JP7486862B1 - 弦楽器励振装置及び、振動伝達部、弦楽器励振システム、並びに弦楽器励振装置の取り付け方法 - Google Patents
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Abstract
Description
また、かかる弦楽器励振装置及びかかる弦楽器励振装置を含む弦楽器励振システムであって、1つの弦楽器励振装置で全ての弦を同時に励振可能なものが求められていた。
また、本発明によれ、弦楽器の複数の弦に取り付けられる弦楽器励振装置であって、前記弦楽器の本体から所定間隔離れて張られた前記弦の前記弦楽器本体側を下側とし、その反対側を上側とするとき、入力信号を受けて振動する振動装置と、前記振動装置が接続されて、前記弦に前記振動装置からの振動を伝達する振動伝達部とを有し、前記振動伝達部は、前記複数の弦に取り付けられたとき、前記複数の弦の少なくとも1つの弦の上側に位置して、前記少なくとも1つの弦を下方に押し下げる部分と、前記複数の弦の他の少なくとも2つの弦の下側に位置して、前記他の少なくとも2つの弦を上方に引き上げる部分と、を有しているか、あるいは、前記複数の弦の少なくとも1つの弦の下側に位置して、前記少なくとも1つの弦を上方に引き上げる部分と、前記複数の弦の他の少なくとも2つの弦の上側に位置して、前記他の少なくとも2つの弦を下方に押し下げる部分と、を有していて、前記振動伝達部は、前記複数の弦の少なくとも1つを保持するための切り込みを有し、前記切り込みは前記振動伝達部の上側又は下側に開口部を有し、前記開口部から前記振動伝達部の長手方向に伸長するものである弦楽器励振装置が提供される。
バイオリン1の表板2(図1参照)に設置される駒20は次の構成を有する。図2に示すように、駒20は、弦15を支持する上面部20aと、上面部20a上に所定間隔で形成された弦溝20bと、を有する。上面部20aは、上に凸となる緩やかな曲面で形成されている。駒20は、4本の弦15e、15a、15d、15gを弦溝20bによって所定の位置に支え、弦15e、15a、15d、15gの振動を表板2(図2参照)に伝える。駒20は、指板6とテールピース11(図1参照)の間の表板2上に、表板2に対してほぼ垂直となるように設置され、取り外し可能である。
音源装置50は、音源信号を再生する音源である。音源装置50は、振動装置30に音源信号を出力するものであればどのような電子機器でもよい。音源装置50は、バイオリンなどの弦楽器の音を音源として出力している。弦楽器の音を音源として出力した場合、実演奏に近く、リアリティ度の高い楽音を再生することができる。
・増幅機能
位相反転回路60は、音源装置50から出力された音源信号を、スピーカ20を駆動する音源信号に増幅する。
・位相反転機能
位相反転回路60は、上記音源装置50から出力された音源信号のうち一方の極性の信号を反転させて、振動装置30に出力する。
・プロセス回路機能
本発明者の実験によれば、音響測定では各弦加振の特性に大きな差はない知見を得ている。しかし、実際の演奏では、各弦が受け持つ音階がある。そこで、位相反転回路60は、プロセス回路機能を備える。プロセス回路機能は、各弦が受け持つ音階に合わせて弦ごとに音源信号をイコライズする。プロセス回路機能は、2弦以上の同時加振ではどのような特性にするかを調整する。また、プロセス回路機能では、イコライズに加えて左右の極性を反転する処理も行う。なお、図1に示した音源装置50は、記憶手段として機能するメモリ52に予め格納された音源データである、上記弦加振音プログラム52aを読み出す構成となっているが、外部から供給される音源データを適宜処理して音源信号を出力する構成とすることもできる。
振動装置30は、音源装置50から出力され、位相反転回路60により増幅された音源信号によりその振動板が振動する。振動装置30としては、小型スピーカを使用することができる。小型スピーカとしては、超磁歪スピーカを利用することができ。一般に、スピーカは、電気信号を前後方向に振動するボイスコイルと、ボイスコイルに直結された振動板(いずれも図示省略)とを備え、この振動板が振動することで音源信号と等しい波形の音が空気中に放射される。振動装置30の振動板である円形のコーン紙に、振動伝達部40の一部を接着剤により直付する。これにより、振動装置30の振動板(コーン紙)の振動は、振動伝達部40に直接伝わる。なお、振動装置30としては、スピーカーに限らず、電気信号を振動に変換するあるゆるトランスデューサーを用いることができる。
図1に示す第1の実施の形態にかかる弦楽器励振装置100の振動伝達部40は、その長手方向に直線的に伸長するものであって、4本の弦15に取り付けられた状態でもその直線的形状を維持している。図2は図1に示す第1の実施の形態の第1変形例を示す部分斜視図である。第1変形例の弦楽器励振装置は符号100’で示される。図1の第1の実施の形態とその第1変形例(図2)の違いは、第1の実施の形態では振動伝達部40が弦に取り付けられた後も直線的に伸長しているのに対し、第1の変形例では、振動伝達部40’が駒20の上面部20aの曲線に沿って湾曲していることである。なお、第1の変形例における振動伝達部40’の湾曲は、振動伝達部40’が弦15に取り付けられた後に、弦15からの応力を受けて湾曲するものであってもよいし、弦15に取り付けられる前から湾曲しているものであってもよい。図3は図2と同様に図1に示す第1の実施の形態の第1変形例を示す部分斜視図である。図2に示す弦楽器励振装置100’と図3に示す弦楽器励振装置100’とは、その弦への取り付け位置が異なるものであり、弦楽器励振装置100’自体は同一構成である。
(1)振動発生装置30a(G弦側)のみに接続する場合:モノラル信号又はステレオ信号のL/Rミックス信号
(2)振動発生装置30b(E弦側)のみに接続する場合:モノラル信号又はステレオ信号のL/Rミックス信号
(3)振動発生装置30a(G弦側)、30b(E弦側)の双方に接続する場合:振動発生装置30a(G弦側)にステレオ信号のLch、振動発生装置30b(E弦側)にステレオ信号のRch
(4)振動発生装置30a(G弦側)、30b(E弦側)の双方に接続する場合:振動発生装置30a(G弦側)に2Wayの低中ch、振動発生装置30b(E弦側)に2Wayの中高ch
(5)振動発生装置30a(G弦側)、30b(E弦側)の双方に接続する場合:振動発生装置30a(G弦側)と振動発生装置30b(E弦側)に同一信号
(1)振動発生装置30a(G弦側)、30b(E弦側)の双方に接続する場合:振動発生装置30a(G弦側)にステレオ信号のLch、振動発生装置30b(E弦側)にステレオ信号のRch
(2)振動発生装置30a(G弦側)、30b(E弦側)の双方に接続する場合:振動発生装置30a(G弦側)に2Wayの低中ch、振動発生装置30b(E弦側)に2Wayの中高ch
(3)振動発生装置30a(G弦側)、30b(E弦側)の双方に接続する場合:振動発生装置30a(G弦側)と振動発生装置30b(E弦側)に同一信号
(1)本発明の弦楽器励振装置を用いた再生は、スピーカーによる再生と比較して、本物の楽器があたかも再生現場で演奏者により演奏されているかのように、発音し、本物の楽器のリアル感があった。
(2)本発明の弦楽器励振装置を用いた再生は、スピーカーによる再生と比較して、本物の楽器からの音が周囲360度に放射されるというステージ感があった。
(3)本発明の弦楽器励振装置を用いた再生は、スピーカーによる再生と比較して、ダイナミックレンジが大きく、あたかも生演奏を聴取しているというステージ感があった。
(4)本発明の弦楽器励振装置を用いた再生は、スピーカーによる再生と比較して、低域から高域まで過不足のない周波数特性を得ることができ、あたかも生演奏を聴取しているというステージ感があった。
G弦;200Hzから6kHz
D弦;300Hzから12kHz
A弦;400Hzから15kHz
E弦;650Hzから18kHz
以上により、各実施の形態とその変形例の弦楽器励振装置100、100a、100b、100c、100e、100f、 100g、100h、100iにより、バイオリンの生演奏に近い再生音楽を楽しむ目的に照らせば、各弦を加振する信号は、演奏時に各弦を加振する周波数範囲に制限することが好ましい。
まとめると、弦加振用前置イコライザが各弦を加振する組合せは種々あるが、バイオリンの場合は、4弦同時加振であり、ギターの場合は6弦同時加振であり、その再生音は次のようなものであった。
4弦又は6弦の音階再生の最低音から最高音;200Hz~18kHz
2 (バイオリンの)表板
15、15e、15a、15d、15g、15E1、15B、15G、15D、15A、15E2 弦
20 (バイオリンの)駒
20a (バイオリンの駒の)上面部
20b (バイオリンの駒の)弦溝
20h (バイオリンの駒の)足部
20k (ギターの)駒(ブリッジ)
20m (ギターの駒の)上面部
30、30a、30b 振動装置
40、40’、40a、40b、40c、40c-1、40c-2、40d、40e、40f、40g、40h、40i、40i-1、40i-2、40j、40k、40k-1、40k-2 振動伝達部
40b-7、40b-8、40h-3、40h-4、40i-3、40i-4、40j-7、40k-7 凹み
40a-5、40a-6、40b-5、40b-6、40c-5、40c-6、40d-5、40d-6、40f-3、40f-4、40f-5、40f-6、40h-5、40h-6、40h-7、40h-8、40i-5、40i-6、40i-7、40i-8、40j-3、40j-4、40j-5、40j-6 切り込み
42-1~42-18、42f-21、42f-22、44-1、44-2 弾性シート
43、45、46 接合部
50 音源装置
56 表示部
60 位相反転回路(弦加振用前置イコライザ)
100、100’、100a、100b、100c、100e、 100f、100g、100h、100i、100j、100k 弦楽器励振装置
S 弦楽器励振システム
Claims (24)
- 弦楽器の複数の弦に取り付けられる弦楽器励振装置であって、前記弦楽器の本体から所定間隔離れて張られた前記弦の前記弦楽器本体側を下側とし、その反対側を上側とするとき、
入力信号を受けて振動する振動装置と、
前記振動装置が接続されて、前記弦に前記振動装置からの振動を伝達する振動伝達部とを有し、
前記振動伝達部は、前記複数の弦に取り付けられたとき、
前記複数の弦の少なくとも1つの弦の上側に位置して、前記少なくとも1つの弦を下方に押し下げる部分と、
前記複数の弦の他の少なくとも2つの弦の下側に位置して、前記他の少なくとも2つの弦を上方に引き上げる部分と、
を有しているか、あるいは、
前記複数の弦の少なくとも1つの弦の下側に位置して、前記少なくとも1つの弦を上方に引き上げる部分と、
前記複数の弦の他の少なくとも2つの弦の上側に位置して、前記他の少なくとも2つの弦を下方に押し下げる部分と、
を有していて、前記振動伝達部は、その長手方向に伸長する板状、棒状、柱状のいずれかであるか、あるいは前記弦楽器本体に対向する下面がその長手方向に直線的に伸長し、反対側の上面に両端部あるいは両端部からそれぞれ他端へ向かって所定距離の位置から前記長手方向の中心に位置する凹みの前記長手方向の両端までそれぞれ上昇する傾斜部がある柱状である弦楽器励振装置。 - 弦楽器の複数の弦に取り付けられる弦楽器励振装置であって、前記弦楽器の本体から所定間隔離れて張られた前記弦の前記弦楽器本体側を下側とし、その反対側を上側とするとき、
入力信号を受けて振動する振動装置と、
前記振動装置が接続されて、前記弦に前記振動装置からの振動を伝達する振動伝達部とを有し、
前記振動伝達部は、前記複数の弦に取り付けられたとき、
前記複数の弦の少なくとも1つの弦の上側に位置して、前記少なくとも1つの弦を下方に押し下げる部分と、
前記複数の弦の他の少なくとも2つの弦の下側に位置して、前記他の少なくとも2つの弦を上方に引き上げる部分と、
を有しているか、あるいは、
前記複数の弦の少なくとも1つの弦の下側に位置して、前記少なくとも1つの弦を上方に引き上げる部分と、
前記複数の弦の他の少なくとも2つの弦の上側に位置して、前記他の少なくとも2つの弦を下方に押し下げる部分と、
を有していて、前記振動伝達部は、前記複数の弦の少なくとも1つを保持するための切り込みを有し、前記切り込みは前記振動伝達部の上側又は下側に開口部を有し、前記開口部から前記振動伝達部の長手方向に伸長するものである弦楽器励振装置。 - 前記板状あるいは棒状である前記振動伝達部は、前記弦楽器の駒の上面部の曲面に略沿って予め湾曲しているか、あるいは、前記弦楽器への装着により、前記駒の前記上面部の前記曲面に略沿って湾曲するものである請求項1に記載の弦楽器励振装置。
- 前記振動伝達部は、前記複数の弦の少なくとも1つを保持するための切り込みを有し、前記切り込みは前記振動伝達部の上側又は下側に開口部を有し、前記開口部から前記振動伝達部の前記長手方向に伸長するものである請求項1に記載の弦楽器励振装置。
- 前記開口部が前記振動伝達部の前記下側に2つ設けられ、前記弦楽器励振装置が前記弦楽器に取り付けられたとき、前記振動伝達部の下側が前記複数の弦中の2本の弦を下方に押し下げ、それぞれの前記2つの開口部につながる前記2つの切り込みの下面が前記複数の弦の他の2本の弦を上方に引き上げるように作用する請求項2又は4に記載の弦楽器励振装置。
- 前記振動伝達部の前記下側で前記2本の弦に接触する部分に断面略半円形の凹みを設けた請求項5記載の弦楽器励振装置。
- 前記開口部が前記振動伝達部の前記上側に2つ設けられ、前記弦楽器励振装置が前記弦楽器に取り付けられたとき、前記振動伝達部の上側が前記複数の弦中の2本の弦を上方に引き上げ、それぞれの前記2つの開口部につながる前記2つの切り込みの上面が前記複数の弦の他の2本の弦を下方に押し下げるように作用する請求項2又は4に記載の弦楽器励振装置。
- 前記振動装置が2つ設けられ、前記振動伝達部の前記長手方向の両端部にそれぞれ取り付けられているか、あるいは前記振動伝達部の上面部に前記長手方向に間隔を以て取り付けられている請求項1又は2に記載の弦楽器励振装置。
- 前記振動伝達部が前記長手方向の略中央で2つに分割され、前記分割された2つの部分が弾性部材で相互に接続されている請求項8記載の弦楽器励振装置。
- 前記振動伝達部の前記下側であって、前記2本の弦に接触する部分を、前記弦楽器励振装置が前記弦楽器に取り付けられた状態で、前記弦楽器の駒の側面から見た断面形状において、前記振動伝達部の前記下側の前記駒側の角部に丸みがあり、かつ前記振動伝達部の前記2本の弦に接触する前記部分のそれぞれに弾性部材が配された請求項5記載の弦楽器励振装置。
- 前記振動伝達部の前記下側であって、前記2本の弦に接触する部分を、前記弦楽器励振装置が前記弦楽器に取り付けられた状態で、前記弦楽器の駒の側面側から見た断面形状において、前記振動伝達部の前記下側の前記駒側の角部に丸みがあり、前記振動伝達部の前記下側が前記弦の長手方向に沿って略中央が下方に突出しつつ湾曲し、かつ前記振動伝達部の前記2本の弦に接触する前記部分のそれぞれに弾性部材が配された請求項5に記載の弦楽器励振装置。
- 前記弦楽器励振装置が前記弦楽器に取り付けられた状態で、前記弦楽器の駒の側面から見た前記切り込みの断面形状において、前記切り込みの前記下面が前記弦の長手方向に沿って略中央が上方に突出しつつ湾曲している請求項5に記載の弦楽器励振装置。
- 前記振動伝達部の前記弦楽器の駒側の部分の少なくとも一部に、弾性部材を配した請求項1又は2に記載の弦楽器励振装置。
- 前記複数の弦の他の少なくとも2つの弦の下側に位置する部分が、前記振動伝達部の下側に開口部をそれぞれ有する2つの切り込みの下面である請求項1又は2に記載の弦楽器励振装置。
- 前記複数の弦の他の少なくとも2つの弦の下側に位置する部分が、前記振動伝達部の長手方向の両端部にそれぞれ開口部を有する2つの切り込みの下面である請求項1又は2に記載の弦楽器励振装置。
- 前記振動伝達部がその長手方向の略中央で2つに分割され、前記分割されたそれぞれの振動伝達部に前記振動装置がそれぞれ接続され、前記分割された2つの部分が弾性部材で相互に接続されている請求項1又は2に記載の弦楽器励振装置。
- 前記切り込みの下面に弾性部材を配した請求項2又は4に記載の弦楽器励振装置。
- 前記振動伝達部の前記弦と接触する部分に、弾性部材を配した請求項1又は2に記載の弦楽器励振装置。
- 入力信号を受けて振動する振動装置が接続可能であり、弦楽器の複数の弦に取り付けられる振動伝達部であって、前記弦楽器の本体から所定間隔離れて張られた前記複数の弦の前記弦楽器本体側を下側とし、その反対側を上側とするとき、
前記複数の弦に取り付けられたとき、 前記複数の弦の少なくとも1つの弦の上側に位置して、前記少なくとも1つの弦を下方に押し下げる部分と、
前記複数の弦の他の少なくとも2つの弦の下側に位置して、前記他の少なくとも2つの弦を上方に引き上げる部分と、
を有しているか、あるいは、
前記複数の弦の少なくとも1つの弦の下側に位置して、前記少なくとも1つの弦を上方に引き上げる部分と、
前記複数の弦の他の少なくとも2つの弦の上側に位置して、前記他の少なくとも2つの弦を下方に押し下げる部分と、
を有していて、前記振動伝達部は、その長手方向に伸長する板状、棒状、柱状のいずれかであるか、あるいは前記弦楽器本体に対向する下面がその長手方向に直線的に伸長し、反対側の上面に両端部あるいは両端部からそれぞれ他端へ向かって所定距離の位置から前記長手方向の中心に位置する凹みの前記長手方向の両端までそれぞれ上昇する傾斜部がある柱状であるか、あるいは、
前記振動伝達部は、前記複数の弦の少なくとも1つを保持するための切り込みを有し、前記切り込みは前記振動伝達部の上側又は下側に開口部を有し、前記開口部から前記振動伝達部の長手方向に伸長するものである前記振動伝達部。 - 請求項1から4のいずれか1つに記載の弦楽器励振装置と、前記弦楽器励振装置の前記振動装置に音源信号を供給する音源信号供給手段とを有する弦楽器励振システム。
- 前記音源信号供給手段が、記憶手段に予め記憶されている音源データを読み出して前記音源信号を供給するか、あるいは外部から供給される音源データを用いて前記音源信号を供給する構成の請求項20に記載の弦楽器励振システム。
- 弦楽器励振装置を弦楽器の複数の弦に取り付ける方法であって、前記弦楽器の本体から所定間隔離れて張られた前記複数の弦の前記弦楽器本体側を下側とし、その反対側を上側とするとき、前記弦楽器励振装置は入力信号を受けて振動する振動装置と、前記振動装置に接続されて、前記弦に前記振動装置からの振動を伝達する振動伝達部とを有し、前記振動伝達部は、その長手方向に伸長する板状あるいは棒状であって、
前記振動伝達部を少なくとも1つの前記弦の上側に配し、他の少なくとも2つの前記弦の下側に配するか、あるいは少なくとも2つの前記弦の上側に配し、他の少なくとも1つの前記弦の下側に配することにより前記弦楽器励振装置を前記弦楽器に取り付ける方法。 - 入力信号を受けて振動する振動装置と前記振動装置が接続されて弦楽器の複数の弦に振動を伝達する振動伝達部とを有する弦楽器励振装置の前記弦楽器への取り付け方法であって、前記振動伝達部は、その下側に2つの開口部と前記2つの開口部にそれぞれつながる2つの切り込みを有し、前記弦楽器の本体から所定間隔離れて張られた前記複数の弦の前記弦楽器本体側を下側とし、その反対側を上側とするとき、
前記振動伝達部を並んでいる前記複数の弦の上方に配し、並んでいる前記複数の前記弦のうち両端の弦の間隔を狭めて前記2つの開口部をそれぞれ介して前記2つの切り込み内に誘導し、その後、前記両端の弦の間隔を元の間隔に戻し、前記振動伝達部の前記下側が前記両端の弦以外の弦を下方に押し下げるよう前記振動伝達部を配することにより前記弦楽器励振装置を前記弦楽器に取り付ける方法。 - 入力信号を受けて振動する振動装置と前記振動装置が接続されて弦楽器の複数の弦に振動を伝達する振動伝達部とを有する弦楽器励振装置の前記弦楽器への取り付け方法であって、前記振動伝達部は、その上側に2つの開口部と前記2つの開口部にそれぞれつながる2つの切り込みを有し、前記弦楽器の本体から所定間隔離れて張られた前記複数の弦の前記弦楽器本体側を下側とし、その反対側を上側とするとき、
前記振動伝達部を並んでいる前記複数の弦の下方に挿入し、並んでいる前記複数の弦のうち両端の弦の間隔を広めて前記2つの開口部をそれぞれ介して前記2つの切り込み内に誘導し、その後、前記両端の弦の間隔を元の間隔に戻し、前記振動伝達部の前記上側が前記両端の弦以外の弦を上方に引き上げるよう前記振動伝達部を配することにより前記弦楽器励振装置を前記弦楽器に取り付ける方法。
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