JP7481753B2 - 粒子線治療装置 - Google Patents

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Description

この発明は、荷電粒子ビームを加速し出射するような粒子加速器、粒子線治療装置、および荷電粒子ビーム出射方法に関する。
従来、科学、医療、産業などの様々な分野において、粒子加速器は、高エネルギーの荷電粒子ビームを生成する目的で広く使われている。粒子加速器の1つであるシンクロトロンは、高周波加速空洞でビームにエネルギーを与えながら、ビームエネルギーの変化に合わせて電磁石の発生磁場を高めることで、ビームの軌道半径を保ちつつ様々なエネルギーにビームを加速、出射することができる円形加速器である。シンクロトロンの小型化は、製作コストやランニングコスト、建屋コストの低減などに寄与する。このため、高エネルギーの荷電粒子ビームを用いる粒子線治療分野などから、シンクロトロンの小型化は強く求められている。
シンクロトロンが用いられたものとして、シンクロトロン型加速器及びそれを用いた医療装置が提案されている(特許文献1参照)。この文献には、出射用の静電偏向器101により荷電粒子ビームを偏向し、出射用偏向電磁石102によりさらに偏向して出射することが記載されている。そして、静電偏向器101および出射用偏向電磁石102を同じ直線部に設置しなくてよいので、加速器100を小型化できるとされている。
また、同様に、シンクロトロンおよびそれを用いた粒子線治療装置も提案されている(特許文献2参照)。この文献には、第1出射用偏向器と第2出射用偏向器の間に複数台の偏向電磁石と偏向電磁石間に1台の発散四極電磁石を配置し、第1出射用偏向器の上流側と第2出射用偏向器の下流側にそれぞれ収束四極電磁石を配置する構成が示されており、出射用偏向器間の四極電磁石の台数を削減しつつ、第1出射用偏向器によって偏向された出射ビームが四極電磁石によって周回ビーム側に蹴り戻される作用をなくすことができると記載されている。
このように出射用機器を多段構成にするのは、次の2点が理由に挙げられる。[1]静電場によってビームを曲げる第1の出射用機器だけでは、放電の問題による電界強度制限があるために高エネルギーのビームを大きく曲げることが難しい。[2]電磁石である第2の出射用機器では、真空ダクトやセプタムコイルにビームが衝突してロスしないように周回ビームと出射ビームが大きく分離されている必要がある。
つまり、出射用機器を多段構成にすることで、周回ビームと出射ビームを十分に分離でき、ロスを少なくシンクロトロンの外にビームを取り出すことができる。
さらに小型なシンクロトロンとするため、従来、前述の多段構成の出射用機器を用いてシンクロトロンの「曲線部」を短縮するための技術が提案されていた。すなわち、小型化のためには出射用機器を多段構成にしても電磁石等の構成機器を密に並べる必要があるため、第1と第2の出射用機器の間に偏向電磁石等の収束要素が入ってしまい、周回ビームと出射ビームの分離がうまく行えない。
具体的には、シンクロトロンの小型化には、曲線部の数を減らし、曲線部を短くする必要があるが、その場合、曲線部を構成する偏向電磁石の曲率と偏向角が大きくなり、偏向電磁石が強い収束要素として働く。そのため、第1の出射用機器で周回ビームから離れるように曲げられた出射ビームがその収束要素によって周回ビーム方向に戻されてしまい、第2の出射用機器の位置での周回ビームと出射ビームの大きな分離が阻害されるという問題があった。
この問題に対し、第1出射用偏向器207で周回ビームと出射ビームのセパレーションを取った後、より偏向角の大きな、例えばセプタム電磁石のような第2出射用偏向器208で第1出射用偏向器207とは逆方向に偏向し、周回ビームと交差させた後に第3出射用偏向器209で出射ビームを取り出す構成を用いたシンクロトロンおよびそれを用いた粒子線治療装置も提案されている(特許文献3参照)。これにより、第3出射用偏向器209での必要なセパレーションを確保でき、出射用機器の小型化とシンクロトロンの小型化が可能になると記載されている。
特開平10-162999号公報 特開2012-234805号公報 特開2012-22776号公報
しかしながら、ビーム出射でのロスが少ない小型シンクロトロンを実現するためには、「曲線部」だけでなく「長直線部も含めた全体の長さ」を短縮した上で、後段の出射デフレクタ位置で周回ビームと出射ビームを十分に分離できることが必要である。
この要求に対して、前記特許文献3に記載の方法では、第1出射用偏向器207と第2出射用偏向器208の間に発散用四極電磁石を配置するか、第1出射用偏向器207と第2出射用偏向器208を離して配置しないと、第2出射用偏向器208での周回ビームと出射ビームのセパレーションが十分に確保できず、その分だけ長直線部を長くしなければならない。このため、シンクロトロンの小型化が制限されてしまう課題があった。
また、各機器間には、シンクロトロン内を真空状態に保つためのダクトやフランジといった構成要素が必要であり、第1出射用偏向器207と第2出射用偏向器208を近接して配置するにも、真空ダクトや真空フランジ等の構成要素が機器間に必要である等の制限があった。
この発明は、上述した問題に鑑み、加速された荷電粒子ビームを周回させながら出射可能な小型の粒子加速器、これを用いた粒子線治療装置、および荷電粒子ビーム出射方法を提供することを目的とする。
この発明は、荷電粒子ビームを周回軌道に沿った方向へ偏向させる複数の偏向電磁石を有して前記荷電粒子ビームを周回および加速して出射する粒子加速器であって、前記周回軌道から離間する方向へ前記荷電粒子ビームを偏向させる前段出射デフレクタと、前記離間する方向へ偏向させた荷電粒子ビームを前記周回軌道へ近づく方向へ偏向させる中段出射デフレクタと、前記近づく方向へ偏向させた荷電粒子ビームをさらに偏向させる後段出射デフレクタとを備え、前記中段出射デフレクタと前記後段出射デフレクタの間には、前記偏向電磁石が少なくとも1つ備えられ、前記前段出射デフレクタと前記中段出射デフレクタは、1つの真空容器内に収容されている粒子加速器、粒子線治療装置、および荷電粒子ビーム出射方法であることを特徴とする。
この発明により、加速された荷電粒子ビームを周回させながら出射可能な小型の粒子加速器、これを用いた粒子線治療装置、および荷電粒子ビーム出射方法を提供することができる。
粒子線治療装置の概略構成を示す平面図。 前段出射デフレクタと中段出射デフレクタの拡大平面図。 前段出射デフレクタから後段出射デフレクタまでの拡大平面図。 出射ビームの遮断構造を示す中段出射デフレクタ周辺の拡大平面図。
以下、本発明の一実施形態を図面と共に説明する。
図1は、粒子線治療装置1の概略構成を示す平面図である。
粒子線治療装置1は、荷電粒子ビームを入射する入射器10と、入射器10から入射ビームライン11を通じて入射した荷電粒子ビームを加速する粒子加速器20(シンクロトロン)と、粒子加速器20から出射して出射ビームライン30上で荷電粒子ビームをモニタするビームモニタ30aと、出射ビームライン30から出射された荷電粒子ビームを治療室内の患者の標的部位に照射するため照射装置31と、入射器10及び粒子加速器20を制御する加速器制御装置40と、照射装置31を制御する照射制御装置41を有している。
入射器10は、イオン源(図示せず)と線形加速器(図示せず)がこの順で配置されて構成されている。
入射器10内のイオン源は、中性ガスに高速の電子を衝突させるなどしてイオンを生成し、線形加速器にて粒子加速器20で加速可能な状態に加速する。イオン化される原子、粒子としては、例えば、水素、ヘリウム、炭素、窒素、酸素、ネオン、シリコン、アルゴンなどがある。
入射器10内の線形加速器は、イオン源から供給される荷電粒子を所定のエネルギーまで加速して、粒子加速器20に供給する。線形加速器としては、例えば、高周波の4極電場によって荷電粒子の加速と集束を行うRFQライナックやドリフトチューブライナックが用いられる。線形加速器によって、荷電粒子は、例えば、核子あたり数MeV程度のエネルギーに加速される。
入射器10は、このようにして取り出し加速した荷電粒子ビームを出射し、入射ビームライン11を通じて粒子加速器20に入射させる。
粒子加速器20は、入射器10で加速されてから入射ビームライン11で輸送される荷電粒子ビームを粒子加速器20に入射するための入射用装置23と、粒子加速器20内を周回する荷電粒子ビ一ムを高エネルギーまで加速する高周波加速空洞24と、荷電粒子ビームを収束する四極電磁石22と、荷電粒子ビームを周回方向(周回軌道に沿った方向)に偏向する偏向電磁石21と、色収差の補正や共鳴による遅い取り出しを行うための六極電磁石25と、遅い取り出しのために周回する荷電粒子ビームを励振する高周波電場装置26と、真空容器27c内に設けられた前段出射デフレクタ27及び中段出射デフレクタ28と、後段出射デフレクタ29とを有している。
これらの機器は、粒子加速器20に設けられた加速器制御装置40により制御される。すなわち、粒子加速器20は、加速器制御装置40の制御により、入射用装置23にて入射を受け入れた荷電粒子ビームを、偏向電磁石21により偏向させ四極電磁石22により収束させて周回軌道上を周回させ、高周波加速空洞24により高エネルギーまで加速し、六極電磁石25により色収差の補正や共鳴による遅い取り出しを行い、高周波電場装置26により遅い取り出しのために周回する荷電粒子ビームを励振して、前段出射デフレクタ27、中段出射デフレクタ28及び後段出射デフレクタ29により出射する。
また、加速器制御装置40と照射制御装置41は、それぞれ出射防止機能部40a,41aを備えている。出射防止機能部40a,41aは、中段出射デフレクタ28に対して生成磁場を下げる指令を出して荷電粒子ビームを遮断して即座に出射防止する機能を有している。これらの加速器制御装置40と照射制御装置41は、記憶媒体内に記憶されているプログラムによって制御されて動作する。
高周波加速空洞24は、内部に設けられる加速ギャップ(図示せず)の間に発生する電界によって、粒子加速器20の周回軌道を周回する荷電粒子ビームを加速するものである。高周波加速空洞24において、加速ギャップの間(図1に示す右から左)を通る荷電粒子ビームは、正のエネルギーゲインを得られる位相で高周波電界が印加されて加速され、周回毎にエネルギーが増加していく。また、出射ビーム(出射荷電粒子ビーム)の出射終了後、加速ギャップの間で発生する電界の位相を逆にすることによって、荷電粒子ビームを減速し放射線の発生を抑制する。
前段出射デフレクタ27は、静電デフレクタにより構成されている。
中段出射デフレクタ28及び後段出射デフレクタ29は、セプタム電磁石により構成されている。
粒子加速器20において、荷電粒子ビームは、所定のエネルギー、例えば核子あたり数百MeVのエネルギーまで加速される。この際、偏向電磁石21、四極電磁石22、六極電磁石25、及び高周波電場装置26は、高周波加速空洞24における加速または減速に同期して、加速または減速された荷電粒子ビームのエネルギーに応じて、荷電粒子ビームが粒子加速器20の周回軌道に沿った軌道を描くように磁場強度が加速器制御装置40により制御される。
周回軌道上で所定のエネルギーに加速された荷電粒子ビームは、前段出射デフレクタ27と中段出射デフレクタ28と後段出射デフレクタ29とによって、その軌道を偏向されて、粒子加速器20から出射され、出射ビームとして出射ビームライン30に取り出される。
図2は、前段出射デフレクタ27と中段出射デフレクタ28の周辺の概略構成を示す拡大平面図である。この図2に、周回荷電粒子ビーム6の周回軌道である周回ビーム軌道50、および出射ビームの出射ビーム軌道51を模式的に示す。
前段出射デフレクタ27と中段出射デフレクタ28は、同一の(1つの)真空容器27c内に設けられている。真空容器27cは、荷電粒子ビームの軌道方向である前後端に真空フランジ28aがそれぞれ設けられている。上流側(荷電粒子ビームの入射側)の真空フランジ28aは、六極電磁石25(図1参照)の真空フランジ(図示省略)に接続されている。下流側(荷電粒子ビームの出射側)の真空フランジ28aは、偏向電磁石21の真空フランジ21aに接続されている。
前段出射デフレクタ27は、薄いセプタム電極27aと高圧電極27bが真空容器27c内に設置された構造となっている。薄いセプタム電極27aは、周回荷電粒子ビーム6の軌道方向に沿って、周回荷電粒子ビーム6が周回する方向を基準にして当該周回荷電粒子ビーム6の内側周辺に配置されており、周回荷電粒子ビーム6の進行方向(入射側から出射側)へ進むにつれて周回荷電粒子ビーム6から離間する方向へ湾曲した形状の薄い板状に形成および配置されている。高圧電極27bは、薄いセプタム電極27aとほぼ同じ大きさおよび同じ面積でセプタム電極27aより厚い湾曲した板状に形成され、薄いセプタム電極27aとほぼ平行で、薄いセプタム電極27aよりも周回荷電粒子ビーム6から遠い側に配置されている。
換言すると、高圧電極27bは、セプタム電極27aの幅広面であって、周回荷電粒子ビーム6から遠い側の面に対向して配置される。高圧電極27bの形状は、例えば、高圧電極27bのセプタム電極27aに対向する面がセプタム電極27aと略同じ面積および略同じ大きさであり、かつ、セプタム電極27aより厚い板状であり得る。このとき、高圧電極27bとセプタム電極27aの離間距離(電極ギャップ幅91)が略一定となるように、すなわち、高圧電極27bとセプタム電極27aがほぼ平行となるように、高圧電極27bはセプタム電極27aに沿うように湾曲した形状に形成される。
薄いセプタム電極27aと高圧電極27bの間の電極ギャップ幅91は、10mm以上20mm未満に構成されている。この前段出射デフレクタ27は、電極ギャップに静電場を生成するための高電圧が印加される。前段出射デフレクタ27からの出射ビームは、電極ギャップで静電場による力を受けて、周回荷電粒子ビーム6から遠ざかる方向に曲げられる。即ち、出射ビームが前段出射デフレクタ27を通過すると、電極ギャップで静電場による力を受けて、出射ビームの軌道(出射ビーム軌道51)が周回荷電粒子ビーム6から遠ざかる方向に曲げられる。
前段出射デフレクタ27の下流(荷電粒子ビームの出射側)には、周回ビーム軌道50と前段出射デフレクタ27の距離と同程度の距離を周回ビーム軌道50から離間させた位置で、前段出射デフレクタ27からギャップ94の距離を開けて中段出射デフレクタ28が設けられている。前段出射デフレクタ27と中段出射デフレクタ28の間には、通過する荷電粒子ビームの出射ビーム軌道51と平面が交差する静電シールド27dが設けられている。
前段出射デフレクタ27と静電シールド27dの間のギャップ92は、10mm~30mmとすることができ、この実施例では20mm程度に構成されている。静電シールド27dと中段出射デフレクタ28の間のギャップ93は、10mm~40mmとすることができ、20mm~30mmが好ましく、この実施例では30mm程度に構成されている。前段出射デフレクタ27と中段出射デフレクタ28とは、互いの間の距離を、前段出射デフレクタ27の高圧電極27bと薄いセプタム電極27aとの間の電極ギャップ幅91よりも、大きくして配置されている。具体的には、前段出射デフレクタ27と中段出射デフレクタ28とは、互いの間の距離を例えば150mm(15cm)以下にして配置されている。前段出射デフレクタ27と中段出射デフレクタ28のとの隙間の距離であるギャップ94は、例示したように、150mm以下とすることができ、さらには、100mm以下とすることが好ましく、この実施例では50mm程度に構成されている。前段出射デフレクタ27と中段出射デフレクタ28との距離(ギャップ94)の下限は特に限定されないが、例えば10mm以上、好ましくは20mm以上とすることができる。
中段出射デフレクタ28は、セプタム電磁石であり、磁極長95(出射ビーム軌道51と平行方向の長さ)が200mm程度に構成されている。すなわち、中段出射デフレクタ28は、できるだけ前段出射デフレクタ27に近づけ、かつ、真空環境内に設置されている。
中段出射デフレクタ28の位置において、周回荷電粒子ビーム6と出射ビームの間にはセプタムコイル28cと両ビームの間を仕切る略板状の磁気シールド(図示省略)しかなく、出射ビームの周辺に真空ダクトもないため、鉄心の磁極ギャップを小さくすることが可能であり、電流密度と生成磁場強度を保ちながらセプタムコイル28cの厚みを薄くできる。このため、中段出射デフレクタ28位置で周回荷電粒子ビーム6と出射ビームの分離距離が非常に小さくても、出射ビームをロスすることなく中段出射デフレクタ28のアパーチャを通過させることができる。したがって、出射ビーム軌道51の荷電粒子ビームを必要な方向へ必要なだけ偏向させるために必要な励磁量が小さくてすみ、中段出射デフレクタ28及びこれを収容する真空容器27cを小型化できる。
中段出射デフレクタ28は、前段出射デフレクタ27とは逆方向に出射ビームを曲げる。中段出射デフレクタ28は、高圧電極27bの放電を避けるために、前段出射デフレクタ27の電極ギャップ幅よりも高圧電極27bから離して配置されている。即ち、中段出射デフレクタ28と高圧電極27bとの距離が、前段出射デフレクタ27の電極ギャップ幅91よりも大きくなるように、中段出射デフレクタ28が配置される。また、前段出射デフレクタ27と中段出射デフレクタ28の間に静電シールド27dを設けることで、より安定に高圧電極27bの放電を避けつつ、前段出射デフレクタ27と中段出射デフレクタ28を近接して配置することが可能となっている。
なお、中段出射デフレクタ28のセプタムコイル28cは、板状の導体であってもよい。セプタム電磁石である中段出射デフレクタ28は、放出ガスが多く、真空容器27c内の真空度を悪化させてしまうため、静電デフレクタである前段出射デフレクタ27の放電の原因となる。そのため、前段出射デフレクタ27と中段出射デフレクタ28を一緒に収める真空容器27cには複数の吸引孔3を設け、それぞれに真空ポンプ4を設けることで複数台の真空ポンプ4にて真空にすることが好ましい。この真空ポンプ4としては、特にイオンポンプを取り付けるとよい。
図3は、前段出射デフレクタ27と中段出射デフレクタ28と後段出射デフレクタ29による出射ビームの出射ビーム軌道51と周回荷電粒子ビーム6の周回ビーム軌道50を示す拡大平面図である。図示するように、中段出射デフレクタ28と後段出射デフレクタ29の間には、収束要素となる偏向電磁石21及び四極電磁石22が配置されている。
前段出射デフレクタ27で周回ビーム軌道50から離間する方向へ曲げられた後に中段出射デフレクタ28で周回ビーム軌道50へ近づく方向(交差する方向)へ曲げられた出射ビーム軌道51は、下流の偏向電磁石21に入り、周回ビーム軌道50と交差するように偏向電磁石21内部を通過し、前段出射デフレクタ27出口での出射ビーム軌道51の変位とは逆符号側に至る。
なお、偏向電磁石21は機能結合型電磁石でもよく、また、電磁石端部にエッジ角があってもよい。また、偏向電磁石21は、中段出射デフレクタ28と後段出射デフレクタ29との間に少なくとも1つ以上備えられている。この1つ以上備えられる偏向電磁石21は、合計した偏向角度が60度以上90度以下になるように構成されている。ここで、中段出射デフレクタ28と後段出射デフレクタ29の間の偏向電磁石21の偏向角が60度以上、特に90度の場合、偏向電磁石21が強い収束要素として働くようになる。このため、より効果的に出射ビームを周回ビームから短距離で十分に離間させて出射することができる。
偏向電磁石21を抜けた出射ビーム軌道51はさらに下流の四極電磁石22を通過し、周回ビーム軌道50と十分に分離された位置で、後段出射デフレクタ29により粒子加速器20の外に取り出される。後段出射デフレクタ29は、ランバートソン型電磁石としてもよい。
図4は、出射ビームの遮断構造を説明する中段出射デフレクタ28周辺の拡大平面図である。中段出射デフレクタ28の下流には、出射ビーム軌道51より周回ビーム軌道50の外側で、中段出射デフレクタ28の生成磁場を下げた際に荷電粒子ビームが通過する位置に、ビームモニタ52aを配置し、さらにその下流で荷電粒子ビームが届く位置にビームダンプ52bを配置している。これにより、荷電粒子ビームを遮断でき、遮断している荷電粒子ビームの位置や大きさ等をモニタリングすることができる。ビームモニタ52aとビームダンプ52bは、出射ビーム軌道51よりも外側の遮断ビーム軌道52上に配置されるため、周回ビーム軌道50を通過する荷電粒子ビームを阻害することはない。
加速器制御装置40や照射制御装置41が機器やビームの異常を検知した場合には、加速器制御装置40または照射制御装置41が指令を出して中段出射デフレクタ28の生成磁場を下げる。これにより、速やかに出射ビーム軌道51を変え、粒子加速器20からビームが出射されることを防ぐことができる。従って、なんらかの異常が生じた場合など、荷電粒子ビームの照射を停止したい場合に、簡単な操作で即座に出射を停止することができる。
また、遮断ビーム軌道52の先にビームモニタ52aやビームダンプ52bを配置することで、遮断されたビームの強度やサイズなどの情報を取得することもできる。
またこれにより、例えば粒子加速器20から出射ビームを取り出して出射ビームライン30にあるビームモニタ30aで測定するといった構成を用いなくても、粒子加速器20の内部で中段出射デフレクタ28の生成磁場を変更し、遮断ビームをビームモニタ52aで測定することで、出射ビ一ムを測定することと同等の情報を得ることができる。そうすれば、照射を行う前に、粒子加速器20単独で出射ビームの健全性を遮断ビームで模擬して確認することもできる。そして、出射ビームライン30の構成機器を減らすことができるため、出射ビームライン30を短縮化して粒子線治療装置1を小型化することもできる。
以上の構成および動作により、粒子線治療装置1は、前段出射デフレクタ27と中段出射デフレクタ28を同一の真空容器27cの内部に近接して配置することで粒子加速器20(シンクロトロン)の長直線部を短縮化し、粒子加速器20全体を小型化することができる。
すなわち、前段出射デフレクタ27と中段出射デフレクタ28を同一の真空容器27c内に入れることで、機器間に真空ダクトや真空フランジを挟まない構造(つまり、例えば前段出射デフレクタ27を収容する真空容器と中段出射デフレクタ28を収容する真空容器を真空フランジ等で接続するという必要のない構造)を実現できる。また、周回ビームと出射ビームの間の真空ダクトも不要なため、中段出射デフレクタ28位置で必要な周回ビームと出射ビームの分離距離を非常に小さくできる。これにより、前段出射デフレクタ27と中段出射デフレクタ28を近接した配置が可能となり、長直線部を従来以上に短縮することでシンクロトロンの小型化を実現できる。
特に、真空容器27c内に本来であれば設置したくない中段出射デフレクタ28をあえて真空容器27c内に入れて設置することで、小型化を実現できる。すなわち、真空容器27c等に電磁石を設置すると、放出ガスによって真空容器27c内の真空度が低下し、真空度が低下すると荷電粒子ビームが放出ガスとの荷電変換や多重散乱を起こして粒子加速器20内で長時間周回させることが困難になる。しかしながら、このような技術的疎外要因があるにもかかわらず、真空容器27c内に前段出射デフレクタ27や中段出射デフレクタ28を設置し、電磁石の発生する放出ガスを排出できるように真空ポンプ4を2つ接続して真空度を確保することで、小型化を実現することができる。
また、中段出射デフレクタ28で曲げられた出射ビームは下流の偏向電磁石21に入り、周回ビームと交差するように周回軌道中心付近を通過し、前段出射デフレクタ27出口での出射ビーム変位とは逆符号側に至る。出射ビームは偏向電磁石21内部で周回軌道中心付近を通過するため、その間に収束要素があっても出射ビームが受ける収束力は弱くなり、周回ビームとの分離が阻害されない。そうして出射ビームと周回ビームが十分に分離できる位置に配置された後段出射デフレクタ29により、粒子加速器20から出射ビームをロスなく取り出すことができる。
また、前段出射デフレクタ27と中段出射デフレクタ28を同一の真空容器27c内に入れることで、前段出射デフレクタ27と中段出射デフレクタ28の間に真空ダクトや真空フランジをはさまない構造を実現し、また、周回ビームと出射ビームの間の真空ダクトも不要なため、中段出射デフレクタ28位置で必要な周回ビームと出射ビームの分離距離を非常に小さくできる。その結果、前段出射デフレクタ27と中段出射デフレクタ28を近接した配置が可能となり、長直線部を従来以上に短縮することで粒子加速器20の小型化を実現できる。
また、前段出射デフレクタ27と中段出射デフレクタ28の間に静電シールド27dを設けたことにより、前段出射デフレクタ27と中段出射デフレクタ28の間の距離を短くした際に前段出射デフレクタ27の電極から放電してしまうといったことを防止できる。また、中段出射デフレクタ28を前段出射デフレクタ27に近づけることができることによって、中段出射デフレクタ28が必要とする電磁力を小さくでき、これによって中段出射デフレクタ28のコイルを薄くすることができ、これによってさらに中段出射デフレクタ28を静電シールド27dに近づけることができる。これによって、中段出射デフレクタ28が出射ビーム軌道51を曲げ戻す力が小さくて済むようになる。
また、この機構を出射ビームの高速遮断システムに応用することで出射ビームラインを短縮することも可能であり、結果として、粒子線治療装置1全体を小型化することも可能となる。
つまり、中段出射デフレクタ28の生成磁場を下げることで荷電粒子ビームを遮断できるため、緊急時のときに荷電粒子ビームを即座に遮断して標的部位等に照射されない状態とすることができる。特に、中段出射デフレクタ28の生成磁場を上げる方向ではなく下げる(停止も含む)ことで遮断できるため、どこかに不具合が生じているような場合(例えば生成磁場を上げられない場合など)でも問題なく荷電粒子ビームの高速遮断を実行することができる。
このようにして、本発明を超電導電磁石と組み合わせて重粒子線治療用のシンクロトロン設計に用いた場合、従来の重粒子線治療用シンクロトロンに比べて、シンクロトロンの周長を1/2程度、シンクロトロン装置面積を1/4程度に縮小が可能となる。
なお、本発明は、上述した実施例に限らず、様々な形態をとることができる。
例えば、上述した実施例では、中段出射デフレクタ28と後段出射デフレクタ29の間に1台の偏向電磁石21と1台の四極電磁石22を配置したが、2台以上の偏向電磁石21や四極電磁石22を組み合わせて配置してもよい。この場合も同様の作用効果を得られる。
また、上述した実施例では、前段出射デフレクタ27と中段出射デフレクタ28を粒子加速器20の内側に、後段出射デフレクタ29を粒子加速器20の外側にそれぞれ配置したが、それらの内外の配置を互いに逆にしてもよい。この場合も上述した実施例と同様の効果を得られる。
この発明は、粒子加速器、特にシンクロトロンを用いる産業に利用することができる。
1…粒子線治療装置
6…周回荷電粒子ビーム
10…入射器
11…入射ビームライン
20…粒子加速器
21…偏向電磁石
21a,28a…真空フランジ
22…四極電磁石
23…入射用装置
24…高周波加速空洞
25…六極電磁石
26…高周波電場装置
27…前段出射デフレクタ
27a…セプタム電極
27b…高圧電極
27c…真空容器
27d…静電シールド
28…中段出射デフレクタ
28c…セプタムコイル
29…後段出射デフレクタ
30…出射ビームライン
30a…ビームモニタ
31…照射装置
40…加速器制御装置
40a,41a…出射防止機能部
41…照射制御装置
50…周回ビーム軌道
51…出射ビーム軌道
52…遮断ビーム軌道
52a…ビームモニタ
52b…ビームダンプ
91…電極ギャップ幅
92、93、94…ギャップ
95…磁極長

Claims (10)

  1. 荷電粒子ビームを周回軌道に沿った方向へ偏向させる複数の偏向電磁石を有して前記荷電粒子ビームを周回および加速して出射する粒子加速器であって、前記周回軌道から離間する方向へ前記荷電粒子ビームを偏向させる前段出射デフレクタと、前記離間する方向へ偏向させた荷電粒子ビームを前記周回軌道へ近づく方向へ偏向させる中段出射デフレクタと、前記近づく方向へ偏向させた荷電粒子ビームをさらに偏向させる後段出射デフレクタとを備えた粒子加速器と、
    前記粒子加速器に荷電粒子ビームを供給する入射器と、
    前記入射器と前記粒子加速器を制御する加速器制御装置と、
    前記後段出射デフレクタから出射される荷電粒子ビームを治療室に輸送する出射ビームラインと、
    前記輸送された荷電粒子ビームを標的部位に照射する照射装置と、
    前記前段出射デフレクタから前記中段出射デフレクタへ入射される荷電粒子ビームが前記後段出射デフレクタから出射されないように前記中段出射デフレクタの生成磁場を低下させて出射防止する出射防止機能部とを備え、
    前記中段出射デフレクタと前記後段出射デフレクタの間には、前記偏向電磁石が少なくとも1つ備えられ、
    前記前段出射デフレクタと前記中段出射デフレクタは、1つの真空容器内に収容されている
    粒子線治療装置
  2. 前記少なくとも1つ備えられた偏向電磁石は、合計した偏向角度が60度以上90度以下になるように構成されている
    請求項1記載の粒子線治療装置
  3. 前記前段出射デフレクタと前記中段出射デフレクタとは、互いの間の距離を15cm以下にして配置されている
    請求項1または2記載の粒子線治療装置
  4. 前記前段出射デフレクタは、高圧電極と前記高圧電極よりも薄い電極とを有する静電デフレクタで構成され、
    前記中段出射デフレクタは、電磁石によって構成され、
    前記前段出射デフレクタと前記中段出射デフレクタとは、互いの間の距離を、前記高圧電極と前記薄い電極との間の電極ギャップ幅よりも、大きくして配置されている
    請求項1、2、または3記載の粒子線治療装置
  5. 前記前段出射デフレクタと前記中段出射デフレクタの間に、静電シールドを配置した
    請求項1から4のいずれか1つに記載の粒子線治療装置
  6. 前記前段出射デフレクタと前記中段出射デフレクタを収容している前記真空容器は、2台以上の真空ポンプが接続されている
    請求項1から5のいずれか1つに記載の粒子線治療装置
  7. 前記中段出射デフレクタの生成磁場を低下させることによって出射軌道の変化した荷電粒子ビームを遮断するビームダンプを前記粒子加速器内に備えた
    請求項1から6のいずれか1つに記載の粒子線治療装置。
  8. 前記生成磁場を低下させた中段出射デフレクタから出射した荷電粒子ビームを検出するビームモニタを前記粒子加速器内に備えた
    請求項1から7のいずれか1つに記載の粒子線治療装置。
  9. 荷電粒子ビームを周回軌道に沿った方向へ偏向させる複数の偏向電磁石を有して前記荷電粒子ビームを周回および加速して出射する粒子加速器を備え、
    前記粒子加速器は、
    前記周回軌道から離間する方向へ前記荷電粒子ビームを偏向させる前段出射デフレクタと、
    前記離間する方向へ偏向させた荷電粒子ビームを所定の方向へ偏向させる中段出射デフレクタと、
    前記所定の方向へ偏向させた荷電粒子ビームをさらに偏向させる後段出射デフレクタと、
    を含み、
    前記粒子加速器に荷電粒子ビームを供給する入射器と、
    前記入射器と前記粒子加速器を制御する加速器制御装置と、
    前記後段出射デフレクタから出射される荷電粒子ビームを治療室に輸送する出射ビームラインと、
    前記輸送された荷電粒子ビームを標的部位に照射する照射装置と、
    前記前段出射デフレクタから前記中段出射デフレクタへ入射される荷電粒子ビームが前記後段出射デフレクタから出射されないように前記中段出射デフレクタの生成磁場を低下させて出射防止する出射防止機能部と、
    を備えた粒子線治療装置。
  10. 前記所定の方向は、前記周回軌道へ近づく方向である
    請求項に記載の粒子線治療装置。

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