JP7472738B2 - 設置調整システム - Google Patents

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Description

本発明は、設置調整システムに関する。
従来、宅配業者の営業店舗やコンビニエンスストア等においては、以下のような手順で荷物の宅配の受付が行われる。依頼主が、宛名ラベルに依頼主の氏名および住所等の依頼主に関する情報と、送付先の氏名および住所等の送付先に関する情報とを記入する。そして、コンビニエンスストア等の店員が、これらの情報が記入された宛名ラベルと、送付したい荷物とを依頼主から受け取ると、メジャーや秤を用いて荷物の外形寸法及び重量を測定し、測定した結果と送り先の住所とに基づき、宅配サイズおよび宅配料金を決定し、宅配料金を精算することで、宅配受付を完了する。
しかし、上述したような宅配受付においては、荷物の外形寸法及び重量の測定等に時間がかかることから、店員の負担を減らすために、依頼主自身が荷物の寸法及び重量の測定を行うようにすることが好ましい。さらに、店員の負担を減らすことができれば、店舗のレジカウンタにおいて、来店客を長い時間待たせことを避けることができ、来店客へのサービスの向上にもつながる。そこで、近年では、店員の手を煩わすことなく荷物の寸法や重量を自動的に測定する測定装置が開発されている。特許文献1には、このような測定装置の一例が開示されている。
特開2018-000386号公報
上記の測定装置においては、測定対象が画像内の適切な領域内に位置するようにカメラが設置されることが望ましい。このようなカメラの設置を実現するために、カメラを設置する作業者が測定対象の実物を店舗に持ち運び、測定対象が実際に画像内のどの位置に映るかを表示部で確認しながらカメラの設置位置を調整する方法が考えられる。しかし、当該方法では、測定対象の実物を作業者が持ち運ぶための労力が発生じてしまう。また、表示部とカメラの位置関係によっては、作業者が表示部を見ながらカメラの位置を調整することが困難である。また、測定対象が置かれていない状態での計測結果を作業者が目視で確認しながら各種パラメータを手入力する必要がある。このように、カメラの設置を熟知した作業者でないとカメラのような撮像部を適切に設置することが困難であった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、撮像部の設置に関する調整を容易に行うことが可能な、新規かつ改良された設置調整システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、物体が載置される載置面に撮像方向が向けられている撮像部と、前記撮像部により得られた撮像画像から前記載置面上に位置するマーカーを検出し、前記マーカーが検出された位置に基づき、前記撮像画像において前記マーカーに対応する仮想物体表示が重畳される重畳領域を推定する推定部と、前記撮像画像における前記重畳領域の位置に基づき、前記撮像部の設置の調整方法を判定する判定部と、前記判定部による判定の結果の出力を制御する出力制御部と、を備える、設置調整システムが提供される。
前記判定部は、前記撮像部の設置の調整方法として、前記撮像部の移動方向を判定してもよい。
前記判定部は、前記撮像画像における所定範囲に前記重畳領域が収まらない場合に、前記撮像部の移動後に重畳領域が前記所定範囲に収まるように前記撮像部の移動方向を判定してもよい。
前記判定部は、前記撮像部の設置の調整方法として、前記撮像画像における前記マーカーの姿勢に基づき、前記撮像部の回転方向をさらに判定してもよい。
前記出力制御部は、前記仮想物体表示が重畳されている前記撮像画像、および前記判定部による判定結果を示す表示画面を表示部に表示させてもよい。
前記設置調整システムは、前記表示部の前に操作者が立っている状態において前記撮像画像に基づいて前記操作者を検出し、前記操作者が検出された領域を人検出領域として設定する設定部をさらに備えてもよい。
前記出力制御部は、前記判定部による判定結果を示す音声を音声出力部に出力させてもよい。
前記設置調整システムは、前記載置面に置かれた前記物体の画像に基づいて前記物体の外形寸法を測定する測定部と、前記測定部による測定結果に基づいて前記物体の宅配に要する料金を算出する料金算出部と、をさらに備えてもよい。
以上説明した本発明によれば、撮像部の設置に関する調整を容易に行うことが可能である。
本発明の一実施形態による宅配受付システム10の外観図である。 本発明の一実施形態による宅配受付システム10の機能構成図である。 本発明の一実施形態による宅配受付システム10の概略動作を示すフローチャートである。 測定結果画面40の具体例を示す説明図である。 載置面16に配置されるマーカーMの具体例を示す説明図である。 操作表示部110が表示する調整用画面の具体例を示す説明図である。 調整用画面の他の具体例を示す説明図である。 調整用画面の他の具体例を示す説明図である。 調整用画面の他の具体例を示す説明図である。 人検出領域の設定方法の具体例を示す説明図である。 人検出領域の設定方法の具体例を示す説明図である。 人検出領域の設定方法の具体例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、複数の構成要素の各々に同一符号のみを付する。
以下に説明する本発明の実施形態は、コンビニエンスストア等における宅配受付に適用され得る。しかしながら、本発明の実施形態は、コンビニエンスストア等で用いられることに限定されるものではなく、宅配業者の営業店舗や小売店やスーパーマーケット、交通機関の駅等の公共施設において用いられてもよく、特に限定されるものではない。
また、以下の説明において、依頼主とは、コンビニエンスストア等に宅配を依頼する荷物を持参した者のことをいい、以下の実施形態においては、実際に宅配を依頼する者と荷物を持参した者が同一であるものとして説明する。しかしながら、実際に宅配を依頼する者と荷物を持参した者が同一でなくてもよい。
<1.宅配受付システムの概要>
まず、本発明の一実施形態による宅配受付システムの概要を説明する。以下に説明する宅配受付システムに含まれるいずれかの機能は、設置場所、想定される依頼主等に応じて省略され得る。一方、宅配受付システムは、以下で説明されない機能を有することも可能である。なお、宅配受付システムは、依頼主によって持ち込まれた宅配対象の物体、すなわち荷物の外形寸法を測定する寸法測定システムの一例である。また、宅配受付システムは、荷物を撮像するカメラの設置に関する調整を支援する設置調整システムの一例でもある。
(宅配受付システムの構成)
図1は、本発明の一実施形態による宅配受付システム10の外観図である。図2は、本発明の一実施形態による宅配受付システム10の機能構成図である。図1および図2に示したように、本発明の一実施形態による宅配受付システム10は、操作表示部110、スピーカ120、カメラ130、計量器140、現金処理部150、コードリーダ160、ラベルプリンタ170、レシートプリンタ180および制御部190を備える。
操作表示部110は、表示部および操作部としての機能を有するタッチパネルである。操作表示部110は、主に依頼主に対して画面を表示し、依頼主による操作を受け付ける。操作表示部110は、取引の各段階で適宜文章や操作案内のイラストおよび動画などを表示したり、荷物の測定結果を示す測定結果画面などを表示したりする。
スピーカ120は、音声を出力する音声出力部である。スピーカ120は、例えば依頼主への音声案内を出力する。
カメラ130は、撮像部の一例である。カメラ130の撮像方向は荷物が載置される載置面16に向けられている。このため、載置面16に荷物が載置されると、カメラ130は、荷物の画像を取得する。カメラ130は、可視光カメラおよび深度カメラの機能を有する。可視光カメラは荷物のRGB画像を取得し、深度カメラは荷物の距離画像を取得する。カメラ130は、距離画像の取得のために、深度カメラに代えてステレオカメラを有してもよい。カメラ130は、図1に示したように、例えば荷物が載置される載置面16の後側上方に設置される。
計量器140は、荷物の重量を測定する。計量器140は、図1に示したように、例えば荷物が載置される載置面16に埋め込まれているため外観上スッキリしている。ただし、計量器140はカウンターの上に置かれていて、計量器140の上が載置面16として用いられてもよい。
現金処理部150は、現金の投入および釣銭の出金などの現金処理を行う構成である。現金処理部150は、紙幣が投入されて釣銭として紙幣を出金する紙幣処理部、および硬貨が投入されて釣銭として硬貨を出金する硬貨処理部の機能を有する。
コードリーダ160は、依頼主が利用するスマートフォンのような情報処理端末に表示されたコード(例えば、二次元コード)を読み取る。コードリーダ160は、情報処理端末に表示されたコードの読み取りにより、依頼主が情報処理端末に入力した荷物の送付情報、決済情報、または依頼主の会員番号などの情報を得ることが可能である。図1においては、コードリーダ160として固定タイプのリーダを示しているが、コードリーダ160に代えて、またはコードリーダ160に加えて、ハンディタイプのリーダが用いられてもよい。
ラベルプリンタ170は、依頼主向けに宛名ラベルを印刷する。ラベルプリンタ170で印刷された宛名ラベルは剥離紙が貼られたシールになっている。依頼主が宛名ラベルから剥離紙を剥がし、宛名ラベルを荷物に貼り付ける。なお、宅配受付システム10は、予め宛名ラベルが貼り付けられた荷物を受け付けることが可能であるが、取引の最中に入力された送付情報に基づいて宛名ラベルを作成して印刷することも可能である。送付情報の入力方法には、例えば操作表示部110に表示される操作画面から送付先や送付元などの情報を入力する方法、スマートフォンのような情報処理端末のアプリケーションへの情報入力に基づいて予め生成された二次元コードをコードリーダ160で読み取る方法、および会員情報としてホストに登録済みの情報をホストから受信して依頼主に選択させる方法などがある。依頼主は、印刷された宛名ラベルを荷物に貼付する。
レシートプリンタ180は、依頼主向けに取引の終了前に荷物の宅配に要する料金の受領を示す領収証を印刷する。
制御部190は、宅配受付システム10の動作全般を制御する。制御部190の機能は、ソフトウェアと、CPUおよびRAMなどのハードウェアとの協働により実現され得る。特に、本発明の一実施形態による制御部190は、図2に示したように、表示制御部192、測定部194、料金算出部196、推定部197、判定部198、および設定部199の機能を有し、寸法測定装置および設置調整装置として用いられる。
表示制御部192は、出力制御部の一例であり、多様な表示画面を生成し、生成した表示画面を操作表示部110に表示させる。測定部194は、カメラ130により得られた荷物の画像に基づいて荷物の外形寸法を測定する。荷物の外形寸法としては、荷物の外接六面体の3辺の合計長さが用いられ得る。料金算出部196は、測定部194により得られた荷物の外形寸法、および計量器140により得られた荷物の重量に基づき、荷物の宅配サイズを特定し、荷物の宅配に要する料金、すなわち宅配サイズに対応する宅配料金を算出する。
推定部197、判定部198および設定部199は、カメラ130の設置に関する調整を支援するための機能である。載置面16にはマーカーが配置されており、推定部197は、カメラ130により得られた撮像画像からマーカーを検出し、当該マーカーが検出された位置に基づき、撮像画像においてマーカーに対応する仮想物体表示が重畳される重畳領域を推定する。判定部198は、撮像画像における上記重畳領域の位置に基づき、カメラ130の設置の調整方法を判定する。設定部199は、カメラ130に関するノイズ値設定および人検出領域の設定などを行う。これら推定部197、判定部198および設定部199の機能については詳細に後述する。
(宅配受付システムの動作)
以上、本発明の一実施形態による宅配受付システム10の構成を説明した。続いて、本発明の一実施形態による宅配受付システム10の概略動作を説明する。
図3は、本発明の一実施形態による宅配受付システム10の概略動作を示すフローチャートである。まず、載置面16に荷物が載置され(S204)、操作表示部110への開始操作が行われると(S208)、載置された荷物の外形寸法を測定部194が測定し(S212)、計量器140が荷物の重量を測定する(S216)。
続いて、表示制御部192が、外形寸法の測定結果および重量の測定結果を含む測定結果画面を生成し、操作表示部110に測定結果画面を表示させる(S220)。図4は、測定結果画面40の具体例を示す説明図である。図4に示したように、測定結果画面40は、荷物のRGB画像42、測定結果44、やり直しボタン46、および確認ボタン48を含む。測定結果44は、外形寸法の測定結果(大きさ)および重量の測定結果(重さ)の表示に加え、荷物の種類、および、宅配サイズの表示を含む。やり直しボタン46は取引を最初からやり直すためのボタンであり、確認ボタン48は取引を先に進めるためのボタンである。
測定結果画面において確認ボタン48が選択されると、図3に示したように、料金算出部196が荷物の宅配に要する料金(宅配料金)を算出する(S224)。その後、表示制御部192が、宅配料金および決済方法の選択項目を含む決済画面を生成し、当該決済画面を操作表示部110に表示させる(S228)。そして、制御部190は、決済画面において依頼主が選択した決済方法に従い決済処理を行う(S232)。その後、ラベルプリンタ170が宛名ラベルを印刷し(S236)、レシートプリンタ180が領収書を印刷し(S240)、一連の処理が終了する。
<2.宅配受付システムにおける創意工夫>
以上、本発明の一実施形態による宅配受付システム10の構成および概略動作を説明した。続いて、本発明の一実施形態による宅配受付システム10における多様な創意工夫を順次詳細に説明する。
(カメラ130の設置位置の調整)
本発明の一実施形態による宅配受付システム10は、載置面16に荷物が実際に載置されていなくても、カメラ130により得られる撮像画像に、荷物を仮想的に示す仮想物体表示を重畳する。かかる構成により、作業者は、カメラ130の設置のために実際の荷物を持ち運ぶことなく、仮想物体表示が重畳された撮像画像を確認しながら、カメラ130の設置位置などを容易に調整することが可能となる。
このような仮想物体表示の重畳を実現するために、本発明の一実施形態では、載置面16にAR(Augmented Reality)用のマーカーが配置される。図5を参照して、載置面16に配置されるマーカーの具体例を説明する。
図5は、載置面16に配置されるマーカーMの具体例を示す説明図である。図5に示したマーカーMは、4つのマーカー要素から構成される。荷物を測定可能な3次元領域である測定領域の底面は載置面16上に形成される。4つのマーカー要素は、当該測定領域の底面の4隅の各々に位置するように配置される。
したがって、載置面16に荷物が置かれていない状態においては、カメラ130により得られた撮像画像にマーカーMが含まれる。推定部197は、カメラ130により得られた撮像画像からマーカーMを検出し、当該マーカーMが検出された位置および姿勢に基づき、撮像画像においてマーカーに対応する仮想物体表示が重畳されるべき重畳領域を推定する。そして、表示制御部192は、撮像画像における上記重畳領域に仮想物体表示を重畳し、仮想物体表示が重畳された撮像画像を含む調整用画面を操作表示部110に表示させる。
図6は、操作表示部110が表示する調整用画面の具体例を示す説明図である。図6に示したように、調整用画面は、撮像画像50、キャリブレーション実施ボタン54、設置状況表示56、および調整方法表示58を含む。
撮像画像50には、仮想物体表示Vが重畳されている。仮想物体表示Vは、撮像画像におけるマーカーMの位置に応じた位置に、撮像画像におけるマーカーMの姿勢に応じた姿勢で、撮像画像50に重畳される。仮想物体表示Vは、立方体形状を有し、測定可能な最大サイズを有する仮想的な物体の表示であってもよい。
また、撮像画像50内には、調整枠Fが表示される。調整枠Fは、重畳領域(すなわち、仮想物体表示V)が収まることが望ましいとされる所定範囲を囲う枠である。図6に示した例では、調整枠Fに仮想物体表示Vの全体が収まっている。
キャリブレーション実施ボタン54は、キャリブレーションを実施するために作業者が選択するボタンである。キャリブレーションは、撮像画像における測定領域の検出、ノイズ値設定および人検出領域の設定などを含む。このようなキャリブレーションの詳細については後述する。
設置状況表示56は、カメラ130が適切に設置されているか否かを示す表示である。調整方法表示58は、カメラ130が適切に設置されていない場合に、カメラ130の設置をどのように調整すべきかを示す表示である。設置状況表示56および調整方法表示58は、判定部198による判定の結果に応じた内容を示す。
具体的には、判定部198が撮像画像50において調整枠Fに仮想物体表示Vが収まっているか否か、および仮想物体表示Vの姿勢が適切であるか否かを判定する。調整枠Fに仮想物体表示Vが収まっており、仮想物体表示Vの姿勢が適切であると判定された場合、表示制御部192は、図6に示したようにカメラ130が適切に設置されていることを示す設置状況表示56(OK)を調整用画面に配置する。また、表示制御部192は、カメラ130の設置の調整が不要であることを示す調整方法表示58(不要)を調整用画面に配置する。
一方、判定部198によりカメラ130が適切に設置されていないと判定される場合もある。以下、図7~図9を参照し、判定部198によりカメラ130が適切に設置されていないと判定された場合に表示される調整用画面の具体例を説明する。
図7は、調整用画面の他の具体例を示す説明図である。図7に示した調整用画面は、撮像画像60、キャリブレーション実施ボタン54、設置状況表示66、および調整方法表示68を含む。撮像画像60においは、調整枠Fの左端から仮想物体表示Vがはみ出ている。このため、判定部198によりカメラ130が適切に設置されていないと判定され、表示制御部192は、図7に示したようにカメラ130が適切に設置されていないことを示す設置状況表示66(NG)を調整用画面に配置する。
さらに、判定部198は、カメラ130の設置の調整方法としてカメラ130の移動方向を判定する。具体的には、カメラ130の移動後に仮想物体表示V(重畳領域)が調整枠Fに収まるようにカメラ130の移動方向を判定する。図7に示した例では、判定部198により右方向という判定結果が得られ、表示制御部192が、カメラ130を右方向へ移動すべきことを示す調整方法表示68(右方向へ移動)を調整用画面に配置する。なお、調整方法表示68における上下左右の方向は、カメラ130に正対する作業者から見た上下左右の方向である。
図8は、調整用画面の他の具体例を示す説明図である。図8に示した調整用画面は、撮像画像70、キャリブレーション実施ボタン54、設置状況表示76、および調整方法表示78を含む。撮像画像70においは、調整枠Fの上端から仮想物体表示Vがはみ出ている。このため、判定部198によりカメラ130が適切に設置されていないと判定され、表示制御部192は、図8に示したようにカメラ130が適切に設置されていないことを示す設置状況表示76(NG)を調整用画面に配置する。
さらに、判定部198は、カメラ130の設置の調整方法としてカメラ130の移動方向を判定する。具体的には、カメラ130の移動後に仮想物体表示V(重畳領域)が調整枠Fに収まるようにカメラ130の移動方向を判定する。図8に示した例では、判定部198により上方向という判定結果が得られ、表示制御部192が、カメラ130を上方向へ移動すべきことを示す調整方法表示78(上方向へ移動)を調整用画面に配置する。
図9は、調整用画面の他の具体例を示す説明図である。図9に示した調整用画面は、撮像画像80、キャリブレーション実施ボタン54、設置状況表示86、および調整方法表示88を含む。撮像画像80においは、調整枠Fに仮想物体表示Vの全体が収まっている。しかし、仮想物体表示Vの姿勢が撮像画像80において傾いている。このため、判定部198により仮想物体表示Vの姿勢が適切でないと判定され、表示制御部192は、図9に示したようにカメラ130が適切に設置されていないことを示す設置状況表示86(NG)を調整用画面に配置する。
さらに、判定部198は、カメラ130の設置の調整方法としてカメラ130の回転方向を判定する。当該回転方向は、カメラ130の光軸周りの回転方向であってもよい。具体的には、判定部198は、カメラ130の回転後に仮想物体表示V(重畳領域)の姿勢が適切となるようにカメラ130の回転方向を判定する。図9に示した例では、判定部198により時計回り方向という判定結果が得られ、表示制御部192が、カメラ130を時計回り方向に回転すべきことを示す調整方法表示88(時計回り方向に回転)を調整用画面に配置する。
以上説明したように、本発明の一実施形態では、載置面16に荷物が実際に載置されていなくても、カメラ130により得られた撮像画像に荷物を仮想的に示す仮想物体表示が重畳されている調整用画面が表示される。さらに、調整用画面には、カメラ130が適切に設置されているか否かを示す設置状況表示、およびカメラ130の設置をどのように調整すべきかを示す調整方法表示が含まれる。従って、作業者は、カメラ130の設置のために実際の荷物を持ち運ぶことなく、撮像画像において仮想物体表示が重畳されている位置、および調整方法表示を確認しながら、カメラ130の設置位置などを容易に調整することが可能である。すなわち、作業者がカメラ130の設置方法を熟知していなくても、カメラ130を適切に設置することが可能となる。
なお、上記では判定部198による判定の結果などを含む調整用画面を表示制御部192が操作表示部110に表示させる例を説明したが、判定部198による判定の結果を作業者に知らせる方法は表示に限定されない。例えば、制御部190は、出力制御部として、判定部198による判定の結果を示す音声をスピーカに出力させてもよい。かかる構成によれば、作業者がカメラ130と操作表示部110を同時に目視できない場合であっても、作業者がスピーカから出力された音声を聞きながらカメラ130の設置を容易に調整することが可能である。
(キャリブレーション)
カメラ130の設置の調整が終了し、上述した調整用画面においてキャリブレーション実施ボタン54が押されると、設定部199が、撮像画像における測定領域の検出、ノイズ値設定および人検出領域の設定などのキャリブレーションを実施する。
撮像画像における測定領域の検出は、例えば所定の調整シートを用いて実行される。調整シートには、任意の模様およびコードなどが形成されていてもよい。作業者は、載置面16に調整シート14を敷く。これにより、カメラ130は、調整シートを含む撮像画像を得る。設定部199は、調整シートを含む撮像画像を解析して、調整シートが敷かれている平面(すなわち、載置面16)を検出し、調整シートの中心を検出する。さらに、設定部199は、測定領域の幅方向に相当する基準方向を検出する。
ノイズ値設定は、検出された載置面16において想定される凹凸の高さをノイズ値として設定する処理である。載置面16には少なからず凹凸があり、設定部199は、載置面16の凸の部分が誤って荷物と認識されないように当該ノイズ値を設定する。載置面16からノイズ値として設定された高さ未満の物体は、測定部194により荷物として認識されなくなる。
人検出領域の設定について、設定部199は、操作表示部110の前にキャリブレーション実施ボタン54を押した作業者(操作者)が立っている状態において撮像画像から作業者を検出し、作業者が検出された領域を人検出領域として設定する。宅配受付システム10の運用開始後、当該人検出領域内で何かしらの物体が検出されると、当該物体が人であると判断される。人検出領域に人が入ったか否かの判断結果は、多様な制御に利用可能である。例えば、人検出領域に人が入ったと判断された場合、表示制御部192は、荷物の載置を誘導する画面を操作表示部110に表示させてもよい。以下、図10~図12を参照して、人検出領域の設定方法の具体例を説明する。
図10~図12は、人検出領域の設定方法の具体例を示す説明図である。まず、設定部199は、所定の奥行幅を有するサンプル領域を操作表示部110から徐々に離れるように移動させる。そして、図10に示したサンプル領域A1において作業者が最初に検出される。その後、設定部199はサンプル領域を操作表示部110から離れる方向へ移動させ続け、図11に示したサンプル領域Anにおいて作業者が検出されなくなる。この場合、設定部199は、図12に示すように、作業者が最初に検出されたサンプル領域A1から、作業者が検出されなくなったサンプル領域Anまでの領域を人検出領域Aとして設定する。
設定部199は、人検出領域Aを設定した後、操作表示部110の前で立ったままでいる作業者が人検出領域Aにおいて検出されることを確認する。その後、表示制御部192が、「一歩離れて下さい。」のように作業者に操作表示部110から離れることを誘導するメッセージを操作表示部110に表示させる。そして、設定部199は、人検出領域Aから作業者が検出されなくなることを確認する。
このように、本発明の一実施形態では、撮像画像における測定領域の検出、ノイズ値設定および人検出領域の設定などのキャリブレーションを簡易に実行することが可能である。なお、人検出エリアA内に人が入ったか否かを判定する方法は、カメラ130から得られるRGB画像の差分から得られる情報で判定する方法であってもよいし、距離画像からの情報に基づいて判定する方法であってもよい。距離画像からはその画像に写っている1画素毎に、対象物までの距離d(図12参照)がわかる。カメラ130からその対象物までの距離dが人検出エリアAに入っているかどうかを判定し、入っている場合は人検出エリアA内に人が入ったという判定をする。
(補足)
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、宅配受付システム10に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアに、上述した宅配受付システム10の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
10 宅配受付システム
16 載置面
110 操作表示部
120 スピーカ
130 カメラ
140 計量器
150 現金処理部
160 コードリーダ
170 ラベルプリンタ
180 レシートプリンタ
190 制御部
192 表示制御部
194 測定部
196 料金算出部
197 推定部
198 判定部
199 設定部

Claims (8)

  1. 物体が載置される載置面に撮像方向が向けられている撮像部と、
    前記撮像部により得られた撮像画像から前記載置面上に位置するマーカーを検出し、前記マーカーが検出された位置に基づき、前記撮像画像において前記マーカーに対応する仮想物体表示が重畳される重畳領域を推定する推定部と、
    前記撮像画像における前記重畳領域の位置に基づき、前記撮像部の設置の調整方法を判定する判定部と、
    前記判定部による判定の結果の出力を制御する出力制御部と、
    を備える、設置調整システム。
  2. 前記判定部は、前記撮像部の設置の調整方法として、前記撮像部の移動方向を判定する、請求項1に記載の設置調整システム。
  3. 前記判定部は、前記撮像画像における所定範囲に前記重畳領域が収まらない場合に、前記撮像部の移動後に重畳領域が前記所定範囲に収まるように前記撮像部の移動方向を判定する、請求項2に記載の設置調整システム。
  4. 前記判定部は、前記撮像部の設置の調整方法として、前記撮像画像における前記マーカーの姿勢に基づき、前記撮像部の回転方向をさらに判定する、請求項2に記載の設置調整システム。
  5. 前記出力制御部は、前記仮想物体表示が重畳されている前記撮像画像、および前記判定部による判定結果を示す表示画面を表示部に表示させる、請求項1~4のいずれか一項に記載の設置調整システム。
  6. 前記設置調整システムは、前記表示部の前に操作者が立っている状態において前記撮像画像に基づいて前記操作者を検出し、前記操作者が検出された領域を人検出領域として設定する設定部をさらに備える、請求項5に記載の設置調整システム。
  7. 前記出力制御部は、前記判定部による判定結果を示す音声を音声出力部に出力させる、請求項1~4のいずれか一項に記載の設置調整システム。
  8. 前記設置調整システムは、
    前記載置面に置かれた前記物体の画像に基づいて前記物体の外形寸法を測定する測定部と、
    前記測定部による測定結果に基づいて前記物体の宅配に要する料金を算出する料金算出部と、
    をさらに備える、請求項1~7のいずれか一項に記載の設置調整システム。
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