JP7492841B2 - 化粧料添加剤およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、化粧料添加剤およびその製造方法に関する。
従来、アルミナ-シリカ系粒子を化粧料基剤に添加した化粧料組成物が知られている(例えば、下記特許文献1参照。)。
特開2019-172648号公報
近年、化粧料組成物(特に粉体配合物)には、それが肌に塗られたときに経時的に粉体が汗や皮脂などにより濡れて「てかる」こと(いわゆる、テカリ)を抑制できることが求められる。しかし、特許文献1に記載の化粧料組成物では、上記の要求を満足できない場合がある。
本発明は、テカリを抑制できる化粧料添加剤およびその製造方法を提供する。
本発明(1)は、中実のアルミノシリケート粒子と、前記アルミノシリケート粒子の表面を被覆する多孔質のシリカ被膜とを含む、化粧料添加剤を含む。
本発明(2)は、前記シリカ被膜は、シリカ系化合物の硬化物である、(1)に記載の化粧料添加剤を含む。
本発明(3)は、前記シリカ系化合物が、4官能オルガノシランのオリゴマーである、2)に記載の化粧料添加剤を含む。
本発明(4)は、前記4官能オルガノシランが、テトラメトキシシランである、(3)に記載の化粧料添加剤を含む。
本発明(5)は、略立方体形状を有する、(1)~(4)のいずれか一項に記載の化粧料添加剤を含む。
本発明(6)は、体積基準のメジアン径が、0.3μm以上、20μm以下である、(1)~(5)のいずれか一項に記載の化粧料添加剤を含む。
本発明(7)は、中実のアルミノシリケート粒子と、加水分解性のシリカ系化合物とを混合し、前記シリカ系化合物を加水分解して、多孔質のシリカ被膜を、前記アルミノシリケート粒子の表面に形成することにより得られる、化粧料添加剤を含む。
本発明(8)は、中実のアルミノシリケート粒子と、加水分解性のシリカ系化合物とを配合する工程と、前記シリカ系化合物を加水分解して、多孔質のシリカ被膜を、前記アルミノシリケート粒子の表面に形成する工程とを備える、化粧料添加剤の製造方法を含む。
本発明の製造方法により得られる本発明の化粧料添加剤を化粧料基剤に添加すれば、テカリを抑制できる化粧料を得ることができる。
図1は、実施例2の化粧料添加剤のSEM写真の画像処理図である。 図2は、実施例3の化粧料添加剤のSEM写真の画像処理図である。
本発明の化粧料添加剤は、アルミノシリケート粒子と、シリカ被膜とを含む。
アルミノシリケート粒子は、中実(無孔質)である。詳しくは、アルミノシリケート粒子は、多孔質ではなく、つまり、表面に連通する孔を有さず、さらには、内部においても独立する気泡(中空)などを有さない。すなわち、アルミノシリケート粒子は、中身がアルミノシリケートで詰まった粒子である。
アルミノシリケートは、アルミノケイ酸塩であって、ケイ酸塩(または二酸化ケイ素)においてケイ素の一部がアルミニウムにより置換されて(他の陽イオン成分の置換または陽イオン成分の導入を伴う)生ずる塩である。
アルミノシリケートにおいて、Alのモル数に対するSiOのモル数の比は、例えば、0.5以上、好ましくは、1超過であり、また、例えば、3以下、好ましくは、2以下である。Alのモル数に対するSiOのモル数の比は、蛍光X線分析法により測定される。
アルミノシリケート粒子の形状は、例えば、略立方体形状(図1参照)、略板状、略球状、略針状などが挙げられる。好ましくは、略立方体形状、略球形状が挙げられ、より好ましくは、略立方体形状が挙げられる。アルミノシリケート粒子が略立方体形状であれば、化粧料添加剤の形状を略立方体形状に容易にできる。
アルミノシリケート粒子は、例えば、一次粒子径を有しており、その平均値は、例えば、0.1μm以上、好ましくは、0.3μm以上であり、また、例えば、30μm以下、好ましくは、20μm以下、より好ましくは、10μm以下である。なお、アルミノシリケート粒子の形状が略立方体形状であれば、一辺の長さの平均値は、上記した一次粒子径の平均値に近似することができ、例えば、0.2μm以上、好ましくは、0.3μm以上であり、また、例えば、30μm以下、好ましくは、20μm以下、より好ましくは、10μm以下である。
アルミノシリケート粒子の一次粒子径および/または一辺の長さの平均値は、走査型電子顕微鏡(SEM)で測定される。なお、化粧料添加剤の後述する一次粒子径および/または一辺の長さの平均値も、走査型電子顕微鏡で測定される。
アルミノシリケート粒子は、上記した一次粒子径が凝集した二次粒子径を有することもできる。
一方、アルミノシリケート粒子の体積基準のメジアン径は、例えば、0.05μm以上、好ましくは、0.2μm以上、より好ましくは、0.3μm以上であり、また、例えば、30μm以下、好ましくは、10μm以下である。アルミノシリケート粒子の体積基準のメジアン径は、コールターカウンターで測定される。なお、後述する化粧料添加剤の体積基準のメジアン径も、コールターカウンターで測定される。
アルミノシリケート粒子の吸油量は、例えば、50mL/100g以下、さらには、45mL/100g以下、さらには、40mL/100g以下であり、また、例えば、10mL/100g以上である。アルミノシリケート粒子の吸油量は、JIS K 5102-13-2に準拠した亜麻仁油の吸油量として求められる。
シリカ被膜は、アルミノシリケート粒子の表面を被覆する。
シリカ被膜は、多孔質である。詳しくは、シリカ被膜は、中実ではなく、表面に連通する孔を複数有する。なお、シリカ被膜が多孔質であることは、例えば、シリカ被膜を含む化粧料添加剤のスクワレン吸収量(後述)が、アルミノシリケート粒子単体のスクワレン吸収量に対して、増大することによって確認される。また、シリカ被膜が多孔質であることは、窒素吸着法による比表面積測定によって、確認することもできる。
シリカ被膜のスクワレン吸収量は、例えば、100mL/100g以上、好ましくは、200mL/100g以上、より好ましくは、300mL/100g以上であり、また、例えば、600mL/100g以下である。シリカ被膜のスクワレン吸収量は、後述する実施例に記載の方法に従って、求められる。
シリカ被膜の厚みの平均値は、例えば、1nm以上、好ましくは、5nm以上であり、また、例えば、1,000nm以下、好ましくは、500nm以下である。なお、シリカ被膜の厚みは、アルミノシリケート粒子の表面と、シリカ被膜(化粧料添加剤)の表面との距離の平均値である。シリカ被膜の厚みの平均値は、シリカ被膜の質量から計算されるシリカ被膜の容積と、後述のシリカ被膜のスクワレン吸収容積との和を、アルミノシリケート粒子の表面積で除した計算値で与えられる。
シリカ被膜の材料は、平均組成式SiOで示されるシリカである。シリカは、例えば、シリカ系化合物の硬化物からなる。シリカ系化合物は、加水分解して、縮合反応して、シリカ系硬化物(シリカ系化合物の硬化物)を生成する。
シリカ系化合物は、加水分解性である。シリカ系化合物としては、例えば、ケイ酸塩(ケイ酸ナトリウムなど)、オルガノシラン系化合物などが挙げられる。これらは、単独使用または併用できる。好ましくは、製造方法を簡便にする観点から、オルガノシラン系化合物が挙げられる。
オルガノシラン系化合物としては、例えば、触媒存在下で、加水分解できる加水分解基を有する。加水分解基としては、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、sec-ブトキシ、tert-ブトキシなどの、炭素数1以上、4以下のアルコキシ基などが挙げられる。好ましくは、炭素数1以上、2以下のアルコキシ基が挙げられ、具体的には、メトキシ、エトキシが挙げられ、より好ましくは、メトキシが挙げられる。
オルガノシラン系化合物としては、例えば、アルコキシシラン、アルコキシシランのオリゴマーが挙げられる。好ましくは、アルコキシシランのオリゴマーが挙げられる。
アルコキシシランとしては、例えば、4官能オルガノシランが挙げられる。4官能オルガノシランとしては、例えば、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラプロポキシシラン、テトライソプロポキシシラン、テトラブトキシシラン、テトラ-sec-ブトキシシラン、テトラ-tert-ブトキシシランなどの、炭素数が1以上、4以下のアルコキシ部分を有するテトラアルコキシシランが挙げられる。好ましくは、炭素数が1以上、2以下のアルコキシ部分を有するテトラアルコキシシランが挙げられ、より好ましくは、テトラメトキシシランが挙げられる。
アルコキシシランのオリゴマーとしては、例えば、4官能オルガノシランのオリゴマーが挙げられる。4官能オルガノシランのオリゴマーにおける4官能オルガノシランとしては、上記した4官能オルガノシランが挙げられる。具体的には、4官能オルガノシランのオリゴマーとしては、例えば、上記したテトラアルコキシシランのホモ縮合オリゴマーおよび共縮合オリゴマーが挙げられ、好ましくは、加水分解して縮合する時の質量減少を小さくし、反応速度を高くする観点から、テトラメトキシシラン、テトラエトシシランのホモ縮合オリゴマーおよび共縮合オリゴマーが挙げられ、より好ましくは、反応速度が速く、皮脂吸収量(スクワレン吸収量)が高い多孔質のシリカ被膜を得る観点から、テトラメトキシシランのホモ縮合オリゴマーが挙げられる。オリゴマーの平均重合度は、例えば、3以上、好ましくは、4以上であり、また、例えば、15以下、好ましくは、10以下である。
アルコキシシランのオリゴマーは、市販品が用いられ、例えば、シリケートオリゴマーシリーズで市販される製品名「メチルシリケート」(コルコート社製または三菱ケミカル社製)などが例示される。
シリカ被膜の質量部数は、アルミノシリケート粒子100質量部に対して、例えば、0.1質量部以上、好ましくは、0.5質量部以上、より好ましくは、1質量部以上であり、また、例えば、20質量部以下、好ましくは、10質量部以下、より好ましくは、5質量部以下である。
化粧料添加剤におけるシリカ被膜の割合は、例えば、0.1質量%以上、好ましくは、0.5質量%以上、より好ましくは、1質量%以上であり、また、例えば、20質量%以下、好ましくは、10質量%以下、より好ましくは、5質量%以下である。
シリカ被膜の質量部数および/または割合が上記した下限以上であれば、テカリをより一層確実に抑制できる。シリカ被膜の質量部数および/または割合が上記した上限以下であれば、その他に配合される化粧料基材、化粧料添加剤の特性および/または役割を損なわず、化粧料組成物(化粧料)におけるバランスのよい配合とすることができる。
この化粧料添加剤は、粒子形状を有する。具体的には、化粧料添加剤の形状としては、例えば、略立方体形状、略板状、略球状、略針状などが挙げられる。好ましくは、略立方体形状、略球形状が挙げられ、より好ましくは、化粧料添加剤が化粧料に添加されたとき、かかる化粧料が肌に塗られたときの密着性や良好な伸びやすさの観点から、略立方体形状が挙げられる。
また、化粧料添加剤は、例えば、一次粒子径を有しており、その平均値は、例えば、0.3μm以上、好ましくは、0.5μm以上であり、また、例えば、50μm以下、好ましくは、30μm以下、より好ましくは、15μm以下である。なお、化粧料添加剤の形状が略立方体形状(図1参照)であれば、一辺の長さの平均値は、上記した一次粒子径の平均値に近似することができ、例えば、0.3μm以上、好ましくは、0.5μm以上であり、また、例えば、50μm以下、好ましくは、30μm以下、より好ましくは、15μm以下である。
一次粒子径および/または一辺の長さの平均値が上記した下限以上であれば、可視光を散乱し、ソフトフォーカス性を付与できる。一次粒子径および/または一辺の長さの平均値が上記した上限以下であれば、化粧料に適する化粧料添加剤とすることができる。
化粧料添加剤は、上記した一次粒子径が凝集した二次粒子径を有することもできる。
一方、化粧料添加剤の体積基準のメジアン径(D50)は、例えば、0.1μm以上、好ましくは、0.25μm以上、より好ましくは、0.3μm以上であり、また、例えば、50μm以下、好ましくは、30μm以下、より好ましくは、20μm以下である。化粧料添加剤の体積基準のメジアン径(D50)が上記した下限以上であれば、光散乱効果によるソフトフォーカス性を付与できる。化粧料添加剤の体積基準のメジアン径(D50)が上記した上限以下であれば、化粧料が塗布される厚み以下にすることができる。
化粧料添加剤の見掛け比重は、0.5g/cm以上、好ましくは、0.6g/cm以上であり、また、例えば、1.3g/cm以下、好ましくは、1.0g/cm以下である。
化粧料添加剤の屈折率は、例えば、1.3以上、好ましくは、1.4以上であり、また、例えば、1.7以下、好ましくは、1.6以下である。
次に、化粧料添加剤の製造方法を説明する。この製造方法は、中実のアルミノシリケート粒子と、加水分解性のシリカ系化合物とを配合する第1工程と、シリカ系化合物を加水分解して、多孔質のシリカ被膜を、アルミノシリケート粒子の表面に形成する第2工程とを備える。
第1工程では、アルミノシリケート粒子を準備する。なお、このアルミノシリケート粒子のスクワレン吸収量は、例えば、100mL/100g以下、さらには、80mL/100g以下、さらには、60mL/100g以下であり、また、例えば、10mL/100g以上である。アルミノシリケート粒子のスクワレン吸収量の求め方は、後述する実施例に記載される。
アルミノシリケート粒子として、市販品を用いることができる。例えば、略立方体形状のアルミノシリケート粒子として、オベールARシリーズが挙げられ、例えば、略球形状のアルミノシリケート粒子として、オベールCRシリーズが挙げられる。
また、アルミノシリケート粒子を公知の方法に従って得ることができ、例えば、特開2019-172648号公報に記載される製造方法に準拠して得られる。
別途、シリカ系化合物として、シリカ原料を調製する。加水分解性のシリカ系化合物がオルガノシラン系化合物であれば、オルガノシラン系化合物および触媒を含むオルガノシラン組成物をシリカ原料として調製する。一方、シリカ系化合物がケイ酸塩である場合には、ケイ酸塩、触媒および水を含むケイ酸塩水溶液をシリカ原料として調製する。
オルガノシラン組成物における触媒としては、例えば、チタンアルコキシド、ジルコニウムアルコキシド、錫アルコキシド、アルミニウムアルコキシドなどの金属アルコキシド、例えば、チタンアセチルアセトネート、チタンテトラアセチルアセトネート、チタンアルキルアセトネート、ジルコニウムテトラアセチルアセトネートなどのキレート化金属などが挙げられる。
金属アルコキシドとしては、例えば、チタンアルコキシドなどが挙げられ、好ましくは、チタンテトラn-ブトキシドが挙げられる。触媒は、市販品が用いられ、例えば、D-25(信越化学工業社製)などが用いられる。触媒の配合部数は、オルガノシラン系化合物100質量部に対して、例えば、1質量部以上、好ましくは、3質量部以上、より好ましくは、5質量部以上であり、また、例えば、25質量部以下、好ましくは、15質量部以下、より好ましくは、10質量部以下である。
オルガノシラン組成物は、さらに、有機溶剤を含んでもよい。有機溶剤は、特に限定されず、例えば、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル系溶剤、例えば、アルコール系溶剤、グリコールエーテル系溶剤、ケトン系溶剤、パラフィン系溶剤、ナフテン系溶剤、芳香族系溶剤などが挙げられる。好ましくは、エステル系溶剤が挙げられる。オルガノシラン組成物の硬化時の固形分量が、例えば、80質量%以下、好ましくは、60質量%以下、より好ましくは、40質量%以下となり、また、例えば、10質量%以上、好ましくは、20質量%以上、より好ましくは、30質量%以上となるように、有機溶剤がオルガノシラン組成物に含有される。
ケイ酸塩水溶液における触媒としては、例えば、酸が挙げられる。酸としては、例えば、硫酸、塩酸などの無機酸が挙げられる。ケイ酸塩においてケイ酸ナトリウムにおける酸化ナトリウムに対する、酸の当量比が、例えば、0.8以上、1.2以下となるように、酸をケイ酸塩に対して配合する。
また、ケイ酸塩の硬化時の固形分量が、例えば、80質量%以下、好ましくは、60質量%以下となり、また、例えば、10質量%以上、好ましくは、20質量%以上、となるように、水がケイ酸塩水溶液に含有される。
次いで、第1工程では、アルミノシリケート粒子と、ケイ酸原料(オルガノシラン組成物またはケイ酸塩水溶液)とを配合する。具体的には、アルミノシリケート粒子にケイ酸原料を配合する。より具体的には、ケイ酸原料を、例えば、常温(25℃)で、混合する。具体的には、アルミノシリケート粒子とケイ酸原料とを、例えば、1分以上、好ましくは、3分以上、また、例えば、60分以下、好ましくは、20分以下、攪拌する。
アルミノシリケート粒子と、ケイ酸原料との配合量は、アルミノシリケート粒子100質量部に対する上記したシリカ被膜の質量部数となるように、適宜配合される。
その後、第2工程では、まず、アルミノシリケート粒子とケイ酸原料との混合物を静置することができる。混合物を静置することにより、ケイ酸原料が常温硬化して、アルミノシリケート粒子の表面をシリカ被膜で被覆することができる。静置時間は、例えば、1時間以上、好ましくは、10時間以上であり、また、例えば、72時間以下、好ましくは、48時間以下である。静置温度は、例えば、室温(25℃)である。
その後、第2工程では、必要により、ケイ酸原料を加熱する。
加熱温度は、例えば、50℃以上、好ましくは、60℃以上、より好ましくは、70℃以上であり、また、例えば、110℃以下、好ましくは、100℃以下、より好ましくは、90℃以下である。
加熱時間は、例えば、15分以上、好ましくは、1時間以上、より好ましくは、2時間以上であり、また、例えば、24時間以下、好ましくは、10時間以下である。
第2工程では、有機溶剤または水が除去されるとともに、シリカ系化合物(オルガノシラン系化合物またはケイ酸塩)が加水分解(硬化)して、多孔質のシリカ被膜を、アルミノシリケート粒子の表面に形成する。つまり、シリカ被膜が、アルミノシリケート粒子の表面を被覆した状態で、形成される。
これによって、アルミノシリケート粒子と、シリカ被膜とを含む化粧料添加剤が得られる。
なお、シリカ被膜は、アルミノシリケート粒子の表面の全部を被覆しても、または、アルミノシリケート粒子の表面を部分的に被覆してもよい。
その後、化粧料添加剤は、シリカ被膜がバインダーとして作用することにより、化粧料添加剤が凝集して、二次粒子を形成している場合には、上記した凝集を解消するために、解砕により、凝集状態を解消させる。具体的には、ジェットミル、アトマイザーなどによって、化粧料添加剤を解砕する。これにより、一次粒子径を主として含む化粧料添加剤が得られる。
化粧料添加剤のスクワレン吸収量は、特に限定されないが、上記した製造方法では、スクワレン吸収量が低い中実のアルミノシリケート粒子を、スクワレン吸収量が高い多孔質シリカ被膜で被覆することによって、出発原料であるアルミノシリケート粒子のスクワレン吸収量に対して、化粧料添加剤のスクワレン吸収量が増大されている。
このようにして得られた化粧料添加剤は、テカリの抑制が要求される化粧料基剤に添加されて、化粧料として使用される。
化粧料添加剤の割合は、化粧料組成物(化粧料組成物)において、例えば、0.1質量%以上、好ましくは、1質量%以上、より好ましくは、2質量%以上、さらに好ましくは、5質量%以上であり、また、例えば、30質量%以下、好ましくは、25質量%以下、より好ましくは、20質量%以下、さらに好ましくは、15質量%以下である。
化粧料基剤としては、特に限定されず、例えば、シリカ、セリサイト、タルク、マイカ、窒化ホウ素、酸化チタン、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化亜鉛、酸化アルミニウムなどの無機粉体などが挙げられる。化粧料基剤の割合は、化粧料の用途および目的によって、適宜設定される。
また、化粧料(化粧料組成物)は、他の添加剤をさらに含有することができる。他の添加剤としては、例えば、パラメトキシケイ皮酸オクチルなどの紫外線吸収剤、例えば、酢酸トコフェロールなどの酸化防止剤、例えば、植物性スクワラン、メチルポリシロキサンなどの油剤などが挙げられる。他の添加剤の割合は、化粧料の用途および目的によって、適宜設定される。
なお、化粧料基剤およびその他の添加剤は、例えば、特開2019-131482号公報、特開平11-49637号公報、特開2017-1997号公報、特開2018-199660号公報などに記載されるものを例示することもできる。
化粧料は、テカリ抑制性能を有する化粧料であって、かかる化粧料としては、例えば、例えば、ファンデーション(ルースファンデーション、プレストファンデーション)、コンシーラー、頬紅、白粉(おしろい、ルースパウダー、プレストパウダー)、コントロールカラー、下地料、BBクリーム、アイカラー、口紅などのメイクアップ化粧料、例えば、乳液、クリーム、美容液、デイクリームなどのスキンケア化粧料などが挙げられることができる。化粧料添加剤が添加された化粧料は、化粧料組成物として調製される。
そして、この化粧料添加剤を化粧料基剤に添加すれば、テカリを抑制できる化粧料を得ることができる。
この化粧料添加剤では、多孔質のシリカ被膜が、アルミノシリケート粒子の表面を被覆するので、スクワレン吸収量を増大できる。スクワレンは、皮脂の一例である。
スクワレン吸収量の増大に基づいて、化粧料のテカリを抑制できると予想される。なお、テカリは、肌から分泌される皮脂による経時的な濡れの程度によって起こる視覚的現象である。
化粧料添加剤100質量部に対するスクワレンの吸収量は、例えば、60質量部以上、好ましくは、65質量部以上であり、また、例えば、200質量部以下である。化粧料添加剤のスクワレンの吸収量が上記した下限以上であれば、肌から分泌される皮脂による経時的な濡れを有効に抑制できる。つまり、テカリを有効に抑制できる。なお、スクワレンの吸収量の測定方法は、後の実施例で詳述する。
また、この化粧料添加剤は、アルミノシリケート粒子の表面を被覆するシリカ被膜を含むため、アルミノシリケート粒子に比べて、ヘイズが高い。そのため、この化粧料添加剤のソフトフォーカス性に優れる。
以下、製造例、処方例、調製例および実施例に基づいて本発明を説明する。但し、これらの例は、本発明の理解を容易にするための例示であり、本発明はこれらに何ら限定されるものはない。また以下において、特に言及しない限り、「%」は「質量%」を、「部」は「質量部」を意味するものとする。
また、以下の記載において用いられる配合割合(含有割合)、物性値、パラメータなどの具体的数値は、上記の「発明を実施するための形態」において記載されている、それらに対応する配合割合(含有割合)、物性値、パラメータなど該当記載の上限値(「以下」、「未満」として定義されている数値)または下限値(「以上」、「超過」として定義されている数値)に代替することができる。
<アルミノシリケート粒子の製造>
製造例1
特開2019-172648号公報の製造例1に従って、体積基準のメジアン径が1.8μm、吸油量33g/100mlであるアルミノシリケート粒子Aを製造した。
製造例2
特開2019-172648号公報の製造例2に従って体積基準のメジアン径が2.5μm、吸油量32g/100mlであるアルミノシリケート粒子Bを製造した。
製造例3
特開2019-172648号公報の製造例3に従って体積基準のメジアン径が10.3μm、吸油量30g/100mlであるアルミノシリケート粒子Cを製造した。
なお、吸油量は、JIS K 5102-13-2に準拠した亜麻仁油の吸油量である。また、アルミノシリケート粒子A~アルミノシリケート粒子Cは、いずれも、立方体形状を有しており、Alのモル数に対するSiOのモル数の比が2であった。
<化粧料添加剤の製造>
まず、各実施例および各比較例で用いた原料を記載する。
・MKCシリケートMS56:テトラメトキシシランのオリゴマー(オルガノシラン系化合物)、SiO量56±1.0%、三菱ケミカル社製
・メチルシリケート51:テトラメトキシシランのオリゴマー(オルガノシラン系化合物)、平均重合度:4、SiO量51±0.3%、コルコート社製
・D-25:チタンテトラn-ブトキシド(触媒)、信越化学工業社製
・酢酸エチル:エステル系溶剤(有機溶剤)、富士フィルム和光純薬社製
・アルミノシリケート粒子A:製造例1により製造
・アルミノシリケート粒子B:製造例2により製造
・アルミノシリケート粒子C:製造例3により製造
実施例1
500mlガラス容器に、MKCシリケートMS56 35.0g、D-25 2.6g、酢酸エチル 18.3gを配合し、マグネチックスターラーを用いて、常温で20分間撹拌して、メチルシリケート組成物55.9gを調製した。メチルシリケート組成物の硬化時の質量減少率は63.9%である(硬化後の質量が硬化前の液質量の36.1%になる)。
アルミノシリケート粒子A 200gとメチルシリケート組成物11.2gとを混合した。具体的には、アルミノシリケート粒子Aを撹拌機(カワタ社製スーパーミキサー・ピッコロ)に仕込み、1000rpmで撹拌しながら、メチルシリケート組成物を5分かけて滴下し、さらに、5分間撹拌を継続して均一になるまで混合した。常温で12時間静置後、80℃で3時間加熱して、メチルシリケート組成物中のオルガノシラン組成物を硬化させた。さらにジェットミル(セイシン企業社製A-Oジェットミル)解砕し、化粧料添加剤を得た。
なお、化粧料添加剤では、アルミノシリケート粒子A100部に対して、2部のシリカ被膜が形成された。
実施例2~9
表1に記載の処方に従って、配合を変更した以外は、実施例1にと同様に処理して、化粧料添加剤を得た。
比較例1~3
アルミノシリケート粒子A~Cのそれぞれをそのまま比較例1~3のそれぞれの化粧料添加剤とした。
評価
各実施例および比較例の化粧料添加剤について、下記の物性を測定し、また、評価を実施した。それらの結果を表1~表4に示す。
(1)走査型電子顕微鏡による形状の観察と長さの測定
走査型電子顕微鏡(JEOL日本電子株式会社製 JSM-6510LA)で化粧料添加剤の写真を撮影し、得られた二次元の写真画像から、化粧料添加剤の形状を観察した。全ての実施例および比較例の化粧料添加剤の形状は、いずれも、立方体であった。代表として、実施例2の化粧料添加剤のSEM写真、および、実施例3の化粧料添加剤のSEM写真のそれぞれを、図1および図2のそれぞれに示す。
(2)スクワレンの吸収量
化粧料添加剤20gを精秤した。スクワレン(皮脂の代表例)を化粧料添加剤に少量ずつ加え、ヘラを用いて練り合わせながら化粧料添加剤の状態を観察し、ばらばらと崩れる状態から、一つのパテ状の塊になる点を見出し、その時点のスクワレン量を求め、化粧料添加剤100gに対するスクワレンの吸収量(mL)とした。
(3)ソフトフォーカス性
化粧料添加剤と、シリコーンオイル(信越化学製KF-96-1000CS、屈折率1.40)とを、質量比1:9の割合で混合し、PETシート上に,バーコーター(No.9)を用いて厚さ約20μmの塗膜を作製した。
ソフトフォーカス性は、ASTM D1003に準拠し、Hazeメーター(BYKガードナー社製 Haze-gard plus(東洋精機製作所))で塗膜のヘイズ(曇度)を測定した。
(4)テカリ(化粧料組成物の調製)
表2に記載に従って、実施例1~3および比較例1~3のそれぞれの化粧料添加剤を化粧料基剤に配合し、次いで、他の添加剤を配合して、化粧料組成物としてのプレストファンデーションを調製した(調製例A-1~比較調製例A-3)。
配合処方を表3に従った以外は、上記と同様にして、化粧料組成物としてのプレストパウダーを調製した(調製例B-1~比較調製例B-3)。
配合処方を表4に従い、また、他の添加剤を配合しなかった以外は、上記と同様にして、化粧料組成物としてのルースパウダーを調製した(調製例C-1~比較調製例C-3)。
各化粧料組成物のテカリを、以下の方法で評価した。
各化粧料組成物を化粧品専門パネラー10名のそれぞれに塗布し、「6時間後のテカリにくさ」により評価した。
○:10名中8名以上が、テカリにくいと感じた
×:10名中7名以下が、テカリにくいと感じた
(5)シリカ被膜におけるスクワレン吸収量の算出
実施例1のシリカ被膜におけるスクワレン吸収量Aを以下の方法で求めた。
比較例1(つまり、実施例1の出発原料であるアルミノシリケート粒子)のスクワレンの吸収量が54.2ml/100gである。一方、実施例1の化粧料添加剤のスクワレン吸収量が62.5ml/100gである。他方、実施例1のシリカ被膜の質量数が2.02gである。
次に、シリカ被膜のスクワレン吸収量Aを求める。まず、シリカ被膜のスクワレン吸収量をAml/100gとする。すると、次式が導かれる。
[アルミノシリケート粒子のスクワレン吸収量]×[アルミノシリケート粒子の割合]+[シリカ被膜のスクワレン吸収量]×[シリカ被膜の割合]=[化粧料添加剤のスクワレン吸収量]
54.2×(100/102.02)+A×(2.02/100)=62.5
A=(62.5-54.2×0.980)÷0.0202=464[mL/100g]
実施例2~9のそれぞれのシリカ被膜のスクワレン吸収量Aについても、実施例1と同様にして求めた。なお、実施例4~6のアルミノシリケート100gに対するシリカ被膜の質量は4.04gであり、これが上記式に代入される。
(6)スクワレン吸収時におけるシリカ被膜の厚みの算出
表1に記載の通り、スクワレン吸収時のシリカ被膜の厚みcを以下の通り算出した。
メジアン径dcmの立方体形状のすべてのアルミナシリケート粒子のそれぞれの一辺の長さがdcmと仮定すれば、1個のアルミノシリケート粒子の体積は、dcmである。アルミナシリケート粒子の真比重が2g/cmなので、単位g中のアルミノシリケート粒子の個数は、{1/[2g/cm]}×{[1個]/[dcm]}=1/[2d](個/g)となる。一方、アルミノシリケート粒子1個の表面積は、一辺の長さがdcmの立方体(正六面体)であることから、6×d(cm)、つまり、6d(cm)である。すると、単位gのアルミノシリケート粒子の表面積は、1/[2d](個/g)×6d(cm)=[3/d](cm/g)となる。シリカ被膜の密度を1cm/gと仮定すると、単位gのアルミノシリケート粒子を被覆したシリカ被膜0.0202gが多孔質でない(中実である)と仮定した場合の厚みBは次のように計算される。
上記[3/d]cmのdに、一辺の長さ1.8μm(=1.8×10-4cm)を代入すれば、一辺の長さ1.8μmのアルミノシリケート粒子の単位gの表面積が、
[3/(1.8×10-4)]cm=1.67×10cm として得られる。
単位gのアルミノシリケート粒子に対するシリカ被膜の厚みbは、
[0.0202cm]/[1.67×10cm]=0.012×10-4cm=12nm として求められる。
シリカ被膜がスクワレンを吸収するとき、シリカ被膜におけるスクワレン吸収量計算値aだけシリカ被膜の厚みが厚くなることから、上記で計算したシリカ被膜におけるスクワレン吸収量計算値a、シリカ被膜の厚みbから、スクワレン吸収時のシリカ被膜の厚みcは、次式で与えられる。
c=b×(a/100+1)
実施例2~9のそれぞれのシリカ被膜の厚みについても、実施例1と同様にして求めた。
Figure 0007492841000001
Figure 0007492841000002
Figure 0007492841000003
Figure 0007492841000004

Claims (9)

  1. 中実のアルミノシリケート粒子と、
    前記アルミノシリケート粒子の表面を被覆する多孔質のシリカ被膜と
    を含み、
    前記シリカ被膜は、シリカ系化合物の硬化物であり、
    前記シリカ系化合物が、4官能オルガノシランのオリゴマーであることを特徴とする、化粧料添加剤。
  2. 前記4官能オルガノシランが、テトラメトキシシランであることを特徴とする、請求項に記載の化粧料添加剤。
  3. 前記シリカ被膜のスクワレン吸収量は、100mL/100g以上600mL/100g以下であり、
    前記アルミノシリケート粒子100質量部に対する前記シリカ被膜の質量部数は、1質量部以上5質量部以下であることを特徴とする、請求項1または2に記載の化粧料添加剤。
  4. 略立方体形状を有することを特徴とする、請求項1~のいずれか一項に記載の化粧料添加剤。
  5. 体積基準のメジアン径が、0.3μm以上、20μm以下であることを特徴とする、請求項1~のいずれか一項に記載の化粧料添加剤。
  6. 中実のアルミノシリケート粒子と、加水分解性のシリカ系化合物とを混合し、前記シリカ系化合物を加水分解して、多孔質のシリカ被膜を、前記アルミノシリケート粒子の表面に形成することにより得られる化粧料添加剤であって、
    前記シリカ被膜は、シリカ系化合物の硬化物であり、
    前記シリカ系化合物が、4官能オルガノシランのオリゴマーであることを特徴とする、化粧料添加剤。
  7. 前記シリカ被膜のスクワレン吸収量は、100mL/100g以上600mL/100g以下であり、
    前記アルミノシリケート粒子100質量部に対する前記シリカ被膜の質量部数は、1質量部以上5質量部以下であることを特徴とする、請求項6に記載の化粧料添加剤。
  8. 中実のアルミノシリケート粒子と、加水分解性のシリカ系化合物とを配合する工程と、
    前記シリカ系化合物を加水分解して、多孔質のシリカ被膜を、前記アルミノシリケート粒子の表面に形成する工程と
    を備える化粧料添加剤の製造方法であって、
    前記シリカ被膜は、シリカ系化合物の硬化物であり、
    前記シリカ系化合物が、4官能オルガノシランのオリゴマーであることを特徴とする、化粧料添加剤の製造方法。
  9. 前記シリカ被膜のスクワレン吸収量は、100mL/100g以上600mL/100g以下であり、
    前記アルミノシリケート粒子100質量部に対する前記シリカ被膜の質量部数は、1質量部以上5質量部以下であることを特徴とする、請求項8に記載の化粧料添加剤の製造方法。
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