JP2020154147A - 撮像システム及びレンズカバー - Google Patents

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達 山来
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Abstract

【課題】携帯性に優れるとともに、レンズ保護機能と撮像装置支持機能を好適に発揮することができる撮像システム及びレンズカバーを提供する。【解決手段】複数のレンズを有する撮像装置と、前記撮像装置に取り付けられるレンズカバーと、を有する撮像システムであって、前記レンズカバーは、前記複数のレンズを覆う第1の形態と、前記複数のレンズを露出させて前記撮像装置を支持する第2の形態との間で変形する、ことを特徴とする撮像システム。【選択図】図8

Description

本発明は、撮像システム及びレンズカバーに関する。
特許文献1、2には、全天球型撮像装置(全天球カメラ)の一例として、180度より広い画角を持つ広角レンズと、この広角レンズによる像を撮像する撮像センサとによる同一構造の撮像光学系を2つ組み合わせ、各撮像光学系により撮像された像を合成して4πラジアンの立体角内の像を得るものが開示されている。
また、携帯性の高い小型の全天球カメラが近年発売されており、一般ユーザにも多く受け入れられている。これらの製品はスマートフォン(外部端末)と連携しているものも多く、例えば三脚のような支持器具を用いて固定した全天球カメラを、離れた位置からスマートフォンで操作(遠隔操作)して撮影することが可能である。
特開2013−066163号公報 特許第6142467号公報 特開2013−218278号公報 特許第5910485号公報
携帯性の高い小型の全天球カメラは、価格やサイズを抑えることを目的として、外側にレンズが出っ張った広角レンズを使用しているものが多く、衝撃によって破損しやすい。そのため、持ち運びの際にはレンズカバーが必要である。
また、小型の全天球カメラをスマートフォンで操作して遠方からシャッターを切ろうとした場合やタイマーで撮影しようとした場合、支持器具を用いずに立てようとすると、柱状の全天球カメラは底面積が小さく不安定なため、転倒したときの衝撃でレンズを破損してしまう可能性があり、全天球カメラを固定する必要があった。
そのため、目的や形状に応じて、ユーザは、支持器具とレンズカバーを全天球カメラと共に携帯する必要があり、携帯性を損ねてしまうという課題があった。
特許文献3、4には、全天球カメラを落下させた場合に、レンズ面が破損してしまう可能性を低減することを目的とした撮像システムが開示されている。この撮像システムでは、撮像体の重心位置をAとし、電力供給手段の重心位置をBとし、撮像システム全体の重心をPとして、撮像体の重心位置Aおよび全体の重心Pの距離APと、電力供給手段の重心位置Bおよび全体の重心Pの距離BPとが、AP>BPを満たし、筐体の本体部の位置の筐体面よりも複数の光学系それぞれが有する少なくとも最も被写体側に位置する光学素子のほうを異なる方向に突出させている。
しかし、特許文献3、4の撮像システムは、水平な場所に置いて撮影しようとして倒れたときに、レンズ面が破損してしまう可能性を低減することはできない。レンズ面の破損を防止するために三脚等の支持器具を用いる場合は、携帯性が低下してしまう。
本発明は、以上の問題意識に基づいてなされたものであり、携帯性に優れるとともに、レンズ保護機能と撮像装置支持機能を好適に発揮することができる撮像システム及びレンズカバーを提供することを目的とする。
本実施形態の撮像システムは、複数のレンズを有する撮像装置と、前記撮像装置に取り付けられるレンズカバーと、を有する撮像システムであって、前記レンズカバーは、前記複数のレンズを覆う第1の形態と、前記複数のレンズを露出させて前記撮像装置を支持する第2の形態との間で変形する、ことを特徴としている。
本発明によれば、携帯性に優れるとともに、レンズ保護機能と撮像装置支持機能を好適に発揮することができる撮像システム及びレンズカバーを提供することができる。
本実施形態による撮像装置の外観構成を示す図である。 本実施形態による撮像装置の内部構成を示す断面図である。 周面光学系と周面撮像センサと六角ガラスの光学設計を示す拡大図である。 周面光学系と周面撮像センサと六角ガラスの位置関係を示す拡大図である。 端面光学系と端面撮像センサと周面光学系と周面撮像センサと六角ガラスの位置関係を示す拡大図である。 筐体の各領域に配置される構成要素の一例を示す概念図である。 本実施形態による撮像装置の内部構成を示す機能ブロック図である。 レンズカバーが第1の形態で撮像装置に取り付けられている場合の構成を示す図である。 カバー部に設けられた第1のマグネットを拡大して示す図である。 カバー部を閉じた場合と開いた場合に対応するレンズカバーの単体構造を示す図である。 第2の形態にあるレンズカバーのカバー部を開いた状態を示す図である。 レンズカバーが第2の形態で撮像装置に取り付けられている場合の構成を示す図である。 カバー部を閉じた状態においてカバー部に設けられた第2のマグネットを示す図である。 レンズカバーのベース部に形成された嵌合突起を示す図である。
図1A〜図1Cは、本実施形態による撮像装置1の外観構成を示す図である。図1Aは側面図であり、図1Bは斜視図であり、図1Cは平面図である。
図1A〜図1Cに示すように、撮像装置1は、長手方向に延びる筐体10を有している。以下では、筐体10の長手方向が上下方向(鉛直方向)と一致し、筐体10の長手方向の一端側が上端側に向けられ、筐体10の長手方向の他端側が下端側に向けられる場合を筐体10の基本姿勢として説明する。
筐体10は、上端側(長手方向の一端側)に位置させて、丸みを帯びた形状を有して周方向に突出する周方向突出部11を有している。筐体10は、下端側(長手方向の他端側)に位置させて、丸みを帯びた形状を有して下方に突出する下方突出部12を有している。この下方突出部12は、後述するレンズカバー200によって支持される被支持部を構成している。筐体10は、周方向突出部11と下方突出部12の間に位置する上下方向(長手方向)の中間側に位置させて、周方向に定径をなす定径部13を有している。定径部13は、撮像装置1による撮影時にユーザが把持するためのグリップ部を構成する。なお、周方向突出部11と下方突出部12の間に位置する上下方向(長手方向)の中間側に設けるのは定径部13に限定されない。例えば、上方から下方に向かって縮径するテーパ形状であってもよい。あるいは、複数段階(例えば2段階や3段階等)で半径が変動する形状であってもよい。さらには、円柱型以外の形状(例えば三角柱や四角柱)であってもよい。すなわち、平面で切断したときの形状は1つに限定されない。
筐体10の下端面に下方突出部12を設けることで、後述するレンズカバー200を使用する場合を除き、筐体10の基本姿勢を保ったまま、ユーザが載置面(例えばテーブル等)に筐体10を直に載置するのを防止することができる。仮に、筐体10の下端面を平らにして載置面に直に載置することを想定する。この場合、筐体10の下端面と載置面の接触面積が非常に小さいため、筐体10に不用意に人や物が接触したり、屋外撮影時に強めの風が吹いたりといった些細な原因で、筐体10が倒れて載置面に衝突することで破損(例えばレンズ割れ)するおそれが生じる。本実施形態では、後述するレンズカバー200を使用する場合を除き、ユーザが筐体10の基本姿勢を保ったまま載置面に筐体10を直に載置するのを防止することで、上記の些細な原因による破損を防止することができる。
図2は、本実施形態による撮像装置1の内部構成を示す断面図である。
図2に示すように、撮像装置1は、上下方向(長手方向)に亘って、第1の領域S1と第2の領域S2と第3の領域S3を有している。第1の領域S1は撮像装置1の上端側(長手方向の一端側)に位置しており、第2の領域S2は撮像装置1の上下方向(長手方向)の中間側に位置しており、第3の領域S3は撮像装置1の下端側(長手方向の他端側)に位置している。
撮像装置1の第1の領域(長手方向の一部の領域)S1には、筐体10の上面(長手方向の端面)に一部が露出する1つの光学系(端面光学系)20と、筐体10の上下方向(長手方向)に交差する周面に一部が露出する3つの光学系(周面光学系)30とが配置されている。また、第1の領域S1には、1つの光学系(端面光学系)20による像が結像する1つの撮像センサ(端面撮像センサ)40と、3つの光学系(周面光学系)30による像が結像する3つの撮像センサ(周面撮像センサ)50とが配置されている。撮像センサ40は撮像センサ保持基板41に保持されており、撮像センサ50は撮像センサ保持基板51に保持されている。このように、第1の領域S1には、4つの光学系20、30と、4つの光学系20、30による像が結像する4つの撮像センサ40、50とが配置されている。
撮像装置1の第1の領域S1には、4つの光学系20、30の光路上に位置して、4つの光学系20、30を通る被写体光束が透過する共通の透過光学素子として、六角ガラス(六角プリズム)60が配置されている。六角ガラス60は、例えば、分光、屈曲、偏光等の光学機能を持たず、透過機能のみを持つ光学素子とすることができる。
図3〜図5を参照して、4つの光学系(端面光学系と周面光学系)20、30と、4つの撮像センサ(端面撮像センサと周面撮像センサ)40、50と、六角ガラス60との構成や互いの位置関係等について、詳細に説明する。
図3は、光学系(周面光学系)30と撮像センサ(周面撮像センサ)50と六角ガラス60の光学設計を示す拡大図である。図3では、3セットの光学系(周面光学系)30と撮像センサ(周面撮像センサ)50のうち1セットのみを描いているが、他のセットも同様の光学設計を有している。また、光学系(端面光学系)20と撮像センサ(端面撮像センサ)40は、光学系(周面光学系)30と撮像センサ(周面撮像センサ)50と同様の光学設計又は当該光学設計を拡大方向にスケーリングしたものを有している。
図3に示すように、光学系(周面光学系)30は、六角ガラス60を境界として、六角ガラス60よりも物体側に位置する前側レンズ群30Fと、六角ガラス60よりも像側に位置する後側レンズ群30Rとを有している。
前側レンズ群30Fは、物体側から像側に向かって順に、第1レンズL1と第2レンズL2と第3レンズL3を有している。後側レンズ群30Rは、物体側から像側に向かって順に、第4レンズL4と第5レンズL5と第6レンズL6と第7レンズL7と第8レンズL8を有している。後側レンズ群30R(第8レンズL8)と撮像センサ50の間には、カバーガラスCGが配置されている。
ここで、「複数のレンズ」は、1つの光学系(端面光学系)20と3つの光学系(周面光学系)30の最も物体側に位置する第1レンズL1を意味することができる。「複数のレンズ」としての第1レンズL1の各々が、撮像装置1の筐体10の外面に露出する。光学系(端面光学系)20の第1レンズL1を「端面レンズ」と呼んで、光学系(周面光学系)30の第1レンズL1を「周面レンズ」と呼んでもよい。なお、図1Cに示すように、筐体10の周方向突出部11の外面とそこに露出する複数のレンズ(第1レンズ、端面レンズ)L1が同一(共通)の曲面を形成する。また、光学系(周面光学系)30の第1レンズL1は、本実施形態においては、半径を小さくすることを目的とし、長手方向に切削されたものを開示しているが、これに限らず、円形や楕円形状のレンズであっても良い。
六角ガラス60は、例えば、屈折率nがn>1.51を満足する材料(硝材)で構成された単一部材とすることができる。
六角ガラス60は、前側レンズ群30Fからの被写体光束が入射する入射面61と、自身を透過した被写体光束が後側レンズ群30Rに出射する出射面62とを有している。六角ガラス60の入射面61と出射面62は、各3つの光学系30と撮像センサ50に対応させて、各3つ設けられている(入射面61と出射面62が交互に設けられている)。また、六角ガラス60の上面は、光学系(端面光学系)20からの被写体光束が入射する入射面63となっており、六角ガラス60の下面は、自身を透過した被写体光束が撮像センサ(端面撮像センサ)40に出射する出射面64となっている。
六角ガラス60の周面の各3つの入射面61と出射面62は、各々が対向している。また、六角ガラス60の上面の入射面63と下面の出射面64は、互いに対向している。3つの光学系(周面光学系)30を通る被写体光束は、六角ガラス60の内部(各3つの入射面61と出射面62の間)を各々直進する。また1つの光学系(端面光学系)20を通る被写体光束は、六角ガラス60の内部(入射面63と出射面64の間)を直進する。
六角ガラス60の入射面61と出射面62と入射面63と出射面64には、研磨処理が施されていてもよい。また、六角ガラス60の入射面61と出射面62と入射面63と出射面64には、ゴースト発生防止用の反射防止コートが設けられていてもよい。
六角ガラス60の内部では、1つの光学系(端面光学系)20と3つの光学系(周面光学系)30を通る被写体光束が交差する。このように、1つの光学系(端面光学系)20と3つの光学系(周面光学系)30に共通の透過光学素子としての六角ガラス60を設けることにより、光学全長を長く確保して優れた撮像性能(高解像化)を得るとともに、撮像装置1のスペース効率を向上させて、撮像装置1の小型化を図ることができる。
六角ガラス60の3つの入射面61の直前には、3つの光学系(周面光学系)30の設計的な光学全長を長く確保するための平行平面板(平行平面ガラス)65が設けられている。六角ガラス60の3つの出射面62の直後には、光学系30の開口径を決定するための開口絞り66が設けられている。
一般的な光学設計の制約上では、開口絞り66を光学全長D0の1/2付近の位置に設けることが要求される。しかし、本実施形態では、光学全長D0の1/2付近に共通の透過光学素子としての六角ガラス60を設けている。そこで、六角ガラス60の入射面61に平行平面板65を設けることで、上述した六角ガラス60を設けること自体による効果に加えて(補助的に)、光学全長をより長く確保することができる。また平行平面板65は、開口絞り66を各光学系の光路にとって障害とならない位置、ここでは出射面62の直後に配置している。
図3に示すように、光学系(周面光学系)30の光学全長D0のうち、前側レンズ群30F(第1レンズL1)の物体側の面から六角ガラス60までの距離をD1、後側レンズ群30R(第8レンズL8)の像側の面から六角ガラス60までの距離をD2と定義したとき、D1>D2を満足している。また、撮像センサ50又はこれを保持する撮像センサ保持基板51から六角ガラス60までの距離をD2’と定義したとき、D2≒D2’を満足している。これにより、筐体10の周方向突出部11の内側に微小クリアランスで収まるように、光学系(周面光学系)30と撮像センサ(周面撮像センサ)50と六角ガラス60を配置して、撮像装置1の小型化(小径化)を図ることができる。
図4は、光学系(周面光学系)30と撮像センサ(周面撮像センサ)50と六角ガラス60の位置関係を示す拡大図である。
図4に示すように、筐体10の周方向突出部11の内部の中心部に六角ガラス60が位置しており、六角ガラス60を中心とする周辺部に、各3つの光学系(周面光学系)30と撮像センサ(周面撮像センサ)50が位置している。また、筐体10の周方向突出部11の内部の周方向の外殻に沿った仮想円を規定したとき、当該仮想円上に、3つの光学系(周面光学系)30の最も物体側のレンズL1と、3つの撮像センサ(周面撮像センサ)50とが、周方向に交互に(放射状に)位置している。3つの光学系(周面光学系)30は、六角ガラス60を共用することによって、3つの光学系(周面光学系)30の光学全長D0(図3参照)の間で交差している。これにより、筐体10の周方向突出部11の内側に微小クリアランスで収まるように、光学系(周面光学系)30と撮像センサ(周面撮像センサ)50と六角ガラス60を配置して、撮像装置1の小型化(小径化)を図ることができる。
図3、図4に示すように、3つの光学系(周面光学系)30の各々の水平画角をA(°)としたときに、A>120を満足する。
図5は、光学系(端面光学系)20と撮像センサ(端面撮像センサ)40と光学系(周面光学系)30と撮像センサ(周面撮像センサ50と六角ガラス60の位置関係を示す拡大図である。
図5に示すように、筐体10の周方向突出部11の内部の中心部に六角ガラス60が位置しており、六角ガラス60を中心とする上下方向に亘って、各1つの光学系(端面光学系)20と撮像センサ(端面撮像センサ)40が位置している。また、筐体10の周方向突出部11の内部の周方向の外殻に沿った仮想円を規定したとき、当該仮想円の内部に、各1つの光学系(端面光学系)20と撮像センサ(端面撮像センサ)40が位置している。1つの光学系(端面光学系)20と3つの光学系(周面光学系)30は、六角ガラス60を共用することによって、各光学系の光学全長D0の間で交差している。これにより、筐体10の周方向突出部11の内側に微小クリアランスで収まるように、光学系(端面光学系)20と撮像センサ(端面撮像センサ)40と光学系(周面光学系)30と撮像センサ(周面撮像センサ)50と六角ガラス60を配置して、撮像装置1の小型化(小径化)を図ることができる。
本実施形態では、天頂方向を撮影する光学系(端面光学系)20を設けて天頂方向の画質を向上させる(解像度を増大させる)とともに、光学系(端面光学系)20が、光学系(周面光学系)30と六角ガラス60を共用している。すなわち、光学系(周面光学系)30が六角ガラス60の入射面61と出射面62を利用する一方、光学系(端面光学系)20が六角ガラス60の入射面63と出射面64を利用している。これにより、撮像装置1の小型化(小径化)を実現している。
図5に示すように、1つの光学系(端面光学系)20の鉛直画角はB(°)に設定されている。この鉛直画角B(°)は、B>120を満足する。光学系(周面光学系)30の水平画角A(°)と光学系(端面光学系)20の鉛直画角B(°)の大小関係は、A>B、A=B、A<Bのいずれであってもよい。光学系(周面光学系)30の水平画角A(°)と光学系(端面光学系)20の鉛直画角B(°)が重複する場合、当該重複部分において、光学系(周面光学系)30による撮像画像を切り捨てて、光学系(端面光学系)20による撮像画像を使用する画像処理を実行してもよい。一方、光学系(周面光学系)30による下方向の撮像画像は、切り捨てることなく全て使用する画像処理を実行してもよい。
3つの撮像センサ(周面撮像センサ)50は、筐体10の長手方向(上下方向)と平行に延びる長辺と、筐体10の長手方向と直交する方向(左右方向)と平行に延びる短辺とから構成される矩形形状を有している。光学系(周面光学系)30の第1レンズL1は、切削されて長手方向に長い形状を有することで、長手方向に高い画角を有し、長手方向と垂直な方向(短手方向)に低い画角(例えば>120°)を有する。また第1レンズL1の重複してしまう領域の部分の一部を切削することで、径(サイズ)を小さくすることができる。そこで、撮像センサ(周面撮像センサ)50の形状を光学系(周面光学系)30の形状に合わせて長手方向に長い形状に設定している。
図2に戻って、撮像装置1の第2の領域S2には、1つの撮像センサ(端面撮像センサ)40と3つの撮像センサ(周面撮像センサ)50から出力される像信号を受け取る基板70が配置されている。基板70と撮像センサ40、50は、例えばフレキシブル基板等の配線部材71によって電気的に接続されている。
ここで、基板70は、例えば、光学系20、30及びバッテリ80等と接続するための配線部材を除いたものであって、基板70上にハンダ付けされているチップ等を含むものとすることができる。
撮像装置1の第2の領域S2の外殻には、USB充電部72が設けられている。USB充電部72は、基板70から側方に突出して、第2の領域S2の外殻に露出している。この露出部分において、USB充電部72による充電状態を表示してもよい。
撮像装置1の第2の領域S2の外殻には、撮像装置1に関する操作機能部として、電源スイッチ73とシャッタスイッチ74が設けられている。電源スイッチ73とシャッタスイッチ74は、基板70から側方に突出して、第2の領域S2の外殻に露出している。ユーザが電源スイッチ73を操作することで撮像装置1の電源がオン/オフされ、ユーザがシャッタスイッチ74を操作することで撮像装置1の撮像が開始/終了される。電源スイッチ73とシャッタスイッチ74は、例えば、筐体10の定径部(グリップ部)13を握ったユーザが親指で操作できるように配置されている。
図2に示すように、撮像装置1の第3の領域S3には、電力供給手段としてのバッテリ80が設けられている。バッテリ80は、例えばフレキシブル基板等の配線部材75によって基板70と電気的に接続されている。バッテリ80は、配線部材75を経由して基板70に電力を供給するとともに、さらに配線部材71を介して撮像センサ40、50に電力を供給する。なお、バッテリ80は、基板70及び配線部材71、75等を経由することなく、撮像センサ40、50に直接的に電力を供給してもよい。
ここで、電力供給手段としてのバッテリ80は、例えば、光学系20、30及び基板70等と接続するための配線部材を除いたものとすることができる。
このように、本実施形態では、撮像装置1の第1の領域S1に光学系20、30を配置し、撮像装置1の第2の領域S2に基板70を配置し、撮像装置1の第3の領域S3にバッテリ80を配置している。より具体的に、複数の光学系のうち最も物体側に位置するレンズL1を第1の領域S1に配置し、基板70を第2の領域S2に配置し、バッテリ80を第3の領域S3に配置している。また、第1の領域S1〜第3の領域S3は、筐体10の長手方向と垂直な方向に重複していない。また、複数の光学系のうち最も物体側に位置するレンズL1と、基板70と、バッテリ80は、筐体10の長手方向と垂直な方向に重複しない位置に配置されている。また、複数の光学系20、30と、基板70と、バッテリ80とは、複数の領域(第1の領域S1〜第3の領域S3)を跨らない。このように、筐体10の内部の配置スペースである第1の領域S1〜第3の領域S3の各々を絞り込んで各々の構成要素を配置することで、撮像装置1の小型化(小径化)を実現している。
また、本実施形態では、筐体10の上端側にある第1の領域S1に比較的重量の小さい複数のレンズL1を保持する一方、筐体10の下端側にある第3の領域S3に比較的重量の大きいバッテリ80を保持することで、撮像装置1の重心を上下方向の中間部よりも下方側に設定している。このため、ユーザが誤って撮像装置1を落とした場合であっても、複数のレンズL1が露出する筐体10の上端側(第1の領域S1)でなく、バッテリ80を保持する筐体10の下端側(第3の領域S3)が着地することになり、撮像装置1の破損(レンズ割れ)を防止することができる。
図6A、図6Bは、撮像装置1の各領域に配置される構成要素の一例を示す概念図である。図6Aは、図2に対応しており、撮像装置1の上端側(長手方向の一端側)を第1の領域S1としてそこに複数のレンズL1を保持し、撮像装置1の上下方向(長手方向)の中間側を第2の領域S2としてそこに基板70を保持し、撮像装置1の下端側(長手方向の他端側)を第3の領域S3としてそこにバッテリ80を保持している。図6Bは、図6Aの変形例であり、撮像装置1の上端側(長手方向の一端側)を第1の領域S1としてそこに複数のレンズL1を保持する点は共通であるが、撮像装置1の下端側(長手方向の他端側)を第2の領域S2としてそこに基板70を保持し、撮像装置1の上下方向(長手方向)の中間側を第3の領域S3としてそこにバッテリ80を保持する点が異なっている。図6Bの場合、第1の領域S1に保持される複数のレンズL1と、第2の領域S2に保持される操作機能部としての電源スイッチ73及びシャッタスイッチ74との距離が大きく確保されるので、撮像画像におけるユーザの手指の映り込みをより効果的に防止することができる。なお、図示は省略しているが、操作機能部としての電源スイッチ73とシャッタスイッチ74は、図6Aの第2の領域S2及び図6Bの第3の領域S3に設けられていてもよい。
図7は、本実施形態による撮像装置1の内部構成を示す機能ブロック図である。図7に示すように、撮像装置1は、充電電力取得部90と、画像送信部100と、信号処理部110と、撮影指示信号受信部120とを有している。
充電電力取得部90と画像送信部100と信号処理部110と撮影指示信号受信部120は、例えば、基板70に形成したチップにより構成することができる。すなわち、基板70がこれらの機能構成ブロックを有することができる。
充電電力取得部90は、例えば、筐体10の下方突出部12に設けられた電気接点又は電力受信部から構成されている。筐体10の下方突出部12を被支持部として充電器(図示略)の支持部にセッティングすると、充電電力取得部90が充電器の電気接点又は電力送信部(図示略)から充電電力を取得する。この充電電力は、バッテリ80に供給される。
画像送信部100は、基板70に入力した4つの撮像センサ40、50による4つの像信号を外部機器(例えばスマートフォン等の外部端末)に送信(有線送信又は無線送信)する。外部機器では、画像送信部100から受信した4つの像信号を合成することにより、全天球画像(例えば全天球パノラマ画像)又は半天球画像を生成する。このとき、外部機器は、光学系(周面光学系)30の水平画角A(°)と光学系(端面光学系)20の鉛直画角B(°)が重複する場合、当該重複部分において、光学系(周面光学系)30による撮像画像を切り捨てて、光学系(端面光学系)20による撮像画像を使用する画像処理を実行してもよい。一方、外部機器は、光学系(周面光学系)30による下方向の撮像画像を、切り捨てることなく全て使用する画像処理を実行してもよい。
信号処理部110は、基板70に入力した4つの撮像センサ40、50による4つの像信号に信号処理を施す。信号処理部110は、上述の外部機器による信号処理(画像処理)と同様の信号処理(画像処理)を実行可能である。すなわち、信号処理部110は、基板70に入力した4つの撮像センサ40、50による4つの像信号を合成することにより、全天球画像を生成する。このとき、信号処理部110は、光学系(周面光学系)30の水平画角A(°)と光学系(端面光学系)20の鉛直画角B(°)が重複する場合、当該重複部分において、光学系(周面光学系)30による撮像画像を切り捨てて、光学系(端面光学系)20による撮像画像を使用する画像処理を実行してもよい。一方、信号処理部110は、光学系(周面光学系)30による下方向の撮像画像を、切り捨てることなく全て使用する画像処理を実行してもよい。なお、信号処理部110は、上述した外部機器(例えばスマートフォン等の外部端末)による処理の少なくとも一部を実行してもよい。
信号処理部110は、基板70に形成したチップにより実現することができる。例えば、信号処理部110は、基板70に形成したチップに、CPU(Central Processing Unit)機能部、RAM(Random Access Memory)機能部、ROM(Read Only Memory)機能部及びGPU(Graphics Processing Unit)機能部等の各種機能部を埋め込んだSoC(System on a Chip)によって実現することができる。
撮影指示信号受信部120は、外部機器(例えばスマートフォン等の外部端末)からの撮影指示信号を受信する。この撮影指示信号に基づいて、撮像装置1による撮像処理を実行することができる。
以上のように構成された撮像装置1には、レンズカバー200が着脱自在に取り付けられる。撮像装置1は、上下方向(長手方向)に延びると共に、上端部側(長手方向の一端部側)に、4つの光学系(端面光学系と周面光学系)20、30の最も物体側のレンズL1(複数のレンズ)を有しており、下端部側(長手方向の他端部側)に、レンズカバー200によって支持される下方突出部(被支持部)12を有している。
図8〜図14を参照して、レンズカバー200の構成及び作用効果について詳細に説明する。
レンズカバー200は、4つの光学系(端面光学系と周面光学系)20、30の最も物体側のレンズL1(複数のレンズ)を覆う第1の形態と、4つの光学系(端面光学系と周面光学系)20、30の最も物体側のレンズL1(複数のレンズ)を露出させて撮像装置1を支持する第2の形態との間で変形する。ここで、「複数のレンズ」は、3つの光学系(周面光学系)30の最も物体側のレンズL1(複数のレンズ)を意味していてもよい。
図8A、図8Bに示すように、レンズカバー200は、第1の形態では、撮像装置1の上端部側(長手方向の一端部側)に取り付けられて4つの光学系(端面光学系と周面光学系)20、30の最も物体側のレンズL1(複数のレンズ)を覆っている。
図12に示すように、レンズカバー200は、第2の形態では、撮像装置1の下端部側(長手方向の他端部側)に取り付けられて下方突出部(被支持部)12を支持している。
レンズカバー200は、ベース部210と、3つ(複数)のカバー部220と、3つ(複数)の回転軸230とを有している。
ベース部210は、撮像装置1の上端部(一端部)又は下端部(他端部)に取り付けられる(嵌め込まれる)キャップ型形状を有している。ベース部210は、撮像装置1の上端部(一端部)に取り付けられたとき、光学系(端面光学系)20の最も物体側のレンズL1を覆う。
3つのカバー部220は、ベース部210が撮像装置1の上端部(一端部)に取り付けられた状態において、3つの光学系(周面光学系)30の最も物体側のレンズL1(3つのレンズ)を覆う。
3つの回転軸230は、ベース部210と3つのカバー部220を回転可能に連結している。
図10Aに示すように、3つの回転軸230を中心にして3つのカバー部220を上下方向(長手方向)の軸線方向に近付くように閉じたとき、3つのカバー部220の周方向の縁部どうしが微小クリアランスで近接する。このため、3つのカバー部220によって撮像装置1の周方向突出部11と定径部13の上方一部の周囲が覆われる。
図10Bに示すように、3つの回転軸230を中心にして3つのカバー部220を上下方向(長手方向)の軸線方向から離れるように開いたとき、3つのカバー部220の周方向の縁部どうしが離間する。そして、3つのカバー部220のうち、3つの回転軸230の近傍に形成されたストッパ片221が、ベース部210のキャップ型形状の周縁部に当て付くことにより、3つのカバー部220のベース部210に対する開度(角度)が規定される。
図8A、図8Bに示すように、第1の形態では、ベース部210が撮像装置1の上端部(一端部)に取り付けられ、3つのカバー部220が3つの回転軸230を中心として撮像装置1に近付く方向に回転することで、3つの光学系(周面光学系)30の最も物体側のレンズL1(3つのレンズ)を覆っている。また、撮像装置1の上端部(一端部)に取り付けられたベース部210が、光学系(端面光学系)20の最も物体側のレンズL1を覆っている。
図9に示すように、3つのカバー部220の下端部側(回転軸230から遠い側)には、インサート成形等によって第1のマグネット222が設けられている。第1のマグネット222は、レンズカバー200の第1の形態において、撮像装置1に近付く方向の磁力を発生する。すなわち、第1のマグネット222は、磁性を帯びた筐体10の定径部13の上方一部の周囲に磁性吸着される。これにより、3つのカバー部220が3つの光学系(周面光学系)30の最も物体側のレンズL1(3つのレンズ)を覆った状態で、レンズカバー200を安定して取り付けることができる。
図12に示すように、第2の形態では、ベース部210が撮像装置1の下端部(他端部)に取り付けられ、3つのカバー部220が3つの回転軸230を中心として撮像装置1から遠ざかる方向に回転することで、筐体10の下方突出部(被支持部)12を支持している。
図13A〜図13Cに示すように、3つのカバー部220の上端部側(回転軸230に近い側)には、インサート成形等によって第2のマグネット223が設けられている。第2のマグネット223は、レンズカバー200の第2の形態において、ベース部210に近付く方向の磁力を発生する。すなわち、第2のマグネット223は、磁性を帯びたベース部210の周囲に磁性吸着される。これにより、ストッパ片221がベース部210のキャップ型形状の周縁部に当て付いた最大開度位置(最大角度位置)で、3つのカバー部220が三脚として機能することで、撮像装置1を安定して支持することが可能になる。
このように、3つのカバー部220は、3つの回転軸230から遠い側に設けられた第1のマグネット222と、3つの回転軸230に近い側に設けられた第2のマグネット223とを有している。これにより、レンズカバー200を、第1の形態又は第2の形態に安定した姿勢で維持することができる。
レンズカバー200を第1の形態(図8A、図8B)から第2の形態(図12)に移行させる際には、図11に示すように、第1のマグネット222による磁気吸着力に抗して、3つの回転軸230を中心として3つのカバー部220を開く。次いで、ベース部210を筐体10の周方向突出部11から取り外す(引き抜く)。そして、レンズカバー200の姿勢を上下反転させて、ベース部210を筐体10の下方突出部(被支持部)12に取り付ける(嵌め込む)。
図14A、図14Bに示すように、レンズカバー200のベース部210の内周面には、周方向に略120°間隔で3つの嵌合突起(嵌合部)211が突出形成されている。図8、図11に示すように、筐体10の下方突出部(被支持部)12の外周面には、周方向に略120°間隔で3つの嵌合溝(嵌合部)14が形成されている(図8、図11には1つの嵌合溝14のみを描いている)。各3つの嵌合突起211を嵌合溝14に嵌合することにより、第2の形態における撮像装置1とレンズカバー200の相対位置が規定される。
しかも、第2の形態における各3つの嵌合突起211と嵌合溝14(嵌合部)の位置決め状態において、3つの光学系(周面光学系)30の最も物体側のレンズL1(3つのレンズ)と、レンズカバー200の3つのカバー部220の周方向位置が互いに異なっている(ずれている)(周方向に交互に位置している)。これにより、3つの光学系(周面光学系)30の最も物体側のレンズL1(3つのレンズ)から下方向(3つのカバー部220が構成する三脚方向)を撮像したときに、当該撮像画像に3つのカバー部220が構成する三脚構造部が写り込むことを防止することができる。
なお、第2の形態における各3つの嵌合突起211と嵌合溝14(嵌合部)の位置決め状態において、3つの光学系(周面光学系)30の最も物体側のレンズL1(3つのレンズ)と、レンズカバー200の3つのカバー部220とは、互いの周方向位置が一部重複していてもよい(互いの周方向位置が完全に重複していなければよい)。このような場合であっても、上述した「周方向位置が互いに異なっている(ずれている)」という構成要件を満足する。
このように、本実施形態では、レンズカバー200が、3つの光学系(周面光学系)30の最も物体側のレンズL1(3つのレンズ)を覆う第1の形態と、3つの光学系(周面光学系)30の最も物体側のレンズL1(3つのレンズ)を露出させて撮像装置1を支持する第2の形態との間で変形する。これにより、携帯性に優れるとともに、レンズ保護機能と撮像装置支持機能を好適に発揮することができる。
以上の実施形態では、筐体10の長手方向の下端面(他端面)に丸みを帯びた形状の下方突出部12を設けた場合を例示して説明したが、筐体10の長手方向の上端面(一端面)に丸みを帯びた形状の上方突出部を設けることも可能である。また、下方突出部と上方突出部の両方を設けることも可能である。
以上の実施形態では、筐体10の上面に臨む光学系(端面光学系)20と対応する撮像センサ(端面撮像センサ)40を1つ設けるとともに、筐体10の周面に臨む光学系(周面光学系)30と対応する撮像センサ(周面撮像センサ)50を各3つ設ける場合を例示して説明した。しかし、撮像装置1に設ける光学系と撮像センサの数には自由度がある。
以上の実施形態では、撮像装置1によって全天球画像を撮影する場合を例示して説明したが、全天球画像以外にも、パノラマ画像を取得する態様も可能である。この場合、複数のレンズL1の上下方向の画角は120°程度であってもよい。また、上方向の画質が若干低下するが、光学系(端面光学系)20と対応する撮像センサ(端面撮像センサ)40を取り除いて(省略して)、全天球画像を作成することも可能である。
以上の実施形態では、共通の透過光学素子として、単一部材からなる六角ガラス60を用いた場合を例示して説明した。しかし、共通の透過光学素子の形状等については自由度があり、種々の設計変更が可能である。例えば、撮像装置1に設ける光学系と撮像センサの数に応じて、共通の透過光学素子としてのガラスの角柱構造を変更してもよい(この場合、ガラスの角柱構造に応じて入射面と出射面の数も変動し得る)。さらに、共通の透過光学素子を単一部材から構成するのではなく、複数部材から構成した上で、これらを結合したものとしてもよい。
以上の実施形態では、六角ガラス60の入射面61に平行平面板65を設ける場合を例示して説明した。しかし、六角ガラス60の出射面62に平行平面板65を設ける態様も可能である。また、六角ガラス60の入射面61と出射面62に平行平面板65を設ける態様も可能である。また、平行平面板65を完全な平面ではなく、限りなく平面に近い小さな曲率(大きな曲率半径)を持たせることも可能である。また、平行平面板65を省略することも可能である。
以上の実施形態では、撮像装置1の第2の領域S2に、基板70、並びに、操作機能部としての電源スイッチ73及びシャッタスイッチ74を設ける場合を例示して説明した。しかし、操作機能部としての電源スイッチ73及びシャッタスイッチ74を、撮像装置1の第1の領域S1又は第3の領域S3に設ける態様も可能である。
以上の実施形態では、レンズカバー200のカバー部220及び回転軸230を各3つ設ける場合を例示して説明した。しかし、レンズカバー200のカバー部220及び回転軸230の数は、撮像装置1に設けるレンズ枚数に応じて、適宜、変更することができる。
1 撮像装置
10 筐体
11 周方向突出部
12 下方突出部(被支持部)
13 定径部(グリップ部)
14 嵌合溝(嵌合部)
20 光学系(端面光学系)
30 光学系(周面光学系)
30F 前側レンズ群
30R 後側レンズ群
40 撮像センサ(端面撮像センサ)
41 撮像センサ保持基板
50 撮像センサ(周面撮像センサ)
51 撮像センサ保持基板
60 六角ガラス(六角プリズム、共通の透過光学素子)
61 入射面
62 出射面
63 入射面
64 出射面
65 平行平面板(平行平面ガラス)
66 開口絞り
70 基板
71 配線部材
72 USB充電部
73 電源スイッチ
74 シャッタスイッチ
75 配線部材
80 バッテリ
90 充電電力取得部
100 画像送信部
110 信号処理部
120 撮影指示信号受信部
200 レンズカバー
210 ベース部
211 嵌合突起(嵌合部)
220 カバー部
221 ストッパ片
222 第1のマグネット
223 第2のマグネット
230 回転軸
CG カバーガラス
L1 第1レンズ(端面レンズ、周面レンズ)
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
L4 第4レンズ
L5 第5レンズ
L6 第6レンズ
L7 第7レンズ
S1 第1の領域
S2 第2の領域
S3 第3の領域

Claims (9)

  1. 複数のレンズを有する撮像装置と、
    前記撮像装置に取り付けられるレンズカバーと、
    を有する撮像システムであって、
    前記レンズカバーは、前記複数のレンズを覆う第1の形態と、前記複数のレンズを露出させて前記撮像装置を支持する第2の形態との間で変形する、
    ことを特徴とする撮像システム。
  2. 前記撮像装置は、長手方向に延びると共に、長手方向の一端部側に前記複数のレンズを有しており、長手方向の他端部側に被支持部を有しており、
    前記レンズカバーは、前記第1の形態では、前記撮像装置の長手方向の一端部側に取り付けられて前記複数のレンズを覆っており、前記第2の形態では、前記撮像装置の長手方向の他端部側に取り付けられて前記被支持部を支持している、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
  3. 前記レンズカバーは、
    前記撮像装置の長手方向の一端部又は他端部に取り付けられるベース部と、
    前記複数のレンズを覆う複数のカバー部と、
    前記ベース部と前記複数のカバー部を回転可能に連結する複数の回転軸と、
    を有しており、
    前記第1の形態では、前記ベース部が前記撮像装置の長手方向の一端部に取り付けられ、前記複数のカバー部が前記複数の回転軸を中心として前記撮像装置に近付く方向に回転することで前記複数のレンズを覆っており、
    前記第2の形態では、前記ベース部が前記撮像装置の長手方向の他端部に取り付けられ、前記複数のカバー部が前記複数の回転軸を中心として前記撮像装置から遠ざかる方向に回転することで前記被支持部を支持している、
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮像システム。
  4. 前記複数のカバー部は、前記第1の形態において、前記撮像装置に近付く方向の磁力を発生する第1のマグネットを有している、
    ことを特徴とする請求項3に記載の撮像システム。
  5. 前記複数のカバー部は、前記第2の形態において、前記ベース部に近付く方向の磁力を発生する第2のマグネットを有している、
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の撮像システム。
  6. 前記複数のカバー部は、前記複数の回転軸から遠い側に設けられた第1のマグネットと、前記複数の回転軸に近い側に設けられた第2のマグネットとを有している、
    ことを特徴とする請求項3から請求項5のいずれかに記載の撮像システム。
  7. 前記レンズカバーの前記ベース部と前記撮像装置の前記被支持部は、前記第2の形態における両者の相対位置を規定するための嵌合部を有している、
    ことを特徴とする請求項3から請求項6のいずれかに記載の撮像システム。
  8. 前記第2の形態における前記嵌合部による位置決め状態において、前記複数のレンズと前記複数のカバー部の周方向位置が互いに異なっている、
    ことを特徴とする請求項7に記載の撮像システム。
  9. 複数のレンズを有する撮像装置に取り付けられるレンズカバーであって、
    前記複数のレンズを覆う第1の形態と、前記複数のレンズを露出させて前記撮像装置を支持する第2の形態との間で変形する、
    ことを特徴とするレンズカバー。
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