JP7489835B2 - 梱包体 - Google Patents
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Description
容器の収容空間を形成する外箱と、該収容空間を複数に区画する仕切部材とを備え、仕切部材で区画された空間に容器をそれぞれ個別に収容する梱包体が知られている。例えば特許文献2,3には、仕切部材の一部に切欠部を設けた構成が開示されている。
特許文献2、3には、仕切部材に切欠部を形成して、収容する容器と仕切部材との接触を回避する技術が記載されているが、いずれの場合も、充填材が封入された部位との接触を回避するもではない。
図1に示す梱包体20は、図3(b)に示すシート材容器1を収容する梱包体であり、図1、図2に示すように、シート材容器1の収容空間21を形成する直方体を成す外箱22と、収容空間21を複数に区画する中仕切部材23とを備えている。
シート材容器1は、図3(a)、図3(b)に示すように、シート材5で、上面1a、底面1b及び胴部1cが構成されている。シート材容器1は、シート材5の周縁を熱溶着あるいは接着剤などの周知の接合手段を用いた接合部6で接合することで、内部に内容液を収容可能な袋状に形成されている。シート材容器1の上面1aには、スパウト部18が装着されている。スパウト部18には、容器内部の内容液を吸い上げるディスペンサ19が装着されている。シート材容器1は、底面1bが載置面9に載置されることで自立可能とされている。また、シート材容器1は、自立時の姿勢確保、剛性を高めるために、その内部に支持部7が形成されている。
すなわち、シート材容器1は、上面1a、底面1bなどの複数の面を備え、湾曲部11~14は、シート材容器1の複数箇所に形成されている。また、湾曲部11~14は、シート材容器1の複数の面に跨って形成されている。
そこで、本実施形態に斯かる梱包体20は、図1に示すように、収容空間21を複数に区画する中仕切部材23を、支持部7の湾曲部11~14の少なくとも一つと接触せずにシート材容器1を支持するように構成した。外箱22及び中仕切部材23は、梱包材である段ボール材で形成されている。
中仕切部材23は、複数の縦仕切板23Aと複数の横仕切板23Bとを組み合わせることで格子状に形成されている。縦仕切板23Aは、外箱22の縦方向Xに沿って延在し、外箱22の縦方向Xと平面視において直交する幅方向Yに間隔をあけて複数配されている。横仕切板23Bは、幅方向Yに沿って延在し、縦方向Xに間隔を空けて複数配されている。
本実施形態では、図2に示すように、格子形状部内及び縦仕切板23Aと横仕切板23Bと外箱22の内面となる内側面22aや内底面22bとの間に、複数に仕切られた収容空間21Aが形成される。これら複数の収容空間21Aは、シート材容器1を個別に収容可能な大きさに形成されている。
本実施形態では、横仕切板23Bの下部の両端に非存在領域24を形成することで、横仕切板23Bの下部に下方に向かって凸状を成す凸形状部25を形成し、シート材容器1の底面1b側の湾曲部11,12と横仕切板23Bとが接触しないように構成している。
また、湾曲部11,12のように、底面1b側でシート材容器1の複数の面に渡って連続して形成されている場合、よりシワが発生して角部ができ易いが、湾曲部11,12と接触しない非存在領域24を、中仕切部材23(横仕切板23B)に形成することで、湾曲部11~12と中仕切部材23との接触による支持部7の破損することを防止できる。
本実施形態に斯かる梱包体20Aは、図7に示すように、先に説明した梱包体20の構成に緩衝部材30を追加したものである。緩衝部材30は、平面形状が長方形状を成したシート状部材であって、外箱22の内面となる内側面22aや内底面22bとシート材容器1との間に配される。内側面22aは、内底面22bから立ち上がった面である。緩衝部材30は、例えば発泡シートで構成されている。
緩衝部材30は、外箱22の底面積よりもその面積が大きく形成されており、外箱22の内底面22bに敷かれて用いられる。緩衝部材30は、中仕切部材23よりも先に外箱22の内底面22bに敷かれ、四方の端部30aがそれぞれ折れ曲がって、内底面22bにつながる4つの内側面22aに沿って立ち上がる。このようにして、緩衝部材30は、内側面22aや内底面22bに沿うように配される。本実施形態では、端部30aが立ち上がった際に、シート材容器1に形成されている湾曲部11~14と対向する大きさとされている。
外箱22の内部には、第1の実施形態同様、中仕切部材23が配されるが、緩衝部材30の上面30bに載置される。このため、緩衝部材30は、図8に示すように、中仕切部材23によって仕切られた収容空間21Aに、シート材容器1を収容した際に、シート材容器1と外箱22の内側面22aや内底面22bとの間に介装される。
第3の実施形態に斯かる梱包体20Bは、図10、図11に示すように、シート材容器1の収容空間21を形成する外箱22と、外箱22の内面となる内側面22aや内底面22bとシート材容器1との間に配される緩衝部材30Aとを備えている。緩衝部材30Aは、シート状の第1緩衝部材31と、シート状の第2緩衝部材32とを備えている。第1緩衝部材31と第2緩衝部材32とは、例えば発泡シートで構成されている。第1緩衝部材31は、先に説明した緩衝部材30と同一の構成であり、四方に位置する端部31aが内底面22bにつながる4つの内側面22aに沿って折れ曲がってそれぞれ立ち上がり、内側面22aや内底面22bに沿うように配される。第2緩衝部材32は、縦方向Xへの長さが第1緩衝部材31よりも短く形成されている。第2緩衝部材32は、内底面22bに敷かれた第1緩衝部材31の上面31bにおける縦方向Xの中央に載置されて使用される。シート状の第2緩衝部材32は、縦方向Xに位置する端部32a,32bを図11に示すように、上面32cに対して屈曲させて用いられる。本実施形態において、第2緩衝部材32の端部32a,32bは、第1緩衝部材31の端部31aの間に配される。
上下方向への振動吸収性能を高めることができる観点から、本実施形態で説明した第1緩衝部材31及び第2緩衝部材32を備えた緩衝部材30Aを、緩衝部材30に代えて、第2の実施形態に採用してもよい。
緩衝部材30、第1緩衝部材31、第2緩衝部材32としては、発泡シート、エア入り緩衝材、片段ボールなどが挙げられるが、作業性とムラの無い緩衝効果の観点からは発泡シートが好ましく、プラスチック使用量削減の観点からは片段ボールが好ましい。
外箱22に用いる材質としては、段ボール材、プラスチック段ボール、コートボール紙美粧段ボールなどが挙げられるが、汎用性、低コストの観点からは段ボール材が好ましい。
本発明は、上述した各実施形態に制限されず適宜変更可能である。
試験用サンプルとして、3つの梱包体を用意した。
サンプル1は、非存在領域24,24Aを備えていない従来構成の中仕切部材を備えた梱包体の構成とした。サンプル1を用いた例を従来例とする。
サンプル2は、第1の実施形態で説明した非存在領域24を横仕切板23Bに形成した梱包体20の構成とした。サンプル2を用いた例を実施例1とする。
サンプル3は、第2の実施形態で説明した非存在領域24と緩衝部材30を備えた梱包体20Aの構成とした。サンプル3を用いた例を実施例2とする。
梱包体に収容するシート材容器1は、図12に示すように、支持部7の湾曲部11,12の底面1bからの高さHが10mmのものを使用した。この場合、非存在領域24の高さとなる凸形状部25(縦仕切板23A)の下端面25cから非存在領域24の上端24bまでの高さH1は、少なくとも10mm以上あれば両者の接触は避けられる。このため、実施例1では高さH1を20mm、実施例2では高さH1を40mmとした。各実施例は、これら以外の条件は、すべて同一の条件とした。
鉄道輸送を想定した振動付加試験は、試験台上にサンプル1~3をそれぞれ個別に載置し、鉄道走行時に発生する加速度と振動を試験台に一定時間(180分、2500km輸送相当)付与した後に、各サンプル内のシート材容器1からの空気漏れの有無を目視にて検査した。
航空輸送を行う空輸試験は、フェデックス エクスプレス社が提供する航空貨物輸送サービスを利用し、サンプル1~3を、日本から米国のシカゴまで航空便で輸送し、更にトラックにてシカゴから約500km陸送した後、各サンプル内のシート材容器1からの空気漏れの有無を目視にて検査した。
検査結果は、検査個数に対する空気漏れの発生率として表し、検査結果を表1に示した。表1中、「鉄道」は、鉄道輸送を想定した振動付加試験の結果を示し、「航空便」は、空輸試験の結果を示す。
,12から空気漏れが発生したものと推察される。実施例2で空気漏れが発生しなかったのは、非存在領域24の高さが実施例1の2倍の寸法であり、かつ緩衝部材30が内底面22bに配されていたため、振動が低減された上に、シート材容器1が振動により上下動変動しても、その変動よりも実施例2の非存在領域24の高さが十分なクリアランスを維持できたものと推察される。
5 シート材
7 支持部
11~14 支持部の湾曲部
20,20A,20B 梱包体
21 収容空間
22 外箱
22a 内側面(内面)
22b 内底面(内面)
23 中仕切部材
24,24A 非存在領域
30,30A 緩衝部材
51,52,53 複数のフィルム材
59 非接着領域
60 空気(充填材)
61 内容液
Claims (4)
- 複数のフィルム層を積層したシート材で構成されており、前記複数のフィルム層の層間に形成された非接着領域に充填材が封入されて構成された支持部を備えたシート材容器を収容する梱包体であって、
前記梱包体は、前記シート材容器の収容空間を形成する外箱と、該外箱の内面と前記シート材容器との間に配される緩衝部材とを備え、
前記緩衝部材は、前記支持部の湾曲部と前記外箱の内面とが接触しないように配されており、
前記緩衝部材は、前記外箱の内底面に配されており、その端部が前記外箱の内側面の一部に延出している第1緩衝部材と、互いに隣接される前記シート材容器の間に配される第2緩衝部材とを有する、梱包体。 - 前記収容空間を複数に区画する中仕切部材を更に備え、
前記中仕切部材は、前記支持部の湾曲部と接触せずに前記シート材容器を支持するように構成されている、請求項1に記載の梱包体。 - 前記中仕切部材は、前記シート材容器を1つずつ収容可能に、前記収容空間を区画する、請求項2に記載の梱包体。
- 前記シート材容器は、複数の面を備え、
前記湾曲部は、前記シート材容器の複数の面に跨って形成されている、請求項1ないし3の何れか一項に記載の梱包体。
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