JP7487218B2 - ガイドワイヤのための調節機構および方法 - Google Patents

ガイドワイヤのための調節機構および方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7487218B2
JP7487218B2 JP2021549672A JP2021549672A JP7487218B2 JP 7487218 B2 JP7487218 B2 JP 7487218B2 JP 2021549672 A JP2021549672 A JP 2021549672A JP 2021549672 A JP2021549672 A JP 2021549672A JP 7487218 B2 JP7487218 B2 JP 7487218B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wrap
set screw
pull wire
wire
lumen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021549672A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2020176209A5 (ja
JP2022521349A (ja
Inventor
カルロス・チャベス・バルガス
ルイス・モリナ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Edwards Lifesciences Corp
Original Assignee
Edwards Lifesciences Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Edwards Lifesciences Corp filed Critical Edwards Lifesciences Corp
Publication of JP2022521349A publication Critical patent/JP2022521349A/ja
Publication of JPWO2020176209A5 publication Critical patent/JPWO2020176209A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7487218B2 publication Critical patent/JP7487218B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/0105Steering means as part of the catheter or advancing means; Markers for positioning
    • A61M25/0133Tip steering devices
    • A61M25/0147Tip steering devices with movable mechanical means, e.g. pull wires
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/0105Steering means as part of the catheter or advancing means; Markers for positioning
    • A61M25/0133Tip steering devices
    • A61M25/0136Handles therefor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/0009Making of catheters or other medical or surgical tubes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21FWORKING OR PROCESSING OF METAL WIRE
    • B21F3/00Coiling wire into particular forms
    • B21F3/02Coiling wire into particular forms helically
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/0105Steering means as part of the catheter or advancing means; Markers for positioning
    • A61M25/0133Tip steering devices
    • A61M25/0147Tip steering devices with movable mechanical means, e.g. pull wires
    • A61M2025/015Details of the distal fixation of the movable mechanical means

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2019年2月25日に出願され、「MANUFACTURE OF STEERABLE DELIVERY DEVICES」と題された米国仮特許出願第62/809,894号の優先権を主張するものであり、これは、あらゆる目的のために参照により全体として本明細書に組み込まれる。
本開示は、概して、典型的には外科処置で使用される、カテーテルなどの、送達装置であって、装置を操作するために1つまたは複数のプルワイヤを備えた、送達装置を製造することに関する。
外科処置で一般的に使用される送達装置(例えば、カテーテル)は、装置を操作するのを助けるために1つまたは複数のプルワイヤを含み得る。典型的には、送達装置は、操作可能なセクションにしっかりと固定された遠位端部と、身体の外側にある送達装置のハンドル上に位置する調節機構に作用的に接続された近位端部と、を有するプルワイヤを使用する。プルワイヤは、典型的には、送達装置(例えば、シースもしくはカテーテル)の壁の中をまたはこれに隣接して長手方向に延びるプルワイヤ内腔内に配される。調節機構の調節(例えば、ノブの回転)により、引張力がプルワイヤに加えられ、これにより、次に操作可能なセクションが曲がる。
米国特許出願公開第2016/0158497号明細書 米国特許出願公開第2013/0030519号明細書 米国特許出願公開第2009/0281619号明細書 米国特許出願公開第2008/0065011号明細書 米国特許出願公開第2007/0005131号明細書
第1の態様によると、調節機構が開示され、調節機構は、ねじ山付き部分を有する巻き付け止めねじ(wrapping set screw)を含み、巻き付け止めねじは、プルワイヤのための内腔と、プルワイヤが内部を通して引っ張られ得る、巻き付け止めねじの近位端部におけるノッチと、巻き付け止めねじの近位端部における、締付ツール(driving tool)のためのソケットと、を形成する。調節機構は、巻き付け止めねじを受容するように少なくとも部分的にねじ山付きである巻き付け止めねじ内腔を有するワイヤラップハウジングも含み、プルワイヤは、巻き付け止めねじがワイヤラップハウジング内に少なくとも部分的に推進された状態でプルワイヤが巻き付け止めねじ内腔のねじ山と巻き付け止めねじのねじ山付き部分の谷底との間に位置することに少なくとも部分的に基づいて、所定の場所に固定される。
第1の態様のいくつかの実施形態では、巻き付け止めねじは、2つ以上のノッチを形成する。第1の態様のいくつかの実施形態では、巻き付け止めねじは、ソケットを形成するヘッド部分を含む。第1の態様のいくつかの実施形態では、ワイヤラップハウジングは、巻き付け止めねじ内腔より大きいカテーテル内腔をさらに形成し、カテーテル内腔は、操作可能な送達装置のシャフトの上にフィットするように構成される。第1の態様のいくつかの実施形態では、巻き付け止めねじのねじ山付き部分は、巻き付け止めねじの遠位端部から巻き付け止めねじの近位端部まで延びる。第1の態様のいくつかの実施形態では、ノッチは、巻き付け止めねじの近位端部から巻き付け止めねじのねじ山付き部分内へと遠位に延びる。第1の態様のいくつかの実施形態では、巻き付け止めねじ内腔は、ねじ山付きである第1の部分と、第1の部分の内半径より小さい内半径を有する第2の部分と、を備えて形成される。第1の態様のいくつかの実施形態では、ソケットは、六角ソケットを含む。
第1の態様のいくつかの実施形態では、調節機構は、プルワイヤをワイヤラップハウジングおよび巻き付け止めねじと整列させるのを助けるように構成された整列ガイドをさらに含む。さらなる実施形態では、整列ガイドは、ワイヤラップハウジングに当接するねじ山付き部分を含む。
いくつかの実施態様によると、操作可能なカテーテルが開示され、これは、シャフトと、シャフトに連結されたハンドルと、第1の態様の調節機構と、を含む。
第2の態様では、プルワイヤを操作可能な送達装置の調節機構に固定するための巻き付け止めねじが開示される。巻き付け止めねじは、近位端部および遠位端部であって、内腔が、近位端部と遠位端部との間に長手方向に形成されており、内腔は、プルワイヤが内腔を通過することを可能にするように構成される、近位端部および遠位端部と、遠位端部から近位に延びるねじ山付き部分と、近位端部に形成されたノッチ部分であって、ノッチ部分は、近位端部からねじ山付き部分内へと遠位に延びる、ノッチ部分と、近位端部によって形成されるソケット部分であって、ソケット部分は、締付ツールと適合するように構成される、ソケット部分と、を含む。
第2の態様のいくつかの実施形態では、ノッチ部分は、2つのノッチを形成する。第2の態様のいくつかの実施形態では、ノッチ部分は、4つのノッチを形成する。
第2の態様のいくつかの実施形態では、巻き付け止めねじは、近位端部にヘッド部分をさらに含み、そのため、ヘッド部分はソケット部分を含む。さらなる実施形態では、ノッチ部分は、ヘッド部分を越えて遠位に延びる。
第2の態様のいくつかの実施形態では、ねじ山付き部分は、遠位端部から近位端部まで延びる。第2の態様のいくつかの実施形態では、ねじ山付き部分は、近位端部まで延びず、ノッチ部分は、ねじ山付き部分内へと遠位に延びるノッチを形成する。第2の態様のいくつかの実施形態では、ソケット部分は、六角棒スパナと適合するように構成される。第2の態様のいくつかの実施形態では、内腔は、遠位端部から、近位端部によって形成されたソケット部分の遠位端部まで延びる。
第3の態様では、巻き付け止めねじを使用してプルワイヤを調節機構に留めるための方法が提供される。この方法は、ワイヤラップハウジングのねじ山付き内腔を通してプルワイヤをガイドするステップと、巻き付け止めねじの内腔を通してプルワイヤをガイドするステップと、巻き付け止めねじの近位端部におけるノッチを通してプルワイヤを曲げるステップと、巻き付け止めねじのねじ山付き部分の谷底に沿って位置するようにプルワイヤを回転させるステップと、巻き付け止めねじをワイヤラップハウジングのねじ山付き内腔内に推進するステップと、を含み、巻き付け止めねじの谷底に沿って位置するプルワイヤの部分は、ねじ山付き内腔のねじ山付き部分内部にある。
第3の態様のいくつかの実施形態では、巻き付け止めねじを推進するステップは、巻き付け止めねじを1回未満回転させるステップを含む。
第3の態様のいくつかの実施形態では、巻き付け止めねじを推進するステップは、巻き付け止めねじの近位端部に形成されたソケット内部に嵌まるツールを使用するステップを含む。さらなる実施形態では、ツールは六角棒スパナを含む。
第3の態様のいくつかの実施形態では、巻き付け止めねじは、ねじ山なしのヘッド部分を含む。第3の態様のいくつかの実施形態では、巻き付け止めねじは、その全長に沿ってねじ山付きである。
第3の態様のいくつかの実施形態では、方法は、ワイヤラップハウジングのねじ山付き内腔を通して第2のプルワイヤをガイドするステップと、巻き付け止めねじの内腔を通して第2のプルワイヤをガイドするステップと、をさらに含む。さらなる実施形態では、方法は、巻き付け止めねじの近位端部における第2のノッチを通して第2のプルワイヤを曲げるステップをさらに含む。さらなる実施形態では、方法は、巻き付け止めねじの谷底に沿って位置するように第2のプルワイヤを回転させるステップをさらに含む。さらなる実施形態では、方法は、巻き付け止めねじの谷底に沿って位置する第2のプルワイヤの部分が、巻き付け止めねじがワイヤラップハウジングのねじ山付き内腔内に推進された状態でねじ山付き内腔のねじ山付き部分内部にあることをさらに含む。さらなる実施形態では、方法は、巻き付け止めねじの近位端部におけるノッチを通して第2のプルワイヤを曲げるステップをさらに含む。
本開示の概要を示す目的で、ある特定の態様、利点、および新規な特徴が本明細書に記載されている。必ずしもすべてのそのような利点が、任意の特定の実施形態に従って達成され得るわけではないことが、理解される。よって、開示された実施形態は、本明細書で教示されるような1つの利点または利点群を、本明細書で教示または示唆され得るような他の利点を必ずしも達成することなく、達成または最適化するように、実行され得る。
さまざまな実施形態が例示目的で添付図面に描かれており、それらは、決して本発明の範囲を限定するものとして解釈すべきではない。さらに、開示される種々の実施形態のさまざまな特徴は、本開示の一部である、追加の実施形態を形成するように、組み合わせられ得る。図面全体にわたり、参照符号は、参照要素間の対応関係を示すために繰り返し使用され得る。
巻き付け止めねじを使用して調節機構に固定されたプルワイヤを有する操作可能な送達装置を例示する図である。 図1の操作可能な送達装置のワイヤラップハウジング、プルワイヤ、および巻き付け止めねじの図を例示する図である。 図1の操作可能な送達装置のワイヤラップハウジング、プルワイヤ、および巻き付け止めねじの図を例示する図である。 図1の操作可能な送達装置のワイヤラップハウジング、プルワイヤ、および巻き付け止めねじの図を例示する図である。 図1の巻き付け止めねじを使用してワイヤラップハウジングに固定されたプルワイヤの断面図を例示する図である。 巻き付け止めねじの実施例を例示する図である。 巻き付け止めねじの実施例を例示する図である。 巻き付け止めねじの実施例を例示する図である。 巻き付け止めねじの別の実施例を例示する図である。 巻き付け止めねじの上記別の実施例を例示する図である。 巻き付け止めねじの上記別の実施例を例示する図である。 巻き付け止めねじを使用してプルワイヤを調節機構に留めるための例としての方法のフローチャートである。
本明細書において提供される見出しは、便宜上のものにすぎず、主張される実施形態の範囲または意味に必ずしも影響を及ぼすわけではない。
概要
外科処置に使用される送達装置(例えば、カテーテル)は、1つまたは複数のプルワイヤを使用して操作可能となるように構成され得、その例が、参照により全体として本明細書に組み込まれる特許文献1に記載されている。そのような送達装置は、装置を処置中に操作することが有益または有利である場合に使用され得る。1つまたは複数のプルワイヤは、典型的には、送達装置の遠位端部(例えば、操作可能なセクション)に、また、近位端部が調節機構に、固定される。調節機構を操縦することにより、オペレータは、プルワイヤに力を加える(例えば、引っ張るかつ/または押す)ことで送達装置を操作することができ、これにより、次に、操作可能なセクションが曲がるか、またはまっすぐになる。
カテーテルまたは他の送達装置を1つまたは複数のプルワイヤと共に組み立てることは、少なくとも部分的に、適切な機能性のためにプルワイヤを調節機構に固定することの難しさにより、困難となり得る。組み立ては典型的には、ワイヤラッピングと呼ばれるプロセスを含み、このプロセスでは、プルワイヤの近位端部がアンカーの周りに巻き付けられてプルワイヤを調節機構に固定する。ワイヤラッピングは、典型的には、熟練し、よく訓練されたオペレータが、複数のループを、金属片などの小さなコンポーネントの周りに作って、ワイヤを調節機構に固定することを必要とする。ワイヤラッピングが完了した後、プルワイヤの組み立てが典型的には点検される。この点検は、ワイヤのループがアンカーに固定されると識別するのが難しくなり得、ワイヤがアンカーに十分に固定されたかどうかを判断することも難しくなり得るので、やはり問題点を提示し得る。
したがって、これらおよび他の問題点に取り組むため、本明細書には、プルワイヤを調節機構に固定するための装置、機構、および方法が記載される。特に、開示される装置、機構、および方法は、巻き付け止めねじであって、プルワイヤのための内腔を形成し、かつ1つまたは複数のノッチを、巻き付け止めねじの側面において、その近位端部に形成する、巻き付け止めねじを使用することによって、プルワイヤの固定を容易にする。内腔により、プルワイヤは巻き付け止めねじを通過することができ、1つまたは複数のノッチにより、プルワイヤはノッチを通して引っ張られることができ、そのため、巻き付け止めねじがひねられると、プルワイヤは、ねじの谷底内部に位置する。ねじの谷底は、ねじ山の頂間のくぼみを指す。プルワイヤは、少なくとも部分的に、ねじとラップハウジングのねじ山付きの内部部分との間で押されることによって、かつ/または、少なくとも部分的に、プルワイヤとねじとの間の摩擦によって、所定の場所に固定される。ラップハウジングは、送達装置を操作するためにプルワイヤを固定する調節機構の一部とすることができる。本明細書に開示される巻き付け止めねじは、任意の金属または非金属のプルワイヤと共に使用され得る。
開示される装置、機構、および方法は、有利には、操作可能な送達装置のプルワイヤを調節機構に留めるのを容易にする。例えば、オペレータまたは製造業者は、プルワイヤを調節機構に留めるのにそれほど多くの技術を必要とせず、それは、プルワイヤが単に巻き付け止めねじの内腔を通して方向付けられ、巻き付け止めねじ内のノッチを通して引っ張られ、その後、ハウジングにねじ込まれ得るためである。このプロセスは、アンカーポイントの周りでのプルワイヤの複数の巻き付けおよび/またはアンカーポイントへのプルワイヤの溶接を必要とする方法と比べて、オペレータが実行するのが容易となり得る。これにより、製造された装置の結果として得られる品質とオペレータの技術との間の依存性も減少する。すなわち、典型的には、装置の品質はオペレータの技術に関係する。しかしながら、開示される機構および方法は、比較的熟練していないオペレータが高品質の装置を製造することを可能にする。また、これにより、製造される装置間の一貫性も改善または増大し、製造を、さらに信頼性があり、制御可能で、反復可能なものにする。一貫性が増大すると、操作可能な送達装置の挙動の変動が結果として減少し、最終的には、そのような装置を使用する処置における患者の転帰を改善する。さらに、開示される装置、機構、および方法は、有利には、製造された送達装置の点検を容易にする。溶接部および/または小さなコンポーネントの周りのループを利用する製造方法と比べて、開示される機構および方法を使用してプルワイヤが適切に留められたことを判断するのが容易になり、それは、プルワイヤがワイヤラップハウジング内部で引っ張られ、これに留められたかどうかが、さらに容易に明らかになるためである。これは、アンカーポイントの周りでのプルワイヤの複数の巻き付けおよび/またはアンカーポイントへのプルワイヤの溶接を必要とする方法と比べて、点検するのが容易となり得、それは、点検者が、アンカーポイントの周りの巻き付けの数をカウントすること、および/またはアンカーポイントでの溶接の効力を点検することを必要としないためである。
図1は、ワイヤラップハウジング102に固定された巻き付け止めねじ110を使用して調節機構100に留められたプルワイヤ120を有する操作可能な送達装置10(例えば、カテーテル装置)の近位部分を例示している。送達装置10は、ハンドル12と、ハンドルから遠位に延びるシャフト14と、を含み得る。プルワイヤ120は、シャフト14の遠位部分(不図示のシャフト14の遠位部分)の湾曲を制御するように構成される。プルワイヤ120は、シャフト14の壁の外側部分に形成された周囲のプルワイヤ内腔18を通って延びる。
プルワイヤ120は、ワイヤラップハウジング102において調節機構100に作用的に接続された近位端部分を有する。いくつかの実施形態では、調節機構100は、例えば、ハンドル12上に装着された回転可能なノブなどであるが、これに制限されない、装置のユーザによって操縦される要素を含み得る。調節機構100は、シャフト14の遠位端部とハンドル12上のプルワイヤ120のアンカーポイントとの間の相対距離を変化させるように構成される。この距離の変化により、シャフト14の遠位部分の湾曲が変化し、それは、シャフト14の長さが変化しないままである一方で、シャフト14に対するプルワイヤ120(シャフト14の遠位端部に接続されている)の長さが変化するためである。この相対長さの変化は、シャフト14の遠位端部の湾曲の変化をもたらす。シャフト14の遠位部分は、シャフト14の近位部分より相対的に可撓性が高い材料から構成され得、または、別様に、近位部分より相対的に可撓性が高くなるように構成され得、そのため、近位部分の湾曲は、遠位部分の湾曲がシャフト14に対するプルワイヤ120の長さを調節することによって調節された場合に、実質的に変化しないままとなり得る。シャフト、ハンドル、および調節機構のさらなる例は、特許文献2~5に記載されており、それらはそれぞれ、参照により全体として本明細書に組み込まれる。本明細書に開示される巻き付け止めねじおよびワイヤラップハウジングは、組み込まれる参考文献に記載されるものなどの任意の適切な送達装置と共に使用され得ることが、理解される。
ハンドル12は、調節機構100のワイヤラップハウジング102をハンドル12に沿って近位および遠位にガイドするためにガイドロッド16を含み得る。ワイヤラップハウジング102の近位および遠位への動きにより、シャフト14に対するプルワイヤ120の長さは減少および増大し、それは、プルワイヤ120が巻き付け止めねじ110を使用してワイヤラップハウジング102に留められているためである。調節機構100はまた、プルワイヤ120を整列させるのに役立つように、また、ハンドル12、および/または、ユーザによって操縦されるコンポーネントなど、調節機構100の他のコンポーネントと連動するように構成された、整列ガイド130を含み得る。整列ガイド130は、ワイヤラップハウジング102に当接する、ねじ山付きのプラスチック部分とすることができる。
シャフト14は、シャフト14の長さを延びる中央内腔(不図示)を含み得る。中央内腔は、その直径がプルワイヤ内腔18の直径より著しく大きくてよく、医療装置、ツール、薬剤、または他の物質のうちの1つまたは複数を輸送するのに使用され得る。いくつかの実施形態では、中央内腔は、人工心臓弁を輸送するのに使用される。いくつかの実施形態では、プルワイヤ120は、中央内腔に沿って、またはその内部を延びることができる。
プルワイヤ120を調節機構100に留めるために、巻き付け止めねじ110は、プルワイヤ120の近位部分が巻き付け止めねじ110の谷底(例えば、くぼみ)に沿って位置するように巻き付け止めねじ110の周りに巻き付けられた状態で、ワイヤラップハウジング102内に少なくとも部分的に推進されるかまたはねじ込まれる。巻き付け止めねじ110は、図1に例示されるように、プルワイヤ120が挿入される内腔と、プルワイヤ120を巻き付け止めねじ110の近位端部の遠位にあるポイントで曲げることができる、1つまたは複数のノッチと、を含む。巻き付け止めねじ110は止めねじに制限されず、少なくとも部分的にねじ山付きであるか、または一連の環状リングを含み、プルワイヤ120のための内腔を形成し、その近位端部に1つもしくは複数のノッチを形成する、任意のコンポーネントとし得ることを理解されたい。
プルワイヤ120をワイヤラップハウジング102に固定する準備において、巻き付け止めねじ110は、ワイヤラップハウジング102内に部分的にねじ込まれ、そのため、ノッチの基部(例えば、ノッチの遠位端部)が露出する。これにより、製造業者は、図1に例示されるように、プルワイヤ120をノッチの基部においてノッチを通して引っ張るかまたは曲げることができる。プルワイヤ120がノッチを通して曲げられた状態で、プルワイヤ120は、プルワイヤ120が巻き付け止めねじ110の谷底に沿って位置するように、巻き付け止めねじ110の周りで回転されるか、または巻き付けられ得る。いったんプルワイヤ120が巻き付け止めねじ110の周りで回転されたら、ワイヤラップハウジング102のねじ山付き内腔内に巻き付け止めねじ110をねじ込むかまたは推進することで、ワイヤラップハウジング102内部で巻き付け止めねじ110の谷底に沿って位置するプルワイヤ120の部分が引っ張られ始める。ワイヤラップハウジング102および巻き付け止めねじ110によって引き起こされた、結果として生じるプルワイヤ120における摩擦および/または圧力により、プルワイヤ120がワイヤラップハウジング102に固定されるか、または留められる。プルワイヤ120は、ノッチの基部がワイヤラップハウジング102の近位壁とおおよそ整列すると、巻き付け止めねじ110の1つもしくは複数のひねりもしくは回転、またはひねりもしくは回転の一部(例えば、4分の1ひねり、2分の1ひねり、4分の3ひねりなど)を使用して、所定の場所に十分に固定され得る。
いくつかの実施形態では、巻き付け止めねじ110の谷底に沿って位置するようにプルワイヤ120を曲げて回転させると、プルワイヤ120が所定の場所に固定される。これは、少なくとも部分的に、巻き付け止めねじ110の周りに巻き付けられたプルワイヤ120の部分と、巻き付け止めねじ110のねじ山付き部分と、の間の摩擦により、起こり得る。そのような実施形態では、巻き付け止めねじ110をワイヤラップハウジング102内に推進すると、プルワイヤ120が所定の場所にさらに固定される。
いくつかの実施形態では、調節機構100は、巻き付け止めねじ110と適合するように構成された巻き付けナット(不図示)をさらに含み得る。そのような実施形態では、巻き付けナットは、回転され、巻き付け止めねじ110上にねじ込まれて、プルワイヤ120を所定の場所に固定することができる。プルワイヤ120は、少なくとも部分的に、結果として生じる、巻き付けナットの雌ねじ山と巻き付け止めねじ110の谷底との間のプルワイヤ120における摩擦および/または圧力により、所定の場所に固定され得る。同様に、プルワイヤ120は、少なくとも部分的に、巻き付け止めねじ110の谷底に位置していないが巻き付けナットの遠位表面とワイヤラップハウジング102の近位表面との間に位置する、プルワイヤ120の部分における力または圧力により、所定の場所に固定され得る。
例としての調節機構
図2A、図2B、および図2Cは、図1のワイヤラップハウジング102、プルワイヤ120、および巻き付け止めねじ110のさまざまな図を例示する。図2Aは、ワイヤラップハウジング102、巻き付け止めねじ110、およびプルワイヤ120を含む、調節機構100の斜視図を例示している。図2Bは、調節機構100の端面図を例示し、図2Cは、図2Bに示された断面で調節機構100の断面図を例示している。以下の説明では、図2A~図2Cを互換的に参照する。
調節機構100は、プルワイヤ120のための内腔111を有する巻き付け止めねじ110を含む。巻き付け止めねじ110はまた、巻き付け止めねじ110の近位端部に2つのノッチ112を含み、これを通して、プルワイヤ120は引っ張られるか、曲げられるか、または角度を付けられ得る。巻き付け止めねじ110は、1つのノッチ、2つのノッチ、3つのノッチ、4つのノッチ、または5つ以上のノッチを含み得る。巻き付け止めねじ110は、巻き付け止めねじ110の近位端部に締付ツールのためのソケット116を形成する。ソケット116は、特定の種類の締付ツール(例えば、六角棒スパナ)と適合するようにされ得る。
巻き付け止めねじ110は、巻き付け止めねじ110の全長を延び得るか、または、巻き付け止めねじ110の長さの一部を構成し得る、ねじ山付き部分118を含む。ねじ山付き部分118は、頂および谷底(または、くぼみ)を含み、プルワイヤ120は、ねじ山付き部分118の谷底に沿って位置するように構成される。例示されるように、プルワイヤ120は、巻き付け止めねじ110の内腔111を通して引っ張られるか、またはこれを通過し、2つのノッチ112のうちの一方を通して曲げられる。プルワイヤ120を調節機構に留めるために、プルワイヤ120は、ねじ山付き部分118の谷底に沿って位置するように巻き付け止めねじ110の周りに巻き付けられ、これについては、図3を参照して本明細書でさらに詳細に説明する。プルワイヤ120は、金属、非金属、または金属と非金属との組み合わせとすることができる。
調節機構100は、巻き付け止めねじ110を受容するために少なくとも部分的にねじ山付き109である巻き付け止めねじ内腔108を形成する、ワイヤラップハウジング102も含む。プルワイヤ120は、巻き付け止めねじ110がワイヤラップハウジング102内に少なくとも部分的にねじ込まれるかまたは推進されたときに、プルワイヤ120が内腔108のねじ山109と巻き付け止めねじ110のねじ山付き部分118の谷底との間に位置することに少なくとも部分的に基づいて、調節機構100に対して所定の場所に固定される。
ワイヤラップハウジング102はまた、送達装置10のハンドル12が通過するかまたは挿入され得る、ハンドル内腔104を形成する。いくつかの実施形態では、ハンドル内腔104は、送達装置のシャフト14が通過するかまたは挿入され得る、シャフト内腔とすることができる。ワイヤラップハウジング102はまた、ガイドレール16に合致するガイドレール特徴部106、または調節機構100が関連する送達装置10のシャフト14に対して動くときにワイヤラップハウジング102の動きをガイドするように設計された、他の特徴部を形成し得る。
図2Cの断面図に最もよく例示されているように、巻き付け止めねじ110は、内腔111と、2つのノッチ112と、を含み、プルワイヤ120の一部(プルワイヤ120の水平部分)が巻き付け止めねじ110の内腔111内部に位置付けられ、プルワイヤ120の一部(プルワイヤ120の垂直部分)が巻き付け止めねじ110のノッチ112を通して引っ張られている。この断面は、巻き付け止めねじ110の近位端部に形成された六角ソケット116も例示している。六角ソケット116により、オペレータまたは製造業者は、六角棒スパナまたはアレンレンチ(もしくは、種々のソケット構成のための他の適切なツール)を使用して、巻き付け止めねじ110を回転させて、ワイヤラップハウジング102内にねじ込むことができる。いくつかの実施形態では、ノッチ112の遠位端部は、ソケット116の遠位表面よりも遠位にある。そのような実施形態では、プルワイヤ112に、締付ツール(例えば、六角棒スパナ)は触れず、それは、プルワイヤ120が、ソケット116の遠位表面より下流で巻き付け止めねじ110のノッチ112を通して引っ張られるか、または角度を付けられるためである。これにより、締付ツールによって引き起こされ得る、プルワイヤ120に対する損傷が低減または排除される。
ワイヤラップハウジング102の巻き付け止めねじ内腔108は、ねじ山付き部分109と、ねじ山なし部分107と、を含み得る。いくつかの実施形態では、ねじ山なし部分107は、ねじ山付き部分109より小さな半径を有して、プルワイヤ120が通過するのを可能にすると共に、巻き付け止めねじ110の挿入距離を制限することもできる。同様にして、内腔108のねじ山なし部分107は、ねじ山付き部分109と同じかまたは同様の半径を有すると共に、ねじ山付き部分109の長さを制限することにより巻き付け止めねじ110の挿入距離を制限するように構成され得る。
図3は、図1の巻き付け止めねじ110を使用してワイヤラップハウジング102に固定された構成にある、プルワイヤ120の断面図を例示している。プルワイヤ120は、巻き付け止めねじ110がワイヤラップハウジング102の内腔108に螺入されると、所定の場所に固着され得る。プルワイヤ120を調節機構100に留めるために、プルワイヤ120は、巻き付け止めねじ110の内腔111の一部を通過し、巻き付け止めねじ110のノッチ112を通して曲げられ、プルワイヤ120の一部が巻き付け止めねじ110のねじ山付き部分118の谷底114に沿って(または頂113の間に)位置するように、巻き付け止めねじ110の周りに巻き付けられる。プルワイヤ120がこのように準備されると、巻き付け止めねじ110は、ワイヤラップハウジング102によって形成された巻き付け止めねじ内腔108のねじ山付き部分109内に推進され得る。
プルワイヤ120を所定の場所に固定または固着するための機構は、プルワイヤ120における、ねじ山付き内腔109のねじ山および巻き付け止めねじ110の谷底114の圧力を含み得る。プルワイヤを所定の場所に固定または固着するための機構は、プルワイヤ120と巻き付け止めねじ110との間の摩擦を含み得る。図3は、巻き付け止めねじ110が回転され、ワイヤラップハウジング102内に少なくとも部分的にねじ込まれた後で、所定の場所に固定されたプルワイヤ120を例示している。プルワイヤ120は、巻き付け止めねじ110の谷底114に沿って位置し、ワイヤラップハウジング102のねじ山付き部分109からの力を受けて、プルワイヤ120を所定の場所に固定するのを助ける。
単一のプルワイヤが図1~図3のそれぞれに例示されているが、複数のプルワイヤが本明細書に記載される装置、コンポーネント、および方法を使用して調節機構100に固定され得ることが理解されることに注目されたい。いくつかの実施形態では、複数のノッチを備えた巻き付け止めねじが、複数のプルワイヤを固定するのに使用され得る。例えば、第1のプルワイヤが第1のノッチを通して曲げられ得、第2のプルワイヤが第2のノッチを通して曲げられ得、両方のプルワイヤは、個々のプルワイヤの少なくとも一部がワイヤラップハウジングのねじ山付き部分内部にくるように、巻き付け止めねじをひねるか、推進するか、または回転させることによって調節機構に固定され得る。一般的に、本明細書に開示される巻き付け止めねじは、複数のノッチを含み得、個々のノッチは、本明細書に記載される方法を使用して、異なるプルワイヤを調節機構100に固定するのに使用される。別の実施例として、巻き付け止めねじ110は、単一のノッチを含み得、複数のプルワイヤが、その単一のノッチを通して曲げられ、本明細書に記載される方法を使用して調節機構100に留められ得る。さらに別の実施例として、巻き付け止めねじ110は、複数のノッチを含み得、第1のノッチは、単一のプルワイヤを留めるのに使用され、第2のノッチは、本明細書に記載される方法を使用して複数のプルワイヤを調節機構100に留めるのに使用される。換言すれば、巻き付け止めねじにおけるすべてのノッチが、プルワイヤを受容する必要はなく、かつ/または、単一のプルワイヤのためにノッチの使用を制限する必要はなく、使用されないノッチがあってよく、かつ/または、1つもしくは複数のプルワイヤを受容するノッチがあってよい。
例としての巻き付け止めねじ
本明細書に開示される巻き付け止めねじは、さまざまな構成を有し得、その実施例が図4A~図4Cおよび図5A~図5Cに例示されている。これらの実施例はそれぞれ、六角ソケットを含むが、スロット、十字(cross)、フィリップス、トルクス(登録商標)などといった、種々の締付ツールのためのソケットを備えた巻き付け止めねじなど、種々の構成が可能であることが理解される。さらに、実施例は、4つのノッチ(図4A~図4C)および1つのノッチ(図5A~図5C)と共に示されているが、任意の適切な数のノッチが使用され得る。さらに、ノッチの数および/またはソケット構成は、全長に沿ってねじ山付きである巻き付け止めねじ(例えば、図4A~図4Cの巻き付け止めねじ)または部分的にねじ山付きである巻き付け止めねじ(例えば、図5A~図5Cの巻き付け止めねじ)に必ずしも結びつけられるわけではない。換言すれば、ノッチの数、ソケット構成、およびねじ切りの範囲は、巻き付け止めねじについて、独立して設定可能である。さらに、ノッチの数および/またはソケット構成はまた、ヘッド部分を含まない巻き付け止めねじ(例えば、図4A~図4Cの巻き付け止めねじ)またはヘッド部分を含む巻き付け止めねじ(例えば、図5A~図5Cの巻き付け止めねじ)について、独立して設定可能である。
図4A、図4B、および図4Cは、巻き付け止めねじ410の実施例を例示している。巻き付け止めねじ410は、プルワイヤが内部を通してガイドされるか、引っ張られるか、または通過し得る、内腔411を形成する。巻き付け止めねじ410の近位端部は、六角棒スパナまたはアレンキーを受容するために六角ソケット416を形成する。巻き付け止めねじ410はまた、4つのノッチ412を形成する。各ノッチ412は、巻き付け止めねじ410の近位端部から長さの一部を延びる。各ノッチ412は、内腔411から、巻き付け止めねじ410の外部のねじ山付き部分418までの経路を提供する。各ノッチ412は、プルワイヤが、巻き付け止めねじ410の近位端部に到達せずに、曲がって内腔411を出ることを可能にするように構成される。各ノッチ412はまた、プルワイヤが巻き付け止めねじ410のねじ山付き部分418の谷底414に沿って(または頂413の間に)位置するように、曲げられた後でプルワイヤが回転することを可能にするように構成される。
巻き付け止めねじ410は、遠位端部から近位端部まで、その全長に沿ってねじ山付きである。しかしながら、いくつかの実施形態では、巻き付け止めねじ410は、その長さに沿って部分的にのみねじ山付きであり、遠位端部から始まり、巻き付け止めねじ410の近位端部の前で終わる。ある特定の実施形態では、ねじ山付き部分418は、ノッチ412の基部(または遠位端部)を通り越して近位に延び、曲がり回転されたプルワイヤが、ねじ山付き部分418の谷底414に沿って位置することを可能にする。さまざまな実施形態では、ねじ山付き部分418は、ノッチ412の基部(または遠位端部)を通り越して近位に延びず、プルワイヤは、プルワイヤがねじ山付き部分418の谷底414に沿って位置することを可能にするように回転される前に遠位に引っ張られる。
図5A、図5B、および図5Cは、巻き付け止めねじ510の別の実施例を例示している。巻き付け止めねじ510は、プルワイヤが内部を通してガイドされるか、引っ張られるか、または通過し得る、内腔511を形成する。巻き付け止めねじ510の近位端部は、六角棒スパナまたはアレンキーを受容するために六角ソケット516を形成するヘッド515を含む。ヘッド515は、巻き付け止めねじ510のねじ山付き部分518を含む遠位シャフトより大きな直径を有する。ヘッド515は、ヘッド部分515からねじ山付き部分518を備えた遠位シャフトへの移行部として、遠位表面517を形成する。巻き付け止めねじ510はまた、ノッチ512を形成する。ノッチ512は、ヘッド部分515の近位端部から、遠位シャフトの長さの少なくとも一部を延びる。いくつかの実施形態では、ノッチは、ねじ山付き部分518内に延びる。ノッチ512は、内腔511から巻き付け止めねじ510のねじ山付き部分518までの経路を提供する。ノッチ512は、プルワイヤが、巻き付け止めねじ510のヘッド部分515に到達せずに、曲げられて内腔511を出ることを可能にするように構成される。ノッチ512はまた、プルワイヤがねじ山付き部分518の谷底514に沿って(または頂513の間に)位置するように、曲げられた後でプルワイヤが回転することを可能にするように構成される。いくつかの実施形態では、ねじ山付き部分518は、ノッチ512の基部(または遠位端部)を通り越して近位に延び、曲がり回転されたプルワイヤが、ねじ山付き部分518の谷底514内部に位置することを可能にする。さまざまな実施形態では、ねじ山付き部分518は、ノッチ512の基部(または遠位端部)を通り越して近位に延びず、プルワイヤは、プルワイヤがねじ山付き部分518の谷底514に沿って位置することを可能にするように回転される前に遠位に引っ張られる。
巻き付け止めねじ510は、その長さの一部に沿ってねじ山付きであり、ヘッド部分515の前で終わる。しかしながら、いくつかの実施形態では、巻き付け止めねじ510は、遠位シャフトの全長に沿って、遠位端部からヘッド部分515の遠位表面517までねじ山付きである。
巻き付け止めねじ510は、図4A~図4Cを参照して説明した巻き付け止めねじ410と比較して、プルワイヤをワイヤラップハウジングに固定するための追加または代替的な機構を提供することができる。巻き付け止めねじ内腔のねじ山付き部分と巻き付け止めねじ510のねじ山付き部分518の谷底514との間の圧力および摩擦に加えて、または、その代わりに、プルワイヤは、ヘッド部分515の遠位表面517とワイヤラップハウジングの近位面または近位表面との間に挟まれ得る。巻き付け止めねじ510をひねるか、推進するか、または回転させることによって、遠位表面517とワイヤラップハウジングの近位面との間の圧力は、プルワイヤを所定の場所に固定するように増大され得る。
例としての製造方法
図6は、巻き付け止めねじを使用してプルワイヤを調節機構に留めるための、例としての方法600のフローチャートを例示している。調節機構、プルワイヤ、および巻き付け止めねじは、図1~図5Cを参照して本明細書に記載された対応するコンポーネントのいずれか、または、その任意の適切な変形例とすることができる。以下に記載するように、調節機構は、巻き付け止めねじと、ワイヤラップハウジングと、を含む。巻き付け止めねじは、内腔と、1つまたは複数のノッチと、を含む。巻き付け止めねじは、ワイヤラップハウジングのねじ山付き内腔内に推進されるか、またはねじ込まれるように構成される。方法600は、操作可能な送達装置を製造するための、より大きなプロセスの一部として使用され得る。
ブロック605では、プルワイヤの近位端部が、ワイヤラップハウジングのねじ山付き内腔を通してガイドされるか、または通過する。プルワイヤは、金属または非金属とすることができる。いくつかの実施形態では、プルワイヤは、操作可能なカテーテルの遠位端部に取り付けられた遠位端部を有し得る。ワイヤラップハウジングの内腔は、1つまたは複数の内半径を含み得る。ワイヤラップハウジングの内腔は、少なくとも部分的にねじ山付きとすることができる。
ブロック610では、プルワイヤは、巻き付け止めねじの内腔を通してガイドされるか、または通過する。巻き付け止めねじは、長手方向内腔を形成し得る。プルワイヤは、内腔を通して、内腔の遠位端部から近位端部までガイドされ得る。内腔の近位端部は、巻き付け止めねじの近位端部より遠位のポイントにあるものとすることができる。例えば、巻き付け止めねじがソケットを形成するヘッドを含む場合、内腔の近位端部は、ソケット内部に形成される。
ブロック615では、プルワイヤは、巻き付け止めねじの近位端部におけるノッチを通して曲げられる。ノッチは、巻き付け止めねじの近位端部から部分的に遠位端部まで延びることができる。ノッチの基部は、巻き付け止めねじに沿ったポイントに形成され、そのため、プルワイヤは、巻き付け止めねじの内腔から引っ張られて、ノッチの外へガイドされ得る。いくつかの実施形態では、オペレータは、プライヤーまたは他の器具を使用して、プルワイヤを引っ張り、曲げることができる。プライヤーおよび/または他の器具は、組み立て中にプルワイヤを所定の場所にクランプするのに使用されてもよい。
ブロック620では、プルワイヤは、回転されまたは曲げられて、巻き付け止めねじの谷底に沿って位置する。プルワイヤの回転は、巻き付け止めねじの雄ねじ山付き部分に沿って位置するようにプルワイヤを方向付けることを含む。プルワイヤの近位部分全体を巻き付け止めねじの周りに巻き付ける必要はない。いくつかの実施形態では、比較的小さな部分が巻き付け止めねじの谷底内部に位置するようにプルワイヤを曲げることが十分となる場合がある。そのような場合、巻き付け止めねじを推進することにより、さらに、ノッチの外側にあるプルワイヤの近位部分を、巻き付け止めねじの谷底に沿って位置させることができる。いくつかの実施形態では、オペレータは、プライヤーまたは他の器具を使用して、プルワイヤを回転させかつ/または曲げることができる。プライヤーおよび/または他の器具は、組み立て中にプルワイヤを所定の場所にクランプするのに使用されてもよい。いくつかの実施形態では、巻き付け止めねじの谷底に沿って少なくとも部分的に位置するようにプルワイヤを回転させることが、プルワイヤを所定の場所に固定するのに十分である。これは、少なくとも部分的に、巻き付け止めねじと、巻き付け止めねじのねじ山付き部分の谷底内部に位置するようにノッチの外に曲げられ回転された、プルワイヤの部分と、の間の摩擦によるものであり得る。
ブロック625では、巻き付け止めねじは、ワイヤラップハウジングのねじ山付き内腔内に推進される。いくつかの実施形態では、巻き付け止めねじの谷底に位置するプルワイヤの部分は、ねじ山付き内腔のねじ山付き部分に接触する。いくつかの実施形態では、ねじ山付き内腔のねじ山と、巻き付け止めねじの谷底と、によって引き起こされる、プルワイヤにおける摩擦および/または圧力により、プルワイヤが所定の場所にロックまたは固定される。巻き付け止めねじは、プルワイヤを所定の場所にロックまたは固定するよう十分にねじ山付き内腔内に推進され得、そのため、調節機構を動作してもプルワイヤが滑らない。いくつかの実施形態では、プルワイヤを調節機構に固定するために、巻き付け止めねじは、1回もしくは複数回、ひねられるか、もしくは回転され得、または、巻き付け止めねじは、1回未満、ひねられるか、もしくは回転され得る(例えば、4分の1ひねり、2分の1ひねり、4分の3ひねりなど)。
複数のプルワイヤを調節機構に固定するために、方法600は、巻き付け止めねじの個々のノッチを通して個々のプルワイヤを曲げるように調節され得る。例えば、第1のプルワイヤが、(例えば、プライヤーを使用して)巻き付け止めねじの第1のノッチを通して引っ張られ、所定の場所でクランプされ得る。次に、第2のプルワイヤが、巻き付け止めねじの第2のノッチを通して引っ張られ、所定の場所でクランプされ得る。次に、巻き付け止めねじは、ワイヤラップハウジング内に推進されて、第1および第2のプルワイヤを調節機構に留めることができる。
同様に、複数のプルワイヤを調節機構に固定するために、方法600は、巻き付け止めねじの個々のノッチを通して複数のプルワイヤを曲げるように調節され得る。例えば、第1のプルワイヤが、(例えば、プライヤーを使用して)巻き付け止めねじの第1のノッチを通して引っ張られ、所定の場所でクランプされ得る。次に、第2のプルワイヤが、巻き付け止めねじの同じノッチを通して引っ張られ、所定の場所でクランプされ得る。次に、巻き付け止めねじは、ワイヤラップハウジング内に推進されて、第1および第2のプルワイヤを調節機構に留めることができる。
同様に、複数のプルワイヤを調節機構に固定するために、方法600は、巻き付け止めねじの第1のノッチを通して複数のプルワイヤを曲げ、第2のノッチを通して個々のプルワイヤを曲げるように調節され得る。例えば、第1のプルワイヤが、(例えば、プライヤーを使用して)巻き付け止めねじの第1のノッチを通して引っ張られ、所定の場所でクランプされ得る。次に、第2のプルワイヤが、巻き付け止めねじの同じノッチを通して引っ張られ、所定の場所でクランプされ得る。次に、第3のプルワイヤが、巻き付け止めねじの第2のノッチを通して引っ張られ、所定の場所でクランプされ得る。次に、巻き付け止めねじは、ワイヤラップハウジング内に推進されて、第1、第2、および第3のプルワイヤを調節機構に留めることができる。
追加の実施形態および用語
本開示は、さまざまな特徴を記載しており、そのいずれも、単独で、本明細書に記載される利点を担うものではない。本明細書に記載されるさまざまな特徴は、当業者には明らかであるように、組み合わせられるか、改変されるか、または省略され得ることが、理解されるであろう。本明細書に具体的に記載されたもの以外の組み合わせおよび部分的組み合わせは、当業者には明らかであろうし、本開示の一部を形成することが意図されている。さまざまな方法が、さまざまなフローチャートのステップおよび/または段階に関連して本明細書に記載されている。多くの場合、ある特定のステップおよび/または段階は、フローチャートに示された複数のステップおよび/または段階が単一のステップおよび/または段階として実行され得るように、共に組み合わせられ得ることが、理解されるであろう。また、ある特定のステップおよび/または段階は、別々に実行されるように、追加のサブコンポーネントに分けられ得る。場合によっては、ステップまたは段階の順序は、並べ替えられてよく、また、ある特定のステップまたは段階は、完全に省略され得る。また、本明細書に記載される方法は、開放型であると理解され、そのため、本明細書に図示および記載されるものに対する追加のステップおよび/または段階も実行され得る。
文脈上明白に他の意味に解釈すべき場合を除いて、本明細書および特許請求の範囲全体にわたり、単語「含む(comprise)」、「含む(comprising)」などは、排他的または網羅的な意味とは対照的に、包括的な意味で、すなわち、「~を含むが、これらに制限されない」という意味で、解釈されるものである。本明細書で一般的に使用されるような、単語「連結される(coupled)」は、直接接続されるか、または、1つもしくは複数の中間要素によって接続され得る、2つ以上の要素を指す。さらに、単語「本明細書で(herein)」、「上述の(above)」、「以下の(below)」、および同様の趣旨の単語は、本出願で使用される場合、本出願全体を指すものであり、本出願の任意の特定の部分を指すものではない。文脈上許容される場合、単数または複数の数を使用した、上述の詳細な説明における単語は、それぞれ、複数または単数の数も含み得る。2つ以上のアイテムのリストに関連する、単語「または(or)」は、その単語の以下の解釈:リスト中のアイテムのうちの任意のもの、リスト中のアイテムのすべて、およびリスト中のアイテムの任意の組み合わせ、のすべてを含む。単語「例示的な(exemplary)」は、「実施例、例、または例示として役立つ」ことを意味するように本明細書で排他的に使用される。「例示的な」ものとして本明細書に記載される任意の実施態様は、必ずしも他の実施態様と比べて好適または有利なものと解釈されるわけではない。
本開示は、本明細書に示される実施態様に限定されることを意図していない。本開示に記載される実施態様へのさまざまな改変は、当業者には容易に明らかとなり得、本明細書において定義される一般的な原理は、本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、他の実施態様に適用され得る。本明細書において提供される本発明の教示は、他の方法およびシステムに適用され得、前述した方法およびシステムに限定されるものではなく、前述したさまざまな実施形態の要素および行為は、組み合わせられて、さらなる実施形態を提供することができる。したがって、本明細書に記載される新規な方法およびシステムは、さまざまな他の形態で具体化され得、さらに、本明細書に記載される方法およびシステムの形態におけるさまざまな省略、置き換え、および変更が、本開示の趣旨から逸脱することなく、行われ得る。添付の特許請求の範囲およびそれらの等価物は、本開示の範囲および趣旨に含まれるような形態または改変を含むことが意図される。
10 送達装置
12 ハンドル
14 シャフト
16 ガイドロッド
16 ガイドレール
18 プルワイヤ内腔
100 調節機構
102 ワイヤラップハウジング
104 ハンドル内腔
106 ガイドレール特徴部
107 ねじ山なし部分
108 巻き付け止めねじ内腔
109 ねじ山、ねじ山付き部分、ねじ山付き内腔
110 巻き付け止めねじ
111 内腔
112 ノッチ
113 頂
114 谷底
116 ソケット
116 六角ソケット
118 ねじ山付き部分
120 プルワイヤ
130 整列ガイド
410 巻き付け止めねじ
411 内腔
412 ノッチ
413 頂
414 谷底
416 六角ソケット
418 ねじ山付き部分
510 巻き付け止めねじ
511 内腔
512 ノッチ
513 頂
514 谷底
515 ヘッド
515 ヘッド部分
516 六角ソケット
517 遠位表面
518 ねじ山付き部分

Claims (15)

  1. 調節機構であって、
    ねじ山付き部分を有する巻き付け止めねじであって、前記巻き付け止めねじは、プルワイヤのための内腔と、前記プルワイヤが内部を通して引っ張られ得る、前記巻き付け止めねじの近位端部におけるノッチと、前記巻き付け止めねじの前記近位端部における、締付ツールのためのソケットと、を形成する、巻き付け止めねじと、
    前記巻き付け止めねじを受容するように少なくとも部分的にねじ山付きである巻き付け止めねじ内腔を有するワイヤラップハウジングであって、前記プルワイヤは、前記巻き付け止めねじが前記ワイヤラップハウジング内に少なくとも部分的に推進された状態で前記プルワイヤが前記巻き付け止めねじ内腔のねじ山と前記巻き付け止めねじの前記ねじ山付き部分の谷底との間に位置することに少なくとも部分的に基づいて、所定の場所に固定される、ワイヤラップハウジングと、を含む、調節機構。
  2. 前記巻き付け止めねじは、2つ以上のノッチを形成する、請求項1に記載の調節機構。
  3. 前記巻き付け止めねじ内腔は、ねじ山付きである第1の部分と、前記第1の部分の内半径より小さい内半径を有する第2の部分と、を備えて形成される、請求項1または2に記載の調節機構。
  4. 前記プルワイヤを前記ワイヤラップハウジングおよび前記巻き付け止めねじと整列させるのを助けるように構成された整列ガイドをさらに含む、請求項1からのいずれか一項に記載の調節機構。
  5. 前記整列ガイドは、前記ワイヤラップハウジングに当接するねじ山付き部分を含む、請求項に記載の調節機構。
  6. 操作可能なカテーテルであって、シャフトと、前記シャフトに連結されたハンドルと、前記ハンドルに連結された、請求項1からのいずれか一項に記載の調節機構と、を含む、操作可能なカテーテル。
  7. プルワイヤを操作可能な送達装置の調節機構に固定するための巻き付け止めねじであって、前記巻き付け止めねじは、
    近位端部および遠位端部であって、内腔が、前記近位端部と前記遠位端部との間に長手方向に形成されており、前記内腔は、プルワイヤが前記内腔を通過することを可能にするように構成される、近位端部および遠位端部と、
    前記遠位端部から近位に延びるねじ山付き部分と、
    前記近位端部に形成されたノッチ部分であって、前記ノッチ部分は、前記近位端部から前記ねじ山付き部分内へと遠位に延びる、ノッチ部分と、
    前記近位端部によって形成されるソケット部分であって、前記ソケット部分は、締付ツールと適合するように構成される、ソケット部分と、を含む、巻き付け止めねじ。
  8. 前記ノッチ部分は、2つのノッチを形成する、請求項に記載の巻き付け止めねじ。
  9. 前記ノッチ部分は、4つのノッチを形成する、請求項に記載の巻き付け止めねじ。
  10. 前記近位端部にヘッド部分をさらに含み、そのため、前記ヘッド部分は前記ソケット部分を含む、請求項からのいずれか一項に記載の巻き付け止めねじ。
  11. 前記ノッチ部分は、前記ヘッド部分を越えて遠位に延びる、請求項10に記載の巻き付け止めねじ。
  12. 前記ねじ山付き部分は、前記遠位端部から前記近位端部まで延びる、請求項から11のいずれか一項に記載の巻き付け止めねじ。
  13. 前記ねじ山付き部分は、前記近位端部まで延びず、前記ノッチ部分は、前記ねじ山付き部分内へと遠位に延びるノッチを形成する、請求項から12のいずれか一項に記載の巻き付け止めねじ。
  14. 前記ソケット部分は、六角棒スパナと適合するように構成される、請求項から13のいずれか一項に記載の巻き付け止めねじ。
  15. 前記内腔は、前記遠位端部から、前記近位端部によって形成された前記ソケット部分の遠位端部まで延びる、請求項から14のいずれか一項に記載の巻き付け止めねじ。
JP2021549672A 2019-02-25 2020-02-06 ガイドワイヤのための調節機構および方法 Active JP7487218B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201962809894P 2019-02-25 2019-02-25
US62/809,894 2019-02-25
PCT/US2020/016935 WO2020176209A1 (en) 2019-02-25 2020-02-06 Adjustment mechanism and method for a guide wire

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2022521349A JP2022521349A (ja) 2022-04-06
JPWO2020176209A5 JPWO2020176209A5 (ja) 2023-02-13
JP7487218B2 true JP7487218B2 (ja) 2024-05-20

Family

ID=69771137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021549672A Active JP7487218B2 (ja) 2019-02-25 2020-02-06 ガイドワイヤのための調節機構および方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20210379335A1 (ja)
EP (1) EP3930817A1 (ja)
JP (1) JP7487218B2 (ja)
CN (1) CN113395989B (ja)
WO (1) WO2020176209A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20240123192A1 (en) * 2022-10-18 2024-04-18 St. Jude Medical, Cardiology Division, Inc. Wire lock for medical devices
CN115607235B (zh) * 2022-10-28 2023-06-30 邦士医疗科技股份有限公司 一种多自由度手术钳

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008038968A (ja) 2006-08-02 2008-02-21 Tsugami Corp ボルト及びこのボルトを用いたワークの締結方法
JP2016053529A (ja) 2014-09-03 2016-04-14 日本電子材料株式会社 板状体の支持構造

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06105798A (ja) * 1992-09-30 1994-04-19 Terumo Corp カテーテルチューブ
US5327906A (en) * 1993-04-28 1994-07-12 Medtronic, Inc. Steerable stylet handle
US6945956B2 (en) * 2002-12-23 2005-09-20 Medtronic, Inc. Steerable catheter
US7780723B2 (en) 2005-06-13 2010-08-24 Edwards Lifesciences Corporation Heart valve delivery system
US8608703B2 (en) * 2007-06-12 2013-12-17 Medrad, Inc. Infusion flow guidewire system
ES2429220T3 (es) 2006-09-08 2013-11-13 Edwards Lifesciences Corporation Aparato para tratar una válvula cardiaca defectuosa
US9061119B2 (en) 2008-05-09 2015-06-23 Edwards Lifesciences Corporation Low profile delivery system for transcatheter heart valve
US9119716B2 (en) * 2011-07-27 2015-09-01 Edwards Lifesciences Corporation Delivery systems for prosthetic heart valve
WO2013090558A1 (en) * 2011-12-15 2013-06-20 Imricor Medical Systems, Inc. Mri compatible handle and steerable sheath
CN103284786B (zh) * 2012-02-29 2015-11-11 四川锦江电子科技有限公司 可控双向偏转的灌注电生理导管
CN103566454B (zh) * 2012-08-01 2015-09-09 四川锦江电子科技有限公司 双控弯手柄
CN203507292U (zh) * 2013-09-04 2014-04-02 杭州启明医疗器械有限公司 用于介入手术的操作手柄及具有该操作手柄的介入器械输送系统
CN203663213U (zh) * 2013-12-27 2014-06-25 先健科技(深圳)有限公司 可调弯鞘管
CN104083214B (zh) * 2014-06-13 2017-01-25 先健科技(深圳)有限公司 可调弯医用导管及其组装方法
CR20170245A (es) 2014-12-05 2017-09-14 Edwards Lifesciences Corp Cateter dirigible con cable de tracción
US10188833B2 (en) * 2015-01-21 2019-01-29 Medtronic Vascular, Inc. Guide catheter with steering mechanisms
JP7097351B2 (ja) * 2016-05-06 2022-07-07 ザ ユナイテッド ステイツ オブ アメリカ, アズ リプレゼンテッド バイ ザ セクレタリー, デパートメント オブ ヘルス アンド ヒューマン サービス インプラント
CN206762020U (zh) * 2016-12-08 2017-12-19 先健科技(深圳)有限公司 可调弯医用导管
US11123187B2 (en) * 2017-04-05 2021-09-21 Opus Medical Therapies, LLC Transcatheter atrial anchors and methods of implantation
US11376401B2 (en) * 2017-04-26 2022-07-05 Acclarent, Inc. Deflectable guide for medical instrument

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008038968A (ja) 2006-08-02 2008-02-21 Tsugami Corp ボルト及びこのボルトを用いたワークの締結方法
JP2016053529A (ja) 2014-09-03 2016-04-14 日本電子材料株式会社 板状体の支持構造

Also Published As

Publication number Publication date
WO2020176209A1 (en) 2020-09-03
CN113395989A (zh) 2021-09-14
US20210379335A1 (en) 2021-12-09
CN113395989B (zh) 2023-08-11
JP2022521349A (ja) 2022-04-06
EP3930817A1 (en) 2022-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7487218B2 (ja) ガイドワイヤのための調節機構および方法
US10806897B2 (en) Modular handle assembly for a steerable catheter
US5116340A (en) Surgical securance apparatus
US9439698B2 (en) Cable fixation device
US5224955A (en) Surgical needle-suture combination and apparatus and method for attaching the same
US20050033291A1 (en) Surgical device for correction of spinal deformity and method for using same
US11166627B2 (en) Method for fixation of a wire portion of an endoscope, and an endoscope
US20150250512A1 (en) Pedicle Screw Assembly
JPH0370576A (ja) ケーブル及びその製造方法
DE4013653A1 (de) Endoskop
JPH06509963A (ja) 操作可能なスタイレットと操作ハンドルアセンブリ
JPH01104237A (ja) 内視鏡用弯曲操作装置
US11793536B2 (en) Surgical tool having cables for selectively steering and locking a shaft in a bend
JP6153872B2 (ja) カニューレ挿入されるガイドツール
US11202885B2 (en) Tension adjustment for steering actuator for deflectable catheter
CN109847173A (zh) 可调弯导丝装置
US20190314609A1 (en) Steerable drainage devices
JP6382541B2 (ja) ワイヤ接合方法、調整部材、及び内視鏡用操作ワイヤ
JP6180694B2 (ja) 縫合装置
JPH0411687Y2 (ja)
JP6127165B2 (ja) 外科用ケーブル
JP4162912B2 (ja) 内視鏡の付加用処置具案内具
US11583286B2 (en) Implant system comprising a delivery wire assembly and an implant
JPWO2020176209A5 (ja)
KR20220149609A (ko) 디바이스 구성요소를 커플링시키기 위한 방법 및 그러한 구성요소를 갖는 관련 디바이스

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230203

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231211

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240408

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240508

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7487218

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150