JP7187644B2 - 脱水システム - Google Patents
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Description
本発明の一参考例は、懸濁液から液体を除去することで濁質残渣を生成する脱水装置と、前記懸濁液の状態を示す懸濁液データ、前記脱水装置の複数の運転パラメータを含む運転データ、および前記濁質残渣の状態を示す濁質残渣データに基づいて予め構築された計算モデルを記憶する解析装置と、前記懸濁液データ、前記運転データ、および前記濁質残渣データを用いて機械学習を実行して前記計算モデルを構築するためのプログラムが格納されたコンピュータと、前記懸濁液データ、前記運転データ、および前記濁質残渣データを統合してデータセットを作成するデータ統合装置を備え、前記解析装置は、予め設定した時間間隔で、または前記懸濁液データに含まれるデータ項目の値が予め設定されたしきい値に等しくなったときに、前記データセットを前記データ統合装置から受け取り、前記懸濁液データの現在値と、前記運転パラメータの現在値を前記計算モデルに入力することによって、前記濁質残渣の状態予測値を算出し、前記コンピュータは、前記懸濁液データ、前記運転データ、および前記濁質残渣データを用いて機械学習を実行して新たな計算モデルを構築し、前記新たな計算モデルを前記解析装置に送り、前記解析装置は、記憶している前記計算モデルを前記新たな計算モデルに更新することを特徴とする脱水システムである。
本発明の好ましい態様は、前記データ統合装置は、前記懸濁液データ、前記運転データ、および前記濁質残渣データの数値と、その数値が取得された時間とを結びつけ、前記懸濁液データ、前記運転データ、および前記濁質残渣データの数値と、対応する時間との関係を示す前記データセットを作成するように構成されていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記解析装置は、前記複数の数値パターンにそれぞれ対応する複数のコスト試算値を算出し、前記複数のコスト試算値のうち最も低い1つのコスト試算値を決定し、前記決定されたコスト試算値に対応する数値パターンの前記運転パラメータの数値を前記脱水装置に送ることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記解析装置は、前記脱水装置が設置されている敷地内に配置されたエッジサーバであり、前記コンピュータは、前記敷地外に配置されたホストサーバであることを特徴とする。
図1は、脱水システムの一実施形態を示す図である。脱水システムは、懸濁液の例である汚泥を脱水する、すなわち汚泥から液体を除去して濁質残渣を生成する脱水装置1と、脱水装置1の動作を制御する動作制御部5を備えている。本実施形態の脱水装置1は、汚泥を加圧して脱水するスクリュープレス2と、スクリュープレス2に汚泥を送る凝集混和槽3を含む。スクリュープレス2は、汚泥を脱水する加圧脱水機の一例である。加圧脱水機として、スクリュープレス以外にも、フィルタープレス、遠心分離機などの他のタイプのものを使用することもできる。
(1)汚泥の温度
(2)気温
(3)汚泥中の懸濁物質の濃度
(4)汚泥に含まれる繊維材の割合(例えば重量パーセントで表される)
(5)汚泥に含まれる有機物の割合(例えば重量パーセントで表される)
(a)凝集混和槽3に導入される汚泥の流量
(b)凝集混和槽3に注入される凝集剤の注入率
(c)凝集混和槽3の攪拌機8の回転速度
(d)スクリュー羽根36の回転速度
(e)背圧板50の位置
(f)洗浄液の圧力
(g)洗浄頻度
(h)スクリュー羽根36のトルク
(i)スクリュープレス2のろ過筒30内の圧力
(I)含水率
上記データ項目(2)である気温は、スクリュープレス2の近傍に設置された温度計70によって測定される。気温の測定値は、データ統合装置65に送られる。
上記データ項目(3)である濃度は、汚泥濃度計24によって測定される。濃度の測定値はデータ統合装置65に送られる。
上記データ項目(4),(5)の各数値は、定期的に測定され、データ統合装置65に入力される。
上記データ項目(b)である凝集剤の注入率は、特開2017-121601号公報に記載されているような公知の技術により求めることができる。または、凝集剤の注入率は、汚泥濃度計24によって測定される濃度に比例した値としてもよい。凝集剤の注入率は、図示しない凝集剤注入ポンプを制御することにより調整することができる。
上記データ項目(h)は、スクリューモータ38に供給される電流または電力から算出することができる。
上記データ項目(i)は、ろ過筒30内の汚泥に加わる圧力を表す。この圧力は、ろ過筒30内に配置された圧力センサ71によって測定される。ろ過筒30内の圧力の測定値は圧力センサ71からデータ統合装置65に送られる。
2 スクリュープレス
3 凝集混和槽
5 動作制御部
6 容器
8 攪拌機
9 攪拌羽根
10 攪拌モータ
12 ポンプ
14 汚泥導入管
18 汚泥移送管
20 汚泥投入口
22 温度センサ
24 汚泥濃度計
30 ろ過筒
35 スクリュー軸
36 スクリュー羽根
38 スクリューモータ
40 閉塞壁
41 排出室
45 ろ液受け
50 背圧板
51 背圧板駆動装置
52 プラグ
53 シュート
55 洗浄装置
62 解析装置
65 データ統合装置
71 圧力センサ
80 コンピュータ
81 記憶装置
Claims (6)
- 懸濁液から液体を除去することで濁質残渣を生成する脱水装置と、
前記懸濁液の状態を示す懸濁液データ、前記脱水装置の複数の運転パラメータを含む運転データ、および前記濁質残渣の状態を示す濁質残渣データに基づいて予め構築された計算モデルを記憶する解析装置と、
前記懸濁液データ、前記運転データ、および前記濁質残渣データを用いて機械学習を実行して前記計算モデルを構築するためのプログラムが格納され、ネットワークを介して前記解析装置に接続されたコンピュータと、
前記脱水装置の運転中の前記懸濁液データ、前記運転データ、および前記濁質残渣データを統合してデータセットを作成するデータ統合装置を備え、
前記解析装置は、予め設定した時間間隔で、前記データセットを前記データ統合装置から受け取り、前記懸濁液データの現在値と、前記運転パラメータの現在値を前記計算モデルに入力することによって、前記濁質残渣の状態予測値を算出し、
前記コンピュータは、前記懸濁液データ、前記運転データ、および前記濁質残渣データを用いて機械学習を実行して新たな計算モデルを構築し、前記ネットワークを介して通信することにより前記新たな計算モデルを前記解析装置に送り、
前記解析装置は、記憶している前記計算モデルを前記新たな計算モデルに更新することを特徴とする脱水システム。 - 前記機械学習のアルゴリズムは、ディープラーニング、ランダムフォレスト、回帰木、サポートベクター回帰、部分的最小二乗回帰のうちのいずれか1つであることを特徴とする請求項1に記載の脱水システム。
- 前記データ統合装置は、前記懸濁液データ、前記運転データ、および前記濁質残渣データの数値と、その数値が取得された時間とを結びつけ、前記懸濁液データ、前記運転データ、および前記濁質残渣データの数値と、対応する時間との関係を示す前記データセットを作成するように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の脱水システム。
- 前記解析装置は、前記状態予測値が目標範囲内に収まることができる前記運転パラメータの複数の数値パターンを決定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の脱水システム。
- 前記解析装置は、
前記複数の数値パターンにそれぞれ対応する複数のコスト試算値を算出し、
前記複数のコスト試算値のうち最も低い1つのコスト試算値を決定し、
前記決定されたコスト試算値に対応する数値パターンの前記運転パラメータの数値を前記脱水装置に送ることを特徴とする請求項4に記載の脱水システム。 - 前記解析装置は、前記脱水装置が設置されている敷地内に配置されたエッジサーバであり、前記コンピュータは、前記敷地外に配置されたホストサーバであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の脱水システム。
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