JP7476443B2 - 圧入装置 - Google Patents

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Description

本発明は、圧入装置に関する。
特許文献1には、環状ワークをシャフトに圧入する圧入装置が開示されている。
特開2010-082753
例えば、車両用の自動変速機の場合、ベアリングやオイルシールなどが、上記した環状ワークに相当する。
この種の環状ワークは、サーボプレスなどの圧入装置を用いて変速機ケース側の被圧入部位に圧入される。ここで、自動変速機の場合、当該自動変速機の機種毎に、変速機ケースにおける環状ワークが圧入される位置(圧入位置)が異なる。そのため、従来では、サーボプレスを支持するCコラムの位置を変位させることで、環状ワークが適切に圧入されるようにしていた。
しかし、自動変速機の生産ラインにおけるレイアウト、サイクルタイム、設備強度などの制約により、Cコラムの位置の変位量を大きくとることが難しい場合がある。
そうすると、環状ワークの圧入を行う機種の変更や増加により、新たな圧入位置への対応が必要となった場合に、Cコラムの変位量の限界のために対応できない場合がある。
そこで、圧入位置の変更に柔軟に対応できるようにすることが求められている。
本発明は、
ハンドで把持したワークを、指定座標に配置可能なロボットアームと、
圧入部品が装着される圧入治具と、バックアップ治具が共通の軸線上で対向配置されたサーボプレス機と、
前記サーボプレス機で前記軸線方向に移動可能に設けられていると共に、前記ハンドが係合すると、前記ハンドで把持されたワークが前記軸線上に位置決めされるスライダと、を有し、
前記サーボプレス機では、
前記ハンドが前記スライダに係合すると、前記スライダが前記ハンドと共に前記軸線方向に移動して、前記ハンドで把持されたワークを、前記バックアップ治具で支持させると共に、
前記圧入治具が前記軸線方向に変位して、前記バックアップ治具に支持された前記ワークに、前記圧入部品を圧入する構成の圧入装置とした。
本発明によれば、圧入位置の変更に柔軟に対応できる。
圧入装置の全体構成を説明する概略図である。 ロボットアームを説明する図である。 ハンドを説明する図である。 ハンドの要部拡大図である。 サーボプレス機を説明する図である。 サーボプレス機における圧入部品の圧入を説明する図である。 サーボプレス機への圧入部品のセットを説明する図である。 サーボプレス機におけるバックアップ治具の交換を説明する図である。
以下、本発明の実施形態を、変速機ケース90(ワーク)にベアリング95(圧入部品)を圧入して組み付ける圧入装置1の場合を例に挙げて説明する。
図1は、圧入装置1の全体構成を説明する概略図であって、自動変速機の生産ラインの圧入工程に、圧入装置1を配置した場合を説明する図である。
図2の(a)は、ロボット2のロボットアーム21を説明する図である。図2の(b)は、ロボットアーム21に付設されたサブハンド6によるベアリング95の把持を説明する図である。
図3の(a)は、ハンド4の平面図である。図3の(b)は、(a)におけるA-A矢視方向からハンド4を見た側面図である。
図4の(a)は、ハンド4の要部拡大図である。図4の(b)は、(a)におけるA-A断面図である。図4の(c)は、(a)におけるB-B断面図である。
なお、図2、図3では、ハンド4で把持される変速機ケース90を簡略的に仮想線で示している。図5以降でも同様である。
図1に示すように、車両用の自動変速機の生産ラインは、ワークベースWBを搬送する搬送コンベア100を有している。
生産ラインでは、搬送コンベア100に沿って複数の作業工程が設定されており、ワークベースWB上に載置された変速機ケース90(ワーク)が、作業工程を順番に通過することで、変速機ケース90に対する部品の組み付けが行われる。
作業工程には、変速機ケース90上の所定位置に、ベアリング95などの圧入部品を圧入して組み付ける圧入工程がある。
圧入工程には、ロボット2と、サーボプレス機7を有する圧入装置1が設けられている。
圧入工程には、変速機ケース90とベアリング95が、ワークベースWBに載置された状態で、搬送コンベア100により供給される。
圧入工程では、ワークベースWBが到着すると、ロボット2のロボットアーム21が、以下の一連の動作を実施する。(a)ワークベースWB上のベアリング95をピックアップして、サーボプレス機7にセットする。(b)変速機ケース90をピックアップしてサーボプレス機7にセットする。(c)サーボプレス機7によりベアリング95が圧入された変速機ケース90を、ワークベースWBに戻す。
図1の場合には、変速機ケース90の開口91を囲む筒壁部910に、リング状のベアリング95のアウタレースが圧入される。ここで、本実施形態では、変速機ケース90の筒壁部910が、発明における圧入部品の圧入位置に相当する。
図2に示すように、ロボット2は、従来公知の多関節型のロボットアーム21を備える。
本実施形態では、ロボットアーム21が、ベース20に設置されている。ロボットアーム21は、7つの回転軸X1~X7周りに回動可能となるように複数の腕部品を連結して構成される。
ロボットアーム21の先端には、ハンド4との連結部25が設けられている。連結部25は、負圧を利用してハンド4を保持可能となるように構成されている。連結部25で保持されたハンド4は、図示しない制御装置により駆動されるロボットアーム21により、圧入工程における所望の位置(座標)に配置されるようになっている。
図3に示すように、ハンド4は、板状のベース部材40を有している。平面視においてベース部材40は、略長方形形状を成している。ベース部材40の長手方向の略中央部には、ロボットアーム21の連結部25が挿入される筒状の嵌合部41が設けられている。
ハンド4は、ロボットアーム21の連結部25に発生させた負圧により、ロボットアーム21の連結部25に吸着保持される。
ハンド4では、ベース部材40の長手方向の両側に、クランプシリンダ45、45が設けられている。
クランプシリンダ45は、ベース部材40に固定される本体部451と、本体部451で進退移動可能に支持された軸部452と、軸部452の先端に設けられた係止部453と、を有する。
クランプシリンダ45は、軸部452をベース部材40の厚み方向(図3の(b)における上下方向)に沿わせた向きで設けられている。
ベース部材40の長手方向の一方側のクランプシリンダ45と、他方側のクランプシリンダ45は、それぞれ軸部452、452の進退移動方向が直線Y1、Y1方向となるように設けられている。ここで、直線Y1、Y1は、ベース部材40に直交する互いに平行な直線である。
クランプシリンダ45では、例えば空気圧を利用して、軸部452、452を本体部451、451から出没させる。
係止部453、453は、軸部452、452の先端にネジなどで固定されている。
係止部453、453は、ベース部材40の長手方向(図3の(b)における左右方向)に沿う矩形形状を成しており、ベース部材40の長手方向の一方側の係止部453と、他方側の係止部453は、互いに近づく方向に延出している。
係止部453、453は、ベース部材40の厚み方向(図3の(b)における上下方向)の一方側に位置している。
係止部453、453は、軸部452、452の直線Y1、Y1方向の進退移動に連動して、本体部451の端部に接触した収縮位置(Py1)と、本体部451から最も離れた位置(伸張位置:Py2)との間で変位可能となっている。
本実施形態では、クランプシリンダ45、45の係止部453、453を、変速機ケース90の外周縁に係止させたのち、係止部453、453をベース部材40側に引き寄せることで、係止部453、453とベース部材40との間に、変速機ケース90を把持する仕様となっている。
そのため、係止部453の直線Y1を基準とした長さL453は、ハンド4に把持される変速機ケース90の外周縁を支持可能な長さに設定されている。
本実施形態では、ベース部材40と、一対のクランプシリンダ45、45で、ハンド4を構成している。また、ハンド4は、圧入装置1でベアリング95が圧入される変速機ケース90の機種毎に用意されている。圧入装置1では、ベアリング95を圧入する変速機ケース90が変更される度に、使用するハンド4を切り替えるようになっている。
ベース部材40の厚み方向の他方の面(図3の(b)における上面)には、位置決めプレート5と、サブハンド6が設けられている。
図3の(a)に示すように、ベース部材40においてサブハンド6は、前記した嵌合部41と、クランプシリンダ45との間に位置している。
サブハンド6は、ハンド4に固定された本体部60と、本体部60の一端から突出して設けられた3つの爪61と、を有している。
平面視においてサブハンド6は、ベース部材40の幅方向の一方の側縁40cから、爪61を側方に突出させて設けられている。
図3の(b)に示すように、側面視においてハンド4では、サブハンド6の爪61が、本体部60の中心線C6を所定間隔で囲むように配置されている。
爪61の各々は、中心線C6の径方向に変位可能であり、3つの爪61の間に、ベアリング95や、後記するサーボプレス機7のバックアップ治具Bkを把持できるようになっている(図7、図8参照)。
図4の(a)に示すように、ハンド4のベース部材40において位置決めプレート5は、前記した嵌合部41から見て、ベース部材40の側縁40c側に位置している。
位置決めプレート5は、板状の基部50を有している。基部50の幅方向の中心線C5は、ベース部材40の幅方向の中心線C4に対して所定角度θ傾斜している。位置決めプレート5の基部50は、ベース部材40から離れる方向に延出する向きで設けられている。
そのため、位置決めプレート5の基部50は、ベース部材40の側縁40cから離れて、先端50a側に向かうにつれて、前記したサブハンド6から離れている。
位置決めプレート5の基端50b側は、先端50a側から離れるにつれて(図中、右斜め上に向かうにつれて)、中心線C5の直交方向の幅が狭くなる先細り形状を成している。
位置決めプレート5は、基端50b側のベース部材40に重なる領域が、ボルトB、Bでベース部材40に固定されている。
基部50の基端50b側には、基部50を厚み方向に貫通する貫通孔51が設けられている。貫通孔51は、ベース部材40との干渉を避けた位置に、略円形で形成されており、貫通孔51の中心は、位置決めプレート5の中心線C5上に位置している。
さらに、位置決めプレート5の基部50では、貫通孔51に隣接して溝孔52が設けられている。
溝孔52は、中心線C5に沿って貫通孔51から離れる方向に延びており、位置決めプレート5の先端50aの近傍まで及んでいる。溝孔52と貫通孔51は、互いに連通している。中心線C5に直交する方向の溝孔52の幅W52は、貫通孔51の直径R51よりも短くなっている。
基部50では、溝孔52の両側に、係合部54、54が設けられている。係合部54、54は、中心線C5を間に挟んで対称となる位置関係で設けられている。
係合部54、54は、基部50の厚み方向の一方の面50c(図4の(b)参照)から突出する矩形形状の部位である。係合部54、54には、当該係合部54、54を、中心線C5方向に貫通する係合孔540、540が設けられている(図4の(c)参照)。
図4の(a)に示すように、係合部54、54から見て、基部50の先端50aには、中心線C5を間に挟んで対称となる位置関係で、係合部53、53が設けられている。
係合部53、53もまた、基部50の厚み方向の一方の面50cから突出する矩形形状の部位であり、係合部53、53の先端53a、53aは、基部50の先端50aと面一な平坦面である。
係合部53、53には、当該係合部53、53を、中心線C5方向に貫通する係合孔530、530が設けられている(図4の(c)参照)。
係合孔530、530は、前記した係合孔540、540と同芯に配置されていると共に、係合孔540の内径D54よりも大きい内径D53で形成されている。
本実施形態では、ハンド4で保持された変速機ケース90の圧入位置(筒壁部910)を、後記するサーボプレス機7における所定位置に位置決めする際に、ロボットアーム21を操作して、変速機ケース90を保持するハンド4を、サーボプレス機7まで移動させる。
この際に、サーボプレス機7側の位置決めピン76と、ハンド4側の係合孔530、540を利用して、変速機ケース90のベアリング95が圧入される部位である圧入位置(筒壁部910:図1参照)を、サーボプレス機7上の所定位置に位置決めする。
図5の(a)は、サーボプレス機7の側面図であり、変速機ケース90を保持するハンド4を、サーボプレス機7まで移動させている途中を示した図である。
図5の(b)は、サーボプレス機7の側面図であり、位置決めピン76を利用して位置決めされた変速機ケース90を、バックアップ治具Bk側の下方に移動させて、バックアップ治具Bkに支持させた状態を示した図である。
図5の(c)は、サーボプレス機7の正面図である。
図5の(a)に示すように、サーボプレス機7は、ベアリング95(圧入部品)が装着される圧入治具72と、バックアップ治具Bkの支持部73と、を有している。
圧入治具72と支持部73は、それぞれ、Cコラム71の上梁部711と、下梁部712で支持されている。この状態において、圧入治具72と、支持部73で支持されたバックアップ治具Bkは、共通の中心線C7上で高さ方向に間隔をあけて対向配置されている。
バックアップ治具Bkは、ベアリング95が圧入される変速機ケース90の圧入位置(筒壁部910:図1参照)を支持するものである。
バックアップ治具Bkは、支持部73に対して着脱可能であり、サーボプレス機7では、バックアップ治具Bkが支持部73に載置された状態で設けられている。
バックアップ治具Bkの上部には、変速機ケース90を位置決めするための突起Ptが、複数設けられている。突起Ptの位置および形状は、変速機ケース90の機種毎に異なる。そのため、本実施形態では、ベアリング95を圧入する変速機ケース90毎に専用のバックアップ治具Bkが用意されている。
図1に示すように、バックアップ治具Bkは、圧入工程内に設置したラック8上で保管されている。圧入装置1では、ベアリング95が圧入される対象の変速機ケース90の機種が変更される度に、ロボットアーム21を用いてバックアップ治具Bkが交換される。
図5の(a)に示すように、バックアップ治具Bkの上方に配置される圧入治具72は、上梁部711の下部に配置されている。圧入治具72は、図示しない駆動機構により中心線C7方向で昇降可能である。
圧入治具72で保持したベアリング95を、変速機ケース90の筒壁部910に圧入する際には、ベアリング95が、予め設定された押圧力で筒壁部910の内側に圧入されるようになっている。
圧入治具72の下部には、ベアリング95を保持するためのチャック機構(図示せず)が設けられている。
本実施形態では、ベアリング95の圧入治具72への装着が、ロボットアーム21を用いて実施される。
具体的には、ロボットアーム21が、前記したハンド4を移動させることで、ハンド4のベース部材40に固定されたサブハンド6が、把持したベアリング95と共に、中心線C7方向における下側から圧入治具72に接近する。そして、サブハンド6で把持されたベアリング95が、圧入治具72のチャック機構(図示せず)に受け渡されて、圧入治具72に装着される。
図5の(a)、(c)に示すように、Cコラム71の上梁部711と下梁部712を接続する接続梁713には、ガイドレール77、77が設けられている。
ガイドレール77は、接続梁713の幅方向の両側に設けられており、上梁部711から下梁部712まで及ぶ高さ範囲に設けられている。
ガイドレール77、77は、スライダ75の上下方向の移動をガイドするために設けられている。
スライダ75は、ガイドレール77、77に係合する一対の側板部751、751と、これら一対の側板部751、751を接続する壁部752と、を有する。
側板部751、751は、Cコラム71側のガイドレール77、77に側方から係合しており、図示しない駆動機構により、ガイドレール77、77の長手方向(図中、上下方向)に変位するようになっている。
図5の(c)に示すように壁部752は、接続梁713の幅方向(図5の(c)における左右方向)に沿う向きで配置された板状部材であり、側板部751、751の上部に接続されている。
壁部752は、側板部751、751と一体移動可能であり、側板部751、751が、図中上下方向に変位する際に、側板部751、751と共に上下方向に変位する。
図5の(b)に示すように、壁部752は、中心線C7の径方向外側で中心線C7に対して平行な対向面752aを有している。対向面752aには、位置決めピン76、76が、中心線C7に直交する向きで設けられている。
図5の(a)に示すように、側面視において位置決めピン76は、中心線C7の近傍まで突出している。図5の(c)に示すように、正面視において位置決めピン76、76は、中心線C7を間に挟んで対称となる位置関係で設けられている。
以下、変速機ケース90の圧入位置(筒壁部910)へのベアリング95の圧入を説明する。
図6は、位置決めプレート5を利用した変速機ケース90の位置決めから、変速機ケース90の筒壁部910へのベアリング95の圧入までの過程を説明する図である。
図6の(a)は、スライダ75側の位置決めピン76と、位置決めプレート5の係合孔530、540を利用した変速機ケース90の位置決めを説明する図である。
図6の(b)は、(a)の状態における位置決めプレート5の貫通孔51と、圧入治具72と、変速機ケース90の筒壁部910と、バックアップ治具Bkと、の位置関係を説明する図である。
図6の(c)は、スライダ75を利用したバックアップ治具Bkへの変速機ケース90のセットを説明する図である。
図6の(d)は、変速機ケース90へのベアリング95の圧入を説明する図である。
圧入装置1が設置された圧入工程では、変速機ケース90が搭載されたワークベースWBの到着後、ロボット2のロボットアーム21が、ハンド4を変速機ケース90のピックアップ位置(図1、仮想線参照)まで移動させる。
ハンド4がピックアップ位置に配置されると、ハンド4に取り付けられた位置決めプレート5の貫通孔51が、変速機ケース90における圧入部位である筒壁部910に重なる位置関係で位置決めされる。
続いて、クランプシリンダ45、45を駆動して、クランプシリンダ45、45の係止部453、453と、ハンド4のベース部材40との間に変速機ケース90を把持して、変速機ケース90をハンド4に保持させる(図2の(a)参照)。
変速機ケース90を保持したハンド4は、ロボットアーム21により、サーボプレス機7まで搬送される。
前記したように、サーボプレス機7には、ハンド4を位置決めするための位置決めピン76が設けられており、ハンド4には、係合孔530、540を有する位置決めプレート5が設けられている。
ロボットアーム21の図示しない制御装置は、サーボプレス機7側の位置決めピン76が、係合孔530と係合孔540に順番に挿入されるように、ハンド4を変位させる(図6の(a)参照)。
ここで、図4の(c)に示すように、係合孔530は、係合孔540の内径D54よりも大きい内径D53で形成されている。
そのため、位置決めピン76を係合孔530に係合させるためのハンド4の移動に対する要求精度は、位置決めピン76を係合孔540に係合させるためのハンド4の移動に対する要求精度よりも低くなっている。
ここで、位置決めプレート5では、係合孔530と係合孔540が、位置決めピン76の中心線C76上で、同芯となる位置関係となるように設けられている。
そのため、係合孔530を位置決めピン76に係合させたのち、次の係合孔540に位置決めピン76を係合させるためのハンド4の移動が、位置決めピン76と係合孔530によりガイドされる。
よって、位置決めピン76を、位置精度の要求が係合孔540よりも低い係合孔530に先に係合させたのち、係合孔530を利用して、位置精度の要求が高い係合孔540に係合させる。これにより、位置決めピン56と係合孔540、530との係合がスムーズに行える。
位置決めピン76が、係合孔530、540に係合すると、ハンド4に保持された変速機ケース90が中心線C7上に配置される(図6の(a)参照)。
この状態において、位置決めプレート5の貫通孔51は、サーボプレス機7の中心線C7上で、圧入治具72とバックアップ治具Bkに対して同芯に配置される(図6の(b)参照)。
前記したように、ハンド4において変速機ケース90は、圧入位置である筒壁部910が貫通孔51と同芯となるように保持されている。よって、変速機ケース90の筒壁部910もまた、サーボプレス機7の中心線C7上で、圧入治具72とバックアップ治具Bkに対して同芯に配置される(図6の(b)参照)。
続いて、図示しない駆動機構が、スライダ75をバックアップ治具Bk側の下方に変位させる。そうすると、ハンド4側の係合孔530、540が、スライダ75側の位置決めピン76に係合しているので、ハンド4と、このハンド4で支持された変速機ケース90が、バックアップ治具Bk側の下方に変位する。
スライダ75は、変速機ケース90の圧入位置である筒壁部910が、バックアップ治具Bk上に載置されるまで、バックアップ治具Bk側の下方に変位する。
この際に、バックアップ治具Bk側の突起Ptが、変速機ケース90に係合することで、変速機ケース90の圧入部位である筒壁部910が、中心線C7上で精度良く位置決めされる(図6の(c)参照)。
変速機ケース90がバックアップ治具Bk上に位置決めされると、圧入治具72がバックアップ治具Bk側の下方に変位して、圧入治具72で保持したベアリング95を、変速機ケース90の筒壁部910に圧入する(図6の(d)参照)。
なお、筒壁部910へのベアリング95の圧入が完了すると、圧入治具72を図6の(c)に示す位置まで復帰させたのち、スライダ75を、図6の(d)に示す位置から図6の(b)に示す位置まで上昇させる。このスライダ75の移動の際に、ロボットアーム21(図示せず)の先端に保持されたハンド4は、スライダ75の上昇に追従して移動する。
続いて、ロボットアーム(図示せず)により、ハンド4を中心線C7の径方向に移動させて、位置決めプレート5の係合孔540、530から、サーボプレス機7側の位置決めピン76を離脱させる。
位置決めピン76と係合孔530、540との係合が解消したのち、ハンド4で保持した変速機ケース90を、ワークベースWBまで搬送して載置する。
これにより、ワークベースWBに戻された変速機ケース90が、搬送コンベア100により、ワークベースWBに載置された状態で圧入工程の次の工程に搬送される。
このように圧入装置1では、ベアリング95(圧入部品)が圧入される変速機ケース90(ワーク)が、ロボットアーム21を用いてサーボプレス機7まで移動させられたのち、スライダ75により、バックアップ治具Bk上の適正位置に配置される。
圧入装置1では、ハンド4側の係合孔530、540が、スライダ75側の位置決めピン76に係合した時点で、変速機ケース90の圧入位置である筒壁部910が、サーボプレス機7の中心線C7上に配置されるように設定されている。そのため、サーボプレス機7側の部品の位置を変更することなく、変速機ケース90の筒壁部910にベアリング95を適切に圧入できる。
また、ハンド4で把持した変速機ケース90を、ロボットアーム21でバックアップ治具Bkに支持させるのではなく、軸線方向(中心線C7方向)に移動可能なスライダ75を用いてバックアップ治具Bkに支持させる。
ロボットアーム21の制御は、変速機ケース90をサーボプレス機7まで移動させる制御のほうが、変速機ケース90をバックアップ治具Bk上の適正位置に配置するための制御よりも精度を必要としない。そして、中心線C7方向に変位可能なスライダ75を用いると、ハンド4側で把持された変速機ケース90を、バックアップ治具Bk上の適正位置に精度良く簡単に配置できる。
よって、ロボットアーム21とスライダ75を併用することで、ロボットアーム21の厳密な制御を必要とすることなく、ハンド4側で把持された変速機ケース90を、バックアップ治具Bk上の適正位置に精度良く簡単に配置できる。
図7は、圧入治具72へのベアリング95の装着を説明する図である。
圧入装置1では、ロボットアーム21を用いて、サブハンド6で把持されたベアリング95が圧入治具72に装着される。
図1に示すように、圧入工程には、圧入部品であるベアリング95が、変速機ケース90と共に、ワークベースWBに搭載された状態で供給される。
ワークベースWBが圧入工程に到着すると、ロボット2のロボットアーム21が、ベース部材40に設けられたサブハンド6を、ベアリング95の上方まで移動させる。この際にサブハンド6は、ワークベースWB側の下方に爪61を向けており、ワークベースWB上のベアリング95は、サブハンド6の3つの爪61の間に把持されたのち、ピックアップされる(図2の(b)参照)。
続いて、ロボットアーム21の先端に保持されたハンド4は、サブハンド6に把持されたベアリング95を、サーボプレス機7の圧入治具72側の上方に向けるように、向きが変更される(図7参照)。
そして、ハンド4は、サブハンド6が設けられた一方側を、サーボプレス機7の中心線C7の径方向から、圧入治具72とバックアップ治具Bkとの間に挿入して、ベアリング95を圧入治具72の下方に配置する。
この際に、位置決めピン76との干渉を避けるために、スライダ75をバックアップ治具Bk側の下方に移動させておく。
続いて、サブハンド6に把持されたベアリング95を、サーボプレス機7の圧入治具72に中心線C7方向から近づけて、サブハンド6に把持したベアリング95を圧入治具72に装着する。
これにより、圧入治具72へのベアリング95の装着が、変速機ケース90のサーボプレス機7への移動に先立って行われることになる。
さらに、圧入工程におけるベアリング95の装着から、変速機ケース90への圧入までの一連の作業を自動化できる。
図8は、支持部73に載置されたバックアップ治具Bkの交換を説明する図である。
本実施形態では、ベアリング95を圧入する変速機ケース90毎に専用のバックアップ治具Bkが用意されている。
図1に示すように、バックアップ治具Bkは、圧入工程内に設置したラック8上で保管されている。圧入装置1では、ベアリング95が圧入される対象の変速機ケース90の機種が変更される度に、ロボットアーム21を用いてバックアップ治具Bkが交換される。
バックアップ治具Bkを交換する際には、始めに、ロボットアーム21の先端に保持されたハンド4は、サブハンド6が、サーボプレス機7の支持部73側の下方を向くように、向きが変更される(図8参照)。
そして、ロボット2のロボットアーム21が、サブハンド6が設けられた一方側を、サーボプレス機7の中心線C7の径方向から、圧入治具72とバックアップ治具Bkとの間に挿入して、サブハンド6を支持部73の上方に配置する。
この際に、位置決めピン76との干渉を避けるために、スライダ75を圧入治具72側の上方に移動させておく。
続いて、サブハンド6を、サーボプレス機7のバックアップ治具Bkに中心線C7方向から近づけて、バックアップ治具Bkをサブハンド6の3つの爪61で把持する。
そして、サブハンド6を圧入治具72側の上方に移動させて、バックアップ治具Bkを、支持部73の上方に引き抜く。続いて、サブハンド6を、サーボプレス機7の中心線C7の径方向に移動させて、圧入治具72と支持部73との間から、バックアップ治具Bkを離脱させる。
そのままの状態で、サブハンド6を、ラック8上方の指定位置まで移動させたのち、ラック8側に下降させて、サブハンド6で把持したバックアップ治具Bkを、指定された支持孔81に挿入する。そして、バックアップ治具Bkがラック8上に着座した時点で、爪61による把持を解消する。
一方、ラック8上のバックアップ治具Bkを、支持部73にセットする場合には、始めに、ロボットアーム21の先端に保持されたハンド4は、サブハンド6がラック8側の下方を向くように向きが変更される(図8参照)。
続いてロボット2のロボットアーム21が、サブハンド6を、ラック8上のバックアップ治具Bkに上方から近づけて、バックアップ治具Bkをサブハンド6の3つの爪61で把持する。
そして、サブハンド6を上方に移動させて、バックアップ治具Bkを、ラック8の上方に引き抜く。
続いて、サブハンド6を、サーボプレス機7の中心線C7の径方向に移動させて、サブハンド6で把持されたバックアップ治具Bkを、圧入治具72と支持部73との間で、中心線C7上に配置する。
この際に、位置決めピン76との干渉を避けるために、スライダ75を圧入治具72側の上方に移動させておく。
続いて、サブハンド6は、サブハンド6に把持されたバックアップ治具Bkを、サーボプレス機7の支持部73に中心線C7方向から近づけて、サブハンド6に把持したバックアップ治具Bkを支持部73に装着したのち、爪61による把持を解消する。
これにより、支持部73へのバックアップ治具Bkの装着が完了し、バックアップ治具Bkの交換が完了する。
これにより、バックアップ治具Bkの交換を含む圧入工程における一連の作業を自動化できるので、圧入装置1における作業効率の向上が期待できる。
また、圧入装置1で実施される作業の完全自動化が可能になる。
以上の通り、本実施形態にかかる圧入装置1は、以下の構成を有している。
(1)圧入装置1は、
ハンド4(ベース部材40、一対のクランプシリンダ45、45)で把持した変速機ケース90(ワーク)を、指定座標に配置可能なロボットアーム21と、
ベアリング95(圧入部品)が装着される圧入治具72と、バックアップ治具Bkが共通の中心線C7(軸線)上で対向配置されたサーボプレス機7と、
中心線C7方向に移動可能に設けられていると共に、ハンド4側の部品と係合すると、ハンド4で把持された変速機ケース90が中心線C7上に位置決めされるスライダ75と、を有する。
サーボプレス機7では、
ハンド4側の部品がスライダ75に係合すると、スライダ75が中心線C7方向に移動して、ハンド4で把持された変速機ケース90がバックアップ治具Bkで支持される。続いて、圧入治具72が中心線C7方向に変位して、バックアップ治具Bkに支持された変速機ケース90に、ベアリング95が圧入される。
このように構成すると、ベアリング95が圧入される変速機ケース90は、ロボットアーム21を用いてサーボプレス機7まで移動させられたのち、スライダ75により、バックアップ治具Bk上の適正位置に配置される。
ハンド4側の部品がスライダ75に係合した時点で、変速機ケース90上の圧入位置である筒壁部910が中心線C7上に配置されるように設定しておくことで、サーボプレス機7側の部品の位置を変更することなく、変速機ケース90にベアリング95を適切に圧入できる。よって、サーボプレス機7は、圧入位置の変更に柔軟に対応できる。
また、ハンド4で把持された変速機ケース90を、ロボットアーム21でバックアップ治具Bkに支持させるのではなく、中心線C7方向に移動可能なスライダ75を用いてバックアップ治具Bkに支持させる。
ロボットアーム21の制御は、ハンド4で把持された変速機ケース90をサーボプレス機7まで移動させる制御のほうが、バックアップ治具Bk上の適正位置に配置するための制御よりも精度を必要としない。
そして、中心線C7方向に変位可能なスライダ75を用いると、ハンド4で把持された変速機ケース90を、バックアップ治具Bk上の適正位置に精度良く簡単に配置できる。
よって、ロボットアーム21とスライダ75を併用することで、ロボットアーム21の厳密な制御を必要とすることなく、ハンドで把持された変速機ケース90をバックアップ治具Bk上の適正位置に精度良く簡単に配置できる。
(2)圧入装置1では、
スライダ75には、位置決めピン76、76が設けられている。
ハンド4は、位置決めピン76、76が係合する係合孔530、540を利用して、ハンド4で把持された変速機ケース90の圧入位置である筒壁部910を、サーボプレス機7の中心線C7上に位置決めする。
このように構成すると、係合孔530、540に位置決めピン76を係合するだけで、変速機ケース90の圧入位置である筒壁部910を位置決めできる。特に、少なくとも2つの位置決めピン76と、位置決めピン76に1対1で対応する係合孔530、540を用意することで、変速機ケース90の圧入位置である筒壁部910を、サーボプレス機7の中心線C7上により正確に位置決めできる。
よって、ハンド4で把持された変速機ケース90位置決めに要する時間を短縮できる。これにより、圧入装置1に到着した変速機ケース90にベアリング95圧入するまで時間が短くなるので、圧入装置1における作業効率の向上が期待できる。
特に、係合孔530、540は、位置決めピン76との係合方向で並んでいる。位置決めピン76と先に係合する係合孔530の内径D53は、後に係合する係合孔540の内径D54よりも広くなっている。後に係合する係合孔540は、位置決めピン76の外径D76と整合する内径D54で形成されている。
これにより、位置決めピン76は、位置精度の要求が係合孔540よりも低い係合孔530に先に係合したのち、係合孔530を利用して、位置精度の要求が高い係合孔540に係合する。
よって、位置決めピン56と係合孔530、540とを係合させる際のロボットアーム21によるハンド4の移動に要求される制度を抑えつつ、位置決めピン56と係合孔530、540との係合をスムーズに行える。
(3)ハンド4は、ロボットアーム21に着脱可能なベース部材40を有している。
ベース部材40には、係合孔530、540を有する位置決めプレート5が設けられている。
位置決めプレート5には、変速機ケース90の圧入位置である筒壁部910が、サーボプレス機7の中心線C7上に位置決めされた際に、圧入治具72が中心線C7方向に通過可能な貫通孔51が設けられている。
このように構成すると、係合孔530、540と位置決めピン76を係合して、変速機ケース90の筒壁部910を中心線C7上に位置決めした際に、筒壁部910が、中心線C7方向から見て貫通孔51と重なる位置に配置されるように設定しておくことで、ベアリング95を保持する圧入治具72が、貫通孔51を貫通して、貫通孔51と同芯に配置された筒壁部910に、ベアリング95を圧入できる。
これにより、変速機ケース90へのベアリング95の圧入を精度良く行うことができる。
特に、位置決めプレート5では、貫通孔51の近傍に、位置決めピン76と係合する係合部53、54が設けられているので、係合孔530、540と位置決めピン76を係合して変速機ケース90の筒壁部910を中心線C7上に位置決めする際の精度を確保できる。
(4)ベアリング95(圧入部品)を把持するサブハンド6を、ハンド4とは別に有している。
圧入治具72に対するベアリング95の装着が、ロボットアーム21を用いて実施される。
このように構成すると、圧入治具72に対するベアリング95の装着を自動化できる。これにより、圧入工程におけるベアリング95のピックアップから、ピックアップしたベアリング95の変速機ケース90への圧入までの一連の作業を自動化できるので、圧入装置1における作業効率の向上が期待できる。
(5)サブハンド6は、バックアップ治具Bkを把持可能である。
バックアップ治具Bkの交換が、ロボットアーム21を用いて実施される。
圧入装置1は、変速機ケース90(ワーク)の種類毎に専用のバックアップ治具Bkを有している。
上記のように構成すると、ベアリング95が圧入される変速機ケース90が切り替わるタイミングで、バックアップ治具Bkを自動で交換できる。
これにより、バックアップ治具Bkの交換を含む作業工程における一連の作業を自動化できるので、圧入装置1における作業効率の向上が期待できる。
また、圧入装置1で実施される作業の完全自動化が可能になる。
(6)ハンド4は、一対のクランプシリンダ45、45が設けられていると共に、ロボットアーム21の先端に着脱自在なベース部材40を有している。
サブハンド6は、ベース部材40に設けられている。
ハンド4のベース部材40は、ベアリング95(圧入部品)が圧入される変速機ケース90(ワーク)毎に用意されている。
変速機ケース90(ワーク)におけるベアリング95(圧入部品)の圧入位置は、変速機ケース90の種類に応じて異なるので、ベース部材40の大きさや、ベース部材40における位置決めプレート5の配置も、変速機ケース90の種類に応じて異なる。
上記のように構成すると、ベアリング95が圧入される変速機ケース90が切り替わるタイミングで、ハンド4をベース部材40ごと、自動で交換できる。
これにより、変更後の変速機ケースでも、指定された圧入位置にベアリングを適切に圧入できるので、変速機ケース90(ワーク)における圧入位置の変更に柔軟に対応できる圧入装置1となる。また、圧入装置1の完全自動化が可能になる。
以上、本願発明の実施形態を説明したが、本願発明は、これら実施形態に示した態様のみに限定されるものではない。発明の技術的な思想の範囲内で、適宜変更可能である。
1 圧入装置
2 ロボット
20 ベース
21 ロボットアーム
25 連結部
4 ハンド
40 ベース部材
41 嵌合部
45 クランプシリンダ
451 本体部
452 軸部
453 係止部
5 位置決めプレート
50 基部
51 貫通孔
52 溝孔
53、54 係合部
530、540 係合孔
6 サブハンド
60 本体部
61 爪
7 サーボプレス機
71 Cコラム
711 上梁部
712 下梁部
713 接続梁
72 圧入治具
73 支持部
75 スライダ
751 側板部
752 壁部
76 位置決めピン
77 ガイドレール
8 ラック
81 支持孔
90 変速機ケース
91 開口
910 筒壁部
95 ベアリング
100 搬送コンベア
B ボルト
Bk バックアップ治具
C4、C5、C6、C7、C76 中心線
D53、D54 内径
Pt 突起
WB ワークベース

Claims (6)

  1. ハンドで把持したワークを、指定座標に配置可能なロボットアームと、
    圧入部品が装着される圧入治具と、バックアップ治具が共通の軸線上で対向配置されたサーボプレス機と、
    前記サーボプレス機で前記軸線方向に移動可能に設けられていると共に、前記ハンドが係合すると、前記ハンドで把持されたワークが前記軸線上に位置決めされるスライダと、を有し、
    前記サーボプレス機では、
    前記ハンドが前記スライダに係合すると、前記スライダが前記ハンドと共に前記軸線方向に移動して、前記ハンドで把持されたワークを、前記バックアップ治具で支持させると共に、
    前記圧入治具が前記軸線方向に変位して、前記バックアップ治具に支持された前記ワークに、前記圧入部品を圧入することを特徴とする圧入装置。
  2. 前記スライダには、位置決めピンが設けられており、
    前記ハンドは、前記位置決めピンが係合する係合孔を利用して、前記ハンドで把持されたワークの圧入位置を前記軸線上に位置決めすることを特徴とする請求項1に記載の圧入装置。
  3. 前記ハンドは、前記ロボットアームに着脱可能なベース部材を有しており、
    前記ベース部材には、前記係合孔を有する位置決めプレートが設けられており、
    前記位置決めプレートには、前記ワークの圧入位置が前記軸線上に位置決めされた際に、前記圧入治具が前記軸線方向に通過可能な貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の圧入装置。
  4. 前記圧入部品を把持するサブハンドを有しており、
    前記圧入治具に対する前記圧入部品の装着が、前記ロボットアームを用いて実施されることを特徴とする請求項3に記載の圧入装置。
  5. 前記サブハンドは、前記バックアップ治具を把持可能であり、
    前記バックアップ治具の交換が、前記ロボットアームを用いて実施されることを特徴とする請求項4に記載の圧入装置。
  6. 前記サブハンドは、前記ベース部材に設けられており、
    前記ベース部材は、前記圧入部品が圧入されるワーク毎に用意されていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の圧入装置。
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