JP7482260B2 - カプセルシステムの通信方法 - Google Patents

Description

（関連出願の相互参照）
本出願は、出願日が２０２０年６月１日、出願番号が２０２０１０４８６１６７．９、発明の名称が「カプセルシステムの通信方法」の中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容は参照によって本出願に組み込まれる。

本発明は、嚥下可能機器技術に関し、特に、カプセルシステムの通信方法に関する。

現在、カプセル装置は医療現場で広く使用されている。中でも、カプセル内視鏡は、患者の体内検査において大きな成果をあげ、患者の小腸検査において従来の内視鏡技術に対して明らかな優位性を示し、従来の内視鏡技術では検査できない胃腸領域を検査することができる。別の例として、振動カプセルは、人体の結腸壁に振動を加えることで、結腸痙攣を効果的に緩和し、結腸運動を促進し、便秘を治療し、排便を促進し、美容と健康の効果を得ることができる。

カプセルの内部には無線通信回路のプロセッサチップ及びその付属回路を収容することができ、無線通信技術によりコマンド及び設定パラメータを伝送することができる。これにより、カプセルは人体内に入った状態でも、コンフィギュレータと通信し、必要に応じていつでも動作モードを変更することができる。

しかし、１つの区域内に複数のカプセル又は複数のコンフィギュレータが同時に存在すると、無線通信信号が混乱するため、カプセルは制御不能になる。

よって、カプセルとコンフィギュレータをロックしてペアリングすることができるカプセルシステムの通信方法を設計する必要がある。

上記課題の１つを解決するために、本発明は、カプセルがカプセル特徴識別子を周期的に送信するステップと、コンフィギュレータが前記カプセル特徴識別子を受信し、前記カプセル特徴識別子及びコンフィギュレータ特徴識別子を送信するステップと、前記カプセルが受信した前記カプセル特徴識別子とローカルの前記カプセル特徴識別子とが一致するか否かを照合し、一致すれば、前記コンフィギュレータ特徴識別子を保存し、前記コンフィギュレータ特徴識別子を送信するステップと、前記コンフィギュレータが前記コンフィギュレータ特徴識別子を受信し、受信した前記コンフィギュレータ特徴識別子とローカルの前記コンフィギュレータ特徴識別子とが一致するか否かを照合し、一致すれば、前記コンフィギュレータが該カプセルをロックし、ペアリングを完了するステップと、を含み、前記コンフィギュレータと前記カプセルがロックされている間に、前記コンフィギュレータに電源オフや再起動が発生した時、前記コンフィギュレータと該カプセルが依然としてロック状態を維持する、カプセルシステムの通信方法を提供する。

本発明のさらなる改善として、前記通信方法は、前記カプセルが前記カプセル特徴識別子及び製品コードを含むカプセル通信データパケットを周期的に送信するステップと、前記コンフィギュレータが前記カプセル通信データパケットを受信し、前記カプセル特徴識別子及び前記製品コードを抽出し、前記コンフィギュレータ特徴識別子とともにペアリングコマンドに付加し、該ペアリングコマンドを送信するステップと、前記カプセルが前記ペアリングコマンドを受信し、前記ペアリングコマンド内の前記カプセル特徴識別子及び前記製品コードとローカルの前記カプセル特徴識別子及び前記製品コードとが一致するか否かを照合し、一致すれば、前記ペアリングコマンド内の前記コンフィギュレータ特徴識別子を保存し、該コンフィギュレータ特徴識別子を前記カプセル通信データパケットに付加して送信するステップと、前記コンフィギュレータが前記カプセル通信データパケットを受信すると、前記カプセル通信データパケット内の前記コンフィギュレータ特徴識別子とローカルの前記コンフィギュレータ特徴識別子とが一致するか否かを照合し、一致すれば、前記コンフィギュレータが該カプセルをロックし、ペアリングを完了するステップと、を具体的に含む。

本発明のさらなる改善として、前記前記カプセル通信データパケットはコマンド特徴コード、カプセル特徴識別子ビット、カプセル状態情報、コンフィギュレータ特徴識別子ビットを含み、前記カプセル特徴識別子ビットに選択的に前記カプセル特徴識別子を入れ、前記コンフィギュレータ特徴識別子ビットに選択的に前記コンフィギュレータ特徴識別子を入れ、前記コマンド特徴コードが製品コード識別子である時に、前記カプセル通信データパケットは製品識別情報通信データであり、前記コマンド特徴コードがカプセル状態識別子である時に、前記カプセル通信データパケットはカプセル状態通信データである。

本発明のさらなる改善として、「前記カプセルが前記ペアリングコマンドを受信し、前記ペアリングコマンド内の前記カプセル特徴識別子及び前記製品コードとローカルの前記カプセル特徴識別子及び前記製品コードとが一致するか否かを照合する」ステップにおいて、一致すれば、データ通信状態に入るように前記カプセルを制御し、且つ前記カプセルは前記製品識別情報通信データと前記カプセル状態通信データを交互に周期的に送信し、前記製品識別情報通信データと前記カプセル状態通信データのいずれにおいても前記カプセル状態情報が含まれ、「前記コンフィギュレータが該カプセルをロックする」ステップの後に、前記コンフィギュレータが前記製品識別情報通信データを保存し、前記カプセル状態通信データから前記カプセル状態情報を取得し続けるステップを含む。

本発明のさらなる改善として、前記通信方法は、前記カプセルが前記カプセル特徴識別子を含むカプセルブロードキャストデータパケットを周期的に送信するステップと、前記コンフィギュレータが該カプセルを検索し、前記カプセル特徴識別子を抽出し、前記コンフィギュレータ特徴識別子、データ通信チャネルとともにコンフィギュレータペアリングデータパケットに付加し、該コンフィギュレータペアリングデータパケットを送信するステップと、前記カプセルが前記コンフィギュレータペアリングデータパケットを受信し、前記コンフィギュレータペアリングデータパケット内の前記カプセル特徴識別子とローカルの前記カプセル特徴識別子とが一致するか否かを照合し、一致すれば、前記コンフィギュレータ特徴識別子をローカルに保存し、該コンフィギュレータ特徴識別子を前記カプセルブロードキャストデータパケットに付加して送信し、前記コンフィギュレータペアリングデータパケット内の前記データ通信チャネルを介してカプセル情報データパケットを送信するステップと、前記コンフィギュレータが前記カプセルブロードキャストデータパケットを受信すると、前記カプセルブロードキャストデータパケット内の前記コンフィギュレータ特徴識別子とローカルの前記コンフィギュレータ特徴識別子とが一致するか否かを照合し、一致すれば、前記コンフィギュレータは該カプセルをロックし、ペアリングを完了するステップと、を具体的に含む。

本発明のさらなる改善として、「前記コンフィギュレータが該カプセルをロックし、ペアリングを完了する」ステップの前に、前記コンフィギュレータの第１アンテナはリスニングチャネルにあり、前記コンフィギュレータの第２アンテナは前記データ通信チャネルにあるステップを含み、「前記コンフィギュレータは該カプセルをロックする」ステップの後に、前記コンフィギュレータの前記第１アンテナと前記第２アンテナはともに前記データ通信チャネルにあり、且つともに前記カプセル情報データパケットを受信してカプセル状態情報を取得し続けるステップを含む。

本発明のさらなる改善として、前記カプセルブロードキャストデータパケットはコマンド特徴コード、カプセル特徴識別子ビット、カプセル電源投入時間、コンフィギュレータ特徴識別子ビットを含み、前記コンフィギュレータペアリングデータパケットは前記コマンド特徴コード、前記カプセル特徴識別子ビット、前記データ通信チャネル、前記コンフィギュレータ特徴識別子ビットを含み、前記カプセル情報データパケットは前記コマンド特徴コード、前記カプセル特徴識別子ビット、情報データ、前記コンフィギュレータ特徴識別子ビットを含み、前記カプセル特徴識別子ビットに選択的に前記カプセル特徴識別子を入れ、前記コンフィギュレータ特徴識別子ビットに選択的に前記コンフィギュレータ特徴識別子を入れる。

本発明のさらなる改善として、「前記コンフィギュレータが該カプセルをロックする」ステップの後に、ユーザモバイル端末が前記コンフィギュレータに現在ペアリングされている前記カプセルの製品コードを送信し、前記コンフィギュレータが現在ペアリングされている前記カプセルにロック解除コマンドを送信し、前記カプセルが前記ロック解除コマンドを受信すると、前記コンフィギュレータにロック解除確認コマンドを送信し、前記コンフィギュレータが前記ロック解除確認コマンドを受信すると、前記カプセルとのペアリングを解除するステップ、又は、前記コンフィギュレータが機械的キー信号を受信し、前記コンフィギュレータが現在ペアリングされている前記カプセルに前記ロック解除コマンドを送信し、前記カプセルが前記ロック解除コマンドを受信すると、前記コンフィギュレータに前記ロック解除確認コマンドを送信し、前記コンフィギュレータが前記ロック解除確認コマンドを受信すると、前記カプセルとのペアリングを解除するステップ、又は、前記コンフィギュレータが前記カプセルの電源投入持続時間を監視し、前記電源投入持続時間が時間長閾値Ｔに達すると、前記カプセルと前記コンフィギュレータが自動的にペアリングを解除するステップ、を含む。

本発明のさらなる改善として、「前記コンフィギュレータは該カプセルをロックする」ステップの後に、目標コンフィギュレータが目標カプセルの製品コードを取得するステップと、前記目標コンフィギュレータと現在ペアリングされている前記カプセルをペアリング解除するステップと、目標カプセルが未ペアリング状態にあると、前記目標コンフィギュレータと前記目標カプセルのペアリングを実行するステップと、前記目標カプセルがペアリング状態にあると、前記目標カプセルが現在の前記コンフィギュレータとのペアリング状態を解除するように、前記目標コンフィギュレータが前記目標カプセルに強制解除コマンドを送信し、その後、前記目標コンフィギュレータと前記目標カプセルのペアリングを実行するステップと、を含む。

本発明のさらなる改善として、「前記目標コンフィギュレータが前記目標カプセルの前記製品コードを取得する」ステップは、ユーザモバイル端末が目標配置カプセルの前記製品コードを取得し、前記コンフィギュレータに送信するステップ、又は、前記ユーザモバイル端末が前記目標コンフィギュレータにより検索された前記カプセルを受信し、前記目標配置カプセルを選択する選択情報を受信し、その後、選択された前記目標配置カプセルの前記製品コードを前記コンフィギュレータに送信するステップ、を含む。

従来技術に比べて、カプセルは、受信したカプセル特徴識別子とローカルのカプセル特徴識別子をマッチングし、一致すれば、カプセルが送信したカプセル特徴識別子があるコンフィギュレータにより受信されたことが示され、カプセルと該コンフィギュレータは第１段階の検証を行う。さらに、コンフィギュレータは、受信したコンフィギュレータ特徴識別子とローカルのコンフィギュレータ特徴識別子をマッチングし、一致すれば、コンフィギュレータが送信したコンフィギュレータ特徴識別子が対応するカプセルにより受信されたことが示され、カプセルと該コンフィギュレータは第２段階の検証を行う。また、２回の検証の過程で、カプセルは対応するコンフィギュレータのコンフィギュレータ特徴識別子を保存し、コンフィギュレータは対応するカプセルのカプセル特徴識別子を保存する。これにより、カプセルとコンフィギュレータは相互のペアリングを完了することができ、その後の両者間の通信は、他のカプセル又はコンフィギュレータに干渉されることなく、１対１で行うことができる。

本発明のカプセルシステムの通信方法の手順模式図である。

本発明の技術的解決手段を当業者により好適に理解させるために、以下において、本発明の実施例における図面を参照しながら、本発明の実施例における技術的解決手段を明確に、完全に説明し、当然ながら、説明される実施例は本発明の実施例の一部に過ぎず、全ての実施例ではない。本発明の実施例に基づき、当業者が創造的な労力を要することなく、得られた他の全ての実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属するものとする。

図１に示すように、本発明はカプセルシステムの通信方法を提供し、前記通信方法は、
カプセルがカプセル特徴識別子を周期的に送信するステップと、
コンフィギュレータがカプセル特徴識別子を受信し、カプセル特徴識別子及び当該コンフィギュレータ特徴識別子を送信するステップと、
カプセルが受信したカプセル特徴識別子とローカルのカプセル特徴識別子とが一致するか否かを照合し、一致すれば、コンフィギュレータ特徴識別子を保存し、コンフィギュレータ特徴識別子を送信するステップと、
コンフィギュレータがコンフィギュレータ特徴識別子を受信し、受信したコンフィギュレータ特徴識別子とローカルのコンフィギュレータ特徴識別子とが一致するか否かを照合し、一致すれば、コンフィギュレータが該カプセルをロックし、ペアリングを完了するステップと、を含む。

したがって、本発明において、カプセルは、受信したカプセル特徴識別子とローカルのカプセル特徴識別子をマッチングし、一致すれば、カプセルが送信したカプセル特徴識別子があるコンフィギュレータにより受信されたことが示され、カプセルと該コンフィギュレータは第１段階の検証を行う。さらに、コンフィギュレータは、受信したコンフィギュレータ特徴識別子とローカルのコンフィギュレータ特徴識別子をマッチングし、一致すれば、コンフィギュレータが送信したコンフィギュレータ特徴識別子が対応するカプセルにより受信されたことが示され、カプセルと該コンフィギュレータは第２段階の検証を行う。また、２回の検証の過程で、カプセルは対応するコンフィギュレータのコンフィギュレータ特徴識別子を保存し、コンフィギュレータは対応するカプセルのカプセル特徴識別子を保存する。これにより、カプセルとコンフィギュレータは相互のペアリングを完了することができ、その後の両者間の通信は、他のカプセル又はコンフィギュレータに干渉されることなく、１対１で行うことができる。

カプセルとコンフィギュレータから送信されるデータの種類が異なるため、本発明は様々な実施形態を有し得る。具体的に、本発明は以下の２つの具体的な実施形態を提供し、詳細に説明する。

本発明の第１実施形態において、前記カプセルはカプセル通信データパケットを送信し、具体的に、前記通信方法は、
カプセルがカプセル特徴識別子及び製品コードを含むカプセル通信データパケットを周期的に送信するステップと、
コンフィギュレータがカプセル通信データパケットを受信し、カプセル特徴識別子及び製品コードを抽出し、コンフィギュレータ特徴識別子とともにペアリングコマンドに付加し、該ペアリングコマンドを送信するステップと、
カプセルがペアリングコマンドを受信し、ペアリングコマンド内のカプセル特徴識別子及び製品コードとローカルのカプセル特徴識別子及び製品コードとが一致するか否かを照合し、
一致すれば、ペアリングコマンド内のコンフィギュレータ特徴識別子を保存し、該コンフィギュレータ特徴識別子をカプセル通信データパケットに付加して送信するステップと、
コンフィギュレータがカプセル通信データパケットを受信すると、カプセル通信データパケット内のコンフィギュレータ特徴識別子とローカルのコンフィギュレータ特徴識別子とが一致するか否かを照合し、一致すれば、コンフィギュレータが該カプセルをロックし、ペアリングを完了するステップと、を具体的に含む。

カプセル通信データパケットの内容は異なる段階によって異なる。具体的に、前記カプセル通信データパケットは１０バイトで構成され、１バイトのコマンド特徴コード、２バイトのカプセル特徴識別子ビット、５バイトのカプセル状態情報、２バイトのコンフィギュレータ特徴識別子ビットを含む。そのうち、コマンド特徴コードは、製品コード識別子又はカプセル状態識別子であってもよい。カプセル状態情報は、製品コード、動作状態、コマンド確認、テストデータ等であってもよい。カプセル特徴識別子ビットに選択的にカプセル特徴識別子を入れ、コンフィギュレータ特徴識別子ビットに選択的にコンフィギュレータ特徴識別子を入れる。

初期ペアリングの過程で、コマンド特徴コードは製品コード識別子であり、該カプセル通信データパケットは実際に製品識別情報通信データであり、且つカプセル特徴識別子ビットにカプセル特徴識別子が入り、コンフィギュレータ特徴識別子ビットは空であり、コンフィギュレータ特徴識別子が入っていない。ペアリング確認の過程で、コマンド特徴コードは製品コード識別子であり、該カプセル通信データパケットも実際に製品識別情報通信データであり、且つカプセル特徴識別子ビットにカプセル特徴識別子が入り、コンフィギュレータ特徴識別子ビットにコンフィギュレータ特徴識別子が入る。カプセルとコンフィギュレータが互いにロックされて正常な通信を開始した後、前記コマンド特徴コードはカプセル状態識別子となり、該カプセル通信データパケットは実際にカプセル状態通信データである。

したがって、本発明の第１実施形態において、前記通信方法は実際に以下を含む。

カプセルは、製品識別情報通信データを周期的に送信し、該製品識別情報通信データはカプセル特徴識別子及び製品コードを含む。最初のマッチング過程で、カプセル特徴識別子ビットにカプセル特徴識別子が入り、コンフィギュレータ特徴識別子ビットは空である。カプセルに電源投入した後、カプセルは情報ブロードキャストモードにあり、一定時間（例えば２秒＋Ｎミリ秒）おきに製品識別情報通信データをハンドシェイクコマンドとして周期的に送信する。

コンフィギュレータは、製品識別情報通信データを受信し、カプセル特徴識別子及び製品コードを抽出し、コンフィギュレータ特徴識別子とともにペアリングコマンドに付加し、該ペアリングコマンドを送信する。コンフィギュレータは製品コードを認識することで、マッチングするコンフィギュレータを探しているアイドルのカプセルの存在を確認する。コンフィギュレータは製品識別情報通信データを送信するのではなく、ペアリングコマンドを送信する。

カプセルは、ペアリングコマンドを受信し、ペアリングコマンド内のカプセル特徴識別子及び製品コードとローカルのカプセル特徴識別子及び製品コードとが一致するか否かを照合し、一致すれば、カプセルが送信した製品識別情報通信データが対応するコンフィギュレータにより受信されることが示されるため、該コンフィギュレータとのペアリングを行うことができる。また、カプセルは、ペアリングコマンド内のコンフィギュレータ特徴識別子を保存し、該コンフィギュレータ特徴識別子を製品識別情報通信データに付加して送信する。

コンフィギュレータは、製品識別情報通信データを受信すると、製品識別情報通信データ内のコンフィギュレータ特徴識別子とローカルのコンフィギュレータ特徴識別子とが一致するか否かを照合し、一致すれば、コンフィギュレータは該カプセルをロックし、ペアリングを完了する。

さらに、「カプセルがペアリングコマンドを受信し、ペアリングコマンド内のカプセル特徴識別子及び製品コードとローカルのカプセル特徴識別子及び製品コードとが一致するか否かを照合する」ステップにおいて、一致すれば、データ通信状態に入るようにカプセルを制御し、且つカプセルは製品識別情報通信データとカプセル状態通信データを交互に周期的に送信し、前記製品識別情報通信データとカプセル状態通信データのいずれにおいてもカプセル状態情報が含まれる。

「コンフィギュレータが該カプセルをロックする」ステップの後に、
コンフィギュレータは製品識別情報通信データを保存し、カプセル状態通信データからカプセル状態情報を取得し続けるステップを含む。

したがって、カプセルは、１回目の検証の後、一致すれば、対応するコンフィギュレータにペアリング確認情報を送信するように、製品識別情報通信データを送信する必要がある。また、カプセル状態通信データも送信する。前記製品識別情報通信データとカプセル状態通信データは一定時間（例えば２秒＋Ｎミリ秒）おきに周期的に交互に送信される。コンフィギュレータとカプセルが互いにロックされた後、コンフィギュレータは該カプセル状態通信データからカプセル状態情報を取得し続けることができる。

コンフィギュレータとカプセルがロックされている間に、コンフィギュレータに電源オフや再起動等が発生しても、カプセルとのロックは解除されない。但し、カプセルが電源オフした場合は、コンフィギュレータを再起動し、上記ステップで接続を再確立してからロックする必要がある。

当然ながら、本発明のカプセルシステムはユーザモバイル端末をさらに含み、ユーザモバイル端末にはカプセル制御ソフトウェアＡＰＰ（ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ，アプリケーション）が設けられており、ユーザは該ＡＰＰによって、カプセルに接続するようにコンフィギュレータを制御することができる。

本発明の第２実施形態において、前記カプセルは、異なる状況でそれぞれカプセルブロードキャストデータパケット、カプセル情報データパケットを送信し、コンフィギュレータは、コンフィギュレータペアリングデータパケットを送信する。カプセルブロードキャストデータパケットは１０バイトで構成され、１バイトのコマンド特徴コード、５バイトのカプセル特徴識別子ビット、２バイトのカプセル電源投入時間、２バイトのコンフィギュレータ特徴識別子ビットを含む。カプセル情報データパケットは１３バイトで構成され、１バイトのコマンド特徴コード、５バイトのカプセル特徴識別子ビット、５バイトの情報データ、２バイトのコンフィギュレータ特徴識別子ビットを含む。コンフィギュレータペアリングデータパケットは１０バイトで構成され、１バイトのコマンド特徴コード、５バイトのカプセル特徴識別子ビット、２バイトのデータ通信チャネル、２バイトのコンフィギュレータ特徴識別子ビットを含む。コンフィギュレータ特徴識別子ビット、カプセル特徴識別子ビットにはそれぞれ選択的にコンフィギュレータ特徴識別子、カプセル特徴識別子を入れる。

コマンド特徴コードはデータのタイプを区別するためのものである。前記カプセルブロードキャストデータパケット内のコマンド特徴コードは製品コード識別子である。前記カプセル情報データパケット内のコマンド特徴コードはカプセル状態識別子である。前記コンフィギュレータペアリングデータパケット内のコマンド特徴コードはペアリング情報識別子である。

前記カプセル情報データパケット内の情報データは、動作状態、コマンド確認、テストデータ等を含む。

前記カプセル特徴識別子は製品コードである。

具体的に、この第２実施形態において、前記通信方法は具体的に以下を含む。

カプセルは、カプセルブロードキャストデータパケットを周期的に送信し、該カプセルブロードキャストデータパケットはカプセル特徴識別子を含む。カプセルは、電源投入の後、デフォルトの無線通信チャネルにあり、且つ情報ブロードキャストモードにあり、したがって、一定時間（例えば３秒＋Ｎミリ秒）おきにカプセルブロードキャストデータパケットをハンドシェイク信号として周期的に送信し、且つこの時、該カプセルブロードキャストデータパケット内のコンフィギュレータ特徴識別子ビットは空である。

コンフィギュレータは、該カプセルブロードキャストデータパケットを受信することで該カプセルを検索し、カプセル特徴識別子を抽出し、コンフィギュレータ特徴識別子、データ通信チャネルとともにコンフィギュレータペアリングデータパケットに付加し、その後、該コンフィギュレータペアリングデータパケットを送信することができる。本実施形態において、前記コンフィギュレータは少なくとも２つの通信チャネルを有し得る。

カプセルは、コンフィギュレータペアリングデータパケットを受信し、コンフィギュレータペアリングデータパケット内のカプセル特徴識別子とローカルのカプセル特徴識別子とが一致するか否かを照合し、一致すれば、コンフィギュレータ特徴識別子をローカルに保存し、該コンフィギュレータ特徴識別子をカプセルブロードキャストデータパケットに付加して送信し、コンフィギュレータペアリングデータパケット内のデータ通信チャネルを介してカプセル情報データパケットを送信する。該カプセルブロードキャストデータパケットは、ペアリングを確認するコマンドとしてもよい。その後、カプセルの無線通信チャネルをデータ通信チャネルに変更し、一定時間（例えば２秒＋Ｎミリ秒）おきにカプセル情報データパケットを周期的に送信する。

コンフィギュレータは、カプセルブロードキャストデータパケットを受信すると、カプセルブロードキャストデータパケット内のコンフィギュレータ特徴識別子とローカルのコンフィギュレータ特徴識別子とが一致するか否かを照合し、一致すれば、コンフィギュレータは該カプセルをロックし、ペアリングを完了する。

第２実施形態において、前記コンフィギュレータは第１アンテナ及び第２アンテナを備え、第１アンテナはリスニングチャネルとデータ通信チャネルをサポートし、第２アンテナはデータ通信チャネルをサポートする。リスニングチャネルは、周波数が固定された無線チャネルであり、カプセルが電源投入された直後にあるデフォルトの無線通信チャネルであり、カプセルブロードキャストデータパケットをリスニングするためのものである。データ通信チャネルは、コンフィギュレータとカプセルのペアリングが完了した後、コンフィギュレータにより周波数を指定する無線チャネルであり、データインタラクションに専用される。

したがって、「コンフィギュレータは該カプセルをロックする」ステップの前に、
コンフィギュレータの第１アンテナはリスニングチャネルにあり、コンフィギュレータの第２アンテナはデータ通信チャネルにあるステップを含む。

「コンフィギュレータが該カプセルをロックする」ステップの後に、
コンフィギュレータの第１アンテナと第２アンテナはともにデータ通信チャネルにあり、且つともにカプセル情報データパケットを受信してカプセル状態情報を取得し続けるステップを含む。

また、コンフィギュレータが現在位置する無線チャネルに干渉がある場合、コンフィギュレータはカプセルと通信する無線チャネルを切り替える。

したがって、第２実施形態において、前記コンフィギュレータは２つのアンテナを有し、該２つのアンテナは異なる状況で異なるチャネルに位置して、異なるデータ通信を行う。

当然ながら、コンフィギュレータとカプセルがロックされている間に、コンフィギュレータに電源オフや再起動等が発生しても、カプセルとのロックは解除されない。但し、カプセルが電源オフした場合は、コンフィギュレータを再起動し、上記ステップで接続を再確立してからロックする必要がある。

当然ながら、本発明のカプセルシステムはユーザモバイル端末をさらに含み、ユーザモバイル端末にはカプセル制御ソフトウェアＡＰＰが設けられており、ユーザは該ＡＰＰによって、カプセルに接続するようにコンフィギュレータを制御することができる。

以上、カプセルシステムにおいてカプセルとコンフィギュレータを互いにロックしてペアリングする方法を紹介したが、当然ながら、カプセルとコンフィギュレータは特定の状況ではペアリングを解除したり、又はペアリングを変更したりすることもある。以下において、具体的に説明する。

「コンフィギュレータが該カプセルをロックする」ステップの後に、カプセルとコンフィギュレータはペアリングを解除するステップを含む。具体的に、カプセルとコンフィギュレータはペアリングを解除する具体的な実施例は、以下の３つがある。

第１実施例において、ユーザモバイル端末内のカプセル制御ソフトウェアＡＰＰはコンフィギュレータに現在ペアリングされているカプセルの製品コードを送信し、コンフィギュレータは現在ペアリングされているカプセルにロック解除コマンドを送信し、カプセルはロック解除コマンドを受信すると、コンフィギュレータにロック解除確認コマンドを送信し、コンフィギュレータはロック解除確認コマンドを受信すると、カプセルとのペアリングを解除する。

第２実施例において、コンフィギュレータは機械的キー信号を受信し、コンフィギュレータは現在ペアリングされているカプセルにロック解除コマンドを送信し、カプセルはロック解除コマンドを受信すると、コンフィギュレータにロック解除確認コマンドを送信し、コンフィギュレータはロック解除確認コマンドを受信すると、カプセルとのペアリングを解除する。具体的に、ユーザがコンフィギュレータ上の「ＳＴＯＰ」キーを３秒以上長押しすると、バインドを解除する需要を示す機械的キー信号はコンフィギュレータにより受信される。

第３実施例において、コンフィギュレータはカプセル電源投入持続時間を監視し、電源投入持続時間が時間長閾値Ｔに達すると、カプセルとコンフィギュレータは自動的にペアリングを解除する。具体的に、カプセルの電源投入持続時間が２５時間に達すると、コンフィギュレータは不要となり、コンフィギュレータは現在ペアリングされているカプセルにロック解除コマンドを送信し、これにより、カプセルとコンフィギュレータは自動的にペアリングを解除することができる。

上述したカプセルとコンフィギュレータはペアリングを解除する３つの具体的な実施例のうち、第１と第２実施例において、ペアリングが解除されたカプセルは情報ブロードキャストモードに入る。第３実施例において、ペアリングが解除されたカプセルはクルーズ状態に入り、一定時間（例えば７秒＋Ｎミリ秒）おきにカプセル情報データパケットを周期的に送信する。

あるいは、「コンフィギュレータが該カプセルをロックする」ステップの後に、コンフィギュレータがペアリングするカプセルを変更するステップを含む。

具体的に、「コンフィギュレータがペアリングするカプセルを変更する」ステップは、
目標コンフィギュレータが目標カプセルの製品コードを取得するステップと、
目標コンフィギュレータと現在ペアリングされているカプセルをペアリング解除するステップと、
目標カプセルが未ペアリング状態にあると、目標コンフィギュレータと目標カプセルのペアリングを実行するステップと、
目標カプセルがペアリング状態にあると、目標カプセルが現在のコンフィギュレータとのペアリング状態を解除するように、目標コンフィギュレータは目標カプセルに強制解除コマンドを送信し、その後、目標コンフィギュレータと目標カプセルのペアリングを実行するステップと、を含む。

つまり、コンフィギュレータとカプセルが互いにペアリングされている場合でも、コンフィギュレータとペアリングされるカプセルは変更可能である。

また、具体的に、本発明において、「目標コンフィギュレータは目標カプセルの製品コードを取得する」ステップは、
ユーザモバイル端末は目標カプセルの製品コードを取得し、コンフィギュレータに送信するステップ、又は、ユーザモバイル端末は目標コンフィギュレータにより検索されたカプセルを受信し、目標カプセルを選択する選択情報を受信し、その後、選択された目標カプセルの製品コードをコンフィギュレータに送信するステップ、を含む。つまり、該目標カプセルの製品コードは、ユーザモバイル端末が目標カプセルの製品コードを直接スキャンすることで取得してもいし、ユーザがユーザモバイル端末でのコンフィギュレータによる検索結果に応じて選択した後、目標カプセルの製品コードをコンフィギュレータに送信してもよい。

したがって、以上より、本発明はカプセルシステムの通信方法を提供する。カプセルは、受信したカプセル特徴識別子とローカルのカプセル特徴識別子をマッチングし、一致すれば、カプセルが送信したカプセル特徴識別子があるコンフィギュレータにより受信されたことが示され、カプセルと該コンフィギュレータは第１段階の検証を行う。さらに、コンフィギュレータは、受信したコンフィギュレータ特徴識別子とローカルのコンフィギュレータ特徴識別子をマッチングし、一致すれば、コンフィギュレータが送信したコンフィギュレータ特徴識別子が対応するカプセルにより受信されたことが示され、カプセルと該コンフィギュレータは第２段階の検証を行う。また、２回の検証の過程で、カプセルは対応するコンフィギュレータのコンフィギュレータ特徴識別子を保存し、コンフィギュレータは対応するカプセルのカプセル特徴識別子を保存する。これにより、カプセルとコンフィギュレータは相互のペアリングを完了することができ、その後の両者間の通信は、他のカプセル又はコンフィギュレータに干渉されることなく、１対１で行うことができる。

さらに、本発明において、カプセルとコンフィギュレータを互いにペアリングする２つの具体的な実施形態が提供される。また、カプセルとコンフィギュレータはペアリングを解除する及びペアリングを変更する方式が提供され、本発明の通信方法はより完全なものになる。

なお、本明細書は実施形態により説明したが、各実施形態は１つの独立した技術的解決手段だけを含むものではなく、明細書においてこのように説明するのは、明瞭さのために過ぎないことを理解すべきである。当業者は明細書を全体とすべきであり、各実施形態における技術的解決手段は、当業者の理解できる他の実施形態を形成するために適宜組み合わせられ得る。

上記の一連の詳細な説明は、本発明の実行可能な実施形態についての具体的な説明に過ぎず、本発明の保護範囲を限定するものではなく、本発明の趣旨から逸脱しない等価の実施形態又は変更は全て本発明の保護範囲に含まれるものとする。

Claims (10)

1. カプセルがカプセル特徴識別子を周期的に送信するステップと、
   コンフィギュレータが前記カプセル特徴識別子を受信し、前記カプセル特徴識別子及びコンフィギュレータ特徴識別子を送信するステップと、
   前記カプセルが受信した前記カプセル特徴識別子とローカルの前記カプセル特徴識別子とが一致するか否かを照合し、一致すれば、前記コンフィギュレータ特徴識別子を保存し、前記コンフィギュレータ特徴識別子を送信するステップと、
   前記コンフィギュレータが前記コンフィギュレータ特徴識別子を受信し、受信した前記コンフィギュレータ特徴識別子とローカルの前記コンフィギュレータ特徴識別子とが一致するか否かを照合し、一致すれば、前記コンフィギュレータが該カプセルをロックし、ペアリングを完了するステップと、を含み、
   前記コンフィギュレータと前記カプセルがロックされている間に、前記コンフィギュレータに電源オフや再起動が発生した時、前記コンフィギュレータと該カプセルが依然としてロック状態を維持することを特徴とする、カプセルシステムの通信方法。
2. 前記カプセルが前記カプセル特徴識別子及び製品コードを含むカプセル通信データパケットを周期的に送信するステップと、
   前記コンフィギュレータが前記カプセル通信データパケットを受信し、前記カプセル特徴識別子及び前記製品コードを抽出し、前記コンフィギュレータ特徴識別子とともにペアリングコマンドに付加し、該ペアリングコマンドを送信するステップと、
   前記カプセルが前記ペアリングコマンドを受信し、前記ペアリングコマンド内の前記カプセル特徴識別子及び前記製品コードとローカルの前記カプセル特徴識別子及び前記製品コードとが一致するか否かを照合し、
   一致すれば、前記ペアリングコマンド内の前記コンフィギュレータ特徴識別子を保存し、該コンフィギュレータ特徴識別子を前記カプセル通信データパケットに付加して送信するステップと、
   前記コンフィギュレータが前記カプセル通信データパケットを受信すると、前記カプセル通信データパケット内の前記コンフィギュレータ特徴識別子とローカルの前記コンフィギュレータ特徴識別子とが一致するか否かを照合し、一致すれば、前記コンフィギュレータが該カプセルをロックし、ペアリングを完了するステップと、を具体的に含むことを特徴とする、請求項１に記載の通信方法。
3. 前記カプセル通信データパケットはコマンド特徴コード、カプセル特徴識別子ビット、カプセル状態情報、コンフィギュレータ特徴識別子ビットを含み、前記カプセル特徴識別子ビットに選択的に前記カプセル特徴識別子を入れ、前記コンフィギュレータ特徴識別子ビットに選択的に前記コンフィギュレータ特徴識別子を入れ、前記コマンド特徴コードが製品コード識別子である時に、前記カプセル通信データパケットは製品識別情報通信データであり、前記コマンド特徴コードがカプセル状態識別子である時に、前記カプセル通信データパケットはカプセル状態通信データであることを特徴とする、請求項２に記載の通信方法。
4. 「前記カプセルが前記ペアリングコマンドを受信し、前記ペアリングコマンド内の前記カプセル特徴識別子及び前記製品コードとローカルの前記カプセル特徴識別子及び前記製品コードとが一致するか否かを照合する」ステップにおいて、一致すれば、データ通信状態に入るように前記カプセルを制御し、且つ前記カプセルは前記製品識別情報通信データと前記カプセル状態通信データを交互に周期的に送信し、前記製品識別情報通信データと前記カプセル状態通信データのいずれにおいても前記カプセル状態情報が含まれ、
   「前記コンフィギュレータが該カプセルをロックする」ステップの後に、
   前記コンフィギュレータが前記製品識別情報通信データを保存し、前記カプセル状態通信データから前記カプセル状態情報を取得し続けるステップを含むことを特徴とする、請求項３に記載の通信方法。
5. 前記カプセルが前記カプセル特徴識別子を含むカプセルブロードキャストデータパケットを周期的に送信するステップと、
   前記コンフィギュレータが該カプセルを検索し、前記カプセル特徴識別子を抽出し、前記コンフィギュレータ特徴識別子、データ通信チャネルとともにコンフィギュレータペアリングデータパケットに付加し、該コンフィギュレータペアリングデータパケットを送信するステップと、
   前記カプセルが前記コンフィギュレータペアリングデータパケットを受信し、前記コンフィギュレータペアリングデータパケット内の前記カプセル特徴識別子とローカルの前記カプセル特徴識別子とが一致するか否かを照合し、
   一致すれば、前記コンフィギュレータ特徴識別子をローカルに保存し、該コンフィギュレータ特徴識別子を前記カプセルブロードキャストデータパケットに付加して送信し、前記コンフィギュレータペアリングデータパケット内の前記データ通信チャネルを介してカプセル情報データパケットを送信するステップと、
   前記コンフィギュレータが前記カプセルブロードキャストデータパケットを受信すると、前記カプセルブロードキャストデータパケット内の前記コンフィギュレータ特徴識別子とローカルの前記コンフィギュレータ特徴識別子とが一致するか否かを照合し、一致すれば、前記コンフィギュレータは該カプセルをロックし、ペアリングを完了するステップと、を具体的に含むことを特徴とする、請求項１に記載の通信方法。
6. 「前記コンフィギュレータが該カプセルをロックし、ペアリングを完了する」ステップの前に、
   前記コンフィギュレータの第１アンテナはリスニングチャネルにあり、前記コンフィギュレータの第２アンテナは前記データ通信チャネルにあるステップを含み、
   「前記コンフィギュレータは該カプセルをロックする」ステップの後に、
   前記コンフィギュレータの前記第１アンテナと前記第２アンテナはともに前記データ通信チャネルにあり、且つともに前記カプセル情報データパケットを受信してカプセル状態情報を取得し続けるステップを含むことを特徴とする、請求項５に記載の通信方法。
7. 前記カプセルブロードキャストデータパケットはコマンド特徴コード、カプセル特徴識別子ビット、カプセル電源投入時間、コンフィギュレータ特徴識別子ビットを含み、前記コンフィギュレータペアリングデータパケットは前記コマンド特徴コード、前記カプセル特徴識別子ビット、前記データ通信チャネル、前記コンフィギュレータ特徴識別子ビットを含み、前記カプセル情報データパケットは前記コマンド特徴コード、前記カプセル特徴識別子ビット、情報データ、前記コンフィギュレータ特徴識別子ビットを含み、前記カプセル特徴識別子ビットに選択的に前記カプセル特徴識別子を入れ、前記コンフィギュレータ特徴識別子ビットに選択的に前記コンフィギュレータ特徴識別子を入れることを特徴とする、請求項５に記載の通信方法。
8. 「前記コンフィギュレータが該カプセルをロックする」ステップの後に、
   ユーザモバイル端末が前記コンフィギュレータに現在ペアリングされている前記カプセルの製品コードを送信し、前記コンフィギュレータが現在ペアリングされている前記カプセルにロック解除コマンドを送信し、前記カプセルが前記ロック解除コマンドを受信すると、前記コンフィギュレータにロック解除確認コマンドを送信し、前記コンフィギュレータが前記ロック解除確認コマンドを受信すると、前記カプセルとのペアリングを解除するステップ、
   又は、前記コンフィギュレータが機械的キー信号を受信し、前記コンフィギュレータが現在ペアリングされている前記カプセルに前記ロック解除コマンドを送信し、前記カプセルが前記ロック解除コマンドを受信すると、前記コンフィギュレータに前記ロック解除確認コマンドを送信し、前記コンフィギュレータが前記ロック解除確認コマンドを受信すると、前記カプセルとのペアリングを解除するステップ、
   又は、前記コンフィギュレータが前記カプセルの電源投入持続時間を監視し、前記電源投入持続時間が時間長閾値Ｔに達すると、前記カプセルと前記コンフィギュレータが自動的にペアリングを解除するステップ、を含むことを特徴とする、請求項１に記載の通信方法。
9. 「前記コンフィギュレータは該カプセルをロックする」ステップの後に、
   目標コンフィギュレータが目標カプセルの製品コードを取得するステップと、
   前記目標コンフィギュレータと現在ペアリングされている前記カプセルをペアリング解除するステップと、
   目標カプセルが未ペアリング状態にあると、前記目標コンフィギュレータと前記目標カプセルのペアリングを実行するステップと、
   前記目標カプセルがペアリング状態にあると、前記目標カプセルが現在の前記コンフィギュレータとのペアリング状態を解除するように、前記目標コンフィギュレータが前記目標カプセルに強制解除コマンドを送信し、その後、前記目標コンフィギュレータと前記目標カプセルのペアリングを実行するステップと、を含むことを特徴とする、請求項１に記載の通信方法。
10. 「前記目標コンフィギュレータが前記目標カプセルの前記製品コードを取得する」ステップは、ユーザモバイル端末が目標配置カプセルの前記製品コードを取得し、前記コンフィギュレータに送信するステップ、又は、前記ユーザモバイル端末が前記目標コンフィギュレータにより検索された前記カプセルを受信し、前記目標配置カプセルを選択する選択情報を受信し、その後、選択された前記目標配置カプセルの前記製品コードを前記コンフィギュレータに送信するステップ、を含むことを特徴とする、請求項９に記載の通信方法。