JP7471057B2 - ゲート駆動回路 - Google Patents

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Description

本発明はゲート駆動回路に関し、特に、電力変換機器に使用されるトランジスタのゲート駆動回路に関する。
インバータなどの電力変換機器において、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、MOSFET(Metal-Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)などのパワーデバイスを高速に駆動するゲート駆動回路では、特許文献1に記載されるように出力段にNPNトランジスタ、PNPトランジスタを使ったエミッタフォロアのプッシュプル回路、または特許文献2に記載されるように出力段にNチャネル型(Nch)、Pチャネル型(Pch)のMOSFETを使ったプッシュプル回路で出力電流を増幅している。
特開2015-126596号公報 特開2013-179828号公報
特許文献1に記載されるように出力段にNPNトランジスタ、PNPトランジスタを使ったエミッタフォロアのプッシュプル回路においては、一般的に使われている素子単体のディスクリートトランジスタにおいて、数十~数百kHzの高周波動作の製品では定格電流ピークが数アンペア程度と低い。そのため、定格の大きな半導体モジュールを駆動する場合には、例えば、特許文献1の図3で示されるように、ゲート駆動回路の出力段のプッシュプル回路を複数並列に接続して、1段あたりの電流ピークをトランジスタの定格内に抑える必要がある。
プッシュプル回路の並列数が多くなると、ベース電流も増えるため、前段回路の出力電流も増幅しなければならず、部品点数、回路規模、実装面積が大きくなり、コストが高くなるという問題があり、特許文献1で開示されるゲート駆動回路は大容量のトランジスタを駆動するのに適さない。
また、特許文献2で開示されるゲート駆動回路では、出力段の上段にPchMOSFET、下段にNchMOSFETを使ったプッシュプル回路で出力電流を増幅しており、上下段のMOSFETが同時にオンするアーム短絡が発生した際の短絡電流を、MOSFETの定格電流以下に抑えると共に、短絡電流による損失、発熱でMOSFETが故障しないようにゲート抵抗を兼ねる電流制限抵抗を上下段のMOSFETのドレイン端子と出力ノードとの間にそれぞれ接続している。
また、第1および第2の直流電源を用いてゲート駆動回路のゲート電源を生成しており、駆動されるIGBTのエミッタ端子は第1の直流電源のマイナス端子、第2の直流電源のプラス端子に接続されており、IGBTの駆動電圧は第1の直流電源のマイナス端子、第2の直流電源のプラス端子の接続点の電位を基準に正負に変動する。また、制御回路は第2の直流電源のマイナス端子を基準にして、ゲート駆動回路の電流増幅部のPchMOSFETおよびNchMOSFETを駆動している。
例えば、100kHzの高周波スイッチングでは、電流制限抵抗での損失が大きいのに加えて、電流制限抵抗はゲート抵抗を兼ねているため、大容量のトランジスタを高速駆動する際は、電流制限抵抗の抵抗値を大きくできない。そのため、ゲート駆動回路の出力段のPchMOSFETおよびNchMOSFETには、アーム短絡電流に耐える定格電流の大きなMOSFETを選定する必要があり、実装面積が大きく、コストが高くなるという問題があった。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、小型かつ低損失で出力電流が大きく、動作周波数の範囲が広いゲート駆動回路を提供することを目的とする。
本発明に係るゲート駆動回路は、制御回路から入力されるスイッチング信号に基づいて、トランジスタのゲートを駆動するゲート駆動回路であって、前記スイッチング信号の振幅電圧を広げる第1のレベルシフト回路と、前記第1のレベルシフト回路の出力電流を増幅するプリ増幅回路と、前記プリ増幅回路の出力電流を増幅する電流増幅回路と、を備え、前記電流増幅回路は、直列に接続された第1導電型の第1のMOSFETおよび第2導電型の第2のMOSFETを有し、前記第1のMOSFETのソース端子は、正の電源電圧を与える第1の電源端子に接続され、前記第2のMOSFETのソース端子は、負の電源電圧を与える第2の電源端子に接続され、前記第1のMOSFETのドレイン端子および前記第2のMOSFETのドレイン端子は、前記ゲート駆動回路の出力ノードとして前記トランジスタのゲート端子に接続され、前記第1のMOSFETのゲート端子は、コンデンサを介して前記プリ増幅回路の出力ノードに接続されると共に、抵抗を介して前記第1の電源端子に接続され、前記第2のMOSFETのゲート端子は、前記プリ増幅回路の前記出力ノードに接続され、前記ゲート駆動回路の前記出力ノードは、バイパス回路を介して前記第1の電源端子に接続される。
本発明に係るゲート駆動回路によれば、正の電源電圧と負の電源電圧との範囲で変化するゲート電圧によりトランジスタを駆動でき、ノイズによるトランジスタの誤動作を防止できる。また、ゲート駆動回路の出力ノードと第1の電源端子との間にバイパス回路を設けることで、トランジスタの入力容量を充電できるので、低いスイッチング周波数でもトランジスタをオンし続けることができ、動作周波数の範囲が広くなる。
本発明に係る実施の形態1のゲート駆動回路によって駆動されるパワーデバイスで構成されたインバータ回路の構成を示す回路図である。 本発明に係る実施の形態1のゲート駆動回路の構成を示す回路図である。 実施の形態1のゲート駆動回路の各部の動作を説明するタイミングチャートである。 電流増幅回路の出力回路のMOSFETのゲート電圧の変化を示すタイミングチャートである。 電流増幅回路の出力電流とバイパス回路のバイパス電流のタイミングチャートである。 本発明に係る実施の形態2のゲート駆動回路の構成を示す回路図である。 実施の形態2のゲート駆動回路の各部の動作を説明するタイミングチャートである。 本発明に係る実施の形態3のゲート駆動回路の構成を示す回路図である。 本発明に係る実施の形態3のゲート駆動回路のゲート電源の構成を示す回路図である。 ゲート電源の各部の電圧の時間変化を示す図である。
<実施の形態1>
図1は、本発明に係る実施の形態1のゲート駆動回路によって駆動されるパワーデバイスで構成された電力変換装置として、直流電圧を単相の高周波交流電圧に変換するインバータ回路1000の回路図である。
インバータ回路1000は、MOSFETで構成される半導体モジュール7と、半導体モジュール7に直流電圧を供給する直流電源2と、直流電圧を安定化する平滑コンデンサ3と、各MOSFETを駆動する4つのゲート駆動回路4と、各ゲート駆動回路4のそれぞれに接続されたゲート電源5と、4つのゲート駆動回路4を制御する制御回路6と、を備えている。
半導体モジュール7を構成する4個のスイッチング素子は、定格電流の大きい大容量のNch(第2導電型)のMOSFETであり、フルブリッジインバータ回路を構成している。すなわち、直流電源2のプラス端子に接続された電力線P(上アーム)と、マイナス端子に接続された電力線N(下アーム)との間に直列にMOSFET101およびMOSFET102が接続されて1つの回路ブロックを構成し、2つの回路ブロックが並列に接続されることでフルブリッジインバータ回路を構成している。なお、それぞれの回路ブロックのMOSFET101と102の接続ノードが半導体モジュール7の出力ノードとなって高周波交流電圧が出力される。
ゲート電源5は、周囲の回路から絶縁された直流電源51および52を含み、直流電源51のマイナス端子と直流電源52のプラス端子の接続ノードが接地(GND)され、当該接続ノードを基準として正負に変化する電源である。なお、直流電源51および52はそれぞれ1つの直流電源としているが、それぞれ複数の直流電源で構成しても良い。
制御回路6は、周囲の回路から絶縁され、絶縁されたスイッチング信号Vsにより4つのゲート駆動回路4を個々に制御する。
4つのゲート駆動回路4のうちの1つのゲート駆動回路4の構成を図2に示す。図2においては、ゲート駆動回路4で駆動されるMOSFETをMOSFET100として示している。
図2に示すように、ゲート駆動回路4は、レベルシフト回路41(第1のレベルシフト回路)、プリ増幅回路42および電流増幅回路43で構成され、ゲート電源5から供給されるGND(0V)を基準とした正の電源電圧+Vdd1および負の電源電圧-Vdd2で動作する。なお、制御回路6は電源電圧-Vdd2を基準に3.3Vまたは5.0Vの電源で動作する。
レベルシフト回路41は、NchのMOSFET8のドレイン端子とGNDとの間に抵抗Rp1が接続された構成を有し、MOSFET8のソース端子は、電源電圧-Vdd2が供給される電源端子T2に接続される。MOSFET8のゲート端子には制御回路6から、ゲート抵抗9を介して絶縁されたスイッチング信号Vsが入力される。
プリ増幅回路42は、エミッタ端子同士およびベース端子同士が接続されたNPNトランジスタ10およびPNPトランジスタ11で構成され、NPNトランジスタ10およびPNPトランジスタ11の共通に接続されたエミッタ端子がプリ増幅回路42の出力ノードとなる。なお、NPNトランジスタ10のコレクタ端子はGNDに接続され、PNPトランジスタ11のコレクタ端子は電源端子T2に接続され、エミッタフォロアのプッシュプル回路を構成する。
NPNトランジスタ10およびPNPトランジスタ11のベース端子にはレベルシフト回路41のMOSFET8のドレイン端子が接続され、プリ増幅回路42の出力電圧Vpreは電源電圧-Vdd2~GNDの範囲で変化する。
電流増幅回路43は、ドレイン端子同士が接続されたPch(第1導電型)のMOSFET12(第1のMOSFET)およびNchのMOSFET13(第2のMOSFET)を有している。MOSFET12のソース端子は、電源電圧+Vdd1が供給される電源端子T1(第1の電源端子)に接続され、MOSFET13のソース端子は、電源端子T2(第2の電源端子)に接続されている。
MOSFET12および13のゲートには、MOSFET100と同様にゲート-ドレイン間容量Cgdとゲート-ソース間容量Cgsとを足し合わせた入力容量Cissが存在するが、図示は省略する。
MOSFET13のゲート端子は、ダイオード14(第2のダイオード)が並列に接続されたゲート抵抗18(第2のゲート抵抗)を介してプリ増幅回路42の出力ノードに接続されている。ダイオード14のアノード端子はMOSFET13のゲート端子に接続され、カソード端子はプリ増幅回路42の出力ノードに接続されている。また、プリ増幅回路42の出力ノードと、電源端子T1との間には、電源端子T1から順に抵抗RcおよびコンデンサCcが直列に接続されている。
MOSFET12のゲート端子は、ダイオード15(第1のダイオード)が並列に接続されたゲート抵抗17(第1のゲート抵抗)を介して抵抗RcとコンデンサCcとの接続ノードに接続されている。ダイオード15のカソード端子はMOSFET12のゲート端子に接続され、アノード端子は、抵抗RcとコンデンサCcとの接続ノードに接続されている。
また、抵抗Rcにはダイオード16が並列接続され、ダイオード16のカソード端子は、電源端子T1に接続され、ダイオード16のアノード端子は、抵抗RcとコンデンサCcとの接続ノードに接続されている。
MOSFET12およびMOSFET13のドレイン端子は、ゲート駆動回路4の出力ノードとしてゲート抵抗Rgを介してMOSFET100のゲート端子に接続され、また、バイパス抵抗Rbypを介して電源端子T1に接続され、バイパス回路が形成されている。
MOSFET100のソース端子はGNDに接続されており、MOSFET100に印加されるゲート電圧Vgは、GNDを基準に-Vdd2~+Vdd1の範囲で変化する。
制御回路6からのスイッチング信号Vsの振幅電圧は、制御回路6をFPGA(Field-Programmable Gate Array)またはマイクロコンピュータで構成した場合は、3.3V~5.0Vが一般的である。
大容量のMOSFET100は、オン状態(ON)での損失を減らすため、ゲート閾値電圧Vthよりも十分に高いゲート電圧Vgでオーバードライブし、オン抵抗を下げる必要がある。一般的なMOSFETでは12Vから20V未満のゲート電圧を印加する。
また、MOSFET100が大電流をスイッチングする際、ゲート電圧Vgにノイズが重畳して、MOSFET100が誤動作し、オフ状態(OFF)であるべきタイミングでオン(誤オン動作)する可能性がある。この対策としてMOSFET100のソース端子を基準としてゲート電圧Vgに負バイアスを印加することで、ゲート閾値電圧Vthが見かけ上、負バイアス電圧Vbiasの分だけ高くなる。すなわち、ゲート電圧VgがVth+Vbiasを超えないとMOSFET100がオンしないため、ノイズによる誤オン動作を抑制できる。
なお、本実施の形態1ではゲート電源5の電圧は+Vdd1=+15V、-Vdd2=-15Vとし、ゲート電圧Vgは-15V~+15Vの範囲で変化するものとする。
レベルシフト回路41では、制御回路6からのスイッチング信号Vsを、-Vdd2の-15Vを基準とした3.3Vまたは5Vの振幅電圧から、-Vdd2(-15V)~GND(0V)で変化する15Vの振幅電圧に広げている。
レベルシフト回路41の出力電圧がGND(0V)の場合、レベルシフト回路41の出力電流は、レベルシフト回路41のMOSFET8のドレイン端子とGNDとの間の抵抗Rp1で制限されるため、プリ増幅回路42で電流増幅している。
プリ増幅回路42の出力電圧Vpreも、レベルシフト回路41の出力と同様に-Vdd2(-15V)を基準に-Vdd2(-15V)~GND(0V)の範囲で変化し、振幅は15Vである。
プリ増幅回路42の出力からコンデンサCcを通過した後の電流増幅回路43のMOSFET12のゲート電圧Vgop-gは、電源電圧+Vdd1、すなわちMOSFET12のソース端子の電位を基準に+Vdd1(+15V)~GND(0V)の範囲で変化する。また、プリ増幅回路42の出力からゲート抵抗18を通過した後の電流増幅回路43のMOSFET13のゲート電圧Vpre-gは、電源電圧-Vdd2、すなわちMOSFET13のドレイン端子の電位を基準に-Vdd2(-15V)~GND(0V)の範囲で変化する。
そのため、実施の形態1に係るゲート駆動回路4においては、ゲート駆動回路4の出力電圧であるゲート電圧Vgが正負に振れ、振幅が20Vを超える場合でも、電流増幅回路43のMOSFET12を、ゲート耐圧以下のゲート電圧Vgop-gで駆動することができ、また、MOSFET13を、ゲート耐圧以下のゲート電圧Vpre-gで駆動することができる。
図3は、実施の形態1のゲート駆動回路4の各部の動作を説明するタイミングチャートである。図3においては、横軸を時間[s]とし、縦軸を電圧[V]として、電流増幅回路43のMOSFET12のゲート電圧Vgop-g、プリ増幅回路42の出力電圧Vpre、電流増幅回路43のコンデンサCcの両端の差動電圧Vcおよびゲート駆動回路4からのゲート電圧Vgの時間変化を示している。なお、MOSFET12のゲート閾値電圧を-Vthpとする。
初期状態として、図3の期間Aでは制御回路6からのスイッチング信号Vsは”High”であり、ゲート駆動回路4の出力電圧であるゲート電圧Vgは+15Vとなっており、コンデンサCcの両端の差動電圧Vcは15Vとなっており充電されているものとする。
この期間Aでは、プリ増幅回路42のNPNトランジスタ10はオフしており、PNPトランジスタ11はオンしており、プリ増幅回路42の出力電圧Vpreは、電源電圧-Vdd2(-15V)となっている。このため、電流増幅回路43のMOSFET12がオンし、MOSFET13がオフしている。
電流増幅回路43のコンデンサCcは、電源電圧+Vdd1(+15V)を供給する電源端子T1、抵抗Rc、コンデンサCc、PNPトランジスタ11および電源電圧-Vdd2(-15V)を供給する電源端子T2の経路で時定数τ=Rc×Ccで充電される。なお、この数式は抵抗Rcの抵抗値をRc、コンデンサCcの容量をCcとして表している。
期間Aでは、コンデンサCcの両端の差動電圧VcとMOSFET12のゲート電圧Vgop-gとは等しく、MOSFET12のゲート電圧Vgop-gは、電源電圧-Vdd2(-15V)を基準電位とすると、GND(0V)から時定数τで電圧が上昇する。
MOSFET12のゲート電圧Vgop-gが、電流増幅回路43のMOSFET12がオフする電源電圧+Vdd1(+15V)-Vthpを超える前に制御回路6からのスイッチング信号Vsは”Low”に変化し、期間Bに移行する。
次に、図3の期間Bでは、プリ増幅回路42のNPNトランジスタ10がオンし、PNPトランジスタ11はオフし、プリ増幅回路42の出力電圧Vpreは電源電圧-Vdd2(-15V)からGND(0V)に変化する。
プリ増幅回路42の出力電圧Vpreが電源電圧-Vdd2(-15V)からGND(0V)に変化するため、コンデンサCcは+15Vでバイアスされる。期間Aで充電された差動電圧ΔVc分だけ、電源電圧+Vdd1(+15V)を超えるためダイオード16を介して放電され、差動電圧Vcは+15Vとなる。
電流増幅回路43のMOSFET12のゲート電圧Vgop-gは、ソース端子が接続された電源端子T1の電源電圧+Vdd1(+15V)を基準にすると0Vとなり、MOSFET12がオフする。また、プリ増幅回路42の出力電圧Vpreは電源電圧-Vdd2(-15V)からGND(0V)に変化するため、電流増幅回路43のMOSFET13のゲート端子には、ソース端子が接続された電源端子T2の電源電圧-Vdd2(-15V)を基準に15Vが印加されてMOSFET13がオンして、ゲート駆動回路4の出力電圧であるゲート電圧Vgは+15Vから-15Vに変化する。
次に、制御回路6からのスイッチング信号Vsが”High”に変化し、再び期間Aとなり、期間A、期間Bを交互に繰り返すことで、ゲート駆動回路4の出力電圧であるゲート電圧Vgが±15Vの範囲で変化する。
図4は、電流増幅回路43のMOSFET12および13のゲート電圧の変化を示すタイミングチャートである。図4においては、横軸を時間[s]とし、縦軸を電圧[V]として、MOSFET12のゲート電圧Vgop-gおよびMOSFET12のゲート電圧Vpre-gの変化と、MOSFET12のゲート閾値電圧VthpおよびMOSFET13のゲート閾値電圧Vthnとの関係を詳細に示している。
図4に示すように、ゲート電圧Vpre-gおよびゲート電圧Vgop-gが、それぞれ立ち上がり時間trおよび立ち上がり時間tfで変化した場合、ゲート電圧Vpre-gの立ち上がり時にゲート閾値電圧Vthnと交差する時間をtn-on、ゲート電圧Vpre-gの立ち下がり時にゲート閾値電圧Vthnと交差する時間をtn-offとすると、tn-on~tn-offの期間に、MOSFET13がオンしている。
また、ゲート電圧Vgop-gの立ち上がり時にゲート閾値電圧Vthpと交差する時間をtp-off、ゲート電圧Vgop-gの立ち下がり時にゲート閾値電圧Vthpと交差する時間をtp-onとすると、tp-on~tp-offの期間に、MOSFET12がオフしている。
図4に示すように、ゲート電圧Vgop-gの立ち上がりは速く、立ち下がりは遅くなっている。この理由は、ゲート電圧Vgop-gの立ち上がり時にはダイオード15を介して電圧が印加されるためであり、立ち下がり時にはゲート抵抗17を介して放電されるためである。
すなわち、電流増幅回路43のMOSFET12をオン、オフするには、MOSFET12の入力容量Cissを充放電する必要があり、立ち上がり時はダイオード15を介して入力容量Cissを充電するので急速に充電でき、立ち上がりが速くなる。一方、立ち下り時には入力容量Cissに蓄積された電荷は、ゲート抵抗17を介して放電されるので立ち下がりが遅くなる。
また、図4に示すように、ゲート電圧Vpre-gの立ち上がりは遅く、立ち下がりは速くなっている。この理由は、ゲート電圧Vpre-gの立ち上がり時にはゲート抵抗18を介して電圧が印加され、立ち下がり時にはダイオード14を介して放電されるためである。
すなわち、電流増幅回路43のMOSFET13をオン、オフするには、MOSFET13の入力容量Cissを充放電する必要があり、立ち上がり時はゲート抵抗18を介して入力容量Cissを充電するので立ち上がりが遅くなる。一方、立下り時には入力容量Cissに蓄積された電荷は、ダイオード14を介して放電されるので立ち下がりが速くなる。
このように、ゲート電圧Vgop-gの立ち上がり、立ち下がりと、ゲート電圧Vpre-gの立ち上がり、立ち下がりとで差が生じるため、MOSFET12およびMOSFET13の両方がオフしている期間が生じ、これがデッドタイムとなる。図4において、tp-offとtp-onとの間がデッドタイムtdeadになり、tn-offとtp-onとの間がデッドタイムtdeadになる。デッドタイムを確保することで、MOSFET12およびMOSFET13の両方が同時にオンして、アーム短絡が発生することを防止できる。なお、ゲート抵抗17および18のそれぞれの抵抗値RgpおよびRgnを変えることで、デッドタイムtdeadの長さを調整できる。
このように実施の形態1のゲート駆動回路4によれば、電流増幅回路43の出力回路のMOSFET12およびMOSFET13のデッドタイムを確保できるので、アーム短絡を防止でき、アーム短絡時に発生する短絡電流を抑えるための電流制限抵抗を電力線P(上アーム)と電力線N(下アーム)との間に設ける必要がない。このため、大容量のMOSFET100のゲート抵抗が高くならず、MOSFET100を高速に駆動できるという特長がある。
また、実施の形態1のゲート駆動回路4によれば、MOSFET100の入力容量Cissを電流増幅回路43のMOSFET12およびMOSFET13を用いて急速に充放電できるので、MOSFET100を数百kHzの高周波でスイッチングでき、かつ、低いスイッチング周波数でもMOSFET100をオンし続けることができるという特長を有する。
以下、この特徴について図5を用いて説明する。図5は、ゲート駆動回路4の電流増幅回路43の出力電流Ichrとバイパス回路のバイパス抵抗Rbypに流れる電流Ibypのタイミングチャートである。
図5において、ゲート駆動回路4の電流増幅回路43からMOSFET100の入力容量Cissに流れ込む方向の電流値を+Ionとし、入力容量Cissからゲート駆動回路4の電流増幅回路43に引き込まれる方向の電流値を-Ioffとすると、ゲート駆動回路4の出力電圧であるゲート電圧Vgの立ち上がり、立ち下りの短時間にだけ、+Ion、-Ioffが流れて入力容量Cissが急速に充放電される。バイパス抵抗RbypにはMOSFET100がオンし続けるのに必要なだけバイパス電流Ibypが流れれば良いため、バイパス抵抗Rbypの抵抗値を大きくでき、損失を抑えることができる。
ここで、図3のタイミングチャートにおいて、電流増幅回路43のMOSFET12がオンしているA期間、すなわち、プリ増幅回路42のPNPトランジスタ11がオンしている期間は、電源電圧+Vdd1(+15V)を供給する電源端子T1、抵抗Rc、コンデンサCc、PNPトランジスタ11および電源電圧-Vdd2(-15V)を供給する電源端子T2の経路で、コンデンサCcの両端はGND(0V)から、時定数τ=Rc×Ccで充電される。
電流増幅回路43のMOSFET12のゲート閾値電圧を-Vthpとすると、コンデンサCcの両端電圧、すなわちVgop-gが電源電圧+Vdd1(+15V)-Vthpを超えるまでは、MOSFET12のゲート電圧Vgop-gは、ソース端子の電源電圧+Vdd1(+15V)を基準にするとゲート閾値電圧-Vthpを下回るのでオンを維持できる。一方、MOSFET100のスイッチング周波数が時定数τ(Rc×Cc)を下回ると、すなわちスイッチング周波数が低くなると、コンデンサCcの両端電圧が+Vdd1(+15V)-Vthpを超えて、MOSFET12がオフする。
実施の形態1のゲート駆動回路4では、バイパス回路としてバイパス抵抗Rbypを備えることで、MOSFET100の入力容量Cissが電流増幅回路43のMOSFET12で急速に充電された後も、バイパス抵抗Rbypを介してバイパス電流Ibypで、入力容量Cissを充電し続けられるので、MOSFET100はオンを維持できる。
そして、時定数τ(Rc×Cc)は、MOSFET100のスイッチング周波数よりも大きく設定し、Rbyp×Cissは、MOSFET100のスイッチング周波数および時定数τ(Rc×Cc)以下に設定し、Rc×Cc≧Rbyp×Cissの条件を満たすようにバイパス抵抗Rbypを設定する。これにより、バイパス電流Ibypで入力容量Cissを充電でき、抵抗RcとコンデンサCcによる時定数τを下回る低いスイッチング周波数でもMOSFET100をオンし続けることができる。
本実施の形態1においては、ゲート駆動回路4の駆動対象を半導体モジュール7に内蔵された大容量のMOSFETとしたが、半導体モジュールに内蔵されているのではなく、ディスクリートトランジスタを駆動対象とした場合でも同様の効果が得られる。また、MOSFETだけでなく、IGBTの駆動に本実施の形態1のゲート駆動回路4を適用しても同様の効果が得られることは言うまでもない。
<実施の形態2>
図6は本発明に係る実施の形態2のゲート駆動回路40の構成を示す図であり、図2を用いて説明したゲート駆動回路4と同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図6に示すように、ゲート駆動回路40は、レベルシフト回路411(第1のレベルシフト回路)、レベルシフト回路412(第2のレベルシフト回路)、プリ増幅回路42、電流増幅回路43およびバイパス回路44で構成され、ゲート電源5から供給されるGND(0V)を基準とした正負の電源電圧+Vdd1および電源電圧-Vdd2で動作する。
レベルシフト回路411は、NchのMOSFET8のドレイン端子とGNDとの間に抵抗Rp1が接続された構成を有し、MOSFET8のソース端子は、電源電圧-Vdd2が供給される電源端子T2に接続される。ゲート端子には制御回路6から、ゲート抵抗9を介して絶縁されたスイッチング信号Vsが入力される。
レベルシフト回路412は、電源電圧+Vdd1が供給される電源端子T1と、電源電圧-Vdd2が供給される電源端子T2との間に直列に接続された抵抗Rp2、Rp3およびNchのMOSFET19を有し、MOSFET19のソース端子は電源端子T2に接続され、ドレイン端子は抵抗Rp3に接続され、抵抗Rp2と抵抗Rp3との接続ノードは、レベルシフト回路412の出力ノードとしてバイパス回路44のPNPトランジスタTbypのベース端子に接続されている。MOSFET19のゲート端子には制御回路6から、ゲート抵抗91を介して絶縁されたスイッチング信号Vsが入力される。
バイパス回路44は、バイパストランジスタとして機能するPNPトランジスタTbypのエミッタ端子が電源端子T1に接続され、コレクタ端子はゲート駆動回路40の出力に接続されている。PNPトランジスタTbypのベース端子(制御端子)には、レベルシフト回路412から、制御回路6が出力するスイッチング信号Vsとは極性が反転したバイパス信号が入力される。
図7は、実施の形態2のゲート駆動回路40の各部の動作を説明するタイミングチャートである。図7においては、横軸を時間[s]とし、縦軸を電圧[V]として制御回路6から出力されるスイッチング信号Vs、プリ増幅回路42の出力電圧Vpre、ゲート駆動回路40の出力電圧であるゲート電圧VgおよびPNPトランジスタTbypのオン、オフの時間変化を示している。
図7に示されるように、スイッチング信号Vsに対して、レベルシフト回路411を通過した後のプリ増幅回路42の出力電圧Vpreは極性が反転する。また、バイパス信号により制御されるバイパス回路44のPNPトランジスタTbypは、ゲート電圧Vgと同期してオン、オフする。
このように、実施の形態2のゲート駆動回路40においては、バイパス回路44のPNPトランジスタTbypがゲート電圧Vgと同期してオン、オフするので、ゲート電圧Vgがオフの場合、PNPトランジスタTbypには電流が流れないため、バイパス回路としてバイパス抵抗Rbypを使用した実施の形態1のゲート駆動回路4と比較して、さらに低損失で高効率という特長がある。
その他、実施の形態1のゲート駆動回路4と同一の構成に関しては、実施の形態1のゲート駆動回路4と同様な効果が得られることは言うまでもない。
なお、以上説明した実施の形態2においては、バイパストランジスタとしてPNPトランジスタTbypを用いた構成を示したが、バイパストランジスタは、バイポーラトランジスタに限定されるものではなく、MOSFETで構成しても良い。
<実施の形態3>
図8は本発明に係る実施の形態3のゲート駆動回路4Aの構成を示す図であり、図2を用いて説明したゲート駆動回路4と同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図1に示したインバータ回路1000においては、ゲート電源5はゲート駆動回路4に接続される構成としたが、図8に示すゲート駆動回路4Aは、ゲート電源5Aを内蔵している。
図8に示すようにゲート駆動回路4Aに内蔵されたゲート電源5Aは、電源電圧+Vdd1(+15V)および電源電圧-Vdd2(-15V)をゲート駆動回路4Aに供給し、制御回路6に電源電圧-Vdd2(-15V)を供給する。また、制御回路6に電源電圧-Vcc(-10V)を供給する。
図9はゲート電源5Aの構成を示す回路図である。図9に示すようにゲート電源5Aは、コネクタCN1のピンP1とピンP2との間およびピンP2とピンP3との間に、それぞれ出力電圧15Vの直流電源20(第1の電源)および直流電源21(第2の電源)が接続されている。そして直流電源20および21の電圧を安定化するため、ピンP1とピンP2との間およびピンP2とピンP3との間に、それぞれ平滑コンデンサC1およびC2が接続されている。直流電源20および21は周囲の回路から絶縁されている。
平滑コンデンサC1には、直列に接続された電圧検出抵抗22および23が並列に接続され、電圧検出抵抗22および23の接続ノードは、スイッチ25の制御端子に接続されている。また、電圧検出抵抗22および23の接続ノードとコネクタCN1のピンP2との間には、スイッチ25がオンする時間を規定する時間規定コンデンサとして機能するコンデンサ24が設けられている。
スイッチ25は、電圧検出抵抗22を介してコンデンサ24が充電され、コンデンサ24の両端電圧が電圧検出抵抗22および23で規定された規定電圧を超えたらオンし、平滑コンデンサC1の両端電圧+Vinを電源電圧+Vdd1(+15V)としてゲート駆動回路4Aの電源端子T1に供給する。
また、平滑コンデンサC2の両端電圧は電源電圧-Vdd2(-15V)としてゲート駆動回路4Aの電源端子T2に供給される。
コネクタCN1のピンP3には3端子レギュレータ26の入力端子が接続され、3端子レギュレータ26において、電源電圧-Vdd2(-15V)を基準として電源電圧-Vcc(-10V)を生成し、制御回路6の電源端子T3に供給する。3端子レギュレータ26の共通端子はコネクタCN1のピンP2に接続され、ピンP2と3端子レギュレータ26の出力端子との間には、平滑コンデンサ27が接続されている。なお、電源電圧-Vdd2(-15V)と電源電圧-Vcc(-10V)との電圧差は+5Vであり、制御回路6のトランジスタの電源として供給使用される。
図10は、直流電源20および21をオンした際の、ゲート電源5Aの各部の電圧の時間変化を示す図である。図10に示すように、電源電圧+Vinおよび電源電圧-Vdd2は、同じタイミング、同じ傾きでそれぞれ電圧が上昇および下降する。
3端子レギュレータ26が出力する電源電圧-Vccと電源電圧-Vdd2も同じ傾きで電圧が下降し、電源電圧-Vccは-10Vに達すると一定になる。
コンデンサ24は、電圧検出抵抗22を介して充電され、充電開始からt1秒後に規定電圧に達することでスイッチ25をオンして、電源電圧+Vdd1をゲート駆動回路4Aに供給する。図10では電源電圧+Vdd1を破線で示している。
このように、ゲート電源5Aにおいては、コンデンサ24が充電開始からt1秒後にスイッチ25がオンするまでは、電源電圧+Vdd1がゲート駆動回路4Aに供給されない。ここで、時間t1秒は、ゲート駆動回路4Aの電流増幅回路43のMOSFET13が確実にオンする時間に基づいて設定される。
実施の形態3のゲート駆動回路4Aでは、ゲート電源5Aの電源電圧-Vdd2(-15V)と、電源電圧-Vcc(-10V)の電圧が安定し、かつ、電流増幅回路43のMOSFET13がオンした後の、t1秒後にスイッチ25をオンして電源電圧+Vdd1(+15V)が供給される。このため、ゲート電源を供給し始めた際に、プリ増幅回路42のPNPトランジスタ11の動作遅れで、Vpre-gが過渡的に”Low”となる期間、電源電圧+Vdd1がバイパス抵抗Rbypを通じてゲート電圧Vgとして供給され、MOSFET100が誤オンしてアーム短絡するのを防止できる。
その他、実施の形態1のゲート駆動回路4と同一の構成に関しては、実施の形態1のゲート駆動回路4と同様な効果が得られることは言うまでもない。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
4,4A,40 ゲート駆動回路、5,5A ゲート電源、6 制御回路、7 半導体モジュール、41,411,412 レベルシフト回路、42 プリ増幅回路、43 電流増幅回路。

Claims (6)

  1. 制御回路から入力されるスイッチング信号に基づいて、トランジスタのゲートを駆動するゲート駆動回路であって、
    前記スイッチング信号の振幅電圧を広げる第1のレベルシフト回路と、
    前記第1のレベルシフト回路の出力電流を増幅するプリ増幅回路と、
    前記プリ増幅回路の出力電流を増幅する電流増幅回路と、を備え、
    前記電流増幅回路は、
    直列に接続された第1導電型の第1のMOSFETおよび第2導電型の第2のMOSFETを有し、
    前記第1のMOSFETのソース端子は、正の電源電圧を与える第1の電源端子に接続され、
    前記第2のMOSFETのソース端子は、負の電源電圧を与える第2の電源端子に接続され、
    前記第1のMOSFETのドレイン端子および前記第2のMOSFETのドレイン端子は、前記ゲート駆動回路の出力ノードとして前記トランジスタのゲート端子に接続され、
    前記第1のMOSFETのゲート端子は、
    コンデンサを介して前記プリ増幅回路の出力ノードに接続されると共に、抵抗を介して前記第1の電源端子に接続され、
    前記第2のMOSFETのゲート端子は、
    前記プリ増幅回路の前記出力ノードに接続され、
    前記ゲート駆動回路の前記出力ノードは、
    バイパス回路を介して前記第1の電源端子に接続される、ゲート駆動回路。
  2. 前記第1のMOSFETの前記ゲート端子は、
    第1のダイオードが並列接続された第1のゲート抵抗を介して、前記コンデンサおよび前記抵抗に接続され、
    前記第2のMOSFETの前記ゲート端子は、
    第2のダイオードが並列接続された第2のゲート抵抗を介して、前記プリ増幅回路の前記出力ノードに接続され、
    前記第1のダイオードは、
    カソードが前記第1のMOSFETの前記ゲート端子に接続され、
    前記第2のダイオードは、
    アノードが前記第2のMOSFETの前記ゲート端子に接続される、請求項1記載のゲート駆動回路。
  3. 前記バイパス回路は、
    前記ゲート駆動回路の前記出力ノードと前記第1の電源端子との間に接続されたバイパス抵抗を有する、請求項1または請求項2記載のゲート駆動回路。
  4. 前記スイッチング信号の極性を反転させて前記振幅電圧を広げる第2のレベルシフト回路をさらに備え、
    前記バイパス回路は、
    前記ゲート駆動回路の前記出力ノードと前記第1の電源端子との間に接続されたバイパストランジスタを有し、
    前記バイパストランジスタの制御端子は、
    前記第2のレベルシフト回路の出力ノードに接続される、請求項1または請求項2記載のゲート駆動回路。
  5. 前記正の電源電圧および前記負の電源電圧を供給するゲート電源をさらに備え、
    前記ゲート電源は、
    前記負の電源電圧が安定し、かつ前記第2のMOSFETがオンした後に、前記正の電源電圧の供給を開始する、請求項1から請求項3の何れか1項に記載のゲート駆動回路。
  6. 前記ゲート電源は、
    前記正の電源電圧を供給する第1の電源と、
    前記負の電源電圧を供給する第2の電源と、
    前記第1の電源に並列に接続された直列接続の複数の電圧検出抵抗と、
    前記複数の電圧検出抵抗の何れかと並列に接続された時間規定コンデンサと、
    前記時間規定コンデンサに接続され、前記時間規定コンデンサが充電されて両端電圧が規定電圧に達するとオンするスイッチと、を有し、
    前記スイッチは、
    前記第1の電源のプラス端子と前記第1の電源端子との間に直列に接続され、
    前記正の電源電圧の供給の開始は、
    前記時間規定コンデンサの前記両端電圧が前記規定電圧に達する時間で規定される、請求項5記載のゲート駆動回路。
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