JP7481377B2 - 仕上げ加工用工具 - Google Patents

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Description

本発明は、仕上げ加工に適した仕上げ加工用工具に関するものである。
従来、仕上げ加工に適した仕上げ加工用工具として、例えば、特許文献1に開示されるようなボールエンドミル(以下、「従来例」という。)が提案されている。
この従来例は、工具本体の先端部が略半球状の球体面を有する刃部に形成され、この刃部の表面に凹陥部若しくは凹溝部を形成することで、クーラントの浸透を促し、潤滑性の向上、切削抵抗の低減により、工具寿命及び切削加工面の安定性を向上させているものである。
特開2017-119333号公報
しかしながら、従来例のような凹陥部や凹溝部の形成は複雑であり、製作難度が高い欠点がある。
本発明は、このような従来例の現状に鑑みなされたものであり、簡易構成にして容易に設計実現可能でありながら、良好な仕上げ加工を行うことができる仕上げ加工用工具を提供することを目的とする。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
工具本体1の先端に、被加工材に摺接する球面部3を有する加工部2が設けられた仕上げ加工用工具であって、前記加工部2は、前記球面部3と連接する第一平面部4を有し、この第一平面部4と前記球面部3との境界部の稜線が切れ刃6に形成され、また、前記球面部3は、工具回転軸aを含むように形成され、また、前記第一平面部4は、前記工具回転軸aと平行な平面若しくは該工具回転軸aに対して傾斜する傾斜面に形成され、また、前記第一平面部4と連接する第二平面部5を有し、この第二平面部5は、前記第一平面部4の基端と連接し該第一平面部4と交差する交差面に形成され、この第二平面部5と前記第一平面部4とにより前記球面部3にクーラントを供給するためのクーラント供給溝7が形成され、また、前記第一平面部4及び前記第二平面部5は、前記工具回転軸aに対して対称に設けられ、また、前記球面部3は、工具先端視において、前記工具回転軸aを中心とする一対の円弧部3aを有し、この一対の円弧部3aは、前記工具回転軸aに対して対称に設けられ、さらに、前記球面部3は、工具先端視において、前記工具回転軸aから前記切れ刃6までの最短距離が、工具半径rの10%~70%となり、且つ、前記一対の円弧部3aの長さの和が、前記工具回転軸aを中心とし前記円弧部3aを通る円の円周の6%~50%となるように構成されていることを特徴とする仕上げ加工用工具に係るものである。
また、請求項1記載の仕上げ加工用工具において、前記加工部2はcBN焼結体からなることを特徴とする仕上げ加工用工具に係るものである。
また、請求項2記載の仕上げ加工用工具において、前記cBN焼結体は、cBN粒径が3μm以下であることを特徴とする仕上げ加工用工具に係るものである。
また、請求項1~いずれか1項に記載の仕上げ加工用工具において、前記切れ刃6にはR加工が施されていることを特徴とする仕上げ加工用工具に係るものである。
また、請求項記載の仕上げ加工用工具において、前記R加工のRの大きさは、0.003mm~0.02mmであることを特徴とする仕上げ加工用工具。に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、簡易構成にして容易に設計実現可能でありながら、良好な仕上げ加工を行うことができる仕上げ加工用工具となる。
本実施例の実施形態例を示す正面図である。 本実施例の要部の一構成例(工具形状:アンダーカット形状、第一平面部:平行面)を示す先端視図(a)、平面図(b)及び正面図(c)である。 本実施例の要部の一構成例(工具形状:ストレート形状、第一平面部:平行面)を示す先端視図(a)、平面図(b)及び正面図(c)である。 本実施例の要部の一構成例(工具形状:アンダーカット形状、第一平面部:傾斜面)を示す先端視図(a)、平面図(b)及び正面図(c)である。 本実施例の要部の一構成例(工具形状:ストレート形状、第一平面部:傾斜面)を示す先端視図(a)、平面図(b)及び正面図(c)である。 本実施例の刃部の切れ刃の刃先のR測定結果(プロファイル)を示すものであり、(a)は生データ、(b)は解析結果を示す。 本実施例の球面部の実施形態例を示す説明図である。 実験例1における従来例1の結果を示す写真であり、(a)は加工後の工具の状態、(b)は加工面全体、(c)は15°傾斜面を拡大したものである。 実験例1における従来例2の結果を示す写真であり、(a)は加工後の工具の状態、(b)は加工面全体、(c)は15°傾斜面を拡大したものである。 実験例1における本実施例の結果を示す写真であり、(a)は加工後の工具の状態、(b)は加工面全体、(c)は15°傾斜面を拡大したものである。 実験例2で用いた15°及び45°の傾斜面からなる傾斜面ポケットを示す写真である。 実験例3で用いた四角ポケットを示す説明図である。 実験例4における結果と加工後の工具の状態を示す写真である。 実験例5における刃部の切れ刃の刃先にRを付さないものの結果を示す写真であり、(a)は加工面全体、(b)は15°傾斜面を拡大したものである。 実験例5における刃部の切れ刃の刃先にR(0.004mm)を付したものの結果を示す写真であり、(a)は加工面全体、(b)は15°傾斜面を拡大したものである。 実験例7における半球形状ボールエンドミルの結果を示す写真であり、(a)は加工後の工具状態、(b)は底面の加工状態である。 実験例7における本実施例の結果を示す写真であり、(a)は加工後の工具状態、(b)は底面の加工状態である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明の加工部2は、工具回転軸aを含むように形成された球面部3と、この球面部3に連接し、工具回転軸aと平行な平面若しくは工具回転軸aに対して傾斜する傾斜面に形成された第一平面部4とを含み、球面部3と第一平面部4との境界部に稜線6が形成されている構成である。本発明は、この球面部3による摺接作用により加工面が磨き加工(仕上げ加工)され、加工面を表面粗さが小さく、且つ、光沢のある加工面に仕上げることができる。
また、本発明は、第一平面部4の基端と連接し、この第一平面部4と交差する交差面に形成された第二平面部5が設けられ、この第二平面部5と第一平面部4とにより、球面部3にクーラントを供給するためのクーラント供給溝7が形成されている。
本発明は、このクーラント供給溝7を有することで、球面部3へのクーラントの浸透性が向上し、これにより、潤滑性が向上し、工具寿命及び加工面の安定性が向上する。
このように、本発明は、簡易構成にして容易に設計実現可能でありながら、良好な仕上げ加工を行うことができる実用性に優れた仕上げ加工用工具となる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、本発明の仕上げ加工用工具を、仕上げ用の回転切削工具に構成した場合であり、工具本体1の先端に、被加工材に摺接する球面部3を有する加工部2が設けられたものである。
具体的には、本実施例は、図1に示すようなボールエンドミルに構成した場合であり、工具本体1の先端に、球面部3を有する刃部2が設けられ、前記刃部2は、前記球面部3と連接する第一平面部4を有し、この第一平面部4と前記球面部3との境界部稜線が切れ刃6となる構成であり、また、前記球面部3は、工具回転軸aを含むように形成され、また、前記第一平面部4は、前記工具回転軸aと平行な平面若しくは該工具回転軸aに対して傾斜する傾斜面に形成され、また、前記第一平面部4と連接する第二平面部5が設けられ、この第二平面部5は、前記第一平面部4の基端と連接し該第一平面部4と交差する交差面に形成され、この第二平面部5と前記第一平面部4とにより前記刃部2にクーラントを供給するためのクーラント供給溝7が形成されているものである。
以下、本実施例に係る構成各部について詳述する。
本実施例の工具本体1は、超硬合金製であり、刃部2が設けられる先端側の首部1aがストレート形状若しくはアンダーカット形状に形成されている。なお、ストレート形状とは、刃部2の外径と首部1aの径が同径となる形状であり、アンダーカット形状とは、刃部2の外径に比べて首部1aが一段小径となる形状である。
また、この首部1a及び後述する刃部2を含むボディ長(図中L4)は、刃部2の外径Dの2.8倍以下(2.8D以下)に設定されている(ボディ長が長すぎると剛性が低下し、切削抵抗により工具にびびり振動が生じ、それが加工面に転写されてしまうため。)。
また、工具本体1の先端に設けられた刃部2は、cBN粒径が3μm以下のcBN焼結体(本実施例の刃部2は、cBN粒径が1μm程度の微粒cBN焼結体)からなるものである。なお、刃部2の素材は、上記に限定されるものではなく、例えば、ダイヤモンド焼結体としても良い。
具体的には、本実施例の刃部2は、工具本体1の先端に半球状のcBN焼結体をロウ付け等により接合し、このcBN焼結体の所定部分を除去し、図2~図5に示すような、所謂モヒカン形状に形成されている(図中グレーに色付けした部分がcBN焼結体からなる部分である。)。なお、本実施例では、上記のように半球状のcBN焼結体を部分的に除去してモヒカン形状の刃部2を形成しているが、予めモヒカン形状に形成した刃部2を接合しても良い。
また、本実施例の刃部2は、球面部3と第一平面部4との境界部稜線が切れ刃6となっており、この切れ刃6(切れ刃6の刃先)には、カッターマークの形成を抑制するためのR加工が施されている。
具体的には、本実施例ではRの大きさを0.003mm以上、0.02mm以下とするR加工が施されている(Rの大きさが0.003mm未満の場合、加工面にキズ、カッターマークが生じ、0.02mmより大きい場合、切削抵抗が大きくなり、加工面にムシレが発生するため。)。
より具体的には、本実施例においては、ダイヤモンド砥粒を用いたホーニング処理によるR加工が施されている。このRの大きさの測定には、キーエンス社製の形状解析レーザ顕微鏡(VK-X160)を使用し、所定の治具で被測定物(工具)を所定の位置と所定の姿勢となるように設置し、球面部3から切れ刃6の刃先を経由して第一平面部4までの範囲をレーザによりプロファイルを検出し、このプロファイルの刃先近傍の近似円を最小二乗法によって求め、この近似円の半径を刃先のRとした。図6は、実際に切れ刃6の刃先のRの大きさを測定した結果(R0.004mm)である。
なお、本実施例では、刃先にR加工が施されている構成としたが、レーザ処理等でチャンファ面を付した構成としても良い。
また、本実施例の刃部2は、刃長(図中L1)が1.2r~1.3r(r:工具半径)に設定されている。
また、刃部2の球面部3は、図2~5に示すように、工具先端視において、帯状に形成され、工具回転軸aを中心とする一対の円弧部3aを有し、また、この一対の円弧部3aは工具回転軸aに対して対称に設けられている。
また、本実施例の球面部3は、工具先端視において、工具回転軸aから切れ刃6までの最短距離(図中L5)が、工具半径rの10%~70%となり、且つ、外径部分における一対の円弧部3aの長さ(図中L6,L7)の和が、工具回転軸aを中心とし円弧部3aを通る円の円周の6%~50%となるように構成されている(工具回転軸aから切れ刃6までの最短距離が工具半径rの10%未満、若しくは、一対の円弧部3aの長さの和が工具回転軸aを中心とし円弧部3aを通る円の円周の6%未満の場合、被削材との摺接長さが短くなり、凝着摩耗し易くなり工具寿命が低下し、また、工具回転軸aから切れ刃6までの最短距離が工具半径rの70%超、若しくは、一対の円弧部3aの長さの和が工具回転軸aを中心とし円弧部3aを通る円の円周の50%超の場合、被削材との摺接長さが長くなり、刃部2にクーラントが浸透しにくくなるため。)。
なお、本実施例における「摺接長さ」とは、工具本体1一回転当りに摺接する長さ(距離)を意味する。また、図7(a)~(c)は、上述のように構成される本実施例の球面部3の実施形態の一例であり、(a)は第一平面部4が工具回転軸aに平行な平面であり、工具半径rを0.5mm、工具回転軸aから切れ刃6までの最短距離(L5)を工具半径rの35%、且つ、外径部分における球面部3の一対の円弧部3aの長さの和(L6+L7)をこの円弧部3aを通る円の円周の22.8%とした場合、(b)は第一平面部4が工具回転軸aに平行な平面であり、工具半径rを0.5mm、工具回転軸aから切れ刃6までの最短距離(L5)を工具半径rの70%、且つ、外径部分における球面部3の一対の円弧部3aの長さの和(L6+L7)をこの円弧部3aを通る円の円周の49.4%とした場合、(c)は第一平面部4が工具回転軸aに対して傾斜する傾斜面であり、工具半径rを0.5mm、工具回転軸aから切れ刃6までの最短距離(L5)を工具半径rの35%、且つ、外径部分における球面部3の一対の円弧部3aの長さの和(L6+L7)をこの円弧部3aを通る円の円周の44.5%とした場合である。
また、この球面部3に連接する第一平面部4は、上述したように、工具回転軸aと平行な平面若しくは工具回転軸aに対して傾斜する傾斜面に形成されている。
具体的には、本実施例の第一平面部4は、図2~5に示すような、工具回転軸aに平行な平面若しくは工具先端側から工具基端側に向かうに従い工具回転軸aから離間するよう傾斜する傾斜面に形成され、工具回転軸aに対して対称的(対向状態)に二面設けられている。
また、この第一平面部4と連接する第二平面部5は、上述したように、第一平面部4の基端と連接し、この第一平面部4と交差する交差面に形成され、工具回転軸aに対して対称的に二面設けられている。
具体的には、本実施例の第二平面部5は、第一平面部4の基端から工具基端側に向かって工具回転軸aに対する傾斜角が第一平面部4より大きい傾斜角で工具回転軸aより離間するよう傾斜する傾斜面に形成され、外周部が工具本体1の首部1aの周面に連設されている。
本実施例は、このように、第一平面部4及び第二平面部5を工具回転軸aに対して対称的に設けることで、刃部2が円周方向に等分割で形成され、これにより、摺接面となる球面部3が工具回転方向に等間隔で配設され、被削材に対して均等に摺接作用が働き、加工面にムラが生じることを抑制するように構成されている。
また、本実施例は、上述のように、第一平面部4及び第二平面部5を工具回転軸aに対して対称的に夫々二面設けることで、一対の(二本の)クーラント供給溝7が形成された構成となっている。
具体的には、本実施例のクーラント供給溝7は、刃部2の先端(球面部3の頂部)から第一平面部4の基端位置までの第1溝長(図中L2)が1.3rより長く、2r以下(r:工具半径)の長さとなり、且つ、刃部2の先端(球面部3の頂部)から第二平面部5の先端位置までの第2溝長(図中L3)が上述した第1溝長の長さ以上、2.5r以下(r:工具半径)の長さとなるように形成されている(第1溝長が刃長より短いと刃長全域のクーラントの浸透が不十分となるため、また、第1溝長、第2溝長が長すぎると剛性が低下し、切削抵抗により工具にびびり振動が生じ、それが加工面に転写されてしまうため。)。
以上のように構成される本実施例の作用効果について以下に説明する。
本実施例は、刃部2がcBN粒径3μm以下のcBN焼結体で構成されているから、酸化による加工面の変化が可及的に防止され、さらに、耐摩耗性にも優れたものとなる。
また、本実施例は、半球状のcBN焼結体を部分的に除去してモヒカン形状の刃部2と二本のクーラント供給溝7が形成されているから、簡易構成にして容易に設計実現可能でありながら、切れ刃6が被削材に接触し被削材を切削加工する場合においては、その切れ刃6の回転方向後方に続く球面部3による摺接作用により、また、切れ刃6が被削材に接触せず加工に関与しない場合においては、球面部3による摺接作用により荒加工時の切削加工面が磨き加工(仕上げ加工)され、切削加工面を、表面粗さが小さく、且つ、光沢のある加工面に仕上げることができると共に、二本のクーラント供給溝7により刃部2へのクーラントの浸透性が向上し、潤滑性が向上し、工具寿命及び加工面の安定性が向上する。その結果、良好な仕上げ加工を行うことができる画期的なボールエンドミルとなる。
次に、本実施例の効果を裏付ける実験例について説明する。なお、各実験例に用いた本実施例の工具仕様は、工具サイズ(工具半径r):0.5mm、刃長:0.6mm(1.2r)、ボディ長:2.5mm(2.5D)、第1溝長:0.7mm(1.4r)、第2溝長:0.85mm(1.7r)、アンダーカット径(アンダーカット形状の場合のみ):0.95mmである。
<実験例1>
従来の一般的な2枚刃タイプのボールエンドミル(以下、「従来例1」という。)、先端部が半球形状のボールエンドミル(以下、「従来例2」という。)及び本実施例を用いて、図8(b)に示す工具回転軸aに直交する面に対し15°及び45°の傾斜面からなる傾斜面ポケット(以下、単に「傾斜面ポケット」という。)を下記加工条件で仕上げ加工した場合の加工面の加工状態(仕上げ状態)を比較した。なお、実験例1においては、本実施例は、球面部3と連接する第一平面部4が工具回転軸aと平行な平面であり、また、刃部2の刃先にR0.004mmのR加工が施され、さらに、球面部3の形状が、工具先端視において、工具回転軸aから切れ刃6までの最短距離の工具半径rに対する割合(表中では「工具回転軸からの最短距離/工具半径」と記載)が、工具半径rの35%(0.175mm)、一対の円弧部3aの長さの和が、工具回転軸aを中心とし円弧部3aを通る円の円周の22.8%(0.72mm)となる形状のものを用いた。
[加工条件]
工具形状:ストレート形状
被削材:焼き入れ鋼(60HRC)
クーラント:オイルミスト
回転速度:30,000min-1
送り速度:375mm/min
仕上げ代:0.003mm(軸方向切り込み量:0.001mm)
加工形状:傾斜ポケット9mm×9mm×深さ1.5mm
加工時間:1時間39分
[結果]
図8は従来例1の加工後の工具及加工面の状態を示すものであり、図9は従来例2の加工後の工具及加工面の状態を示すものであり、図10は本実施例の加工後の工具及加工面の状態を示すものである。なお、各図において、(a)は加工後の工具の状態、(b)は加工面全体、(c)は15°傾斜面の拡大図である。
従来例1は、図8(c)に示すように、切れ刃によって加工面にカッターマーク(破線囲い部)が発生しており、また、従来例2は、図9(c)に示すように、ムシレ(破線囲い部)が発生している。これに対して、本実施例は、図10(c)に示すように、加工面がカッターマークもムシレも発生していない鏡面に仕上げられている。
これは従来例2と比較した場合、本実施例にはクーラント供給溝7が形成されており、刃部2へのクーラントの回り込み、浸透性が向上したためと考える。
<実験例2>
本実施例において、球面部3の工具先端視における工具回転軸aから切れ刃6までの最短距離が異なるサンプル(第一平面部4は実験例1と同様、工具回転軸aと平行な平面)を作製し、各サンプルについて、実験例1と同様、図11に示す傾斜面ポケットを下記加工条件で仕上げ加工した場合の加工面の加工状態(仕上げ状態)と加工後の工具の摩耗状態を比較した。なお、加工面の加工状態は目視観察にて行った。また、工具の摩耗状態の評価は、切り込み量が0.003mmと微少であるために工具の摩耗が進行すると加工面に切り残しが発生するため、この切り残しの有無で評価を行った。
[加工条件]
工具形状:アンダーカット形状
被削材:焼き入れ鋼(60HRC)
クーラント:オイルミスト
回転速度:30,000min-1
送り速度:375mm/min
仕上げ代:0.003mm(軸方向切り込み量:0.001mm)
加工形状:傾斜ポケット9mm×9mm×深さ1.5mm
加工時間:1時間39分
[結果]
下表1は、実験例2の評価サンプル条件及び加工面の加工状態観察結果並びに加工後の工具の摩耗状態の評価結果を示したものである。表中の15°傾斜面及び45°傾斜面においては、加工した15°及び45°傾斜面にてカッターマークやムシレ等の発生が無く鏡面が得られたものを○、鏡面が得られなかったものを×で示した。また、摩耗状態について、工具摩耗の進行による加工面の切り残しが発生しなかったものを○、切り残しが発生したものを×で示した。
Figure 0007481377000001
表1に示すように、球面部3の工具先端視における工具回転軸aから切れ刃6までの最短距離(表中では「工具回転軸からの最短距離」と記載)を工具半径rの10%以上、70%以下としたサンプルでは、加工面にムシレの発生は無く、良好な鏡面が得られた。
また、最短距離を工具半径rの5%にしたサンプルでは、加工面に切り残しが発生した。これは、最短距離を小さくしたことによりクーラント供給溝7の体積が大きくなり、摺接長さが短くなったことで、凝着摩耗が発生したためと考える。
また、最短距離を工具半径rの80%にしたサンプルでは、45°傾斜面にムシレが発生した。これは、最短距離を大きくしたことによりクーラント供給溝7の体積が小さくなり、摺接長さが長くなったことで、刃部2へのクーラントの浸透が低下し、球面部3と被削材との接触距離が長い45°傾斜面にムシレが発生したと考える(15°傾斜面は球面部3と被削材との接触距離が短いため、ムシレが発生しなかったと考える。)。
<実験例3>
本実施例において、球面部3の工具先端視における工具回転軸aから切れ刃6までの最短距離の工具半径rに対する割合(表中では「工具回転軸からの最短距離/工具半径」と記載)を20%に固定し、球面部3の一対の円弧部3aの長さの和が異なるサンプルを作製し、各サンプルについて、図12に示す四角ポケットの側面の立壁90°面のみを下記加工条件で仕上げ加工した場合の加工状態(仕上げ状態)を比較した。なお、評価方法は実験例2と同様である。また、実験例3においては、第一平面部4を工具回転軸aと平行な平面(球面部3に対して垂直な面)に形成したものと、工具回転軸aに対して傾斜する傾斜面に形成したものの両方を用いた。
[加工条件]
工具形状:アンダーカット形状
被削材:焼き入れ鋼(60HRC)
クーラント:オイルミスト
回転速度:30,000min-1
送り速度:375mm/min
仕上げ代:0.003mm(軸方向切り込み量:0.001mm)
加工形状:5mm×5mm×深さ2.5mm
加工時間:1時間25分
[結果]
下表2は、実験例3の評価サンプル条件及び加工面の目視観察結果並びに工具摩耗評価結果を示したものである。表中の90°面においては、加工した立壁90°面にて鏡面が得られたものを○、鏡面が得られなかったものを×で示した。また、摩耗状態について、工具摩耗の進行による加工面の切り残しが発生しなかったものを○、切り残しが発生したものを×で示した。
Figure 0007481377000002
表2において円弧部の長さの和/円周として示した球面部3の一対の円弧部3aの長さの和(弧の長さの総和)を、工具回転軸aを中心とし円弧部3aを通る円の円周の50%以下としたサンプルは、いずれも加工面が良好な鏡面に仕上げられ、また、工具摩耗状態も良好であったが、球面部3の一対の円弧部3aの長さの和(弧の長さの総和)を、工具回転軸aを中心とし円弧部3aを通る円の円周の55.3%としたサンプルでは、加工面に工具に生じたびびり振動による転写が確認された。これは、円弧部3aの長さの和を大きくしたことで、クーラント供給溝7の体積が小さくなり、摺接長さが長くなったことで、切削抵抗が高くなり工具にびびり振動が生じたためと考える(立壁90°面の加工は工具の横方向(ラジアル方向)にかかる切削抵抗が大きく、工具が逃げてびびり振動が生じ易いことも影響していると考える。)。
この実験例3の結果と、前述した実験例2における球面部3の工具先端視における工具回転軸aから切れ刃6までの最短距離を工具半径rの10%にした場合の結果を踏まえると、球面部3の一対の円弧部3aの長さの和(弧の長さの総和)が工具回転軸aを中心とし円弧部3aを通る円の円周の6%以上50%以下において、加工面に切り残し、ムシレが発生せず、良好な鏡面が得られることとなる。
<実験例4>
cBN粒径の異なるサンプル(cBN粒径:1μm/3μm/5μm)を作製し、各サンプルについて、傾斜面ポケットを下記加工条件で仕上げ加工した場合の工具の摩耗状態を比較した。なお、実験例4においては、工具形状の要因を排除するために、先端部が半球形状のボールエンドミル(実験例1の従来例2)を用いた。また、工具摩耗の評価は、他の実験例と同様、切り残しの有無で評価を行った。また、cBN粒径は、cBN焼結体の断面組織を走査型電子顕微鏡(SEM)によって撮影し、撮影した複数のcBN粒子の面積を求め、この面積と等しい面積の円の直径を求め、これら円の直径の平均値をcBN粒径とした。
[加工条件]
工具形状:ストレート形状
被削材:焼き入れ鋼(60HRC)
クーラント:オイルミスト
回転速度:30,000min-1
送り速度:375mm/min
仕上げ代:0.003mm(軸方向切り込み量:0.001mm)
加工形状:傾斜ポケット9mm×9mm×深さ1.5mm
加工時間:1時間39分
[結果]
cBN粒径が1μmと3μmのものには、加工面に切り残しが見られなかった(図13にて耐摩耗性:○)のに対し、5μmのものには、切り残しの発生が確認された(耐摩耗性:×)。
また、図13に示すように、切り残しの発生が確認された5μmのものには、大きな摩耗痕が確認された(cBN粒径が大きいと粒子の脱落が発生し易くなり、この粒子の脱落により摩耗し易くなると考える。)。
<実験例5>
本実施例において、刃部2の切れ刃6の刃先にR(0.004mm)を付したサンプルと、Rを付さないサンプルを作製し、各サンプルについて、傾斜面ポケットを下記加工条件で仕上げ加工した場合の加工面の加工状態(仕上げ状態)を比較した。なお、実験例5においては、球面部3の形状が、工具先端視において、工具回転軸aから切れ刃6までの最短距離が工具半径rの20%となる形状であり、また、第一平面部4を工具回転軸aと平行な平面に形成したものを用いた。
[加工条件]
工具形状:アンダーカット形状
被削材:焼き入れ鋼(60HRC)
クーラント:オイルミスト
回転速度:30,000min-1
送り速度:375mm/min
仕上げ代:0.003mm(軸方向切り込み量:0.001mm)
加工形状:傾斜ポケット9mm×9mm×深さ1.5mm
加工時間:1時間39分
[結果]
図14は切れ刃6の刃先にRを付さないサンプルで加工した加工面の状態を示すものであり、図15は切れ刃6の刃先にR(0.004mm)を付したサンプルで加工した加工面の状態を示すものである。なお、各図において、(a)は加工面全体、(b)は15°傾斜面の拡大図である。
図14に示すように、切れ刃6の刃先にRを付さないものは加工初期に加工面にキズ(破線囲い部)が形成されることが確認された。これに対して、切れ刃6の刃先にRを付したものは、図15に示すように、キズのない鏡面に仕上げられている。
<実験例6>
本実施例において、球面部3の工具先端視における工具回転軸aから切れ刃6までの最短距離を工具半径rの10%にしたものと、70%にしたものの夫々の刃部2の切れ刃6の刃先に付したRの大きさが異なるサンプル(第一平面部4は工具回転軸aと平行な平面)を作製し、各サンプルについて、図11に示す傾斜面ポケットを下記加工条件で仕上げ加工した場合の加工面、具体的には、切れ刃6が接触する45°傾斜面の加工状態(仕上げ状態)を比較した。なお、加工面の加工状体は目視観察にて行った。
[加工条件]
工具形状:アンダーカット形状
被削材:焼き入れ鋼(60HRC)
クーラント:オイルミスト
回転速度:30,000min-1
送り速度:375mm/min
仕上げ代:0.003mm(軸方向切り込み量:0.001mm)
加工形状:傾斜ポケット9mm×9mm×深さ1.5mm
加工時間:1時間39分
[結果]
下表3は、実験例6の評価サンプル条件及び45°傾斜面の目視観察結果を示したものである。表中の45°傾斜面においては、加工した45°傾斜面にてカッターマークやムシレ等の発生が無く鏡面が得られたものを○、鏡面が得られなかったものを×で示した。
Figure 0007481377000003
表3に示すように、球面部3の工具先端視における工具回転軸aから切れ刃6までの最短距離を工具半径rの10%にしたものと70%にしたものの双方において、切れ刃6の刃先のRの大きさを0.001mmとしたものにカッターマークが発生し、切れ刃6の刃先のRの大きさを0.025mmとしたものにムシレが発生した。また、上記以外のものは良好な鏡面が得られた。
以上から、切れ刃6の刃先に付されるRの大きさは、0.003mm以上0.02mm以下の範囲とすることが好ましいことが確認された。なお、刃先にRの代わりに、レーザ処理等でチャンファ面を付した場合も同様の結果が得られた。
<実験例7>
先端部がcBN焼結体からなる半球形状に形成されたボールエンドミル(以下、「半球形状ボールエンドミル」という。)と、本実施例とを用い、四角ポケットの底面を下記加工条件で加工した場合の加工面を比較した。なお、実験例7においては、球面部3の形状が、工具先端視において、工具回転軸aから切れ刃6までの最短距離が工具半径rの35%となる形状であり、また、第一平面部4を工具回転軸aと平行な平面に形成したものを用いた。
[加工条件]
工具形状:アンダーカット形状
被削材:焼き入れ鋼(60HRC)
クーラント:オイルミスト
回転速度:30,000min-1
送り速度:375mm/min
径方向切り込み量:0.005mm
軸方向切り込み量:0.005mm
加工形状:4mm×4mm×0.005mm
加工時間:12分
[結果]
図16は半球形状ボールエンドミルで加工した底面の状態を示すものであり、図17は本実施例で加工した底面の状態を示すものである。なお、各図において、(a)は加工後の工具状態、(b)は底面の加工状態である。
図16(b)に示すように、半球形状ボールエンドミルで加工した底面はムシレが発生しているのに対し、図17(b)に示すように、本実施例で加工した底面はムシレがなく鏡面に仕上げられている。これは、本実施例にはクーラント供給溝7が形成されており、刃部2へのクーラントの回り込み、浸透性が向上したためと考える。
なお、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 工具本体
2 加工
3 球面部
3a 円弧部
4 第一平面部
5 第二平面部
れ刃
7 クーラント供給溝
a 工具回転軸
r 工具半径

Claims (5)

  1. 工具本体の先端に、被加工材に摺接する球面部を有する加工部が設けられた仕上げ加工用工具であって、前記加工部は、前記球面部と連接する第一平面部を有し、この第一平面部と前記球面部との境界部の稜線が切れ刃に形成され、また、前記球面部は、工具回転軸を含むように形成され、また、前記第一平面部は、前記工具回転軸と平行な平面若しくは該工具回転軸に対して傾斜する傾斜面に形成され、また、前記第一平面部と連接する第二平面部を有し、この第二平面部は、前記第一平面部の基端と連接し該第一平面部と交差する交差面に形成され、この第二平面部と前記第一平面部とにより前記球面部にクーラントを供給するためのクーラント供給溝が形成され、また、前記第一平面部及び前記第二平面部は、前記工具回転軸に対して対称に設けられ、また、前記球面部は、工具先端視において、前記工具回転軸を中心とする一対の円弧部を有し、この一対の円弧部は、前記工具回転軸に対して対称に設けられ、さらに、前記球面部は、工具先端視において、前記工具回転軸から前記切れ刃までの最短距離が、工具半径の10%~70%となり、且つ、前記一対の円弧部の長さの和が、前記工具回転軸を中心とし前記円弧部を通る円の円周の6%~50%となるように構成されていることを特徴とする仕上げ加工用工具。
  2. 請求項1記載の仕上げ加工用工具において、前記加工部はcBN焼結体からなることを特徴とする仕上げ加工用工具。
  3. 請求項2記載の仕上げ加工用工具において、前記cBN焼結体は、cBN粒径が3μm以下であることを特徴とする仕上げ加工用工具。
  4. 請求項1~いずれか1項に記載の仕上げ加工用工具において、前記切れ刃にはR加工が施されていることを特徴とする仕上げ加工用工具。
  5. 請求項記載の仕上げ加工用工具において、前記R加工のRの大きさは、0.003mm~0.02mmであることを特徴とする仕上げ加工用工具。
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