JP7484195B2 - 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、蛍光色の液体を噴射する液体噴射ヘッド及び液体噴射装置に関し、特に液体としてインクを噴射するインクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置に関する。
液体噴射ヘッドの一例であるインクジェット式記録ヘッドは、インクを噴射する複数のノズルが並設されたノズル列を有する。ノズル列は、基本色、例えば、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)などのインク種類に対応して複数列が設けられている。
また、インクジェット式記録ヘッドには、基本色を噴射するノズル列に加えて、蛍光特性を有する蛍光色のインクを噴射するノズル列を設けたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9-131860号公報
しかしながら、蛍光色のインクを噴射するノズル列と、蛍光特性を有さない基本色のインクを噴射するノズル列とを備えるインクジェット式記録ヘッドでは、インクの使用方法とノズル列の配列順との関係とが考慮されていない。
上記課題を解決する本発明の態様は、蛍光特性を有さない色の液体を噴射する第1ノズル列及び第2ノズル列と、蛍光特性を有する蛍光色の液体を噴射する蛍光ノズル列と、を備え、前記蛍光ノズル列は、前記第1ノズル列と前記第2ノズル列との間に配置されることを特徴とする液体噴射ヘッドにある。
また、本発明の他の態様は、上記態様に記載の液体噴射ヘッドを具備することを特徴とする液体噴射装置にある。
記録装置の概略構成を説明する斜視図である。 実施形態1に係る記録ヘッドの概略構成を説明する分解斜視図である。 実施形態1に係る記録ヘッドのノズル面の平面図である。 実施形態1に係るノズル列からのインク滴の噴射を説明する図である。 実施形態1に係る媒体上に形成されるドットを説明する断面図である。 実施形態1に係る媒体上に形成されるドットを説明する断面図である。 実施形態1に係る媒体上に形成されるドットを説明する断面図である。 実施形態1に係る媒体上に形成されるドットを説明する断面図である。 実施形態1に係る媒体上に形成されるドットを説明する断面図である。 実施形態2に係る記録ヘッドのノズル面の平面図である。 他の実施形態に係る記録ヘッドのノズル面の平面図である。
以下に本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。ただし、以下の説明は、本発明の一態様を示すものであって、本発明の範囲内で任意に変更可能である。各図において同じ符号を付したものは、同一の部材を示しており、適宜説明が省略されている。また、各図においてX、Y、Zは、互いに直交する3つの空間軸を表している。本明細書では、これらの軸に沿った方向をX方向、Y方向、及びZ方向とする。各図の矢印が向かう方向を正(+)方向、矢印の反対方向を負(-)方向として説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る液体噴射装置の一例であるインクジェット式記録装置を模式的に示す図である。
図1に示すように液体噴射装置の一例であるインクジェット式記録装置1は、液体の一種であるインクをインク滴として印刷用紙等の被噴射媒体S(以降、媒体Sとも言う)に噴射・着弾させて、当該媒体Sに形成されるドットの配列により画像等の印刷を行う印刷装置である。なお、媒体Sとしては、記録用紙の他、樹脂フィルムや布等の任意の材質を用いることができる。
以下において、X方向、Y方向、Z方向のうち、後述するインクジェット式記録ヘッド2の移動方向(換言すると、主走査方向)をX方向とし、当該主走査方向と直交した媒体Sの搬送方向をY方向とし、インクジェット式記録ヘッド2のノズルが形成されたノズル面に平行な面をXY平面とし、ノズル面、すなわち、XY平面に交差する(本実施形態では、直交する)方向をZ方向とし、インク滴は+Z方向に噴射されるものとする。
インクジェット式記録装置1は、液体容器3と、媒体Sを送り出す搬送機構4と、制御部である制御ユニット5と、移動機構6と、液体噴射ヘッドの一例であるインクジェット式記録ヘッド2(以下、単に記録ヘッド2とも言う)と、を具備する。
液体容器3は、記録ヘッド2から噴射されるインクが貯留されている。液体容器3としては、例えば、インクジェット式記録装置1に着脱可能なカートリッジ、可撓性のフィルムで形成された袋状のインクパック、インクを補充可能なインクタンクなどが挙げられる。本実施形態では、液体容器3として、記録ヘッド2に着脱可能に設けられたカートリッジを用いた。また、液体容器3には、色や種類の異なる複数種類のインクが個別に貯留されている。本実施形態では、液体容器3には、シアン(C)、蛍光イエロー(FY)、蛍光ピンク(FP)、ブラック(K)の4色のインクが個別に貯留されている。
制御ユニット5は、特に図示していないが、例えば、CPU(Central Processing Unit)またはFPGA(Field Programmable Gate Array)等の制御装置と半導体メモリー等の記憶装置とを含んで構成される。制御ユニット5は、記憶装置に記憶されたプログラムを制御装置が実行することでインクジェット式記録装置1の各要素、すなわち、搬送機構4、移動機構6、記録ヘッド2等を統括的に制御する。
搬送機構4は、制御ユニット5によって制御されて媒体Sを+X方向に搬送するものであり、例えば、搬送ローラー4aを有する。なお、媒体Sを搬送する搬送機構4は、搬送ローラー4aに限らず、ベルトやドラムによって媒体Sを搬送するものであってもよい。
移動機構6は、制御ユニット5によって制御されて記録ヘッド2をY方向に往復させる。移動機構6によって記録ヘッド2が往復するY方向は、媒体Sが搬送される+X方向に交差する方向である。
具体的には、本実施形態の移動機構6は、搬送体7と搬送ベルト8とガイドレール9を具備する。搬送体7は、記録ヘッド2を収容する略箱形の構造体、所謂、キャリッジであり、搬送ベルト8に固定される。搬送ベルト8は、X方向に沿って架設された無端ベルトである。制御ユニット5による制御のもとで駆動モーター8aの駆動力が搬送ベルト8に伝わり、搬送ベルト8が回転することで記録ヘッド2が搬送体7と共にY方向に沿ってガイドレール9に沿って往復移動する。なお、液体容器3を記録ヘッド2とは別に装置本体10内に載置することも可能である。
記録ヘッド2の主走査方向であるY方向における一側、本実施形態では、+Y側の領域には、記録ヘッド2のノズルの開口が形成された面であるノズル面(後述)を払拭する払拭部材としてのワイパー11が配設されている。ワイパー11は、例えばゴムやエラストマー等の弾性・可撓性を有する部材により構成される。ワイピング動作では、ワイパー11の先端部がノズル面に接触した状態で両者が相対移動することにより当該ワイパー11によってノズル面が払拭される。なお、ノズル面を払拭する機構としては、例えば、不織布等のシート状のワイパーにより払拭する構成のもの等、周知の種々の構成のものを採用することができる。
また、搬送体7の待機位置であるホームポジションである+Y側には、上記ワイパー11に隣接してキャップ12が配設されている。キャップ12は、記録ヘッド2のノズル面に当接し得るトレイ状に形成されている。このキャップ12では、内部の空間が封止空部として機能し、この封止空部内に記録ヘッド2の後述するノズル23を臨ませた状態でノズル面に密着可能に構成されている。また、このキャップ12には、図示しない廃液チューブを介してポンプが接続されており、このポンプの駆動によってキャップ12の封止空部内を負圧化することができる。
ここで本実施形態の記録ヘッド2について、図2及び図3を参照して説明する。なお、図2は、本発明の実施形態1に係る記録ヘッドの分解斜視図である。図3は、記録ヘッドのノズル面の平面図である。また、図3において保持部材20は省略されている。
図示するように、記録ヘッド2は、保持部材20と複数の駆動部21とカバーヘッド22とを具備する。
保持部材20は、-Z側の面にインクカートリッジからなる液体容器3が装着される液体容器装着部20aを有する。液体容器装着部20aには、液体容器3に接続される接続部20bが設けられている。本実施形態では、接続部20bとして、液体容器3に挿入される針状に突出したものを用いた。この接続部20bの-Z側の先端には、保持部材20内に設けられた図示しない流路が開口して設けられている。なお、保持部材20の図示しない内部には、インクに含まれる異物や気泡を捕捉するフィルターが設けられていてもよい。
保持部材20の+Z側の面には、液体としてインクを噴射する複数の駆動部21が固定されている。本実施形態では1つの記録ヘッド2は、4つの駆動部21を具備する。駆動部21の+Z側の面には、図3に示すように、液体であるインクをインク滴として噴射するノズル23が設けられている。本実施形態では、駆動部21の+Z側の面には、ノズル23がX方向に並設されたノズル列24が、Y方向に2列平行して設けられている。すなわち、記録ヘッド2には、4つの駆動部21が設けられているため、合計8列のノズル列24が設けられている。また、本実施形態では、1つの駆動部21に設けられた一方のノズル列24を構成するノズル23と、他方のノズル列24を構成するノズル23とは、Y方向に同じ位置で配置されている。また、複数の駆動部21は、ノズル列24を構成するノズル23同士が、Y方向で同じ位置となるように配置されている。なお、本実施形態では、1つの駆動部21に2列のノズル列24を設けるようにしたが、特にこれに限定されず、1つの駆動部21に形成されるノズル列24の数は、1列であってもよく、3列以上であってもよい。また、駆動部21に形成されたノズル列24は、X方向に並設されたノズル23によって形成されたものに限定されず、ノズル23が開口するノズル面の面内であるXY平面内において、X方向及びY方向に対して傾斜した方向にノズル23が並設されて形成されたものであってもよい。
なお、駆動部21の図示しない内部には、ノズル23に連通する流路と、流路内のインクに圧力変化を生じさせる圧力発生手段と、が設けられている。圧力発生手段としては、例えば、電気機械変換機能を呈する圧電材料を有する圧電アクチュエーターの変形によって液体流路の容積を変化させて液体流路内のインクに圧力変化を生じさせてノズル23からインク滴を噴射させるものを用いることができる。また、圧力発生手段としては、例えば、流路内に発熱素子を配置して、発熱素子の発熱で発生するバブルによってノズル23からインク滴を噴射するものを用いることができる。さらに、圧力発生手段としては、例えば、振動板と電極との間に静電気力を発生させて、静電気力によって振動板を変形させてノズル23からインク滴を噴射させるいわゆる静電式アクチュエーターなどを使用することができる。本実施形態では、駆動部の図示しない内部において、一方のノズル列24を構成するノズル23に連通する流路と、他方のノズル列24を構成するノズル23に連通する流路とは、互いに連通しないように設けられており、1つの駆動部21の2つのノズル列24からは異なるインクが噴射できるようになっている。
また、記録ヘッド2は、+Z側にカバーヘッド22を具備する。カバーヘッド22は、複数の駆動部21のノズル23が開口するノズル面側を保護する。なお、ノズル面とは、記録ヘッド2のインクを噴射するノズル23が開口する面のことであり、カバーヘッド22は、各駆動部のノズル面のノズル列をそれぞれ開口する露出開口部25が設けられている。本実施形態では、4つの駆動部21に対して4つの露出開口部25が、Y方向に並設されている。なお、本実施形態では、露出開口部25によって露出された駆動部のノズル23が開口する面と、カバーヘッド22の露出開口部25が開口する+Z側を向く面と、を合わせてノズル面と称する。そして、1つの記録ヘッド2には、4つの駆動部21が設けられているため、ノズル面には、合計8列のノズル列24が設けられている。
ここで、記録ヘッドの4つの駆動部21を-Y側から+Y側に向かって順に駆動部21A、21B、21C、21Dと称する。また、記録ヘッド2に設けられた8列のノズル列24を、-Y側から+Y側に向かって順に、ノズル列24A、ノズル列24B、ノズル列24C、ノズル列24D、ノズル列24E、ノズル列24F、ノズル列24G、ノズル列24Hと称する。すなわち、駆動部21Aには、ノズル列24A及びノズル列24Bが設けられている。また、駆動部21Bには、ノズル列24C及びノズル列24Dが設けられている。また、駆動部21Cには、ノズル列24E及びノズル列24Fが設けられている。さらに、駆動部21Dには、ノズル列24G及びノズル列24Hが設けられている。
そして、ノズル列24Aとノズル列24Hとからは、蛍光特性を有さない色のインク、本実施形態では、シアン(C)のインクが噴射される。なお、ノズル列24A、24Hから噴射されるシアン(C)のインクは、本実施形態では、同じ液体容器3から供給されたインクである。以降、ノズル列24Aから噴射されるシアン(C)のインクをシアンインク(C1)と表し、ノズル列24Hから噴射されるシアン(C)のインクをシアンインク(C2)と表す。
ノズル列24Bとノズル列24Gとからは、蛍光特性を有する蛍光イエロー(FY)のインクが噴射される。なお、ノズル列24B、24Gから噴射される蛍光イエロー(FY)のインクは、本実施形態では、同じ液体容器3から供給された共通のインクである。以降、ノズル列24Bから噴射される蛍光イエロー(FY)のインクを蛍光イエローインク(FY1)と表し、ノズル列24Gから噴射される蛍光イエロー(FY)のインクを蛍光イエローインク(FY2)と表す。
ノズル列24Cとノズル列24Fとからは、蛍光特性を有する蛍光ピンク(FP)のインクが噴射される。なお、ノズル列24C、24Fから噴射される蛍光ピンク(FP)のインクは、本実施形態では、同じ液体容器3から供給された共通のインクである。以降、ノズル列24Cから噴射される蛍光ピンク(FP)のインクを蛍光ピンクインク(FP1)と表し、ノズル列24Fから噴射される蛍光ピンク(FP)のインクを蛍光ピンクインク(FP2)と表す。
ノズル列24Dとノズル列24Eとからは、ブラック(K)のインクが噴射される。なお、ノズル列24D、24Eから噴射されるブラック(K)のインクは、本実施形態では、同じ液体容器3から供給された共通のインクである。以降、ノズル列24Dから噴射されるブラック(K)のインクをブラックインク(K1)と表し、ノズル列24Eから噴射されるブラック(K)のインクをブラックインク(K2)と表している。
ここで、蛍光特性を有する蛍光色である蛍光イエロー(FY)や蛍光ピンク(FP)のインクは、蛍光特性を有さない色であるシアン(C)やブラック(K)のインクよりも粒径の小さなミストの発生が認められた。このため、蛍光色のインクを噴射するノズル列24を有する記録ヘッド2により印刷を行った際に発生するミスト、すなわち、インクジェット式記録装置1内に浮遊するミストは、蛍光色のインクを噴射するノズル列を有さない記録ヘッドにより印刷を行った際に発生するミストよりも多くなることが確認された。
このため、本実施形態では、蛍光特性を有する蛍光色である蛍光イエロー(FY)のインクを噴射するノズル列24B、24G、及び、蛍光特性を有する蛍光色である蛍光ピンク(FP)のインクを噴射するノズル列24C、24Fを、蛍光特性を有さない色(C)のインクを噴射するノズル列24Aとノズル列24Hとの間に配置するようにした。なお、本実施形態では、ノズル列24Hが第1ノズル列に相当し、ノズル列24Aが第2ノズル列に相当し、ノズル列24B、24C、24Gおよび24Fが蛍光ノズル列に相当する。これにより、ノズル面の比較的中央側に蛍光色のインクを噴射するノズル列24B、24C、24F、24Gを配置することができるため、ノズル列24B、24C、24F、24Gからインク滴が噴射されることで発生したミストが、インクジェット式記録装置1内に浮遊しにくく記録ヘッド2のノズル面に付着し易い。すなわち、ノズル面は、ノズル列24B、24C、24F、24GのそれぞれY方向の両側に少なくとも1ノズル列に対応する面積のノズル面を有するため、ノズル列24B、24C、24F、24Gからインク滴が噴射されることで発生したミストは、記録ヘッド2のY方向の往復移動によってY方向に流されても、両側のノズル列に対応するノズル面の部分に付着し易い。したがって、ノズル列24B、24C、24F、24Gからインク滴が噴射されることで発生したミストが、インクジェット式記録装置1内に拡散して浮遊するのを低減することができる。これに対して、例えば、蛍光色のインクをノズル列24Aから噴射する構成の記録ヘッド2が、+Y方向の移動しながらノズル列24Aから蛍光色のインク滴を噴射した場合、ノズル列24Aの-Y方向側に1ノズル列の対応するノズル面がないため、発生したミストはノズル面に付着しにくく記録ヘッド2の後方に巻き上げられ、インクジェット式記録装置1内に拡散して浮遊してしまう。よって、蛍光色のインクを噴射する蛍光ノズル列を、蛍光特性を有さない色のインクを噴射する第1ノズル列と第2ノズル列との間に配置することで、蛍光ノズル列の両側のノズル面の面積が、第1ノズル列および第2ノズル列の両側のノズル面の面積より比較的広く、蛍光ノズル列からの蛍光色インクの噴射により発生したミストをノズル面に付着させやすく、記録ヘッド2からインクジェット式記録装置1内に拡散させにくい。なお、ノズル列24B、24C、24F、24Gからインク滴が噴射されることで発生したミストがノズル面に付着しても、ノズル面をワイパー11によって払拭することができるため、ノズル面に付着したミストによって噴射不良等が発生するのを抑制することができる。
また、図4に示すように、蛍光色のインクを噴射するノズル列24B、24C、24F、24Gの+Z側の領域のY方向の両側には、ノズル列24Aとノズル列24Hとから連続して噴射されるインク滴によって気流が形成される。このため、蛍光色である蛍光イエロー(FY)及び蛍光ピンク(FP)のインクを噴射するノズル列24B、24C、24F、24Gを、蛍光特性を有さない色であるシアン(C)のインクを噴射するノズル列24Aとノズル列24Hとの間に配置することで、ノズル列24Aとノズル列24Hとから連続してインク滴が噴射されることで形成された気流がエアーカーテンのように機能し、ノズル列24B、24C、24F、24Gから蛍光色のインクが噴射されることで発生したミストは、Y方向の両側のエアーカーテンよりも外側に拡散するのが抑制される。したがって、ノズル列24B、24C、24F、24Gから蛍光色のインクが噴射されることで発生したミストは、Y方向の両側のノズル列24A、24Hから噴射されるインク滴の間で、ノズル面の+Z側の領域内に留まらせることができ、ミストのインクジェット式記録装置1内への拡散及び浮遊を抑制することができる。
ここで、ノズル列24B、24C、24F、24Gが、ノズル列24Hとノズル列24Aとの間に配置されているとは、搬送体7の媒体Sに対する相対移動方向であるY方向においてノズル列24Hとノズル列24Aとで挟まれた領域に、ノズル列24B、24C、24F、24Gが配置されていることを言う。ちなみに、ノズル列24B、24C、24F、24Gが、Y方向においてノズル列24Hとノズル列24Aとで挟まれた領域に配置されているとは、ノズル列24B、24C、24F、24Gの一部が、Y方向においてノズル列24Hとノズル列24Aとで挟まれた領域のX方向の外側に配置されていているものも含む。ただし、ノズル23の並設方向であるX方向において当該ノズル列24B、24C、24F、24Gのそれぞれ半分以上のノズル23が、Y方向においてノズル列24Hとノズル列24Aとで挟まれた領域に配置されていることが好ましい。
また、蛍光色である蛍光イエロー(FY)及び蛍光ピンク(FP)のインクを噴射するノズル列24B、24C、24F、24Gを、蛍光特性を有さない色であるシアン(C)のインクを噴射するノズル列24Aとノズル列24Hとの間に配置することで、媒体S上で、蛍光色のインクで形成したドットの上や下に蛍光特性を有さないインクのドットを形成することができる。ちなみに、現在、蛍光の染料インクとして主に流通しているのは、蛍光イエロー(FY)と蛍光ピンク(FP)である。蛍光特性を有さないシアン(C)に蛍光特性を加味するには、蛍光イエロー(FY)とシアン(C)とを媒体S上で重ねて擬似的に蛍光特性を有するシアンの画像を形成する必要がある。もちろん、蛍光特性を有する色のインクは、染料インクに限定されず、顔料インクであってもよい。
ここで、例えば、蛍光特性を有さないシアン(C)のインクと蛍光イエロー(FY)のインクとで媒体S上に擬似的に青みを帯びた蛍光色の画像を印刷する場合について説明する。なお、図5及び図6は、媒体S上にインクで形成されるドットを表した断面図である。
図5に示すように、記録ヘッド2が媒体Sに対して+Y方向に相対移動しながら媒体S上にインク滴を着弾させる場合、ノズル列24Bから噴射された蛍光イエローインク(FY1)が先に媒体Sに着弾してドットFY1aを形成する。次に、図6に示すように、記録ヘッド2が+Y方向に移動してノズル列24Aから噴射されたシアンインク(C1)がドットFY1a上に着弾してドットC1aを形成する。このため、記録ヘッド2が+Yに移動している場合に、ノズル列24Bから噴射された蛍光イエローインク(FY1)で形成したドットFY1aの上にノズル列24Aから噴射されたシアンインク(C1)で形成したドットC1aを重ねて形成することができるため、ドットC1aのシアン(C)の発色を十分に行わせることができる。つまり、蛍光特性を有さないインクを噴射するノズル列24A、22Hの間に、蛍光特性を有するインクを噴射するノズル列24B、24C、24F、24Gを配置することで、記録ヘッド2がY方向に移動する際に、媒体S上で蛍光特性を有さない色のインクを、蛍光色のインクの上に重ねることができ、蛍光特性を有さない色に蛍光特性を加味することができる。
なお、本実施形態の記録ヘッド2では、8列のノズル列24A~22Hから噴射されるインクの色が、Y方向でミラー配置となっている。つまり、ノズル列24Dとノズル列24EとのY方向の間を中心として、この中心から+Y方向に向かって並んだノズル列24E、24F、24G、24Hと、-Y方向に向かって並んだノズル列24D、24C、24B、24Aとは、噴射されるインクの色の順番が同じとなるように、すなわち、ブラック(K)、蛍光ピンク(FP)、蛍光イエロー(FY)、シアン(C)の順番となるように配置されている。このため、記録ヘッド2が媒体Sに対して相対的に+Y方向に移動している場合であっても、また、記録ヘッド2が媒体Sに対して相対的に-Y方向に移動している場合であっても、媒体S上で蛍光色のインクで形成したドットの上に、蛍光特性を有さない色のインクのドットを重ねて形成することができる。ちなみに、記録ヘッド2が媒体Sに対して-Y方向に相対移動している場合には、ノズル列24Gから噴射した蛍光イエローインク(FY2)で媒体S上に形成したドットの上に、ノズル列24Hから噴射したシアンインク(C2)のドットを重ねることができる。このように、記録ヘッド2の媒体Sに対する相対移動方向が+Y方向及び-Y方向の両方向において、媒体S上で蛍光特性を有さない色のインクを、蛍光色のインクの上に重ねることができるため、蛍光特性を有さない色に蛍光特性を加味して発色を十分に行わせた高品質な印刷を高速で実行することができる。なお、蛍光特性を有さないシアン(C)のインクと蛍光ピンク(FP)のインクとで媒体S上に擬似的に赤みを帯びた蛍光色の画像を印刷する場合も同様に、蛍光ピンクインク(FP)で形成したドットの上にシアンインク(C)で形成したドットを重ねて形成することができる。ちなみに、例えば、記録ヘッド2にノズル列24A、24B、24C、24Dの4列のノズル列24のみを設けるようにしてもよいが、媒体S上でシアンインク(C1)のドットを蛍光イエローインク(FY1)のドットの上に重ねるためには、記録ヘッド2が+Y方向に移動しているときだけしか印刷ができなくなり、印刷速度が低下する。つまり、4列のノズル列24A、24B、24C、24Dは、記録ヘッド2が媒体Sに対して-Y方向に移動する際には、媒体S上の着弾するインクの色の順番が+Y方向に移動する場合とは反転してしまうからである。
なお、上述した図5及び図6に示す例では、媒体S上に後で着弾したインクが最上層となり、後で着弾したインクが媒体S上での色の形成に支配的となる場合を例示したが、媒体Sとインクとの組み合わせによっては媒体Sに先に着弾したインクが最上層になり、先に着弾したインクが媒体S上での色の形成に支配的になる場合がある。媒体Sに先に着弾したインクが媒体S上での色の形成に支配的になる場合について図7~図9を参照して説明する。なお、図7~図9は、媒体S上にインクで形成されるドットを表した断面図である。
図7に示すように、記録ヘッド2が媒体Sに対して+Y方向に相対移動しながら媒体S上にインク滴を着弾させる場合、ノズル列24Hから噴射されたシアンインク(C2)が先に媒体Sに着弾してドットC2aを形成する。次に、図8に示すように、記録ヘッド2が+Y方向に移動してノズル列24Gから噴射された蛍光イエローインク(FY2)がドットC2a上に着弾すると、図9に示すように、媒体Sに浸透しているシアンドットC2aの下側に蛍光イエローインク(FY2)が回り込んでドットFY2aを形成する。このため、蛍光イエローインク(FY2)で形成したドットFY2a上にシアンインク(C2)で形成したドットC2aが重なって形成されるため、ドットC2aを最上層としてシアンの発色を十分に行わせることができる。なお、蛍光特性を有さないシアン(C)のインクと蛍光ピンク(FP)のインクとで媒体S上に擬似的に赤みを帯びた蛍光色の画像を印刷する場合も同様である。つまり、蛍光特性を有さないインクを噴射するノズル列24A、22Hの間に、蛍光色のインクを噴射するノズル列24B、24C、24F、24Gを配置することで、記録ヘッド2がY方向に移動する際に、媒体S上で蛍光特性を有さない色のインクを、蛍光色のインクの上に重ねることができ、蛍光特性を有さない色に蛍光特性を加味することができる。
なお、本実施形態では、8列のノズル列24A~22Hから噴射されるインクの色は、Y方向でミラー配置となっている。このため、記録ヘッド2が媒体Sに対して相対的に+Y方向に移動している場合であっても、また、記録ヘッド2が媒体Sに対して相対的に-Y方向に移動している場合であっても、媒体S上で蛍光色のインクで形成したドットの上に、蛍光特性を有さない色のインクのドットを重ねて形成することができる。つまり、記録ヘッドが-Y方向に移動している場合には、ノズル列24Aから噴射したシアンインク(C1)で媒体S上に先にドットを形成し、その後、ノズル列24Bから噴射した蛍光イエローインク(FY1)を着弾させることで、シアンインク(C1)のドットの下側に蛍光イエローインク(FY1)を回り込ませて、シアンインク(C1)で形成したドットを最上層に形成することができる。これは、蛍光特性を有さないシアン(C)のインクと蛍光ピンク(FP)のインクとで媒体S上に擬似的に赤みを帯びた蛍光色の画像を印刷する場合も同様である。記録ヘッド2の媒体Sに対する相対移動方向が+Y方向及び-Y方向の両方向において、媒体S上で蛍光特性を有さない色のインクを、蛍光色のインクの上に重ねることができるため、蛍光特性を有さない色に蛍光特性を加味して発色を十分に行わせた高品質な印刷を高速で実行することができる。
したがって、本実施形態では、蛍光特性を有さないシアン(C)のインクを噴射するノズル列24Aとノズル列24Hとの間に、蛍光特性を有する蛍光イエロー(FY)のインクを噴射するノズル列24B,24Gが配置されている。なお、本実施形態では、蛍光特性を有する蛍光イエロー(FY)のインクを噴射するノズル列24B,24Gが第1蛍光ノズル列に相当する。この構成により、媒体S上で蛍光特性を有さないシアン(C)のインクを、蛍光色を有する蛍光イエロー(FY)のインクの上に重ねることができるため、擬似的に青みを帯びた蛍光色の画像の印刷を実行することができる。また、蛍光特性を有さないシアン(C)のインクを噴射するノズル列24Aとノズル列24Hとの間に、蛍光特性を有する蛍光ピンク(FP)のインクを噴射するノズル列24C,24Fが配置されている。なお、本実施形態では、蛍光特性を有する蛍光ピンク(FP)のインクを噴射するノズル列24C,24Fが第2蛍光ノズル列に相当する。この構成により、媒体S上で蛍光特性を有さないシアン(C)のインクを、蛍光色を有する蛍光ピンク(FP)のインクの上に重ねることができるため、擬似的に赤みを帯びた蛍光色の画像の印刷を実行することができる。
また本実施形態では、蛍光ピンク(FP)のインクを噴射するノズル列24Cとノズル列24Fを、蛍光イエロー(FY)のインクを噴射するノズル列24Bとノズル列24Gとの間に配置する。なお、本実施形態では、蛍光特性を有する蛍光イエロー(FY)が第1蛍光色に相当し、蛍光特性を有する蛍光ピンク(FP)が第2蛍光色に相当する。また、蛍光イエロー(FY)のインクを噴射するノズル列24Bおよびノズル列24Gが第3蛍光ノズル列および第4蛍光ノズル列に相当し、蛍光ピンク(FP)を噴射するノズル列24Cおよびノズル列24Fが第2蛍光ノズル列に相当する。本実施形態では、媒体Sとして白色系のものを用いた場合には、蛍光イエローに比べて蛍光ピンクの方が視認性は高いため、上述のように蛍光イエロー(FY)が第1蛍光色に相当し、蛍光ピンク(FP)が第2蛍光色に相当する。なお、視認性が高いとは、背景となる被噴射媒体の色との明度差、彩度差、色相差が高い色を言う。また、ノズル列24Cとノズル列24Fとが、ノズル列24Bとノズル列24Gとの間に配置されているとは、搬送体7の媒体Sに対する相対移動方向であるY方向においてノズル列24Bとノズル列24Gとで挟まれた領域に、ノズル列24Cとノズル列24Fとが配置されていることを言う。ちなみに、ノズル列24Cとノズル列24Fとが、Y方向においてノズル列24Bとノズル列24Gとで挟まれた領域に配置されているとは、ノズル列24Cとノズル列24Fの一部が、Y方向においてノズル列24Bとノズル列24Gとで挟まれた領域のX方向の外側に配置されていているものも含む。ただし、ノズル23の並設方向であるX方向において当該ノズル列24C、24Fのそれぞれ半分以上のノズル23が、Y方向においてノズル列24Bとノズル列24Gとで挟まれた領域に配置されていることが好ましい。
このように蛍光ピンクインク(FP1、FP2)を噴射するノズル列24C及びノズル列24Fを、蛍光イエローインク(FY1、FY2)を噴射するノズル列24Bとノズル列24Gとの間に設けることで、ノズル列24Cとノズル列24Fとを、互いにY方向に近い位置に配置することができる。また、ノズル列24Cとノズル列24Fをノズル列24Bとノズル列24Gよりも記録ヘッド2のY方向の中心寄りに配置することができる。ここで、蛍光ピンクインク(FP1、FP2)は、媒体S上における視認性が蛍光イエローインク(FY1、FY2)に比べて高い。したがって、蛍光ピンクインク(FP1、FP2)を噴射するノズル列24Cとノズル列24Fとを、互いにY方向に近い位置に配置することで、記録ヘッド2の搬送体7への取り付けがXY平面内で回転ずれしたとしても、ノズル列24Cとノズル列24Fとのそれぞれから噴射されたインク滴の媒体S上におけるX方向の着弾位置ずれを抑制することができ高品質な印刷を実現することができる。
そして、本実施形態では、シアン(C)のインクより視認性の高い色であるブラック(K)のインクを噴射するノズル列24D、24Eを、蛍光ピンク(FP)のインクを噴射するノズル列24Cとノズル列24Fとの間に配置する。ノズル列24D、24Eから噴射されるブラック(K)のインクは、ノズル列24A,24Hから噴射されるシアン(C)のインクとは異なる色であって、媒体S上に形成された画像においてシアン(C)よりも視認性の高い色である。なお、視認性が高いとは、背景となる媒体Sの色との明度差、彩度差、色相差が高い色を言う。本実施形態では、媒体Sとして白色系のものを用いた場合には、シアン(C)に比べて、ブラック(K)の方が視認性は高い。本実施形態では、シアン(C)が第2色に相当し、第2色より視認性の高い色であるブラック(K)が第1色に相当する。また、第1色のインクを噴射するノズル列24D,24Eが第3ノズル列に相当し、蛍光ピンクのインクを噴射するノズル列24Cが第5蛍光ノズル列に相当し、ノズル列24Fが第6蛍光ノズル列に相当する。なお、ブラック(K)のインクを噴射するノズル列24D及びノズル列24Eが、蛍光ピンク(FP)のインクを噴射するノズル列24Cとノズル列24Fとの間に配置されているとは、搬送体7の媒体Sに対する相対移動方向であるY方向においてノズル列24Cとノズル列24Fとで挟まれた領域に、ノズル列24D、24Eが配置されていることを言う。ちなみに、ノズル列24D、24Eが、Y方向においてノズル列24Cとノズル列24Fとで挟まれた領域に配置されているとは、ノズル列24D、24Eの一部が、Y方向においてノズル列24Cとノズル列24Fとで挟まれた領域のX方向の外側に配置されていているものも含む。ただし、ノズル23の並設方向であるX方向において当該ノズル列24D、24Eのそれぞれ半分以上のノズル23が、Y方向においてノズル列24Cとノズル列24Fとで挟まれた領域に配置されていることが好ましい。
また、本実施形態では、シアン(C)のインクより視認性の高い色であるブラック(K)のインクを噴射するノズル列24D、24Eを、蛍光特性を有する蛍光色のインクを噴射するノズル列24B,24Cとノズル列24F,24Gとの間に配置する。より視認性の高い色であるブラックのインクを噴射するノズル列24D、24Eが第3ノズル列に相当し、蛍光特性を有する蛍光色のインクを噴射するノズル列24B、24Cが第7蛍光ノズル列に、ノズル列24F、24Gが第8蛍光ノズル列に相当する。ノズル列24D、24Eから噴射される第1色であるブラック(K)のインクは、記録ヘッド2が有するノズル列24の中で最も視認性の高い色である。
このようにブラックインク(K1、K2)を噴射するノズル列24D及びノズル列24Eを、蛍光特性を有する蛍光色のインクを噴射するノズル列24B、24Cとノズル列24F、24Gとの間に設けることで、ノズル列24Dとノズル列24EとをY方向において近い位置に配置することができる。また、ノズル列24Dおよびノズル列24Eをノズル列24A、24B、24C、24F、24Gおよび24Hよりも記録ヘッド2のY方向の中心寄りに配置することができる。ここで、ブラックインク(K1、K2)は、媒体S上における視認性がシアンインク(C2、C1)、蛍光イエローインク(FY1、FY2)、および蛍光ピンクインク(FP1、FP2)に比べて高い。したがって、ブラックインク(K1、K2)を噴射するノズル列24Dとノズル列24Eとを、互いにY方向に近い位置に配置することで、ノズル列24Dとノズル列24Eとのそれぞれから噴射されたインク滴の媒体S上における着弾位置ずれを抑制することができ高品質な印刷を実現することができる。例えば、記録ヘッド2が搬送体7にZ方向を軸にXY平面内で回転方向にずれて保持された場合、つまり、ノズル23の併設方向がX方向に対して傾いて保持された場合、同じ色のインクを吐出する2列のノズル列24が、Y方向に遠い位置に配置されると、2列のノズル列24から噴射されたインク滴の媒体S上の着弾位置がX方向に大きくずれてしまう。この2列のノズル列24から噴射されたインクが、媒体S上で視認性が高いインクの場合、着弾位置ずれが目立ち、印刷品質が低下する。また、記録ヘッド2のY方向の中心より外側に配置されるノズル列24ほど、記録ヘッド2の中心よりに配置されるノズル列24のノズルに対するX方向へのずれが大きくなる。本実施形態では、同じシアン(C)のインク(C2、C1)を噴射するノズル列24Aとノズル列24Hとは、Y方向に最も離れた位置に配置されるが、シアン(C)は、ブラック(K)に比べて媒体S上の視認性が低いため、ブラック(K)に比べて、媒体S上の着弾位置ずれが目立ち難く、印刷品質の低下を抑制することができる。
なお、本実施形態では、蛍光イエローインク(FY1)を噴射するノズル列24Bと、蛍光ピンクインク(FP1)を噴射するノズル列24Cとは、Y方向において、シアンインク(C1)を噴射するノズル列24Aとブラックインク(K1)を噴射するノズル列24Dとの間に配置されている。このため、ノズル列24Bとノズル列24Cとから蛍光イエロー(FY)および蛍光ピンク(FP)のインクが噴射されることで発生したミストは、-Y側のノズル列24Aからインクを噴射することで形成されたエアーカーテンよりも-Y側に移動し難く、+Y側のノズル列24Dからインクが噴射されることで形成されたエアーカーテンの+Y側に移動し難い。したがって、ノズル列24Bとノズル列24Cとから蛍光イエロー(FY)および蛍光ピンク(FP)のインクが噴射されることで発生したミストの拡散を抑制することができる。
同様に、本実施形態では、蛍光ピンクインク(FP2)を噴射するノズル列24Fと、蛍光イエローインク(FY2)を噴射するノズル列24Gとは、Y方向において、ブラックインク(K2)を噴射するノズル列24Eとシアンインク(C2)を噴射するノズル列24Hとの間に配置されている。このため、ノズル列24Fとノズル列24Gとから蛍光イエロー(FY)および蛍光ピンク(FP)のインクが噴射されることで発生したミストは、-Y側のノズル列24Eからインクを噴射することで形成されたエアーカーテンよりも-Y側に移動し難く、+Y側のノズル列24Hから噴射されたインク滴によって形成されたエアーカーテンの+Y側に移動し難い。したがって、ノズル列24Fとノズル列24Gとから蛍光イエロー(FY)および蛍光ピンク(FP)のインクが噴射されることで発生したミストの拡散を抑制することができる。
なお、このような記録ヘッド2から噴射される各色、本実施形態では、第1色であるブラック(K)、第2色であるシアン(C)、第1蛍光色である蛍光イエロー(FY)、第2蛍光色である蛍光ピンク(FP)のインクの粘度及び表面張力は、±10%以内の範囲に揃えられていることが好ましい。このように記録ヘッド2から噴射される各色のインクの粘度及び表面張力を±10%以内の範囲に抑えることで、各ノズル列に対応する圧力発生手段を共通の駆動波形で駆動させても、噴射特性であるインク滴の重量及び飛翔速度にばらつきが生じ難い。このように複数の圧力発生手段をノズル列毎に異なる駆動波形で駆動する必要がなく、複数の圧力発生手段を共通の駆動波形で駆動させることができるため、圧力発生手段の駆動制御を容易に行うことができる。
以上説明したように、本実施形態の液体噴射ヘッドの一例である記録ヘッド2では、蛍光特性を有さない色の液体を噴射する第1ノズル列及び第2ノズル列と、蛍光特性を有する蛍光色の液体を噴射する蛍光ノズル列と、を備え、蛍光ノズル列は、第1ノズル列と第2ノズル列との間に配置されている。
すなわち、本実施形態の記録ヘッド2では、蛍光特性を有さない色であるシアン(C)の液体であるインクを噴射する第1ノズル列であるノズル列24H及び第2ノズル列であるノズル列24Aと、蛍光特性を有する蛍光色である蛍光イエロー(FY)及び蛍光ピンク(FP)の液体であるインクを噴射する蛍光ノズル列であるノズル列24B、24C、24F、24Gと、を備える。そして、蛍光ノズル列であるノズル列24B、24C、24F、24Gは、第1ノズル列であるノズル列24Hと第2ノズル列であるノズル列24Aとの間に配置されている。
このように蛍光色のインクを噴射する蛍光ノズル列を、蛍光特性を有さないインクを噴射する第1ノズル列と第2ノズル列との間に配置することで、蛍光ノズル列の両側のノズル面を比較的広い面積とすることができる。したがって、蛍光ノズル列から蛍光色のインク滴が噴射されることで発生したミストを、比較的広いノズル面に付着させることができ、ミストの拡散及び浮流を抑制することができる。
また、記録ヘッド2では、第1ノズル列と第2ノズル列とから連続して噴射されるインク滴によって発生した気流がエアーカーテンように機能する。このため、蛍光ノズル列から蛍光色のインク滴が噴射されることで発生したミストは、第1ノズル列と第2ノズル列とから噴射されたインク滴によるエアーカーテンよりも外側に拡散し難い。したがって、蛍光ノズル列から蛍光色のインク滴が噴射されることで発生したミストをエアーカーテンの間に留まらせることができ、蛍光特性を有さない色に比べてミストが発生し易い蛍光色のミストの拡散及び浮遊を抑制することができる。
また、蛍光色のインク滴を噴射する蛍光ノズル列を、蛍光特性を有さない色のインク滴を噴射する第1ノズル列と第2ノズル列との間に配置することで、媒体S上で、蛍光色のインクで形成したドットの上に蛍光特性を有さないインクのドットを形成することができる。このように、蛍光特性を有する色のドットの上に蛍光特性を有さない色のドットを形成することで、蛍光特性を有さない色に蛍光特性を加味することができると共に、蛍光特性を有さない色の発色をコントロールすることができる。
また、本実施形態の記録ヘッド2では、第1ノズル列および第2ノズル列から噴射される液体の色は、シアンであり、蛍光ノズル列は、蛍光イエローの液体を噴射する第1蛍光ノズル列を含むことが好ましい。すなわち、本実施形態の記録ヘッド2では、第1ノズル列であるノズル列24H及び第2ノズル列であるノズル列24Aから噴射される液体であるインクの色は、シアン(C)であり、蛍光ノズル列は、蛍光イエロー(FY)の液体であるインクを噴射する第1蛍光ノズル列であるノズル列24B、24Gを含むことが好ましい。これによれば、媒体S上において、蛍光特性を有する蛍光イエローのインクで形成したドットの上に、蛍光特性を有さないシアン(C)のインクで形成したドットを形成することができ、シアンに蛍光特性を加味することができると共に、シアンの蛍光特性の発色をコントロールすることができる。
また、本実施形態の記録ヘッド2では、蛍光ノズル列は、蛍光ピンクの液体を噴射する第2蛍光ノズル列をさらに含むことが好ましい。すなわち、本実施形態の記録ヘッド2では、蛍光ピンク(FP)の液体であるインク(FP1、FP2)を噴射する第2蛍光ノズル列であるノズル列24C、24Fをさらに含むことが好ましい。これによれば、媒体S上において、蛍光特性を有する蛍光ピンク(FP)のインクで形成したドットの上に、蛍光特性を有さないシアン(C)のインクで形成したドットを形成することができ、シアンに蛍光特性を加味することができると共に、シアンの蛍光特性の発色をコントロールすることができる。
また、本実施形態の記録ヘッド2では、第1蛍光ノズル列は、蛍光イエローの液体を噴射する第3蛍光ノズル列および第4蛍光ノズル列を備え、第2蛍光ノズル列は、第3蛍光ノズル列と第4蛍光ノズル列との間に配置されることが好ましい。すなわち、本実施形態の記録ヘッド2では、第1蛍光ノズル列は、蛍光イエロー(FY)の液体であるインクを噴射する第3蛍光ノズル列であるノズル列24Bおよび第4蛍光ノズル列であるノズル列24Gを備える。そして、蛍光ピンク(FP)の液体を噴射する第2蛍光ノズル列は、蛍光イエロー(FY)の液体を噴射する第3蛍光ノズル列と第4蛍光ノズル列との間に配置されることが好ましい。
このように、蛍光ピンク(FP)のインクを噴射する第2蛍光ノズル列を、蛍光イエロー(FY)のインクを噴射する第3蛍光ノズル列と第4蛍光ノズル列との間に配置することで、蛍光ピンク(FP)のインクを噴射する第2蛍光ノズル列を記録ヘッド2のY方向の中心に比較的近い位置に配置することができる。このため、第2蛍光ノズル列から噴射される蛍光ピンク(FP)のインク滴の媒体S上の着弾位置ずれを抑制することができる。また、蛍光ピンク(FP)は、白色系の媒体Sに対する視認性が、蛍光イエロー(FY)よりも高いため、着弾位置ずれを抑制することで、画像の品質を向上することができる。
本実施形態の記録ヘッド2では、ブラックの液体を噴射する第3ノズル列をさらに備え、第2蛍光ノズル列は、蛍光ピンクの液体を噴射する第5蛍光ノズル列と第6蛍光ノズル列とを含み、第3ノズル列は、第5蛍光ノズル列と第6蛍光ノズル列との間に配置されることが好ましい。すなわち、本実施形態の記録ヘッド2では、ブラック(K)の液体であるインクを噴射する第3ノズル列であるノズル列24D、24Eをさらに備え、第2蛍光ノズル列は、蛍光ピンクの液体を噴射する第5蛍光ノズル列であるノズル列24Cと第6蛍光ノズル列であるノズル列24Fとを含み、ブラック(K)の液体を噴射する第3ノズル列であるノズル列24D、24Eは、蛍光ピンク(FP)の液体を噴射する第5蛍光ノズル列と第6蛍光ノズル列との間に配置されることが好ましい。これによれば、白色系の媒体Sに対して視認性が高いブラックインク(K1、K2)を噴射するノズル列24Dとノズル列24Eとを記録ヘッド2のY方向の中心に比較的近い位置に配置することができ、ノズル列24Dとノズル列24Eとのそれぞれから噴射されたインク滴の媒体S上における着弾位置ずれを抑制することができ、媒体S上に高品質な画像を形成することができる。
また、本実施形態の記録ヘッド2では、蛍光特性を有さない第1色の液体を噴射する第3ノズル列をさらに備え、第1ノズル列及び第2ノズル列から噴射される液体の色は、第1色とは異なる第2色であり、第1色は、被噴射媒体上に形成された画像において第2色よりも視認性の高い色であり、蛍光ノズル列は、蛍光色の液体を噴射する第7蛍光ノズル列と第8蛍光ノズル列と、を備え、第7蛍光ノズル列及び前記第8蛍光ノズル列は、第1ノズル列と第2ノズル列との間に配置され、第3ノズル列は、第7蛍光ノズル列と第8蛍光ノズル列との間に配置されることが好ましい。すなわち、本実施形態の記録ヘッド2では、蛍光特性を有さない第1色であるブラック(K)の液体を噴射する第3ノズル列であるノズル列24D、24Eをさらに備え、第1ノズル列であるノズル列24Hおよび第2ノズル列であるノズル列24Aから噴射される液体であるインクの色は、ブラックとは異なる第2色であるシアン(C)であり、第1色は、被噴射媒体である媒体S上に形成された画像において第2色よりも視認性の高い色である。さらに、蛍光ノズル列は、蛍光色である蛍光イエロー(FY)および蛍光ピンク(FP)の液体であるインクを噴射する第7蛍光ノズル列であるノズル列24B、24Cと、第8蛍光ノズル列であるノズル列24F、24Gと、を備える。そして、蛍光色の液体を噴射する第7蛍光ノズル列および第8蛍光ノズル列は、第1色より視認性の低い第2色の液体を噴射する第1ノズル列と第2ノズル列との間に配置され、第2色より視認性の高い第1色の液体を噴射する第3ノズル列は、蛍光色の液体を噴射する第7蛍光ノズル列と第8蛍光ノズル列との間に配置されることが好ましい。これによれば、第1ノズル列と第2ノズル列との間に配置される第7蛍光ノズル列と第8蛍光ノズル列との間に、視認性の高い第1色の液体を噴射する第3ノズル列を配置することで、視認性の高い第1色であるブラック(K)のインクを噴射する第3ノズル列を記録ヘッド2のY方向の中心として、ノズル列24の色の順番をミラー配置にすることができる。したがって、高速印刷や高解像度で高品質な印刷などが可能となる。また、ブラック(K)インクを吐出する第3ノズル列を複数列設ける場合、すなわち、ノズル列24D、24Eからブラック(K)のインクを噴射する場合には、ノズル列24D、24Eを比較的近い位置に配置することができる。したがって、ノズル列24D、24Eのそれぞれから噴射されるインク滴の媒体S上での着弾位置ずれを抑制して、媒体S上に高画質な画像を形成することができる。
また、本実施形態の記録ヘッド2では、第7蛍光ノズル列は、第1蛍光色の液体を噴射する第3蛍光ノズル列と、第1蛍光色とは異なる色の第2蛍光色を噴射する第5蛍光ノズル列とを備え、第8蛍光ノズル列は、第2蛍光色を噴射する第6蛍光ノズル列と第1蛍光色を噴射する第4蛍光ノズル列とを備え、第2蛍光色は、被噴射媒体上に形成された画像において第1蛍光色よりも視認性の高い色であり、第5蛍光ノズル列と前記第6蛍光ノズル列とは、第3蛍光ノズル列と第4蛍光ノズル列との間に配置されることが好ましい。すなわち、本実施形態の記録ヘッド2では、蛍光特性を有する蛍光色の液体であるインクを噴射する第7蛍光ノズル列は、第1蛍光色である蛍光イエロー(FY)の液体を噴射する第3蛍光ノズル列であるノズル列24Bと、第1蛍光色とは異なる色の第2蛍光色である蛍光ピンク(FP)の液体を噴射する第5蛍光ノズル列であるノズル列24Cとを備え、蛍光特性を有する蛍光色の液体であるインクを噴射する第8蛍光ノズル列は、第2蛍光色の液体を噴射する第6蛍光ノズル列であるノズル列24Fと、第1蛍光色の液体を噴射する第4蛍光ノズル列であるノズル列24Gと、を備える。さらに、第2蛍光色である蛍光ピンク(FP)は、被噴射媒体である媒体S上に形成された画像において第1蛍光色である蛍光イエロー(FY)よりも視認性の高い色である。そして、第2蛍光色の液体を噴射する第5蛍光ノズル列および第6蛍光ノズル列は、第1蛍光色の液体を噴射する第3蛍光ノズル列と第4蛍光ノズル列との間に配置されることが好ましい。これによれば、蛍光イエロー(FY)よりも視認性の高い蛍光ピンク(FP)のインクを噴射する第5蛍光ノズル列および第6蛍光ノズル列を、蛍光イエロー(FY)のインクを噴射する第3蛍光ノズル列および第4蛍光ノズル列に比べて記録ヘッド2のY方向の中心に比較的近い位置に配置することができる。したがって、蛍光ピンク(FP)のインクを噴射する第5蛍光ノズル列および第6蛍光ノズル列のそれぞれから噴射されるインク滴の媒体S上での着弾位置ずれを抑制して、媒体S上に高画質な画像を形成することができる。
なお、本実施形態では、蛍光ピンク(FP)を噴射する第5蛍光ノズル列であるノズル列24Cと第6蛍光ノズル列であるノズル列24Fとの間に、ブラック(K)のインクを噴射する第3ノズル列であるノズル列24D、24Eを配置するようにしたが、特にこれに限定されない。例えば、ブラック(K)のインクを噴射する2列のノズル列24Dとノズル列24Eとの間に、蛍光ピンク(FP)を噴射する2列のノズル列24C、24Fを配置するようにしてもよく、また、ブラック(K)のインクを噴射するノズル列24と蛍光ピンク(FP)のインクを噴射するノズル列24とをY方向に交互に配置するようにしてもよい。
また、本実施形態では、-Y側から+Y側に向かって8列のノズル列24A~24Hを設け、ノズル列24A、24Hからシアン(C)のインクが噴射され、ノズル列24B、24Gから蛍光イエロー(FY)のインクが噴射され、ノズル列24C、24Fから蛍光ピンク(FP)のインクが噴射され、ノズル列24D、24Eからブラック(K)のインクが噴射されるようにした。もちろん、ノズル列24Aとノズル列24Hとの間に挟まれた6列のノズル列24B~24Gから噴射される蛍光イエロー(FY)、蛍光ピンク(FP)、ブラック(K)のインクの位置は、上述したものに限定されるものではない。ノズル列24B~24Gからどのような配置で蛍光イエロー(FY)、蛍光ピンク(FP)、ブラック(K)のインクが噴射されても、第1ノズル列であるノズル列24Hと、第2ノズル列であるノズル列24Aとの間にノズル列24B~24Gを設けることで、ミストの拡散を抑制することができると共に、媒体S上で、蛍光色のインクで形成したドットの上に蛍光特性を有さないインクのドットを形成することができる。
(実施形態2)
図10は、本発明の実施形態2に係る液体噴射ヘッドであるインクジェット式記録ヘッドのノズル面側の平面図である。なお、上述した実施形態と同様の部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
図10に示すように、本実施形態の液体噴射ヘッドの一例であるインクジェット式記録ヘッド2(以下、単に記録ヘッド2とも言う)は、各駆動部21に設けられた一方のノズル列24のノズル23と他方のノズル列24のノズル23とは、X方向にずれた位置に配置された、所謂、千鳥配置となっている。本実施形態では、一方のノズル列24のノズル23と、他方のノズル列24のノズル23とは、X方向に互いにノズル23のピッチの半分、所謂、半ピッチずれた位置に配置されている。本実施形態では、各駆動部21において、-Y側のノズル列24に対して、+Y側のノズル列24を-X方向に半ピッチずらして配置した。これにより、例えば、各ノズル列24のノズル23がそれぞれ300dpiの解像度で形成されている場合には、2つのノズル列24は合わせて600dpiの解像度で形成されていることになる。
本実施形態では、8列のノズル列24A~24Hのうち、各駆動部21の-Y側に設けられたノズル列24A、24C、24E、24Gの各ノズル23は、X方向において同じ位置に配置されている。また、8列のノズル列24A~24Hのうち、各駆動部21の+Y側に設けられたノズル列24B、24D、24F、24Hの各ノズル23は、X方向において同じ位置に配置されている。そして、上述のように、ノズル列24B、24D、24F、24Hは、ノズル列24A、24C、24E、24Gよりも-X側に半ピッチずらして配置されている。
このような8列のノズル列24A~24Hからは、上述した実施形態1と同様の色のインクが噴射される。このため、同じ色のインクを噴射する2列のノズル列24は、互いにX方向に半ピッチずれた位置に配置されている。したがって、同じ色のインクを噴射する2列のノズル列24によって、1列のノズル列24の2倍の解像度で印刷を実行することができ、高速で高品質な印刷を実現できる。
このような記録ヘッド2であっても、上述した実施形態1と同様に、蛍光特性を有する第1蛍光色(FY)のインク(FY1、FY2)を噴射するノズル列24B、24G、及び、蛍光特性を有する第2蛍光色(FP)のインク(FP1、FP2)を噴射するノズル列24C、24Fを、蛍光特性を有さない色(C)のインク(C2、C1)を噴射するノズル列24Aとノズル列24Hとの間に配置するようにした。これにより、実施形態2においても上述の実施形態1と同様に、ノズル列24B、24C、24F、24Gからインク滴が噴射されることで発生したミストが、インクジェット式記録装置1内に拡散して浮遊するのを低減することができる。
また、蛍光色(FY、FP)のインク(FY1、FY2、FP1、FP2)を噴射するノズル列24B、24C、24F、24Gを、蛍光特性を有さない色(C)のインク(C2、C1)を噴射するノズル列24Aとノズル列24Hとの間に配置することで、媒体S上で、蛍光色のインクで形成したドットの上に蛍光特性を有さないインクのドットを形成することができる。
具体的には、記録ヘッド2が媒体Sに対して+Y方向に相対移動しながら媒体S上にインク滴を着弾させる場合、上述の図5と図6が示す実施形態1と同様に、ノズル列24Bから噴射された蛍光イエローインク(FY1)が先に媒体Sに着弾して形成されたドットFY1aの上に、ノズル列24Aから噴射されたシアンインク(C1)によるドットC1aが形成される。ここで、ノズル列24Aのノズルに対してノズル列24Bのノズルは-X方向に半ピッチずれているが、ノズル23から噴射されたインクは媒体Sに着弾した後にぬれ広がるため、X方向の端部以外は、蛍光イエローインク(FY1)によるドットFY1aの上に、シアンインク(C1)によるドットC1aを形成することができる。例えば、ノズル列24Bの全ノズル23から一斉に噴射された蛍光イエローインク(FY1)のドットFY1aは媒体S上でX方向に沿った帯状の領域にぬれ広がって重なり合い、その上にノズル列24Aの全ノズル23から一斉に噴射されたシアンインク(C1)のドットC1aが、ドットFY1aにより形成された帯状の領域に対して-X方向に半ピッチだけずれた帯状の領域にぬれ広がって重なり合う。従って、媒体S上では、ドットC1aのみで印刷された領域が+X方向の端部に、ドットFY1aのみで印刷された領域が-X方向端部に、微小に形成されるものの、印刷領域のほとんどの領域で、蛍光イエローインク(FY1)によるドットFY1aの上に、シアンインク(C1)によるドットC1aを形成することができる。上述の実施形態1の図7~図9に示される構成も同様に、実施形態2に適用される。
(他の実施形態)
以上、本発明の各実施形態について説明したが、本発明の基本的な構成は上述したものに限定されるものではない。
例えば、上述した実施形態1では、1つの記録ヘッド2に、8列のノズル列24を設けるようにしたが、特にこれに限定されない。ここで、記録ヘッド2の変形例を図11に示す。なお、図11は、記録ヘッドの変形例を示すノズル面の平面図である。
図11に示すように、記録ヘッド2には、4列のノズル列24がY方向に並設されている。本実施形態では、4列のノズル列24を-Y側から+Y側に向かってノズル列24A、ノズル列24B、ノズル列24C、ノズル列24Dと称する。
ノズル列24Aからはシアン(C)のインクが噴射される。ノズル列24Bからは蛍光イエロー(FY)のインクが噴射される。ノズル列24Cからは蛍光ピンク(FP)のインクが噴射される。ノズル列24Dからはブラック(K)のインクが噴射される。
このような例では、ブラック(K)のインクを噴射するノズル列24Dが第1ノズル列に相当し、シアン(C)のインクを噴射するノズル列24Aが第2ノズル列に相当する。また、蛍光イエロー(FY)のインクを噴射するノズル列24Bと、蛍光ピンク(FP)のインクを噴射するノズル列24Cと、が蛍光ノズル列に相当する。そして、蛍光ノズル列であるノズル列24B、24Cは、第1ノズル列であるノズル列24Dと、第2ノズル列であるノズル列24Aとの間に配置されている。
このような構成であっても、上述した実施形態1と同様に、第1蛍光ノズル列から蛍光色のインクが噴射されることで発生したミストが拡散するのを抑制することができると共に、媒体S上で、蛍光色のインクで形成したドットの上に蛍光特性を有さないインクのドットを形成することができる。
また、上述した各実施形態のインクジェット式記録装置1では、記録ヘッド2が搬送体7に搭載されて主走査方向であるY方向に移動するものを例示したが、特にこれに限定されず、例えば、記録ヘッド2が固定されて、紙等の媒体Sを副走査方向に移動させるだけで印刷を行う、所謂ライン式記録装置にも本発明を適用することができる。また、ライン式記録装置の場合には、媒体Sの搬送方向である副走査方向に気流が生じる。したがって、記録ヘッド2において、媒体Sの搬送方向上流側に蛍光色の液体を噴射する蛍光ノズル列を配置し、蛍光ノズル列よりも媒体Sの搬送方向下流側に蛍光特性を有さない色の液体を噴射するノズル列を配置すればよい。すなわち、蛍光ノズル列よりも媒体Sの搬送方向上流側には、蛍光特性を有さない色の液体を噴射するノズル列を配置しなくてもよい。このように、蛍光ノズル列よりも媒体Sの搬送方向下流側に蛍光特性を有さない色の液体を噴射するノズル列を配置することで、蛍光ノズル列から蛍光色の液体が噴射されることによって発生したミストが、媒体Sの搬送によって生じた気流によって下流側に流れるのを抑制することができる。したがって、蛍光ノズル列から蛍光色のインクを噴射することで発生したミストの拡散を抑制することができる。
また、上述した実施形態1および実施形態2のインクジェット式記録装置1では、各色のインクを噴射するノズル列を2列ずつ設けたが、いずれかの色のノズル列またはすべての色のノズル列が、1列でも3列以上であってもよい。ただし、上述の実施形態1および実施形態2で説明したように、記録ヘッド2のY方向において、ノズル列24を各色ミラー配置とする方が、高速に高画質の画像を印刷すること容易となる。
また、上述した実施形態1および実施形態2のインクジェット式記録装置1では、蛍光ノズル列は、ノズル列24B、24C、24F、24Gを備える構成としたが、蛍光ノズル列としては、ノズル列24B、24C、24F、24Gのうち少なくとも1つを含む構成であってもよい。
また、上述した実施形態1および実施形態2のインクジェット式記録装置1では、第2蛍光ノズル列は、ノズル列24C、24Fを備える構成としたが、第2蛍光ノズル列としては、ノズル列24C、24Fのうち少なくとも1つを含む構成であってもよい。
また、上述した実施形態1および実施形態2のインクジェット式記録装置1では、蛍光ノズル列は、蛍光色である蛍光イエロー(FY)および蛍光ピンク(FP)の液体であるインクを噴射する第7蛍光ノズル列であるノズル列24B、24Cと、第8蛍光ノズル列であるノズル列24F、24Gと、を備える構成としたが、第7蛍光ノズル列としては、ノズル列24B、24Cのうちいずれか一方であってもよく、第8蛍光ノズル列としては、ノズル列24F、24Gのうちいずれか一方であってもよい。
また、上述した実施形態では、蛍光特性を有さない色として、シアンおよびブラックを例示したが、その他の色であっても良い。また、上述した実施形態では、蛍光特性を有する蛍光色として、蛍光イエローおよび蛍光ピンクを例示したが、その他の蛍光色であっても良い。
さらに、本発明は、広く液体噴射ヘッド全般を対象としたものであり、例えば、プリンター等の画像記録装置に用いられる各種のインクジェット式記録ヘッド等の記録ヘッド、液晶ディスプレイ等のカラーフィルターの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイ、FED(電界放出ディスプレイ)等の電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオchip製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等にも適用することができる。また、液体噴射装置の一例としてインクジェット式記録装置1を挙げて説明したが、上述した他の液体噴射ヘッドを用いた液体噴射装置にも用いることが可能である。
1…インクジェット式記録装置(液体噴射装置)、2…インクジェット式記録ヘッド(液体噴射ヘッド)、3…液体容器、4…搬送機構、4a…搬送ローラー、5…制御ユニット、6…移動機構、7…搬送体、8…搬送ベルト、8a…駆動モーター、9…ガイドレール、10…装置本体、11…ワイパー、12…キャップ、20…保持部材、20a…液体容器装着部、20b…接続部、21、21A~21D…駆動部、22…カバーヘッド、23…ノズル、24、24A~24H…ノズル列、25…露出開口部

Claims (21)

  1. 蛍光特性を有さない色の液体を噴射する第1ノズル列及び第2ノズル列と、
    蛍光特性を有する蛍光色の液体を噴射する蛍光ノズル列と、
    を備え、
    前記蛍光ノズル列は、前記第1ノズル列と前記第2ノズル列との間に配置されることを
    特徴とする液体噴射ヘッド。
  2. 前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列から噴射される液体の色は、シアンであり、
    前記蛍光ノズル列は、蛍光イエローの液体を噴射する第1蛍光ノズル列を含むことを特
    徴とする請求項1記載の液体噴射ヘッド。
  3. 前記蛍光ノズル列は、蛍光ピンクの液体を噴射する第2蛍光ノズル列をさらに含むこと
    を特徴とする請求項2記載の液体噴射ヘッド。
  4. 前記第1蛍光ノズル列は、蛍光イエローの液体を噴射する第3蛍光ノズル列および第4
    蛍光ノズル列を備え、
    前記第2蛍光ノズル列は、前記第3蛍光ノズル列と前記第4蛍光ノズル列との間に配置
    されることを特徴とする請求項3に記載の液体噴射ヘッド。
  5. ブラックの液体を噴射する第3ノズル列をさらに備え、
    前記第2蛍光ノズル列は、蛍光ピンクの液体を噴射する第5蛍光ノズル列と第6蛍光ノ
    ズル列とを含み、
    前記第3ノズル列は、前記第5蛍光ノズル列と前記第6蛍光ノズル列との間に配置され
    ることを特徴とする請求項4記載の液体噴射ヘッド。
  6. 蛍光特性を有さない第1色の液体を噴射する第3ノズル列をさらに備え、
    前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列から噴射される液体の色は、前記第1色とは異
    なる第2色であり、
    前記第1色は、被噴射媒体上に形成された画像において前記第2色よりも視認性の高い
    色であり、
    前記蛍光ノズル列は、蛍光色の液体を噴射する第7蛍光ノズル列と第8蛍光ノズル列と
    、を備え、
    前記第7蛍光ノズル列及び前記第8蛍光ノズル列は、前記第1ノズル列と前記第2ノズ
    ル列との間に配置され、
    前記第3ノズル列は、前記第7蛍光ノズル列と前記第8蛍光ノズル列との間に配置され
    ることを特徴とする請求項1記載の液体噴射ヘッド。
  7. 前記第7蛍光ノズル列は、第1蛍光色の液体を噴射する第3蛍光ノズル列と、前記第1
    蛍光色とは異なる色の第2蛍光色の液体を噴射する第5蛍光ノズル列とを備え、
    前記第8蛍光ノズル列は、前記第2蛍光色を噴射する第6蛍光ノズル列と前記第1蛍光色
    を噴射する第4蛍光ノズル列とを備え、
    前記第2蛍光色は、被噴射媒体上に形成された画像において前記第1蛍光色よりも視認
    性の高い色であり、
    前記第5蛍光ノズル列および前記第6蛍光ノズル列は、前記第3蛍光ノズル列と前記第
    4蛍光ノズル列との間に配置されることを特徴とする請求項6記載の液体噴射ヘッド。
  8. 前記蛍光ノズル列は、第1方向に並ぶ複数のノズルを含み、
    前記第1方向と交差する方向を第2方向としたとき、
    前記第2方向において、前記蛍光ノズル列は、前記第1ノズル列と前記第2ノズル列と
    の間に配置されることを特徴とする請求項1記載の液体噴射ヘッド。
  9. 前記蛍光ノズル列に含まれるノズルのうち半分以上のノズルが、前記第2方向において
    、前記第1ノズル列と前記第2ノズル列との間に配置されることを特徴とする請求項8記
    載の液体噴射ヘッド。
  10. 蛍光特性を有さない色の液体を噴射する第1ノズル列及び第2ノズル列と、
    蛍光特性を有する蛍光色の液体を噴射する蛍光ノズル列と、
    を備え、
    前記蛍光ノズル列は、蛍光イエローの液体を噴射する第1蛍光ノズル列を含み、
    前記蛍光ノズル列は、前記第1ノズル列と前記第2ノズル列との間に配置されることを
    特徴とする液体噴射ヘッド。
  11. 前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列から噴射される液体の色は、シアンであること
    を特徴とする請求項10記載の液体噴射ヘッド。
  12. 蛍光特性を有さない色の液体を噴射する第1ノズル列及び第2ノズル列と、
    蛍光特性を有する蛍光色の液体を噴射する蛍光ノズル列と、
    を備え、
    前記蛍光ノズル列は、蛍光ピンクの液体を噴射する第1蛍光ノズル列を含み、
    前記蛍光ノズル列は、前記第1ノズル列と前記第2ノズル列との間に配置されることを
    特徴とする液体噴射ヘッド。
  13. 前記第1蛍光ノズル列は、第1方向に並ぶ複数のノズルを含み、
    前記第1方向と交差する方向を第2方向としたとき、
    前記第2方向において、前記第1蛍光ノズル列は、前記第1ノズル列と前記第2ノズル
    列との間に配置されることを特徴とする請求項12記載の液体噴射ヘッド。
  14. 前記第1蛍光ノズル列に含まれるノズルのうち半分以上のノズルが、前記第2方向にお
    いて、前記第1ノズル列と前記第2ノズル列との間に配置されることを特徴とする請求項
    13記載の液体噴射ヘッド。
  15. 前記第1ノズル列から噴射される液体の色と、前記第2ノズル列から噴射される液体の
    色と、は異なる色であることを特徴とする請求項12~14のいずれか1項に記載の液体
    噴射ヘッド。
  16. 前記第1ノズル列から噴射される液体の色は、ブラックであり、
    前記第2ノズル列から噴射される液体の色は、シアンであることを特徴とする請求項1
    5記載の液体噴射ヘッド。
  17. 前記液体噴射ヘッドは、1つの前記蛍光ノズル列の他には、前記蛍光色と同じ色の液体
    を噴射するノズル列を有さないことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射ヘッド。
  18. 前記蛍光ノズル列は、第1方向に並ぶ複数のノズルを含み、
    前記第1方向と交差する方向を第2方向としたとき、
    前記第2方向において、前記蛍光ノズル列は、前記第1ノズル列と前記第2ノズル列と
    の間に配置されることを特徴とする請求項17に記載の液体噴射ヘッド。
  19. 前記蛍光色は、蛍光ピンクであることを特徴とする請求項17または18に記載の液体
    噴射ヘッド。
  20. 前記第1ノズル列から噴射される液体の色と、前記第2ノズル列から噴射される液体の
    色と、は異なる色であることを特徴とする請求項17から19のいずれか1項に記載の液
    体噴射ヘッド。
  21. 請求項1~20の何れか一項に記載の液体噴射ヘッドを具備することを特徴とする液体
    噴射装置。
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