JP7455052B2 - 組立玩具部品及び組立玩具 - Google Patents

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Description

本発明は、組立玩具の可動構造等に関する。
可動部を備えた組立玩具の一例として、人間のように様々なポーズを取らせることができる人形体が知られている。人間のようなポーズを実現するには可動部の工夫が重要となる。
例えば、人形玩具の肩部を、前後2つ割りの胴部材の内に揺動可能に支持された軸部材と、軸部材の端部にボールジョイント結合された中間パーツと、中間パーツにボールジョイント結合された上腕部材と、の3パーツ構成とする可動構造が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
また、同様に人形玩具の手首を、手部を関節部本体にボールジョイント結合し、関節部本体を下腕部の内部に組み付けられた環状部材に枢支する3パーツ構成の可動構造が知られている(例えば、特許文献2を参照)。
また、ボールジョイント結合された複数のパーツを連結することで、ポーズの自由度を高める可動構造や、ボールジョイント自体を中間パーツに対して揺動することで、ポーズの外観上の完成度を高める可動構造が知られている(例えば、特許文献3を参照)。
特開2019-30684号公報 特開2017-170113号公報 特開2017-124435号公報
可動構造を備えた組立玩具のうち、特に人気なのが、マンガや、アニメ、特撮映画、ゲーム、小説、など(以下、総括して「原作」と呼ぶ。)に登場する変身ヒーローや、兵士、大型の人型ロボット兵器、などのキャラクタを再現した原作付きの人形体である。そして、原作付きの人形体を組立玩具として商品化するにあたっては、如何に原作デザインを忠実に再現するかの原作再現性と、人間のように様々なポーズがとれる可動性と、良好な組み立て性と、のバランスが重要となり、このバランスに配慮された新しい可動構造が望まれていた。なお、こうした要望は、原作の無いオリジナルデザインの組立玩具であっても、デザイン自由度を高めることができるので、同様に望まれるところであった。勿論、組立玩具であるため、部品点数が少なくすることも望まれていることの1つである。すなわち、良好な可動性と良好な組み立て性とのバランスを、部品点数を抑えて実現することが望まれていた。
本発明は、良好な可動性と良好な組み立て性を有する新しい組立玩具の可動構造、を実現する技術を提供するものである。
本発明の態様は、第1パーツと、前記第1パーツに対する可動パーツである第2パーツと、前記第2パーツに対する可動パーツである第3パーツと、を備えた組立玩具の可動構造であって、前記第1パーツは、挿入姿勢の前記第2パーツを所定の案内方向に挿入可能に案内する案内部と、前記案内部によって案内された前記第2パーツを、前記挿入姿勢から前記第3パーツを組み付ける組み付け姿勢に姿勢変更可能に受け容れる組付部と、を有する可動構造、である。また本発明の態様は、第1パーツと、前記第1パーツに対して可動可能な第2パーツと、前記第2パーツに対して可動可能な第3パーツと、を備えた組立玩具部品であって、前記第1パーツは、挿入姿勢の前記第2パーツを挿入可能な挿入部と、前記挿入部に挿入された前記第2パーツを、前記挿入姿勢から前記第3パーツを組み付け可能な組み付け姿勢に姿勢変更可能に受け容れる組付部と、を有前記第2パーツは、前記第3パーツを組み付けた状態で前記第1パーツに対して可動可能である組立玩具部品である。
また、前記第2パーツは、前記挿入姿勢の場合の前記案内部の挿入口への投影形状及びそのサイズが当該挿入口に挿入可能に形成され、前記組み付け姿勢の場合の当該挿入口への投影形状及びそのサイズが当該挿入口に挿入不可能に形成された、としてもよい。
また、前記第2パーツは、1対の軸突起を有し、前記案内部は、前記軸突起を前記案内方向に案内する案内溝を有し、前記組付部は、前記案内部によって案内された前記第2パーツを、前記1対の軸突起を中心に軸回転可能に受け容れることで、前記挿入姿勢から前記組み付け姿勢に姿勢変更可能に受け容れる、としてもよい。
また、前記案内溝は、一端が前記第1パーツの外方に開放し、他端が前記組付部内で突き当たりとなった形状を有しており、前記案内部は、前記案内溝の前記一端から前記挿入姿勢の前記第2パーツを挿入可能であり、前記組付部は、前記案内溝の前記他端に前記軸突起が位置した場合に、前記第2パーツを軸回転可能に受け容れる、としてもよい。
また、前記第1パーツは、対向する1対の延設部を有し、当該1対の延設部の間の空間で前記組付部を構成し、当該1対の延設部の対向面に前記案内溝が設けられて前記案内部を構成する、としてもよい。
また、前記第1パーツは、前記1対の延設部の端部を連結する連結部を有し、前記第2パーツは、前記挿入姿勢において前記接続部に対向する面に凸部を有し、前記連結部は、前記案内部によって前記挿入姿勢の前記第2パーツが案内される際に、前記凸部が通過可能な前記案内方向に沿った溝部を有する、としてもよい。
また、前記組み付け姿勢は、前記凸部を前記案内部の挿入口とは反対側に向けるように前記1対の軸突起を中心に前記第2パーツを軸回転させた姿勢であり、前記第1パーツは、前記案内部によって案内されて前記組み付け姿勢に軸回転された前記第2パーツの余剰回転時に前記凸部に干渉する干渉部を有する、としてもよい。
また、前記第2パーツは、前記1対の軸突起による回転軸に交差する方向の軸で、組み付けられた前記第3パーツを回転可能に支持する、としてもよい。
また、前記第2パーツは、前記第3パーツの連結軸が挿入される軸受部を有する、としてもよい。
別の態様は、所定部位に上記可動構造を具備した組立玩具、である。
本発明によれば、良好な可動性と良好な組み立て性を有する新しい組立玩具の可動構造を実現できる。
人形体の直立姿勢における正面外観図。 第1可動構造の斜視分解図。 第1可動構造の正面視分解図。 正しい挿入姿勢と誤った挿入姿勢の比較図。 第1可動構造の組み立て手順について説明するための図(その1)。 第1可動構造の組み立て手順について説明するための図(その2)。 第1可動構造の組み立て手順について説明するための図(その3)。 抜け止めについて説明するための図(その1)。 抜け止めについて説明するための図(その2)。 第2可動構造の構成例を示す正面視した一部断面図。
図1は、本発明を適用した実施形態の一例である組立玩具2の正面外観図である。なお、各図に示した矢印による方向表記は、組立玩具2にとっての上下(Y軸方向;正方向が上)、前後(Z軸方向;正方向が前)、左右(X軸方向;正方向が左)の方向を示している。以降の説明における方向はこれに基づくものとする。
組立玩具2は、マンガや、アニメ、特撮映画、ゲーム、小説などを原作に登場するキャラクタを立体造形物として再現した玩具である。図示の例では、組立玩具2は、甲冑武者をモチーフとした人型ロボット兵器を模したデザインを有し、部位別のパーツを組み付けて作られる人形体となっている。
組立玩具2は、人間で言う所の骨格及び筋肉に相当する内部フレームに外装部(例えば、攻撃兵装や防御兵装など)を換装可能に装着できるようにデザインされている。言い換えると、部分的に着せ替えが可能な人形体としてデザインされている。そして、組立玩具2は、人間に近いポーズをとれるように様々な部位に可動構造を有する。
具体的には、組立玩具2は、内部フレームの一部として第1可動構造4と第2可動構造6とを有する。第1可動構造4は、組立玩具2における腰部とその左右の各側部に装着される外装部とを可動に連結する。第2可動構造6は、組立玩具2における胸部とその左右の上腕部とを可動に連結する。
図2は、第1可動構造4の斜視分解図である。図3は、第1可動構造4の正面視分解図であって、第1パーツ10の前後中央を左右に通る断面で示した第1可動構造4の分解図である。第1可動構造4は、前後対称及び左右対称の構造であって、第1パーツ10と、第2パーツ20と、第3パーツ30と、を有する。なお、左右対称の構造につき、第1可動構造4の左側についてのみ図示して説明することとし、右側の同様の構成については説明を省略する。
第1パーツ10は、腰部の左右側部に亘る横幅を有し、基部19の左右の両端部それぞれに、前後に対向する1対の延設部11(前方延設部11f、後方延設部11r)と、それら1対の延設部11の端部を連結する連結部12と、案内部13と、組付部15と、を備える。以降は、図2で図示されている左方の延設部11・案内部13・組付部15を対象に説明することとし、右方における同様の構成については説明を省略する。
1対の延設部11(11f、11r)は、前後に隔離して設けられており、当該1対の延設部11の対向面に案内部13が形成されている。当該1対の延設部11の間の空間が、組み立ての完了時に第2パーツ20が有るべき位置、すなわち組付部15となる。
下方から第1パーツ10を見上げると、第1パーツ10の前方延設部11f・連結部12・後方延設部11r・基部19の略矩形の囲みでできる開口部が、第2パーツ20を案内部13へ挿入するための挿入口13kとなり、第2パーツ20を組付部15へ組み付けるための入口となる。
案内部13は、「挿入姿勢」の第2パーツ20を所定の案内方向(図3の白色の太矢印)に挿入可能に案内する。「挿入姿勢」は、第1パーツ10に対する所定の第1相対姿勢であって、第1パーツ10に対して第2パーツ20を組み付けるための姿勢である。図3の第2パーツ20が、この組み付け姿勢にて描かれている。図2及び図3の例では、構図の関係から後方延設部11rの案内部13しか描かれていないが、前方延設部11fの正対向位置に、同じように案内部13が設けられている。
具体的には、案内部13は、第2パーツ20を所定の案内方向に案内する案内溝13zを有し、延設部11(11f,11r)の対向面が、案内中の第2パーツ20と摺接することで案内中の第2パーツ20の姿勢を安定化させる案内面13m、として機能する。
案内溝13zは、延設部11の対向面側に開口する溝であり、一端は第2パーツ20に向けた外方(第2パーツ20が挿入される側の意)に開放する(一端が第1パーツ10の外方に開放するともいえる)が、他端が組付部15内で突き当たりとなった形状を有している。案内溝13zの溝幅は、第2パーツ20の軸突起21に合わせてあり、溝の突き当たり位置は、第2パーツ20の組み付け完了位置となるように設定されている。
本実施形態では、案内溝13zの案内方向は略上下であり、下側端部が開放で上側端部が突き当たりとなっている。よって、案内部13は、案内溝13zの一端(下方側端部)から挿入姿勢の第2パーツ20を挿入可能に構成されている、と言える。なお、組立玩具2のデザインや、可動構造が設けられる組立玩具2における位置によっては、案内溝13zの案内方向は他の方向であってもよいし、開放側も適宜設定可能である。
組付部15は、案内部13によって案内された第2パーツ20を、挿入姿勢から、第3パーツ30を組み付ける「組み付け姿勢」に姿勢変更可能に受け容れる部位である。
「組み付け姿勢」は、第1パーツ10に対する所定の第2相対姿勢であって、組立玩具2の組立手順に従った組み立て完了時の目安姿勢である。図2の第2パーツ20が、この組み付け姿勢で描かれている。
具体的には、組付部15の前後幅(前方延設部11fと後方延設部11rとの間隙の前後幅)は、第2パーツ20が挿入姿勢及び組付け姿勢の場合の前後幅よりも僅かに大きく設定されている。そして、組付部15の左右幅は、案内溝13zの他端に軸突起21が位置した場合に、第2パーツ20を軸突起21による軸回転が可能に受け容れる大きさに設定されている。すなわち、前方延設部11fと後方延設部11rとの間隙、連結部12と基部19とで囲まれる空間が、組付部15としての受け容れ空間を形成している。言い換えれば、前方延設部11f・後方延設部11r・連結部12・基部19・案内溝13zで、組付部15を形成している。
第2パーツ20は、第1パーツ10に対する可動パーツであって、第3パーツ30を第1パーツ10へ連結するための介在パーツ・中間パーツである。組み付け姿勢の第2パーツ20(図2参照)は、正面から見ると長円を有する柱体状を有しており、前方および後方に突出する1対の軸突起21と、軸受部23と、凸部25と、を有する。
1対の軸突起21は、組み付け姿勢において前後を向く各側面にて前後方向に突設されており、第2パーツ20の自転軸の端部として機能する。
軸受部23は、第3パーツ30の連結軸31が挿入される孔であって、1対の軸突起21を結ぶ軸と交差する方向、すなわち組み付け姿勢(図2の姿勢)における略左右方向に設けられている貫通孔である。軸受部23には、第3パーツ30の連結軸31が挿入される
第2パーツ20は、挿入姿勢での案内部13の挿入口13kへの投影形状及びそのサイズが当該挿入口に挿入可能に形成され、組み付け姿勢での当該挿入口への投影形状及びそのサイズが当該挿入口に挿入不可能となるように形成されている。
凸部25は、挿入姿勢の第2パーツ20において連結部12に対向する面(組み付け姿勢における上面となる面)に突設された部位である。これに対応して、連結部12は、案内部13によって挿入姿勢の第2パーツ20が案内される際に、凸部25が通過可能な案内方向に沿った溝部17を有する(図3,4参照)。
第3パーツ30は、第2パーツに対する可動パーツである。組立玩具2のデザイン上の位置付けとしては、腰部の側面を覆う外装甲や、スラスターなどの外部装置としてデザインされている。第3パーツ30は、第2パーツ20と連結するための連結軸31を備える。連結軸31が第2パーツ20の軸受部23に挿入されることで、第3パーツ30は第2パーツ20に対して連結軸31を軸にして回転可能に枢支される。
次に、第1可動構造4の組み立てについて説明する。
第1可動構造4を組み立てるには、図3に示すように、ユーザは、第2パーツ20を挿入姿勢にして挿入口13kへ下方より挿入する。
図4は、正しい挿入姿勢と誤った挿入姿勢の比較図である。同図は、挿入姿勢の第2パーツ20と挿入口13kとの形状の関係を示すとともに、案内方向に沿った挿入口13kへの投影関係も示している。図4(1)は第2パーツ20が正しい挿入姿勢である場合を示しており、図4(2)は誤った挿入姿勢である場合の一例を示している。
第2パーツ20は、挿入姿勢の場合の案内部13の挿入口13kへの投影形状及びそのサイズが当該挿入口に挿入可能に形成されている。言い換える、挿入口13kの形状は、第2パーツ20が挿入姿勢でのみ挿入可能な形状であり、誤った組み付けを防止する形状を有している。
具体的には、第2パーツ20の正しい挿入姿勢における左右幅W1は、挿入口13kの左右幅W0よりも小さく設定されている(図3参照)。そして、図4(1)に示すように、第2パーツ20が正しい挿入姿勢であれば、軸突起21は案内溝13zに入り、凸部25が溝部17に入ることで、第2パーツ20は、挿入口13kに干渉することなく挿入され、案内溝13zによって所定の組み付け位置へ案内される。
しかし、誤った挿入姿勢であれば、どこかが第1パーツ10と干渉して第2パーツ20は挿入口13kから挿入することができない。例えば図4(2)に示すように、正しい挿入姿勢に対して左右の向きが逆転した誤った挿入姿勢として第2パーツ20を挿入口13kに挿入しようとして軸突起21を案内溝13zの位置に合わせたとしても、凸部25が第1パーツ10の基部19に干渉する。仮に、第2パーツ20を正しい挿入姿勢に対して上下が反転した誤った挿入姿勢としたまま挿入しようとしても、凸部25が溝部17に対してズレて両者が干渉する。
挿入姿勢が正しければ、図5に示すように、第2パーツ20は軸突起21が案内溝13zの突き当たり位置まで案内される。この状態になると、軸突起21の寸法と、案内溝13zの突き当たり位置における対向面間距離との寸法関係で、軸突起21の前後端面が案内溝13zの内面に押し当てられ、第2パーツ20は1対の延設部11により挟持される格好になる。そして、組付部15は、案内部13によって案内された第2パーツ20を、1対の軸突起21を中心に軸回転可能に受け容れた状態となり、第2パーツ20を組付部15内に留めたままで姿勢変更が可能になる。
次に、図6に示すように、ユーザは、凸部25を上になるように(凸部25を案内部13の挿入口13kとは反対側に向けるように)第2パーツ20を1対の軸突起21で軸回転させ、第2パーツ20を挿入姿勢から組み付け姿勢へ姿勢変化させる。
組み付け姿勢になると、第2パーツ20の軸受部23は、孔の開口部が第1パーツ10の中央からみて外向きになる。つまり、左の組付部15に第2パーツ20を組み付けているのであれば、軸受部23の孔は左側へ開口し、右の組付部15に組み付けているのであれば、軸受部23の孔は左側へ開口した状態となる。
次に、ユーザは、軸受部23へ第3パーツ30の連結軸31を挿入する。これにより、図7に示すように、第1可動構造4についての組み立ては完了したことになる。そして、第2パーツ20は、1対の軸突起21による回転軸に交差する方向の軸で、組み付けられた第3パーツ30を回転可能に支持した状態となる。
1対の軸突起21は、組付部15にて適度なフリクションを有して挟持されている。
また、軸受部23と連結軸31の嵌め合い関係は、適度な摺接をもって係合するように設定されていて、第3パーツ30は、ユーザが意図して引き抜こうとしなければ自重で軸受部23から抜けない。また、ユーザが意図して回転させなければ、第3パーツ30は第2パーツ20に対して装着姿勢を維持することができる。
よって、ユーザは、第1可動構造4に関して、第3パーツ30を組立玩具2の腰部に対して上下及び前後に揺動させて様々なポーズを取らせることができる。上下の揺動は、第2パーツ20の1対の軸突起21を軸中心とする揺動であり、前後の揺動は、連結軸31を軸中心とする揺動である。
そして、組み立てが完了すると、第2パーツ20は第1パーツ10から抜け止めされる。具体的には、図8に示すように、組み付け姿勢における第2パーツ20の左右幅W2は、挿入口13kの左右幅W0よりも大きくなり、組付部15から挿入口13kを通って落下することはない。第3パーツ30の連結軸31が連結部12の上に跨がることも抜け止めに寄与する。
図9に示すように、仮に第3パーツ30を組立玩具2の腰部に対して上方へ振り上げるように姿勢変化させたことで、第2パーツ20の姿勢が組み付け姿勢から傾いたとしても、凸部25の凸寸の分が寄与して、その時の第2パーツ20の左右幅W2’もまた挿入口13kの左右幅W0よりも大きくなり抜け止め状態となる。
なお、この状態では、第2パーツ20の凸部25が、第1パーツ10の基部19の左右方向の端部にそれぞれ設けられた干渉部18に接触して、振り上げ角度が規制されるとともに抜け止めされる。言い換えると、組み付け姿勢から軸回転された第2パーツ20の余剰回転の際に、凸部25が干渉部18と干渉する。
以上、本実施形態によれば、部品点数の増加を抑制しつつも、良好な可動性と組み立て性を有する新しい組立玩具の可動構造を実現できる。
具体的には、ユーザは、案内部13を利用して簡単に第2パーツ20を第1パーツ10へ組み付けることができる。第1パーツ10は、第1パーツ10を前後分割構造としなくとも良いので部品点数を低減できるし、第1パーツ10を組み立てる手間を削減できる。それでいて、組み立て完了時には、第3パーツ30は第1パーツ10に対して交差する2軸で回転可能に支持された状態となるので、ボールジョイントを用いなくとも、十分に好みのポーズをつけることができる良好な可動性を確保できる。ボールジョイントを設けずに済むので、組立玩具2の外装を外し、内部フレームが剥き出しの状態になったとしても、見栄えを損なうこともない。
図10は、第2可動構造6の構成例を示す正面視した一部断面図である(図3相当)。第2可動構造6は、基本的には第1可動構造4と同様に実現できる。但し、組立玩具2における設定部位の違いにより、第2可動構造6の第3パーツ30Bを、腕部の内部フレームのパーツとする必要がある。
〔変形例〕
本発明を適用可能な実施形態は、上記の例に限らず適宜構成要素の追加・省略・変更が可能である。
(変形例その1)
例えば、本発明が適用された組立玩具2の例として、人型ロボット兵器としてデザインされた例を示したが、本発明が適用可能な組立玩具2のデザインは、これに限定されない。例えば、獣型や昆虫型のロボット兵器、多脚戦車、などであってもよい。また、外装を皮膚相当とすれば、組立玩具2は、マンガやアニメに登場する人物のフィギアとしてもよい。
(変形例その2)
また、第1パーツ10・第2パーツ20・第3パーツ30がそれぞれ1つずつ連結する例を示したが、第1パーツ10・第2パーツ20・第3パーツ30の連結における数的関係はこれに限らない。例えば、1つの第1パーツ10に複数の第2パーツ20が連結する構成や、第2パーツ20に複数の第3パーツ30が連結する構成も可能である。また、第3パーツ30に更に第4パーツが連結する構成とすることも可能である。
2…組立玩具
4…第1可動構造
6…第2可動構造
10…第1パーツ
11…延設部
11f…前方延設部
11r…後方延設部
12…連結部
13…案内部
13k…挿入口
13m…案内面
13z…案内溝
15…組付部
17…溝部
18…干渉部
19…基部
20…第2パーツ
21…軸突起
23…軸受部
25…凸部
30…第3パーツ
31…連結軸

Claims (10)

  1. 第1パーツと、前記第1パーツに対して可動可能な第2パーツと、前記第2パーツに対して可動可能な第3パーツと、を備えた組立玩具部品であって、
    前記第1パーツは、
    挿入姿勢の前記第2パーツを挿入可能な挿入部と、
    前記挿入部に挿入された前記第2パーツを、前記挿入姿勢から前記第3パーツを組み付け可能な組み付け姿勢に姿勢変更可能に受け容れる組付部と、
    を有
    前記第2パーツは、前記第3パーツを組み付けた状態で前記第1パーツに対して可動可能である組立玩具部品。
  2. 前記第2パーツは、前記挿入姿勢の場合の前記挿入部の挿入口への投影形状及びそのサイズが当該挿入口に挿入可能に形成され、前記組み付け姿勢の場合の当該挿入口への投影形状及びそのサイズが当該挿入口に挿入不可能に形成された、
    請求項1に記載の組立玩具部品。
  3. 前記第2パーツは、1対の軸突起を有し、
    前記挿入部は、前記軸突起を所定の案内方向に案内する案内溝を有し、
    前記組付部は、前記挿入部に挿入された前記第2パーツを、前記1対の軸突起を中心に軸回転可能に受け容れることで、前記挿入姿勢から前記組み付け姿勢に姿勢変更可能に受け容れる、
    請求項1又は2に記載の組立玩具部品。
  4. 前記案内溝は、一端が前記第1パーツの外方に開放し、他端が前記組付部内で突き当たりとなった形状を有しており、
    前記挿入部は、前記案内溝の前記一端から前記挿入姿勢の前記第2パーツを挿入可能であり、
    前記組付部は、前記案内溝の前記他端に前記軸突起が位置した場合に、前記第2パーツを軸回転可能に受け容れる、
    請求項3に記載の組立玩具部品。
  5. 前記第1パーツは、対向する1対の延設部を有し、当該1対の延設部の間の空間で前記組付部を構成し、当該1対の延設部の対向面に前記案内溝が設けられて前記挿入部を構成する、
    請求項3又は4に記載の組立玩具部品。
  6. 前記第1パーツは、前記1対の延設部の端部を連結する連結部を有し、
    前記第2パーツは、前記挿入姿勢において前記連結部に対向する面に凸部を有し、
    前記連結部は、前記挿入部によって前記挿入姿勢の前記第2パーツが案内される際に、
    前記凸部が通過可能な前記案内方向に沿った溝部を有する、
    請求項5に記載の組立玩具部品。
  7. 前記組み付け姿勢は、前記凸部を前記挿入部の挿入口とは反対側に向けるように前記1対の軸突起を中心に前記第2パーツを軸回転させた姿勢であり、
    前記第1パーツは、前記挿入部によって案内されて前記組み付け姿勢に軸回転された前記第2パーツの余剰回転時に前記凸部に干渉する干渉部を有する、
    請求項6に記載の組立玩具部品。
  8. 前記第2パーツは、前記1対の軸突起による回転軸に交差する方向の軸で、組み付けられた前記第3パーツを回転可能に支持する、
    請求項3~7の何れか一項に記載の組立玩具部品。
  9. 前記第2パーツは、前記第3パーツの連結軸が挿入される軸受部を有する、
    請求項8に記載の組立玩具部品。
  10. 請求項1~9の何れか一項に記載の組立玩具部品を具備した組立玩具。
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