JP7486173B2 - 放送システムおよび放送設備 - Google Patents

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Description

本開示は、音源およびスピーカの接続状態を切替え、動作確認を行う放送システムおよび放送設備に関する。
施設における災害発生時の非常用放送は施設内にいる人への避難誘導のために非常に有用且つ必要な放送である。そのため、非常用放送が放送される場合に誤作動があってはならず、放送設備を設置する際あるいは設置した後の定期点検の際に、入念な動作確認が必要である。例えば、特許文献1には、非常用放送時に音声放送に加えて光警報を作動させることにより、聴覚障害をもった方へ非常事態を知らせる技術が開示されている。このように、非常用放送がより機能的になることにより、放送が誤作動する可能性も多くなるため、動作確認は重要である。
特開2016-71463号公報
一般的に、放送には通常放送を指す業務放送と、緊急放送を指す非常放送がある。業務放送は出力先のスピーカで音量調節が可能であってもよいが、非常放送は緊急性を要するため音量調節ができず、常に最大音量で出力される。現場での放送設備の設置の際に、作業者は、放送設備本体側での業務放送と非常放送の切替操作と、スピーカとスピーカの音量調節部が設置されている場所での音量調節操作を行い、音量調節の動作確認を実施する。例えば、施設が学校の場合は、放送設備本体側は放送室であり、スピーカとスピーカの音量調節部が設置されている場所は各教室である。放送室で業務放送と非常放送の切替操作を行い、各教室でスピーカの音量調節操作を行う。非常放送の場合は、例えば、音量調節が最小音量となっていても、最大音量で放送されるかの確認を行う必要がある。そのため、動作確認は放送設備本体側で業務放送と非常放送の切替操作を手動で行う作業者と、スピーカの音量調節部が設置されている場所で音量調節の動作確認を手動で行う作業者との、2人で実施されるか、あるいは、1人の作業者が放送設備本体と音量調節部が設置されている場所を行き来して、業務放送と非常放送の切替操作および音量調節の動作確認をそれぞれ手動で実施する。実施内容は、業務放送がスピーカから出力されている場合に、作業者が、音量調節部にて音量調節することにより、出力される音量が変化することを確認する。あるいは、非常放送がスピーカから出力されている場合に、作業者が、音量調節部にて音量調節しても、出力される音量が変化しないことを確認する。このような動作確認方法では、人数および作業時間がかかり、非効率的である。
本開示は、上述した従来の事情に鑑みて案出され、試験動作が選択された場合、一定時間毎にアンプとスピーカの接続について業務放送の接続および非常放送の接続を切替えることにより、放送設備本体側での手動による切替操作が不要となり、作業者が1人で作業を行う際に、放送設備本体側と音量調節部が設置されている場所を行き来することなく、音量調節の動作確認を実施することができる、放送システムおよび放送設備を提供することを目的とする。
本開示は、業務放送および非常放送を実施する通常動作と前記業務放送および前記非常放送の動作確認を行う試験動作との選択を行う操作部と、出力音源として業務放送用の音源と非常放送用の音源とを切替える音源切替部と、前記音声信号を増幅させるアンプと、前記アンプにより増幅された音声信号を音声として出力するスピーカと、前記スピーカより出力される音声の音量を調節する音量調節部と、前記アンプと前記スピーカとの接続について前記業務放送の接続および前記非常放送の接続を切替えるスピーカ回線制御部と、を備え、前記試験動作が選択された場合、前記スピーカ回線制御部は、スピーカ回線の前記業務放送の接続および前記非常放送の接続を一定時間毎に切替え、前記音源切替部は、前記業務放送用の音源と前記非常放送用の音源とを前記業務放送の接続および前記非常放送の接続が切替わるタイミングと同じタイミングで切替え、前記スピーカ回線制御部は、回線リレーと非常リレーとで構成され、前記回線リレーは、前記回線リレーを接続することにより前記アンプと前記スピーカとを接続し、前記回線リレーを切断することにより前記アンプと前記スピーカとを切断し、前記非常リレーは、前記回線リレーが接続され且つ前記非常リレーが接続された場合に前記音量調節部による音量の調節が無効となり、前記回線リレーが接続され且つ前記非常リレーが切断された場合に前記音量調節部による音量の調節が有効となる、放送システムを提供する。
また、本開示は、業務放送および非常放送を実施する通常動作と前記業務放送および前記非常放送の動作確認を行う試験動作との選択を行う操作部と、出力音源として業務放送用の音源と非常放送用の音源とを切替える音源切替部と、前記出力音源を出力する音声回路において、アンプとスピーカの接続について前記業務放送の接続および前記非常放送の接続を切替えるスピーカ回線制御部と、前記スピーカより出力される音声の音量を調節する音量調節部と、を備え、前記試験動作が選択された場合、前記スピーカ回線制御部は、スピーカ回線の前記業務放送の接続および前記非常放送の接続を一定時間毎に切替え、前記音源切替部は、前記業務放送用の音源と前記非常放送用の音源とを前記業務放送の接続および前記非常放送の接続が切替わるタイミングと同じタイミングで切替え、前記スピーカ回線制御部は、回線リレーと非常リレーとで構成され、前記回線リレーは、前記回線リレーを接続することにより前記アンプと前記スピーカとを接続し、前記回線リレーを切断することにより前記アンプと前記スピーカとを切断し、前記非常リレーは、前記回線リレーが接続され且つ前記非常リレーが接続された場合に前記音量調節部による音量の調節が無効となり、前記回線リレーが接続され且つ前記非常リレーが切断された場合に前記音量調節部による音量の調節が有効となる、放送設備を提供する。
本開示によれば、試験動作が選択された場合、一定時間毎にアンプとスピーカの接続について業務放送の接続および非常放送の接続を切替えることにより、放送設備本体側での手動による切替操作が不要となり、作業者が1人で作業を行う際に、放送設備本体側と音量調節部が設置されている場所を行き来することなく、音量調節の動作確認を実施することができる。
実施の形態1の放送システムの構成図 実施の形態1の放送システムのスピーカ切替部および音量調節部の詳細な構成図 実施の形態1の放送システムの音量調節の動作原理の説明図 実施の形態1の放送システムの動作の一覧表 実施の形態1の放送システムの動作フローの説明図
以下、適宜図面を参照しながら、本開示に係る放送システムおよび放送設備を具体的に開示した実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
以下、実施の形態1について図を参照して説明する。なお、以下の実施の形態1では、放送システムを構成する放送装置を例示して説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1の放送システム100の構成図である。図1に示す放送システム100は、操作部101、制御部102、音源切替部103、アンプ104、スピーカ回線制御部105、音量調節部106、スピーカ切替部107およびスピーカ108を含む構成である。
操作部101は、ユーザの操作により、業務放送および非常放送のそれぞれを実施する通常動作と業務放送および非常放送のそれぞれの動作確認を行う試験動作とのうちいずれかを選択する。また、操作部101は、試験動作を選択した場合に、業務放送の接続および非常放送の接続のうちいずれかを選択する。なお、操作部101は、物理的スイッチにより構成されてもよいし、タッチパネルあるいはPC(Personal Computer)を用いて構成されてもよい。
制御部102は、操作部101からの出力を入力するとともに、操作部101からの出力に基づいて音源切替部103(後述)に試験音源の切替えを指示する。また、制御部102は、操作部101からの出力に基づいて、アンプとスピーカ回線との間の接続として、業務放送の接続および非常放送の接続のうちいずれかへの切替えをスピーカ回線制御部105(後述)に指示する。
音源切替部103は、操作部101により試験動作が選択された場合に、所定の条件に応じて、音源を切替える。具体的には、放送システム100では、音源切替部103は、一定時間ごとに、業務放送用の音源と非常放送用の音源とを交互に切替える。また、操作部101により通常動作が選択された場合は、音源切替部103は作動せず、音源の切替えは実施されない。本実施の形態では、所定の条件は一定時間としたが、この一定時間は任意に設定されてもよい。また、所定の条件は、切替えボタン(例えば操作部101)の操作であってもよい。音源切替部103に入力される出力音源(いわゆる音源)の数は2つに限られず3つ以上でもよい。3つ以上の音源を使用する場合は、順に切替えられる、あるいは任意の設定に基づいて切替えられる、あるいはランダムに切替えられてもよい。
アンプ104は、音源切替部103によって選択された出力音源(いわゆる音源)から発せられた音声信号を増幅させ、スピーカ回線制御部105を介してスピーカ108(後述)へ出力する。
スピーカ回線制御部105は、スピーカ切替部107と、回線制御部109とで構成される。
スピーカ切替部107は、操作部101により任意のスピーカ回線が選択され、選択されたスピーカ回線について任意の接続状態が選択された場合、選択されたスピーカ回線についての接続状態を所定の条件に基づいて切替える。
ここで、任意のスピーカ回線は、例えば、施設の各エリアのまとめられたスピーカ回線群あるいは個々のスピーカ回線のことを指してもよい。例えば図1では、複数のスピーカを備えた3つの異なるスピーカ回線の群が例示されている。また、接続状態とは、業務放送の音声回線である回線リレー21および非常放送の音声回線である非常リレー22からなるリレー部の接続状態のことである。
回線リレー21が接続されるとアンプ104とスピーカ108とが接続され、スピーカ108から業務放送における音声が出力される。一方、回線リレー21が切断されるとアンプ104とスピーカ108とが切断され、スピーカ108からは業務放送における音声が出力されない。また、回線リレー21が接続された状態で、非常リレー22が接続されると、スピーカ108から非常放送が出力される状態となる。回線リレー21が接続された状態で、非常リレー22が切断されると、スピーカ108から業務放送が出力される状態となる。
言い換えると、接続状態とは、スピーカ108からの出力がONとなるかOFFとなるかを示す状態と、出力する音源の放送が業務放送であるかまたは非常放送であるかを示す状態とを指す。
スピーカ回線制御部105は、アンプ104とスピーカ108との間の接続について、業務放送の接続および非常放送の接続のうちいずれかに切替える。
回線制御部109は、操作部101により任意のスピーカ回線が選択された場合、スピーカ切替部107に任意のスピーカ回線へ切替える指示を出す。また、回線制御部109は、操作部101により選択されたスピーカ回線の任意の接続状態が選択された場合に、スピーカ切替部107にスピーカ回線の接続状態を切替える指示を出す。
音量調節部106は、スピーカ108から出力される音声の音量を調節する。
次に、実施の形態1の放送システム100の音量調節の原理について、図2および図3を参照して説明する。図2は、実施の形態1の放送システム100のスピーカ切替部107および音量調節部106の詳細な構成図である。
図2において、スピーカ切替部107は、回線リレー21および非常リレー22のそれぞれで構成される。回線リレー21は、アンプ104とスピーカ108とを接続するための回線である。非常リレー22は、非常放送を出力するための回線である。
音量調節部106は、スイッチ23と抵抗R1、R2、R3、R4、R5と、端子T1、端子T2、端子T3および端子OFFと、を備える。音量調節部106は、スイッチ23を回転させることにより、同じ番号(符号)の端子同士が接続され、接続された端子の番号(符号)に応じて異なる抵抗値を示す。抵抗値が異なることにより、スピーカ108から出力される音声の出力値が変わるため、音量の大きさが変化し、音量調節を行うことができる。
図3は、実施の形態1の放送システム100の音量調節の動作原理の説明図である。
図3の上段に示すように、通常動作時の業務放送では、回線リレーはONであり、非常リレーはOFFである。このリレー状態(回線リレー:ON、非常リレー:OFF)の場合に、スイッチ23の位置が端子OFFに接続されると、スピーカ108の両端に電圧が印加されず音が発生しない。また、スイッチ23の位置が端子T1あるいは端子T2に接続されると、スピーカ108の両端に接続される抵抗値(端子T1の場合は(R3+R2)およびR4の合成抵抗値、端子T2の場合はR3および(R4+R5)の合成抵抗値)により音量が変化する。さらに、スイッチ23の位置が端子T3に接続されると、抵抗が無視できるためスピーカ108への出力値は最大となり、スピーカ108は最大音量の音声を出力することができる。
一方、図3の下段に示すように、通常動作時の非常放送では、回線リレーはONであり、非常リレーはONである。このリレー状態(回線リレー:ON、非常リレー:ON)の場合に、スイッチ23の位置が端子OFFに接続されると、抵抗が無視され、スピーカ108への出力値が最大となり、スピーカ108は最大音量の音声を出力することができる。また、スイッチ23の位置が端子T1あるいは端子T2に接続されると、スピーカ108の両端に接続される抵抗値(端子T1の場合は(R3+R2)およびR4の合成抵抗値、端子T2の場合はR3および(R4+R5)の合成抵抗値)により音量が変化するものの、合成抵抗値は極めて小さく音量への影響は僅かであるため、スピーカ108への出力値は極めて最大に近くなり、極めて最大に近い音量の音声を出力することができる。スイッチ23の位置が端子T3に接続されると、抵抗が無視できるためスピーカ108への出力値は最大となり、最大音量の音声を出力することができる。
これらの動作を言い換えると、通常動作時において業務放送時は、スイッチ23の切替えにより音量調節が有効であり、非常放送時は、スイッチ23の切替えに関わらず、最大あるいは極めて最大に近い音量でスピーカ108から音声が出力される。
なお、本実施の形態では、スイッチ23の切替え幅が4段階であったが、切替え幅はこれに限らず、4段階よりも少なくても多くてもよい。
次に、図4を参照して実施の形態1の放送システム100の音量調節の試験動作時の状態について説明する。図4は、実施の形態1の放送システム100の動作の一覧表である。
図4において、通常動作時の業務放送は、先述した通り、回線リレー21がONであり、非常リレー22がOFFである場合は、音量調節部106による音量調節が有効である。また、回線リレーがONであり、非常リレーがONである場合は、音量調節部106による音量調節が無効である。通常動作では、試験動作に用いる業務放送用の試験音源1および非常放送用の試験音源2の出力は行われない。そのため音源切替部103も動作しない。つまり、通常動作時は、業務放送用の試験音源1および非常放送用の試験音源2は出力されず、音量調節が有効である。また、通常動作時に非常放送を出力する場合は、音量調節が無効となる。
次に、試験動作時は、回線リレー21がONであり、非常リレー22がOFFである場合は、音源切替部103は音源を試験音源1に切替え、試験音源1を再生・出力する。試験音源2は停止状態である。このとき、音量調節部106による音量調節は有効である。回線リレー21がONであり、非常リレー22がONである場合は、音源切替部103は音源を試験音源2に切替え、試験音源2を再生・出力する。試験音源1は停止状態である。このとき、音量調節部106による音量調節は無効である。つまり、試験動作時は、通常音源を用いて音量調節の試験が可能であり、音量の変化を確認することができる。また、非常音源を用いて、非常音源出力時はスイッチ23を切替えても音量が変化しないことを確認することができる。
次に、実施の形態の放送システム100の音量調節の試験動作について、図5を参照して説明する。図5は、実施の形態の放送システム100の動作フローの説明図である。
図5において、ユーザが操作部101を操作して試験動作の開始を選択すると、試験動作が開始する(S1、YES)。ユーザが操作部101を操作して試験動作の開始を選択しない場合は、放送システム100は通常動作状態あるいは停止状態となる(S1、NO)。
試験動作が開始すると、ユーザは操作部101により任意のスピーカ回線を選択する(S2)。任意のスピーカ回線が選択されると、選択されたスピーカ回線の回線リレー21がONになる(S3)。この状態では非常リレー22はOFFである。回線リレー21がONの状態になると、制御部102は、試験音源1を再生し、音源切替部103に試験音源1の出力を指示する(S4)。このときスピーカ108から試験音源1の音声が出力される。スピーカ108から試験音源1の音声が出力された状態で、ユーザが音量調節部106を操作することにより、ユーザはスピーカ108から出力される音声の音量が変化することを確認する(S5)。このとき試験音源1は任意に設定された時間の間出力され続ける。
一定時間が経過すると(S6)、選択されたスピーカ回線の非常リレー22がONになる(S7)。非常リレー22がONの状態になると、制御部102は、試験音源2を再生し、音源切替部103に試験音源2に切替え、試験音源2の出力を指示する(S8)。このときスピーカ108から試験音源2の音声が出力される。スピーカ108から試験音源2の音声が出力された状態で、ユーザが音量調節部106を操作することにより、ユーザはスピーカ108から出力される音声の音量が変化しないことを確認する(S9)。このとき試験音源2は任意に設定された時間の間出力され続ける。
一定時間が経過すると音声の出力が停止し(S10)、ユーザは試験終了か否かを判断する(S11)。ユーザが試験終了を選択すると(S11、YES)、ユーザはスピーカ回線の変更を選択する(S12)。ユーザが試験終了しない場合は、ステップS4からステップS11までの処理を繰り返す(S11、NO)。ユーザが、スピーカ回線の変更を選択すると、ステップS2からステップS12までの処理を繰り返す(S12、YES)。ユーザがスピーカ回線を変更しない場合は、試験動作を終了する(S12、NO)。
なお、本実施の形態において、非常リレーのON/OFFの状態が切り替わるタイミングと試験音源1および試験音源2のそれぞれが切り替わるタイミングは同じである。しかし、それぞれの切り替わりタイミングは必ず一致しなくてもよい。例えば、試験準備時間を考慮して、非常リレーと試験音源の切り替わりタイミングが異なってもよい。また、一定時間はユーザにより任意に設定されてもよい。
最後に、本開示に係る放送システム100および放送設備の構成、作用、効果についてそれぞれ列挙する。
本開示の一実施例は、業務放送および非常放送を実施する通常動作と業務放送および非常放送の動作確認を行う試験動作との選択を行う操作部と、出力音源として業務放送用の音源と非常放送用の音源とを切替える音源切替部と、音声信号を増幅させるアンプと、アンプにより増幅された音声信号を音声として出力するスピーカと、スピーカより出力される音声の音量を調節する音量調節部と、アンプとスピーカとの接続について業務放送の接続および非常放送の接続を切替えるスピーカ回線制御部と、を備え、試験動作が選択された場合、スピーカ回線制御部は、スピーカ回線の業務放送の接続および非常放送の接続を一定時間毎に切替え、音声切替部は、業務放送用の音源と非常放送用の音源とを業務放送の接続および非常放送の接続が切替わるタイミングと同じタイミングで切替える、放送システムである。
この構成では、放送システムは試験動作時に一定時間毎にスピーカの接続について業務放送の接続および非常放送の接続を切替え、一定時間毎に出力する音源を業務放送の接続および非常放送の接続が切替わるタイミングと同じタイミングで切替える。
これにより、ユーザは、放送設備側での切替操作が不要となり、音量調節部が設置されている場所のみで音量調節の動作確認を実施することができ、作業を効率化することができる。
本開示の一実施例は、スピーカ回線制御部は回線リレーと非常リレーとで構成され、回線リレーは、回線リレーを接続することによりアンプとスピーカとを接続し、回線リレーを切断することによりアンプとスピーカを切断し、非常リレーは、回線リレーが接続され且つ非常リレーが接続された場合に音量調節部による音量の調節無効となり、前記回線リレーが接続され且つ非常リレーが切断された場合に音量調節部による音量の調節が有効となる、放送システムである。
この構成では、スピーカ回線制御部は回線リレーと非常リレーを備え、回線リレーはアンプとスピーカの接続および切断をし、非常リレーは回線リレーが接続されている場合に、非常リレーの接続および切断により音量調節部による音量の調節の有効性を制御する
これにより、ユーザは業務放送時には音量調節が有効であり、非常放送時には音量調節が無効であることを確認することができる。
本開示の一実施例は、非常リレーが切断されている場合、音源切替部は、音源を業務放送用の音源に切替え、非常リレーが接続されている場合、音源切替部は、音源を非常放送用の音源に切替える、放送システムである。
この構成では、放送システムは、非常リレーの接続および切断に応じて音源を切替える。
これにより、ユーザは音量調節部が設置されている場所のみで音量調節の動作確認を実施することができ、作業を効率化することができる。
本開示の一実施例は、音量調節部が音量を調節することが無効である場合、最大あるいは極めて最大に近い音量(例えば、最大値を含み最大値の近傍値を含む所定範囲の値の音量)で出力される、放送システムである。
この構成では、放送システムは音量調節部による音量調節が無効である場合、最大あるいは極めて最大に近い音量(例えば、最大値を含み最大値の近傍値を含む所定範囲の値の音量)を出力する。
これにより、放送システムは、非常放送時には音量調節に関わらず最大あるいは極めて最大に近い音量で非常放送を出力することができ、避難者へ非常放送を伝えることができる。
本開示の一実施例は、業務放送および非常放送を実施する通常動作と業務放送および非常放送の動作確認を行う試験動作との選択を行う操作部と、出力音源として業務放送用の音源と非常放送用の音源とを切替える音源切替部と、出力音源を出力する音声回路において、アンプとスピーカの接続について業務放送の接続および非常放送の接続を切替えるスピーカ回線制御部と、を備え、試験動作が選択された場合、スピーカ回線制御部は、スピーカ回線の業務放送の接続および非常放送の接続を一定時間毎に切替え、音源切替部は、業務放送用の音源と非常放送用の音源とを業務放送の接続および非常放送の接続が切替わるタイミングと同じタイミングで切替える、放送設備である。
この構成では、放送設備は、試験動作時に一定時間毎にスピーカ回線の業務放送の接続および非常放送の接続を切替え、業務放送の接続および非常放送の接続が切替わるタイミングと同じタイミングで出力する音源を切替える。
これにより、ユーザは、放送設備側での切替操作が不要となり、音量調節部が設置されている場所のみで音量調節の動作確認を実施することができ、作業を効率化することができる。
以上、添付図面を参照しながら実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、修正例、置換例、付加例、削除例、均等例に想到し得ることは明らかであり、それらについても本開示の技術的範囲に属すると了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
本開示は、試験動作が選択された場合、一定時間毎にアンプとスピーカの接続について業務放送の接続および非常放送の接続を切替えることにより、放送設備本体側での手動による切替操作が不要となり、作業者が1人で作業を行う際に、放送設備本体側と音量調節部が設置されている場所を行き来することなく、音量調節の動作確認を実施する放送システムおよび放送設備として有用である。
1 試験音源
2 試験音源
100 放送システム
101 操作部
102 制御部
103 音源切替部
104 アンプ
105 スピーカ回線制御部
106 音量調節部
107 スピーカ切替部
108 スピーカ
109 回線制御部
21 回線リレー
22 非常リレー
23 スイッチ
T1 端子
T2 端子
T3 端子

Claims (4)

  1. 業務放送および非常放送を実施する通常動作と前記業務放送および前記非常放送の動作確認を行う試験動作との選択を行う操作部と、
    出力音源として業務放送用の音源と非常放送用の音源とを切替える音源切替部と、
    音声信号を増幅させるアンプと、
    前記アンプにより増幅された前記音声信号を音声として出力するスピーカと、
    前記スピーカより出力される音声の音量を調節する音量調節部と、
    前記アンプと前記スピーカとの接続について前記業務放送の接続および前記非常放送の接続を切替えるスピーカ回線制御部と、を備え、
    前記試験動作が選択された場合、
    前記スピーカ回線制御部は、スピーカ回線の前記業務放送の接続および前記非常放送の接続を一定時間毎に切替え、
    前記音源切替部は、前記業務放送用の音源と前記非常放送用の音源とを前記業務放送の接続および前記非常放送の接続が切替わるタイミングと同じタイミングで切替え
    前記スピーカ回線制御部は、回線リレーと非常リレーとで構成され、
    前記回線リレーは、前記回線リレーを接続することにより前記アンプと前記スピーカとを接続し、前記回線リレーを切断することにより前記アンプと前記スピーカとを切断し、
    前記非常リレーは、前記回線リレーが接続され且つ前記非常リレーが接続された場合に前記音量調節部による音量の調節が無効となり、前記回線リレーが接続され且つ前記非常リレーが切断された場合に前記音量調節部による音量の調節が有効となる、
    放送システム。
  2. 前記非常リレーが切断されている場合、前記音源切替部は、音源を前記業務放送用の音源に切替え、
    前記非常リレーが接続されている場合、前記音源切替部は、音源を前記非常放送用の音源に切替える、
    請求項に記載の放送システム。
  3. 前記音量調節部が音量を調節することが無効である場合、最大値を含み前記最大値の近傍値を含む所定範囲の音量で出力される、
    請求項に記載の放送システム。
  4. 業務放送および非常放送を実施する通常動作と前記業務放送および前記非常放送の動作確認を行う試験動作との選択を行う操作部と、
    出力音源として業務放送用の音源と非常放送用の音源とを切替える音源切替部と、
    前記出力音源を出力する音声回路において、アンプとスピーカの接続について前記業務放送の接続および前記非常放送の接続を切替えるスピーカ回線制御部と、
    前記スピーカより出力される音声の音量を調節する音量調節部と、を備え、
    前記試験動作が選択された場合、
    前記スピーカ回線制御部は、スピーカ回線の前記業務放送の接続および前記非常放送の接続を一定時間毎に切替え、
    前記音源切替部は、前記業務放送用の音源と前記非常放送用の音源とを前記業務放送の接続および前記非常放送の接続が切替わるタイミングと同じタイミングで切替え
    前記スピーカ回線制御部は、回線リレーと非常リレーとで構成され、
    前記回線リレーは、前記回線リレーを接続することにより前記アンプと前記スピーカとを接続し、前記回線リレーを切断することにより前記アンプと前記スピーカとを切断し、
    前記非常リレーは、前記回線リレーが接続され且つ前記非常リレーが接続された場合に前記音量調節部による音量の調節が無効となり、前記回線リレーが接続され且つ前記非常リレーが切断された場合に前記音量調節部による音量の調節が有効となる、
    放送設備。
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