JP7494524B2 - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本開示は、外部機器へ電力を供給する情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラムに関するものである。
従来、インタフェースを介して外部機器へ電力を供給する情報処理装置が種々提案されている。例えば、特許文献1の印刷装置は、USB PD(USB Power Delivery)規格のUSBインタフェースから外部機器へ電力を供給している。印刷装置は、外部機器へ電力を供給中に印刷指示を受けた場合、外部機器に供給する電力を減らした後、受け付けた印刷指示に基づく印刷を実行している。
特許6448200号公報(段落0080、図10、図11)
上記した特許文献1の印刷装置では、USBケーブルがUSBインタフェースに接続されるUSB接続を検出すると、USB PD規格に準じた通信を実行し、給電要求通知(図6参照)を受信する。この給電要求通知には、供給を開始した後に供給中の供給電力量の変更の可否を示すGiveBack属性フラグが設定される。印刷装置は、GiveBack属性フラグがONである外部機器について、印刷を開始する前に供給電力量を変更する。
特許文献1の印刷装置は、USBインタフェースに対する新たなUSB接続を検出したタイミングで、GiveBack属性フラグをやり取りして供給電力量の変更の可否を確認している。一方で、外部機器の電力状態は、USB接続を確立した後や、電力の供給を開始した後に、変動する可能性がある。例えば、外部機器は、USB接続時にGiveBack属性フラグによって供給電力量の変更を許可したものの、その後に消費電力量が増加した場合、供給電力量を変更されると、電力不足となる虞がある。
本願は、上記の課題に鑑み提案されたものであって、外部機器へ供給する電力量を変更する際に、外部機器が電力不足となることを抑制できる情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、インタフェースと、制御部と、を備え、前記制御部は、前記インタフェースを介して外部機器へ供給する電力量の変更の可否を示す第1の変更可否情報を、前記外部機器から受信する第1受信処理と、前記第1受信処理の後に前記インタフェースを介して前記外部機器へ電力を供給する電力供給処理と、前記電力供給処理の実行中において、前記インタフェースを介して前記外部機器へ供給する電力量の変更の可否を示す第2の変更可否情報を受信する第2受信処理と、前記電力供給処理の実行中において、前記外部機器へ供給する電力量の制限の要否を判断する制限要否判断処理と、前記制限要否判断処理により前記外部機器へ供給する電力量を制限すると判断した場合であって、前記第2受信処理を実行した場合、前記第2の変更可否情報に基づいて、前記外部機器へ供給する電力量を制限する制限処理と、を実行する。
また、本願に係る情報処理装置は、インタフェースと、制御部と、を備え、前記制御部は、前記インタフェースを介して外部機器へ供給する電力量の変更の可否を示す第1の変更可否情報を、前記外部機器から受信する第1受信処理と、前記第1受信処理の後に前記インタフェースを介して前記外部機器へ電力を供給する電力供給処理と、前記電力供給処理の実行中において、前記外部機器へ供給する電力量の制限の要否を判断する制限要否判断処理と、前記制限要否判断処理により前記外部機器へ供給する電力量を制限すると判断した場合、前記インタフェースを介して前記外部機器へ供給する電力量の変更の可否を示す第2の変更可否情報を受信する第2受信処理と、前記第2受信処理により受信した前記第2の変更可否情報に基づいて、前記外部機器へ供給する電力量を制限する制限処理と、を実行する。
また、本願に係る情報処理装置は、インタフェースと、制御部と、を備え、前記制御部は、前記インタフェースを介して外部機器へ電力を供給する電力供給処理と、前記電力供給処理の実行中において、前記外部機器へ供給する電力量の制限の要否を判断する制限要否判断処理と、前記制限要否判断処理により前記外部機器へ供給する電力量を制限すると判断した場合、前記外部機器へ供給する電力量の制限を開始するまでの猶予時間を示す情報を前記外部機器へ送信する送信処理と、前記猶予時間の経過に基づいて、前記外部機器へ供給する電力量を制限する制限処理と、を実行する。
また、本願に開示の内容は、情報処理装置としての実施だけでなく、情報処理装置を制御する制御方法、情報処理装置を制御するコンピュータで実行するプログラムとしても実施し得るものである。
本願に係る情報処理装置等によれば、外部機器へ供給する電力量を変更する際に、外部機器が電力不足となることを抑制できる。
実施形態に係るプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 USB PD規格で規定されたメッセージの種類とその内容を示す図である。 供給電力制御処理の内容を示すフローチャートである。 USB接続処理の内容を示すフローチャートである。 第1供給処理の内容を示すフローチャートである。 第1アップデート処理の内容を示すフローチャートである。 第2アップデート処理の内容を示すフローチャートである。 第3アップデート処理の内容を示すフローチャートである。 第2供給処理の内容を示すフローチャートである。 ユーザ確認処理の内容を示すフローチャートである。 猶予時間待ち処理の内容を示すフローチャートである。
以下、本願の情報処理装置を具体化した一実施形態である携帯型のプリンタ1について図1を参照しつつ説明する。
(1.携帯型のプリンタの構成)
図1は、実施形態の携帯型のプリンタ1の電気的構成を示している。プリンタ1は、例えば、持ち運び可能な携帯型の印刷装置であり、PCやスマートフォン等との間で有線通信又は無線通信を介して受信した印刷ジョブの画像データを所定のシート(感熱紙など)に印刷等する。プリンタ1は、CPU12、RAM13、ROM14、NVRAM15、画像形成部16、画像読取部17、USB(Universal Serial Bus)接続部19、ユーザインタフェース20、通信部24、電力コントローラ25、電源部27などを備えている。これらのCPU12等は、バス11で互いに接続されている。
ROM14は、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリであり、制御プログラム41などの各種プログラムを記憶している。例えば、CPU12は、ROM14から読み出した制御プログラム41を実行して、プリンタ1のシステムを起動する。尚、上記したデータの記憶先は一例である。例えば、制御プログラム41を、NVRAM15に記憶しても良い。また、制御プログラム41を記憶する記憶部は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体としては、上記の例の他に、CD-ROM、DVD-ROM等の記録媒体を採用しても良い。
制御プログラム41は、例えば、プリンタ1の各部を統括的に制御するファームウェアである。CPU12は、制御プログラム41を実行し、実行した処理結果をRAM13に一時的に記憶させながら、バス11で接続された各部を制御する。尚、以下の説明では、制御プログラム41を実行するCPU12のことを、単にCPU12として記載する場合がある。例えば、「CPU12が」という記載は、「制御プログラム41を実行するCPU12が」ということを意味する場合がある。NVRAM15は、不揮発性のメモリである。NVRAM15は、プリンタ1の各種設定情報が記憶される。
画像形成部16は、例えば、ライン型のサーマルヘッド47を備え、CPU12の制御に基づいて、ダイレクトサーマル方式によりシートに画像を印刷する。画像形成部16は、サーマルヘッド47に対向して設けられたプラテンローラ48を回転させシートを搬送する。例えば、印刷を開始する際に、プリンタ1の挿入口にシートが挿入されると、挿入されたシートは、プラテンローラ48とサーマルヘッド47との対向部分に案内され、印刷完了後に排出口より排出される。
尚、上記した画像形成部16の構成は、一例である。画像形成部16は、トナーカートリッジ、感光ドラム、現像ローラ、露光装置等を備え、電子写真方式により印刷を実行する構成でも良い。あるいは、画像形成部16は、例えば、インクジェットヘッドやインクカートリッジ等を備え、インクジェット方式で印刷する構成であっても良い。
画像読取部17は、不図示の原稿台及びCIS(Contact Image Sensor)やCCD(Charge-Coupled Device)等のイメージセンサを備える。画像読取部17は、原稿台に載置された原稿に対してCIS等を移動させ、原稿を読み取り、画像データを生成しRAM13に記憶する。
また、USB接続部19は、例えば、USB PD(USB Power Delivery)規格に準拠した通信や電力授受を行うインタフェースである。USB接続部19は、コネクタとしてレセプタクル51を備える。USB接続部19は、レセプタクル51に接続された様々な外部機器61との間で、データ通信や電力授受を行う。図1では、一例として、1つのレセプタクル51に、1台の外部機器61が接続されている。この外部機器としては、例えば、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、ノートパソコン、プリンタ、外付けハードディスク、USBメモリ、カードリーダーなど、USB規格で接続可能な様々な機器を採用できる。尚、USB接続部19は、複数のレセプタクル51を備えても良い。
レセプタクル51は、例えば、USB Type-C規格に準拠したコネクタである。レセプタクル51は、データ通信や電力授受を行うための複数の信号線を備える。例えば、レセプタクル51は、複数の信号線として、USB Type-C規格のコネクタにおけるTX信号線、RX信号線、D信号線、Vbus信号線、CC信号線、グランド信号線などを備える。尚、信号線とは、ピンとも言い得る。レセプタクル51は、例えば、TX信号線、RX信号線、D信号線のいずれかを用いてデータ通信を行う。D信号線とは、例えば、Data信号線であり、D+/D-を指す。また、レセプタクル51は、Vbus信号線を用いて電力の供給、電力の受電を行う。
また、CC信号線は、例えば、電力ロールを決定するために用いられる信号線であり、レセプタクル51に接続するプラグの表裏に対応してCC1信号線、CC2信号線を備えている。また、CC信号線は、アラートメッセージなどの機器管理に関する通信の信号線としても用いられる。本実施形態のプリンタ1は、例えば、後述する図2に示すメッセージの送受信にCC信号線を使用する。尚、メッセージの送受信に使用する通信路は、CC信号線に限らず、D信号線などの他の信号線でも良く、あるいは複数の信号線を組み合わせたものでも良い。レセプタクル51は、電力を供給する電力ロールである電力ソース、又は電力を受電する電力ロールである電力シンクに切り替え可能なデュアル・ロール・パワー(DRP)機能を有している。
電力コントローラ25は、USB接続部19を介した電力の授受及びデータの送受信を制御する。電力コントローラ25は、例えば、レセプタクル51に外部機器61を接続された際のCC信号線の接続状態(CC信号線の電位など)に基づいて電力ロールを決定し、電力授受のネゴシエーションを実行する。ここでいうネゴシエーションとは、例えば、電力ソース又は電力シンクの設定、授受する電力量の設定などを行う処理である。
電力コントローラ25は、例えば、電力ソースとして機能させるレセプタクル51について、Vbus信号線を介して供給する電力量Wの設定などのネゴシエーションを実行する。電力コントローラ25は、例えば、CPU12の制御に基づいて、電力量Wの電力リストを外部機器61へ送信する。ここでいう電力リストとは、プリンタ1が電力ソースとして供給可能な供給電圧Vsの電圧値と供給電流Asの電流値との組み合わせを示す情報である。電力リストとは、プロファイルとも言い得る。電圧値と電流値の組み合わせは、PDO(Power Data Object)とも言い得る。例えば、本実施形態のUSB接続部19を介した電力授受では、10W(5V、2A)~100W(20V、5A)までの電力量の範囲で、電力ソースから電力シンクへ電力を供給できる。電力リストは、この電力量の範囲内のうち、電力ソースとして機能するプリンタ1が供給可能な電圧値及び電流値の組み合わせ(PDO)を示す情報である。
尚、電力コントローラ25は、レセプタクル51を電力シンクとして機能させる場合、そのレセプタクル51を介した電力の受電についてネゴシエーションを実行する。電力コントローラ25は、例えば、CPU12の制御に基づいて、電力ソースとして機能する外部機器61から受信した電力リストの中から受電したい電圧値と電流値の組み合わせを要求する。ネゴシエーションに成功すると、レセプタクル51は、外部機器61から所望の電力を受電する。
また、図1に示すように、電力コントローラ25は、メモリ26を備えている。メモリ26には、プログラムPGが記憶されている。電力コントローラ25は、CPUなどの処理回路を備え、処理回路でプログラムPGを実行することで、電源部27の制御等を実行する。メモリ26は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリなどが組み合わされて構成されている。
電源部27は、プリンタ1内の各装置の電源として機能し、各装置へ電力を供給する。電源部27は、電源コード28、バッテリ31等を備えている。電源部27は、電源コード28を介してAC電源から受電した交流電圧から所望の電圧値の直流電圧を生成し、生成した直流電圧をプリンタ1内の各装置へ供給する。また、電源部27は、バッテリ31から供給される直流電圧を変圧してプリンタ1内の各装置へ供給する直流電圧を生成する。従って、プリンタ1は、AC電源を接続されていない場合でも、バッテリ31によって駆動可能となっている。また、バッテリ31は、電源コード28を介して供給された電力や、USB接続部19を介して外部機器61から受電した電力により充電可能となっている。
また、電源部27は、USB接続部19に接続されている。電源部27は、USB接続部19から外部機器61へ供給する電力量W(供給電圧Vs,供給電流As)の電力を、電源コード28を介して受電した交流電圧やバッテリ31から供給される直流電圧から生成する。
ユーザインタフェース20は、例えば、タッチパネルであり、液晶パネル、液晶パネルの背面側から光を照射するLED等の光源、液晶パネルの表面に貼り合わされた接触感知膜等を備えている。ユーザインタフェース20は、プリンタ1に対する操作を受け付け、操作入力に応じた信号をCPU12へ出力する。また、ユーザインタフェース20は、プリンタ1に係わる情報の表示を行う。ユーザインタフェース20は、CPU12の制御に基づいて液晶パネルの表示内容を変更する。尚、ユーザインタフェース20は、ハードキーなどの操作ボタンを備えても良い。また、ユーザインタフェース20は、タッチパネルのような表示部と操作部とを一体的に備える構成に限らず、表示部と操作部とを別で備える構成でも良い。
通信部24は、有線通信や無線通信が可能な通信装置である。通信部24は、例えば、図1に示すように、PC63とLANケーブルを介して有線で接続される。CPU12は、通信部24を制御し、画像形成ジョブJOBをPC63から受信する。この画像形成ジョブJOBは、例えば、画像形成部16に対して画像データの印刷を指示する印刷ジョブや、画像読取部17に対してスキャンの実行を指示するスキャンジョブである。プリンタ1は、PC63との間で有線通信を介して画像形成ジョブJOBを受信し、受信した画像形成ジョブJOBに基づく画像形成を実行する。尚、画像形成ジョブJOBを受信する通信手段は、Bluetooth(登録商標)等の無線通信でも良い。また、画像形成ジョブJOBを送信する装置は、PC63に限らず、スマートフォンやタブレット端末でも良い。また、プリンタ1は、USB接続部19のデータ通信により画像形成ジョブJOBを受信することもできる。また、CPU12は、ユーザインタフェース20に対する操作入力に基づいて、画像形成ジョブJOBを受け付け、コピーやスキャンを実行する。
(2.モードについて)
また、本実施形態のプリンタ1は、消費電力を減らす省電力モードへ移行する機能を有している。ここでいう省電力モードとは、例えば、プリンタ1を待機状態とし消費電力量を低減するスタンバイモードである。プリンタ1は、例えば、印刷処理やスキャン処理を終了してから次の画像形成ジョブJOB(印刷ジョブ、スキャンジョブなど)の実行要求やユーザインタフェース20のタッチパネルを介したユーザによる入力操作等が所定時間ないことを検出すると、スタンバイモードへ移行する。プリンタ1は、スタンバイモードへ移行すると、例えば、画像形成部16のサーマルヘッドや画像読取部17のイメージセンサへの通電を停止し、ユーザインタフェース20の表示パネルのバックライトを消灯させ非表示とすることで消費電力量を低減する。
尚、本願における省電力モードは、上記したスタンバイモードに限らない。プリンタ1は、例えば、スタンバイモードよりも消費電力を下げることが可能な低消費電力モード(スリープモードなど)を備えても良い。例えば、プリンタ1は、スタンバイモードに移行してから画像形成ジョブJOBの実行要求やユーザによる入力操作等が所定時間ない場合に、低消費電力モードへ移行し、さらなる省電力化を図る。プリンタ1は、低消費電力モードにおいて、例えば、電源部27の一部しか動作させず、画像形成部16や画像読取部17への電力の供給を停止することによって省電力化を図っても良い。
(3.USB PD通信におけるメッセージについて)
図2は、USB PD規格で規定されたメッセージの種類と、そのメッセージの内容を示している。尚、図2は、USB PD通信で用いるメッセージのうち、電力授受の制御に用いるメッセージを示している。図2の一覧は、左から順番に、NO、メッセージの種類、メッセージを送受信する通信方向、メッセージの内容を記載している。また、通信方向は、プリンタ1が電力を供給する電力ソースとして機能する場合を示している。
NO.1の供給能力(Capability)メッセージは、プリンタ1から外部機器61に対して送信するメッセージであり、プリンタ1から供給可能な電力量Wの供給電圧Vsと供給電流Asの組み合わせ(電力リスト)を示す情報を含むメッセージである。
また、NO.2の供給要求(Request)メッセージは、外部機器61からプリンタ1に対して送信するメッセージであり、上記した供給能力メッセージで示された供給電圧Vsと供給電流Asの組合せのうち、外部機器61が要求する組合せを示す情報を含むメッセージである(内容の(1))。また、供給要求メッセージには、能力非適合を示すMismatchフラグが含まれている(内容の(2))。Mismatchフラグは、供給能力メッセージに対して能力非適合であるか否かを示すフラグである。より具体的には、Mismatchフラグは、例えば、供給能力メッセージで示された供給電圧Vsと供給電流Asの組み合わせの中に、外部機器61が要求したい又は要求可能な組み合わせがあり電力を要求したいのか、希望するものがなく電力を要求しないのかを示すフラグである。Mismatchフラグは、例えば、能力非適合(ミスマッチ)である場合(要求しない場合)、ONを示すビット値が設定され、能力適合である場合(要求する場合)、OFFを示すビット値が設定される。
また、供給要求メッセージには、供給する電力量Wの変更の可否を示すGiveBack属性フラグが含まれている(内容の(3))。GiveBack属性フラグは、例えば、電力供給を開始した後に、電力量Wの変更を電力シンクである外部機器61が許可するか否かを示すフラグである。GiveBack属性フラグは、例えば、電力量Wの変更を許可する場合、ONを示すビット値が設定され、変更を許可しない場合、OFFを示すビット値が設定される。
また、供給要求メッセージには、最小動作電流値が含まれる場合がある(内容の(4))。最小動作電流値は、電力量Wを変更して最小化する場合に、要求する最小の電流値である。例えば、外部機器61は、電力量Wを最小化される場合に、最低限必要とする電力量に合った最小動作電流値を設定する。また、プリンタ1は、ON設定のGiveBack属性フラグを受信し、電力供給を開始した後、電力量Wを変更する場合に、例えば、この最小動作電流値を満たす又は最小動作電流値に応じた供給電流Asまで下げ電力量Wを減らし、電力量Wを制限する。プリンタ1は、電力リストで示す供給可能な供給電圧Vs、供給電流Asの組み合わせや、最小動作電流値に基づいて、制限時に供給する電力量W(供給電圧Vs、供給電流As)を決定する。従って、最小動作電流値は、GiveBack属性がON設定の時のみ外部機器61からプリンタ1へ通知される。尚、本願における電力量の制限とは、電力量を減らすことだけでなく、電力量をゼロにすることも含む概念である。
最小動作電流値は、本願の第1及び第2の最小電力量情報の一例である。尚、第1及び第2の最小電力量情報は、電流値に限らない。例えば、第1及び第2の最小電力量情報は、電圧値でも良く、電流値と電圧値の組み合わせによって規定される情報でも良い。また、最小の電力量とは、例えば、正規の供給要求メッセージで要求する電力量より小さい電力量を指す。また、最小の電力量とは、正規の供給要求メッセージで要求する複数の電力量W(供給電圧Vs、供給電流As)の内、最小の電力量(最小の電力量となる組み合わせ)であっても良い。
また、NO.3の供給許可(Accept)メッセージは、プリンタ1から外部機器61に対して送信するメッセージであり、供給要求メッセージに従った供給を実行できることを示すメッセージである。また、NO.4の供給準備完了(PS_RDY)メッセージは、プリンタ1から外部機器61に対して送信するメッセージであり、供給要求メッセージに従った供給を開始する準備が整ったことを示すメッセージである。
また、NO.5の供給拒否(Reject)メッセージは、プリンタ1から外部機器61に対して送信するメッセージであり、供給要求メッセージに従った供給を実行できないことを示すメッセージである。また、NO.6の供給最小化要求(GoToMin)メッセージは、プリンタ1から外部機器61に対して送信するメッセージであり、供給要求メッセージのGiveBack属性フラグや最小動作電流値に従った電力量Wの最小化のための変更要求を通知するメッセージである。また、NO.7の供給停止要求(HardReset)メッセージは、外部機器61からプリンタ1に対して送信するメッセージであり、電力供給の停止を通知するためのメッセージである。
(4.供給電力制御処理)
次に、本実施形態のプリンタ1によって実行される供給電力制御処理について、図3~図11を参照しつつ、説明する。CPU12は、例えば、プリンタ1の電源を投入され、制御プログラム41を実行してプリンタ1のシステムを起動すると、図3~図11に示す供給電力制御処理を所定の期間ごとに実行する。CPU12は、供給電力制御処理を実行することで、電力の供給を行ないながら外部機器61と通信を実行し、GiveBack属性フラグや最小動作電流値の情報を更新し、更新した情報に基づいて電力量Wの制限を実行する。以下の説明では、プリンタ1が電力ソースとなり、外部機器61へ電力を供給する場合について説明する。
尚、図3~図11に示す供給電力制御処理を開始する条件は、システムの起動時に限らない。CPU12は、例えば、後述するS11で判断する装置状態の変化を検出した場合に、供給電力制御処理を実行しても良い。この場合、CPU12は、供給電力制御処理として、S11を実行せずに、S13以降の処理を実行する。また、CPU12は、例えば、レセプタクル51に対する新たなUSB接続を検出した場合に、供給電力制御処理を実行しても良い。この場合、CPU12は、供給電力制御処理として、S11、S17、S18を実行せずに、S13、S15、S19をこの順で実行しても良い。また、本明細書のフローチャートは、基本的に、プログラムに記述された命令に従ったCPU12の処理を示す。従って、以下の説明における「判断」、「検出」、「送信」等の処理は、CPU12の処理を表している。CPU12による処理は、ハードウェア制御も含む。また、図3~図11に示す供給電力制御処理を、CPU12以外の装置が実行しても良い。例えば、電力コントローラ25が、プログラムPGを実行することで、図3~図11に示す供給電力制御処理を実行しても良い。
まず、図3のステップ(以下、単に「S」と記載する)11において、CPU12は、装置状態が変化したか否かを判断する。ここでいう装置状態の変化とは、例えば、プリンタ1から外部機器61へ供給する電力量Wの最大値である最大電力量が変更される状態の変化である。プリンタ1は、印刷やスキャンを受け付ける通常状態と、上記したスタンバイモードでは消費電力が変動する。その結果、余剰の電力が変動し、外部機器61へ供給可能な最大電力量が変動する。
CPU12は、上記した最大電力量が変更される装置状態の変化(スタンバイモードから通常状態への移行など)を検出した場合(S11:YES)、S13を実行し、検出していない場合(S11:NO)、S17を実行する。S13において、CPU12は、最大電力量を設定する。例えば、NVRAM15には、通常状態、スタンバイモードなどの各装置の状態における消費電力量が記憶されている。CPU12は、例えば、電源部27の電源容量、バッテリ31のバッテリ残量等から消費電力量を減算することで、現状の最大電力量を算出し設定する。尚、最大電力量の設定方法は、上記した方法に限らない。例えば、装置状態、電源部27の電源容量、最大電力量を関連付けたデータベースをNVRAM15に記憶しても良い。そして、CPU12は、装置状態や電源部27の電源容量などに基づいて、最大電力量をデータベースから検索して設定しても良い。
CPU12は、S13を実行した後、S15を実行する。S15において、CPU12は、電力リストを作成する。CPU12は、例えば、S13で設定した最大電力量の範囲内で組み合わせ可能な供給電圧Vsと供給電流Asの組み合わせを設定し、設定した組み合わせを電力リストとして作成する。従って、CPU12は、装置の状態に応じた最大電力量の範囲内で供給可能な電力リストを作成する。
CPU12は、S15を実行した後、S17を実行する。S17において、CPU12は、USB接続を検出したか否かを判断する(S17)。CPU12は、例えば、USB接続部19に対して新たな接続を検出したか否かを判断する。CPU12は、新たな接続を検出した場合(S17:YES)、S19のUSB接続処理を実行し、新たな接続を検出しない場合(S17:NO)、S18を実行する。CPU12は、例えば、外部機器61をUSB接続部19に接続した状態でプリンタ1の電源を投入され、システムを起動した後に外部機器61と通信を実行することを検出すると、S17で肯定判断する(S17:YES)。あるいは、CPU12は、システムを起動した後に外部機器61をUSB接続部19に接続されたことを検出した場合や、USB接続部19に接続する外部機器61を変更された場合など、S17で肯定判断する。これにより、外部機器61との間でUSB通信を新たに確立してデータの送受信を実行する場合に、S19を実行できる。S19を実行することで、後述するように、外部機器61との間のネゴシエーションや電力量Wの設定などを実行できる。また、CPU12は、例えば、一度、S17で肯定判断してS19の処理を実行した後、外部機器61とUSB接続を確立した状態を維持したまま、再度、S17を実行した場合、否定判断する(S17:NO)。これにより、一度、通信を確立した後は、外部機器61の接続に変更がない場合、同一の外部機器61との間のS19の実行を省略できる。尚、CPU12は、一度、S17で肯定判断してS19の処理を実行した後、外部機器61とUSB接続を確立した状態を維持したまま、再度、S17を実行した場合、肯定判断しても良い。この場合、先に実行したS19以降の処理を停止しても良い。また、CPU12は、後述するように、図6の第1アップデート処理を実行することで、電力供給中の外部機器61との間で、供給電力制御処理を継続する。そして、CPU12は、電力供給を停止する場合(MismatchフラグがONの場合など)、供給電力制御処理を終了する。この場合、CPU12は、例えば、外部機器61との間でUSB接続を新たに確立して、図3~図11に示す供給電力制御処理を開始しても良い。
また、CPU12は、S18において、装置状態が変化したか否かを判断する。上記したように、装置状態が変更されると、最大電力量が変更され、電力リストが変更される。このため、CPU12は、装置状態が変化した場合(S18:YES)、S19を実行する。この場合、CPU12は、外部機器61との間で後述する第1アップデート処理などを実行中であれば、その処理を終了しても良い。これにより、外部機器61とのUSB接続に変更がない場合であっても(S17:NO)、プリンタ1の装置状態が変化した場合に、S19を実行して電力量Wの変更などを実行することができる。また、CPU12は、装置状態が変化していない場合(S18:NO)、供給電力制御処理を終了する。
図4は、図3のS19のUSB接続処理の内容を示している。図4に示すように、CPU12は、USB接続処理を開始すると、供給能力メッセージ(図2参照)をUSB接続部19に接続された外部機器61へ送信する(S21)。CPU12は、S15で作成した電力リストの情報を含む供給能力メッセージを外部機器61へ送信する。
CPU12は、S21を実行すると、外部機器61から供給要求メッセージを受信したか否かを判断する(S23)。CPU12は、供給要求メッセージを受信するまでの間(S23:NO)、S23の判断処理を繰り返し実行する。CPU12は、外部機器61から供給要求メッセージを受信すると(S23:YES)、受信した供給要求メッセージのMismatchフラグがOFFであるか否かを判断する(S25)。
MismatchフラグがONの場合、プリンタ1から提示した電力リストの中に外部機器61が要求したい供給電圧Vsや供給電流Asの組み合わせがなかったこととなる。このため、CPU12は、MismatchフラグがONの場合(S25:NO)、外部機器61へ供給拒否メッセージを送信し、電力を供給できないことを外部機器61へ通知する(S27)。CPU12は、供給電力制御処理を終了する。この場合、電力供給は、開始されないこととなる。
一方、CPU12は、MismatchフラグがOFFの場合(S25:YES)、供給処理(S28)を実行する。そして、CPU12は、S28の供給処理を終了すると、電源部27を制御してUSB接続部19から外部機器61への電力供給を停止する(S29)。CPU12は、供給電力制御処理を終了する。
本実施形態では、図4のS28の供給処理として2種類の処理を説明する。以下の説明では、それらを区別するため、第1供給処理、第2供給処理と称して説明する。第1供給処理は、電力供給を実行しながらGiveBack属性フラグや最小動作電流値の情報を更新する処理である。また、第2供給処理は、電力供給を実行しながらGiveBack属性フラグ等の情報を更新しつつ、画像形成ジョブJOBを受け付けた場合に、電力量Wを制限する処理である。プリンタ1は、例えば、第1供給処理を実行するモードと、第2供給処理を実行するモードとを備え、ユーザインタフェース20に対する操作入力に基づいて2つのモードを切り替え可能となっている。また、プリンタ1は、第1供給処理又は第2供給処理の一方の処理のみを実行できる構成でも良い。
(5.第1供給処理)
以下の説明では、まず、第1供給処理について説明した後、第2供給処理について説明する。図5は、第1供給処理の内容を示している。CPU12は、第1供給処理を開始すると、供給許可メッセージを外部機器61に送信し、図4のS23で受信した供給要求メッセージに含まれる供給電圧Vs及び供給電流Asの組み合せの電力量W、即ち、外部機器61が要求した電力量Wを供給できることを外部機器61へ通知する(S31)。また、CPU12は、電源部27を制御して、外部機器61から要求された供給電圧Vs及び供給電流Asを生成し供給する準備を実行する。CPU12は、例えば、電力量Wを供給できる準備が完了すると、供給準備完了メッセージを外部機器61へ送信する(S31)。
CPU12は、S31を実行すると、Vbus信号線を介して電力量Wの電力供給を開始し(S33)、アップデート処理を実行する(S35)。CPU12は、アップデート処理が終了すると、図5に示す第1供給処理を終了する。
本実施形態では、アップデート処理として3種類の処理を説明する。以下の説明では、それらを区別するため、第1アップデート処理、第2アップデート処理、第3アップデート処理と称して説明する。プリンタ1は、第1~第3アップデート処理の何れか1つだけを実行できる構成でも良く、第1~第3アップデート処理を切り替え可能な構成でも良い。
(6.第1アップデート処理)
図6は、第1アップデート処理の内容を示している。尚、以下の説明では、上記した図3~図5の説明と同様の内容については、その説明を適宜省略する。図6に示すように、CPU12は、第1アップデート処理を開始すると、供給能力メッセージを外部機器61へ送信する(S41)。CPU12は、S41を実行した後、供給要求メッセージを外部機器61から受信したか否かを判断する(S43)。CPU12は、供給要求メッセージを受信すると(S43:YES)、S45を実行する。
ここで、外部機器61の電力状態は、USB接続を確立した後や、電力供給を開始した後に、変動する可能性がある。例えば、外部機器61は、USB接続を確立した当初はGiveBac属性フラグをONしてS23で通知し電力量Wの変更を許可したものの、その後に消費電力量が増加した場合、電力量Wを制限されると、電力不足となる虞がある。逆に、例えば、外部機器61は、一旦、GiveBac属性フラグをOFFして電力量Wの変更を拒否したものの、その後に余剰の電力が増加し変更を許可しても良い状態となる可能性もある。
これに対し、本実施形態のCPU12は、S41、S43を実行することで、外部機器61へ電力供給を開始した後、供給能力メッセージ及び供給要求メッセージを送受信し、GiveBack属性フラグや最小動作電流値の情報を外部機器61から取得することで、これらの情報を電力供給中に更新する。換言すれば、電力供給中であっても、外部機器61に対して、GiveBack属性フラグの情報等を更新する機会を与えることができる。これにより、外部機器61は、自装置の電力状態(消費電力や余剰電力など)に応じて、GiveBack属性フラグや最小動作電流値の情報を更新できる。
CPU12は、S45において、MismatchフラグがOFFであるか否かを判断する。CPU12は、MismatchフラグがOFFの場合(S45:YES)、図5のS31,S33と同様に、供給許可及び供給準備完了メッセージを外部機器61へ送信し(S47)、電力供給を開始する(S49)。尚、CPU12は、外部機器61が要求する供給電圧Vsや供給電流Asに変更がない場合、S47やS49の処理を実行せず、現状の電力量Wを維持する処理を実行しても良い。
CPU12は、S49を実行した後、供給停止要因を検出したか否かを判断する(S51)。この供給停止要因は、電力供給を停止する要因である。例えば、CPU12は、供給停止要求メッセージ(図2参照)を外部機器61から受信した場合、S51において肯定判断する(S51:YES)。また、例えば、CPU12は、USB接続部19を介した外部機器61との接続が切断されたことを検出すると、S51において肯定判断する。CPU12は、S51で肯定判断すると、図6に示す処理を終了する。この場合、図4のS29で電力供給を停止し、供給電力制御処理を終了する。これにより、外部機器61から停止要求があった場合や、USB接続に異常があった場合などに、電力供給を停止できる。
一方、CPU12は、供給停止要因を検出しなかった場合(S51:NO)、S41からの処理を再度実行する。これにより、電力供給中において、GiveBack属性フラグや最小動作電流値の情報を更新(以下、情報の更新という場合がある)できる。ここで、プリンタ1は、電力供給中において、様々な要因で電力量Wを制限する可能性がある。例えば、プリンタ1は、停電が発生し電源コード28から電力を受電できなくなった場合、電力量Wを制限する必要が生じる。あるいは、プリンタ1は、画質を補正するキャリブレーション処理や装置内の熱を放熱するクーリングダウン処理などを実行することで消費電力量が一時的に増加する場合、電力量Wを制限する必要が生じる。
このような場合、予めGiveBack属性フラグの情報などを更新することで、電力量Wを制限する際に、最新の外部機器61の状態に合わせて電力量Wの制限を実行できる。例えば、制限時に外部機器61が、電力量Wの変更を許可できる状態であれば、電力量Wを制限できる。また、制限時に外部機器61が要求している最小動作電流値に応じた電力量Wまで制限できる。尚、CPU12は、S51で否定判断した場合(S51:NO)、一定時間だけ待ってからS41の処理を実行しても良い。この一定時間は、情報の更新を外部機器61に確認する周期として適切な時間を設定できる。
また、CPU12は、図5のS35のアップデート処理を実行する前に、電力量Wを制限する必要が生じた場合、更新前のGiveBack属性フラグや最小動作電流値の情報(本願の第1の変更可否の一例)に基づいて、電力量Wの制限を実行しても良い。例えば、CPU12は、S35を実行する前に、画質を補正するキャリブレーション処理を実行する場合、S23で受信した供給要求メッセージの情報に基づいて、電力量Wの制限を実行しても良い。
また、CPU12は、S45において、MismatchフラグがONの場合(S45:NO)、外部機器61へ供給拒否メッセージを送信し(S53)、図6に示す処理を終了する。これにより、例えば、外部機器61が、情報の更新によって電力供給を開始した時よりも大きい電力量Wを要求してきた場合など、プリンタ1が対応できない(電力リストにない)電力量Wを要求してきた場合に、電力供給を停止することができる。
(7.第2アップデート処理)
次に、第2アップデート処理について説明する。上記した第1アップデート処理では、電力供給を開始すると(S33)、USB PD規格で規定された供給能力メッセージを送信して情報を更新した。これに対し、第2アップデート処理では、供給能力メッセージを送信する第1アップデート処理を実行するか否かを確認する。
図7は、第2アップデート処理の内容を示している。図7に示すように、CPU12は、図5のS35を実行し第2アップデート処理を開始すると、USB通信によるデータの送受信を外部機器61との間で実行し、外部機器61がGiveBack属性フラグや最小動作電流値の情報の送信を要求(更新を要求)しているか問い合わせる(S61)。CPU12は、S61の処理において、CC信号線等のUSB PD規格の通信ではなく、D信号線(D+/D-信号線)を用いたUSB通信により外部機器61の送信要求を問い合わせる。USB通信により送受信するメッセージのデータ形式、やり取りの手順などの通信プロトコルは特に限定されない。例えば、プリンタ1や外部機器61のベンダーが規定した通信プロトコルを用いても良い。また、送信要求を問い合わせる通信は、USB通信に限らず、他の通信方法(USB PD通信やUSB接続以外の通信)を用いても良い。
CPU12は、S61を実行すると、S61で問い合わせた結果に基づいて、外部機器61が情報の送信を要求していると判断した場合(S63:YES)、図6に示す第1アップデート処理を実行する(S65)。CPU12は、例えば、図7のS65で第1アップデート処理を実行する場合(第2アップデート処理から第1アップデート処理を呼び出す場合)、図6のS51は実行せずに、S49を実行した後、S61の処理を実行する(図6、図7の破線の矢印及びA参照)。これにより、CPU12は、図7のS61、S63で問い合わせの結果を判断しながら、送信要求があった場合に(S63:YES)、第1アップデート処理を一回だけ(S41~S49を一回だけ)実行することができる。また、CPU12は、図6のS53を実行した場合(ミスマッチの場合)、第2アップデート処理を終了して(S35、S28を終了して)S29を実行しても良い。尚、CPU12は、第2アップデート処理のS65において、図6と同じ内容の第1アップデート処理を実行しても良い。この場合、第1アップデート処理を実行する前に、1回だけ送信要求を確認できる。
従って、第2アップデート処理を実行する場合、CPU12は、USB規格に準じたデータ通信により、GiveBack属性フラグの情報等の更新を外部機器61が要求しているか問い合わせ、問い合わせた結果に基づいて第1アップデート処理を適宜実行する。これにより、USB通信により事前に送信要求を確認することで、第1アップデート処理を実行した場合の供給能力メッセージなどのUSB PD通信によるデータの送受信回数を減らすことができる。
また、CPU12は、S63で否定判断した場合(S63:NO)、図6のS51と同様に、供給停止要因を判断し(S67)、供給停止要因を検出しない場合(S67:NO)、S61からの処理を再度実行する。これにより、電力供給中において送信要求を確認しながら、送信要求があった場合のみ情報の更新をできる。尚、CPU12は、S67で否定判断した場合、一定時間だけ待ってからS61の処理を開始しても良い。この一定時間は、送信要求を外部機器61に確認する周期として適切な時間を設定できる。また、CPU12は、供給停止要因を検出した場合(S67:YES)、S35、S28を終了してS29を実行し、供給電力制御処理を終了する。
(8.第3アップデート処理)
次に、第3アップデート処理について説明する。上記した第2アップデート処理では、電力ソースであるプリンタ1から、電力シンクの外部機器61へ情報の送信について問い合わせを実行した。これに対し、第3アップデート処理では、外部機器61からプリンタ1へ情報の送信要求を通知する。
図8は、第3アップデート処理の内容を示している。尚、以下の説明では、上記した第2アップデート処理と同様の内容については、同一符号を付し、その説明を適宜省略する。図8に示すように、CPU12は、図5のS35を実行し第3アップデート処理を開始すると、外部機器61から情報の送信要求を受信したか否かを判断する(S69)。プリンタ1は、例えば、D信号線(D+/D-信号線)を用いたUSB通信により外部機器61から送信要求を受信可能となっている。換言すれば、外部機器61は、自装置が望むタイミングでUSB通信により送信要求を送信できる。USB通信により送受信するメッセージのデータ形式などの通信プロトコルは特に限定されない。例えば、プリンタ1や外部機器61のベンダーが規定した通信プロトコルを用いても良い。
CPU12は、USB通信により外部機器61から送信要求を受信すると(S69:YES)、S65の第1アップデート処理を実行する。CPU12は、例えば、第2アップデート処理と同様に、図8のS65で第1アップデート処理を実行する場合、図6のS51は実行せずに、S49を実行した後、S69の処理を実行する(図6、図8の破線の矢印及びA参照)。これにより、CPU12は、図8のS69で送信要求の受信を確認しながら、送信要求を受信した場合に(S69:YES)、第1アップデート処理を一回だけ(S41~S49を一回だけ)実行することができる。また、CPU12は、図6のS53を実行した場合(ミスマッチの場合)、第3アップデート処理を終了しても良い。尚、CPU12は、第3アップデート処理のS65において、図6と同じ内容の第1アップデート処理を実行しても良い。この場合、第1アップデート処理を実行する前に、1回だけ送信要求の受信を確認できる。
また、CPU12は、図8のS69で外部機器61から送信要求を受信しない場合(S69:NO)、S67を実行する。これにより、外部機器61が、自装置の電力状態の変動などに応じて、必要なタイミングで送信要求をプリンタ1へ通知できる。
尚、上記した説明では、第1~第3アップデート処理を別々に実行する場合について説明したが、これらの処理を組み合わせて実行しても良い。例えば、CPU12は、図6の第1アップデート処理においてS51で否定判断した場合(S51:NO)、図7の第2アップデート処理(S61)や図8の第3アップデート処理(S69)を開始しても良い。
(9.第2供給処理)
次に、第2供給処理について説明する。図9は、第2供給処理の内容を示している。第2供給処理では、電力供給中に画像形成ジョブJOBを受け付けた場合、GiveBac属性フラグや最小動作電流値の情報に基づいて電力量Wの制限を実行する。
図9に示すように、CPU12は、第2供給処理を開始すると、供給許可メッセージ及び供給準備完了メッセージを外部機器61に送信し(S71)、外部機器61の電力供給を開始する(S73)。CPU12は、S73で電力供給を開始すると、第4アップデート処理を開始する(S75)。
(10.第4アップデート処理)
次に、第4アップデート処理について説明する。第4アップデート処理は、図6に示す第1アップデート処理のうち、S51の処理を省略した内容となっている。このため、以下の説明では、図6を用いて説明する。また、第1アップデート処理と同様の内容については、同一符号を付し、その説明を省略する。
CPU12は、第4アップデート処理を開始すると、供給能力メッセージを外部機器61へ送信し(S41)、供給要求メッセージを外部機器61から受信するまでS43の判断処理を実行する。CPU12は、供給要求メッセージを受信すると(S43:YES)、Mismatchフラグを判断する(S45)。CPU12は、MismatchフラグがOFFの場合(S45:YES)、供給許可及び供給準備完了メッセージを送信し(S47)、電力供給を開始する(S49)。CPU12は、S49を実行すると第4アップデート処理を終了し、後述する図9のS77の処理を実行する(S51は実行しない、図6、図9の破線の矢印及びC参照))。これにより、CPU12は、電力供給中において、GiveBac属性フラグ及び最小動作電流値の情報を更新することができる。
尚、CPU12は、MismatchフラグがONの場合(S45:NO)、供給拒否メッセージを送信して(S53)、第4アップデート処理を終了する。この場合、CPU12は、図5のS35、図4のS28を終了してS29を実行する(図4、図6の破線の矢印及びB参照)。これにより、情報を更新してミスマッチの場合は、電力供給を停止し、供給電力制御処理を終了できる。
(11.第5アップデート処理)
尚、上記した第4アップデート処理の内容は、一例である。例えば、CPU12は、図7に示す第2アップデート処理と同様に、第4アップデート処理を実行する前に、USB通信により情報の送信要求があるか外部機器61へ問い合わせ、問い合わせた結果に基づいて第4アップデート処理を実行する処理(以下、第5アップデート処理という)を実行しても良い。
具体的には、図7を用いて説明すると、CPU12は、図9のS75を実行し第5アップデート処理を開始すると、D信号線を用いたUSB通信により、GiveBack属性フラグや最小動作電流値の情報の送信を要求しているか外部機器61へ問い合わせる(S61)。CPU12は、外部機器61が情報の送信を要求していると判断した場合(S63:YES)、上記した第4アップデート処理を実行する。この場合、CPU12は、例えば、図7のS65で第4アップデート処理を実行する場合(第5アップデート処理から第4アップデート処理を呼び出す場合)、図6のS51は実行せずに、S49を実行した後、後述する図9のS77の処理を実行する(図6、図9の破線の矢印及びC参照)。これにより、CPU12は、図7のS61、S63で問い合わせの結果を判断しながら、送信要求があった場合に(S63:YES)、第4アップデート処理を一回だけ(S41~S49を一回だけ)実行することができる。
従って、第5アップデート処理を実行する場合、CPU12は、USB規格に準じたデータ通信により、GiveBack属性フラグの情報等の送信を外部機器61が要求しているか問い合わせ、問い合わせた結果に基づいて第4アップデート処理を実行する。これにより、供給能力メッセージなどのUSB PD通信によるデータの送受信回数を減らすことができる。
また、CPU12は、S63で否定判断した場合(S63:NO)、供給停止要因を判断し(S67)、供給停止要因を検出しない場合(S67:NO)、後述する図9のS77以降の処理を実行する(図7、図9の破線の矢印及びD参照)。これにより、送信要求がなかった場合に、情報を更新せずに、S77以降の処理を実行する。尚、CPU12は、S67を実行せずに、S63で否定判断した場合、S77を実行しても良い。
(12.第6アップデート処理)
また、例えば、CPU12は、図8に示す第3アップデート処理と同様に、第4アップデート処理を実行する前に、外部機器61から送信要求を受信しているか判断し、判断結果に基づいて第4アップデート処理を実行する処理(以下、第6アップデート処理という)を実行しても良い。
具体的には、図8を用いて説明すると、CPU12は、図9のS75を実行し第6アップデート処理を開始すると、外部機器61から送信要求を受信したか否かを判断する(S69)。CPU12は、例えば、D信号線を用いたUSB通信により外部機器61から送信要求を受信すると(S69:YES)、上記した第4アップデート処理を実行する。この場合、CPU12は、例えば、図8のS65で第6アップデート処理を実行する場合、図6のS51は実行せずに、S49を実行した後、後述する図9のS77の処理を実行する(図6、図9の破線の矢印及びC参照)。これにより、CPU12は、図8のS69で送信要求の受信を判断しながら、送信要求があった場合に(S69:YES)、第4アップデート処理を一回だけ(S41~S49を一回だけ)実行することができる。
また、CPU12は、外部機器61から送信要求を受信しない場合(S69:NO)、供給停止要因を判断し(S67)、供給停止要因を検出しない場合(S67:NO)、後述する図9のS77以降の処理を実行する(図8、図9の破線の矢印及びD参照)。これにより、送信要求を受信しなかった場合に、情報を更新せずに、S77以降の処理を実行する。外部機器61は、自装置の電力状態の変動などに応じて、必要なタイミングで送信要求をプリンタ1へ通知できる。尚、CPU12は、S67を実行せずに、S69で否定判断した場合、S77を実行しても良い。
尚、上記した説明では、第4~第6アップデート処理を別々に実行する場合について説明したが、これらの処理を組み合わせて実行しても良い。例えば、CPU12は、図9のS75の処理を開始するごとに、第4、第5、第6アップデート処理を切り替えて実行しても良い。
図9に戻り、CPU12は、S75の第4アップデート処理を実行すると、画像形成ジョブJOBを受け付けたか否かを判断する(S77)。CPU12は、例えば、画像データの印刷を指示する印刷ジョブをPC63(図1参照)から受信すると、画像形成ジョブJOBを受け付けたと判断する(S77:YES)。また、CPU12は、例えば、ユーザインタフェース20に対する操作入力に基づいて、コピーやスキャンの実行を受け付けた場合、画像形成ジョブJOBを受け付けたと判断する(S77:YES)。CPU12は、S77で肯定判断すると、S81を実行する。
CPU12は、画像形成ジョブJOBを受け付けない場合(S77:NO)、他の制限要因を検出したか否かを判断する(S79)。画像形成ジョブJOBを実行する場合、プリンタ1は、消費電力量が増加するため、USB接続部19から供給可能な最大電力量が低減する。このため、プリンタ1は、電力量Wを制限する必要が生じる。また、プリンタ1は、画像形成ジョブJOBを実行する以外にも、電力量Wを制限しなければならない制限要因がある。
例えば、プリンタ1は、停電が発生し電源コード28から電力を受電できなくなった場合、電力量Wを制限する必要が生じる。あるいは、プリンタ1は、画質を補正するキャリブレーション処理や、装置内の熱を放熱するクーリングダウン処理などを実行することで消費電力量が一時的に増加する場合、電力量Wを制限する必要が生じる。CPU12は、このような画像形成ジョブJOB以外の制限要因が発生したか否かをS79で判断する。
CPU12は、他の制限要因を検出しない場合(S79:NO)、S75からの処理を実行し、第4アップデート処理(S75)を実行することで、GiveBack属性フラグの情報などを更新する。尚、CPU12は、S79で否定判断した場合(S79:NO)、一定時間だけ待ってからS75の処理を開始しても良い。この一定時間は、情報の更新を外部機器61に確認する周期として適切な時間を設定できる。
また、CPU12は、他の制限処理を検出した場合(S79:YES)、S81を実行する。S81において、CPU12は、GiveBack属性フラグがONであるか否かを判断する。このGiveBack属性フラグは、S75を実行することで、電力供給中においても更新される。
CPU12は、GiveBack属性フラグがONである場合(S81:YES)、電力供給中の外部機器61へ供給最小化要求メッセージ及び供給準備完了メッセージ(図2参照)を送信する(S83)。これにより、これから電力量Wの制限を実行することを外部機器61へ通知できる。
CPU12は、S83を実行した後、電力量Wを制限する(S85)。CPU12は、例えば、電源部27を制御して電力量Wを低減する処理を実行する。CPU12は、例えば、電力リストや最小動作電流値に基づいて、最小動作電流値を満たす(最小動作電流値以上の電流値となる)電力量W(供給電圧Vs、供給電流As)を決定し、決定した電力量Wを電源部27に生成させ、外部機器61へ供給する(S85)。この最小動作電流値は、S75を実行することで、電力供給中においても更新される。これにより、外部機器61は、電力量Wを制限する際に必要としている電力量Wの電力を受電することができる。
CPU12は、S85で電力量Wの制限を開始することで、画像形成ジョブJOBを実行する電力を確保できる。CPU12は、S85を実行すると、S77で受け付けた画像形成ジョブJOBの実行を開始する(S88)。尚、CPU12は、電力量Wの制限を開始する前に画像形成ジョブJOBの実行を開始しても良く、電力量Wの制限の開始処理と画像形成ジョブJOBの開始処理を並列に実行しても良い。
CPU12は、S88を実行すると、画像形成ジョブJOBが終了しかた否かを判断する(S89)CPU12は、画像形成ジョブJOBが終了していない場合(S89:NO)、図6のS51と同様に、供給停止要因を検出したか否かを判断する(S91)。CPU12は、供給停止要因を検出しない場合(S91:NO)、S89の処理を再度実行する。これにより、電力量Wを制限し電力を確保した状態で画像形成ジョブJOBを実行できる。尚、CPU12は、供給停止要因を検出すると(S91:YES)、図9に示す第2供給処理を終了し、電力の供給を停止して(図4のS29)、供給電力制御処理を終了する。
また、CPU12は、S77で否定判断しS79で肯定判断した場合、即ち、他の制限要因で電力量Wを制限する場合、S88において、キャリブレーション処理など開始する。これにより、電力量Wを制限し、電力を確保してキャリブレーション処理等を実行できる。そして、CPU12は、S89において、キャリブレーション処理などの制限要因が解消したか否かを判断しても良い。CPU12は、制限要因が解消した場合、後述するS93を実行する。また、CPU12は、例えば、制限要因が一定時間経っても解消しない場合(長時間の停電など)、供給電力制御処理を終了しても良い。
また、CPU12は、S89において画像形成ジョブJOBが終了したと判断すると(S89:YES)、外部機器61との間でネゴシエーションを実行する(S93)。このネゴシエーションは、プリンタ1と外部機器61との間で電力リストなどを送受信し、電力量Wの制限を解除した後の電力授受をどのように実行するか決定する処理である。CPU12は、上記した供給能力、供給要求、供給許可、及び供給準備完了の各メッセージを送受信してネゴシエーションを実行する。
CPU12は、S93のネゴシエーションが完了すると、電力量Wの制限を解除する(S95)。CPU12は、電源部27を制御して、S93のネゴシエーションで決定した電力量Wの電力を外部機器61へ供給する。これにより、外部機器61が望む電力供給を再開できる。
CPU12は、S95を実行すると、S75からの処理を再度実行する。このようにして、本実施形態のプリンタ1は、GiveBack属性フラグの情報等を更新しつつ電力供給を実行し、画像形成ジョブJOBの実行等に応じて更新後の情報で電力量Wの制限を実行する。
尚、CPU12は、S75の第4アップデート処理を、S77やS79の後に実行しても良い。例えば、CPU12は、S73を実行した後S77を実行し、S79で否定判断した場合(79:NO)、S75を実行してからS77を実行しても良い。この場合、1回目の第4アップデート処理(S75)が実行される前に、画像形成ジョブJOB等が発生した場合、更新前のGiveBack属性フラグの情報等(本願の第1の変更可否情報の一例)に基づいて、電力量Wの制限を実行することとなる。また、CPU12は、S75の第4アップデート処理において、通信エラー等でGiveBack属性フラグの情報等を更新できなかった場合、更新前の情報に基づいて電力量Wの制限を実行しても良い。
また、CPU12は、S81において、GiveBack属性フラグがOFFの場合(S81:NO)、S87を実行する。GiveBack属性フラグがOFFの場合、外部機器61が、電力量Wの変更を許可していない状態となる。本実施形態のCPU12は、このようなGiveBack属性フラグがOFFの場合であっても、所定の処理を実行した上で、電力量Wの制限を実行する。
CPU12は、S87において、ユーザ確認処理、猶予時間待ち処理、第4アップデート処理の少なくとも1つを実行する。図10は、ユーザ確認処理の内容を示している。図10に示すように、CPU12は、ユーザ確認処理を開始すると、電力量Wの制限を実行しても良いかユーザに確認する(S101)。制限の許可を確認する方法は、特に限定されない。例えば、CPU12は、ユーザインタフェース20のタッチパネルに、「印刷ジョブを受け付けましたが、電力が不足しているため、外部機器61へ供給している電力量Wを制限してもいいですか?尚、外部機器61は電力量Wの変更を許可していません」などのメッセージと、承認ボタンを表示させる。
CPU12は、S101を実行すると、制限を許可されたか否かを判断する(S103)。例えば、タッチパネルの表示において、承認ボタンが押されたことを検出すると、CPU12は、肯定判断する(S103:YES)。CPU12は、肯定判断すると(S103:YES)、S105を実行する。
また、CPU12は、制限を許可されるまでの間(S103:NO)、S103の判断処理を繰り返し実行する。尚、CPU12は、ユーザから制限の許可を得られない場合、エラー処理等を実行しても良い。例えば、CPU12は、S101において、承認ボタンの他に拒否ボタンを表示しても良い。そして、CPU12は、拒否ボタンが押されたことを検出すると、S77で受け付けた画像形成ジョブJOBを削除しても良いか確認するメッセージをユーザインタフェース20に表示しても良い。また、CPU12は、画像形成ジョブJOBの送信元へエラーを通知しても良い。また、CPU12は、一定時間経ってもユーザから承認や拒否の指示を受け付けれない場合、S105の制限処理を実行しても良い。
S105において、CPU12は、電力量Wの制限を実行する。CPU12は、S105を実行すると図10に示す処理を終了し、図9のS88で画像形成ジョブJOBの実行を開始する。これにより、GiveBack属性フラグがOFFの場合であっても、ユーザによる承認を得た場合には、電力量Wを強制的に制限して電力を確保し、画像形成ジョブJOBを実行するのに必要な電力を確保することができる。
尚、S105において電力量Wを制限する方法は、特に限定されない。CPU12は、例えば、GiveBack属性フラグがON設定で最小動作電流値が設定された供給要求メッセージを、外部機器61から過去に受信したことがある場合、その最小動作電流値に基づいて制限後の電力量Wを決定しても良い。あるいは、CPU12は、プリンタ1がUSB接続部19を介して供給可能な最小電力(例えば、10Wや2.5Wなど)まで電力量Wを制限しても良い。また、CPU12は、電力量Wをゼロにして供給を完全に停止しても良い。
また、図11は、猶予時間待ち処理の内容を示している。図11に示すように、CPU12は、猶予時間待ち処理を開始すると、猶予時間を示す情報を外部機器61へ通知する(S107)。この猶予時間は、例えば、猶予時間を示す情報を外部機器61へ通知してから、電力量Wを制限する制御を開始するまでの時間である。猶予時間は、例えば、数秒、数ミリ秒などの時間である。猶予時間は、予め設定された固定値でも良く、外部機器61の種類(USBデバイスクラスなど)に応じてCPU12が動的に設定した値でも良い。通知する猶予時間を示す情報は、猶予時間の時間を表す数値そのものでも良く、時間の範囲を示す数値、猶予時間を演算するのに用いる変数等でも良い。また、猶予時間を外部機器61へ通知する方法は、特に限定されない。例えば、CPU12は、CC信号線やD信号線を用いた通信により、猶予時間を示す情報を外部機器61へ通知しても良い。
CPU12は、S107を実行した後、S109を実行する。CPU12は、S109において、S107で通知した猶予時間が経過したか否かを判断し、猶予時間が経過すると(S109:YES)、図10のS105と同様に、電力量Wの制限を実行する(S111)。CPU12は、S111を実行した後、図9のS88を実行する。ここで、GiveBack属性フラグがOFFの場合に、電力量Wの制限を実行すると、外部機器61は、電力量Wを減らされる又は電力供給を停止されることで、システム障害や記憶装置のエラーなどを発生させる虞がある。これに対し、猶予時間を通知してから電力量Wの制限を実行することで、外部機器61は、電力量Wを制限される前に猶予時間を受信することができ、システムの停止、記憶装置の停止、記憶装置へのWriteアクセスの禁止などの適切な対応を事前に実施できる。その結果、外部機器61の故障の発生を抑制できる。換言すれば、猶予時間としては、外部機器61の種類などに応じて、外部機器61のシステムを安全に停止できる時間等を設定することが好ましい。
また、CPU12は、S87において、第4アップデート処理を実行し、GiveBack属性フラグと最小動作電流値の情報を確認しても良い。従って、CPU12は、電力量Wを制限する直前でGiveBack属性フラグ等の情報を外部機器61に確認しても良い。CPU12は、例えば、S87で第4アップデート処理を実行し、GiveBack属性フラグがOFFからONに変更された場合、S83からの処理を実行する。これにより、例えば、制限の直前で外部機器61が電力量Wの変更を許可できる状態になっていた場合、GiveBack属性フラグの情報等を確認することで、電力量Wを適切に制限できる。また、CPU12は、S87で第4アップデート処理を実行し、外部機器61から受信したGiveBack属性フラグがOFFであった場合、即ち、直前に確認してもOFFのままであった場合、例えば、上記したユーザ確認処理(図10)や猶予時間待ち処理(図11)を実行し、電力量Wを制限しても良い。
また、CPU12は、例えば、S87において、ユーザ確認処理を先に実行し承認を得た場合に、猶予時間待ち処理を実行して猶予時間の通知を実行しても良い。これにより、ユーザへの確認と、外部機器61への事前通知の両方を実行することができる。
因みに、プリンタ1は、情報処理装置の一例である。CPU12は、制御部の一例である。画像形成部16、画像読取部17は、画像形成部の一例である。USB接続部19は、インタフェースの一例である。GiveBack属性フラグは、第1及び第2の変更可否情報の一例である。最小動作電流値は、第1及び第2の最小電力量情報の一例である。S23は、第1受信工程の一例である。S33は、電力供給工程の一例である。S43は、第2受信工程の一例である。S77、S79は、制限要否判断工程の一例である。S85、S105、S111は、制限工程の一例である。S107は、送信処理の一例である。
(13.効果)
以上、上記した実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)本実施形態のプリンタ1のCPU12は、USB接続部19を介して外部機器61へ供給する電力量Wの変更の可否を示すGiveBack属性フラグを、外部機器61から受信するS23の処理(第1受信処理の一例)と、S23の後にUSB接続部19を介して外部機器61へ電力を供給するS33の処理(電力供給処理の一例)と、を実行する。また、CPU12は、電力供給中において、USB接続部19を介して電力量Wの変更の可否を示すGiveBack属性フラグ(第2の変更可否情報の一例)を受信する第1~第6アップデート処理(第2受信処理の一例)と、電力供給中において、電力量Wの制限の要否を判断するS77、S79の処理(制限要否判断処理の一例)と、を実行する。そして、CPU12は、S77、S79の処理により電力量Wを制限すると判断した場合であって、第1~第6アップデートを実行した場合、更新後のGiveBack属性フラグに基づいて、電力量Wを制限するS85、S105、S11の処理(制限処理の一例)と、を実行する。
これによれば、CPU12は、電力供給を開始する前に受信したGiveBack属性フラグの他に、電力供給中においてGiveBack属性フラグの情報を受信し、GiveBack属性フラグの情報を更新する。CPU12は、電力量Wを制限すると判断した場合、更新後のGiveBack属性フラグの情報に基づいて、外部機器61へ供給する電力量Wを制限する。これにより、CPU12は、外部機器61に対してGiveBack属性フラグの更新の機会を与えることができる。外部機器61は、自装置の消費電力が増加した場合など、自装置の電力状態に応じてGiveBack属性フラグを適宜更新でき、電力不足の発生を抑制できる。
(2)また、CPU12は、S23において、外部機器61が要求する電力量Wを示す情報である最小動作電流値を外部機器61から受信し、S43において、更新後の最小動作電流値を外部機器61から受信する。CPU12は、S85において、更新後のGiveBack属性フラグ及び最小動作電流値の情報に基づいて電力量Wを制限する。
これによれば、GiveBack属性フラグに加え、最小動作電流値を更新する機会を外部機器61に与えることができる。外部機器61は、自装置の電力状態に応じて最小動作電流値を適宜更新できる。これにより、外部機器61が要求するより最新の最小動作電流値に合わせて、電力量Wを制限できる。
(3)また、CPU12は、S43において、USB PD規格で規定された供給能力メッセージ及び供給要求メッセージを用いてGiveBack属性フラグの情報を外部機器61から受信する。これによれば、CPU12は、USB PD規格で規定されたメッセージを、外部機器61との間で送受信することで、GiveBack属性フラグの情報を受信し、GiveBack属性フラグを更新できる。USB PD規格で規定されたメッセージを利用できるため、GiveBack属性フラグを更新するために、通信プロトコル(メッセージのデータ形式、やり取りの手順など)を、新たに規定する必要がなくなる。
(4)また、CPU12は、S43を実行する前に、GiveBack属性フラグの送信を外部機器61が要求しているか否かを判断する図7や図8の処理(送信要求判断処理の一例)を実行しても良い。CPU12は、図7や図8の処理によりGiveBack属性フラグの送信を外部機器61が要求していると判断した場合(S63:YES)、S43を実行する(S65)。
USB PD規格の供給要求メッセージなどを用いてS43の処理を実行する場合、通信規格で規定されたデータの送受信が、第1及び第4アップデート処理を実行する度に発生する。このため、外部機器61がGiveBack属性フラグの送信を必要としていないにも係わらず供給能力メッセージによる問い合わせ等を繰り返し実行すると、処理負荷が増加する虞がある。これに対し、第1及び第4アップデート処理(S43)を実行する前に、送信を外部機器61が要求しているか事前に確認することで、外部機器61が送信したい場合のみ、第1及び第4アップデート処理を実行し、第1及び第4アップデート処理に係る処理負荷を軽減できる。
(5)また、CPU12は、図7に示す第2アップデート処理(又は第5アップデート処理)において、USB(Universal Serial Bus)規格に準じたデータ通信により、GiveBack属性フラグの送信を外部機器61が要求しているか問い合わせ(S61)、問い合わせた結果に基づいて、GiveBack属性フラグの送信を外部機器61が要求しているか否かを判断する(S63)。
これによれば、CPU12が、外部機器61へUSB通信により問い合わせを実行することで、外部機器61が送信を要求しているか確認することができる。外部機器61は、プリンタ1からの問い合わせを待つことで、送信要求をプリンタ1へ通知する必要がなくなり、処理負荷を軽減できる。
(6)また、CPU12は、図8に示す第3アップデート処理(又は第6アップデート処理)において、USB規格に準じたデータ通信により、GiveBack属性フラグの送信要求を外部機器61から受信した場合(S69:YES)、GiveBack属性フラグの送信を外部機器61が要求していると判断する。これによれば、外部機器61は、自装置の電力状態などに応じてGiveBack属性フラグを送信し情報を更新したくなった場合、送信要求をプリンタ1へ適宜送信することができる。GiveBack属性フラグの送信を迅速に実行できる。
(7)また、CPU12は、電力量Wを制限すると判断した場合(S77:YES、S79:YES)、制限を実行する前に、第4アップデート処理を実行しても良い(図9のS87)。これによれば、制限を実行する前に第4アップデート処理を実行することで、制限直前のGiveBack属性フラグの情報を確認できる。外部機器61の最新のGiveBack属性フラグの情報を確認した上で、電力量Wを制限できる。
(8)また、CPU12は、電力量Wを制限すると判断した場合(S77:YES、S79:YES)、S87において、電力量Wの制限を開始するまでの猶予時間を外部機器61へ送信する図11のS107の処理(送信処理の一例)を実行しても良い。CPU12は、猶予時間の経過に基づいて(S109:YES)、制限を実行しても良い。
これによれば、一定の猶予時間を外部機器61に与えた後、電力量Wを制限できる。外部機器61側において、電源の確保や機器の安全な停止など、猶予時間内に適切な対応を実行することができる。突然の電力量Wの制限による外部機器61の故障の発生を抑制できる。
(9)また、プリンタ1は、画像を形成する画像形成部16、画像読取部17(画像形成部の一例)を備える。CPU12は、画像形成部16等により画像形成を実行する場合(S77:YES)、電力量Wを制限すると判断する。
プリンタやスキャナなど、画像形成部を備える情報処理装置では、画像形成部による画像形成を実行する場合、消費電力が増加し、より多くの電力が必要となる。このため、画像形成部による画像形成を実行する場合に、電力量Wの制限を実行することで、画像形成に必要な電力を確保することができる。
(10)また、CPU12は、電力量Wを制限すると判断した場合であって、電力供給中にアップデート処理を実行しなかった場合、更新前のGiveBack属性フラグに基づいて電力量Wを制限しても良い。例えば、CPU12は、S35やS75のアップデート処理を実行する前に、停電の発生、消費電力量の大きいモードへの移行、画質のキャリブレーション処理の実行、画像形成ジョブJOBの受け付けなど、消費電力量の増加が発生する状態となった場合に、S23(供給前)に受信したGiveBack属性フラグや最小動作電流値に基づいて、電力量Wを制限しても良い。
これによれば、何らかの原因で、アップデート処理を実行せず、GiveBack属性フラグを更新することができない場合、更新前のGiveBack属性フラグに基づいて、電力量Wの制限を実行することができる。
(11)また、上記したように、CPU12は、アップデート処理を実行せずに電力量Wを制限する場合、更新前の最小動作電流値に基づいて、電力量Wを制限しても良い。これによれば、何らかの原因で、アップデート処理を実行せず、最小動作電流値を更新することができない場合、更新前の最小動作電流値に基づいて、制限する電力量Wを決定できる。
(14.変形例)
尚、本願は上記実施形態に限定されるものではなく、本願の趣旨を逸脱しない範囲内での種々の改良、変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態では、図3~図11に示す制御を、CPU12により実行したが、他の装置が実行しても良い。例えば、電力コントローラ25が、メモリ26のプログラムPGを実行することで、図3~図11に示す制御を実行しても良い。この場合、電力コントローラ25は、本願の制御部の一例である。プログラムPGは、本願のプログラムの一例である。
また、上記実施形態では、プリンタ1は、消費電力量を減らす省電力モードを備えたが、省電力モードを備えなくとも良い。
また、本願における電力量の制限とは、電力量を減らすことだけでなく、電力量をゼロにすることも含む概念である。
図3~図11に示すフローチャートの各処理の内容、順番等は、一例である。例えば、CPU12は、図9に示すS79を実行せず、S77で否定判断した場合(S77:NO)、S75を実行しても良い。従って、CPU12は、他の制限要因を判断せずに、画像形成ジョブJOBの受け付けのみを判断しても良い。
また、CPU12は、S35のアップデート処理において、GiveBack属性フラグと最小動作電流値の両方を更新したが、どちらか一方のみを更新しても良い。
また、CPU12は、例えば、図9の第2供給処理において、S75を実行せずに、S87で第4アップデート処理を実行しても良い。これにより、電力供給中の定期的な情報更新は、実行せず、制限が必要な場合(S77:YES、S79:YES)のみ、第4アップデート処理を実行してGiveBack属性フラグ等を更新できる。
また、CPU12は、例えば、図9の第2供給処理において、S75を実行せず、S87で猶予時間待ち処理を実行しても良い。これにより、電力供給を開始した後、GiveBack属性フラグの情報等の更新は、実行しないが、電力量Wを制限する前に、猶予時間を外部機器61に与えることができる。
また、CPU12は、S81でGiveBack属性フラグがONの場合に、猶予時間の通知、猶予時間の経過判断を実行し、猶予時間が経過した後、S83以降を実行しても良い。これにより、電力量Wの変更を外部機器61が許可している場合であっても、猶予時間の通知を実行できる。
また、上記実施形態では、CPU12は、1つの外部機器61に対して図3~図11に示す制御を実行し、GiveBack属性フラグの情報等の更新、電力量Wの制限などを実行した。しかしながら、CPU12は、複数の外部機器61を対象に、GiveBack属性フラグの情報等の更新や、更新後の情報に基づく電力量Wの制限を実行しても良い。
また、本願におけるインタフェースの通信規格は、USB PD規格の通信規格に限らず、電力の授受が可能な他の通信規格でもよい。このため、本願における第1及び第2の変更可否情報は、GiveBack属性フラグに限らず、各通信規格で規定される情報を用いても良い。同様に、本願における第1及び第2の最小電力量情報は、最小動作電流値に限らない。
また、上記実施形態では、本願の制御部として、CPU12を採用したが、これに限らない。例えば、制御部の少なくとも一部を、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの専用のハードウェアで構成してもよい。また、制御部は、例えばソフトウェアによる処理と、ハードウェアによる処理とを併用して動作する構成でもよい。
また、電源部27は、バッテリ31を備えない構成でもよい。
また、上記実施形態では、本願の情報処理装置として携帯型のプリンタ1を採用したが、これに限らない。本願の情報処理装置は、携帯型でない据え置き型のプリンタでも良く、プリンタに限らず、コピー装置、ファックス装置、スキャナ装置でも良い。また、本願の情報処理装置は、複数の機能を有する複合機でも良い。また、本願の情報処理装置は、電話回線を介して、他のファクシミリ装置との間でFAXデータの送受信を行うFAX通信部を備えても良い。また、本願の情報処理装置は、画像形成部16や画像読取部17を備える画像形成装置に限らない。例えば、情報処理装置としては、カメラ、ミシンなどの電力を供給可能なインタフェースを備える様々な電子機器を採用できる。
1 プリンタ(情報処理装置)、12 CPU(制御部)、16 画像形成部(画像形成部)、17 画像読取部(画像形成部)、19 USB接続部(インタフェース)、61 外部機器、W 電力量。

Claims (16)

  1. インタフェースと、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記インタフェースを介して所定の電力量の供給要求を示す電力プロファイルを、外部機器から受信する電力プロファイル受信処理と、
    前記インタフェースを介して前記外部機器へ供給する電力量の変更の可否を示す第1の変更可否情報であって、前記電力プロファイルと異なる第1の変更可否情報を、前記外部機器から受信する第1受信処理と、
    前記第1受信処理の後に前記インタフェースを介して前記外部機器へ電力を供給する電力供給処理と、
    前記電力供給処理の実行中において、前記インタフェースを介して前記外部機器へ前記第1の変更可否情報を更新するかを問い合わせる問合処理と、
    前記問合処理に応じて前記外部機器から送信される第2の変更可否情報であって、前記インタフェースを介して前記外部機器へ供給する電力量の変更の可否を示す第2の変更可否情報を受信する第2受信処理と、
    前記電力供給処理の実行中において、前記外部機器へ供給する電力量の制限の要否を判断する制限要否判断処理と、
    前記制限要否判断処理により前記外部機器へ供給する電力量を制限すると判断した場合であって、前記第2受信処理を実行した場合、前記第2の変更可否情報に基づいて、前記外部機器へ供給する電力量を制限する制限処理と、
    を実行する情報処理装置。
  2. 前記制御部は、
    前記第1受信処理において、前記外部機器が要求する電力量を示す情報である第1の最小電力量情報を、前記インタフェースを介して前記外部機器から受信し、
    前記第2受信処理において、前記外部機器が要求する電力量を示す情報である第2の最小電力量情報を、前記インタフェースを介して前記外部機器から受信し、
    前記制限処理において、前記第2の変更可否情報及び前記第2の最小電力量情報に基づいて、前記外部機器へ供給する電力量を制限する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御部は、
    前記第2受信処理において、USB PD(USB Power Delivery)規格で規定されたメッセージを用いて前記第2の変更可否情報を前記外部機器から受信する、請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御部は、
    前記問合処理を実行した後、前記第2の変更可否情報の送信を前記外部機器が要求しているか否かを判断する送信要求判断処理を実行し、
    前記送信要求判断処理により前記第2の変更可否情報の送信を前記外部機器が要求していると判断した場合、前記第2受信処理を実行する、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御部は、
    前記問合処理において、USB(Universal Serial Bus)規格に準じたデータ通信により、前記第2の変更可否情報の送信を前記外部機器が要求しているか問い合わせ、前記送信要求判断処理において、問い合わせた結果に基づいて、前記第2の変更可否情報の送信を前記外部機器が要求しているか否かを判断する、請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御部は、
    USB(Universal Serial Bus)規格に準じたデータ通信により、前記第2の変更可否情報の送信要求を前記外部機器から受信した場合、前記送信要求判断処理において前記第2の変更可否情報の送信を前記外部機器が要求していると判断する、請求項4又は請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記制御部は、
    前記制限要否判断処理により前記外部機器へ供給する電力量を制限すると判断した場合、前記制限処理を実行する前に、前記第2受信処理を実行する、請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記制御部は、
    前記制限要否判断処理により前記外部機器へ供給する電力量を制限すると判断した場合、前記外部機器へ供給する電力量の制限を開始するまでの猶予時間を示す情報を前記外部機器へ送信する送信処理を実行し、
    前記猶予時間の経過に基づいて前記制限処理を実行する、請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の情報処理装置。
  9. 画像を形成する画像形成部を、さらに備え、
    前記制御部は、
    前記画像形成部による画像形成を実行する場合、前記制限要否判断処理において前記外部機器へ供給する電力量を制限すると判断する、請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記制御部は、
    前記制限要否判断処理により前記外部機器へ供給する電力量を制限すると判断した場合であって、前記電力供給処理の実行中に前記第2受信処理を実行しなかった場合、前記制限処理において、前記第1の変更可否情報に基づいて前記外部機器へ供給する電力量を制限する、請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記制御部は、
    前記第1受信処理において、前記外部機器が要求する電力量を示す情報である第1の最小電力量情報を、前記インタフェースを介して前記外部機器から受信し、
    前記第2受信処理において、前記外部機器が要求する電力量を示す情報である第2の最小電力量情報を、前記インタフェースを介して前記外部機器から受信し、
    前記第2受信処理を実行しない場合、前記制限処理において、前記第1の変更可否情報及び前記第1の最小電力量情報に基づいて、前記外部機器へ供給する電力量を制限する、請求項1乃至請求項10の何れか1項に記載の情報処理装置。
  12. インタフェースと、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記インタフェースを介して所定の電力量の供給要求を示す電力プロファイルを、外部機器から受信する電力プロファイル受信処理と、
    前記インタフェースを介して前記外部機器へ供給する電力量の変更の可否を示す第1の変更可否情報であって、前記電力プロファイルと異なる第1の変更可否情報を、前記外部機器から受信する第1受信処理と、
    前記第1受信処理の後に前記インタフェースを介して前記外部機器へ電力を供給する電力供給処理と、
    前記電力供給処理の実行中において、前記外部機器へ供給する電力量の制限の要否を判断する制限要否判断処理と、
    前記制限要否判断処理により前記外部機器へ供給する電力量を制限すると判断した場合、前記電力供給処理の実行中において、前記インタフェースを介して前記外部機器へ前記第1の変更可否情報を更新するかを問い合わせる問合処理と、
    前記問合処理に応じて前記外部機器から送信される第2の変更可否情報であって、前記インタフェースを介して前記外部機器へ供給する電力量の変更の可否を示す第2の変更可否情報を受信する第2受信処理と、
    前記第2受信処理により受信した前記第2の変更可否情報に基づいて、前記外部機器へ供給する電力量を制限する制限処理と、
    を実行する情報処理装置。
  13. インタフェースと、制御部と、を備える情報処理装置の制御方法であって、
    前記インタフェースを介して所定の電力量の供給要求を示す電力プロファイルを、外部機器から受信する電力プロファイル受信工程と、
    前記インタフェースを介して前記外部機器へ供給する電力量の変更の可否を示す第1の変更可否情報であって、前記電力プロファイルと異なる第1の変更可否情報を、前記外部機器から受信する第1受信工程と、
    前記第1受信工程の後に前記インタフェースを介して前記外部機器へ電力を供給する電力供給工程と、
    前記電力供給工程の実行中において、前記インタフェースを介して前記外部機器へ前記第1の変更可否情報を更新するかを問い合わせる問合工程と、
    前記問合工程に応じて前記外部機器から送信される第2の変更可否情報であって、前記インタフェースを介して前記外部機器へ供給する電力量の変更の可否を示す第2の変更可否情報を受信する第2受信工程と、
    前記電力供給工程の実行中において、前記外部機器へ供給する電力量の制限の要否を判断する制限要否判断工程と、
    前記制限要否判断工程により前記外部機器へ供給する電力量を制限すると判断した場合であって、前記第2受信工程を実行した場合、前記第2の変更可否情報に基づいて、前記外部機器へ供給する電力量を制限する制限工程と、
    を含む、情報処理装置の制御方法。
  14. インタフェースと、制御部と、を備える情報処理装置の制御方法であって、
    前記インタフェースを介して所定の電力量の供給要求を示す電力プロファイルを、外部機器から受信する電力プロファイル受信工程と、
    前記インタフェースを介して前記外部機器へ供給する電力量の変更の可否を示す第1の変更可否情報であって、前記電力プロファイルと異なる第1の変更可否情報を、前記外部機器から受信する第1受信工程と、
    前記第1受信工程の後に前記インタフェースを介して前記外部機器へ電力を供給する電力供給工程と、
    前記電力供給工程の実行中において、前記外部機器へ供給する電力量の制限の要否を判断する制限要否判断工程と、
    前記制限要否判断工程により前記外部機器へ供給する電力量を制限すると判断した場合、前記電力供給工程の実行中において、前記インタフェースを介して前記外部機器へ前記第1の変更可否情報を更新するかを問い合わせる問合工程と、
    前記問合工程に応じて前記外部機器から送信される第2の変更可否情報であって、前記インタフェースを介して前記外部機器へ供給する電力量の変更の可否を示す第2の変更可否情報を受信する第2受信工程と、
    前記第2受信工程により受信した前記第2の変更可否情報に基づいて、前記外部機器へ供給する電力量を制限する制限工程と、
    を含む、情報処理装置の制御方法。
  15. インタフェースを備える情報処理装置の制御をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記インタフェースを介して所定の電力量の供給要求を示す電力プロファイルを、外部機器から受信する電力プロファイル受信処理と、
    前記インタフェースを介して前記外部機器へ供給する電力量の変更の可否を示す第1の変更可否情報であって、前記電力プロファイルと異なる第1の変更可否情報を、前記外部機器から受信する第1受信処理と、
    前記第1受信処理の後に前記インタフェースを介して前記外部機器へ電力を供給する電力供給処理と、
    前記電力供給処理の実行中において、前記インタフェースを介して前記外部機器へ前記第1の変更可否情報を更新するかを問い合わせる問合処理と、
    前記問合処理に応じて前記外部機器から送信される第2の変更可否情報であって、前記インタフェースを介して前記外部機器へ供給する電力量の変更の可否を示す第2の変更可否情報を受信する第2受信処理と、
    前記電力供給処理の実行中において、前記外部機器へ供給する電力量の制限の要否を判断する制限要否判断処理と、
    前記制限要否判断処理により前記外部機器へ供給する電力量を制限すると判断した場合であって、前記第2受信処理を実行した場合、前記第2の変更可否情報に基づいて、前記外部機器へ供給する電力量を制限する制限処理と、
    を実行させる、プログラム。
  16. インタフェースを備える情報処理装置の制御をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記インタフェースを介して所定の電力量の供給要求を示す電力プロファイルを、外部機器から受信する電力プロファイル受信処理と、
    前記インタフェースを介して前記外部機器へ供給する電力量の変更の可否を示す第1の変更可否情報であって、前記電力プロファイルと異なる第1の変更可否情報を、前記外部機器から受信する第1受信処理と、
    前記第1受信処理の後に前記インタフェースを介して前記外部機器へ電力を供給する電力供給処理と、
    前記電力供給処理の実行中において、前記外部機器へ供給する電力量の制限の要否を判断する制限要否判断処理と、
    前記制限要否判断処理により前記外部機器へ供給する電力量を制限すると判断した場合、前記電力供給処理の実行中において、前記インタフェースを介して前記外部機器へ前記第1の変更可否情報を更新するかを問い合わせる問合処理と、
    前記問合処理に応じて前記外部機器から送信される第2の変更可否情報であって、前記インタフェースを介して前記外部機器へ供給する電力量の変更の可否を示す第2の変更可否情報を受信する第2受信処理と、
    前記第2受信処理により受信した前記第2の変更可否情報に基づいて、前記外部機器へ供給する電力量を制限する制限処理と、
    を実行させる、プログラム。
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