JP7480753B2 - 車両および車載装置 - Google Patents

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Description

本開示は、車両および車載装置に関する。
特許文献1には、災害発生時にネットワークに通信障害が生じても、車両が路車間通信または車車間通信により避難先情報を入手し、表示端末に避難先情報を送信することにより、適切な避難先へ誘導するための情報を提供する方法が開示されている。
特開2015-153019号公報
ところで、複数の車両が車車間通信を行うことにより通信メッシュネットワークを形成することが考えられる。この場合、新たに車車間通信を行う車両が加わることにより、通信メッシュネットワークの全体網を拡大することができる。また、いずれかの車両がインターネットなどの外部ネットワークと接続されていれば、通信メッシュネットワークに参加する全ての車両から外部ネットワークへの接続が可能になる。
そのため、例えば災害発生時に、車車間通信により形成された通信メッシュネットワークを介して外部ネットワークから情報を取得することが期待される。その際、徒歩で避難している避難者が外部ネットワークからの情報を得ようとして、通信メッシュネットワークに参加している車両を探すことが想定される。しかしながら、通信メッシュネットワークに参加している車両がどの車両であるかを車両外部からでは判別することができない。
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであって、通信メッシュネットワークに参加している車両を車両外部から判別することができる車両および車載装置を提供することを目的とする。
本開示に係る車両は、ハードウェアを有するプロセッサを備え、前記プロセッサは、複数の車両による車車間通信により形成された通信メッシュネットワークを介して自車両が外部ネットワークに接続している場合、前記自車両が前記外部ネットワークに接続中であることを示す接続情報を、車両外部から視認可能な情報として出力する。
本開示に係る車載装置は、ハードウェアを有するプロセッサを備え、前記プロセッサは、複数の車両による車車間通信により形成された通信メッシュネットワークを介して自車両が外部ネットワークに接続している場合、前記自車両が前記外部ネットワークに接続中であることを示す接続情報を、車両外部から視認可能な情報として出力する。
本開示によれば、通信メッシュネットワークに参加している車両を車両外部から判別することができる。
図1は、実施形態における通信システムの概略構成を示す図である。 図2は、車両の構成を説明するためのブロック図である。 図3は、通信制御フローを示すフローチャート図である。 図4は、自車両の位置を判断する制御フローを示すフローチャート図である。
以下、図面を参照して、本開示の実施形態における車両および車載装置について具体的に説明する。なお、本開示は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
図1は、実施形態における通信システムの概略構成を示す図である。通信システム1は、複数の車両2による車車間通信により形成された通信メッシュネットワーク3と、インターネットなどの外部ネットワーク4とを含んで形成されている。この通信システム1では、通信メッシュネットワーク3と外部ネットワーク4とが通信可能に接続されている。そのため、通信メッシュネットワーク3を形成する複数の車両2と、外部ネットワーク4に接続された外部機器との間で情報の送受信が可能である。この外部機器には、サーバなどの各種装置が含まれる。
車両2は、自車両と他車両との間で無線通信(車車間通信)を行う車載装置10を備えている。そのため、車載装置10で通信可能な範囲内において隣接する車両2同士が車車間通信を行うことが可能である。さらに、一台の車両2が複数の車両2と車車間通信を行うことにより、車車間通信によって複数の車両2が通信可能に繋がることが可能である。その結果、複数の車両2による通信メッシュネットワーク3が形成される。
通信メッシュネットワーク3は、複数の車両2が網の目状の伝送経路を形成し、データをリレー式に転送する通信ネットワークである。通信メッシュネットワーク3内のデータは、目的地となる車両2までリレー式に繰り返し転送されて運ばれる。そのため、通信メッシュネットワーク3を形成している複数の車両2は、他車両が保有するデータを取得することができる。また、図1に示すように、通信メッシュネットワーク3に参加している複数の車両2のうちのいずれかの車両2が外部ネットワーク4と通信可能に接続することができれば、通信メッシュネットワーク3に参加している全ての車両2から外部ネットワーク4への接続が可能になる。
外部ネットワーク4は、インターネットや、通信事業者などにより形成された通信ネットワークや、自治体により形成された通信ネットワークである。つまり、外部ネットワーク4は、通信メッシュネットワーク3に対して外部に形成された通信ネットワークである。
例えば、災害発生時などに、複数の車両2による通信メッシュネットワーク3を用いて、外部ネットワーク4からの情報を取得することが考えられる。災害が発生したことにより、車両2が近くの基地局との間で無線通信できなくなり、自車両から直接的に外部ネットワーク4に接続できないことが想定される。また、災害発生時に被災地域に居た人が、スマートホンなどの携帯端末を持ち出せなかった場合など、外部ネットワーク4との通信手段を失うことが想定される。そこで、車両2の車載装置10は、通信メッシュネットワーク3を介して外部ネットワーク4に接続する通信制御を実行する。
この場合、徒歩等で避難している者が、外部ネットワーク4との通信手段を求めて、外部ネットワーク4に接続されている車両2を探すことが想定される。そのため、通信メッシュネットワーク3に参加している車両2は、自車両が通信メッシュネットワーク3を介して外部ネットワーク4に接続していることを示す情報を、車両外部から視認可能な情報として出力するように構成されている。
図2は、車両の構成を説明するためのブロック図である。車両2は、車載装置10と、フロントガラス20と、ハザードランプ30と、アンテナ40とを備えている。
車載装置10は、車両2に搭載された装置であり、車両2を制御する電子制御装置を含んで構成されている。この車載装置10は、通信部11と、制御部12と、記憶部13とを備えている。
通信部11は、車両2の外部機器との間で無線通信を行う通信機である。この通信部11は、他車両との間で無線通信を行う近距離通信部と、基地局との間で無線通信を行う遠距離通信部とを含んで構成されている。車載装置10は近距離通信部による他車両との車車間通信によって、通信メッシュネットワーク3を形成することができる。また、車載装置10は遠距離通信部による基地局との無線通信によって、直接的に外部ネットワーク4に接続することができる。つまり、車載装置10は、通信部11により、移動体通信の基地局を介して外部ネットワーク4に接続され、外部ネットワーク4経由で他の機器と通信を行う。
制御部12は、プロセッサと、メモリと、を備えている。プロセッサは、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等からなる。メモリは主記憶装置であって、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等からなる。この制御部12は記憶部13に格納されたプログラムをメモリ(主記憶装置)の作業領域にロードして実行し、プログラムの実行を通じて各構成部等を制御することにより、所定の目的に合致した機能を実現する。
記憶部13は、EPROM(Erasable Programmable ROM)等の記録媒体から構成される。記憶部13には、制御部12で実行される各種のプログラムが格納されている。一例として、記憶部13には、通信部11を用いた無線通信を制御するためのプログラムが格納されている。また、記憶部13には、通信部11による無線通信で取得した情報が格納される。
そのため、制御部12は、記憶部13に格納されたプログラムに基づいて通信制御を実行する。通信制御には、通信部11が他車両との間で車車間通信を行う近距離通信制御と、通信部11が基地局との間で無線通信を行う遠距離通信制御と、が含まれる。制御部12は近距離通信制御を実行し、通信部11と他車両との間での通信を制御する。車車間通信における通信距離は、遠距離通信における通信距離よりも短い距離であり、車両2の周辺環境に応じて変化する。
また、制御部12は遠距離通信制御を実行し、通信部11と基地局との間での通信を制御することにより、基地局を介した外部ネットワーク4との通信を制御する。
また、制御部12は、通信制御として、通信メッシュネットワーク3を形成する制御(メッシュ形成制御)を実行する。制御部12は、メッシュ形成制御を実行することにより、自車両と他車両との間の車車間通信を制御し、複数の車両2による車車間通信により形成された通信メッシュネットワーク3を構築する。
さらに、制御部12は、通信メッシュネットワーク3を介して外部ネットワーク4に接続する制御(経由制御)を実行する。制御部12は経由制御を実行し、自車両と他車両との間の車車間通信を制御することにより、通信メッシュネットワーク3を介した外部ネットワーク4との通信を制御する。
つまり、車載装置10は、外部ネットワーク4を接続する際、自車両から直接的に外部ネットワーク4に接続することも、通信メッシュネットワーク3を介して外部ネットワーク4に接続することも可能である。
例えば、平常時など、通信部11により直接的に外部ネットワーク4に接続できる場合には、制御部12は、この接続状態で外部ネットワーク4との通信を制御する。一方、災害発生時など、通信部11により直接的に外部ネットワーク4に接続できない場合には、制御部12は、通信部11を制御して通信メッシュネットワーク3を形成するとともに、通信メッシュネットワーク3を介して外部ネットワーク4に接続する。
そして、制御部12は、自車両が通信メッシュネットワーク3を介して外部ネットワーク4に接続中であることを示す情報を、車両外部から視認可能な情報として出力する。つまり、制御部12は、自車両が外部ネットワーク4に接続中であることを、車両外部にいる者へ報知する報知制御を実行する。その情報の出力先として、フロントガラス20や、ハザードランプ30や、アンテナ40が挙げられる。
具体的には、制御部12は、報知制御として、フロントガラス20に情報を表示する表示制御を実行する。車載装置10は、種々の情報をフロントガラス20に表示するための表示装置を備えている。この表示装置は、いわゆるヘッドアップディスプレイである。そして、制御部12は、フロントガラス20に情報を表示する表示制御を実行し、フロントガラス20に種々の情報を表示させることが可能である。この場合、フロントガラス20に表示される情報は文字情報を含む。つまり、車載装置10は、自車両が通信メッシュネットワーク3を介して外部ネットワーク4に接続されていることを示す文字情報、例えば「外部ネットワークに接続中」などのメッセージをフロントガラス20に表示する。外部ネットワーク4に接続された状態からその通信接続が切断された場合には、車載装置10は、当該車両2が通信メッシュネットワーク3を介して外部ネットワーク4に接続されていたことを示す履歴情報を、フロントガラス20に表示することができる。この履歴情報は文字情報を含むものである。また、履歴情報は、制御部12により生成され、記憶部13に格納されている。例えば、制御部12は、現在時刻から数十分前まで外部ネットワーク4に接続していたことを示す履歴情報を、文字情報にてフロントガラス20に表示することができる。
また、制御部12は、報知制御として、ハザードランプ30を点滅させる点滅制御を実行する。そして、制御部12は、外部ネットワーク4に接続中である場合、通常の点滅とは異なる点滅状態となるようにハザードランプ30を点滅させる。例えば、制御部12は、外部ネットワーク4に接続中、通常の点滅間隔よりも長い間隔でハザードランプ30を点滅させる。外部ネットワーク4に接続された状態からその通信接続が切断された場合には、制御部12はハザードランプ30の点滅を消すことができる。
さらに、制御部12は、報知制御として、アンテナ40を自動で伸縮させる伸縮制御を実行する。アンテナ40は、テレビやラジオなどの放送電波を受信するアンテナである。そして、制御部12は、外部ネットワーク4に接続中である場合、通常の長さとは異なる長さとなるようにアンテナ40を伸ばす。例えば、制御部12は、外部ネットワーク4に接続中、通常の長さよりも長くなるようにアンテナ40を伸ばす。外部ネットワーク4に接続された状態からその通信接続が切断された場合には、制御部12はアンテナ40を縮ませて格納させることができる。
図3は、通信制御フローを示すフローチャート図である。図3に示す制御は、制御部12により繰り返し実施される。
制御部12は、自車両から直接的に外部ネットワーク4に接続できない状態であるか否かを判定する(ステップS101)。ステップS101では、遠距離通信制御による自車両と基地局との間の通信では、外部ネットワーク4に接続することができない状態にあるか否かが判定される。例えば、制御部12は、ステップS101において、外部ネットワーク4に接続できない状態が所定期間だけ継続したか否かを判定する。
自車両から直接的に外部ネットワーク4に接続できる状態である場合(ステップS101:No)、この制御ルーチンは終了する。ステップS101で否定的に判定された場合、制御部12は平常時の通信接続が可能であると判断する。
自車両から直接的に外部ネットワーク4に接続できない状態である場合(ステップS101:Yes)、制御部12は通信部11による車車間通信により通信メッシュネットワーク3を形成する(ステップS102)。ステップS102では、制御部12が通信メッシュネットワーク3を形成する制御を実行し、自車両が通信メッシュネットワーク3に参加する。
そして、制御部12は、自車両が通信メッシュネットワーク3を介して外部ネットワーク4に接続したか否かを判定する(ステップS103)。ステップS103では、自車両が参加している通信メッシュネットワーク3が外部ネットワーク4に接続しているか否かが判定される。
自車両が通信メッシュネットワーク3を介して外部ネットワーク4に接続していないと判定された場合(ステップS103:No)、この制御ルーチンは終了する。ステップS103で否定的に判定された場合、通信メッシュネットワーク3は形成されているものの、その通信メッシュネットワーク3に参加している車両2のうちのいずれも外部ネットワーク4に接続していないことになる。
自車両が通信メッシュネットワーク3を介して外部ネットワーク4に接続していると判定された場合(ステップS103:Yes)、制御部12は、外部ネットワーク4に接続中であることを示す情報を、車両外部から視認可能な情報として出力する(ステップS104)。ステップS104では、制御部12による報知制御が実行される。この報知制御には、フロントガラス20に情報を表示する表示制御と、ハザードランプ30を点滅させる点滅制御と、アンテナ40を伸ばす伸縮制御とのうちのいずれか一つが含まれる。このステップS104の処理を実施すると、この制御ルーチンは終了する。
以上説明した通り、実施形態によれば、例えば災害が発生したことによりその地域の基地局を介して外部ネットワーク4に接続できない状況であっても、複数の車両2による車車間通信により形成された通信メッシュネットワーク3を介して外部ネットワーク4に接続することができる。そして、外部ネットワーク4から災害情報などの各種情報を取得することができる。その際、車両2は、自車両が通信メッシュネットワーク3を介して外部ネットワーク4に接続していることを示す情報を、車両外部から視認可能な情報として出力することができる。これにより、車両2の外部にいる者がその情報を視認することができるため、例えば徒歩で避難している者にとっては、どの車両2が外部ネットワーク4に接続している車両かを判別することができる。
また、車両2単体だと車車間通信の電波が届かない距離であっても、複数の車両2からなる通信メッシュネットワーク3を用いてデータを運ぶことができる。その際、網の目状の伝送経路であることにより複数の経路が存在するため、車両2は最適な経路を選択して接続することができる。言い換えれば、最適な経路が使えないときには、最適な経路を迂回して通信を接続することも可能である。つまり、通信メッシュネットワーク3では複数の車両2が接続を分担するので、仮に一台の車両2が通信メッシュネットワーク3から離脱しても、他の経路を検出して接続することが可能なため、接続が途切れない。
なお、制御部12は、災害発生時に限らず、直接的に外部ネットワーク4に接続できない期間が所定時間以上経過した場合には、通信メッシュネットワーク3を介した外部ネットワーク4への接続を行うことができる。
また、通信メッシュネットワーク3を形成する車両2は、停車中である場合に限らず、移動中であってもよい。さらに、車両2は、イグニッションがオフの状態であっても、車載装置10の通信部11により無線通信が可能に構成されている。つまり、イグニッションがオフの状態である車両2であっても通信メッシュネットワーク3を形成することができる。
また、制御部12は表示制御を実行する場合、文字情報の他に、情報の種別に応じてフロントガラス20に表示する色を異なる色にすることができる。例えば、制御部12は、外部ネットワーク4に接続できない状態にある場合にはフロントガラス20に青文字の情報を表示し、通信メッシュネットワーク3を介して外部ネットワーク4に接続している状態にある場合にはフロントガラス20に赤文字の情報を表示する。あるいは、外部ネットワーク4に接続できない状態にある場合にはフロントガラス20に何も表示しなくてもよい。
また、制御部12は表示制御を実行する際、文字情報を表示せずに、色の情報のみをフロントガラス20に表示してもよい。例えば、制御部12は、通信メッシュネットワーク3を介して外部ネットワーク4に接続している状態にある場合には、フロントガラス20の所定領域に赤い色を表示する。
また、通信メッシュネットワーク3は、参加する車両2の台数が変化するものである。つまり、既に形成された通信メッシュネットワーク3に新たに参加する車両2もあれば、通信メッシュネットワーク3から離脱する車両2もある。そのため、通信メッシュネットワーク3は、車両2の台数や車両位置に応じて、その全体網の形状および大きさが変化するものである。
例えば、通信メッシュネットワーク3に参加する車両2が広範囲に展開するほどその全体網が大きくなり、情報の取得可能範囲を広げることができる。その際、通信メッシュネットワーク3に参加している車両2に対して新たな車両2が車車間通信を行うことにより、通信メッシュネットワーク3の全体網が拡大する。また、通信メッシュネットワーク3の全体網を拡大しなくても、ある範囲内に集中的に車両2を配置するほど伝送経路の網の目が細かくなるため、情報の取得可能範囲を埋めることができる。
このように、車両2は自車両が停止した状態であっても、通信メッシュネットワーク3の全体網が変化することにより、自車両の相対的な位置関係が変化する。そこで、制御部12は、通信メッシュネットワーク3の全体網のうちの自車両の位置を判断するように構成されている。この制御の一例を図4に示す。
図4は、自車両の位置を判断する制御フローを示すフローチャート図である。図4に示す制御は、制御部12により繰り返し実行される。
制御部12は、自車両が通信メッシュネットワーク3に参加しているか否かを判定する(ステップS201)。ステップS201では、通信メッシュネットワーク3が外部ネットワーク4に接続しているか否かを問わない。要するに、通信メッシュネットワーク3が外部ネットワーク4に接続している状態はもちろん、通信メッシュネットワーク3が外部ネットワーク4に接続していない状態であっても、自車両が通信メッシュネットワーク3に参加さえしていれば、ステップS201で肯定的に判定される。
自車両が通信メッシュネットワーク3に参加していないと判断された場合(ステップS201:No)、この制御ルーチンは終了する。
一方、自車両が通信メッシュネットワーク3に参加していると判断された場合(ステップS201:Yes)、制御部12は、通信メッシュネットワーク3の全体網のうちの自車両の位置を判断する(ステップS202)。車載装置10は、GPSの受信機を備えている。また、制御部12は、GPSの受信機により受信した測位信号に基づいて、車両2の現在位置を示す情報を取得することができる。さらに、制御部12は、通信メッシュネットワーク3により情報を送信する際、自車両の現在位置を示す情報を送信する。これにより、通信メッシュネットワーク3に参加する車両2は、他車両の位置情報を取得できるため、通信メッシュネットワーク3の全体網を把握することができる。そして、ステップS202では、自車両が通信メッシュネットワーク3の全体網のうち中心側に位置するか否かを判断する。さらに、ステップS202では、自車両が通信メッシュネットワーク3の全体網のうち周縁側に位置するか否かを判断する。
そして、制御部12は、通信メッシュネットワーク3の全体網のうちの自車両の位置に応じた情報を、車両外部から視認可能な情報として出力する(ステップS203)。自車両が全体網の中心側に位置する場合、ステップS203では、自車両の位置が全体網の中心側であることを示す情報を、車両外部から視認可能な情報として出力する。あるいは、自車両が全体網の周縁側に位置する場合、ステップS203では、自車両の位置が全体網の周縁側であることを示す情報を、車両外部から視認可能な情報として出力する。
このステップS203における情報の出力方法は、フロントガラス20に情報を表示する方法を適用することができる。つまり、制御部12は、ステップS203において、中心側に位置することを示す文字情報や、周縁側に位置することを示す文字情報をフロントガラス20に表示することが可能である。また、制御部12は、文字情報に限らず、その情報を異なる色により表示することができる。
あるいは、ステップS203における情報の出力方法は、ハザードランプ30に情報を報知する方法を適用することができる。例えば、自車両が中心側に位置する場合には、制御部12は、左右両方のハザードランプ30を点滅させる。一方、自車両が周縁側に位置する場合には、制御部12は、左右のハザードランプ30のうちの一方のみを点滅させ、他方は消灯させる。これにより、ハザードランプ30を用いて異なる情報を報知することができる。このステップS203の処理を実施すると、この制御ルーチンは終了する。
このように、通信メッシュネットワーク3の全体網に対する自車両の相対的な位置情報を、車両外部に出力することにより、車両2の外部にいる者に通信メッシュネットワーク3で情報取得可能な範囲を知らせることができる。また、時間の経過に伴い通信メッシュネットワーク3の全体網の形状や大きさが変化した場合、自車両が継続して停車中であっても、全体網に対する相対的な位置が変化することになる。そのため、制御部12は、通信メッシュネットワーク3の全体網のうちの相対的な位置関係が変化したことを車両外部に報知することができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。本開示のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施の形態に限定されるものではない。したがって、添付のクレームおよびその均等物によって定義される総括的な開示の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 通信システム
2 車両
3 通信メッシュネットワーク
4 外部ネットワーク
10 車載装置
11 通信部
12 制御部
13 記憶部
20 フロントガラス
30 ハザードランプ
40 アンテナ

Claims (20)

  1. ハードウェアを有するプロセッサを備え、
    前記プロセッサは、複数の車両による車車間通信により形成された通信メッシュネットワークを介して自車両が外部ネットワークに接続している場合、前記自車両が前記外部ネットワークに接続中であることを示す接続情報を、車両外部から視認可能な情報として出力する
    車両。
  2. 前記プロセッサは、前記自車両から直接的に前記外部ネットワークに接続できない場合に、前記車車間通信が可能な他車両と通信を行い、前記通信メッシュネットワークを形成する
    請求項1に記載の車両。
  3. 前記プロセッサは、前記自車両が前記通信メッシュネットワークに参加している場合に、前記通信メッシュネットワークの全体網のうち、前記自車両がどの位置に存在しているかを判断し、
    前記全体網における前記自車両の位置に応じた情報を、車両外部から視認可能な情報として出力する
    請求項1または2に記載の車両。
  4. 前記プロセッサは、前記自車両が前記全体網のうち中心側に位置すると判断した場合、前記自車両の位置が当該中心側であることを示す情報を、車両外部から視認可能な情報として出力する
    請求項3に記載の車両。
  5. 前記プロセッサは、前記自車両が前記全体網のうち周縁側に位置すると判断した場合、前記自車両の位置が当該周縁側であることを示す情報を、車両外部から視認可能な情報として出力する
    請求項3または4に記載の車両。
  6. 前記プロセッサは、
    前記通信メッシュネットワークを介して前記外部ネットワークと接続された状態から前記外部ネットワークとの通信接続が切断された場合、前記通信メッシュネットワークを介して前記外部ネットワークに接続していたことを示す履歴情報を、車両外部から視認可能な情報として出力する
    請求項1から5のうちのいずれか一項に記載の車両。
  7. 前記プロセッサは、車両外部から視認可能な情報を出力する際、前記自車両のフロントガラスに各種の前記情報を表示する
    請求項6に記載の車両。
  8. 前記プロセッサは、前記各種の情報をフロントガラスに表示する際、情報の種別に応じて前記フロントガラスに表示する色を異なる色にする
    請求項7に記載の車両。
  9. 前記プロセッサは、前記自車両が前記通信メッシュネットワークを介して前記外部ネットワークと接続中である場合、前記自車両のハザードランプを点滅させる
    請求項1から8のうちのいずれか一項に記載の車両。
  10. 前記プロセッサは、車両外部から視認可能な情報を出力する際、前記自車両のアンテナの長さを変化させる
    請求項1から9のうちのいずれか一項に記載の車両。
  11. ハードウェアを有するプロセッサを備え、
    前記プロセッサは、複数の車両による車車間通信により形成された通信メッシュネットワークを介して自車両が外部ネットワークに接続している場合、前記自車両が前記外部ネットワークに接続中であることを示す接続情報を、車両外部から視認可能な情報として出力する
    車載装置。
  12. 前記プロセッサは、前記自車両から直接的に前記外部ネットワークに接続できない場合に、前記車車間通信が可能な他車両と通信を行い、前記通信メッシュネットワークを形成する
    請求項11に記載の車載装置。
  13. 前記プロセッサは、前記自車両が前記通信メッシュネットワークに参加している場合に、前記通信メッシュネットワークの全体網のうち、前記自車両がどの位置に存在しているかを判断し、
    前記全体網における前記自車両の位置に応じた情報を、車両外部から視認可能な情報として出力する
    請求項11または12に記載の車載装置。
  14. 前記プロセッサは、前記自車両が前記全体網のうち中心側に位置すると判断した場合、前記自車両の位置が当該中心側であることを示す情報を、車両外部から視認可能な情報として出力する
    請求項13に記載の車載装置。
  15. 前記プロセッサは、前記自車両が前記全体網のうち周縁側に位置すると判断した場合、前記自車両の位置が当該周縁側であることを示す情報を、車両外部から視認可能な情報として出力する
    請求項13または14に記載の車載装置。
  16. 前記プロセッサは、
    前記通信メッシュネットワークを介して前記外部ネットワークと接続された状態から前記外部ネットワークとの通信接続が切断された場合、前記通信メッシュネットワークを介して前記外部ネットワークに接続していたことを示す履歴情報を、車両外部から視認可能な情報として出力する
    請求項11から15のうちのいずれか一項に記載の車載装置。
  17. 前記プロセッサは、車両外部から視認可能な情報を出力する際、前記自車両のフロントガラスに各種の前記情報を表示する
    請求項16に記載の車載装置。
  18. 前記プロセッサは、前記各種の情報をフロントガラスに表示する際、情報の種別に応じて前記フロントガラスに表示する色を異なる色にする
    請求項17に記載の車載装置。
  19. 前記プロセッサは、前記自車両が前記通信メッシュネットワークを介して前記外部ネットワークと接続中である場合、前記自車両のハザードランプを点滅させる
    請求項11から18のうちのいずれか一項に記載の車載装置。
  20. 前記プロセッサは、車両外部から視認可能な情報を出力する際、前記自車両のアンテナの長さを変化させる
    請求項11から19のうちのいずれか一項に記載の車載装置。
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