JP7475209B2 - プロキシミティー露光用フォトマスク - Google Patents

プロキシミティー露光用フォトマスク Download PDF

Info

Publication number
JP7475209B2
JP7475209B2 JP2020103242A JP2020103242A JP7475209B2 JP 7475209 B2 JP7475209 B2 JP 7475209B2 JP 2020103242 A JP2020103242 A JP 2020103242A JP 2020103242 A JP2020103242 A JP 2020103242A JP 7475209 B2 JP7475209 B2 JP 7475209B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
auxiliary
exposure
line
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020103242A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021196515A (ja
JP2021196515A5 (ja
Inventor
隆史 齊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SK Electronics Co Ltd
Original Assignee
SK Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SK Electronics Co Ltd filed Critical SK Electronics Co Ltd
Priority to JP2020103242A priority Critical patent/JP7475209B2/ja
Priority to TW110119984A priority patent/TWI787852B/zh
Priority to CN202110618642.8A priority patent/CN113805428A/zh
Priority to KR1020210073849A priority patent/KR102618940B1/ko
Publication of JP2021196515A publication Critical patent/JP2021196515A/ja
Publication of JP2021196515A5 publication Critical patent/JP2021196515A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7475209B2 publication Critical patent/JP7475209B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/26Phase shift masks [PSM]; PSM blanks; Preparation thereof
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/38Masks having auxiliary features, e.g. special coatings or marks for alignment or testing; Preparation thereof
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/54Absorbers, e.g. of opaque materials
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/68Preparation processes not covered by groups G03F1/20 - G03F1/50
    • G03F1/76Patterning of masks by imaging
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70216Mask projection systems
    • G03F7/7035Proximity or contact printers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Description

本発明は、プロキシミティー露光用フォトマスクに関する。
ブラックマトリクス用のパターンを製造するためのフォトマスクは、パターンの微細化に伴い、線幅及びピッチ幅の狭いパターンが求められ、これに対応する種々の技術が開発されている。例えば、大型フラットパネルディスプレイのカラーフィルター等の用途に用いられる場合、露光波長としてはg線(波長436nm)、h線(波長405nm)、i線(波長365nm)、などの利用が前提となるため、解像限界以下の線幅をいかに精度良く形成するかが重要となる。
特許文献1には、ネガ型フォトレジスト(露光光が照射された領域が硬化するレジスト)を用いたプロキシミティ露光により、微細なライン・アンド・スペースのパターンを形成するフォトマスクが開示されている。特許文献1では、線幅の微細化に対応するため、遮光膜に形成された透過部のパターンの両端部に低位相差の解像しない補助パターンが形成されたフォトマスクが開示されている。このように、低位相の半透過膜を補助パターンとして用いることでラインパターン部のコントラストが高められ、線幅及びピッチ幅の狭いパターンを製造することが可能となる。
特許文献2には、ネガ型フォトレジストを用いたプロジェクション露光により、微細なライン・アンド・スペースや微細なホールパターンを確実に転写するため、遮光部31のパターンのエッジに隣接して、露光装置によって解像されない「一定幅の半透光部21(第1半透光部21A及び第2半透光部21B)」を形成する手法が開示されている。
特開2016-004174号公報 特開2013-235036号公報 特開2010-128440号公報
ネガ型フォトレジストを用いたブラックマトリクス形成用のプロキシミティ露光用のフォトマスクにおいて、線幅の細い「細線パターン」と、細線パターンよりも線幅の太い「太線パターン」とが混在する場合、太線パターンは良好に解像するが、細線パターンについては解像不良となる場合がある。特に、細線パターンが露光波長の解像限界以下の線幅である場合に顕著となる。
図7は、細線パターン1と太線パターン2とが混在するネガ型パターンのフォトマスク50を示している。フォトマスク50は、透明基板上に遮光膜のパターンBが形成されてなる。回折効果を無視すれば、露光光は遮光膜のパターンBを通過できず、透光部Wのみを通過する。線幅が狭くなるほど回折効果が大きくなる。また、回折効果はプロキシミティギャップやコリメーション半角を調整することによっても増減する。
図6は、細線パターン1と太線パターン2の露光強度を示すグラフである。細線パターン1が示すように、細線パターンが露光波長の解像限界以下の線幅である場合でも、予めターゲットとなる線幅よりも広い開口幅のパターンを用いつつ、プロキシミティギャップを調整することにより、回折効果を高めることで、設計値通りの細線パターンを解像させることができる。
ところが、同じ露光条件において太線パターン2に着目すると、太線パターン2の両端部(エッジ部)で露光強度が強くなる一方、パターン中央部付近で露光強度が低下してしまうことが分かる。これは、太線パターンの場合、線幅の中央部まで回折光が届かないために生じる現象であると考えられる。その結果、ネガ型フォトレジスト膜の場合、パターン中央部ではレジストの硬化が不十分となり、条件によってはパターンが形成できないという問題が発生する。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、線幅の異なる2種類のラインパターン(スペースパターン)を同時に形成する際に、回折光の強度差によって生じるパターンの不均一さを解消することを可能にするフォトマスクを提供することを技術的課題とする。
なお、「ラインパターン(スペースパターン)」としたのは、ブラックマトリクスを形成するパターンをマスク側からみると「ラインパターン」ではなく「スペースパターン」となるためである。本明細書では、ブラックマトリクスを形成するパターンであることに鑑み、以下、「スペースパターン」と表記する。
本発明に係るフォトマスクは、ブラックマトリクス形成用のプロキシミティ露光用フォトマスクであって、遮光膜のパターンからなる遮光部と半透過膜のパターンからなる半透過部のいずれかのみが形成されたパターン形成領域を含むと共に、
前記パターン形成領域における前記遮光部と透過部との境界部には、露光光によって解像しない大きさの第1及び第2の補助パターンを具備し、
前記遮光膜のパターンは、露光後に線幅の異なる少なくとも2種類のスペースパターンを規定するパターン形状であり、
前記2種類の補助パターンは、いずれも露光後に前記補助パターンを具備しない場合よりも前記境界部における露光時の露光強度の均一性を相対的に高めるための一定線幅のパターン形状であると共に、
前記第1の補助パターンは、第1の線幅のスペースパターンの端部に形成され、
前記第2の補助パターンは、前記第1の線幅よりも太い第2の線幅のスペースパターンの端部に形成され、
前記第2の補助パターンは、前記第1の補助パターンよりも線幅が太い
ことを特徴とする。
なお、「半透過膜」及び「遮光膜」は、相対的に大きな透過率の大小関係があることを意味し、露光光に対して必ずしも遮光膜の遮光率が100%である必要はない。また、半透過膜と遮光膜の位置関係は、半透過膜が遮光膜の上層に形成される「トップハーフ型」であっても、その逆の「ボトムハーフ型」であっても、本発明の効果という点では相違しない。但し、製造方法の相違に起因する相違点、例えば、トップハーフ型の場合は2回目の露光時に位置合わせ(アライメント)精度が求められる等の一長一短は生じると考えられる。
ここで、「第1の線幅」とは、露光波長に対して光強度分布が向上する効果が表れる程度に細い線幅であり、第2の線幅とは、そのような効果が現れない、すなわち第1の線幅よりも太い線幅であることを意味する。すなわち、本発明の技術的意義は、ブラックマトリクス層で想定されるプロキシミティ露光機用フォトマスク用の格子状パターン(ネガ型パターン)の形成に際して、露光波長に対して光強度分布が向上する効果が顕著に表れる細線パターンとそうでない太線パターンとが混在している場合に生じる露光強度の差を平均化する点にある。
上記構成において、前記第1及び第2の補助パターンは、透過率が等しくてもよい。第1の補助パターンと第2の補助パターンとは、遮光膜の上層又は下層の同一層で同時に形成可能だからである。
上記構成において、前記第1及び第2の補助パターンは、透過率が30%~50%であってもよい。補助パターンの透過率は、遮光膜よりも小さいことが必要であるが、シミュレーションの結果、透過率がこの程度の範囲であれば、露光強度を均一化することができることが示されたためである。
上記構成において、前記第1及び第2の補助パターンは、線幅が1.0μm~6.0μmであってもよい。細線パターンは露光波長に対して露光波長に対して光強度分布が向上する効果が顕著に表れる線幅であり、例えばg線であれば線幅5~15μm程度であるとした場合、第1の補助パターンの線幅は1.0μm前後となる。透明基板が露出した部分に形成されたスペースパターンであり、遮光膜との境界部は両サイドに存在するため、スペースパターンの両端部(両サイド)に第1の補助パターンが形成される。第2の補助パターンの幅に特に制限はないが、例えば20μm~60μm程度であるとした場合、第2の補助パターンの線幅は両端部それぞれ3μm~6μm程度となる。
上記構成において、前記第1及び第2の補助パターンは、位相差が5°以下であってもよい。上記構成において、前記第1及び第2の補助パターンは、クロムの酸化物で構成されていてもよい。上記構成において、前記第1及び第2の補助パターンは、透過率に対する露光波長の依存性が比較的小さい半透過膜、例えば、少なくともg線、h線及びi線間において1%未満であるような半透過膜で構成されていてもよい。なお、このような特徴を有する半透過膜に言及した文献として、特許文献3などがある。
本発明によれば、線幅の異なる2種類のスペースパターンを同時に形成する際に、回折光の強度差によって生じるパターンの不均一さを解消することが可能なフォトマスクを提供することができる。
図1は、線幅9μmの細線パターンと線幅40μmの太線パターンを含むプロキシミティ露光用のネガ型フォトマスク40のパターンの一部を示している。 図2(A)は、図1における領域(i)の拡大図を、図2(B)は、図1における領域(ii)の拡大図をそれぞれ示している。 図3は、2種類の補助パターンを設けたフォトマスク40にg線を照射した露光強度を示すグラフである。 図4は、g線に対する透過率と膜厚の関係を調べた結果を示している。 図5(A)は、補助パターンを一切使用しないバイナリマスク(フォトマスク50)の露光強度を色相で分析して表したものである。図5(B)は、補助パターン10と補助パターン20を設けたフォトマスク40の露光強度を色で表したものである。 図6は、細線パターン1と太線パターン2の露光強度を示すグラフである。 図7は、細線パターン1と太線パターン2とが混在するネガ型パターンのフォトマスク50を示している。
(課題解決の原理)
本発明の基本的な考え方は、露光機側で回折光の増幅を行った際に、細線パターンに集中する露光光の強度を抑える一方、太線パターンに対しては両端部と中央部とで均一な露光光が得られるようにするために、補助パターンを設けることにある。この補助パターンは、線幅に応じたサイズに設定し、いずれも露光装置に対して解像されない一定幅の半透光膜により構成される。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。但し、以下の実施形態は、いずれも本発明の要旨の認定において限定的な解釈を与えるものではない。また、同一又は同種の部材については同じ参照符号を付して、説明を省略することがある。
(実施形態1)
図1は、一例として、線幅9μmの細線パターンと線幅40μmの太線パターンを含むプロキシミティ露光用のネガ型フォトマスク40のパターンの一部を示している。細線パターン1及び太線パターン2のそれぞれの端部には、線幅の異なる補助パターン10、20がそれぞれ形成されている。細線パターン1の端部に形成される補助パターン10は、太線パターン20の端部に形成される補助パターン20よりも線幅が細くなるように構成されている。
図2(A)は、図1における領域(i)の拡大図を、図2(B)は、図1における領域(ii)の拡大図をそれぞれ示している。補助パターン10の線幅は1.0μm、補助パターン20の線幅は4.0μmとなるように構成されている。この数値例は、g線の露光機において、細線パターンの最終ターゲット寸法が5.0μm程度の線幅のパターンが得られるように構成された例である。補助パターンはg線に対して透過率40%程度の半透過膜が用いられる。
図3は、2種類の補助パターンを設けたフォトマスク40にg線を照射した露光強度を示すグラフである。このグラフより、細線パターン1の中央部付近のピークと太線パターン2の両端部付近のピークが抑えられる一方、太線パターンの中央部付近の露光強度が強められ、全体として、ほぼ均一な露光強度が得られたことが分かる。但し、露光波長に対して光強度分布が向上する効果は維持できる程度にしなければならない。強度曲線が細く切り立っていれば『細線』を形成できるが、強度曲線が垂れて裾広がりであれば細線を形成できない。
以上のように、本実施形態によれば、スペースパターンの両端部(エッジ部)に線幅に応じた所定の幅の半透過膜を設けることで、露光波長に対して光強度分布が向上する効果を維持しつつ、露光強度を均一化することができる。
<半透過膜について>
半透過膜としては、クロムCrの酸化物(Cr)を用いることができる。
図4は、g線に対する透過率と膜厚の関係を調べた結果を示している。膜厚と透過率の関係を対数近似式で表すと、g線に対する透過率Trは、
Tr=-18.83ln+78.966
という結果となった。
半透過膜は、クロムCrの酸化物の膜(Cr)に変えて、クロム、窒化クロム膜、モリブデンシリサイド、タンタル、アルミニウム、ケイ素、ニッケル等の金属、あるいは、クロム、モリブデンシリサイド、タンタル、アルミニウム、ケイ素、ニッケル等の金属窒化物、金属炭化物等であってもよい。特に、クロムおよび窒化クロムは、波長300nm~450nmの範囲内において透過率分布がフラットなフラット半透明膜を形成することを可能とする点で好ましい。
<実施形態の効果>
図5(A)は、補助パターンを一切使用しないバイナリマスク(フォトマスク50)の露光強度を色相で分析して表したものである。白黒のため分かりにくいが太線パターンの露光強度は中央部が低いことを表しており、図6に示すグラフと照らして参照すると、その様子が理解される結果となった。
一方、図5(B)は、補助パターン10と補助パターン20を設けたフォトマスク40の露光強度を色相で分析して表したものである。細線パターン1と太線パターン2のいずれにおいても十分な露光強度で露光されている。これは色相で分析すると色相に別れず、均一な露光強度になっていることが分かる。図3に示すグラフと照らして参照すると、その様子が理解される結果となった。
<製造方法について>
補助パターンを構成する半透過膜は、遮光膜の上層に形成されていても、遮光膜の下層に形成されていてもよいが、寸法精度を確保する観点からは、遮光膜の上層に形成されている方がよいと考えられる。すなわち、通常のバイナリマスクの製造方法に、補助パターンを形成する工程を追加することで、上記のようなフォトマスク40が得られる。製造方法の詳細については実施形態2において説明する。この場合、2回露光が必要なため、2回目の露光の際にアライメントが必要となる。例えば、遮光膜のパターン形成時に、パターンエリア外にアライメントマークを設けておき、2回目のパターニングの際にはアライメントマークによって位置合わせを行い、第1及び第2の補助パターンを形成すれば良い。この工程は、遮光膜のパターン上に半透過膜が形成されたトップ型ハーフトーン多階調マスクの製造工程と同様である。アライメントの方法については上記の方法に限られない。
遮光膜の下層に半透過膜が形成された膜構成を採用する場合、透明基板上に下層の半透過膜を形成し、パターニングを行った後、所定の箇所に遮光膜のパターンを形成するか、遮光膜と半透過膜の間にエッチングストッパー膜を形成し若しくは遮光膜と半透過膜にエッチング選択性を有する材料を採用してパターンを形成する。
本発明によれば、ネガ型フォトレジストを用いたブラックマトリクス形成用のプロキシミティ露光用のフォトマスクにおいて、露光波長に対して光強度分布が向上する効果が顕著に表れる線幅の細線パターンと太線パターンとが混在する場合であっても、均一な仕上がりを得ることが可能となる。結果として、強度差により発生するレジストの硬化が不十分になることを防止でき、歩留まりを高めることができるため、産業上の利用可能性は大きい。
1 細線パターン
2 太線パターン
10 第1の補助パターン
20 第2の補助パターン
40、50 フォトマスク
B 遮光膜のパターン
W 透光部
i、ii 領域

Claims (7)

  1. ブラックマトリクス形成用のプロキシミティ露光用フォトマスクであって、
    遮光膜のパターンからなる遮光部と半透過膜のパターンからなる半透過部のいずれかのみが形成されたパターン形成領域を含むと共に、
    前記パターン形成領域における前記遮光部と透過部との境界部には、露光光によって解像しない大きさの第1及び第2の補助パターンを具備し、
    前記遮光膜のパターンは、露光後に線幅の異なる少なくとも2種類のスペースパターンを規定するパターン形状であり、
    前記2種類の補助パターンは、いずれも露光後に前記補助パターンを具備しない場合よりも前記境界部における露光時の露光強度の均一性を相対的に高めるための一定線幅のパターン形状であると共に、
    前記第1の補助パターンは、第1の線幅のスペースパターンの端部に形成され、
    前記第2の補助パターンは、前記第1の線幅よりも太い第2の線幅のスペースパターンの端部に形成され、
    前記第2の補助パターンは、前記第1の補助パターンよりも線幅が太い
    ことを特徴とするフォトマスク。
  2. 前記第1及び第2の補助パターンは、透過率が等しいことを特徴とする請求項1記載のフォトマスク。
  3. 前記第1及び第2の補助パターンは、透過率が30%~50%であることを特徴とする請求項1又は2記載のフォトマスク。
  4. 前記第1及び第2の補助パターンは、線幅が1.0μm~6.0μmであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載のフォトマスク。
  5. 前記第1及び第2の補助パターンは、位相差が5°以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載のフォトマスク。
  6. 前記第1及び第2の補助パターンは、クロムの酸化物で構成されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載のフォトマスク。
  7. 前記第1及び第2の補助パターンは、透過率に対する露光波長の依存性が少なくともg線、h線及びi線間においては小さいことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載のフォトマスク。
JP2020103242A 2020-06-15 2020-06-15 プロキシミティー露光用フォトマスク Active JP7475209B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020103242A JP7475209B2 (ja) 2020-06-15 2020-06-15 プロキシミティー露光用フォトマスク
TW110119984A TWI787852B (zh) 2020-06-15 2021-06-02 接近式曝光用光掩模
CN202110618642.8A CN113805428A (zh) 2020-06-15 2021-06-03 接近式曝光用光掩模
KR1020210073849A KR102618940B1 (ko) 2020-06-15 2021-06-08 프록시미티 노광용 포토마스크

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020103242A JP7475209B2 (ja) 2020-06-15 2020-06-15 プロキシミティー露光用フォトマスク

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2021196515A JP2021196515A (ja) 2021-12-27
JP2021196515A5 JP2021196515A5 (ja) 2023-06-05
JP7475209B2 true JP7475209B2 (ja) 2024-04-26

Family

ID=78942434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020103242A Active JP7475209B2 (ja) 2020-06-15 2020-06-15 プロキシミティー露光用フォトマスク

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP7475209B2 (ja)
KR (1) KR102618940B1 (ja)
CN (1) CN113805428A (ja)
TW (1) TWI787852B (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008076940A (ja) 2006-09-25 2008-04-03 Toppan Printing Co Ltd 硬化パターンおよびその製造方法、フォトマスク、ならびに露光装置
JP2013148892A (ja) 2011-12-21 2013-08-01 Dainippon Printing Co Ltd 大型位相シフトマスクおよび大型位相シフトマスクの製造方法
JP2013235036A (ja) 2012-05-02 2013-11-21 Hoya Corp フォトマスク、パターン転写方法及びフラットパネルディスプレイの製造方法
WO2014128794A1 (ja) 2013-02-22 2014-08-28 パナソニック株式会社 フォトマスク及びそのパターンデータ作成方法、並びにフォトマスクを用いたパターン形成方法及び加工方法。
JP2016004174A (ja) 2014-06-17 2016-01-12 株式会社エスケーエレクトロニクス プロキシミティ露光用フォトマスク

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60128447A (ja) * 1983-12-14 1985-07-09 Fujitsu Ltd フオトマスク
JP2003233164A (ja) * 2002-02-12 2003-08-22 Fujitsu Ltd フォトマスク及びその製造方法
JP2004085612A (ja) * 2002-08-22 2004-03-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd ハーフトーン位相シフトマスク、その製造方法およびそれを用いたパターン形成方法
KR20060077296A (ko) * 2004-12-30 2006-07-05 엘지.필립스 엘시디 주식회사 액정 표시 장치의 돌기 형성 방법 및 이를 이용한 액정표시 장치의 제조 방법
JP4389222B2 (ja) 2005-05-02 2009-12-24 エルピーダメモリ株式会社 マスクデータ作成方法
CN100570479C (zh) * 2005-09-23 2009-12-16 联华电子股份有限公司 光学邻近校正光掩模及彩色滤光片的制造方法
KR20070073244A (ko) * 2006-01-04 2007-07-10 주식회사 에스앤에스텍 그레이톤 블랭크마스크 및 포토마스크 제조방법
US7568179B1 (en) * 2006-09-21 2009-07-28 Armen Kroyan Layout printability optimization method and system
JP5160286B2 (ja) * 2008-04-15 2013-03-13 Hoya株式会社 多階調フォトマスク、パターン転写方法、及び薄膜トランジスタの製造方法
JP2010044149A (ja) * 2008-08-11 2010-02-25 Hoya Corp 多階調フォトマスク、パターン転写方法及び多階調フォトマスクを用いた表示装置の製造方法
JP5381051B2 (ja) * 2008-12-01 2014-01-08 大日本印刷株式会社 マルチスペクトルマスクおよびカラーフィルタの製造方法
KR20100080151A (ko) * 2008-12-31 2010-07-08 주식회사 동부하이텍 마스크 설계 방법, 이를 이용한 마스크 패턴 및 그의 제조방법
KR101096249B1 (ko) * 2009-05-29 2011-12-22 주식회사 하이닉스반도체 마스크 및 제조 방법
JP2011123111A (ja) * 2009-12-08 2011-06-23 Sharp Corp カラーフィルター形成方法およびそれを用いた固体撮像装置の製造方法
CN102109714B (zh) * 2009-12-25 2016-03-09 北京京东方光电科技有限公司 取向层及其制备方法、包括该取向层的液晶显示装置
JP6522277B2 (ja) * 2013-11-19 2019-05-29 Hoya株式会社 フォトマスク、フォトマスクの製造方法、パターン転写方法及び表示装置の製造方法
CN104281000A (zh) * 2014-10-23 2015-01-14 京东方科技集团股份有限公司 一种掩膜板
CN105824189B (zh) * 2016-06-08 2020-01-07 京东方科技集团股份有限公司 掩模板和基板间隔柱及其制备方法、显示面板
JP6716427B2 (ja) * 2016-11-07 2020-07-01 Hoya株式会社 フォトマスク、近接露光用フォトマスクの製造方法、及び、表示装置の製造方法
JP2017072842A (ja) * 2016-11-09 2017-04-13 Hoya株式会社 フォトマスクの製造方法、フォトマスク、パターン転写方法、及びフラットパネルディスプレイの製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008076940A (ja) 2006-09-25 2008-04-03 Toppan Printing Co Ltd 硬化パターンおよびその製造方法、フォトマスク、ならびに露光装置
JP2013148892A (ja) 2011-12-21 2013-08-01 Dainippon Printing Co Ltd 大型位相シフトマスクおよび大型位相シフトマスクの製造方法
JP2013235036A (ja) 2012-05-02 2013-11-21 Hoya Corp フォトマスク、パターン転写方法及びフラットパネルディスプレイの製造方法
WO2014128794A1 (ja) 2013-02-22 2014-08-28 パナソニック株式会社 フォトマスク及びそのパターンデータ作成方法、並びにフォトマスクを用いたパターン形成方法及び加工方法。
US20150346597A1 (en) 2013-02-22 2015-12-03 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Photomask, and method for creating pattern data thereof, and pattern forming method and processing method using photomask
JP2016004174A (ja) 2014-06-17 2016-01-12 株式会社エスケーエレクトロニクス プロキシミティ露光用フォトマスク

Also Published As

Publication number Publication date
TW202201119A (zh) 2022-01-01
JP2021196515A (ja) 2021-12-27
KR102618940B1 (ko) 2023-12-29
KR20210155361A (ko) 2021-12-22
TWI787852B (zh) 2022-12-21
CN113805428A (zh) 2021-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101774573B1 (ko) 위상 시프트 마스크의 제조 방법, 플랫 패널 디스플레이의 제조 방법 및 위상 시프트 마스크
JP4896671B2 (ja) ハーフトーンマスク及びこれを用いたパターン基板の製造方法
JPH07281413A (ja) 減衰型位相シフトマスクおよびその製造方法
KR20160037806A (ko) 포토마스크 및 표시 장치의 제조 방법
KR102384667B1 (ko) 포토마스크의 수정 방법, 포토마스크의 제조 방법, 포토마스크 및 표시 장치의 제조 방법
KR101593366B1 (ko) 근접 노광용 포토 마스크
KR101771341B1 (ko) 포토마스크의 제조 방법, 포토마스크, 및 표시 장치의 제조 방법
CN104737072B (zh) 相移掩膜及其制造方法
US7939225B2 (en) Mask for controlling line end shortening and corner rounding arising from proximity effects
JP6271803B1 (ja) フォトマスク及びフォトマスクブランクス並びにフォトマスクの製造方法
JP7475209B2 (ja) プロキシミティー露光用フォトマスク
CN109983402B (zh) 半色调掩模、光掩模坯和半色调掩模的制造方法
US10317791B2 (en) Photomask blank and method of fabricating a photomask using the same
US7887979B2 (en) Method for fabricating rim type photomask
TW201324029A (zh) 光罩
JP7383490B2 (ja) フォトマスク
KR20120054467A (ko) 크롬리스 위상변이마스크의 제조방법
JP2006047564A (ja) フォトマスク及びその製造方法
KR20080022951A (ko) 반도체 소자의 위상 반전 마스크 제조방법
CN117331277A (zh) 光掩模的制造方法以及光掩模
KR20230068330A (ko) 포토 마스크 블랭크의 제조 방법 및 포토 마스크의 제조 방법
CN113253564A (zh) 光掩模、光掩模的制造方法、显示装置用器件的制造方法
CN116027644A (zh) 一种光刻对准结构及其制造方法
CN113568270A (zh) 光掩模的制造方法
KR20080030275A (ko) 반도체 소자의 위상 반전 마스크 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230526

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230526

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240307

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240416

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7475209

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150