JP7470572B2 - 情報処理装置 - Google Patents
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Description
管理者パスワードを変更することを要求する装置では、悪意のある者による不正利用を防止するために、管理者パスワードを変更するまでは、その情報処理装置で利用できる機能が実行できないようになっているものもある。
また、従来の情報処理装置において、管理者パスワードを変更することを要求し、このパスワードを変更するまで装置の利用を完全に防止した場合、情報処理装置の管理者が管理者パスワードを変更しない限り、設置時における設置担当者による初期設定操作や、情報処理装置を利用したいユーザによる入力操作もできなくなり、非常に不便である。
管理者パスワードを変更することを要求するパスワード変更要求画面を、前記表示部に表示することを特徴とする。
また、この発明は、情報処理装置であるが、情報処理装置としては、パソコン、通信装置、表示装置、画像形成装置など種々の装置があり、以下の実施形態は、これらの情報処理装置のいずれにも適用可能である。
以下の実施形態では、情報処理装置のうち、画像、図形、文字などの情報が記載された文書を入力し、印刷等の機能を有する画像形成装置について説明する。
図1に、この発明の画像形成装置の一実施例の構成ブロック図を示す。
画像形成装置(以下、MFP:Multifunction Peripheral、複合機とも呼ぶ)1は、画像データを処理する装置であり、たとえば、複写(コピー)機能、印刷機能、原稿読取(スキャン)機能、原稿編集機能、原稿保存機能、原稿送信(ファックス、FAX)機能、通信機能などを備えた電子機器である。
以下の実施例では、この発明の画像形成装置1は、特に、印刷機能、原稿読取(スキャン)機能を備えるものとして説明するが、これ以外の機能を備えてもよい。
画像処理部14は、主に、画像入力部15、画像形成部16、画像出力部17から構成される。
CPUは、ROM等に予め格納された制御プログラムに基づいて、各種ハードウェアを有機的に動作させて、この発明の画像形成機能、ログ記録機能などを実行する。
ユーザが操作するキーとしては、動作開始キー、機能選択キー、設定キーなどがある。
ユーザは、たとえば、タッチパネルや読み取り動作の開始キーを入力する操作をすることによって、コピー機能や管理者設定機能などを実行させる。
特に、管理者設定機能では、タッチパネルや所定の選択キーを入力する操作をすることによって、管理者パスワードの変更、画像形成装置を利用するユーザの登録、ネットワークへの接続情報の設定などを行う。
表示部13には、たとえば、画像形成装置の印刷等に利用する設定項目の設定や、原稿読取機能等を実行するのに必要な情報や、選択した機能の操作画面、パスワード入力画面、管理者情報設定画面などが、文字、記号、図形、画像、アイコン、アニメーション、動画等を用いて、表示される。
主として、画像入力部15は、所定の画像データを入力する部分であり、画像形成部16は、入力された画像データを印刷等することのできる情報に変換する部分であり、画像出力部17は、形成された印刷情報等を印刷用紙等に出力する部分である。
画像入力部15としては、情報が記載された原稿を読み取るスキャナ(読取装置)を用いる。
画像形成装置1は、原稿を読み取るために、原稿が載置される原稿載置台(原稿台)と、原稿を抑える原稿カバーとを備える。
また、画像形成装置1は、複数枚の原稿を載置して、複数の原稿を1枚ずつ自動的に搬送して読み取る自動原稿送り装置(ADF:Automatic Document Feeder)を備えてもよい。
この場合、画像等が記載された原稿をスキャナで読み取り、原稿の画像データを、記憶部50に記憶する。
たとえば、USBメモリなどの外部の記憶媒体を接続するインタフェースが、画像入力部15に該当する。
入力したい画像情報などの電子データファイルを、USBメモリなどの外部の記憶媒体に保存しておき、USBメモリ等をUSB端子などの入力インタフェースに接続し、操作部12で所定の入力操作を行うことによって、USBメモリ等に保存された所望の電子データファイルを読み出して、記憶部50に、入力画像データとして記憶してもよい。
現像工程では、トナーカートリッジからトナーを現像装置に補給し、帯電した感光体ドラムの表面に形成された静電潜像が現像され、静電潜像に対応したトナー像が形成される。感光体ドラムの表面に形成されたトナー像は転写装置によって記録媒体上に転写され、その後、定着装置によって加熱されることにより記録媒体上に定着させられる。
また、画像形成部16は、入力画像データを転送や表示できる形態の情報に変換する。
ただし、入力画像データの出力は、印刷に限るものではなく、スキャンされた原稿の入力画像データの記憶、スキャンされた原稿の入力画像データのFAX送信なども含まれる。
たとえば、読み取られた原稿の入力画像データをUSBメモリなどの外部の記憶媒体へ記憶すること、インターネットなどのネットワークを介して他の情報処理装置やサーバへ入力画像データを送信すること、特定の保存フォルダに分類保存することも、画像出力に相当する。
たとえば、パソコン、携帯端末、サーバなどの情報処理装置から転送されてきた電子データファイルを受信する。
また、この発明の画像形成装置1で生成された入力画像データを、画像形成装置1に接続された外部記憶装置(USBメモリなど)に転送したり、ネットワークを介して、原稿を入力したユーザ所有のパソコンやサーバなどの情報処理装置に送信したりする。
また、後述するように、画像形成装置の管理者に、不正利用等の有無を確認してもらうために、記憶部50に記憶された操作内容(操作履歴情報)を、管理者の所有するパソコン等の情報処理装置に送信してもよい。
たとえば、管理者による管理者パスワードの変更操作、ユーザ登録操作、ユーザによるコピー等の機能実行操作、ログイン操作、画像データの入力操作、画像データの転送操作などの操作内容を、記憶部50に記録する。
操作内容は、時系列に記録し、操作を実行したユーザの名称(ユーザ名)、操作を実行した日付とともに対応づけて、後述する図3に示すような操作履歴情報51に、順次、記録する。以下、操作履歴情報51は、ログ情報とも呼ぶ。
また、操作内容は、操作した人や操作の種類などによって分類してもよく、たとえば、分類を示す操作項目と、操作項目に含まれる実際の操作に相当する操作設定情報とからなる。
また、この発明では、特に、画像形成装置の設置当初の不正利用の有無を、事後的に判断できるようにするために、ログ記録部21は、画像形成装置が初めて起動されてから、管理者パスワードが初期パスワードと異なるパスワードに変更されるまで、操作部12を利用して入力されたすべての操作内容を、操作履歴情報51として記憶部50に記録することが好ましい。
初期パスワードは、後述する管理者パスワードの初期値であり、画像形成装置の設置前に記憶部50に予め設定記憶されている管理者パスワード(初期パスワードKPW0)である。
管理者パスワードの入力確認は、たとえば、管理者パスワード入力画面を表示させる操作がされ、この画面を表示している状態で、パスワード入力欄に情報が入力されるか否かで判断すればよい。
入力された管理者パスワード(入力パスワードINPW)は、初期パスワードKPW0などと比較され、管理者の認証が行われる。
管理者パスワードとして、初期パスワードKPW0が予め設定記憶されており、管理者パスワードが、初期パスワードKPW0のままで変更されていない状態で、パスワード認証部23が、入力された管理者パスワードが初期パスワードKPW0に一致するか否かをチェックする。
管理者パスワードの変更処理が行われていない状態では、後述する変更パスワードKPW1に、初期パスワードKPW0と同じパスワードが記憶されているものとする。
入力パスワードINPWと変更パスワードKPW1とが一致した場合は、管理者パスワードの認証が成功したと判断され、入力パスワードINPWと変更パスワードKPW1とが一致しない場合は、管理者パスワードの認証が失敗したと判断される。
正規の管理者が管理者パスワードの変更処理を行った後に、管理者パスワードの変更を行った正規の管理者が、入力パスワードINPWとして、変更パスワードKPW1と同じパスワードを入力した場合には、管理者パスワードの認証が成功する。
ただし、管理者パスワードの変更処理を行った後に、管理者パスワードの変更が行われたことを知らない管理者や不正利用者が、入力パスワードINPWとして、初期パスワードKPW0と同じパスワードを入力した場合には、管理者パスワードの認証が失敗する。
たとえば、管理者パスワードが初期パスワードKPW0のままで変更されていない状態で、パスワード認証部23が、入力された管理者パスワードINPWが初期パスワードKPW0に一致することを確認した場合に、管理者パスワードを含む管理者に関する情報を設定する管理者情報設定画面を、表示部13に表示させる。
その後、操作部12によって管理者パスワードが変更された場合、変更後の管理者パスワードを、変更パスワードKPW1として記憶部50に記憶する。
変更パスワードKPW1は、パスワード認証部23が行う管理者パスワードの認証に利用される。
パスワード入力監視部22によって、初期パスワードと異なるパスワードが入力されたことが確認された場合に、パスワード変更部24が、管理者パスワードを変更し、入力されたパスワードを新しい管理者パスワードとして記憶する。
たとえば、後述するような管理者設定を行う管理者情報設定画面において、管理者情報の一つとして、新しい管理者パスワードが入力された場合に、入力された新しい管理者パスワードを、変更パスワードKPW1に記憶させる。
このような管理者パスワードを変更する操作が行われた場合は、この管理者パスワードを変更した操作内容を、操作履歴情報に、追加記憶する。
特に、パスワード変更部24によって管理者パスワードが変更された場合に、操作履歴情報を提示する。
操作履歴情報の提示には、種々の方法がある。
たとえば、後述するように、ログ提示部25は、記憶部50に記録された操作内容を、表示部13に表示することによって、操作履歴情報を管理者に提示する。
あるいは、ログ提示部25は、記憶部50に記録された操作内容を、通信部18によって、ネットワークを介して、他の情報処理装置に送信すること(たとえば、管理者が所有するパソコンへの送信や、管理者のメールアドレスへの送信)によって、操作履歴情報を管理者に提示してもよい。
記憶部50には、たとえば、操作履歴情報51、初期パスワード52、変更パスワード53、入力パスワード54、パスワードフラグ55、ログ提示方法情報56などが記憶される。
管理者パスワードは、画像形成装置の管理者が、画像形成装置にログインする場合に入力するパスワードである。
図2には、管理者パスワード(初期パスワード52、変更パスワード53、入力パスワード54)と、パスワードフラグ55、ログ提示方法情報56の一実施例を示している。
図3には、操作履歴情報51の一実施例を示している。
操作内容の履歴は、事後的に、画像形成装置の管理者等が確認し、その履歴から、不正利用の有無を判断する際に用いられる。
したがって、操作履歴情報51には、不正利用の有無を判断するのに必要な情報が記憶される。
図3に示した操作履歴情報51には、履歴番号1から5の5つの履歴情報を示している。
図3の操作履歴情報51には、操作者の名前(ユーザ名)、日付、および操作項目と操作設定情報からなる操作内容が、対応付けて記憶されている。
たとえば、操作項目としては、「管理者設定」や「ユーザ操作」の他に、登録されていない非認証ユーザの「ゲストユーザ操作」などがある。
また、操作設定情報としては、「ユーザ追加」や「FAX送信」の他に、送信先のIPアドレス登録や、スキャン送信、プリント、コピー操作、外部ストレージ保存などがある。
初期パスワード(KPW0)52は、たとえば、画像形成装置の出荷時に記憶部50に記憶される。
この発明の画像形成装置を設置して初めて起動させ、設置担当者や管理者が設置時の初期作業をしようとする場合、管理者パスワードを入力して、画像形成装置にログインする必要があるものとする。
この初期起動時のログインをするときに、入力すべき管理者パスワードが、初期パスワード(KPW0)52であるとする。
初期パスワード(KPW0)52は、画像形成装置の種類ごとに、同一のパスワードを設定してもよく、あるいは画像形成装置ごとに、固有のパスワードを設定してもよい。
ただし、設置時に、設置担当者や管理者が初期設定やメンテナンス作業ができるようにするために、初期パスワードKPW0は、公開される必要がある。
したがって、画像形成装置に予め記憶される初期パスワードKPW0が公開される場合には、不正利用者による不正利用を防止するために、設置時の初期作業が終わった後は、できるだけ早く、管理者パスワードを、初期パスワードKPW0から、別のパスワードに変更する必要がある。
たとえば、管理者パスワードを変更する作業で、新しいパスワードとして、初期パスワードKPW0と異なる「KANNEW1」が入力された場合は、変更パスワード(KPW1)53に、「KANNEW1」が記憶される。
ただし、変更パスワード(KPW1)53の初期値としては、初期パスワードKPW0と同じパスワードが、予め記憶されているものとする。
変更パスワードKPW1に、初期パスワードKPW0と異なるパスワードが記憶された場合は、それ以降、管理者パスワードとしては、変更パスワードKPW1が利用される。
たとえば、設置担当者や管理者が設置作業や初期設定作業を開始するときに、初期設定メニュー画面でログインする場合に、管理者パスワードの入力が要求され、入力されたパスワードが、入力パスワード(INPW)54として記憶される。
画像形成装置の初期起動時において、管理者のログイン認証では、この入力パスワードINPWと、初期パスワードKPW0とが比較され、両パスワードが一致すれは、認証が成功する。
また、管理者パスワードが変更された後は、入力パスワードINPWと、変更パスワードKPW1とが比較され、両パスワードが一致すれは、認証が成功する。
ここでは、初期パスワードKPW0としてKANOLD0が記憶され、変更パスワードKPW1としてKANNEW1が記憶され、入力パスワードINPWとしてKANNEW1が記憶されている場合を示している。
変更パスワードKPW1に、初期パスワードKPW0と異なるKANNEW1が記憶されている場合は、入力パスワードINPWと変更パスワードKPW1とが比較されるので、入力パスワードINPWが、変更パスワードKPW1と同じKANNEW1であれば、管理者のログイン認証は成功となる。
たとえば、図2に示すように、管理者パスワードが変更済みの場合、パスワードフラグ(PWFLG)55には「T」が設定記憶され、管理者パスワードが未変更の場合、パスワードフラグ(PWFLG)55には「F」が設定記憶される。
上記のように、変更パスワードKPW1に、初期パスワードKPW0と同じパスワードが記憶されたままのときは、パスワードフラグPWFLGには、「F」が設定記憶される。
一方、変更パスワードKPW1に、初期パスワードKPW0と異なるパスワードが記憶された場合は、パスワードフラグPWFLGには、「T」が設定記憶される。
ログ提示方法情報56に設定された方法で、操作履歴情報(ログ情報)を、管理者に提示する。
操作履歴情報(ログ情報)を提示する方法としては、たとえば、図2に示すように、表示、印刷、データ通信などがあり、これらの提示方法のうち、いずれかの方法を、ログ提示方法情報56に設定記憶すればよい。
ログ提示方法情報56に「印刷」が設定記憶されている場合は、画像形成装置の画像出力部17によって、操作履歴情報(ログ情報)を、所定の印刷用紙に印刷する。
ログ提示方法情報56に「データ通信」が設定記憶されている場合は、通信部18によって、管理者が所有するパソコンや携帯端末、あるいは、管理サーバなどの情報処理装置に、操作履歴情報(ログ情報)を、送信する。
なお、操作履歴情報(ログ情報)を提示する方法は、上記の3つの方法に限るものではなく、たとえば、FAX、ソーシャルネットワークサービスなどの提示方法を採用してもよい。
ここでは、ログ記録部21によって、入力操作の履歴を記録する処理(ログ記録処理)の一実施例について説明する。
入力操作は、画像形成装置の管理者、ユーザ、メンテナンス担当者等によって行われる。
ただし、画像形成装置を設置して初めての起動(初期起動)がされた後、管理者パスワードが変更されるまでの間に、不正利用しようとする者(以下、不正利用者と呼ぶ)が、正規の管理者になりすまして入力操作を行う可能性がある。
したがって、管理者が、事後的に、画像形成装置の利用状況を確認できるようにし、不正利用の有無を判断するために、入力操作をした人が誰であるかを問わず、画像形成装置の初期起動がされた後、画像形成装置で行われたすべての入力操作を記録するものとする。
また、上記したように、入力操作の内容は、操作履歴情報51に、追加記憶するものとする。
図10のステップS1において、操作部12によって、入力操作が行われたか否かをチェックする。
たとえば、キーボード、マウス、タッチパネル等によって、入力操作が行われたか否かをチェックする。
ステップS2において、入力操作があれば、ステップS3に進み、そうでなければ、ステップS1に戻る。
入力されたキーの内容、マウスやタッチパネルで選択された内容などを取得する。
たとえば、入力操作の内容は、上記したように、操作項目と、操作設定情報とからなる。
画像形成装置の管理者やすでに登録されたユーザであれば、原則として、IDとパスワードを利用した認証処理が行われてログインされるので、たとえば、IDをユーザ名として取得すればよい。
ただし、不明なユーザによって、入力操作がされた場合は、ユーザ名を「不明者」として取得してもよい。
また、日付は、キーなどの入力が行われた時刻(年月日時分秒)を、日付として取得すればよい。
なお、操作履歴情報に記憶する情報は、上記の情報に限るものではなく、画像形成装置の利用状況を確認するために必要な情報、たとえば、タッチ操作(タッチ位置)やキー操作のログ情報なども記憶してもよい、
ここでは、管理者パスワードに関係する処理(管理者パスワードの入力監視、管理者パスワードの認証、管理者パスワードの変更など)の一実施例について説明する。
図11と図12に、パスワード変更処理の一実施例のフローチャートを示す。
図11のステップS31において、画像形成装置の電源が投入されたとすると、制御部11が、各ハードウェアを起動させて、画像形成装置の主要な機能が実行できるようにする。
ここでは、上記したように、たとえば、PWFLGが、「T」(変更済み)であるか、「F」(未変更)であるかをチェックする。
ステップS33において、パスワードフラグPWFLGが「F」(未変更)である場合、ステップS35に進み、そうでない場合(PWFLG=「T」:変更済み)は、ステップS34に進む。
図4に、表示部に表示される初期設定メニュー画面の一実施例の説明図を示す。
この初期設定メニュー画面は、管理者パスワードが変更済みである場合の画面である。
この画面では、たとえば、「実行する機能を選択してください」という文言と、選択可能な機能(コピー、スキャン、管理者設定など)を表示する。
管理者やユーザは、この画面を見ながら、実行させたい機能を選択する入力操作をすればよい。
図5に、表示部に表示される初期設定メニュー画面の一実施例の説明図を示す。
この初期設定メニュー画面は、管理者パスワードが変更されていない場合の画面である。
この画面では、たとえば、「管理者パスワードが変更されていません。管理者設定を選択して管理者パスワードを変更してください。」という文言と、「管理者設定」という選択領域を表示する。
ただし、入力操作をしている者が管理者でないユーザであれば、たとえば、「キャンセル」という選択領域を選択する。
「キャンセル」が選択された場合は、たとえば、図4の初期設定メニュー画面を表示してもよい。
ステップS37において、「管理者設定」を選択する入力操作がされた場合は、ステップS38に進み、そうでない場合は、ステップS32に戻る。
ここで、管理者パスワードに関する処理のみについて説明をするので、「管理者設定」以外の選択領域が選択された場合は、ステップS32に戻るものとするが、通常は、選択された機能が実行される。「管理者設定」以外の機能については省略する。
図6に、表示部に表示される管理者設定メニュー画面の一実施例の説明図を示す。
図6では、たとえば、「実行する機能を選択してください」という文言と、「管理者設定」に関係する幾つかの機能の選択領域を表示する。
「管理者設定」に関係する幾つかの機能としては、たとえば、図6に示すように、「ユーザ登録」、「管理者パスワードの変更」、「ユーザ一覧表示」、「ネットワーク接続設定」などがある。
管理者は、この画面を見ながら、実行しようとする機能を選択する入力操作をすればよい。
以下のフローでは、表示された機能のうち、「管理者パスワードの変更」が選択入力される場合について説明する。
ステップS40において、「管理者パスワードの変更」が入力された場合、ステップS41に進み、そうでない場合は、ステップS38に戻る。
ただし、他の機能が選択された場合は、その選択機能を実行するが、ここでは、説明を省略する。
図7に、表示部に表示される管理者パスワード入力画面の一実施例の説明図を示す。
図7では、たとえば、「管理者パスワードを入力してください」という文言と、「管理者パスワード」を入力する表示領域を表示する。
管理者は、この画面を見ながら、変更する前の管理者パスワードを入力すればよい。
一方、管理者パスワードを変更したことがある場合は、変更パスワードKPW1に記憶されているパスワードと同じパスワードを入力する。
パスワードを入力した後、「OK」の表示領域を選択入力して、パスワード入力を確定する。
ステップS43において、入力された管理者パスワードを、入力パスワードINPWとして記憶する。
ステップS44において、入力された管理者パスワード(入力パスワードINPW)と、変更パスワードKPW1とを比較する。
変更パスワードKPW1に、初期値として初期パスワードKPW0と同じパスワードが記憶されているとすると、管理者パスワードを一度も変更したことのない場合は、入力パスワードINPWと初期パスワードKPW0とが比較されることになる。
一方、入力パスワードINPWと、変更パスワードKPW1とが一致しない場合は、ステップS46に進む。
警告画面を表示した後、処理を終了するか、あるいは、正しい管理者パスワードの再入力を求めてもよい。
図9の管理者のパスワード不一致警告画面では、たとえば、「すでに、管理者パスワードが変更されています。正しい管理者パスワードを入力してください」という文言と、「管理者パスワード」を入力する表示領域を表示する。
ここで、管理者パスワードが再入力された場合は、ステップS42に戻ればよい。
図8に、表示部に表示される管理者情報設定画面の一実施例の説明図を示す。
管理者は、この画面を見ながら、変更後の新しい管理者パスワードなどを入力する。
図8の管理者情報設定画面では、たとえば、「管理者情報を入力してください」という文言と、管理者パスワードなどの管理者情報を入力する表示領域を表示する。
ただし、管理者情報は、これらの情報に限るものではなく、たとえば、年齢、部署名、従業員ID、ソーシャルネットワークサービスのアカウントなども、入力できるようにしてもよい。
新しいパスワード等を入力した後、「OK」の表示領域を選択入力して、管理者情報の入力を確定する。
ステップS53において、入力された新しいパスワードINPWを、変更パスワードKPW1に記憶する。
ステップS54において、パスワードフラグPWFLGを、変更済み「T」に設定する(PWFLG=T)。
ステップS56において、ログ提示方法情報56に情報が記憶されている場合は、ステップS57に進み、そうでない場合は、ステップS60に進む。
ステップS57において、ログ提示方法情報56を読み出す。
たとえば、ログ提示方法情報56に「表示」が記憶されている場合は、図3に示したような操作履歴情報51を、表示部13に、表示する。
または、ログ提示方法情報56に「データ通信」が記憶されている場合は、操作履歴情報51を、通信部18によって、管理者所有のパソコンなど、予め登録された所定の宛先の情報処理装置に送信する。
ログ提示方法選択画面には、たとえば、「表示」、「印刷」、「データ通信」など、複数のログ提示方法の選択領域を表示させ、管理者に、所望の提示方法を選択してもらう。
ステップS61において、管理者によって、ログ提示方法が選択入力された場合は、ステップS62に進み、そうでない場合は、ステップS60に戻る。
ステップS62において、選択されたログ提示方法を、ログ提示方法情報56に記憶する。その後、ステップS58に進む。
以下に、管理者パスワードが変更され、その後、操作履歴情報が提示される場合の実施形態について説明する。
以下の実施形態では、操作履歴情報の提示方法は、「表示」とする。
ここでは、正規の管理者が、管理者パスワードを、初期パスワードKPW0から、異なるパスワードに変更する場合について説明する。
画像形成装置の設置担当者が、画像形成装置を設置し、設置時の初期設定操作を行う。
このとき、管理者パスワードは、初期パスワードKPW0が設定されている状態で、まだ、変更パスワードKPW1にも、初期パスワードKPW0が設定されているものとする。
設置担当者は、たとえば、既知の初期パスワードKPW0を利用して画像形成装置にログインし、設置時の初期設定操作を行うことができる。
この初期設定操作を「操作01」として、操作履歴情報51に追加記憶する。
画像形成装置の管理者が管理者パスワードを変更していない状態で、登録されたユーザが、画像形成装置の所定の機能を実行させる操作をする。
画像形成装置の管理者が、このユーザの情報をすでに登録していたとすると、そのユーザは、登録された情報を利用して、画像形成装置にログインすることができる。
このユーザの機能実行操作を「操作02」として、操作履歴情報51に追加記憶する。
画像形成装置の管理者が、管理者パスワードを変更する操作をする。
たとえば、図8に示したように、管理者が、初期パスワードKPW0と異なる新しいパスワードを入力する。入力された新しいパスワードは、変更パスワードKPW1として記憶される。
この管理者のパスワード変更操作を「操作03」として、操作履歴情報51に追加記憶する。
上記の操作03で、管理者パスワードが変更されたので、図12のステップS58のように、操作履歴情報51を提示する。
ここで、操作履歴情報51には、少なくとも上記の3つの操作(操作01から操作03)が含まれているので、これらの3つの操作が表示される。
操作履歴情報51の表示は、管理者パスワードが変更されたときは、常に自動的に表示するようにしてもよい。
あるいは、管理者が、特定の操作(操作履歴情報51の表示を要求する操作)をすることによって、表示するようにしてもよい。
たとえば、図3に示したような操作履歴情報51を見て、操作内容を確認することによって、管理者が、不正な操作がされたか否かを判断することができる。
不正な操作が確認されなかった場合は、管理者は、特別な対応をする必要はない。
ただし、不正な操作が確認された場合は、管理者は、その不正な操作を分析し、必要な対応策を検討すればよい。
ここでは、登録された正規のユーザが、特定の操作をした後に、管理者が、管理者パスワードを、初期パスワードKPW0から、異なるパスワードに変更する場合について説明する。
特定の操作とは、管理者が予め決めた設定操作であって、不正な操作ではないが、管理者パスワードの変更前には、ユーザによってしてほしくない操作や機能(以下、禁止操作と呼ぶ)を意味する。
これらの操作や機能は、情報漏洩や、不正利用の可能性があるものである。
また、禁止操作は、管理者や設置担当者が、画像形成装置の記憶部50に、予め設定記憶してもよい。
実施形態1と同様に、画像形成装置の設置担当者が、画像形成装置を設置し、設置時の初期設定操作を行う。
このとき、管理者パスワードは、初期パスワードKPW0が設定されている状態で、まだ、変更パスワードKPW1にも、初期パスワードKPW0が設定されているものとする。
設置担当者は、たとえば、既知の初期パスワードKPW0を利用して画像形成装置にログインし、設置時の初期設定操作を行うことができる。
この初期設定操作を「操作01」として、操作履歴情報51に追加記憶する。
実施形態1と同様に、画像形成装置の管理者が管理者パスワードを変更していない状態で、登録されたユーザが、画像形成装置の所定の機能を実行させる操作をする。
画像形成装置の管理者が、このユーザの情報をすでに登録していたとすると、そのユーザは、登録された情報を利用して、画像形成装置にログインすることができる。
このユーザの機能実行操作を「操作02」として、操作履歴情報51に追加記憶する。
ここで、操作02が、禁止操作である「ファックス送信操作」であったとする。
この場合、操作履歴情報51の操作内容に、「ファックス送信操作」が記憶される。
画像形成装置の管理者が、管理者パスワードを変更する操作をする。
たとえば、図8に示したように、管理者が、初期パスワードKPW0と異なる新しいパスワードを入力する。入力された新しいパスワードは、変更パスワードKPW1として記憶される。
この管理者のパスワード変更操作を「操作03」として、操作履歴情報51に追加記憶する。
上記の操作03で、管理者パスワードが変更されたので、図12のステップS58のように、操作履歴情報51を提示する。
ここで、操作履歴情報51には、少なくとも上記の3つの操作(操作01から操作03)が含まれているので、これらの3つの操作が表示される。
この実施形態2では、表示された操作履歴情報51に、禁止操作である「ファックス送信操作」が含まれている。
たとえば、図3に示したような操作履歴情報51を見て、管理者が、操作内容を確認することによって、履歴番号3に、ユーザ01によって、禁止操作である「ファックス送信操作」がされたことを確認することができる。
このように、ユーザによる禁止操作が確認された場合は、管理者は、必要な対応策を検討し、また、その禁止操作をしたユーザに対して適切な対応をとることができる。
あるいは、禁止操作がある履歴番号3の欄を強調表示したり、履歴番号3の欄の表示色を、他の履歴番号の表示色と異なる色で表示するようにしたりしてもよい。
これにより、管理者が、禁止操作があったことを、容易かつ確実に、認識することができる。
ここでは、不正利用者が、正規の管理者になりすまし、管理者パスワードの初期パスワードKPW0を利用して画像形成装置にログインし、特定の管理者設定に関する操作をした場合について説明する。
この場合、不正利用者による不正利用がされる場合があるが、事後的に、正規の管理者が、不正利用があったことを確認でき、対応策を検討することができる。
実施形態1と同様に、画像形成装置の設置担当者が、画像形成装置を設置し、設置時の初期設定操作を行う。
このとき、管理者パスワードは、初期パスワードKPW0が設定されている状態で、まだ、変更パスワードKPW1にも、初期パスワードKPW0が設定されているものとする。
設置担当者は、たとえば、既知の初期パスワードKPW0を利用して画像形成装置にログインし、設置時の初期設定操作を行うことができる。
この初期設定操作を「操作01」として、操作履歴情報51に追加記憶する。
管理者パスワードを変更していない状態で、画像形成装置の管理者でない不正利用者が、初期パスワードKPW0を利用して、画像形成装置にログインする操作をする。
この不正利用者のログイン操作を「操作02」として、操作履歴情報51に追加記憶する。
このログイン操作そのものは、正規の管理者がする操作と同様なので、正規のログイン操作として、操作履歴情報51に記憶される。
不正利用者が、ログインした後、管理者設定に関する操作をする。
たとえば、管理者設定によって「登録利用者一覧表示」の操作をしたとする。
あるいは、不正利用者は、ユーザによって実行される「スキャン送信」などの操作も行うことができる。
この不正利用者の管理者設定に関する操作を「操作03」として、操作履歴情報51に追加記憶する。
この操作も、正規の管理者やユーザがする操作と同様なので、正規の操作として、操作履歴情報51に記憶される。
画像形成装置の正規の管理者が、管理者パスワードを変更する操作をする。
たとえば、図8に示したように、管理者が、初期パスワードKPW0と異なる新しいパスワードを入力する。入力された新しいパスワードは、変更パスワードKPW1として記憶される。
この管理者のパスワード変更操作を「操作04」として、操作履歴情報51に追加記憶する。
上記の操作04で、管理者パスワードが変更されたので、図12のステップS58のように、操作履歴情報51を提示する。
ここで、操作履歴情報51には、少なくとも上記の4つの操作(操作01から操作04)が含まれているので、これらの4つの操作が表示される。
たとえば、上記した操作02のログイン操作や、操作03の「登録利用者一覧表示」の操作は、正規の管理者がした覚えのない操作であったとすると、正規の管理者は、これらの操作が、不正利用者によって実行された不正操作である可能性があると判断できる。
ただし、不正操作がされた可能性があると判断された場合は、正規の管理者は、その不正な操作を分析し、必要な対応策を検討すればよい。
たとえば、正規の管理者は、「登録利用者一覧表示」がされていることから、登録ユーザの個人情報が漏洩した可能性があると認識し、ユーザの個人情報の漏洩について、調査をすることができる。
ここでは、不正利用者が、正規の管理者になりすまし、管理者パスワードを、初期パスワードKPW0から、異なるパスワードに変更した後、特定の管理者設定に関する操作をした場合について説明する。
この場合、不正利用者による不正利用がされる場合があるが、事後的に、正規の管理者が、不正利用があったことを確認でき、対応策を検討することができる。
実施形態1と同様に、画像形成装置の設置担当者が、画像形成装置を設置し、設置時の初期設定操作を行う。
このとき、管理者パスワードは、初期パスワードKPW0が設定されている状態で、まだ、変更パスワードKPW1にも、初期パスワードKPW0が設定されているものとする。
設置担当者は、たとえば、既知の初期パスワードKPW0を利用して画像形成装置にログインし、設置時の初期設定操作を行うことができる。
この初期設定操作を「操作01」として、操作履歴情報51に追加記憶する。
管理者パスワードを変更していない状態で、画像形成装置の管理者でない不正利用者が、初期パスワードKPW0を利用して、画像形成装置にログインする操作をする。
この不正利用者のログイン操作を「操作02」として、操作履歴情報51に追加記憶する。
このログイン操作そのものは、正規の管理者がする操作と同様なので、正規のログイン操作として、操作履歴情報51に記憶される。
不正利用者が、管理者パスワードを変更する操作をする。
たとえば、図8に示したように、不正利用者が、初期パスワードKPW0と異なる新しいパスワードを入力する。入力された新しいパスワードは、変更パスワードKPW1として記憶される。
この管理者のパスワード変更操作を「操作03」として、操作履歴情報51に追加記憶する。
このパスワード変更操作そのものは、正規の管理者がする操作と同様なので、正規の操作として、操作履歴情報51に記憶される。
不正利用者が、ログインした後、管理者設定に関する操作をする。
たとえば、管理者設定によって「登録利用者一覧表示」の操作をしたとする。
この不正利用者の管理者設定に関する操作を「操作04」として、操作履歴情報51に追加記憶する。
この操作も、正規の管理者やユーザがする操作と同様なので、正規の操作として、操作履歴情報51に記憶される。
画像形成装置の正規の管理者が、管理者パスワードで、画像形成装置にログインする操作をする。
ここで、正規の管理者は、上記操作03を知らず、現在の管理者パスワードは、まだ初期パスワードKPW0であると考えているので、初期パスワードKPW0を入力して、画像形成装置にログインする操作をする。
したがって、正規の管理者が、入力されたパスワードINPWとして初期パスワードKPW0を入力しても、変更パスワードKPW1と異なるので、管理者の認証に失敗する。
管理者の認証に失敗した場合、たとえば、図9に示したような管理者パスワード不一致の警告画面が表示される。
正規の管理者は、再度、初期パスワードKPW0を入力して、画像形成装置にログインする操作をしても、管理者の認証に失敗することになる。
この管理者認証の失敗を確認した正規の管理者は、自ら管理者パスワードの変更をしたことがないのに、初期パスワードKPW0を利用した管理者の認証に失敗するので、不正利用者によるログインと、管理者パスワードの変更が行われた可能性があると判断することができる。
正規の管理者は、たとえば、画像形成装置を出荷時の状態に戻す措置や、管理者パスワードを初期化する処理(変更パスワードKPW1を、初期パスワードKPW0に戻す処理)、販売店への連絡などの対策を実施してもよい。
11 制御部、
12 操作部、
13 表示部、
14 画像処理部、
15 画像入力部、
16 画像形成部、
17 画像出力部、
18 通信部、
21 ログ記録部、
22 パスワード入力監視部、
23 パスワード認証部、
24 パスワード変更部、
25 ログ提示部、
50 記憶部、
51 操作履歴情報、
52 初期パスワード、
53 変更パスワード、
54 入力パスワード、
55 パスワードフラグ、
56 ログ提示方法情報
Claims (9)
- 操作部と、
管理者パスワードの初期値である初期パスワードを予め記憶する記憶部と、
前記操作部を利用して入力された操作内容を、操作履歴情報として前記記憶部に記録するログ記録部と、
管理者パスワードが入力されたか否かを確認するパスワード入力監視部と、
前記パスワード入力監視部によって、前記初期パスワードと異なるパスワードが入力されたことが確認された場合に、前記管理者パスワードを変更し、前記入力されたパスワードを新しい管理者パスワードとして記憶するパスワード変更部と、
前記パスワード変更部によって前記管理者パスワードが変更された場合に、前記操作履歴情報を提示するログ提示部とを備えたことを特徴とする情報処理装置。 - 前記記憶部に記録される操作履歴情報には、少なくとも操作者、日付、および操作内容が対応付けて記憶されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記ログ記録部は、
情報処理装置が初めて起動されてから、前記管理者パスワードが、前記初期パスワードと異なるパスワードに変更されるまで、
前記操作部を利用して入力された操作内容を、前記操作履歴情報として前記記憶部に記録することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 表示部をさらに備え、
情報処理装置が起動された場合に、前記管理者パスワードが前記初期パスワードのままで変更されていない場合、管理者パスワードを変更することを要求するパスワード変更要求画面を、前記表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 表示部と、
入力された管理者パスワードの認証を行うパスワード認証部をさらに備え、
管理者パスワードが前記初期パスワードのままで変更されていない状態で、前記パスワード認証部が、前記入力された管理者パスワードが前記初期パスワードに一致することを確認した場合に、
管理者パスワードを含む管理者に関する情報を設定する管理者情報設定画面を表示部に表示させた後に、前記操作部によって管理者パスワードが変更された場合、変更後の管理者パスワードを、変更パスワードとして前記記憶部に記憶し、
前記変更パスワードを、前記パスワード認証部が行う管理者パスワードの認証に利用することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 情報を表示する表示部をさらに備え、
前記ログ提示部は、前記操作履歴情報を、前記表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 情報を印刷する画像出力部をさらに備え、
前記ログ提示部は、前記操作履歴情報を、前記画像出力部によって印刷用紙に印刷することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - ネットワークを介して情報を通信する通信部をさらに備え、
前記ログ提示部は、前記操作履歴情報を、前記通信部によって、ネットワークを介して、他の情報処理装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 情報処理装置の制御部によって実行される履歴情報管理方法であって、
前記情報処理装置が、情報処理装置の利用者が情報を入力する操作部と、管理者パスワードの初期値である初期パスワードを予め記憶する記憶部とを備え、
前記操作部を利用して入力された操作内容を、操作履歴情報として前記記憶部に記録するログ記録ステップと、
管理者パスワードが入力されたか否かを確認するパスワード入力監視ステップと、
前記パスワード入力監視ステップにおいて、前記初期パスワードと異なるパスワードが入力されたことが確認された場合に、前記管理者パスワードを変更し、前記入力されたパスワードを新しい管理者パスワードとして記憶するパスワード変更ステップと、
前記管理者パスワードが変更された場合に、前記操作履歴情報を提示するログ提示ステップとを備えたことを特徴とする情報処理装置の履歴情報管理方法。
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