JP7478296B1 - 模型玩具 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、例えば、複数の形態に変更可能な模型玩具において、所定の形態においてパーツ間の隙間を埋める新規な仕組みを提供する。【解決手段】本模型玩具は、第1形態と第2形態との間で変化する模型玩具であって、第1形態において所定の隙間を塞ぐように組み付けられ、第2形態において所定の隙間を形成するように組み付けられる変形機構と、第2形態において、変形機構によって形成された所定の隙間に組み付けられる装備パーツとを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、模型玩具に関する。
特許文献1には、複数の部材を組み合わせることにより、模型玩具の隙間を埋める技術について提案されている。また、特許文献2には、関節を屈曲させた際に関節部分の形状が連続的に自然で違和感のない滑らかな形状とすることについて提案されている。
特開2022-105751号公報 特開2015-195972号公報
上記従来技術では、組立部品の隙間を埋めることや、関節部において屈曲した際に隙間が開くことなく自然な印象で動作することについて開示されている。しかし、所定の隙間を形成する状態と、形成しない状態とを設けることにより、模型玩具の外観を複数の異なる形態に変更することについては検討されていない。
本発明は、例えば、複数の形態に変更可能な模型玩具において、所定の形態においてパーツ間の隙間を埋める新規な仕組みを提供する。
本発明は、例えば、模型玩具であって、第1形態と第2形態との間で変化する模型玩具であって、前記第1形態において所定の隙間を塞ぐように組み付けられ、前記第2形態において前記所定の隙間を形成するように組み付けられる変形機構と、前記第2形態において、前記変形機構によって形成された前記所定の隙間に組み付けられる装備パーツとを備える。
また、本発明は、例えば、第1形態と第2形態との間で変化する模型玩具であって、前記第1形態において前記模型玩具の外側に露出する所定の隙間を形成しないように組み付けられ、前記第2形態において前記所定の隙間を形成するように組み付けられる変形機構と、前記第2形態において、前記変形機構によって形成された前記所定の隙間に組み付けられる装備パーツとを備える。
本発明によれば、例えば、複数の形態に変更可能な模型玩具において、所定の形態においてパーツ間の隙間を埋める新規な仕組みを提供する。
一実施形態に係る模型玩具の一形態の(a)外観正面及び(b)外観側面の一例を示す図。 一実施形態に係る模型玩具の腰部の(a)斜視図及び(b)分解斜視図。 一実施形態に係る模型玩具の腰部における第1変形機構の分解斜視図。 一実施形態に係る模型玩具の腰部における第1変形機構の(a)斜視図、(b)組み付け構成を示す図。 一実施形態に係る模型玩具の(a)脚部の分解斜視図及び(b)上腿部の分解斜視図。 一実施形態に係る模型玩具の脚部における第2変形機構の(a)側面図及び(b)斜視図。 一実施形態に係る模型玩具の脚部における第2変形機構の構成例を示す図。 一実施形態に係る模型玩具の脚部における第2変形機構の動作を示す図。 一実施形態に係る模型玩具の(a)脚部の分解斜視図及び(b)下腿部の分解斜視図。 一実施形態に係る模型玩具の第3変形機構の構成を示す断面図。 一実施形態に係る模型玩具の第3変形機構の(a)第1形態を示す図及び(b)第2形態を示す図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴うち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<模型玩具の外観>
まず図1を参照して、本実施形態に係る模型玩具100の外観構成の一例について説明する。図1(a)は模型玩具100の外観正面を示し、図1(b)は模型玩具100の外観側面を示す。なお、上下、左右、前後の矢印については図における模型玩具の向きを示し、他の図面についても同様である。
模型玩具100は、本体部を構成する頭部101、胸部102、腕部103a、103b、脚部104a、104b、及び腰部105を備える。本実施形態では模型玩具の一例として人型ロボットを例に説明するが、本発明を限定する意図はなく、本発明は人、動物、ロボット、昆虫、恐竜、武具、装飾具等、様々な模型に適用することができる。
頭部101は、胸部102に連結される。胸部102には、さらに側部において右腕部103b及び左腕部103aが連結部材によって連結され、下部において腰部105が連結される。腰部105には股関節が含まれ、右脚部104b及び左脚部104aがそれぞれ回動可能に連結される。なお、以下では、頭部101及び胸部102を含む部分を上体部と称する。
また、本実施形態に係る模型玩具100は、通常状態である第1形態と、第1形態から1以上の装飾パーツを追加で組み付けた第2形態との間で変化可能である。図1では第2形態の模型玩具100を示す。第2形態においては、追加のパーツが組み付けられるため当該パーツを組み付ける領域が必要となる。一方で、当該領域は、第1形態においては隙間となり、模型玩具100の外観に不自然な印象を与えてしまう。そこで、本実施形態によれば、第1形態において所定の隙間を塞ぐように組み付けられ、第2形態においては所定の隙間を形成するように組み付けられる変形機構(ギミック)を有する。当該変形機構は、模型玩具100の各所に組み込まれる。各所に組み込まれた変形機構は、それぞれ配置される位置に応じて適した機構であることが望ましい。以下では、種々の変形機構について説明する。
<第1変形機構>
<腰部の構成>
以下では、本実施形態に係る第1変形機構について説明する。まず図2を参照して、本実施形態に係る模型玩具100の腰部105の構成について説明する。図2(a)は腰部105の斜視図を示す。図2(b)は図2(a)に示す腰部105の一部を分解した斜視図を示す。
図2(a)に示す腰部105は、図2(b)に示すように、股間パーツ201a、201bが腰部105の前方にそれぞれ回動可能に連結される。股間パーツ201a、201bはそれぞれ左右対称に形成される。つまり、股間パーツ201a、201bに含まれる各パーツは左右方向(所定方向)に反転させることにより一方のパーツと同様の形状となる。
<股間パーツの構成>
次に図3を参照して、本実施形態に係る模型玩具100の股間パーツの構成について説明する。図3は股間パーツ201aの分解斜視図を示す。なお、股間パーツ201bは股間パーツ201aと同様の構成であるため説明を省略する。
股間パーツ201は、パーツ301~307を含んで構成される。図中点線に示すように、パーツ301に対してパーツ302、303、306が順に組み付けられ、パーツ304、305が順に組み付けられ、さらにパーツ307が組み付けられる。パーツ302は本実施形態に係る変形機構(ギミック)を構成するパーツである。パーツ302は、2つのパーツ201a、201bにおいてそれぞれ左右対称の形状で設けられる。また、パーツ303は、装備パーツの一例であり、第2形態において形成された所定の隙間に組み付けられる。パーツ303は例えば他のパーツとは異なる色や透明度で形成され、模型玩具100の外観の印象を大きく変更することができるパーツである。
変形機構の詳細については図4を用いて後述する。
<第1変形機構の構成>
次に、図4を参照して、本実施形態に係る股間パーツ201aの変形機構(第1変形機構)について説明する。図4(a)、(b)は股間パーツ201aに含まれるパーツ302のそれぞれ異なる面を示す。図4(c)、(d)は、図4(a)、(b)に示すパーツ302をそれぞれパーツ301に対して組み付けた様子を示す。
図4(a)に示すパーツ302は、第1面を表にした状態を示す。一方、図4(b)に示すパーツ302は、図4(a)に示す状態から左右を反転させて裏返した状態であり、第2面を表にした状態を示す。図4(b)に示す第2面には、図4(a)の第1面と比較して、凹部が形成されており内部に空間(所定の隙間)を有している。
図4(c)は図4(a)に示す第1面を外側にしてパーツ302が左側の股間パーツ201aに含まれるパーツ301に組み付けられた第1形態の様子を示す。この第1形態の状態においては、所定の隙間が露出していないため、装備パーツであるパーツ303を組み付けることができない。一方、図4(d)は図4(b)に示す第2面を外側にしてパーツ302が右側の股間パーツ201bに含まれるパーツ301に組み付けられた第2形態の様子を示す。この第2形態の状態においては、所定の隙間が露出しているため、当該領域を利用して装備パーツであるパーツ303を組み付けることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る第1変形機構では、所定の方向に対称の形状を有する2つのパーツを含み、2つのパーツは、第1形態において、一方のパーツが第1面を表にして第1パーツ(右側パーツ)に組み付けられ、他方のパーツが第1面を表にして第2パーツ(左側パーツ)に組み付けられる。また、第2形態において、一方のパーツが第1面の裏面となる第2面を表にして第2パーツ(左側パーツ)に組み付けられ、他方のパーツが第2面を表にして第1パーツ(右側パーツ)に組み付けられる。つまり、本第1変形機構によれば、第1形態と第2形態とで、所定のパーツがそれぞれ左右反転して組み付けられ、組む付けられる先のパーツも第1形態と第2形態とで互いに異なることを特徴とする。また、上記所定のパーツは第2面に凹部が設けられており、第2形態において露出して組み付けられ、装備パーツをさらに組み付けることができる。このような構成により、本第1変形機構は第2形態で装備パーツを組み付けるために利用する所定の隙間を第1形態においては露出しないように変形し、外観が不自然な印象とならないように形成することができる。これにより、本実施形態によれば、複数の形態に変更可能な模型玩具において、所定の形態においてパーツ間の隙間を埋める新規な仕組みを提供することができる。
<第2変形機構>
<上腿部の構成>
以下では、本実施形態に係る第2変形機構について説明する。まず図5を参照して、本実施形態に係る模型玩具100の脚部104aの上腿部501の構成について説明する。図5(a)は脚部104aの分解斜視図を示す。図5(b)は図5(a)に示す上腿部501を分解した斜視図を示す。なお、脚部104bも同様の構成であるため詳細な説明は省略する。
図5(a)に示すように、脚部104aは、上腿部501、下腿部502、及び足部503を含んで構成される。上腿部501は、図5(b)に示すように、複数のパーツ511~517を含んで構成される。パーツ511、512によって第2変形機構が構成される。パーツ511がパーツ512に組み付けられ、パーツ512がパーツ513に対して回転可能に組み付けられる。さらにパーツ511、512をパーツ513と挟み込むようにパーツ517が組み付けられる。
パーツ515は装備パーツの一例であり、模型玩具100の第2形態においてパーツ511、512、513、517を含むパーツ群に対して組み付けられる。パーツ515は例えば他のパーツとは異なる色や透明度で形成され、模型玩具100の外観の印象を大きく変更することができるパーツである。
さらに、パーツ514、516が、パーツ511、512、513、515、517を含むパーツ群に対して両側面から組み付けられる。これにより、上腿部501が組み立てられる。なお、パーツ516は模型玩具100の上下方向に回動可能に組み付けられる。従って、パーツ516を上方向に持ち上げることにより、パーツ515を着脱することができる。
<第2変形機構の構成>
次に図6及び図7を参照して、本実施形態に係る模型玩具100の第2変形機構の構成について説明する。図6(a)は第2変形機構の側面図を示す。図6(b)は第2変形機構の斜視図を示す。ここでは、脚部104aの上腿部501に含まれる第2変形機構について説明するが、同様の変形機構が脚部104bの上腿部に含まれてもよく、詳細な説明については省略する。
図6(a)及び図6(b)では、パーツ513に対して、第2変形機構を構成するパーツ511、512が回動可能に組み付けられた様子を示す。より詳細には、パーツ511がパーツ512に対して回動可能に組み付けられ、さらにパーツ512がパーツ513に対して回転可能に組み付けられる。なお、図(a)及び図6(b)は、模型玩具100の第2形態での様子を示す。パーツ512が回転することにより、パーツ511が所定の隙間に移動し第1形態へ遷移する。詳細については図8を用いて後述する。
図6(a)に示すように、パーツ512には突起部520が形成される。突起部520は第2変形機構を第2形態から第1形態へ変更する場合にパーツ512に対して回転力を与えるためのトリガとなる部分である。即ち、この突起部520に対して下方向に力が加えられることにより、パーツ512が回転し、それに伴ってパーツ512に連結されているパーツ511が所定方向(図中左方向)に移動する。
図7は本実施形態に係る第2変形機構を構成するパーツ511、512を示す。図7(a)はパーツ511、512の分解正面図を示す。図7(b)は第2変形機構の第2形態を示し、図7(c)は第2変形機構の第1形態を示す。
図7(a)に示すように、パーツ511は、内部が空洞になっており、内壁の前後方向にそれぞれ円筒形状の凸部519が形成されている。これらの凸部519は互いに繋がっておらず、間の空洞にパーツ512が挿入される。また、パーツ512には、各凸部519が摺動可能に嵌め込まれる溝518が前面及び背面に形成されている。
図7(b)はパーツ511、512を組み付け、且つ第2形態の状態を示す。第2形態における第2変形機構は、折り畳まれた閉状態となる。一方、図7(c)は、図7(b)の第2形態からパーツ512が回転し、第1形態に遷移した状態を示す。第1形態では、パーツ512の回転に伴って、パーツ511の凸部519がパーツ512の溝518に沿って摺動することにより、パーツ511が矢印方向(図中左方向)に押し出された開状態となる。
<第2変形機構の動作>
次に、図8を参照して、本実施形態に係る第2変形機構の動作について説明する。図8(a)、(b)は上腿部501の正面図を示し、第2変形機構を点線で示す。
図8(a)は変形機構が第2形態の閉状態を示す。この場合、パーツ間に所定の隙間801が形成される。当該所定の隙間801に装備パーツであるパーツ515が組み付けられる。この所定の隙間801は第1形態において、そのまま露出した状態にすると、外観に不自然な印象を与えてしまう。
したがって、図8(b)に示すように、第1形態においては、パーツ512が回転することにより、パーツ511を図中左に押し出して、所定の隙間801が埋められる。これにより、所定の隙間801が外部に露出しないため、外観が不自然な印象となることを防ぐことができる。
以上説明したように、第2変形機構は、所定の隙間に対応する第3パーツ(パーツ511)と、第3パーツに連結され、且つ回転可能に他のパーツに連結される第4パーツ(パーツ512)とを含む。第1形態において、所定の隙間を埋めるように第3パーツが位置する。一方、第2形態において、所定の隙間を形成するように、第4パーツが回転して第3パーツを移動させる。つまり、本第2変形機構によれば、第4パーツの回転に伴って、第1形態と第2形態との間で、第3パーツが移動し、所定の隙間を形成したり埋めたりすることができる。このような構成により、本第2変形機構は第2形態で装備パーツを組み付けるために利用する所定の隙間を第1形態においては露出しないように第3パーツを押し出し、外観が不自然な印象とならないように形成することができる。これにより、本実施形態によれば、複数の形態に変更可能な模型玩具において、所定の形態においてパーツ間の隙間を埋める新規な仕組みを提供することができる。
<第3変形機構>
<下腿部の構成>
以下では、本実施形態に係る第3変形機構について説明する。まず図9を参照して、本実施形態に係る模型玩具100の脚部104aの下腿部502の構成について説明する。図9(a)は脚部104aの分解斜視図を示す。図9(b)は図5(a)に示す下腿部502を分解した斜視図を示す。なお、脚部104bも同様の構成であるため詳細な説明は省略する。
図9(a)に示すように、脚部104aは、上腿部501、下腿部502、及び足部503を含んで構成される。下腿部502は、図9(b)に示すように、複数のパーツ901~912を含んで構成される。パーツ901~908によって第3変形機構が構成される。パーツ901は、膝関節を含む下腿部502の基部となるパーツ群を示す。パーツ901に対して、パーツ902~904がそれぞれ回動可能に組み付けられる。パーツ903には下腿部502の前面上部のパーツ906がパーツ905に重ねて連結される。また、パーツ904には下腿部502の前面下部のパーツ908が連結される。パーツ908の更に下にパーツ909が連結される。
パーツ907は、第2形態において組み付けられる装備パーツであり、パーツ906とパーツ908との間に挿入され組み付けられる。装備パーツの組み付け方法については後述する。パーツ901~909のパーツ群に対して両側面から挟み込むようにパーツ910a、910bが組み付けられる。また、上記パーツ群の背面には、スラスター(装飾部品)の一部となるパーツ911、912が回動可能に組み付けられる。
<第3変形機構の構成>
次に図10を参照して、本実施形態に係る第3変形機構の構成について説明する。図10(a)は下腿部502の第1形態の側断面図を示す。図10(b)は下腿部502に装備パーツを挿入する様子を示す側断面図を示す。なお、脚部104bも同様の構成であるため詳細な説明は省略する。
図10(a)に示すように、第3変形機構は、第1形態において外部に露出したパーツ906、908が互いに当接し、内部に設けられた所定の隙間を覆い隠すように閉状態で形成される。パーツ906はパーツ905を介してパーツ903に連結されている。また、パーツ908は、パーツ904に連結されている。パーツ902は、軸シーソーで軸支されており、外力によって回転可能となっている。
図10(b)は、第2形態へ移行する際の各パーツの動作を示す。パーツ906は、パーツ903の上方向への回転に伴って、斜め上方向へ移動する。一方、パーツ908は、パーツ904の下方向への回転に伴って、斜め下方向へ移動する。これらの動作により、パーツ906及びパーツ908が回動して離間することにより、円形状の点線で示す所定の隙間が露出する。露出した所定の隙間に対して装備パーツであるパーツ907が挿入される。パーツ907が挿入されると、軸シーソーの形態で軸支されていたパーツ902が所定の方向に回転し、パーツ907を奥まで挿入することができる。
<第3変形機構の変形形態>
次に図11を参照して、本実施形態に係る第3変形機構の変形形態について説明する。図11(a)は下腿部502の第1形態の側断面図を示す。図11(b)は下腿部502に装備パーツを挿入する様子を示す側断面図を示す。なお、脚部104bも同様の構成であるため詳細な説明は省略する。
図11(a)に示すように、脚部104の下腿部502に設けられた第3変形機構では、第1形態において閉状態となることにより、パーツ906、908が当接して内部に設けられた所定の隙間を覆い隠すように配置される。一方、図11(b)に示すように、第2形態において、第3変形機構は開状態となり、その開口部から装備パーツであるパーツ907が挿入されて組み付けられる。
以上説明したように、第3変形機構は、模型玩具の外部に露出した第5パーツ(パーツ906)及び第6パーツ(パーツ908)を含む。第1形態において、第5パーツ及び第6パーツが当接して、内部に設けられた所定の隙間を覆い隠し、第2形態において、第5パーツ及び第6パーツが回動して離間することにより、所定の隙間が露出する。つまり、本第3変形機構によれば、第1形態と第2形態とで、所定の隙間を覆う外部パーツが閉状態と開状態との間で移動し、第2形態においては開状態となることで露出した所定の隙間に装備パーツを挿入することができる。このような構成により、本第3変形機構は第2形態で装備パーツを組み付けるために利用する所定の隙間を第1形態においては露出しないように覆い隠し、外観が不自然な印象とならないように形成することができる。これにより、本実施形態によれば、複数の形態に変更可能な模型玩具において、所定の形態においてパーツ間の隙間を埋める新規な仕組みを提供することができる。
<変形例>
本発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。例えば模型玩具の形状は、特に限定されるものではなく、人、動物、ロボット、昆虫、恐竜等、様々な形状を含むものである。
また、上記実施形態では、各変形機構が第2形態の状態において組み付けられる装備パーツとして、他のパーツと比較して色や透明度が異なるパーツを用いることにより、外観の印象を変更する実施例を説明した。しかし、これに限らず、装備パーツは、例えば武器等の他の装飾パーツを装着可能なパーツとしてもよい。この場合、第1形態においては装備不可の武器が、第2形態では装備可能となるように変形することができる。
<実施形態のまとめ>
上記実施形態は以下の模型玩具を少なくとも開示する。
(1)
第1形態と第2形態との間で変化する模型玩具であって、
前記第1形態において所定の隙間を塞ぐように組み付けられ、前記第2形態において前記所定の隙間を形成するように組み付けられる変形機構と、
前記第2形態において、前記変形機構によって形成された前記所定の隙間に組み付けられる装備パーツと
を備える模型玩具。
(2)
前記変形機構は、所定の方向に対称の形状を有する2つのパーツを含み、
前記2つのパーツは、
前記第1形態において、一方のパーツが第1面を表にして第1パーツに組み付けられ、他方のパーツが前記第1面を表にして第2パーツに組み付けられ、
前記第2形態において、一方のパーツが前記第1面の裏面となる第2面を表にして前記第2パーツに組み付けられ、他方のパーツが前記第2面を表にして前記第1パーツに組み付けられることを特徴とする(1)に記載の模型玩具。
(3)
前記2つのパーツの前記第2面には前記所定の隙間に対応する凹部が形成され、
前記装備パーツは、前記2つのパーツの前記第2面のそれぞれに組み付けられることを特徴とする(2)に記載の模型玩具。
(4)
前記2つのパーツは、左右反転させることによって前記第1形態と前記第2形態との間で遷移することを特徴とする(2)又は(3)に記載の模型玩具。
(5)
前記変形機構は、前記所定の隙間に対応する第3パーツと、前記第3パーツに連結され、且つ回転可能に他のパーツに連結される第4パーツとを含み、
前記第1形態において、前記所定の隙間を埋めるように前記第3パーツが位置し、
前記第2形態において、前記所定の隙間を形成するように、前記第4パーツが回転して前記第3パーツを移動させることを特徴とする(1)乃至(4)の何れか1つに記載の模型玩具。
(6)
前記第3パーツは、前記第2形態において前記所定の隙間に露出する突起部を有し、
前記突起部に対して力を加えることにより、前記第4パーツが回転して前記第3パーツが前記所定の隙間を埋める位置に移動することを特徴とする(5)に記載の模型玩具。
(7)
前記変形機構は、前記模型玩具の外部に露出した第5パーツ及び第6パーツを含み、
前記第1形態において、前記第5パーツ及び前記第6パーツが当接して、内部に設けられた前記所定の隙間を覆い隠し、
前記第2形態において、前記第5パーツ及び前記第6パーツが回動して離間することにより、前記所定の隙間が露出することを特徴とする(1)乃至(6)の何れか1つに記載の模型玩具。
(8)
前記変形機構は、前記第1形態において前記所定の隙間に位置する第7パーツをさらに含み、
前記第7パーツは、前記第2形態において、前記装備パーツが挿入されると、前記所定の隙間から押し出されることを特徴とする(7)に記載の模型玩具。
(9)
前記第7パーツは回転可能により軸支され、前記装備パーツが挿入されると該装備パーツに押されて回転することを特徴とする(8)に記載の模型玩具。
(10)
前記変形機構は、
前記第1形態において複数のパーツが閉状態に遷移して前記所定の隙間を覆い隠し、
前記第2形態において前記複数のパーツが開状態に遷移して前記所定の隙間を露出することを特徴とする(5)乃至(9)の何れか1つに記載の模型玩具。
100:模型玩具、101:頭部、102:胸部、103a、103b:腕部、104a、104b:脚部、105:腰部

Claims (10)

  1. 第1形態と第2形態との間で変化する模型玩具であって、
    前記第1形態において前記模型玩具の外側に露出する所定の隙間を形成しないように組み付けられ、前記第2形態において前記所定の隙間を形成するように組み付けられる変形機構と、
    前記第2形態において、前記変形機構によって形成された前記所定の隙間に組み付けられる装備パーツと
    を備える模型玩具。
  2. 前記変形機構は、所定の方向に対称の形状を有する2つのパーツを含み、
    前記2つのパーツは、
    前記第1形態において、一方のパーツが第1面を表にして第1パーツに組み付けられ、他方のパーツが前記第1面を表にして第2パーツに組み付けられ、
    前記第2形態において、一方のパーツが前記第1面の裏面となる第2面を表にして前記第2パーツに組み付けられ、他方のパーツが前記第2面を表にして前記第1パーツに組み付けられることを特徴とする請求項1に記載の模型玩具。
  3. 前記2つのパーツの前記第2面には前記所定の隙間に対応する凹部が形成され、
    前記装備パーツは、前記2つのパーツの前記第2面のそれぞれに組み付けられることを特徴とする請求項2に記載の模型玩具。
  4. 前記2つのパーツは、左右反転させることによって前記第1形態と前記第2形態との間で遷移することを特徴とする請求項3に記載の模型玩具。
  5. 前記変形機構は、前記所定の隙間に対応する第3パーツと、前記第3パーツに連結され、且つ回転可能に他のパーツに連結される第4パーツとを含み、
    前記第1形態において、前記所定の隙間を埋めるように前記第3パーツが位置し、
    前記第2形態において、前記所定の隙間を形成するように、前記第4パーツが回転して前記第3パーツを移動させることを特徴とする請求項1に記載の模型玩具。
  6. 前記第パーツは、前記第2形態において前記所定の隙間に露出する突起部を有し、
    前記突起部に対して力を加えることにより、前記第4パーツが回転して前記第3パーツが前記所定の隙間を埋める位置に移動することを特徴とする請求項5に記載の模型玩具。
  7. 前記変形機構は、前記模型玩具の外部に露出した第5パーツ及び第6パーツを含み、
    前記第1形態において、前記第5パーツ及び前記第6パーツが当接して、内部に設けられた前記所定の隙間を覆い隠し、
    前記第2形態において、前記第5パーツ及び前記第6パーツが回動して離間することにより、前記所定の隙間が露出することを特徴とする請求項1に記載の模型玩具。
  8. 前記変形機構は、前記第1形態において前記所定の隙間に位置する第7パーツをさらに含み、
    前記第7パーツは、前記第2形態において、前記装備パーツが挿入されると、前記所定の隙間から押し出されることを特徴とする請求項7に記載の模型玩具。
  9. 前記第7パーツは回転可能により軸支され、前記装備パーツが挿入されると該装備パーツに押されて回転することを特徴とする請求項8に記載の模型玩具。
  10. 前記変形機構は、
    前記第1形態において複数のパーツが閉状態に遷移して前記所定の隙間を覆い隠し、
    前記第2形態において前記複数のパーツが開状態に遷移して前記所定の隙間を露出することを特徴とする請求項5乃至9の何れか1項に記載の模型玩具。
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