JP7484689B2 - 制御システム、制御装置および制御プログラム - Google Patents

制御システム、制御装置および制御プログラム Download PDF

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Description

この明細書における開示は、自動運転を実行可能な車両において用いられる制御技術に関する。
特許文献1には、渋滞が発生しており、且つ渋滞の発生している区間の長さが所定値以上である場合に、自動運転を開始させる車両制御装置が開示されている。
特開2018‐27726号公報
ところで、手動運転では、後方車両に注意喚起を促すために、ドライバによるハザードランプの点灯操作が実施され得る。しかし、自動運転中では、ドライバがこの点灯操作を怠る可能性がある。このような状況下での自動運転において利便性を高める技術は、特許文献1には開示されていない。
開示される目的は、自動運転における利便性を向上可能な制御システム、制御装置および制御プログラムを提供することである。
この明細書に開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。また、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例であって、技術的範囲を限定するものではない。
開示された制御システムのひとつは、自動運転を実行可能であって、渋滞に加わった場合に、自動運転においてドライバの周辺監視の中断が許容される許容モードを実行可能な車両(A)を制御する制御システムであって、
自動運転の実行中にハザードランプ(81)を作動させる作動条件が成立したか否かを判定する判定部(73)と、
作動条件が成立したと判定された場合において、ハザードランプの作動制御を実行する作動制御部(75)と、
作動制御の実行理由を車両のドライバに提示する提示制御部(140)と、
を備え
判定部は、車両の渋滞への接近の有無を判定し、
提示制御部は、車両が渋滞へ接近していると判定され、且つドライバに周辺監視の中断が禁止される禁止モードであった場合、許容モードへと遷移可能となることを予告する予告提示を実行し、車両が渋滞に加わった場合に、自動運転において許容モードへと遷移可能となったこと提示する遷移可能提示を、予告提示よりも簡素な態様で実行する
開示された制御システムのひとつは、自動運転を実行可能な車両(A)を制御する制御システムであって、
自動運転の実行中にハザードランプ(81)を作動させる作動条件が成立したか否かを判定する判定部(73)と、
作動条件が成立したと判定された場合において、ハザードランプの作動制御を実行する作動制御部(75)と、
作動制御の実行理由を車両のドライバに提示する提示制御部(140)と、
を備え、
判定部は、車両の渋滞への接近の有無を判定し、
提示制御部は、自動運転における周辺監視の中断が許容される許容モード下にて、車両が渋滞へ接近していると判定された場合には、ドライバに対して周辺監視を推奨する推奨提示を実行する。
開示された制御システムのひとつは、自動運転を実行可能な車両(A)を制御する制御システムであって、
自動運転の実行中にハザードランプ(81)を作動させる作動条件が成立したか否かを判定する判定部(73)と、
作動条件が成立したと判定された場合において、ハザードランプの作動制御を実行する作動制御部(75)と、
作動制御の実行理由を車両のドライバに提示する提示制御部(140)と、
を備え、
作動制御部は、自動運転においてドライバに許可される特定行為をドライバが実行中であった場合に、特定行為を不実行であった場合よりも作動制御の実行音を小さくする。
開示された制御プログラムのひとつは、自動運転を実行可能であって、渋滞に加わった場合に、自動運転においてドライバの周辺監視の中断が許容される許容モードを実行可能な車両(A)を制御するために、記憶媒体(11)に格納され、プロセッサ(12)に実行させる命令を含む制御プログラムであって、
命令は、
自動運転の実行中にハザードランプ(81)を作動させる作動条件が成立したか否かを判定させる判定プロセス(S100,S200,S210)と、
作動条件が成立したと判定された場合において、ハザードランプの作動制御を実行させる作動制御プロセス(S130,S140,S240,S250)と、
作動制御の実行理由を車両のドライバに提示させる提示制御プロセス(S150,S260)と、
を含み、
判定プロセスでは、車両の渋滞への接近の有無を判定させ、
提示制御プロセスでは、車両が渋滞へ接近していると判定され、且つドライバに周辺監視の中断が禁止される禁止モードであった場合、許容モードへと遷移可能となることを予告する予告提示を実行させ、車両が渋滞に加わった場合に、自動運転において許容モードへと遷移可能となったこと提示する遷移可能提示を、予告提示よりも簡素な態様で実行させる
開示された制御プログラムのひとつは、自動運転を実行可能な車両(A)を制御するために、記憶媒体(11)に格納され、プロセッサ(12)に実行させる命令を含む制御プログラムであって、
命令は、
自動運転の実行中にハザードランプ(81)を作動させる作動条件が成立したか否かを判定させる判定プロセス(S100,S200,S210)と、
作動条件が成立したと判定された場合において、ハザードランプの作動制御を実行させる作動制御プロセス(S130,S140,S240,S250)と、
作動制御の実行理由を車両のドライバに提示させる提示制御プロセス(S150,S260)と、
を含み、
判定プロセスでは、車両の渋滞への接近の有無を判定させ、
提示制御プロセスでは、自動運転における周辺監視の中断が許容される許容モード下にて、車両が渋滞へ接近していると判定された場合には、ドライバに対して周辺監視を推奨する推奨提示を実行させる。
開示された制御プログラムのひとつは、自動運転を実行可能な車両(A)を制御するために、記憶媒体(11)に格納され、プロセッサ(12)に実行させる命令を含む制御プログラムであって、
命令は、
自動運転の実行中にハザードランプ(81)を作動させる作動条件が成立したか否かを判定させる判定プロセス(S100,S200,S210)と、
作動条件が成立したと判定された場合において、ハザードランプの作動制御を実行させる作動制御プロセス(S130,S140,S240,S250)と、
作動制御の実行理由を車両のドライバに提示させる提示制御プロセス(S150,S260)と、
を含み、
作動制御プロセスでは、自動運転においてドライバに許可される特定行為をドライバが実行中であった場合に、特定行為を不実行であった場合よりも作動制御の実行音を小さくさせる。
これらの開示によれば、自動運転の実行中にハザードランプを作動させる作動条件が成立すると、ハザードランプの作動制御が実行され、当該作動制御の実行理由がドライバに提示される。故に、自動運転の実行中において、ドライバがハザードランプを手動で作動させる必要が無く、また、ドライバはハザードランプの作動理由を把握し得る。以上により、自動運転における利便性を向上可能な制御システムおよび制御プログラムが提供され得る。
開示された制御装置のひとつは、自動運転を実行可能な車両(A)を制御する制御装置であって、
自動運転の実行中にハザードランプ(81)を作動させる作動条件が成立したか否かを判定する判定部(73)と、
作動条件が成立したと判定された場合において、ハザードランプの作動制御を実行する作動制御部(75)と、
を備え
作動制御部は、自動運転において車両のドライバに許可される特定行為をドライバが実行中であった場合に、特定行為を不実行であった場合よりも作動制御の実行音を小さくする
開示された制御プログラムのひとつは、自動運転を実行可能な車両(A)を制御するために、記憶媒体(11)に格納され、プロセッサ(12)に実行させる命令を含む制御プログラムであって、
命令は、
自動運転の実行中にハザードランプ(81)を作動させる作動条件が成立したか否かを判定させる判定プロセス(S100,S200,S210)と、
作動条件が成立したと判定された場合において、ハザードランプの作動制御を実行させる作動制御プロセス(S130,S140,S240,S250)と、
を含み、
作動制御プロセスでは、自動運転において車両のドライバに許可される特定行為をドライバが実行中であった場合に、特定行為を不実行であった場合よりも作動制御の実行音を小さくさせる
これらの開示によれば、自動運転の実行中にハザードランプを作動させる作動条件が成立すると、ハザードランプの作動制御が実行される。故に、自動運転の実行中において、ドライバがハザードランプを手動で作動させる必要が無い。以上により、自動運転における利便性を向上可能な制御装置および制御プログラムが提供され得る。
開示された制御装置のひとつは、自動運転を実行可能であって、渋滞に加わった場合に、自動運転においてドライバの周辺監視の中断が許容される許容モードを実行可能な車両(A)を制御する制御装置であって、
自動運転の実行中にハザードランプ(81)を作動させる作動条件が成立したか否かを把握する把握部(110)と、
作動条件が成立した場合において自動で実行されるハザードランプの作動制御の実行理由を車両のドライバに提示する提示制御部(140)と、
を備え
把握部は、車両の渋滞への接近の有無を把握し、
提示制御部は、車両が渋滞へ接近していると判定され、且つドライバに周辺監視の中断が禁止される禁止モードであった場合、許容モードへと遷移可能となることを予告する予告提示を実行し、車両が渋滞に加わった場合に、自動運転において許容モードへと遷移可能となったこと提示する遷移可能提示を、予告提示よりも簡素な態様で実行する
開示された制御装置のひとつは、自動運転を実行可能な車両(A)を制御する制御装置であって、
自動運転の実行中にハザードランプ(81)を作動させる作動条件が成立したか否かを把握する把握部(110)と、
作動条件が成立した場合において自動で実行されるハザードランプの作動制御の実行理由を車両のドライバに提示する提示制御部(140)と、
を備え、
把握部は、車両の渋滞への接近の有無を把握し、
提示制御部は、自動運転における周辺監視の中断が許容される許容モード下にて、車両が渋滞へ接近していると判定された場合には、ドライバに対して周辺監視を推奨する推奨提示を実行する。
開示された制御プログラムのひとつは、自動運転を実行可能であって、渋滞に加わった場合に、自動運転においてドライバの周辺監視の中断が許容される許容モードを実行可能な車両(A)を制御するために、記憶媒体(11)に格納され、プロセッサ(12)に実行させる命令を含む制御プログラムであって、
命令は、
自動運転の実行中にハザードランプ(81)を作動させる作動条件が成立したか否かを把握させる把握プロセス(S100,S200,S210)と、
作動条件が成立した場合において自動で実行されるハザードランプの作動制御の実行理由を車両のドライバに提示させる提示制御プロセス(S150,S260)と、
を含み、
把握プロセスでは、車両の渋滞への接近の有無を把握させ、
提示制御プロセスでは、車両が渋滞へ接近していると判定され、且つドライバに周辺監視の中断が禁止される禁止モードであった場合、許容モードへと遷移可能となることを予告する予告提示を実行させ、車両が渋滞に加わった場合に、自動運転において許容モードへと遷移可能となったこと提示する遷移可能提示を、予告提示よりも簡素な態様で実行させる
開示された制御プログラムのひとつは、自動運転を実行可能な車両(A)を制御するために、記憶媒体(11)に格納され、プロセッサ(12)に実行させる命令を含む制御プログラムであって、
命令は、
自動運転の実行中にハザードランプ(81)を作動させる作動条件が成立したか否かを把握させる把握プロセス(S100,S200,S210)と、
作動条件が成立した場合において自動で実行されるハザードランプの作動制御の実行理由を車両のドライバに提示させる提示制御プロセス(S150,S260)と、
を含み、
把握プロセスでは、車両の渋滞への接近の有無を把握させ、
提示制御プロセスでは、自動運転における周辺監視の中断が許容される許容モード下にて、車両が渋滞へ接近していると判定された場合には、ドライバに対して周辺監視を推奨する推奨提示を実行させる。
これらの開示によれば、自動運転の実行中にハザードランプを作動させる作動条件が成立すると自動で実行されるハザードランプの作動制御の実行理由がドライバに提示される。故に、自動運転の実行中において、ドライバは自動で実行されるハザードランプの作動理由を把握し得る。以上により、自動運転における利便性を向上可能な制御装置および制御プログラムが提供され得る。
制御システムを含む車両システムを示す図である。 制御システムが有する機能の一例を示すブロック図である。 車室内を示す図である。 ハザードランプの状態変化の一例を示すタイムチャートである。 情報提示の一例を示す図である。 情報提示の一例を示す図である。 制御システムの実行する提示制御方法の一例を示すフローチャートである。 制御システムの実行する提示制御方法の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態において制御システムの実行する提示制御方法の一例を示すフローチャートである 第3実施形態におけるハザードランプの状態変化および情報提示のタイミングの一例を示すタイムチャートである。 第3実施形態における情報提示の一例を示す図である。 第3実施形態において制御システムの実行する提示制御方法の一例を示すフローチャートである。 第3実施形態において制御システムの実行する提示制御方法の一例を示すフローチャートである。 第4実施形態において制御システムの実行する提示制御方法の一例を示すフローチャートである。 第5実施形態におけるハザードランプの状態変化および情報提示のタイミングの一例を示すタイムチャートである。 第5実施形態における情報提示の一例を示す図である。 第5実施形態において制御システムの実行する提示制御方法の一例を示すフローチャートである。 第5実施形態において制御システムの実行する提示制御方法の一例を示すフローチャートである。 他の実施形態において制御システムの実行する提示制御方法の一例を示すフローチャートである。 他の実施形態において制御システムの実行する提示制御方法の一例を示すフローチャートである。 他の実施形態における情報提示の一例を示す図である。 他の実施形態におけるハザードランプの状態変化および情報提示のタイミングの一例を示すタイムチャートである。
(第1実施形態)
第1実施形態の制御システム1について、図1~図8を参照しながら説明する。第1実施形態の制御システム1は、車両Aに搭載されたHCU(Human Machine Interface Control Unit)100、第1自動運転ECU60、および第2自動運転ECU70により提供される。HCU100は、車両Aにおいて用いられるHMI(Human Machine Interface)システムを、複数の表示デバイス、オーディオ装置24および操作デバイス26等と共に構成している。HMIシステムは、車両Aのドライバ(例えばドライバ等)による操作を受け付ける入力インターフェース機能と、ドライバへ向けて情報を提示する出力インターフェース機能とを備えている。HCU100は、ロケータ30、周辺監視センサ40、車載通信器50、DSM27、第1自動運転ECU60、第2自動運転ECU70およびボディECU80と、通信バス99等を介して接続されている。
ロケータ30は、複数の取得情報を組み合わせる複合測位により、自車位置情報等を生成する。ロケータ30は、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機31、慣性センサ32、地図データベース(以下、「地図DB」)DB33、およびロケータECU34を備えている。GNSS受信機31は、複数の測位衛星からの測位信号を受信する。慣性センサ32は、車両Aに作用する慣性力を検出するセンサである。慣性センサ32は、例えばジャイロセンサおよび加速度センサを備える。
地図DB33は、不揮発性メモリであって、リンクデータ、ノードデータ、道路形状、構造物等の地図データを格納している。地図データは、道路形状および構造物の特徴点の点群からなる三次元地図であってもよい。なお、3次元地図は、REM(Road Experience Management)によって撮像画像をもとに生成されたものであってもよい。また、地図データには、交通規制情報、道路工事情報、気象情報、および信号情報等が含まれていてもよい。地図DBに格納された地図データは、後述の車載通信器50にて受信される最新の情報に基づいて、定期的または随時に更新される。
ロケータECU34は、プロセッサ、メモリ、入出力インターフェース、およびこれらを接続するバス等を備えたマイクロコンピュータを主体として含む構成である。ロケータECU34は、GNSS受信機31で受信する測位信号、地図DB33の地図データ、および慣性センサ32の計測結果を組み合わせることにより、車両Aの位置(以下、自車位置)を逐次測位する。自車位置は、例えば緯度経度の座標で表される構成とすればよい。なお、自車位置の測位には、車両Aに搭載された車速センサから逐次出力される信号から求めた走行距離を用いる構成としてもよい。地図データとして、道路形状および構造物の特徴点の点群からなる3次元地図を用いる場合、ロケータECU34は、GNSS受信機31を用いずに、この3次元地図と、周辺監視センサ40での検出結果とを用いて、自車位置を特定する構成としてもよい。
周辺監視センサ40は、車両Aの周辺環境を監視する自律センサである。周辺監視センサ40は、車両A周囲の検出範囲から、歩行者、サイクリスト、人間以外の動物、および他車両等の移動物体、さらに路上の落下物、ガードレール、縁石、道路標識、走行区画線等の路面表示、および道路脇の構造物等の静止物体などを検出可能である。周辺監視センサ40は、車両Aの周囲の物体を検出した検出情報を、通信バス99を通じて、第1自動運転ECU60、第2自動運転ECU70等に提供する。
周辺監視センサ40は、物体検出のための検出構成として、フロントカメラ41およびミリ波レーダ42を有している。フロントカメラ41は、車両Aの前方範囲を撮影した撮像データ、および撮像データの解析結果の少なくとも一方を、検出情報として出力する。ミリ波レーダ42は、例えば車両Aの前後の各バンパーに互いに間隔を開けて複数配置されている。ミリ波レーダ42は、ミリ波または準ミリ波を、車両Aの前方範囲、前側方範囲、後方範囲および後側方範囲等へ向けて照射する。ミリ波レーダ42は、移動物体および静止物体等で反射された反射波を受信する処理により、検出情報を生成する。なお、地物の特徴点の点群を検出するLiDAR(Light Detection and Ranging/Laser Imaging Detection and Ranging)、超音波の反射波を受信するソナー等の他の検出構成が、周辺監視センサ40に含まれていてもよい。
車載通信器50は、車両Aに搭載される通信モジュールである。車載通信器50は、LTE(Long Term Evolution)および5G等の通信規格に沿ったV2N(Vehicle to cellular Network)通信の機能を少なくとも有しており、車両Aの周囲の基地局との間で電波を送受信する。車載通信器50は、路車間(Vehicle to roadside Infrastructure,以下「V2I」)通信および車車間(Vehicle to Vehicle,以下「V2V」)通信等の機能をさらに有していてもよい。車載通信器50は、V2N通信により、クラウドと車載システムとの連携(Cloud to Car)を可能にする。車載通信器50の搭載により、車両Aは、インターネットに接続可能なコネクテッドカーとなる。車載通信器50は、交通情報センタ等から配信される渋滞情報を取得し、第2自動運転ECU70およびHCU100等に提供する。
ボディECU80は、マイクロコントローラを主体として含む電子制御装置である。ボディECU80は、車両Aに搭載されたハザードランプ81の作動を制御する機能を少なくとも有している。ボディECU80は、ユーザ操作に応じたハザードランプ81の点灯開始に加えて、自動運転ECU60,70からの点灯指令に応じてハザードランプ81の点灯を開始させる。
第1自動運転ECU60および第2自動運転ECU70は、それぞれプロセッサ62,72、メモリ61,71、入出力インターフェース、およびこれらを接続するバス等を備えたコンピュータを主体として含む構成である。第1自動運転ECU60および第2自動運転ECU70は、車両Aの走行を部分的または実質全て制御する自動走行制御を実行可能なECUである。
第1自動運転ECU60は、ドライバの運転操作を部分的に代行する部分的自動運転機能を備えている。第2自動運転ECU70は、ドライバの運転操作を代行可能な自動運転機能を備えている。一例として、米国自動車技術会の規定する自動運転レベルにおいて、第1自動運転ECU60は、レベル2以下の部分的な自動走行制御(高度運転支援)を可能にする。すなわち、第1自動運転ECU60は、周辺監視がドライバに必要とされる自動走行制御を、実施可能にする。換言すると、第1自動運転ECU60は、後述のセカンドタスクが禁止される自動運転を、実施可能にする。
例えば、第1自動運転ECU60は、車両Aの縦方向制御および横方向制御の一方または両方を実行可能である。ここで縦方向は、車両Aの前後方向と一致する方向であり、横方向は、車両Aの幅方向と一致する方向である。第1自動運転ECU60は、縦方向制御として、車両Aの加減速の制御を実行する。また、第1自動運転ECU60は、横方向制御として、車両Aの操舵輪の舵角制御を実行する。
第1自動運転ECU60は、メモリ61に記憶された運転支援プログラムが複数の命令をプロセッサ62に実行させることで、上述の高度運転支援を実現する複数の機能部を構築する。具体的には、第1自動運転ECU60は、図2に示すように、環境認識部63、ACC制御部64、およびLTA制御部65等を機能部として構築する。
環境認識部63は、周辺監視センサ40から取得する検出情報に基づき、車両Aの周囲の走行環境を認識する。環境認識部63は、走行環境認識のために実施した検出情報の解析結果を、解析済みの検出情報として、ACC制御部64およびLTA制御部65に提供する。一例として、環境認識部63は、車両Aが現在走行する車線(以下、現在車線)の左右の区画線または道路端の相対位置および形状を示す情報(車線情報)を、解析済みの検出情報として生成する。加えて、環境認識部63は、現在車線にて車両Aに先行する先行車の有無と、先行車が有る場合のその位置および速度と、を示す情報(先行車情報)を、解析済みの検出情報として生成する。環境認識部63は、先行車情報をACC制御部64に逐次提供し、車線情報をLTA制御部65に逐次提供する。
ACC制御部64は、先行車情報に基づいて、目標速度での車両Aの定速走行または先行車への追従走行を実現するACC(Adaptive Cruise Control)制御を実行する。LTA制御部65は、車線情報に基づいて、車両Aの車線内走行を維持するLTA(Lane Tracing Assist)制御を実行する。具体的には、各制御部64,65は、加減速または舵角の制御指令を生成し、図示しない車両制御ECUへと逐次提供する。ACC制御が縦方向制御の一例であり、LTA制御が横方向制御の一例である。
第1自動運転ECU60は、ACC制御およびLTA制御の両方を実行することで、レベル2の自動運転を実現する。また、第1自動運転ECU60は、ACC制御およびLTA制御のいずれか一方を実行することで、レベル1の自動運転を実現可能である。
一方、第2自動運転ECU70は、上述の自動運転レベルにおいて、レベル3以上の自動走行制御を可能にする。すなわち、第2自動運転ECU70は、ドライバによる周辺監視の中断が許容されるモードとしての自動運転を、実施可能にする。換言すると、第2自動運転ECU70は、セカンドタスクが許可される自動運転を、実施可能にする。レベル3以上の自動運転は、「許容モード」の一例である。また、レベル2以下の自動運転または手動運転(レベル0)は、ドライバによる周辺監視の中断が禁止される「禁止モード」の一例である。
ここでセカンドタスクとは、ドライバに対して許可される運転以外の行為であって、予め規定された特定行為である。第2自動運転ECU70によるレベル3の自動運転機能によって車両Aが自動走行する自動走行期間にて、この場合のドライバは、限定領域から出るときまたは緊急時において、自動運転システムから運転の制御権を引き継ぐ者(搭乗者)である。自動運転システムによる運転操作の実施要求、即ち、運転交代の要請(Take Over Request)が発生するまで、ドライバには、セカンドタスクの実施が法規的に許可され得る。
セカンドタスクは、セカンダリアクティビティまたはアザーアクティビティ等と呼ばれ得る。セカンドタスクは、自動運転システムからの運転操作の引き継ぎ要求にドライバが対応することを妨げてはならないとされる。一例として、動画等のコンテンツの視聴、スマートフォン等の操作、読書、および食事等の行為が、セカンドタスクとして想定される。
第2自動運転ECU70は、メモリ71に記憶された自動運転プログラムが複数の命令をプロセッサ72に実行させることで、上述の自動運転を実現する複数の機能部を構築する。具体的には、第2自動運転ECU70は、環境認識部73、行動決定部74、および制御実行部75等を機能部として構築する。
環境認識部73は、周辺監視センサ40から取得する検出情報、ロケータECU34から取得する自車位置および地図データ、車載通信器50から取得する通信情報等に基づき、車両Aの周囲の走行環境を認識する。一例として、環境認識部73は、車両Aの現在車線の位置、現在車線の形状、並びに車両A周辺の移動体の相対位置および相対速度等を認識する。環境認識部73は、以上の認識結果を行動決定部74および制御実行部75に逐次提供する。
環境認識部73は、走行環境の認識の一環として、ハザードランプ81の作動条件が成立したか否かを判定する。具体的には、環境認識部73は、車両Aが渋滞車列に接近しているか否かを判定する。例えば、環境認識部73は、自車位置と、車載通信器50から取得した渋滞情報とを組み合わせて、車両Aと渋滞車列との間の距離が閾距離を下回った場合に、渋滞車列に接近していると判定すればよい。
さらに、環境認識部73は、もう1つの作動条件として、車両Aが渋滞車列の最後尾であり、且つ車両Aの後方に他車両が接近しているか否かを判定する。環境認識部73は、例えば、渋滞車列への接近判定が下された後で、渋滞車列の最後尾の他車両との距離が上述の閾距離よりも短い所定の距離を下回った場合に、車両Aが渋滞車列の最後尾であると判定する。または、環境認識部73は、車両Aの走行速度と周辺監視センサ40の検出情報とに基づいて、車両Aが渋滞車列の最後尾であるか否かを判定してもよい。そして、環境認識部73は、検出情報に基づいて車両Aの後方の他車両との距離が所定の距離を下回った場合に、他車両の接近判定を下せばよい。環境認識部73は、「判定部」の一例である。
加えて、環境認識部73は、車両Aの走行地域における手動運転エリア(MDエリア)および自動運転エリア(ADエリア)の判別を行い、その認識結果をHCU100に逐次提供する。
MDエリアは、自動運転が禁止されるエリアである。換言すれば、MDエリアは、車両Aの縦方向制御、横方向制御および周辺監視の全てをドライバが実行すると規定されたエリアである。例えば、MDエリアは、走行路が一般道路であるエリアとされる。
ADエリアは、自動運転が許可されるエリアである。換言すれば、ADエリアは、縦方向制御、横方向制御および周辺監視のうち1つ以上を、車両Aが代替可能なエリアである。ADエリアは、予め規定されたエリアであるとされる。環境認識部73は、地図データに基づいてADエリアとMDエリアとを判別する。例えば、ADエリアは、走行路が高速道路または自動車専用道路であるエリアとされる。
ADエリアは、レベル2以下の自動運転が可能な区間(周辺監視要区間)と、レベル3以上の自動運転が可能な区間(周辺監視不要区間)とに区分されている。周辺監視要区間は、例えば道路構造に基づいて規定される区間であり、例えば、合流区間、分岐区間等である。周辺監視不要区間は、ADエリアのうち周辺監視要区間以外の区間であり、特に直線区間が周辺監視不要区間に含まれる。
行動決定部74は、レベル3以上の自動運転実行時に、走行環境の認識結果に基づいて、車両Aに予定される将来行動を決定する。具体的には、行動決定部74は、後述のHCU100との共同により自動運転の開始指示を取得している場合、目的地に到着するために、車両Aが取るべき振る舞いの類型(例えば、直進、右折、左折、車線変更等)を将来行動として決定する。また、行動決定部74は、ドライバへの運転制御権の移譲が必要であると判断した場合には、交代要請を生成し、HCU100へと提供する。
加えて、行動決定部74は、自動運転の実行中に、走行環境の認識結果に基づいて、後方の他車両への注意喚起、すなわちハザードランプ81の点灯の実行を決定する。具体的には、行動決定部74は、環境認識部73にて車両Aが渋滞車列に接近していると判定された場合に、ハザードランプ81の点灯を実行決定する(図4参照)。加えて、行動決定部74は、車両Aが渋滞車列の最後尾であり且つ車両Aの後方に他車両が接近していると判定された場合にも、ハザードランプ81の点灯を実行決定する。なお、行動決定部74は、実行する自動運転がレベル1であった場合、ハザードランプ81の点灯を中止する。
行動決定部74は、ハザードランプ81の点灯制御中に、点灯制御の終了条件が成立した場合、点灯制御を終了する。終了条件は、例えば車両Aの後方に他車両が所定の距離(終了距離)以下まで接近すること、または車両Aの後方に存在する他車両がハザード制御を実行することである。行動決定部74は、他車両が接近したか否かを、他車両と車両Aとの間の距離が所定の値を下回ったか否かにより判定すればよい。行動決定部74は、他車両がハザード制御を実行したか否かを、当該他車両との車車間通信等により取得した情報に基づき判定すればよい。また、終了条件に、点灯制御の実行開始から所定の時間が経過することが含まれていてもよい。行動決定部74は、決定した行動を、制御実行部75および運転状態制御部120へと提供する。
制御実行部75は、走行環境の認識結果および決定された将来行動に基づき、自動運転を実行可能な区間での車両Aの制御指令を生成する。制御実行部75は、車両Aの加減速制御および操舵制御を行う電子制御装置に対して生成した制御指令を出力することで、車両Aの自動運転を実現する。加えて、制御実行部75は、行動決定部74にてハザードランプ81の点灯制御が決定された場合には、点灯制御指令を生成し、ボディECU80へと出力する。同様に、制御実行部75は、行動決定部74にてハザードランプ81の終了制御が決定された場合には、点灯制御終了指令を生成し、ボディECU80へと出力する。制御実行部75は、「作動制御部」の一例である。
以上の自動運転ECU60,70を含んで構成される自動運転システムにより、車両Aにおいてレベル1、レベル2およびレベル3相当の自動運転が少なくとも実行可能となる。
DSM27は、近赤外光源および近赤外カメラと、これらを制御する制御ユニットとを含む構成である。DSM27は、運転席のヘッドレスト部分に近赤外カメラを向けた姿勢にて、例えばステアリングコラム部の上面またはインスツルメントパネル9の上面等に設置されている。DSM27は、近赤外光源によって近赤外光を照射されたドライバの頭部を、近赤外カメラによって撮影する。近赤外カメラによる撮像画像は、制御ユニットによって画像解析される。制御ユニットは、ドライバのアイポイントの位置および視線方向等の情報を撮像画像から抽出し、抽出したドライバの状態情報を、通信バス99を通じて、HCU100等に提供する。
次に、HMIシステムに含まれる複数の表示デバイス、オーディオ装置24、操作デバイス26およびHCU100の各詳細を説明する。
複数の表示デバイスは、図1~図3に示すように、ヘッドアップディスプレイ(以下、HUD)21、メータディスプレイ22、およびセンタインフォメーションディスプレイ(以下、CID)23等を含んでいる。複数の表示デバイスには、電子ミラーシステムの各ディスプレイEMB,EML,EMRがさらに含まれていてもよい。HUD21、メータディスプレイ22およびCID23は、静止画または動画等の画像コンテンツを、視覚情報としてドライバに提示する表示器である。
HUD21は、HCU100から取得する制御信号および映像データに基づき、ドライバ前方に結像される画像の光を、ウィンドシールドWS等に規定された投影領域PAに投影する。ウィンドシールドWSにて車室内側に反射された画像の光は、運転席に着座するドライバによって知覚される。こうしてHUD21は、投影領域PAよりも前方の空間中に虚像を表示させる。ドライバは、HUD21によって表示される画角VA内の虚像を、車両Aの前景と重ねて視認する。
メータディスプレイ22およびCID23は、例えば液晶ディスプレイまたはOLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイ等を主体とする構成である。メータディスプレイ22およびCID23は、HCU100から取得する制御信号および映像データに基づき、種々の画像を表示画面に表示させる。メータディスプレイ22は、例えば運転席の正面に設置されている。CID23は、ドライバの前方において車幅方向の中央領域に設けられている。例えばCID23は、インスツルメントパネル9におけるセンタクラスタの上方に設置されている。CID23は、タッチパネルの機能を有しており、例えばドライバ等による表示画面へのタッチ操作およびスワイプ操作等を検出する。CID23は、「中央表示器」の一例である。
オーディオ装置24は、車室内に設置された複数のスピーカを有している。オーディオ装置24は、HCU100から取得する制御信号および音声データに基づき、報知音または音声メッセージ等を、聴覚情報としてドライバに提示する。すなわち、オーディオ装置24は、視覚情報と異なる態様の情報を提示可能な情報提示デバイスである。
操作デバイス26は、ドライバ等によるユーザ装置を受け付ける入力部である。操作デバイス26には、例えば自動運転機能の各レベルの開始および停止に関連するユーザ操作等が入力される。操作デバイス26には、例えば、ステアリングホイールのスポーク部に設けられたステアスイッチ、ステアリングコラム部に設けられた操作レバー、およびドライバの発話内容を認識する音声入力装置等が含まれる。
HCU100は、上述の第1自動運転ECU60および第2自動運転ECU70等からの情報に基づき、ドライバに対する情報提示を制御する。HCU100は、メモリ11、プロセッサ12、入出力インターフェース、およびこれらを接続するバス等を備えたコンピュータを主体として含む構成である。プロセッサ12は、演算処理のためのハードウェアである。プロセッサ12は、例えばCPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)およびRISC(Reduced Instruction Set Computer)-CPU等のうち、少なくとも一種類をコアとして含む。
メモリ11は、コンピュータにより読み取り可能なプログラムおよびデータ等を非一時的に格納または記憶する、例えば半導体メモリ、磁気媒体および光学媒体等のうち、少なくとも一種類の非遷移的実体的記憶媒体(non-transitory tangible storage medium)である。メモリ11は、後述の提示制御プログラム等、プロセッサ12によって実行される種々のプログラムを格納している。
プロセッサ12は、メモリ11に格納された提示制御プログラムに含まれる複数の命令を、実行する。これによりHCU100は、ドライバへの提示制御ための機能部を、複数構築する。このようにHCU100では、メモリ11に格納された提示制御プログラムが複数の命令をプロセッサ12に実行させることで、複数の機能部が構築される。具体的に、HCU100には、図2に示すように、周辺状態把握部110、運転状態制御部120、ドライバ状態推定部130および提示情報調整部140等の機能部が構築される。
周辺状態把握部110は、第1自動運転ECU60の環境認識部63または第2自動運転ECU70の環境認識部73から、走行環境の認識結果を取得する。周辺状態把握部110は、取得した認識結果に基づいて、車両Aの周辺状態を把握する。具体的には、周辺状態把握部110は、ハザードランプ81の作動条件が成立したか否かの判定結果を把握する。なお、周辺状態把握部110は、作動条件が成立したか否かを直接判定してもよい。加えて、周辺状態把握部110は、ADエリアへの接近および進入、渋滞車列への接近、渋滞車列の最後尾を走行時における後方他車両の接近等を把握する。周辺状態把握部110は、把握した周辺状態情報を、運転状態制御部120へと逐次提供する。なお、周辺状態把握部110は、各自動運転ECU60、70から取得した認識結果に代えて、ロケータECU34や周辺監視センサ40等から直接取得した情報に基づいて周辺状態を把握してもよい。周辺状態把握部110は、「把握部」の一例である。
ドライバ状態推定部130は、DSM27等からの情報に基づいて、ドライバ状態を推定する。具体的には、ドライバ状態推定部130は、ドライバのレディネスを推定する。ここで、レディネスは、ドライバの自動運転に対する準備度合である。レディネスは、ドライバに対して自動運転を許可できる状態か否かを計る基準であるということもできる。
ドライバ状態推定部130は、ドライバの運転動作、特に周辺監視に対する集中の程度に応じて、レディネスを推定する。具体的には、ドライバ状態推定部130は、脇見、考え事および覚醒の有無または度合に応じて、レディネスを推定する。ドライバ状態推定部130は、DSM27からの状態情報に基づいて、脇見、考え事および覚醒の有無または程度を判断する。例えば、ドライバ状態推定部130は、ドライバの視線方向に基づいて、脇見に関する判断を行う。また、ドライバ状態推定部130は、ドライバの瞬目回数、視線方向、および瞼の開度に基づいて、考え事に関する判断を行う。ドライバ状態推定部130は、瞼の開度等に基づいて、覚醒に関する判断を行う。
一例として、ドライバ状態推定部130は、ドライバが脇見および考え事をしていないまたはそれらの度合が所定範囲内であり、且つドライバが覚醒状態であると判断した場合、レディネスが許容レベルであると推定する。そして、ドライバ状態推定部130は、脇見および考え事の程度が当該所定範囲外である、または覚醒状態でないと判断した場合には、レディネスが非許容レベルであると推定する。ドライバ状態推定部130は、推定したレディネスを、運転状態制御部120へと逐次提供する。
運転状態制御部120は、第2自動運転ECU70および第1自動運転ECU60との共同により、自動運転に関する運転状態を制御する。具体的には、運転状態制御部120は、自動運転レベルの遷移を制御する。特に、運転状態制御部120は、ADエリアにおいて、自動運転レベル2と自動運転レベル3との間の遷移を制御する。自動運転レベル2とレベル3では運転操作の制御権の所在が異なるため、運転状態制御部120は運転交代を制御する、ということもできる。
運転状態制御部120は、ADエリアのうち周辺監視要区間に進入した場合に、自動運転のレベル1またはレベル2の実行を許可する。運転状態制御部120は、この状態で操作デバイス26を介して自動運転の実行指示を取得し、且つレディネスが許容レベルであると、実行指示に応じたレベルの自動運転を実行する。
加えて、運転状態制御部120は、ADエリアのうち周辺監視不要区間に進入した場合または車両Aが渋滞に加わった場合に、自動運転レベル3を実行可能であると判断する。運転状態制御部120は、この状態で自動運転レベル3の実行指示を取得し、且つレディネスが許容レベルであると、自動運転レベル3への遷移を決定する。
運転状態制御部120は、車両Aがレベル3可能エリアを退出した場合または渋滞から外れた場合に、自動運転レベル3の実行を中断する。この場合、運転状態制御部120は、レベル3中断後に遷移可能な自動運転レベルを判断し、当該自動運転レベルへの遷移を決定する。
提示情報調整部140は、周辺状態把握部110、運転状態制御部120およびドライバ状態推定部130から取得される情報に基づいて、自動運転に関するコンテンツの提示を制御する。
具体的には、提示情報調整部140は、まず各種情報に基づき各提示デバイスに提示させるコンテンツを選定する。そして、提示情報調整部140は、各表示デバイスに表示させるコンテンツの調停を行う。提示情報調整部140は、各コンテンツの優先度を総合的に判断し、優先度が高いと判断したコンテンツを、提示対象のコンテンツとして選定する。加えて提示情報調整部140は、各表示デバイスに表示させる各コンテンツの表示サイズおよび表示レイアウトを、優先度に応じて逐次変更可能である。一例として、提示情報調整部140は、優先度の高いコンテンツほど、表示サイズを大きくする。別の一例として、提示情報調整部140は、優先度の高いコンテンツほど、各表示領域の手前側に位置させる。
提示情報調整部140は、以上の選定結果および調停結果に基づいて、各表示デバイスに提供する制御信号および映像データと、オーディオ装置24に提供する制御信号および音声データとを生成する。提示情報調整部140は、生成した制御信号および各データを各提示デバイスへと出力することで、各提示デバイスにて情報提示を実施する。
次に、提示情報調整部140が提示するコンテンツについて、図5,6を用いて以下に説明する。
提示情報調整部140は、セカンドタスクの実施時に、セカンドタスクに関連するコンテンツを、CID23に表示させる。図6に示す例では、提示情報調整部140は、動画コンテンツCTvを表示させる。
提示情報調整部140は、自動運転中におけるハザードランプ81の点灯制御実行時に、ハザード理由通知を実施する。ハザード理由通知は、ハザードランプ81の作動の実行理由を提示する通知であり、例えば表示デバイスにおけるコンテンツの表示より実現される。ただし、提示情報調整部140は、実行中の自動運転がレベル1であった場合、ハザード理由通知の提示を中止する。自動運転レベル2を実施中の場合、ハザード理由通知は、メータディスプレイ22に表示される。一方で、自動運転レベル3を実施中の場合、ハザード理由通知は、メータディスプレイ22およびCID23に表示される。
ハザード理由通知は、例えば理由アイコン画像および理由メッセージCTmを含む。理由アイコン画像は、例えば、自車両アイコンICaと、複数の他車両アイコンICbとを含む。自車両アイコンICaおよび他車両アイコンICbは、それぞれ車両を模った形状とされる。例えば、渋滞に接近する場合、複数の他車両アイコンICbが自車両アイコンICaの前方に表示される。渋滞の最後尾において後方に他車両が接近している場合には、自車両アイコンICaの後方に他車両アイコンICbが表示される等されればよい。
理由メッセージCTmは、ハザードランプ81の点灯理由を文字メッセージによって提示するコンテンツである。例えば、渋滞の最後尾に加わる場合、「渋滞に接近しているため、ハザードが点灯されます」等のメッセージが表示される。また、後方から他車両が接近している場合、「後方に車両が接近しているため、ハザードが点灯されます」等のメッセージが表示される。CID23にて表示される理由メッセージCTmは、動画コンテンツCTvよりも手前側に表示される。
また、提示情報調整部140は、ハザードランプ81の点灯時に、ハザードの実行音(ハザード音)をオーディオ装置24から出力させる。提示情報調整部140は、ハザード音の音量を調整可能であり、少なくとも通常音量のハザード音と、当該通常音量よりも小さい音量である小音量のハザード音とを出力させることが可能である。提示情報調整部140は、セカンドタスクが実行されていない場合には、通常音量のハザード音を出力させ、セカンドタスクが実行されている場合には、小音量のハザード音を出力させる。提示情報調整部140は、「提示制御部」の一例である。
次に、機能ブロックの共同により、制御システム1が実行する提示制御方法のフローを、図7,8に従って以下に説明する。なお、後述するフローにおいて「S」とは、制御プログラムに含まれた複数命令によって実行される、フローの複数ステップを意味する。
まず、S100では、環境認識部73が渋滞に接近しているか否かを判定するとともに、周辺状態把握部110が判定結果を把握する。渋滞に接近したと判定した場合には、S110にて、運転状態制御部120が、現在の自動運転のレベルがレベル2以上であるか否かを判定する。
自動運転レベルが2以上であると判定されると、S120にて、セカンドタスクを実行中であるか否かを判定する。セカンドタスクを実行中であると判定すると、S130にて、制御実行部75が、小音量モードでのハザードランプ81点灯指令を出力する。一方、S120にて、セカンドタスクを実行中であると判定された場合には、S140にて、制御実行部75が、通常音量モードでのハザードランプ81点灯指令を出力する。
その後、S150では、提示情報調整部140が、ハザード理由通知を実行する。
次に、S160では、行動決定部74が、点灯制御の終了条件が成立したか否かを判定する。終了条件が成立したと判定されると、S170にて、制御実行部75が、ハザードランプ81の消灯指令を出力する。S180では、提示情報調整部140が、ハザード理由通知を停止した後、一連の処理を終了する。
次に、渋滞車列に加わった後のフローを説明する。まず、S200では、環境認識部73が車両Aについて渋滞の最後尾であるか否かを判定する。最後尾であると判定すると、S210にて、環境認識部73が後方に他車両が接近しているか否かを判定するとともに、周辺状態把握部110が判定結果を把握する。後方に他車両が接近していると判定されると、S220にて、自動運転のレベルが2以上であるか否かを判定する。レベル2以上であると判定されると、S230にて、セカンドタスクを実行中であるか否かを判定する。セカンドタスクを実行中であると判定すると、S240にて、小音量モードでのハザードランプ81点灯指令を出力する。一方、S230にて、自動運転レベル3でなく、レベル2であると判定された場合には、S250にて、通常音量モードでのハザードランプ81点灯指令を出力する。
S240またはS250の処置が実行されると、S260にて、提示情報調整部140が、ハザード理由通知を実行する。その後、S270にて、行動決定部74が、点灯制御の終了条件が成立したか否かを判定する。終了条件が成立したと判定されると、S280にて、制御実行部75が、ハザードランプ81の消灯指令を出力する。S290では、提示情報調整部140が、ハザード理由通知を停止する。S290が実行されると、一連の処理が終了される。
なお、上述のS100,S200,S210が「判定プロセス」および「把握プロセス」、S130,S140,S240,S250が「作動制御プロセス」、S150,S260が「提示制御プロセス」の一例である。
以上の第1実施形態によれば、自動運転の実行中にハザードランプ81を作動させる作動条件が成立すると、ハザードランプ81の作動制御が実行され、当該作動制御の実行理由がドライバに提示される。故に、自動運転の実行中において、ドライバがハザードランプ81を手動で作動させる必要が無く、また、ドライバはハザードランプ81の作動理由を把握し得る。以上により、自動運転における利便性を向上可能となり得る。
(第2実施形態)
第2実施形態では、第1実施形態における制御システム1の変形例について説明する。図9において第1実施形態の図面中と同一符号を付した構成要素は、同様の構成要素であり、同様の作用効果を奏するものである。
第2実施形態において、環境認識部73は、ハザードランプ81の作動条件の1つとして、車両Aが渋滞車列に接近しており、且つ後方に他車両が接近しているか否かを判定する。環境認識部73は、後方に他車両が接近しているか否かを、車両Aと後方の他車両との距離が閾距離を下回った場合に、他車両の接近判定を下せばよい。
車両Aが渋滞車列に接近しており、且つ後方に他車両が接近していると判定されると、行動決定部74は、ハザードランプ81の点灯の実行を決定する。すなわち、行動決定部74は、車両Aが渋滞車列に接近している状態であっても、後方に他車両が接近していないと判定されると、ハザードランプ81の点灯を実行せずに中止する。
次に、機能ブロックの共同により、制御システム1が実行する提示制御方法のフローを、図9に従って以下に説明する。S100にて環境認識部73が渋滞車列に接近していると判定すると、本フローがS105に移行する。S105では、環境認識部73が、車両Aの後方に他車両が接近しているか否かを判定する。他車両が接近していると判定されると、本フローがS110へと移行する。一方で、他車両が接近していないと判定されると、本フローが終了する。
以上の第2実施形態によれば、車両Aが渋滞車列に接近しており、且つ後方に他車両が接近していると判定された場合に、ハザードランプ81の点灯が実行される。故に、ハザードランプ81の点灯の必要性がより高い場合に、確実に点灯が実行され得る。また、車両Aが渋滞車列に接近している場合であっても、後方に他車両が接近していないと判定された場合にハザードランプ81の点灯が中止されるので、ハザードランプ81の無駄な点灯が回避され得る。
(第3実施形態)
第3実施形態では、第1実施形態における制御システム1の変形例について説明する。図10~13において第1実施形態の図面中と同一符号を付した構成要素は、同様の構成要素であり、同様の作用効果を奏するものである。
第3実施形態において、提示情報調整部140は、渋滞車列に接近しており、且つ自動運転レベルがレベル2以下であった場合、レベル3への遷移が可能となることを予告する予告通知を実行する。例えば、提示情報調整部140は、図10に示すように、ハザードランプ81の点灯実行の理由通知と実質的に同じタイミングにて予告通知を実行する。または、提示情報調整部140は、予告通知と理由通知とを異なるタイミングにて実行してもよい。予告通知は、「予告提示」の一例である。
一例として、提示情報調整部140は、予告通知として、予告メッセージCTpを表示する。具体的には、提示情報調整部140は、図11に示すように、渋滞車列に突入したのちにレベル3への遷移が可能となる旨を、文字メッセージおよび音情報にて提示する。また、提示情報調整部140は、渋滞が解消された場合には自動運転レベル3に遷移できないことを示唆又は明示する。例えば、文字メッセージは、「渋滞にこのまま突入した場合に限り、自動運転レベル3が可能となります」等の文章とされる。提示情報調整部140は、音情報として、特定の効果音を提示してもよいし、文字メッセージと実質同様の内容の音声メッセージを提示してもよい。
また、提示情報調整部140は、車両Aが渋滞車列に加わった場合に、予告通知よりもより簡素な態様にて遷移可能通知を実行する。例えば、提示情報調整部140は、遷移可能通知として、文字メッセージのみを提示し、音情報を提示しない。または、提示情報調整部140は、文字メッセージの表示領域を予告通知よりも小さくしてもよい。遷移可能通知は、「遷移可能提示」の一例である。
次に、機能ブロックの共同により、制御システム1が実行する提示制御方法のフローを、図12に従って以下に説明する。S120にて、運転状態制御部120が、セカンドタスク中であると判定すると、本フローがS135へと移行する。S135では、運転状態制御部120が、現在の自動運転レベルがレベル3であるか否かを判定する。レベル3であると判定すると、本フローがS140に移行する。一方で、レベル3ではない、すなわちレベル2であると判定すると、本フローがS136へと移行する。S136では、提示情報調整部140が、予告通知を実行する。
また、図13のS230にて、運転状態制御部120が、セカンドタスク中であると判定すると、本フローがS245へと移行する。S245では、運転状態制御部120が、現在の自動運転レベルがレベル3であるか否かを判定する。レベル3であると判定すると、本フローがS250に移行する。一方で、レベル3ではない、すなわちレベル2であると判定すると、本フローがS246へと移行する。S246では、提示情報調整部140が、予告通知よりもより簡素な態様にて遷移可能通知を実行する。
以上の第3実施形態によれば、車両Aが渋滞へ接近していると判定され、且つ自動運転レベル2であった場合、自動運転レベル3へと遷移可能となることの予告が提示される。これによれば、渋滞突入により自動運転レベル3へと遷移可能となることを、予めドライバに提示できる。したがって、ドライバの利便性が向上し得る。
また、第3実施形態によれば、自動運転レベル3へと遷移可能となったことを提示する遷移可能通知が、予告通知よりも簡素な態様で実施される。これによれば、遷移可能通知の煩雑さが低減され得る。
(第4実施形態)
第4実施形態では、第1実施形態における制御システム1の変形例について説明する。図14において第1実施形態の図面中と同一符号を付した構成要素は、同様の構成要素であり、同様の作用効果を奏するものである。
第4実施形態において、環境認識部73は、車両Aの後方他車両と、車両Aとの相対速度が閾値を下回っているか否かを判定する。行動決定部74は、渋滞最後尾にて後方に他車両が接近している場合であっても、当該他車両と車両Aとの相対速度が閾値を下回っていれば、ハザードランプ81の点灯の中止を決定する。これにより、制御実行部75は、ハザードランプ81の点灯渋滞最後尾にて後方に他車両が接近している場合であっても、当該他車両と車両Aとの相対速度が閾値を下回っていれば、ハザードランプ81の点灯制御指令の送信を行わない。
機能ブロックの共同により、制御システム1が実行する提示制御方法のフローを、図14に従って以下に説明する。S210にて、環境認識部73が、車両Aの後方に他車両が接近していると判定すると、本フローがS215へと移行する。S215では、環境認識部73が、車両Aと後方他車両との相対速度が閾値を下回るか否かを判定する。閾値を下回ると判定すると、本フローがS220へと移行する。一方で、閾値を上回ると判定すると、本フローが終了する。
以上の第4実施形態によれば、渋滞最後尾にて後方に他車両が接近している場合であっても、当該他車両と車両Aとの相対速度が閾値を下回っていれば、ハザードランプ81の点灯は実行されず、中止される。故に、後方他車両が車両Aに対して比較的遅い速度で接近しており、ハザードランプ81の点灯の必要性が低い場合に、ハザードランプ81の無駄な点灯が回避され得る。
(第5実施形態)
第5実施形態では、第1実施形態における制御システム1の変形例について説明する。図15~18において第1実施形態の図面中と同一符号を付した構成要素は、同様の構成要素であり、同様の作用効果を奏するものである。
第5実施形態において、環境認識部73は、車両Aの渋滞車列への接近判定を、自動運転における渋滞車列への接近に応じた減速制御(自動減速制御)の開始前に下すように構成されている。例えば、環境認識部73は、接近判定を下す車両Aと渋滞車列との間の閾距離を、自動減速制御を開始する距離よりも大きい距離値に規定する。これにより、ハザードランプ81の作動制御、ハザード理由通知および後述の監視推奨通知は、渋滞車列への接近に応じた自動減速の開始前に実行されることになる。
また、環境認識部73は、車両Aの後方他車両が存在する場合に、当該他車両が車両Aの追従を開始したか否かを判定する。環境認識部73は、相対速度の変化が所定範囲内である状態が所定期間継続した場合に、後方他車両が追従を開始したと判定すればよい。または、環境認識部73は、車両Aと後方他車両との車間距離の変化が所定範囲内である状態が所定期間継続した場合に、後方他車両が追従を開始したと判定してもよい。または、環境認識部73は、後方他車両がハザードランプ81を点灯させながら接近してきた場合、当該ハザードランプ81が消灯したことを以て後方他車両が追従を開始したと判定してもよい。環境認識部73は、以上の判定結果を行動決定部74および周辺状態把握部110に提供する。
提示情報調整部140は、自動運転レベル3の実行中であり、車両Aが渋滞車列に接近していると判定された場合、ドライバに対して、周辺監視を推奨する監視推奨通知を提示する。監視推奨通知において、提示情報調整部140は、図16に示すように、監視推奨アイコンICrを表示させる。監視推奨アイコンICrは、例えば、人の目を模したアイコンとされる。提示情報調整部140は、監視推奨通知およびハザード理由通知を実質同時に開始してもよいし、いずれかを先に開始してもよい。監視推奨通知は、「推奨提示」の一例である。
また、提示情報調整部140は、周辺状態把握部110にて取得された周辺状態(判定結果)に基づいて、車両Aが渋滞車列に加わり、且つ後方他車両が車両Aの追従を開始するまで、監視推奨通知を継続する。
機能ブロックの共同により、制御システム1が実行する提示制御方法のフローを、図17および図18に従って以下に説明する。S110にて、運転状態制御部120が、自動運転レベル2以上を実行中であると判定すると、本フローがS115へと移行する。S115では、運転状態制御部120が、自動運転レベル3を実行中であるか否かを判定する。自動運転レベル3を実行中ではない、すなわち自動運転レベル2であると判定されると、本フローがS140へと移行する。
一方で、自動運転レベル3を実行中であると判定されると、本フローがS116へと移行する。S116では、提示情報調整部140が、渋滞車列への接近に応じた自動減速の開始前に、監視推奨通知を実行する。S116の後、本フローはS120へと移行する。 また、図18におけるS270では、環境認識部73が、ハザード終了条件として、後方他車両が車両Aの追従を開始したか否かを判定する。また、S290の処理の実行後、S295にて、提示情報調整部140が、監視推奨通知が実行中であった場合、当該通知を停止する。
以上の第5実施形態によれば、自動運転レベル3の実行中に車両Aが渋滞に接近していると判定された場合に、周辺監視を推奨する監視推奨通知が実行される。これによれば、周辺の状況の変化が比較的大きい渋滞突入時において、ドライバに周辺監視を推奨できる。
また、第5実施形態によれば、監視推奨通知が、後方他車両が車両Aの追従を開始したと判定されるまで継続される。故に、後方他車両の接近時にも、ドライバに対して周辺監視が推奨される。したがって、後方他車両の挙動に対するドライバの対応のし易さが向上され得る。
加えて、第5実施形態によれば、ハザード理由通知およびハザードランプ81の点灯は、車両Aの渋滞への接近に応じた減速制御の開始前に、実行される。これによれば、減速が自動で実行されることによるドライバの不安が、軽減され得る。
(他の実施形態)
この明細書における開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品および/または要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品および/または要素が省略されたものを包含する。開示は、ひとつの実施形態と他の実施形態との間における部品および/または要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
上述の実施形態において、提示情報調整部140は、自動運転レベル2以上の場合にハザードランプ81の作動制御の実行理由を提示するとした。これに代えて、提示情報調整部140は、自動運転レベル3以上の場合には実行理由の提示を中止してもよい。例えば、図19にて、S120にてセカンドタスクが実行中でないと判定された場合、提示情報調整部140が、S138にて現在の自動運転レベルがレベル3であるか否かを判定する。自動運転レベル3であると判定されると、S139にて、提示情報調整部140が、ハザード理由通知を実行する。その後本フローがS140へと移行する。また、図20にて、S230にてセカンドタスクが実行中でないと判定された場合、提示情報調整部140が、S248にて現在の自動運転レベルがレベル3であるか否かを判定する。自動運転レベル3であると判定されると、S249にて、提示情報調整部140が、ハザード理由通知を実行する。その後本フローがS250へと移行する。
上述の実施形態において、第2自動運転ECU70は、車両Aが渋滞車列に接近している場合、および車両Aが渋滞車列の最後尾であり且つ車両Aの後方に他車両が接近している場合の、2通りの場合においてハザードランプ81を作動させるとした。これに代えて、第2自動運転ECU70は、いずれか一方のみの場合においてハザードランプ81を作動させてもよい。また、第2自動運転ECU70は、上述以外の場合においてハザードランプ81を作動させてもよい。例えば、第2自動運転ECU70は、車両Aが急減速した場合にハザードランプ81を作動させてもよい。また、第2自動運転ECU70は、車両Aと前方の他車両との間の相対速度または相対距離の変化に応じてハザードランプ81を作動させてもよい。
上述の実施形態の変形例として、提示情報調整部140は、ハザードランプ81の点灯制御の実行状態を示す提示を、メータディスプレイ22以外の表示器に実行させてもよい。例えば、提示情報調整部140は、点灯制御の実行中にハザードアイコンIChをCID23に表示させる(図21参照)。ハザードアイコンIChは、図21に示すようにハザードスイッチのアイコンを模したものであってもよく、ハザードランプ81が点灯した状態の車両を模したものであってもよい。
上述の実施形態の変形例として、行動決定部74は、渋滞車列への接近に応じて開始したハザードランプ81の点灯を、車両Aが渋滞車列に加わった後も継続させてよい(図22参照)。この場合、行動決定部74は、後方他車両の車両Aへの接近が判定された後で、後方他車両の追従開始等の終了条件が成立するまで、点灯を継続させればよい。以上の処理が実行される場合、図7のフローにおけるS160~S180の処理はスキップされることとなる。
上述の実施形態において、制御システム1は、車両Aに搭載されたECUによって実現されるとしたが、これに代えて、制御システム1の提供する機能の少なくとも一部が、センタによって実現されてもよい。
HCU100は、デジタル回路およびアナログ回路のうち少なくとも一方をプロセッサとして含んで構成される、専用のコンピュータであってもよい。ここで特にデジタル回路とは、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、SOC(System on a Chip)、PGA(Programmable Gate Array)、およびCPLD(Complex Programmable Logic Device)等のうち、少なくとも一種類である。またこうしたデジタル回路は、プログラムを格納したメモリを、備えていてもよい。
HCU100は、1つのコンピュータ、またはデータ通信装置によってリンクされた一組のコンピュータ資源によって提供され得る。例えば、上述の実施形態におけるHCU100の提供する機能の一部は、他のECUによって実現されてもよい。
1 制御システム、 73 環境認識部(判定部)、 75 制御実行部(作動制御部)、 81 ハザードランプ、 100 HCU(制御装置)、 11 メモリ(記憶媒体)、 12 プロセッサ、 110 周辺状態把握部(判定部)、 140 提示情報調整部(提示制御部)、 A 車両。

Claims (26)

  1. 自動運転を実行可能であって、渋滞に加わった場合に、前記自動運転においてドライバの周辺監視の中断が許容される許容モードを実行可能な車両(A)を制御する制御システムであって、
    前記自動運転の実行中にハザードランプ(81)を作動させる作動条件が成立したか否かを判定する判定部(73)と、
    前記作動条件が成立したと判定された場合において、前記ハザードランプの作動制御を実行する作動制御部(75)と、
    前記作動制御の実行理由を前記車両のドライバに提示する提示制御部(140)と、
    を備え
    前記判定部は、前記車両の渋滞への接近の有無を判定し、
    前記提示制御部は、前記車両が渋滞へ接近していると判定され、且つ前記ドライバに周辺監視の中断が禁止される禁止モードであった場合、前記許容モードへと遷移可能となることを予告する予告提示を実行し、前記車両が渋滞に加わった場合に、前記自動運転において前記許容モードへと遷移可能となったこと提示する遷移可能提示を、前記予告提示よりも簡素な態様で実行する制御システム。
  2. 前記提示制御部は、前記自動運転における周辺監視の中断が許容される許容モード下にて、前記車両が渋滞へ接近していると判定された場合には、前記ドライバに対して周辺監視を推奨する推奨提示を実行する請求項1に記載の制御システム。
  3. 自動運転を実行可能な車両(A)を制御する制御システムであって、
    前記自動運転の実行中にハザードランプ(81)を作動させる作動条件が成立したか否かを判定する判定部(73)と、
    前記作動条件が成立したと判定された場合において、前記ハザードランプの作動制御を実行する作動制御部(75)と、
    前記作動制御の実行理由を前記車両のドライバに提示する提示制御部(140)と、
    を備え、
    前記判定部は、前記車両の渋滞への接近の有無を判定し、
    前記提示制御部は、前記自動運転における周辺監視の中断が許容される許容モード下にて、前記車両が渋滞へ接近していると判定された場合には、前記ドライバに対して周辺監視を推奨する推奨提示を実行する制御システム。
  4. 前記車両は、前記車両が渋滞に加わった場合に、前記自動運転における周辺監視の中断が許容される許容モードを実行可能であって、
    前記提示制御部は、前記車両が渋滞へ接近していると判定され、且つ前記ドライバに周辺監視の中断が禁止される禁止モードであった場合、前記許容モードへと遷移可能となることを予告する予告提示を実行する請求項に記載の制御システム。
  5. 前記提示制御部は、前記推奨提示を、前記車両の後方を走行する他車両が前記車両の追従を開始したと判断するまで継続する請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の制御システム。
  6. 前記提示制御部は、前記自動運転における前記渋滞への接近に応じた減速制御の開始前に、前記推奨提示を開始する請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の制御システム。
  7. 前記作動制御部は、前記自動運転において前記ドライバに許可される特定行為を前記ドライバが実行中であった場合に、前記特定行為を不実行であった場合よりも前記作動制御の実行音を小さくする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の制御システム。
  8. 自動運転を実行可能な車両(A)を制御する制御システムであって、
    前記自動運転の実行中にハザードランプ(81)を作動させる作動条件が成立したか否かを判定する判定部(73)と、
    前記作動条件が成立したと判定された場合において、前記ハザードランプの作動制御を実行する作動制御部(75)と、
    前記作動制御の実行理由を前記車両のドライバに提示する提示制御部(140)と、
    を備え、
    前記作動制御部は、前記自動運転において前記ドライバに許可される特定行為を前記ドライバが実行中であった場合に、前記特定行為を不実行であった場合よりも前記作動制御の実行音を小さくする制御システム。
  9. 前記判定部は、前記車両の渋滞への接近の有無を判定する請求項に記載の制御システム。
  10. 前記車両は、前記車両が渋滞に加わった場合に、前記自動運転における周辺監視の中断が許容される許容モードを実行可能であって、
    前記提示制御部は、前記車両が渋滞へ接近していると判定され、且つ前記ドライバに周辺監視の中断が禁止される禁止モードであった場合、前記許容モードへと遷移可能となることを予告する予告提示を実行する請求項9に記載の制御システム。
  11. 前記提示制御部は、前記自動運転における前記渋滞への接近に応じた減速制御の開始前に、前記実行理由の提示を開始する請求項1から請求項7、請求項9、請求項10のいずれか1項に記載の制御システム。
  12. 前記作動制御部は、前記自動運転における前記渋滞への接近に応じた減速制御の開始前に、前記作動制御を開始する請求項1から請求項7、請求項9、請求項10のいずれか1項に記載の制御システム。
  13. 前記判定部は、前記車両が渋滞の最後尾であり且つ前記車両の後方に他車両が接近しているか否かを判定する請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の制御システム。
  14. 前記作動制御部は、前記自動運転において、加減速制御および操舵制御のいずれか一方のみが実行されるモードであった場合、前記作動制御を中止する請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の制御システム。
  15. 前記提示制御部は、前記自動運転において、加減速制御および操舵制御のいずれか一方のみが実行されるモードであった場合、前記実行理由の提示を中止する請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の制御システム。
  16. 前記提示制御部は、前記自動運転において、前記ドライバに周辺監視の中断が許容される許容モードであった場合、少なくとも車幅方向における中央領域に設けられた表示デバイスに前記実行理由を提示する請求項1から請求項15のいずれか1項に記載の制御システム。
  17. 前記提示制御部は、前記自動運転において、前記ドライバによる周辺監視の中断が許容される許容モードであった場合、前記実行理由の提示を中止する請求項1から請求項15のいずれか1項に記載の制御システム。
  18. 自動運転を実行可能な車両(A)を制御する制御装置であって、
    前記自動運転の実行中にハザードランプ(81)を作動させる作動条件が成立したか否かを判定する判定部(73)と、
    前記作動条件が成立したと判定された場合において、前記ハザードランプの作動制御を実行する作動制御部(75)と、
    を備え
    前記作動制御部は、前記自動運転において前記車両のドライバに許可される特定行為を前記ドライバが実行中であった場合に、前記特定行為を不実行であった場合よりも前記作動制御の実行音を小さくする制御装置。
  19. 自動運転を実行可能であって、渋滞に加わった場合に、前記自動運転においてドライバの周辺監視の中断が許容される許容モードを実行可能な車両(A)を制御する制御装置であって、
    前記自動運転の実行中にハザードランプ(81)を作動させる作動条件が成立したか否かを把握する把握部(110)と、
    前記作動条件が成立した場合において自動で実行される前記ハザードランプの作動制御の実行理由を前記車両のドライバに提示する提示制御部(140)と、
    を備え
    前記把握部は、前記車両の渋滞への接近の有無を把握し、
    前記提示制御部は、前記車両が渋滞へ接近していると判定され、且つ前記ドライバに周辺監視の中断が禁止される禁止モードであった場合、前記許容モードへと遷移可能となることを予告する予告提示を実行し、前記車両が渋滞に加わった場合に、前記自動運転において前記許容モードへと遷移可能となったこと提示する遷移可能提示を、前記予告提示よりも簡素な態様で実行する制御装置。
  20. 自動運転を実行可能な車両(A)を制御する制御装置であって、
    前記自動運転の実行中にハザードランプ(81)を作動させる作動条件が成立したか否かを把握する把握部(110)と、
    前記作動条件が成立した場合において自動で実行される前記ハザードランプの作動制御の実行理由を前記車両のドライバに提示する提示制御部(140)と、
    を備え、
    前記把握部は、前記車両の渋滞への接近の有無を把握し、
    前記提示制御部は、前記自動運転における周辺監視の中断が許容される許容モード下にて、前記車両が渋滞へ接近していると判定された場合には、前記ドライバに対して周辺監視を推奨する推奨提示を実行する制御装置。
  21. 自動運転を実行可能であって、渋滞に加わった場合に、前記自動運転においてドライバの周辺監視の中断が許容される許容モードを実行可能な車両(A)を制御するために、記憶媒体(11)に格納され、プロセッサ(12)に実行させる命令を含む制御プログラムであって、
    前記命令は、
    前記自動運転の実行中にハザードランプ(81)を作動させる作動条件が成立したか否かを判定させる判定プロセス(S100,S200,S210)と、
    前記作動条件が成立したと判定された場合において、前記ハザードランプの作動制御を実行させる作動制御プロセス(S130,S140,S240,S250)と、
    前記作動制御の実行理由を前記車両のドライバに提示させる提示制御プロセス(S150,S260)と、
    を含み、
    前記判定プロセスでは、前記車両の渋滞への接近の有無を判定させ、
    前記提示制御プロセスでは、前記車両が渋滞へ接近していると判定され、且つ前記ドライバに周辺監視の中断が禁止される禁止モードであった場合、前記許容モードへと遷移可能となることを予告する予告提示を実行させ、前記車両が渋滞に加わった場合に、前記自動運転において前記許容モードへと遷移可能となったこと提示する遷移可能提示を、前記予告提示よりも簡素な態様で実行させる制御プログラム。
  22. 自動運転を実行可能な車両(A)を制御するために、記憶媒体(11)に格納され、プロセッサ(12)に実行させる命令を含む制御プログラムであって、
    前記命令は、
    前記自動運転の実行中にハザードランプ(81)を作動させる作動条件が成立したか否かを判定させる判定プロセス(S100,S200,S210)と、
    前記作動条件が成立したと判定された場合において、前記ハザードランプの作動制御を実行させる作動制御プロセス(S130,S140,S240,S250)と、
    前記作動制御の実行理由を前記車両のドライバに提示させる提示制御プロセス(S150,S260)と、
    を含み、
    前記判定プロセスでは、前記車両の渋滞への接近の有無を判定させ、
    前記提示制御プロセスでは、前記自動運転における周辺監視の中断が許容される許容モード下にて、前記車両が渋滞へ接近していると判定された場合には、前記ドライバに対して周辺監視を推奨する推奨提示を実行させる制御プログラム。
  23. 自動運転を実行可能な車両(A)を制御するために、記憶媒体(11)に格納され、プロセッサ(12)に実行させる命令を含む制御プログラムであって、
    前記命令は、
    前記自動運転の実行中にハザードランプ(81)を作動させる作動条件が成立したか否かを判定させる判定プロセス(S100,S200,S210)と、
    前記作動条件が成立したと判定された場合において、前記ハザードランプの作動制御を実行させる作動制御プロセス(S130,S140,S240,S250)と、
    前記作動制御の実行理由を前記車両のドライバに提示させる提示制御プロセス(S150,S260)と、
    を含み、
    前記作動制御プロセスでは、前記自動運転において前記ドライバに許可される特定行為を前記ドライバが実行中であった場合に、前記特定行為を不実行であった場合よりも前記作動制御の実行音を小さくさせる制御プログラム。
  24. 自動運転を実行可能な車両(A)を制御するために、記憶媒体(11)に格納され、プロセッサ(12)に実行させる命令を含む制御プログラムであって、
    前記命令は、
    前記自動運転の実行中にハザードランプ(81)を作動させる作動条件が成立したか否かを判定させる判定プロセス(S100,S200,S210)と、
    前記作動条件が成立したと判定された場合において、前記ハザードランプの作動制御を実行させる作動制御プロセス(S130,S140,S240,S250)と、
    を含み、
    前記作動制御プロセスでは、前記自動運転において前記車両のドライバに許可される特定行為を前記ドライバが実行中であった場合に、前記特定行為を不実行であった場合よりも前記作動制御の実行音を小さくさせる制御プログラム。
  25. 自動運転を実行可能であって、渋滞に加わった場合に、前記自動運転においてドライバの周辺監視の中断が許容される許容モードを実行可能な車両(A)を制御するために、記憶媒体(11)に格納され、プロセッサ(12)に実行させる命令を含む制御プログラムであって、
    前記命令は、
    前記自動運転の実行中にハザードランプ(81)を作動させる作動条件が成立したか否かを把握させる把握プロセス(S100,S200,S210)と、
    前記作動条件が成立した場合において自動で実行される前記ハザードランプの作動制御の実行理由を前記車両のドライバに提示させる提示制御プロセス(S150,S260)と、
    を含み、
    前記把握プロセスでは、前記車両の渋滞への接近の有無を把握させ、
    前記提示制御プロセスでは、前記車両が渋滞へ接近していると判定され、且つ前記ドライバに周辺監視の中断が禁止される禁止モードであった場合、前記許容モードへと遷移可能となることを予告する予告提示を実行させ、前記車両が渋滞に加わった場合に、前記自動運転において前記許容モードへと遷移可能となったこと提示する遷移可能提示を、前記予告提示よりも簡素な態様で実行させる制御プログラム。
  26. 自動運転を実行可能な車両(A)を制御するために、記憶媒体(11)に格納され、プロセッサ(12)に実行させる命令を含む制御プログラムであって、
    前記命令は、
    前記自動運転の実行中にハザードランプ(81)を作動させる作動条件が成立したか否かを把握させる把握プロセス(S100,S200,S210)と、
    前記作動条件が成立した場合において自動で実行される前記ハザードランプの作動制御の実行理由を前記車両のドライバに提示させる提示制御プロセス(S150,S260)と、
    を含み、
    前記把握プロセスでは、前記車両の渋滞への接近の有無を把握させ、
    前記提示制御プロセスでは、前記自動運転における周辺監視の中断が許容される許容モード下にて、前記車両が渋滞へ接近していると判定された場合には、前記ドライバに対して周辺監視を推奨する推奨提示を実行させる制御プログラム。
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