JP7468113B2 - 液体吐出ヘッド - Google Patents

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本発明は、インク等の液体を吐出する液体吐出ヘッドに関する。
インクジェットプリンタ等の画像記録装置にはインクを吐出する液体吐出ヘッドが設けられる。この液体吐出ヘッドにおいては、接着されて積層された複数のプレートに経路を形成することでインク流路が設けられる(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の液体吐出ヘッドでは、2列の圧力室群が配列方向(紙面の上下方向)に沿って配置されている。そして、一方の列の圧力室群に含まれる圧力室に繋がる絞り路と、他方の列の圧力室群に含まれる圧力室に繋がる絞り路とが配列方向に交互に並設されている。このような液体吐出ヘッドには、プレート同士を接着する接着剤の過剰な転写を避けるために逃し溝が形成される。
特開2016-165899号公報
しかしながら、上記従来の液体吐出ヘッドにおいては、絞り路が配列方向に高密度に配置されているため、隣り合う2つの絞り路間に逃がし溝を形成するためのスペースを確保することが難しい。このように逃がし溝が十分に設けられないと、接着剤が過剰に転写されることになって絞り路に浸入し、当該絞り路の閉塞を招来してしまう恐れがあった。
そこで、本発明は、個別絞り路に対する接着剤の浸入を従来よりも抑制することができる液体吐出ヘッドを提供することを目的とする。
本発明の液体吐出ヘッドは、配列方向に沿って設けられて液体に吐出圧力が付与される各圧力室へ前記液体を供給するマニホールドと、上流端が前記マニホールドに接続されて下流端がノズルに連通すると共に、前記マニホールドと前記圧力室との間で一定方向に延在する個別絞り路、上流端が前記マニホールドの下流端に接続されて下流端が前記個別絞り路の上流端に接続された第1連通孔部、および、上流端が前記個別絞り路の下流端に接続されて下流端が前記圧力室の上流端に接続された第2連通孔部、をそれぞれ含む複数の個別流路と、前記配列方向に隣り合う2つの前記個別絞り路の間に設けられた逃がし溝と、を備え、各前記個別絞り路はそれぞれ前記配列方向に並設され、前記個別絞り路の中心線は、当該個別絞り路に接続された前記第1連通孔部の中心と前記第2連通孔部の中心とを結ぶ結び線から、隣り合う前記逃がし溝から離れる方向にずれて位置する部分を含むものである。
本発明に従えば、個別絞り路の中心線が、当該個別絞り路に接続された第1連通孔部の中心と第2連通孔部の中心とを結ぶ結び線から、隣り合う逃がし溝から離れる方向にずれて位置する部分を含むので、配列方向に隣り合う個別絞り路間の領域を広げることができる。これにより、上記領域に十分な大きさの逃がし溝を形成することができる。これによって、このような逃がし溝に接着剤を逃がし易くなるため、個別絞り路に対する接着剤の浸入を従来よりも抑制することができる。
本発明によれば、個別絞り路に対する接着剤の浸入を従来よりも抑制することができる液体吐出ヘッドを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る液体吐出ヘッドを備える液体吐出装置の概略構成を示す平面図である。 図1の液体吐出ヘッドの構成を示す断面図である。 第1実施形態における各供給絞り路の配置を示す平面図である。 端部側逃がし溝を示す平面図である。 第2実施形態における各供給絞り路の配置を示す平面図である。 第3実施形態における各供給絞り路の配置を示す平面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る液体吐出ヘッドについて、図面を参照しながら説明する。以下に説明する液体吐出ヘッドは本発明の一実施形態に過ぎない。したがって、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で追加、削除および変更が可能である。
[第1実施形態]
<液体吐出装置の構成>
本実施形態に係る液体吐出ヘッド20を備える液体吐出装置10は、例えばインク等の液体を吐出するものである。以下では、液体吐出装置10をインクジェットプリンタに適用した例について説明するが、液体吐出装置10の適用対象はこれに限定されるものではない。
図1に示すように、本実施形態の液体吐出装置10は、ラインヘッド方式が採用され、プラテン11、搬送部、ヘッドユニット16、および貯留タンク12を備えている。但し、液体吐出装置10は、ラインヘッド方式に限定されず、例えばシリアルヘッド方式等の他の方式でもよい。
プラテン11は、平板部材であり、上面に用紙14が配置され、その用紙14とヘッドユニット16との距離を決定する役割を担う。なお、プラテン11よりもヘッドユニット16側を上側と称し、その反対側を下側と称するが、液体吐出装置10の配置はこれに限定されない。
上述の搬送部は、例えば2つの搬送ローラ15および図略の搬送モータを有する。2つの搬送ローラ15は、用紙14の搬送方向においてプラテン11を互いの間に挟んだ状態で、かつ、用紙14の搬送方向に直交する方向(直交方向)に沿って互いに平行に配置されている。搬送ローラ15は搬送モータに連結されており、搬送モータが駆動されると搬送ローラ15が回転し、プラテン11上の用紙14が搬送方向に搬送される。
ヘッドユニット16は、上記の直交方向における用紙14の長さ以上の長さを有している。本実施形態では、ヘッドユニット16には複数の液体吐出ヘッド20が設けられている。
液体吐出ヘッド20は流路形成体と容積変更部とを積層した積層体を有している。流路形成体には、その内部に液体流路が形成され、その下面である吐出面40aに複数のノズル孔21aが開口して設けられている。また、上記の容積変更部は、駆動されて液体流路の容積を変更する。このとき、ノズル孔21aではメニスカスが振動して液体が吐出される。なお、液体吐出ヘッド20の詳細については後述する。
貯留タンク12は、インクの種類ごとに設けられている。貯留タンク12は、例えば4つ設けられ、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタのインクがそれぞれ貯留されている。貯留タンク12のインクは、液体吐出ヘッド20の流体流路を通じて対応するノズル孔21aに供給される。
<液体吐出ヘッドの構成>
液体吐出ヘッド20は、上述の通り、流路形成体および容積変更部を備えている。図2に示すように、流路形成体は複数のプレートの積層体であり、容積変更部は振動板55および圧電素子60を含む。振動板55の上には絶縁膜56が接続されており、当該絶縁膜56の上には後述の共通電極61が接続されている。
複数のプレートは、下から順に、ノズルプレート46、スペーサプレート47、マニホールド用プレート44、第6流路プレート53、および第7流路プレート54を含んで積層されている。マニホールド用プレート44には、第1流路プレート48、第2流路プレート49、第3流路プレート50、第4流路プレート51、および第5流路プレート52が含まれる。本実施形態において、スペーサプレート47の上面を第1主面SF1とし、その反対面である下面を第2主面SF2とする。ノズルプレート46はスペーサプレート47の第2主面SF2に接続されている。
各プレートには、大小種々の孔および溝が形成されている。各プレートが積層された流路形成体の内部では孔および溝が組み合わされて、複数のノズル21、複数の個別流路64およびマニホールド22が液体流路として形成されている。
ノズル21はノズルプレート46を積層方向に貫通し形成されている。ノズルプレート46の吐出面40aには、ノズル21の先端である複数のノズル孔21aが配列方向に複数並んでノズル列を形成している。上記の配列方向は積層方向に直交する方向である。また、ノズルプレート46は、スペーサプレート47の線膨張係数と異なることを回避するために、後述するようにスペーサプレート47と同一材料の例えばステンレス鋼材で形成される。つまり、ノズルプレート46の線膨張係数がスペーサプレート47の線膨張係数と異なると、動作時の温度によってはダンパ部47aが変形し易くなりノズルプレート46に近接し、マニホールド22内の液体に圧力がかかるとダンパ部47aがノズルプレート46の上面に接触する恐れがある。ノズルプレート46およびスペーサプレート47を同一材料にするのは上記事象を防止するためである。
マニホールド22は、液体の吐出圧力が付与される後述の圧力室28に対して液体を供給する。マニホールド22は、配列方向に延在しており、複数の個別流路64の各一端にそれぞれ接続されている。すなわち、マニホールド22は液体の共通流路として機能する。マニホールド22は、第1流路プレート48~第4流路プレート51を積層方向に貫通した貫通孔および第5流路プレート52の下面から窪んだ窪みが積層方向に重なって形成されている。本実施形態において、マニホールド22の底部はスペーサプレート47の第1主面SF1により画定されている。なお、配列方向に直交する面で切断したときのマニホールド22の断面積は、例えば1000μm以上であって、2000μm以下である。
ノズルプレート46はスペーサプレート47の下方に配置されている。そのスペーサプレート47は例えばステンレス鋼材で形成される。スペーサプレート47は、例えばハーフエッチングによりその第2主面SF2側から当該スペーサプレート47の厚み方向に凹むことで、ダンパ部47aを成す薄肉部分とダンパ空間47bとが形成される凹部45を有している。このような構成により、マニホールド22とノズルプレート46との間には、バッファー空間としての上記のダンパ空間47bが形成される。よって、ダンパ空間47bはノズルプレート46の上方に配置されている。本実施形態では、ダンパ空間47bの短手方向の長さである幅はマニホールド22の短手方向の長さである幅Lmよりも小さい(このようにダンパ空間47bが小さいことで、変形し得る吐出面40a(ノズル面)の領域を小さくすることができるので、当該吐出面40aの平面度を上げることができる。)。このように、マニホールド22とノズルプレート46との間にダンパ空間47bを挟むことによって、印字パターンが急激に変化(例えば印字率が高い印字から印字率が低い印字への変化)する際に、当該変化に起因するマニホールド22内の圧力変動がダンパ部47aに吸収されて吐出影響が低減される。
スペーサプレート47の厚みは、ノズルプレート46、各マニホールド用プレート44(第1流路プレート48、第2流路プレート49、第3流路プレート50、第4流路プレート51および第5流路プレート52)、第6流路プレート53、および第7流路プレート54の厚みよりも薄い。例えば、スペーサプレート47の厚みは50μmである。
マニホールド22には供給ポート22aが連通している。供給ポート22aは例えば筒状に形成され、配列方向(マニホールド22の長手方向)の一方端に設けられている。なお、マニホールド22と供給ポート22aとは、第5流路プレート52の上側部分、第6流路プレート53、および第7流路プレート54をそれぞれ貫通して設けられた図略の流路により繋がっている。
複数の個別流路64はマニホールド22にそれぞれ接続されている。個別流路64は、その上流端がマニホールド22に接続され、その下流端がノズル21の基端に接続されている。個別流路64は、第1連通孔部25、個別絞り路である供給絞り路26、第2連通孔部27、圧力室28、およびディセンダ29を含んで構成されており、これらの構成要素はこの順で配置されている。
第1連通孔部25は、その上流端がマニホールド22の上端に接続され、マニホールド22から積層方向の上方に延び、第5流路プレート52における上側部分を積層方向に貫通して形成されている。第1連通孔部25の下流端は供給絞り路26の上流端に接続されている。後述の図3に示すように、第1連通孔部25の直径e1は供給絞り路26の幅(供給絞り路26の延在方向に垂直な方向における長さ)e3よりも大きい。また、第1連通孔部25は、マニホールド22の幅方向の中央よりも図2において右側に配置されている。
供給絞り路26は、後述の図3に示されるようにマニホールド22と圧力室28との間で一定方向である方向D1に延在している。方向D1は配列方向と直交する方向である幅方向に対して所定角度傾斜した方向である。このような供給絞り路26の上流端は第1連通孔部25の下流端に接続されている。供給絞り路26は、例えばハーフエッチングにより形成され、第6流路プレート53の下面から窪んだ溝により構成されている。
第2連通孔部27は、その上流端が供給絞り路26の下流端に接続され、供給絞り路26から積層方向の上方に延び、第6流路プレート53を積層方向に貫通して形成されている。また、第1連通孔部25と同様に、第2連通孔部27の直径e2は供給絞り路26の幅e3よりも大きい。また、第2連通孔部27は、幅方向におけるマニホールド22の中央よりも図2において左側に配置されている。
圧力室28の上流端は第2連通孔部27の下流端に接続されている。圧力室28は、第7流路プレート54を積層方向に貫通して形成されている。
ディセンダ29は、スペーサプレート47、第1流路プレート48、第2流路プレート49、第3流路プレート50、第4流路プレート51、第5流路プレート52、および第6流路プレート53を積層方向に貫通して形成され、幅方向においてマニホールド22よりも図2において左側に配置されている。ディセンダ29は、その上流端が圧力室28の下流端に接続され、下流端がノズル21の基端に接続されている。ノズル21は、例えば積層方向においてディセンダ29に重なり、当該積層方向に直交する方向(幅方向)においてディセンダ29の中央に配置されている。なお、ディセンダ29の断面積は積層方向に一定であってもよいし、変化してもよい。
振動板55は、第7流路プレート54の上に積層されており、圧力室28の上端開口を覆っている。なお、振動板55は第7流路プレート54と一体的に形成されていてもよい。この場合、圧力室28は積層方向に第7流路プレート54の下面から窪んで形成される。
圧電素子60は、共通電極61、圧電層62および個別電極63を含み、これらはこの順で配置されている。共通電極61は、絶縁膜56を介して振動板55の全面を覆っている。圧電層62も、共通電極61の全面を覆い、圧力室28に重なるように共通電極61上に配置されている。個別電極63は、圧力室28ごとに設けられ、圧電層62上に配置されている。1つの個別電極63、共通電極61および両電極で挟まれた部分の圧電層62(活性部)によって1つの圧電素子60が構成される。
個別電極63はドライバICに電気的に接続されている。このドライバICは、図略の制御部から制御信号を受けて、駆動信号(電圧信号)を生成し、個別電極63に印加する。これに対し、共通電極61は常にグランド電位に保持されている。このような構成において、駆動信号に応じて、圧電層62の活性部が、2つの電極61,63と共に面方向に伸縮する。これに応じて、振動板55が協働して変形し、圧力室28の容積を増減する方向に変化する。これにより、液体をノズル21から吐出させる吐出圧力が圧力室28に付与される。
以上のような構成を有する液体吐出ヘッド20において、供給ポート22aは配管を介して図略のサブタンクに接続されている。液体はサブタンクから配管を通り、供給ポート22aを介してマニホールド22に流入する。そして、液体はマニホールド22から第1連通孔部25を介して供給絞り路26に流入し、供給絞り路26から第2連通孔部27を介して圧力室28に流入する。そして、液体はディセンダ29を流れ、ノズル21に流入する。圧電素子60により圧力室28に吐出圧力が付与されると、液体がノズル孔21aから吐出される。
<供給絞り路の形状と配置>
図3は第1実施形態における各供給絞り路の配置を示す平面図である。図3に示すように、幅方向の両側に、各圧力室28を含む圧力室群28Aがそれぞれ配列方向に沿って設けられている。
本実施形態において、配列方向に隣り合う2つの供給絞り路26の間において逃がし溝70が設けられる。より具体的に説明する。本実施形態の液体吐出ヘッド20は、図3に示すように、配列方向に隣り合う2つの供給絞り路26を1組とする絞り組み合わせSKを少なくとも2組含む。この絞り組み合わせSKの組数は任意に設定することができる。このような構成において、逃がし溝70は、絞り組み合わせSKが有する一の供給絞り路26と配列方向に隣り合う他の供給絞り路26との間に配置される。すなわち、個数の対応関係でいえば、絞り組み合わせSKにおける2つの供給絞り路26について、1つの逃がし溝70が設けられる。このような逃がし溝70は、各プレートを接着させる接着剤(例えばエポキシ系接着剤)の残余分を逃す機能を有しており、方向D1に延在するように平面視で例えば細長状に形成されている。
上述した通り、各々の供給絞り路26は、それぞれ配列方向に並設されていると共に方向D1に沿って延在する。詳しくは、幅方向の図3左方側の圧力室28に連通する供給絞り路26と、幅方向の図3右方側の圧力室28に連通する供給絞り路26とが互いに対向した状態で方向D1に延在する。このように、各供給絞り路26が方向D1に延在するように配置されており、このような配置に合わせるために、図3左方側の圧力室群28Aの一の圧力室28は、図3右方側の圧力室群28Aの一の圧力室28に対して配列方向に所定距離ずれて配置されている。すなわち、図3左方側の圧力室群28Aおよび図3右方側の圧力室群28Aにおいて、各圧力室28は千鳥配列されている。よって、図3左方側の圧力室28に連通する供給絞り路26内の液体の通流方向と、図3右方側の圧力室28に連通する供給絞り路26内の液体の通流方向とは互いに逆方向となる。
以上の構成において、配列方向に隣り合う2つの供給絞り路26に挟まれた領域であって、逃がし溝70が形成される領域を大きく確保することが望まれている。以下、前記領域を大きく確保し得る態様について説明する。
絞り組み合わせSKにおける配列方向に隣り合う2つの供給絞り路26の各々において、逃がし溝70側の方に凹部26cがそれぞれ形成されている。詳細には、供給絞り路26を平面視で画定する2つの線分のうちの逃がし溝70側に位置しない線分は当該供給絞り路26に連通する第1連通孔部25および第2連通孔部27に対する接線を成すが、供給絞り路26を平面視で画定する2つの線分のうちの逃がし溝70側に位置する線分は上記第1連通孔部25および上記第2連通孔部27に対する接線を成さない。
以上の構成によって、供給絞り路26の中心線LCは、当該供給絞り路26に連通する第1連通孔部25の中心と第2連通孔部27の中心とを結ぶ結び線LMから、隣り合う逃がし溝70から離れる方向にずれて位置する部分を含む。図3の態様においては、中心線LCの全てが、結び線LMから、隣り合う逃がし溝70から離れる方向にずれて位置する。詳しくは、逃がし溝70を挟んで配列方向に隣り合う2つの供給絞り路26のうち、上側の供給絞り路26の中心線LCは、対応する結び線LMに対し、配列方向に沿って下側の供給絞り路26から離れる方向にずれて位置しており、下側の供給絞り路26の中心線LCは、対応する結び線LMに対し、配列方向に沿って上側の供給絞り路26から離れる方向にずれて位置する。これによって、逃がし溝70が形成される領域を大きく確保することができる。よって、接着剤の残余分を逃がし得るのに十分な大きさの逃がし溝70を上記領域に形成することができる。本実施形態では、逃がし溝70が形成される領域を大きく確保する際に、各第2連通孔部27の各圧力室28に対する相対位置は上述のような供給絞り路26の位置ずれ(供給絞り路26の中心線LCの位置ずれ)に関わらず同一である。
本実施形態では、図4に示すように、幅方向において供給絞り路26の両端に端部側逃がし溝71がそれぞれ設けられている。端部側逃がし溝71は配列方向に例えば波状に形成されている。各逃がし溝70の左端は左方の端部側逃がし溝71に連通し、各逃がし溝70の右端は右方の端部側逃がし溝71に連通している。
以上の実施形態において、第1連通孔部25は、孔(空間)および当該孔部を形成する部位(壁部)を含む概念である。同様に、第2連通孔部27は孔(空間)および当該孔部を形成する部位(壁部)を含む概念であり、マニホールド22は孔(空間)および当該孔部を形成する部位(壁部)を含む概念である。
以上説明したように、供給絞り路26の中心線LCが、当該供給絞り路26に接続された第1連通孔部25の中心と第2連通孔部27の中心とを結ぶ結び線LMから、隣り合う逃がし溝70から離れる方向にずれて位置する部分を含むので、絞り組み合わせSKにおける配列方向に隣り合う供給絞り路26間の領域を広げることができる。これにより、上記領域に十分な大きさの逃がし溝70を形成することができる。これによって、このような逃がし溝70に接着剤を逃がし易くなるため、供給絞り路26に対する接着剤の浸入を従来よりも抑制することができる。
また、本実施形態では、各第2連通孔部27の各圧力室28に対する相対位置が供給絞り路26の位置ずれ(供給絞り路26の中心線LCの位置ずれ)に関わらず同一である。このように、圧力室28と第2連通孔部27との相対位置を変えないことによって、当該圧力室28と第2連通孔部27とを確実に連通させることができる。
また、本実施形態では、逃がし溝70が、絞り組み合わせSKが有する一の供給絞り路26と他の供給絞り路26との間に配置される。このように逃がし溝70が1つの絞り組み合わせSKごとに、つまり2つの供給絞り路26ごとに設けられることで、全ての供給絞り路26を逃がし溝70に隣接させることができる。これによって、全ての供給絞り路26における余剰の接着剤を逃がし溝70に逃がすことができる。
また、本実施形態では、逃がし溝70が各端部側逃がし溝71に連通しているので、逃がし溝の全体体積を大きくすることができる。これにより、接着剤の転写量をより制限することができる。また、接着剤が逃がし溝70から溢れ出たとしても、その接着剤を幅方向の両側に位置する各端部側逃がし溝71に逃がすことができる。
また、本実施形態では、第1連通孔部25の直径e1および第2連通孔部27の直径e2がそれぞれ供給絞り路26の幅e3よりも大きいことによって、第1連通孔部25および第2連通孔部27に接着剤が詰まり難くなる。
また、本実施形態では、供給絞り路26が幅方向に対して傾斜した方向である方向D1に沿って配置されるため、幅方向に平行に配置される場合よりも、隣り合う2つの供給絞り路26間の距離を大きくすることができる。
さらに、本実施形態では、幅方向の左方側の圧力室28に連通する供給絞り路26と、幅方向の右方側の圧力室28に連通する供給絞り路26とが互いに対向した状態で方向D1に延在するので、限られた配置スペースに多くの各圧力室28を配置するという条件を充足しつつ、逃がし溝70の配置スペースを大きく確保することができる。
[第2実施形態]
以下、第2実施形態について説明する。第2実施形態では、供給絞り路26の中心線LCが、対応する結び線LMから、隣り合う逃がし溝70から離れる方向にずれて位置する部分を含むようにした第1実施形態の構成を前提とし、その変形例を説明する。
図5に示すように、絞り組み合わせSKにおける配列方向に隣り合う2つの供給絞り路26のうちの配列方向の上側に配置された供給絞り路26を平面視で画定する2つの線分L1,L2のうちの配列方向の上側の線分L1が、当該供給絞り路26に接続された幅方向の右側に位置する第1連通孔部25における配列方向の上側の部分に対して接線を成すように、供給絞り路26が形成される。同様に、絞り組み合わせSKにおける配列方向に隣り合う2つの供給絞り路26のうちの配列方向の下側に配置された供給絞り路26を平面視で画定する2つの線分L1,L2のうちの配列方向の下側の線分L1は、当該供給絞り路26に接続された幅方向の左側に位置する第1連通孔部25における配列方向の下側の部分に対して接線を成すように、供給絞り路26が形成される。これによって、供給絞り路26の中心線LCが、対応する結び線LMから、隣り合う逃がし溝70から離れる方向にずれて位置する部分を含むことができる。これにより、逃がし溝70が形成される領域を大きく確保することができる。よって、接着剤の残余分を逃がし得るのに十分な大きさの逃がし溝70を上記領域に形成することができる。
このように、供給絞り路26を画定する一の線分が第1連通孔部25に対して接線を成すため、当該第1連通孔部25とこれに隣り合う第2連通孔部27との間の領域を大きく確保することができる。なお、上述の通り供給絞り路26を画定する一の線分が第1連通孔部25に対して接線を成すように構成すれば、第1連通孔部25の直径は第2連通孔部27の直径より大きくてもよいし、又は小さくてもよい。
[第3実施形態]
以下、第3実施形態について説明する。第3実施形態では、供給絞り路26の中心線LCが、対応する結び線LMから、隣り合う逃がし溝70から離れる方向にずれて位置する部分を含むようにした第1実施形態の構成を前提とし、その更に変形例を説明する。
図6において、圧力室群28Aは幅方向に4列設けられている。一の圧力室群28Aの各圧力室28に連通するノズル21から吐出されるインクによる解像度は例えば50dpiである。この場合、4列の圧力室群28Aの各圧力室28に連通するノズル21から吐出されるインクによる解像度は200dpiとなる。
図6に示すように、絞り組み合わせSKにおける2つの供給絞り路26間の距離P1は、当該絞り組み合わせSKにおける2つの供給絞り路26のうちの配列方向の上側に配置された供給絞り路26と当該供給絞り路26に対して上側で隣り合う別の供給絞り路26との距離P2よりも大きい。また、上記の距離P1は、絞り組み合わせSKにおける2つの供給絞り路26のうちの配列方向の下側に配置された供給絞り路26と当該供給絞り路26に対して下側で隣り合う別の供給絞り路26との距離P3よりも大きい。距離P2と距離P3とは例えば同じである。このような構成において、逃がし溝70は、配列方向における距離がP1の領域RGに設けられる。つまり、逃がし溝70は、配列方向に距離P2又は距離P3で隣り合う2つの供給絞り路26の間ではなく、配列方向に距離P1で隣り合う2つの供給絞り路26の間に設けられる。このような構成によっても、広い領域に逃がし溝70を形成することができる。
[他の実施形態]
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。変形例は例えば以下の通りである。
上記実施形態では、逃がし溝70を挟んで配列方向に隣り合う2つの供給絞り路26の中心線LCのそれぞれを、対応の結び線LMから、逃がし溝70から離れる方向にずれて位置する部分を含むようにしたが、これに限定されるものではない。逃がし溝70を挟んで配列方向に隣り合う2つの供給絞り路26のうちの一方の供給絞り路26のみについて、上記部分を含むようにしてもよい。
また、上記実施形態では、逃がし溝70を、供給絞り路26と同様に方向D1に延在させて配置するようにしたが、これに限定されるものではなく、配列方向に隣り合う2つの供給絞り路26の間であれば、方向D1と交差する方向に延在させてもよい。また、上記実施形態では、逃がし溝70の形状を細長状としたが、これに限らず、他の形状にしてもよい。さらに、上記実施形態では、配列方向に隣り合う2つの供給絞り路26の間に一つの逃がし溝70を配置したが、これに限定されるものではなく、2つ以上の逃がし溝70を配置してもよい。
また、上記実施形態では、逃がし溝70を1つの絞り組み合わせSKごとに、つまり2つの供給絞り路26ごとに設けることとしたが、これに限定されるものではなく、1つの供給絞り路26ごとに設けるように構成してもよい。
また、上記実施形態では、逃がし溝70の幅方向の両側に端部側逃がし溝71を設けたが、これに限定されるものではなく、逃がし溝70の片側のみに端部側逃がし溝71を設けてもよい。或いは、端部側逃がし溝71を必須構成要素としないでもよい。
さらに、上記実施形態では、第1連通孔部25の直径e1および第2連通孔部27の直径e2をそれぞれ供給絞り路26の幅e3よりも大きく設定したが、これに限らず、第1連通孔部25の直径e1および第2連通孔部27の直径e2のうち何れか一方のみの直径を供給絞り路26の幅e3よりも大きくしてもよい。
20 液体吐出ヘッド
21 ノズル
22 マニホールド
25 第1連通孔部
26 供給絞り路(個別絞り路)
27 第2連通孔部
28 圧力室
28A 圧力室群
64 個別流路
70 逃がし溝
71 端部側逃がし溝
D1 方向(一定方向)
L1,L2 供給絞り路を画定する線分
LC 中心線
LM 結び線
RG 領域
SK 絞り組み合わせ

Claims (9)

  1. 配列方向に沿って設けられて液体に吐出圧力が付与される各圧力室へ前記液体を供給するマニホールドと、
    上流端が前記マニホールドに接続されて下流端がノズルに連通すると共に、前記マニホールドと前記圧力室との間で一定方向に延在する個別絞り路、上流端が前記マニホールドの下流端に接続されて下流端が前記個別絞り路の上流端に接続された第1連通孔部、および、上流端が前記個別絞り路の下流端に接続されて下流端が前記圧力室の上流端に接続された第2連通孔部、をそれぞれ含む複数の個別流路と、
    前記配列方向に隣り合う2つの前記個別絞り路の間に設けられた逃がし溝と
    前記配列方向と直交する方向である幅方向において前記個別絞り路の両端にそれぞれ設けられた端部側逃がし溝と、を備え、
    前記逃がし溝は各前記端部側逃がし溝に連通し、
    各前記個別絞り路はそれぞれ前記配列方向に並設され、
    前記個別絞り路の中心線は、当該個別絞り路に接続された前記第1連通孔部の中心と前記第2連通孔部の中心とを結ぶ結び線から、隣り合う前記逃がし溝から離れる方向にずれて位置する部分を含む、液体吐出ヘッド。
  2. 前記逃がし溝を挟んで前記配列方向に隣り合う2つの前記個別絞り路のうち、一方の個別絞り路の中心線は、対応する前記結び線に対し、前記配列方向に沿って他方の個別絞り路から離れる方向にずれて位置しており、前記他方の個別絞り路の中心線は、対応する前記結び線に対し、前記配列方向に沿って前記一方の個別絞り路から離れる方向にずれて位置している、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記各圧力室に対する各前記第2連通孔部の相対位置は、前記個別絞り路の位置ずれに関わらず同一である、請求項1又は2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 前記各個別絞り路は、前記配列方向に隣り合う2つの個別絞り路を1組とする絞り組み合わせを少なくとも2組含み、
    前記逃がし溝は、前記絞り組み合わせが有する一の前記個別絞り路と他の前記個別絞り路の間に配置されている、請求項1乃至3の何れか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  5. 前記配列方向と直交する方向である幅方向の両側に前記第1連通孔部が配置されており、かつ前記絞り組み合わせにおける前記2つの個別絞り路のうちの前記配列方向の一方側に配置された個別絞り路を平面視で画定する2つの線分のうちの前記配列方向の一方側の線分は、当該個別絞り路に接続された前記幅方向の一方側に位置する前記第1連通孔部における前記配列方向の一方側の部分に対して接線を成し、かつ
    前記絞り組み合わせにおける前記2つの個別絞り路のうちの前記配列方向の他方側に配置された個別絞り路を平面視で画定する2つの線分のうちの前記配列方向の他方側の線分は、当該個別絞り路に接続された前記幅方向の他方側に位置する前記第1連通孔部における前記配列方向の他方側の部分に対して接線を成している、請求項4に記載の液体吐出ヘッド。
  6. 前記絞り組み合わせにおける2つの個別絞り路間の距離は、前記絞り組み合わせにおける前記2つの個別絞り路のうちの前記配列方向の一方側に配置された個別絞り路と当該個別絞り路に対して前記一方側で隣り合う別の個別絞り路との距離よりも大きく、かつ、前記絞り組み合わせにおける前記2つの個別絞り路のうちの前記配列方向の他方側に配置された個別絞り路と当該個別絞り路に対して前記他方側で隣り合う別の個別絞り路との距離よりも大きい、請求項4又は5に記載の液体吐出ヘッド。
  7. 前記第1連通孔部の直径および前記第2連通孔部の直径は、それぞれ前記個別絞り路の幅よりも大きい、請求項1乃至の何れか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  8. 前記個別絞り路が延在する前記一定方向は、前記配列方向と直交する方向である幅方向に対して傾いた方向である、請求項1乃至の何れか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  9. 前記配列方向と直交する方向である幅方向の両側に、前記各圧力室を含む圧力室群がそれぞれ前記配列方向に沿って設けられ、
    前記幅方向の一方側の前記圧力室に連通する前記個別絞り路と、前記幅方向の他方側の前記圧力室に連通する前記個別絞り路とは互いに対向した状態で前記一定方向に延在する、請求項に記載の液体吐出ヘッド。
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