JP7472083B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
例えば特許文献1には、鞍乗り型車両において、車体カバーとシートとの間に上下方向の隙間を設け、この隙間の車幅方向外側にリヤグリップを配置し、シートと車体カバーとの間の隙間を目立たなくした構成が開示されている。
特開2012-111278号公報
しかし、上記従来の構成では、リヤグリップの上下方向位置等に制約が生じるという課題がある。また、リヤグリップの車幅方向内側にシートと車体カバーとの間の隙間が隣接するので、リヤグリップを把持する手が隙間に接触しやすいという課題がある。
そこで本発明は、リヤグリップの構成によらずシートと車体カバーとの間の隙間を目立たなくすることができる鞍乗り型車両を提供する。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、乗員が着座するシート(15)と、前記シート(15)よりも下方の車体を車幅方向外側から覆う車体カバー(24)と、前記シート(15)の外周部(19)よりも車幅方向外側に位置し、後部同乗者が把持可能な把持部(36)と、を備え、前記外周部(19)の下端(19a)と、前記車体カバー(24)における前記下端(19a)と上下方向で対向する上面(31b)と、の間に隙間(Z1)が形成され、前記車体カバー(24)は、前記隙間(Z1)の車幅方向外側に、前記下端(19a)よりも高い位置まで延びる立壁(43)を配置する遮蔽部(41)を備え、前記遮蔽部(41)の車幅方向外側には、前記車体カバー(24)の外表面(32)から上方に向けて湾曲した湾曲部(45)を備え、前記遮蔽部(41)の上端(41a)は、前記把持部(36)の下端(36c)より下方に配置され、前記遮蔽部(41)の上端(41a)の車幅方向外側端と前記把持部(36)の車幅方向内側端との間に、前記把持部(36)を把持可能とする前記車幅方向の隙間(X2)を有している。
この構成によれば、シートの外周部とその直下の車体カバーとの間に上下方向の隙間が形成される構成でも、この隙間が車体カバーに備える遮蔽部によって車幅方向外側から隠されるので、シートと車体カバーとの間の隙間を目立たなくすることができる。このため、隙間に対する悪戯等を受け難くなり、防犯性を向上させることができる。具体的に、シートが後部を上下動させる開閉式である場合、シート後部下方のロック部品への不法アクセスを抑制することができる。シート下に物品収納ボックスがある場合、物品収納ボックスの防盗性を向上させることができる。また、シートの外周部の下端に手等が接触し難くなり、シートの外周部の損傷を抑えることができる。
車体カバーから上方に突出する遮蔽部と、シートの車幅方向外側に位置する把持部との間に間隔を確保しやすく、乗員が握るという把持部の機能を確保しやすくすることができる。車体カバー上方の遮蔽部よりも車幅方向外側に離間して把持部が配置されるので、把持部をより握りやすくすることができる。遮蔽部の車幅方向外側に上方に向けて湾曲した湾曲部を形成するので、把持部を握る際に手指が湾曲部に案内されるため、把持部を握りやすくすることができる。遮蔽部の高さを抑えて車体カバーの製造コストの低減を図ることができる。
請求項2に記載した発明は、前記遮蔽部(41)の車幅方向外側には、前記湾曲部(45)から前記遮蔽部(41)の上端(41a)に向けて車幅方向内側に湾曲した上部湾曲部(44)が形成されている。
この構成によれば、遮蔽部の車幅方向外側に遮蔽部の上端に向けて湾曲した上部湾曲部をさらに形成するので、把持部と上部湾曲部との間に車幅方向で空間を設けることができる。
請求項3に記載した発明は、前記把持部(36)には、前記把持部(36)を前記シー
ト(15)の下方の車体側固定部(BR2)に接続する接続部(38)が設けられ、前記遮蔽部(41)は、前記接続部(38)よりも車幅方向外側に位置する外側突起部(63)を備え、前記外側突起部(63)は、車幅方向で前記接続部(38)と少なくとも一部が重なっている。
この構成によれば、把持部を車体側に接続する接続部を車幅方向外側から見えにくくするとともに、接続部に対する外乱(雨、風)等の影響を抑えることができる。
本発明によれば、鞍乗り型車両において、リヤグリップ周りにおけるシートと手との接触を抑制することができる。
本発明の実施形態における自動二輪車の左側面図である。 上記自動二輪車のシート周辺の平面図である。 図2のIII-III断面図である。 図3の要部拡大図である。 図2のV-V断面図である。 上記シート後部周辺の左側面図である。 上記シート後部周辺の平面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、車両上方を示す矢印UP、車両左右中央を示す線CLが示されている。
<車両全体>
図1は、実施形態の鞍乗り型車両の一例として、スクーター型の自動二輪車(鞍乗り型車両)1を示している。
自動二輪車1は、操向輪である前輪3と、駆動輪である後輪4と、を備えている。前輪3は、フロントフォーク3aに支持され、バーハンドル2によって操向可能である。後輪4は、例えばスイング式のパワーユニット5に支持され、パワーユニット5によって駆動可能である。スイング式のパワーユニット5は、内燃機関および電気モータ等の原動機と、原動機の出力を後輪4に伝達する伝動装置と、を一体に備えている。
バーハンドル2、フロントフォーク3aおよび前輪3を含むステアリング系部品は、車体フレーム11の前端部のヘッドパイプ11aに操向可能に支持されている。スイング式のパワーユニット5の前部は、車体フレーム11の前後中間部に上下揺動可能に支持されている。パワーユニット5の後部は、リヤクッション4aを介して車体フレーム11の後部に支持されている。なお、実施形態の「中間」とは「中央」に限らない。自動二輪車1は、前述のようなユニットスイング式の車両に限らず、原動機を車体フレーム11に固定的に搭載した車両でもよい。
バーハンドル2の後方には、乗員が着座するシート15が配置されている。バーハンドル2とシート15との間には、車体の低床部6が設けられている。低床部6の上方には、乗員が車体を跨ぎやすくする跨ぎ空間K1が形成されている。低床部6は、シート15に着座した運転者が左右の足を載せる左右一対のフロアステップ7と、左右のフロアステップ7の間で車両前後方向に延びるセンタートンネル7aと、を備えている。
<車体フレーム>
車体フレーム11は、ヘッドパイプ11aと、ヘッドパイプ11aから下後方へ延びるダウンフレーム11bと、ダウンフレーム11bの下端部から後方へ延びるロアフレーム11cと、ロアフレーム11cの後端部から後上方へ延びるセンターフレーム11dと、ダウンフレーム11bおよびセンターフレーム11dの間に架設されるミドルフレーム11eと、ミドルフレーム11eの後部上側に前端が接続されるとともに、この前端から後上方へ延びるリヤフレーム11fと、を備えている。
リヤフレーム11fの前部下側には、センターフレーム11dの上端が接続されている。ダウンフレーム11b、ロアフレーム11cおよびセンターフレーム11dは、屈曲部を介して連続する一体のフレーム部材で構成されている。ダウンフレーム11b、ロアフレーム11cおよびセンターフレーム11d、ならびにミドルフレーム11eおよびリヤフレーム11fは、それぞれ車体左右両側に設けられて左右一対をなしている。
<車体カバー>
車体フレーム11の周囲は、車体カバー21で覆われている。車体カバー21は、左右フロアステップ7およびセンタートンネル7aと、左右フロアステップ7およびセンタートンネル7aの前方に連なるフロントボディカバー22と、左右フロアステップ7およびセンタートンネル7aの後方に連なるリヤボディカバー23と、を備えている。
図2を併せて参照し、リヤボディカバー23は、シート15の下方の車体(後部車体)の左右側部を車幅方向外側から覆う左右一対のリヤサイドカバー24と、シート15の後方で後部車体の後端部を上方から覆うリヤエンドカバー25と、を備えている。リヤエンドカバー25は、左右リヤサイドカバー24の後部間に架設され、左右リヤサイドカバー24の後部同士を連結している。
リヤボディカバー23の内側には、物品収納ボックス26が配置されている。物品収納ボックス26は、上方に開放する容器形状をなしている。物品収納ボックス26は、シート15の前端側のヒンジ27を介した回動により、上部開口26aを開閉可能である。物品収納ボックス26は、前後座面を有するシート15と同様、前後に長い態様をなしている。シート15および物品収納ボックス26の後方でリヤエンドカバー25の下方には、シート15を閉状態(使用状態)で開放不能に施錠するロック機構28が配置されている。
<シート>
シート15は、運転者が着座する前座面15aと、前座面15aの後方に配置されて後部同乗者が着座する後座面15bと、を一体に備えている。図2中線15cはシート15の前後中央位置を示す。シート15は、車両平面視(上面視)で車両前後方向に長い略長円形状に形成されている。
図3を併せて参照し、シート15は、例えば、合成樹脂製の底板16と、底板16上に一体的に設けられたウレタンフォーム製のクッション17と、クッション17の表面を覆うビニールレザー製の表皮18と、を備えている。
シート15は、車体フレーム11(左右リヤフレーム11f)およびリヤボディカバー23に支持されている。シート15の前端部は、物品収納ボックス26の前上端部に、ヒンジ27を介して連結(支持)されている。シート15は、図1に示す使用状態(座面を略水平にした状態)からヒンジ27における車幅方向に沿うヒンジ軸(不図示)を中心に回動し、後部を前上方へ移動させる。これにより、シート15が物品収納ボックス26の上部開口26aを開放した開放状態となり、利用者が物品収納ボックス26にアクセス可能となる。
<リヤサイドカバー>
図1、図2を参照し、シート15の下方で物品収納ボックス26の車幅方向外側には、リヤボディカバー23における左右一対のリヤサイドカバー24が配置されている。
リヤサイドカバー24は、車両側面視で全体的に後上がりに傾斜している。リヤサイドカバー24の後上がりの上縁(上端)31は、車両平面視でシート15の外周部19の左右側部に沿うように形成されている。上縁31は、車両平面視で車幅方向外側に凸の湾曲状をなし、かつ後側ほど車幅方向内側に位置するように傾斜している。
図3を併せて参照し、リヤサイドカバー24は、車幅方向外側に凸の膨出形状をなす外観面32(外表面)を形成している。外観面32は、リヤサイドカバー24の意匠面かつ基準面であり、部分的に隠れて外観されない部分や部分的な凹部を含んでもよい。リヤサイドカバー24および外観面32は、複数の部品を組み合わせて構成されてもよい。
図4は図3の要部拡大図である。なお、図4は車体後部右側を示すが、車体後部左右両側の構成は左右対称とする。
図4に示す使用状態のシート15の外周部19の下端19aと、リヤサイドカバー24における前記下端19aと上下方向で対向する上面31bとの間には、隙間Z1が形成されている。前記上面31bは、リヤサイドカバー24の上縁部31a(上縁31に沿う部位)に形成されている。前記上面31bは、リヤサイドカバー24の上縁31に沿うように形成されている。リヤサイドカバー24の上縁31は、例えば前記外観面32の上縁(上端)33と一致する。
<リヤグリップ>
図1~図3を参照し、シート15の後部の車幅方向外側には、後部同乗者等が把持する左右一対のリヤグリップ35が配置されている。左右のリヤグリップ35は、例えば後部同乗者が身体を支えるために把持したり車両の周囲に立つ使用者が車体を支えるために把持したりする。左右のリヤグリップ35は、例えば左右別体に設けられ、車幅方向で互いに離間している。左右のリヤグリップ35は、車体左右中央に関して左右対称をなしている。
左右のリヤグリップ35は、例えばアルミダイキャスト製とされ、個々に一体形成されている。左右のリヤグリップ35は、例えば後部同士が連結されて左右一体に設けられてもよい。左右のリヤグリップ35は、シート15の外周部19の後部の左右両側に沿うように延び、車両平面視でシート15と重ならないように配置されている。左右のリヤグリップ35は、後側ほど互いに近付くように車両平面視で傾斜している。左右のリヤグリップ35およびシート15の各々の後端近傍は、車両平面視でリヤエンドカバー25と重なっている。
以下、左右のリヤグリップ35の各々について説明する。
図1~図3を参照し、リヤグリップ35は、シート15の外周部19に沿うように車両前後方向に延びる把持部36と、把持部36の前部および後部をそれぞれシート15の下方の車体(例えばリヤフレーム11f)に接続(固定)する前接続部37および後接続部38と、を備えている。図2中線35cはリヤグリップ35の前後中央位置を示す。
把持部36は、例えば下方に開放するU字状の断面形状(図3参照)を有して車両前後方向に延びている。
図6を参照し、把持部36は、車両側面視でリヤサイドカバー24の上縁31と同様に後上がりに傾斜している。把持部36は、車両側面視でリヤサイドカバー24の上縁31よりも傾斜を緩やかにして形成されている。把持部36は、車両側面視でリヤサイドカバー24の上縁31よりも上方に位置している。把持部36は、車両側面視で後側ほどリヤサイドカバー24の上縁31に接近し、かつ前側ほどリヤサイドカバー24の上縁31から離間している。
図7を併せて参照し、把持部36は、車両平面視でリヤサイドカバー24の上縁31に沿うように(具体的には後側ほど車幅方向内側に位置するように)傾斜している。把持部36の後部36a(後接続部38よりも後方の部位)は、車両平面視でリヤサイドカバー24の上縁31に対して屈曲し、後側ほど車幅方向内側に位置するようにさらに傾斜している。図中符号36bは車両平面視における把持部36の後部36aの屈曲部を示す。
リヤグリップ35の前部には、車両側面視で把持部36の前端から前下方に向けて屈曲して延びるグリップ前部39が形成されている。グリップ前部39は、車両側面視で把持部36の上下幅よりも広い断面幅を有して前下方に延びている。グリップ前部39の車両側面視の下端39aは、リヤサイドカバー24の上縁31に沿うように形成されている。図中符号39bは車両側面視におけるグリップ前部39の屈曲部を示す。
グリップ前部39は、車両平面視で把持部36の前端から前方かつ車幅方向内側に向けて屈曲して延びている。グリップ前部39は、車両平面視で末広がりをなすように(詳細には車幅方向外側の外側面が前側ほど車幅方向外側に広がるように)形成されて、前方かつ車幅方向内側に延びている。グリップ前部39の車両平面視の車幅方向内側端39cは、リヤサイドカバー24の上縁31(および図2に示すシート15の外周部19)に沿うように形成されている。グリップ前部39の車幅方向内側端39cの中空断面は、内側端立壁39dによって閉塞されている。例えば、グリップ前部39の車両側面視の屈曲部39bは、車両平面視の屈曲部でもある。
図2、図7を参照し、前接続部37は、グリップ前部39の車幅方向内側端39cの後側(把持部36の実質的な延長端)に設けられている。前接続部37は、厚さ方向を上下方向に向けた板状をなしている。前接続部37は、内側端立壁39dの下部から車幅方向内側に屈曲するように延びている。前接続部37は、シート15の外周部19の下方に至るまで車幅方向内側に延びている。
前接続部37は、厚さ方向(上下方向)で貫通するボルト挿通孔37cを有している。ボルト挿通孔37cは、例えば真円状に形成されている。前締結部の車幅方向内側の端部形状は、ボルト挿通孔37cの形状に沿うように半円状に形成されている。
図3を併せて参照し、ボルト挿通孔37cに首下を挿通したボルトB1は、シート15下方の車体(リヤフレーム11f)の前締結ブラケットBR1に螺着される。これにより、前接続部37が車体に締結(固定)され、もってリヤグリップ35の前部が車体に接続(固定)される。
図2、図7を参照し、後接続部38は、把持部36の後部36a(例えば屈曲部36bの直ぐ前方)の車幅方向内側に設けられている。
図5を併せて参照し、後接続部38は、把持部36の車幅方向内側の壁部から下方に延びる支持壁38aと、支持壁38a部の下端から車幅方向内側に屈曲するように延びる接続部本体38bと、を備えている。支持壁38aは、把持部36の車幅方向内側の壁部を部分的に下方に延長するように垂下する。接続部本体38bは、厚さ方向を上下方向に向けた板状をなしている。接続部本体38bは、シート15の外周部19の下方に至るまで車幅方向内側に延びている。
接続部本体38bには、厚さ方向(上下方向)で貫通するボルト挿通孔38cが形成されている。ボルト挿通孔38cは、例えば車両前後方向に長い長円状に形成されている。接続部本体38bの車幅方向内側の端部形状は、ボルト挿通孔38cの形状に沿うように半長円状に形成されている。ボルト挿通孔38cに首下を挿通したボルトB2は、シート15下方の車体(リヤフレーム11f)の後締結ブラケットBR2に螺着される。これにより、後接続部38が車体に締結(固定)され、もってリヤグリップ35の後部が車体に接続(固定)される。
なお、把持部36は、前後接続部37,38が延びる位置において、前記U字状の中空断面の内側にリブ等の補強を形成したり空洞を無くした中実断面としたりしてもよい。
把持部36は、乗員等に把持される際、前後接続部37,38の間の範囲が主に把持される。この範囲の把持部36は、車両平面視で車幅方向に広がり、かつ車両側面視でリヤサイドカバー24の上方に離間している。これにより、把持部36を把持する手指が把持部36とリヤサイドカバー24との間を通りやすくなる。把持部36を把持しやすくするためには、把持部36とリヤサイドカバー24との間に適度の隙間を確保することが好ましい。
<遮蔽部>
図4、図6、図7を参照し、リヤグリップ35のグリップ前部39よりも後方の範囲において、リヤサイドカバー24の上縁部31a(上縁31に沿う部位)には、シート15の外周部19の下端19aとリヤサイドカバー24の上面31bとの間の隙間Z1を車幅方向外側から隠す遮蔽部41(突起部)が形成されている。遮蔽部41は、外観面32の上縁33よりも上方に突出するように形成されている。遮蔽部41は、リヤグリップ35の後接続部38よりも後方まで延び、車両前後方向でリヤエンドカバー25と重なる位置まで延びている。リヤエンドカバー25の上面25bは、後側ほど上方に位置するように変化している。リヤエンドカバー25の上面25bの後側は、リヤサイドカバー24の上縁31よりも上方に位置している。遮蔽部41は、リヤエンドカバー25の上面25bの後側と重なる位置で消失する。
図4は、前後接続部37,38間における車両前後方向に直交する断面である。
図4を参照し、遮蔽部41は、シート15の外周部19よりも車幅方向外側で、かつ把持部36よりも車幅方向内側に設けられている。把持部36の下端36cは、遮蔽部41の上端41aよりも上方に離間している。したがって、リヤサイドカバー24の上縁部31aに遮蔽部41を設けた構成であっても、遮蔽部41と把持部36との間には上下方向の隙間Z2が確保される。
また、遮蔽部41の車幅方向内側端(例えば略水平な上端41aの車幅方向内側端)は、シート15の外周部19の車幅方向外側端(例えば下端19aの車幅方向外側端)よりも車幅方向外側に離間している。したがって、遮蔽部41とシート15の外周部19との間には、車幅方向の隙間X1が形成されている。
また、把持部36の車幅方向内側端は、遮蔽部41の車幅方向外側端(例えば上端41aの車幅方向外側端)よりも車幅方向外側に離間している。したがって、遮蔽部41と把持部36との間には、車幅方向の隙間X2が形成されている。
遮蔽部41は、断面中空状をなしている。遮蔽部41は、車幅方向に沿うように延びる上端壁42と、上端壁42の車幅方向内側端から下方に屈曲して延びる立壁43と、上端壁42の車幅方向外側から下方に緩やかに湾曲して延びる上部湾曲壁44と、上部湾曲壁44の下方に連なり車幅方向外側に緩やかに湾曲して延びる下部湾曲壁45と、を備えている。下部湾曲壁45は、上端側が上部湾曲壁44に継ぎ目なく連続するように連なり、かつ下端側が外観面32に継ぎ目なく連続するように連なるように設けられている。
遮蔽部41の車幅方向内側には、前記隙間Z1の車幅方向外側に並ぶように立壁43が形成されている。立壁43は、遮蔽部41の上端41aから下方へ、リヤサイドカバー24の外観面32の上端33よりも下方まで延びている。遮蔽部41は、立壁43の上端(頂部)と同一高さで上端壁42が車幅方向外側に延びた後、上部湾曲壁44および下部湾曲壁45が下方に延びている。立壁43ひいては遮蔽部41は、前記隙間Z1よりも上下幅が大きく、前後接続部37,38間の範囲において、車幅方向から見て前記隙間Z1の全体と重なる。すなわち、立壁43ひいては遮蔽部41は、前記隙間Z1全体を車幅方向外側から隠している。
なお、遮蔽部41は、外観面32の上端33よりも上方に突出する突起形状に限らず、外観面32の上端33よりも下方に凹む凹形状であってもよい。この場合も、遮蔽部41は、前記隙間Z1の車幅方向外側に並ぶ立壁43を形成することとなる。また、遮蔽部41は、外観面32の上端33から上方に起立する立壁43のみで構成されてもよい。
立壁43の下部(例えば下端)からは、車幅方向内側に向けて内側延出部46が延出している。内側延出部46は、シート15の外周部19の下端19aを越えて車幅方向内側に延びている。内側延出部46は、厚さ方向を上下方向に向けた板状をなし、車両側面視でリヤサイドカバー24の上縁31と略平行に傾斜している。この内側延出部46の上面が、前記上面31bを構成している。
内側延出部46の車幅方向内側には、上面31bよりも上方に段差状に変化する上方変化部47が形成されている。これにより、内側延出部46の先端側の剛性が高められるとともに、上面31b上に滴下した水等をリヤサイドカバー24の上縁部31aに沿って案内する樋48が形成されている。
図2、図7を参照し、リヤエンドカバー25の前部は、シート15の後端部の下方に配置される。リヤエンドカバー25の前部には、シート15の後端部の外周形状に沿うように、車両平面視でU字状の後部樋49が形成されている。後部樋49の左右両側の前端は、後述する後切り欠き部52内に開放し、後部樋49に滴下した水等をリヤボディカバー23の内側から車両下方へ排出可能とする。
後部樋49よりも前方には、ロック開口53が形成されている。ロック開口53は、シート15の下面に固定されたストライカー(図5参照)を、リヤエンドカバー25の下方に配置されたロック機構28に至らしめる。シート15後端からリヤボディカバー23上に滴下した水等は、後部樋49に受け止められて後切り欠き部52に案内され、ロック開口53に至ることが抑止される。
図6、図7を参照し、リヤサイドカバー24の上縁部31aには、リヤグリップ35の前接続部37よりも前方において、外観面32の上縁33から車幅方向内側に向けて延びる前部内側延出部54が形成されている。前部内側延出部54は、例えば車両側面視でリヤサイドカバー24の上縁31と同一高さに形成されている。前部内側延出部54は、リヤサイドカバー24の上縁31よりも低い高さに変化して内側延出部46と同一高さに形成されてもよい。
前部内側延出部54の車幅方向内側縁には、上方に段差状に変化する前部上方変化部55が形成されている。前部上方変化部は、上方変化部47等と協働し、シート15下の物品収納ボックス26の上部開口フランジ26bを支持する。
図4を併せて参照し、上部開口フランジ26bは、シート15閉時において、シート15の下面に取り付けられたシール部材26cを密接可能である。これにより、シート15閉時において、物品収納ボックス26内への水等の浸入が抑制される。
図7を参照し、リヤサイドカバー24の上縁部31aには、前接続部37を避ける前切り欠き部51が形成されている。前切り欠き部51は、リヤサイドカバー24の前部内側延出部54とその後方の内側延出部46とを離間させている。前切り欠き部51の下方には、物品収納ボックス26の側部締結部26dが配置されるとともに、側部締結部26dの下方には、リヤフレーム11fに固定された前締結ブラケットBR1(図3参照)が配置されている。側部締結部26d上に前接続部37が重なり、これら側部締結部26dおよび前接続部37を貫通するボルトB1を前締結ブラケットBR1に螺着し締め込むことで、物品収納ボックス26の側部とリヤグリップ35の前部とが車体に締結(固定)される。
リヤサイドカバー24の上縁部31aおよびリヤエンドカバー25の少なくとも一方には、後接続部38を避ける後切り欠き部52が形成されている。後切り欠き部52は、リヤサイドカバー24の内側延出部46とリヤエンドカバー25とを離間させている。後切り欠き部52の下方には、リヤフレーム11fに固定された後締結ブラケットBR2(図5参照)が配置されている。後締結ブラケットBR2上に後接続部38の接続部本体38bが重なり、この接続部本体38bを貫通するボルトB2を後締結ブラケットBR2に螺着し締め込むことで、リヤグリップ35の後部が車体に締結(固定)される。
ここで、シート15の後部の左右両側の隙間Z1が目立つと、外観に影響する他、隙間Z1からロック機構28への不法アクセスを誘発する虞がある。一方、前記隙間Z1を小さくし過ぎると、シート15の撓み、組み付け公差、閉時のオーバーストローク等の影響リヤサイドカバー24に接触する虞がある。
実施形態では、前記隙間Z1を遮蔽部41によって車幅方向外側から隠すことで、規定以上の隙間Z1を確保しつつ、ロック機構28に対する不法アクセスの抑制を図っている。
また、遮蔽部41の立壁43の下端からは、車幅方向内側に向けて内側延出部46が延出するので、シート15の外周部19と立壁43との間に車幅方向の隙間X1があっても、この隙間X1が上方から俯瞰されたときに、リヤサイドカバー24の内側が視認され難くなる。これにより、シート15とリヤサイドカバー24との間の隙間をより一層目立たなくし、ロック機構28に対する不法アクセスをより一層抑制している。
しかも、立壁43は、リヤサイドカバー24の外観面32の上縁33よりも可能まで垂下し、この立壁43の下縁から車幅方向内側へ内側延出部46が延びるので、前記上面31bを形成する内側延出部46の高さが低くなる。これにより、上面31bに対向する外周部19の下端19aの高さひいてはシート15の高さを低く抑えている。
把持部36を把持する手指は、把持部36の車幅方向外側から把持部36の下方を通って把持部36の車幅方向内側に回り込む。手指が把持部36の下方から車幅方向内側に回り込む際、この手指はリヤサイドカバー24の外表面32に接触することがある。このとき、手指が遮蔽部41の車幅方向外側の下部湾曲壁45に沿って上向きに案内されるため、把持部36を把持する動作がしやすくなる。把持部36を把持した手指は、遮蔽部41の先端側に接触することがある。このとき、遮蔽部41の先端側の車幅方向外側に上部湾曲壁44が形成されることで、手指が接触した際の違和感が抑えられる。
遮蔽部41は、ロック機構28に対する不法アクセスの抑制を図る他、前後接続部37,38の間に設けられることで、把持部36を把持する際に手指が前記隙間Z1に接触して引っ掛かることを抑えている。
ここで、図7を参照し、遮蔽部41は、後接続部38の直ぐ前方で車幅方向外側に車両平面視で段差状に変化し、後接続部38の車幅方向外側を後方に延びている。遮蔽部41は、前後接続部37,38の間に位置してシート15の外周部19に沿って延びる第一遮蔽部61(突起部)と、第一遮蔽部61の後端から車幅方向外側に屈曲して延びる第二遮蔽部62(突起部)と、第二遮蔽部62の車幅方向外側端から後方に屈曲して延びる第三遮蔽部63(突起部)と、を備えている。
第一遮蔽部61は、車両平面視で後側ほど車幅方向内側に位置するように傾斜して延びている。第三遮蔽部63は、車両平面視で第一遮蔽部61と略平行をなすように傾斜して延びている。シート15の外周部19は、車両平面視で後接続部38近傍から後側ほど車幅方向内側に位置するように湾曲している。したがって、第三遮蔽部63は、後側ほどシート15の外周部19から離間している。
図6を併せて参照し、第三遮蔽部63の後部は、リヤエンドカバー25と重なる位置まで後方に延びて徐々に消失する。第三遮蔽部63は、後接続部38の車幅方向外側に位置する外側突起部を構成し、後接続部38の少なくとも下部を車幅方向外側から隠している。リヤグリップ35において、把持部36およびグリップ前部39は車両外観の一部としてデザインされるのに対し、前後接続部37,38は小型かつ高強度といった機能を優先している。これら前後接続部37,38の内、前接続部37はグリップ前部39によって車幅方向外側から隠され、後接続部38は第三遮蔽部43によって車幅方向外側から隠される。このため、前後接続部37,38が目立たなくなり、リヤグリップ35の見栄えを向上させている。
以上説明したように、上記実施形態における自動二輪車1は、乗員が着座するシート15と、前記シート15よりも下方の車体を車幅方向外側から覆うリヤサイドカバー24と、を備え、前記シート15の平面視の外周部19の下端19aと、前記リヤサイドカバー24における前記下端19aと上下方向で対向する上面31bと、の間に隙間Z1が形成され、前記リヤサイドカバー24は、前記隙間Z1の車幅方向外側に立壁43を配置する遮蔽部41を備えている。
この構成によれば、シート15の外周部19とその直下のリヤサイドカバー24との間に上下方向の隙間Z1が形成される構成でも、この隙間Z1がリヤサイドカバー24に備える遮蔽部41によって車幅方向外側から隠されるので、リヤグリップ35の上下方向位置によらず、シート15とリヤサイドカバー24との間の隙間Z1を目立たなくすることができる。このため、隙間Z1に対する悪戯等を受け難くなり、防犯性を向上させることができる。具体的に、シート15が後部を上下動させる開閉式である場合、シート15後部下方のロック部品への不法アクセスを抑制することができる。シート15下に物品収納ボックス26がある場合、物品収納ボックス26の防盗性を向上させることができる。また、シート15の外周部19の下端19aに手等が接触し難くなり、シート15の外周部19の損傷を抑えることができる。
また、上記自動二輪車1において、前記立壁(43)は、前記下端(19a)よりも高い位置まで延びている。
この構成によれば、より確実に防犯性を向上でき、かつ隙間Z1を目立たなくすることができる。
また、上記自動二輪車1において、前記リヤサイドカバー24は、前記立壁43の下部から車幅方向内側に延出して前記上面31bを形成する内側延出部46を備えている。
この構成によれば、シート15の外周部19と遮蔽部41の立壁43との間に車幅方向の隙間X1があっても、この隙間X1が内側延出部46によって塞がれるので、シート15とリヤサイドカバー24との間の隙間をさらに目立たなくすることができる。
また、上記自動二輪車1において、前記内側延出部46は、前記リヤサイドカバー24の外表面32の上端33よりも下方に配置されている。
この構成によれば、リヤサイドカバー24の外表面32の上端33よりも下方に内側延出部46が配置されるので、シート15の外周部19ひいてはシート15全体を低く配置することができ、シート高を低く抑えることができる。
また、上記自動二輪車1において、前記シート15の外周部19よりも車幅方向外側に、後部同乗者が把持可能な把持部36を備え、前記遮蔽部41は、前記リヤサイドカバー24の外表面32の上端33よりも上方に突出する突起部41を構成し、前記突起部41の上端41aは、前記把持部36の下端36cよりも下方に配置されている。突起部41は、立壁43の頂部の高さから車幅方向外側に延びる部分(上端壁42)と、さらに下方に延びる部分(上部湾曲壁44および下部湾曲壁45)と、を備えている。
この構成によれば、リヤサイドカバー24から上方に突出する突起部41と、シート15の車幅方向外側に位置する把持部36との間に間隔を確保しやすく、乗員が握るという把持部36の機能を確保しやすくするとともに、突起部41の高さを抑えてリヤサイドカバー24の製造コストの低減を図ることができる。
また、上記自動二輪車1において、前記把持部36は、前記突起部41よりも上方に離間して配置されている。
この構成によれば、リヤサイドカバー24上方の突起部41よりも上方に離間して把持部36が配置されるので、把持部36をより握りやすくすることができる。
また、上記自動二輪車1において、前記把持部36は、前記突起部41よりも車幅方向外側に離間して配置されている。
この構成によれば、リヤサイドカバー24上方の突起部41よりも車幅方向外側に離間して把持部36が配置されるので、把持部36をより握りやすくし、かつ把持部36の高さを抑えることができる。
また、上記自動二輪車1において、前記突起部41の車幅方向外側には、前記リヤサイドカバー24の外表面32から上方に向けて湾曲した下部湾曲壁45が形成されている。
この構成によれば、突起部41の車幅方向外側に上方に向けて湾曲した下部湾曲壁45を形成するので、把持部36を握る際に手指が下部湾曲壁45に案内されるため、把持部36を握りやすくすることができる。
また、上記自動二輪車1において、前記突起部41の車幅方向外側には、前記下部湾曲壁45から前記突起部41の上端41aに向けて車幅方向内側に湾曲した上部湾曲壁44が形成されている。
この構成によれば、突起部41の車幅方向外側に突起部41の上端41aに向けて湾曲した上部湾曲壁44をさらに形成するので、把持部36と上部湾曲部44との間に車幅方向で空間を設けることができる。
また、上記自動二輪車1において、前記把持部36には、前記把持部36を前記シート15の下方の車体側固定部(後締結ブラケットBR2)に接続する後接続部38が設けられ、前記突起部41は、前記後接続部38よりも車幅方向外側に位置する第三突起部63を備え、前記第三突起部63は、車幅方向から見て前記後接続部38と少なくとも一部が重なっている。
この構成によれば、把持部36を車体側に接続する後接続部38を車幅方向外側から見えにくくするとともに、後接続部38に対する外乱(雨、風)等の影響を抑えることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、実施形態の構成は、自動二輪車以外の鞍乗り型車両に適用してもよい。前記鞍乗り型車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず、三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)又は四輪(四輪バギー等)の車両も含まれる。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
15 シート
19 外周部
19a 下端
24 リヤサイドカバー(車体カバー)
31,33 上縁(上縁)
31b 上面
32 外表面
35 リヤグリップ
36 把持部
36c 下端
38 後接続部(接続部)
41 遮蔽部、突起部
41a 上端
43 立壁
44 上部湾曲壁(上部湾曲部)
45 下部湾曲壁(湾曲部)
46 内側延出部
63 第三突起部(外側突起部)
Z1 隙間
BR2 後締結ブラケット(車体側固定部)

Claims (3)

  1. 乗員が着座するシート(15)と、
    前記シート(15)よりも下方の車体を車幅方向外側から覆う車体カバー(24)と、
    前記シート(15)の外周部(19)よりも車幅方向外側に位置し、後部同乗者が把持可能な把持部(36)と、を備え、
    前記外周部(19)の下端(19a)と、前記車体カバー(24)における前記下端(19a)と上下方向で対向する上面(31b)と、の間に隙間(Z1)が形成され、
    前記車体カバー(24)は、前記隙間(Z1)の車幅方向外側に、前記下端(19a)よりも高い位置まで延びる立壁(43)を配置する遮蔽部(41)を備え、
    前記遮蔽部(41)の車幅方向外側には、前記車体カバー(24)の外表面(32)から上方に向けて湾曲した湾曲部(45)を備え、
    前記遮蔽部(41)の上端(41a)は、前記把持部(36)の下端(36c)より下方に配置され、
    前記遮蔽部(41)の上端(41a)の車幅方向外側端と前記把持部(36)の車幅方向内側端との間に、前記把持部(36)を把持可能とする前記車幅方向の隙間(X2)が形成されている鞍乗り型車両。
  2. 前記遮蔽部(41)の車幅方向外側には、前記湾曲部(45)から前記遮蔽部(41)の上端(41a)に向けて車幅方向内側に湾曲した上部湾曲部(44)が形成されている請求項1に記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記把持部(36)には、前記把持部(36)を前記シート(15)の下方の車体側固定部(BR2)に接続する接続部(38)が設けられ、
    前記遮蔽部(41)は、前記接続部(38)よりも車幅方向外側に位置する外側突起部(63)を備え、
    前記外側突起部(63)は、車幅方向で前記接続部(38)と少なくとも一部が重なっている請求項1に記載の鞍乗り型車両。
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