JP7514391B2 - リソース決定方法、装置及びシステム - Google Patents

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Description

本出願は、2020年9月18日に中国国家知識産権局に出願された、「METHOD FOR PROCESSING ASSISTANCE INFORMATION FOR AVOIDING TRANSMISSION CONFLICT」と題する国特許出願第202010987361.5号及び2020年10月16日に中国国家知識産権局に出願された、「RESOURCE DETERMINING METHOD, APPARATUS, AND SYSTEM」と題する中国特許出願第202011115120.8号に対する優先権を主張するものであり、これらは参照によってその全体が本明細書に組み込まれる。
技術分野
本開示の実施形態は、通信技術の分野に関し、特に、リソース決定方法、装置及びシステムに関する。
通信技術の進化に伴い、あらゆるもののインターネット化(the internet of everything)も加速している。第三世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project、3GPP)のリリース14(Release、Rel-14)及びリリース15の間に、3GPPプラットフォームを自動車産業に拡張するように、ビークル・ツー・ビークル(vehicle-to-vehicle、V2V)及びビークル・ツー・エブリシング(vehicle-to-everything、V2X)サービスが、長期進化(Long Term Evolution、LTE)において導入される。Rel-14 V2Xはセンシング機構を提案している。端末はスペクトル使用状況をセンシングし、端末が後にサイドリンクリソース上でデータを送信するときに、リソースを選択するための基礎としてそのスペクトル使用状況を使用する。
リリース16の間、新しい無線(new radio、NR)V2Xの関連する設計が研究されている。更なる最適化が、リリース17の新しい無線(new radio、NR)サイドリンク(sidelink、SL)強化(enhancement)において議論されている。特に、リソース割り当ての強化に関して、Rel-14及びRel-15によって提案された電力消費削減ソリューションに基づいて、電力削減を実装するための更なる最適化又は新しいソリューションが提案されている。電力消費の削減に加えて、信頼性の向上とレイテンシの削減がソリューションの他の2つの主な目的であり、これらもリソース割り当ての強化に基づいている。Rel-14のセンシング機構は、端末によってデータを送信するために使用される。しかしながら、送信者端末として機能する端末の位置は、受信者端末の位置とは異なる。送信者端末によって選択されたサイドリンクリソースは、送信者端末に対して比較的弱い信号を有するか又は信号がない可能性があるが、受信者端末に対しては比較的強い信号を有する可能性がある。したがって、送信者端末がサイドリンクリソース上で受信者端末にデータを送信する場合、受信者端末のデータ受信品質は比較的劣る可能性がある。これに基づいて、受信者端末は、受信者端末によってセンシングされたサイドリンクリソースのグループに関する情報を送信者端末に推奨する可能性がある。サービスを伝送するとき、送信者端末は、受信者端末によって送信されたサイドリンクリソースのグループを考慮する。この利点は、受信者端末が近くの干渉状態を十分に考慮し、送信者端末にサイドリンクリソースのグループを通知し、そのため、送信者端末が、サイドリンクリソースのグループから受信者端末への送信に使用されるサイドリンクリソースを選択することができることである。
受信者端末によってサイドリンクリソースグループを送信者端末に推奨する目的は、受信者端末のサービス受信品質を向上させるためであるが、受信者端末は、サイドリンクリソースグループを決定する際に受信者端末の伝送を考慮するので、推奨されるサイドリンクリソースは、送信者端末にとって無効なリソースである可能性がある。
本開示の実施形態は、リソース決定方法、装置及びシステムを提供し、第2端末の伝送と、第1端末によって選択され、かつ第2端末にサービスを送るために使用されるか又は第2端末のために選択され、かつサービスを送るために使用される、サイドリンクリソースとの間の競合を回避する。
上記の目的を達成するために、本開示の実施形態は、以下の技術的解決策を提供する。
第1の側面によると、本開示の実施形態は、リソース決定方法を提供する。当該方法は、第1端末に適用され、当該方法は以下を含む:第1端末が、第2端末の伝送ステータスを決定するために使用される伝送情報を取得する。第1端末が、伝送ステータスに基づいて、データを送信するために第2端末によって使用され得る1つ以上のサイドリンクリソースを決定する。第1端末が、第1情報を第2端末に送信する。第1情報は、1つ以上のサイドリンクリソースに関する情報を示すために使用される。あるいは、本開示の実施形態は、リソース決定方法を提供する。当該方法は以下を含む:第1端末が、第2端末の伝送ステータスを決定するために使用される伝送情報を取得する。第1端末が、伝送ステータスに基づいて、第2端末に送信されるサービスを伝達するために使用され得る1つ以上のサイドリンクリソースを決定する。第1端末は、1つ以上のサイドリンクリソースの第1サイドリンクリソースで第2端末にサービスを送る。
本開示のこの実施形態で提供されるリソース決定方法によると、データを送信するために使用され得る1つ以上のサイドリンクリソースであって、第2端末の伝送ステータスを学習することなく第1端末によって第2端末のために決定される1つ以上のサイドリンクリソースは、第2端末の伝送と競合するサイドリンクリソースを含む可能性があり、競合するサイドリンクリソースは、第2端末にとって無効なリソースであり、あるいはサービスを伝達するために使用される第1サイドリンクリソースであって、第2端末の伝送ステータスを学習することなく第1端末によって選択される第1サイドリンクリソースは、第2端末の伝送に対応するリソースと競合する可能性があり、この競合の場合、第2端末は、第1サイドリンクリソースでサービスを正しく受け取ることができない可能性がある。しかしながら、本開示の実施形態では、第1端末が第2端末の伝送ステータスを取得し、その後、第1端末が、第2端末の伝送ステータスを参照して1つ以上のサイドリンクリソースを決定するため、第1端末によって第2端末のために決定される1つ以上のサイドリンクリソースは、第2端末の伝送に対応するリソースを含まないか、サービスを伝達するために第1端末によって選択される第1サイドリンクリソースは、第2端末の伝送に対応するリソースを含まない。これにより、第1端末によって第2端末のために決定される1つ以上のサイドリンクリソース又はサービスを伝達する第1サイドリンクリソースが、第2端末の伝送に対応するリソースと競合することを防ぐ。
可能な実装では、伝送ステータスが、以下のうちの1つ以上、すなわち、第1期間(time period)を示すために使用される情報、第2サイドリンクリソースを示すために使用される情報、第2期間を示すために使用される情報及び第3サイドリンクリソースを示すために使用される情報のうちの1つ以上を含むとき、サイドリンクリソースは、第2端末によってデータを送信するために使用され得る。
第1期間は、第2端末が受信を予約(reserve)している期間であるか、又は第1期間は、第2端末がサービスを受け取るために予約しているサイドリンクリソースの期間であるか、又は第1期間は、第2端末がサービスを送るために予約している期間であるか、又は第1期間は、第2端末がサービスを送るために予約しているサイドリンクリソースが位置する期間であるか、又は第1期間は、第2端末がサービスを受け取る傾向がある期間であるか、又は第1期間は、第2端末がサービスを受け取る傾向があるサイドリンクリソースの期間であるか、又は第1期間は、第2端末がサービスを送る傾向がない期間であるか、又は第1期間は、第2端末がサービスを送る傾向がないサイドリンクリソースの期間である。
本開示のこの実施形態では、第2端末がサービスを受け取る傾向がない期間又は第2端末がサービスを受け取る傾向がないサイドリンクリソースに適用可能なシナリオは、例えば第2端末が不連続の受信機構(discontinuous reception mechanism)を使用することであり得る。この場合、第2端末は、以下の状態、すなわち、スリープ状態とアクティブ状態を有する。スリープ状態では、第2端末はサービスを受け取らない可能性がある。したがって、第2端末がスリープ状態にある期間は、第2端末がサービスを受け取る傾向がない期間又は第2端末がサービスを受け取る傾向がないサイドリンクリソースの期間と見なされてよい。例えばサイドリンクリソースが、第2端末がスリープ状態にある対応する期間に位置する場合、サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取る傾向がないサイドリンクリソースと見なされてよい。
しかしながら、第2端末がアクティブ状態にあるとき、第2端末はサービスを受け取る可能性がある。したがって、第2端末がアクティブ状態にある期間は、第2端末がサービスを受け取る傾向がある期間と見なされてよい。同様に、サイドリンクリソースが、第2端末がアクティブ状態にある対応する期間に位置する場合、サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取る傾向があるサイドリンクリソースと見なされてよい。
第2サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送るために予約しているリソースであるか、又は第2サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取るために予約しているリソースであるか、又は第2サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取る傾向があるリソースであるか、又は第2サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送る傾向がないリソースであるか、第2サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを伝送する予約をする/伝送する傾向がある期間のサイドリンクリソースであるか、又は第2サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取る傾向がある期間のリソースであるか、又は第2サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送る傾向がない期間のサイドリンクリソースである。
第2期間は、第2端末がサービスを送る傾向がある期間であるか、又は第2期間は、第2端末がサービスを受け取る傾向がない期間である。
第3サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送る傾向があるサイドリンクリソースであるか、又は第3サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取る傾向がないサイドリンクリソースであるか、又は第3サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送る傾向がある期間のサイドリンクリソースであるか、又は第3サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取る傾向がない期間のサイドリンクリソースである。
上記は、第1端末がサイドリンクリソースを選択するときに、第1期間と第2サイドリンクリソースができるだけ回避されるように、伝送ステータスの例示的内容を列挙したものである。このように、第1期間が、第2端末が受信を予約している期間であるか又は第2端末がサービスを受け取る傾向がある期間であるとき、第2端末の受信と送信の間の競合を回避することができる。第1期間が、第2端末がサービスを送る傾向がない期間であるとき、第1端末がサイドリンクリソースを選択する際に、時間範囲が第1期間と重複するサイドリンクリソースを回避するため、第2端末に推奨されるサイドリンクリソースが可能な限り有効に使用されることを保証することができる。第1期間が、第2端末がサービスを送るために予約している期間であるとき、第1端末がサイドリンクリソースを選択する際に、時間範囲が第1期間と重複するサイドリンクリソースを回避するため、第2端末が同じ期間に異なるサービスを同時に送信するケースをできるだけ回避することができる。加えて、サイドリンクリソースを選択するときに、第1端末は、第2端末の信頼性のある伝送を保証するために、第2期間内に位置するか第3サイドリンクリソースに属するリソースを可能な限り選択する。
なお、第1期間が、第2端末がサービスを送るために予約している期間であるとき、第2端末が複数のサービスを同時に送信することができる場合は、第1端末によって第2端末に推奨される1つ以上のサイドリンクリソースは、時間範囲(time range)が第1期間と重複するサイドリンクリソースを含んでもよいことに留意されたい。
第1期間が、第2端末がサービスを送るために予約している期間であるとき、第2端末が複数のサービスを同時に送信することができない場合は、第1端末によって第2端末に推奨される1つ以上のサイドリンクリソースは、時間範囲が第1期間と重複するサイドリンクリソースを含まない。言い換えると、1つ以上のサイドリンクリソースは、時間範囲が第1期間と交わり(intersection)があるサイドリンクリソースを含まない。
可能な実装では、本開示のこの実施形態で提供される方法は、以下を更に含み得る:第1端末が、第2端末が複数のサービスを同時に送信することができる又は複数のサービスを同時に送信することができないことを判断する。
可能な実装では、第1端末が、第2端末が複数のサービスを同時に送信することができる又は複数のサービスを同時に送信することができないことを判断することは、以下を含む:第1端末が、第2端末の能力情報を取得する。能力情報は、第2端末が複数のサービスを同時に送信することができる又は複数のサービスを同時に送信することができないことを示すために使用される。第1端末は、能力情報に基づいて、第2端末が複数のサービスを同時に送信することができる又は複数のサービスを同時に送信することができないと判断する。
可能な実装では、第1端末が、第2端末の能力情報を取得することは、以下を含む:第1端末が、第2端末から能力情報を受信する。能力情報は、第2端末によってブロードキャスト形式で送信されてよく、あるいは能力情報は、第2端末によって第1端末に特別に送信されてもよい。これは、本開示のこの実施形態では限定されない。
例えば第2端末が、該第2端末にサイドリンクリソースを推奨するように第1端末に要求するとき、第2端末は、該第2端末の能力情報を第1端末に送信し得る。能力情報とトリガメッセージは同じメッセージで伝達されてよく、例えば両方ともメッセージ1で伝達され、あるいは能力情報がトリガメッセージ内にあるか、あるいは能力情報とトリガメッセージが異なるメッセージで伝達される。これは、本開示のこの実施形態では限定されない。
例えば第1端末が、第2端末の能力情報を第1端末にフィードバックするように第2端末に要求する場合、第2端末は、前述の能力情報を第1端末にフィードバックし得る。例えば第1端末が、サイドリンクリソースを第2端末に推奨すると決定するとき、第1端末は、第2端末の能力情報を第1端末にフィードバックするように第2端末に要求し得る。
可能な実装では、1つ以上のサイドリンクリソースのうちの少なくとも1つのサイドリンクリソースは、以下の条件のうちの1つ以上、すなわち:伝送ステータスが第1期間を示すために使用される情報を含むとき、少なくとも1つのサイドリンクリソースの時間範囲が第1期間と重複しないことと;伝送ステータスが第2サイドリンクリソースを示すために使用される情報を含むとき、少なくとも1つのサイドリンクリソースが第2サイドリンクリソースと重複しないことと;伝送ステータスが第2期間を示すために使用される情報を含むとき、少なくとも1つのサイドリンクリソースの時間範囲が第2期間と重複することと;伝送ステータスが第3サイドリンクリソースを示すために使用される情報を含むとき、少なくとも1つのサイドリンクリソースが第3サイドリンクリソースに属することと、のうちの1つ以上を満たす。このように、第1端末によって第2端末に推奨されるサイドリンクリソースは、第1期間又は第2サイドリンクリソースを回避し、それにより、第2端末の受信と送信の間の競合が回避される。あるいは、第1端末によって第2端末に推奨されるサイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送る傾向がある第2期間に位置するか、第3サイドリンクリソースに属する等である。
可能な実装では、第1期間が、第2端末がサービスを送るために予約している期間であるか、第1期間が、第2端末がサービスを送るために予約しているサイドリンクリソースが位置する期間であるとき、第2端末が複数のサービスを同時に送信することができない場合、少なくとも1つのサイドリンクリソースの時間範囲は第1期間と重複しない。第2端末は同時に複数のサービスを送ることができないため、時間範囲が第1期間と重複しない少なくとも1つのサイドリンクリソースが第2端末に提供され、そのため、第2端末は異なる期間に異なるサービスを送ることができる。
可能な実装では、第1期間が、第2端末がサービスを送るために予約している期間であるか、又は第1期間が、第2端末がサービスを送るために予約しているサイドリンクリソースが位置する期間であるとき、第2端末が同時に複数のサービスを送ることができる場合、少なくとも1つのサイドリンクリソースの時間範囲は、第1期間と重複することがある。このように、第2端末は複数のサービスを同時に送信することができる。
可能な実装では、伝送ステータスが、以下のうちの1つ以上を含むとき、すなわち:第4サイドリンクリソースを示すために使用される情報、第3期間を示すために使用される情報、第4期間を示すために使用される情報及び第5サイドリンクリソースを示すために使用される情報のうちの1つ以上を含むとき、第1サイドリンクリソースは、第2端末に送信されるサービスを伝達するために使用され得る。
第4サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取るために予約しているリソースであるか、又は第4サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送るために予約しているリソースであるか、又は第4サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送る傾向があるリソースであるか、又は第4サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取る傾向がないリソースであるか、又は第4サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取るために予約しているリソースである。
第3期間は、第2端末がサービスを送るために予約している期間であるか、又は第3期間は、第2端末がサービスを送るために予約しているサイドリンクリソースが位置する期間であるか、又は第3期間は、第2端末がサービスを送る傾向がある期間であるか、又は第3期間は、第2端末がサービスを送る傾向があるサイドリンクリソースが位置する期間であるか、又は第3期間は、第2端末がサービスを受け取る傾向がない期間であるか、又は第3期間は、第2端末がサービスを受け取る傾向がないサイドリンクリソースの期間である。
第4期間は、第2端末がサービスを受け取る傾向がある期間であるか、又は第2端末がサービスを送る傾向がない期間であるか、又は第2端末がサービスを受け取るために予約している期間であるか、又は第2端末がサービスを受け取る傾向があるサイドリンクリソースが位置する期間であるか、又は第2端末がサービスを送る傾向がないサイドリンクリソースが位置する期間であるか、又は第2端末がサービスを受け取るために予約しているサイドリンクリソースが位置する期間である。
第5サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取る傾向があるサイドリンクリソースであるか、又は第2端末がサービスを送る傾向がないサイドリンクリソースである。
このように、第1端末が第1サイドリンクリソースを選択するとき、あるいは第1端末が、第2端末がサービスを受け取る傾向がある期間又は時間リソースを決定するとき、第2端末がサービスを受け取ることができない期間又は時間リソースが回避される。
可能な実装では、第1サイドリンクリソースは、以下の条件のうちの1つ以上、すなわち:伝送ステータスが第4サイドリンクリソースを示す情報を含むとき、第1サイドリンクリソースが第4サイドリンクリソースと重複しないことと;伝送ステータスが第3期間を示すために使用される情報を含むとき、第1サイドリンクリソースによって示される時間範囲が第3期間を超えること;伝送ステータスが第4期間を示すために使用される情報を含むとき、第1サイドリンクリソースが位置する時間範囲が第4期間と重複することと;伝送ステータスが第5サイドリンクリソースを示すために使用される情報を含むとき、第1サイドリンクリソースが第5サイドリンクリソースに属することと;のうちの1つ以上を満たす。
可能な実装では、第1端末が伝送情報を取得することは:第1端末が、第2端末から伝送情報を受信することを含む。
可能な実装では、伝送情報とトリガメッセージは同じメッセージ内に位置するか、又は伝送情報とトリガメッセージは異なるメッセージで伝達される。トリガメッセージは、サイドリンクリソースを第2端末に推奨するよう、第1端末をトリガするように使用される。これは、本開示のこの実施形態では限定されない。
可能な実装では、伝送情報を取得することは、以下を含む:第1端末が、別の端末によって送信された第2情報を受信し、ここで、第2情報は、少なくとも、第2端末の識別子を含む。第1端末は、第2情報に基づいて送信情報を決定する。
可能な実装では、第1端末が伝送ステータスに基づいて1つ以上のサイドリンクリソースを決定することは、以下を含む:第1端末が、センシングウィンドウ(sensing window)に基づいて、センシングされたサイドリンクリソースから1つ以上の候補サイドリンクリソースを決定する。第1端末は、伝送ステータスに基づいて、1つ以上の候補サイドリンクリソースから1つ以上のサイドリンクリソースを決定する。
任意に、1つ以上の候補サイドリンクリソースは、第2端末の他の伝送に対応するリソースと競合するリソースと、第2端末の他の伝送に対応するリソースと競合しないリソースを含み得る。
可能な実装では、第1端末が伝送ステータスに基づいて1つ以上のサイドリンクリソースを決定することは、以下を含む:第1端末が、センシングウィンドウと伝送ステータスに基づいて、センシングされたサイドリンクリソースから1つ以上の候補サイドリンクリソースを決定する。第1端末は、1つ以上の候補サイドリンクリソースから1つ以上のサイドリンクリソースを決定する。この場合、任意に、1つ以上の候補サイドリンクリソースは、第2端末の他の伝送に対応するリソースと競合するリソースが含まないことがある。
可能な実装では、1つ以上のサイドリンクリソースのうちの少なくとも1つは、第2端末の他の伝送に対応するリソースと重複しない。第2端末の他の伝送に対応するリソースは、サイドリンクリソースと時間リソースを含み得る。サイドリンクリソースが第2端末の他の伝送に対応するリソースと重複しないことは、サイドリンクリソースが、第2端末の他の伝送に使用されるサイドリンクリソースと重複しないこと、又はサイドリンクリソースの期間が第2端末の他の伝送に対応する期間と重複しないことであり得る。
可能な実装では、本開示のこの実施形態で提供される方法は:第1端末が、1つ以上のサイドリンクリソース内の第6サイドリンクリソースで第2端末からデータを受信することを更に含む。
第2の側面によると、本開示の実施形態は、リソース決定方法を提供する。当該方法は以下を含む:第2端末が第1端末から第1情報を受信し、ここで、第1情報は、1つ以上のサイドリンクリソースに関する情報を示すために使用され、1つ以上のサイドリンクリソースは、第2端末の伝送ステータスに基づいて決定される。第2端末が、第1情報に基づいて1つ以上のサイドリンクリソースを決定する。
可能な実装では、サイドリンクリソースは、第2端末の他の伝送に対応するリソースと重複しない。
可能な実装では、本開示のこの実施形態で提供される方法は、第2端末が、1つ以上のサイドリンクリソース内の第6サイドリンクリソースでデータを送信することを更に含む。
可能な実装では、伝送ステータスは、以下のうちの1つ以上、すなわち、第1期間を示すために使用される情報、第2サイドリンクリソースを示すために使用される情報、第2期間を示すために使用される情報及び第3サイドリンクリソースを示すために使用される情報のうちの1つ以上を含む。第1期間は、第2端末が受信を予約している期間であるか、又は第2端末がサービスを送るために予約している期間であるか、又は第2端末がサービスを受け取る傾向がある期間であるか、又は第2端末がサービスを送る傾向がない期間である。第2サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを伝送するために予約しているリソースであるか、又は第2サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取る傾向があるリソースであるか、又は第2サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送る傾向がないサイドリンクリソースである。第2期間は、第2端末がサービスを送る傾向がある期間であるか、又は第2端末がサービスを受け取る傾向がない期間である。第3サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送る傾向があるサイドリンクリソースであるか、又は第3サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取る傾向がないサイドリンクリソースである。このように、第1端末がサイドリンクリソースを選択するとき、第1期間と第2サイドリンクリソースが可能な限り回避され、あるいは第1端末は、サイドリンクリソースを選択するとき、可能な限り、第2期間内に位置するリソース又は第3サイドリンクリソースに属するリソースを選択する。これは、第2ターミナルの信頼性のある伝送を保証する。
可能な実装では、サイドリンクリソースは、以下の条件のうちの1つ以上、すなわち:伝送ステータスが第1期間を示すために使用される情報を含むとき、サイドリンクリソースによって示される時間範囲が第1期間と重複しないことと;伝送ステータスが第2サイドリンクリソースを示すために使用される情報を含むとき、少なくとも1つのサイドリンクリソースが第2サイドリンクリソースと重複しないことと;伝送ステータスが第2期間を示すために使用される情報を含むとき、イドリンクリソースが位置する時間範囲が第2期間と重複することと;伝送ステータスが第3サイドリンクリソースを示すために使用される情報を含むとき、サイドリンクリソースが第3サイドリンクリソースに属することと;のうちの1つ以上を満たす。このように、第1端末によって第2端末に推奨されるサイドリンクリソースは、第1期間又は第2サイドリンクリソースを回避するか、あるいは第1端末によって第2端末に推奨されるサイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送る傾向がある第2期間に位置するか、第3サイドリンクリソースに属する等である。
可能な実装では、第2端末が複数のサービスを同時に送信することができないとき、サイドリンクリソースによって示される時間範囲は、第1期間と重複しない。第2端末は複数のサービスを同時に送信することができないため、サイドリンクリソースによって示される時間範囲は第1期間と重複せず、そのため、第2端末は異なる期間に異なるサービスを送ることができる。
可能な実装では、第2端末が複数のサービスを同時に送信することができるとき、サイドリンクリソースによって示される時間範囲は、第1期間と重複し得る。このように、第2端末は複数のサービスを同時に送信することができる。
可能な実装では、本開示のこの実施形態で提供される方法は、第2端末が、第2端末の伝送ステータスを第1端末に送信することを更に含む。
第3の側面によると、本開示の実施形態は、リソース決定方法を提供する。当該方法は以下を含む:第2端末が第1端末から第1情報を受信し、ここで、第1情報は、1つ以上のサイドリンクリソースに関する情報を示すために使用され、1つ以上のサイドリンクリソースは、第2端末によって第1サービスを送るために使用されるサイドリンクリソースを決定するために使用される。第2端末が、1つ以上のサイドリンクリソース内の第1サイドリンクリソースで第1サービスを送信し、ここで、第1サイドリンクリソースは第2端末の他の送信に対応するリソースと重複しない。
本開示のこの実施形態は、リソース決定方法を提供する。当該方法では、第1情報を受信した後、第2端末は、第1情報によって示される1つ以上のサイドリンクリソースから、時間範囲が第2端末の他の伝送に対応するリソースと重複しない第1サイドリンクリソースを選択して、第1サービスを送信し得る。これにより、選択された第1サイドリンクリソースと、第2端末の別の既存の伝送との間の競合を回避することができる。
可能な実装では、本開示のこの実施形態で提供される方法は、更に以下を含む:第2端末が、第2端末の伝送ステータスに基づいて、1つ以上のサイドリンクリソースから第1サイドリンクリソースを決定し、ここで、伝送ステータスは、時間範囲が第2端末の他の伝送に対応するリソースと重複しないサイドリンクリソースを決定するために使用されるか、あるいは第2端末がサービスを送る傾向がある時間リソース又はサイドリンクリソースを決定するために使用される。
可能な実装では、伝送ステータスは、以下のうちの1つ以上、すなわち:第1期間を示すために使用される情報、第2サイドリンクリソースを示すために使用される情報、第2期間を示すために使用される情報及び第3サイドリンクリソースを示すために使用される情報のうちの1つ以上を含む。第1期間は、第2端末がサービスを送るために予約している期間であるか、又は第1期間は、第2端末がサービスを受け取るために予約している期間であるか、又は第1期間は、第2端末がサービスを受け取る傾向がある期間であるか、又は第1期間は、第2端末がサービスを送る傾向がない期間である。第2サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取るために予約しているサイドリンクリソースであるか、又は第2端末がサービスを送るために予約しているサイドリンクリソースであるか、又は第2端末がサービスを受け取る傾向があるサイドリンクリソースであるか、又は第2端末がサービスを送る傾向がないサイドリンクリソースである。第2期間は、第2端末がサービスを送る傾向がある期間であるか、又は第2端末がサービスを送る傾向がない期間である。第3サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送る傾向があるサイドリンクリソースであるか、又は第2端末がサービスを受け取る傾向がないサイドリンクリソースである。
可能な実装では、第1サイドリンクリソースによって示される時間範囲が第1期間と重複しないか、又は第1サイドリンクリソースが第2サイドリンクリソースと重複しないか、又は第1サイドリンクリソースが位置する時間範囲が第2期間と重複するか、又は第1サイドリンクリソースが第3サイドリンクリソースに属する。
可能な実装では、伝送ステータスが、第1期間を示すために使用される情報を含むとき、第2端末が、第2端末の伝送ステータスに基づいて、1つ以上のサイドリンクリソースから第1サイドリンクリソースを決定することは:第2端末が、時間範囲が1つ以上のサイドリンクリソース内の第1期間と重複しないサイドリンクリソースが、第1サイドリンクリソースであると決定することを含む。
第1期間が、第2端末がサービスを送るために予約している期間であり、かつ第2端末が同時に複数のサービスを送ることができないとき、あるいは第1期間が、第2端末がサービスを受け取るために予約している期間であるか、又は第1期間が、第2端末がサービスを受け取る傾向がある期間であるとき、時間範囲が第1期間と重複しない、1つ以上のサイドリンクリソース内のサイドリンクリソースは、時間範囲が第1期間と全く重複しないサイドリンクリソースである。これは、同時送信を回避することができ、第2端末の受信と送信の間の競合も回避することができる。
時間範囲が第1期間と重複しない1つ以上のサイドリンクリソース内のサイドリンクリソースは、時間範囲が第1期間と全く重複しないサイドリンクリソースである。
第1期間が、第2端末がサービスを送るために予約している期間であるとき、第2端末が複数のサービスを同時に送信することができる場合、第1サイドリンクリソースによって示される時間範囲は、第1期間と重複することがある。この場合、時間範囲が第1期間と重複する可能性がある第1サイドリンクリソースが、第1サービスを送るために選択され、第2端末が予約されたサービスを第1期間においてまだ送信するとき、伝送電力を増加させることができる。
第1期間が、第2端末がサービスを送る傾向がない期間であるとき、第1期間内に位置するサイドリンクリソースが第1サイドリンクリソースとして選択され、そのため、選択されたリソースは第2端末の伝送傾向に適合する。
可能な実装では、伝送ステータスが、第2サイドリンクリソースを示すために使用される情報を含むとき、第2端末が、第2端末の伝送ステータスに基づいて、1つ以上のサイドリンクリソースから第1サイドリンクリソースを決定することは:第2端末が、時間範囲が1つ以上のサイドリンクリソース内の第2サイドリンクリソースと重複しないサイドリンクリソースが、第1サイドリンクリソースであると決定することを含む。例えば1つ以上のサイドリンクリソースが第2サイドリンクリソースを含む場合、第2端末は、1つ以上のサイドリンクリソースのうち、第2サイドリンクリソース以外のサイドリンクリソースが第1サイドリンクリソースであると決定する。これにより、選択された第1サイドリンクリソースと第2サイドリンクリソースの重複を回避し、伝送の競合を回避することができる。
可能な実装では、第2サイドリンクリソースが、第2端末がサービスを受け取るために予約しているサイドリンクリソースであるか又は第2端末がサービスを受け取る傾向があるサイドリンクリソースであるとき、時間範囲が第2サイドリンクリソースと重複しないサイドリンクリソースは、時間範囲が第2サイドリンクリソースと全く重複しないサイドリンクリソースである。これにより、第2端末の受信と送信の競合を回避することができる。
可能な実装では、第2サイドリンクリソースが、第2端末がサービスを送るために予約しているサイドリンクリソースであるとき、第2端末が複数のサービスを同時に送信することができる場合は、時間範囲が第2サイドリンクリソースと重複しないサイドリンクリソースが第1サイドリンクリソースとして選択され、そのため、第端末は異なるサイドリンクリソースで異なるサービスを同時に送信することができる。これにより、第2端末の伝送電力が増加する。
可能な実装では、第2サイドリンクリソースが、第2端末がサービスを送るために予約しているサイドリンクリソースであるとき、第2端末が複数のサービスを同時に送信することができない場合、時間範囲が第2サイドリンクリソースと重複しないサイドリンクリソースが第1サイドリンクリソースとして選択され、第2端末が、リソースの重複により、第1サービスを第1サイドリンクリソースで送信すべきか又は予約されたサービスを第2サイドリンクリソースで送信すべきかを学習しないケースを回避する。
可能な実装では、第2サイドリンクリソースが、第2端末がサービスを送るために予約しているサイドリンクリソースであるとき、第2端末が複数のサービスを同時に送信することができず、第1サイドリンクリソースが第2サイドリンクリソースと重複する場合、第2端末は、第1サービス及び第2端末によって送られるサービスの優先度に基づいて、第1サービスを第1サイドリンクリソースで送るべきか又は予約されたサービスを第2サイドリンクリソースで送るべきかを判断し得る。例えば第2端末は、高い優先度のサービスを優先的に送信し得る。
可能な実装では、第2サイドリンクリソースが、第2端末がサービスを送る傾向がないサイドリンクリソースであるとき、時間範囲が第2サイドリンクリソースと重複しないサイドリンクリソースは、時間範囲が第2サイドリンクリソースと全く重複しないサイドリンクリソースである、すなわち、第1サイドリンクリソースと第2サイドリンクリソースの間に交わりはない。
可能な実装では、伝送ステータスが、第2期間を示すために使用される情報を含むとき、第2端末が、第2端末の伝送ステータスに基づいて、1つ以上のサイドリンクリソースから第1サイドリンクリソースを決定することは:第2端末が、1つ以上のサイドリンクリソースのうち、時間範囲が第2期間と重複するサイドリンクリソースを第1サイドリンクリソースと決定することを含む。あるいは、第2端末は、1つ以上のサイドリンクリソースのうち、時間範囲が第2期間内に位置するサイドリンクリソースが、第1サイドリンクリソースであると決定する。時間範囲が第2期間と重複するサイドリンクリソースが、第1サイドリンクリソースとして選択される。このように、第2期間が、第2端末がサービスを送る傾向がある期間であるとき、第1サイドリンクリソースによって示される時間範囲が、第2端末がサービスを送る傾向がある期間内に位置する場合、第2端末の伝送要件を満たすことができる。第2期間が、第2端末がサービスを受け取る傾向がない期間であるとき、第1サイドリンクリソースによって示される時間範囲が、第2端末がサービスを送る傾向がある期間内に位置する場合、第2端末の受信と送信の競合を回避することができる。
可能な実装では、伝送ステータスが、第3サイドリンクリソースを示すために使用される情報を含むとき、第2端末が、第2端末の伝送ステータスに基づいて、1つ以上のサイドリンクリソースから第1サイドリンクリソースを決定することは:第2端末が、1つ以上のサイドリンクリソースのうち、第3サイドリンクリソースと時間範囲が重複するサイドリンクリソースが第1サイドリンクリソースであると決定することを含む。例えば1つ以上のサイドリンクリソースが、第3サイドリンクリソースと時間範囲が重複するサイドリンクリソースを含む場合、第2端末は、第3サイドリンクリソースと時間範囲が重複するサイドリンクリソースが第1サイドリンクリソースであると決定する。第1端末がリソースプール内のサイドリンクリソースをセンシングすると、第2端末もリソースプール内のサイドリンクリソースをセンシングし得る。したがって、第1端末によって第2端末に推奨される1つ以上のサイドリンクリソースは、第3サイドリンクリソースと時間範囲が重複するサイドリンクリソースを含み得る。しかしながら、第3サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送る傾向があるリソースである。したがって、第3サイドリンクリソースと時間範囲が重複するサイドリンクリソースが第1サイドリンクリソースであると決定することにより、第2端末によるサービス送信の通信品質を改善することができる。加えて、第3サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取る傾向がないサイドリンクリソースである。したがって、第3サイドリンクリソースと時間範囲が重複するサイドリンクリソースが第1サイドリンクリソースであると決定することにより、第2端末の受信と送信の競合を回避することができる。
可能な実装では、第2端末が、第2端末の伝送ステータスに基づいて、1つ以上のサイドリンクリソースから第1サイドリンクリソースを決定することは、以下を含む:第2端末が、1つ以上のサイドリンクリソースから第1サービスを伝達するために使用される第4サイドリンクリソースを決定する。第4サイドリンクリソースが位置する時間範囲が第1期間内にあるとき、第2端末が、第1サービスの優先度と第2サービスの第1優先度に基づいて第1サイドリンクリソースを決定し、ここで、第2サービスは、第1端末が受信するように予約しているサービスである。
可能な実装では、第2端末が、第1サービスの優先度と第2サービスの第1優先度に基づいて第1サイドリンクリソースを決定することは、第1サービスの優先度が第1優先度以上であるとき、第4サイドリンクリソースが第1サイドリンクリソースであると決定することを含む。
可能な実装では、本開示のこの実施形態で提供される方法は、第4サイドリンクリソースが位置する時間範囲が第4期間と重複するとき、第4サイドリンクリソースで第1サービスを送ることを更に含む。これにより、優先度の高いサービスが優先的に送信されることを保証することができる。なお、第2端末が第1サービスの送信を完了した後、第4期間にまだ残りの時間がある場合、第2端末が第2サービスを受け取ることがあることに留意されたい。これにより、受信と送信の競合を回避することができる。
可能な実装では、第2端末が、第1サービスの優先度と第2サービスの第1優先度に基づいて第1サイドリンクリソースを決定することは、第1サービスの優先度が第1優先度以下である場合、第4サイドリンクリソースが第1サイドリンクリソースではないと決定することを含む。これにより、第2サービスが第4期間で優先的に受信されることを保証することができる。第2端末が第2サービスを第4期間で受信する場合、第2端末は、第1サービスを送るために、時間範囲が第4期間と重複するサイドリンクリソースを選択しない。これにより、受信と送信の競合を更に回避することができる。
可能な実装では、第2端末の伝送ステータスに基づいて、第2端末が1つ以上のサイドリンクリソースから第1サイドリンクリソースを決定することは、以下を含む:第2端末がリソースプールを決定し、ここで、リソースプールは、1つ以上のサイドリンクリソースのうち、第4サイドリンクリソース以外のサイドリンクリソースを含み、第4サイドリンクリソースが位置する時間範囲は、第4期間と重複する。第1サービスの優先度が第2サービスの第1優先度以下である場合、第2端末は、リソースプールから第1サイドリンクリソースを決定し、ここで、第2サービスは、第2端末が受信するように予約しているサービスである。このように、第1サービスを送るために、時間範囲が第4期間と重複しないサイドリンクリソースが選択され得る。これにより、第1サービスが送信されることを保証し、また、第2端末が第2サービスを正しく受信することも保証される。
可能な実装では、本開示のこの実施形態で提供される方法は:第4サイドリンクリソースが位置する時間範囲が第4期間内にあるとき、第2サービスを第4期間に受信することを更に含む。
可能な実装では、本開示のこの実施形態で提供される方法は:第2端末が、第1サービスを送るために、時間範囲が第4期間と全く重複しないサイドリンクリソースを選択し得ることを更に含む。
可能な実装では、第2サービスは、第2端末が受信するように予約しているサービスの中で最も優先度の高いサービスである。
可能な実装では、本開示のこの実施形態で提供される方法は:第2端末が、1つ以上のサイドリンクリソースから第1サイドリンクリソースを決定するために第1方式又は第2方式を使用することを決定することを更に含む。
可能な実装では、本開示のこの実施形態で提供される方法は、更に以下を含む:第2端末が、1つ以上のサイドリンクリソースの量及び/又は構成情報の量に基づいて、1つ以上のサイドリンクリソースから第1サイドリンクリソースを決定するために第1方式又は第2方式を使用することを決定する。第1方式は、第2端末の伝送ステータスに基づいて第サイドリンクリソースを決定することであり、第2方式は、サービス優先度に基づいて第サイドリンクリソースを決定することである。
可能な実装では、本開示のこの実施形態で提供される方法は、更に以下を含む:第2端末が、第1端末から指示情報を受信する。第2端末は、指示情報に基づいて、1つ以上のサイドリンクリソースから第1サイドリンクリソースを決定するために第1方式又は第2方式を使用することを決定する。第1方式は、第2端末の伝送ステータスに基づいて第サイドリンクリソースを決定することであり、第2方式は、サービス優先度に基づいて第サイドリンクリソースを決定することである。
第4の側面によると、本開示の一実施形態は、コンピュータ読取可能記憶媒体を提供する。コンピュータ読取可能記憶媒体は、コンピュータプログラム又は命令を記憶する。コンピュータプログラム又は命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、第1の側面及び第1の側面の可能な実装のいずれか1つによるリソース決定方法を実行することが可能になる。コンピュータは第1端末であり得る。
第5の側面によると、本開示の一実施形態は、コンピュータ読取可能記憶媒体を提供する。コンピュータ読取可能記憶媒体は、コンピュータプログラム又は命令を記憶する。コンピュータプログラム又は命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、第2の側面及び第2の側面の可能な実装のいずれか1つによるリソース決定方法を実行することが可能になる。コンピュータは第2端末であり得る。
第6の側面によると、本開示の一実施形態は、コンピュータ読取可能記憶媒体を提供する。コンピュータ読取可能記憶媒体は、コンピュータプログラム又は命令を記憶する。コンピュータプログラム又は命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、第3の側面及び第3の側面の可能な実装のいずれか1つによるリソース決定方法を実行することが可能になる。コンピュータは第2端末であり得る。
第7の側面によると、本開示の一実施形態は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、第1の側面及び第1の側面の可能な実装のいずれか1つによるリソース決定方法を実行することが可能になる。
第8の側面によると、本開示の一実施形態は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、第2の側面及び第2の側面の可能な実装のいずれか1つによるリソース決定方法を実行することが可能になる。
第9の側面によると、本開示の一実施形態は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、第3の側面及び第3の側面の可能な実装のいずれか1つによるソース決定方法を実行することが可能になる。
第10の側面によると、本開示の一実施形態は、第1の側面及び第1の側面の可能な設計のいずれか1つによる方法を実装するように構成される通信装置を提供する。通信装置は、前述の第1端末、又は前述の第1端末を含む装置、又は前述の第1端末に適用される構成要素(例えばチップ)であり得る。通信装置は、前述の方法を実装するための対応するモジュール又はユニットを含む。モジュール又はユニットは、ハードウェア又はソフトウェアによって、あるいは対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装され得る。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のモジュール又はユニットを含む。
第11の側面によると、本開示の一実施形態は、第2の側面及び第2の側面の可能な設計のいずれか1つによる方法を実装するように構成される通信装置を提供する。通信装置は、前述の第2端末、又は前述の第2端末を含む装置、又は前述の第2端末に適用される構成要素(例えばチップ)であり得る。通信装置は、前述の方法を実装するための対応するモジュール又はユニットを含む。モジュール又はユニットは、ハードウェア又はソフトウェアによって、あるいは対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装され得る。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のモジュール又はユニットを含む。
第12の側面によると、本開示の一実施形態は、第3の側面及び第3の側面の可能な設計のいずれか1つによる方法を実装するように構成される通信装置を提供する。通信装置は、前述の第2端末、又は前述の第2端末を含む装置、又は前述の第2端末に適用される構成要素(例えばチップ)であり得る。通信装置は、前述の方法を実装するための対応するモジュール又はユニットを含む。モジュール又はユニットは、ハードウェア又はソフトウェアによって、あるいは対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装され得る。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のモジュール又はユニットを含む。
第13の側面によると、本開示の一実施形態は通信装置を提供する。通信装置は、トランシーバと少なくとも1つのプロセッサを含む。少なくとも1つのプロセッサは、トランシーバと通信し、当該通信装置が動作するとき、少なくとも1つのプロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能な命令又はプログラムを実行し、それにより、当該通信装置は、第1の側面及び第1の側面の可能な設計のいずれか1つによる方法を実行する。例えば通信装置は、第1端末であり得るか又は第1端末に適用されるチップであり得る。
第14の側面によると、本開示の一実施形態は通信装置を提供する。通信装置は、トランシーバと少なくとも1つのプロセッサを含む。少なくとも1つのプロセッサは、トランシーバに結合され、当該通信装置が動作するとき、少なくとも1つのプロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能な命令又はプログラムを実行し、それにより、当該通信装置は、第2の側面及び第2の側面の可能な設計のいずれか1つによる方法を実行する。例えば通信装置は、第2端末であり得るか又は第2端末に適用されるチップであり得る。
第15の側面によると、本開示の一実施形態は通信装置を提供する。通信装置は、トランシーバと少なくとも1つのプロセッサを含む。少なくとも1つのプロセッサは、トランシーバに結合され、当該通信装置が動作するとき、少なくとも1つのプロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能な命令又はプログラムを実行し、それにより、当該通信装置は、第3の側面及び第3の側面の可能な設計のいずれか1つによる方法を実行する。例えば通信装置は、第2端末であり得るか又は第2端末に適用されるチップであり得る。
可能な実装では、第13の側面から第15の側面において記載される通信装置は各々、メモリを更に含んでよい。メモリは、コンピュータ実行可能な命令又はプログラムを記憶するように構成される。
第13の側面から第15の側面のいずれか1つにおいて記載されるメモリは、代替的に、記憶媒体に置き換えられてもよい。これは、本開示のこの実施形態では限定されない。
可能な実装では、第13の側面から第15の側面のいずれか1つにおいて記載されるメモリは、通信装置内のメモリであってもよい。もちろん、メモリは、代替的に通信装置の外部に配置されてもよいが、少なくとも1つのプロセッサは依然として、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能な命令又はプログラムを実行することができる。
第16の側面によると、本開示の一実施形態は通信装置を提供する。通信装置は、第1の側面、第2の側面及び第3の側面のいずれか1つによる方法を実装するよう構成される1つ以上のモジュールを含む。1つ以上のモジュールは、第1の側面、第2の側面及び第3の側面のいずれか1つによる方法のステップに対応し得る。
第17の側面によると、本開示の一実施形態はチップを提供する。チップはプロセッサを含み、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータプログラムを読み出して実行し、第1の側面及び第1の側面の可能な実装のいずれか1つによる方法を実行するように構成される。
第18の側面によると、本開示の一実施形態はチップを提供する。チップはプロセッサを含み、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータプログラムを読み出して実行し、第2の側面及び第2の側面の可能な実装のいずれか1つによる方法を実行するように構成される。
第19の側面によると、本開示の一実施形態はチップを提供する。チップはプロセッサを含み、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータプログラムを読み出して実行し、第3の側面及び第3の側面の可能な実装のいずれか1つによる方法を実行するように構成される。
任意に、チップは、単一のチップであるか又は複数のチップを含むチップモジュールであり得る。
任意に、チップシステムはメモリを更に含む。メモリとプロセッサは回路又はワイヤを介して接続される。
任意に、チップシステムは通信インタフェースを更に含む。通信インタフェースは、チップ以外のモジュールと通信するように構成される。
第20の側面によると、本開示の一実施形態は通信システムを提供する。通信システムは、第1端末と第2端末を含む。第1端末は、第1の側面及び第1の側面の可能な実装のいずれか1つによる方法を実行するように構成され、第2端末は、第2の側面及び第2の側面の可能な実装のいずれか1つによる方法を実行するように構成される。
第21の側面によると、本開示の一実施形態は通信システムを提供する。通信システムは、第1端末と第2端末を含む。第1端末は、第1情報を第2端末に送信するステップを実行するように構成される。第2端末は、第3の側面及び第3の側面の可能な実装のいずれか1つによる方法を実行するように構成される。
上記で提供された任意の装置、コンピュータ読取可能記憶媒体、コンピュータプログラム製品、チップ又は通信システムは、上記で提供された対応する方法を実行するように構成される。したがって、達成することができる有利な効果については、上記で提供された対応する方法の対応する解決策の有利な効果を参照されたい。詳細はここでは再度説明されない。
本開示の一実施形態による、リソース感知とリソース選択の概略図である。
本開示の一実施形態による、通信システムのアーキテクチャの概略図である。
本開示の一実施形態による、通信デバイスの構造の概略図である。
本開示の一実施形態による、リソース決定方法の概略フローチャートである。
本開示の一実施形態による、第1端末が、第2端末によってデータを送信するために使用されるサイドリンクリソースを選択する概略図である。
本開示の一実施形態による、別のリソース決定方法の概略フローチャートである。
本開示の一実施形態による、第1端末が、第2端末にサービスを送るためにサイドリンクリソースを選択する概略図である。
本開示の一実施形態による、第1端末が、第2端末にサービスを送るためにサイドリンクリソースを選択する別の概略図である。
本開示の一実施形態による、更に別のリソース決定方法の概略フローチャートである。
本開示の一実施形態による、第2端末が、サービスを送るためにサイドリンクリソースを選択する概略図である。
本開示の一実施形態による、リソース決定方法の詳細な概略フローチャートである。
本開示の一実施形態による、別のリソース決定方法の詳細な概略フローチャートである。
本開示の一実施形態による、更に別のリソース決定方法の詳細な概略フローチャートである。
本開示の一実施形態による、通信装置の構造の概略図である。
本開示の一実施形態による、チップの構造の概略図である。
本開示の実施形態における技術的解決策を明確に記載するために、「第1」及び「第2」のような用語は、本開示の実施形態においては、基本的に同一の機能又は目的を提供する同一のアイテム又は類似のアイテムを区別するために使用される。例えば第1端末及び第2端末は、単に、異なる端末を区別するように意図されており、その順序を限定するように意図されていない。当業者には、「第1」及び「第2」のような用語は、数量又は実行順序を限定せず、「第1」及び「第2」のような用語は明確な違いを示すものではないことが理解され得る。
なお、本開示においては、「例」又は「例えば」のような単語は、例、例示又は説明を与えることを表すために使用されることに留意されたい。本開示において「例」又は「例えば」として記載されるいかなる実施形態又は設計スキームも、別の実施形態又は設計スキームよりも好ましい又はより多くの利点を有するものとして説明されるべきではない。正確には、「例」又は「例えば」のような単語の使用は、特定の方法で相対的な概念を提示するように意図されている。
本開示において、「少なくとも1つ」は1つ以上を意味し、「複数」は2つ以上を意味する。加えて、「及び/又は」は、関連する対象の間の関連関係を記述し、3つの関係が存在する可能性があることを表す。例えばA及び/又はBは以下のケースを表してよい:すなわち、Aのみが存在し、AとBの両方が存在し、Bのみが存在し、AとBは単数又は複数であり得る。記号「/」は、一般に、関連するオブジェクト間の「又は」の関係を示す。さらに、「以下のアイテム(ピース)のうちの少なくとも1つ」又はその同様の表現は、単数のアイテム(ピース)又は複数のアイテム(ピース)の任意の組合せを含む、これらのアイテムの任意の組合せを意味する。例えばa、b、又はcのうちの少なくとも1つは、a、b、c、aとb、aとc、bとc又はaとbとcを示すことがあり、a、b及びcは単数又は複数であり得る。
本開示の技術的解決策は、様々な通信システム、例えば長期進化(long time evolution、LTE)システム、LTE周波数分割デュプレックス(frequency division duplex、FDD)システム、LTE時分割デュプレックス(time division duplex、TDD)システム、ユニバーサルモバイル電気通信システム(universal mobile telecommunications system、UMTS)、ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(worldwide interoperability for microwave access、WiMAX)通信システム、パブリックランドモバイルネットワーク(public land mobile network 、PLMN)システム、デバイスツーデバイス(device-to-device、D2D)ネットワークシステム、マシンツーマシン(machine-to-machine、M2M)ネットワークシステム及び将来の5G通信システムに提供され得る。
本開示の実施形態で説明されるネットワークアーキテクチャ及びサービスシナリオは、本開示の実施形態における技術的解決策をより明確に説明するように意図されており、本開示の実施形態において提供される技術的解決策に対する限定を構成しない。当業者は、ネットワークアーキテクチャの進化と新しいサービスシナリオの出現により、本開示の実施形態において提供される技術的解決策が同様の技術的問題にも適用可能であることを知り得る。
本開示の実施形態を説明する前に、本開示の実施形態における用語を最初に説明する。
(1)サイドリンク(Sidelink、SL):サイドリンクは、端末間の直接通信について定義される、すなわち、基地局によって転送することなく、端末間で直接通信が行われるリンクである。
(2)サイドリンクリソース:サイドリンクリソースは、端末1によって、サイドリンク上で端末2にサイドリンク情報を伝送するために使用されるリソースである。
(3)サイドリンク情報:サイドリンク情報は、サイドリンク上で任意の2つの端末によって伝送されるデータであり、V2Xサービスとも呼ばれることがある。本開示の実施形態では、サイドリンク上で任意の2つの端末によって伝送することができるデータは、制御シグナリング及びデータパケットを含む。
LTE Rel-14 V2Xは、センシング機構(sensing mechanism)を提案する。図1に示されるように、伝送要求が決定された時点(moment)nにおいて、端末Aは、その時点nに基づいてセンシングウィンドウ(sensing window)と選択ウィンドウ(selection window)を決定する。センシングウィンドウは時点nの前に位置する。センシングウィンドウの時間単位(例えばスロット)と選択ウィンドウの対応する時間単位(例えばスロット)との間の間隔は期間値(period value)である。言い換えると、センシングウィンドウの対応するスロットを、選択ウィンドウのスロットと、可能な期間値とに基づいて決定することができ、それにより、周期的サービス予約選択ウィンドウのスロットがこれらのスロットに存在するかどうかを判断する。
端末Aは、センシングウィンドウの各サイドリンクリソースを検出する。一部のサイドリンクリソースでは信号伝送がないことがあり、一部のサイドリンクリソースでは信号伝送があることがある。信号が伝送されるサイドリンクリソースについては、これらの信号の信号強度を取得し、信号に対応するサービスの期間を取得した後、端末Aは、サービスが選択ウィンドウ内の対応するサイドリンクリソースに入る発生する干渉強度を推定し得る。干渉強度が特定の閾値を超える場合、サイドリンクリソースを端末Aの後続のサイドリンクリソース伝送に使用することができない。前述のスクリーニングの後、端末Aは、図1の(a)に示される候補リソースプールを取得し、該候補リソースプールから、後続の伝送に使用されるサイドリンクリソースを選択する(例えばランダムに選択する)。
Rel-14 V2Xとは異なり、Rel-17 V2Xは端末Bと端末Aを使用して情報を交換する。例えば端末Bは、端末Aにトリガメッセージを送信して、端末Aがサイドリンクリソースをセンシング(sense)するようにトリガし、次いで、端末Aは、スペクトル占有ステータスをセンシングし、センシング結果(sensing result)を取得する。センシング結果は、サイドリンクリソースのグループに関する情報を含む。その後、端末Aは、端末Bに支援情報(assistance information)を送信し、取得したサイドリンクリソースのグループに関する情報を端末Bに送信し、そのため、端末Bは、サイドリンクリソースのグループからデータ伝送に使用されるサイドリンクリソースを選択する。したがって、Rel-17 V2Xの端末Aのセンシング結果は、端末AによってRel-14 V2Xでの伝送に使用されるのではなく、端末Bによって伝送のために使用される。
図1に示されるように、Rel-17 V2Xのセンシング目的は、Rel-14 V2Xのセンシング目的とは異なる。Rel-14 V2Xの端末Aのセンシング目的は、アイドルサイドリンクリソース又は干渉が閾値未満のサイドリンクリソースを取得することである。しかしながら、Rel-17 V2Xでは、端末Aのセンシング結果は、端末Bによって伝送のために使用される。したがって、端末Aは、端末Bによって伝送のために使用される高いチャネル品質を有するサイドリンクリソースをセンシングし、サイドリンクリソースを推奨する必要がある。
現在、支援情報フィードバックをトリガすること又は周期的な支援情報を構成することの2つのタイプが存在し得る。支援情報フィードバックをトリガすることは、端末Bが、トリガ情報(trigger information)を端末Aに送信し、端末Aが、トリガ情報に基づいて支援情報(assistance information)を端末Bに送信し、次いで、端末Bが、端末Aによってフィードバックされた支援情報に基づいて、データ伝送に使用されるサイドリンクリソースを決定してデータ伝送を実行することを意味する。定期的な支援情報フィードバックを構成することは、端末Bが、端末Aのために周期的なサイドリンクリソースを構成することを意味する。サイドリンクリソースは、端末Aによって支援情報をフィードバックするために使用され、周期的なリソースは100ms又は数秒ごとに一回の伝送に使用されてよく、伝送のための周波数領域リソースは比較的固定されている。
本開示のこの実施形態において、支援情報は単に説明のために使用されるものにすぎず、実際の名前は単に情報であり得ることに留意されたい。この情報は、一部のサイドリンクリソースの時間周波数位置の記述情報を伝達する。
従来の技術では、端末Bがトリガメッセージ又は設定情報を端末Aに送信し、端末Aが支援情報を送信し、ここで、支援情報は、サイドリンクリソースのグループに関する情報を端末Bに示すために使用され、端末Bは、サイドリンクリソースのグループに関する情報に基づいて、サービスを伝送するために使用されるサイドリンクリソースを決定する。しかしながら、従来の技術は以下の欠点を有する。
サイドリンクリソースのグループを選択するとき、端末Aは端末Bの既存の伝送を考慮しない。例えば端末BがスロットAでデータを受信することを予約していると仮定する。しかしながら、端末Aによって端末Bに推奨されるサイドリンクリソースのグループはスロットAに位置するか又はスロットAと重複している。サイドリンクリソースのグループは、端末Bによって送信されたデータを伝達するために使用されるため、端末Bの受信と送信の競合がスロットAで発生し、これは略して送受信競合と呼ばれる。
あるいは、支援情報を使用することによって端末Aにより端末Bに推奨されるサイドリンクリソースのグループは、端末Bが送信を予約しているサイドリンクリソースと同じスロットにある可能性がある。このように、端末Bがデータの少なくとも2つのピースを同時に送信することができないとき、送信する2つのピースの間に競合が発生する。
加えて、端末Bに支援情報を送信するとき、端末Aは、支援情報を伝達するために使用されるサイドリンクリソースBを選択する必要がある。しかしながら、サイドリンクリソースBの時間領域位置は、端末Bが送信を予約しているサイドリンクリソースAの時間領域位置と重複することがある。サイドリンクリソースBは、端末Bによって受信される必要がある支援情報を伝達するために使用され、サイドリンクリソースAは、端末Bによって送信される必要があるデータを伝達するために使用されるので、2つのリソースの時間領域位置が重複する場合、端末Bは受信又は送信のみを選択することができる。加えて、サイドリンクリソースBは端末Aによって決定されるが、端末Bは、必ずしもサイドリンクリソースBの時間範囲内で受信状態にあるとは限らない。端末BがサイドリンクリソースBの時間範囲内で送信状態にある場合、端末Bは、端末Aによって送信された支援情報をサイドリンクリソースBで受信することができない。
同様に、実際には以下のケースが存在することがある:例えば端末Aが、別の端末によって端末Bに送信された情報をサイドリンクリソースXでリッスンしない場合、あるいは端末Aが、サイドリンクリソースXが別の端末によって占有されていること又は端末Bに送信された情報を伝達していることを学習していない場合、支援情報を送信するために端末Aによって使用されるサイドリンクリソースBと、別のメッセージを受信するために端末Bによって使用されるサイドリンクリソースXとは、同じリソースである、すなわち、重複していることがある。2つのリソースが重複している場合、受信も失敗する可能性がある。
これに基づいて、本開示の一実施形態は、リソース決定方法を提供する。この方法では、第1端末(例えば受信者端末)が、第2端末(例えば送信者端末)に推奨される1つ以上のサイドリンクリソースを決定するとき、第2端末の伝送ステータスが考慮される。したがって、第1端末によって第2端末に推奨される1つ以上のサイドリンクリソースに関する情報は、第2端末の伝送と競合するサイドリンクリソースに関する情報を含まないことがあり、あるいは、第2端末にサービスを送るために第1端末によって1つ以上のサイドリンクリソースから選択された第1サイドリンクリソースは、第2端末の送信と競合し得ない。これにより、第2端末の既存の伝送との競合を回避することができる。
以下では、添付の図面を参照して本開示における技術的な解決策を説明する。
交通システムのセキュリティとインテリジェンスを改善するために、インテリジェント交通システムのアイデアが徐々に出現している。最近のフェーズでは、インテリジェント交通システムの開発は、主に、インテリジェント道路交通システムの分野、すなわち、ビークル・ツー・エブリシング(vehicle-to-everything、V2X)に焦点を当てている。V2X通信は、ビークル・ツー・ビークル(vehicle-to-vehicle、V2V)通信、ビークル・ツー・インフラストラクチャ(vehicle-to-infrastructure、V2I)通信、ビークル・ツー・ペデストリアン(vehicle-to-pedestrian、V2P)通信を含む。V2Xアプリケーションは、運転の安全性を改善し、混雑と車両のエネルギー消費を削減し、例えば信号、キャンパス及び踏切のようなインフラストラクチャとの通信等の交通効率を改善させる。ビークル・ツー・エブリシングシステムは、長期進化(long term evaluation、LTE)V2V又は新しい無線V2Vに基づくサイドリンク伝送技術である。通信データがネットワークデバイスによって送受信される方式を使用する従来のLTEシステム又はNRとは異なり、ビークル・ツー・エブリシングシステムは、端末が互いに直接通信する方式を使用する。
図2は、本開示の一実施形態によるリソース決定方法が適用可能な通信システムを示す。本システムは、端末100と1つ以上の端末(例えば端末200、端末300及び端末400)を含む。
端末100と1つ以上の端末のうちのいずれか1つとの間の直接通信のために使用される第1インタフェースが存在する。例えば第1インタフェースはPC5インタフェースと呼ばれることがある。PC5インタフェース上にあり、かつ端末100と1つ以上の端末のいずれか1つとの間の通信に使用される伝送リンクは、サイドリンクと呼ばれることがある。言い換えると、端末間でサイドリンク情報を伝送するために、PC5インタフェース上でサイドリンクを確立する必要がある。端末間でサイドリンクを確立する方法については、従来技術における説明を参照されたい。本開示のこの実施形態では詳細は説明されない。
例えばPC5インタフェースは、専用の周波数帯域(例えば5.9GHz)を使用してよい。
端末100と端末200との間の通信を例として使用する。端末100と端末200との間のサイドリンクでサービスを伝送する(例えばサービスを送る又はサービスを受け取る)ために使用されるリソースは、サイドリンクリソースと呼ばれることがある。本開示のこの実施形態では、端末100と端末200との間のサイドリンクでサービスを伝送する(例えばサービスを送る又はサービスを受け取る)ために使用されるリソースの具体的な名前は限定されず、必要に応じて設定されてよい。
本開示のこの実施形態では、端末がサイドリンクで通信するシナリオは、サイドリンク通信シナリオと呼ばれることがある。
サイドリンク通信シナリオでは、サイドリンク情報が2つの端末(例えば送信者端末と受信者端末)の間で伝送され得る。送信者端末は、サイドリンク情報を基地局に最初に送信する必要がなく、その後、基地局は、コアネットワークを通して受信者端末にサイドリンク情報を転送する必要がない。これは、データ遅延を大幅に削減することができる。
なお、受信者端末と送信者端末は相対的な概念であることに留意されたい。例えば端末Aが端末Bに情報を送信するとき、端末Bは受信者端末であり、端末Aは送信者端末である。端末Bが端末Aに情報を送信するとき、端末Bは送信者端末であり、端末Aは受信者端末である。
例えば端末100は送信者端末であり、端末200は受信者端末であり、送信者端末は、サイドリンクリソースを使用することによって、サイドリンク情報を受信者端末に送信する。この場合、送信者端末は現在、以下のモードでサイドリンクリソースを取得し得る。受信者端末がサイドリンクリソースを取得するモードについては、送信者端末がサイドリンクリソースを取得するモードを参照されたい。詳細は後述されない。
モード1(mode 1):ネットワークによってスケジュールされるリソース割り当てモード。
モード1:送信者端末は、無線リソース制御(radio resource control、RRC)接続モードでネットワークデバイスとデータ伝送を行う。この場合、送信者端末と通信するネットワークデバイスは、送信者端末について、サイドリンクサービスデータを伝送するために使用されるサイドリンクリソースをスケジュールすることができる。例えば送信者端末は、スケジューリング要求(scheduling request、SR)とサイドリンクバッファステータスレポート(buffer status report、BSR)をネットワークデバイスに送信する。サイドリンクBSRは、送信者端末のサイドリンク通信データ量を決定するために使用される。ネットワークデバイスは、サイドリンクBSRに基づいて送信者端末のサイドリンク通信データ量を決定し、送信者端末について、サイドリンクサービスデータを伝送するために必要なサイドリンクリソースをスケジュールし得る。ネットワークデバイスは、構成されたサイドリンク無線ネットワーク一時識別子(SL-radio network temporary identifier、SL-RNTI)を使用することによって、サイドリンク通信に使用されるサイドリンクリソースをスケジュールする。
モード2(mode 2):端末によって自律的に選択されるリソース選択モード。
モード2:送信者端末は、リソースプール(通常は1つ以上のサイドリンクリソースを含む)からサイドリンクリソースを選択する。例えば送信者端末がネットワークカバレッジ内にあるとき、リソースプールは、システム情報のネットワークデバイスによってブロードキャストされるリソースである。送信者端末がネットワークカバレッジ外にあるとき、リソースプールは、送信者端末によって事前構成されたリソースと見なされてよい。リソースプールは、送信者端末のための特有のリソースプールであってよい、すなわち、送信者端末のみが、リソースプールからサイドリンクリソースを選択し得る。あるいは、リソースプールは、送信者端末を含む複数の端末によって共有されるリソースプールであってよい、すなわち、送信者端末以外の端末もリソースプールからリソースを選択し得る。後者については、送信者端末がリソースプールからサイドリンクリソースを自律的に選択するとき、送信者端末は、リソースプールに対してセンシングを実行し、サイドリンクリソースを選択し得る。
サイドリンク伝送は、リソースプールに基づく。リソースプールは論理的な概念である。1つのリソースプールは複数の物理リソースを含み、その任意の物理リソースが、データを送信するために使用される。端末は、リソースプール内のリソースを使用することによって、データを送信し得る。
具体的には、送信者端末によって送信されるサイドリンクサービスデータに使用されるサイドリンクリソースの品質を保証し、送信者端末がサイドリンクリソースを自律的に選択するときに、複数の端末がリソースプールからサイドリンクリソースをランダムに選択するために生じるリソースの衝突を回避するため、すなわち、送信者端末によって選択されたリソースが他の複数の端末によって占有されるために生じる通信品質の低下を回避するため、送信者端末は、センシング技術を使用することによって将来の期間1におけるサイドリンクリソースの使用状況を予測し、期間1におけるサイドリンクリソースの使用状況をリスニング結果として使用することができる。サイドリンクリソースの使用状況は、将来の期間1において別の端末がサイドリンクリソースを占有しているかどうかを示すことがある。したがって、リスニング結果に基づいて、送信者端末は、リスニング結果の対応するサイドリンクリソースを予約して、送信者端末の通信品質を確保することができる。加えて、センシング技術を使用することにより、送信者端末によって予約されたサイドリンクリソースは、時間効率がよい。例えば5G NRでは、周期的なサービスのセンシング結果の時間効率と非周期的なサービスのセンシング結果の時間効率は異なり、両者は特有のミリ秒時間内にある。
LTE又はNRに基づくV2X通信では、端末は、LTEリリース(Release)14標準プロトコルで定義されるリスニング(又はセンシング(sensing)とも呼ばれることがある)プロセスを使用することによって又はそれに基づいて、センシング結果を取得することがある。例えばサイドリンクリソースのセンシング結果を使用して、以下のうちのいずれか1つ以上、すなわち、リソースプール内の特有のサイドリンクリソースの識別子又は位置と、サイドリンクリソースの信号強度と、サイドリンクリソースの信号電力と、サイドリンクリソースのチャネルビジー比(channel busy ratio、CBR)のうちのいずれか1つ以上を示すことができる。
本開示の実施形態における端末は、無線通信機能を有するデバイスであり、屋内、屋外、ハンドヘルド又は車載を含む陸上で展開されてよい。あるいは、端末は、水上で(例えば船上で)展開されてよく、空中で(例えば飛行機、気球、衛星で)展開されてもよい。端末は、ユーザ機器(user equipment、UE)、モバイルステーション(mobile station、MS)、モバイル端末(mobile terminal MT)、端末デバイス等とも呼ばれ、ユーザに音声及び/又はデータ接続を提供するデバイスである。例えば端末は、無線接続機能を有するハンドヘルドデバイス又は車載デバイスを含む。現在、端末は、携帯電話(mobile phone)、タブレットコンピュータ、ノートコンピュータ、パームトップコンピュータ、モバイルインターネットデバイス(mobile internet device、MID)、ウェアラブルデバイス(例えばスマートウォッチ、スマートバンド又は歩数計等)、車載デバイス(例えば自動車、自転車、電気自動車、航空機、船舶、列車、高速列車)、仮想現実(virtual reality、VR)デバイス、拡張現実(augmented reality、AR)デバイス、産業制御(industrial control)における無線端末、スマートホームデバイス(例えば冷蔵庫、テレビ、エアコン、電気メータ)、インテリジェントロボット、ワークショップデバイス、自動運転(self-driving)における無線端末、リモート医療手術(remote medical surgery)における無線端末、スマートグリッド(smart grid)における無線端末、交通安全(transportation safety)における無線端末、スマートシティ(smart city)における無線端末、スマートホーム(smart home)における無線端末、フライトデバイス(例えばインテリジェントロボット、熱気球、無人航空機(uncrewed aerial vehicle)、航空機等)等であり得る。本開示の可能な適用シナリオでは、端末は、陸上で動作することが多い端末、例えば車載デバイスである。本開示では、説明を簡単にするために、前述のデバイスに展開されるチップ、例えばシステムオンチップ(System-On-a-Chip、SOC)、ベースバンドチップ又は通信機能を有する別のチップも端末と呼ばれることがある。
端末は、対応する通信機能を有する車両、車載通信装置又は別の組込み通信装置であってよく、あるいは携帯電話やタブレットコンピュータ等を含むユーザのハンドヘルド通信装置であってもよい。
例えば本開示の実施形態では、端末は代替的にウェアラブルデバイスであってもよい。ウェアラブルデバイスは、ウェアラブルインテリジェントデバイスとも呼ばれることがあり、例えば眼鏡、手袋、時計、衣類及び靴等、ウェアラブル技術を使用することによって日常的な着用のためにインテリジェントに設計及び開発されたウェアラブルデバイスの総称である。ウェアラブルデバイスは、身体に直接着用するかユーザの衣服やアクセサリに統合することができるポータブルデバイスである。ウェアラブルデバイスはハードウェアデバイスだけでなく、ソフトウェアサポート、データ交換及びクラウド対話を通して強力な機能を実装する。一般的なウェアラブルインテリジェントデバイスは、スマート時計やスマート眼鏡のように、スマートフォンに依存せずに完全又は部分的な機能を実装することができるフル機能及び大型のデバイスと、1つのタイプのアプリケーション機能のみに焦点を当て、スマートフォンのような他のデバイスと連携する必要がある、物理的なサインを監視するための様々なスマートバンド又はスマートジュエリーのようなデバイスを含む。端末は、車載通信モジュール又は別の組込み通信モジュールであってよく、あるいは、携帯電話やタブレットコンピュータ等を含む、ユーザのハンドヘルド通信デバイスであってもよい。図2では、VUE(vehicular user equipment)が本開示の実施形態における端末の例として使用される。
本開示の実施形態で説明される解決策がV2Xシナリオに適用されるとき、本解決策は、以下の分野:すなわち、無人運転(unmanned driving)、自動運転(automated driving/ADS)、運転者支援(driver assistance/ADAS)、インテリジェント運転(intelligent driving)、コネクテッド運転(connected driving)、インテリジェントネットワーク運転(Intelligent network driving)、カーシェアリング(car sharing)の分野に適用され得る。確かに、本開示の実施形態で説明される解決策は、バンドと携帯電話の対話、VR眼鏡と携帯電話の対話にも適用されてもよい。
図3は、本開示の実施形態による、通信デバイスのハードウェア構造の概略図である。本開示の実施形態における第1端末及び第2端末のハードウェア構造については、図3に示される構造を参照されたい。通信デバイスは、プロセッサ31、通信回線34及び少なくとも1つのトランシーバを含む(説明は単に、通信デバイスが図3のトランシーバ33を含む例を用いることにより提供される)。
プロセッサ31は、汎用中央処理ユニット(central processing unit、CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)又は本開示の解決策のプログラム実行を制御するように構成される1つ以上の集積回路であり得る。
通信回線34は、上述の構成要素間で情報を転送するための経路を含んでよい。
トランシーバ33は、トランシーバのような任意の装置であり、別のデバイスと、あるいはイーサネット(登録商標)、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)又は無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)のような通信ネットワークと通信するように構成される。
任意に、通信デバイスはメモリ32を更に含み得る。
メモリ32は、読取専用メモリ(read-only memory、ROM)又は静的な情報と命令を記憶することができる別のタイプの静的ストレージデバイス、あるいはランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)又は情報と命令を記憶できる別のタイプの動的ストレージデバイスであり得るか;あるいは電気的に消去可能なプログラマブル読取専用メモリ(electrically erasable programmable read-only memory、EEPROM)、コンパクトディスク読取専用メモリ(compact disc read-only memory、CD-ROM)又は別のコンパクトディスクストレージ、光ディスクストレージ(圧縮光ディスク、レーザーディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク等を含む)、磁気ディスクストレージ媒体又は別の磁気ストレージデバイス、あるいは予約されたプログラムコードを命令又はデータ構造の形式で保持又は記憶するために使用することができ、かつコンピュータによってアクセスすることができる任意の他の媒体であり得る。しかしながら、これはそのように限定されない。メモリは独立して存在してよく、通信回線34を通してプロセッサに接続される。あるいは、メモリ32はプロセッサ31に統合されてよい。
メモリ32は、本開示における解決策を実行するためのコンピュータ実行可能命令を記憶するように構成され、実行はプロセッサ31によって制御される。プロセッサ31は、メモリ32に記憶されるコンピュータ実行可能命令を実行するように構成され、本開示の以下の実施形態で提供されるリソース決定方法を実装する。
任意に、本開示のこの実施形態におけるコンピュータ実行可能命令は、アプリケーションコードと呼ばれることもある。これは、本開示のこの実施形態では特に限定されない。
特定の実装の間、一実施形態では、プロセッサ31は、1つ以上のCPU、例えば図3のCPU0とCPU1を含み得る。
特定の実装の間、一実施形態では、通信デバイスは、複数のプロセッサ、例えば図3のプロセッサ31とプロセッサ35を含み得る。プロセッサの各々は、シングルコア(シングルCPU)プロセッサであり得るか、マルチコア(マルチCPU)プロセッサであり得る。本明細書におけるプロセッサは、データ(例えばコンピュータプログラム命令)を処理するように構成される1つ以上のデバイス、回路及び/又は処理コアであり得る。
本開示の実施形態で提供されるリソース決定方法は、図4及び図9に関連して以下に詳細に説明される。
なお、本開示の以下の実施形態におけるネットワーク要素間のメッセージの名前、メッセージ内のパラメータの名前等は単なる例であり、特定の実装の間に他の名前が存在してもよいことがあることに留意されたい。これは、本開示の実施形態では特に限定されない。
本開示の実施形態の間で相互参照が可能であることに留意されたい。例えば同一又は類似のステップについて、方法の実施形態、通信システムの実施形態及び装置の実施形態の間で相互参照が可能である。これは限定されない。
本開示の実施形態では、本開示の実施形態のリソース決定方法のコードを記録したプログラムを実行することによって、本開示の実施形態におけるリソース決定方法に応じて通信を行うことが可能であれば、リソース決定方法の実行体の特定の構造は本開示の実施形態において特に限定されない。例えば本開示の実施形態で提供されるリソース決定方法は、第1端末にあり、かつプログラムを呼び出して実行することができる機能モジュールによって実行されてよく、あるいは第1端末に適用される通信装置、例えばチップ、チップシステム又は集積回路によって実行されてもよい。チップ、チップシステム又は集積回路は、第1端末の内部に配置されてよく、あるいは第1端末から独立していてもよい。これは、本開示の実施形態において限定されない。本開示の実施形態において提供されるリソース決定方法は、第2端末にあり、かつプログラムを呼び出して実行することができる機能モジュールによって実行されてよく、あるいは第2端末に適用される通信装置、例えばチップ、チップシステム又は集積回路によって実行されてもよい。チップ、チップシステム又は集積回路は、第2端末の内部に配置されてよく、あるいは第2端末から独立していてもよい。これは、本開示の実施形態において限定されない。以下の実施形態は、リソース決定方法が第1端末又は第2端末によって実行される例を使用して説明される。
図4は、本開示の一実施形態による、リソース決定方法の対話的実施形態を示す。本方法は、以下のステップを含む。
ステップ401:第1端末が伝送情報を取得し、ここで、該伝送情報は、第2端末の伝送ステータスを決定するために使用される。
一例では、第2端末の伝送ステータスは、第2端末によって別のサービスを伝送する(例えば別のサービスを受信又は別のサービスを送る)ために使用されるサイドリンクリソースと時間範囲が重複しないサイドリンクリソースを決定するために、第1端末によって使用される。あるいは、第2端末の伝送ステータスは、第2端末が別のサービスを伝送する期間と時間範囲が重複しないサイドリンクリソースを決定するために、第1端末によって使用される。
別の例では、第2端末の伝送ステータスは、第2端末がサービスを送る傾向があるサイドリンクリソース、又は第2端末がサービスを送る傾向がある期間、又は第2端末がサービスを受け取る傾向がある時間、又は第2端末がサービスを受け取る傾向があるサイドリンクリソースを決定するために、第1端末によって使用される。
本開示のこの実施形態では、第2端末がサービスを送る傾向がある期間とは、以下の意味を含むことがある:1.第2端末がサービスを送るために予約している期間。2.第2端末がサービスを送る傾向があるサイドリンクリソースが位置する期間。例えば第2端末がサイドリンクリソース1でサービスを送る傾向があり、サイドリンクリソース1がスロット2に位置する場合、スロット2は、第2端末がサービスを送る傾向がある期間である。例えば第2端末がスロット1でサービスを送る傾向がある場合、スロット1は、第2端末がサービスを送る傾向がある期間である。
本開示のこの実施形態では、第2端末がサービスを受け取る傾向がある期間とは、以下の意味を含むことがある:1.第2端末がサービスを受け取るために予約している期間。2.第2端末がサービスを受け取る傾向があるサイドリンクリソースが位置する期間。例えば第2端末がサイドリンクリソース1でサービスを受け取る傾向があり、サイドリンクリソース1がスロット2に位置する場合、スロット2は、第2端末がサービスを受け取る傾向がある期間である。サイドリンクリソース3もスロット2に位置する場合、第2端末の受信と送信の競合を避けるため、第1端末は、サイドリンクリソースを第2端末に推奨する際にサイドリンクリソース3を考慮しない。
例えば第2端末がスロット1でサービスを受け取る傾向がある場合、スロット1は、第2端末がサービスを受け取る傾向がある期間である。
本開示のこの実施形態において、2つのサイドリンクリソースの時間領域位置が同じである場合、2つのサイドリンクリソースは異なる周波数領域位置を有する可能性がある。例えばサイドリンクリソース1とサイドリンクリソース3は両方ともスロット1に位置するが、2つは異なる周波数領域位置を有する。
もちろん、本開示のこの実施形態では、第2端末がサービスを送る傾向がある期間内のサイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送る傾向があるサイドリンクリソースと見なされてもよい。本開示のこの実施形態では、第2端末がサービスを受け取る傾向がある期間内のサイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取る傾向があるサイドリンクリソースと見なされてよい。
更に別の例では、第2端末の伝送ステータスは、第2端末がサービスを送る傾向がないサイドリンクリソース、又は第2端末がサービスを送る傾向がない期間、又は第2端末がサービスを受け取る傾向がないサイドリンクリソース、又は第2端末がサービスを受け取る傾向がない期間を決定するために、第1端末によって使用される。
本開示の実施形態では、第2端末がサービスを送る傾向がない期間内のサイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送る傾向がないサイドリンクリソースと見なされてよい。本開示の実施形態では、第2端末がサービスを受け取る傾向がない期間内のサイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取る傾向がないサイドリンクリソースと見なされてよい。
本開示のこの実施形態では、第2端末がサービスを送る「傾向がある」サイドリンクリソースとは、第2端末がサービスを送るために予約しているサイドリンクリソース、又は第2端末がサービスを送る準備をするサイドリンクリソース、又は第2端末がサービスを送ることをアドバイスするサイドリンクリソースとして理解され得る。第2端末がサービスを送る「傾向がある」サイドリンクリソース上で、第2端末がサービスを送るとき、受信と送信の競合は発生しないか、ほとんど生成されない。
本開示のこの実施形態では、第2端末がサービスを送る「傾向がある」期間とは、第2端末がサービスを送るために予約している期間、又は第2端末がサービスを送る準備をする期間、又は第2端末がサービスを送ることをアドバイスする期間として理解され得る。第2端末がサービスを送る「傾向がある」期間内に、第2端末がサービスを送るとき、第2端末による別のサービスの受信との競合が発生しないか、存在する競合が比較的少量であり得るか、送信中に競合が発生しない。
本開示のこの実施形態では、第2端末がサービスを送る「傾向がない」サイドリンクリソースとは、第2端末がサービスを送るために予約していないサイドリンクリソース、又は第2端末がサービスを送る準備をしていないサイドリンクリソース、又は第2端末がサービスを送ることをアドバイスしないサイドリンクリソースとして理解され得る。第2端末がサービスを送る「傾向がない」サイドリンクリソースで、第2端末がサービスを送るとき、第2端末による別のサービスの受信との競合が発生し得るか、存在する競合が比較的大量であり得るか、送信中に競合が発生する。
本開示のこの実施形態では、第2端末がサービスを送る「傾向がない」期間とは、第2端末がサービスを送るために予約していない期間、又は第2端末がサービスを送る準備をしていない期間、又は第2端末がサービスを送ることをアドバイスしない期間として理解され得る。第2端末がサービスを送る「傾向がない」期間に、第2端末がサービスを送るとき、第2端末による別のサービスの受信との競合が発生し得るか、存在する競合が比較的大量であり得るか、送信中に競合が発生する。
例えば第2端末の伝送ステータスは、以下のうちの1つ以上、すなわち:第1期間を示すために使用される情報、第2サイドリンクリソースに関する情報、第2期間を示すために使用される情報及び第3サイドリンクリソースに関する情報、のうちの1つ以上を含む。
第1期間を示すために使用される情報は、第1期間、又は第1期間の開始時点(moment)と終了時点、又は第1期間の開始時点と長さ、又は第2端末がサービスを受け取るために予約しているか又はサービスを受け取る傾向があるサイドリンクリソースが位置する期間であり得る。これは、本開示のこの実施形態において限定されない。ここで、「第2端末がサービスを受け取るために予約しているか又はサービスを受け取る傾向がある」における「サービス」とは、一般的な概念である、すなわち、第2端末は第1期間に任意のサービスを受け取り得る。
第1期間/第2期間は、本開示のこの実施形態において、連続期間であってよく、不連続な期間であってもよい。例えば第1期間はスロットであり得る。
例えば第2端末がサービスを受け取るために予約するか又はサービスを受け取る傾向があるサイドリンクリソース1が、スロット1に位置する場合、第1期間はスロット1であり得る。スロット1に位置するサイドリンクリソースが、サイドリンクリソース1及びサイドリンクリソース2を含むとき、第1端末は、1つ以上のサイドリンクリソースを第2端末に推奨することを決定する際に、サイドリンクリソース1及びサイドリンクリソース2を考慮しなくてよい。
例えば第1期間は、第2端末がサービスを受け取るために予約している期間であるか、又は第1期間は、第2端末がサービスを送るために予約している期間であるか、又は第1期間は、第2端末がサービスを受け取る傾向がある期間であるか、又は第1期間は、第2端末がサービスを送る傾向がない期間であるか、又は第1期間は、第2端末がサービスを受け取るために予約しているサイドリンクリソースが位置する期間であるか、又は第1期間は、第2端末がサービスを送るために予約しているサイドリンクリソースが位置する期間である。
本開示の可能な実装では、第2端末が複数のサービスを同時に送信することができないとき、第2端末にサイドリンクリソースを推奨する際に、第1端末は、第2端末がサービスを送るために予約しているサイドリンクリソースが位置する期間と時間範囲が重複するサイドリンクリソースを考慮しなくてよい。
本開示の可能な実装では、第2端末が複数のサービスを同時に送信することができるとき、第2端末にサイドリンクリソースを推奨する際に、第1端末は、第2端末がサービスを送るために予約しているサイドリンクリソースが位置する期間と時間範囲が重複するサイドリンクリソースを考慮し得るが、第2端末がサービスを送信するために予約しているサイドリンクリソースは考慮しない。
本開示のこの実施形態において、「予約している(reserve to)」は事前合意(pre-agreement)を意味する。
第2サイドリンクリソースに関する情報は、第2サイドリンクリソースを識別するために使用される。例えば第2サイドリンクリソースに関する情報は、時間周波数位置又は第2サイドリンクリソースのインデックスであり得る。例えば第1端末と第2端末は同じリソースプール内のサイドリンクリソースをセンシングし、リソースプールに含まれる各サイドリンクリソースは、対応するインデックスを有し、第1端末と第2端末の両方が、各サイドリンクリソースに対応するインデックスを学習する。この場合、第2端末が第1端末に第2サイドリンクリソースのインデックスを送信するとき、第1端末は、第2端末によって示されるサイドリンクリソースを決定することができる。
例えば第2サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを伝送するために予約しているサイドリンクリソースであるか、又は第2サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取る傾向があるサイドリンクリソースであるか、又は第2サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送る傾向がないサイドリンクリソースである。
例えば第2期間は、第2端末がサービスを送る傾向がある期間であるか、又は第2端末がサービスを受け取る傾向がない期間である。
例えば第3サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送る傾向があるサイドリンクリソースであるか、又は第3サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取る傾向がないサイドリンクリソースであるか、又は第3サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送る傾向がある期間のサイドリンクリソースであるか、又は第3サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取る傾向がない期間のサイドリンクリソースである。
例えば本開示のこの実施形態では、第2端末は、ある期間にサービスデータを受け取ることがあるが、別の期間にはサービスデータを受け取ることができない可能性がある。例えば第2端末は不連続の受信機構を使用する。このように、第2端末はアクティブ状態とスリープ状態を含む。アクティブ状態では、第2端末はサービスを受け取ることができ、サービスを送ることもできる。スリープ状態では、第2端末はサービスを送ることはできるが、サービスを受け取ることはできない。したがって、第2端末のスリープ状態に対応する期間は、第2端末がサービスを受け取る傾向がない期間と見なされてよい。したがって、第2端末のアクティブ状態に対応する期間は、第2端末がサービスを受け取る傾向がある期間と見なされてよい。第2端末のアクティブ状態に対応する期間内のサイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取る傾向があるサイドリンクリソースと見なされてよい。第2端末のスリープ状態に対応する期間内のサイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取る傾向がないサイドリンクリソースと見なされてよい。
第1端末は、本開示のこの実施形態において、第2端末にサイドリンクリソースを推奨する端末であり得る。第1端末は、サイドリンクリソースを第2端末に特別に推奨する端末であるか又は第2端末以外の端末であり得る。あるいは、第1端末は、本開示のこの実施形態において、第2端末からサービスを受け取る必要がある端末であり得る。この場合、第1端末によってサービスを受け取る受信品質を向上させるために、第1端末は、センシング技術を使用することによってリソースプールから1つ以上のサイドリンクリソースをセンシングし、1つ以上のサイドリンクリソースに関する情報を第2端末に推奨することができる。1つ以上のサイドリンクリソースは第1端末によって決定されるため、第1端末は、センシングされたサイドリンクリソースから、受信品質の向上に役立つサイドリンクリソースを選択し、そのサイドリンクリソースを第2端末に推奨することができる。これは、第1端末の受信品質の向上に役立つ。
例えば第1端末は、図2に示される端末100であってよく、第2端末は、図2に示される端末200であってよい。
本開示の可能な実装では、本開示のこの実施形態におけるステップ401は、以下の方式で実装されてもよい:第1端末が、第3端末によって送信された第1メッセージを受け取り、ここで、第1メッセージは、第2端末の伝送ステータスを決定するために使用される。例えば第1メッセージは、第3端末が第2端末にサービスを送信するために予約するか又は送信する傾向があるサイドリンクリソースXに関する情報又は期間Xに関する情報を含む。この場合、第2端末にとって、期間Xはサービスを受け取ることができる期間であり、サイドリンクリソースXは、サービスを受け取ることができるサイドリンクリソースである。なお、第3端末によって送信される第1情報は、第1端末に特別に送信され得るか、第3端末によって第2端末に特別に送信され得ることに留意されたい。しかしながら、第1メッセージは、第2端末によってリッスンされてもよい。あるいは、第1メッセージは、第3端末によって送信されるブロードキャストメッセージである。あるいは、第3端末が第1メッセージをグループに送信し、第1端末と第2端末が該グループに属し、そのため、第1端末は、第3端末によって送信された第1メッセージを受信することができる。
本開示の可能な実装では、本開示のこの実施形態におけるステップ401は、以下の方式で実装されてもよい:第1端末が、第2端末から伝送情報を受信する。
伝送情報は、第2端末によって第1端末に能動的に送信され得る。例えば第2端末にサイドリンクリソースを推奨するように第1端末をトリガするとき、第2端末は、該第2端末の伝送ステータスを第1端末に送信する。
加えて、伝送情報は、第1端末のトリガに基づいて第2端末によって送信されてもよい。例えば第1端末が、第2端末にサイドリンクリソースを推奨すると決定するとき、第1端末は要求メッセージを第2端末に送信してよく、ここで、要求メッセージは、第2端末の伝送ステータスを要求するために使用される。次いで、第2端末は、要求メッセージに基づいて第2端末の伝送情報を第1端末に送信する。これに応じて、第1端末は第2端末から送信情報を受信する。
本開示の可能な実施形態では、ステップ401の前に、本方法は以下を更に含み得る:第1端末が第2端末にサイドリンクリソースを推奨することを決定する。
一例において、本開示のこの実施形態では、第1端末が第2端末にサイドリンクリソースを推奨することを決定することは、以下を含み得る:第1端末が、第2端末からトリガメッセージを受信し、ここで、トリガメッセージは、第2端末にサイドリンクリソースを推奨するように第1端末に指示するために使用される。第1端末が、トリガメッセージに基づいて、第2端末にサイドリンクリソースを推奨することを決定する。
別の例において、本開示のこの実施形態では、第1端末が第2端末にサイドリンクリソースを推奨することを決定することは、以下を含み得る:第1端末が、第2端末からのサービスを受け取る必要があると判断するとき、第1端末が、第2端末にサイドリンクリソースを推奨することを決定し得る。
例えば第1端末が、事前構成情報又は第2端末からの指示に基づいて、第2端末からのサービスを期間1において受け取る必要がある判断するとき、第1端末は、第2端末にサイドリンクリソースを推奨することを決定し得る。
ステップ402:第1端末は、伝送ステータスに基づいて1つ以上のサイドリンクリソースを決定する。サイドリンクリソースは、第2端末によってデータを送信するために使用され得る。
1つ以上のサイドリンクリソースの少なくとも1つは、第2端末のサービス伝送に対応するリソースと重複しない。第2端末のサービス伝送に対応するリソースは、第2端末がサービスを受け取る/送る傾向がある期間又は使用されるサイドリンクリソースであり得る。あるいは、第2端末のサービス伝送に対応するリソースは、サービスを受け取る/送るように予約するために使用される期間又はサイドリンクリソースであり得る。
本開示の図4において説明される実施形態における1つ以上のサイドリンクリソースは、第1端末によって選択され、第2端末によってデータを送信するために使用されるサイドリンクリソースである。言い換えると、第1端末は、第2端末がその1つ以上のサイドリンクリソースを使用してデータを送信し得ることを推奨する。
一例では、1つ以上のサイドリンクリソースのすべてが、第2端末のサービス伝送に対応するリソースと重複しない。
別の例では、1つ以上のサイドリンクリソースの一部は、第2端末のサービス伝送に対応するリソースと重複しないが、1つ以上のサイドリンクリソースの他のものは、第2端末のサービス伝送に対応するリソースと重複する。
伝送ステータスの上述の説明を参照して、1つ以上のサイドリンクリソースのうちの少なくとも1つのサイドリンクリソースが満たす条件について、異なる伝送ステータスを参照して以下に説明する。例えば少なくとも1つのサイドリンクリソースは、以下の条件1-1から条件1-4のうちのいずれか1つ以上の条件を満たす。
条件1-1:伝送ステータスが、第1期間を示すために使用される情報を含むとき、少なくとも1つのサイドリンクリソースの時間範囲が第1期間と重複しない。
サイドリンクリソースの時間範囲が第1期間と重複しないことは、サイドリンクリソースの時間範囲と第1期間との間に交わりがないこと、すなわち、サイドリンクリソースの時間領域位置が第1期間と重複しないことを意味し得る。
第1端末により1つ以上のサイドリンクリソースを決定する目的は、第2端末に1つ以上のサイドリンクリソースに関する情報を推奨し、それにより、第2端末が、サービスを送るために1つ以上のサイドリンクリソースから1つのリソースを選択することである。したがって、第1期間が、第2端末がサービスを受け取るために予約している期間であるか、又は第1期間が、第2端末がサービスを受け取る傾向がある期間であるとき、サイドリンクリソースの時間範囲が、第2端末がサービスを受け取るために予約している期間と重複する場合、第2端末で受信と送信の競合が発生する。このことに基づいて、第1端末によって決定される1つ以上のサイドリンクリソースは、第2端末の受信と送信の競合を回避するために、少なくとも、時間範囲が第1期間と重複しないサイドリンクリソースを含むべきである。例えば第1期間がスロット1である場合、サイドリンクリソースの時間範囲は、スロット1以外のスロットであり得る。言い換えると、サイドリンクリソースはスロット1以外のスロットに位置する。
本開示のこの実施形態では、「第2端末がサービスを送るために予約しているか又は第2端末がサービスを送る傾向がある」における「サービス」とは、指定のサービスであり得る(該サービスは、少なくとも1つのサイドリンクリソースで実行されるサービスとは異なる)。この場合、サービスを送るために予約しているか又はサービスを送る傾向があるということは、第2端末が期間内又はリソース上で指定のサービスを送ることができるが、その期間内又はそのリソース上で指定以外のサービスを送ることができないことを示す。
第1期間が、第2端末がサービスを送るために予約している期間であるとき、第2端末が送信するために予約しているサービスが、第2端末によって少なくとも1つのサイドリンクリソースに追加されるサービスと異なる場合、複数の異なるサービスの同時送信を回避するために、第2端末がサービスを送るために予約している期間と時間範囲が重複しないサイドリンクリソースが選択される。
なお、第2端末は更に、第1端末に対して、送信するように予約されたサービスの識別子を指示してもよいことに留意されたい。第2端末が送信するために予約しているサービスと、第2端末によって少なくとも1つのサイドリンクリソースに追加されたサービスが同じサービスである場合、少なくとも1つのサイドリンクリソースの時間範囲は第1期間と重複し得る。
本開示の一実施形態では、第2端末が複数のサービスを同時に送信することができないとき、少なくとも1つのサイドリンクリソースの時間範囲は第1期間と重複しない。
本開示の一実施形態では、第2端末が複数のサービスを同時に送信することができるとき、少なくとも1つのサイドリンクリソースの時間範囲は第1期間と重複し得る。このように、第2端末は複数のサービスを重複する期間で送信することができ、それにより、第2端末の伝送電力が増加する。
第1期間が、第2端末がサービスを送る傾向がない期間であるとき、第2端末がサービスを送る傾向がない期間と時間範囲が重複しないサイドリンクリソースが選択され、それにより、第2端末に推奨されるサイドリンクリソースは、第2端末の伝送要件を満たすことができる。
本開示のこの実施形態では、第2端末がサービスを送る傾向がない期間/サイドリンクリソースにおける「サービス」は、指定のサービスであり得る(該サービスは、少なくとも1つのサイドリンクリソースで実行されるサービスと同じである)。この場合、第2端末がサービスを送信する傾向がない期間/サイドリンクリソースは、第2端末が、その期間又はリソース上で指定のサービスを送ることができないが、その期間又はリソース上で指定以外のサービスを送ることができることを示す。
本開示のこの実施形態では、第2端末がサービスを送る傾向がない期間/サイドリンクリソースにおける「サービス」は、一般的なサービスであり得る。この場合、第2端末がサービスを送る傾向がない期間/サイドリンクリソースは、第2端末がその期間又はリソース上で任意のサービスを送ることができないことを示す。
条件1-2:伝送ステータスが第2サイドリンクリソースに関する情報を含むとき、少なくとも1つのサイドリンクリソースが第2サイドリンクリソースと重複しない。
第2サイドリンクリソースが、第2端末がサービスを伝送するために予約しているサイドリンクリソースであるとき、これは、第2端末が第2サイドリンクリソースでサービスを送受信するために予約していることを示す。
第2サイドリンクリソースが、第2端末がサービスを送るために予約しているリソースであるとき、又は第2サイドリンクリソースが、第2端末がサービスを送るために予約している期間のサイドリンクリソースであるとき、少なくとも1つのサイドリンクリソースが第2サイドリンクリソースと重複する場合、第2端末は、重複したサイドリンクリソースで端末a又は端末bにのみサービスを送ることを選択し得る。そのため、送信中に複数の競合が存在する。したがって、競合を回避するために、第2端末がサービスを送るために予約しているサイドリンクリソースと時間範囲が重複しないサイドリンクリソースが選択される。
加えて、第2サイドリンクリソースが、第2端末がサービスを受信する傾向があるサイドリンクリソースであるか、又は第2端末がサービスを受信する傾向がある期間内のサイドリンクリソースであるか、又は第2端末がサービスを受け取るために予約しているサイドリンクリソースであるか、又は第2端末がサービスを受け取るために予約している期間のサイドリンクリソースであるとき、少なくとも1つのサイドリンクリソースが第2サイドリンクリソースと重複している場合、第2端末は、重複したサイドリンクリソースでサービスを送ることができず、サービスを受け取ることができない。したがって、受信と送信の競合を回避するために、第2端末がサービスを受け取るために予約しているサイドリンクリソースと時間範囲が重複しないサイドリンクリソースが選択される。
さらに、第2サイドリンクリソースが、第2端末がサービスを送る傾向がないサイドリンクリソースであるか、又は第2端末がサービスを送る傾向がない期間内のサイドリンクリソースであるとき、第2サイドリンクリソースと時間範囲が重複しないサイドリンクリソースが少なくとも1つのサイドリンクリソースとして選択され、そのため、第2端末に推奨されるサイドリンクリソースは、第2端末の伝送要件を満たす。例えば第2端末がサイドリンクリソース1でサービスを送る傾向がない場合、1つ以上のサイドリンクリソースは、サイドリンクリソース1を含まない。例えば第2端末が期間1でサービスを送る傾向がない場合、1つ以上のサイドリンクリソースは、期間1にすべてのサイドリンクリソースを含まない。
条件1-3:伝送ステータスが第2期間を示すために使用される情報を含むとき、少なくとも1つのサイドリンクリソースの時間範囲が第2期間と重複する。
本開示のこの実施形態では、少なくとも1つのサイドリンクリソースの時間範囲が第2期間と重複することは、少なくとも1つのサイドリンクリソースの時間範囲が第2期間内であること、又は少なくとも1つのサイドリンクリソースの時間範囲と第2期間との間に交わりがあること、又は少なくとも1つのサイドリンクリソースの時間範囲が第2期間を含むこと、又は少なくとも1つのサイドリンクリソースの時間範囲が第2期間と同じであることを意味し得る。
上記の第2期間の機能を考慮すると、1つ以上のサイドリンクリソースは、時間範囲が第2期間と重複する少なくとも1つのサイドリンクリソースを含み、そのため、第2端末は、第1端末によって推奨されるサイドリンクリソースから、サービスを送るサイドリンクリソースを選択することができ、あるいは、第2端末の受信と送信の競合を回避することができる。
条件1-4:伝送ステータスが第3サイドリンクリソースに関する情報を含むとき、少なくとも1つのサイドリンクリソースが第3サイドリンクリソースと重複する。
本開示のこの実施形態では、少なくとも1つのサイドリンクリソースが第3サイドリンクリソースと重複することは、少なくとも1つのサイドリンクリソースが第3サイドリンクリソースを含むこと、又は少なくとも1つのサイドリンクリソースが第3サイドリンクリソースの一部のサイドリンクリソースを含むことを意味し得る。例えば第3サイドリンクリソースがサイドリンクリソースaとサイドリンクリソースbを含む場合、少なくとも1つのサイドリンクリソースは、サイドリンクリソースaとサイドリンクリソースbのうちの1つ以上を含む。
第3サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送る傾向があるサイドリンクリソースであるか、又は第3サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取る傾向がないサイドリンクリソースであるか、又は第3サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送る傾向がある期間のサイドリンクリソースであるか、又は第3サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取る傾向がない期間のサイドリンクリソースである。したがって、1つ以上のサイドリンクリソースは、時間範囲が第3サイドリンクリソースと重複する少なくとも1つのサイドリンクリソースを含み、そのため、第2端末は、第1端末によって推奨されるサイドリンクリソースから、サービスを送るためのサイドリンクリソースを選択し、あるいは第2端末の受信と送信の競合を回避することができる。
特定の実装では、ステップ402は、以下の方式で実装され得る:第1端末が、センシング技術を使用することによってリソースプール内のサイドリンクリソースをセンシングし、その後、第1端末が、伝送ステータスに基づいて、センシングされたサイドリンクリソースから1つ以上のサイドリンクリソースを決定する。
本開示の一実施形態では、第1端末は、サイドリンクリソースを能動的にセンシングしてもよく、あるいは第2端末によってトリガされるときにサイドリンクリソースをセンシングしてもよい。例えば第1端末が第2端末からトリガメッセージを受信した場合、第1端末はサイドリンクリソースをセンシングすることを決定する。
本開示のこの実施形態では、「サイドリンクリソースが、データを送信するために第2端末によって使用され得る」における「データ」とは、一般的なデータである、すなわち、第2端末は、データAを送信するだけでなく、サイドリンクリソースでデータBを送信し得る。
加えて、本開示のこの実施形態では、「サイドリンクリソースが、データを送信するために第2端末によって使用され得る」における「データ」とは、指定のデータである、すなわち、サイドリンクリソースは、指定のデータを別個に伝送するために使用される。
ステップ403:第1端末が第2端末に第1情報を送信し、それに応じて第2端末が第1端末から第1情報を受信する。
第1情報は、1つ以上のサイドリンクリソースに関する情報を示すために使用される。サイドリンクリソースに関する情報は、サイドリンクリソースを決定するために使用される。
例えば第1情報は、1つ以上のサイドリンクリソースの識別子(数及びインデックス)、1つ以上のサイドリンクリソースの時間周波数位置(時間領域位置と周波数領域位置)又は1つ以上のサイドリンクリソースを識別するために使用される他のパラメータを含み得る。これは、本開示のこの実施形態では限定されない。
本開示のこの実施形態では、1つ以上のサイドリンクリソースは、第1端末によってセンシングされるサイドリンクリソースのすべて又は一部であり得る。例えばサイドリンクリソースをセンシングした後、第1端末は、伝送ステータスと特定のルールに基づいて、センシングされたサイドリンクリソースに対してスクリーニングを実行し、その後、1つ以上のサイドリンクリソースを取得し得る。
例えば第1端末が伝送ステータスを学習していないとき、第1端末は、センシングされたサイドリンクリソースに対してスクリーニングを実行し、サイドリンクリソース1からサイドリンクリソース4を取得する。サイドリンクリソース3のチャネルビジー比(channel busy ratio、CBR)が最も低い。伝送ステータスを考慮しないとき、第1端末は、サイドリンクリソース3を第2端末に推奨することがある。しかしながら、例えば伝送ステータスは、第1端末によって回避される必要がある第1期間を含む。サイドリンクリソース3が第1期間内に位置する場合、第1端末によって第2端末に最終的に推奨される1つ以上のサイドリンクリソースは、サイドリンクリソース3を含む。
なお、第1情報は支援情報とも呼ばれることがあることに留意されたい。具体的には、第1端末は、第1情報を使用することによって、1つ以上のサイドリンクリソースを第2端末に推奨することができ、そのため、第2端末は、1つ以上のサイドリンクリソースに基づいて、データを送信するための第6サイドリンクリソースを決定する。
本開示の一実施形態では、本開示のこの実施形態のステップ403は、以下の方式で実行され得る:第1端末が、サイドリンクリソースAを使用することによって、第1端末と第2端末との間に確立されたサイドリンクで第2端末に第1情報を送信する。
本開示のこの実施形態では、第1端末が第2端末に第1情報を送信する前に、本方法は更に以下を含み得る:第1端末は、サイドリンクリソースAを決定する。
サイドリンクリソースAは、事前設定されたルールに基づいて、センシングされたサイドリンクリソースから第1端末によって決定され得る。例えばサイドリンクリソースAは、センシングされたサイドリンクリソースから第1端末によってランダムに決定される。例えばサイドリンクリソースAは、第2端末の伝送ステータスに基づいて、センシングされたサイドリンクリソースから第1端末によって決定される。この場合、第1端末によって決定されるサイドリンクリソースAは、第2端末がサービスを受け取る傾向があるサイドリンクリソースであり得るか、第2端末がサービスを受け取ることができないか又は受け取る傾向がないサイドリンクリソースであり得る。これは、第2端末が第1情報を成功裏に受信することを保証することができる。サイドリンクリソースAを選択する方式については、図6に示される以下の実施形態を参照されたい。これは、本開示のこの実施形態において限定されない。
ステップ404:第2端末が、第1情報に基づいて1つ以上のサイドリンクリソースを決定する。
本開示のこの実施形態で提供されるリソース決定方法によると、データを送信するために使用することができ、かつ第2端末の伝送ステータスを学習することなく第1端末によって第2端末のために決定される1つ以上のサイドリンクリソースは、第2端末の伝送と競合するサイドリンクリソースを含むことがあり、競合するサイドリンクリソースは、第2端末にとって無効なリソースである。しかしながら、本開示のこの実施形態では、第1端末が第2端末の伝送ステータスを取得し、次いで、第1端末は、第2端末の伝送ステータスを参照して1つ以上のサイドリンクリソースを決定し、そのため、第1端末によって第2端末のために決定される1つ以上のサイドリンクリソースは、第2端末の伝送に対応するリソースを含まない。これは、第1端末によって第2端末のために決定される1つ以上のサイドリンクリソースが、第2端末の伝送に対応するリソースと競合することを防止する。
なお、ステップ404において第1情報に基づいて第2端末によって決定される1つ以上のサイドリンクリソースは、第1端末によって第2端末のために選択(又は推奨)され、第2端末によってデータを送信するために使用されるサイドリンクリソースである。
本開示のこの実施形態の可能な実装では、本開示のこの実施形態で提供される方法は、以下を更に含み得る:第2端末が、1つ以上のサイドリンクリソースに基づいて第6サイドリンクリソースを決定する。第6サイドリンクリソースは、サービスを送るために第2端末によって使用される。サービスは、第2端末によって第6サイドリンクリソースで第1端末に送られてもよく、サービスは、第2端末によって第6サイドリンクリソースで第1端末以外の端末に送られてもよい。言い換えると、本開示のこの実施形態では、第1端末によって第2端末に推奨される1つ以上のサイドリンクリソースは、第1端末に送られるサービスを伝達してよく、別の端末に送られるサービスを伝達することもある。
本開示の可能な実装では、第2端末が、1つ以上のサイドリンクリソースに基づいて第6サイドリンクリソースを決定することは、以下を含む:第2端末が、1つ以上のサイドリンクリソースから第6サイドリンクリソースを決定する。第6サイドリンクリソースは、第2端末のサービス伝送に対応するリソースと重複しない。例えば1つ以上のサイドリンクリソースのすべてが第2端末のサービス伝送に対応するリソースと重複しない場合、第2端末は、1つ以上のサイドリンクリソースから1つのサイドリンクリソースを第6サイドリンクリソースとしてランダムに選択してよい。あるいは、第2端末は、各サイドリンクリソースの優先度に基づいて、優先度の高いサイドリンクリソースを第6サイドリンクリソースとして選択してもよい。
本開示の可能な実装では、第2端末が、1つ以上のサイドリンクリソースに基づいて第6サイドリンクリソースを決定することは、以下を含む:第2端末が、1つ以上のサイドリンクリソースと候補サイドリンクリソースセットから第6サイドリンクリソースを決定する。この場合、第6サイドリンクリソースは、1つ以上のサイドリンクリソースに属していることがあり、第6サイドリンクリソースは、候補サイドリンクリソースセットに属していることもある。候補サイドリンクリソースセットは、第2端末によってセンシングされたサイドリンクリソースのセットであるか又は第1端末以外の端末によって第2端末に推奨されるサイドリンクリソースのセットであり得る。これは、本開示のこの実施形態において限定されない。
第2端末が第6サイドリンクリソースを決定するとき、本開示のこの実施形態で提供される方法は、更に以下を含み得る:第2端末が、第6サイドリンクリソースでサービスを送る。例えば第2端末は、第6サイドリンクリソースで第1端末にサービスを送り、対応して第1端末は、第6サイドリンクリソースで第2端末からサービスを受け取る。本開示のこの実施形態では、この方式は、第2端末がユニキャスト形式でサービスを送ることとも呼ばれることがある。例えば第2端末は、第6サイドリンクリソースでサービスをブロードキャスト形式又はマルチキャスト形式で送る。サービスがブロードキャスト形式で送られるとき、第2端末からブロードキャストを受信することができるすべての端末(例えば第1端末を含む)がサービスを受け取ることができる。第2端末がサービスをマルチキャスト形式で送るとき、例えばサービスをグループ1(例えば第1端末を含む)にマルチキャスト形式で送るとき、グループ1のすべての端末が、第2端末によって送られたサービスを受け取り得る。
なお、1つ以上のサイドリンクリソースが、第2端末のサービス伝送に対応するリソースと競合するサイドリンクリソースを含む場合、第2端末は、伝達する必要がある競合する2つのサービスの優先度を比較し得ることに留意されたい。例えば第2端末は、第6サイドリンクリソースでサービスAを送信する必要があり、第6サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送信するために予約している/送信する傾向がある期間と競合する。第2端末が送信するために予約しているサービスの優先度が、サービスAの優先度よりも低い場合、第2端末は依然として、第6サイドリンクリソースでサービスAを送ることを選択し、第6サイドリンクリソースが位置している期間内に、第2端末が送信するために予約している/送信する傾向があるサービスを送ることを放棄することがある。例えば第2端末は第6サイドリンクリソースでサービスAを送る必要があり、第6サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取ることを予約している/受け取る傾向がある期間と競合する。第2端末がサービスを受け取ることを予約している/受け取る傾向があるサービスの優先度がサービスAの優先度より低い場合、第2端末は依然として、第6サイドリンクリソースでサービスAを送ることを選択し、第6サイドリンクリソースが位置する期間内に、第2端末が受信するために予約している/受信する傾向があるサービスの送信を放棄し得る。
本開示の一実施形態では、ステップ402は、以下の方式で実装され得る:第1端末が、伝送ステータスに基づいて、第1端末によってセンシングされたサイドリンクリソースから1つ以上の候補サイドリンクリソースを決定する。次いで、第1端末は、1つ以上の候補サイドリンクリソースから1つ以上のサイドリンクリソースを決定する。1つ以上の候補サイドリンクリソースは、少なくとも、第2端末のサービス伝送に対応するリソースと時間範囲が重複しないサイドリンクリソースを含む。1つ以上のサイドリンクリソースは、1つ以上の候補サイドリンクリソースのすべて又は一部であり得る。これは、本開示のこの実施形態では限定されない。
例えば伝送ステータスが、第2端末がサービスを受け取るために予約している期間Aを含む場合、第1端末は、期間Aに基づいて、センシングされたサイドリンクリソースから、期間Aの外に位置する候補サイドリンクリソース1から候補サイドリンクリソース10を選択し得る。次に、第1端末は、候補サイドリンクリソース1から候補サイドリンクリソース10までの1つ以上のサイドリンクリソースを決定し得る。
本開示の一実施形態では、ステップ402は、以下の方式で実装され得る:第1端末は、第1端末によってセンシングされたサイドリンクリソースから、1つ以上の候補サイドリンクリソースを決定する。次いで、第1端末は、伝送ステータスに基づいて、1つ以上の候補サイドリンクリソースから、1つ以上の候補サイドリンクリソースを決定する。1つ以上の候補サイドリンクリソースは、第2端末のサービス伝送に対応するリソースと時間範囲が重複するサイドリンクリソースを含み得る。1つ以上のサイドリンクリソースは、少なくとも、第2端末のサービス伝送に対応するリソースと時間範囲が重複しないサイドリンクリソースを含み得る。これは、本開示のこの実施形態において限定されない。
例えば伝送ステータスが、第2端末がサービスを受け取るために予約している期間Aを含む場合、第1端末は、センシングされたサイドリンクリソースから、候補サイドリンクリソース11から候補サイドリンクリソース21を選択する。第1端末は、第2端末の伝送ステータスを参照することなく、候補サイドリンクリソース11から候補サイドリンクリソース21を選択するため、候補サイドリンクリソース11から候補サイドリンクリソース21は、時間範囲が期間A内であるサイドリンクリソース(例えば候補サイドリンクリソース11から候補サイドリンクリソース16)を含むことがあるか、時間範囲が期間Aの外であるサイドリンクリソース(例えば候補サイドリンクリソース17から候補サイドリンクリソース21)を含むことがある。第2端末の受信と送信の競合を回避するために、第1端末は、候補サイドリンクリソース17から候補サイドリンクリソース21を1つ以上のサイドリンクリソースとして選択し得る。もちろん、1つ以上のサイドリンクリソースは、代替的に、候補サイドリンクリソース11から候補サイドリンクリソース16のすべて又は一部を含んでもよい。
例えば図5に示されるように、第1端末は、サブチャネル(subchannel)(1)で第2端末への予約された伝送を受け取る。例えば端末aは、サイドリンクリソース1で第2端末へサービスを送るために予約する。この場合、第2端末にとって、サイドリンクリソース1は、第2端末がサービスを受け取るために使用するサイドリンクリソースである。したがって、第1端末は、選択時間ウィンドウでサイドリンクリソースを選択するときに、サイドリンクリソース1を考慮しなくてよい。
任意に、図5に示されるように、サイドリンクリソース1が位置するスロットはスロット1であるので、第2端末の受信と送信の競合を更に回避するために、第1端末は、スロット1内のサイドリンクリソース1以外のサイドリンクリソースを考慮しなくてよい。図5に示されるように、サイドリンクリソース1と、サイドリンクリソースaからサイドリンクリソースcは、すべてスロット1内に位置する。したがって、第1端末は、選択時間ウィンドウでサイドリンクリソースを選択するときに、サイドリンクリソース1と、サイドリンクリソースaからサイドリンクリソースcを考慮しない。
別の例として、第1端末は、サブチャネル(2)で第2端末の予約された伝送を受け取る。例えば第2端末が、サイドリンクリソース2で第1端末又は別の端末にサービスを送るために予約している場合、第1端末は、選択時間ウィンドウでサイドリンクリソースを選択するときにサイドリンクリソース2を考慮しなくてよい。
最後に、例えば図5に示されるように、1つ以上のサイドリンクリソースは第2端末の伝送と重複しない。第2端末が複数のサービスを同時に送信することができるとき、第1端末は、1つ以上のサイドリンクリソースが、候補サイドリンクリソース3から候補サイドリンクリソース7までを含むと判断し得る。
第2端末が複数のサービスを同時に送信することができないとき、サイドリンクリソース2は、第2端末がサービスを送るために予約しているリソースであり、サイドリンクリソース2はスロット3に位置し、サイドリンクリソース4が位置する時間範囲もスロット3に位置するので、第1端末は、1つ以上のサイドリンクリソースが、候補サイドリンクリソース3と候補サイドリンクリソース5から候補サイドリンクリソース7までを含むと判断し得る。
図6は、本開示の一実施形態によるリソース決定方法の対話的実施形態を示す。本方法は以下のステップを含む。
ステップ601:第1端末が伝送情報を取得し、ここで、伝送情報は、第2端末の伝送ステータスを決定するために使用される。
例えば伝送ステータスは、以下のうちの1つ以上、すなわち、第4サイドリンクリソースに関する情報、第3期間を示すために使用される情報、第4期間を示すために使用される情報、第5サイドリンクリソースに関する情報、のうちの1つ以上を含む。
第4サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取るために予約しているリソースであるか、又は第4サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送るために予約しているリソースであるか、又は第4サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送る傾向があるリソースであるか、又は第4サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取る傾向がないリソースであるか、又は第4サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取るために予約しているリソースであるか、又は第4サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取るために予約している期間内のリソースであるか、又は第4サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送るために予約している期間内のリソースであるか、又は第4サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送る傾向がある期間内のリソースであるか、又は第4サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取る傾向がない期間のリソースである。
第3期間は、第2端末がサービスを送るために予約している期間であるか、又は第3期間は、第2端末がサービスを送る傾向がある期間であるか、又は第3期間は、第2端末がサービスを受け取る傾向がない期間であるか、又は第3期間は、第2端末がサービスを送るために予約しているサイドリンクリソースが位置する期間であるか、又は第3期間は、第2端末がサービスを受け取る可能性があるサイドリンクリソースが位置する期間である。
第4期間は、第2端末がサービスを受け取る傾向がある期間であるか、又は第4期間は、第2端末がサービスを送る傾向がない期間であるか、又は第4期間は、第2端末がサービスを受け取るために予約している期間であるか、又は第4期間は、第2端末がサービスを受け取るために予約しているサイドリンクリソースが位置する期間である。例えば図8に示されるスロット4及びスロット6は、第2端末がサービスを受け取るために予約している期間である。
第5サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取る傾向があるリソースであるか、又は第5サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送る傾向がないリソースであるか、又は第5サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取る傾向がある期間のリソースであるか、又は第5サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送る傾向がない期間のリソースである。
ステップ601で第1端末が伝送情報を取得する方法については、ステップ401の説明を参照されたい。詳細は、ここでは再度説明されない。
ステップ602:第1端末は、伝送ステータスに基づいて、1つ以上のサイドリンクリソースを決定し、ここで、サイドリンクリソースは、第2端末に送信されるサービスを伝達するために使用され得る。
本開示の一実施形態では、1つ以上のサイドリンクリソースのすべてが、第2端末の伝送ステータスと競合しない。この場合、第1端末は第2端末の伝送ステータスを参照してサイドリンクリソースを選択するため、第1端末は、サイドリンクリソースを選択するときに、競合したサイドリンクリソースを除外することができる。
本開示の別の実施形態では、1つ以上のサイドリンクリソースは、第2端末の伝送ステータスと競合しないサイドリンクリソースを含み、第2端末の伝送ステータスと競合するサイドリンクリソースも含む。
本開示の一実施形態では、ステップ602は、以下の方式で実装され得る:第2端末が、選択されるリソースプールを決定し、ここで、選択されるリソースプールは、少なくとも、第2端末に送られるサービスを伝達するために使用することができるサイドリンクリソースを含む。第2端末は、第2端末の伝送ステータスに基づいて、選択されるリソースプールから1つ以上のサイドリンクリソースを決定する。
本開示の図6に記載される実施形態の1つ以上のサイドリンクリソースは、第1端末によって決定され、第1端末によってデータを送信するために使用されるサイドリンクリソースである。
ステップ603:第1端末が、1つ以上のサイドリンクリソース内の第1サイドリンクリソースで第2端末にサービスを送り、それに応じて第2端末は、第1サイドリンクリソースで第1端末からサービスを受け取る。
第1端末によって第2端末にサービスを送るために使用される第1サイドリンクリソースと、第2端末のサービス伝送に対応するリソースとの間の競合のために、第2端末がサービスを正しく受け取ることができない場合を回避するために、本開示の一実施形態では、第1サイドリンクリソースは、第2端末のサービス伝送に対応するリソースと重複しない。
例えば第1サイドリンクリソースは、以下の条件のうちの1つ以上を満たす:
条件2-1:伝送ステータスが第4サイドリンクリソースに関する情報を含むとき、第1サイドリンクリソースが第4サイドリンクリソースと重複しない。
例えば第4サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取るために予約しているリソースである。第1サイドリンクリソースが第4サイドリンクリソースと重複しないことは、第1サイドリンクリソースが第4サイドリンクリソースではないことを意味し得る。これにより、第1サイドリンクで第1端末によって送信されたサービスと、第2端末がサービスを受け取るために予約しているリソースとの競合を回避することができる。
例えば第4サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送るために予約しているリソースであるか、第2端末がサービスを送る傾向があるリソースである。第1サイドリンクリソースが第4サイドリンクリソースと重複しないことは、第1サイドリンクリソースが第4サイドリンクリソースではないか、又は第1サイドリンクリソースが位置する時間範囲が第4サイドリンクリソースが位置する時間範囲と重複しないことを意味し得る。これにより、第2端末の受信と送信の競合を回避することができる。
例えば第4サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取る傾向がないリソースである。第1サイドリンクリソースが第4サイドリンクリソースと重複しないことは、第1サイドリンクリソースが第4サイドリンクリソースではないことを意味し得る。第1端末が第2端末にサービスを送るとき、第2端末はまた、サイドリンクリソースをセンシングし、次いで、第2端末の受信品質の向上に役立つサイドリンクリソースと、第2端末の受信品質に影響を与えるサイドリンクリソース(例えば第4サイドリンクリソース)を決定し得る。したがって、第2端末がサービスを受け取る傾向がないサイドリンクリソースでサービスが第2端末に送られるので、第2端末が通常サービスを受信することができないという問題を回避するために、第2端末の受信品質に影響を与えるサイドリンクリソースが、第1端末のために提供される。
条件2-2:伝送ステータスが第3期間を示すために使用される情報を含むとき、第1サイドリンクリソースによって示される時間範囲が第3期間と重複しない。
例えば第3期間は、第2端末がサービスを送るために予約している期間であるか、又は第3期間は、第2端末がサービスを送る傾向がある期間であるか、又は第3期間は、第2端末がサービスを送るために予約しているサイドリンクリソースが位置する期間である。第2端末の受信と送信の競合を回避するために、時間範囲が第3期間と重複しないサイドリンクリソースが第1サイドリンクリソースとして選択される。
例えば第3期間は、第2端末がサービスを受け取る傾向がない期間である。サービスは、第2端末によって予約されていない期間に第2端末に送られるので、第2端末がサービスを受け取ることに失敗するという問題を回避するために、時間範囲が第3期間と重複しないサイドリンクリソースが第1サイドリンクリソースとして選択される。
条件2-3:伝送ステータスが第4期間を示すために使用される情報を含むとき、第1サイドリンクリソースが位置する時間範囲が第4期間と重複する。
第1サイドリンクリソースが位置する時間範囲が第4期間と重複することは、第1サイドリンクリソースが位置する期間が第4期間内であるか、又は第1サイドリンクリソースが位置する時間範囲が第4期間を含むか、又は第1サイドリンクリソースが位置する時間範囲が第4期間と部分的に重複することを意味し得る。
例えば第4期間は、第2端末がサービスを受け取る傾向がある期間であるか、又は第4期間は、第2端末がサービスを受け取るために予約している期間である。第2端末が第1端末からサービスを正しく受け取るのに役立つように、時間範囲が第4期間と重複するサイドリンクリソースが選択される。
第4期間は、第2端末がサービスを送る傾向がない期間である。第2端末の受信と送信の競合を回避するために、時間範囲が第4期間と重複するサイドリンクリソースが選択される。任意に、第1サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送る傾向がない期間に位置する。
条件2-4:伝送ステータスが第5サイドリンクリソースに関する情報を含むとき、第1サイドリンクリソースが第5サイドリンクリソースに属する。
例えば第5サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取る傾向があるリソースである。第2端末によるサービス受信の成功率を高めるために、第5サイドリンクリソースに属する第1サイドリンクリソースが、第2端末にサービスを送るために選択される。
例えば第1端末が第2端末にサービスを送る前に、第2端末の受信電力を増やすために、第2端末はサイドリンクリソースをセンシングし、サイドリンクリソースaからサイドリンクリソースcを第5サイドリンクリソースとして選択する。第2端末は、サイドリンクリソースaからサイドリンクリソースcのいずれかでサービスを受け取り、そのため、第2端末の受信品質を向上させることができる。その後、第2端末は、サイドリンクリソースaからサイドリンクリソースcに関する情報を第1端末に送信し得る。この場合、第1端末は、サイドリンクリソースaからサイドリンクリソースcから第1サイドリンクリソースを優先的に決定することができる。
例えば第5サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送る傾向がないリソースである。第2端末の受信と送信の競合のために第2端末がサービスを受け取ることを失敗する場合を回避し、第2端末によるサービス受信の成功率を高めるために、第5サイドリンクリソースに属する第1サイドリンクリソースが、第2端末にサービスを送るために選択される。
本開示のこの実施形態では、第1端末によって第2端末に送られるサービスは支援情報であってよく、支援情報は、第1端末によって決定したサイドリンクリソースに関する情報を含む。
本開示の実施形態では、第1端末によって第2端末に送られるサービスは、データ又はシグナリングであり得る。これは、本開示のこの実施形態において限定されない。例えばサービスは、第1端末によって第2端末に送られ、かつ第1端末が複数のサービスを同時に送信することができるかどうかを示す能力情報であってよく、あるいはサービスは、サイドリンクリソースをセンシングするように第2端末をトリガするか、第1端末にサイドリンクリソースを推奨するように第2端末をトリガする、シグナリングであってもよい。これは、本開示のこの実施形態において限定されない。
本開示の実施形態において、「第1サイドリンクリソースは、第2端末に送られるサービスを伝達するために使用され得る」における「サービス」とは、一般的なサービスである、すなわち、第2端末は、サービスAを送信するだけでなく、第1サイドリンクリソースでサービスBを送信してもよい。また、「第1サイドリンクリソースは、第2端末によってサービスを送るために使用され得る」における「サービス」とは、指定のサービスである、すなわち、第1サイドリンクリソースは、指定のサービスを別個に送信するために使用される。
例えば図7に示されるように、第1端末は、第2端末への伝送がサブチャネル(1)で予約されていると決定する。言い換えると、別の端末は、スロット4のサイドリンクリソース11で第2端末にサービスを送るために予約する。言い換えると、第2端末は、スロット4のサイドリンクリソース11で別の端末からサービスを受け取ってよい。したがって、第1端末によって第2端末に送信されるサービスと、第2端末によって受信される必要がある別のサービスとの競合を回避するために、第1端末は、第1サイドリンクリソースを選択するときにサイドリンクリソース11を考慮しなくてよい。
本開示の可能な実装では、第1サイドリンクリソースを選択するとき、第2端末は、時間範囲がスロット4にあるサイドリンクリソースを考慮しない。言い換えると、サイドリンクリソース11、サイドリンクリソース12、サイドリンクリソース13及びサイドリンクリソース14のいずれも、第1サイドリンクリソースとして使用されない。
例えば図7に示されるように、第1端末は、サブチャネル(2)で、第2端末がサイドリンクリソース23でサービスを送るために予約することを決定する。この場合、第2端末が複数のサービスを同時に送信することができないとき、第1端末は、第1サイドリンクリソースを選択する際に、サイドリンクリソース21、サイドリンクリソース22、サイドリンクリソース23及びサイドリンクリソース24を考慮しなくてよい。しかしながら、第2端末が複数のサービスを同時に送信することができるとき、第1端末は、第1サイドリンクリソースを選択する際に、サイドリンクリソース23を考慮しなくてよいが、サイドリンクリソース21、サイドリンクリソース22及びサイドリンクリソース24を考慮し得る。サイドリンクリソース21、サイドリンクリソース22、サイドリンクリソース23及びサイドリンクリソース24は、同じ時間範囲を示す、例えばすべてスロット6に位置する。
したがって、上記の説明に基づいて、第2端末が複数のサービスを同時に送信することができないとき、第1端末は、サイドリンクリソース31、サイドリンクリソース32、サイドリンクリソース33及びサイドリンクリソース34のうちのいずれか1つ以上を、第1サイドリンクリソースとして決定してよい。
第2端末が複数のサービスを同時に送信することができるとき、第1端末は、サイドリンクリソース31、サイドリンクリソース32、サイドリンクリソース33、サイドリンクリソース34、サイドリンクリソース21、サイドリンクリソース22及びサイドリンクリソース24のうちのいずれか1つ以上を、第1サイドリンクリソースとして決定してもよい。
例えば図8に示されるように、第1端末は、第2端末への伝送がサブチャネル(1)、サブチャネル(2)及びサブチャネル(4)で予約されていると決定する。例えば端末dは、サイドリンクリソース41、サイドリンクリソース42及びサイドリンクリソース53で、第2端末へサービスを送るために別個に予約する。これに対応して、以下のケースが存在し得る:第2端末が、サイドリンクリソース41及びサイドリンクリソース42でサービスを受け取り、第2端末が、サイドリンクリソース53でサービスを受け取る。このケースでは、サービスを伝達するサイドリンクリソースを選択するとき、第1端末は、サイドリンクリソース41、サイドリンクリソース42又はサイドリンクリソース53が位置するスロット内の他のリソースからサイドリンクリソースを選択する。例えば第2端末側の受信エネルギーを節約する効果を達成するために、図8の候補サイドリンクリソース43、候補サイドリンクリソース51及び候補サイドリンクリソース52が、第1サイドリンクリソース又は1つ以上のサイドリンクリソースとして使用される。
本開示のこの実施形態で提供されるリソース決定方法によると、サービスを伝達するために使用され、かつ第2端末の伝送ステータスを学習することなく第1端末によって選択される第1サイドリンクリソースは、第2端末の伝送に対応するリソースと競合する可能性があり、この競合の場合、第2端末は第1サイドリンクリソースでサービスを正しく受信することができない。しかしながら、本開示のこの実施形態では、第1端末が第2端末の伝送ステータスを取得し、次いで、第1端末が、第2端末の伝送ステータスを参照して1つ以上のサイドリンクリソースを決定し、そのため、第1端末によって選択され、サービスを伝達するために使用される第1サイドリンクリソースは、第2端末の伝送に対応するリソースを含まない。これにより、第1端末によって選択され、サービスを伝達するために使用される第1サイドリンクリソースが、第2端末の伝送に対応するリソースと競合することを防ぐことができる。
図9は、本開示の一実施形態による別のリソース決定方法の一実施形態を示す。本方法は、以下のステップを含む。
ステップ901:第1端末が、1つ以上のサイドリンクリソースに関する情報を決定する。
本開示のこの実施形態では、第1端末が、1つ以上のサイドリンクリソースに関する情報を能動的に決定し得る。例えば第1端末が、第2端末からの第1サービスを受け取る必要があると判断したとき、第1端末により第1サービスを受信する受信品質を改善するために、第1端末は、第2端末によって第1サービスを送るために使用することができる1つ以上のサイドリンクリソースを選択する。したがって、第1端末は、1つ以上のサイドリンクリソースに関する情報を決定し得る。あるいは、第1端末が、別の端末(例えば第2端末)のために、データを送信するために使用されるサイドリンクリソースを特別に選択する端末である場合、第1端末は、データを送信するために使用されるサイドリンクリソースを、別の端末のために、事前設定された期間に基づいて周期的に選択してもよい。
本開示で図9に示される1つ以上のサイドリンクリソースは、データを送信するために、第1端末によって第2端末に推奨されるリソースである。
本開示のこの実施形態では、第1端末は、別の端末のトリガに基づいて、1つ以上のサイドリンクリソースに関する情報を決定することができる。例えば第1端末は、第2端末からトリガメッセージを受信し、ここで、トリガメッセージは、第2端末にサイドリンクリソースを推奨するように第1端末に指示するために使用される。この場合、第1端末は、トリガメッセージに基づいて1つ以上のサイドリンクリソースに関する情報を決定することができる。もちろん、トリガメッセージは、代替的に、第2端末以外の第3端末によって第1端末に送信されてもよい。例えば第3端末が第2端末から第1サービスを受け取る必要がある場合、第3端末は、第2端末にサイドリンクリソースを推奨するように第1端末をトリガすることができる。
本開示の可能な実施形態では、ステップ901の前に、本方法は更に以下を含み得る:第1端末が、リソースプール内のサイドリンクリソースをセンシングする。したがって、ステップ901は、以下の方式で実装され得る。第1端末は、センシングされたサイドリンクリソースから、1つ以上のサイドリンクリソースに関する情報を選択する。第1端末が、センシングされたサイドリンクリソースから、第2端末に推奨される1つ以上のサイドリンクリソースを選択する方式については、従来の技術の説明を参照されたい。本開示のこの実施形態では、詳細は説明されない。例えば第1端末は、センシングされたサイドリンクリソースから1つ以上のサイドリンクリソースとして、受信品質の向上に役立つサイドリンクリソースを選択し得る。
ステップ902:第1端末は第2端末に第1情報を送信し、それに応じて第2端末は第1端末から第1情報を受信し、ここで、第1情報は、1つ以上のサイドリンクリソースに関する情報を示すために使用され、1つ以上のサイドリンクリソースは、第2端末によって第1サービスを送るために使用されるサイドリンクリソースを決定するために使用される。
サイドリンクリソースに関する情報は、サイドリンクリソースを識別するために使用される。例えば第1情報は、1つ以上のサイドリンクリソースの時間周波数位置又は識別子を含む。これは、本開示のこの実施形態では限定されない。
本開示の一実施形態では、第1端末が第2端末に第1情報を送信する前に、第1端末は、第1情報を伝送するサイドリンクリソースAを選択し得る。サイドリンクリソースAは、第1端末によってセンシングされるサイドリンクリソースから第1端末によって選択され得るか、あるいはサイドリンクリソースAは、第2端末によって第1端末に指示されるサイドリンクリソースであり得る。これは、第2端末により第1情報を受信する成功率を高めるのに役立つことができる。
第1端末によって決定されたサイドリンクリソースAが位置する時間範囲では、第2端末は必ずしも受信状態ではないため、第1端末がサイドリンクリソースAで第1情報を送信した場合、第2端末は第1端末から第1情報を受信することができないか、又はサイドリンクリソースAが別のメッセージを受信するために第2端末によって使用されるリソースであり得る。この場合、サイドリンクリソースAが、別のメッセージを受信するために第2端末によって使用されるリソースと重複する場合、第2端末は、第1情報を成功裏に受信することができない。これに基づいて、本開示の一実施形態では、第2端末が第1情報を正しく受信することを可能にするために、第1情報を伝達するサイドリンクリソースAは、以下の条件を満たす:すなわち、サイドリンクリソースAが位置する時間範囲が、第2端末がサービスを受け取ることができる時間範囲内であることと、サイドリンクリソースAが、第2端末がサービスを受け取る傾向があるリソースであることと、サイドリンクリソースAが位置する時間範囲が、第2端末がサービスを送信するために予約しているか送信する傾向がある時間範囲と重複しないことという条件を満たす。第1端末がサイドリンクリソースAを選択する方式については、図6の実施形態における第1端末がサイドリンクリソースAを選択する方式を参照されたい。ここでは、本開示のこの実施形態では再度詳細を説明しない。
ステップ903:第2端末が、1つ以上のサイドリンクリソースに基づいて第1サイドリンクリソースを決定し、ここで、第1サイドリンクリソースは、第2端末のサービス伝送に対応するリソースと重複しない。
第1サイドリンクリソースが、第2端末のサービス伝送に対応するリソースと重複しないことは、第1サイドリンクリソースと、別のサービスを伝送するために第2端末によって使用されるサイドリンクリソースとが同一のサイドリンクリソースでないこと、あるいは第1サイドリンクリソースによって示される時間範囲が、第2端末がサービスを送る傾向がない期間と重複しないこと、あるいは第1サイドリンクリソースによって示される時間範囲が、第2端末がサービスを受け取る傾向があるか又は受け取るために予約している期間と重複しないことを意味する。
可能な実装では、本開示のこの実施形態のステップ903は、以下の方式で実装され得る:第2端末が、1つ以上のサイドリンクリソースから第1サイドリンクリソースを決定する。
別の可能な実装では、本開示のこの実施形態のステップ903は、以下の方式で実装され得る:第2端末が、サイドリンクリソースセットから第1サイドリンクリソースを決定する。サイドリンクリソースセットは、1つ以上のサイドリンクリソースと候補サイドリンクリソースを含む。候補サイドリンクリソースは、第2端末によってセンシングされたサイドリンクリソースであり得るか、別の端末によって第2端末に推奨され、サービスを送信するために使用されるサイドリンクリソースであり得る。これは、本開示のこの実施形態では限定されない。
ステップ904:第2端末が、第1サイドリンクリソースで第1サービスを送る。
本開示のこの実施形態では、第1サービスは、第2端末によって第1端末に送られることがあり、第2端末によって第1端末以外の端末に送られてもよい。これは、本開示のこの実施形態では限定されない。
本開示のこの実施形態は、リソース決定方法を提供する。本方法では、第1端末から第1情報を受信した後、第2端末は、第1情報に基づいて1つ以上のサイドリンクリソースを決定し得る。第1情報によって指示される1つ以上のサイドリンクリソースは、第2端末の伝送と競合するサイドリンクリソースを含む可能性がある。したがって、第2端末が、1つ以上のサイドリンクリソースに基づいて、第1サービスを伝送するために使用される第1サイドリンクリソースを選択すると、選択された第1サイドリンクリソースが第2端末の伝送と競合する可能性がある。この場合、第2端末は、第1サービスを伝送するか又は競合したサイドリンクリソースで他の伝送を実行するかを学習しない可能性がある。しかしながら、本開示のこの実施形態では、第2端末は、第1サービスを送るために、第2端末の他の伝送に対応するリソースと重複しないリソースを選択することができる。これにより、競合を回避し、第2端末の信頼性のあるサービス伝送を保証することができる。
本開示の可能な実施形態では、本開示のこの実施形態のステップ903は、以下の方式で実装され得る:第2端末が、第2端末の伝送ステータスと1つ以上のサイドリンクリソースに基づいて、第1サイドリンクリソースを決定する。伝送ステータスは、別のサービスを送るために第2端末によって使用されるサイドリンクリソースと時間範囲が重複しないサイドリンクリソースを決定するために使用される。これにより、選択された第1サイドリンクリソースと別のサービスのために使用されるサイドリンクリソースとの競合を回避することができる。あるいは、伝送ステータスは、第2端末がサービスを送る傾向があるサイドリンクリソースを決定するために使用される。これは、第2端末によりサービスを送信する信頼性を向上させるのに役立つことができる。
上記の解決策では、第2端末が1つ以上のサイドリンクリソースから第1サイドリンクリソースを決定するとき、第2端末の伝送ステータスが考慮されるので、第1サービスを伝達する第1サイドリンクリソースが、第2端末の別のサービスと競合しないことがある。
一例として、伝送ステータスは、以下のうちの1つ以上、すなわち:第1期間を示すために使用される情報、第2サイドリンクリソースに関する情報、第2期間を示すために使用される情報及び第3サイドリンクリソースに関する情報のうちの1つ以上を含む。
第1期間は、第2端末がサービスを送るために予約している期間であるか、又は第1期間は、第2端末がサービスを受け取るために予約している期間であるか、又は第1期間は、第2端末がサービスを受け取る傾向がある期間であるか、又は第1期間は、第2端末がサービスを送る傾向がない期間であるか、又は第1期間は、第2端末がサービスを送る傾向がないサイドリンクリソースが位置する期間であるか、又は第1期間は、第2端末がサービスを受け取る傾向があるサイドリンクリソースが位置する期間である。
なお、「第2端末がサービスを送るために予約している」における「サービス」とは、第2端末が送信するために予約している、第1サービス以外のサービスであることに留意されたい。本明細書では説明は一様に提供され、詳細は後に再度説明されない。
本開示のこの実施形態では、「第2端末がサービスを受け取るために予約している」及び「第2端末がサービスを受け取る傾向がある」における「サービス」とは、一般的なサービス、例えば任意のサービスであってよく、あるいは指定のサービス、例えばサービスAであってもよい。本明細書では説明は一様に提供され、詳細は後に再度説明されない。
本開示のこの実施形態では、「第2端末がサービスを送る傾向がない」における「サービス」とは、任意の一般的なサービスであってよい、すなわち、第2端末が、期間内にいずれのサービスも送らない。あるいは、「第2端末がサービスを送る傾向がない期間」及び「第2端末がサービスを送る傾向がないサイドリンクリソースが位置する期間」における「サービス」とは、第1端末が期間内に第1サービスを送る予約をしていないことを示す、「第1サービス」であってもよい。言い換えると、第1サービス以外のサービスが、その期間内に送られてもよい。
本開示のこの実施形態では、第2サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取るために予約しているリソースであるか、又は第2サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送るために予約しているリソースであるか、又は第2サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取る傾向があるリソースであるか、又は第2サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送る傾向がないリソースである。
第2期間は、第2端末がサービスを送る傾向がある期間であるか、又は第2端末がサービスを受け取る傾向がない期間である。第3サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送る傾向があるリソースであるか、又は第3サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取る傾向がないリソースである。
伝送ステータスの上記の例を参照すると、可能な例では、本開示のこの実施形態の第1サイドリンクリソースは、以下の条件のうちの1つ以上を満たす:
条件3-1:第1サイドリンクリソースの時間範囲が第1期間と重複しない。
例えば第1期間は、第2端末がサービスを送るために予約している期間であるか、又は第1期間は、第2端末がサービスを受け取る傾向がある期間であるか、又は第1期間は、第2端末がサービスを受け取る傾向があるサイドリンクリソースが位置する期間である。第1サイドリンクリソースは、第1サービスを送るために使用されるため、この場合、第1サイドリンクリソースによって指示される時間範囲が第1期間と重複しないとき、第2端末の受信と送信の競合を回避することができる。
例えば第1期間は、第2端末がサービスを送る傾向がない期間であるか、又は第1期間は、第2端末がサービスを送る傾向がないサイドリンクリソースが位置する期間である。この場合、第1サイドリンクリソースによって指示される時間範囲が第1期間と重複しないとき、選択されたサイドリンクリソースは、第2端末によって必要とされる伝送に一致することができる。
条件3-2:第1サイドリンクリソースが第2サイドリンクリソースと重複しない。
条件3-3:第1サイドリンクリソースが位置する時間範囲が第2期間と重複する。
条件3-4:第1サイドリンクリソースが第3サイドリンクリソースに属する。
なお、伝送ステータスに基づいて1つ以上のサイドリンクリソースから第1サイドリンクリソースを選択するとき、第2端末は通常、第2端末の伝送と競合するサイドリンクリソースを回避する。しかしながら、伝送ステータスに基づいて1つ以上のサイドリンクリソースから第2端末によって選択されたサイドリンクリソースが、第2端末の伝送と競合する場合、第2端末は、選択されたサイドリンクリソースで送信される必要があるサービスAの優先度と、第2端末によって伝送される必要があるサービスBの優先度を比較して、サービスAを送信される必要があるサイドリンクリソースを更に決定し得る。以下では、ケース1を参照して説明を提供する。
第2端末の伝送ステータスに基づいて、1つ以上のサイドリンクリソースから第1サイドリンクリソースを決定するプロセスについて、以下でケース1とケース2を参照して説明する。
ケース1
本開示の可能な実装では、第2端末が、第2端末の伝送ステータス及び1つ以上のサイドリンクリソースに基づいて第1サイドリンクリソースを決定することは、以下を含む:
ステップA:第2端末が、1つ以上のサイドリンクリソースから、第1サービスを伝達するために使用される第4サイドリンクリソースを決定する。
本開示の一実施形態では、第4サイドリンクリソースは、第2端末によって1つ以上のサイドリンクリソースからランダムに選択されてよい。
本開示の一実施形態では、第4サイドリンクリソースは、第1サービスの伝送時点(transmission moment)に基づいて第2端末によって決定されてよい。例えば第2端末が期間1で第1サービスを送るために予約している場合、期間1内のサイドリンクリソースが第4サイドリンクリソースとして決定されてよい。
本開示の一実施形態では、第4サイドリンクリソースは、第2端末の伝送ステータスに基づいて第2端末によって決定されてよいが、第4サイドリンクリソースの時間範囲は第4期間と重複する。第4期間は、第2端末が第2サービスを受け取るために予約している期間であるか、又は第4期間は、第2端末が第2サービスを受け取るために予約しているサイドリンクリソースが位置する期間である。
ステップB:第4サイドリンクリソースの時間範囲が第4期間と重複するとき、第2端末が、第1サービスの優先度と第2サービスの第1優先度に基づいて第1サイドリンクリソースを決定する。第2サービスは、第2端末が受け取るために予約しているサービスである。
一実装では、第2端末が1つ以上のサイドリンクリソースから第4サイドリンクリソースを決定した後、第2端末は、伝送ステータスに基づいて、第4サイドリンクリソースの時間範囲が第4期間と重複しているかどうかを判断し得る。
本開示の可能な実施形態では、第2端末が受け取るために予約している複数のサービスが存在する場合、第2サービスは、第2端末が受け取るために予約している複数のサービスの中で最も高い優先度のサービスであるか、又は事前に設定されたサービス優先度よりも高い優先度のサービスである。
第2端末が第1サイドリンクリソースを決定する方式は、第1サービスの優先度と第2サービスの第1優先度との間の関係を参照して、以下で詳細に説明される。
例1-1:第1サービスの優先度が第1優先度以上である。
本開示の可能な実装では、第2端末が第1サービスの優先度及び第2サービスの第1優先度に基づいて第1サイドリンクリソースを決定することは、以下を含む:第1サービスの優先度が第1優先度以上であるとき、第2端末は第4サイドリンクリソースが第1サイドリンクリソースであると決定する。これにより、優先度の高い第1サービスが優先的に送信されることを保証することができる。
例1-1を参照すると、本開示の可能な実施形態では、第4サイドリンクリソースの時間範囲が第4期間と重複するとき、第2端末は、重複した時間範囲内では第2サービスを受信しない。
なお、第2端末は、第2サービスの受け取りを放棄するか、第2サービスを送る端末と交渉して別の時間範囲で第3サービスを受け取ることがあることに留意されたい。これは、本開示のこの実施形態では限定されない。
例1-2:第1サービスの優先度が第1優先度以下である。
本開示の可能な実装では、第2端末が第1サービスの優先度及び第2サービスの第1優先度に基づいて第1サイドリンクリソースを決定することは、以下を含む:第1サービスの優先度が第1優先度以下である場合、第4サイドリンクリソースは第1サイドリンクリソースではないと判断する。
言い換えると、第1サービスの優先度が第1優先度以下であるとき、第2端末は、第1サービスを送るために第4サイドリンクリソースを使用することを除外し得る。次いで、第2端末は、第4サイドリンクリソースを含まない他のサイドリンクリソースから、第4期間と時間範囲が重複しないサイドリンクリソースを第1サイドリンクリソースとして選択する。これにより、受信と送信の競合を回避することができ、第2端末は第2サービスを成功裏に受信することもでき、第1サービスの信頼性のある送信を保証することができる。
例1-2を参照すると、本開示の可能な実施形態では、第4サイドリンクリソースの時間範囲が第4期間と重複するとき、第2端末は第4期間で第2サービスを受け取る。
したがって、例1-2では、第1サービスが正常に送信されることを保証するために、第2端末は、第1サービスを送る第1サイドリンクリソースとして、第4期間と時間範囲が重複しないサイドリンクリソースを選択し得る。
ケース1の詳細な説明については、説明のため一例を使用する。例えば1つ以上のサイドリンクリソースは、サイドリンクリソース1、サイドリンクリソース2、サイドリンクリソース3及びサイドリンクリソース4を含み、第4期間はスロット1である。第2端末は、第1サービスを伝達するために、サイドリンクリソース1からサイドリンクリソース4までサイドリンクリソース3を選択する。サイドリンクリソース3を選択した後、第2端末は、サイドリンクリソース3の時間範囲がスロット1と重複していることを見つける。この場合、第2端末が、第1サービスを送るためにサイドリンクリソース3を選択し続ける場合、受信と送信の競合が発生する可能性がある。上記の競合を回避するために、第2端末は、第1サービスと第2サービスの優先度を比較して、第2サービスを優先的に受信するか第1サービスを優先的に送信するかを判断し、そのため、受信時間と送信時間は重複せず、競合が回避される。例えばサイドリンクリソース3がスロット1と重複するとき、第1サービスの優先度が第2サービスの優先度以上である場合、第2端末は、受信と送信の競合を回避するために、サイドリンクリソース3で第1サービスを優先的に送ってよく、競合する期間には第2サービスを受け取らない。第1サービスの優先度が第2サービスの優先度以下である場合、第1端末は、サイドリンクリソース3が第1サービスを送るのに適していないと判断してよく、その後、第2端末は、最終的に選択されるサイドリンクリソースがスロット1と重複しないことを保証するように、第1サービスを送るためにサイドリンクリソース1、サイドリンクリソース2及びサイドリンクリソース4からサイドリンクリソースを選択し続けてよい。
ケース2
本開示の可能な実装では、第2端末が第2端末の伝送ステータス及び1つ以上のサイドリンクリソースに基づいて第1サイドリンクリソースを決定することは、以下を含む:
ステップC:第2端末がリソースプールを決定し、ここで、リソースプールは、1つ以上のサイドリンクリソース内の第4サイドリンクリソース以外のサイドリンクリソースを含み、第4サイドリンクリソースの時間範囲は、第4期間と重複する。
例えば第2端末は、第2端末の伝送ステータス及び1つ以上のサイドリンクリソースに基づいてリソースプールを決定する。リソースプールは、第4期間と時間範囲が重複するサイドリンクリソースを含まない。
ステップD:第2端末がリソースプールから第1サイドリンクリソースを決定し、ここで、第2サービスは、第2端末が受け取るために予約しているサービスである。
上記の解決策では、第2端末は、最初に、第2端末の伝送ステータスに基づいて、1つ以上のサイドリンクリソースから、第2端末による第2サービスの受信と競合するサイドリンクリソースを除外して、リソースプールを取得する。次いで、第2端末は、リソースプールから第1サイドリンクリソースを選択する。これにより、最終的に選択された第1サイドリンクリソースが、第2端末が第2サービスを受け取るために予約している第4期間と競合しないことを保証することができ、第2端末が正常に第2サービスを受信できることを保証することができ、また第2端末が正常に第1サービスを送ることも保証することができる。
ケース2を詳細に説明するために、説明のために最初に一例を使用する。例えば1つ以上のサイドリンクリソースは、サイドリンクリソース1、サイドリンクリソース2、サイドリンクリソース3及びサイドリンクリソース4を含み、第1期間はスロット1である。サイドリンクリソース1が位置する期間がスロット1と重複し、サイドリンクリソース2、サイドリンクリソース3及びサイドリンクリソース4が位置する期間がスロット1と重複しない場合、第2端末の受信と送信が競合しないことを保証するために、第2端末は、上記のリソースプールがサイドリンクリソース2、サイドリンクリソース3及びサイドリンクリソース4を含むと判断する。次いで、第2端末は、サイドリンクリソース2、サイドリンクリソース3及びサイドリンクリソース4から1つのサイドリンクリソースを第1サイドリンクリソースとして選択し得る。
本開示の一実施形態では、本開示のこの実施形態で提供される方法は、更に以下を含む:第2端末が、1つ以上のサイドリンクリソースから第1サイドリンクリソースを決定する方式を決定する。この方式は、第1方式と第2方式を含む。
第1方式は、第2端末の伝送ステータスに基づいて第1サイドリンクリソースを決定することである。第2方式は、サービス優先度に基づいて第1サイドリンクリソースを決定することである。第2方式は、第2端末によって選択されたサイドリンクリソースが、第2端末によって受信された第2サービスと競合するときに、第1サービスと第2サービスの優先度を比較することを意味することに留意されたい。
可能な実装では、第2端末は、1つ以上のサイドリンクリソースから第1サイドリンクリソースを決定するために、第1方式又は第2方式を使用することを自律的に決定し得る。
別の可能な実装では、第2端末は、第1端末によって第2端末に通知された1つ以上のサイドリンクリソースの量に基づいて、1つ以上のサイドリンクリソースから第1サイドリンクリソースを決定するために、第1方式又は第2方式を使用することを決定し得る。
例えば1つ以上のサイドリンクリソースの量が第1閾値以下である場合、第2端末は、第2方式を使用することを決定する。1つ以上のサイドリンクリソースの量が第1閾値以上である場合、第2端末は、第1方式を使用することを決定する。
更に別の可能な実装では、第2端末は、構成情報に基づいて、1つ以上のサイドリンクリソースから第1サイドリンクリソースを決定するために、第1方式又は第2方式を使用することを決定し得る。
例えば構成情報が、1つ以上のサイドリンクリソースから第1サイドリンクリソースを決定するために、第1方式を使用するように第2端末に指示する場合、第2端末は第1方式を使用する。構成情報が、1つ以上のサイドリンクリソースから第1サイドリンクリソースを決定するために第2方式を使用するように第2端末に指示する場合、第2端末は第2方式を使用する。
更に別の可能な実装では、第2端末は第1端末から指示情報を受け取り、ここで、指示情報は、1つ以上のサイドリンクリソースから第1サイドリンクリソースを決定する方式を決定することを第2端末に指示する。第2端末は、指示情報に基づいて、1つ以上のサイドリンクリソースから第1サイドリンクリソースを決定するために第1方式又は第2方式を使用することを決定する。
上記では主に、第4サイドリンクリソースが1つ以上のサイドリンクリソース内のサイドリンクリソースである例が使用されている。第4サイドリンクリソースが1つ以上のサイドリンクリソース内のサイドリンクリソースではなく、候補サイドリンクリソースであるとき、第2端末が第1サイドリンクリソースを決定する方式については、前述の説明を参照されたい。本開示のこの実施形態では、詳細は説明されない。違いは、第1方式を使用するか、第2方式を使用するかを決定するときに、サイドリンクリソースセット内のサイドリンクリソースの量が第1閾値以下である場合、第2端末は第2方式を使用すると決定することである。サイドリンクリソースセット内のサイドリンクリソースの量が第1閾値以上である場合、第2端末は第1方式を使用することを決定する。
上記では主に、第1サービスを伝送するためのサイドリンクリソースが位置する時間範囲と、第2端末が受信するために予約している第3サービスとの間の競合を回避するために、第1サイドリンクリソースを選択するプロセスについて説明している。実際のプロセスでは、第2端末によって選択され、かつ第1サービスを伝送するために使用される第1サイドリンクリソースが、第2端末によって受け取られるサービスと競合しないとき、第2端末は、第1サイドリンクリソースが位置する時間範囲と、第2端末が別のサービスを送る時間範囲との間の競合をできるだけ更に回避し得る。
例えば第4サイドリンクリソースの期間は、第2端末が第2サービスを受け取るために予約している期間と重複する。第4サイドリンクリソースの期間が、第2端末が第3サービスを送るために予約している期間と重複するとき、第2端末は、第1サービスの優先度と第3サービスの優先度を比較して、第1サービスを伝達するための第1サイドリンクリソースとして第4サイドリンクリソースを使用することができるかどうかを判断してもよい。例えば第1サービスの優先度が第3サービスの優先度以上である場合、第2端末は第4サイドリンクリソースを第1サイドリンクリソースとして使用する。例えば第1サービスの優先度が第3サービスの優先度以下である場合、第2端末は第4サイドリンクリソースが第1サイドリンクリソースではないと判断する。第3サービスは、第3サービスが送信されるよう予約されている期間内に送信される。
図10に示されるように、第2端末は、サブチャネル(1)とサブチャネル(2)で伝送を予約している。例えば第2端末は、サイドリンクリソース61とサイドリンクリソース62でサービスを受け取るように予約し、サービスを送るために第1端末によって第2端末に推奨されるサイドリンクリソースは、サイドリンクリソース63とサイドリンクリソース64を含む。サイドリンクリソース63が位置するスロットと、第2端末がサービスを受け取るために予約しているスロットは、同じスロットであるか又は重複している。この場合、受信と送信の競合を回避するために、第2端末は、第1サービスを送るためのリソースとしてサイドリンクリソース63を使用しないことを決定する。しかしながら、サイドリンクリソース64が位置するスロットと、第2端末がサービスを受け取るために予約しているスロットは重複しない。この場合、第2端末はサイドリンクリソース64で第1サービスを送ることを選択してよい。
以下では、第1端末が端末100であり、第2端末が端末200である例を用いて、本開示の一実施形態で提供されるリソース決定方法を説明する。本方法は、以下のステップを含む。
ステップ1101:端末100は、端末200の伝送ステータスを取得する。端末200の伝送ステータスは、これらに限定されないが、端末200が受信を予約しているスロット、端末200が送信を予約しているスロット、端末200が受信を予約しているサイドリンクリソース、端末200が送信を予約しているサイドリンクリソース、端末200が受信傾向を持つスロット又はサイドリンクリソース、端末200が送信傾向を持つスロット又はサイドリンクリソース、端末200が受信傾向を持たないスロット又はサイドリンクリソース、端末200が送信傾向を持つスロット又はサイドリンクリソース、のうちの少なくとも1つを含む。
可能な実装では、端末200によって端末100に送信されるトリガメッセージは、端末200の伝送ステータスを伝達する。トリガメッセージは、1つ以上のサイドリンクリソースを端末200に推奨(アドバイス)するように端末100をトリガするために使用される。あるいは、トリガメッセージは、端末200のために、サービスを送るために使用される1つ以上のサイドリンクリソースを選択するように端末100をトリガするために使用される。
別の実装では、端末200は、構成情報内の少なくとも1つのIDを端末100に通知する。端末100は、少なくとも1つのIDに基づいて、センシング時間ウィンドウ(sensing time window)で別の端末から端末200への伝送を取得する。少なくとも1つのIDは、端末200の様々な可能なIDであり、端末200は異なるサービスタイプで異なるIDを有し得る。
例えば端末100は、少なくとも1つのIDに基づいて、少なくとも1つのIDによって識別される端末が端末200にサービスを送るために予約しているサイドリンクリソース又はスロットを決定し、端末200がサービスを受け取るサイドリンクリソース又はスロットを決定し得る。
ステップ1102:端末100が、端末200の伝送ステータスに基づいて、支援情報によって示されるサイドリンクリソースを決定する。
支援情報によって示されるサイドリンクリソースは、サイドリンクリソースの選択対象のリソースプールを有することがある。一方式では、サイドリンクリソースは、サイドリンクリソースの選択対象のリソースプールから除外される。別の方式では、サイドリンクリソースは支援情報から除外される。
一方式では、端末200の伝送ステータスと競合するサイドリンクリソースは、支援情報の選択対象のリソースプールから除外される。言い換えると、端末100によって決定される支援情報の選択対象のリソースプール内のサイドリンクリソースは、以下の条件のうちの1つ以上を満たす、すなわち:端末200が受信を予約しているスロット内のサイドリンクリソースが、端末100によって選択対象のリソースプールに追加されていないことと、端末200が受信を予約しているサイドリンクリソースが選択対象のリソースプールに追加されていないことと、端末200が送信を予約しているサイドリンクリソースが選択対象のリソースプールに追加されていないことと、端末200が送信を予約しているスロット内のサイドリンクリソースが選択対象のリソースプールに追加されていないことと(端末200が複数のデータのピースを同時に伝送することができない場合に適用可能)、端末200が受信する傾向があるスロット又はサイドリンクリソースが選択対象のリソースプールに追加されていないことと、端末200が送信傾向を持つスロット又はサイドリンクリソースが選択対象のリソースプールに追加されていることと、端末200が受信傾向を持たないスロット又はサイドリンクリソースが選択対象のリソースプールに追加されていることと、端末100が送信傾向を持たないスロット又はサイドリンクリソースが選択対象のリソースプールに追加されていないことと、のうちの1つ以上を満たす。次いで、端末100は、支援情報によって指示されるサイドリンクリソースとして、選択対象のリソースプール内のサイドリンクリソースを決定する。例えば支援情報によって指示されるサイドリンクリソースは、選択対象のリソースプール内のすべて又は一部のサイドリンクリソースを含み得る。
別の方式では、端末200の伝送ステータスと競合するサイドリンクリソースは、支援情報から除外されない、すなわち、支援情報内のサイドリンクリソースは、以下のうちの1つ以上を満たす、すなわち、端末200が受信を予約しているスロットのサイドリンクリソースに関する情報が支援情報に追加されないことと、端末200が受信を予約しているサイドリンクリソースに関する情報が支援情報に追加されないことと、端末200が送信を予約しているサイドリンクリソースに関する情報が支援情報に追加されないことと、端末200が送信を予約しているスロットのサイドリンクリソースに関する情報が支援情報に追加されないことと(端末200が同時に複数のデータのピースを送信することができない場合に適用可能である)、端末200が受信傾向を持つスロットのサイドリンクリソースに関する情報が支援情報に追加されないことと、端末200が受信傾向を持つサイドリンクリソースに関する情報が支援情報に追加されないことと、端末200が送信傾向があるスロットのサイドリンクリソース又は端末200が送信傾向を持つサイドリンクリソースに関する情報が支援情報に追加されることと、端末200が受信傾向を持たないスロットのサイドリンクリソースに関する情報又は端末200が受信傾向がないサイドリンクリソースに関する情報が支援情報に追加されることと、端末200が送信傾向を持たないスロットのサイドリンクリソースに関する情報又は端末200が送信傾向を持たないサイドリンクリソースに関する情報が支援情報に追加されないことと、のうちの1つ以上を満たす。
ステップ1103:端末100が端末200に支援情報を送信し、それに応じて端末200は端末100から支援情報を受信する。
ステップ1104:端末200が、端末100によって送信された支援情報に基づいてサイドリンクリソースを選択する。
ステップ1105:端末200が、選択されたサイドリンクリソースでサービスを送る。
ステップ1105において端末200によって送られるサービスの対象(すなわち、受信側)は、端末100を含んでいることも、端末100を含んでいないこともあることに留意されたい。
図11で説明される実施形態では、支援情報によって指示されるサイドリンクリソースを選択するとき、端末100は、端末200の伝送ステータスを考慮し、そのため、支援情報によって指示されるサイドリンクリソースは、端末200の伝送と競合するサイドリンクリソースを含まない。これにより、第2端末の伝送競合を回避する。
図12に示されるように、第1端末が端末100であり、第2端末が端末200である例が、本開示の一実施形態で提供されるリソース決定方法を説明するために使用される。本方法は、以下のステップを含む。
ステップ1201:端末100が、端末200の伝送ステータスを取得する。
例えば端末200の伝送ステータスは、以下の1つ以上、すなわち:端末200が受信を予約しているサイドリンクリソースに関する情報、端末200が送信を予約しているサイドリンクリソースに関する情報、端末200が送信を予約しているスロットに関する情報、端末200が受信傾向を持つスロットに関する情報、端末200が送信傾向を持つスロットに関する情報、端末200が送信傾向を持つサイドリンクリソースに関する情報、端末200が受信傾向を持たないスロットに関する情報、端末200が受信傾向を持たないサイドリンクリソースに関する情報、端末200が送信傾向を持たないスロットに関する情報又は端末200が送信傾向を持たないサイドリンクリソースに関する情報、のうちの1つ以上を含む。
ステップ1202:端末100が、端末200の伝送ステータスに基づいて、支援情報を伝達する第1サイドリンクリソースを決定する。
端末100が送信側として使用され、第1サイドリンクリソースが、端末100によって選択対象のリソースプールから決定される。端末200の伝送ステータスによって引き起こされる競合を回避するために、一方式では、端末200の伝送と競合するサイドリンクリソースを、選択対象のリソースプールから除外し、他の方式では、端末200の伝送と競合するサイドリンクリソースを、1つ以上の選択されるサイドリンクリソースから除外する。別の可能な実装では、端末200が1つのスロットで複数のデータのピースを受信することを可能にし、複数のスロットでの端末200の受信によって引き起こされる消費電力を削減するために、第1サイドリンクリソースは、端末200が支援情報を伝達するために受信を予約しているスロットにおいて選択されてよい。
一方式では、端末200の伝送ステータスと競合するサイドリンクリソースは、選択対象のリソースプールから除外される。この場合、選択対象のリソースプールは、以下の条件のうちの1つ以上、すなわち:端末200が受信を予約しているサイドリンクリソースが、選択対象のリソースプールに追加されていないことと、端末200が送信を予約しているサイドリンクリソースが、選択対象のリソースプールに追加されていないことと、端末200が送信を予約しているスロットのサイドリンクリソースが、選択対象のリソースプールに追加されていないことと、端末200が受信傾向を持つスロットのサイドリンクリソース又は端末200が受信傾向を持つサイドリンクリソースが、選択対象のリソースプールに追加されていることと、端末200が送信傾向を持つスロットのサイドリンクリソース又は端末200が送信傾向を持つサイドリンクリソースが、選択対象のリソースプールに追加されていないことと、端末200が受信傾向を持たないスロットのサイドリンクリソース又は端末200が受信傾向を持たないサイドリンクリソースが、選択対象のリソースプールに追加されていないことと、端末200が送信傾向を持たないスロットのサイドリンクリソース又は端末200が送信傾向を持たないサイドリンクリソースが、選択対象のリソースプールに追加されていることと、のうちの1つ以上を満たす。
次いで、端末100は、決定された選択対象のリソースプールから支援情報を伝達する第1サイドリンクリソースを決定し得る。
別の方式では、端末200の伝送ステータスによって引き起こされる競合は、支援情報を伝達する第1サイドリンクリソースから除外される。言い換えると、端末200が受信を予約しているサイドリンクリソースは、第1サイドリンクリソースとして使用されず、端末200が送信を予約しているサイドリンクリソースは、第1サイドリンクリソースとして使用されず、端末200が送信を予約しているスロットのサイドリンクリソースは、第1サイドリンクリソースとして使用されず、端末200が受信傾向を持つスロットのサイドリンクリソースが、第1サイドリンクリソースとして使用されるか又は端末200が受信傾向を持つサイドリンクリソースが、第1サイドリンクリソースとして使用され、端末200が送信傾向を持つスロットのサイドリンクリソースが、第1サイドリンクリソースとして使用されないか又は端末200が送信傾向を持つサイドリンクリソースが、第1サイドリンクリソースとして使用されず、端末200が受信傾向を持たないスロットのサイドリンクリソース又は端末200が受信傾向を持たないサイドリンクリソースは、第1サイドリンクリソースとして使用されず、端末200が送信傾向を持たないスロットのサイドリンクリソース又は端末200が送信傾向を持たないサイドリンクリソースは、第1サイドリンクリソースとして使用される。
更に別の方式では、支援情報を伝達するサイドリンクリソースは、端末200が受信傾向を持つスロットにおいて選択される。この場合、支援情報を伝達することができる選択されたサイドリンクリソースは、以下のケースのうちの1つ以上を満たす、すなわち:端末200が受信を予約しているサイドリンクリソースが位置するスロットの別のサイドリンクリソースが、第1サイドリンクリソースとして使用され得ることと、端末200が受信傾向を持つスロットのサイドリンクリソース又は端末200が受信傾向を持つサイドリンクリソースが、第1サイドリンクリソースとして使用され得ることと、端末200が送信傾向を持たないスロットのサイドリンクリソース又は端末200が送信傾向を持たないサイドリンクリソースが、第1サイドリンクリソースとして使用され得ることと、のうちの1つ以上を満たす。
ステップ1203:端末100が、ステップ1202において決定された第1サイドリンクリソースで支援情報を端末200に送信する。
ステップ1204:端末200が、端末100によって送信された支援情報に基づいて、第2サイドリンクリソースを選択する。
ステップ1205:端末200は、第2サイドリンクリソースでサービスを送る。
ステップ1205において端末200によって送られるサービスの対象(すなわち、受信側)は、端末100を含んでいることも、端末100を含んでいないこともあることに留意されたい。
図13に示されるように、第1端末が端末100であり、第2端末が端末200である例を使用して、本開示の一実施形態で提供されるリソース決定方法を説明する。本方法は、以下のステップを含む。
ステップ1301:端末100は、端末300が端末200にメッセージを送信することを予約していると判断する。このように、端末300が端末200へメッセージを送信することを予約しているという事実に基づいて、端末200がメッセージを受信する期間に関する情報又はサイドリンクリソースに関する情報を決定することは、端末100にとって便利である。
ステップ1302:端末100が、端末200に支援情報を送信し、ここで、支援情報は、端末200にサイドリンクリソースのグループを指示するために使用され、サイドリンクリソースのグループは、端末200によって送られるサービスを伝達するために使用されてよく、サイドリンクリソースのグループは、1つ以上のサイドリンクリソースを含む。
ステップ1303:端末200は、端末200の伝送ステータスと支援情報に基づいて、ターゲットのサイドリンクリソースを決定する。
方式1では、受信が予約されているスロットに基づいてターゲットのサイドリンクリソースを選択するとき、端末200は、支援情報から、受信が予約されているスロットのリソースを除外する。理由は、支援情報によって指示されるサイドリンクリソースのグループは、端末100によって端末200のために選択され、かつサービスを送るために使用されるリソースであり、端末200が受信を予約しているスロットは、サービスを受け取るために端末200によって使用されるリソースであるため、端末200が、受信が予約されているスロットのリソースを使用することによって送信を行う場合、受信と送信の競合が発生するからである。もちろん、支援情報によって指示されるサイドリンクリソースのグループが、端末100によって端末200のために選択され、かつサービスを送るために推奨されないサイドリンクリソースである場合は、第2端末は前述の除外を行う必要はない。
さらに、送信が予約されているサイドリンクリソースに関する情報に基づいて、ターゲットのサイドリンクリソースを選択するとき、端末200は、支援情報によって指示されるサイドリンクリソースのグループから、送信が予約されているサイドリンクリソースを除外する。
別の方式2では、端末200は、ターゲットのサイドリンクリソースで送信されるサービスAの優先度と、端末200によって伝送されたサービスBの優先度に基づいて、ターゲットのサイドリンクリソースを決定する。例えばサービスAの優先度は優先度xであり、端末200は、受信/送信されるように予約されているサービスBの優先度が優先度yであると決定し、優先度xと優先度yに基づいて、サイドリンクリソースのグループ内のリソースを除外するかどうかを判断し、ターゲットのサイドリンクリソースを決定する。
優先度xが、受信予約されているサービスBの優先度yより低い場合、端末200は、競合するスロットでサービスBを受け取る。任意に、端末100によってサービスAを送るために選択されたサイドリンクリソースがサイドリンクリソースAである場合、端末200は、サービスAを送るためのターゲットサイドリンクリソースとして、サイドリンクリソースのグループからサイドリンクリソースAを除外することを決定する。
優先度xが、受信予約されているサービスBの優先度yよりも高い場合、端末200は、サイドリンクリソースAをターゲットサイドリンクリソースとして使用して、競合するスロットでサービスAを送る。
優先度xが、受信予約されているサービスBの優先度yと等しい場合、端末200は、サービスAを送るためのターゲットサイドリンクリソースとして、サイドリンクリソースのグループからサイドリンクリソースAを除外することを決定し、あるいは更にスクリーニングを実行する。一実装では、優先度xが優先度yと等しいとき、サービスAを送るためのターゲットサイドリンクリソースとして、サイドリンクリソースのグループからサイドリンクリソースAを除外することを決定した後、端末200が依然として、選択するための十分なサイドリンクリソースを持っている場合、端末200は、サイドリンクリソースのグループからサイドリンクリソースAを除外する。
任意に、端末200が、受信予約された複数のサービスを有する場合、サービスBは、端末200によって受信予約された複数のサービスの中で最も高い優先度のサービスである。
可能な場合には、上記2つ方式の両方が実装される。上記の方式1が一部のシナリオで使用され、上記の方式2が他のシナリオで使用される。
一例では、端末200は、構成情報、端末100からの指示情報、支援情報を使用することにより端末100によって端末200に推奨されるサイドリンクリソースのグループ内のサイドリンクリソースの量等に基づいて、支援情報内のサイドリンクリソースを方式1で処理するか又は方式2で処理するかを判断する。
例えば端末200がモード(mode)2bを構成するか、端末100が、モード2bを使用するように端末200に指示する場合、端末200は、方式1が、支援情報内のサイドリンクリソースを処理するために使用されると判断する。モード2bはシナリオ名である。
例えば端末200がモード2dを構成するか、端末100が、モード2dを使用するように端末200に指示する場合、端末200は、方式2が、支援情報内のサイドリンクリソースを処理するために使用される判断する。モード2dはシナリオ名である。
例えば支援情報によって指示されるサイドリンクリソースのグループ内のサイドリンクリソースの量が閾値未満である場合、端末200は方式2で処理を実行する。そうでない場合、端末200は方式1で処理を実行する。
ステップ1304:端末200が、選択されたターゲットサイドリンクリソースでサービスを送る。サービスを受け取る受信側は、必ずしも端末100を含まない。
上記は主に、ネットワーク要素間の対話の観点から、本開示の実施形態における解決策を説明している。上記の機能を実装するために、第1端末及び第2端末のようなネットワーク要素は、機能を実装するための対応する構造及び/又はソフトウェアモジュールを含むことが理解され得る。当業者は、本明細書に開示されている実施形態で説明される実施例のユニット及びアルゴリズムステップと組み合わせて、本開示がハードウェア又はハードウェアとコンピュータソフトウェアの組合せを使用することによって実装されてよいことを容易に認識すべきである。機能がハードウェアによって実行されるか、ハードウェアを駆動するコンピュータソフトウェアによって実行されるかは、特定の用途と技術的解決策の設計制約に依存する。当業者は、特定の用途ごとに、説明される機能を実装するために異なる方法を使用し得るかが、その実装が本開示の範囲を超えると見なされるべきではない。
本開示の実施形態では、第1端末及び第2端末は各々、上記の方法の実施例に基づいて、機能ユニットに分割されてよい。例えば各機能ユニットは、各対応する機能に基づく分割を通して取得されてもよく、2つ以上の機能が1つの処理ユニットに統合されてもよい。統合されたユニットは、ハードウェアの形式で実装されてよく、ソフトウェアの機能ユニットの形式で実装されてもよい。本開示の実施形態では、ユニット分割は一例であり、単なる論理機能分割であることに留意されたい。実際の実装の間に、別の分割方式が使用されてもよい。
上記では、図4から図13を参照して、本開示の実施形態における方法を説明している。以下では、本開示の実施形態において提供され、上記の方法を実行する通信装置を説明する。当業者は、方法と装置が相互に組み合わされて参照されてよいことを理解することができる。本開示の実施形態で提供される通信装置は、上記のリソース決定方法で第1端末と第2端末によって実行されるステップを実行し得る。
統合ユニットが使用されるとき、図14は、上記の実施形態の通信装置を示す。通信装置は、通信モジュール1413と処理モジュール1412を含み得る。
任意の実装では、通信装置は、通信装置のプログラムコード及びデータを記憶するように構成される、記憶モジュール1411を更に含み得る。
一例では、通信装置は、第1端末であるか又は第1端末に適用されるチップである。この場合、通信モジュール1413は、外部ネットワーク要素(例えば第2端末)と通信する際に通信装置をサポートするように構成される。例えば通信モジュール1413は、上記の方法の実施形態において、第1端末によって実行される受信及び送信動作を実行するように構成される。処理モジュール1412は、上記の方法の実施形態において、第1端末によって実行される処理動作を実行するように構成される。
例えば通信モジュール1413は、前述の実施形態において、図4のステップ401で第1端末によって実行される取得動作を実行するように構成される。処理モジュール1412は、前述の実施形態において、第1端末によって実行される処理動作、例えばステップ402を実行する際に通信装置をサポートするように構成される。通信モジュール1413は、前述の実施形態において、図4のステップ403で第1端末によって実行される送信動作を実行するように構成される。
別の例では、通信装置は、第2端末であるか又は第2端末に適用されるチップである。この場合、通信モジュール1413は、外部ネットワーク要素(例えば第1端末)と通信する際に通信装置をサポートするように構成される。例えば通信モジュール1413は、前述の方法の実施形態において、第2端末によって実行される受信及び送信動作を実行するように構成される。処理モジュール1412は、前述の方法の実施形態において、第2端末によって実行される処理動作を実行するように構成される。
例えば通信モジュール1413は、前述の実施形態において、図4のステップ403で第2端末によって実行される受信動作を実行するように構成される。処理モジュール1412は、前述の実施形態において、第2端末によって実行されるステップ404を実行するように構成される。
更に別の例では、通信装置は、第1端末であるか又は第1端末に適用されるチップである。この場合、通信モジュール1413は、外部ネットワーク要素(例えば第2端末)と通信する際に通信装置をサポートするように構成される。例えば通信モジュール1413は、前述の方法の実施形態において、第1端末によって実行される受信及び送信動作を実行するように構成される。処理モジュール1412は、前述の方法の実施形態において、第1端末によって実行される処理動作を実行するように構成される。
例えば通信モジュール1413は、前述の実施形態において、図6のステップ601で第1端末によって実行される取得動作を実行するように構成される。処理モジュール1412は、前述の実施形態において、第1端末によって実行される処理動作、例えばステップ602を実行する際に通信装置がサポートするように構成される。通信モジュール1413は、前述の実施形態において、図6のステップ603において、第1端末によって実行される送信動作を実行するように構成される。
更に別の例では、通信装置は、第2端末であるか又は第2端末に適用されたチップである。この場合、通信モジュール1413は、外部ネットワーク要素(例えば第1端末)と通信する際に通信装置をサポートするように構成される。例えば通信モジュール1413は、前述の方法の実施形態において、第2端末によって実行される受信及び送信動作を実行するように構成される。処理モジュール1412は、前述の方法の実施形態において、第2端末によって実行される処理動作を実行するように構成される。
例えば通信モジュール1413は、前述の実施形態において、図6のステップ603で第2端末によって実行される受信動作を実行するように構成される。処理モジュール1412は、前述の実施形態において、第2端末によって実行されるステップ604を実行するうに構成される。
更に別の例では、通信装置は、第1端末であるか又は第1端末に適用されるチップである。この場合、通信モジュール1413は、外部ネットワーク要素(例えば第2端末)と通信する際に通信装置をサポートするように構成される。例えば通信モジュール1413は、前述の方法の実施形態において、第1端末によって実行される受信及び送信動作を実行するように構成される。処理モジュール1412は、前述の方法の実施形態において、第1端末によって実行される処理動作を実行するように構成される。
例えば通信モジュール1413は、前述の実施形態において、図9のステップ902で第1端末によって実行される送信動作を実行するように構成される。処理モジュール1412は、前述の実施形態において、第1端末によって実行される処理動作、例えばステップ901を実行する際に通信装置をサポートするように構成される。
更なる例では、通信装置は、第2端末であるか又は第2端末に適用されるチップである。この場合、通信モジュール1413は、外部ネットワーク要素(例えば第1端末)と通信する際に通信装置をサポートするように構成される。例えば通信モジュール1413は、前述の方法の実施形態において、第2端末によって実行される受信及び送信動作を実行するように構成される。処理モジュール1412は、前述の方法の実施形態において、第2端末によって実行される処理動作を実行するように構成される。
例えば通信モジュール1413は、前述の実施形態において、図9のステップ902で第2端末によって実行される受信動作を実行するように構成される。処理モジュール1412は、前述の実施形態において第2端末によって実行されるステップ903を実行するように構成される。通信モジュール1413は更に、前述の実施形態において図9のステップ904で第2端末によって実行される送信動作を実行するように構成される。
図14では、通信モジュール1413が代替的に通信ユニットに置換されてよく、処理モジュール1412が代替的に処理ユニットに置換されてよく、記憶モジュール1411が代替的に記憶ユニットに置換されてもよいことに留意されたい。処理ユニットは、通信装置の動作を制御及び管理するように構成される。例えば処理ユニットは、通信装置によって実行される情報/データ処理のステップを実行するように構成される。通信ユニットは、情報/データの送信又は受信ステップを実行する際に通信装置をサポートするように構成される。
可能な実装では、通信ユニットは受信ユニットと送信ユニットを含んでもよい。受信ユニットは信号を受信するように構成され、送信ユニットは信号を送信するように構成される。
処理モジュール1412は、プロセッサ又はコントローラ、例えば中央処理ユニット、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ又は別のプログラマブル論理デバイス、トランジスタ論理デバイス、ハードウェア構成要素、あるいはこれらの任意の組合せであってよい。プロセッサは、本開示で開示される内容に関連して説明される、様々な例示的な論理ブロック、モジュール及び回路を実装又は実行し得る。あるいは、プロセッサは、コンピューティング機能を実装するプロセッサの組合せ、例えば1つ以上のマイクロプロセッサの組合せ又はデジタル信号プロセッサとマイクロプロセッサの組合せであってもよい。通信モジュールは、トランシーバ、トランシーバ回路、通信インタフェース等であってよい。記憶モジュールは、メモリであってよい。
処理モジュール1412がプロセッサ31又はプロセッサ35であり、通信モジュール1413がトランシーバ33であり、記憶モジュール1411がメモリ32であるとき、本開示の通信装置は、図3に示される通信デバイスであってよい。
通信モジュールは、装置の通信インタフェースであってよく、別の装置からの信号を受信するように構成される。例えば装置がチップとして実装されるとき、通信モジュールは、別のチップ又は装置から信号を受信するか又は別のチップ又は装置に信号を送信するためにチップによって使用される、通信インタフェースである。
図15は、本開示の一実施形態による、チップ150の構造の概略図である。チップ150は、1つ又は複数(2つを含む)のプロセッサ1510と通信インタフェース1530を含む。
任意に、チップ150はメモリ1540を更に含む。メモリ1540は、読取専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含んでよく、プロセッサ1510に動作命令及びデータを提供してもよい。メモリ1540の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリ(nonvolatile random access memory、NVRAM)を更に含んでよい。
いくつかの実装では、メモリ1540は、以下の要素:すなわち、実行可能モジュール又はデータ構造、そのサブセット又はその拡張セットを記憶する。
本開示のこの実施形態では、メモリ1540に記憶される動作命令(動作命令はオペレーティングシステムに記憶されてもよい)を呼び出して、対応する動作を実行する。
可能な実装では、第1端末と第2端末は同様のチップ構造を使用し、異なる装置は異なるチップを使用してそれぞれの機能を実装してよい。
プロセッサ1510は、第1端末と第2端末のうちのいずれか1つの処理動作を制御し、プロセッサ1510は、中央処理ユニット(central processing unit、CPU)と呼ばれることもある。
メモリ1540は、読取専用メモリとランダムアクセスメモリを含んでよく、プロセッサ1510に命令とデータを提供してもよい。メモリ1540の一部は、NVRAMを更に含んでもよい。例えばある用途では、プロセッサ1510、通信インタフェース1530及びメモリ1540は、バスシステム1520を通して一緒に結合される。バスシステム1520は、データバスに加えて、電力バス、制御バス、ステータス信号バス等を更に含んでよい。しかしながら、明確な説明のために、図15の様々なタイプのバスは、バスシステム1520としてマークされる。
本開示の実施形態で開示される方法は、プロセッサ1510に適用されてよく、あるいはプロセッサ1510によって実装されてもよい。プロセッサ1510は集積回路チップであってよく、信号処理能力を有する。実装プロセスでは、上述の方法のステップは、プロセッサ1510内のハードウェア集積論理回路を使用することによって又はソフトウェア形式の命令を使用することによって実装されてよい。プロセッサ1510は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、ASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field-programmable gate array、FPGA)又は別のプログラマブル論理デバイス、離散ゲート又はトランジスタ論理デバイス、あるいは離散ハードウェア構成要素であってよい。プロセッサは、本開示の実施形態で開示される方法、ステップ及び論理ブロック図を実装又は実行し得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよく、あるいはプロセッサは従来のプロセッサ等であってもよい。本開示の実施形態に関連して開示される方法のステップは、ハードウェア復号プロセッサによって直接実行されて完了されてよく、あるいは復号プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールの組合せを使用することによって実行されて完了されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読取専用メモリ、プログラマブル読取専用メモリ、電気的に消去可能なプログラマブルメモリ又はレジスタのような、当技術分野の成熟した記憶媒体に配置されてもよい。記憶媒体はメモリ1540に配置され、プロセッサ1510はメモリ1540内の情報を読み出し、プロセッサ1510のハードウェアと組み合わせて前述の方法のステップを完了する。
可能な実装では、通信インタフェース1530は、図4から図13に示される実施形態における、第1端末の受信ステップ及び送信ステップを実行するように構成される。プロセッサ1510は、図4から図13に示される実施形態における、第1端末の処理ステップを実行するように構成される。
別の可能な実施形態では、通信インタフェース1530は、図4から図13に示される実施形態における、第2端末の受信ステップ及び送信ステップを実行するように構成される。プロセッサ1510は、図4から図13に示される実施形態における、第2端末の処理ステップを実行するように構成される。
一側面によると、コンピュータ読取可能記憶媒体が提供される。コンピュータ読取可能記憶媒体は命令を記憶し、命令が実行されると、図4の第1端末によって実行される機能が実装される。
一側面によると、コンピュータ読取可能記憶媒体が提供される。コンピュータ読取可能記憶媒体は命令を記憶し、命令が実行されると、図4の第2端末によって実行される機能が実装される。
一側面によると、コンピュータ読取可能記憶媒体が提供される。コンピュータ読取可能記憶媒体は命令を記憶し、命令が実行されると、図6の第1端末によって実行される機能が実装される。
一側面によると、コンピュータ読取可能記憶媒体が提供される。コンピュータ読取可能記憶媒体は命令を記憶し、命令が実行されると、図6の第2端末によって実行される機能が実装される。
一側面によると、コンピュータ読取可能記憶媒体が提供される。コンピュータ読取可能記憶媒体は命令を記憶し、命令が実行されると、図9の第1端末によって実行される機能が実装される。
一側面によると、コンピュータ読取可能記憶媒体が提供される。コンピュータ読取可能記憶媒体は命令を記憶し、命令が実行されると、図9の第2端末によって実行される機能が実装される。
一側面によると、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は命令を含み、命令が実行されると、図4の第1端末によって実行される機能が実装される。
別の側面によると、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は命令を含み、命令が実行されると、図4の第2端末によって実行される機能が実装される。
一側面によると、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は命令を含み、命令が実行されると、図6の第1端末によって実行される機能が実装される。
別の側面によると、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は命令を含み、命令が実行されると、図6の第2端末によって実行される機能が実装される。
一側面によると、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は命令を含み、命令が実行されると、図9の第1端末によって実行される機能が実装される。
別の側面によると、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は命令を含み、命令が実行されると、図9の第2端末によって実行される機能が実装される。
一側面によると、チップが提供される。チップは第1端末に適用され、チップは少なくとも1つのプロセッサと通信インタフェースを含む。通信インタフェースは少なくとも1つのプロセッサに結合され、プロセッサは、図4の第1端末によって実行される機能を実装するために、命令を実行するように構成される。
一側面によると、チップが提供される。チップは第2端末に適用され、チップは少なくとも1つのプロセッサと通信インタフェースを含む。通信インタフェースは少なくとも1つのプロセッサに結合され、プロセッサは、図4の第2端末によって実行される機能を実装するために、命令を実行するように構成される。
別の側面によると、本開示の一実施形態はチップを提供する。チップは第1端末に適用され、チップは少なくとも1つのプロセッサと通信インタフェースを含む。通信インタフェースは少なくとも1つのプロセッサに結合され、プロセッサは、図6の第1端末によって実行される機能を実装するために、命令を実行するように構成される。
一側面によると、チップが提供される。チップは第2端末に適用され、チップは少なくとも1つのプロセッサと通信インタフェースを含む。通信インタフェースは少なくとも1つのプロセッサに結合され、プロセッサは、図6の第2端末によって実行される機能を実装するために、命令を実行するように構成される。
一態様によると、チップが提供される。チップは第2端末に適用され、チップは少なくとも1つのプロセッサと通信インタフェースを含む。通信インタフェースは少なくとも1つのプロセッサに結合され、プロセッサは、図9の第2端末によって実行される機能を実装するために、命令を実行するように構成される。
本開示の一実施形態は通信システムを提供する。通信システムは第1端末と第2端末を含む。第1端末は、図4の第1端末によって実行される機能を実行するように構成され、第2端末は、図4の第2端末によって実行される機能を実行するように構成される。
本開示の一実施形態は通信システムを提供する。通信システムは第1端末と第2端末を含む。第1端末は、図6の第1端末によって実行される機能を実行するように構成され、第2端末は、図6の第2端末によって実行される機能を実行するように構成される。
本開示の一実施形態は通信システムを提供する。通信システムは第1端末と第2端末を含む。第1端末は、図9の第1端末によって実行される機能を実行するように構成され、第2端末は、図9の第2端末によって実行される機能を実行するように構成される。
上記の説明に関連して、本開示は以下の実施形態を更に提供する。
実施形態1:リソース決定方法が提供される。本方法は、第1端末に適用され、本方法は、以下を含む:第1端末が、伝送情報を取得し、ここで、伝送情報は、第2端末の伝送ステータスを決定するために使用される。第1端末が、伝送ステータスに基づいて1つ以上のサイドリンクリソースを決定し、ここで、サイドリンクリソースは、データを送信するために第2端末によって使用され得るか、サイドリンクリソースは、第2端末に送信されるサービスを伝達するために使用され得る。第1端末は、第2端末に第1情報を送信するか又は1つ以上のサイドリンクリソース内の第1サイドリンクリソースで第2端末にサービスを送信し、ここで、第1情報は、1つ以上のサイドリンクリソースに関する情報を示すために使用される。
実施形態2:実施形態1の方法によると、伝送ステータスが、以下のうちの1つ以上、すなわち、
第1期間を示すために使用される情報であって、ここで、第1期間は、第2端末がサービスを受け取るために予約している期間であるか、又は第2端末がサービスを送るために予約している期間であるか、又は第2端末がサービスを受け取る傾向がある期間であるか、又は第2端末がサービスを送る傾向がない期間である、第1期間を示すために使用される情報と、
第2サイドリンクリソースに関する情報であって、ここで、第2サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを伝送するために予約しているリソースであるか、又は第2サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取る傾向があるリソースであるか、又は第2サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送る傾向がないリソースであり、ここで、サービス伝送を予約することは、サービス受信を予約すること又はサービス送信を予約することを含む、第2サイドリンクリソースに関する情報と、
第2期間を示すために使用される情報であって、ここで、第2期間は、第2端末がサービスを送る傾向がある期間であるか、又は第2端末がサービスを受け取る傾向がない期間である、第2期間を示すために使用される情報と、
第3サイドリンクリソースに関する情報であって、ここで、第3サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送る傾向があるリソースであるか、又は第2端末がサービスを受け取る傾向がないリソースである、第3サイドリンクリソースに関する情報と、
のうちの1つ以上を含むとき、サイドリンクリソースは、データを送信するために第2端末によって使用され得る。
実施形態3:実施形態2の方法によると、1つ以上のサイドリンクリソースのうちの少なくとも1つのサイドリンクリソースは、以下の条件のうちの1つ以上、すなわち、
伝送ステータスが第1期間を示すために使用される情報を含むとき、少なくとも1つのサイドリンクリソースの時間範囲が第1期間と重複しないことと、
伝送ステータスが第2サイドリンクリソースに関する情報を含むとき、少なくとも1つのサイドリンクリソースが第2サイドリンクリソースと重複しないことと、
伝送ステータスが第2期間を示すために使用される情報を含むとき、少なくとも1つのサイドリンクリソースの時間範囲が第2期間と重複することと、
伝送ステータスが第3サイドリンクリソースに関する情報を含むとき、少なくとも1つのサイドリンクリソースが第3サイドリンクリソースに属することと、
のうちの1つ以上を満たす。
実施形態4:実施形態2又は実施形態3の方法によると、第2端末が複数のサービスを同時に送信することができないとき、少なくとも1つのサイドリンクリソースの時間範囲が、第1期間と重複しないか、又は
第2端末が複数のサービスを同時に送信することができるとき、少なくとも1つのサイドリンクリソースの時間範囲が、第1期間と重複し得る。
実施形態5:実施形態1の方法によると、伝送ステータスが、以下のうちの1つ以上を含むとき、すなわち、
第4サイドリンクリソースに関する情報であって、ここで、第4サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取るために予約しているリソースであるか、又は第2端末がサービスを送るために予約しているリソースであるか、又は第2端末がサービスを送る傾向があるリソースであるか、又は第2端末がサービスを受け取る傾向がないリソースであ、第4サイドリンクリソースに関する情報と、
第3期間を示すために使用される情報であって、ここで、第3期間は、第2端末がサービスを送るために予約している期間であるか、又は第2端末がサービスを送る傾向がある期間であるか、又は第2端末がサービスを受け取る傾向がない期間である、第3期間を示すために使用される情報と、
第4期間を示すために使用される情報であって、ここで、第4期間は、第2端末がサービスを受け取る傾向がある期間であるか、又は第2端末がサービスを送る傾向がない期間であるか、又は第2端末がサービスを受け取るために予約している期間である、第4期間を示すために使用される情報と、
第5サイドリンクリソースに関する情報であって、ここで、第5サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取る傾向があるリソースであるか、又は第2端末がサービスを送る傾向がないリソースである、第5サイドリンクリソースに関する情報と、
のうちの1つ以上を含むとき、サイドリンクリソースは、第2端末に送信されるサービスを伝達するために使用され得る。
実施形態6:実施形態5の方法によると、第1サイドリンクリソースは、以下の条件のうちの1つ以上、すなわち、
伝送ステータスが第4サイドリンクリソースに関する情報を含むとき、第1サイドリンクリソースが第4サイドリンクリソースと重複しないことと、
伝送ステータスが第3期間を示すために使用される情報を含むとき、第1サイドリンクリソースの時間範囲が第3期間と重複しないことと、
伝送ステータスが第4期間を示すために使用される情報を含むとき、第1サイドリンクリソースの時間範囲が第4期間と重複することと、
伝送ステータスが第5サイドリンクリソースに関する情報を含むとき、第1サイドリンクリソースが第5サイドリンクリソースに属することと、
のうちの1つ以上を満たす。
実施形態7:実施形態1乃至実施形態6のいずれか1つの方法によると、第1端末が伝送情報を取得することは:第1端末が、第2端末から伝送情報を受信すること;あるいは、第1端末が、別の端末によって送信された第2情報を受信することであって、ここで、第2情報は少なくとも、第2端末の識別子を含むことと;第1端末が、第2情報に基づいて伝送情報を決定することとを含む。
実施形態8:実施形態1乃至実施形態7のいずれか1つの方法によると、第1端末が伝送ステータスに基づいて1つ以上のサイドリンクリソースを決定することは、以下を含む:第1端末が、センシングされたサイドリンクリソースから1つ以上の候補サイドリンクリソースを決定する。第1端末が、伝送ステータスに基づいて、1つ以上の候補サイドリンクリソースから1つ以上のサイドリンクリソースを決定する。第1端末は、第2端末の伝送ステータスを参照することなく、センシングされたサイドリンクリソースから1つ以上の候補サイドリンクリソースを決定するため、1つ以上の候補サイドリンクリソースには、以下のケースがある可能性がある:ケース1.候補サイドリンクリソースのすべてが、第2端末の伝送と競合する可能性がある。ケース2.候補サイドリンクリソースの一部は、第2端末の伝送と競合しない可能性があるが、候補サイドリンクリソースの一部が、第2端末の伝送と競合する可能性がある。ケース3.候補サイドリンクリソースのすべてが、第2端末の伝送と競合しない可能性がある。ケース1では、第1端末は、1つ以上の候補サイドリンクリソースから、少なくとも、第2端末の伝送と競合しないサイドリンクリソースを決定することができない可能性がある。
実施形態9:実施形態1乃至実施形態7のいずれか1つの方法によると、第1端末が伝送ステータスに基づいて1つ以上のサイドリンクリソースを決定することは、以下を含む:第1端末が、伝送ステータスに基づいて、センシングされたサイドリンクリソースから1つ以上の候補サイドリンクリソースを決定する。第1端末が、1つ以上の候補サイドリンクリソースから1つ以上のサイドリンクリソースを決定する。1つ以上の候補サイドリンクリソースは、第2端末の伝送と競合しない候補サイドリンクリソースを少なくとも含む。第1端末は、第2端末の伝送ステータスを参照して、センシングされたサイドリンクリソースから1つ以上の候補サイドリンクリソースを決定するため、1つ以上の候補サイドリンクリソースには、以下のケースがある可能性がある:ケース1.候補サイドリンクリソースの一部が、第2端末の伝送と競合しない可能性があるが、候補サイドリンクリソースの一部が、第2端末の伝送と競合する可能性がある。ケース2.候補サイドリンクリソースのすべてが第2端末の伝送と競合しない可能性がある。
実施形態10:実施形態1乃至実施形態9のいずれか1つの方法によると、1つ以上のサイドリンクリソースのうちの少なくとも1つのサイドリンクリソースは、第2端末のサービス伝送に対応するリソースと重複しない。
実施形態11:実施形態1乃至実施形態10のいずれか1つの方法によると、本開示のこの実施形態において提供される方法は、第1端末が、1つ以上のサイドリンクリソース内の第6サイドリンクリソースで第2端末からデータを受信することを更に含む。
実施形態12:リソース決定方法が提供される。本方法は、第2端末に適用され、本方法は、以下を含む:
第2端末が、第1端末から第1情報を受信し、ここで、第1情報は、1つ以上のサイドリンクリソースに関する情報を示すために使用され、1つ以上のサイドリンクリソースは、第1サービスを送るために第2端末によって使用されるサイドリンクリソースを決定するために使用される。
第2端末が、1つ以上のサイドリンクリソースに基づいて第1サイドリンクリソースを決定し、第1サイドリンクリソースは、少なくとも、サービスを伝送するために第2端末によって使用される対応するリソースと重複しない。
第2端末が、第1サイドリンクリソースで第1サービスを送る。
実施形態13:実施形態12の方法によると、第2端末が、1つ以上のサイドリンクリソースに基づいて第1サイドリンクリソースを決定することは、以下を含む:
第2端末が、第2端末の伝送ステータス及び1つ以上のサイドリンクリソースに基づいて、第1サイドリンクリソースを決定する。
伝送ステータスは、サービスを伝送するために第2端末によって使用される対応するリソースに関する情報を含み、サービスを伝送するために第2端末によって使用される対応するリソースは、サービスを伝達するサイドリンクリソース又はサービスを受信又は送信するための期間に関する情報を含む。
実施形態14:実施形態13の方法によると、伝送ステータスは、以下のうちの1つ以上、すなわち、
第1期間を示すために使用される情報、第2サイドリンクリソースに関する情報、第2期間を示すために使用される情報及び第3サイドリンクリソースに関する情報、のうちの1つ以上を含む。
第1期間は、第2端末がサービスを送るために予約している期間であるか、又は第2端末がサービスを受け取るために予約している期間であるか、又は第2端末がサービスを受け取る傾向がある期間であるか、又は第2端末がサービスを送る傾向がない期間である。
第2サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取るために予約しているリソースであるか、第2端末がサービスを送るために予約しているリソースであるか、第2端末がサービスを受け取る傾向があるリソースであるか、又は第2端末がサービスを送る傾向がないリソースである。
第2期間は、第2端末がサービスを送る傾向がある期間であるか、又は第2端末がサービスを受け取る傾向がない期間である。
第3サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送る傾向があるリソースであるか、又は第2端末がサービスを受け取る傾向がないリソースである。
実施形態15:実施形態14の方法によると、第1サイドリンクリソースの時間範囲は、第1期間と重複しないか、又は
第1サイドリンクリソースは、第2サイドリンクリソースと重複しないか、又は
第1サイドリンクリソースの時間範囲は、第2期間と重複するか、又は
第1サイドリンクリソースは、第3サイドリンクリソースに属する。
実施形態16:実施形態13乃至実施形態15のいずれか1つの方法によると、第2端末が、第2端末の伝送ステータス及び1つ以上のサイドリンクリソースに基づいて、第1サイドリンクリソースを決定することは、以下を含む:
第2端末が、1つ以上のサイドリンクリソースから、第1サービスを伝達するために使用される第4サイドリンクリソースを決定する。
第2端末の伝送ステータスに基づいて、第4サイドリンクリソースの時間範囲が第4期間と重複すると決定するとき、第2端末が、第1サービスの優先度と第2サービスの第1優先度に基づいて、第1サイドリンクリソースを決定し、ここで、第4期間は、第2端末が第2サービスを受け取るために予約している期間である。
実施形態17:実施形態16の方法によると、第2端末が、第1サービスの優先度と第2サービスの第1優先度に基づいて、第1サイドリンクリソースを決定することは、以下を含む:
第1サービスの優先度が第1優先度以上であるとき、第2端末が、第4サイドリンクリソースが第1サイドリンクリソースであると決定する。
実施形態18:実施形態16又は実施形態17の方法によると、第2端末が、第1サービスの優先度と第2サービスの第1優先度に基づいて、第1サイドリンクリソースを決定することは、以下を含む:
第1サービスの優先度が第1優先度以下であるとき、第2端末が、第4サイドリンクリソースは第1サイドリンクリソースでないと決定する。
実施形態19:実施形態13乃至実施形態15のいずれか1つの方法によると、第2端末が、第2端末の伝送ステータス及び1つ以上のサイドリンクリソースに基づいて、第1サイドリンクリソースを決定することは、以下を含む:
第2端末が、リソースプールを決定し、ここで、リソースプールは、1つ以上のサイドリンクリソース内の第4サイドリンクリソース以外のサイドリンクリソースを含み、第4サイドリンクリソースの時間範囲は、第4期間と重複し、第4期間は、第2端末が第2サービスを受け取るために予約している期間である。
第2端末が、リソースプールから第1サイドリンクリソースを決定する。
実施形態20:実施形態18又は実施形態19の方法によると、本開示のこの実施形態において提供される方法は、以下を更に含む:
第4サイドリンクリソースの時間範囲が第4期間と重複するとき、第2端末が、第4期間に第2サービスを受け取る。
実施形態21:実施形態12至実施形態20のいずれか1つの方法によると、本開示のこの実施形態において提供される方法は、以下を更に含む:
第2端末が、1つ以上のサイドリンクリソースの量及び/又は構成情報に基づいて、1つ以上のサイドリンクリソースから第1サイドリンクリソースを決定する方式を決定するか、又は
第2端末が、第1端末から指示情報を受信し、
第2端末が、指示情報に基づいて、1つ以上のサイドリンクリソースから第1サイドリンクリソースを決定する方式を決定する。
方式は、第2端末の伝送ステータスに基づいて第1サイドリンクリソースを決定することであるか、方式は、サービス優先度に基づいて第1サイドリンクリソースを決定することである。
実施形態22:リソース決定装置が提供される。当該装置は、第1端末又は第1端末に適用されるチップであり、当該装置は、通信ユニットと処理ユニットを含む。通信ユニットは、伝送情報を取得するように構成され、ここで、伝送情報は、第2端末の伝送ステータスを決定するために使用される。処理ユニットは、伝送ステータスに基づいて1つ以上のサイドリンクリソースを決定するように構成され、ここで、サイドリンクリソースは、データを送信するために第2端末によって使用され得るか、サイドリンクリソースは、第2端末に送信されるサービスを伝達するために使用され得る。通信ユニットは、第2端末に第1情報を送信するか又は1つ以上のサイドリンクリソース内の第1サイドリンクリソースで第2端末にサービスを送るように構成され、ここで、第1情報は、1つ以上のサイドリンクリソースに関する情報を示すために使用される。
実施形態23:実施形態21の装置によると、伝送ステータスが、以下のうちの1つ以上、すなわち、
第1期間を示すために使用される情報であって、ここで、第1期間は、第2端末がサービスを受け取るために予約している期間であるか、又は第2端末がサービスを送るために予約している期間であるか、又は第2端末がサービスを受け取る傾向がある期間であるか、又は第2端末がサービスを送る傾向がない期間である、第1期間を示すために使用される情報と、
第2サイドリンクリソースに関する情報であって、ここで、第2サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを伝送するために予約しているリソースであるか、又は第2サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取る傾向があるリソースであるか、又は第2サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送る傾向がないリソースである、第2サイドリンクリソースに関する情報と、
第2期間を示すために使用される情報であって、ここで、第2期間は、第2端末がサービスを送る傾向がある期間であるか、又は第2端末がサービスを受け取る傾向がない期間である、第2期間を示すために使用される情報と、
第3サイドリンクリソースに関する情報であって、第3サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送る傾向があるリソースであるか、又は第2端末がサービスを受け取る傾向がないリソースである、第3サイドリンクリソースに関する情報と、
のうちの1つ以上を含むとき、サイドリンクリソースは、データを送信するために第2端末によって使用され得る。
実施形態24:実施形態32の装置によると、1つ以上のサイドリンクリソースのうちの少なくとも1つのサイドリンクリソースは、以下の条件のうちの1つ以上、すなわち、
伝送ステータスが第1期間を示すために使用される情報を含むとき、少なくとも1つのサイドリンクリソースの時間範囲が第1期間と重複しないことと、
伝送ステータスが第2サイドリンクリソースに関する情報を含むとき、少なくとも1つのサイドリンクリソースが第2サイドリンクリソースと重複しないことと、
伝送ステータスが第2期間を示すために使用される情報を含むとき、少なくとも1つのサイドリンクリソースの時間範囲が第2期間と重複することと、
伝送ステータスが第3サイドリンクリソースに関する情報を含むとき、少なくとも1つのサイドリンクリソースが第3サイドリンクリソースに属することと、
のうちの1つ以上を満たす。
実施形態25:実施形態23又は実施形態24の装置によると、第2端末が複数のサービスを同時に送信することができないとき、少なくとも1つのサイドリンクリソースの時間範囲が、第1期間と重複しないか、又は
第2端末が複数のサービスを同時に送信することができるとき、少なくとも1つのサイドリンクリソースの時間範囲が、第1期間と重複し得る。
実施形態26:実施形態22の装置によると、伝送ステータスが、以下のうちの1つ以上を含むとき、すなわち、
第4サイドリンクリソースに関する情報であって、ここで、第4サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取るために予約しているリソースであるか、又は第2端末がサービスを送るために予約しているリソースであるか、又は第2端末がサービスを送る傾向があるリソースであるか、又は第2端末がサービスを受け取る傾向がないリソースであ、第4サイドリンクリソースに関する情報と、
第3期間を示すために使用される情報であって、ここで、第3期間は、第2端末がサービスを送るために予約している期間であるか、又は第2端末がサービスを送る傾向がある期間であるか、又は第2端末がサービスを受け取る傾向がない期間である、第3期間を示すために使用される情報と、
第4期間を示すために使用される情報であって、ここで、第4期間は、第2端末がサービスを受け取る傾向がある期間であるか、又は第2端末がサービスを送る傾向がない期間であるか、又は第2端末がサービスを受け取るために予約している期間である、第4期間を示すために使用される情報と、
第5サイドリンクリソースに関する情報であって、ここで、第5サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取る傾向があるリソースであるか、又は第2端末がサービスを送る傾向がないリソースである、第5サイドリンクリソースに関する情報と、
のうちの1つ以上を含むとき、サイドリンクリソースは、第2端末に送信されるサービスを伝達するために使用され得る。
実施形態27:実施形態26の装置によると、第1サイドリンクリソースは、以下の条件のうちの1つ以上、すなわち、
伝送ステータスが第4サイドリンクリソースに関する情報を含むとき、第1サイドリンクリソースが第4サイドリンクリソースと重複しないことと、
伝送ステータスが第3期間を示すために使用される情報を含むとき、第1サイドリンクリソースの時間範囲が第3期間と重複しないことと、
伝送ステータスが第4期間を示すために使用される情報を含むとき、第1サイドリンクリソースの時間範囲が第4期間と重複することと、
伝送ステータスが第5サイドリンクリソースに関する情報を含むとき、第1サイドリンクリソースが第5サイドリンクリソースに属することと、
のうちの1つ以上を満たす。
実施形態28:実施形態22乃至実施形態27のいずれか1つの装置によると、通信ユニットが、伝送情報を取得するように構成されることは:通信ユニットが、第2端末から伝送情報を受信するように構成されること;あるいは、通信ユニットが、別の端末によって送信された第2情報を受信するように構成され、ここで、第2情報は少なくとも、第2端末の識別子を含み;処理ユニットが、第2情報に基づいて伝送情報を決定するように構成されることを含む。
実施形態29:実施形態22乃至実施形態28のいずれか1つの装置によると、処理ユニットは、センシングされたサイドリンクリソースから1つ以上の候補サイドリンクリソースを決定するように構成される。処理ユニットは、伝送ステータスに基づいて、1つ以上の候補サイドリンクリソースから1つ以上のサイドリンクリソースを決定するように構成される。第1端末は、第2端末の伝送ステータスを参照することなく、センシングされたサイドリンクリソースから1つ以上の候補サイドリンクリソースを決定するため、1つ以上の候補サイドリンクリソースには、以下のケースがある可能性がある:ケース1.候補サイドリンクリソースのすべてが、第2端末の伝送と競合する可能性がある。ケース2.候補サイドリンクリソースの一部は、第2端末の伝送と競合しない可能性があるが、候補サイドリンクリソースの一部が、第2端末の伝送と競合する可能性がある。ケース3.候補サイドリンクリソースのすべてが、第2端末の伝送と競合しない可能性がある。ケース1では、第1端末は、1つ以上の候補サイドリンクリソースから、少なくとも、第2端末の伝送と競合しないサイドリンクリソースを決定することができない可能性がある。
実施形態30:実施形態22乃至実施形態28のいずれか1つの装置によると、処理ユニットが、伝送ステータスに基づいて、1つ以上のサイドリンクリソースを決定するように構成されることは、以下を含む:処理ユニットは、伝送ステータスに基づいて、センシングされたサイドリンクリソースから1つ以上の候補サイドリンクリソースを決定するように構成される。処理ユニットは、1つ以上の候補サイドリンクリソースから1つ以上のサイドリンクリソースを決定する。1つ以上の候補サイドリンクリソースは、第2端末の伝送と競合しない候補サイドリンクリソースを少なくとも含む。第1端末は、第2端末の伝送ステータスを参照して、センシングされたサイドリンクリソースから1つ以上の候補サイドリンクリソースを決定するため、1つ以上の候補サイドリンクリソースには、以下のケースがある可能性がある:ケース1.候補サイドリンクリソースの一部は、第2端末の伝送と競合しない可能性があるが、候補サイドリンクリソースの一部が、第2端末の伝送と競合する可能性がある。ケース2.候補サイドリンクリソースのすべてが第2端末の伝送と競合しない可能性がある。
実施形態31:実施形態20乃至実施形態30のいずれか1つの装置によると、1つ以上のサイドリンクリソースのうちの少なくとも1つのサイドリンクリソースは、第2端末のサービス伝送に対応するリソースと重複しない。
実施形態32:実施形態20乃至実施形態31のいずれか1つの装置によると、サイドリンクリソースが、データを送信するために第2端末によって使用され得るとき、通信ユニットは、1つ以上のサイドリンクリソース内の第6サイドリンクリソースで第2端末からデータを受信するように更に構成される。
実施形態33:リソース決定装置が提供される。本装置は、第2端末に適用され、本装置は:
第1端末から第1情報を受信するように構成される通信ユニットであって、ここで、第1情報は、1つ以上のサイドリンクリソースに関する情報を示すために使用され、1つ以上のサイドリンクリソースは、第1サービスを送るために第2端末によって使用されるサイドリンクリソースを決定するために使用される、通信ユニットと、
1つ以上のサイドリンクリソースに基づいて第1サイドリンクリソースを決定するように構成される処理ユニットであって、第1サイドリンクリソースは、少なくとも、サービスを伝送するために第2端末によって使用される対応するリソースと重複しない、処理ユニットと、
を含む。
通信ユニットは、第1サイドリンクリソースで第1サービスを送るように構成される。
実施形態34:実施形態33の装置によると、処理ユニットは、第2端末の伝送ステータス及び1つ以上のサイドリンクリソースに基づいて、第1サイドリンクリソースを決定するように構成される。
伝送ステータスは、サービスを伝送するために第2端末によって使用される対応するリソースに関する情報を含み、サービスを伝送するために第2端末によって使用される対応するリソースは、サービスを伝達するサイドリンクリソース又はサービスを受信又は送信するための期間に関する情報を含む。
実施形態35:実施形態34の装置によると、伝送ステータスは、以下のうちの1つ以上、すなわち、
第1期間を示すために使用される情報、第2サイドリンクリソースに関する情報、第2期間を示すために使用される情報及び第3サイドリンクリソースに関する情報、のうちの1つ以上を含む。
第1期間は、第2端末がサービスを送るために予約している期間であるか、又は第2端末がサービスを受け取るために予約している期間であるか、又は第2端末がサービスを受け取る傾向がある期間であるか、又は第2端末がサービスを送る傾向がない期間である。
第2サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを受け取るために予約しているリソースであるか、第2端末がサービスを送るために予約しているリソースであるか、第2端末がサービスを受け取る傾向があるリソースであるか、又は第2端末がサービスを送る傾向がないリソースである。
第2期間は、第2端末がサービスを送る傾向がある期間であるか、又は第2端末がサービスを受け取る傾向がない期間である。
第3サイドリンクリソースは、第2端末がサービスを送る傾向があるリソースであるか、又は第2端末がサービスを受け取る傾向がないリソースである。
実施形態36:実施形態35の装置によると、第1サイドリンクリソースの時間範囲は、第1期間と重複しないか、又は
第1サイドリンクリソースは、第2サイドリンクリソースと重複しないか、又は
第1サイドリンクリソースの時間範囲は、第2期間と重複するか、又は
第1サイドリンクリソースは、第3サイドリンクリソースに属する。
実施形態37:実施形態34乃至実施形態36のいずれか1つの装置によると、処理ユニットは、1つ以上のサイドリンクリソースから、第1サービスを伝達するために使用される第4サイドリンクリソースを決定するように構成される。
第2端末の伝送ステータスに基づいて、第4サイドリンクリソースの時間範囲が第4期間と重複すると決定するとき、処理ユニットは、第1サービスの優先度と第2サービスの第1優先度に基づいて、第1サイドリンクリソースを決定するように構成され、ここで、第4期間は、第2端末が第2サービスを受け取るために予約している期間である。
実施形態38:実施形態37の装置によると、第1サービスの優先度が第1優先度以上であるとき、処理ユニットは、第4サイドリンクリソースが第1サイドリンクリソースであると決定するように構成される。
実施形態39:実施形態37の装置によると、第1サービスの優先度が第1優先度以下であるとき、処理ユニットは、第4サイドリンクリソースが第1サイドリンクリソースでないと決定するように構成される。
実施形態40:実施形態34乃至実施形態36のいずれか1つの装置によると、処理ユニットは、リソースプールを決定するように構成され、ここで、リソースプールは、1つ以上のサイドリンクリソース内の第4サイドリンクリソース以外のサイドリンクリソースを含み、第4サイドリンクリソースの時間範囲は、第4期間と重複し、第4期間は、第2端末が第2サービスを受け取るために予約している期間であり、処理ユニットは、リソースプールから第1サイドリンクリソースを決定するように構成される。
実施形態41:実施形態39又は実施形態40の装置によると、第4サイドリンクリソースの時間範囲が第4期間と重複するとき、通信ユニットは、第4期間に第2サービスを受け取るように更に構成される。
実施形態42:実施形態33乃至実施形態41のいずれか1つの装置によると、処理ユニットは、1つ以上のサイドリンクリソースの量及び/又は構成情報に基づいて、1つ以上のサイドリンクリソースから第1サイドリンクリソースを決定する方式を決定するように更に構成される。
実施形態43:実施形態33乃至実施形態41のいずれか1つの装置によると、通信ユニットは、第1端末から指示情報を受信するように更に構成される。
処理ユニットは、指示情報に基づいて、1つ以上のサイドリンクリソースから第1サイドリンクリソースを決定する方式を決定するように更に構成される。
方式は、第2端末の伝送ステータスに基づいて第1サイドリンクリソースを決定することであるか、方式は、サービス優先度に基づいて第1サイドリンクリソースを決定することである。
実施形態44:チップが提供される。当該チップは、少なくとも1つのプロセッサと通信インタフェースを含み、通信インタフェースは、少なくとも1つのプロセッサに結合され、少なくとも1つのプロセッサは、実施形態1乃至実施形態11のいずれか1つによるリソース決定方法を実装するように、コンピュータプログラム又は命令を実行するように構成され、通信インタフェースは、当該チップ以外のモジュールと通信するように構成される。
実施形態45:チップが提供される。当該チップは、少なくとも1つのプロセッサと通信インタフェースを含み、通信インタフェースは、少なくとも1つのプロセッサに結合され、少なくとも1つのプロセッサは、実施形態12乃至実施形態21のいずれか1つによるリソース決定方法を実装するように、コンピュータプログラム又は命令を実行するように構成され、通信インタフェースは、当該チップ以外のモジュールと通信するように構成される。
実施形態46:コンピュータ読取可能記憶媒体が提供される。当該コンピュータ読取可能記憶媒体は、命令を記憶し、該命令が実行されると、実施形態1乃至実施形態11のいずれか1つによるリソース決定方法が実装される。
実施形態47:コンピュータ読取可能記憶媒体が提供される。当該コンピュータ読取可能記憶媒体は、命令を記憶し、該命令が実行されると、実施形態12乃至実施形態21のいずれか1つによるリソース決定方法が実装される。
実施形態48:通信システムが提供される。当該通信システムは、第1端末と第2端末を含む。
第1端末が、実施形態1乃至実施形態11のいずれか1つによるリソース決定方法を実装するように構成され、第2端末が、第1端末から第1情報を受信するように構成されるか、又は第2端末が、第1サイドリンクリソースで第1端末からサービスを受け取るように構成される。
実施形態49:通信システムが提供される。当該通信システムは、第1端末と第2端末を含む。
第1端末が、第2端末に第1情報を送信するように構成され、第2端末が、実施形態12乃至実施形態21のいずれか1つによるリソース決定方法を実装するように構成される。
最後に、上記の説明は、本開示の特定の実装にすぎないが、本開示の保護範囲を限定するように意図されていないことに留意されたい。本開示で開示される技術的範囲内のすべての変更又は置換は、本開示の保護範囲に含まれるものとする。したがって、本開示の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。

Claims (9)

  1. 第1端末によって実行されるリソース決定方法であって、当該方法は、
    第2端末から伝送情報を取得するステップであって、前記伝送情報は、第1サイドリンクリソースを示すために使用される、ステップと、
    前記伝送情報に従って第2サイドリンクリソースを決定するステップであって、前記第2サイドリンクリソースの時間範囲は、前記第1サイドリンクリソースの時間範囲と重複しない、ステップと、
    前記第2サイドリンクリソースのあるサイドリンクリソースで前記第2端末に第1データを送るステップと、
    を含み、前記第1サイドリンクリソース、前記第2端末によって第2データを受け取るために使用されるか、前記第2端末によって第2データを受け取るように予約をするために使用されるサイドリンクリソースである、
    方法。
  2. 前記第1サイドリンクリソース又は前記第2サイドリンクリソースの各サイドリンクリソースは、時間リソース及び周波数リソースを含む、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1サイドリンクリソースの異なるサイドリンクリソースは、以下のうちの1つ、すなわち、
    同じ時間位置と異なる周波数位置、
    同じ周波数位置と異なる時間位置、又は
    異なる周波数位置と異なる時間位置、
    のうちの1つを満たす、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記第2サイドリンクリソースの異なるサイドリンクリソースは、以下のうちの1つ、すなわち、
    同じ時間位置と異なる周波数位置、
    同じ周波数位置と異なる時間位置、又は
    異なる周波数位置と異なる時間位置、
    のうちの1つを満たす、請求項1乃至のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記第1サイドリンクリソース及び前記第2サイドリンクリソースにそれぞれ位置する異なるサイドリンクリソースは、以下のうちの1つ、すなわち、
    同じ時間位置と異なる周波数位置、
    同じ周波数位置と異なる時間位置、又は
    異なる周波数位置と異なる時間位置、
    のうちの1つを満たす、請求項1乃至のいずれか一項に記載の方法。
  6. 端末であって、当該端末は第1端末であり、該第1端末はプロセッサと、該プロセッサに結合されたメモリとを備え、該メモリはコンピュータプログラムを備え、該コンピュータプログラムは、前記プロセッサによって実行されると、前記第1端末に、請求項1乃至のいずれかに記載のリソース決定方法を実行させる命令を含む、
    端末。
  7. チップであって、当該チップは、少なくとも1つのプロセッサと通信インタフェースとを含み、前記通信インタフェースは、前記少なくとも1つのプロセッサに結合され、前記少なくとも1つのプロセッサは、請求項1乃至のいずれか一項に記載のリソース決定方法を実装するためにコンピュータプログラム又は命令を実行するように構成され、前記通信インタフェースは、当該チップ以外のモジュールと通信するように構成される、チップ。
  8. コンピュータ読取可能記憶媒体であって、当該コンピュータ読取可能記憶媒体は、第1端末に含まれ、命令を記憶し、該命令が実行されると、請求項1乃至のいずれか一項に記載のリソース決定方法が実装される、コンピュータ読取可能記憶媒体。
  9. 第1端末と第2端末を備える通信システムであって、
    前記第1端末が、請求項1乃至のいずれか一項に記載のリソース決定方法を実装するように構成され、前記第2端末が、前記第1端末に伝送情報を送信し、第2サイドリンクリソースのうちのあるサイドリンクリソースで前記第1端末から第1データを受け取るように構成される、
    通信システム。
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