JP6978914B2 - 電源装置及びこれを備えた光照射システム - Google Patents

電源装置及びこれを備えた光照射システム Download PDF

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Description

本発明は、DCDCコンバータを用いて発光ダイオードを調光する電源装置に関するものである。
特許文献1は、発光素子の目標輝度に応じたレベルを有する調光制御信号に応じた駆動電流を生成し、発光素子に供給する電流ドライバと、電流ドライバの電圧降下と所定の基準電圧との誤差を増幅し、フィードバック電圧を生成する誤差増幅器と、フィードバック電圧に従ってゲートパルス信号のデューティ比を調節するパルス幅変調器と、調光制御信号とゲートパルス信号の周波数との関係を規定する制御特性を参照し、現在の調光制御信号に応じた周波数のゲートパルス信号をパルス幅変調器に生成させる周波数制御部とを備える発光装置の制御回路を開示する。
特許文献2は、LEDアレーに流れる電流値を示す検出電圧と基準電圧との誤差量をK倍(K=定数)してPWM制御回路部に出力する誤差増幅器と、誤差増幅器の出力信号に基づいてトランジスタのオンオフを制御することで調光レベルに応じた直流電流をLEDアレーに供給するPWM信号を出力するPWM制御回路とを備える照明装置を開示する。
特開2014−103001号公報 特開2015−225770号公報
しかし、特許文献1は、基準電圧に関して、段落[0046]に示すように、誤差増幅器は電流ドライバの電圧降下、つまり、LED端子の電圧のうち最も低い電圧と、所定の基準電圧との誤差を増幅するとの記載があるに過ぎず、基準電圧自身の誤差についての記載がない。よって、特許文献1は、基準電圧の誤差に依存することなく、発光ダイオードを精度良く調光させるとの課題は生じ得ない。
また、特許文献1は、電流ドライバの電圧降下と所定の基準電圧との誤差がフィードバック電圧として生成されており、調光制御信号と電流ドライバの電圧降下との誤差に基づいてフィードバック電圧が生成されていないので、本願発明とは基本的な構成が相違している。
特許文献2は、検出電圧と基準電圧との誤差量がK倍されてPWM制御回路部に出力されているが、この基準電圧は調光電圧であり、DCDCコンバータの基準電圧ではない。そのため、特許文献2は、本願が想定するリファレンス電圧の誤差についての開示がない。
本発明は、DCDCコンバータのリファレンス電圧の誤差に依存することなく、発光ダイオードを精度良く調光させる電源装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る電源装置は、
発光ダイオード(D1)を有する光照射装置に接続されるものであって、
フィードバック電圧(Vfb)と所定のリファレンス電圧(Vref)とを比較することで、発光ダイオード(D1)の駆動電流を生成するDCDCコンバータ(2)と、発光ダイオード(D1)に流れる駆動電流(If)を検出し、検出電圧(Vsen)を生成する検出抵抗(R1)と、発光ダイオード(D1)を調光するための指示電圧(Vsp)を生成する可変電圧部(31)と、検出電圧(Vsen)と指示電圧(Vsp)とに基づいてフィードバック電圧(Vfb)を生成し、DCDCコンバータ(2)に入力するコンパレータ(U2)とを備え、コンパレータ(U2)は、検出電圧(Vsen)が指示電圧(Vsp)より大きい場合、ハイレベルのフィードバック電圧(Vfb)を生成し、検出電圧(Vsen)が指示電圧(Vsp)より小さい場合、ローレベルのフィードバック電圧(Vfb)を生成し、DCDCコンバータ(2)は、フィードバック電圧(Vfb)がリファレンス電圧(Vref)より大きい場合、発光ダイオード(D1)の駆動電流(If)を低下させ、フィードバック電圧(Vfb)がリファレンス電圧(Vref)より小さい場合、駆動電流(If)を上昇させる。
本態様によれば、検出電圧(Vsen)>指示電圧(Vsp)のとき、コンパレータ(U2)からハイレベルのフィードバック電圧(Vfb)が出力されるので、Vfb>Vrefとなって駆動電流(If)が減少し、検出電圧(Vsen)が減少する。以上が繰り返され、検出電圧(Vsen)が指示電圧(Vsp)に一致される。
一方、検出電圧(Vsen)<指示電圧(Vsp)のとき、コンパレータ(U2)からローレベルのフィードバック電圧(Vfb)が出力されるので、Vfb<Vrefとなって駆動電流(If)が増大し、検出電圧(Vsen)が増大する。以上が繰り返され、検出電圧(Vsen)が指示電圧(Vsp)に一致される。
以上により、検出電圧(Vsen)が指示電圧(Vsp)と一致するように、駆動電流(If)が制御され、駆動電流(If)が指示電圧が示す調光レベルに対応する値に制御される。
ここで、指示電圧(Vsp)と検出電圧(Vsen)との一致の有無の判定はコンパレータ(U2)で実行されており、リファレンス電圧(Vref)は介在しないので、リファレンス電圧(Vref)の誤差に依存することなく検出電圧(Vsen)と指示電圧(Vsp)とを精度良く一致させることができる。その結果、精度のよい調光を実現できる。
上記態様において、コンパレータ(U2)は、検出電圧(Vsen)が入力される非反転入力端子(+)と、指示電圧(Vsp)が入力される反転入力端子(−)と、フィードバック電圧(Vfb)を出力する出力端子とを備え、電源装置は、反転入力端子(−)と可変電圧部(31)との間に接続される第1抵抗(R5)と、反転入力端子(−)と出力端子との間に設けられる第2抵抗(R7)およびコンデンサ(C5)とを更に備えてもよい。
検出電圧が急激に変化した場合、コンデンサ(C5)が機能して、コンパレータ(U2)のゲインが第1抵抗(R5)に対する第2抵抗(R7)の割合で定まる値に制限でき、フィードバック電圧(Vfb)の急激な変化を防止でき、低損失化を図ることができる。
上記態様において、電源装置は、発光ダイオード(D1)のアノードとDCDCコンバータ(2)のフィードバック端子との間に接続された第3抵抗(RA)と、フィードバック端子とコンパレータ(U2)の出力端子との間に接続された第4抵抗(RB)とを更に備えてもよい。
これらの抵抗(RA,RB)を設けることで、DCDCコンバータ(2)からの出力電圧が安定せず、当該出力電圧を一定範囲内に制御できなくなるといった不都合が生じるのを防止できる。これにより、例えば、発光ダイオード(D1)が故障によりオープン状態になった際におけるDCDCコンバータ(2)からの出力電圧を設定でき、正常時の出力電圧と区別できるため、発光ダイオード(D1)の故障を検出することが可能となる。
本発明によれば、リファレンス電圧の誤差に依存することなく検出電圧と指示電圧とを精度良く一致させることができるので、精度のよい調光を実現できる。
本発明の比較例に係る電源装置の回路図である。 本発明の実施の形態に係る電源装置の回路図である。 DCDCコンバータICの機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る電源装置の回路図である。
(本発明に至る経緯)
従来の電源装置としては、一般的なDCDCコンバータICを用いて発光ダイオードに一定の駆動電流を供給するものがある。
このようなDCDCコンバータICでは、リファレンス電圧は、例えば±1%の誤差がある。この場合、DCDCコンバータICが組み込まれた従来の電源装置では、発光ダイオードの駆動電流の最大値を1Aとすると、±0.01Aの誤差電流が発生する。従来の電源装置では、この誤差電流は駆動電流に拘わらず一定であった。そのため、従来の電源装置において、調光のために駆動電流を低下させると、駆動電流に占める誤差電流の割合が増大し、発光ダイオードを精度良く調光できないという問題があった。
以下、詳細に説明する。図1は、本発明の比較例に係る電源装置100の回路図である。電源装置100は、DCDCコンバータIC、インダクタL100、検出抵抗R100、及び加算器A100を備え、発光ダイオードD100に接続されている。なお、DCDCコンバータIC及び発光ダイオードD100のアノードには電源Vccが供給されている。
加算器A100は、アナログ加算器であり、検出電圧Vsenと指示電圧Vspとをアナログ的に加算して、フィードバック電圧Vfbを生成し、DCDCコンバータICに出力する。検出電圧Vsenは発光ダイオードD100に流れる駆動電流Ifの電流値を示す検出電圧である。指示電圧Vspは発光ダイオードD100の調光レベルを指定するための指示電圧であり、例えば、ユーザによって指示される。
DCDCコンバータICは、フィードバック端子T100から入力されるフィードバック電圧Vfbを所定のリファレンス電圧Vrefと比較し、フィードバック電圧Vfbがリファレンス電圧Vrefと一致するようにPWM信号のデューティー比を決定し、DCDCコンバータICが内蔵するスイッチをオンオフさせて出力電圧Voを生成し、出力端子T200から出力する。インダクタL100は、出力電圧Voを平滑化して発光ダイオードD100の駆動電流Ifを生成する。リファレンス電圧Vrefは調光レベルに拘わらず固定であるので、発光ダイオードD100を調光するには、駆動電流Ifが調光レベルに応じた電流値となり、且つ、加算器A100から出力されるフィードバック電圧Vfbがリファレンス電圧Vrefと同じになるように指示電圧Vspは決定されればよい。
検出電圧Vsenは、Vsen=If×R100で表される。また、フィードバック電圧Vfbは、指示電圧VspによりVfb=Vrefとなるように調整されており、加算器A100は、Vsen+Vspの演算結果をVfbとして出力するので、Vsen=Vref−Vspと表される。したがって、If×R100=Vref−Vspが成立し、下記の式(A)が得られる。
If=(Vref−Vsp)/R100・・・(A)
ここで、R100=0.1Ω、Vref=0.1Vとする。この場合、If=1Aの駆動電流Ifを流すためには、式(A)より、Vsp=0Vに設定すればよいことが分かる。また、If=0.1Aの駆動電流Ifを流すためには、式(A)より、Vsp=0.09Vに設定すればよいことが分かる。また、If=0.001Aの駆動電流Ifを流すためには、式(A)より、Vsp=0.099Vに設定すればよいことが分かる。このように、1Aを駆動電流Ifの最大値とすると、指示電圧Vspを調整することで、駆動電流Ifを1/10、1/100というように調整して、調光レベルを1/10、1/100にすることができる。
ところで、一般的なDCDCコンバータICにおいて、リファレンス電圧Vrefは所定の誤差を備えているのが一般的である。ここで、誤差をプラスマイナス1%とすると、リファレンス電圧Vrefは、プラスマイナス0.001Vの誤差を持つので、Vref=0.1±0.001Vとなる。
したがって、Vref=0.1±0.001V、R100=0.1Ωを式(A)に代入すると、下記の式(B)が得られる。
If=(0.1±0.001−Vsp)/0.1・・・(B)
この式から分かるように、駆動電流Ifに対する誤差電流の値は調光レベルに拘わらず、±0.01A(=0.001/0.1)になる。よって、If=1Aとする場合、駆動電流Ifに占める誤差の割合は±1%に過ぎないが、If=0.1Aにすると、駆動電流Ifに占める誤差の割合は±10%に及び、If=0.01Aにすると、駆動電流Ifに占める誤差の割合は±100%にも及んでしまう。
更に、加算器A100の出力にも一定の誤差があるので、この誤差がリファレンス電圧Vrefの誤差と重畳され、駆動電流Ifに占める誤差の割合は更に上昇するという問題もある。
このように、電源装置100は、駆動電流Ifが低下するにつれて、駆動電流Ifに対する誤差の占める割合が増えていくので、低階調で精度の良い調光を行えないという問題があった。特に、光を照射して製品の傷等を検査するといった検査用途や、紫外光により樹脂を硬化させるといったUV硬化用途において、光源は例えば100段階程度の調光レベルが要求されることもあり、電源装置100では、この要求に応じることはできない。
本発明は、このような問題を鑑みたものであり、リファレンス電圧の誤差に依存することなく検出電圧と指示電圧とを精度良く一致させ、精度のよい調光を実現できる電源装置を提供することである。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態に係る電源装置1が説明される。図2は、本発明の実施の形態に係る電源装置1の回路図である。電源装置1は、DCDCコンバータ2、検出抵抗R1、指示電圧生成部3、コンパレータU2、電源部4、及び位相補償部5を備え、例えば、可視光又は紫外光を射出する発光ダイオードD1を具備した光照射装置6に接続されている。なお、当該電源装置1と光照射装置6とにより光照射システム7が構成される。
電源部4は、例えば、一定レベルの直流電圧である入力電圧Vinを生成する電源回路で構成されている。電源部4は、プラス端子がDCDCコンバータIC21のPVinピン及びSVinピンに接続され、マイナス端子が接地されている。入力電圧Vinは、DCDCコンバータIC21、コンパレータU2及びオペアンプU3等に入力される、電源装置1の駆動電圧として用いられる。
DCDCコンバータ2は、コンパレータU2から出力されるフィードバック電圧Vfbと所定のリファレンス電圧Vrefとを比較することで、発光ダイオードD1の駆動電流Ifを生成する。
DCDCコンバータ2は、DCDCコンバータIC(integrated circuit)21、コンデンサC1,C3,C4、抵抗R3,R4を備える。DCDCコンバータIC21は、SWピン、PVinピン、SVinピン、Ithピン、SHDN/Rtピン、SGNDピン、PGNDピン、及びFBピンを備える。
SWピンは、インダクタL1を介して発光ダイオードD1と接続されると共に、インダクタL1を介してコンデンサC4と接続されており、DCDCコンバータIC21の出力電圧Voを出力する。コンデンサC4は、一端がインダクタL1及び発光ダイオードD1の接続点K1に接続され、他端が接地されている。PVinピンは、主電源ピンであり、入力電圧Vinが入力される。SVinピンは、信号電源ピンであり、入力電圧Vinが入力される。Ithピンは、リファレンス電圧Vrefを決定するためのピンである。Ithピンは抵抗R4及びコンデンサC1を介して接地されている。SHDN/Rtピンは、DCDCコンバータIC21が備えるオシュレータの発振周波数を決定するためのピンである。SHDN/Rtピンは抵抗R3を介して接地されている。SGNDピンは、主電源を接地するための主電源グランドピンである。PGNDピンは、信号電源を接地するための信号電源グランドピンである。
コンデンサC3は、一端が電源部4のプラス端子及びSVinピンの接続点K2に接続され、他端が接地されており、入力電圧Vinを安定化させる。
インダクタL1は、SWピンに接続されており、コンデンサC4と共に、出力電圧Voを平滑化し、駆動電流Ifを生成する。
発光ダイオードD1は、アノードが接続点K1に接続され、カソードが接続点K3に接続され、駆動電流Ifによって発光する。接続点K3は、発光ダイオードD1のカソードと検出抵抗R1の一端との接続点である。
検出抵抗R1は、一端が接続点K3に接続され、他端が接地されている。検出抵抗R1は、駆動電流Ifの値を示す検出電圧Vsen(=If・R1)を生成し、コンパレータU2の非反転入力端子(+)に出力する。
指示電圧生成部3は、可変電圧部31及びオペアンプU3を備える。可変電圧部31は、例えば、ユーザが指示した調光レベルに従って指示電圧Vspを変化させる可変電圧回路で構成されている。ここで、指示電圧生成部3はユーザからの調光指示を受け付ける操作部(図略)と接続されている。可変電圧部31は、ユーザが指示する調光レベルが増大するにつれて指示電圧Vspを例えばリニアに増大するように、指示電圧Vspを生成する。
オペアンプU3は、反転入力端子(−)が出力端子に接続され、非反転入力端子(+)に可変電圧部31のプラス端子が接続され、正側電源端子に入力電圧Vinが入力され、負側電源端子が接地されており、ボルテージフォロアを構成する。これにより、指示電圧Vspが安定化される。
コンパレータU2は、反転入力端子(−)が抵抗R5と抵抗R7との接続点K4と接続されており、指示電圧Vspが入力される。コンパレータU2は、非反転入力端子(+)が接続点K3と接続されており、検出電圧Vsenが入力される。コンパレータU2は、正側電源端子に入力電圧Vinが入力され、負側電源端子が接地されている。更に、コンパレータU2は出力端子がFBピンに接続されている。
コンパレータU2は、指示電圧Vspが検出電圧Vsenよりも大きい場合(Vsp>Vsen)、ローレベルのフィードバック電圧Vfbを出力し、指示電圧Vspが検出電圧Vsenよりも小さい場合(Vsp<Vsen)、ハイレベルのフィードバック電圧Vfbを出力する。フィードバック電圧Vfbは、FBピンに入力される。
位相補償部5は、抵抗R5,R7と、コンデンサC5とを備える。抵抗R5は、一端がオペアンプU3の出力端子に接続され、他端が接続点K4に接続されている。抵抗R7は、一端が接続点K4に接続され、他端がコンデンサC5を介してFBピンに接続されている。
検出電圧Vsenが急激に変化した場合、コンデンサC5が機能して、コンパレータU2のゲインが抵抗R5に対する抵抗R7の割合で定まる値に制限される。これにより、フィードバック電圧Vfbの急激な変化を防止でき、電源装置1の低損失化を図ることができる。
図3は、DCDCコンバータIC21の機能構成を示すブロック図である。DCDCコンバータIC21は、基準電圧生成部211、PWM信号生成部212、スイッチSW、及びダイオード213を備える。基準電圧生成部211は、Ithピンに接続された抵抗R4及びコンデンサC1の値に応じたリファレンス電圧Vrefを生成する。本実施の形態では、リファレンス電圧Vrefは、例えば、0.1Vで、±1%、すなわち、0.001Vの誤差を有しているものとする。なお、誤差の値である1%は一例である。
PWM信号生成部212は、フィードバック電圧Vfbがリファレンス電圧Vrefと一致するように、スイッチSWに供給するPWM信号のデューティー比を調節する。詳細には、PWM信号生成部212は、フィードバック電圧Vfbがリファレンス電圧Vrefがより大きい場合(Vfb>Vref)、スイッチSWに供給するPWM信号のデューティー比を所定レベル減少させて、駆動電流Ifを減少させる。一方、PWM信号生成部212は、フィードバック電圧Vfbがリファレンス電圧Vrefがより小さい場合(Vfb<Vref)、PWM信号のデューティー比を所定レベル増大させて、駆動電流Ifを増大させる。更に、PWM信号生成部212は、フィードバック電圧Vfbがリファレンス電圧Vrefに一致すると、PWM信号のデューティー比を現在の値に維持する。なお、PWM信号生成部212はオシュレータを備え、PWM信号の周波数はオシュレータの発振周波数にしたがって決定される。
スイッチSWは、例えば、MOSFETやバイポーラトランジスタ等のトランジスタからなるスイッチング素子で構成され、PWM信号生成部212により生成されたPWM信号にしたがってオン・オフする。スイッチSWは、一方の端子がPVinピンを介してコンデンサC3に接続され、入力電圧Vinが入力される。また、スイッチSWは、他方の端子が例えばダイオード213のカソードに接続され、且つ、SWピンを介してインダクタL1と接続されている。また、スイッチSWは、制御端子にPWM信号が入力されている。ダイオード213は、カソードがスイッチSWの他方の端子に接続され、アノードが接地されている。
スイッチSWがオンすると、入力電圧VinによりインダクタL1にエネルギーがチャージされ、スイッチSWがオフすると、インダクタL1にチャージされたエネルギーが放電される。これを繰り返すことで、発光ダイオードD1に直流の駆動電流Ifが供給される。
次に、電源装置1の動作について説明する。なお、リファレンス電圧Vrefはフィードバック電圧Vfb(Hi)とフィードバック電圧Vfb(Lo)との中間の値に設定されている。
検出電圧Vsenが指示電圧Vspよりも大きいとき(Vsen>Vsp)のとき、コンパレータU2からハイレベルのフィードバック電圧Vfb(Hi)が出力されるので、Vfb(Hi)>Vrefとなる。これにより、DCDCコンバータIC21は、PWM信号のデューティ比を所定レベル減少させて駆動電流Ifを減少させる。これにより、駆動電流Ifが低下し、その低下に伴って検出電圧Vsen(=If・R1)が低下する。以上が繰り返され、駆動電流Ifが徐々に低下していき、その低下に伴って検出電圧Vsenが徐々に低下していき、やがて、検出電圧Vsenは指示電圧Vspに一致する。
一方、検出電圧Vsenが指示電圧Vspより小さいとき(Vsen<Vsp)、コンパレータU2からローレベルのフィードバック電圧Vfb(Lo)が出力されるので、Vfb(Lo)<Vrefとなる。これにより、DCDCコンバータIC21は、PWM信号のデューティ比を所定レベル増大させて駆動電流Ifを増大させる。これにより、駆動電流Ifが増大し、その増大に伴って検出電圧Vsen(=If・R1)が増大する。以上が繰り返され、駆動電流Ifが徐々に増大していき、その増大に伴って検出電圧Vsenが徐々に増大していき、やがて、検出電圧Vsenは指示電圧Vspに一致する。
以上により、検出電圧Vsenが指示電圧Vspと一致するように、駆動電流Ifが制御され、発光ダイオードD1は、指示電圧Vspで示す調光レベルで調光される。
ここで、指示電圧Vspと検出電圧Vsenとの一致の有無の判定はコンパレータU2で実行されており、リファレンス電圧Vrefは介在しない。そのため、リファレンス電圧Vrefの誤差に依存することなく検出電圧Vsenと指示電圧Vspとを精度良く一致させることができる。その結果、低階調の光を発光ダイオードD1から出力させるために、駆動電流Ifを低下させたとしても、駆動電流Ifに占めるリファレンス電圧Vrefの誤差の割合は増大せず、精度のよい調光を実現できる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2に係る電源装置1Aの回路図である。なお、実施の形態2において実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。図4において、図2との相違点は、抵抗RA,RBが追加されている点にある。
抵抗RAは、発光ダイオードD1のアノードとFBピンとの間に接続されている。抵抗RBは、FBピンとコンパレータU2の出力端子との間に接続されている。これらの抵抗RA,RBは、DCDCコンバータIC21からの出力電圧Voが安定せず、当該出力電圧Voを一定範囲内に制御できなくなるといった不都合が生じるのを防止するために設けられている。これにより、例えば、発光ダイオードD1が故障してオープン状態になったときにおけるDCDCコンバータIC21からの出力電圧Voを設定でき、正常時の出力電圧Voと区別できるため、発光ダイオードD1の故障を検出することが可能となる。
本発明は、以下の変形例が採用できる。
(1)図2、図4において、位相補償部5は省かれてもよい。
(2)図2、図4において、発光ダイオードD1は1つであったが、これは一例であり、複数の発光ダイオードD1が設けられてもよい。この場合、複数の発光ダイオードD1は直列接続されてもよいし、並列接続されてもよい。或いは、直列接続された複数の発光ダイオードD1からなる直列回路が複数並列接続されて構成されてもよい。
(3)図2、図4において、DCDCコンバータIC21は、一般的なもの(市販されているもの)に限らず、発明者が独自に開発したもので構成されてもよい。また、DCDCコンバータ2は、集積化されたDCDCコンバータIC21で構成されているが、集積化されていない回路で構成されてもよい。
1,1A 電源装置
2 DCDCコンバータ
21 DCDCコンバータIC
31 可変電圧部
D1 発光ダイオード
If 駆動電流
R1 検出抵抗
Vfb フィードバック電圧
Vref リファレンス電圧
Vsen 検出電圧
Vsp 指示電圧

Claims (4)

  1. 発光ダイオードを有する光照射装置に接続される電源装置であって、
    フィードバック電圧と所定のリファレンス電圧とを比較することで、前記発光ダイオードの駆動電流を生成するDCDCコンバータと、
    前記発光ダイオードに流れる駆動電流を検出し、検出電圧を生成する検出抵抗と、
    前記発光ダイオードを調光するための指示電圧を生成する可変電圧部と、
    前記検出電圧と前記指示電圧とに基づいてフィードバック電圧を生成し、前記DCDCコンバータに入力するコンパレータとを備え、
    前記コンパレータは、前記検出電圧が前記指示電圧より大きい場合、ハイレベルの前記フィードバック電圧を生成し、前記検出電圧が前記指示電圧より小さい場合、ローレベルの前記フィードバック電圧を生成し、
    前記DCDCコンバータは、前記リファレンス電圧を生成する基準電圧生成部と、前記駆動電流を生成するスイッチング素子と、前記フィードバック電圧が前記リファレンス電圧と一致するように前記スイッチング素子に供給するPWM信号のデューティ比を調節するPWM信号生成部と、を含み、前記フィードバック電圧が前記リファレンス電圧より大きい場合、前記発光ダイオードの駆動電流を低下させ、前記フィードバック電圧が前記リファレンス電圧より小さい場合、前記駆動電流を上昇させる電源装置。
  2. 前記コンパレータは、前記検出電圧が入力される非反転入力端子と、前記指示電圧が入力される反転入力端子と、前記フィードバック電圧を出力する出力端子とを備え、
    前記反転入力端子と前記可変電圧部との間に接続される第1抵抗と、
    前記反転入力端子と前記出力端子との間に設けられる第2抵抗およびコンデンサとを備える請求項1記載の電源装置。
  3. 発光ダイオードを有する光照射装置に接続される電源装置であって、
    フィードバック電圧と所定のリファレンス電圧とを比較することで、前記発光ダイオードの駆動電流を生成するDCDCコンバータと、
    前記発光ダイオードに流れる駆動電流を検出し、検出電圧を生成する検出抵抗と、
    前記発光ダイオードを調光するための指示電圧を生成する可変電圧部と、
    前記検出電圧と前記指示電圧とに基づいてフィードバック電圧を生成し、前記DCDCコンバータに入力するコンパレータと、
    前記発光ダイオードのアノードと前記DCDCコンバータのフィードバック端子との間に接続される第3抵抗と、
    前記フィードバック端子と前記コンパレータの出力端子との間に接続された第4抵抗と、を備え、
    前記コンパレータは、前記検出電圧が前記指示電圧より大きい場合、ハイレベルの前記フィードバック電圧を生成し、前記検出電圧が前記指示電圧より小さい場合、ローレベルの前記フィードバック電圧を生成し、
    前記DCDCコンバータは、前記フィードバック電圧が前記リファレンス電圧より大きい場合、前記発光ダイオードの駆動電流を低下させ、前記フィードバック電圧が前記リファレンス電圧より小さい場合、前記駆動電流を上昇させる電源装置。
  4. 発光ダイオードを有する光照射装置と、
    請求項1〜3のいずれかに記載の電源装置とを備えた光照射システム。
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