JP7478084B2 - 光学測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、測定領域に測定光を投射して測定対象物を測定する光学測定装置に関する。
例えば、特許文献1には、光源から照射された光を貼り合わせ基板の外周縁越しに画像センサに向けて照射し、基板のエッジの影像を画像センサに投影することで、2枚の基板の位置ずれを検出することが開示されている。画像センサ側には、テレセントリックレンズが設けられており、基板のエッジの影像はテレセントリックレンズを介して画像センサに投影される。
特開2012-7898号公報
ところで、光源から測定領域に測定光を投射してワーク越しでワークの影像を撮像面に結像させる光学測定装置は、ワークの幾何形状を測定すること以外にも、ワークの位置決めやアライメント測定などにも用いられることがある。その際に、基準となる面に対して、光軸が水平垂直でないと、ワークが光軸方向に移動した時にワークの位置がずれて撮像面に結像してしまい、測定精度の低下をもたらす。したがって、上記のような光学測定装置では、光軸調整を考慮した構造が望まれている。
光軸調整のしやすさを考慮すると、光学系へのアクセスの良さが重視されるので、そのアクセスの良さを優先すべく、まず、筐体とは別体の別ユニットに対して光学系を取り付けるとともに、その別ユニットに発光素子や撮像素子も取り付けるようにし、この取付構造において光学系、発光素子、撮像素子等の位置や傾きを調整し、固定することで光軸調整を可能にすることが考えられる。
ところが、別ユニットは、光学系と撮像素子とを取り付けた状態で筐体内に設置して組み立てることになるので、測定精度の低下をもたらしやすく、筐体内に設置した後は、外部から撮像素子の位置や傾きを調整することは困難である。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、基準となる面に対して光軸調整され、高い測定精度が得られる光学測定装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の開示では、測定領域に向けて平行光を投射する投光用ユニットと、前記投光用ユニット側と対向して配置され、測定領域を通過する前記平行光を受光して、当該測定領域における測定対象物の画像を生成する受光用ユニットと、前記受光用ユニットで生成された画像に基づいて測定対象物の寸法測定を実施する寸法測定手段とを備え、測定領域に測定光を投射してワークを測定する光学測定装置を前提とする。光学測定装置の受光用ユニットは、測定領域を通過した平行光が入射する受光側テレセントリックレンズと、前記受光側テレセントリックレンズを通過した光を受光して、前記測定領域における測定対象物の画像を生成するために前記測定領域における測定対象物を撮像する二次元撮像素子と、一側面に導入用開口が形成されるとともに、設置する時の基準となる基準面と、当該基準面を介して設置するための筐体設置孔とが当該一側面とは異なる外面に設けられた箱形状を有し、前記受光側テレセントリックレンズが取り付けられるとともに前記二次元撮像素子を収容する受光用筐体と、前記受光用筐体の前記一側面と対向する内面に対して前記二次元撮像素子の位置及び姿勢を調整可能に取り付けられる前記二次元撮像素子を保持する撮像素子ホルダと、前記導入用開口を閉塞する(閉じる)蓋体とを備えている。
この構成によれば、投光用ユニットと受光用ユニットとを測定領域を挟むように設置することで、投光用ユニットから測定領域へ投射された平行光が測定領域を通過して受光用ユニットの受光側テレセントリックレンズに入射する。受光側テレセントリックレンズに入射した平行光は、二次元撮像素子の撮像面で受光される。このとき、測定領域にワークが配置されていると、ワークの影像が二次元撮像素子の撮像面に結像し、これにより、ワークの形状や各部の寸法の測定が可能になる。
また、受光用筐体は、一側面に導入用開口が形成されており、設置する時の基準となる基準面と、基準面を介して設置するための筐体設置孔とが一側面とは異なる外面に設けられた箱形状を有している。このような箱形状の受光用筐体には、受光側テレセントリックレンズが取り付けられている。そして、受光用筐体の一側面と対向する内面に対し、二次元撮像素子を保持する撮像素子ホルダが設けられ、二次元撮像素子は、その位置及び姿勢が調整可能に取り付けられている。つまり、箱形状からなる高剛性の受光用筐体において、導入用開口が形成された一側面とは異なる外面に基準面や筐体設置孔が設けられるとともに、このような受光用筐体に、受光側テレセントリックレンズが取り付けられている。そして、二次元撮像素子は、一側面と対向する内面に、位置及び姿勢が調整可能となるよう取り付けられている。これにより、受光用筐体に対して受光側テレセントリックレンズを高精度に位置決めして高い測定精度が得られるとともに、基準となる面に対して二次元撮像素子の光軸調整を容易に行うことができる。
第2の開示では、前記二次元撮像素子は、当該二次元撮像素子の位置及び姿勢の調整を可能にする調整機構及び前記撮像素子ホルダを介して前記受光用筐体の内面に取り付けられ、前記調整機構は、前記二次元撮像素子を前記受光用筐体に固定した固定状態と、前記二次元撮像素子を前記受光用筐体に対して変位可能にする非固定状態とに切り替える固定具を有し、前記受光用筐体における前記導入用開口が形成された面とは異なる面には、前記受光用筐体の外部から前記調整機構の前記固定具にアクセスするための第1アクセス用開口が形成されている。これにより、受光用筐体を設置した状態で、二次元撮像素子の光軸がずれている場合には、受光用筐体に設けられている第1アクセス用開口から調整機構の固定具にアクセスして固定具を操作できる。固定具を操作することで、二次元撮像素子を受光用筐体に対して非固定状態にして二次元撮像素子を変位させることができる。これにより、二次元撮像素子の光軸を調整できる。調整後は、固定具を操作して二次元撮像素子を受光用筐体に対して固定状態にすることができる。つまり、二次元撮像素子を保持した状態の撮像素子ホルダを受光用筐体内に入れるための導入用開口とは別に、第1アクセス用開口を形成していることで、筐体内に設置した状態で二次元撮像素子の光軸調整が容易に行える。
第3の開示では、前記第1アクセス用開口は、前記二次元撮像素子の撮像面と略直交する方向から前記固定具にアクセス可能に形成されている。これにより、二次元撮像素子の撮像面と平行な方向から固定具にアクセスする場合と比べて、受光用筐体に対して二次元撮像素子を固定しやすくなる。
第4の開示では、前記投光用ユニットと前記受光用ユニットとが対向して配置されるよう前記投光用筐体と前記受光用筐体が着脱自在に固定される固定部材を備え、前記固定部材には、当該固定部材に固定された前記受光用筐体に形成された前記第1アクセス用開口と対応する位置に当該第1アクセス用開口と通じる貫通孔が形成されている。この構成によれば、投光用筐体及び受光用筐体を固定部材に固定して位置決めしたまま、固定部材の貫通孔及び受光用筐体のアクセス用開口から調整機構の固定具にアクセスして固定具を容易に操作できる。
第5の開示では、前記受光用筐体は、さらに、前記受光用筐体の前面に測定領域を通過した平行光を内部に受け入れる受光窓を有し、前記受光側テレセントリックレンズは、前記受光窓に取り付けられている。すなわち、受光側テレセントリックレンズは、箱形状の受光用筐体の一部であって、剛性の高い受光窓に取り付けられるので、高い測定精度を得ることができる。
第6の開示では、前記受光用筐体には、前記受光側テレセントリックレンズを取り付けるための第1の座が形成されているので、受光側テレセントリックレンズを受光用筐体に直接取り付けることができ、受光側テレセントリックレンズの受光用筐体に対する位置決め精度を高めることができる。
第7の開示では、前記受光側テレセントリックレンズを前記第1の座に押し付ける方向に付勢するレンズ付勢部材を備えているので、受光側テレセントリックレンズを受光用筐体の予め定められた位置に正確に固定しやすくなり、組立誤差が生じにくくなる。
第8の開示では、前記受光用筐体は、さらに、前記受光側テレセントリックレンズを通過した光を折り返して前記二次元撮像素子に導く反射体が取り付けられ、前記受光側テレセントリックレンズと前記反射体とはそれぞれ前記受光用筐体に固定的に取り付けられている。反射体による光の折り返しにより、光学測定装置全体のサイズをコンパクトにすることができる。また、受光側テレセントリックレンズと反射体の両方を、剛性の高い箱形状の受光用筐体に固定的に取り付けることで、コンパクトな光学測定装置においても高い測定精度を得ることができる。
第9の開示では、前記受光用筐体には、前記受光側テレセントリックレンズを通過した光を折り返して前記二次元撮像素子に導く反射体を取り付けるための第2の座が形成されているので、反射体を受光用筐体に直接取り付けることができ、反射体の受光用筐体に対する位置決め精度を高めることができる。
第10の開示では、前記反射体を前記第2の座に押し付ける方向に付勢する反射体付勢部材を備えているので、反射体を受光用筐体の予め定められた位置に正確に固定しやすくなり、組立誤差が生じにくくなる。
第11の開示では、前記受光用筐体における前記導入用開口が形成された面とは異なる面には、前記反射体が嵌め込まれる反射体取付孔が形成され、前記第2の座は、前記反射体取付孔の内周面から径方向内方へ突出する突出部で構成され、前記受光用筐体には、前記反射体取付孔を前記受光用筐体の外から覆うカバーが取り付けられている。
この構成によれば、反射体を反射体取付孔に嵌め込むことで第2の座によって位置決めできる。この状態でカバーを受光用筐体に取り付けると、反射体取付孔が塞がれて防水性及び防塵性が高まるとともに、反射体の脱落が抑制される。加えて、第2の座は、所定面積を有する面で構成されるので、反射体を面で固定でき、位置決め精度を高めることができる。
第12の開示では、前記撮像素子ホルダは、前記反射体と前記二次元撮像素子との間に配置されて前記反射体にて反射した光が入射し、入射した光を前記二次元撮像素子へ出射させる受光側レンズユニットを有し、前記受光側テレセントリックレンズと前記受光側レンズユニットとは両側テレセントリック光学系を形成している。これにより、場所や角度に対する均一性を増すことができ、ひいては測定再現性を向上させることができる。
第13の開示では、測定領域に向けて平行光を投射する投光用ユニットと、前記投光用ユニットと対向して配置され、測定領域を通過する前記平行光を受光して、当該測定領域における測定対象物の画像を生成する受光用ユニットと、前記受光用ユニットで生成された画像に基づいて測定対象物の寸法測定を実施する寸法測定手段とを備える光学測定装置を前提とする。前記投光用ユニットは、測定領域に投射する測定光を生成する光源と、前記光源により生成された測定光が入射され、該測定光を測定領域に向けた平行光に変換する投光側テレセントリックレンズと、一側面に導入用開口が形成されるとともに、当該一側面とは異なる外面に、設置する時の基準となる基準面と、当該基準面を介して設置するための筐体設置孔とが設けられた箱形状を有し、前記投光側テレセントリックレンズが取り付けられるとともに前記光源を収容する投光用筐体と、前記投光用筐体の前記一側面と対向する内面に対して前記光源の位置及び姿勢を調整可能に取り付けられる前記光源を保持する光源ホルダと、前記導入用開口を閉塞する蓋体とを備える。これにより、投光側も受光側と同様に、投光側テレセントリックレンズを高精度に位置決めして高い測定精度が得られるとともに、基準となる面に対し、光源の位置及び姿勢の調整を容易に行うことができる。
第14の開示では、前記光源は、当該光源の位置及び姿勢の調整を可能にする前記光源ホルダを介して前記投光用筐体の内面に取り付けられ、前記投光用筐体における前記導入用開口が形成された面とは異なる面には、前記投光用筐体の外部から前記光源ホルダにアクセスするための第2アクセス用開口が形成されている。つまり、投光用筐体における導入用開口が形成された面とは異なる面に第2アクセス用開口を形成していることで、光源ホルダを筐体内に設置した状態で、光源の位置及び姿勢の調整を容易に行うことができる。
第15の開示では、前記投光用筐体は、さらに、前記投光用筐体の前面に測定領域にむけて投射される平行光が通過する投光窓を有し、前記投光側テレセントリックレンズは、前記投光窓に取り付けられている。すなわち、投光側テレセントリックレンズは、箱形状の投光用筐体の一部であって、剛性の高い投光窓に取り付けられるので、高い測定精度を得ることができる。
第16の開示では、前記投光用筐体には、前記投光側テレセントリックレンズを取り付けるための第3の座が形成されている。第3の座が投光用筐体に形成されていることで、投光用筐体には投光側テレセントリックレンズを取り付けるための貫通孔が不要になり、防水性及び防塵性が高まる。
第17の開示では、前記投光側テレセントリックレンズを前記第3の座に押し付ける方向に付勢するレンズ付勢部材を備えている。これにより、投光側テレセントリックレンズを投光用筐体の予め定められた位置に正確に固定しやすくなり、組立誤差が生じにくくなる。
第18の開示では、前記投光用筐体は、さらに、前記光源からの測定光を折り返して前記投光側テレセントリックレンズに導く反射体が取り付けられ、前記投光側テレセントリックレンズと前記反射体とはそれぞれ前記投光用筐体に固定的に取り付けられている。これにより、反射体による光の折り返しにより、光学測定装置全体のサイズをコンパクトにすることができる。また、投光側テレセントリックレンズと反射体の両方を、剛性の高い箱形状の投光用筐体に固定的に取り付けることで、コンパクトな光学測定装置においても高い測定精度を得ることができる。
第19の開示では、前記受光用筐体には、前記光源からの測定光を折り返して前記投光側テレセントリックレンズに導く反射体を取り付けるための第4の座が形成されている。これにより、コンパクトな光学測定装置において反射体の組み立て誤差を低減することができる。
以上説明したように、箱形状からなる高剛性の受光用筐体の外面に、基準面や筐体設置孔が設けられるとともに、高剛性の受光用筐体に受光側テレセントリックレンズが取り付けられている。そして、二次元撮像素子は、位置及び姿勢が調整可能となるよう取り付けられている。これにより、受光側テレセントリックレンズを高精度に位置決めして高い測定精度が得られるとともに、基準となる面に対して二次元撮像素子の光軸調整を容易に行うことができる。
本発明の実施形態に係る光学測定装置の模式図である。 投光用ユニット及び受光用ユニットを固定部材に固定して使用する形態を示す斜視図である。 投光用ユニット及び受光用ユニットを固定部材に固定して使用する形態を示す側面図である。 固定部材を使用せずに投光用ユニット及び受光用ユニットを設置する形態を示す斜視図である。 固定部材を使用せずに投光用ユニット及び受光用ユニットを設置する形態を示す側面図である。 投光用ユニット及び受光用ユニットを固定部材に固定して使用する場合の光軸に沿った縦断面図である。 光像の位置や大きさについて説明する図である。 受光用ユニットの縦断面図である。 テレセントリックレンズ及び受光側反射体を外した状態を示す図7相当図である。 受光用筐体への各部材の取付構造の概略を説明する図である。 二次元撮像素子が固定された撮像素子ホルダの斜視図である。 撮像素子ホルダの分解斜視図である。 固定部材に固定された投光用ユニット及び受光用ユニットを斜め下方から見た斜視図であり、受光用ユニットの蓋体を開けた状態を示す。 固定部材を外し、投光用ユニットの側面を開放した状態を示す図11A相当図である。 投光用ユニットの反射体取付部及びその近傍を示す斜視図である。 受光用ユニットの受光側反射体取付座及びその近傍を示す斜視図である。 受光用ユニットを斜め下方から見た斜視図である。 図3におけるXIII-XIII線断面図である。 投光用ユニット及び受光用ユニットを固定部材に固定して使用する場合の底面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る光学測定装置1の概略構成を模式的に示すものである。光学測定装置1は、測定領域Sに測定光を投射して測定対象物であるワークWを測定する装置であり、投光用ユニット10と、受光用ユニット30と、制御装置70と、キーボード80及びマウス81と、表示装置82と、記憶装置83とを備えている。また、制御装置70にはプログラマブルコントローラ90が接続されている。キーボード80及びマウス81は、操作手段の一例であり、例えばタッチパネル式の操作手段等であってもよい。表示装置82は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等で構成されている。記憶装置83は、例えばハードディスクドライブやSSD(ソリッドステートドライブ)等で構成されている。プログラマブルコントローラ90は、外部制御機器の一例であり、制御装置70から出力される所定の制御信号を受信し、外部に接続された各種機器を制御する。
投光用ユニット10は、ワークWが配置される測定領域Sに投射する測定光を生成する光源11と、光源11を保持する光源ホルダ12と、拡散手段13と、投光側反射体14と、投光側テレセントリックレンズ15と、投光用筐体20とを備えている。
受光用ユニット30は、二次元撮像素子31と、二次元撮像素子31を保持する撮像素子ホルダ37と、受光レンズ33と、絞り34と、受光側反射体35と、受光側テレセントリックレンズ36と、撮像制御部39と、受光用筐体40とを備えている。撮像制御部39は、受光用ユニット30に設けることができるが、投光用ユニット10に設けられていてもよい。
投光用筐体20及び受光用筐体40は高剛性な金属材からなる単一部材で構成されており、各種位置決めの基準となる面や、各部材の取り付けの基準となる面、各部材が接触する面等は切削加工されていて高い精度が確保されている。各種位置決めの基準となる面や、各部材が取り付けの基準となる面、各部材が接触する面等は成型によって形成されてもよい。
また、制御装置70は、画像取得部71と、DSP72と、CPU73と、メモリ74と、入出力回路75とを備えている。制御装置70は、例えばパーソナルコンピュータ等で構成することができる。画像取得部71で取得された測定画像のデータは、DSP72で信号処理された後、CPU73に出力される。CPU73では、測定画像のエッジを抽出し、抽出されたエッジを用いて寸法測定を実行する。測定画像のエッジ抽出処理は従来から周知の手法を用いることができる。寸法測定としては、例えば2つのエッジ間の距離等である。メモリ74には、RAM及びROMが含まれており、CPU73に所定の機能を実行させるプログラムの記憶や、測定画像、測定結果の一時的な記憶のために利用される部分である。入出力回路75は、測定画像や測定結果、制御信号を外部へ出力するとともに、キーボード80やマウス81の操作状態の入力を受け付ける回路である。測定画像や測定結果は、入出力回路75から記憶装置83に出力することができる。また、制御信号は、入出力回路75からプログラマブルコントローラ90に出力することができる。さらに、測定画像や測定結果は、所定のユーザーインターフェース画面を示すデータとともに表示装置82に出力して表示させることができる。ユーザーインターフェース画面は、CPU73で生成することができる。
(光学測定装置1の使用形態)
図2及び図3は、投光用ユニット10及び受光用ユニット30を共通の固定部材60に固定して使用する形態である。固定部材60は、光学測定装置1の一部を構成する部材であり、所定方向に長い金属製の板材で構成され、高い剛性を持っている。固定部材60の長手方向一側に投光用ユニット10を取り付け、固定部材60の長手方向他側に受光用ユニット30を取り付けて使用する。固定部材60の形状は、図示した形状に限られるものではなく、例えば中空状の部材であってもよい。
一方、図3及び図5は、投光用ユニット10及び受光用ユニット30を固定部材60に固定せずに使用する形態である。この形態では、投光用ユニット10及び受光用ユニット30を、測定を行う現場にある各種部材(図示せず)に固定して使用する。
どちらの使用形態も、投光用ユニット10と受光用ユニット30との間に測定領域Sが形成される。また、投光用ユニット10と受光用ユニット30との距離(ワーキングディスタンス)は予め設定された距離以内とされている。
また、この実施形態の説明では、図3や図5に示すように、投光用ユニット10と受光用ユニット30とが水平方向に離れていて、両ユニット10、30の光軸が水平方向に延び、かつ互いに一致する場合について説明するが、光軸が斜めに延びるように両ユニット10、30を配置してもよいし、光軸が上下方向に延びるように両ユニット10、30を配置してもよい。つまり、両ユニット10、30を互いに向き合わせたとき斜め方向や上下方向となるように配置してもよい。
(投光用ユニット10の構成)
図6Aにも示すように、投光用ユニット10の光源11は、例えばInGaNグリーンLED等の発光ダイオード等で構成されており、基板11aに実装されている。基板11aにはマイクロコンピュータ等からなる撮像制御部39(図1に示す)が接続されており、この撮像制御部39により、光源11が制御される。例えば撮像の間隔が数ミリ秒~数十ミリ秒であって各撮像における露光時間が1ミリ秒以下である場合、撮像の間隔や露光時間に応じて、撮像制御部39により、光源11がパルス点灯制御される。各撮像における露光時間を例えば100マイクロ秒とすることで、光学測定装置1は高速搬送ワークも止めずに測定可能となり、撮像の間隔や露光時間に応じて光源11がパルス点灯制御されることで、光源11における発熱を抑制することができる。
基板11aは、光源ホルダ12に固定されている。基板11aを光源ホルダ12に固定することで、光源11を光源ホルダ12に保持することができる。基板11aは、光源ホルダ12の下部に固定されており、その上に光源11が配置され、光源11は上方へ向けて光を投射する姿勢となっている。基板11aは、光源ホルダ12に対して位置調整可能に取り付けられている。
光源ホルダ12には、平行光が得られるように収差補正されたコリメートレンズ12aと、光拡散ユニット12bと、2つの投光レンズ12cとが設けられている。投光レンズ12cは1つであってもよい。コリメートレンズ12aは、光源11の上方に位置しており、光源11の光がコリメートレンズ12aに直接入射するようになっている。コリメートレンズ12aに入射した光は、平行光に変換されて上方へ出射する。コリメートレンズ12aの光出射面の上方には、光拡散ユニット12bが位置している。光拡散ユニット12bは入射した光を拡散させるための部材であり、光拡散ユニット12bに入射した光は、光拡散ユニット12bを通過することで、拡散されて上方へ出射する。コリメートレンズ12aから入射した平行光は、光拡散ユニット12bにおいて円形の光像を形成する。光拡散ユニット12bを通過した平行光は、光像の各点において平行成分をピークとする角度特性の拡散光として光拡散ユニット12bから出射される。2つの投光レンズ12cは、光拡散ユニット12bの光出射面の上方に位置している。光拡散ユニット12bから出射した光は、2つの投光レンズ12cを通過して上方へ出射する。2つの投光レンズ12cは、光拡散ユニット12bから出射した光の広がり角を調整する。光拡散ユニット12bから出射した光の広がり角を狭い角度に調整することで、投光側テレセントリックレンズ15を通過する光の光密度を高めることができる。また、投光レンズ12cを通過した光は、スリット12dを通過するが、スリット12d近傍の各位置において、光量の総和や角度分布が全て均質になる。これにより、影像の境界の状態が場所によって変わらず、測定精度を高めることができる。
光源11、コリメートレンズ12a、光拡散ユニット12b及び2つの投光レンズ12cは、光源ホルダ12に固定されて相対変位が不能になっている。この状態で、光源11の中心を通って当該光源11の光放射面に垂直な線上に、コリメートレンズ12a、光拡散ユニット12b及び2つの投光レンズ12cの光軸が位置するように、コリメートレンズ12a、光拡散ユニット12b及び2つの投光レンズ12cが配置されている。
光源ホルダ12は、投光用筐体20の内部に収容された状態で当該投光用筐体20に取り付けられている。光源ホルダ12を投光用筐体20に取り付ける際には、ねじ16による締結構造を用いることができる。光源ホルダ12には、ねじ16が挿通する挿通孔(図示せず)が形成されており、この挿通孔を長穴に形成することで、光源ホルダ12の位置調整を行うことが可能になる。投光用筐体20の底部にはアクセス用の開口(第2アクセス用開口の一例)20dが形成されており、光源11や光源ホルダ12の位置及び姿勢の調整を行う際にアクセスが容易になる。蓋体20eはアクセス用の開口20dを閉塞する。
投光用筐体20は、受光用筐体40と対向する面が前面であり、前面は上下方向にのびている。投光用筐体20の後面は、受光用筐体40と対向する面と反対に位置する面であり、この後面は、上端に近づくほど前に位置するように傾斜しており、この傾斜角度は、後述する投光側反射体14の設置角度と対応している。後面の下側からは受光用ユニット30と接続される信号ケーブルC(図2等に示す)が外部へ出ている。また、投光用筐体20の両側面は互いに平行に上下方向に延びている。投光用筐体20の下面は、固定部材60への取付面となっている。
投光用筐体20の内部には、投光レンズ12cから出射した光を反射する投光側反射体14が収容されている。この投光側反射体14は、例えば平板状のミラー等で構成されている。投光用筐体20の内部における上側部分には、投光側反射体14を取り付けるための複数の反射体取付部(第4の座の一例)21が互いに間隔をあけて設けられている。反射体取付部21は、投光用筐体20の内面から突出しており、突出方向先端部には、反射体取付部21の裏面が当接する当接面21aが形成されている(図11C参照)。反射体取付部21は、投光用筐体20の一方の側面から他方の側面に亘って突出することで、投光用筐体20の内面を補強してもよい。各当接面21aに投光側反射体14の裏面を当接させた状態で、投光側反射体14を投光用筐体20に対して高精度に位置決めすることができる。すなわち、投光用筐体20に一体成形された反射体取付部21の当接面21aに投光側反射体14を直接当接させることで、投光用筐体20と反射体取付部21との間に別部材が介在しないので、投光用筐体20の成形精度と同程度の高い精度で投光側反射体14を位置決めできる。投光側反射体14は、反射体取付部21に対して接着剤によって接着してもよいし、ねじ等の締結部材で締結してもよい。
投光側反射体14は、光源ホルダ12の投光レンズ12cから出射した光が当該投光側反射体14の中央部に向けて入射するように配置されている。投光側反射体14の角度は、投光レンズ12cから入射した光を水平方向に出射するように設定されている。投光側反射体14は、光路を折りたたむことで投光用筐体20のサイズを小型化するものであり、投光用筐体20のサイズを許容するのであれば必ずしも必要ではない。
投光側テレセントリックレンズ15は、投光用筐体20における受光側筐体40と対向する側に取り付けられている。投光用筐体20における受光側筐体40と対向する側の壁部には、投光側テレセントリックレンズ15が嵌め込まれる投光側レンズ取付孔22が当該壁部を貫通するように形成されている。投光側レンズ取付孔22の奥側の内周面には、径方向内方へ突出するとともに、周方向に延びる突出部で構成された投光側レンズ取付座(第3の座の一例)22aが一体成形されている。この投光側レンズ取付座22aに投光側テレセントリックレンズ15の奥側(光入射側)の端面の周縁部が当接することにより、投光側テレセントリックレンズ15が投光用筐体20に対して位置決めされる。投光側テレセントリックレンズ15も投光側レンズ取付座22aに直接当接させることで、投光用筐体20と投光側テレセントリックレンズ15との間に別部材が介在しないので、投光用筐体20の成形精度と同程度の高い精度で投光側テレセントリックレンズ15を位置決めできる。
投光側テレセントリックレンズ15は、光軸が水平となるように配置されている。投光側反射体14から出射した光は、投光側テレセントリックレンズ15に入射すると、投光側テレセントリックレンズ15が測定領域Sに向けた平行光に変換して出射する。測定領域Sにおいて投光側テレセントリックレンズ15により形成される光像は、投光側テレセントリックレンズ15の光軸に沿ってその大きさが一定となる。投光側テレセントリックレンズ15は、投光用筐体20内に形成された光像を測定領域S内にピントのあった光像として結像させる。測定領域Sのいずれの位置においてもピントのあった光像が形成されることが好ましい。ピントのあった光像は、投光側テレセントリックレンズ15の光軸に沿って所定の範囲に形成されるが、これは投光用筐体20内に形成された光像から投光側テレセントリックレンズ15までの光路長に応じており、光路長が長いほど光像のピントのあう範囲は広くなる。例えば高精度な測定をするための測定領域が大きい光学測定装置1の場合、投光用筐体20内に形成された光像から投光側テレセントリックレンズ15までの光路長は長いため、投光側反射体14により光路を折りたたむことで投光用筐体20のサイズを小型化するようにしてもよい。
コリメートレンズ12aから平行光が入射されて光拡散ユニット12bにおいて円形の光像を形成する場合、光拡散ユニット12bを通過した平行光は、光像の各点において平行成分をピークとする角度特性の拡散光として光拡散ユニット12bから出射される。このような角度特性を有する光像を、投光側テレセントリックレンズ15を介して測定領域Sに照射することで、場所や角度によらず光が略均一な照明光を実現することができる。また、2つの投光レンズ12cにより、光拡散ユニット12bから出射した光の広がり角を狭い角度に調整することで、投光側テレセントリックレンズ15を通過する光の光密度を高めるようにしてもよい。
投光用筐体20には、投光側テレセントリックレンズ15から出射された平行光を測定領域Sへ投射するための投光窓23が設けられている。投光窓23は、投光側テレセントリックレンズ15の光出射面を覆うように形成された略円形の投光側カバーガラス23aと、投光側カバーガラス23aが取り付けられた投光側枠体23bとを有している。投光側枠体23bは、投光側レンズ取付孔22における投光側テレセントリックレンズ15の光出射面側に嵌め込まれて投光用筐体20に固定されている。投光側テレセントリックレンズ15の光出射面と、投光側枠体23bとの間には、投光側弾性材(レンズ付勢部材の一例)23cが配設されている。投光側弾性材23cは、例えばゴムや弾性を有する金属材等で構成されている。投光側弾性材23cにより、投光側テレセントリックレンズ15が投光側レンズ取付座22aに常時押し付けられるように付勢されている。投光側枠体23bは、投光側レンズ取付孔22における投光側テレセントリックレンズ15の光出射面側にねじ止めにより投光用筐体20に固定され、投光側弾性材23cにより、投光側テレセントリックレンズ15が投光側レンズ取付座22aに押圧固定されてもよい。
図3に示すように、投光用筐体20の側面(外面)には、当該投光用筐体20を設置する時の基準となる複数の側方基準面20a(図3では3か所)が設けられている。側方基準面20aは、貫通孔20bの円形縁で構成されており、互いに同一平面上に位置する高精度な面である。投光用筐体20を設置する部材に側方基準面20aを当接させることで、投光用筐体20を高精度に位置決めすることができる。この実施形態では、側方基準面20aの中央部に貫通孔20bが形成されている。投光用筐体20のもう一方の側面(外面)にも同様に側方基準面が設けられていてもよい。
また、投光用筐体20の底面(外面)には、当該投光用筐体20を設置する時の基準となる複数の底部基準面20cが設けられている(図11B参照)。底部基準面20cは、他の部分と比べて僅かに盛り上がった平面(凸面)で構成されており、互いに同一平面上に位置する高精度な面である。この実施形態では、底部基準面20cに、固定部材20を固定するためのねじ穴101が形成されている。投光用筐体20を設置する部材に底部基準面20cを当接させることで、投光用筐体20を高精度に位置決めすることができる。投光用筐体20を設置する際には、側方基準面20aと底部基準面20cのどちらを基準にしてもよい。側方基準面20aと底部基準面20cとは他の面よりも突出することで、平面形状の被取付面に当接させることができる。側方基準面20aを基準に設置する場合は、被取付面に側方基準面20aを当接させて、各側方基準面20aの貫通孔20bに取付用のボルトを貫通させて被取付面に投光用筐体20を固定する。底部基準面20cを基準に設置する場合は、被取付面に底部基準面20cを当接させて、各底部基準面20cのねじ穴101に取付用のねじを螺合させて被取付面に投光用筐体20を固定する。例えば、各底部基準面20cは、固定部材60の上面と当接した状態でねじ穴101に取付用のねじを螺合されて、固定部材60に固定される。
また、図2に示すように、投光用筐体20の前面である受光用ユニット30と対向する面には、ワーキングディスタンス基準面20fが設けられている。
投光用筐体20は一側面が開口した箱形状を有しており、箱形状の側面及び/又は底面に被取付面に当接するための基準面が形成されている。箱形状の前面及び/又は背面には、測定光の光路を決定する反射体及びレンズ等の光学素子を位置決めする座が形成されている。座は、一方側面から他方の側面に延びで形成され、箱形状の前面及び/又は背面の剛性をより強固なものにしている。例えば、箱形状の前面には、投光側テレセントリックレンズ15を直接位置決めし、固定的に取り付けるための座が形成され、箱形状の背面(内部)には、投光側反射体14を直接位置決めし、固定的に取り付けるための座が形成され、箱形状の閉塞した側面には光源ホルダ12が位置調整可能に取り付けられる。これにより基準面に対して高精度な測定光を照明することができる。なお、箱形状の底面には光源11や光源ホルダ12にアクセスするためのアクセス用の開口20dが形成されてもよい。
(受光用ユニット30の構成)
受光用ユニット30の二次元撮像素子31は、例えばCMOSイメージセンサー等で構成されていて、画素がX方向とY方向の二次元に配列されている。二次元撮像素子31は、基板31aに実装されている。基板31aには、撮像制御部39(図1に示す)が設けられている。撮像制御部39によって二次元撮像素子31が制御される。例えば撮像の間隔が数ミリ秒~数十ミリ秒であって各撮像における露光時間が100マイクロ秒となるように撮像制御部39によって二次元撮像素子31が制御される。露光時間が1ミリ秒以下、例えば100マイクロ秒とすることで、光学測定装置1は高速搬送ワークも止めずに測定可能となる。露光時間は、光源11のパルス点灯制御と二次元撮像素子31のシャッター制御とを同期制御して実現されてもよい。基板31aは、撮像素子ホルダ37に固定されている。基板31aを撮像素子ホルダ37に固定することで、二次元撮像素子31を撮像素子ホルダ37に保持することができる。
撮像素子ホルダ37には、受光側レンズユニット38が固定されている。図7に示すように、受光側レンズユニット38には、全体として筒状をなしており、その内部に複数の受光レンズ(結像レンズ)33が設けられている。受光レンズ33の光軸は斜め方向に延びており、その受光レンズ33の光軸の延長線が二次元撮像素子31の中央部に対して垂直に交わるように、受光側レンズユニット38と二次元撮像素子31との相対的な位置関係が設定されている。受光側レンズユニット38の上部には、絞り34が設けられている。
絞り34は、受光側テレセントリックレンズ36介して受光した平行な光を通過させ、平行な光以外の外乱光を阻止する。これにより外乱光の影響を低減することができる。受光レンズ33は、像側テレセントリックレンズであってもよい。像側テレセントリックレンズにより、受光レンズ33と二次元撮像素子31との間の距離が変化しても、二次元撮像素子31上に結像される像の大きさは変化しない。例えば撮像素子ホルダ37が熱膨張することで受光レンズ33と二次元撮像素子31との間の距離が変化しても、二次元撮像素子31上に結像される像の大きさは変化しないため温度変化の影響を低減することができる。投光側テレセントリックレンズ15を物体側テレセントリックレンズとし、受光レンズ33を像側テレセントリックレンズとすることで、両側テレセントリックの光学系とすることができる。
撮像素子ホルダ37は二次元撮像素子31が固定された状態、即ち、二次元撮像素子31、受光レンズ33及び絞り34の位置関係が一定に保たれた状態で、受光用筐体40に取り付けられる。図11Aに示すように、受光用筐体40の一方の側壁には、二次元撮像素子31を保持した状態の撮像素子ホルダ37を当該受光用筐体40内に入れるための導入用開口41が形成されている。導入用開口41は、受光用筐体40の一方の側壁の上側の略全域に亘って開口しており、このように導入用開口41を大きく開口させることで、二次元撮像素子31と一体化した撮像素子ホルダ37を受光用筐体40内に容易に入れることが可能になる。
受光用筐体40は、投光用筐体20と対向する面が前面であり、前面は上下方向にのびている。受光用筐体40の後面は、投光用筐体20と対向する面と反対に位置する面であり、この後面は、上端に近づくほど前に位置するように傾斜しており、この傾斜角度は、後述する受光側反射体35の設置角度と対応している。後面の下側からは投光用ユニット10と接続される信号ケーブルC及び制御装置70と接続される接続ケーブルD(図2等に示す)が外部へ出ている。また、受光用筐体40の両側面は互いに平行に上下方向に延びている。受光用筐体40の下面は、固定部材60への取付面となっている。
図2等に示すように、受光用筐体40には、導入用開口41を閉塞するための蓋体41aが設けられている。蓋体41aは、受光用筐体40に対して着脱可能に取り付けられている。蓋体41aの周縁部と、受光用筐体40における導入用開口41の周縁部との間にはシール材が配設されている。
図6Aに示すように、受光側テレセントリックレンズ36は、受光用筐体40における投光側筐体20と対向する側に取り付けられており、その光軸が投光側テレセントリックレンズ15と同じ光軸上に位置するように配置されている。ここで、図6Bを用いて、光像の位置や大きさについて補足する。
図6Bにおいて、受光側テレセントリックレンズ36は、投光側テレセントリックレンズ15により測定領域Sに向けられた平行光を、受光側レンズユニット38を介して二次元撮像素子31に導く。測定領域Sにおいて投光側テレセントリックレンズ15により形成される光像は、投光側テレセントリックレンズ15の光軸に沿ってその大きさが一定となる。同様に、受光側テレセントリックレンズ36は、受光側テレセントリックレンズ36の光軸に沿って視野サイズが一定となる。つまり、受光側テレセントリックレンズ36は、受光側テレセントリックレンズ36の光軸に沿って異なる位置に測定対象物が配置されても、測定対象物の遮光像に対応する光像の大きさは二次元撮像素子31上において一定となる。受光側テレセントリックレンズ36は、測定対象物の測定領域S内における遮光像を、二次元撮像素子31上にピントのあった光像として結像させる。測定対象物が測定領域Sのいずれの位置に配置されても、二次元撮像素子31上にピントのあった光像が形成されることが好ましい。二次元撮像素子31上においてピントのあった光像が形成されるような受光側テレセントリックレンズ36の光軸に沿った範囲を被写界深度(D1)と呼ぶことがある。被写界深度の大きさは、受光側テレセントリックレンズ36から受光用筐体40内に形成された光像までの光路長に応じており、光路長が長いほど光像のピントのあう範囲は広くなる。例えば高精度な測定をするための測定領域が大きい光学測定装置1の場合、受光側テレセントリックレンズ36から受光用筐体40内に形成された光像までの光路長は長いため、受光側反射体35により光路を折りたたむことで受光用筐体40のサイズを小型化するようにしてもよい。例えば視野サイズが直径40mmの光学測定装置1に対して被写界深度は20mm程度、視野サイズが直径64mmの光学測定装置1に対して被写界深度は30mm程度が設定されてもよい。この場合、受光側反射体35により光路を折りたたむことで受光用筐体40のサイズを小型化するようにしてもよい(図6Bにおいて点線で示す。投光側も同様)。また、例えば視野サイズが直径6mmの光学測定装置1に対して被写界深度は4mm程度が設定されてもよい。この場合、受光側反射体35を設けずに受光用筐体40を受光側テレセントリックレンズ36の光軸に沿って長い形状としてもよい。
図7及び図8Aに示すように、受光用筐体40における投光側筐体20と対向する側の壁部には、受光側テレセントリックレンズ36が嵌め込まれる受光側レンズ取付孔42が当該壁部を貫通するように形成されている。受光側レンズ取付孔42の奥側の内周面には、径方向内方へ突出するとともに、周方向に延びる突出部で構成された受光側レンズ取付座(第1の座の一例)42aが一体成形されている。この受光側レンズ取付座42aに受光側テレセントリックレンズ36の奥側(光出射側)の端面の周縁部が当接することにより、受光側テレセントリックレンズ36が受光用筐体40に対して位置決めされる。受光側テレセントリックレンズ36を受光側レンズ取付座42aに直接当接させることで、受光用筐体40と受光側テレセントリックレンズ36との間に別部材が介在しないので、受光用筐体40の成形精度と同程度の高い精度で受光側テレセントリックレンズ36を位置決めできる。
受光用筐体40には、投光側テレセントリックレンズ15から出射されて測定領域Sを通過した平行光を受光側テレセントリックレンズ36へ入射させるための受光窓43が設けられている。受光窓43は、受光側テレセントリックレンズ36の光入射面を覆うように形成された略円形の受光側カバーガラス43aと、受光側カバーガラス43aが取り付けられた受光側枠体43bとを有している。受光側枠体43bは、受光側レンズ取付孔42における受光側テレセントリックレンズ36の光入射面側に嵌め込まれて受光用筐体40に固定されている。受光側テレセントリックレンズ36の光入射面と、受光側枠体43bとの間には、受光側弾性材(レンズ付勢部材の一例)43cが配設されている。受光側弾性材43cは、例えばゴムや弾性を有する金属材等で構成されており、受光側テレセントリックレンズ36を受光側レンズ取付座42aに押し付ける方向に常時付勢するための部材である。受光側弾性材43cにより、受光側テレセントリックレンズ36が受光側レンズ取付座42aに常時押し付けられた状態で取り付けられる。受光側枠体43bは、受光側レンズ取付孔42における受光側テレセントリックレンズ36の光入射面側にねじ止めにより受光用筐体40に固定され、受光側弾性材43cにより、受光側テレセントリックレンズ36が受光側レンズ取付座42aに押圧固定されてもよい。
受光用筐体40における導入用開口41が形成された面とは異なる面、即ち投光用ユニット10と反対側に位置する面には、受光側反射体35が嵌め込まれる受光側反射体取付孔44が開口している。受光側反射体取付孔44の奥側の内周面には、径方向内方へ突出するとともに、周方向に延びる突出部で構成された受光側反射体取付座(第2の座の一例)44aが一体成形されている(図11D参照)。この受光側反射体取付座44aに受光側反射体35の奥側の端面の周縁部が当接することにより、受光側反射体35が受光用筐体40に対して位置決めされる。受光側反射体35を受光側反射体取付座44aに直接当接させることで、受光用筐体40と受光側反射体35との間に別部材が介在しないので、受光用筐体40の成形精度と同程度の高い精度で受光側反射体35を位置決めできる。
受光側反射体35は、例えば平板状のミラー等で構成されている。受光側反射体35は、受光側テレセントリックレンズ36の光出射面から出射した光が当該受光側反射体35の中央部に向けて入射するように配置されている。受光側反射体35の角度は、受光側テレセントリックレンズ36を通過した光を反射して折り返し、受光レンズ33へ向けて出射するように設定されている。受光側反射体35によって光を折り返すようにしているので、発熱源である二次元撮像素子31と受光側テレセントリックレンズ36とを離すことができる。
受光用筐体40には、反射体取付孔44を受光用筐体40の外から覆うカバー44dが取り付けられている。カバー44dは、受光用筐体40に対して着脱可能に取り付けられている。カバー44dの内面と、受光側反射体35との間には、反射体側弾性材(反射体付勢部材)44cが配設されている。反射体弾性材44cは、例えばゴムや弾性を有する金属材等で構成されており、受光側反射体35を受光側反射体取付座44aに押し付ける方向に常時付勢するための部材である。反射体側弾性材44cにより、受光側反射体35が受光側反射体取付座44aに常時押し付けられた状態で取り付けられる。カバー44dはねじ止めにより受光用筐体40に対して固定され、反射体側弾性材44cにより、受光側反射体35が受光側反射体取付座44aに押圧固定されてもよい。
図12に示すように、受光用筐体40の側面(外面)には、当該受光用筐体40を設置する時の基準となる複数の側方基準面40a(図12では3か所)が設けられている。側方基準面40aは、貫通孔40bの円形縁で構成されており、互いに同一平面上に位置する高精度な面である。受光用筐体40を設置する部材に側方基準面40aを当接させることで、受光用筐体40を高精度に位置決めすることができる。この実施形態では、側方基準面40aの中央部に貫通孔40bが形成されている。受光用筐体40のもう一方の側面(外面)にも同様に側方基準面が設けられていてもよい。
また、受光用筐体40の底面(外面)には、当該受光用筐体40を設置する時の基準となる複数の底部基準面40cが設けられている。底部基準面40cは、平面で構成されており、互いに同一平面上に位置する高精度な面である。この実施形態では、底部基準面40cにねじ穴101が形成されている。受光用筐体40を設置する部材に底部基準面40cを当接させることで、受光用筐体40を高精度に位置決めすることができる。受光用筐体40を設置する際には、側方基準面40aと底部基準面40cのどちらを基準にしてもよい。側方基準面40aと底部基準面40cとは他の面よりも突出することで、平面形状の被取付面に当接させることができる。側方基準面40aを基準に設置する場合は、被取付面に側方基準面40aを当接させて、各側方基準面40aの貫通孔40bに取付用のボルトを貫通させて被取付面に受光用筐体40を固定する。底部基準面40cを基準に設置する場合は、被取付面に底部基準面40cを当接させて、各底部基準面40cのねじ穴101に取付用のねじを螺合させて被取付面に受光用筐体40を固定する。例えば、各底部基準面60cは、固定部材60の上面と当接した状態でねじ穴101に取付用のねじを螺合されて、固定部材60に固定される。
また、図3に示すように、受光用筐体40の前面である投光用ユニット10と対向する面には、ワーキングディスタンス基準面40dが設けられている。
受光用筐体40は一側面が開口した箱形状を有しており、箱形状の側面及び/又は底面に被取付面に当接するための基準面が形成されている。箱形状の前面及び/又は背面には、測定光の光路を決定する反射体及びレンズ等の光学素子を位置決めする座が形成されている。座は、一方側面から他方の側面に延びで形成され、箱形状の前面及び/又は背面の剛性をより強固なものにしている。例えば、箱形状の前面には、受光側テレセントリックレンズ36を直接位置決めし、固定的に取り付けるための座が形成され、箱形状の背面(内部)には、受光側反射体35を直接位置決めし、固定的に取り付けるための座が形成され、箱形状の閉塞した側面には撮像素子ホルダ37が位置調整可能に取り付けられる。これにより基準面に対して高精度な測定光を照明することができる。なお、箱形状の底面には二次元撮像素子31や撮像素子ホルダ37の位置調整するためのアクセス用開口(第1アクセス用開口の一例)46が形成されてもよい。
要するに、図8Bに示すように、本実施形態に係る受光用筐体40では、受光側テレセントリックレンズ36と受光側反射体35を、剛性の高い受光用筐体40の壁面に固定するとともに、撮像素子ホルダ37を位置調整可能に取り付けている。これにより、高精度な測定を実現することができる。
(制御装置70の構成)
図1に示すように、受光用ユニット30に設けられている撮像制御部39は、接続ケーブルDを介して制御装置70の画像取得部71によって制御されて、所定のタイミングで光源11に光を照射させるとともに、二次元撮像素子31により撮像させる。受光用ユニット30を駆動する電力は、接続ケーブルDを介して制御装置70から供給される。接続ケーブルDには、耐屈曲ケーブルを用いることができ、受光用ユニット30及び投光用ユニット10をロボットアーム等の可動部に設置し、制御装置70を非可動に設置する等分離して配置することができる。光源11と二次元撮像素子31との同期は、信号ケーブルCによってとることができる。例えば撮像の間隔が数ミリ秒~数十ミリ秒であって各撮像における露光時間が100マイクロ秒となるように撮像制御部39によって二次元撮像素子31に撮像タイミング及び露光タイミングを定義するタイミング信号が供給され、撮像制御部39によって光源11に信号ケーブルCを介して発光タイミングを定義するタイミング信号が供給される。光源11を駆動する電力は信号ケーブルCを介して受光用ユニット30から供給される。光源11により生成された測定光は、拡散手段13によって拡散された後、投光側反射体14で反射して折り返されてから投光側テレセントリックレンズ15に入射する。投光側テレセントリックレンズ15は、入射した測定光を平行光に変換して測定領域Sに向けて出射する。つまり、投光側テレセントリックレンズ15は、測定光による拡散手段13上の光像を、投光側テレセントリックレンズ15の光軸に沿ってサイズが一定となるような光像が測定領域Sに形成されるように測定光を出射する。このとき、平行光は受光窓23を通過して測定領域Sに達する。測定領域SにワークWが配置されていると、平行光の一部がワークWによって遮られる。
測定領域Sを通過した平行光は、受光窓43を通過して受光側テレセントリックレンズ36に入射した後、受光側反射体35で反射して折り返されてから絞り34、受光レンズ33を通過する。そして、ワークWの影像が二次元撮像素子31の撮像面で結像する。制御装置70の画像取得部71は、二次元撮像素子31を制御して当該二次元撮像素子31により撮像させてワークWの測定画像を取得する。取得されたワークWの測定画像は略円形の画像である。DSP72は、画像取得部71により取得された測定画像にフィルタ処理等の画像処理を実行する。CPU73は、DSP72から出力された測定画像のエッジを抽出し、抽出されたエッジを用いて寸法測定を実行する。測定画像や測定結果等は一時的にメモリ74に記憶することができる。測定画像や測定結果等は入出力回路75から記憶装置83、プログラマブルコントローラ90及び表示装置82に出力される。
(二次元撮像素子の位置及び姿勢の調整機構)
上述したように、光源11から測定領域Sに測定光を投射してワークW越しでワークWの影像を二次元撮像素子31の撮像面に結像させる光学測定装置1は、ワークWの幾何形状を測定すること以外にも、ワークWの位置決めやアライメント測定などにも用いられることがある。その際に、基準となる面に対して、光軸が水平垂直でないと、ワークWが光軸方向に移動した時にワークWの位置がずれて撮像面に結像してしまい、測定精度の低下をもたらすおそれがあった。特に、光学測定装置1を構成する部品の製造誤差や組付誤差、調整のための治具の誤差等によって二次元撮像素子31の光軸が傾いてしまうと、上述した測定精度の低下が顕著なものになる。
そこで、本実施形態では、二次元撮像素子31が、撮像素子ホルダ37に保持されているとともに、当該二次元撮像素子31の位置及び姿勢の調整を可能にする調整機構50を介して受光側筐体40に取り付けられている。調整機構50は、図9に示すように二次元撮像素子31をX方向及びY方向に並進させるとともに、θ方向に回動させることが可能に構成されている。また、二次元撮像素子31は、図7にも示すように調整機構50によってZ方向に並進させることも可能になっている。X方向は、二次元撮像素子31のX方向に対応している。Y方向は、二次元撮像素子31のY方向に対応しており、受光用ユニット30の幅方向である。Z方向は、二次元撮像素子31の撮像面に直交する方向である。θ方向は、Z軸回りである。
図10にも示すように、調整機構50は、筐体側調整部材51と、シム52と、筐体側ねじ53と、ホルダ側ねじ54と、撮像素子側ねじ55とを備えている。筐体側ねじ53の軸方向とホルダ側ねじ54の軸方向とは一致しており、Y方向である。また、撮像素子側ねじ55の軸方向は筐体側ねじ53の軸方向と直交しており、Z方向である。各ねじ53、54、55の本数は任意に設定することができる。
筐体側調整部材51は、受光用筐体40の側壁の内面に沿って延びる板状部材である。筐体側調整部材51の周縁部には、Z方向に長い3つの長孔51aが互いにX方向及びY方向に間隔をあけて形成されている。受光用筐体40の側壁の内面には、長孔51aに対応する箇所にねじ孔(図示せず)が形成されている。筐体側調整部材51の長孔51aに筐体側ねじ53を挿通させて受光用筐体40のねじ孔に螺合させると、筐体側調整部材51を受光用筐体40に締結固定することができる。筐体側ねじ53を締め付けると、筐体側調整部材51を受光用筐体40に固定した固定状態にすることができる一方、筐体側ねじ53を緩めると、筐体側調整部材51を受光用筐体40に対してZ方向に変位可能にする非固定状態にすることができる。
シム52は、筐体側調整部材51と撮像素子ホルダ37との間に配置される部材であり、必要に応じて設けることができる。シム52の厚みや枚数を変更することで、二次元撮像素子31のY方向の位置調整が可能である。
撮像素子ホルダ37には、X方向に長い長孔37aが互いにX方向に間隔をあけて2つ形成されている(図9及び図10では1つのみ示す)。シム52には長孔37aに対応する箇所に挿通孔52bが形成されている。また、筐体側調整部材51には、長孔37aに対応する箇所にねじ孔51bが形成されている。撮像素子ホルダ37の長孔37a及びシム52の挿通孔52bにホルダ側ねじ54を挿通させて筐体側調整部材51のねじ孔51bに螺合させると、撮像素子ホルダ37を筐体側調整部材51に締結固定することができる。ホルダ側ねじ54を締め付けると、撮像素子ホルダ37を筐体側調整部材51に固定した固定状態にすることができる一方、ホルダ側ねじ54を緩めると、撮像素子ホルダ37を筐体側調整部材51に対してX方向に変位可能にする非固定状態にすることができる。
調整機構50は、二次元撮像素子31が固定される撮像素子固定部材56を更に備えている。撮像素子固定部材56は、撮像素子ホルダ37とは別体とされており、撮像素子ホルダ37と二次元撮像素子31との間に配置されている。図10に示すように、撮像素子固定部材56には、貫通孔56aが形成されており、光が二次元撮像素子31に到達するのを阻害しないように構成されている。撮像素子固定部材56のY方向両側には、調整用孔56aが形成されている。調整用孔56aは、X方向に長い形状とされるとともに、Y方向にも大きく形成されている。撮像素子ホルダ37における調整用孔56aに対応する箇所にねじ孔(図示せず)が形成されている。撮像素子側ねじ55を撮像素子固定部材56の調整用孔56aに挿通させて撮像素子ホルダ37のねじ孔に螺合させると、撮像素子固定部材56を撮像素子ホルダ37に締結固定することができる。撮像素子側ねじ55を締め付けると、二次元撮像素子31を、撮像素子固定部材56、撮像素子ホルダ37及び筐体側調整部材51を介して、受光用筐体40に固定することができる。一方、撮像素子側ねじ55を緩めると、二次元撮像素子31を受光用筐体40に対してX方向及びY方向へ変位させることが可能になるとともに、θ方向への回動も可能になる。つまり、撮像素子側ねじ55は、二次元撮像素子31を受光用筐体40に固定した固定状態と、二次元撮像素子31を受光用筐体40に対して変位可能にする非固定状態とに切り替える固定具である。
図7に示すように、撮像素子側ねじ55の頭部は斜め下に突出するように配置されている。この撮像素子側ねじ55の頭部には、六角レンチやドライバ、ソケット等の工具200(図7に示す)が係合する工具係合部55a(図9に示す)が設けられている。工具係合部55aは、工具200の先端部が差し込まれる穴や窪み等で構成することができる。また、撮像素子側ねじ55は、六角ボルト等で構成されていてもよい。
受光用筐体40における底面(導入用開口41が形成された面とは異なる面)には、受光用筐体40の外部から調整機構50の撮像素子側ねじ55、55にそれぞれアクセスするためのアクセス用開口46、46が形成されている。アクセス用開口46、46のY方向の間隔は、撮像素子側ねじ55、55の間隔と等しく設定されている。撮像素子側ねじ55の軸線を下方へ延長した時、当該軸線が受光用筐体40の底面と交差した部分に、アクセス用開口46が位置している。アクセス用開口46は受光用筐体40を貫通して受光用筐体40の内外を連通させる連通口でもある。したがって、アクセス用開口46は、二次元撮像素子31の撮像面と略直交する方向から撮像素子側ねじ55にアクセス可能になっている。
アクセス用開口46の径は、工具200の先端部を受光用筐体40内へ差し込むことができるように設定されている。また、アクセス用開口46は撮像素子側ねじ55の軸線の延長線上に位置しているので、工具200の先端部をアクセス用開口46から受光用筐体40内へ差し込むだけで、撮像素子側ねじ55の工具係合部55aに係合させることが可能になる。したがって、アクセス用開口46は工具200の先端部を撮像素子側ねじ55の工具係合部55aへ案内する案内用開口と呼ぶこともできる。アクセス用開口46が形成されていることで、作業者が撮像素子側ねじ55を目視することなく、撮像素子側ねじ55を工具200によって緩めたり、締め込んだりすることが可能になる。
図8Aに示すように、受光用筐体40には、アクセス用開口46を封止するための封止部材またはアクセス用開口46を閉塞するための閉塞部材として、ねじ47とシール材48とが設けられている。シール材48は、例えばゴム等の弾性を有するとともに止水性を有する部材で構成されており、アクセス用開口46の内周面に全周に亘って密着するようになっている。ねじ47は、アクセス用開口46の内周面に形成されたねじ溝(図示せず)に螺合するようになっている。ねじ47とシール材48とは一体化されていてもよい。ねじ47とシール材48をアクセス用開口46から外部へ出すことで、アクセス用開口46を開放させて工具200による撮像素子側ねじ55の操作が可能になる。一方、ねじ47とシール材48でアクセス用開口46を封止することで、防水性及び防塵性を確保できる。尚、ねじ47のみでアクセス用開口46を封止してもよいし、例えばキャップのような部材によってアクセス用開口46を封止してもよい。
図2及び図3に示す使用形態、即ち固定部材60を使用する形態の場合、図14に示すように、固定部材60には、当該固定部材60に固定された受光用筐体40に形成されたアクセス用開口46と対応する位置に当該アクセス用開口46と通じる貫通孔61を形成することができる。貫通孔61は、固定部材60の長手方向に長い長穴であってもよい。貫通孔61の径は、工具200を挿入可能な大きさとされている。
固定部材60の構造や形状は特に限定されるものではないが、本実施形態では、固定部材60の底面に、当該固定部材60の長手方向に延びる2本の溝60a、60aが幅方向に互いに間隔をあけて形成されている。この場合、貫通孔61は、溝60aの内部に開口させることができる。
(調整機構による調整)
次に、上述のように構成された調整機構50を用いた調整について説明する。ホルダ側ねじ54のみを緩めて、撮像素子ホルダ37を筐体側調整部材51に対してX方向に変位させると、受光用筐体40の底部基準面40cに対する光軸の平行度を調整することが可能になる。また、シム52の厚みや枚数を変更することによって二次元撮像素子31をY方向に変位させると、受光用筐体40の側方基準面40aに対する光軸の平行度を調整することが可能になる。
筐体側ねじ53のみを緩めて筐体側調整部材51を受光用筐体40に対してZ方向に変位させると、ワーキングディスタンス基準面40d(図3に示す)に対するワーキングディスタンスの調整(ピントの調整)を行うことが可能になる。別の言い方をすれば、受光側レンズユニット38を、基板31aに対してZ方向に変位させると、ワークディスタンスを調整することができる。また、二次元撮像素子31が固定された撮像素子ホルダ37を投光用ユニット10に対して接離する方向に動かすと、光学系のテレセントリック性を調整できる。
また、工具200によって外部から撮像素子側ねじ55にアクセスして撮像素子側ねじ55を緩めると、図7に示すように二次元撮像素子31をX方向及びY方向に変位させることができるとともに、θ方向に回動させることができる。二次元撮像素子31をX方向に変位させると視野がX’方向に変動し、二次元撮像素子31をY方向に変位させると視野がY’方向に変動し、二次元撮像素子31をθ方向に回動させると視野がθ’方向に変動する。
(実施形態の作用効果)
以上説明したように、この実施形態によれば、投光用筐体20と受光用筐体40とを測定領域Sを挟むように設置することで、投光用筐体20の投光窓23から測定領域Sへ投射された平行光が測定領域Sを通過して受光用筐体40の受光窓43から受光側テレセントリックレンズ36に入射する。受光側テレセントリックレンズ36に入射した平行光は、受光側反射体35で折り返して二次元撮像素子31の撮像面で受光される。このとき、測定領域SにワークWが配置されていると、ワークWの影像が二次元撮像素子31の撮像面に結像し、これにより、ワークWの形状や各部の寸法の測定が可能になる。
受光用筐体40を設置する際には、その外面に設けられている基準面40a、40cを基準として設置することができる。設置した状態で、二次元撮像素子31の光軸がずれている場合には、受光用筐体40に設けられているアクセス用開口46から調整機構50の撮像素子側ねじ55にアクセスして撮像素子側ねじ55を操作できる。撮像素子側ねじ55を操作することで、二次元撮像素子31を受光用筐体40に対して非固定状態にして二次元撮像素子31を変位させることができる。これにより、二次元撮像素子31の光軸を調整できる。調整後は、撮像素子側ねじ55を操作して二次元撮像素子31を受光用筐体40に対して固定状態にすることができる。つまり、二次元撮像素子31を保持した状態の撮像素子ホルダ37を受光用筐体40内に入れるための導入用開口41とは別に、アクセス用開口46を形成していることで、筐体40内に設置した状態で二次元撮像素子31の光軸調整が容易に行える。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明に係る光学測定装置は、投光用筐体と受光用筐体との間に配置したワークの寸法等を測定する場合に利用できる。
1 光学測定装置
10 投光用ユニット
11 光源
12 光源ホルダ
15 投光側テレセントリックレンズ
20 投光用筐体
20d アクセス用開口(第2アクセス用開口)
22 投光側レンズ取付孔
22a 投光側レンズ取付座(第3の座)
23 投光窓
30 受光用ユニット
31 二次元撮像素子
35 受光側反射体
36 受光側テレセントリックレンズ
38 受光側レンズユニット
40 受光用筐体
40a 側方基準面
40c 底部基準面
41 導入用開口
41a 蓋体
42 受光側レンズ取付孔
42a 受光側レンズ取付座(第1の座)
43 受光窓
43c 受光側弾性材(レンズ付勢部材)
44 受光側反射体取付孔
44a 受光側反射体取付座(第2の座)
44c 反射体側弾性材(反射体付勢部材)
44d カバー
46 アクセス用開口(第1アクセス用開口)
50 調整機構
55 撮像素子側ねじ(固定具)
60 固定部材
61 貫通孔
S 測定領域
W ワーク

Claims (19)

  1. 測定領域に向けて平行光を投射する投光用ユニットと、
    前記投光用ユニット側と対向して配置され、測定領域を通過する前記平行光を受光して、当該測定領域における測定対象物の画像を生成する受光用ユニットと、
    前記受光用ユニットで生成された画像に基づいて測定対象物の寸法測定を実施する寸法測定手段とを備える光学測定装置であって、
    前記受光用ユニットは、
    測定領域を通過した平行光が入射する受光側テレセントリックレンズと、
    前記受光側テレセントリックレンズを通過した光を受光して、前記測定領域における測定対象物の画像を生成するために前記測定領域における測定対象物を撮像する二次元撮像素子と、
    一側面に導入用開口が形成されるとともに、設置する時の基準となる基準面と、当該基準面を介して設置するための筐体設置孔とが当該一側面とは異なる外面に設けられた箱形状を有し、前記受光側テレセントリックレンズが取り付けられるとともに前記二次元撮像素子を収容する受光用筐体と、
    前記受光用筐体の前記一側面と対向する内面に対して前記二次元撮像素子の位置及び姿勢を調整可能に取り付けられる前記二次元撮像素子を保持する撮像素子ホルダと、
    前記導入用開口を閉塞する蓋体とを備える光学測定装置。
  2. 請求項1に記載の光学測定装置において、
    前記二次元撮像素子は、当該二次元撮像素子の位置及び姿勢の調整を可能にする調整機構及び前記撮像素子ホルダを介して前記受光用筐体の内面に取り付けられ、
    前記調整機構は、前記二次元撮像素子を前記受光用筐体に固定した固定状態と、前記二次元撮像素子を前記受光用筐体に対して変位可能にする非固定状態とに切り替える固定具を有し、
    前記受光用筐体における前記導入用開口が形成された面とは異なる面には、前記受光用筐体の外部から前記調整機構の前記固定具にアクセスするための第1アクセス用開口が形成されている光学測定装置。
  3. 請求項2に記載の光学測定装置において、
    前記第1アクセス用開口は、前記二次元撮像素子の撮像面と略直交する方向から前記固定具にアクセス可能に形成されている光学測定装置。
  4. 請求項2または3に記載の光学測定装置において、
    前記投光用ユニットと前記受光用ユニットとが対向して配置されるよう投光用筐体と受光用筐体が着脱自在に固定される固定部材を備え、
    前記固定部材には、当該固定部材に固定された前記受光用筐体に形成された前記第1アクセス用開口と対応する位置に当該第1アクセス用開口と通じる貫通孔が形成されている光学測定装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の光学測定装置において、
    前記受光用筐体は、さらに、前記受光用筐体の前面に測定領域を通過した平行光を内部に受け入れる受光窓を有し、
    前記受光側テレセントリックレンズは、前記受光窓に取り付けられている光学測定装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載の光学測定装置において、
    前記受光用筐体には、前記受光側テレセントリックレンズを取り付けるための第1の座が形成され、
    前記受光側テレセントリックレンズは前記第1の座に固定されている光学測定装置。
  7. 請求項6に記載の光学測定装置において、
    前記受光側テレセントリックレンズを前記第1の座に押し付ける方向に付勢するレンズ付勢部材を備えている光学測定装置。
  8. 請求項1から5のいずれか1つに記載の光学測定装置において、
    前記受光用筐体は、さらに、前記受光側テレセントリックレンズを通過した光を折り返して前記二次元撮像素子に導く反射体が取り付けられ、
    前記受光側テレセントリックレンズと前記反射体とはそれぞれ前記受光用筐体に固定的に取り付けられている光学測定装置。
  9. 請求項1から5のいずれか1つに記載の光学測定装置において、
    前記受光用筐体には、前記受光側テレセントリックレンズを通過した光を折り返して前記二次元撮像素子に導く反射体を取り付けるための第2の座が形成されている光学測定装置。
  10. 請求項9に記載の光学測定装置において、
    前記反射体を前記第2の座に押し付ける方向に付勢する反射体付勢部材を備えている光学測定装置。
  11. 請求項9または10に記載の光学測定装置において、
    前記受光用筐体における前記導入用開口が形成された面とは異なる面には、前記反射体が嵌め込まれる反射体取付孔が形成され、
    前記第2の座は、前記反射体取付孔の内周面から径方向内方へ突出する突出部で構成され、
    前記受光用筐体には、前記反射体取付孔を前記受光用筐体の外から覆うカバーが取り付けられている光学測定装置。
  12. 請求項9から11のいずれか1つに記載の光学測定装置において、
    前記撮像素子ホルダは、前記反射体と前記二次元撮像素子との間に配置されて前記反射体にて反射した光が入射し、入射した光を前記二次元撮像素子へ出射させる受光側レンズユニットを有し、
    前記受光側テレセントリックレンズと前記受光側レンズユニットとは両側テレセントリック光学系を形成している光学測定装置。
  13. 測定領域に向けて平行光を投射する投光用ユニットと、
    前記投光用ユニットと対向して配置され、測定領域を通過する前記平行光を受光して、当該測定領域における測定対象物の画像を生成する受光用ユニットと、
    前記受光用ユニットで生成された画像に基づいて測定対象物の寸法測定を実施する寸法測定手段とを備える光学測定装置であって、
    前記投光用ユニットは、
    測定領域に投射する測定光を生成する光源と、
    前記光源により生成された測定光が入射され、該測定光を測定領域に向けた平行光に変換する投光側テレセントリックレンズと、
    一側面に導入用開口が形成されるとともに、当該一側面とは異なる外面に、設置する時の基準となる基準面と、当該基準面を介して設置するための筐体設置孔とが設けられた箱形状を有し、前記投光側テレセントリックレンズが取り付けられるとともに前記光源を収容する投光用筐体と、
    前記投光用筐体の前記一側面と対向する内面に対して前記光源の位置及び姿勢を調整可能に取り付けられる前記光源を保持する光源ホルダと、
    前記導入用開口を閉塞する蓋体とを備える光学測定装置。
  14. 請求項13に記載の光学測定装置において、
    前記光源は、当該光源の位置及び姿勢の調整を可能にする前記光源ホルダを介して前記投光用筐体の内面に取り付けられ、
    前記投光用筐体における前記導入用開口が形成された面とは異なる面には、前記投光用筐体の外部から前記光源ホルダにアクセスするための第2アクセス用開口が形成されている光学測定装置。
  15. 請求項13または14に記載の光学測定装置において、
    前記投光用筐体は、さらに、前記投光用筐体の前面に測定領域にむけて投射される平行光が通過する投光窓を有し、
    前記投光側テレセントリックレンズは、前記投光窓に取り付けられている光学測定装置。
  16. 請求項13から15のいずれか1つに記載の光学測定装置において、
    前記投光用筐体には、前記投光側テレセントリックレンズを取り付けるための第3の座が形成され、
    前記投光側テレセントリックレンズは前記第3の座に固定されている光学測定装置。
  17. 請求項16に記載の光学測定装置において、
    前記投光側テレセントリックレンズを前記第3の座に押し付ける方向に付勢するレンズ付勢部材を備えている光学測定装置。
  18. 請求項13から15のいずれか1つに記載の光学測定装置において、
    前記投光用筐体は、さらに、前記光源からの測定光を折り返して前記投光側テレセントリックレンズに導く反射体が取り付けられ、
    前記投光側テレセントリックレンズと前記反射体とはそれぞれ前記投光用筐体に固定的に取り付けられている光学測定装置。
  19. 請求項13から15のいずれか1つに記載の光学測定装置において、
    受光用筐体には、前記光源からの測定光を折り返して前記投光側テレセントリックレンズに導く反射体を取り付けるための第4の座が形成されている光学測定装置。
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