JP7474169B2 - 情報処理装置 - Google Patents
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Description
また、画像データ等の情報をサーバ等の他の情報処理装置に送信する場合、送信先の装置の保存先フォルダを指定して送信される場合がある。
このとき、画像データを送信しようとするユーザーが、サーバの保存先フォルダを自己が設定した特定のフォルダに指定したい場合、ユーザーは、そのフォルダが存在する位置までのパス情報を、事前に設定登録するか、あるいは、送信するときにその都度直接入力していた。
また、ユーザー指定のフォルダが存在する位置までのパス情報は、階層が深く、非常に長い文字列からなる場合もあるので、誤入力される可能性も高く、ユーザーの操作負担が非常に大きい。
また、従来の情報処理装置では、情報処理装置を利用する多数のユーザーが、たとえば、同じ部署に属する複数のユーザーである場合、ユーザー指定の保存先フォルダそのものの名前は異なるが、ユーザー指定の保存先フォルダが存在する位置までのパス情報のうち、前半の一部分の文字列が共通する場合があっても、各ユーザーが、その共通する文字列を含め、パス情報の全体を入力する必要があり、保存先フォルダのパス情報を設定する場合のユーザーごとの操作負担は大きかった。
ただし、共通パス部分は、管理者が設定入力するので、各ユーザーが勝手に変更することができず、ユーザーが送信しようとする画像データの格納先のパス情報は、ユーザー認証に利用するユーザーIDとドメインを含むパス情報に固定されているので、ユーザーが、画像データを保存したいフォルダが存在する位置までのパス情報を、自由に、設定入力することができないというが問題があった。
また、この発明は、情報処理装置であるが、情報処理装置としては、パソコン、通信装置、表示装置、画像処理装置、画像形成装置など種々の装置があり、以下の実施形態は、これらの情報処理装置のいずれにも適用可能である。
以下の実施形態では、情報処理装置のうち、画像、図形、文字などの情報が記載された文書を入力し、印刷等の機能を有する画像形成装置について説明する。
以下の実施形態では、画像形成装置に入力された画像データを、画像形成装置の内部の所定のフォルダに保存する場合について説明する。
ただし、保存位置であるフォルダは、画像形成装置の内部に設定されたものに限るものではなく、ネットワークを介して接続されるサーバ等の他の情報処理装置の内部に設定されたフォルダでもよい。
図1に、この発明の画像形成装置の一実施例の構成ブロック図を示す。
画像形成装置(以下、MFP:Multifunction Peripheral、複合機とも呼ぶ)1は、画像データを処理する装置であり、たとえば、複写(コピー)機能、印刷機能、原稿読取(スキャン)機能、原稿編集機能、原稿保存機能、原稿送信(ファックス、FAX)機能、通信機能などを備えた電子機器である。
以下の実施例では、この発明の画像形成装置1は、特に、印刷機能、原稿読取(スキャン)機能を備えるものとして説明するが、これ以外の機能を備えてもよい。
画像処理部14は、主に、画像入力部15、画像形成部16、画像出力部17から構成される。
後述するユーザーによって入力されたデータが記憶される保存宛先フォルダは、これらの複数のフォルダの中のいずれかのフォルダである。
CPUは、ROM等に予め格納された制御プログラムに基づいて、各種ハードウェアを有機的に動作させて、この発明の画像形成機能、保存フォルダ生成機能などを実行する。
ユーザーが操作するキーとしては、動作開始キー、機能選択キー、設定キーなどがある。
ユーザーは、たとえば、タッチパネルや読取動作の開始キーを入力する操作をすることによって、コピー機能、システムパス設定機能、ユーザー登録機能などを実行させる。
ユーザー登録機能では、タッチパネルや所定の選択キーを入力する操作をすることによって、ユーザーIDなどの情報や、ユーザーの初期保存宛先情報(保存宛先フォルダパス)の設定入力などを行う。
表示部13には、たとえば、画像形成装置の印刷等に利用する設定項目の設定や、原稿読取機能等を実行するのに必要な情報や、選択した機能の操作画面などが、文字、記号、図形、画像、アイコン、アニメーション、動画等を用いて、表示される。
また、後述するように、保存宛先フォルダに至るまでの複数のフォルダの関係を階層構造で示した図式画面も、表示部13に表示される。
この図式画面は、後述するカスタム宛先を初期設定するために利用される。
たとえば、ユーザーが、操作部12によって、図式画面に表示された複数のフォルダの中から、データを記憶する保存位置としたいフォルダを選択入力することによって、カスタム宛先が初期設定される。
主として、画像入力部15は、所定の画像データを入力する部分であり、画像形成部16は、入力された画像データを印刷等することのできる情報に変換する部分であり、画像出力部17は、形成された印刷情報等を印刷用紙等に出力する部分である。
画像入力部15としては、情報が記載された原稿を読み取るスキャナ(読取装置)を用いる。
画像形成装置1は、原稿を読み取るために、原稿が載置される原稿載置台(原稿台)と、原稿を抑える原稿カバーとを備える。
また、画像形成装置1は、複数枚の原稿を載置して、複数の原稿を1枚ずつ自動的に搬送して読み取る自動原稿送り装置(ADF:Automatic Document Feeder)を備えてもよい。
この場合、画像等が記載された原稿をスキャナで読み取り、原稿の画像データ(入力画像データ)を、記憶部50に記憶する。
たとえば、USBメモリなどの外部の記憶媒体を接続するインタフェースが、画像入力部15に該当する。
入力したい画像情報などの電子データファイルを、USBメモリなどの外部の記憶媒体に保存しておき、USBメモリ等をUSB端子などの入力インタフェースに接続し、操作部12で所定の入力操作を行うことによって、USBメモリ等に保存された所望の電子データファイルを読み出して、記憶部50に、入力画像データとして記憶してもよい。
現像工程では、トナーカートリッジからトナーを現像装置に補給し、帯電した感光体ドラムの表面に形成された静電潜像が現像され、静電潜像に対応したトナー像が形成される。感光体ドラムの表面に形成されたトナー像は転写装置によって記録媒体上に転写され、その後、定着装置によって加熱されることにより記録媒体上に定着させられる。
また、画像形成部16は、入力画像データを転送や表示できる形態の情報に変換する。
ただし、入力画像データの出力は、印刷に限るものではなく、スキャンされた原稿の入力画像データの記憶、スキャンされた原稿の入力画像データのFAX送信なども含まれる。
たとえば、パソコン、携帯端末、サーバなどの情報処理装置から転送されてきた電子データファイルを受信する。
また、この発明の画像形成装置1で生成された入力画像データを、画像形成装置1に接続された外部記憶装置(USBメモリなど)に転送したり、ネットワークを介して、原稿を入力したユーザー所有のパソコンやサーバなどの情報処理装置に送信したりする。
この場合、通信部18は、入力された画像データの保存先として保存宛先フォルダを指定して、入力された画像データ等を、他の情報処理装置に送信する。
画像形成装置から送信され他の情報処理装置において受信された画像データは、他の情報処理装置の記憶部に設定された複数のフォルダのうち、保存宛先フォルダに記憶される。
システムパス情報は、画像形成装置を利用するすべてのユーザーに対して共通の初期パス情報であり、すべてのユーザーが保存位置として利用することのできるフォルダまでの階層経路を示した情報である。
システムパス情報を、システムデフォルト、または、デフォルト宛先フォルダパスとも呼ぶ。
たとえば、システムパス情報(システムデフォルト)のみが、保存宛先フォルダパスとなる場合や、システムパス情報(システムデフォルト)と後述するカスタム宛先とを組み合わせたパス情報が、保存宛先フォルダパスとして設定される。
ここで、後述するように、記号「/」は、フォルダの階層構造の階層の区切りを表し、「A株式会社」が最上層のフォルダであり、「A事業部」は、「A株式会社」の直下のフォルダを意味し、「A部」は、「A事業部」の直下のフォルダを意味する。
たとえば、後述するように、システムパス情報の設定画面を表示させて、管理担当者が、システムパス情報を構成する文字列を、直接入力する。
あるいは、入力操作を容易にするために、画像形成装置の保存フォルダの階層構造を、アイコン等を使用して図式表示させ、所望のフォルダのアイコンを選択入力することによって、システムパス情報(システムデフォルト)を設定する。
ただし、システムパス情報は、画像形成装置を利用する複数のユーザーの同意の下で、権限を取得したユーザーが設定できるようにしてもよい。
システムパス情報の具体例については、後述する図3や図6等を用いて説明する。
具体的には、ユーザーが予め決めた保存宛先フォルダまでの階層構造を示す保存宛先フォルダパスの一部あるいは全部となる初期保存宛先情報を、ユーザーごとに設定する。
初期保存宛先情報は、後述するように、ユーザー登録情報の入力画面を表示させて、ユーザーまたは管理担当者によって選択入力される。
また、ユーザーに関係する画像データが入力された場合、原則として、この保存宛先フォルダパスによって特定される保存宛先フォルダに、入力されたユーザーに関係する画像データが、記憶される。
後述するように、初期保存宛先情報として、システムパス情報のみが選択された場合は、システムパス情報に設定されたパスによって特定されるフォルダが、保存宛先フォルダとして生成され、画像データの保存先となる。
ユーザーIDは、初期設定されるユーザー識別情報の1つであり、記憶部に予め設定された複数のフォルダの中に、ユーザーIDを特定できるIDフォルダが含まれるものとする。
後述するように、初期保存宛先情報として、システムパス情報(システムデフォルト)と、ユーザーIDとから構成された情報が選択された場合は、システムパス情報にユーザーIDが追加されたパスによって特定されるフォルダ(IDフォルダ)が、保存宛先フォルダとして生成され、画像データの保存先となる。
ユーザー初期パス情報(カスタム宛先)は、各ユーザーによって初期設定されるユーザー固有のパス情報である。
初期保存宛先情報として、ユーザー初期パス情報(カスタム宛先)が選択された場合は、そのカスタム宛先が、保存宛先フォルダまでの初期パス情報に含められる。
また、カスタム宛先には、初期設定されたユーザーIDを特定できるIDフォルダから保存宛先フォルダまでの階層構造を示すパス情報が含まれるように、設定してもよい。
初期保存宛先情報の選択入力の具体例については、後述する図7等を用いて説明する。
この発明では、特に、その階層構造の一部に、ユーザーパス設定部22によって初期設定された初期パス情報を含んだ保存宛先フォルダパスが生成される。
この保存宛先フォルダパスにより、ユーザーが保存しようとする画像データを記憶するフォルダの位置が特定される。
また、初期保存宛先情報が、システムパス情報(システムデフォルト)と、ユーザー初期パス情報(カスタム宛先)とからなる情報の場合、保存宛先フォルダパスは、システムパス情報とカスタム宛先とを組み合わせたパス情報として生成される。
ユーザー識別情報は、画像形成装置を利用するユーザーを識別し、ユーザーの認証処理をするための情報であり、たとえば、ユーザー名、ユーザーID、パスワードなどの情報が含まれる。
ユーザー識別情報は、後述するユーザー登録情報の一つとして記憶されるものとする。
ユーザー認証処理では、記憶されているユーザー識別情報と、入力されたユーザー識別情報とを照合し、ユーザー認証に成功した場合に、コピー機能等が実行できる状態となる。
特に、ユーザーによって、そのユーザーに関係するデータが画像形成装置に入力された場合に、保存フォルダパス生成部23によって生成された保存宛先フォルダパスを利用して、ユーザーによって入力されたデータを、保存宛先フォルダに記憶させる。
たとえば、ユーザーがスキャナで読み取らせた画像データを、ユーザーが初期保存宛先情報に設定したパス情報から生成された保存宛先フォルダパスで特定される保存宛先フォルダの中に保存する。
記憶部50には、たとえば、入力画像データ51、ユーザー登録情報52、システムパス情報53、ユーザーパス設定情報54、保存宛先情報55などが記憶される。
図2から図4と、図10に、記憶部50に記憶される情報の一実施例の説明図を示す。
入力画像データ51は、上記したように、画像入力部15によって入力された画像データである。
入力画像データ51は、たとえば、画像形成装置の記憶部50を構成するハードディスク(HDD)に設定された保存フォルダに記憶されるが、ユーザーによって、画像データを保存する宛先までのパス情報(保存宛先フォルダパス)が初期設定されている場合は、そのパス情報で位置が特定される保存宛先フォルダに、画像データが格納される。
複数の保存フォルダが、図5に示すように、階層的な関係性を持って、予め設定されているものとする。
たとえば、最上位の階層のフォルダが「A株式会社」であり、その直下の2番目の階層のフォルダには、「A事業部」、「B事業部」、「C事業部」などが設定されている。
IDフォルダのフォルダ名には、ユーザーIDが付与されるものとするが、ユーザー名など、ユーザーを特定することのできる情報を付与してもよい。
図5において、ユーザーIDがID001のユーザーの「ID001」フォルダ直下の5番目の階層のフォルダには、「決裁書」、「企画書」、「週報」などが設定され、さらに「決裁書」フォルダの下位にある6番目の階層のフォルダには、「捺印済」、「捺印前」、「ドラフト」などが設定されているものとする。
また、階層の区切りである記号「/」の左のフォルダが上位のフォルダであり、記号「/」の右のフォルダが下位のフォルダを表すものとする。
ただし、階層の区切りとして、他の記号を用いてもよく、フォルダの階層構造を示す形式も、必ずしも、上記の表現形式で表す必要はなく、使用する多数の画像形成装置やサーバ等で統一した表現形式を用いればよく、同じ会社や組織で統一した表現形式を決めて使用すればよい。
画像形成装置が設置されている会社や部署等によって、独自の階層構造とフォルダ名を設定すればよい。
また、フォルダ名には、ユーザーIDや書類の分類名の他に、ユーザーが独自に定義した任意の文字列を使用してもよい。
ユーザー登録情報52は、画像形成装置を利用するユーザーに関する情報であり、ユーザーによって、入力される。
図2に、ユーザー登録情報52の一実施例を示す。
図2のユーザー登録情報52では、ユーザー名、ユーザーID、パスワード、ユーザーの初期保存宛先情報、ユーザー初期パス情報(カスタム宛先)からなるものを示している。
この中で、ユーザー名、ユーザーID、パスワードは、ユーザーを識別する情報(ユーザー識別情報)であり、たとえば、ユーザーID、パスワードは、ユーザーが画像形成装置を利用しようとするときに、ユーザー認証処理で利用される。
ユーザーを識別する情報(ユーザー識別情報)としては、これ以外の個人情報を記憶してもよい。
ユーザー初期パス情報(カスタム宛先)は、ユーザーが設定入力した保存宛先フォルダの位置(パス情報)を示した情報であり、ユーザー登録情報52の初期設定をするときに、ユーザーによって入力される。
ユーザーの初期保存宛先情報と、ユーザー初期パス情報とによって、ユーザーが指定した保存宛先フォルダまでのパス情報(保存宛先フォルダパス)が決定される。
たとえば、図4や図7に示すように、ユーザーの初期保存宛先情報は、選択番号1のシステムパス情報(システムデフォルト)のみからなる情報、選択番号2のシステムパス情報(システムデフォルト)とユーザーIDからなる情報、選択番号3のシステムパス情報(システムデフォルト)とカスタム宛先からなる情報、選択番号4のカスタム宛先のみからなる情報の4種類とする。
これにより、ユーザー名がUS003のユーザーが設定した保存宛先フォルダパスは、システムパス情報のみによって生成されることを意味する。
これにより、ユーザー名がUS004のユーザーが設定した保存宛先フォルダパスは、システムパス情報とユーザーID(ID004)とを組み合わせたものとして生成されることを意味する。この場合、フォルダ名にユーザーIDが付与されたIDフォルダが予め存在するものとする。
これにより、ユーザー名がUS001のユーザーが設定した保存宛先フォルダパスは、システムパス情報とカスタム宛先とを組み合わせたものとして生成されることを意味する。
これにより、ユーザー名がUS005のユーザーが設定した保存宛先フォルダパスは、カスタム宛先のみによって生成されることを意味する。
図7に、表示部13に表示されるユーザー登録情報の入力画面の一実施例の説明図を示す。
図7では、ユーザー識別情報の入力欄と、ユーザーの初期保存宛先情報の選択欄(保存宛先フォルダパスの選択)と、カスタム宛先の入力欄を設けている。
初期保存宛先情報の選択欄には、「システムデフォルトを使用する」など、上記した4種類のパス候補の情報が表示され、各情報の左横には、選択入力用の○印を表示している。
この○印を選択入力することにより、所望の初期保存宛先情報を選択する。
また、初期保存宛先情報の選択欄において、所望の初期保存宛先情報に対応する○印を選択入力する。
さらに、「システムデフォルト+カスタム宛先」、または「カスタム宛先」を選択した場合は、カスタム宛先の入力欄に、ユーザーが、パス情報を入力する。
これによれば、カスタム宛先の入力が容易にでき、誤入力を防止できる。
ここでは、「捺印済」という名前のフォルダが、ユーザーが入力した画像データを記憶させる保存宛先フォルダとなる。
ユーザーの認証処理では、たとえば、ユーザー登録情報として記憶したユーザーIDとパスワードを使用すればよい。
図8に、表示部に表示されるユーザー認証情報の入力画面の一実施例の説明図を示す。
ここでは、ユーザー認証情報として、ユーザーIDに「ID001」を入力し、パスワードに「ABC」を入力した状態を示している。
その後、「ログイン」という表示領域を選択入力することにより、入力されたユーザーIDとパスワードと、すでに記憶されているユーザー登録情報の中のユーザーIDとパスワードとが比較され、ユーザー認証が行われる。
ユーザー認証に成功した後、画像形成装置の機能が使用できるようになる。
システムパス情報53は、上記したように、システムパス設定部21によって設定された情報である。
システムパス情報(システムデフォルト)53は、画像形成装置を利用する多数のユーザーが、画像データの保存先のパス情報としてよく利用する共通のパスを設定したものであり、たとえば、会社の特定の部署ごとに予め設定してもよい。
図3では、5つのシステムパス情報(システムデフォルト)53を示している。
図3において、たとえば、1番目のシステムパス情報(システムデフォルト)の「A株式会社/A事業部/A部」は、「A部」に属するユーザーが画像データを保存するフォルダまでの共通のパスを、初期のシステムパス情報として予め設定したものである。
また、2番目のシステムパス情報(システムデフォルト)の「A株式会社/B事業部」は、「B事業部」に属するユーザーが画像データを保存するフォルダまでの共通のパスを、初期のシステムパス情報として予め設定したものである。
1つのシステムパス情報53のみが設定記憶されている場合は、そのシステムパス情報が使用される。
だだし、図3のように、複数のシステムパス情報53が設定記憶されている場合は、複数のシステムパス情報の中から、ユーザーが選択入力した1つのシステムパス情報が使用される。
図6に、表示部に表示されるシステムパス情報の設定画面の一実施例の説明図を示す。
図6において、デフォルトフォルダパスと表示された右横の枠内に、管理担当者が設定しようとするシステムパス情報(システムデフォルト)を入力する。
図6では、システムパス情報(システムデフォルト)として、「A株式会社/A事業部/A部」を入力した状態を示している。
ユーザーパス設定情報54は、ユーザーが選択可能な複数の初期保存宛先情報に相当する情報を、予め記憶したものである。
上記したように、ユーザーが選択した初期保存宛先情報の選択番号に対応づけられた情報を利用して、保存宛先フォルダパスが生成される。
図4では、4種類の初期保存宛先情報に相当する情報を示しており、ユーザーは、これらの4通りの選択パターン(バリエーション)の中から、所望の初期保存宛先情報を選択することができる。
図4において、ユーザーパス設定情報54は、システムパス情報(システムデフォルト)と、ユーザーIDと、ユーザー初期パス情報(カスタム宛先)とからなり、選択番号ごとに、利用する情報の組合せの有無を示している。組合せの有無を、「○」と「×」で示している。
すなわち、選択番号1の初期保存宛先情報が選択された場合には、システムデフォルトのみを利用して、保存宛先フォルダパスが生成される。
選択番号2の初期保存宛先情報が選択された場合には、システムデフォルトとユーザーIDとを利用して、保存宛先フォルダパスが生成される。
この場合、図5に示す保存フォルダの階層構造では、システムデフォルトのパス情報の後にユーザーIDを追加したパスを、保存宛先フォルダパスとして生成する。
選択番号3の初期保存宛先情報が選択された場合には、システムデフォルトとカスタム宛先とを利用して、保存宛先フォルダパスが生成される。
この場合、図5に示す保存フォルダの階層構造では、システムデフォルトのパス情報の後にカスタム宛先を追加したパスを、保存宛先フォルダパスとして生成する。
選択番号4の初期保存宛先情報が選択された場合には、ユーザーが入力したカスタム宛先を利用して、保存宛先フォルダパスが生成される。
この場合、図5に示す保存フォルダの階層構造では、カスタム宛先のみからなるパスを、保存宛先フォルダパスとして生成する。
なお、ユーザーパス設定情報54は、図4に示した4種類に限定するものではなく、保存フォルダの階層構造やフォルダ名等を考慮して、他の種類の情報を、予め設定してもよい。
保存宛先情報55は、保存フォルダパス生成部23によって生成された保存宛先フォルダパスを記憶した情報である。
図10に、保存宛先情報の一実施例の説明図を示す。
図10の保存宛先情報55では、選択された初期保存宛先情報ごとに、生成される保存宛先情報の実施例を示している。
図10では、保存宛先情報55として、保存宛先フォルダパスと保存宛先フォルダからなるものを示している。
ここで、選択されたシステムデフォルトが、「A株式会社/A事業部/A部」であり、ユーザーによって入力されたユーザー初期パス情報であるカスタム宛先が「/ID001/決裁書/捺印済」であり、ユーザーIDが「ID001」であったとする。
図9では、図7のユーザー登録情報の入力画面で「システムデフォルト+カスタム宛先」を選択入力した場合の保存宛先フォルダパスを表示している。
ここで、システムデフォルトが「A株式会社/A事業部/A部」であり、カスタム宛先が「/ID001/決裁書/捺印済」であり、このシステムデフォルトとカスタム宛先を合成して作成された保存宛先フォルダパスが、「A株式会社/A事業部/A部/ID001/決裁書/捺印済」である。
この表示された保存宛先フォルダパスが、ユーザーの意図した保存宛先フォルダを指定したものである場合、たとえば、ユーザーが、「スキャン」の表示領域を選択入力することによって、原稿の読取処理が開始される。
(実施例1:記憶されたシステムデフォルトが1つの場合)
ここでは、記憶されているシステムパス情報(システムデフォルト)が1つの場合について説明する。
画像形成装置において、保存宛先フォルダを初期設定するために、システムパス情報の設定要求と、ユーザー登録情報の設定要求がされるものとする。
原則として、システムパス情報の設定要求は、管理担当者が行い、ユーザー登録情報の設定要求は、各ユーザーが行う。
図15のステップS1において、制御部11は、システムパス情報の設定要求が入力されたか否かをチェックし、システムパス情報の設定要求がされた場合は、ステップS2に進み、そうでない場合は、ステップS5に進む。
図15のステップS5において、制御部11は、ユーザー登録情報の設定要求が入力されたか否かをチェックし、ユーザー登録情報の設定要求がされた場合は、ステップS6に進み、そうでない場合は、ステップS1に戻る。
ここで、たとえば、図6に示したような表示画面を表示する。
管理担当者が、システムパス情報の設定画面の所定の入力枠内に、システムパス情報を入力する。
システムパス情報は、文字列を直接入力してもよいが、図5のような保存フォルダの階層構造を図式表示して、システムパス情報としたい最下層のフォルダを選択入力してもよい。この選択入力により、最下層のフォルダまでのパス情報が、システムパス情報システムの入力枠内に表示されるようにする。
入力が終了すれば、管理担当者が、図示しない設定終了キーや、設定終了の表示領域を選択入力する。
ステップS4において、入力されたシステムパス情報53を、記憶部50に記憶する。その後、ステップS1に戻る。
図15では、1つのシステムパス情報のみが設定され記憶されるものとする。
ここで、たとえば、図7に示したような表示画面を表示する。
ユーザーが、ユーザー登録情報の入力画面の所定の枠内に、ユーザー識別情報(ユーザー名、ユーザーID、パスワード)を入力する。
さらに、ユーザーの初期保存宛先情報を、4つの選択肢から、選択入力する。
図7では、「システムデフォルト+カスタム宛先」を選択した状態を示している。
カスタム宛先は、文字列を直接入力してもよいが、図5のような保存フォルダの階層構造を図式表示して、カスタム宛先としたい最下層のフォルダを選択入力してもよい。この選択入力により、システムデフォルト部分を除いたパス情報が、カスタム宛先の入力枠内に表示されるようにする。
この場合は、システムデフォルトは採用しないので、最上位のフォルダから保存宛先フォルダまでのパス情報を入力する。
入力が終了すれば、図示しない設定終了キーや、設定終了の表示領域を選択入力する。
ステップS8において、ユーザーの初期保存宛先情報が選択入力されていることをチェックし、必要な場合は、カスタム宛先が入力されていることをチェックする。
ステップS9において、ユーザー識別情報とユーザーの初期保存宛先情報の入力が終了し、ユーザー登録情報の入力項目が全て入力済みの場合は、ステップS10に進み、そうでない場合は、ステップS7に戻り、ユーザー登録情報が入力されるのを待つ。
その後、図16のステップS21に進む。
ステップS22からS25において、ユーザーの初期保存宛先情報が、4つの選択肢のうち、いずれが選択されたかをチェックする。
ステップS23において、「システムデフォルト+ユーザーID」が選択された場合は、ステップS27に進み、そうでない場合は、ステップS24に進む。
ステップS24において、「システムデフォルト+カスタム宛先」が選択された場合は、ステップS28に進み、そうでない場合は、ステップS25に進む。
ステップS25において、「カスタム宛先」のみが選択された場合は、ステップS29に進み、そうでない場合は、ステップS22に戻る。
ステップS27において、記憶部50に記憶されているシステムデフォルトとユーザーIDからなるパスを、保存宛先フォルダパスに設定し、処理を終了する。
ステップS28において、記憶部50に記憶されているシステムデフォルトとカスタム宛先からなるパスを、保存宛先フォルダパスに設定し、処理を終了する。
ステップS29において、記憶部50に記憶されているカスタム宛先を、保存宛先フォルダパスに設定し、処理を終了する。
ユーザーの意図したものでない場合は、再度、ユーザー登録情報の設定をやり直せばよい。
設定された保存宛先フォルダパスは、ユーザー識別情報と対応付けて、ユーザーごとに、記憶部50に記憶してもよい。
以後、ユーザーが、入力された画像データを保存するとき、明示的に保存先のフォルダを変更しない限り、その入力画像データは、ユーザーが初期設定した上記の保存宛先フォルダに保存される。
また、ユーザー独自に設定した保存宛先フォルダパスを記憶しておくことにより、固定されたシステムデフォルトやユーザーIDを用いて設定した保存宛先フォルダを、その都度、ユーザーの所望のフォルダに変更させる頻度を減らすことができ、画像データの保存位置を設定入力するときのユーザーの操作負担を軽減できる。
ここでは、記憶されるシステムパス情報(システムデフォルト)が複数の場合について説明する。
複数のシステムパス情報(システムデフォルト)が、画像形成装置に設定されている場合は、ユーザーが、複数のシステムパス情報の中から、所望の1つのシステムパス情報を選択する。
たとえば、図3に示したように、5つのシステムパス情報が記憶されている場合は、ユーザーは、これらのシステムパス情報の中から、所望のシステムパス情報を選択する。
図17と図18において、上記した図15と図16に示したステップと同じ処理をするステップには、図15と図16と同じ番号を付与している。
すなわち、図17のステップS1において、システムパス情報の設定要求が入力されたか否かをチェックし、システムパス情報の設定要求がされた場合は、ステップS2に進み、図17のステップS5において、ユーザー登録情報の設定要求が入力されたか否かをチェックし、ユーザー登録情報の設定要求がされた場合は、ステップS6に進み、そうでない場合は、ステップS1に戻る。
管理担当者が、システムパス情報の設定画面の所定の入力枠内に、システムパス情報を入力する。
1つ目のシステムパス情報を1つ目の入力枠内に入力した後、2つ目のシステムパス情報を入力したい場合は、たとえば、図示しない情報追加を意味する表示領域を選択入力して、システムパス情報を入力可能な2つ目の入力枠を表示させる。
管理担当者は、この表示された2つ目の入力枠内に、2つ目のシステムパス情報を入力する。
さらに、3つ以上の複数のシステムパス情報を入力したい場合は、同様の操作を繰り返し、システムパス情報を入力可能な新たな入力枠を表示させて、複数のシステムパス情報を入力する。
ここで、複数個のシステムパス情報が入力された場合は、たとえば、図11に示したような表示画面が表示される。
また、同様に、システムパス情報は、図5のような保存フォルダの階層構造を図式表示して、システムパス情報としたい最下層のフォルダを選択入力してもよい。
入力が終了すれば、管理担当者が、図示しない設定終了キーや、設定終了の表示領域を選択入力する。
ステップS31において、入力された複数個のシステムパス情報53を、記憶部50に記憶する。その後、ステップS1に戻る。
図17では、複数個のシステムパス情報が設定され記憶されるものとする。
ここで、たとえば、図12に示したような表示画面を表示する。
図12では、図7と異なり、複数個のシステムパス情報が設定されているので、複数個のシステムパス情報のうち、所望の1つのシステムパス情報(システムデフォルト)を選択するための選択枠が表示される。
さらに、ユーザーの初期保存宛先情報を、4つの選択肢から、選択入力する。
また、4つの選択肢のうち、「システムデフォルト」を含む3つの選択肢のいずれかを選択した場合は、上記したシステムパス情報の選択枠から、所望の1つのシステムパス情報(システムデフォルト)を選択入力する。
また、「システムデフォルト+カスタム宛先」の右横のカスタム宛先の入力枠内に、システムデフォルト部分を除いて、画像データを記憶させたい保存宛先フォルダまでのパス情報を入力する。
ただし、図5のような保存フォルダの階層構造を図式表示して、カスタム宛先としたい最下層のフォルダを選択入力してもよい。
入力が終了すれば、ユーザーが、図示しない設定終了キーや、設定終了の表示領域を選択入力する。
ステップS32において、ステップS8と同様に、ユーザーの初期保存宛先情報が選択入力されていることをチェックし、必要な場合は、複数の「システムデフォルト」から、1つのシステムデフォルトが選択入力されていることと、カスタム宛先が入力されていることをチェックする。
その後、図18のステップS21に進む。
ステップS41において、選択されたユーザーの初期保存宛先情報が、「システムデフォルト」を含むものか否かをチェックし、「システムデフォルト」を含む場合は、ステップS42に進み、そうでない場合は、ステップS25に進む。
ステップS42において、複数のシステムパス情報(システムデフォルト)の中から選択されたシステムデフォルトを、システムデフォルトパスに設定する。
さらに、図16と同様に、ステップS26からS29において、選択されたユーザーの初期保存宛先情報に対応して、保存宛先フォルダパスを設定する。
ステップS23において、「システムデフォルト+ユーザーID」が選択された場合は、ステップS27に進み、そうでない場合は、ステップS24に進む。
ステップS24において、「システムデフォルト+カスタム宛先」が選択された場合は、ステップS28に進み、そうでない場合は、ステップS25に進む。
ステップS25において、「カスタム宛先」のみが選択された場合は、ステップS29に進み、そうでない場合は、処理を終了する。
ステップS27において、設定されたシステムデフォルトパスとユーザーIDからなるパスを、保存宛先フォルダパスに設定し、処理を終了する。
ステップS28において、設定されたシステムデフォルトパスとカスタム宛先からなるパスを、保存宛先フォルダパスに設定し、処理を終了する。
ステップS29において、記憶部50に記憶されているカスタム宛先を、保存宛先フォルダパスに設定し、処理を終了する。
なお、実施例1と同様に、設定された保存宛先フォルダパスをユーザーに確認してもらうために、設定された保存宛先フォルダパスを、表示部13に表示してもよい。
以後、ユーザーが、入力された画像データを保存するとき、明示的に保存先のフォルダを変更しない限り、その入力画像データは、ユーザーが初期設定した上記の保存宛先フォルダに保存される。
ここでは、ユーザーが初期設定した保存宛先フォルダを変更する場合について説明する。
上記したような図7の表示画面を用いて、ユーザーが保存宛先フォルダを初期設定した後に、画像形成装置の使用状況や保存フォルダの使用頻度等が変化し、初期設定した保存宛先フォルダを変更したい場合がある。
ユーザーが初期設定した保存宛先フォルダを変更したい場合は、たとえば、表示部13に、図13示す保存宛先フォルダの表示画面を表示させて、保存宛先フォルダを変更すればよい。
たとえば、図示しない画像形成装置の機能設定画面で、ユーザーが「保存宛先フォルダの読み出し」を意味する表示領域を選択入力することによって、保存宛先フォルダの表示画面を表示させる。
保存宛先フォルダの表示画面には、ユーザーが初期設定した現在の保存宛先フォルダパスが表示される。
また、初期設定した現在の保存宛先フォルダが、「A事業部」であることが、アイコンで表示されている。
図14に、保存宛先フォルダの変更をする場合の表示画面の一実施例の説明図を示す。
図14において、保存宛先フォルダを、「A事業部」から、「週報」に変更する場合を示している。
この後、変更を確定するために、「OK」の表示領域を選択入力することにより、保存宛先フォルダが「週報」に変更され、記憶される。
これにより、ユーザーは、容易に、初期設定した保存宛先フォルダを変更することができる。
図19に、画像読取処理の一実施例のフローチャートを示す。
ここでは、上記のように、ユーザーが、保存宛先フォルダの初期設定をした後、画像形成装置において、所望の原稿を読み取らせ、読み取った入力画像データを、初期設定された保存宛先フォルダに記憶させる処理について説明する。
また、特に、ユーザーが保存宛先フォルダの初期設定をしたときに、ユーザー初期保存宛先情報として、「システムデフォルト+カスタム宛先」が選択され、カスタム宛先が設定入力されている場合の画像読取処理について説明する。
図19のステップS51において、原稿の読取要求が入力されたか否かをチェックする。
ステップS52において、原稿の読取要求が入力された場合には、ステップS53に進み、そうでない場合は、ステップS51に戻る。
たとえば、図8に示したようなユーザー認証画面を表示させる。
ユーザーは、このユーザー認証画面に対し、ユーザー識別情報(ユーザーID、パスワード)を入力する。
ステップS54において、ユーザー識別情報(ユーザーID、パスワード)が入力されたことをチェックし、入力されている場合は、ステップS55において、ユーザー認証処理を実行する。
ステップS56において、両者のユーザー識別情報が一致し、ユーザー認証に成功した場合は、ステップS57に進み、そうでない場合は、ステップS53に戻り、ユーザー識別情報(ユーザーID、パスワード)の再入力を求める。
たとえば、図2に示したように記憶されているユーザー登録情報52を利用して、入力されたユーザーIDに対応付けられたユーザー初期パス情報(カスタム宛先)を取得する。
ステップS58において、記憶部50に記憶されているシステムパス情報(システムデフォルト)53を取得する。
ここでは、上記したように、取得したシステムデフォルトとカスタム宛先とを合成して、保存宛先フォルダパスを生成する。
ステップS60において、生成した保存宛先フォルダパスを、表示部13に表示する。
たとえば、図9に示したような表示画面を表示させ、ユーザーに、画像データを記憶させようとするフォルダが、この保存宛先フォルダでよいか否かを確認してもらう。
表示された保存宛先フォルダと異なるフォルダに画像データを保存させたい場合は、たとえば、ユーザーは、保存宛先フォルダパスの入力枠の表示領域を選択入力し、上記した図14のような画面を表示させて、保存宛先フォルダパスを変更させる処理をすればよい。
ステップS62において、読取開始が入力された場合は、ステップS63に進み、そうでない場合は、ステップS61に戻る。
ステップS63において、原稿の読取処理を実行する。
これにより、原稿が読み取られ、読取画像データが生成される。
ステップS65において、読取画像データを、生成された保存宛先フォルダパスで示す保存宛先フォルダに移動記憶して、処理を終了する。
以上のようにして、読み取られた原稿の画像データが、ユーザーによって初期設定された保存宛先フォルダに記憶される。
(その他の実施例1:新しい保存宛先フォルダの作成)
上記実施例では、図5のような階層構造を持つフォルダが予め設定されていて、このフォルダの中から、保存宛先フォルダを選択入力するようにしていた。
ただし、ユーザーのカスタム宛先を設定しようとする場合などにおいて、既存のフォルダではなく、新しいフォルダをカスタム宛先に設定したい場合もある。
そこで、たとえば、図7のユーザー登録情報の入力画面で、カスタム宛先の入力欄の近くに、「新規フォルダ作成」というような選択領域を表示させる。
新しいフォルダを含むカスタム宛先が入力された場合は、フォルダの階層構造に、入力された新しいフォルダを追加する。
すでに上記したように、読取画像データなどの入力データを、画像形成装置の記憶部に設定された保存宛先フォルダに記憶するのではなく、入力データを、画像形成装置からサーバなどの他の情報処理装置に送信し、他の情報処理装置に予め設定されている保存宛先フォルダに記憶してもよい。
この場合、上記した実施例で説明した画像形成装置の保存宛先フォルダを、他の情報処理装置の保存宛先フォルダに読み替えればよい。
入力された読取画像データの保存先として他の情報処理装置の保存宛先フォルダを指定するために、読取画像データを他の情報処理装置に送信する場合、たとえば、読取画像データとともに、ユーザーの初期設定した保存宛先フォルダパスを送信する。
他の情報処理装置では、受信した保存宛先フォルダパスで示される保存宛先フォルダに、読取画像データを記憶すればよい。
この場合は、読取画像データを他の情報処理装置に送信するときに、読取画像データとともに、ユーザー名を送信し、他の情報処理装置では、受信したユーザー名に対応付けて記憶されている保存宛先フォルダパスで示される保存宛先フォルダに、読取画像データを記憶すればよい。
11 制御部、
12 操作部、
13 表示部、
14 画像処理部、
15 画像入力部、
16 画像形成部、
17 画像出力部、
18 通信部、
21 システムパス設定部、
22 ユーザーパス設定部、
23 保存フォルダパス生成部、
24 ユーザー識別情報設定部、
25 データ保存実行部、
50 記憶部、
51 入力画像データ、
52 ユーザー登録情報、
53 システムパス情報、
54 ユーザーパス設定情報、
55 保存宛先情報
Claims (6)
- 入力されたデータを記憶させる保存宛先フォルダまでの初期パス情報を、ユーザーごとに初期設定するユーザーパス設定部と、
前記保存宛先フォルダまでの階層構造を示す保存宛先フォルダパスであって、その階層構造の一部に前記初期パス情報を含んだ保存宛先フォルダパスを生成する保存フォルダパス生成部と、
ユーザーによって、そのユーザーに関係するデータが入力された場合に、前記生成された保存宛先フォルダパスを利用して、前記ユーザーによって入力されたデータを、前記保存宛先フォルダに記憶させるデータ保存実行部とを備え、
前記初期パス情報に、各ユーザーによって初期設定されるユーザー固有のパス情報であるカスタム宛先が含まれ、
所定の階層構造で関係付けられた複数のフォルダが予め設定された記憶部をさらに備え、ユーザーによって入力されたデータが記憶される前記保存宛先フォルダは、前記複数のフォルダの中のいずれかのフォルダであることを特徴とする情報処理装置。 - ユーザーIDを含むユーザー識別情報を初期設定するユーザー識別情報設定部をさらに備え、
前記カスタム宛先には、前記初期設定されたユーザーIDを特定できるIDフォルダから前記保存宛先フォルダまでの階層構造を示すパス情報が含まれることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - データを記憶させる保存宛先フォルダまでのパス情報として、情報処理装置を利用するユーザーに対して共通のパス情報であるシステムパス情報を初期設定するシステムパス設定部をさらに備え、
前記保存宛先フォルダパスが、前記システムパス情報と前記カスタム宛先とを組み合わせたパス情報として生成されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 操作部と、表示部をさらに備え、
前記表示部に、前記保存宛先フォルダに至るまでの複数のフォルダの関係を階層構造で示した図式画面を表示させ、
ユーザーが、前記操作部によって、図式画面に表示された複数のフォルダの中から、データを記憶する保存位置としたいフォルダを選択入力することによって、前記カスタム宛先が初期設定されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - ネットワークを介して他の情報処理装置にデータを送信する通信部をさらに備え、
前記他の情報処理装置は、所定の階層構造で関係付けられた複数のフォルダが予め設定された記憶部を有し、
前記保存宛先フォルダは、前記他の情報処理装置の記憶部に予め設定されたフォルダであり、
前記通信部が、前記入力されたデータの保存先として前記保存宛先フォルダを指定して、前記入力されたデータを前記他の情報処理装置に送信し、前記他の情報処理装置において受信されたデータが、前記記憶部の保存宛先フォルダに記憶されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の情報処理装置。 - 情報処理装置の保存宛先管理方法であって、
前記情報処理装置が、所定の階層構造で関係付けられた複数のフォルダが予め設定された記憶部を備え、
ユーザーが、前記記憶部の複数のフォルダのうち、所望のフォルダを選択入力した場合に、前記選択入力されたフォルダを、入力されたデータを記憶させようとする保存位置である保存宛先フォルダとするために、前記保存宛先フォルダまでの初期パス情報を、ユーザーごとに初期設定するユーザーパス設定ステップと、
前記保存宛先フォルダまでの階層構造を示す保存宛先フォルダパスであって、その階層構造の一部に前記初期パス情報を含んだ保存宛先フォルダパスを生成する保存フォルダパス生成ステップと、
ユーザーによって、そのユーザーに関係するデータが入力された場合に、前記生成された保存宛先フォルダパスを利用して、前記ユーザーによって入力されたデータを、前記保存宛先フォルダに記憶させるデータ保存実行ステップとを備えることを特徴とする情報処理装置の保存宛先管理方法。
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