JP7502172B2 - 制御回路及びdc/dcコンバータ - Google Patents

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Description

本発明は、制御回路及びDC/DCコンバータ、に関する。
LED等の発光素子を光源とする点灯装置として、所定の点滅パターンにしたがってLEDの点灯/消灯を制御する種々の装置がある。この種の点灯装置において発光素子を駆動するための回路として、DC/DCコンバータを用いた駆動回路が広く用いられている。駆動回路の従来例としては、例えば特許文献1に示されるように、複数のLEDを点灯させるための十分な電圧を得るために、昇圧DC/DCコンバータを用いた発光装置が開示されている。
近年、複数のLEDが流れるように順次点灯するいわゆるシーケンシャル点灯ランプが普及しつつある。シーケンシャル点灯ランプを実現するための駆動回路として、例えば特許文献2、特許文献3、非特許文献1などに開示されているように、シーケンシャル点灯用の信号を発生させて複数のLEDを駆動するものが提案されている。特許文献3の駆動方法では、シーケンシャル点灯させるために複数の駆動部を並列に動作させる必要があり、コストが高くなっていた。一方、非特許文献1のように、LEDに対して並列にスイッチを設け、スイッチをオンオフすることによってシーケンシャル点灯を実現する構成とすることにより、低コスト化が可能である。
特許第6146984号公報 特開昭51-36092号公報 特開2017-74803号公報
Texas Instruments, TPS92661-Q1のデータシート"High-Brightness LED Matrix Manager for Automotive Headlight Systems", [online], 2016年2月, [令和2年11月12日検索], インターネット<http://www.tij.co.jp/jp/lit/gpn/TPS92661-Q1>
しかしながら、非特許文献1に記載された装置に、DC/DCコンバータを用いてLEDに電源供給を行った場合、以下の問題が生じる。例えば、スイッチを全てオフして全LEDを点灯させた状態からスイッチを全てオンして全LEDを消灯させた状態に切り替えた場合、DC/DCコンバータの出力電圧の大幅な低下という動作点の大きな変更に伴い、位相余裕が損なわれてしまうという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、位相余裕の改善を図った制御回路及びDC/DCコンバータを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る制御回路及びDC/DCコンバータは、下記[1]~[7]を特徴としている。
[1]
入力電圧を変換して定電流を出力する出力部を構成する第1スイッチング素子であって、オンオフ動作を行うことにより負荷に電流を供給する前記第1スイッチング素子のオンオフを制御する制御回路であって、
発振器と、
前記出力部から負荷に供給される電流に応じた第1検出電圧と、参照電圧との差に応じた誤差信号を生成するエラーアンプと、
前記発振器の周波数に同期したスロープ信号を生成するスロープ信号生成部と、
前記誤差信号と前記スロープ信号とを比較して比較信号を生成するコンパレータと、
前記比較信号に応じたデューティの前記第1スイッチング素子の駆動信号を出力する第1スイッチ制御部と、
前記出力部の出力電圧を下げる制御を行ったときに、前記エラーアンプのトランスコンダクタンス値を下げる制御を行うと共に、前記出力部の出力電圧を上げる制御を行ったときに、前記エラーアンプのトランスコンダクタンス値を上げる制御を行うエラーアンプ制御部と、を備えた、
制御回路であること。
[2]
[1]に記載の制御回路であって、
前記負荷に並列接続された第2スイッチング素子のオンオフを制御する第2スイッチ制御部をさらに備え、
前記エラーアンプ制御部は、前記第2スイッチ制御部が前記第2スイッチング素子をオン制御したときに、前記エラーアンプのトランスコンダクタンス値を下げる制御を行うと共に、前記第2スイッチ制御部が前記第2スイッチング素子をオフ制御したときに、前記エラーアンプのトランスコンダクタンス値を上げる制御を行う、
制御回路であること。
[3]
[1]に記載の制御回路であって、
互いに直列接続された複数の前記負荷に、それぞれ並列接続された第2スイッチング素子のオンオフを制御する第2スイッチ制御部をさらに備え、
前記エラーアンプ制御部は、前記第2スイッチ制御部がオン制御する前記第2スイッチング素子の数に応じてトランスコンダクタンス値を制御する、
制御回路であること。
[4]
[1]~[3]の何れか1項に記載の制御回路であって、
前記エラーアンプは、出力に接続され、互いに並列接続された複数の出力段と、前記出力段と前記出力との間に設けた第3スイッチング素子と、を有する、
制御回路であること。
[5]
[1]~[4]の何れか1項に記載の制御回路であって、
前記エラーアンプは、前記第1検出電圧及び前記参照電圧が入力される2つのトランジスタと、前記2つのトランジスタに定電流を供給する定電流源と、を有する差動増幅回路を有し、
前記定電流が可変となるように、前記定電流源が設けられている、
制御回路であること。
[6]
[1]~[5]の何れか1項に記載の制御回路であって、
前記スロープ信号生成部は、前記第1スイッチング素子又は前記出力部を構成するコイルに流れる電流を検出した第2検出電圧を重畳した前記スロープ信号を生成する、
制御回路であること。
[7]
入力電圧を変換して定電流を出力する出力部と、
前記出力部を構成し、オンオフ動作を行うことにより負荷に電流を供給する第1スイッチング素子のオンオフを制御する制御回路と、を備えたDC/DCコンバータであって、
前記制御回路が、発振器と、
前記出力部から負荷に供給される電流に応じた第1検出電圧と、参照電圧との差に応じた誤差信号を生成するエラーアンプと、
前記発振器の周波数に同期したスロープ信号を生成するスロープ信号生成部と、
前記誤差信号と前記スロープ信号と比較して比較信号を生成するコンパレータと、
前記比較信号に応じたデューティの前記第1スイッチング素子の駆動信号を出力する第1スイッチ制御部と、
前記出力部の出力電圧を下げる制御を行ったときに、前記エラーアンプのトランスコンダクタンス値を下げる制御を行うと共に、前記出力部の出力電圧を上げる制御を行ったときに、前記エラーアンプのトランスコンダクタンス値を上げる制御を行うエラーアンプ制御部と、を有する、
DC/DCコンバータであること。
本発明によれば、位相余裕の改善を図った制御回路及びDC/DCコンバータを提供することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明のDC/DCコンバータを組み込んだLED発光装置の一実施形態を示す回路図である。 図2は、図1に示すエラーアンプの一例を示す回路図である。 図3は、図1に示すスイッチ制御部の動作を示すフローチャートである。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
図1に示すLED発光装置1は、複数のLED21~2nと、入力電圧VINを昇圧して複数のLED21~2nに電流を供給するDC/DCコンバータ3と、を備えている。複数のLED21~2nは、互いに直列接続されている。また、複数のLED21~2nは、直列接続されている順に、一列に並べて配置されている。
DC/DCコンバータ3は、スイッチングトランジスタM1(第1スイッチング素子)のオンオフにより直流の入力電圧VINを昇圧して直流の出力電圧VOUTに変換する出力部4と、電流検出用抵抗R1、R2と、出力部4を構成するスイッチングトランジスタM1のオンオフを制御する制御IC(制御回路)5と、位相補償回路6と、を備えている。
出力部4は、コイルL1と、整流用のダイオードD1と、スイッチングトランジスタM1と、出力コンデンサC1と、を備えている。コイルL1は、一端が入力に接続され、他端がダイオードD1のアノードに接続されている。ダイオードD1は、カソードが出力に接続されている。スイッチングトランジスタM1は、NチャンネルのMOSFETから構成されている。スイッチングトランジスタM1は、コイルL1及びダイオードD1の接続点と電流検出用抵抗R2の一端との間に接続され、電流検出用抵抗R2の他端はグランドに接続されている。出力コンデンサC1は、ダイオードD1のカソードとグランドとの間に接続されている。
上述した出力部4によれば、スイッチングトランジスタM1がオンのときコイルL1にエネルギーが蓄積される。一方、スイッチングトランジスタM1がオフのときコイルL1に蓄積したエネルギーが放出されて入力電圧VINに重畳し、入力電圧VINよりも高い出力電圧VOUTが出力される。
電流検出用抵抗R1は、複数のLED21~2nとグランドとの間に接続され、LED21~2nに流れる電流ILEDを検出するための抵抗であり、電流ILEDに応じた検出電圧VR1(第1検出電圧)を出力する。電流検出用抵抗R2は、スイッチングトランジスタM1とグランドとの間に接続され、スイッチングトランジスタM1に流れる電流を検出するための抵抗であり、スイッチングトランジスタM1に流れる電流に応じた検出電圧VR2(第2検出電圧)を出力する。
制御IC5は、複数のLED21~2nの点灯/消灯を制御するLED制御部51と、電流ILEDが目標値で定電流になるように、スイッチングトランジスタM1のオンオフを制御する電源制御部52と、を有している。LED制御部51は、複数のLED21~2nにそれぞれ並列接続されたスイッチSW1~SWn(第2スイッチング素子)と、スイッチSW1~SWnのオンオフを制御するスイッチ制御部511と、を有している。スイッチSW1~SWnは、例えば、Pチャンネル型のMOSFETから構成され、ゲートがスイッチ制御部511に接続されている。スイッチ制御部511は、外部もしくは内部からの指令に応じてスイッチ制御を行うブロックとして構成されている。
スイッチ制御部511(第2スイッチ制御部)は、LED21~2nの消灯指示の信号を受けると、Lレベルのオン信号をスイッチSW1~SWnのゲートに出力し、スイッチSW1~SWnをオンして、全LED21~2nを消灯する。また、スイッチ制御部511は、LED21~2nの点灯指示の信号を受けると、LED21~2nの並び方向一端に配置されたLED21に並列接続されたスイッチSW1から他端に配置されたLED2nに並列接続されたスイッチSWnに向けて、順番にHレベルのオフ信号を出力する。これにより、並び方向の一端から他端に向けて順番にLED21~2nが点灯するシーケンシャル点灯が行われる。
電源制御部52は、発振器521と、エラーアンプ522と、スロープ信号生成部523と、コンパレータ524と、スイッチ制御部525(第1スイッチ制御部)と、を有している。発振器521は、クロック信号Vclkを出力する。エラーアンプ522には、検出電圧VR1と、参照電圧VREFとが入力されている。参照電圧VREFは、予め定めた目標値の電流ILEDが流れたときに電流検出用抵抗R1に発生する検出電圧VR1と同じ値に設定されている。エラーアンプ522は、本実施形態では、トランスコンダクタアンプであり、当該エラーアンプの出力電流が後述する位相補償回路6に流れることにより、検出電圧VR1と基準電圧VREFとの誤差を増幅してフィードバック電圧VFB(誤差信号)としてコンパレータ524の反転入力に出力する。
スロープ信号生成部523は、電流モード制御のスロープ信号VSLPを生成する。本実施形態では、スロープ信号生成部523には、スイッチングトランジスタM1に流れる電流に応じた検出電圧VR2が入力されている。スロープ信号生成部523は、検出電圧VR2を重畳した、クロック信号Vclkに同期したスロープ信号VSLPを生成し、コンパレータ524の非反転入力に供給する。
コンパレータ524は、フィードバック信号VFBとスロープ信号VSLPとを比較し、比較信号VCOMPをフリップフロップ525AのR端子に出力する。スイッチ制御部525は、比較信号VCOMPに応じたデューティのスイッチングトランジスタM1の駆動信号VPを出力する。本実施形態では、スイッチ制御部525は、フリップフロップ525Aと、ゲートドライバ525Bと、を有している。
フリップフロップ525Aは、S端子にクロック信号Vclkが入力されている。フリップフロップ525Aの出力はゲートドライバ525Bに入力され、ゲートドライバ525Bの出力がスイッチングトランジスタM1のゲートに接続されている。位相補償回路6は、コンデンサCFBと抵抗RFBから構成されている。想定される出力電圧及び出力電流で安定動作させるために、位相補償回路6は、コンデンサCFBと抵抗RFBにより適切な定数が設定されている。
上述した電源制御部52によれば、クロック信号Vclkが立ち上がるとフリップフロップ525Aがセットされ、フリップフロップ525AのQ端子からHレベルの信号が出力される。このHレベルの信号は、ゲートドライバ525Bを介して駆動信号VPとしてスイッチングトランジスタM1のゲートに入力され、スイッチングトランジスタM1のゲートがオンする。その後、スロープ信号VSLPがフィードバック信号VFBを超えると、コンパレータ524がHレベルの比較信号VCOMPを出力して、フリップフロップ525Aをリセットする。
これにより、フリップフロップ525AのQ端子からLレベルの信号が出力される。Lレベルの信号は、ゲートドライバ525Bを介して駆動信号VPとしてスイッチングトランジスタM1のゲートに入力され、スイッチングトランジスタM1のゲートがオフする。フィードバック信号VFBが大きいほど、フリップフロップ525Aをリセットするタイミングが速くなり、スイッチングトランジスタM1のオン時間が短くなる。このように検出電圧VR1と参照電圧VREFとが一致するようにフィードバックがかかり、ILED=VREF/R1となるようにLED21~2nが定電流駆動される。
上述したDC/DCコンバータ3は、スロープ電圧VSLPにスイッチングトランジスタM1に流れる電流に応じた検出電圧VR2を重畳して、電流モード制御を行っている。電流モード制御は、位相補償を行うのが容易であるとの特徴がある。しかしながら、上述したLED発光装置1は、LED21~2nを直列接続させ、各LED21~2nに並列接続されたスイッチSW1~SWnを順番にオフさせている。これにより、オンしているスイッチSW1~SWnの数に応じて出力部4の出力電圧VOUTが変更されるため、全ての出力電圧VOUTで安定となる位相補償回路6の定数を設定するのは困難であることが分かった。
そこで、本実施形態では、エラーアンプ522をトランスコンダクタンス値が調整可能な構成とする。また、スイッチ制御部511が、エラーアンプ制御部として機能し、出力電圧VOUTを下げる制御を行ったとき(即ち、スイッチSW1~SWnが1つまたは複数オンしたとき)に、エラーアンプ522を制御してトランスコンダクタンス値を下げる制御を行う。また、スイッチ制御部511が、出力電圧VOUTを上げる制御を行ったとき(即ち、スイッチSW1~SWnが全てまたは複数オフしたとき)に、エラーアンプ522を制御してトランスコンダクタンス値を上げる制御を行う。
このように、出力電圧VOUTの変動に応じて、エラーアンプ522のトランスコンダクタンス値を調整することにより、出力電圧VOUTの変動に伴うDC/DCコンバータ3の動作点の変動が生じても、ループゲインが調整されるため、位相余裕の改善を図ることができる。
これについて、詳しく述べると次のとおりである。図1の回路において出力電圧VOUTが下がると、スイッチングトランジスタM1のオンデューティが小さくなり、検出電圧VR2として帰還される電流帰還量が減少する。そのため、DC/DCコンバータ3は電流モード制御から電圧モード制御に近い挙動となり、電流制御のフィードバックループのループゲインが増大する。そこで、エラーアンプ522のトランスコンダクタンスを低下させてループゲインの増加を相殺して、位相余裕を改善する。
つまり、本実施形態においては、出力電圧VOUTを下げる制御を行ったときにはエラーアンプ522のトランスコンダクタンス値を下げ、出力電圧VOUTを上げる制御を行ったときにはエラーアンプ522のトランスコンダクタンス値を上げるようにしているので、出力電圧VOUTの大きさの変動によるループゲインの変化を抑えることができるため、出力電圧VOUTの大きさにかかわらず十分な位相余裕を有するように位相補償回路6の定数を設定することができる。
次に、エラーアンプ522のトランスコンダクタンス値が調整可能な構成の一例について図2を参照して説明する。エラーアンプ522は、検出電圧VR1及び参照電圧VREFがそれぞれ入力される2つのトランジスタQ1、Q2と、2つのトランジスタQ1、Q2に定電流を流す定電流源522Aとが設けられた差動増幅回路522Bを有している。定電流源522Aは、定電流が可変に設けられている。
具体的には、定電流源522Aは、定電流I1を流す第1定電流源522A-1と、第1定電流源522A-1に並列接続され、定電流I2を流す第2定電流源522A-2と、第2定電流源522A-2に直列接続されたスイッチSW21と、から構成されている。このスイッチSW21をオンオフすることにより、トランジスタQ1、Q2に流れる定電流値を電流I1と電流(I1+I2)との間で切り替えることにより、エラーアンプ522のトランスコンダクタンス値を変更できる。
また、エラーアンプ522は、出力に接続され、互いに並列接続された複数の出力段522C、522Dと、出力と出力段522Dとの間に接続されたスイッチSW31、SW32(第3スイッチング素子)と、を備えている。出力段522Cは、直列接続されたトランジスタQ21、Q22から構成されている。出力段522Dは、直列接続されたトランジスタQ31、Q32から構成されている。スイッチSW31は、出力とトランジスタQ31との間に設けられ、スイッチSW32は、出力とトランジスタQ31との間に設けられている。
このスイッチSW31、SW32をオンオフすることにより、出力段522Dの接続をオンオフする。これにより、出力段数を2つと1つとの間で切り替えることができ、エラーアンプ522のトランスコンダクタンス値を変更できる。
図2に示す実施例では、トランジスタQ1、Q2に流す定電流値の変更、出力段数の変更の双方により、エラーアンプ522のトランスコンダクタンス値を変更していたが、これに限ったものではない。トランジスタQ1、Q2に流す定電流値の変更、出力段数の変更の何れか一方により、エラーアンプ522のトランスコンダクタンス値を変更できるようにしてもよい。また、図2に示す実施例では、スイッチSW21と、スイッチSW31、SW32と、のオンオフにより、トランスコンダクタンス値を4段階に調整することができるが、これに限ったものではない。定電流源の可変段数や出力段の数を変更することにより、4段階以上調整できるようにしてもよい。
次に、上記スイッチ制御部511の動作の具体的な一例について図3のフローチャートを参照して以下説明する。スイッチ制御部511は、LED発光装置1の起動時にトランスコンダクタンス値を初期化する(S1)。点灯命令を受信すると(S2)、スイッチ制御部511は、任意の整数mに1を代入する(S3)。次に、スイッチ制御部511は、スイッチSWmをオフして出力電圧VOUTを上げた後(S4)、m=nに達したか否かを判定する(S5)。m<nであり全てのスイッチSW1~SWnがオフしていなければ(S5でN)、スイッチ制御部511は、m=1かどうかを判定し(S6)、m=1であれば(S6でY)、エラーアンプ522を制御してトランスコンダクタンス値を上げる(S7)。m=1でなければ(S6でN)、スイッチ制御部511は、mにm+1を代入した後(S8)、S4に戻る。
これに対して、m=nであり全てのスイッチSW1~SWnがオフしていれば(S5でY)、スイッチ制御部511は、全てのスイッチSW1~SWnをオンして出力電圧VOUTを下げた後(S9)、エラーアンプ522を制御してトランスコンダクタンス値を下げる(S10)。上記S4~S10を繰り返すことにより、スイッチ制御部511は、LED21~2nをシーケンシャル点灯させる。また、スイッチ制御部511は、スイッチSW1~SWnをオフする毎に、トランスコンダクタンス値を上げ、全スイッチSW1~SWnをオンすると、トランスコンダクタンス値を下げる。
その後、スイッチ制御部511は、消灯信号を受信していなければ(S11でN)、S3に戻りシーケンシャル点灯を継続させる。一方、スイッチ制御部511は、消灯信号を受信すると(S11でY)、S2に戻る。
図3に示す例では、スイッチSW1~SWnをオフする毎に、エラーアンプ522のトランスコンダクタンス値を上げていたが、これに限ったものではない。例えば、スイッチSW1~SWnの半分がオフになるタイミングでトランスコンダクタンス値を上げるようにしてもよい。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
上述した実施形態によれば、スイッチ制御部511は、LED21~2nの一端から他端に向けて順番に点灯させていたが、これに限ったものではない。スイッチ制御部511は、LED21~2nを全点灯させた後、一端から他端に向けて順番に消灯させるようにしてもよい。
例えば、上述した実施形態では、スイッチングトランジスタM1に流れる電流を検出した検出電圧VR2にスロープ信号VSLPを重畳することにより、スロープ補償を行っていたが、これに限ったものではない。コイルL1に流れる平均電流に比例した検出電圧をフィードバック電圧VFBに重畳することによりスロープ補償を行わない手法を取ってもよい。
また、上述した実施形態では、スイッチ制御部511は、LED21~2nの点灯を制御するスイッチSW1~SWnのオンオフのタイミングによって、エラーアンプ522のトランスコンダクタンス値を変更していたが、これに限ったものではない。スイッチ制御部511は、例えば、出力電圧VOUTを検出して、その検出値に応じてエラーアンプ522のトランスコンダクタンス値を変更するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、LED21~2nは複数設けられていたが、これに限ったものではない。LED21~2nは1つであってもよい。
3 DC/DCコンバータ
4 出力部
5 制御IC(制御回路)
21~2n LED(負荷)
511 スイッチ制御部(第2スイッチ制御部、エラーアンプ制御部)
521 発振器
522 エラーアンプ
522A 定電流源
522B 差動増幅回路
522C、522D 出力段
523 スロープ信号生成部
524 コンパレータ
525 スイッチ制御部(第1スイッチ制御部)
ILED 電流
L1 コイル
M1 スイッチングトランジスタ(第1スイッチング素子)
Q1、Q2 トランジスタ
SW1~SWn スイッチ(第2スイッチング素子)
SW31、SW32 スイッチ(第3スイッチング素子)
VCOMP 比較信号
VFB フィードバック電圧(誤差信号)
VIN 入力電圧
VOUT 出力電圧
VR1 検出電圧(第1検出電圧)
VR2 検出電圧(第2検出電圧)
VREF 参照電圧
VSLP スロープ信号

Claims (7)

  1. 入力電圧を変換して定電流を出力する出力部を構成する第1スイッチング素子であって、オンオフ動作を行うことにより負荷に電流を供給する前記第1スイッチング素子のオンオフを制御する制御回路であって、
    発振器と、
    前記出力部から負荷に供給される電流に応じた第1検出電圧と、参照電圧との差に応じた誤差信号を生成するエラーアンプと、
    前記発振器の周波数に同期したスロープ信号を生成するスロープ信号生成部と、
    前記誤差信号と前記スロープ信号とを比較して比較信号を生成するコンパレータと、
    前記比較信号に応じたデューティの前記第1スイッチング素子の駆動信号を出力する第1スイッチ制御部と、
    前記出力部の出力電圧を下げる制御を行ったときに、前記エラーアンプのトランスコンダクタンス値を下げる制御を行うと共に、前記出力部の出力電圧を上げる制御を行ったときに、前記エラーアンプのトランスコンダクタンス値を上げる制御を行うエラーアンプ制御部と、を備えた、
    制御回路。
  2. 請求項1に記載の制御回路であって、
    前記負荷に並列接続された第2スイッチング素子のオンオフを制御する第2スイッチ制御部をさらに備え、
    前記エラーアンプ制御部は、前記第2スイッチ制御部が前記第2スイッチング素子をオン制御したときに、前記エラーアンプのトランスコンダクタンス値を下げる制御を行うと共に、前記第2スイッチ制御部が前記第2スイッチング素子をオフ制御したときに、前記エラーアンプのトランスコンダクタンス値を上げる制御を行う、
    制御回路。
  3. 請求項1に記載の制御回路であって、
    互いに直列接続された複数の前記負荷に、それぞれ並列接続された第2スイッチング素子のオンオフを制御する第2スイッチ制御部をさらに備え、
    前記エラーアンプ制御部は、前記第2スイッチ制御部がオン制御する前記第2スイッチング素子の数に応じてトランスコンダクタンス値を制御する、
    制御回路。
  4. 請求項1~3の何れか1項に記載の制御回路であって、
    前記エラーアンプは、出力に接続され、互いに並列接続された複数の出力段と、前記出力段と前記出力との間に設けた第3スイッチング素子と、を有する、
    制御回路。
  5. 請求項1~4の何れか1項に記載の制御回路であって、
    前記エラーアンプは、前記第1検出電圧及び前記参照電圧が入力される2つのトランジスタと、前記2つのトランジスタに定電流を供給する定電流源と、を有する差動増幅回路を有し、
    前記定電流が可変となるように、前記定電流源が設けられている、
    制御回路。
  6. 請求項1~5の何れか1項に記載の制御回路であって、
    前記スロープ信号生成部は、前記第1スイッチング素子又は前記出力部を構成するコイルに流れる電流を検出した第2検出電圧を重畳した前記スロープ信号を生成する、
    制御回路。
  7. 入力電圧を変換して定電流を出力する出力部と、
    前記出力部を構成し、オンオフ動作を行うことにより負荷に電流を供給する第1スイッチング素子のオンオフを制御する制御回路と、を備えたDC/DCコンバータであって、
    前記制御回路が、発振器と、
    前記出力部から負荷に供給される電流に応じた第1検出電圧と、参照電圧との差に応じた誤差信号を生成するエラーアンプと、
    前記発振器の周波数に同期したスロープ信号を生成するスロープ信号生成部と、
    前記誤差信号と前記スロープ信号と比較して比較信号を生成するコンパレータと、
    前記比較信号に応じたデューティの前記第1スイッチング素子の駆動信号を出力する第1スイッチ制御部と、
    前記出力部の出力電圧を下げる制御を行ったときに、前記エラーアンプのトランスコンダクタンス値を下げる制御を行うと共に、前記出力部の出力電圧を上げる制御を行ったときに、前記エラーアンプのトランスコンダクタンス値を上げる制御を行うエラーアンプ制御部と、を有する、
    DC/DCコンバータ。
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