JP2024006265A - フォトマスクの製造方法及びフォトマスク - Google Patents

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Abstract

【課題】フォトマスクの高精細化及び形成可能なパターン形状の多様化の両方を実現することができるフォトマスクの製造方法及びフォトマスクを提供する。【解決手段】フォトマスクの製造方法は、パターニング工程において、一部に露光量が異なる領域を有する第1次レジストパターンを形成することを要旨とし、下層膜3、中間膜4及び上層膜5の積層部の第1の領域10と、下層膜3及び中間膜4の積層部の第2の領域12と、下層部3の単層部の第3の領域13とで構成される第1次パターンPAを形成するものである。第1次パターンPAは、追加工により、パターン形状が異なる第2次パターンPB~PDに変化し得る。【選択図】図6

Description

本発明は、フォトマスクの製造方法及びフォトマスクに関する。
フォトリソグラフィ技術として、位相シフトマスクやハーフトーンマスクが知られている。位相シフトマスクは、透明基板の一部に位相シフト膜を備え、この部分を通過する光の位相や強度を変えることにより、解像度を向上する機能や焦点深度(DOF)を改善する機能を有するフォトマスクである。ハーフトーンマスクは、透明基板の一部にハーフトーン膜を備え、この部分を通過する光の強度を変えることにより、3階調以上の多階調を実現する機能を有するフォトマスクである。
従来のフォトマスクの製造方法は、遮光部を構成するパターンの描画工程(露光工程)及び半透過部を構成するパターンの描画工程の少なくとも2回の描画工程が必要となる。そして、描画工程が複数回になると、各工程で形成されるパターンの位置ずれが生じやすくなる。
この対策として、アライメントマークの利用がある。2回目以降の描画工程に際し、アライメントマークを読み取ることにより、アライメント(位置合わせ)を行うというものである。しかし、アライメントマークを利用しても、パターンの位置ずれ(アライメントずれ)を完全に無くすことは不可能であり、最大で500nmのアライメントずれが生じてしまう。このため、フォトマスクの高精細化が困難な状況となっている。
そこで、描画工程を1回で済ませることができるフォトマスクの製造方法が検討されている。たとえば特許文献1に記載されたフォトマスクの製造方法は、i)透明基板の上に下層膜及び上層膜が積層されたフォトマスクブランクスを準備する工程、ii)フォトマスクブランクスの上にレジスト膜を形成する工程、iii)レジスト膜に所定のレジストパターンを描画し、不要なレジスト膜を現像により除去し、所定のレジストパターンを形成する工程、iv)レジストパターンをマスクとして、上層膜の露出部分をエッチングにより除去するとともに、上層膜をマスクとして、下層膜の露出部分をエッチングにより除去する工程、v)上層膜のうち、端面から内側方向における所定の深さ部分をサイドエッチングにより除去する工程、vi)残存するレジスト膜を除去する工程、を備え、下層膜及び上層膜の積層部の領域と、下層部の単層部の領域とで構成されるパターンを形成するものである。
特開2013-134435号公報
しかし、特許文献1に記載されたフォトマスクの製造方法は、サイドエッチングを要旨とするものである。このため、i)サイドエッチング量の制御が難しい、ii)たとえばラインアンドスペースパターンのように、スペース部を挟んで両側に上層膜が存在するパターンの場合、両側の上層膜が同じ量だけサイドエッチングされてしまうため、形成可能なパターン形状が限定される、iii)上層膜については、等方性エッチングの傾向が大きいウェットエッチングに適した膜を用いることが好ましく、ドライエッチングプロセスは採用しがたい、といったいくつかの問題がある。
そこで、本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、フォトマスクの高精細化及び形成可能なパターン形状の多様化の両方を実現することができるフォトマスクの製造方法及びフォトマスクを提供することを課題とする。
本発明に係るフォトマスクの製造方法は、
透明基板の上に、互いにエッチング特性が異なる下層膜、中間膜及び上層膜が積層されたフォトマスクブランクスを準備するフォトマスクブランクス準備工程と、
フォトマスクブランクスの上にレジスト膜を形成するレジスト膜形成工程と、
一部に露光量が異なる領域を有する第1次レジストパターンを形成する第1次レジストパターン形成工程と、
第1次レジストパターンをマスクとして、上層膜の露出部分をエッチングにより除去するとともに、上層膜をマスクとして、中間膜の露出部分をエッチングにより除去する第1次エッチング工程と、
レジストパターンの一部の領域を除去して第2次レジストパターンを形成する第2次レジストパターン形成工程と、
第2次レジストパターンをマスクとして、上層膜の露出部分をエッチングにより除去する第2次エッチング工程と、
下層膜の露出部分のうち、必要な部分を残して不要な部分を除去するパターニング工程とを備え、
下層膜、中間膜及び上層膜の積層部の第1の領域と、下層膜及び中間膜の積層部の第2の領域と、下層部の単層部の第3の領域とで構成される第1次パターンを形成する
フォトマスクの製造方法である。
ここで、本発明に係るフォトマスクの製造方法の一態様として、
第1次パターンの第1ないし第3の領域の少なくともいずれか1つに対し、膜の少なくとも一部をエッチングにより除去する追加工を行うことにより、第1次パターンからパターン形状が変化した第2次パターンを形成する追加工工程をさらに備える
との構成を採用することができる。
また、この場合、
追加工は、中間膜をマスクとして、第1次パターンの第3の領域の下層膜をエッチングにより除去するものである
との構成を採用することができる。
あるいは、
追加工は、上層膜をマスクとして、第1次パターンの第2の領域の中間膜をエッチングにより除去するものである
との構成を採用することができる。
あるいは、
追加工は、第1次パターンの第1の領域の上層膜をエッチングにより除去するものである
との構成を採用することができる。
また、本発明に係るフォトマスクの製造方法の他態様として、
第1次パターンを単位パターンとして複数形成した状態で、追加工を一部の単位パターンに対して行う
との構成を採用することができる。
また、この場合、
異なる種類の追加工を別々の単位パターンに対して行う
との構成を採用することができる。
また、本発明に係るフォトマスクの製造方法の別の態様として、
追加工は、フォトリソグラフィにより製造された被転写基板の、第1次パターンに基づいて形成されたパターンの測定結果に基づいて作成されるパターンデータを用い、第1次パターンをパターニングするものである
との構成を採用することができる。
また、本発明に係るフォトマスクの製造方法のさらに別の態様として、
下層膜、中間膜及び上層膜として、第1次パターンの第1の領域が遮光部、第2の領域が位相シフト部、第3の領域がハーフトーン部として機能するような膜を用いる
との構成を採用することができる。
また、この場合、
下層膜として、位相シフト膜又はハーフトーン膜のいずれか一方を用い、
中間層として、位相シフト膜又はハーフトーン膜のいずれか他方を用い、
上層膜として、遮光膜を用いる
との構成を採用することができる。
また、この場合、
第1次パターンの第2の領域は、遮光部のリム部として機能する
との構成を採用することができる。
また、本発明に係るフォトマスクは、
互いにエッチング特性が異なる下層膜、中間膜及び上層膜の積層部の第1の領域と、下層膜及び中間膜の積層部の第2の領域と、下層部の単層部の第3の領域とで構成されるパターンを備える
フォトマスクである。
本発明によれば、パターンの位置精度が要求されない描画工程を除き、描画工程は1回で済む。これにより、フォトマスクの製造過程において、アライメントが必要なくなる。このため、本発明によれば、アライメントずれが無く、フォトマスクの高精細化を実現することができる。
また、本発明によれば、第1次レジストパターンの形状を適宜設定することや、第1次レジストパターンの一部の領域の形状を適宜設定することにより、第1次パターンの第1ないし第3の領域の形状を任意に設定することができる。このため、本発明によれば、形成可能なパターン形状の多様化を実現することができる。
しかも、本発明によれば、第1次パターンは、追加工により、パターン形状が異なる第2次パターンに変化し得る。このため、本発明によれば、形成可能なパターン形状のさらなる多様化を実現することができる。
図1(a)は、本実施形態に係る第1次フォトマスクの要部拡大平面図である。図1(b)は、図1(a)のA-A線断面図である。 図2(a)~(d)は、本実施形態に係る第1次フォトマスクの製造方法の説明図である。 図3(a)~(d)は、図2の続きの説明図である。 図4(a)~(d)は、図3の続きの説明図である。 図5(a),(b)は、図4の続きの説明図である。 図6(a)は、本実施形態に係る第1次フォトマスクの断面図である。図6(b)は、実施形態1-1に係る第2次フォトマスクの断面図である。図6(c)は、実施形態1-2に係る第2次フォトマスクの断面図である。図6(d)は、実施形態1-3に係る第2次フォトマスクの断面図である。 図7(a)~(d)は、実施形態2-1に係る第2次フォトマスクの製造方法の説明図である。 図8(a),(b)は、図7の続きの説明図である。図8(c)は、実施形態2-2に係る第2次フォトマスクの断面図である。図8(d)は、実施形態2-3に係る第2次フォトマスクの断面図である。 図9(a)~(d)は、実施形態3に係る第2次フォトマスクの製造方法の説明図である。 図10(a)~(d)は、図9の続きの説明図である。
<第1次フォトマスクの構成>
まず、本実施形態に係る第1次フォトマスクの構成について説明する。第1次フォトマスクとは、追加工が行われて第2次フォトマスクとなる前のフォトマスクをいう。以下、第1次フォトマスクを単にフォトマスクという。
図1に示すように、フォトマスク1Aは、遮光部(黒塗り部分)10と、半透過部(ハッチング部分及び網点部分)11と、透過部(白抜き部分)とを備える3階調の多階調フォトマスクである。遮光部10は、下層膜としての半透過膜3、中間膜としての半透過膜4及び上層膜としての遮光膜5で構成される。半透過部11は、半透過膜3及び半透過膜4で構成される。透過部は、透明基板2で構成される。すなわち、透明基板2の上に半透過膜3、半透過膜4及び遮光膜5が積層される部分が遮光部10となり、透明基板2の上に半透過膜3が積層される部分と、半透過膜3及び半透過膜4が積層される部分とが半透過部11となり、半透過膜3、半透過膜4及び遮光膜5が積層されていない透明基板2の露出部分が透過部となる。
遮光部10及び半透過部11は、第1次パターンPAを構成する。第1次パターンPAは、第1の領域10と、第2の領域12と、第3の領域13とで構成される。第1の領域10は、半透過膜3、半透過膜4及び遮光膜5の積層部であり、遮光部10として機能する。第2の領域12は、半透過膜3及び半透過膜4の積層部であり、位相シフト部として機能する。第3の領域13は、半透過膜3の単層部であり、ハーフトーン部として機能する。
本実施形態においては、スペース部を挟んで両側に一対の遮光部10,10がライン状に配置され、スペース部に半透過部11が配置され、第1次パターンPAは、ラインアンドスペースパターンの形態である。一例として、第1次パターンPAは、フォトマスク1Aを用いるフォトリソグラフィにより製造される被転写基板において、ソース・ドレイン電極を形成するためのパターンとして用いられる。この場合、遮光部10は、電極部として機能し、半透過部11は、チャネル部として機能し、第2の領域12は、遮光部10のリム部として機能する。
なお、図1等においては、半透過膜3及び半透過膜4が同じ厚みで記載され、遮光膜5がこれらの膜よりも厚く記載されている。しかし、これは便宜上であって、半透過膜3、半透過膜4及び遮光膜5のそれぞれの厚みは、適宜個別に設定される。
透明基板2は、合成石英ガラス等の基板である。透明基板2は、フォトリソグラフィの露光工程で使用される露光光に含まれる代表波長(たとえば、i線、h線又はg線)に対して95%以上の透過率を有する。なお、露光光は、たとえば、i線、h線又はg線であってもよく、又はこれらの少なくとも2つの光を含む混合光であってもよい。あるいは、露光光は、これらの光に対して波長帯域が短波長側及び/又は長波長側へシフト又は拡張されたものであってもよい。一例として、露光光の波長帯域は、365nm~436nmのブロードバンドから300nm~450nmに拡張されたものが適用可能である。ただし、露光光は、これらに限定されるものではない。
半透過膜3は、露光光の光学特性を調整する機能を有する機能性膜の一種であり、露光光の透過率を調整する機能を有する機能性膜、すなわち、ハーフトーン膜である。ハーフトーン膜は、露光光に含まれる代表波長に対し、透明基板2の透過率よりも低く、遮光膜5の透過率よりも高い透過率を有し、代表波長に対して10%ないし70%の透過率となるように設定される。また、ハーフトーン膜は、代表波長に対する位相シフト量が20°未満、より好ましくは、5°未満となるように設定される。なお、半透過膜3は、窒素含有量を調整することで、フォトマスク1Aの面内での透過率分布を改善した半透過型金属膜であってもよい。また、半透過膜3は、他の元素を含有させることで、半透過部11における光学濃度(OD値)を変更することも可能である。
半透過膜3は、Cr又はCr系化合物(Crの酸化物、窒化物、炭化物、酸化窒化物、酸化窒化炭化物等、以下、同様)、Ni又はNi系化合物(Niの酸化物、窒化物、炭化物、酸化窒化物、酸化窒化炭化物等、以下、同様)、Ti又はTi系化合物(Tiの酸化物、窒化物、炭化物、酸化窒化物、酸化窒化炭化物等、以下、同様)、Si系化合物(Siの酸化物、窒化物、炭化物、酸化窒化物、酸化窒化炭化物等、以下、同様)、金属シリサイド化合物(モリブデンシリサイド、タングステンシリサイド、タンタルシリサイド又はこれらの窒化物、酸化窒化物等、以下、同様)等の公知の材質のうち、Cr系の材質が用いられる。本実施形態においては、半透過膜3は、Cr系化合物が用いられる。
半透過膜4は、露光光の光学特性を調整する機能を有する機能性膜の一種であり、露光光の位相を変える機能を有する機能性膜、すなわち、位相シフト膜である。位相シフト膜は、代表波長に対する位相シフト量が略180°となるように設定される。略180°とは、180±20°の範囲内の値という意味であり、より好ましくは、180°±10°の範囲内の値という意味である。また、位相シフト膜は、露光光に含まれる代表波長に対し、透明基板2の透過率よりも低く、遮光膜5の透過率よりも高い透過率を有し、代表波長に対して5%ないし30%の透過率となるように設定される。
半透過膜4は、Cr又はCr系化合物、Ni又はNi系化合物、Ti又はTi系化合物、Si系化合物、金属シリサイド化合物等の公知の材質のうち、金属シリサイド系の材質が用いられる。本実施形態においては、半透過膜4は、モリブデンシリサイド化合物が用いられる。
遮光膜5は、露光光の光学特性を調整する機能を有する機能性膜の一種であり、露光光を遮光する機能を有する機能性膜である。遮光膜5は、露光光に含まれる代表波長に対して1%以下の透過率を有する。あるいは、遮光部10における光学濃度(OD値)が2.7以上を満たせばよい。一例として、遮光膜5は、第1成膜層と、第2成膜層とを備える積層構造である。第1成膜層は、金属膜で構成され、遮光性を目的とする。第2成膜層は、金属酸化物膜で構成され、反射抑制を目的とする。この場合、第1成膜層の透過率が1%より高くても、第1成膜層及び第2成膜層の積層透過率が1%以下であればよい。
遮光膜5は、Cr又はCr系化合物、Ni又はNi系化合物、Ti又はTi系化合物、Si系化合物、金属シリサイド化合物等の公知の材質のうち、Ni系の材質が用いられる。本実施形態においては、遮光膜5は、Ni系化合物が用いられる。
ハーフトーン膜3、位相シフト膜4及び遮光膜5は、それぞれ材質が異なることにより、エッチング特性が異なる。すなわち、ハーフトーン膜3は、位相シフト膜4及び遮光膜5に対してエッチング選択性を有し、位相シフト膜4は、ハーフトーン膜3及び遮光膜5に対してエッチング選択性を有し、遮光膜5は、ハーフトーン膜3及び位相シフト膜4に対してエッチング選択性を有する。
<第1次フォトマスクの製造方法>
次に、フォトマスク1Aの製造方法について説明する。
当該製造方法は、
i)フォトマスクブランクス準備工程(工程1)
ii)レジスト膜形成工程(工程2)
iii)描画工程(工程3)
iv)第1次現像工程(工程4)
v)第1次上層膜エッチング工程(工程5)
vi)中間膜エッチング工程(工程6)
vii)第2次現像工程(工程7)
viii)第2次上層膜エッチング工程(工程8)
ix)レジスト膜除去工程(工程9)
x)レジスト膜形成工程(工程10)
xi)描画工程(工程11)
xii)現像工程(工程12)
xiii)下層膜エッチング工程(工程13)
xiv)レジスト膜除去工程(工程14)
を備える。
なお、レジスト膜形成工程(工程2)からレジスト膜除去工程(工程9)まで、レジスト膜形成工程(工程10)からレジスト膜除去工程(工程14)まで、をそれぞれパターニング工程という。前者のパターニング工程では、フォトマスクブランクスの上層膜(遮光膜)5及び中間膜(位相シフト膜)4がパターニングされ、後者のパターニング工程では、フォトマスクブランクスの下層膜(ハーフトーン膜)3がパターニングされる。
フォトマスクブランクス準備工程(工程1)では、図2(a)に示すように、フォトマスクブランクスが準備される。フォトマスクブランクスは、透明基板2の上に下層膜3が形成され、下層膜3の上に中間膜4が形成され、中間膜4の上に上層膜5が形成され、これにより、透明基板2の上に、互いにエッチング特性が異なる下層膜3、中間膜4及び上層膜5が積層されたものである。下層膜3、中間膜4及び上層膜5は、それぞれ、スパッタ法、蒸着法等により成膜される。
1回目のレジスト膜形成工程(工程2)では、図2(b)に示すように、上層膜5の上にレジストが均一に塗布され、レジスト膜6が形成される。レジストは、塗布法、スプレイ法等により塗布される。レジストは、ポジ型でもネガ型でもよいが、本例ではネガ型とする。
1回目の描画工程(工程3)では、図2(c)に示すように、描画装置の電子ビーム又はレーザを用いてレジスト膜6に露光光が照射され、所定のレジストパターンが描画される。このとき、レジスト膜6には、露光量が異なる3つの領域が形成される。第1の領域6aは、相対的に高い露光量で露光された領域(高ドーズ領域)である。第2の領域6bは、相対的に低い露光量で露光された領域(低ドーズ領域)である。第3の領域6cは、未露光領域である。なお、ポジ型のレジストの場合、露光量の関係がネガ型と反対になる。詳細は、本願出願人が先に出願した特願2020-79753(特開2021-173944)に記載のとおりである。なお、1回目の描画工程(工程3)では、レジストパターンの描画に加え、2回目の描画工程(工程11)における描画の位置を合わせるためのマーク(アライメントマーク)が描画される。図示しないが、アライメントマークは、たとえば、レジストパターンを囲う外囲領域の適宜の3箇所又は4箇所に形成される。
第1次現像工程(工程4)では、図2(d)に示すように、不要なレジスト膜6(第3の領域6c)が現像により除去され、第1次レジストパターンが形成される。現像は、浸漬法、スピン法、パドル法、スプレイ法等により行われる。なお、描画工程(工程3)及び第1次現像工程(工程4)を合わせて、第1次レジストパターン形成工程という。
第1次上層膜エッチング工程(工程5)では、図3(a)に示すように、第1次レジストパターンをエッチング処理用マスクとして、上層膜5の露出部分がエッチングにより除去される。エッチングは、ドライエッチング、ウェットエッチングのいずれでも構わないが、大型サイズのフォトマスクであれば、ウェットエッチングが好ましい。エッチャントは、エッチング液やエッチングガスが用いられる。いずれのエッチャントであっても、上層膜5に対するエッチング選択性を有するエッチャント(中間膜4をエッチングしないエッチャント)が用いられる。
中間膜エッチング工程(工程6)では、図3(b)に示すように、上層膜5をエッチング処理用マスクとして、中間膜4の露出部分がエッチングにより除去される。エッチングは、ドライエッチング、ウェットエッチングのいずれでも構わないが、大型サイズのフォトマスクであれば、ウェットエッチングが好ましい。エッチャントは、エッチング液やエッチングガスが用いられる。いずれのエッチャントであっても、中間膜4に対するエッチング選択性を有するエッチャント(上層膜5及び下層膜3をエッチングしないエッチャント)が用いられる。なお、第1次上層膜エッチング工程(工程5)及び中間膜エッチング工程(工程6)は、請求項1の第1次エッチング工程に相当する。
第2次現像工程(工程7)では、図3(c)に示すように、不要なレジスト膜6(第2の領域6b)が現像により除去され、第2次レジストパターンが形成される。方法そのものは、第1次現像工程(工程4)と同様である。なお、描画工程(工程3)、第1次現像工程(工程4)及び第2次現像工程(工程7)を合わせて、第2次レジストパターン形成工程という。
第2次上層膜エッチング工程(工程8)では、図3(d)に示すように、第2次レジストパターンをエッチング処理用マスクとして、上層膜5の露出部分がエッチングにより除去される。方法そのものは、第1次上層膜エッチング工程(工程5)と同様である。なお、第2次上層膜エッチング工程(工程8)は、請求項1の第2次エッチング工程に相当する。
1回目のレジスト膜除去工程(工程9)では、図4(a)に示すように、残存するレジスト膜6が除去される。レジスト膜6の除去は、アッシング法、浸漬法等により行われる。
2回目のレジスト膜形成工程(工程10)では、図4(b)に示すように、下層膜3、中間膜4及び上層膜5の上にレジストが塗布され、レジスト膜6が形成される。方法そのものは、1回目のレジスト膜形成工程(工程2)と同様である。
2回目の描画工程(工程11)では、図4(c)に示すように、レジスト膜6に所定のレジストパターンが描画される。方法そのものは、1回目の描画工程(工程3)と同様であり、描画装置は、1回目の描画工程(工程3)で使用された描画装置と同じ装置である。2回目の描画工程(工程11)にあたり、描画装置は、1回目の描画工程(工程3)において形成されたアライメントマークを検出し、透明基板2の位置合わせを行う。ただし、2回目の描画工程(工程11)のレジストパターンは、第1次上層膜エッチング工程(工程5)、中間膜エッチング工程(工程6)及び第2次上層膜エッチング工程(工程8)で除去された領域を覆って保護すればよいものであり、パターンの位置精度が要求されるものではない。このため、2回目の描画工程(工程11)では、シビアなアライメントは必要ない。
2回目の現像工程(工程12)では、図4(d)に示すように、不要なレジスト膜6(部分6c)が現像により除去され、レジストパターンが形成される。方法そのものは、1回目の現像工程(工程4、工程7)と同様である。
下層膜エッチング工程(工程13)では、図5(a)に示すように、レジストパターン及び中間膜4をエッチング処理用マスクとして、下層膜3の露出部分がエッチングにより除去される。エッチングは、ドライエッチング、ウェットエッチングのいずれでも構わないが、大型サイズのフォトマスクであれば、ウェットエッチングが好ましい。エッチャントは、エッチング液やエッチングガスが用いられる。いずれのエッチャントであっても、下層膜3に対するエッチング選択性を有するエッチャント(上層膜5及び中間膜4をエッチングしないエッチャント)が用いられる。
2回目のレジスト膜除去工程(工程14)では、図5(b)に示すように、残存するレジスト膜6が除去される。方法そのものは、1回目のレジスト膜除去工程(工程9)と同様である。
以上の工程1ないし工程14を経て、フォトマスク1Aが完成する。
以上のとおり、本実施形態によれば、パターンの位置精度が要求されない描画工程(描画工程(工程11))を除き、描画工程は1回で済む(描画工程(工程3))。これにより、フォトマスク1Aの製造過程において、アライメントが必要なくなる。このため、本実施形態によれば、アライメントずれが無く、フォトマスク1Aの高精細化を実現することができる。
また、本実施形態によれば、第1次レジストパターンの形状を適宜設定することや、第1次レジストパターンの一部の領域の形状を適宜設定することにより、第1次パターンPAの第1ないし第3の領域10,12,13の形状を任意に設定することができる。このため、本実施形態によれば、形成可能なパターン形状の多様化を実現することができる。
しかも、本実施形態によれば、第1次パターンPAは、追加工により、パターン形状が異なる第2次パターンに変化し得る。このため、本実施形態によれば、形成可能なパターン形状のさらなる多様化を実現することができる。
<追加工例1-1(第2次フォトマスクの製造方法1-1)>
追加工例1-1では、図6(a)から図6(b)に示すように、中間膜4をエッチング処理用マスクとして、下層膜3の露出部分、すなわち、第1次パターンPAの第3の領域(ハーフトーン部)13の下層膜3がエッチングにより除去される。これにより、第1次パターンPAからパターン形状が変化した第2次パターンPBが形成される。方法そのものは、下層膜エッチング工程(工程13)と同様である。
追加工例1-1は、ハーフトーン部13の階調が必要なくなり、通常の位相シフトマスク(本例では、リム型位相シフトマスク)として使用したい場合に行う。追加工例1-1は、追加の描画工程を必要とせず、エッチング工程を行うだけなので、アライメントずれが生じることなく、マスク特性が変化した第2次フォトマスク1Bを製造することができる。
<追加工例1-2(第2次フォトマスクの製造方法1-2)>
追加工例1-2では、図6(c)に示すように、上層膜5をエッチング処理用マスクとして、中間膜4の露出部分、すなわち、第1次パターンPAの第2の領域(リム部)12の中間膜4がエッチングにより除去される。これにより、第1次パターンPAからパターン形状が変化した第2次パターンPCが形成される。方法そのものは、中間膜エッチング工程(工程6)と同様である。
追加工例1-2は、リム部12が必要なくなり、通常のハーフトーンマスクとして使用したい場合に行う。追加工例1-2は、追加の描画工程を必要とせず、エッチング工程を行うだけなので、アライメントずれが生じることなく、マスク特性が変化した第2次フォトマスク1Cを製造することができる。
<追加工例1-3(第2次フォトマスクの製造方法1-3)>
追加工例1-3では、図6(d)に示すように、第1次パターンPAの第1の領域(遮光部)10の上層膜5がエッチングにより除去される。これにより、第1次パターンPAからパターン形状が変化した第2次パターンPDが形成される。方法そのものは、上層膜エッチング工程(工程5、工程8)と同様である。
追加工例1-3は、リム部12の幅が狭いためにリムの効果が出ず、通常の位相シフトマスクとして使用したい場合に行う。追加工例1-3は、追加の描画工程を必要とせず、エッチング工程を行うだけなので、アライメントずれが生じることなく、マスク特性が変化した第2次フォトマスク1Dを製造することができる。
<追加工例2-1(第2次フォトマスクの製造方法2-1)>
追加工例2-1では、図7(a)に示すように、第1次パターンPAが単位パターンとして複数形成された状態で、図8(b)に示すように、追加工例1-1ないし1-3のいずれか1つ(本例では、追加工1-1)が一部の単位パターンPAに対して行われる。追加工の方法は、図7(b)から図8(a)までに示すように、一部の単位パターンPA以外の単位パターンPAをレジスト膜6で覆って保護した状態にした上で、一部の単位パターンPAの膜に対してエッチング処理を行う。
追加工例2-1によれば、パターン形状が異なる2種類のパターン(本例では、第1次パターンPA及び第2次パターンPB)が存在する第2次フォトマスク1Eを製造することができる。これにより、2種類のパターンの比較検証を行うことができる。
<追加工例2-2(第2次フォトマスクの製造方法2-2)>
追加工例2-2では、図8(c)に示すように、異なる種類の追加工(本例では、追加工1-2)が第2次フォトマスク1Eの他の単位パターンPAに対して行われる。追加工の方法は、追加工2-1の方法と同様である。
追加工例2-2によれば、パターン形状が異なる3種類のパターン(本例では、第1次パターンPA及び第2次パターンPB,PC)が存在する第2次フォトマスク1Fを製造することができる。これにより、3種類のパターンの比較検証を行うことができる。
<追加工例2-3(第2次フォトマスクの製造方法2-3)>
追加工例2-3では、図8(d)に示すように、さらに異なる種類の追加工(本例では、追加工1-3)が第2次フォトマスク1Fのさらに他の単位パターンPAに対して行われる。追加工の方法は、追加工2-1の方法と同様である。
追加工例2-3によれば、パターン形状が異なる4種類のパターン(本例では、第1次パターンPA及び第2次パターンPB~PD)が存在する第2次フォトマスク1Gを製造することができる。これにより、4種類のパターンの比較検証を行うことができる。
<追加工例3(第2次フォトマスクの製造方法3)>
追加工3では、第1次フォトマスク1Aを用いるフォトリソグラフィにより製造された被転写基板の、第1次パターンPAに基づいて形成されたパターンの測定結果(たとえば、図9(a)に示す、ポジ型レジストを用いたレジスト残膜の測定結果であり、通常は、フォトマスクメーカから第1次フォトマスク1Aの納品を受けたパネルメーカが測定を行う。ただし、フォトマスクメーカが測定を行ってもよい。)に基づいて作成されるパターンデータを用い、第1次パターンPAがパターニングされる。図9(b)から図10(c)に示す例は、リム部12の幅が設計値よりも太いとの測定結果に基づき、リム部12の幅を細くする追加工を行う例である。追加工の方法(第2次フォトマスク1Hの製造方法)は、
i)第1次フォトマスク準備工程(工程1)
ii)レジスト膜形成工程(工程2)
iii)描画工程(工程3)
iv)現像工程(工程4)
v)エッチング工程(工程5)
vi)レジスト膜除去工程(工程6)
を備える。各工程は、上述した各種の工程と同様であるため、説明を省略する。
これにより、残膜の傾斜角度が異なる(たとえば、急峻な状態から緩やかとなる)マスク特性に変化した第2次フォトマスク1Hを製造することができる(第2次フォトマスク1Hの第2次パターンに基づいて形成されたパターンの測定結果を図10(d)に示す。)。
なお、パターンの測定結果に基づく追加工の種類としては、上記のもの以外に、たとえば次のようなものがある。
a)リム部12の幅を太くする追加工(エッチング工程で上層膜5のエッジ部をエッチングにより除去することで、中間膜4の露出部分を増やしてリム部12の幅を太くする追加工。これにより、残膜の傾斜角度が異なる(たとえば、緩やかな状態から急峻となる)マスク特性に変化した第2次フォトマスクを製造することができる。)
b)リム部12の一部の幅を太くし、リム部12の別の一部の幅を細くする追加工(リム部12の幅を狭くする追加工と、リム部12の幅を太くする追加工とを個別に行う。これにより、面内に様々なリム幅を持つパターンを作成することができる。)
なお、リム部12を設けるのは、パネル側のプロセス裕度を向上させるための対応である。たとえば、ソース・ドレイン電極に対応する残膜のパターンエッジを急峻にするために、リム部12が設けられる。リム部12の幅は、追加工の前後を含め、0.1μm以上、より好ましくは、0.5μm以上、3.0μm以下の範囲であることが好ましい。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態においては、下層膜はハーフトーン膜、中間膜は位相シフト膜、上層膜は遮光膜である。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。一例として、次のような例を採用することができる。
a)下層膜は位相シフト膜、中間膜はハーフトーン膜、上層膜は遮光膜
b)透過率が下層膜<中間膜<上層膜となるような膜
c)透過率が上層膜>下層膜、中間膜(下層膜及び中間膜の透過率の大小は問わない)
また、上記実施形態においては、下層膜はCr系の材質、中間膜は金属シリサイド系の材質、上層膜はNi系の材質が用いられる。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。たとえば、下層膜はNi系の材質、中間膜はCr系の材質、上層膜は金属シリサイド系の材質が用いられる等、要は、下層膜、中間膜及び上層膜は、互いにエッチング特性が異なることを前提として、それぞれ、Cr系の材質、金属シリサイド系の材質又はNi系の材質のいずれか、又はさらに別の材質から選択することができる。
また、物理的に干渉するものでない限り、以上に記載した技術要素を他の実施形態ないし例に適用すること、以上に記載した技術要素を他の実施形態ないし例に係る技術要素と置換すること、以上に記載した技術要素同士を組み合わせること等は、当然に可能であり、これは、本発明が当然に意図するところである。
1A…第1次フォトマスク、1B~1H…第2次フォトマスク、10…第1の領域(遮光部)、11…半透過部、12…第2の領域(位相シフト部、リム部)、13…第3の領域(ハーフトーン部)、2…透明基板、3…半透過膜(ハーフトーン膜、下層膜)、4…半透過膜(位相シフト膜、中間膜)、5…遮光膜(上層膜)、6…レジスト膜、6a…第1の領域、6b…第2の領域、6c…第3の領域、PA…第1次パターン、PB~PD…第2次パターン

Claims (12)

  1. 透明基板の上に、互いにエッチング特性が異なる下層膜、中間膜及び上層膜が積層されたフォトマスクブランクスを準備するフォトマスクブランクス準備工程と、
    フォトマスクブランクスの上にレジスト膜を形成するレジスト膜形成工程と、
    一部に露光量が異なる領域を有する第1次レジストパターンを形成する第1次レジストパターン形成工程と、
    第1次レジストパターンをマスクとして、上層膜の露出部分をエッチングにより除去するとともに、上層膜をマスクとして、中間膜の露出部分をエッチングにより除去する第1次エッチング工程と、
    レジストパターンの一部の領域を除去して第2次レジストパターンを形成する第2次レジストパターン形成工程と、
    第2次レジストパターンをマスクとして、上層膜の露出部分をエッチングにより除去する第2次エッチング工程と、
    下層膜の露出部分のうち、必要な部分を残して不要な部分を除去するパターニング工程とを備え、
    下層膜、中間膜及び上層膜の積層部の第1の領域と、下層膜及び中間膜の積層部の第2の領域と、下層部の単層部の第3の領域とで構成される第1次パターンを形成する
    フォトマスクの製造方法。
  2. 第1次パターンの第1ないし第3の領域の少なくともいずれか1つに対し、膜の少なくとも一部をエッチングにより除去する追加工を行うことにより、第1次パターンからパターン形状が変化した第2次パターンを形成する追加工工程をさらに備える
    請求項1に記載のフォトマスクの製造方法。
  3. 追加工は、中間膜をマスクとして、第1次パターンの第3の領域の下層膜をエッチングにより除去するものである
    請求項2に記載のフォトマスクの製造方法。
  4. 追加工は、上層膜をマスクとして、第1次パターンの第2の領域の中間膜をエッチングにより除去するものである
    請求項2に記載のフォトマスクの製造方法。
  5. 追加工は、第1次パターンの第1の領域の上層膜をエッチングにより除去するものである
    請求項2に記載のフォトマスクの製造方法。
  6. 第1次パターンを単位パターンとして複数形成した状態で、追加工を一部の単位パターンに対して行う
    請求項2に記載のフォトマスクの製造方法。
  7. 異なる種類の追加工を別々の単位パターンに対して行う
    請求項6に記載のフォトマスクの製造方法。
  8. 追加工は、フォトリソグラフィにより製造された被転写基板の、第1次パターンに基づいて形成されたパターンの測定結果に基づいて作成されるパターンデータを用い、第1次パターンをパターニングするものである
    請求項2に記載のフォトマスクの製造方法。
  9. 下層膜、中間膜及び上層膜として、第1次パターンの第1の領域が遮光部、第2の領域が位相シフト部、第3の領域がハーフトーン部として機能するような膜を用いる
    請求項1に記載のフォトマスクの製造方法。
  10. 下層膜として、位相シフト膜又はハーフトーン膜のいずれか一方を用い、
    中間層として、位相シフト膜又はハーフトーン膜のいずれか他方を用い、
    上層膜として、遮光膜を用いる
    請求項9に記載のフォトマスクの製造方法。
  11. 第1次パターンの第2の領域は、遮光部のリム部として機能する
    請求項9に記載のフォトマスクの製造方法。
  12. 互いにエッチング特性が異なる下層膜、中間膜及び上層膜の積層部の第1の領域と、下層膜及び中間膜の積層部の第2の領域と、下層部の単層部の第3の領域とで構成されるパターンを備える
    フォトマスク。
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