JP7491868B2 - 作用力演算装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、作用力演算装置及びプログラムに係り、特に、タイヤに作用する作用力を演算する作用力演算装置及びプログラムに関する。
従来より、特許文献1には、回転装置が、回転体と一体回転するセンサロータ、及び、固定体側に設けられ当該センサロータを検出対象とする第一のセンサ及び第二のセンサを有するセンサ部と、センサ部から出力される信号を処理する処理装置と、を備え、処理装置は、第一のセンサと第二のセンサの位相差よりセンサ変位を求め、作用力に変換する技術が開示されている。
特開2020-85840号公報
上記特許文献1では、横力、輪荷重変化のいずれの作用力によっても上記位相差を生じる。特に輪荷重変化が大きくなると、他軸感度による影響で、輪荷重変化によるx軸回りのモーメントが大きくなり、横力を正しく算出することができない、という問題があった。z軸回りのモーメントに関しても、輪荷重変化によるロールステアによりz軸回りのモーメントを生じ、他軸感度による影響を生じる問題があった。
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたもので、タイヤに作用する作用力を精度よく演算することができる作用力演算装置及びプログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明に係る作用力演算装置は、固定体、及び前記固定体の中心線回りに回転する回転体を有するタイヤに作用する横力又は前記タイヤの鉛直軸回りのモーメントを演算する作用力演算装置であって、前記回転体と一体回転するセンサロータ、及び前記固定体側に設けられ、かつ前記センサロータを検出対象とする複数のセンサを有するセンサ部と、前記タイヤの輪荷重を検出する検出部と、前記センサ部から出力される信号を処理する処理部と、を備え、前記処理部は、前記センサ部から出力される信号を、前記横力又は前記モーメントに変換する変換部と、前記検出部によって検出された前記タイヤの輪荷重に応じて、前記横力又は前記モーメントを補正する補正部と、を含んで構成されている。
また、本発明に係るプログラムは、固定体、及び前記固定体の中心線回りに回転する回転体を有するタイヤに作用する横力又は前記タイヤの鉛直軸回りのモーメントを演算するためのプログラムであって、前記回転体と一体回転するセンサロータ、及び前記固定体側に設けられ、かつ前記センサロータを検出対象とする複数のセンサを有するセンサ部と、前記タイヤの輪荷重を検出する検出部と、を備えたコンピュータを、前記センサ部から出力される信号を、前記横力又は前記モーメントに変換する変換部、及び前記検出部によって検出された前記タイヤの輪荷重に応じて、前記横力又は前記モーメントを補正する補正部として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、センサ部の複数のセンサによって信号を出力する。検出部によって、タイヤの輪荷重を検出する。
そして、変換部によって、前記センサ部から出力される信号を、前記横力又は前記モーメントに変換する。補正部によって、前記検出部によって検出された前記タイヤの輪荷重に応じて、前記横力又は前記モーメントを補正する。
このように、センサロータを検出対象とする複数のセンサから出力される信号を、前記横力又は前記モーメントに変換し、検出された前記タイヤの輪荷重に応じて、前記横力又は前記モーメントを補正することにより、タイヤに作用する作用力を精度よく演算することができる。
以上説明したように、本発明の作用力演算装置及びプログラムによれば、タイヤに作用する作用力を精度よく演算することができる、という効果が得られる。
本発明の第1の実施の形態に係るタイヤの内部構成を示す正面図である。 タイヤ横力が作用しているときのハブシャフトの変位を説明するための図である。 輪荷重が変動しているときのハブシャフトの変位を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態に係るタイヤのハブユニットの構成を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るタイヤのセンサ部を軸方向から見た図である。 本発明の第1の実施の形態に係る作用力演算装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る作用力演算装置の詳細な構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る作用力演算装置の横力を補正する部分の詳細な構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る作用力演算装置における作用力演算処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 高μ路及び低μ路の旋回外輪におけるモーメントの計測値を示すグラフである。 本発明の第2の実施の形態に係る作用力演算装置の横力を補正する部分の詳細な構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る作用力演算装置における作用力演算処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る作用力演算装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係る作用力演算装置の横力を補正する部分の詳細な構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係る作用力演算装置における作用力演算処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
<本発明の実施の形態の概要>
図1は、タイヤ10のセンサロータ12とセンサ14、計測対象である横力F、z軸回りのモーメントM、および計測対象外の作用力である輪荷重Fを示している。図2は、タイヤ横力F作用時のモーメントMによりハブシャフト16が上部に移動している様子を示しており、手前のセンサ14はセンサロータ12の回転の位相遅れを検出し、手前のセンサ14と反対側にある奥側のセンサ14は回転の位相の進みを検出する。この2つの位相差よりセンサ14の変位を求め、作用力に変換する。
上記特許文献1に記載のタイヤの問題点は、他軸感度による影響が大きいことである。図2は、タイヤ横力作用時のハブシャフト16の変位を表し、図3は静止状態からの輪荷重変化によるハブシャフト16の変位を表している。すなわち、タイヤは横力、輪荷重変化のいずれの作用力によっても上記位相差を生じる。特に輪荷重変化が大きくなるとx軸回りのモーメントMが大きくなり、横力Fを正しく算出することができない、という他軸感度の問題があった。モーメントMに関しても、輪荷重変化ΔFによるロールステアによりz軸回りのモーメントを生じ、同様の他軸感度を生じる、という問題があった。
そこで、本発明の実施の形態では、他軸感度要因である輪荷重を検出して補正係数を参照し、横力F、モーメントMの変換値を補正して検出精度を高める。もしくは、輪荷重が閾値以上の時に横力F、モーメントMの変換値を補正し、検出精度を高めることを目的とする。
[第1の実施の形態]
<作用力演算装置の構成>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る作用力演算装置を備えたタイヤの内部構成を示す正面図である。図1において、本実施の形態に係るタイヤ10は、センサロータ12と、センサ14と、ハブシャフト16とを備えている。
また、図4は、タイヤ10のハブユニット(車輪用軸受装置)の一例を示す断面図である。タイヤ10のハブユニットは、ハブシャフト16と、ハブシャフト16の一部の径方向外方に設けられた筒状の外輪(外輪部材)11と、転動体である玉13とを備える。このハブユニットにおいて、外輪11の中心線Cに沿った方向を「軸方向」と称する。ここでは、「軸方向」に、中心線Cに平行な方向も含まれるものとする。中心線Cに直交する方向が径方向であり、単に「径方向」と称する。本実施形態では、ハブシャフト16が中心線C回りに回転する。中心線C回りの回転方向を「周方向」と称する。また、中心線Cに沿った方向をY軸方向とする。中心線Cに直交する水平方向をX軸方向とする。中心線Cに直交する鉛直方向をZ軸方向とする。図4及び図5において、X軸、Y軸、及びZ軸による直交座標系が定義される。ハブユニットが自動車の車体側に固定された状態で、ステアリング操舵角がゼロの状態において、自動車の前後方向はX軸に沿った方向と一致し、左右方向はY軸に沿った方向と一致し、上下方向はZ軸に沿った方向と一致する。
外輪11は、円筒形状である外輪本体部41と、この外輪本体部41から径方向外方に延びて設けられている固定用のフランジ部42とを有する。外輪11はフランジ部42によって車体側部材であるナックル(図示省略)に取り付けられ、これにより外輪11を含むハブユニットが車体に固定される。本実施形態では、外輪11が固定体となり、ハブシャフト16が回転体となる。ハブシャフト16が外輪11に対して中心線C回りに回転する。
ハブシャフト16は、内軸43と、この内軸43の軸方向他方側に取り付けられた内輪44とを有する。内軸43は、外輪11の径方向内方に設けられている内軸本体部46と、内軸本体部46の軸方向一方側に設けられているフランジ部47とを有する。フランジ部47は、内軸本体部46の軸方向一方側から径方向外方に延びて設けられている。フランジ部47の軸方向一方側の面に、図示しないが、車輪及びブレーキロータが取り付けられる。
内輪44は、環状の部材であり、内軸本体部46の軸方向他方側に外嵌し、軸方向に抜け止めされた状態で固定される。外輪本体部41の内周側に玉13が転がり接触する外軌道面が形成され、内軸本体部46及び内輪44それぞれの外周側に玉13が転がり接触する内軌道面が形成されている。玉13は、外輪11とハブシャフト16との間に二列となって設けられている。各列に含まれる複数の玉13が保持器(図示省略)によって保持される。
タイヤ10は、更に、センサ部22を備え、センサ部22は、後述する作用力演算装置100のコンピュータ24に信号を出力する。センサ部22は、ハブシャフト16と一体回転するセンサロータ12と、複数のセンサ14とを有する。センサロータ12は、中心線Cを中心としてハブシャフト16の軸方向他方側に取り付けられている。図4の形態では、内輪44の一部にセンサロータ12が外嵌して固定されている。センサロータ12は、環状の部材であり、複数の歯が周方向に沿って間隔をあけて(等間隔で)設けられた歯車形状を有する(図5参照)。図5は、タイヤ10を軸方向他方側から見た概略図である。前記歯はセンサ14の検出対象となる。センサロータ12は、強磁性体により構成されるのが好ましい。
センサ部22には、複数のセンサ14が含まれる。センサ14は、センサロータ12の周囲に設けられていて、センサロータ12(その一部である前記歯)を検出対象とする。本実施形態では、周方向に沿って等間隔で四つのセンサ14が設けられている。センサ14に付されている符号の添字(A,B,C,D)に関して説明する。添字A,B,C,Dは、中心線Cを基準とした配置を意味しており、図5において、中心線Cを基準とした場合の、前、後、上、下を示す。例えば、前に位置するセンサの符号は「14A」であり、後ろに位置するセンサの符号は「14B」である。センサ14の構成は、前、後、上、下に関わらず、同じであることから、センサ14に関して共通する説明では、添字(A,B,C,D)を省略する。第一のセンサ14Aと第二のセンサ14Bとは中心線Cを中心として180度離れて設けられている。これら前後のセンサ14A,14Bが一組のセンサグループとされる。第三のセンサ14Cと第四のセンサ14Dとは中心線Cを中心として180度離れて設けられている。これら上下のセンサ14C,14Dが別の一組のセンサグループとされる。センサ14Aとセンサ14Cとは中心線Cを中心として90度離れて設けられている。
センサ14は、磁気センサであり、磁気抵抗素子を用いた変位センサ及び回転センサとしての機能を有することができる。センサ14は、A相の磁気抵抗素子と、B相の磁気抵抗素子とを有する。A相及びB相それぞれの磁気抵抗素子によって、センサ14が対向するセンサロータ12の移動に伴う磁界変化が検出される。本実施形態では、前記のとおりセンサロータ12は歯車からなり、センサ14は、その歯車の歯が設けられているセンサロータ12の外周部を検出対象としている。センサロータ12が中心線C回りに回転することで、センサ14における磁界が変化する。この磁界変化に基づいて、センサ14は、検出信号として、位相が異なるA相及びB相の波形信号を出力する。
センサ14の出力信号について更に説明する。前記のとおりセンサロータ12は歯車形状を有する。このため、センサ14は、センサロータ12の一つの歯から(凹部を経て)その周方向隣の他の歯までを「一周期」とする波形信号を繰り返し出力する。センサロータ12における歯の数を「N」とする。センサロータ12と一体であるハブシャフト16が一回転(360度回転)すると、その間に、各センサ14は、一周期の波形信号をN回繰り返して出力する。つまり、各センサ14は、ハブシャフト16がセンサロータ12と共に一回転する間に、周期的な波形信号を複数周期について出力する。
各センサ14は、前記のとおり、位相差を有する2相(A相及びB相)の周期的な波形信号を出力する。つまり、センサ14が対向するセンサロータ12の移動に伴って、前記A相の磁気抵抗素子からSIN信号が出力され、前記B相の磁気抵抗素子からCOS信号が出力される。ハブシャフト16が一回転(360度回転)すると、その間に、各センサ14は、一周期のSIN信号をN回繰り返して出力すると共に、一周期のCOS信号をN回繰り返して出力する。これらSIN信号とCOS信号とに基づいて、位相差が求められる。位相差を求める処理は、作用力演算装置100によって行われる。作用力演算装置100は、タイヤ10外に設けられていればよく、本実施形態では、自動車のECUの機能の一部により構成されている。作用力演算装置100は、複数(四つ)のセンサ14それぞれから2相の波形信号を取得し、各種処理を実行する。
なお、センサロータ12は、歯車形状以外であってもよく、例えば、磁石からなり、N極とS極とが周方向に沿って交互に設けられていてもよい。N極(S極)は均等配にある。この場合、各センサ14は、センサロータ12の一つのN極からS極を経て次のN極までを「一周期」とする波形信号を繰り返し出力する。センサ14は、センサロータ12の回転により、位相差を有する2相の周期的な波形信号を出力するものであればよく、形態については変更可能である。つまり、センサ14は、MRセンサ以外に、ホールセンサであってもよい。または、センサは、透過形光電式や反射形光電式の光学式であってもよい。これに応じて、センサロータ12の形態も変更される。
図6は、本発明の実施形態に係る作用力演算装置100の構成を示すブロック図である。作用力演算装置100は、輪荷重検出部20と、センサ部22と、コンピュータ24と、出力部26とを備えている。なお、コンピュータ24が、処理部の一例である。
コンピュータ24は、CPUと、RAMと、後述する作用力演算処理ルーチンを実行するためのプログラムや各種データを記憶したROMと、を含むコンピュータで構成することが出来る。コンピュータ24は、機能的には図6に示すように、位相差検出部30、変換部32、及び補正部34を備えている。
輪荷重検出部20は、例えば、ロードセルを用いて、車両の各タイヤ10の輪荷重を検出する。
センサ部22は、車両の各タイヤ10について設けられており、各タイヤ10のセンサ部22は、上述したように、各センサ14の波形信号を出力する。
位相差検出部30は、車両の各タイヤ10について、各センサ14の波形信号の位相差を検出する。具体的には、図7に示すように、位相差検出部30Aは、車両の各タイヤ10について、センサ14A、14Bの波形信号の位相差を検出すると共に、位相差検出部30Bは、センサ14C、14Dの波形信号の位相差を検出する。
変換部32は、車両の各タイヤ10について、検出された各センサ14の波形信号の位相差を、タイヤ横力及びモーメントに変換する。
具体的には、図7に示すように、位相差-横力変換部32Aは、車両の各タイヤ10について、検出されたセンサ14A、14Bの波形信号の位相差を、タイヤ横力Fに変換する(図8参照)。例えば、予め求められた、センサ14A、14Bの波形信号の位相差と、タイヤ横力Fとの対応関係に基づいて、検出されたセンサ14A、14Bの波形信号の位相差を、タイヤ横力Fに変換する。
また、位相差-モーメント変換部32Bは、車両の各タイヤ10について、検出されたセンサ14C、14Dの波形信号の位相差を、モーメントMに変換する。例えば、予め求められた、センサ14C、14Dの波形信号の位相差と、モーメントMとの対応関係に基づいて、検出されたセンサ14C、14Dの波形信号の位相差を、モーメントMに変換する。
補正部34は、車両の各タイヤ10について、検出された当該タイヤ10の輪荷重に応じて、変換部32により得られた横力及びモーメントを補正する。
具体的には、図7に示すように、横力補正係数テーブル参照部34Aは、車両の各タイヤ10について、輪荷重が大きいほど大きくなるように定められた他軸感度の補正係数kを格納したテーブルから、検出された当該タイヤ10の輪荷重に対応する他軸感度の補正係数kを取得する(図8参照)。
モーメント補正係数テーブル参照部34Bは、車両の各タイヤ10について、輪荷重が大きいほど大きくなるように定められた他軸感度の補正係数kを格納したテーブルから、検出された当該タイヤ10の輪荷重に対応する他軸感度の補正係数kを取得する。
横力補正部34Cは、車両の各タイヤ10について、位相差-横力変換部32Aにより得られた横力Fに、横力補正係数テーブル参照部34Aにより得られた他軸感度の補正係数kを乗算して、横力Fを補正する(図8参照)。
モーメント補正部34Dは、位相差-モーメント変換部32Bにより得られたモーメントMに、モーメント補正係数テーブル参照部34Bにより得られた他軸感度の補正係数kを乗算して、モーメントMを補正する。
出力部26は、横力補正部34Cにより補正された横力F、及びモーメント補正部34Dにより補正されたモーメントMを出力する。
<作用力演算装置の作用>
次に、第1の実施の形態に係る作用力演算装置100の作用について説明する。
作用力演算装置100を搭載した車両が走行中に、各タイヤ10のセンサ部22が、各センサ14の波形信号を出力しているときに、コンピュータ24において、図9に示す作用力演算処理ルーチンが実行される。
まず、ステップS100において、位相差検出部30Aは、車両の各タイヤ10について、センサ14A、14Bの波形信号の位相差を検出すると共に、位相差検出部30Bは、センサ14C、14Dの波形信号の位相差を検出する。
ステップS102において、位相差-横力変換部32Aは、車両の各タイヤ10について、検出されたセンサ14A、14Bの波形信号の位相差を、タイヤ横力Fに変換する。
ステップS104において、位相差-モーメント変換部32Bは、車両の各タイヤ10について、検出されたセンサ14C、14Dの波形信号の位相差を、モーメントMに変換する。
ステップS106において、補正部34は、輪荷重検出部20によって検出された、車両の各タイヤ10の輪荷重を取得する。
ステップS108において、横力補正係数テーブル参照部34Aは、車両の各タイヤ10について、輪荷重と他軸感度の補正係数kとを対応付けて格納したテーブルから、検出された当該タイヤ10の輪荷重に対応する他軸感度の補正係数kを取得する。
モーメント補正係数テーブル参照部34Bは、車両の各タイヤ10について、輪荷重と他軸感度の補正係数kとを対応付けて格納したテーブルから、検出された当該タイヤ10の輪荷重に対応する他軸感度の補正係数kを取得する。
ステップS110において、横力補正部34Cは、車両の各タイヤ10について、位相差-横力変換部32Aにより得られた横力Fに、横力補正係数テーブル参照部34Aにより得られた他軸感度の補正係数kを乗算して、横力Fを補正する。
モーメント補正部34Dは、位相差-モーメント変換部32Bにより得られたモーメントMに、モーメント補正係数テーブル参照部34Bにより得られた他軸感度の補正係数kを乗算して、モーメントMを補正する。
ステップS112において、出力部26は、横力補正部34Cにより補正された横力F、及びモーメント補正部34Dにより補正されたモーメントMを出力し、上記ステップS100へ戻る。
以上説明したように、第1の実施の形態に係る作用力演算装置によれば、センサロータを検出対象とする複数のセンサから出力される信号を、横力及びモーメントに変換し、検出されたタイヤの輪荷重に応じて、横力及びモーメントを補正することにより、タイヤに作用する作用力を精度よく演算することができる。
また、輪荷重に対するタイヤ横力F、モーメントMの他軸感度をテーブル化する。走行中の動的な輪荷重検出値を用いて他軸感度のテーブル参照を行い、タイヤ横力F、モーメントMの変換値の補正ができる。これにより、他軸感度の影響を抑え、タイヤ横力F、モーメントMの検出精度を高めることができる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態に係る作用力演算装置について説明する。なお、第1の実施の形態と同様の構成となる部分については、同一符号を付して説明を省略する。
第2の実施の形態では、輪荷重に応じて横力及びモーメントの補正を行うか否かを決定する点が、第1の実施の形態と異なっている。
<第2の実施の形態の概要>
本実施の形態では、横力及びモーメントの補正の有無を、輪荷重閾値に基づき決定する。
図10は、高μ路、低μ路の旋回外輪におけるモーメントMについて、センサ14の波形信号の位相差からの変換結果と、高精度6分力計(真値計測)の出力とを比較したもので、高μ路、低μ路で輪荷重に対するモーメントMが大きく異なる。
図10より、センサ14の波形信号の位相差から変換されたモーメントは、高μ路、輪荷重増大時に非線形性が顕著となり補正が必要であるが、高μ路での線形域、あるいは低μ路では補正は不要である。
補正係数kは、高μ路での、センサの波形信号の位相差からの変換結果および高精度6分力計の出力を基に設定するため、低μ路で使用すると誤った補正となる。路面μに応じて係数kの補正有無を判断する必要があるが、高μ路、低μ路の路面判別は一般には容易ではない。そこで、図10に示すように輪荷重閾値を設け、閾値以上でモーメントMの補正を行う。
<作用力演算装置の構成>
第2の実施の形態に係る作用力演算装置100の補正部34は、車両の各タイヤ10について、検出された当該タイヤ10の輪荷重が閾値以上であれば、変換部32により得られた横力及びモーメントを補正する。
例えば、図11に示すように、横力補正係数テーブル参照部34Aは、車両の各タイヤ10について、検出された当該タイヤ10の輪荷重が閾値以上である場合に、輪荷重が大きいほど大きくなるように定められた他軸感度の補正係数kを格納したテーブルから、検出された当該タイヤ10の輪荷重に対応する他軸感度の補正係数kを取得する。横力補正係数テーブル参照部34Aは、車両の各タイヤ10について、検出された当該タイヤ10の輪荷重が閾値未満である場合に、他軸感度の補正係数kを1.0とし、横力の補正を行わない。
モーメント補正係数テーブル参照部34Bは、車両の各タイヤ10について、検出された当該タイヤ10の輪荷重が閾値以上である場合に、輪荷重が大きいほど大きくなるように定められた他軸感度の補正係数kを格納したテーブルから、検出された当該タイヤ10の輪荷重に対応する他軸感度の補正係数kを取得する。モーメント補正係数テーブル参照部34Bは、車両の各タイヤ10について、検出された当該タイヤ10の輪荷重が閾値未満である場合に、他軸感度の補正係数kを1.0とし、モーメントの補正を行わない。
横力補正部34Cは、車両の各タイヤ10について、位相差-横力変換部32Aにより得られた横力Fに、横力補正係数テーブル参照部34Aにより得られた他軸感度の補正係数kを乗算して、横力Fを補正する。
モーメント補正部34Dは、位相差-モーメント変換部32Bにより得られたモーメントMに、モーメント補正係数テーブル参照部34Bにより得られた他軸感度の補正係数kを乗算して、モーメントMを補正する。
<作用力演算装置の作用>
次に、第2の実施の形態に係る作用力演算装置の作用について説明する。なお、第1の実施の形態と同様の処理については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
作用力演算装置100を搭載した車両が走行中に、各タイヤ10のセンサ部22が、各センサ14の波形信号を出力しているときに、コンピュータ24において、図12に示す作用力演算処理ルーチンが実行される。
まず、ステップS100において、位相差検出部30Aは、車両の各タイヤ10について、センサ14A、14Bの波形信号の位相差を検出すると共に、位相差検出部30Bは、センサ14C、14Dの波形信号の位相差を検出する。
ステップS102において、位相差-横力変換部32Aは、車両の各タイヤ10について、検出されたセンサ14A、14Bの波形信号の位相差を、タイヤ横力Fに変換する。
ステップS104において、位相差-モーメント変換部32Bは、車両の各タイヤ10について、検出されたセンサ14C、14Dの波形信号の位相差を、モーメントMに変換する。
ステップS106において、補正部34は、輪荷重検出部20によって検出された、車両の各タイヤ10の輪荷重を取得する。
そして、以下のステップS200~S204を、車両の各タイヤ10について繰り返し実行する。
ステップS200では、当該タイヤ10の輪荷重が閾値以上であるか否かを判定する。当該タイヤ10の輪荷重が閾値以上である場合には、ステップS200へ移行する。一方、当該タイヤ10の輪荷重が閾値未満である場合には、横力及びモーメントの補正を行わずに、ステップS112へ移行する。
ステップS202において、横力補正係数テーブル参照部34Aは、当該タイヤ10について、輪荷重と他軸感度の補正係数kとを対応付けて格納したテーブルから、検出された当該タイヤ10の輪荷重に対応する他軸感度の補正係数kを取得する。
モーメント補正係数テーブル参照部34Bは、当該タイヤ10について、輪荷重と他軸感度の補正係数kとを対応付けて格納したテーブルから、検出された当該タイヤ10の輪荷重に対応する他軸感度の補正係数kを取得する。
ステップS204において、横力補正部34Cは、当該タイヤ10について、位相差-横力変換部32Aにより得られた横力Fに、横力補正係数テーブル参照部34Aにより得られた他軸感度の補正係数kを乗算して、横力Fを補正する。
モーメント補正部34Dは、位相差-モーメント変換部32Bにより得られたモーメントMに、モーメント補正係数テーブル参照部34Bにより得られた他軸感度の補正係数kを乗算して、モーメントMを補正する。
ステップS112において、出力部26は、車両の各タイヤ10について、横力F、及びモーメントMを出力し、上記ステップS100へ戻る。
以上説明したように、第2の実施の形態に係る作用力演算装置によれば、輪荷重閾値により、輪荷重増大時のみ他軸感度補正を行う。これにより、他軸感度の影響を抑え、タイヤ横力F、モーメントMの検出精度を高めることができる。
[第3の実施の形態]
<作用力演算装置の構成>
次に、第3の実施の形態に係る作用力演算装置について説明する。なお、第1の実施の形態と同様の構成となる部分については、同一符号を付して説明を省略する。
第3の実施の形態では、輪荷重を計測せずに推定している点が、第1の実施の形態と異なっている。
図13に示すように、第3の実施の形態に係る作用力演算装置300は、前後加速度検出部320と、横加速度検出部321と、センサ部22と、コンピュータ324と、出力部26とを備えている。
前後加速度検出部320は、車両重心の前後加速度を検出する。
横加速度検出部321は、車両重心の横加速度を検出する
コンピュータ324は、機能的には図13に示すように、位相差検出部30、変換部32、補正部34、静荷重記憶部330、車両諸元記憶部332、及び輪荷重推定部334を備えている。なお、輪荷重推定部334が、輪荷重変動検出部及び検出部の一例である。
静荷重記憶部330は、予め計測された各タイヤ10の静荷重を記憶する。
車両諸元記憶部332は、車両諸元として、重心から前後輪までの距離、重心から左右輪距離、車両重心の高さ、タイヤ半径、ロールセンタ高、及び前後輪の上下剛性を記憶している。
輪荷重推定部334は、車両重心の前後加速度及び横加速度と、車両重心から左右輪の各々までの距離、車両重心から前後輪の各々までの距離、車両重心の高さ、タイヤ半径、ロールセンタ高、及び各輪の上下剛性とに基づいて、各タイヤ10の輪荷重の変動を検出する。
具体的には、式(1)を用いて、各タイヤ10の輪荷重の変動を検出する。

(1)
上記式(1)は車両重心に作用する慣性力により輪荷重の変動が生じることを表しており、慣性力は、各タイヤ10の静荷重の総和より算出される車両質量と、時々刻々の前後加速度・・x、横加速度・・yに基づき算出される。l,lは、重心から前後輪までの距離であり、t,tは、重心から左右輪までの距離であり、TireRはタイヤ半径であり、hCGは、車両重心の高さであり、hRCは、ロールセンタ高であり、k,kは、前後輪の上下剛性である。なお、添え字’f’は前輪を表し、’r’は後輪を表す。
輪荷重推定部334は、各タイヤ10の静荷重と、各タイヤ10の輪荷重の変動とに基づいて、各タイヤ10の輪荷重を推定する。
上記式(1)の最右辺が各タイヤ10の荷重変動であり、例えば、左前のタイヤ10の輪荷重FLFzは、静荷重FLFz0と荷重変動の推定値ΔFLFzを用いて次式で算出される。

(2)
補正部34は、車両の各タイヤ10について、推定された当該タイヤ10の輪荷重に応じて、変換部32により得られた横力及びモーメントを補正する。
具体的には、図14に示すように、横力補正係数テーブル参照部34Aは、車両の各タイヤ10について、輪荷重が大きいほど大きくなるように定められた他軸感度の補正係数kを格納したテーブルから、推定された当該タイヤ10の輪荷重に対応する他軸感度の補正係数kを取得する。
モーメント補正係数テーブル参照部34Bは、車両の各タイヤ10について、輪荷重が大きいほど大きくなるように定められた他軸感度の補正係数kを格納したテーブルから、推定された当該タイヤ10の輪荷重に対応する他軸感度の補正係数kを取得する。
横力補正部34Cは、車両の各タイヤ10について、位相差-横力変換部32Aにより得られた横力Fに、横力補正係数テーブル参照部34Aにより得られた他軸感度の補正係数kを乗算して、横力Fを補正する。
モーメント補正部34Dは、位相差-モーメント変換部32Bにより得られたモーメントMに、モーメント補正係数テーブル参照部34Bにより得られた他軸感度の補正係数kを乗算して、モーメントMを補正する。
<作用力演算装置の作用>
次に、第3の実施の形態に係る作用力演算装置の作用について説明する。なお、第1の実施の形態と同様の処理については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
作用力演算装置100を搭載した車両が走行中に、各タイヤ10のセンサ部22が、各センサ14の波形信号を出力し、前後加速度検出部320が、車両重心の前後加速度を検出し、横加速度検出部321が、車両重心の横加速度を検出しているときに、コンピュータ24において、図15に示す作用力演算処理ルーチンが実行される。
まず、ステップS100において、位相差検出部30Aは、車両の各タイヤ10について、センサ14A、14Bの波形信号の位相差を検出すると共に、位相差検出部30Bは、センサ14C、14Dの波形信号の位相差を検出する。
ステップS102において、位相差-横力変換部32Aは、車両の各タイヤ10について、検出されたセンサ14A、14Bの波形信号の位相差を、タイヤ横力Fに変換する。
ステップS104において、位相差-モーメント変換部32Bは、車両の各タイヤ10について、検出されたセンサ14C、14Dの波形信号の位相差を、モーメントMに変換する。
ステップS300において、輪荷重推定部334は、前後加速度検出部320によって検出された車両重心の前後加速度、及び横加速度検出部321によって検出された横加速度を取得する。
ステップS302において、輪荷重推定部334は、車両重心の前後加速度及び横加速度と、車両重心から左右輪の各々までの距離、車両重心から前後輪の各々までの距離、車両重心の高さ、タイヤ半径、及び各輪の上下剛性とに基づいて、各タイヤ10の輪荷重の変動を検出する。
ステップS304において、輪荷重推定部334は、各タイヤ10の静荷重と、各タイヤ10の輪荷重の変動とに基づいて、各タイヤ10の輪荷重を推定する。
ステップS108において、横力補正係数テーブル参照部34Aは、車両の各タイヤ10について、輪荷重と他軸感度の補正係数kとを対応付けて格納したテーブルから、推定された当該タイヤ10の輪荷重に対応する他軸感度の補正係数kを取得する。
モーメント補正係数テーブル参照部34Bは、車両の各タイヤ10について、輪荷重と他軸感度の補正係数kとを対応付けて格納したテーブルから、推定された当該タイヤ10の輪荷重に対応する他軸感度の補正係数kを取得する。
ステップS110において、横力補正部34Cは、車両の各タイヤ10について、位相差-横力変換部32Aにより得られた横力Fに、横力補正係数テーブル参照部34Aにより得られた他軸感度の補正係数kを乗算して、横力Fを補正する(。
モーメント補正部34Dは、位相差-モーメント変換部32Bにより得られたモーメントMに、モーメント補正係数テーブル参照部34Bにより得られた他軸感度の補正係数kを乗算して、モーメントMを補正する。
ステップS112において、出力部26は、横力補正部34Cにより補正された横力F、及びモーメント補正部34Dにより補正されたモーメントMを出力し、上記ステップS100へ戻る。
以上説明したように、第3の実施の形態に係る作用力演算装置によれば、車両に作用する慣性力と重心周りの車両諸元に基づき各タイヤの輪荷重変動を推定でき、各タイヤの静荷重との合計により動的な輪荷重を推定する。これにより、輪荷重計測が困難な場合であっても、他軸感度の影響を抑え、タイヤ横力F、モーメントMの検出精度を高めることができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
例えば、上記の第2の実施の形態で説明した、輪荷重閾値以上である場合に横力及びモーメントの補正を行うことと、上記の第3の実施の形態で説明した、各タイヤの輪荷重の推定と、を組み合わせてもよい。
10 タイヤ
12 センサロータ
14 センサ
16 ハブシャフト
20 輪荷重検出部
22 センサ部
24、324 コンピュータ
26 出力部
30 位相差検出部
32 変換部
34 補正部
100、300 作用力演算装置
320 前後加速度検出部
321 横加速度検出部
330 静荷重記憶部
332 車両諸元記憶部
334 輪荷重推定部

Claims (6)

  1. 固定体、及び前記固定体の中心線回りに回転する回転体を有するタイヤに作用する横力又は前記タイヤの鉛直軸回りのモーメントを演算する作用力演算装置であって、
    前記回転体と一体回転するセンサロータ、及び前記固定体側に設けられ、かつ前記センサロータを検出対象とする複数のセンサを有するセンサ部と、
    前記タイヤの輪荷重を検出する検出部と、
    前記センサ部から出力される信号を処理する処理部と、
    を備え、
    前記処理部は、
    前記センサ部から出力される信号を、前記横力又は前記モーメントに変換する変換部と、
    前記検出部によって検出された前記タイヤの輪荷重に応じて、前記横力又は前記モーメントを補正する補正部と、
    を含む作用力演算装置。
  2. 前記補正部は、前記タイヤの輪荷重が閾値以上であれば、前記タイヤの前記横力又は前記モーメントを補正する請求項1記載の作用力演算装置。
  3. 前記補正部は、前記タイヤの前記横力又は前記モーメントに、前記輪荷重が大きいほど大きくなるように定められた他軸感度の補正係数を乗算して、前記タイヤの前記横力又は前記モーメントを補正する請求項1又は2記載の作用力演算装置。
  4. 前記変換部は、前記複数のセンサから出力される信号の位相差に基づき、前記横力又は前記モーメントに変換する請求項1~請求項3の何れか1項記載の作用力演算装置。
  5. 車両重心の前後加速度及び横加速度を検出する加速度検出部と、
    前記車両重心の前後加速度及び横加速度と、前記車両重心から左右輪の各々までの距離、前記車両重心から前後輪の各々までの距離、前記車両重心の高さ、タイヤ半径、ロールセンタ高、及び各輪の上下剛性とに基づいて、前記タイヤの輪荷重の変動を検出する輪荷重変動検出部とを更に含み、
    前記検出部は、前記タイヤの静荷重と、前記タイヤの輪荷重の変動とに基づいて、前記タイヤの輪荷重を検出する請求項1~請求項4の何れか1項記載の作用力演算装置。
  6. 固定体、及び前記固定体の中心線回りに回転する回転体を有するタイヤに作用する横力又は前記タイヤの鉛直軸回りのモーメントを演算するためのプログラムであって、
    前記回転体と一体回転するセンサロータ、及び前記固定体側に設けられ、かつ前記センサロータを検出対象とする複数のセンサを有するセンサ部と、
    前記タイヤの輪荷重を検出する検出部と、を備えたコンピュータを、
    前記センサ部から出力される信号を、前記横力又は前記モーメントに変換する変換部、及び
    前記検出部によって検出された前記タイヤの輪荷重に応じて、前記横力又は前記モーメントを補正する補正部
    として機能させるためのプログラム。
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