JP7502532B2 - スクリュープレスの運転方法 - Google Patents

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Description

本発明は、汚泥などの懸濁液を圧搾して該懸濁液から液体を分離するスクリュープレス、およびその運転方法に関する。懸濁液には、濃縮される前の懸濁液、濃縮された懸濁液などが含まれる。
従来から、上下水処理場、し尿処理場などの液体処理施設から排出される汚泥(懸濁液)を圧搾して、該汚泥から水を分離する(すなわち、脱水する)装置として、スクリュープレスが知られている。このスクリュープレスは、スクリーン(多孔板)から形成されたろ過筒と、ろ過筒の内部に配置されたスクリューとを備える。スクリューは、ろ過筒と同心状に配置されたスクリュー軸と、スクリュー軸の外面に固定されたスクリュー羽根と、を有している。スクリュー軸に連結された回転機構によって、スクリュー羽根を回転させることにより、ろ過筒に投入された汚泥を圧搾し、脱水する。ろ過筒の下流側開口端には、汚泥を堰き止める背圧板が配置され、この背圧板により、回転するスクリュー羽根により送られてくるケーキ(脱水された汚泥)を滞留させ、ケーキからなるプラグ(栓)を形成する。このプラグが後から送り込まれるケーキに背圧を加えて、ケーキをさらに圧搾することにより、ろ過筒内の汚泥の含水率を低下させる。
特許文献1には、二軸型のスクリュープレスが開示されている。このタイプのスクリュープレスは、ろ過筒内に直列に配列された第1スクリューと第2スクリューを備えている。これら第1スクリューと第2スクリューはそれぞれ別々の駆動装置によって異なる速度で回転することが可能に構成されている。第2スクリューは、低速で回転することで、汚泥を滞留させ、ケーキ(脱水された汚泥)からなるプラグをろ過筒内に形成する。このプラグは、後から送り込まれる汚泥に背圧を加えて、汚泥を圧搾する。このように、二軸型のスクリュープレスは、背圧板を設けることなく、ろ過筒内の汚泥を圧搾することができる。
特開2018-51582号公報
しかしながら、第1スクリューと第2スクリューは、独立に回転するため、これら2つのスクリューの回転速度を適切に制御することは難しい。例えば、第2スクリューの回転速度が高すぎると、後続の汚泥を圧搾するためのプラグがろ過筒内に形成されず、含水率の高いケーキが排出されてしまう。一方で、第2スクリューの回転速度が低すぎると、プラグが後続の汚泥から高い圧力を受けて、ろ過筒内にこびりついてしまう。
そこで、本発明は、第1スクリューおよび第2スクリューを最適な速度で回転させることができるスクリュープレスの運転方法を提供する。
一態様では、ろ過筒内に配置された第1スクリューおよび第2スクリューを備えたスクリュープレスの運転方法であって、前記ろ過筒の投入口での懸濁液のレベルが所定の範囲内に維持されるように前記第1スクリューの回転速度を制御し、前記ろ過筒の外面の画像を生成し、前記画像に基づいて前記第2スクリューの回転速度を決定し、前記第2スクリューを前記決定された回転速度で回転させる、スクリュープレスの運転方法が提供される。
一態様では、前記画像に基づいて前記第2スクリューの回転速度を決定する工程は、前記画像を、機械学習により構築されたモデルに入力し、前記モデルに定義されたアルゴリズムに従って計算を実行し、前記モデルから出力された回転速度である前記第2スクリューの回転速度を決定する工程である。
一態様では、懸濁液が投入される投入口を有するろ過筒と、前記ろ過筒内に配置され、前記懸濁液を所定の移送方向に移送する第1スクリューおよび第2スクリューと、前記第1スクリューを回転させる第1回転機構と、前記第1スクリューとは独立に前記第2スクリューを回転させる第2回転機構と、前記ろ過筒の外面の画像を生成する撮像装置と、前記投入口における前記懸濁液のレベルを測定するレベル測定器と、前記第1回転機構および前記第2回転機構に指令を発して前記第1スクリューの回転速度および前記第2スクリューの回転速度を制御する動作制御部を備え、前記第2スクリューは、前記移送方向において前記第1スクリューの下流側に配置されており、前記動作制御部は、前記懸濁液のレベルの測定値が所定の範囲内に維持されるように前記第1スクリューの回転速度を制御し、前記画像に基づいて前記第2スクリューの回転速度を決定するように構成されている、スクリュープレスが提供される。
一態様では、前記動作制御部は、機械学習により構築されたモデルを格納した記憶装置を有しており、前記動作制御部は、前記画像を前記モデルに入力し、前記モデルに定義されたアルゴリズムに従って計算を実行し、前記モデルから出力された回転速度である前記第2スクリューの回転速度を決定するように構成されている。
本発明によれば、投入口での懸濁液のレベルに基づいて第1スクリューの最適な回転速度が決定され、ろ過筒の外面の画像に基づいて第2スクリューの最適な回転速度が決定される。これらの回転速度決定において、数多くのパラメータや画像を解析して判断するのではなく、必要最小限の「懸濁液のレベルの測定値」と「ろ過筒外面画像」の情報により判断するので、設備面では簡単かつ低コストで制御できる点も効果の一つである。
スクリュープレスの一実施形態を示す模式図である。 機械学習によって構築されたモデルの一例を示す模式図である。 スクリュープレスの運転方法を説明する図である。 スクリュープレスの運転方法を説明する図である。 スクリュープレスの運転方法を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、スクリュープレスの一実施形態を示す模式図である。図1に示されるスクリュープレスは、円筒状のスクリーンケーシング(ろ過筒)1と、スクリーンケーシング1内で、該スクリーンケーシング1と同心状に配置され、懸濁液の一例である汚泥を所定の移送方向Dに移送する第1スクリュー3および第2スクリュー4と、第1スクリュー3を回転させる第1回転機構7と、第1スクリュー3とは独立に第2スクリュー4を回転させる第2回転機構20と、を備えている。
スクリーンケーシング1は、パンチングメタルなどのスクリーン(多孔板)から形成されている。スクリーンケーシング1は、その上流側端部に、汚泥の投入口2を有している。投入口2からスクリーンケーシング1に投入された汚泥は、回転する第1スクリュー3および第2スクリュー4によりスクリーンケーシング1内で所定の移送方向Dに移送される。さらに、スクリュープレスは、第1回転機構7と第2回転機構20の動作を制御する動作制御部6を有する。
第2スクリュー4は、第1スクリュー3とは独立に回転可能なように、第1スクリュー3に連結されている。第1スクリュー3および第2スクリュー4は、スクリーンケーシング1および排出シュート33をそれぞれ貫通して延びている。排出シュート33は、スクリーンケーシング1に接続されている。この排出シュート33に、後述するプラグケーキがスクリーンケーシング1から排出される。
第2スクリュー4の軸方向の長さは、第1スクリューの軸方向の長さよりも短い。第1スクリュー3は、汚泥の移送方向Dにおける下流側に向かってその径が徐々に大きくなる円錐台形状(テーパ形状)の第1スクリュー軸3Aと、第1スクリュー軸3Aの外面に固定された第1スクリュー羽根3Bとを有している。第2スクリュー4は、円筒形状の第2スクリュー軸4Aと、第2スクリュー軸4Aの外面に固定された第2スクリュー羽根4Bを有している。
第2スクリュー4の第2スクリュー軸4Aは、第1スクリュー軸3Aと同心状に配置される。第2スクリュー軸4Aの外径は第1スクリュー軸3Aの最大径と同一である。第2スクリュー軸4Aは、排出シュート33の壁33Aを貫通して延びている。
スクリーンケーシング1の上流側の端部は閉塞壁8によって密封されている。第1スクリュー軸3Aの一方の端部(移送方向Dにおける上流側端部)はこの閉塞壁8を貫通して延びている。この閉塞壁8には、該閉塞壁8と第1スクリュー軸3Aとの間の隙間をシールする水封装置10が設置されている。
第1スクリュー軸3Aの上流側端部は、第1スクリュー3を回転させるための第1回転機構7に連結されている。第2スクリュー軸4Aの下流側端部は、第2スクリュー4を回転させるための第2回転機構20に連結されている。第1回転機構7および第2回転機構20の具体的構成は、特に限定されない。例えば、第1回転機構7および第2回転機構20のそれぞれは、電動機とトルク伝達機構(例えばスプロケットとチェーン、または歯車と旋回軸受)との組み合わせを備えてもよい。
第1回転機構7は、第1スクリュー3の回転速度および回転方向を変更可能なインバータを有する電動機(図示せず)を駆動源として備えている。第2回転機構20も、第2スクリュー4の回転速度および回転方向を変更可能なインバータを有する電動機(図示せず)を駆動源として備えている。動作制御部6は、第1回転機構7および第2回転機構20の回転速度および回転方向を制御することが可能に構成されている。第2回転機構20は、第2スクリュー4を第1スクリュー3とは独立して回転させることが可能である。
第1スクリュー羽根3Bは、第1スクリュー軸3Aの軸方向に沿って螺旋状に延びており、第2スクリュー羽根4Bは、第2スクリュー軸4Aの軸方向に沿って螺旋状に延びている。第1スクリュー羽根3Bが固定されている第1スクリュー3の部分と、第2スクリュー羽根4Bが固定されている第2スクリュー4の部分を合計した長さは、スクリーンケーシング1の軸方向の長さと同一か、または長い。
スクリーンケーシング1の内面と第1スクリュー羽根3Bとの間には微小な隙間が形成されており、第1スクリュー羽根3Bはスクリーンケーシング1に接触することなく回転することができるようになっている。同様に、スクリーンケーシング1の内面と第2スクリュー羽根4Bとの間には微小な隙間が形成されており、第2スクリュー羽根4Bはスクリーンケーシング1に接触することなく回転することができるようになっている。スクリーンケーシング1の上流側端部に形成された投入口2からスクリーンケーシング1に投入された汚泥を、回転する第1スクリュー羽根3Bおよび第2スクリュー羽根4Bによって排出シュート33に向かって(すなわち、移送方向Dに)移送することができる。
本実施形態では、第2スクリュー羽根4Bの巻き方向(すなわち、螺旋方向)は、第1スクリュー羽根3Bの巻き方向とは逆である。したがって、投入口2から投入された汚泥を、排出シュート33へ送り出すときは、図1に示されるように、第2スクリュー4を第1スクリュー3とは逆方向に回転させることになる。
第2スクリュー羽根4Bの巻き方向を、第1スクリュー羽根3Bの巻き方向と同一にしてもよい。この場合、投入口2から投入された汚泥を、排出シュート33へ送り出すときは、第2スクリュー4を第1スクリュー3と同方向に回転させることになる。
図1に示されるように、スクリーンケーシング1は、第1スクリュー3が配置された脱水領域1Aと、第2スクリュー4が配置されたプラグ形成領域1Bとに分割される。脱水領域1Aで汚泥が移送される空間は、スクリーンケーシング1の内面と、第1スクリュー羽根3Bと、第1スクリュー軸3Aとによって形成される。この移送空間の断面積は、図1に示されるように、汚泥の移送方向Dに沿って漸次減少する。したがって、投入口2から投入された汚泥がこの移送空間を第1スクリュー羽根3Bによって移送されるに従って、汚泥は圧搾され、脱水される。スクリーンケーシング1のスクリーン(多孔板)を通過したろ液は、スクリーンケーシング1の下方に配置されたろ液受け38によって集められる。ろ液受け38には、ドレイン39が接続されており、ろ液受け38によって集められたろ液は、ドレイン39を介してスクリュープレスから排出される。
プラグ形成領域1Bで汚泥が移送される空間は、スクリーンケーシング1の内面と、第2スクリュー羽根4Bと、第2スクリュー軸4Aとによって形成される。図1に示されるように、この移送空間の断面積は一定である。プラグ形成領域1Bでは、脱水領域1Aで脱水された汚泥(すなわち、ケーキ)によって、プラグケーキが形成される。
互いに独立して回転することができる第1スクリュー3および第2スクリュー4を備えたスクリュープレスは、背圧部材を用いることなく、スクリーンケーシング1内にプラグケーキを形成することができる。したがって、本実施形態のスクリュープレスは、プラグケーキに背圧を加えるための背圧板などの背圧部材を有していない。プラグケーキを形成する方法については詳述する。
スクリュープレスは、スクリーンケーシング1の投入口2における汚泥のレベル(すなわち表面高さ)を測定するレベル測定器40をさらに備えている。レベル測定器40は、投入口2の上方に配置されており、スクリーンケーシング1の内部を向いている。レベル測定器40の具体的構成は特に限定されないが、一例では、汚泥のレベルを非接触で測定することができるレーザ型レベルセンサなどの非接触型レベルセンサをレベル測定器40に使用することができる。
レベル測定器40は、動作制御部6に接続されており、投入口2での汚泥のレベルの測定値は動作制御部6に送られるようになっている。動作制御部6は、プログラムが格納された記憶装置6aと、プログラムに含まれる命令に従って演算を実行する演算装置6bを備えている。記憶装置6aは、RAMなどの主記憶装置と、ハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)などの補助記憶装置を備えている。演算装置6bの例としては、CPU(中央処理装置)、GPU(グラフィックプロセッシングユニット)が挙げられる。ただし、動作制御部6の具体的構成はこれらの例に限定されない。
動作制御部6は、投入口2での汚泥のレベル(すなわち汚泥の表面高さ)の測定値に基づいて第1スクリュー3の回転速度を制御するように構成される。より具体的には、動作制御部6は、投入口2での汚泥のレベルの測定値が予め定められた範囲内に維持されるように第1回転機構7に指令を発して第1スクリュー3の回転速度を制御する。一実施形態では、動作制御部6は、投入口2での汚泥のレベルが一定に維持されるように、汚泥のレベルの測定値に基づいて第1回転機構7に指令を発して第1スクリュー3の回転速度を制御する。
本実施形態によれば、第1スクリュー3は、スクリーンケーシング1に投入される汚泥の流量に対して最適な回転速度で回転し、汚泥を第2スクリュー4に向かって送り出すことができる。
スクリュープレスは、スクリーンケーシング1の外面の画像を生成する撮像装置50をさらに備えている。撮像装置50は、スクリーンケーシング1の側方に位置しており、スクリーンケーシング1の外面を向いている。撮像装置50には、スクリーンケーシング1の外面のカラー画像またはモノクロ画像(二値画像)またはグレースケール画像を生成するデジタルカメラが使用される。撮像装置50は、動作制御部6に接続されており、デジタルデータからなる画像は動作制御部6に送られるようになっている。動作制御部6は、画像を記憶装置6aに記憶する。本実施形態では、1台の撮像装置50が配置されているが、複数の撮像装置50がスクリーンケーシング1の長手方向に沿って配列されてもよい。また、必要に応じて静止画像と動画画像のいずれを採用しても良く、サーモセンサー機能を持つ画像データを採用してもよい。
動作制御部6は、記憶装置6a内に予め格納されたモデルを備えている。このモデルは、機械学習により構築された学習済みモデルである。動作制御部6は、撮像装置50によって生成された画像をモデルに入力し、モデルから第2スクリュー4の回転速度を出力する。
図2は、動作制御部6内に格納されているモデルの一例を示す模式図である。図2に示すように、モデルは、入力層201と、複数の中間層202と、出力層203を有したニューラルネットワークである。ただし、図2に示すモデルの構成は一例であって、モデルは、図2に示す例に限定されない。
モデルの入力層201には、画像を構成するピクセルデータが入力される。ピクセルデータは、各画素の色指標値(RGB値、グレースケールに従った輝度値、白または黒を表す数値など)を含む。動作制御部6は、ニューラルネットワークに定義されるアルゴリズムに従って演算を実行し、モデルの出力層203は、第2スクリュー4の回転速度を表す数値を出力する。
次に、動作制御部6内に予め格納されているモデルを構築するための機械学習について説明する。まず、スクリーンケーシング1の外面の複数の画像と、対応する第2スクリュー4の回転速度を含む訓練データ(ラベル付きデータ)が用意される。訓練データに含まれる第2スクリュー4の回転速度は、いわゆる正解ラベルである。
正解ラベルとしての第2スクリュー4の回転速度は、次のようにして決定される。スクリュープレスの運転中、汚泥は圧搾され、汚泥の一部は多孔板からなるスクリーンケーシング1を通って外側に移動する。スクリーンケーシング1内の圧力が高いと、スクリーンケーシング1の外側に移動する汚泥の量が増える。結果として、スクリーンケーシング1の外面には多くの汚泥が付着する。スクリーンケーシング1内の圧力が高いということは、プラグケーキの量が多い、すなわち第2スクリュー4の回転速度が低いことを意味する。
また、多孔板からなるスクリーンケーシング1を通って排出されるろ液の流量は、プラグケーキの量によって変わる。具体的には、プラグケーキの量が多いと(すなわち第2スクリュー4の回転速度が低いと)、より多くのろ液がスクリーンケーシング1を通って流出する。
したがって、第2スクリュー4の回転速度は、スクリーンケーシング1の外面に付着する汚泥の量と、スクリーンケーシング1から流出するろ液の流量を変化させる。作業員は、汚泥の量およびろ液の流量を目視により確認し、経験に基づいて第2スクリュー4の最適な回転速度を決定する。作業員により決定された第2スクリュー4の回転速度は、正解ラベル(あるいは目的変数)である。同時に、撮像装置50は、スクリーンケーシング1の外面の画像を生成する。スクリーンケーシング1の外面に移動した汚泥およびろ液は、スクリーンケーシング1の外面の画像上に現れる。スクリーンケーシング1の外面の画像は、作業員により決定された第2スクリュー4の回転速度と組み合わせられる。訓練データは、このようにして作成された、スクリーンケーシング1の外面の画像と、対応する第2スクリュー4の回転速度との複数の組み合わせを含む。
動作制御部6は、訓練データを用いて、機械学習のアルゴリズムに従ってモデルを構築する。機械学習のアルゴリズムの例としては、サポートベクター回帰法、ディープラーニング法、ランダムフォレスト法、または決定木法などが挙げられるが、本実施形態ではディープラーニング法が使用されている。ディープラーニング法は、中間層(隠れ層ともいう)が多層化されたニューラルネットワークをベースとする学習法である。本明細書では、入力層と、二層以上の中間層と、出力層で構成されるニューラルネットワークを用いた機械学習をディープラーニングと称する。
ディープラーニングを用いたモデルの構築は、スクリーンケーシング1の外面の画像と、対応する第2スクリュー4の回転速度を含む訓練データを用いて実行される。機械学習アルゴリズムに従ってモデルを構築することは、ニューラルネットワークの重みなどのパラメータを最適化する工程を含む。上記モデルを機械学習アルゴリズムに従って構築するためのプログラムは、記憶装置6a内に予め格納されている。
このようにして構築されたモデル、すなわち学習済みモデルは、記憶装置6a内に格納される。そして、スクリュープレスの運転中に、撮像装置50はスクリーンケーシング1の外面の画像を生成し、その画像を動作制御部6に送る。動作制御部6は、画像をモデルに入力する。動作制御部6は、モデルに定義されたアルゴリズムに従って計算を実行し、モデルから出力された回転速度である第2スクリュー4の回転速度を決定する。動作制御部6は、第2回転機構20に指令を発して、決定された回転速度で第2スクリュー4を回転させる。
本実施形態によれば、投入口2での汚泥のレベル、およびスクリーンケーシング1の外面の画像に基づいて、第1スクリュー3および第2スクリュー4の最適な回転速度が決定される。動作制御部6は、第1回転機構7および第2回転機構20に指令を発して第1スクリュー3および第2スクリュー4を、決定された回転速度でそれぞれ回転させる。
動作制御部6は、少なくとも1台のコンピュータを備えている。例えば、動作制御部6は、撮像装置50およびレベル測定器40に通信線で接続されたエッジサーバであってもよいし、インターネットやローカルエリアネットワークなどの通信ネットワークによって撮像装置50およびレベル測定器40に接続されたクラウドサーバであってもよい。動作制御部6は、複数のサーバの組み合わせであってもよい。例えば、動作制御部6は、インターネットまたはローカルエリアネットワークなどの通信ネットワークにより互いに接続されたエッジサーバとクラウドサーバとの組み合わせ、あるいは通信ネットワークで接続されていない複数のサーバの組み合わせであってもよい。
次に、図1に示されるスクリュープレスの運転方法について、図3乃至図5を参照して説明する。図3乃至図5は、図1に示されるスクリュープレスの動作を説明するための図である。
図3に示されるように、動作制御部6は、第2スクリュー4を停止させた状態で、第1回転機構7を駆動させて第1スクリュー3を回転させる。次いで、投入口2から汚泥(懸濁液)をスクリーンケーシング1内に投入する。投入口2から投入された汚泥は、回転する第1スクリュー羽根3Bによって第2スクリュー4に向かって(すなわち、移送方向Dに)移送される。
第1スクリュー3が配置される脱水領域1Aでは、汚泥が移送される空間の断面積は、移送方向Dに沿って漸次減少する。したがって、脱水領域1Aを移送されるに従って汚泥は圧搾され、汚泥に含まれる水はスクリーンケーシング1によってろ過される。スクリーンケーシング1の内面に堆積した汚泥の層は、回転する第1スクリュー羽根3Bによって掻き取られるので、脱水領域1Aにおけるスクリーンケーシング1の内面(ろ過面)は常に良好な状態に維持される。
汚泥がスクリーンケーシング1の脱水領域1Aを移送される間に、汚泥は脱水されてケーキとなり、第2スクリュー4が配置されたプラグ形成領域1Bに送り込まれる。図3に示されるように、運転当初は、第2スクリュー4は回転していない(すなわち、停止している)ので、プラグ形成領域1B内のケーキは排出シュート33に排出されず、該プラグ形成領域1Bに滞留する。ケーキは第2スクリュー4上に徐々に蓄積され、脱水領域1Aからプラグ形成領域1Bに移送される汚泥(以下、「後続のケーキ」と称する)によって第2スクリュー羽根4Bに押し付けられる。プラグ形成領域1B内のケーキは、第2スクリュー羽根4Bによって移動を妨げられることで圧搾され、低含水率のケーキとなる。この低含水率のケーキが、後続のケーキの移動を妨げるプラグケーキを形成する。第2スクリュー軸4Aの周りに形成されたプラグケーキによって、後続のケーキには背圧が加えられ、該後続のケーキはさらに圧搾される。プラグ形成領域1Bでプラグケーキから分離された水は、上記ろ液受け38によって集められ、ドレイン39を介してスクリュープレスから排出される。
スクリュープレスの運転が継続されるにしたがって、プラグケーキは、第2スクリュー軸4Aの全周に亘って均一に形成される。その結果、図3に示されるように、後続のケーキを確実に堰き止めるプラグケーキが第2スクリュー軸4Aの周りに形成される。したがって、後続のケーキの含水率が高い場合でも、プラグ形成領域1Bに形成されたプラグケーキによって、後続のケーキを確実に堰き止めることができるので、後続のケーキの片流れを防止することができる。この「片流れ」とは、プラグケーキよりも高い含水率を有する後続のケーキがプラグ形成領域1Bをそのまま通過して排出シュート33に排出されてしまうことを意味する。
図4に示されるように、プラグケーキが形成された後、動作制御部6は、投入口2での汚泥のレベルに基づいて第1スクリュー3の回転速度を決定する。さらに、動作制御部6は、スクリーンケーシング1の外面の画像をモデルに入力し、モデルから出力された回転速度である第2スクリュー4の回転速度を決定する。そして、動作制御部6は、第1回転機構7および第2回転機構20に指令を発して、第1スクリュー3および第2スクリュー4を、決定された回転速度でそれぞれ回転させる。第2スクリュー4の回転方向は、第1スクリュー3の回転方向とは逆である。
第1スクリュー3および第2スクリュー4を、決定された回転速度でそれぞれ回転させながら、汚泥は、投入口2からスクリーンケーシング1内に投入される。第1スクリュー3は汚泥をプラグケーキに押し付けて汚泥を圧搾し、その一方で、第2スクリュー4は、後続のケーキによってプラグケーキの一部を形成しながら、プラグケーキの他の部分を少しずつ排出シュート33に送り出す(すなわち、排出する)。このように、プラグケーキの形成とプラグケーキの排出とが連続的に行なわれるので、常にプラグ形成領域1Bにプラグケーキが存在する状態で、スクリュープレスを運転することができる。
本実施形態では、第2スクリュー4を第1スクリュー3の回転方向とは逆向きに回転させることにより、低含水率のプラグケーキをスクリーンケーシング1から除去することができる。さらに、本実施形態によれば、スクリーンケーシング1の排出側端部には、背圧板などの抵抗体を設ける必要がない。したがって、プラグケーキをスクリーンケーシング1から円滑に排出シュート33に排出することができる。さらに、背圧板や背圧板の作動機構が不要であるため、スクリュープレスを安価に製作することが可能になる。
第2スクリュー4の第2スクリュー羽根4Bのピッチは、第1スクリュー3の第1スクリュー羽根3Bのピッチよりも小さい。このように、第2スクリュー羽根4Bのピッチを第1スクリュー羽根3Bのピッチよりも小さくすると、第2スクリュー4が1回転する間に排出シュート33に排出されるプラグケーキの移送距離が短くなるので、脱水領域1A内のケーキに加えられる背圧をより細やかに調整することが可能になる。
一般的な一軸型スクリュープレスでは、円筒形状に圧搾されたプラグケーキが硬くなりすぎると、この硬化したプラグケーキがスクリーンケーシングを閉塞させ、スクリーンケーシングから排出できなくなる。さらに、この硬化したプラグケーキがスクリューと供回りしてしまう。その結果、スクリュープレスの運転が継続できなくなる。本実施形態の二軸型スクリュープレスでは、第2スクリュー4の第2スクリュー羽根4Bの巻き方向は、第1スクリュー3の第1スクリュー羽根3Bの巻き方向とは逆である。したがって、プラグ形成領域1Bに形成されたプラグケーキを排出シュート33に排出するときは、図4に示されるように、第2スクリュー4を、第1スクリュー3の回転方向と逆方向に回転させる。第2スクリュー4とは逆方向に回転する第1スクリュー3によってケーキがプラグケーキに押し付けられると、第2スクリュー4の回転方向とは逆方向の力がプラグケーキに加えられる。その結果、プラグ形成領域1B内のプラグケーキと第2スクリュー4との供回り、および/または脱水領域1A内のケーキと第1スクリュー3との供回りが防止されるので、汚泥に高い背圧を加えながら、スクリュープレスを運転することが可能になる。
図5に示されるように、第2スクリュー4を第1スクリュー3と一時的に同一方向に回転させてもよい。第2スクリュー4を第1スクリュー3と同一方向に回転させると、プラグ形成領域1Bに形成されたプラグケーキが脱水領域1Aに向かって押し出され、脱水領域1Aのケーキにより大きな背圧を加えることができる。その結果、汚泥の脱水効率を向上させることができる。
一実施形態では、第2スクリュー羽根4Bの巻き方向は、第1スクリュー羽根3Bの巻き方向と同一であってもよい。この場合は、投入口2から投入された汚泥を、排出シュート33へ送り出すときは、第2スクリュー4を第1スクリュー3とは同一方向に回転させることになる。
上述した実施形態のスクリュープレスは、懸濁液の一例である汚泥から液体である水を分離するために用いられているが、このスクリュープレスを汚泥以外の懸濁液から液体を分離するために用いてもよい。例えば、果実、油等の食品の処理、および古紙の再生処理などの工業製品の処理にも、上述の実施形態に係るスクリュープレスを用いることができる。食品の処理では、果実、種子などの原料(懸濁液)を圧搾して、果汁、油などの液体を原料から分離するためにスクリュープレスが用いられる。古紙の再生処理では、古紙を水および薬品などの液体と混合して、古紙を繊維状物質にほぐす。スクリュープレスは、繊維状物質と液体の混合物(懸濁液)を圧搾して、繊維状物質を混合物から分離するために用いられる。懸濁液には、濃縮される前の懸濁液、濃縮された懸濁液も含まれる。
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用しうる。したがって、本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲に解釈されるものである。
1 スクリーンケーシング(ろ過筒)
1A 脱水領域
1B プラグ形成領域
2 投入口
3 第1スクリュー
3A 第1スクリュー軸
3B 第1スクリュー羽根
4 第2スクリュー
4A 第2スクリュー軸
4B 第2スクリュー羽根
6 動作制御部
7 第1回転機構
8 閉塞壁
10 水封装置
20 第2回転機構
33 排出シュート
38 ろ液受け
39 ドレイン
40 レベル測定器
50 撮像装置

Claims (2)

  1. 懸濁液が投入される投入口を有するろ過筒と、前記ろ過筒内に配置され、前記懸濁液を所定の移送方向に移送する第1スクリューおよび第2スクリューを備え、前記第2スクリューは、前記移送方向において前記第1スクリューの下流側に配置されたスクリュープレスの運転方法であって、
    前記ろ過筒の投入口での懸濁液のレベルが所定の範囲内に維持されるように前記第1スクリューの回転速度を制御し、
    前記ろ過筒の外面の画像を生成し、
    前記画像に基づいて前記第2スクリューの回転速度を決定し、
    前記第2スクリューを前記決定された回転速度で回転させる、スクリュープレスの運転方法。
  2. 前記画像に基づいて前記第2スクリューの回転速度を決定する工程は、前記画像を、機械学習により構築されたモデルに入力し、前記モデルに定義されたアルゴリズムに従って計算を実行し、前記モデルから出力された回転速度である前記第2スクリューの回転速度を決定する工程であり、前記機械学習は、前記ろ過筒の外面の画像と、対応する前記第2スクリューの回転速度を含む訓練データを用いて実行される、請求項1に記載のスクリュープレスの運転方法。
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