック制御部68は、動作クロック設定処理を終了する。一方、動作クロックの変更が必要である場合(ステップS202;YES)、クロック制御部68は、割り込みの禁止設定を行い(ステップS203)、周辺機能の停止処理を実行する(ステップS204)。ここでの周辺機能とは、中央演算装置6に搭載されたハードウェアによる機能であり、例えば、赤外線送信機能や、ブザーを鳴らすためのPWM機能などが該当する。また、周辺機能の停止処理には、例えば、中央演算装置6が備える周辺機能設定レジスタの開始/停止ビットを停止に設定する処理などが含まれる。
クロック制御部68は、上記判別した動作クロックに切り替えることをクロック生成部67に指令する(ステップS205)。かかる指令を受けたクロック生成部67は、自己が備えるレジスタ(分周、逓倍を設定するレジスタ等)に、変更後の動作クロックに応じた値を設定する。これによりクロック生成部67は、クロック制御部68により判別された動作クロックを生成する。
クロック制御部68は、中央演算装置6の周辺機能が備える特定のレジスタ(動作クロックに関連するレジスタ)に、変更後の動作クロックに応じた値を設定する(ステップS206)。動作クロックに関連するレジスタには、例えば、ブザーを鳴らすPWM機能において、所望の周波数を発生させるための値(例えば、動作クロックに対する比率)が設定されるレジスタなどが該当する。
それから、クロック制御部68は、周辺機能の停止を解除し(ステップS207)、割り込みの禁止を解除して(ステップS208)、動作クロック設定処理を終了する。
続いて、上述した中央演算装置6の動作を具体例を示して説明する。この例では、表示中の画面シーンが設定確認画面であり、ユーザによって特定の操作(例えば、戻るボタンの押下)が行われて、画面シーンがトップ画面に切り替わる場合の動作について説明する。この場合、制御部60は、ユーザ操作ありと判別し(図7のステップS101;YES)、現在の画面シーンを示す画面ID(4)とイベントフェーズを示すフェーズ番号(例えば、0)をパラメータとして、クロック制御部68にイベントフェーズ用の動作クロックの設定を指示する(ステップS102)。
クロック制御部68は、画面別パターンテーブル622を参照して、指定された画面ID(4)に対応するパターンID(1)を取得する。そして、クロック制御部68は、クロックパターンテーブル621を参照して、取得したパターンID(1)及び指定されたフェーズ番号(0)に対応する処理フェーズ(イベントフェーズ)から、該当する動作クロックとして「低クロック」を判別する(図8のステップS201)。現在の動作クロックも低クロックであるため(パターンID“1”の「定常フェーズ」項目には「低クロック」が格納されているため)、クロック制御部68は、動作クロックの変更は必要ないと判別し(ステップS202;NO)、動作クロックの切り替え指令をクロック生成部67に出すことなく、動作クロック設定処理を終了する。
制御部60は、イベントフェーズにおける処理を実行し(図7のステップS103)、トップ画面への切り替えが必要であるため(ステップS106;YES)、画面シーン切替前処理を実行する(ステップS107)。画面シーン切替前処理において、制御部60は、表示中画面情報の画面ID(4)をトップ画面を示す画面ID(0)に更新する。
制御部60は、次の画面シーンを示す画面ID(0)とオープンフェーズを示すフェーズ番号(例えば、1)をパラメータとして、クロック制御部68にオープンフェーズ用の動作クロックの設定を指示する(ステップS108)。
クロック制御部68は、画面別パターンテーブル622を参照して、指定された画面ID(0)に対応するパターンID(4)を取得する。そして、クロック制御部68は、クロックパターンテーブル621を参照して、取得したパターンID(4)及び指定されたフェーズ番号(1)に対応する処理フェーズ(オープンフェーズ)から、該当する動作クロックとして「通常クロック」を判別する(図8のステップS201)。現在の動作クロックは低クロックであるため、クロック制御部68は、動作クロックの変更は必要であると判別し(ステップS202;YES)、動作クロックの切り替え指令をクロック生成部67に出す。これにより、動作クロックが「低クロック」から「通常クロック」に切り替えられる。
そして、制御部60は、オープンフェーズにおける処理を実行する(図7のステップS109)。このオープンフェーズでは、制御部60は、トップ画面を構成する各情報の取得処理や生成処理などを行う。そして、制御部60は、その処理結果に基づいて描画コマンドを生成し、コマンド送信部65を介して描画演算部5に送信する。これにより、トップ画面が描画演算部5によって描画され、表示部3に表示される。
以上説明したように、本発明の本実施形態に係るリモートコントローラ1によれば、中央演算装置6において、画面シーンと処理フェーズとに応じて動作クロックを適宜切り替えるためシングルタスクのマイコンであっても消費電力の低減が図れる。例えば、複雑な画面シーン(トップ画面など)に係る処理では、通常クロックでの動作時間が長くなるように、一方、単純な画面シーン(初期設定など)に係る処理では、低クロックでの動作時間が長くなるように、動作クロックを動的に変更することができる。このため、消費電力を低減でき、内蔵する電池の寿命を長期化できる。
例えば、設定確認画面のように、表示情報が多く、オープンフェーズでは、データ演算負荷が大きいが、それ以降は、ユーザ操作に対する表示変更が発生しないタイプの画面シーンにおいて、オープンフェーズでは通常クロックで動作させ、他の処理フェーズでは低クロックで動作させることで、画面シーンの切り替え速度を保ったまま、低クロックでの動作時間を確保でき、結果として消費電力を低減できる。
また、詳細設定メニュー画面のように、通信が発生せず、表示情報は多くはないが、カーソルの移動などの応答性が要求される画面シーンにおいては、イベントフェーズでは通常クロックで動作させ、他の処理フェーズでは低クロックで動作させることで、ユーザの操作性を損なうことなく、低クロック動作の時間を確保でき、消費電力を低減できる。
また、風設定画面のような、ユーザ操作に伴い通信及び画面シーンの切り替えが発生する画面シーンでは、オープンフェーズ及びイベントフェーズでは通常クロックで動作させ、定常フェーズでは低クロックで動作させることで、通信中の動作クロックの変更を起因とした通信不良を回避しつつ、消費電力の低減が図れる。
また、本実施形態では、動作クロックを低クロックでは10MHz、通常クロックでは20MHzとして説明したが、このように2のN乗で動作クロックの組合せを構成することで、周辺機能のクロック関連レジスタの設定値の変更が容易になる。これにより動作クロックの切り替えが容易となり、切り替え処理時間による操作性の悪化を防止することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更は勿論可能である。
例えば、上記実施形態のリモートコントローラ1では、中央演算装置6とは別体で、画面データ等を記憶する画面データ記憶部4と、描画処理を行う描画演算部5とを設けていたが、これらを設けずに、中央演算装置6が描画処理機能を備える構成にしてもよい。
また、上記実施形態では、動作クロックを低クロックと通常クロックの2通りとしたが、3通り以上にしても構わない。例えば、3通りにした場合、クロックパターンも多くなり、より画面シーン毎の特性に合った動作クロックの切り替え制御が実現でき、消費電力の低減効果を高めることができる。
1 リモートコントローラ、2 操作受付部、3 表示部、4 画面データ記憶部、5 描画演算部、6 中央演算装置、60 制御部、61 通信部、62 データ記憶部、63 ROM、64 RAM、65 コマンド送信部、66 入力ポート、67 クロック生成部、68 クロック制御部

Claims (8)

  1. 画面シーンの遷移条件が定義された画面遷移条件テーブルと、
    複数の処理フェーズの各々と動作クロックとが対応付けられたクロックパターンが複数登録されたクロックパターンテーブルと、
    画面シーンと1つのクロックパターンとが対応付けられた画面別パターンが複数登録された画面別パターンテーブルと、
    動作クロックを生成するクロック生成部と、
    動作クロックの切り替え制御を行うクロック制御部と、
    ユーザにより操作された内容と、現在の画面シーンと、前記画面遷移条件テーブルと、に基づいて、予め定めた処理を実行する制御部と、を備え、
    前記制御部は、予め定めた条件が成立すると、前記クロック制御部に画面シーン及び処理フェーズを指定し、
    前記クロック制御部は、前記画面別パターンテーブルと、前記クロックパターンテーブルとを参照して、前記指定された画面シーン及び処理フェーズに該当する動作クロックを判別し、判別した動作クロックを前記クロック生成部に生成させる、
    ことを特徴とする制御装置。
  2. 前記処理フェーズは、オープンフェーズ、イベントフェーズ及び定常フェーズの3つのフェーズに分類され、
    前記オープンフェーズは、画面シーンの切り替えに係る処理のフェーズを示し、
    前記イベントフェーズは、ユーザ操作に応じた処理の内、前記オープンフェーズでの処理を除く部分の処理のフェーズを示し、
    前記定常フェーズは、ユーザ操作を起因としない処理のフェーズを示す、
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記クロックパターンにおいて、前記オープンフェーズ、前記イベントフェーズ及び前記定常フェーズの各々には、第1の動作クロックと前記第1の動作クロックより低い第2の動作クロックとの何れか一方が対応付けられている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記オープンフェーズと前記第1の動作クロックとが対応付けられ、前記イベントフェーズ及び前記定常フェーズの各々と前記第2の動作クロックとが対応づけられた第1のクロックパターンが前記クロックパターンテーブルに登録されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記イベントフェーズと前記第1の動作クロックとが対応付けられ、前記オープンフェーズ及び前記定常フェーズの各々と前記第2の動作クロックとが対応づけられた第2のクロックパターンが前記クロックパターンテーブルに登録されている、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の制御装置。
  6. 前記画面別パターンにおいて、前記第2のクロックパターンは、通信が発生しない画面シーンのみに対応付けられる、
    ことを特徴とする請求項5に記載の制御装置。
  7. 請求項1から6の何れか1項に記載の制御装置と、
    ユーザからの操作を受け付ける操作受付部と、
    表示部と、を備える、
    ことを特徴とするリモートコントローラ。
  8. 制御部が、予め定めた条件が成立すると、クロック制御部に画面シーン及び処理フェーズを指定し、
    前記クロック制御部が、複数の処理フェーズの各々と動作クロックとが対応付けられたクロックパターンが複数登録されたクロックパターンテーブルと、画面シーンと1つのクロックパターンとが対応付けられた画面別パターンが複数登録された画面別パターンテーブルとを参照して、前記指定された画面シーン及び処理フェーズに該当する動作クロックを判別し、判別した動作クロックをクロック生成部に生成させる、
    ことを特徴とする動作クロック切替方法。
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