JP7470505B2 - 歯ブラシ - Google Patents

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Description

本発明は、歯ブラシに関し、ブリッスルを束ねてなる毛束が、植毛台に形成された複数の植毛穴に植設されている歯ブラシに関する。
歯ブラシは、一般的に、植毛台の植毛面に形成された複数の植毛穴に、複数本のブリッスルを束ねてなるタフト(毛束)が植設固定されている。歯の部位に応じて適切な刷掃を行う観点や、歯や歯茎等への毛束のフィット性を向上させる観点から、毛束の配置やブリッスルの毛先の形状等について、種々の検討がなされている。
例えば、本出願人は、先に、植毛台の短手方向と対向する側面側から見た際に、ブリッスルの先端を連ねたブラシ面が、下に凸の弧状に湾曲するμ字形状となっており、かつ植毛台の長手方向と対向する先端側から見た際に、中央部分を頂部とする山状の形状となっている歯ブラシを提案している(特許文献1)。
また、本出願人は、先に、毛丈の高い内側毛束が植設されている内側毛束領域と、該内側毛束領域の外周部分において毛丈の低い外側毛束が植設されている外側毛束領域とを備えた歯ブラシを提案している(特許文献2)。これら内側毛束の先端を連ねて形成される仮想の先端内側ブラシ面、及び外側毛束の先端を連ねて形成される仮想の先端外側ブラシ面それぞれは、外周縁部が外側に向かって下方に傾斜する傾斜面となっている。
特開2007-151795号公報 特開2018-198911号公報
歯ブラシには、歯と歯茎との境目部分や歯間等の毛束が入り込み難い隙間に詰まったものを効果的に除去し得る、高い刷掃性が求められている。一方で、歯茎が腫れていたり、歯茎に炎症を起こしていたりする場合、歯磨きの際に歯ブラシの接触による痛みが伴い易い。特に、前記の隙間に詰まったものを除去しようと念入りに歯磨きを行うと、痛みが伴うばかりか、歯茎から出血が生じる虞がある。以上の点から、歯茎や歯列への当たりが柔らかいとともに、前記の隙間に詰まったものを効果的に取り除く刷掃性が高い歯ブラシが望まれている。
したがって本発明の課題は、歯茎や歯列への当たりの柔らかさと、刷掃性とを両立し得る歯ブラシを提供することにある。
本発明は、複数本のブリッスルを束ねてなる毛束が、植毛台に形成された複数の植毛穴に各々植設されている歯ブラシであって、
前記植毛台は、内側毛束が複数植設されている内側毛束領域と、外側毛束が複数植設されている、前記内側毛束領域を囲んでこれの外周部分に配置される外側毛束領域とを備えており、
前記内側毛束領域に植設された複数の内側毛束を構成する前記ブリッスルの先端を連ねて形成される先端内側ブラシ面は、前記植毛台の短手方向から見た際に、上方に凸の輪郭形状を有しており、
前記外側毛束領域に植設された複数の外側毛束を構成する前記ブリッスルの先端を連ねて形成される先端外側ブラシ面は、前記植毛台の短手方向から見た際に、下方に凹の輪郭形状を有しており、
前記植毛台の短手方向から見た際に、前記先端内側ブラシ面が、前記先端外側ブラシ面よりも上方に突出した部分を有している、歯ブラシを提供するものである。
本発明の歯ブラシによれば、歯茎や歯列への当たりの柔らかさと、刷掃性とを両立し得る。
図1は、本発明に係る歯ブラシの一実施形態を示す側面図である。 図2は、図1に示す歯ブラシの要部を示す斜視図である。 図3は、図1に示す歯ブラシの要部の平面図である。 図4は、植毛台の短手方向から見た、図1に示す歯ブラシの要部の側面図である。 図5は、植毛台の長手方向から見た、図1に示す歯ブラシの要部の正面図である。 図6(a)~(d)は、図1に示す歯ブラシの作用効果を説明するための説明図である。 図7は、図1に示す歯ブラシを歯及び歯茎に当接させた状態を示す斜視図である。 図8(a)~(c)は、本発明に係る歯ブラシの別の実施形態を示す図4相当図である。 図9は、比較例1における歯ブラシの要部を示す図4相当図である。 図10は、比較例2における歯ブラシの要部を示す側面図である。 図11(a)は、疑似歯垢を表面に塗布した第2小臼歯を有する歯列模型の画像である。図11(b)~(d)は、図11(a)に示す第2小臼歯に対しブラッシングを行った後の状態を示す画像である。図11(b)が実施例1、図11(c)が比較例1、図11(d)が比較例2の歯ブラシを用いたブラッシング後の画像である。 図12は、歯列隙間モデルを用いた歯間における詰まり除去性の評価を説明するための斜視図(a)及び略示上面図(b)である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1~図5には、本発明の一実施形態に係る歯ブラシ10が示されている。本実施形態の歯ブラシ10は、把持部12と植毛台11とこれらを連結する首部13とからなる歯ブラシ本体19を具備している。植毛台11は、歯ブラシ本体19の先端部分を構成している。本実施形態の植毛台11は、平坦なトラック円形状の植毛面11aを備えている。植毛台11には、植毛面11aに開口して、毛束15a,15b,15c,15dが植設される複数の植毛穴14a,14b,14c,14dが形成されている。これら植毛穴には複数本のブリッスル16を束ねてなる毛束(タフト)15a,15b,15c,15d(図2参照)が各々植設(植毛)されている。本実施形態においては、ブリッスル16は、先端に向かって断面積を減少させたテーパー形状部分を備えたテーパーブリッスルである。
本実施形態の植毛台11は、図2に示すように扁平状に形成されており、図3に示すように平面視において一方向に長い形状を有している。以下、斯かる植毛台11の長手方向を、単に「長手方向X」といい、該長手方向Xに直交する方向を「短手方向Y」という。本実施形態において長手方向Xは、歯ブラシ本体19の延在方向と一致している。
また、本明細書において「上方」は、歯ブラシ10のブリッスルの先端を鉛直方向の上方に向け、且つ植毛台1を鉛直方向の下方に向けた状態における、鉛直方向の上方であり、「下方」は、当該状態における鉛直方向の下方である。歯ブラシ10の厚み方向Zは、ブリッスルの延在方向に沿う方向であって、前記の状態における鉛直方向と一致する。
本実施形態の歯ブラシ10は、図4及び図5に示すように、内側毛束15a,15bが複数植設されている内側毛束領域17と、外側毛束15c,15dが複数植設されている外側毛束領域18とを備えている。外側毛束領域18は、内側毛束領域17を囲んでこれの外周部分に配置されている。具体的には、植毛台11の中央部分に内側毛束領域17が、該内側毛束領域17の外周部分に外側毛束領域18が配されている。これら毛束領域17,18は、毛束(タフト)15a,15b,15c,15dが植設された植毛領域となっている。
本実施形態の毛束領域に形成された植毛穴について、図3を用いて説明する。
本実施形態の植毛台11において内側毛束領域17には、複数の中央部内側植毛穴14aと、複数の外周部内側植毛穴14bとが形成されている。複数の中央部内側植毛穴14aは、短手方向Yの中央部分において長手方向Xに沿って並列している。中央部内側植毛穴14aは、平面視形状が長軸及び短軸を有する円形状の所謂トラック円形状であり、該形状の長軸方向が短手方向Yと一致している。当該トラック円形状は、例えばR0.5-1.6(短軸0.5mm、長軸1.6mm)である。複数の外周部内側植毛穴14bは、中央部内側植毛穴14aの外周部分を囲むようにして、環状に配置されている。即ち、外周部内側植毛穴14bは、内側毛束領域の外縁を形成している。外周部内側植毛穴14bは、平面視形状が円形状であり、例えばφ1.0mmである。外周部内側植毛穴14bは、長手方向Xの位置が、中央部内側植毛穴14aとずれて配されている。
本実施形態の植毛台11において外側毛束領域18には、複数の内周部外側植毛穴14cと、複数の外周部外側植毛穴14dとが形成されている。複数の内周部外側植毛穴14cは、内側毛束領域17に形成された外周部内側植毛穴14bの外周部分を囲むようにして、環状に配置されている。内周部外側植毛穴14cは、平面視形状が円形状であり、例えばφ1.0mmである。植毛台11の平面視において、内周部外側植毛穴14cは、外周部内側植毛穴14bと周方向の位置がずれていることで、外周部内側植毛穴14bに対して千鳥状の配置関係となるように形成されている。「周方向」は、複数の外周部内側植毛穴14b、複数の内周部外側植毛穴14c、及び外周部外側植毛穴14dそれぞれが環状に並んだ環状周りの方向である。周方向の位置がずれている場合、隣接する内周部外側植毛穴14cと外周部内側植毛穴14bとは、長手方向Xから見た際及び短手方向Yから見た際において、位置がずれていることが好ましいが、一部の植毛穴は重なっていてもよい。複数の外周部外側植毛穴14dは、内周部外側植毛穴14cの外周部分を囲むようにして、環状に配置されている。これら外周部外側植毛穴14dは、植毛面11aの最外周部分に配置されている。外周部外側植毛穴14dは、平面視形状が円形状であり、例えばφ1.0mmである。外周部外側植毛穴14dは、内周部外側植毛穴14cと周方向の位置がずれていることで、内周部外側植毛穴14cに対して千鳥状の配置関係となるように形成されている。
内側毛束領域17及び外側毛束領域18それぞれは、これら領域に植設された複数のブリッスルの先端によって形成される仮想の面であるブラシ面を有している。具体的には、内側毛束領域17は、複数の内側毛束15a,15bを構成するブリッスル16の先端を連ねて形成される、仮想の先端内側ブラシ面20を有している。また、外側毛束領域18は、複数の外側毛束15c,15dを構成するブリッスル16の先端を連ねて形成される、仮想の先端外側ブラシ面21を有している。
本実施形態の歯ブラシ10を短手方向Yから見た際に(図4参照)、先端内側ブラシ面20は、上方に凸の輪郭形状を有しており、先端外側ブラシ面21は、下方に凹の輪郭形状を有している。具体的には、内側毛束15a,15bを構成するブリッスルの毛丈が、長手方向Xにおける植毛台11の中央に向かって漸次長くなっている。これによって先端内側ブラシ面20が、当該中央部分で隆起している。一方、外側毛束15c,15dを構成するブリッスルの毛丈は、長手方向Xにおける植毛台11の中央に向かって漸次短くなっており、これによって先端外側ブラシ面21が、当該中央部分で凹んでいる。以下、歯ブラシ10を短手方向Yから見た際に、先端内側ブラシ面20において上方に凸の輪郭形状をなす部分を「凸状輪郭部」、先端外側ブラシ面21において下方に凹の輪郭形状をなす部分を「凹状輪郭部」ともいう。
植毛台の短手方向から見た際に、先端内側ブラシ面20は、先端外側ブラシ面21よりも上方に突出した部分を有している。例えば、先端内側ブラシ面20は、凸状輪郭部の頂部及びその近傍部分が先端外側ブラシ面21よりも上方に突出している。本実施形態においては、短手方向Yから見た際に、先端内側ブラシ面20が滑らかに連続するように、凸状輪郭部が上方に凸の弧状に湾曲する湾曲面(以下、「湾曲凸面」ともいう。)で形成されており、先端外側ブラシ面21が滑らかに連続するように、凹状輪郭部が下方に凹の弧状に湾曲する湾曲面(以下、「湾曲凹面」ともいう。)で形成されており、該凸状輪郭部が、凹状輪郭部よりも上方に突出している。
先端内側ブラシ面20が前記の突出した部分を有するように、内側毛束15a,15bは、外側毛束15c,15dより毛丈が長い毛束を含んでいる。換言すれば、内側毛束15a,15bは、その全てが外側毛束15c,15dよりも毛丈が長くてもよく、その全てが外側毛束15c,15dよりも毛丈が長くなくともよい。本明細書における「毛束の毛丈」は、毛束の中心におけるブリッスル16の高さ、即ち植毛台11の植毛面11aからブリッスル16の先端までの高さであり、後述する毛束の平均高さとは区別される。
本実施形態の歯ブラシ10は、長手方向Xにおいて、内側毛束15a,15b及び外側毛束15c,15dの毛丈それぞれが変化しているが、内側毛束15a,15bの毛丈は、外側毛束15c,15dの毛丈よりも長い(図4参照)。したがって、先端内側ブラシ面20の最上部は、先端外側ブラシ面21の最上部よりも高くなっている。本実施形態においては、先端内側ブラシ面20の最上部と、先端外側ブラシ面21の最下部とが、長手方向Xにおける植毛台11の中央に位置している。即ち、先端内側ブラシ面20の最上部の位置と、先端外側ブラシ面21の最下部の位置とは、長手方向Xにおいて一致している。斯かる配置関係により、先端内側ブラシ面20と先端外側ブラシ面21との高低差は、長手方向Xにおける植毛台11の中央にて最大となっている。
本実施形態の歯ブラシ10では、先端外側ブラシ面21よりも上方に突出し、且つ凸状輪郭部を有する先端内側ブラシ面20が、歯又は歯茎に押し当てられ、歯間や歯と歯茎との境目部分等の隙間Pに入り込む〔図6(a)、(b)及び(c)参照〕。この際、先端外側ブラシ面21の湾曲凹面が、歯列のカーブや、歯茎の膨らみに沿うようにして、該歯や歯茎に当接される〔図6(b)及び(d)参照〕。即ち、先端外側ブラシ面21は、先端内側ブラシ面20ほど奥に入り込まず、歯や歯茎等の形状に沿いながら、歯や歯茎の表面及びその近傍に当接する。その結果、歯間等の隙間Pに詰まったものを、先端内側ブラシ面20によって効果的にかき出すことができながら、先端外側ブラシ面21と、歯又は歯茎とが過度に接触することが抑制される。これにより、歯茎や歯列への当たりの柔らかさと、刷掃性とを両立することができ、例えば前記隙間を念入りブラッシングしたとしても、歯茎を傷付け難い。また、先端外側ブラシ面21の凹状輪郭部は、歯茎の膨らみに良好にフィットするので、該歯茎に対するマッサージ効果が奏され易い〔図6(d)参照〕。
前記の刷掃性をより向上させる観点から、植毛台11の短手方向Yから見た先端内側ブラシ面20の湾曲凸面の曲率半径は、好ましくは4mm以上、より好ましくは10mm以上であり、また好ましくは30mm以下、より好ましくは25mm以下であり、また好ましくは4mm以上30mm以下、より好ましくは10mm以上25mm以下である。
歯茎や歯列への当たりの柔らかさをより向上させる観点から、植毛台11の短手方向Yから見た先端外側ブラシ面21の湾曲凹面の曲率半径は、好ましくは4mm以上、より好ましくは10mm以上であり、また好ましくは35mm以下、より好ましくは25mm以下であり、また好ましくは4mm以上35mm以下、より好ましくは10mm以上25mm以下である。
歯茎や歯列への当たりの柔らかさと、刷掃性とをより容易に両立させる観点から、植毛台11の短手方向Yから見た際に(図4参照)、先端内側ブラシ面20又は先端外側ブラシ面21を構成する各ブリッスルの寸法は以下の範囲内であることが好ましい。
植毛台11の短手方向Yから見た際に、先端内側ブラシ面20の最上部と、先端外側ブラシ面21の最下部との高低差L3(図4参照)は、好ましくは1mm以上、より好ましくは2mm以上であり、また好ましくは10mm以下、より好ましくは7mm以下であり、また好ましくは1mm以上10mm以下、より好ましくは2mm以上7mm以下である。
植毛台11の短手方向Yから見た際に、先端内側ブラシ面20の最上部を構成するブリッスルの長さL1(図4参照)は、好ましくは7mm以上、より好ましくは9mm以上であり、また好ましくは16mm以下、より好ましくは14mm以下であり、また好ましくは7mm以上16mm以下、より好ましくは9mm以上14mm以下である。
植毛台11の短手方向Yから見た際に、先端外側ブラシ面21の最下部を構成するブリッスルの長さL2(図4参照)は、好ましくは5mm以上、より好ましくは7mm以上であり、また好ましくは12mm以下、より好ましくは10mm以下であり、また好ましくは5mm以上12mm以下、より好ましくは7mm以上10mm以下である。
前記の刷掃性をより向上させる観点から、先端内側ブラシ面20は、植毛台11の長手方向Xから見た際に(図5参照)、上方に凸の弧状に湾曲する湾曲面を有していることが好ましい。斯かる構成により、先端内側ブラシ面20が、歯間や歯と歯茎との境目部分等の隙間に入り込み易くなる(図7参照)。
上記と同様の観点から、植毛台11の長手方向Xから見た際に、先端内側ブラシ面20の最上部と、先端外側ブラシ面21の最下部との高低差L4(図5参照)は、好ましくは0.5mm以上、より好ましくは1mm以上であり、また好ましくは8mm以下、より好ましくは5mm以下であり、また好ましくは0.5mm以上8mm以下、より好ましくは1mm以上5mm以下である。
口腔内の歯ブラシの操作性をより向上させる観点から、植毛台11の厚みt1(図4参照)は、好ましくは2mm以上、より好ましくは2.5mm以上であり、また好ましくは5mm以下、より好ましくは4mm以下であり、また好ましくは2mm以上5mm以下、より好ましくは2.5mm以上4mm以下である。斯かる構成により、歯ブラシ10の植毛台11側部分を奥歯まで届け易くすることができる。
本実施形態の歯ブラシ10は、外側毛束領域18における複数の外側植毛穴14c,14dうちの、最外周に配置される外周部外側植毛穴14dの外縁を結ぶことによって囲まれる全毛束領域を有している(不図示)。この全毛束領域は、内側毛束領域17と外側毛束領域18とで構成される。歯間や、歯と歯茎との境目部分等の隙間に詰まったものを、より容易にかき出す観点から、全毛束領域における植毛穴の平均占有単位面積は、好ましくは1.5mm以上、より好ましくは2mm以上であり、また好ましくは4mm以下、より好ましくは3.5mm以下であり、また好ましくは1.5mm以上4mm以下、より好ましくは2mm以上3.5mm以下である。全毛束領域における植毛穴の平均占有単位面積は、全毛束領域の面積を、該全毛束領域における植毛穴14a,14b,14c,14dの総数で割った値である。
上記と同様の観点から、植毛台11における植毛穴の総数は、好ましくは20個以上、より好ましくは35個以上であり、また好ましくは90個以下、より好ましくは80個以下であり、また好ましくは20個以上90個以下、より好ましくは35個以上80個以下である。
内周部外側植毛穴14cは、外周部内側植毛穴14bに対して周方向の位置が一致するように配されていてもよいが、歯茎や歯列への当たりの柔らかさと、刷掃性とをより容易に両立させる観点から、内周部外側植毛穴14cは、外周部内側植毛穴14bに対して千鳥状に配置されていることが好ましい(図3参照)。このように、内側毛束領域17と外側毛束領域18との境界近傍における植毛穴が千鳥状に配置されていることで、互い違いにある毛束をそれぞれ植毛台11で高密に設けることができ、歯茎へのマッサージ効果、及び歯頸部に対する良好な刷掃性を向上することができる。
上述した実施形態における歯ブラシ10の各部の形成材料や寸法等について説明する。
歯ブラシ本体19は、例えばポリプロピレン、アクリロニトリル、ブタジエン、スチレン共重合体等の合成樹脂を用いて形成することができる。
本実施形態では、これらの植毛穴14a,14b,14c,14dには、各々の植毛穴14a,14b,14c,14dの横断面積に応じた本数のブリッスル16を束ねてなる毛束15a,15b,15c,15dが、各々挿入固定されて植設されている。各々の毛束15a,15b,15c,15dを構成するブリッスル16は、好ましくは合成樹脂からなる。ブリッスル16を形成する合成樹脂としては、ブリッスルに用いられている公知の各種のものを、特に制限なく用いることができ、例えば、ナイロン(登録商標)、ナイロン6等のポリアミド、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリオレフィン等が挙げられ、好ましくはポリブチレンテレフタレートである。
ブリッスル16の直径は、例えば100~250μmとなっており、好ましくは120~220μm、より好ましくは140~200μmとなっている。ブリッスル16がテーパーブリッスルである場合、該ブリッスル16の直径はテーパー形状部分を除いた部分の直径である。テーパーブリッスルのテーパー形状部分は、ブリッスルの先端部分を公知の研磨装置を用いて研磨することでテーパー状に先鋭加工したり、ブリッスルの先端部分を公知の溶解溶媒中に所定の深さまで浸漬することでテーパー状に先鋭加工したりすることによって、容易に設けることができる。テーパーブリッスルは、好適にはブリッスルの先端部分を溶解溶媒に浸漬して加工して設ける。テーパーブリッスルにおけるテーパー形状部分の長さは、6~10mmとなっていることが好ましく、6~8mmとなっていることがさらに好ましい。
各々の植毛穴14a,14b,14c,14dに毛束15a,15b,15c,15dを植設する方法としては、公知の各種の植毛方法を採用することができる。例えば、(1)毛束を平線で2つ折りにして打ち込む方法や、(2)毛束の片端部を加熱して溶融塊を形成した後、その溶融塊を配置した金型内に溶融樹脂を注入して植毛台を射出形成する方法、(3)植毛穴(貫通孔)を有する植毛基部の該植毛穴に毛束を挿入する挿入工程、該植毛穴から突出する毛束の片端部を加熱して溶融塊を形成する熱加工工程、及び該溶融塊を被覆する被覆工程を経て、毛束が植設された状態の植毛台や歯ブラシを得る方法等を用いることができる。
毛束15a,15b,15c,15dを植設する方法は、比較的小径の植毛穴に毛束を効率良く植毛でき、しかも植毛台の厚さを小さくできることにより、奥歯の磨きやすさ、操作性が向上する観点、及び外観に優れる等の観点から、毛束の片端部に溶融塊を形成する上記(2)、(3)の方法を含む融着植毛を採用することが好ましく、上記(3)の方法を採用することがより好ましい。上記(3)の方法の具体例としては、特開平9-182632号公報や特開2003-310353号公報に記載の方法等を挙げることができる。特開2003-310353号公報の記載の方法においては、毛束の片端部を、レーザービーム等の非接触熱源で加熱して、溶融塊を形成するとともにその溶融塊と植毛穴の開口周縁部とを融着させるようになっている。
毛束15a,15b,15c,15dの植毛穴14a,14b,14c,14dへの充填率は、0.6~0.85%となっていることが好ましく、0.65~0.85%となっていることがさらに好ましい。前記充填率は、ブリッスル16の「横断面積の合計/植毛穴の横断面積」である。ブリッスル16がテーパーブリッスルである場合、前記充填率は、テーパー形状部分を除いた部分の「横断面積の合計/植毛穴の横断面積」である。
植毛穴14a,14b,14c,14dに植設される毛束15a,15b,15c,15dは、植毛台11の植毛面11aからブリッスル16の先端までの高さ(毛丈)が、各々の毛束15a,15b,15c,15dごとの平均高さとして、例えば7~16mmとすることが好ましい。また、内側毛束15a,15bの場合、前記平均高さを例えば9~14mmとすることが好ましく、外側毛束15c,15dの場合、前記平均高さを例えば5~12mmとすることが好ましい。本実施形態において内側毛束15a,15bの毛丈の平均高さは、外側毛束15c,15dの毛丈の平均高さよりも高い高さとなるように設計されている。
図8(a)~(c)には、本発明に係る歯ブラシの他の実施形態における要部、具体的には短手方向Yから見た際の植毛台11が示されている。これら実施形態については、図1~図5に示す実施形態と異なる構成部分を主として説明し、同様の構成部分は同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない構成部分は、図1~図5に示す実施形態についての説明が適宜適用される。
図8(a)に示す歯ブラシ10aでは、短手方向Yから見た際に、先端内側ブラシ面20aにおいて凸状輪郭部が、長手方向Xに沿って複数連設されており、先端外側ブラシ面21aにおいて凹状輪郭部が、長手方向Xに沿って複数連設されている。
図8(b)に示す歯ブラシ10bでは、短手方向Yから見た際に、先端内側ブラシ面20bにおいて凸状輪郭部が植毛台11の長手方向Xに沿って複数連設されており、先端外側ブラシ面21bにおいて単数の凹状輪郭部が形成されている。
図8(c)に示す歯ブラシ10cでは、短手方向Yから見た際に、先端内側ブラシ面20cにおいて単数の凸状輪郭部が形成されており、先端外側ブラシ面21cにおいて凹状輪郭部が植毛台11の長手方向Xに沿って複数連設されている。
このように、短手方向Yから見た際に、先端内側ブラシ面20は、単数の凸状輪郭部を有していてもよく、複数の凸状輪郭部を有していてもよい。これと同様に、短手方向Yから見た際に、先端外側ブラシ面21は、単数の凹状輪郭部を有していてもよく、複数の凹状輪郭部を有していてもよい。
先端内側ブラシ面20が複数の凸状輪郭部を有している場合、刷掃性をより向上させる観点から、短手方向Yから見た際に、先端内側ブラシ面20の凸状輪郭部の個数は、好ましくは5個以下である。
先端外側ブラシ面21が複数の凹状輪郭部を有している場合、歯茎や歯列への当たりの柔らかさをより向上させる観点から、短手方向Yから見た際に、先端外側ブラシ面21の凹状輪郭部の個数は、好ましくは5個以下である。
先端内側ブラシ面20が複数の凸状輪郭部を有する場合、個々の凸状輪郭部に対し、図1~図5に示す実施形態における好ましい構成を適宜適用することができる。先端外側ブラシ面21が複数の凹状輪郭部を有する場合、個々の凹状輪郭部に対し、図1~図5に示す実施形態における好ましい構成を適宜適用することができる。
本発明は、上述した実施形態に制限されず適宜変更可能である。また、上述した実施形態を組み合わせてもよい。
例えば、上述した実施形態において、先端内側ブラシ面20の凸状輪郭部は、長手方向Xの中央が最上部となるように上方に湾曲する形状であったが、該凸状輪郭部の形状はこれに限られない。例えば、先端内側ブラシ面20の凸状輪郭部は、最上部の位置が長手方向Xの一方側に偏った形状であってもよく、段階的に高さが変化した形状であってもよく、直線的に高さが変化した形状であってもよい。
また、上述した実施形態において、先端外側ブラシ面21の凹状輪郭部は、長手方向Xの中央が最下部となるように下方に湾曲する形状であったが、該凹状輪郭部の形状はこれに限られない。例えば、先端外側ブラシ面21の凹状輪郭部は、最下部の位置が長手方向Xの一方側に偏った形状であってもよく、段階的に高さが変化した形状であってもよく、直線的に高さが変化した形状であってもよい。
また、上述した図5に示す先端内側ブラシ面20は、植毛台11の長手方向Xから見た際に、上方に凸の弧状に湾曲する湾曲面となっていたが、長手方向Xから見た際の先端内側ブラシ面20は、略平坦な面であってもよい。
また、上述した実施形態の内側毛束領域17では、中央部内側植毛穴14a及び外周部内側植毛穴14bの大きさや形状が異なっていたが(図3参照)、該大きさ又は形状が同じであってもよい。
また、上述した実施形態の外側毛束領域18は、内周部外側植毛穴14c及び外周部外側植毛穴14dを有していたが、外側毛束領域18は、内周部外側植毛穴14cのみを有していてもよい。この場合、外側毛束領域18の外縁は、内周部外側植毛穴14cにより形成される。
以下、実施例及び比較例により、本発明の歯ブラシをさらに詳細に説明するが、本発明は、以下の実施例及び比較例の記載によって何ら制限されるものではない。
〔実施例1〕
上述した図1~図5に示す実施形態の歯ブラシと同様の構成を備える歯ブラシを、実施例1の歯ブラシとした。具体的には、厚さ3.0mmの植毛台11を設け、該植毛台11の中央に、R0.5-1.6(短軸0.5mm、長軸1.6mm)の中央部内側植毛穴14aを長手方向Xに沿って6カ所形成した。また、穴径φ1.0mmの外周部内側植毛穴14bを、中央部内側植毛穴14aの外周部に16カ所形成し、穴径φ1.0mmの内周部外側植毛穴14cを、該外周部内側植毛穴14bの外周部に21カ所形成した。さらに、穴径φ1.0mmの外周部外側植毛穴14dを、内周部外側植毛穴14cの外周部に26カ所形成した。中央部内側植毛穴14aには、37本のテーパーブリッスルを植設した。その他の植毛穴14b,14c,14dには、21本のテーパーブリッスルを植設した。これらのテーパーブリッスルは、ポリブチレンテレフタレート(PBT)製のものを用いた。植毛穴及びテーパーブリッスルの諸元を下記表1に示す。実施例1の歯ブラシは、植毛台11の短手方向Yから見た際に、先端内側ブラシ面20が、単数の湾曲凸面を有し、先端外側ブラシ面21が単数の湾曲凹面を有するものであった(図4参照)。実施例1において、先端内側ブラシ面20の最上部と、先端外側ブラシ面21の最下部との高低差L3は3.5mmであった。
Figure 0007470505000001
〔比較例1〕
図9に示す歯ブラシ10dを比較例1の歯ブラシとした。比較例1の歯ブラシ10dは、短手方向Yから見た際に、先端内側ブラシ面及び先端外側ブラシ面の双方を略平坦な面とした以外は、実施例1の歯ブラシと同様の構成を具備している。具体的には、先端内側ブラシ面及び先端外側ブラシ面を構成する全ての毛束の毛丈を、11~12.5mmの略同じ毛丈とした。
〔比較例2〕
図10に示す歯ブラシ10eを比較例2の歯ブラシとした。比較例2の歯ブラシ10eは、短手方向Yから見た際に、先端外側ブラシ面を略平坦な面とした以外は、実施例1の歯ブラシと同様の構成を具備している。具体的には、先端外側ブラシ面を構成する全ての毛束の毛丈を、10.5~12.5mmの略同じ毛丈とした。
〔ブラッシングによる歯垢除去性評価〕
図11(a)に示すような、歯茎が退縮した歯列模型を作成した。この歯列模型は、下顎奥歯頬側の部分において歯茎が退縮した状態を模したものであった。歯茎の退縮は、歯槽骨の破壊が進行し歯との境目部分である歯茎が痩せて低くなることや、腫れや炎症によって歯茎が下がることが原因とされる。前記歯列模型において、第2小臼歯Qの下方表面(歯頚部付近)に、アルコール系インク(コクヨ株式会社製、商品名「ホワイトボードマーカー」)を疑似歯垢として塗布し、3分間放置した。次いで、実施例1、比較例1、及び比較例2の各歯ブラシを装着した汎用のブラッシングマシーンを用いて、前記第2小臼歯Qの表面を丁寧にブラッシングした。ブラッシング条件を以下に示す。また、前記ブラッシング後における第2小臼歯Qの表面の状態を、図11(b)、(c)、及び(d)に示す。
荷重:200g
ストローク速度:70rpm
ストローク幅(振幅):20mm
ストローク回数:30回
〔歯間における詰まり除去性の評価〕
図12(a)及び(b)に示すような、歯列隙間モデルを作成した。斯かる歯列隙間モデルは、大臼歯又は小臼歯を模したステンレスブロックからなる複数の歯部Q1,Q2を備えたものであった。大臼歯を模した歯部Q1は、角部にR(曲率半径)が4mmの曲面を備えており、5mm程度の高さで歯面が突出したものであった。この歯列隙間モデルにおいて、図12(b)に示すように、大臼歯を模した歯部Q1,Q1どうしが隣り合っており、これら両歯部Q1,Q1間の隙間は約0.2mmであった。この隙間にクレヨン(ぺんてる株式会社製、商品名「赤_No.11」)を押し詰めた。次いで、歯列隙間モデルの歯面に対し、実施例1、比較例1及び比較例2の各歯ブラシのブラシ面を水平(ヘッド角度は0度)にし、且つ200gの荷重にて押し当て、その状態で、各歯ブラシを、植毛台の長手方向Xに沿ってストローク幅(振幅)30mm、ストローク速度70rpmの条件で5回往復させた。次いで、前記の隙間を目視し、該隙間に押し詰めたクレヨンの除去の程度を下記基準で評価した。斯かる評価を3回繰り返し、これら評価点の平均値を評価結果とした。評価結果を表2に示す。
3点:歯部間のクレヨンが完全に除去されている。
2点:歯部間のクレヨンがやや残っている。
1点:歯部間のクレヨンがほぼ残っている。
〔歯又は歯茎に対する当たりの評価〕
10名のパネラー(試験対象:50~60代の成人)に、実施例1、比較例1、及び比較例2の各歯ブラシを1週間使用してもらい、各歯ブラシの歯又は歯茎に対する当たりについて、下記基準で官能評価を行った。斯かる評価において、各パネラーが採点した評価点の平均値を評価結果とした。評価結果を表2に示す。
3点:歯茎への刺激がなく使用時にとても柔らかさを感じる。
2点:歯茎への刺激がなく使用時に柔らかさを感じる。
1点:歯茎への刺激をやや感じる。
0点:歯茎への刺激を感じる。
Figure 0007470505000002
ブラッシングによる刷掃性に関し、図11から明らかなように、実施例1の歯ブラシは、比較例1の歯ブラシに比して、第2小臼歯表面における疑似歯垢の剥離面積が大きく、歯垢除去性が高い評価結果となった。また、表2から明らかなように、実施例1の歯ブラシは、比較例1及び2の歯ブラシに比して、歯間における詰まり除去性の評価が高い結果となった。これら歯垢除去性及び歯間における詰まり除去性の結果から、実施例1の歯ブラシは、歯垢や歯間の詰まりに対する刷掃性に優れることが示された。
さらに、表2から明らかなように、実施例1の歯ブラシは、歯又は歯茎に対する当たりの評価が高い結果となった。
以上の結果から、実施例1の歯ブラシは、歯茎や歯列への当たりの柔らかさと、刷掃性とを両立し得ることが示された。
10 歯ブラシ
11 植毛台
12 把持部
13 首部
14a 中央部内側植毛穴
14b 外周部内側植毛穴
14c 内周部外側植毛穴
14d 外周部外側植毛穴
15a,15b 内側毛束
15c,15d 外側毛束
16 ブリッスル
17 内側毛束領域
18 外側毛束領域
19 歯ブラシ本体
20 先端内側ブラシ面
21 先端外側ブラシ面
X 植毛台の長手方向
Y 植毛台の短手方向

Claims (9)

  1. 複数本のブリッスルを束ねてなる毛束が、植毛台に形成された複数の植毛穴に各々植設されている歯ブラシであって、
    前記植毛台は、内側毛束が複数植設されている内側毛束領域と、外側毛束が複数植設されている、前記内側毛束領域を囲んでこれの外周部分に配置される外側毛束領域とを備えており、
    前記内側毛束領域に植設された複数の内側毛束を構成する前記ブリッスルの先端を連ねて形成される先端内側ブラシ面は、前記植毛台の短手方向から見た際に、上方に凸の輪郭形状を有し、該凸の輪郭形状をなす部分が、上方に凸の弧状に湾曲した湾曲凸面で形成されており、
    前記外側毛束領域に植設された複数の外側毛束を構成する前記ブリッスルの先端を連ねて形成される先端外側ブラシ面は、前記植毛台の短手方向から見た際に、下方に凹の輪郭形状を有し、該凹の輪郭形状をなす部分が、下方に凹の弧状に湾曲した湾曲凹面で形成されており、
    前記植毛台の長手方向から見た際に、前記先端内側ブラシ面が、前記植毛台の長手方向の端部に位置する前記先端外側ブラシ面の最上部よりも上方に突出しており、
    前記植毛台の短手方向から見た際に、前記先端内側ブラシ面が、前記先端外側ブラシ面よりも上方に突出した部分を有しており、
    前記湾曲凹面の曲率半径が10mm以上35mm以下である、歯ブラシ。
  2. 前記内側毛束の毛丈は、前記外側毛束の毛丈よりも長い、請求項1に記載の歯ブラシ。
  3. 前記先端内側ブラシ面は、前記植毛台の長手方向から見た際に、上方に凸の弧状に湾曲する湾曲面を有している、請求項1又は2に記載の歯ブラシ。
  4. 前記植毛台の厚みが2mm以上5mm以下である、請求項1~3の何れか1項に記載の歯ブラシ。
  5. 前記先端内側ブラシ面の最上部と、前記先端外側ブラシ面の最下部との高低差が1mm以上10mm以下である、請求項1~4の何れか1項に記載の歯ブラシ。
  6. 前記ブリッスルが、先端に向かって断面積を減少させたテーパー形状部分を備えるテーーパーブリッスルである、請求項1~5の何れか1項に記載の歯ブラシ。
  7. 前記凸の輪郭形状をなす部分が、前記植毛台の長手方向に沿って複数連設されている、請求項1~6の何れか1項に記載の歯ブラシ。
  8. 前記凹の輪郭形状をなす部分が、前記植毛台の長手方向に沿って複数連設されている、請求項1~7の何れか1項に記載の歯ブラシ。
  9. 前記凹の輪郭形状をなす部分が、単数形成されている、請求項1~7の何れか1項に記載の歯ブラシ。
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