JP7500982B2 - 撮像装置及び撮像光学系 - Google Patents
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Description
広い画角を持つ広角レンズと、この広角レンズによる像を撮像する撮像センサとによる同
一構造の撮像光学系を2つ組み合わせ、各撮像光学系により撮像された像を合成して4π
ラジアンの立体角内の像を得る、全天球型撮像装置が開示されている。
、研究開発が進められている。しかし、特許文献1、2の撮像装置は、上記の要求に応え
きれていない点で、改良の余地がある。
がら小型化の要求に応えることができる撮像装置及び撮像光学系を提供することを目的と
する。
像装置及び撮像光学系を提供することができる。
側面図であり、図1Bは斜視図であり、図1Cは平面図である。
。以下では、筐体10の長手方向が上下方向(鉛直方向)と一致し、筐体10の長手方向
の一端側が上端側に向けられ、筐体10の長手方向の他端側が下端側に向けられる場合を
筐体10の基本姿勢として説明する。
方向に突出する周方向突出部11を有している。筐体10は、下端側(長手方向の他端側
)に位置させて、丸みを帯びた形状を有して下方に突出する下方突出部12を有している
。筐体10は、周方向突出部11と下方突出部12の間に位置する上下方向(長手方向)
の中間側に位置させて、周方向に定径をなす定径部13を有している。定径部13は、撮
像装置1による撮影時にユーザが把持するためのグリップ部を構成する。なお、周方向突
出部11と下方突出部12の間に位置する上下方向(長手方向)の中間側に設けるのは定
径部13に限定されない。例えば、上方から下方に向かって縮径するテーパ形状であって
もよい。あるいは、複数段階(例えば2段階や3段階等)で半径が変動する形状であって
もよい。さらには、円柱型以外の形状(例えば三角柱や四角柱)であってもよい。すなわ
ち、平面で切断したときの形状は1つに限定されない。
、ユーザが載置面(例えばテーブル等)に筐体10を載置するのを防止することができる
。仮に、筐体10の下端面を平らにして載置面に載置することを想定する。この場合、筐
体10の下端面と載置面の接触面積が非常に小さいため、筐体10に不用意に人や物が接
触したり、屋外撮影時に強めの風が吹いたりといった些細な原因で、筐体10が倒れて載
置面に衝突することで破損(例えばレンズ割れ)するおそれが生じる。本実施形態では、
ユーザが筐体10の基本姿勢を保ったまま載置面に筐体10を載置するのを防止すること
で、上記の些細な原因による破損を防止することができる。
第2の領域S2と第3の領域S3を有している。第1の領域S1は撮像装置1の上端側(
長手方向の一端側)に位置しており、第2の領域S2は撮像装置1の上下方向(長手方向
)の中間側に位置しており、第3の領域S3は撮像装置1の下端側(長手方向の他端側)
に位置している。
向の端面)に一部が露出する1つの光学系(端面光学系)20と、筐体10の上下方向(
長手方向)に交差する周面に一部が露出する3つの光学系(周面光学系)30とが配置さ
れている。また、第1の領域S1には、1つの光学系(端面光学系)20による像が結像
する1つの撮像センサ(端面撮像センサ)40と、3つの光学系(周面光学系)30によ
る像が結像する3つの撮像センサ(周面撮像センサ)50とが配置されている。撮像セン
サ40は撮像センサ保持基板41に保持されており、撮像センサ50は撮像センサ保持基
板51に保持されている。このように、第1の領域S1には、4つの光学系20、30と
、4つの光学系20、30による像が結像する4つの撮像センサ40、50とが配置され
ている。
の光学系20、30を通る被写体光束が透過する共通の透過光学素子として、六角ガラス
(六角プリズム)60が配置されている。六角ガラス60は、例えば、分光、屈曲、偏光
等の光学機能を持たず、透過機能のみを持つ光学素子とすることができる。
の撮像センサ(端面撮像センサと周面撮像センサ)40、50と、六角ガラス60との構
成や互いの位置関係等について、詳細に説明する。
実施形態の「撮像光学系」が構成される。
60の光学設計を示す拡大図である。図3では、3セットの光学系(周面光学系)30と
撮像センサ(周面撮像センサ)50のうち1セットのみを描いているが、他のセットも同
様の光学設計を有している。また、光学系(端面光学系)20と撮像センサ(端面撮像セ
ンサ)40は、光学系(周面光学系)30と撮像センサ(周面撮像センサ)50と同様の
光学設計又は当該光学設計を拡大方向にスケーリングしたものを有している。
ガラス60よりも物体側に位置する前側レンズ群30Fと、六角ガラス60よりも像側に
位置する後側レンズ群30Rとを有している。
L2と第3レンズL3を有している。後側レンズ群30Rは、物体側から像側に向かって
順に、第4レンズL4と第5レンズL5と第6レンズL6と第7レンズL7と第8レンズ
L8を有している。後側レンズ群30R(第8レンズL8)と撮像センサ50の間には、
カバーガラスCGが配置されている。
光学系)30の最も物体側に位置する第1レンズL1を意味することができる。「複数の
レンズ」としての第1レンズL1の各々が、撮像装置1の筐体10の外面に露出する。光
学系(端面光学系)20の第1レンズL1を「端面レンズ」と呼んで、光学系(周面光学
系)30の第1レンズL1を「周面レンズ」と呼んでもよい。なお、図1Cに示すように
、筐体10の周方向突出部11の外面とそこに露出する複数のレンズ(第1レンズ、端面
レンズ)L1が同一(共通)の曲面を形成する。また、光学系(周面光学系)30の第1
レンズL1は、本実施形態においては、半径を小さくすることを目的とし、長手方向に切
削されたものを開示しているが、これに限らず、円形や楕円形状のレンズであっても良い
。
れた単一部材とすることができる。
身を透過した被写体光束が後側レンズ群30Rに出射する出射面62とを有している。六
角ガラス60の入射面61と出射面62は、各3つの光学系30と撮像センサ50に対応
させて、各3つ設けられている(入射面61と出射面62が交互に設けられている)。ま
た、六角ガラス60の上面は、光学系(端面光学系)20からの被写体光束が入射する入
射面63となっており、六角ガラス60の下面は、自身を透過した被写体光束が撮像セン
サ(端面撮像センサ)40に出射する出射面64となっている。
た、六角ガラス60の上面の入射面63と下面の出射面64は、互いに対向している。3
つの光学系(周面光学系)30を通る被写体光束は、六角ガラス60の内部(各3つの入
射面61と出射面62の間)を各々直進する。また1つの光学系(端面光学系)20を通
る被写体光束は、六角ガラス60の内部(入射面63と出射面64の間)を直進する。
「第1の面」と「第2の面」と呼んでもよい。
は、互いに垂直をなす「第1の入射面」と「第2の入射面」と呼んでもよい。また、六角
ガラス60の出射面62(撮像センサ50に対応)と出射面64(撮像センサ40に対応
)は、互いに垂直をなす「第1の出射面」と「第2の出射面」と呼んでもよい。この場合
、「第1の入射面」と「第1の出射面」は互いに対向しており、「第2の入射面」と「第
2の出射面」は互いに対向している。
施されていてもよい。また、六角ガラス60の入射面61と出射面62と入射面63と出
射面64には、ゴースト発生防止用の反射防止コートが設けられていてもよい。
学系)30を通る被写体光束が交差する。このように、1つの光学系(端面光学系)20
と3つの光学系(周面光学系)30に共通の透過光学素子としての六角ガラス60を設け
ることにより、光学全長を長く確保して優れた撮像性能(高解像化)を得るとともに、撮
像装置1のスペース効率を向上させて、撮像装置1の小型化を図ることができる。
計的な光学全長を長く確保するための平行平面板(平行平面ガラス)65が設けられてい
る。六角ガラス60の3つの出射面62の直後には、光学系30の開口径を決定するため
の開口絞り66が設けられている。
けることが要求される。しかし、本実施形態では、光学全長D0の1/2付近に共通の透
過光学素子としての六角ガラス60を設けている。そこで、六角ガラス60の入射面61
に平行平面板65を設けることで、上述した六角ガラス60を設けること自体による効果
に加えて(補助的に)、光学全長をより長く確保することができる。また平行平面板65
は、開口絞り66を各光学系の光路にとって障害とならない位置、ここでは出射面62の
直後に配置している。
0F(第1レンズL1)の物体側の面から六角ガラス60までの距離をD1、後側レンズ
群30R(第8レンズL8)の像側の面から六角ガラス60までの距離をD2と定義した
とき、D1>D2を満足している。また、撮像センサ50又はこれを保持する撮像センサ
保持基板51から六角ガラス60までの距離をD2’と定義したとき、D2≒D2’を満
足している。これにより、筐体10の周方向突出部11の内側に微小クリアランスで収ま
るように、光学系(周面光学系)30と撮像センサ(周面撮像センサ)50と六角ガラス
60を配置して、撮像装置1の小型化(小径化)を図ることができる。
60の位置関係を示す拡大図である。
置しており、六角ガラス60を中心とする周辺部に、各3つの光学系(周面光学系)30
と撮像センサ(周面撮像センサ)50が位置している。また、筐体10の周方向突出部1
1の内部の周方向の外殻に沿った仮想円を規定したとき、当該仮想円上に、3つの光学系
(周面光学系)30の最も物体側のレンズL1と、3つの撮像センサ(周面撮像センサ)
50とが、周方向に交互に(放射状に)位置している。3つの光学系(周面光学系)30
は、六角ガラス60を共用することによって、3つの光学系(周面光学系)30の光学全
長D0(図3参照)の間で交差している。これにより、筐体10の周方向突出部11の内
側に微小クリアランスで収まるように、光学系(周面光学系)30と撮像センサ(周面撮
像センサ)50と六角ガラス60を配置して、撮像装置1の小型化(小径化)を図ること
ができる。
)としたときに、A>120を満足する。
面光学系)30と撮像センサ(周面撮像センサ50と六角ガラス60の位置関係を示す拡
大図である。
置しており、六角ガラス60を中心とする上下方向に亘って、各1つの光学系(端面光学
系)20と撮像センサ(端面撮像センサ)40が位置している。また、筐体10の周方向
突出部11の内部の周方向の外殻に沿った仮想円を規定したとき、当該仮想円の内部に、
各1つの光学系(端面光学系)20と撮像センサ(端面撮像センサ)40が位置している
。1つの光学系(端面光学系)20と3つの光学系(周面光学系)30は、六角ガラス6
0を共用することによって、各光学系の光学全長D0の間で交差している。これにより、
筐体10の周方向突出部11の内側に微小クリアランスで収まるように、光学系(端面光
学系)20と撮像センサ(端面撮像センサ)40と光学系(周面光学系)30と撮像セン
サ(周面撮像センサ)50と六角ガラス60を配置して、撮像装置1の小型化(小径化)
を図ることができる。
質を向上させる(解像度を増大させる)とともに、光学系(端面光学系)20が、光学系
(周面光学系)30と六角ガラス60を共用している。すなわち、光学系(周面光学系)
30が六角ガラス60の入射面61と出射面62(第1の入射面と第1の出射面)を利用
する一方、光学系(端面光学系)20が六角ガラス60の入射面63と出射面64(第1
の入射面と第1の出射面と垂直をなす第2の入射面と第2の出射面)を利用している。こ
れにより、撮像装置1の小型化(小径化)を実現している。
ている。この鉛直画角B(°)は、B>120を満足する。光学系(周面光学系)30の
水平画角A(°)と光学系(端面光学系)20の鉛直画角B(°)の大小関係は、A>B
、A=B、A<Bのいずれであってもよい。光学系(周面光学系)30の水平画角A(°
)と光学系(端面光学系)20の鉛直画角B(°)が重複する場合、当該重複部分におい
て、光学系(周面光学系)30による撮像画像を切り捨てて、光学系(端面光学系)20
による撮像画像を使用する画像処理を実行してもよい。一方、光学系(周面光学系)30
による下方向の撮像画像は、切り捨てることなく全て使用する画像処理を実行してもよい
。
に延びる長辺と、筐体10の長手方向と直交する方向(左右方向)と平行に延びる短辺と
から構成される矩形形状を有している。光学系(周面光学系)30の第1レンズL1は、
切削されて長手方向に長い形状を有することで、長手方向に高い画角を有し、長手方向と
垂直な方向(短手方向)に低い画角(例えば>120°)を有する。また第1レンズL1
の重複してしまう領域の部分の一部を切削することで、径(サイズ)を小さくすることが
できる。そこで、撮像センサ(周面撮像センサ)50の形状を光学系(周面光学系)30
の形状に合わせて長手方向に長い形状に設定している。
)40と3つの撮像センサ(周面撮像センサ)50から出力される像信号を受け取る基板
(制御基板)70が配置されている。基板70と撮像センサ40、50は、例えばフレキ
シブル基板等の配線部材71によって電気的に接続されている。
配線部材を除いたものであって、基板70上にハンダ付けされているチップ等を含むもの
とすることができる。
充電部72は、基板70から側方に突出して、第2の領域S2の外殻に露出している。こ
の露出部分において、USB充電部72による充電状態を表示してもよい。
スイッチ73とシャッタスイッチ74が設けられている。電源スイッチ73とシャッタス
イッチ74は、基板70から側方に突出して、第2の領域S2の外殻に露出している。ユ
ーザが電源スイッチ73を操作することで撮像装置1の電源がオン/オフされ、ユーザが
シャッタスイッチ74を操作することで撮像装置1の撮像が開始/終了される。電源スイ
ッチ73とシャッタスイッチ74は、例えば、筐体10の定径部(グリップ部)13を握
ったユーザが親指で操作できるように配置されている。
80が設けられている。バッテリ80は、例えばフレキシブル基板等の配線部材75によ
って基板70と電気的に接続されている。バッテリ80は、配線部材75を経由して基板
70に電力を供給するとともに、さらに配線部材71を介して撮像センサ40、50に電
力を供給する。なお、バッテリ80は、基板70及び配線部材71、75等を経由するこ
となく、撮像センサ40、50に直接的に電力を供給してもよい。
0等と接続するための配線部材を除いたものとすることができる。
し、撮像装置1の第2の領域S2に基板70を配置し、撮像装置1の第3の領域S3にバ
ッテリ(電力供給手段)80を配置している。より具体的に、複数の光学系のうち最も物
体側に位置するレンズL1を第1の領域S1に配置し、基板70を第2の領域S2に配置
し、バッテリ(電力供給手段)80を第3の領域S3に配置している。また、第1の領域
S1~第3の領域S3は、筐体10の長手方向と垂直な方向に重複していない。また、複
数の光学系のうち最も物体側に位置するレンズL1と、基板70と、バッテリ(電力供給
手段)80は、筐体10の長手方向と垂直な方向に重複しない位置に配置されている。ま
た、複数の光学系20、30と、基板70と、バッテリ(電力供給手段)80とは、複数
の領域(第1の領域S1~第3の領域S3)を跨らない。このように、筐体10の内部の
配置スペースである第1の領域S1~第3の領域S3の各々を絞り込んで各々の構成要素
を配置することで、撮像装置1の小型化(小径化)を実現している。
複数のレンズL1を保持する一方、筐体10の下端側にある第3の領域S3に比較的重量
の大きいバッテリ(電力供給手段)80を保持することで、撮像装置1の重心を上下方向
の中間部よりも下方側に設定している。このため、ユーザが誤って撮像装置1を落とした
場合であっても、複数のレンズL1が露出する筐体10の上端側(第1の領域S1)でな
く、バッテリ80を保持する筐体10の下端側(第3の領域S3)が着地することになり
、撮像装置1の破損(レンズ割れ)を防止することができる。
る。図6Aは、図2に対応しており、撮像装置1の上端側(長手方向の一端側)を第1の
領域S1としてそこに複数のレンズL1を保持し、撮像装置1の上下方向(長手方向)の
中間側を第2の領域S2としてそこに基板70を保持し、撮像装置1の下端側(長手方向
の他端側)を第3の領域S3としてそこにバッテリ80を保持している。図6Bは、図6
Aの変形例であり、撮像装置1の上端側(長手方向の一端側)を第1の領域S1としてそ
こに複数のレンズL1を保持する点は共通であるが、撮像装置1の下端側(長手方向の他
端側)を第2の領域S2としてそこに基板70を保持し、撮像装置1の上下方向(長手方
向)の中間側を第3の領域S3としてそこにバッテリ80を保持する点が異なっている。
図6Bの場合、第1の領域S1に保持される複数のレンズL1と、第2の領域S2に保持
される操作機能部としての電源スイッチ73及びシャッタスイッチ74との距離が大きく
確保されるので、撮像画像におけるユーザの手指の映り込みをより効果的に防止すること
ができる。なお、図示は省略しているが、操作機能部としての電源スイッチ73とシャッ
タスイッチ74は、図6Aの第2の領域S2及び図6Bの第3の領域S3に設けられてい
てもよい。
示すように、撮像装置1は、充電電力取得部90と、画像送信部(送信部)100と、信
号処理部110と、撮影指示信号受信部120とを有している。
0は、例えば、基板70に形成したチップにより構成することができる。すなわち、基板
70がこれらの機能構成ブロックを有することができる。
電力受信部から構成されている。筐体10の下方突出部12を被支持部として充電器(図
示略)の支持部にセッティングすると、充電電力取得部90が充電器の電気接点又は電力
送信部(図示略)から充電電力を取得する。この充電電力は、バッテリ80に供給される
。
信号を外部機器(例えばスマートフォン等の外部端末)に送信(有線送信又は無線送信)
する。外部機器では、画像送信部100から受信した4つの像信号を合成することにより
、全天球画像(例えば全天球パノラマ画像)又は半天球画像を生成する。このとき、外部
機器は、光学系(周面光学系)30の水平画角A(°)と光学系(端面光学系)20の鉛
直画角B(°)が重複する場合、当該重複部分において、光学系(周面光学系)30によ
る撮像画像を切り捨てて、光学系(端面光学系)20による撮像画像を使用する画像処理
を実行してもよい。一方、外部機器は、光学系(周面光学系)30による下方向の撮像画
像を、切り捨てることなく全て使用する画像処理を実行してもよい。
信号に信号処理を施す。信号処理部110は、上述の外部機器による信号処理(画像処理
)と同様の信号処理(画像処理)を実行可能である。すなわち、信号処理部110は、基
板70に入力した4つの撮像センサ40、50による4つの像信号を合成することにより
、全天球画像を生成する。このとき、信号処理部110は、光学系(周面光学系)30の
水平画角A(°)と光学系(端面光学系)20の鉛直画角B(°)が重複する場合、当該
重複部分において、光学系(周面光学系)30による撮像画像を切り捨てて、光学系(端
面光学系)20による撮像画像を使用する画像処理を実行してもよい。一方、信号処理部
110は、光学系(周面光学系)30による下方向の撮像画像を、切り捨てることなく全
て使用する画像処理を実行してもよい。なお、信号処理部110は、上述した外部機器(
例えばスマートフォン等の外部端末)による処理の少なくとも一部を実行してもよい。
、信号処理部110は、基板70に形成したチップに、CPU(Central Processing U
nit)機能部、RAM(Random Access Memory)機能部、ROM(Read Only Memory
)機能部及びGPU(Graphics Processing Unit)機能部等の各種機能部を埋め込ん
だSoC(System on a Chip)によって実現することができる。
撮影指示信号を受信する。この撮影指示信号に基づいて、撮像装置1による撮像処理を実
行することができる。
0、30による像が結像する複数の撮像センサ40、50と、複数の光学系20、30の
光路上に位置し複数の光学系20、30を通る被写体光束が透過する共通の透過光学素子
としての六角ガラス60と、を有している。また、透過光学素子としての六角ガラス60
は、複数の光学系20、30に対応する第1、第2の入射面(61、63)を有しており
、この第1、第2の入射面(61、63)は、互いに垂直をなしている。これにより、優
れた撮像性能を維持しながら小型化の要求に応えることができる。
20、30と、複数の光学系20、30による像が結像する複数の撮像センサ40、50
と、複数の撮像センサ40、50から出力される像信号を受け取る基板70と、複数の撮
像センサ40、50と基板70に電力を供給する電力供給手段としてのバッテリ80とを
有している。そして、撮像装置1は、長手方向に第1、第2、第3の領域S1、S2、S
3を有すると共に、複数の光学系20、30のうち最も物体側に位置するレンズ(第1レ
ンズ)L1を第1の領域S1に配置し、基板70を第2の領域S2に配置し、バッテリ(
電力供給手段)80を第3の領域に配置している。また、複数の光学系20、30のうち
最も物体側に位置するレンズ(第1レンズ)L1と、基板70と、バッテリ(電力供給手
段)80は、筐体10の長手方向と垂直な方向に重複しない位置に配置されている。すな
わち、複数のレンズL1、基板70及びバッテリ80は、2つの領域に跨ることなく、そ
れぞれに割り当てられた領域に配置されている。これにより、撮像装置1の小型化の要求
に応えることができる。
方突出部12を設けた場合を例示して説明したが、筐体10の長手方向の上端面(一端面
)に丸みを帯びた形状の上方突出部を設けることも可能である。また、下方突出部と上方
突出部の両方を設けることも可能である。
センサ(端面撮像センサ)40を1つ設けるとともに、筐体10の周面に臨む光学系(周
面光学系)30と対応する撮像センサ(周面撮像センサ)50を各3つ設ける場合を例示
して説明した。しかし、撮像装置1に設ける光学系と撮像センサの数には自由度がある。
たが、全天球画像以外にも、パノラマ画像を取得する態様も可能である。この場合、複数
のレンズL1の上下方向の画角は120°程度であってもよい。また、上方向の画質が若
干低下するが、光学系(端面光学系)20と対応する撮像センサ(端面撮像センサ)40
を取り除いて(省略して)、全天球画像を作成することも可能である。
用いた場合を例示して説明した。しかし、共通の透過光学素子の形状等については自由度
があり、種々の設計変更が可能である。例えば、撮像装置1に設ける光学系と撮像センサ
の数に応じて、共通の透過光学素子としてのガラスの角柱構造を変更してもよい(この場
合、ガラスの角柱構造に応じて入射面と出射面の数も変動し得る)。さらに、共通の透過
光学素子を単一部材から構成するのではなく、複数部材から構成した上で、これらを結合
したものとしてもよい。
示して説明した。しかし、六角ガラス60の出射面62に平行平面板65を設ける態様も
可能である。また、六角ガラス60の入射面61と出射面62に平行平面板65を設ける
態様も可能である。また、平行平面板65を完全な平面ではなく、限りなく平面に近い小
さな曲率(大きな曲率半径)を持たせることも可能である。また、平行平面板65を省略
することも可能である。
としての電源スイッチ73及びシャッタスイッチ74を設ける場合を例示して説明した。
しかし、操作機能部としての電源スイッチ73及びシャッタスイッチ74を、撮像装置1
の第1の領域S1又は第3の領域S3に設ける態様も可能である。
10 筐体
11 周方向突出部
12 下方突出部
13 定径部(グリップ部)
20 光学系(端面光学系、撮像光学系)
30 光学系(周面光学系、撮像光学系)
30F 前側レンズ群
30R 後側レンズ群
40 撮像センサ(端面撮像センサ)
41 撮像センサ保持基板
50 撮像センサ(周面撮像センサ)
51 撮像センサ保持基板
60 六角ガラス(六角プリズム、共通の透過光学素子、撮像光学系)
61 入射面(第1の入射面)
62 出射面(第1の出射面)
63 入射面(第1の面、第2の入射面)
64 出射面(第2の面、第2の出射面)
65 平行平面板(平行平面ガラス)
66 開口絞り
70 基板(制御基板)
71 配線部材
72 USB充電部
73 電源スイッチ(操作機能部)
74 シャッタスイッチ(操作機能部)
75 配線部材
80 バッテリ(電力供給手段)
90 充電電力取得部
100 画像送信部(送信部)
110 信号処理部
CG カバーガラス
L1 第1レンズ(端面レンズ、周面レンズ)
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
L4 第4レンズ
L5 第5レンズ
L6 第6レンズ
L7 第7レンズ
S1 第1の領域
S2 第2の領域
S3 第3の領域
Claims (6)
- 被写体像を結像させる複数の光学系と、
前記複数の光学系のそれぞれに対応する複数の撮像センサと、
前記複数の光学系及び前記複数の撮像センサを収容し、基準軸の周方向に沿う周面を有する筐体部と
を備え、
前記複数の光学系のうち少なくとも2つは、前記周面に沿って配置される最も物体側に位置する周面レンズと、互いに交差する第1光路とをそれぞれ有し、
それぞれの前記周面レンズは、長手方向を有し、前記長手方向が前記基準軸に沿う方向となるように前記周面に沿って配置され、
複数の前記周面レンズと、前記周面レンズのそれぞれに対応する複数の撮像センサは、前記周方向に沿って交互に配置され、
前記第1光路が互いに交差する光路部分に透過光学素子が配置され、
前記透過光学素子の入射面に平行平面板が配置されている
撮像装置。 - 前記複数の撮像センサのうち前記第1光路を有する光学系のそれぞれに対応する撮像センサの前記基準軸に沿う方向の画角は、前記周方向の画角よりも大きい請求項1に記載の撮像装置。
- 前記周方向の画角は、隣接する撮像センサの前記周方向の画角と、互いに一部が重なりあう請求項2に記載の撮像装置。
- 前記複数の撮像センサのうち前記第1光路を有する光学系のそれぞれに対応する撮像センサは、前記基準軸に沿う方向が有効画素領域の長手方向となるように前記筐体部に配置されている請求項2又は3に記載の撮像装置。
- 前記筐体部は、前記基準軸と交差する端面を有し、
前記複数の光学系のうちの1つは、前記端面に対応して配置される最も物体側に位置する端面レンズと、前記第1光路と交差する第2光路とを有する請求項1から4のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 対応するそれぞれの撮像センサへ被写体像を結像させる複数の光学系を備え、
前記複数の光学系のうち少なくとも2つは、前記複数の光学系を収容する筐体の基準軸の周方向に沿う周面に沿って配置される最も物体側に位置する周面レンズと、互いに交差する第1光路とをそれぞれ有し、
それぞれの前記周面レンズは、長手方向を有し、前記長手方向が前記基準軸に沿う方向となるように前記周面に沿って配置され、
複数の前記周面レンズと、前記周面レンズのそれぞれに対応する複数の撮像センサは、前記周方向に沿って交互に配置され、
前記第1光路が互いに交差する光路部分に透過光学素子が配置され、
前記透過光学素子の入射面に平行平面板が配置されている
撮像光学系。
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