JP7475226B2 - 建築物及び建築物の換気方法 - Google Patents
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Description
図1は、実施の形態1に係る建築物100の平面図である。図1は、建築物100の内部構造を模式的に表した平面図である。建築物100は、例えば倉庫であり、建築物100の内部空間90が内部壁14及び15により複数の空間に仕切られている。建築物100の内部空間90と外部空間50とは、外部壁16により区切られている。なお、建築物100は、図1に示されている構造の一層で構成されるものに限定されず、上下方向に図1に示されている構造又はその他の構造を多層に積み重ねて形成されたものであっても良い。また、建築物100は、倉庫のほか、工場の建屋、ホテル、病院、又は集合住宅等の内部に複数の室を有するものであっても良い。
共通室10は、建築物100の中央に配置されており、図1において建築物100を左右方向に貫通するように配置されている。実施の形態1において、共通室10は、保管室である複数の室20a~20hのそれぞれへ、運搬車両が到達できるように設けられた車道である。つまり、建築物100の外部から室20に保管するための荷物を積載したトラックなどの車両が、共通室10の一方の開口部11aから進入し、共通室10を通り室20に到達する。トラックなどの車両は、保管室に荷物を降ろして、共通室10を通り建築物100の外部へと出ていく。なお、共通室の2つの開口部11は、一方を第1開口部と呼び、他方を第2開口部と呼ぶ場合がある。
室20a~20hは、それぞれ独立しており、仕切り壁15により仕切られた空間である。室20a~20hは、それぞれ空調装置等の温度調節装置や除湿装置などが設置されていても良い。室20a~20hは、それぞれ異なる温度管理及び湿度管理がされていてもよく、内部に保管される物品もそれぞれ異なっていても良い。
図2は、実施の形態1に係る開口部11bの拡大図である。共通室10の両端は、外部空間50に連通している開口部11となっている。図2に示されるように開口部11bは、外部扉40が設置されている。外部扉40は、共通室10と外部空間50とを遮断する様に形成されていても良い。しかし、実施の形態1においては、外部扉40が閉じられた状態においても建築物100の内部は、外部空間50との間で所定の換気量が得られるようにするため、外部扉40と開口部11bとの間に所定の隙間が形成されている。この隙間を換気口30と呼ぶ。実施の形態1において換気口30は、人が通れる程度の隙間となっており、作業者等が建築物100に出入りする際にも利用できる。なお、開口部11aも、開口部11bと同様に構成されている。
図1及び図2を用いて、建築物100内の空気の流れを説明する。共通室10には、開口部11a及び11bを経て、外部空間50から空気が流入する様に構成されている。外部扉40が開放されている場合は、開放された外部扉40により形成される開口から空気が流入し、外部扉40が閉じられている場合は、換気口30から空気が流入する。実施の形態1においては、図2に示されるように、共通室10の端部に設置された除湿装置31及び32は、共通室10の端部から中央部に向かって空気が流れるように風向が設定されている。このように構成されることにより、除湿装置31及び32で除湿された空気は、共通室10の中央部に向かって流れ、開口部11から外部空間50に流出しない。そのため、共通室10は、効率良く除湿される。
上記のように建築物100は、外部空間50から開口部11を経て共通室10に空気が流入し、共通室10の空気が複数の室20のそれぞれに流入し、複数の室20から外部空間50に空気が排出される様に構成されている。このとき、送風機が送風口18又は排気口19の何れに設置されていてもよい。つまり、建築物100の空気の流れは、図1に示される様に、外部空間50、開口部11、共通室10、室20、排気口19、外部空間50の順に流れる様に構成されている。これにより、湿度の高い外部空間50の空気が共通室10において集中的に除湿され、除湿された共通室10の空気のみが複数の室20に流入する。そのため、建築物100は、複数の室20のそれぞれにおいて個別に除湿機を設置する、又は増強するなどの対応をしなくとも複数の室20の湿度を抑えることができる。例えば倉庫において、最も湿度が高くなり易い共通室10の湿度を調整するだけで、複数の保管室の湿度を調節できるため、複数の保管室内部の設備を変更することなく湿度を抑えることが可能となる。
Claims (12)
- 内部空間に形成された室及び前記室が接続されている共通室と、
前記共通室と外部空間とを連通する開口部に設置された外部扉と、
前記内部空間の空気を前記外部空間に排出する排気装置と、を備え、
前記共通室は、
当該共通室の内部の空気を除湿する除湿装置を備え、
前記室は、
前記共通室及び前記外部空間と連通自在に構成されており、
前記排気装置は、
前記共通室の内部の空気を前記室に送り、当該室の内部の空気を前記外部空間に排出し、
前記共通室は、
両端が外部に接続されている通路であり、
前記開口部は、
前記共通室の一端に設けられている第1開口部と、
前記共通室の他端に設けられている第2開口部と、を備え、
前記共通室は、
第1送風機及び第2送風機を備え、
前記第1送風機は、前記第1開口部から当該共通室の内側に向かう気流を生じさせ、
前記第2送風機は、前記第2開口部から当該共通室の内側に向かう気流を生じさせる、建築物。 - 前記室は、
複数の室を含み、
前記複数の室は、それぞれが前記共通室と接続されている、請求項1に記載の建築物。 - 前記複数の室は、
前記第1開口部から前記第2開口部に向かう第1方向に沿って並列に配置されている、請求項2に記載の建築物。 - 前記複数の室は、
通路である前記共通室に対し、前記第1方向に交差する第2方向の両側に配置されている、請求項3に記載の建築物。 - 前記第1送風機及び前記第2送風機のそれぞれは、
前記共通室の床面に向かう気流を生じさせる、請求項1~請求項4の何れか1項に記載の建築物。 - 内部空間に形成された室及び前記室が接続されている共通室と、
前記共通室と外部空間とを連通する開口部に設置された外部扉と、
前記内部空間の空気を前記外部空間に排出する排気装置と、を備え、
前記共通室は、
当該共通室の内部の空気を除湿する除湿装置を備え、
前記室は、
前記共通室及び前記外部空間と連通自在に構成されており、
前記排気装置は、
前記共通室の内部の空気を前記室に送り、当該室の内部の空気を前記外部空間に排出し、
前記室は、
複数の室を含み、
前記複数の室は、それぞれが前記共通室と接続されており、
前記共通室は、
両端が外部に接続されている通路であり、
前記開口部は、
前記共通室の一端に設けられている第1開口部と、
前記共通室の他端に設けられている第2開口部と、を備え、
前記複数の室は、
前記第1開口部から前記第2開口部に向かう第1方向に沿って並列に配置されており、
前記共通室は、
前記第1開口部と前記第2開口部との間の中央部と、前記中央部に対し前記第1開口部又は前記第2開口部が設置されている側に位置する端部とを定義したときに、
前記除湿装置は、
前記中央部よりも前記端部のほうが除湿能力が高くなるように設置されている、建築物。 - 前記外部扉は、
開閉自在な電動シャッターである、請求項1~請求項6の何れか1項に記載の建築物。 - 内部空間に形成された室及び前記室が接続されている共通室と、
前記共通室と外部空間とを連通する開口部に設置された外部扉と、
前記内部空間の空気を前記外部空間に排出する排気装置と、を備え、
前記共通室は、
当該共通室の内部の空気を除湿する除湿装置を備え、
前記室は、
前記共通室及び前記外部空間と連通自在に構成されており、
前記排気装置は、
前記共通室の内部の空気を前記室に送り、当該室の内部の空気を前記外部空間に排出し、
前記外部扉は、
開閉自在な電動シャッターであり、
前記外部扉は、
物体が前記外部扉に近接したことを検知する近接センサーにより開く、建築物。 - 前記共通室は、
当該共通室の内部の温度を調整する空調装置を備える、請求項1~請求項8の何れか1項に記載の建築物。 - 前記排気装置は、
前記外部空間と前記室とを隔てる外部壁に設けられている換気扇を含む、請求項1~請求項9の何れか1項に記載の建築物。 - 前記排気装置は、
前記共通室と前記室とを隔てる内部壁に設けられている換気扇を含む、請求項1~請求項10の何れか1項に記載の建築物。 - 内部空間に形成された少なくとも1つの室及び前記室が接続されている共通室と、
前記共通室と外部空間と連通する開口部に設置された外部扉と、を備える建築物の換気方法であって、
前記共通室は、
両端が外部に接続されている通路であり、
前記開口部は、
前記共通室の一端に設けられている第1開口部と、
前記共通室の他端に設けられている第2開口部と、を備え、
前記共通室の内部の空気を除湿し、
前記第1開口部から当該共通室の内側に向かう気流を生じさせるとともに、前記第2開口部から当該共通室の内側に向かう気流を生じさせ、
前記共通室から前記室を経て前記外部空間に空気を流す、建築物の換気方法。
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