JP7490511B2 - 荷受台昇降装置 - Google Patents
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Description
-荷受台昇降装置-
図1は本発明の第1実施形態に係る荷受台昇降装置を搭載した車両の全体構造を表す側面図、図2は図1に示した荷受台昇降装置を拡大して表す側面図、図3は図1に示した荷受台昇降装置を拡大して表す斜視図である。
スライダユニット30は、左右のガイドレール31、スライダ32(図3)及びスライドシリンダ33(図3)を含んで構成されている。左右のガイドレール31は、車枠Fの後部下側に取り付けられており、互いに平行に前後に延びている。スライダ32は、左右のガイドレール31に支持され、ガイドレール31に沿って前後にスライド可能である。スライドシリンダ33は、複動式の油圧シリンダであり、ガイドレール31及びスライダ32に適宜支持部材を介して両端が固定されている。スライドシリンダ33の伸縮動作によりガイドレール31に沿ってスライダ32が前後に移動し、リフタユニット40を介してスライダ32に支持された荷受台20が前後に移動する。
リフタユニット40は、チルトアーム(不図示)、リフトアーム42、コンプレッションアーム43及びリフトシリンダ44を左右一組ずつ備えている。チルトアームは、スライダ32に対して上部がピンを介して連結され、下部が前後に回動する。リフトアーム42は、前端部がチルトアームに、後端部が荷受台20に、左右に延びる軸を介してそれぞれ回動可能に連結されていて、スライダ32に対して上下に回動する。コンプレッションアーム43は、前端部がスライダ32に、後端部が荷受台20に、左右に延びる軸を介してそれぞれ回動可能に連結されている。リフトシリンダ44は、単動式油圧シリンダ(複動式でも良い)であり、本実施形態では、ロッド側がチルトアームの下部に、ボトム側がリフトアーム42に、それぞれ回動可能に連結されている。リフトアーム42及びコンプレッションアーム43は、スライダ32に対して荷受台20を昇降可能に連結する平行リンクを形成する。この平行リンクがリフトシリンダ44の伸縮駆動に伴って上下に回動駆動することによって、荷受台20が水平姿勢を保って昇降する(図1)。
荷受台20は、荷物等を受けて昇降する台である。本実施形態の荷受台20は折り畳み式であり、リフトアーム42及びコンプレッションアーム43の先端に連結された基端側荷受台21、及び基端側荷受台21の後部にヒンジ23(図3)を介して回動可能に連結された先端側荷受台22を含んで構成されている。先端側荷受台22は、ヒンジ23を支点に回動し、展開姿勢(図1の二点鎖線)から左側から見て(つまり図2と同じ方向から見て)反時計回りに反転(180度回動)して基端側荷受台21の上側に折り重ねられる(図2)。折り畳んだ状態の荷受台20の後端面はバンパを構成する。荷受台20の左右の幅は、例えば荷台Lの幅と同程度であり、左右の車枠Fの外法寸法よりも広い。本実施形態の先端側荷受台22は非折り畳み式である。つまり、荷受台20は、先端側荷受台22を1枚のみ含んだ2枚折れ構造である。また、荷受台20の下部には、左右一対のスチフナ24が設けられている。スチフナ24は、基端側荷受台21及び先端側荷受台22に設けられており、荷受台20が展開すると基端側荷受台21に設けたものと先端側荷受台22に設けたものが連なり、左右から見ると基端から先端(後方)に向かって薄くなる三角形状になる。
図4は本実施形態の荷受台昇降装置1の荷受台20に備わったサイドガード及びサイドランプの側面図、図5はその平面図、図6は図4中のVI-VI線による矢視断面図である。図4-図6は、荷受台を展開した状態(先端側荷受台22の荷受面Sが上を向いた状態)のサイドガード60、サイドランプ70及びブラケット80を図示している。また、側面図は荷受台昇降装置1の左側から見た図、平面図は上側から見た図、背面図は後側から見た図である。
サイドランプ70は、ブラケット80を介して荷受台20の側方に設置されている。サイドランプのタイプについては特に限定されないが、荷受台昇降装置1の動作時に、周囲の暗さに応じて自動的に点灯又は点滅する構成が例示できる。例えば、サイドランプ70に照度計を組み合わせ、低照度(照度計の測定照度が設定値以下)の状態で荷受台昇降装置1が操作された際に、荷受台昇降装置1を制御するコントローラ(不図示)からの指令により発光部が点灯又は点滅する構成である。発光部は、典型的にはLEDを例示することができる。図5に示したように、サイドランプ70は、荷受台20の左右方向の外側に向かって凸の形状をしており、荷受台20の側方からだけでなく前後からも発光部が視認でき、また上方(荷受台20に立った作業者)からも確認できる(図6)。
(1)本実施形態においては、サイドガード60とは別個にサイドランプ70が荷受台20に取り付いているので、サイドガード60が変形しても、その変形がサイドランプ70に影響しない。また、サイドガード60に加わる衝撃も、サイドランプ70にダイレクトに伝わらない。従って、サイドランプ70やその配線の損傷を抑制することができ、サイドガード60の変形やサイドガード60に加わる衝撃からサイドランプ70を保護することができる。
図7は本発明の第2実施形態に係る荷受台昇降装置に備わったサイドガード及びサイドランプの側面図、図8はその平面図、図9は図7中のIX-IX線による矢視断面図である。これらの図において、第1実施形態と同様の又は対応する要素には第1実施形態と同符号を付して説明を省略する。
上記の各実施形態では、サイドランプ70を取り付けるブラケット80は、荷受面Sと同程度の高さを有する構成としたが、サイドガード60と同等の高さでもそれ以上の高さでも構わない。
Claims (3)
- 車両の荷台の床面の高さと地面の高さとの間で荷受台を昇降させる荷受台昇降装置において、
前記荷受台の側部に設けられ、荷役姿勢で荷受面より上方に突出して前記荷受面のサイドをガードするサイドガードと、
前記荷受台に固定したブラケットと、
前記ブラケットを介して前記荷受台の側方に設置され、前記サイドガードと離反したサイドランプとを備え、
前記サイドランプは、前記サイドガードに対して前記荷受台の左右方向の外側に突出していることを特徴とする荷受台昇降装置。 - 請求項1の荷受台昇降装置において、
前記ブラケットは、前記サイドガードに形成された切り欠きに収まっており、前記ブラケットの前記サイドランプを取り付ける壁面が、前後から見てサイドガードに重なっていることを特徴とする荷受台昇降装置。 - 請求項1の荷受台昇降装置において、
前記ブラケットの前記サイドランプを取り付ける壁面が、前記サイドガードに対して前記荷受台の左右方向の外側に位置していることを特徴とする荷受台昇降装置。
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