JP7482804B2 - アンテナ校正システム - Google Patents

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Description

本開示は、人工衛星に搭載されたアレーアンテナの素子間位相差を構成するための技術に関するものである。
中継衛星システムにおいて、複数のアンテナを並べて配置し、各アンテナの励振係数(振幅、および位相)を調整することで所望の指向性特性(ビーム)を形成する技術、すなわちビームフォーミング技術が用いられている。
特に近年は、衛星に搭載されたデジタル信号処理装置において励振係数を設定するDBF技術が注目されている。DBF技術は、従来のアナログ方式のビームフォーミング技術に対して、回路集積化によるビーム数の増大、および、指向性制御のフレキシビリティ向上が可能である。
DBFは、デジタルビームフォーミング(Digital Beam Forming)の略称である。
DBF技術を用いて所望のビームを形成する上で、アンテナ素子部、給電回路部、そしてアナログ―デジタル変換回路部などで発生する振幅および位相特性の差異を補償する校正技術が重要である。特に給電回路および変換回路において発生する遅延は、周波数帯域が高周波であるほど、その位相特性に大きな影響を及ぼす。そのため、校正が必須となる。
例えば、非特許文献1には、地上局と人工衛星が連動することで、人工衛星に搭載されたDBF装置の利得および位相の誤差を補正する方法が示されている。
H.Ono,et al.「THE INITIAL STUDY OF CALIBRATING RECEIVING DIGITAL BEAM FORMING IN ENGINEERING TEST SATELLITE-9」,Proc. 37th International Communications Satellite Systems Conference,Japan,October 2019
非特許文献1に記載の校正方法は、アンテナ設計情報、人工衛星の位置情報および校正局の位置情報がわかれば、各周波数の位相特性がどのような状態になっていたとしても、かならず校正位相量が求まる、という利点がある。
しかしながら、地上側に設置された校正局に対して、相互相関スペクトルを全て送信する必要がある。一般的に衛星-地上間を結ぶTTC装置などの専用回線の通信容量には限りがある。したがって、校正周期が短期間である場合または周波数帯域が広帯域である場合においては通信容量の制限が校正を実施する上での課題となる。
本開示は、アンテナ校正において人工衛星から地上局への通信量を低減することを目的とする。
本開示のアンテナ校正システムは、
地上に配置される校正局と、人工衛星に搭載されるデジタルビームフォーミング装置と、地上に配置される地上局と、を備える。
前記デジタルビームフォーミング装置は、
前記校正局から送信される校正信号を複数のアンテナ素子で受信し、アンテナ素子ごとに受信した校正信号をアナログからデジタルに変換し、変換後の校正信号を複数のサブチャネルの分波信号に分波し、前記複数のサブチャネルのうちの一部である1つ以上のサブチャネルについて前記複数のアンテナ素子に対応する複数の分波信号の相互相関値を算出し、前記1つ以上のサブチャネルについての1つ以上の相互相関値を前記地上局に送信する。
前記地上局は、
前記1つ以上のサブチャネルについての前記1つ以上相互相関値に基づいて補正係数を算出し、算出した補正係数を用いて前記複数のサブチャネルのそれぞれの励振係数を補正し、前記複数のサブチャネルのそれぞれの補正後の励振係数を前記デジタルビームフォーミング装置に送信する。
前記デジタルビームフォーミング装置は、
前記複数のサブチャネルのそれぞれの補正後の励振係数を用いてビームを生成する。
本開示によれば、全サブチャネルの相互相関値ではなく一部のサブチャネルの相互相関値を人工衛星から地上局に送信してアンテナ校正が行われる。したがって、アンテナ校正において人工衛星から地上局への通信量を低減することができる。
実施の形態1におけるアンテナ校正システム100の構成図。 実施の形態1におけるアンテナ校正システム100の一部の構成図。 実施の形態1におけるアンテナ校正方法のフローチャート。 実施の形態1におけるアンテナ校正方法のフローチャート。 実施の形態1における相互相関値Xmnの位相を表すグラフ。 実施の形態2におけるサブチャネル依存の位相(2回の折り返しが発生)を表すグラフ。 実施の形態3におけるアンテナ校正システム100の構成図。 実施の形態3におけるアンテナ校正方法のフローチャート。 実施の形態3におけるアンテナ校正方法のフローチャート。 実施の形態4におけるアンテナ校正システム100の一部の構成図。 実施の形態4におけるアンテナ校正方法のフローチャート。 実施の形態4におけるアンテナ校正方法のフローチャート。
実施の形態および図面において、同じ要素または対応する要素には同じ符号を付している。説明した要素と同じ符号が付された要素の説明は適宜に省略または簡略化する。図中の矢印はデータの流れ又は処理の流れを主に示している。
実施の形態1.
アンテナ校正システム100について、図1から図5に基づいて説明する。
***構成の説明***
図1および図2に基づいて、アンテナ校正システム100の構成を説明する。
アンテナ校正システム100は、校正局110と、DBF装置120と、地上局130と、を備える。
図2は、DBF装置120と地上局130の通信部分の構成を示す。
校正局110と地上局130は、地上に配置される。校正局110と地上局130は、同一地点に集約されてもよいし、一体であってもよい。
DBF装置120は、人工衛星に搭載される。
DBF装置120は、アレーアンテナ121を備える。
アレーアンテナ121は、複数のアンテナ素子を有する。
アンテナ素子は、アンテナ部と増幅部と伝送部とを有する送受信部として機能する。
図1において、アレーアンテナ121は、アンテナ素子121nとアンテナ素子121mとを有する。
DBF装置120は、複数のアンテナ素子に対して、複数のADC122と、複数の分波部123と、複数の励振係数乗算部128と、を備える。ADCは、アナログ-デジタルコンバータの略称である。
ADC122nは、アンテナ素子121nに対するADC122である。
ADC122mは、アンテナ素子121mに対するADC122である。
分波部123nは、アンテナ素子121nに対する分波部123である。
分波部123mは、アンテナ素子121mに対する分波部123である。
励振係数乗算部128nは、アンテナ素子121nに対する励振係数乗算部128である。
励振係数乗算部128mは、アンテナ素子121mに対する励振係数乗算部128である。
ADC122と分波部123と励振係数乗算部128とのそれぞれは、例えば、電子回路で構成される。
DBF装置120は、さらに、相関検出部124と、TTC125と、アンテナ126と、励振係数記憶部127と、加算部129と、を備える。TTCは、Telemetry, Tracking and Controlの略称である。
相関検出部124とTTC125と励振係数記憶部127と加算部129とのそれぞれは、例えば、電子回路で構成される。
地上局130は、計算装置131を備える。計算装置131はコンピュータである。
地上局130は、衛星管制局とも呼ばれる。
***動作の説明***
アンテナ校正システム100の動作の手順はアンテナ校正方法に相当する。
図3および図4に基づいて、アンテナ校正方法を説明する。
ステップS111は、校正局110によって実行される。
校正局110は、DBF装置120を備える人工衛星が位置する方向を指向するものとする。
ステップS111において、校正局110は、DBF装置120が搭載された人工衛星に向けて校正信号(SIn,SIm)を電波で送信する。
DBF装置120のアンテナ素子121nによって受信される校正信号を校正信号SInと称する。
DBF装置120のアンテナ素子121mによって受信される校正信号を校正信号SImと称する。
校正信号SInと校正信号SImは、校正局110から送信された信号であり、QPSKまたはBPSKなどの変調信号であることが望ましい。校正信号SInと校正SImは、校正局110とアンテナ素子121nとアンテナ素子121mの位置関係に応じて、異なる位相を有する。
QPSKは、Quadraphase-Shift Keyingの略称である。
BPSKは、Binary Phase-Shift Keyingの略称である。
ステップS121からステップS125は、DBF装置120によって実行される。
ステップS121において、アンテナ素子121nは校正信号SInを受信する。アンテナ素子121nおよび給電回路を通過した校正信号SInはADC122nに入力される。
また、アンテナ素子121mは校正信号SImを受信する。アンテナ素子121mおよび給電回路を通過した校正信号SImはADC122mに入力される。
ステップS122において、ADC122nは、校正信号SInに対して周波数変換などの処理を行って、校正信号SInをアナログからデジタルに変換する。
また、ADC122mは、校正信号SImに対して周波数変換などの処理を行って、校正信号SImをアナログからデジタルに変換する。
ステップS123において、分波部123nは、デジタル信号処理によって、変換後の校正信号SInを複数のサブチャネルに分波する。分波後の校正信号SInを「分波信号S」と称する。
また、分波部123mは、デジタル信号処理によって、変換後の校正信号SImを複数のサブチャネルに分波する。分波後の校正信号SImを「分波信号S」と称する。
サブチャネルは周波数チャネルともいう。
第kサブチャネルの分波信号Sは式(1)で表される。「k」は任意の整数である。
「S[k]」は、第kサブチャネルの分波信号Sを意味する。
「A」は、振幅を表す。
「θ」は、位相を表す。
「j」は、虚数単位を表す。
「e」は、指数関数を表す。
Figure 0007482804000001
第kサブチャネルの分波信号Sは式(2)で表される。校正信号SImが各回路を通過したことに伴って、分波信号SにはΔmn倍の利得変動とδmnの位相回転が生じているものとする。
「S[k]」は、第kサブチャネルの分波信号Sを意味する。
「A」は、振幅を表す。
「θ」は、位相を表す。
Figure 0007482804000002
ステップS124において、相関検出部124は、任意の2つサブチャネルについて分波信号Sと分波信号Sの相互相関値Xmnを算出する。相互相関値Xmnは複素積である。
つまり、相関検出部124は、分波信号S[k]と分波信号S[k]の相互相関値Xmnと、分波信号S[k+c]と分波信号S[k+c]の相互相関値Xmnと、を算出する。「k」と「c」は、それぞれ任意に設定された値である。
分波信号Sと分波信号Sの相互相関値Xmnは、式(3)を計算することによって算出される。
Figure 0007482804000003
式(3)において、ej(θm-θn+δmn)のべき指数(θ-θ+δmn)である相互相関値Xmnの位相は、第kサブチャネルに依存する項(依存項)と第kサブチャネルに依存しない項(非依存項)の位相に分離して式(4)で表される。 2π(τ-τ+τmn)kΔfchは、依存項の位相である。
「τ―τ」は、アンテナ素子121nとアンテナ素子121mに入射する校正信号の時間的な遅延τおよび遅延τの差であり、アンテナ素子(121n、121m)の設計情報と、校正局110の位置情報と、人工衛星の位置情報と、に基づいて決定される。
「τmn」は、アンテナ素子121nからADC122nを校正信号SInが通過し、アンテナ素子121mからADC122mを校正信号SImが通過することで生じた2素子間の相対的な時間遅延であり、事前の設計情報からは推定できない量である。
(φ-φ+φmn)は、非依存項の位相である。
「φ―φ」は、アンテナ素子121nと121mに入射する校正信号の位相φnおよびφnの差で、アンテナ素子(121n、121m)の設計情報と、校正局110の位置情報と、人工衛星の位置情報と、に基づいて決定される。
「φmn」は、アンテナ素子121nからADC122nを校正信号SInが通過し、アンテナ素子121mからADC122mを校正信号SImを通過することで生じた2素子間の相対的な位相差であり、事前の設計情報からは推定できない量である。
「Δfch」は、サブチャネルの周波数間隔である。
Figure 0007482804000004
式(4)を用いて、第kサブチャネルの相互相関値Xmnは式(5)で表すことができる。第(k+c)サブチャネルの相関値Xmnについても同様である。
Figure 0007482804000005
なお、依存項はフーリエ変換によって生じる位相回転であり、時系列信号y(t+τ)のフーリエ変換は式(6)で表される。
「Y(f)」は、y(t)のフーリエ変換を表す。
「τ」は、遅延を表す。また、τ≡t‘-tが成り立つ。
Figure 0007482804000006
また、非依存項は、DBF装置120での遅延によって生じた位相回転であり、フーリエ変換に関わらない量である。
ステップS125において、第kサブチャネルの相互相関値Xmnと第(k+c)サブチャネルの相互相関値Xmnは、TTC125に送られ、地上局130で受信可能なテレメトリ用の信号に変換された後、アンテナ126から地上局に送信される。テレメトリ信号は、地上局で受信され、第kサブチャネルの相互相関値Xmnと第(k+c)サブチャネルの相互相関値Xmnに変換される。
図5に、相互相関値Xmnの位相、すなわち式(4)における2π(τ―τ+τmn)kΔfch+Φ-Φ+Φmnを表す。
相互相関値Xmnの位相Pは、以下の式(A)を計算することによって算出される。
P=arctan(Im(Xmn)/Re(Xmn)) (A)
arctan()は、カッコの中の値に対する逆正接を0~2πradの範囲で表す。
Im(Xmn)は、相互相関値Xmnの虚部を表す。
Re(Xmn)は、相互相関値Xmnの実部を表す。
サブチャネル依存の位相は、2π(τ―τ+τmn)kΔfchとなる。
サブチャネル非依存の位相は、Φ-Φ+Φmnとなる。
図5の網掛けで示すように、全サブチャネル(0から(N-1))の相互相関値Xmnのうち地上局130に送信されるのは、第kサブチャネルの相互相関値Xmnと第(k+c)サブチャネルの相互相関値Xmnの2つである。
サブチャネル依存の位相はサブチャネルの番号kに対して線形な関数であるから、2つのサブチャネルの位相差がわかれば、サブチャネル依存の位相が任意のサブチャネルに対して求められる。また、サブチャネル非依存の位相は、全サブチャネルで同じ値となり、サブチャネル依存の位相を相互相関値Xmnの位相から除くことで求められる。
図4に戻り、ステップS131から説明を続ける。
ステップS131からステップS134は、地上局130によって実行される。
ステップS131において、地上局130は、第kサブチャネルの相互相関値Xmnと第(k+c)サブチャネルの相互相関値Xmnを受信する。
ステップS132において、計算装置131は、第kサブチャネルの相互相関値Xmnと第(k+c)サブチャネルの相互相関値Xmnを用いて、補正係数Γmn[k]を算出する。
補正係数Γmn[k]は、DBF装置120によって生じた誤差を打ち消すための補正係数である。DBF装置120によって生じた誤差について以下に説明する。
前記の式(5)において、振幅(A、A)および位相(θ、θ)は、アンテナ素子(121m、121n)の設計情報、校正局110の位置情報および人工衛星の位置情報などを考慮して、地上局130において見積もられる。
式(5)の残りの項、すなわちΔmn、τmnおよびφmnに関する項が、DBF装置120により生じた誤差である。
補正係数Γmn[k]は式(7)を計算することによって算出される。
Figure 0007482804000007
式(7)を計算するために、「Δmn」、「τmn」および「φmn」について説明する。
利得変動Δmnについて説明する。
人工衛星に搭載されるDBF装置120において設計値からの利得の減衰(損失)は小さいと考えられるため、利得変動Δmnを1とする。
但し、利得変動のサブチャネル特性は一般的にゆるやかであるから、特定のサブチャネルの利得変動Δmnを用いて全サブチャネルの利得変動Δmnを補正してもよい。
「τmn」について説明する。
第kサブチャネルの相互相関値Xmnの位相ζmnは式(8-1)で表される。位相ζmn[k]は、第kサブチャネルの相互相関値Xmnの位相ζmnを意味する。
第(k+c)サブチャネルの位相ζmnは式(8-2)で表される。位相ζmn[k+c]は、第(k+c)サブチャネルの位相ζmnを意味する。
Figure 0007482804000008
そのため、位相ζmn[k]と位相ζmn[k+c]の位相差は式(9)で表される。位相差ξmn[c]は、位相ζmn[k]と位相ζmn[k+c]の位相差を意味する。
Figure 0007482804000009
したがって、「τmn」は、式(10)を計算することによって算出される。
Figure 0007482804000010
位相差ξmn[c]は、地上局130で受信した2つのサブチャネルの位相から求めることができる。
「c」および「Δfch」は、設定値である。
「φmn」について説明する。
「φmn」は、サブチャネルに依存しない。そして、「φmn」は、式(8-1)に基づいて、式(11)で表される。
したがって、「φmn」は、式(11)を計算することによって算出される。
Figure 0007482804000011
ステップS133において、計算装置131は、全サブチャネルに対して各サブチャネルの励振係数(A,A,θ,θ)に補正係数Γmn[k]を加えることによって、全サブチャネルの励振係数を補正する。
前述の通り、各サブチャネルの励振係数(A,A,θ,θ)は、アンテナ素子(121m、121n)の設計情報、校正局110の位置情報および人工衛星の位置情報などを考慮して、あらかじめ見積もられる。
ステップS134において、地上局130は、補正後の全サブチャネルの励振係数を人工衛星に送信する。
ステップS141からステップS144は、DBF装置120によって実行される。ここで、補正後の励振係数を、単に励振係数という。
ステップS141において、アンテナ126は、全サブチャネルの励振係数を受信する。
ステップS142において、励振係数記憶部127は、全サブチャネルの励振係数を記憶して保存する。
ステップS143において、励振係数乗算部128は、全サブチャネルに対してサブチャネルごとに分波信号Sと分波信号Sとのそれぞれに励振係数を乗じる。
ステップS144において、加算部129は、全サブチャネルの分波信号Sと全サブチャネルの分波信号Sを足し合わせて、ビームを生成する。
生成されるビームは、DBF装置120で発生した誤差がキャンセルされた状態である。
***実施の形態1の効果***
実施の形態1により、2つのサブチャネルの相互相関値に基づいて全サブチャネルの励振係数に対する補正係数を算出することができる。
実施の形態1において、人工衛星から地上局130に送信される相互相関値は、全サブチャネルの相互相関値ではなく、2つのサブチャネルの相互相関値である。そのため、人工衛星から地上局130への通信量を低減することができる。例えば、サブチャネル数がNである場合、人工衛星から地上局130への通信量を2/Nに低減することができる。
実施の形態2.
相互相関値Xmnの送信の対象となる2つのサブチャネルのうち一方のサブチャネルを先頭のサブチャネルにする形態について、主に実施の形態1と異なる点を図4に基づいて説明する。
***構成の説明***
アンテナ校正システム100の構成は、実施の形態1における構成(図1参照)と同じである。
***動作の説明***
アンテナ校正方法の手順は、実施の形態1における手順(図3および図4を参照)と同じである。
但し、地上局130に送信される第2つのサブチャネルの相互相関値Xmnのうち一方の相互相関値Xmnは先頭のサブチャネルの相互相関値Xmnである。
先頭のサブチャネルは、第0サブチャネルである。
「φmn」は、式(12)を計算することによって算出される。
Figure 0007482804000012
そして、「τmn」は、式(13)を計算することによって算出される。
Figure 0007482804000013
***実施の形態2の効果*** 一般的に、相互相関値を算出する場合、その位相は2πradの範囲で折り返しが発生する。例えば、2つのアンテナ素子121nとアンテナ素子121mの間で(2π×n+P)radの位相差があったとしても相互相関値Xmnの位相は「P」となる。ここで「n」は折り返しの回数である。
第0サブチャネル(k=0)はサブチャネル依存の位相を含まない。したがって、第0サブチャネルの位相は、サブチャネル非依存の位相に一致する。サブチャネル非依存の位相は全サブチャネルの同一の値であるため、折り返しの存在は問題にならない。
一方、他のサブチャネルの位相にはサブチャネル依存とサブチャネル非依存の両方の位相を含む。実施の形態1に示した方法では式(10)で時間遅延τmnを求める。しかし、2つのサブチャネルのどちらか一方の位相が2πradを超えた場合、位相の折り返しのため、時間遅延τmnを正しく求めることができない。さらに、位相差Φmnは、時間遅延τmnを用いて求められる(式(11)を参照)。そのため、折り返しが発生した場合、位相差Φmnも正しく求めることができない。
実施の形態2では、第0サブチャネルを用いて式(12)で位相差Φmnが求められる。第0サブチャネルを用いれば、サブチャネル非依存の位相を求めることができる。
サブチャネル依存の位相について述べる。
先に述べた通り、サブチャネル依存の位相は式(13)で求められる。算出された時間遅延τmnを用いて求められるサブチャネル依存の位相2π(τ―τ+τmn)kΔfchにも同様に折り返しが発生しうる。例えば、サブチャネル依存の位相に2回(n=2)の折り返しが発生した場合を図6に示す。
図6において、「N」はサブチャネル数を表す。n回の折り返しが生じる条件は、サブチャネル数Nを用いて式(B)で求められる。
(τ-τ+τmn)NΔfch≦n (B)
例えば、周波数間隔Δfchが2.5MHzであり、サブチャネル数Nが100である場合、(τ-τ+τmn)が4ナノ秒より小さければ折り返しは生じない。DBF装置の時間遅延τmnの取り得る範囲は設計段階でわかることが多い。この値を用いることで、サブチャネル依存の位相に生じる折り返しの回数nを予想できる。そのため、折り返しを考慮した正しいサブチャネル依存の位相を求めることができる。
実施の形態3.
DBF装置120が遅延補償を行う形態について、主に実施の形態1および実施の形態2と異なる点を図7から図9に基づいて説明する。
***構成の説明***
図7に基づいて、アンテナ校正システム100の構成を説明する。
DBF装置120は、さらに、遅延補償部141と乗算部142を備える。
遅延補償部141と乗算部142は、例えば、電子回路で構成される。
遅延補償部141は、位相回転装置または遅延補償回路ともいう。
***動作の説明***
図8および図9に基づいて、アンテナ校正方法を説明する。
ステップS311からステップS323は、実施の形態1のステップS111からステップS123と同じである。
ステップS324は、実施の形態1のステップS124に相当する。
ステップS324において、相関検出部124は、第0サブチャネルについて分波信号Sと分波信号Sの相互相関値Xmnを算出する。
相互相関値Xmnの算出方法は、実施の形態1のステップS124における方法と同じである。
ステップS325は、実施の形態1のステップS125に相当する。
ステップS325において、第0サブチャネルの相互相関値Xmnは、TTC125に接続されたアンテナ126に伝送される。
そして、アンテナ126は、第0サブチャネルの相互相関値Xmnを地上局130に送信する。
ステップS331からステップS334は、実施の形態1のステップS131からステップS134に相当する。
ステップS331において、地上局130は、第0サブチャネルの相互相関値Xmnを受信する。
ステップS332において、計算装置131は、第0サブチャネルの相互相関値Xmnを用いて、補正係数Γmn[k]を算出する。
補正係数Γmn[k]は、サブチャネルに対する依存項を補正しないがサブチャネルに対する非依存項を補正するための補正係数である。つまり、実施の形態2の補正係数Γmn[k]は、依存項を補正しない点で実施の形態1の補正係数Γmn[k]と異なる。
ステップS333において、計算装置131は、全サブチャネルに対して各サブチャネルの励振係数(A,A,θ,θ)に補正係数Γmn[k]を加えることによって、全サブチャネルの励振係数を補正する。
ステップS334において、地上局130は、補正後の全サブチャネルの励振係数を人工衛星に送信する。
ステップS341は、実施の形態1のステップS141に相当する。
ステップS341において、アンテナ126は、全サブチャネルの励振係数を受信する。
ステップS342において、遅延補償部141は、第0サブチャネルの相互相関値Xmnを用いて、遅延補償値を算出する。
遅延補償値は、サブチャネルに対する依存項を補正するための値である。
具体的には、遅延補償部141は、相互相関値Xmnから得られる位相を打ち消す値CAを、サブチャネル依存の位相の補正値として乗算する。
打ち消す値CAは、式(14)で表される。
Figure 0007482804000014
例えば、サブチャネルに対する依存項の補正については以下の文献に記載されている。
尾野ほか、“技術試験衛星9号機搭載 広帯域DBFプロセッサの電気基本設計”、平成31年電気学会全国大会、pp.3-009、2019年
ステップS343において、乗算部142は、全サブチャネルの励振係数に遅延補償値を乗じることによって、全サブチャネルの励振係数を補正する。
ステップS344からステップS346は、実施の形態1のステップS142からステップS144と同じである。
***実施の形態3の効果***
一般的に、人工衛星は、電力の制限または搭載規模の制限により、デジタル信号処理装置を搭載することができない。そのため、人工衛星において、アンテナおよび衛星位置などを考慮して非依存位相項を算出することは難しい。
しかし、補正値を乗算するだけの回路(遅延補償部141)であれば、人工衛星に実装できる。
遅延補償部141が人工衛星に搭載されることにより、地上局130で補正する相互相関スペクトルの位相成分は非依存位相項のみでよい。
位相差Φmnは、式(12)で求められる。また、利得変動Δmnは、式(7)の説明で示した通り、全サブチャネルで同一と仮定できる。そのため、第0サブチャネルから求めるサブチャネル非依存の位相に対する補正値COは、全サブチャネルに共通して式(15)で表される。
Figure 0007482804000015
したがって、実施の形態3は、第0サブチャネルの相互相関値Xmnを人工衛星から地上局130に伝送すれば、励振係数を校正することができる。
これにより、人工衛星から地上局130への通信量を低減することができる。例えば、サブチャネル数がNである場合、通信量を1/Nに低減することができる。
実施の形態4.
地上局130において2つ以上のサブチャネルについての2つ以上の相互相関値Xmnから2つの相互相関値Xmnを選択して補正係数Γmn[k]を算出する形態について、主に実施の形態1と異なる点を図10から図12に基づいて説明する。
***構成の説明***
図10に基づいて、アンテナ校正システム100の構成を説明する。
アンテナ校正システム100の構成は、実施の形態1における構成(図1参照)と同じである。
但し、地上局130において、計算装置131は、スペクトル判定部132という要素を有する。この要素は、例えば、ソフトウェアによって実現される。
***動作の説明***
図11および図12に基づいて、アンテナ校正方法を説明する。
ステップS411からステップS423は、実施の形態1のステップS111からステップS123と同じである。
ステップS424は、実施の形態1のステップS124に相当する。
ステップS424において、相関検出部124は、2つ以上のサブチャネルについて分波信号Sと分波信号Sの相互相関値Xmnを算出する。
相互相関値Xmnの算出方法は、実施の形態1のステップS124における方法と同じである。
ステップS425は、実施の形態1のステップS125に相当する。
ステップS425において、2つ以上のサブチャネルについての2つ以上の相互相関値Xmnは、TTC125に接続されたアンテナ126に伝送される。
そして、アンテナ126は、2つ以上のサブチャネルについての2つ以上の相互相関値Xmnを地上局130に送信する。
ステップS431は、実施の形態1のステップS131に相当する。
ステップS431において、地上局130は、2つ以上のサブチャネルについての2つ以上の相互相関値Xmnを受信する。
ステップS432において、計算装置131は、スペクトル判定部132によって、2つ以上のサブチャネルについての2つ以上の相互相関値Xmnから、2つのサブチャネルについての2つの相互相関値Xmnを選択する。
このとき、スペクトル判定部132は、2つ以上のサブチャネルについての2つ以上の相互相関値Xmnのそれぞれのノイズの影響を算出する。そして、スペクトル判定部132は、ノイズの影響が利用条件を満たす2つの相互相関値Xmnを選択する。
ステップS432に関して後述する。
ステップS433からステップS435は、実施の形態1のステップS132からステップS134と同じである。
ステップS441からステップS444は、実施の形態1のステップS141からステップS144と同じである。
ステップS432に関して以下に説明する。
実際の装置は必ずノイズの影響を受ける。式(10)および式(11)から求める値にノイズが加われば、式(7)の補正係数Γmn[k]にもその影響が表れる。そのため、できる限りその影響が小さなサブチャネルを選択することが望ましい。
スペクトル判定部132は、ノイズの影響が小さなサブチャネルを選択する。
このとき、スペクトル判定部132は、信号のノイズの影響を分析する指標となるSNR(SNR;Signal-to-Noise Ratio)を算出し、その大小を判定する。
校正信号に対してノイズの影響がわかるものであればどのような方法が使用されてもよい。
例えば、校正局110が校正信号を送信し、DBF装置120が相互相関値Xmnを算出し、地上局130がサブチャネルkに対する相互相関値Xmnを受信する、という動作がM回繰り返えされる。これにより、M個の相互相関値Xmnが得られる。
M個の相互相関値Xmnの二乗平均を「P」で表し、分散値を「P」で表すと、SNRはP/Pで表される。
スペクトル判定部132には、閾値Xが設定される。
スペクトル判定部132は、サブチャネルkのM個の相互相関値Xmnを用いてサブチャネルkのSNRを算出し、算出したSNRを閾値Xと比較する。
SNRが閾値X以上である場合、スペクトル判定部132は、サブチャネルkを校正に使うサブチャネルとして採用する。
スペクトル判定部132は、校正に使うサブチャネルを2つ選定するまで、サブチャネルを変えながらこの動作を繰り返す。
計算装置131は、選定された2つのサブチャネルについての2つの相互相関値Xmnに対して式(9)~式(11)に示した計算を行い、式(7)に示した補正係数Γmn[k]を求める。
例えば、サブチャネルごとのM個の相互相関値Xmnのいずれか1つが計算に使用される。但し、相互相関値Xmnの平均値が計算に使用されてもよい。使用される平均値は、M個の相互相関値Xmnの平均値であってもよいし、M個の相互相関値Xmnの中から選ばれた複数の相互相関値Xmnの平均値であってもよい。
***実施の形態4の効果***
実施の形態4では、所望のSNRが満たされるサブチャネルが見つかるまで、「M回の校正信号の送信」、「相互相関値の計算」および「SNRの算出とSNRの判定」が繰り返される。そのため、実施の形態4にける通信容量は、実施の形態1における通信容量に比べれば増加する。
しかしながら、常にSNRが閾値以上となる相互相関値Xmnから補正係数が決定される。そのため、校正の精度を一定に保つことができる。
***実施の形態の補足***
各実施の形態は、好ましい形態の例示であり、本開示の技術的範囲を制限することを意図するものではない。各実施の形態は、部分的に実施してもよいし、他の形態と組み合わせて実施してもよい。フローチャート等を用いて説明した手順は、適宜に変更してもよい。
実施の形態の各要素は、「回路」または「サーキットリ」で構成することができ、「回路」または「サーキットリ」は「処理」または「工程」と読み替えてもよい。
100 アンテナ校正システム、110 校正局、120 DBF装置、121 アレーアンテナ、121m アンテナ素子、121n アンテナ素子、122 ADC、123 分波部、124 相関検出部、125 TTC、126 アンテナ、127 励振係数記憶部、128 励振係数乗算部、129 加算部、130 地上局、131 計算装置、141 遅延補償部、142 乗算部。

Claims (9)

  1. 地上に配置される校正局と、人工衛星に搭載されるデジタルビームフォーミング装置と、地上に配置される地上局と、を備え、
    前記デジタルビームフォーミング装置は、
    前記校正局から送信される校正信号を複数のアンテナ素子で受信し、アンテナ素子ごとに受信した校正信号をアナログからデジタルに変換し、変換後の校正信号を複数のサブチャネルの分波信号に分波し、前記複数のサブチャネルのうちの一部である1つ以上のサブチャネルについて前記複数のアンテナ素子に対応する複数の分波信号の相互相関値を算出し、前記1つ以上のサブチャネルについての1つ以上の相互相関値を前記地上局に送信し、
    前記地上局は、
    前記1つ以上のサブチャネルについての前記1つ以上の相互相関値に基づいて補正係数を算出し、算出した補正係数を用いて前記複数のサブチャネルのそれぞれの励振係数を補正し、前記複数のサブチャネルのそれぞれの補正後の励振係数を前記デジタルビームフォーミング装置に送信し、
    前記デジタルビームフォーミング装置は、
    前記複数のサブチャネルのそれぞれの補正後の励振係数を用いてビームを生成する
    アンテナ校正システム。
  2. 前記デジタルビームフォーミング装置は、前記1つ以上の相互相関値として、前記複数のサブチャネルのうちの2つのサブチャネルについての2つの相互相関値を前記地上局に送信し、
    前記地上局は、前記2つのサブチャネルについての前記2つの相互相関値に基づいて前記補正係数を算出する
    請求項1に記載のアンテナ校正システム。
  3. 前記2つの相互相関値のそれぞれ位相が、サブチャネル依存の位相とサブチャネル非依存の位相とを含むが、2πradを超えない
    請求項2に記載のアンテナ校正システム。
  4. 前記2つのサブチャネルのうちの一方のサブチャネルが、先頭のサブチャネルである
    請求項2に記載のアンテナ校正システム。
  5. 前記先頭のサブチャネルについての前記相互相関値の位相が、前記複数のサブチャネルに共通するサブチャネル非依存の位相を含むが、サブチャネルごとに異なるサブチャネル依存の位相を含まない
    請求項4に記載のアンテナ校正システム。
  6. 前記デジタルビームフォーミング装置は、前記1つ以上の相互相関値として、前記複数のサブチャネルのうちの先頭のサブチャネルについての1つの相互相関値を前記地上局に送信し、
    前記地上局は、前記先頭のサブチャネルについての前記1つの相互相関値に基づいてサブチャネル非依存の位相に対して前記補正係数を算出する
    請求項1に記載のアンテナ校正システム。
  7. 前記デジタルビームフォーミング装置は、サブチャネル依存の位相に対する遅延補償値を用いて前記複数のサブチャネルのそれぞれの補正後の励振係数に対して遅延補償を行い、前記複数のサブチャネルのそれぞれの遅延補償後の励振係数を用いて前記ビームを生成する
    請求項6に記載のアンテナ校正システム。
  8. 前記デジタルビームフォーミング装置は、前記1つ以上の相互相関値として、前記複数のサブチャネルのうちの2つ以上のサブチャネルについての2つ以上の相互相関値を前記地上局に送信し、
    前記地上局は、前記2つ以上のサブチャネルについての前記2つ以上の相互相関値から2つのサブチャネルについての2つの相互相関値を選択し、前記2つのサブチャネルについての2つの相互相関値に基づいて前記補正係数を算出する
    請求項1に記載のアンテナ校正システム。
  9. 前記地上局は、前記2つ以上のサブチャネルについての前記2つ以上の相互相関値のそれぞれのノイズの影響を算出し、ノイズの影響が利用条件を満たす2つの相互相関値を前記2つのサブチャネルについての前記2つの相互相関値として選択する
    請求項8に記載のアンテナ校正システム。
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