JP7487090B2 - シール構造、バーナ構造及びシール構造の組付方法 - Google Patents

シール構造、バーナ構造及びシール構造の組付方法 Download PDF

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Description

本開示は、シール構造、バーナ構造及びシール構造の組付方法に関する。
例えばボイラに設けられる複数のバーナにおいては、バーナ同士が隣接したり、バーナの上下に補助空気ノズルを取り付けたりする場合がある。このようなバーナには、風箱(エアレジスタ)を介して燃焼用空気が供給される。
これらのバーナのノズルは火炉内に面しており、高温状態で使用されるため、熱変形や酸化による減肉が発生し、数年ごとに取り替える必要がある。
近年、ユーザーからは定期点検(例えばノズルの交換)に要する時間の短縮を要求されており、火炉内に足場を設置せずにノズルを炉外側から取り替えられるようにする必要がある。このため、風箱にはバーナを炉外側から引き抜くための開口部が設けられ、炉外側から開口部を塞ぐように前面板が取り付けられ、バーナが前面板に挿通された状態で固定されているが、開口部の周囲から燃焼用空気が漏出しないように開口部の周縁をシールする必要がある。
これについて、例えば特許文献1には、上記のような開口部に関するものではないが、風箱の周縁部をシールすることが開示されている。
特許第3382790号公報
開口部の周縁をシールするためには、開口部の周縁にシール部材を設置する面(シール面)を貫通方向に直交する面内に確保しなければならないが、シール面を設けることで風箱全体としての寸法、特にバーナが配列された方向における寸法が大きくなってしまう。また、風箱全体としての寸法を大きくできない場合、開口部の面積を小さくしなければシール部材を設置する面を確保できない。
本開示はこのような事情に鑑みてなされたものであって、開口部の面積を確保しつつ開口部の貫通方向に直交する面に延在するシール面としての寸法を小さくすることができるシール構造、バーナ構造及びシール構造の組付方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示のシール構造、バーナ構造及びシール構造の組付方法は以下の手段を採用する。
すなわち、本開示の一態様に係るシール構造は、風箱の開口部の周縁にシール面が設けられた壁部と、前記シール面に密着する壁面シール部材と、該壁面シール部材を前記シール面側に押さえつける壁面シール押圧部材とを備え、前記シール面は、前記開口部の貫通方向に直交した第1シール面と該第1シール面に直交するように接続された第2シール面とを有している。
また、本開示の一態様にバーナ構造は、上記のシール構造と、前記壁部の前記開口部及び前記前面板の前記挿通穴に挿通された前記バーナとを備えている。
また、本開示の一態様に係るシール構造の組付方法は、上記のシール構造の組付方法であって、前記壁部と前記壁面シール押圧部材との間に前記壁面シール部材を介在させた状態で、前記壁面シール押圧部材を前記壁部に固定する工程を含む。
本開示によれば、開口部の面積を確保しつつ開口部の貫通方向に直交する面に延在するシール面としての寸法を小さくすることができる。
石炭焚きボイラを表す概略構成図である。 本開示の第1実施形態に係るシール構造について、風箱単体を炉外側から見た図が示されている。 図2に示すA部の部分拡大図が示されている。 図3に示す切断線IV-IVにおける横断面図が示されている。 本開示の第1実施形態に係るシール構造において、風箱を炉外側から見た図が示されている。 図5に示す切断線VI-VIにおける横断面図が示されている。 本開示の第1実施形態に係るシール構造において、前面板の正面図が示されている。 図5に示す切断線VIII-VIIIにおける縦断面図が示されている。 図8に示すB部の部分拡大図が示されている。 本開示の第1実施形態に係るシール構造の分解斜視図が示されている。 壁面ガスケットの正面図である。 本開示の第1実施形態に係るシール構造の組立斜視図が示されている。 本開示の第1実施形態に係るシール構造(左図)と従来例のシール構造(右図)との比較を示す縦断面図である。 本開示の第2実施形態に係るシール構造の分解斜視図が示されている。 本開示の第2実施形態に係るシール構造の組立斜視図が示されている。 開示の第2実施形態に係るシール構造において、前面板の正面図が示されている。 図16に示す前面板にヤーンロープを設けた図である。 図17に示す前面板に第2ガスケットを覆設した図である。 図18に示す前面板に補助前面板を取り付けた図である。
[第1実施形態]
以下、本開示に係る第1実施形態について、図面を参照して説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。以降の説明で、上や上方とは鉛直方向上側を示し、下や下方とは鉛直方向下側を示すものであり、鉛直方向は厳密ではなく誤差を含むものである。
[石炭焚きボイラについて]
まず、本開示の一実施形態に係る石炭焚きボイラの構成について説明する。
図1は、石炭焚きボイラを表す概略構成図である。石炭焚きボイラ10は、石炭(炭素含有固体燃料)を粉砕した微粉炭を微粉燃料として用い、この微粉燃料をバーナにより燃焼させ、この燃焼により発生した熱を給水や蒸気と熱交換して過熱蒸気を生成することが可能な石炭焚き(微粉炭焚き)ボイラである。
石炭焚きボイラ10は、火炉11と燃焼装置12と燃焼ガス通路13を有している。
火炉11は、四角筒の中空形状をなして鉛直方向に沿って設置されている。火炉11を構成する火炉壁91は、複数の伝熱管とこれらを接続するフィンとで構成され、微粉燃料の燃焼により発生した熱を伝熱管の内部を流通する水や蒸気と熱交換して、火炉壁の温度上昇を抑制している。
燃焼装置12は、火炉11を構成する火炉壁の下部側に設けられている。燃焼装置12は、火炉壁に装着された複数のバーナ21,22,23,24,25を有している。例えばバーナ21,22,23,24,25は、火炉11の周方向に沿って均等間隔で配設されたものが1セットとして、鉛直方向に沿って複数段(例えば、図1においては5段)配置されている。
ただし、火炉の形状や一つの段におけるバーナの数、段数、配置などはこの形態に限定されるものではない。
バーナ21,22,23,24,25は、微粉炭供給管26,27,28,29,30を介して複数の粉砕機(ミル)31,32,33,34,35に連結されている。
この粉砕機31,32,33,34,35は、例えば、ハウジング内に粉砕テーブル(図示省略)が駆動回転可能に支持され、この粉砕テーブルの上方に複数の粉砕ローラ(図示省略)が粉砕テーブルの回転に連動回転可能に支持されて構成されている。
石炭が複数の粉砕ローラと粉砕テーブルとの間に投入されると、石炭は粉砕され、搬送用ガス(一次空気、酸化性ガス)によりハウジング内の分級機(図示省略)に搬送されて、所定の粒径範囲内に分級された微粉燃料を、微粉炭供給管26,27,28,29,30からバーナ21,22,23,24,25に供給することができる。
また、火炉11は、バーナ21,22,23,24,25の装着位置における火炉11の外部(以下、火炉11の外部のことを「炉外」という。)には風箱36が設けられている。バーナ21,22,23,24,25は、風箱36の内部に格納されている。また、風箱36には、空気ダクト(風道)37の一端部が連結されている。
空気ダクト37は、他端部に押込通風機(FDF:Forced Draft Fan)38が設けられている。
燃焼ガス通路13は、火炉11の鉛直方向上部に連結されている。
燃焼ガス通路13は、燃焼ガスの熱を回収するための熱交換器として、過熱器92,93,94、再熱器95,96、節炭器97が設けられており、火炉11で発生した燃焼ガスと各熱交換器の内部を流通する給水や蒸気との間で熱交換が行われる。
燃焼ガス通路13は、その下流側に熱交換を行った燃焼ガスが排出される煙道14が連結されている。
煙道14は、空気ダクト37との間にエアヒータ(空気予熱器)42が設けられ、空気ダクト37を流れる空気と、煙道14を流れる燃焼ガスとの間で熱交換を行い、バーナ21,22,23,24,25に供給する燃焼用空気を昇温することができる。
煙道14は、エアヒータ42より上流側の位置に脱硝装置43が設けられている。脱硝装置43は、アンモニア、尿素水等の窒素酸化物を還元する作用を有する還元剤を煙道14内に供給し、還元剤が供給された燃焼ガス中の窒素酸化物と還元剤との反応を、脱硝装置43内に設置された脱硝触媒の触媒作用により促進させることで、燃焼ガス中の窒素酸化物を除去、低減するものである。
煙道14に連結されるガスダクト41は、エアヒータ42より下流側の位置に、電気集塵機などの集塵装置44、誘引通風機(IDF:Induced Draft Fan)45、脱硫装置46などが設けられ、下流端部に煙突50が設けられている。
一方、複数の粉砕機31,32,33,34,35が駆動すると、生成された微粉燃料が搬送用ガス(一次空気、酸化性ガス)と共に微粉炭供給管26,27,28,29,30を通してバーナ21,22,23,24,25に供給される。
また、煙道14から排出された排ガスとエアヒータ42で熱交換することで、加熱された燃焼用空気(二次空気、酸化性ガス)が、空気ダクト37から風箱36を介してバーナ21,22,23,24,25に供給される。バーナ21,22,23,24,25は、微粉燃料と搬送用ガスとが混合した微粉燃料混合気を火炉11に吹き込むと共に燃焼用空気を火炉11に吹き込み、このときに微粉燃料混合気が着火することで火炎を形成することができる。
火炉11内の下部で火炎が生じ、高温の燃焼ガスがこの火炉11内を上昇し、燃焼ガス通路13に排出される。
なお、酸化性ガスとしては、空気が例示される。空気よりも酸素割合が多いものや逆に少ないものであってもよく、燃料流量との適正化を図ることで使用可能になる。
その後、燃焼ガスは燃焼ガス通路13に配置される第2過熱器93、第3過熱器94、第1過熱器92、(以下単に過熱器と記載する場合もある)、第2再熱器96、第1再熱器95(以下単に再熱器と記載する場合もある)、節炭器97で熱交換した後、脱硝装置43により窒素酸化物が還元除去され、集塵装置44で粒子状物質が除去され、脱硫装置46にて硫黄酸化物が除去された後、煙突50から大気中に排出される。なお、各熱交換器は燃焼ガス流れに対して、必ずしも前記記載順に配置されなくともよい。
[シール構造の概要について]
次に、シール構造100Aの概要について説明する。
図2には、風箱36単体を炉外から見た図が示されている。また、図3には、図2に示すA部の部分拡大図が示されている。また、図4には、図3に示す切断線IV-IVにおける横断面図が示されている。
図2及び図3に示すように、風箱36における炉外側の壁体(壁部110)には、開口部111が形成されている。開口部111は、例えば、矩形状とされる。
図4に示すように、開口部111は、バーナ(例えば、バーナ21)を風箱36の内部(開口部111から火炉11の内部(以下、「炉内」という。)までの空間。)に引き込んだり、風箱36の炉外側に引き抜いたりするために使用される開口である。このため、開口部111は、バーナ21のバーナノズル21bの外形状よりも大きな間口をもつ開口とされている。
図5には、風箱36を炉外側から見た図が示されている。また、図6には、図5に示す切断線VI-VIにおける横断面図が示されている。また、図7には、前面板(壁面シール押圧部材)130Aの正面図が示されている。
図5及び図6に示すように、壁部110には、バーナ21が開口部111に挿通された状態で、開口部111を塞ぐように前面板130Aが取り付けられている。このとき、前面板130Aには、図7に示すように、バーナ21のバーナ本体21aが挿通される挿通穴133が形成されている。
図6に示すように、バーナ21は、バーナ本体21aのフランジ部21a1が前面板130Aと接続されている。また、前面板130Aは、壁部110と接続されている。これによって、バーナ21が間接的に壁部110(風箱36)に接続されてバーナ構造を構成する。
図8には、図5に示す切断線VIII-VIIIにおける縦断面図が示されている。また、図9には、図8に示すB部の部分拡大図か示されている。なお、図8及び図9においては、バーナ21の記載を省略している。
図9に示すように、壁部110と前面板130Aとの間には、壁面ガスケット(壁面シール部材)120が設けられており、壁部110と前面板130Aとの間の間隙から、風箱36の内部を流通する燃焼用空気が漏出しないようにシール構造100Aを構成している。
[シール構造の詳細について]
以下、シール構造100Aの詳細について詳細に説明する。
図10には、シール構造100Aの分解斜視図が示されている。
図10に示すように、シール構造100Aは、壁部110と、壁面ガスケット120と、前面板130Aとを備えている。
図3、図9及び図10に示すように、壁部110は、風箱36の一部とされている。この壁部110には、シール面112が設けられている。壁部110のシール面112が設けられた部分は、それぞれ略一定の厚さ寸法とされている。
シール面112は、第1シール面113及び第2シール面114を有しており、開口部111を包囲するように、開口部111の全周縁に設けられている。
第1シール面113は、開口部111の貫通方向に直交する面内に設けられている。第1シール面113は、開口部111の全周縁のうち、水平方向の両縁に設けられている。
第2シール面114は、第1シール面113に直交する面内に設けられている。つまり、第2シール面114は、開口部111の貫通方向と平行な面内に設けられている。第2シール面114は、開口部111の全周縁のうち、鉛直方向の両縁に設けられており、2つの第2シール面114は互いに面対向している。
したがって、シール面112は、図9に示すように、コの字型の縦断面形状をもつ。
なお、ここでいう「貫通方向」とは、例えば、図9において炉外から炉内へ向かう方向或いは炉内から炉外へ向かう方向であって、図4におけるバーナ21の挿通方向に一致している。
図11には、壁面ガスケット120の正面図が示されている。
図11に示すように、壁面ガスケット120は、シール構造100Aに組み込まれていない状態において、略一定幅を有する矩形の環状とされている。壁面ガスケット120の内寸法は、開口部111の内寸法に対応している。
図10に示すように、壁面ガスケット120は、シール構造に組み込まれる際、鉛直方向にある両辺が第2シール面114に沿うように折り曲げられる。これにより、壁面ガスケット120は、第1シール面113及び第2シール面114に密着可能な形状となる。
このとき、壁面ガスケット120の第1シール面113に沿う部分を第1シール部121として、壁面ガスケット120の第2シール面114に沿う部分を第2シール部122とする。
図7、図9及び図10に示すように、前面板130Aは、板状の部材であり、第1押圧部131及び第2押圧部132を有している。
第1押圧部131は、開口部111の貫通方向に直交する面内に設けられている。第1押圧部131は、シール構造100Aの組立時において、第1シール部121を押圧する。
第2押圧部132は、第1押圧部131に直交する面内に設けられている。つまり、第2押圧部132は、開口部111の貫通方向と平行な面内に設けられている。第2押圧部132は、第1押圧部131の鉛直方向の両端に設けられており、2つの第2押圧部132は互いに面対向している。したがって、前面板130Aは、シール面112の形状に対応するコの字型の縦断面形状をもつ。第2押圧部132は、シール構造100Aの組立時において、第2シール部122を押圧する。
以上のように構成された各部材は、図10に示すように、炉内側から、壁部110、壁面ガスケット120、前面板130Aの順に配置される。
そして、図12に示すように、前面板130Aで壁面ガスケット120を壁部110側に押さえつけるようにして、前面板130Aを壁部110に固定する。これにより、壁面ガスケット120が押し潰されて、壁部110と前面板130Aとの間の間隙が確実にシールされる。
本実施形態においては、以下の効果を奏ずる。
風箱36の開口部111の周縁にシール面112が設けられた壁部110と、シール面112に密着する壁面ガスケット120と、壁面ガスケット120をシール面112側に押さえつける前面板130Aとを備え、シール面112は、開口部111の貫通方向に直交した第1シール面113と第1シール面113に直交するように接続された第2シール面114とを有しているので、第1シール面113及び第2シール面114を使用して開口部111の周縁をシールすることができる。
また、図13の従来例に示すように、開口部211の貫通方向に直交する面内のみで開口部211の周縁をシールした場合、壁面ガスケット220を密着させるためのシール面214(寸法をLで記載)を鉛直方向に延在した壁部210に確保する必要がある。
一方、図13の本実施形態では、第2シール面114を第1シール面113に対して直交させている。すなわち、従来例でいうところのシール面214を、開口部211の貫通方向に直交する面に対して90°だけ折り曲げた形態となる。したがって、第2シール面114の分だけ貫通方向に直交する面に延在するシール面112としての寸法を鉛直方向に縮小させることができる。具体的には、従来例で示したシール面214の寸法Lだけ縮小させることができる。これによって、同じ開口部111の面積を確保しつつ開口部111の貫通方向に直交する面に延在するシール面112としての寸法ひいては壁部110や風箱36及びボイラ10の鉛直方向の寸法を小さくすることができる。
また、第2シール面114が設けられた壁部110が、第1シール面113が設けられた壁部110に対して直交しているので、第1シール面113に対して第2シール面114が面一とされた場合と比較して、壁部110の剛性を高めることができる。
なお、第2シール面114を水平方向において対向させてもよい。この場合、縦断面形状ではなくて横断面形状がコの字型となる。これによって、同じ開口部111の面積を確保しつつ開口部111の貫通方向に直交する面に延在するシール面112としての寸法ひいては壁部110や風箱36の水平方向の寸法を小さくすることができる。
[第2実施形態]
次に、本開示の第2実施形態に係るシール構造について、図面を参照して説明する。
なお、本実施形態のシール構造は、第1実施形態に係るシール構造に対して、前面板及びその周辺の構成が異なる。このため、同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
図14には、シール構造100Bの分解斜視図が示されている。また、図15には、シール構造100Bの組立斜視図が示されている。また、図16には、前面板130Bの正面図が示されている。
図14から図16に示すように、前面板130Bは、第1押圧部131において、第2シール面114の対向方向(すなわち、第2押圧部132の対向方向)に分割されている。以下の説明では、便宜のために、上側の前面板130Bを符号130B1で示し、下側の前面板130Bを符号130B2で示す。なお、両部材を区別する必要が無い場合は、単に符号130Bを用いる。
前面板130B1において、第2押圧部132は、第1押圧部131の鉛直方向の上端に1つ設けられている。また、前面板130B2において、第2押圧部132は、第1押圧部131の鉛直方向の下端に1つ設けられている。これら前面板130B1及び前面板130B2は、それぞれ別個に壁部110に固定される。
図14,図15及び図17に示すように、前面板130B1と前面板130B2との間に生じた間隙140には、ヤーンロープ(間隙シール部材)160が設けられる。ヤーンロープ160は、例えば、グラスウール性の耐熱素材からなるロープ状のパッキンである。ヤーンロープ160は、必ずしも間隙140の全域に沿って設ける必要はなく、少なくとも間隙140の両端部に設ければよい。
また、図14、図15及び図18に示すように、ヤーンロープ160を設けた状態で、間隙140を含むようにして、前面板130B1及び前面板130B2に亘って第2ガスケット(覆設シール部材)170を覆設する。
更に、図14、図15及び図19に示すように、ヤーンロープ160及び第2ガスケット170を設けた状態で、第2ガスケット170を前面板130B側に押さえつける補助前面板(覆設シール押圧部材)180を前面板130Bに固定する。
上記の構成において、図17に示すように、ヤーンロープ160の端部を、間隙140から例えば数十ミリメートルだけ飛び出させておくことが好ましい。また、図14、図15及び図19に示すように、補助前面板180の両端面には、開口部111の貫通方向に突出した爪部181を設けておくことが好ましい。これによって、間隙140から飛び出したヤーンロープ160の端部を爪部181で押し込むことができる。また、間隙140から飛び出したヤーンロープ160を目視することで、ヤーンロープ160の設置状態(ヤーンロープ160が存在するか否か)を確認できる。
以上の構成によって、間隙140から風箱36の内部を流通する燃焼用空気が漏出しないようにしている。また、補助前面板180の爪部181によってヤーンロープ160が間隙140内で軸方向(ヤーンロープ160の軸方向)に移動しないようにしている。
本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
前面板130Bは、第2シール面114の対向方向において分割されているので、例えば、前面板130B1を固定した後に、前面板130B2を固定することができる。仮に、分割されていない1つの前面板(例えば第1実施形態の130A)で2つの第2シール面114を同時に押さえつけようとした場合、伸縮性のある壁面ガスケット120が損傷する可能性がある。本実施形態では、前面板130Bを分割することで、壁面ガスケット120の損傷を回避できる。
また、ヤーンロープ160と、間隙140を含むように前面板130Bを覆う第2ガスケット170と、第2ガスケット170を前面板130B側に押さえつける補助前面板180とを備えているので、前面板130B1と前面板130B2との間の間隙140を確実にシールすることができる。
また、補助前面板180に爪部181を設けることで、ヤーンロープ160が間隙140内で軸方向(ヤーンロープ160の軸方向)に移動することを抑制できる。
上記の第1実施形態及び第2実施形態では、本開示のボイラを石炭焚きボイラとしたが、燃料としては、バイオマス燃料や石油精製時に発生するPC(石油コークス:Petroleum Coke)燃料、石油残渣などの固体燃料を使用するボイラであってもよい。また、燃料として固体燃料に限らず、重油、軽油、重質油などの石油類や工場廃液などの液体燃料も使用することができ、また、燃料として気体燃料(天然ガス、副生ガスなど)も使用することができる。また、これら燃料を組み合わせて使用する混焼焚きボイラにも適用することができる。つまり、バーナ21は、例えば、微粉炭等の固体燃料を燃焼させるバーナ、重油などの液体燃料を燃焼させるバーナ、天然ガス等の気体燃料を燃焼させるバーナ等に代替可能である。
以上の通り説明した各実施形態は、例えば、以下のように把握される。
すなわち、本開示の一態様に係るシール構造(100A,100B)は、風箱(36)の開口部(111)の周縁にシール面(112)が設けられた壁部(110)と、前記シール面(112)に密着する壁面シール部材(120)と、該壁面シール部材(120)を前記シール面(112)側に押さえつける壁面シール押圧部材(130A,130B)とを備え、前記シール面(112)は、前記開口部(111)の貫通方向に直交した第1シール面(113)と該第1シール面(113)に直交するように接続された第2シール面(114)とを有している。
本態様に係るシール構造(100A,100B)によれば、風箱(36)の開口部(111)の周縁にシール面(112)が設けられた壁部(110)と、シール面(112)に密着する壁面シール部材(120)と、壁面シール部材(120)をシール面(112)側に押さえつける壁面シール押圧部材(130A,130B)とを備え、シール面(112)は、開口部(111)の貫通方向に直交した第1シール面(113)と第1シール面(113)に直交するように接続された第2シール面(114)とを有しているので、第1シール面(113)及び第2シール面(114)を使用して開口部(111)の周縁をシールすることができる。
また、開口部(111)の貫通方向に直交する面内のみで開口部(111)の周縁をシールした場合と比較して、第2シール面(114)を第1シール面(113)に対して直交させた分だけ貫通方向に直交する面に延在するシール面(112)としての寸法を縮小させることができる。これによって、同じ開口部(111)の面積を確保しつつ貫通方向に直交する面に延在するシール面(112)としての寸法ひいては壁部(110)の寸法を小さくすることができる。
また、第2シール面(114)が第1シール面(113)に対して直交しているので、第1シール面(113)に対して第2シール面(114)が面一とされた場合と比較して、壁部(110)の剛性を高めることができる。
バーナ(21)は、例えば、微粉炭等の固体燃料を燃焼させるバーナ、重油などの液体燃料を燃焼させるバーナ、天然ガス等の気体燃料を燃焼させるバーナ等である。
また、本開示の一態様に係るシール構造(100A,100B)において、前記第2シール面(114)は、互いに面対向した2つの面とされている。
本態様に係るシール構造(100A,100B)によれば、第2シール面(114)は、互いに面対向した2つの面とされているので、壁面シール部材(120)が密着するシール面(112)を略コの字型の断面形状とすることができる。これによって、第2シール面(114)の対向方向において、貫通方向に直交する面に延在するシール面(112)としての寸法ひいては壁部(110)の寸法を小さくすることができる。
また、本開示の一態様に係るシール構造(100B)において、前記壁面シール押圧部材(130B)は、前記第2シール面(114)の対向方向において分割されている。
本態様に係るシール構造(100B)によれば、壁面シール押圧部材(130B)は、前記第2シール面(114)の対向方向において分割されているので、例えば、一方の第2シール面(114)に対して壁面シール部材(120)を押さえつけて固定した後に、他方の第2シール面(114)に対して壁面シール部材(120)を押さえつけて固定することができる。仮に、分割されていない1つの壁面シール押圧部材(130B)で2つの第2シール面(114)を同時に押さえつけようとした場合、伸縮性のある壁面シール部材(120)が損傷する可能性がある。
また、本開示の一態様に係るシール構造(100B)は、分割された前記壁面シール押圧部材(130B)同士の間隙(140)に設けられる間隙シール部材(160)と、前記間隙(140)を含むように前記壁面シール押圧部材(130B)を覆う覆設シール部材(170)と、前記覆設シール部材(170)を前記壁面シール押圧部材(130B)側に押さえつける覆設シール押圧部材(180)とを備えている。
本態様に係るシール構造(100B)によれば、分割された前記壁面シール押圧部材(130B)同士の間隙(140)に設けられる間隙シール部材(160)と、間隙(140)を含むように壁面シール押圧部材(130B)を覆う覆設シール部材(170)と、覆設シール部材(170)を壁面シール押圧部材(130B)側に押さえつける覆設シール押圧部材(180)とを備えているので、壁面シール押圧部材(130B)が分割されたとしても、壁面シール押圧部材(130B)同士の間隙(140)を間隙シール部材(160)及び覆設シール部材(170)でシールすることができる。
また、本開示の一態様に係るシール構造(100B)において、前記覆設シール押圧部材(180)は、前記間隙シール部材(160)を前記貫通方向に押し込む爪部(181)を有している。
本態様に係るシール構造(100B)によれば、覆設シール押圧部材(180)は、間隙シール部材(160)を貫通方向に押し込む爪部(181)を有しているので、間隙シール部材(160)が間隙(140)内で移動することを抑制できる。
また、本開示の一態様に係るシール構造(100A,100B)において、前記開口部(111)は、矩形状の開口とされ、前記第2シール面(114)は、水平方向又は鉛直方向に広がる平面とされている。
本態様に係るシール構造(100A,100B)によれば、第2シール面(114)は、鉛直方向又は水平方向に広がる平面とされているので、鉛直方向又は水平方向において貫通方向に直交する面に延在するシール面(112)としての寸法ひいては壁部(110)の寸法を小さくすることができる。
また、本開示の一態様に係るシール構造(100A,100B)において、前記壁面シール押圧部材(130A,130B)は、前記開口部(111)を塞ぐとともに前記バーナ(21)が挿通される挿通穴が形成された、風箱(36)の前面板とされている。
本態様に係るシール構造によれば、壁面シール押圧部材(130A,130B)は、開口部(111)を塞ぐとともにバーナ(21)が挿通される挿通穴が形成された、風箱(36)の前面板とされているので、前面板によって壁面シール部材(120)をシール面(112)側に押さえつけることができる。
また、本開示の一態様に係るバーナ構造は、上記のシール構造(100A,100B)と、前記壁部(110)の前記開口部(111)及び前記前面板の前記挿通穴に挿通された前記バーナ(21)とを備えている。
また、本開示の一態様に係るシール構造(100A,100B)の組付方法は、上記のシール構造(100A,100B)の組付方法であって、前記壁部(110)と前記壁面シール押圧部材(130A,130B)との間に前記壁面シール部材(120)を介在させた状態で、前記壁面シール押圧部材(130A,130B)を前記壁部(110)に固定する工程を含む。
10 石炭焚きボイラ(ボイラ)
11 火炉
12 燃焼装置
13 燃焼ガス通路
14 煙道
21~25 バーナ
21a バーナ本体
21a1 フランジ部
21b バーナノズル
26~30 微粉炭供給管
31~35 粉砕機(ミル)
36 風箱
37 空気ダクト(風道)
38 押込通風機(FDF)
41 ガスダクト
42 エアヒータ(空気予熱器)
43 脱硝装置
44 集塵装置
45 誘引通風機(IDF)
46 脱硫装置
50 煙突
91 火炉壁
92 第1過熱器(熱交換器)
93 第2過熱器(熱交換器)
94 第3過熱器(熱交換器)
95 第1再熱器(熱交換器)
96 第2再熱器(熱交換器)
97 節炭器(熱交換器)
100A,100B シール構造
110 壁部
111 開口部
112 シール面
113 第1シール面
114 第2シール面
120 壁面ガスケット(壁面シール部材)
121 第1シール部
122 第2シール部
130A 前面板(壁面シール押圧部材)
130B(130B1,130B2) 前面板(壁面シール押圧部材)
131 第1押圧部
132 第2押圧部
133 挿通穴
140 間隙
160 ヤーンロープ(間隙シール部材)
170 第2ガスケット(覆設シール部材)
180 補助前面板(覆設シール押圧部材)
181 爪部

Claims (9)

  1. 風箱の開口部の周縁にシール面が設けられた壁部と、
    前記シール面に密着する壁面シール部材と、
    該壁面シール部材を前記シール面側に押さえつける壁面シール押圧部材と、
    を備え、
    前記シール面は、前記開口部の貫通方向に直交した第1シール面と該第1シール面に直交するように接続された第2シール面とを有しているシール構造。
  2. 前記第2シール面は、互いに面対向した2つの面とされている請求項1に記載のシール構造。
  3. 前記壁面シール押圧部材は、前記第2シール面の対向方向において分割されている請求項2に記載のシール構造。
  4. 分割された前記壁面シール押圧部材同士の間隙に設けられる間隙シール部材と、
    前記間隙を含むように前記壁面シール押圧部材を覆う覆設シール部材と、
    前記覆設シール部材を前記壁面シール押圧部材側に押さえつける覆設シール押圧部材と、
    を備えている請求項3に記載のシール構造。
  5. 前記覆設シール押圧部材は、前記間隙シール部材を前記貫通方向に押し込む爪部を有している請求項4に記載のシール構造。
  6. 前記開口部は、矩形状の開口とされ、
    前記第2シール面は、水平方向又は鉛直方向に広がる平面とされている請求項1から5のいずれかに記載のシール構造。
  7. 前記壁面シール押圧部材は、前記開口部を塞ぐとともにバーナが挿通される挿通穴が形成された、風箱の前面板とされている請求項6に記載のシール構造。
  8. 請求項7に記載のシール構造と、
    前記壁部の前記開口部及び前記前面板の前記挿通穴に挿通された前記バーナと、
    を備えているバーナ構造。
  9. 請求項1から7のいずれかに記載のシール構造の組付方法であって、
    前記壁部と前記壁面シール押圧部材との間に前記壁面シール部材を介在させた状態で、前記壁面シール押圧部材を前記壁部に固定する工程を含むシール構造の組付方法。
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