JP7467324B2 - 介入効果推定装置及び介入効果推定方法 - Google Patents

介入効果推定装置及び介入効果推定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7467324B2
JP7467324B2 JP2020207825A JP2020207825A JP7467324B2 JP 7467324 B2 JP7467324 B2 JP 7467324B2 JP 2020207825 A JP2020207825 A JP 2020207825A JP 2020207825 A JP2020207825 A JP 2020207825A JP 7467324 B2 JP7467324 B2 JP 7467324B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intervention
unit
post
measure
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020207825A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022094751A (ja
Inventor
由美 栗山
泰行 森口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Original Assignee
KDDI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDDI Corp filed Critical KDDI Corp
Priority to JP2020207825A priority Critical patent/JP7467324B2/ja
Publication of JP2022094751A publication Critical patent/JP2022094751A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7467324B2 publication Critical patent/JP7467324B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Description

本発明は、健康管理サービスによる介入施策の効果を推定する介入効果推定装置及び介入効果推定方法に関する。
生活習慣病の発症や重症化等を予防するための健康指導が広く行われている。非保険者などの集団を対象として健康指導(介入)を計画する際に、集団に介入が実施された場合の医療費を予測することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2016/181490号
個人を対象として介入が実施された場合、対象によって介入の効果が大きく変化する。このことに起因して、特許文献1の技術では、個人を対象として介入が実施された場合の医療費を精度よく予測できないという問題があった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、個人を対象として介入が実施された場合の医療費を予測する精度を向上させることができる介入効果推定装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様の介入効果推定装置は、ユーザの生体状態を示す生体情報を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記生体状態に基づいて、健康管理サービスによる介入施策の提供を受けずに所定期間が経過した後の非介入時医療費の推定値を特定し、当該生体状態に基づいて、前記健康管理サービスによる前記介入施策の提供を受けて前記所定期間が経過した後の介入後医療費の推定値を特定する特定部と、前記特定部が特定した前記非介入時医療費の推定値と、特定した前記介入後医療費の推定値とを前記ユーザに通知する通知部と、を備える。
前記特定部は、前記取得部が取得した前記生体状態を第1仮想患者学習モデルに入力し、前記非介入時医療費の推定値を当該第1仮想患者学習モデルに出力させ、前記取得部が取得した前記生体状態を第2仮想患者学習モデルに入力し、前記介入後医療費の推定値を当該第2仮想患者学習モデルに出力させてもよい。前記介入効果推定装置は、前記生体状態の範囲を示す生体レベルと、前記非介入時医療費の推定値とが関連付けられた第1仮想患者情報テーブル、及び、前記生体レベルと、前記介入後医療費の推定値とが関連付けられた第2仮想患者情報テーブルを記憶する記憶部をさらに備え、前記特定部は、前記第1仮想患者情報テーブルを参照して、前記取得部が取得した前記生体状態に対応する前記生体レベルに関連付けられた前記非介入時医療費の推定値を特定し、前記第2仮想患者情報テーブルを参照して、前記取得部が取得した前記生体状態に対応する前記生体レベルに関連付けられた前記介入後医療費の推定値を特定してもよい。
前記記憶部は、前記生体レベルと、前記健康管理サービスによる前記介入施策の提供が終了した時点の介入後生体状態の推定値とが関連付けられた生体情報テーブルを記憶し、前記特定部は、前記生体情報テーブルを参照して、前記取得部が取得した前記生体状態と同じ前記生体レベルに関連付けられた前記介入後生体状態の推定値を特定し、前記通知部は、前記特定部が特定した前記介入後生体状態の推定値を前記ユーザに通知してもよい。
前記記憶部は、前記第2仮想患者情報テーブルにおいて前記生体レベルと、前記介入後医療費の推定値と、前記介入施策とを関連付けて記憶し、前記特定部は、前記第2仮想患者情報テーブルを参照して、前記取得部が取得した前記生体状態に対応する前記生体レベルに関連付けられた前記介入施策を特定し、前記通知部は、特定した前記介入施策を前記ユーザに通知してもよい。
前記取得部は、ユーザの性格を示す性格情報を取得し、前記記憶部は、前記第2仮想患者情報テーブルにおいて、前記生体レベルと、前記介入後医療費の推定値と、前記性格情報とを関連付けて記憶し、前記特定部は、前記第2仮想患者情報テーブルを参照して、前記取得部が取得した前記生体状態と同じ前記生体レベルと、取得した前記性格情報とに関連付けられた前記介入後医療費の推定値を特定してもよい。
前記介入施策をユーザが指示する指示情報を受け付ける受付部と、前記記憶部は、前記第2仮想患者情報テーブルにおいて、前記介入施策と、前記生体レベルと、前記健康管理サービスによる前記介入施策の提供を受けて前記所定期間が経過した後の介入後医療費の推定値とを関連付けて記憶し、前記特定部は、前記第2仮想患者情報テーブルを参照して、前記取得部が取得した前記生体状態に対応する前記生体レベルと、前記受付部が受け付けた前記介入施策とに関連付けられた前記介入後医療費の推定値を特定してもよい。前記介入効果推定装置は、前記受付部が受け付けた前記指示情報において指示された前記介入施策が所定条件を満たしているか否かを判定する判定部をさらに備え、前記通知部は、前記介入施策が前記所定条件を満たしていないと前記判定部が判定した場合に、前記介入施策が前記所定条件を満たしていないことを前記ユーザに通知してもよい。
前記受付部は、前記健康管理サービスによる前記介入施策の提供を受けて前記所定期間が経過した後の介入後医療費をユーザが指示する費用指示情報を受け付け、前記記憶部は、前記第2仮想患者情報テーブルにおいて、前記介入施策と、前記生体レベルと、前記介入後医療費とを関連付けて記憶し、前記特定部は、前記第2仮想患者情報テーブルを参照して、前記取得部が取得した前記生体状態に対応する前記生体レベルと前記受付部が受け付けた前記介入後医療費とに関連付けられた前記介入施策を特定し、前記通知部は、前記特定部が特定した前記介入施策を通知してもよい。
前記介入効果推定装置は、前記受付部が受け付けた前記費用指示情報において指示された前記介入後医療費が所定条件を満たしているか否かを判定する判定部をさらに備え、前記通知部は、前記介入後医療費が前記所定条件を満たしていないと前記判定部が判定した場合に、前記介入後医療費が前記所定条件を満たしていないことを前記ユーザに通知してもよい。
前記記憶部は、前記生体レベルと、前記介入後医療費の推定値と、前記健康管理サービスによる前記介入施策の提供を受けた後の疾病の危険性を示す疾病リスクとが関連付けられた第2仮想患者情報テーブルを記憶し、前記特定部は、前記第2仮想患者情報テーブルを参照して、前記取得部が取得した前記生体状態に対応する前記生体レベルに関連付けられた前記疾病リスクを特定し、前記通知部は、前記特定部が特定した疾病リスクを通知してもよい。
前記介入効果推定装置は、前記健康管理サービスによる前記介入施策の提供を受けた後の前記疾病リスクをユーザが指示するリスク指示情報を受け付ける受付部をさらに備え、前記記憶部は、前記生体レベルと、前記介入後医療費の推定値と、前記疾病リスクと、前記介入施策とが関連付けられた前記第2仮想患者情報テーブルを記憶し、前記特定部は、前記第2仮想患者情報テーブルを参照して、前記取得部が取得した前記生体状態に対応する前記生体レベルと前記リスク指示情報において指示された前記疾病リスクとに関連付けられた前記介入施策を特定し、前記通知部は、前記特定部が特定した前記介入施策を通知してもよい。
前記介入効果推定装置は、前記受付部が受け付けた前記リスク指示情報において指示された前記疾病リスクが所定条件を満たしているか否かを判定する判定部をさらに備え、前記通知部は、当該疾病リスクが前記所定条件を満たしていないと前記判定部が判定した場合に、前記疾病リスクが前記所定条件を満たしていないことを前記ユーザに通知してもよい。
前記取得部は、ユーザの属性を示す属性情報を取得し、前記記憶部は、属性情報と、所定期間が経過した後の複数のユーザの前記非介入時医療費の統計量とが関連付けられた基準医療費テーブルを記憶し、前記特定部は、前記基準医療費テーブルを参照して、前記取得部が取得した前記属性情報に関連付けられた前記非介入時医療費の統計量を特定し、前記通知部は、前記特定部が特定した前記非介入時医療費の統計量をユーザに通知してもよい。
前記記憶部は、前記第2仮想患者情報テーブルにおいて前記生体レベルと、前記健康管理サービスによる前記介入施策の提供を受けて前記所定期間が経過した後の介入後医療費の推定値と、前記介入施策を提供する介入者が利用する介入者向け情報とを関連付けて記憶し、前記特定部は、前記第2仮想患者情報テーブルを参照して、前記取得部が取得した前記生体状態に対応する前記生体レベルに関連付けられた前記介入者向け情報を特定し、前記通知部は、特定した前記介入者向け情報を前記介入者に通知してもよい。
本発明の第2の態様の介入効果推定方法は、コンピュータが実行する、ユーザの生体状態を示す生体情報を取得するステップと、前記生体状態の範囲を示す生体レベルと、健康管理サービスによる介入施策の提供を受けずに所定期間が経過した後の非介入時医療費の推定値とが関連付けられた第1仮想患者情報テーブルを参照して、取得した前記生体状態に対応する前記生体レベルに関連付けられた前記非介入時医療費の推定値を特定するステップと、前記生体レベルと、前記健康管理サービスによる前記介入施策の提供を受けて前記所定期間が経過した後の介入後医療費の推定値とが関連付けられた第2仮想患者情報テーブルを参照して、取得した前記生体状態に対応する前記生体レベルに関連付けられた前記介入後医療費の推定値を特定するステップと、特定した前記非介入時医療費の推定値と、特定した前記介入後医療費の推定値とを前記ユーザに通知するステップと、を備える。
本発明によれば、個人を対象として介入が実施された場合の医療費を予測する精度を向上させるという効果を奏する。
第1の実施形態に係る介入効果推定システムの概要を説明するための図である。 携帯端末の構成を示す図である。 介入効果推定装置の構成を示す図である。 第1仮想患者情報テーブルの一例を示す図である。 第2仮想患者情報テーブルの一例を示す図である。 生体情報テーブルの例を示す図である。 仮想患者情報テーブルの別の例を示す図である。 通知部が各種の情報を携帯端末の表示部に通知する画面の例を示す。 図8とは異なる介入施策の提供を受けることをユーザが指示した場合の例を示す。 通知部が通知する類似事例を示す画像の例を示す。 介入効果推定装置による非介入時医療費及び介入後医療費の推定の処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態の介入効果推定装置の構成を示す図である。
<第1の実施形態>
[介入効果推定システムの概要]
図1は、第1の実施形態に係る介入効果推定システムSの概要を説明するための図である。図1は、介入効果推定システムSの構成を示す。図1に示すように、介入効果推定システムSは、携帯端末100と、介入効果推定装置200とを備える。
携帯端末100は、例えば、スマートフォンである。携帯端末100は、ネットワークを介して介入効果推定装置200と通信する。携帯端末100は、ユーザの生体状態を入力するユーザの操作を受け付ける。生体状態は、例えば、血圧又は食事における塩分の摂取量である。
介入効果推定装置200は、ネットワークを介して携帯端末100と接続されているサーバである。介入効果推定装置200は、健康管理サービス事業者が提供する健康指導サービスへのユーザの加入を促進する。介入効果推定装置200は、健康指導サービスへのユーザの加入を目的として、介入施策を実施した場合に、ユーザの医療費がどの程度減少される効果があるかを推定する。
介入施策は、例えば、1日に歩く歩数を増加させることや、食事により摂取する塩分量を低減させること等の各種の指導を提供するものである。介入施策は、例えば介入者が電話においてユーザを指導することによりユーザに提供される。介入施策は、携帯端末100のアプリによりユーザに提供されてもよい。介入効果推定装置200は、推定した結果をユーザに通知する。
以下、介入効果推定システムSの処理の流れを説明する。携帯端末100は、受け付けた生体状態を示す生体情報を介入効果推定装置200へ送信する(図1中の(1))。介入効果推定装置200は、生体状態の範囲を示す複数の生体レベルのうち、取得した生体情報が示す生体状態がどの生体レベルに属するかを特定する。
介入効果推定装置200は、特定した生体レベルに基づいて、ユーザが健康管理サービスによる介入施策の提供を受けずに所定期間が経過した後の非介入時医療費の推定値を特定する。介入効果推定装置200は、特定した生体レベルに基づいて、ユーザが介入施策の提供を受けて所定期間が経過した後の介入後医療費の推定値を特定する(図1中の(2))。介入効果推定装置200は、特定した非介入時医療費の推定値と、特定した介入後医療費の推定値とを携帯端末100へ送信する(図1中の(3)、(4))。携帯端末100は、受信した非介入時医療費及び介入後医療費の推定値をユーザに通知する。このようにして、介入効果推定装置200は、ユーザの生体状態に対応する非介入時医療費及び介入後医療費を推定するので、非介入時医療費及び介入後医療費の推定精度を向上させることができる。
[携帯端末の構成]
図2は、携帯端末100の構成を示す図である。携帯端末100は、タッチパネル11、通信部12、表示部13、記憶部14及び制御部15を備える。タッチパネル11は、表示部13に対するユーザの操作を検出する。通信部12は、ネットワークを介して、介入効果推定装置200と通信するための無線通信モジュールである。表示部13は、文字や画像等を表示する。記憶部14は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を含む記憶媒体である。記憶部14は、制御部15が実行するプログラムを記憶している。
制御部15は、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。制御部15は、記憶部14が記憶しているプログラムを実行することにより、操作受付部151、通信制御部152及び表示制御部153として機能する。
操作受付部151は、タッチパネル11を介して、ユーザの操作を受け付ける。例えば、操作受付部151は、生体状態を入力するユーザの操作を受け付ける。操作受付部151は、ユーザが服用している医薬品を入力するユーザの操作を受け付ける。操作受付部151は、ユーザの属性を入力するユーザの操作を受け付ける。属性は、例えば、ユーザの性別又は年齢である。操作受付部151は、受け付けた生体状態、医薬品及び属性を示す情報を通信制御部152へ出力する。
操作受付部151は、提供を受けることを希望する介入施策をユーザが指示する操作を受け付ける。操作受付部151は、受け付けた介入施策を示す施策指示情報を通信制御部152へ出力する。
通信制御部152は、通信部12を介して、介入効果推定装置200と通信する。通信制御部152は、操作受付部151が受け付けた生体状態を示す生体情報を介入効果推定装置200へ送信する。通信制御部152は、ユーザが服用している医薬を示す医薬情報を介入効果推定装置200へ送信する。通信制御部152は、ユーザの属性を示す属性情報を介入効果推定装置200へ送信する。通信制御部152は、施策指示情報を介入効果推定装置200へ送信する。
通信制御部152は、介入施策を示す情報を介入効果推定装置200から受信する。通信制御部152は、健康管理サービスによる介入施策の提供を受けずに所定期間が経過した後の非介入時医療費の推定値を介入効果推定装置200から受信する。所定期間は、例えば、ユーザの年間の医療費が現在の年間の医療費より増加することが想定される期間である。通信制御部152は、健康管理サービスによる介入施策の提供を受けて所定期間が経過した後の介入後医療費の推定値を介入効果推定装置200から受信する。通信制御部152は、健康管理サービスによる介入施策の提供を受けた後の疾病の危険性を示す疾病リスクを示す情報を介入効果推定装置200から受信する。通信制御部152は、受信した非介入時医療費の推定値、介入後医療費の推定値及び疾病リスクを示す情報を表示制御部153へ出力する。
表示制御部153は、各種の情報を表示部13に表示する。表示制御部153は、非介入時医療費の推定値と、介入後医療費の推定値とを表示する。表示制御部153は、疾病リスクを表示する。表示制御部153は、介入施策を表示する。
[介入効果推定装置の構成]
図3は、介入効果推定装置200の構成を示す図である。介入効果推定装置200は、通信部21、記憶部22及び制御部23を備える。通信部21は、ネットワークを介して、携帯端末100と通信するためのインターフェースである。記憶部22は、ROM及びRAM等を含む記憶媒体である。記憶部22は、制御部23が実行するプログラムを記憶している。記憶部22は、制御部23のワークメモリとして使用される。制御部23は、例えばCPUである。制御部23は、記憶部22に記憶されたプログラムを実行することにより、取得部231、受付部232、特定部233及び通知部234として機能する。
取得部231は、通信部21を介して、携帯端末100から各種の情報を取得する。取得部231は、ユーザの生体状態を示す生体情報を取得する。取得部231は、ユーザが服用している医薬品を示す服薬情報を取得する。取得部231は、ユーザの属性を示す属性情報を取得する。
また、取得部231は、ユーザの性格を示す性格情報を取得する。例えば、記憶部22には、ユーザが回答した性格分析用のアンケートへの回答の内容を介入者が分析すること等により特定されたユーザの性格が性格情報として記憶されている。性格情報は、例えば、勤勉さ又は協調性等の性格を示す。取得部231は、介入後医療費の推定値の特定に利用するため、この性格情報を記憶部22から取得する。取得部231は、取得した生体情報、服薬情報及び性格情報を特定部233へ出力する。
受付部232は、通信部21を介して携帯端末100と通信する。受付部232は、ユーザが提供を受けることを希望する介入施策を指示する施策指示情報を受け付ける。受付部232は、受け付けた施策指示情報を特定部233へ出力する。
[非介入時医療費の特定]
特定部233は、取得部231が取得した生体状態に基づいて、健康管理サービスによる介入施策の提供を受けずに所定期間が経過した後の非介入時医療費の推定値を特定する。特定部233は、記憶部22に記憶された第1仮想患者情報テーブルを参照することにより、非介入時医療費の推定値を特定する。第1仮想患者情報テーブルには、生体レベルと、非介入時医療費の推定値とが関連付けられている。
図4は、第1仮想患者情報テーブルの一例を示す図である。特定部233は、記憶部22に記憶されている過去の複数のユーザの生体情報、非介入時医療費等の履歴を示すユーザ履歴情報を分析し、類似する履歴を有するユーザを同じグループに分類することにより、複数のユーザを複数のグループに分ける。特定部233は、それぞれのグループを代表する仮想的な患者のモデル(以下、仮想患者像という)をグループごとに作成することにより、図4の下側に示す第1仮想患者情報テーブルを作成する。
図4の例では、第1仮想患者情報テーブルにおいて血圧を示す生体情報が記憶されている。第1仮想患者情報テーブルでは、仮想患者像と、性別と、年齢と、血圧と、疾病リスクと、非介入時医療費の推定値とが関連付けられている。例えば、最上段に示すように、仮想患者像「X」と、性別「男」と、年齢「30代」と、血圧の生体レベル「120~130mmHg」と、疾病リスク「低高血圧」と、非介入時医療費の推定値「10,000円」とが関連付けて記憶されている。
特定部233は、第1仮想患者テーブルを記憶部14から読み出す。特定部233は、第1仮想患者情報テーブルを参照して、取得部231が取得した生体状態に対応する生体レベルに関連付けられた非介入時医療費の推定値を特定する。例えば、特定部233は、取得部が取得した属性情報が性別「男」及び年齢「46歳」を示し、取得した生体情報が135mmHgの血圧を示す場合、性別「男」と、年齢「40代」と、135mmHgの血圧に対応する生体レベル「130~140mmHg」に関連付けられた仮想患者像「Y」の非介入時医療費の推定値「30,000円」を特定する。特定部233は、特定した非介入時医療費を示す情報を通知部234へ出力する。
[介入後医療費の推定値の特定]
特定部233は、取得部231が取得した生体状態に基づいて、健康管理サービスによる介入施策の提供を受けて所定期間が経過した後の介入後医療費の推定値を特定する。介入施策は、例えば、ユーザが歩く一日当たりの歩数を増加させるための指導、又はユーザが食事により摂取する一日当たりの塩分量を減少させるための指導である。特定部233は、記憶部22に記憶されている第2仮想患者情報テーブルを参照することにより、介入後医療費の推定値を特定する。第2仮想患者情報テーブルには、生体レベルと、介入後医療費の推定値と、介入施策と、ユーザの性格を示す性格情報と、健康管理サービスによる介入施策の提供を受けた後の疾病の危険性を示す疾病リスクと、が関連付けられている。また、第2仮想患者情報テーブルは、介入施策、疾病リスク及び性格情報のうちのいずれか1つ以上を備えていなくてもよい。
図5は、第2仮想患者情報テーブルの一例を示す図である。図5に示すように、特定部233は、過去の複数のユーザの生体情報、介入施策、介入後医療費等の履歴を示すユーザ履歴情報を分析し、類似する履歴を有するユーザ同士を同じグループに分類することにより、複数のユーザを複数のグループに分ける。過去のユーザを複数のグループに分ける。特定部233は、それぞれのグループを代表する仮想患者像をグループごとに作成することにより、第2仮想患者情報テーブルを作成する。
図5に示す第2仮想患者情報テーブルでは、仮想患者像と、ユーザが歩く1日当たりの歩数を増加させる介入施策と、ユーザが食事により摂取する1日当たりの塩分量を削減させる介入施策と、血圧と、疾病リスクと、介入後医療費の推定値とが関連付けて記憶されている。例えば、中段に示す例では、仮想患者像「Y」と、ユーザが歩く1日当たりの歩数を5千歩から7千歩に増加させる介入施策と、ユーザが食事により摂取する1日当たりの塩分量を13gから11gに減少させる介入施策と、血圧の生体レベルが120~130mmHgであることと、介入施策を受けた後の疾病リスクとして低高血圧になる可能性があることと、介入後医療費が10,000円であることが関連付けて記憶されている。
特定部233は、第2仮想患者テーブルを記憶部14から読み出す。特定部233は、第2仮想患者情報テーブルを参照して、取得部231が取得した生体状態に対応する生体レベルに関連付けられた介入後医療費の推定値を特定する。例えば、特定部233は、取得部が取得した生体情報が114mmHgの血圧を示す場合、114mmHgに対応する血圧の生体レベル「110~120mmHg」に関連付けられた仮想患者像「X」の介入後医療費の推定値「5,000円」を特定する。特定部233は、特定した介入後医療費を示す情報を通知部234へ出力する。
[介入施策の特定]
特定部233は、第2仮想患者情報テーブルを参照して、取得部231が取得した生体状態に対応する生体レベルに関連付けられた介入施策を特定してもよい。例えば、特定部233は、取得部が取得した生体情報が122mmHgの血圧を示す場合、血圧の生体レベル「120~130mmHg」に関連付けられた仮想患者像「Y」の介入施策を特定する。図5の中段に示すように、仮想患者像「Y」には、ユーザが歩く1日当たりの歩数を5千歩から7千歩に増加させる介入施策と、ユーザが食事により摂取する1日当たりの塩分量を13gから11gに減少させる介入施策とが関連付けられており、特定部233は、この2つの介入施策を特定する。特定部233は、特定した介入施策を示す情報を通知部234へ出力する。
[疾病リスクの特定]
特定部233は、健康管理サービスによる介入施策の提供を受けた後の疾病の危険性を示す疾病リスクを特定してもよい。特定部233は、第2仮想患者情報テーブルを参照して、取得部231が取得した生体状態に対応する生体レベルに関連付けられた疾病リスクを特定してもよい。
図5の例では、特定部233は、取得部が取得した生体情報が134mmHgの血圧を示す場合、134mmHgに対応する血圧の生体レベル「130~140mmHg」に関連付けられた仮想患者「Z」の疾病リスク「中高血圧」を特定する。この疾病リスクは、ユーザが介入施策の提供を受けた後に中高血圧である可能性があることを示す。中高血圧は、高血圧を3段階に分けたときの2段階目にリスクが高い高血圧である。また、特定部233は、高血圧に関する疾病リスクを特定するものに限定されない。例えば、特定部233は、糖尿病に関する疾病リスクを特定してもよい。
[性格に基づく医療費の特定]
また、特定部233は、ユーザの性格に対応する介入後医療費を特定してもよい。特定部233は、第2仮想患者情報テーブルを記憶部14から読み出す。特定部233は、第2仮想患者情報テーブルを参照して、取得部231が取得した生体状態に対応する生体レベルと、取得部231が取得した性格情報とに関連付けられた介入後医療費の推定値を特定してもよい。性格情報は、例えば、勤勉性、不安神経症傾向、協調性等の性格を示す。介入後医療費は、ユーザの勤勉性、不安神経症傾向及び協調性等の性格の影響を受けやすい。特定部233は、ユーザの性格に対応する介入後医療費の推定値を特定するので、介入後医療費の推定の精度を向上させることができる。
[介入施策の提供終了時の生体状態の推定値の特定]
特定部233は、健康管理サービスによる介入施策の提供が終了した時点の生体状態(以下、介入後生体状態ともいう)の推定値を特定してもよい。特定部233は、記憶部22が記憶している生体情報テーブルを参照して、介入後生体状態の推定値を特定する。生体情報テーブルには、生体レベルと、介入後生体状態の推定値とが関連付けられている。
図6には、生体情報テーブルの例を示す図である。図6の例では、生体情報テーブルには、仮想患者像と、ユーザが歩く1日当たりの歩数を増加させる介入施策と、ユーザが食事により摂取する1日当たりの塩分量を減少させる介入施策と、介入施策の提供を受ける前の血圧を示す生体レベルと、介入施策の提供が終了した時点の血圧の推定値と、介入後医療費とが関連付けられている。
特定部233は、生体情報テーブルを参照して、取得部231が取得した生体状態と同じ生体レベルに関連付けられた介入後生体状態の推定値を特定する。例えば、特定部233は、取得部231が取得した介入前の血圧が117mmHgである場合、この血圧に対応する生体レベル「110~120mmHg」に関連付けられた仮想患者像Xの介入後の血圧「100~110mmHg」を介入後生体状態の推定値として特定する。特定部233は、特定した介入後の血圧「100~110mmHg」を示す情報を通知部234へ出力する。
[指示された介入施策に対応する介入後医療費の推定値の特定]
特定部233は、健康管理サービスによる複数の介入施策のうち、受付部232が受け付けた指示情報において指示された介入施策の提供を受けて所定期間が経過した後の介入後医療費の推定値を特定してもよい。
図7は、仮想患者情報テーブルの別の例を示す図である。特定部233は、第2仮想患者情報テーブルを参照して、取得部231が取得した生体状態に対応する生体レベルと、受付部232が受け付けた介入施策とに関連付けられた介入後医療費の推定値を特定する。
例えば、取得部231が取得した血圧が137mmHgであるものとする。このとき、1日当たりの歩数を3千歩から8千歩に増加させる介入施策と、食事により摂取する1日当たりの塩分量を15gから12gに減少させる介入施策とを受付部232が受け付けたものとする。特定部233は、137mmHgの血圧に対応する生体レベル「130~140mmHg」と、1日当たりの歩数を3千歩から8千歩に増加させる介入施策と、食事により摂取する1日当たりの塩分量を15gから12gに減少させる介入施策とに関連付けられた仮想患者像Z1の介入後医療費「30,000円」を特定する。
同じユーザが、別の介入施策を選択したものとする。取得部231は、同じ137mmHgの血圧を示す生体情報を取得したものとする。このとき、1日当たりの歩数を3千歩から1万歩に増加させる介入施策と、食事により摂取する1日当たりの塩分量を15gから7gに減少させる介入施策とを受付部232が受け付けたものとする。特定部233は、血圧の生体レベル「130~140mmHg」と、1日当たりの歩数を3千歩から1万歩に増加させる介入施策と、食事により摂取する1日当たりの塩分量を15gから7gに減少させる介入施策とに関連付けられた仮想患者像Z2の介入後医療費「10,000円」を特定する。
特定部233は、ユーザに類似する生体状態である別のユーザが介入施策の提供を受けたときの様子を示す類似事例情報を特定する。記憶部14には、生体状態の範囲を示す生体レベルと、類似事例を示す類似事例情報とが関連付けられた類似事例テーブルが記憶されている。類似事例情報は、例えば、ユーザに類似する生体状態の別のユーザが介入施策の提供を受けたときの様子を紹介する文字もしくは画像、又はこの別のユーザをインタビューした動画である。
特定部233は、記憶部22から類似事例テーブルを読み出す。特定部233は、読み出した類似事例テーブルを参照して、取得部231が取得した生体状態に対応する生体レベルに関連付けられた類似事例情報を特定する。特定部233は、特定した類似事例情報を通知部234へ出力する。
特定部233は、ユーザと同じ属性の複数のユーザの非介入時医療費の統計量(以下、基準医療費ともいう)を特定してもよい。属性は、例えば、ユーザの性別又は年齢である。統計量は、例えば、平均値である。記憶部22には、属性を示す属性情報と、基準医療費とが関連付けられた基準医療費テーブルが記憶されている。特定部233は、記憶部22から基準医療費テーブルを読み出す。特定部233は、基準医療費テーブルを参照して、取得部231が取得した属性情報に関連付けられた基準医療費を特定する。特定部233は、特定した基準医療費を示す情報を通知部234へ出力する。
[学習済みの機械学習モデルによる非介入時医療費及び介入後医療費の推定]
また、特定部233は、第1仮想患者情報テーブル及び第2仮想患者情報テーブルを参照して、それぞれ非介入時医療費及び介入後医療費を特定する例に限定されない。例えば、特定部233は、学習済みの機械学習モデルを利用して、非介入時医療費及び介入後医療費の推定値を特定してもよい。
記憶部22には、第1仮想患者学習モデル及び第2仮想患者学習モデルが記憶されている。第1仮想患者学習モデル及び第2仮想患者学習モデルは、それぞれ学習済みの機械学習モデルである。第1仮想患者学習モデル及び第2仮想患者学習モデルは、例えば、図4及び図5のユーザ履歴情報に基づいて生成される。特定部233は、第1仮想患者学習モデルを記憶部22から読み出す。特定部233は、取得部231が取得した生体状態を第1仮想患者学習モデルに入力し、非介入時医療費の推定値を第1仮想患者学習モデルに出力させる。また、特定部233は、取得部231が取得した生体状態を第1仮想患者学習モデルに入力し、非介入時医療費の推定値と、介入施策又は疾病リスク等とを第1仮想患者学習モデルに出力させてもよい。
特定部233は、第2仮想患者学習モデルを記憶部22から読み出す。特定部233は、取得部231が取得した生体情報を第2仮想患者学習モデルに入力し、介入後医療費の推定値を第2仮想患者学習モデルに出力させてもよい。また、特定部233は、取得部231が取得した生体情報を第2仮想患者学習モデルに入力し、介入後医療費の推定値と、介入施策又は疾病リスク等とを第2仮想患者学習モデルに出力させてもよい。また、特定部233は、学習済みの機械学習モデル以外の方法で非介入時医療費及び介入後医療費を特定してもよい。
通知部234は、通信部21を介して、携帯端末100と通信する。例えば、通知部234は、特定部233が特定した非介入時医療費の推定値と、特定した介入後医療費の推定値とをユーザに通知する。通知部234は、特定部233が特定した介入後生体状態の推定値をユーザに通知する。通知部234は、特定部233が特定した介入施策をユーザに通知する。通知部234は、特定部233が特定した疾病リスクをユーザに通知する。
図8は、通知部234が各種の情報を携帯端末100の表示部13に通知する画面の例を示す。図8の左側上段には、ユーザの現在の血圧が150mmHgであることを示す。図8の左側中段には、現在の疾病リスクとしてユーザが重高血圧であることを示す。図8の左側下段には、健康管理サービスによる介入施策の提供を受けずに現在から5年が経過した後の非介入時医療費の推定値が年間110,000円であることを示す。
図8の中央には、ユーザが摂取する塩分量を1日当たり3g減少させる介入施策と、ユーザが歩く歩数を1日当たり5千歩増加させる介入施策とを示す。図8の右側上段には、5か月間の介入施策を実施した後の血圧の推定値が130~140mmHgであることを示す。図8の左側上段の現在の血圧(150mmHg)と比較すると、介入施策の提供により血圧が低下することが分かる。
図8の右側中段には、健康管理サービスによる介入施策の提供を5か月間受けた後の疾病リスクとしてユーザが中高血圧である可能性があることを示す。図8の右側下段には、健康管理サービスによる介入施策の提供を5か月間受けた時点から5年が経過した後の非介入時医療費の推定値が年間30,000円であることを示す。
図9は、図8とは異なる介入施策の提供を受けることをユーザが指示した場合の例を示す。図9の例では、ユーザが摂取する塩分量を1日当たり8g減少させる介入施策と、ユーザが歩く歩数を1日当たり7千歩増加させる介入施策とを示す。図9の例では、5か月間の介入施策を実施した後の血圧の推定値は、図8の例よりも低い120~130mmHgとなる。図9の右側中段の疾病リスクは、ユーザが低高血圧となる可能性があることを示す。低高血圧は、図8の中高血圧よりも軽度の高血圧である。このようにして、ユーザは、図8及び図9に示す介入施策の提供を受けた後の疾病リスクを互いに比較することにより、提供を受けることを希望する介入施策を選択する際に参考にすることができる。図9の右側下段に示す介入後医療費の推定値は、年間10,000円であり、図8の介入後医療費の推定値(30,000円)よりも低くなっている。
[類似事例の通知]
通知部234は、特定部233が特定した類似事例情報が示す類似事例をユーザに通知する。図10は、通知部234が通知する類似事例を示す画像の例を示す。図10には、ユーザに類似する生体状態のユーザとして「体験者Yさん」の事例を示す。図10の左側には、体験者Yさんの性別「男性」や年齢「56歳」、体験者Yさんが「中度高血圧」であり、血圧が「150/95」mmHgであることを示す。図10には、体験者Yさんが介入施策の提供を受けた体験談を話すインタビュー動画が表示される。
図10の右側には、体験者Yさんが介入施策の提供を受けている期間中の体験者Yさんの生体状態の変化を示す。体験者Yさんの歩数及び運動時間は介入施策の提供を受けている期間中に徐々に増加したことが分かる。一方、体験者Yさんの血圧及び体重は介入施策の提供を受けている期間中に増減しながら最終的に減少したことが分かる。
通知部234は、特定部233が特定した基準医療費をユーザに通知する。通知部234は、ユーザと同じ属性の複数のユーザの非介入値医療費の統計量をユーザに通知するので、ユーザは自身の非介入時医療費を同じ属性の他のユーザの非介入時医療費の統計量と比較することができ、健康管理サービス事業者が提供する健康指導サービスに加入するか否かを判断する際の判断材料として利用することができる。
[介入効果推定装置による医療費の推定の処理手順]
図11は、介入効果推定装置200による非介入時医療費及び介入後医療費の推定の処理手順を示すフローチャートである。この処理手順は、例えば、携帯端末100の操作受付部151がユーザの生体状態を入力するユーザの操作を受け付けたときに開始する。
まず、取得部231は、ユーザの生体状態を示す生体情報を携帯端末100から取得する(S101)。特定部233は、取得部231が取得した生体情報に基づいて、健康管理サービスによる介入施策の提供を受けずに所定期間が経過した後の非介入時医療費の推定値を特定する(S102)。特定部233は、取得部231が取得した生体情報に基づいて、健康管理サービスによる介入施策の提供を受けて所定期間が経過した後の介入後医療費の推定値を特定する(S103)。通知部234は、特定部233が特定した非介入時医療費の推定値と、特定した介入後医療費の推定値とをユーザに通知し(S104)、処理を終了する。
[第1の実施形態の介入効果推定装置による効果]
第1の実施形態によれば、特定部233は、ユーザの生体状態がどの生体レベルに属するかを特定し、特定した生体レベルに基づいて、非介入時医療費及び介入後医療費の推定値を特定する。このようにして、特定部233は、非介入時医療費及び介入後医療費を推定する精度を向上させることができる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態では、介入後医療費の目標額をユーザが指示する場合の例について説明する。携帯端末100の操作受付部151は、健康管理サービスによる介入施策の提供を受けて所定期間が経過した後の介入後医療費の目標額をユーザが指示する操作を受け付ける。この目標額は、ユーザが介入施策の提供を受けてから所定期間経過後に年間の医療費をどれくらいの額に抑えたいかの希望を示す。操作受付部151は、受け付けた介入後医療費の目標額を示す費用指示情報を通信制御部152へ出力する。通信制御部152は、費用指示情報を介入効果推定装置200へ送信する。
図12は、第2の実施形態の介入効果推定装置300の構成を示す図である。介入効果推定装置300は、判定部301を備える点を除いて、図3の介入効果推定装置200と同様である。図3と同様の構成については図3と同じ符号を付して説明を省略する。
受付部232は、費用指示情報を携帯端末100から受け付ける。受付部232は受け付けた費用指示情報を特定部233及び判定部301へ出力する。
特定部233は、費用指示情報が示す介入後医療費の目標額を達成するのに要する介入施策を特定する。特定部233は、第2仮想患者情報テーブルを記憶部22から読み出す。
特定部233は、第2仮想患者情報テーブルを参照して、取得部231が取得した生体状態に対応する生体レベルと、受付部232が受け付けた介入後医療費とに関連付けられた介入施策を特定する。例えば、特定部233は、第2仮想患者情報テーブルを参照して、取得部231が生体情報として取得した135mmHgの血圧と、年間100,000円の介入後医療費とに関連付けられた、ユーザが1日に歩く歩数を5千歩から1万歩増加させる介入施策を特定する。特定部233は、特定した介入施策を示す情報を通知部234へ出力する。
判定部301は、受付部232が受け付けた費用指示情報において指示された介入後医療費が所定条件を満たしているか否かを判定する。所定条件は、例えば、指示された介入後医療費が第2仮想患者テーブルに記憶されている介入施策により実現可能であることである。例えば、年齢が50代のユーザの20年後の介入医療費として、年間5,000円が指示された場合、どのような介入施策を実施したとしても指示された介入後医療費を実現できる可能性は低い。この場合に、判定部301は、指示された介入後医療費が所定条件を満たしていないと判定する。一方、判定部301は、指示された介入後医療費が第2仮想患者テーブルに記憶されている介入施策により実現可能である場合には、指示された介入後医療費が所定条件を満たしていると判定する。判定部301は、判定結果を示す情報を通知部234へ出力する。
通知部234は、特定部233が特定した介入施策を通知する。例えば、通知部234は、携帯端末100の表示部13に介入施策を表示させる。通知部234は、施策指示情報において指示された介入後医療費が所定条件を満たしていないと判定部301が判定した場合に、介入後医療費が所定条件を満たしていないことをユーザに通知する。例えば、通知部234は、介入後医療費が所定条件を満たしていないことを示すメッセージを表示部13に表示する。
[ユーザが疾病リスクの目標を指示する変形例]
第2の実施形態では、健康管理サービスによる介入施策の提供を受けて所定期間が経過した後の介入後医療費の目標額をユーザが指示する場合の例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、健康管理サービスによる介入施策の提供を受けた後の疾病リスクの目標をユーザが指示してもよい。
携帯端末100の操作受付部151は、健康管理サービスによる介入施策の提供を受けた後の疾病リスクの目標をユーザが指示する操作を受け付ける。この目標は、ユーザが介入施策の提供を受けた後に疾病リスクをどの程度軽減したいかの希望を示す。操作受付部151は、受け付けた疾病リスクの目標を示すリスク指示情報を通信制御部152へ出力する。通信制御部152は、リスク指示情報を介入効果推定装置200へ送信する。
受付部232は、リスク指示情報を携帯端末100から受け付ける。受付部232は、受け付けたリスク指示情報を特定部233及び判定部301へ出力する。
特定部233は、リスク指示情報が示す疾病リスクの目標を達成するのに要する介入施策を特定する。例えば、ユーザが疾病リスクとして重高血圧の危険性があると通知されたものとする。この場合に、ユーザが疾病リスクの目標として低高血圧を指示すると、特定部233は、ユーザが低高血圧には該当するが、中高血圧及び重高血圧には該当しないという程度にまで高血圧が改善するに要する介入施策を特定する。
特定部233は、第2仮想患者情報テーブルを記憶部22から読み出す。特定部233は、第2仮想患者情報テーブルを参照して、取得部231が取得した生体状態に対応する生体レベルと、リスク指示情報において指示された疾病リスクとに関連付けられた介入施策を特定する。特定部233は、特定した介入施策を示す情報を通知部234へ出力する。
判定部301は、受付部232が受け付けたリスク指示情報において指示された疾病リスクが所定条件を満たしているか否かを判定する。所定条件とは、例えば、リスク指示情報において指示された疾病リスクの目標が医学的に適切であるか否かである。例えば、現在の疾病リスクとして重高血圧であると判定されたユーザが介入施策の提供を受けている期間中に正常血圧まで血圧を下げることは、身体への負担が大きくなることがある。この場合に、判定部301は、リスク指示情報において指示された疾病リスクの目標が所定条件を満たしていないと判定する。一方、判定部301は、指示された疾病リスクの目標が医学的に適切である場合には、指示された介入後医療費が所定条件を満たしていると判定する。判定部301は、判定結果を示す情報を通知部234へ出力する。
通知部234は、特定部233が特定した介入施策を通知する。例えば、通知部234は、携帯端末100の表示部13に介入施策を表示させる。通知部234は、リスク指示情報において指示された疾病リスクが所定条件を満たしていないと判定部301が判定した場合に、疾病リスクが所定条件を満たしていないことをユーザに通知する。例えば、通知部234は、疾病リスクが所定条件を満たしていないことを示すメッセージを表示部13に表示する。
[介入施策が所定条件を満たすか否かを判定する変形例]
第2の実施形態では、判定部301は、ユーザが指示した介入後医療費の目標額が所定条件を満たすか否かを判定する場合の例について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されない。例えば、判定部301は、受付部232が受け付けた施策指示情報において指示された介入施策が所定条件を満たしているか否かを判定してもよい。
受付部232は、第1の実施形態と同様に、ユーザが提供を受けることを希望する介入施策を指示する施策指示情報を携帯端末100から受け付ける。受付部232は、受け付けた介入施策を特定部233及び判定部301へ出力する。特定部233の動作については、第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
判定部301は、受付部232が受け付けた施策指示情報において指示された介入施策が所定条件を満たしているか否かを判定する。所定条件は、例えば、介入施策の負荷が適切であることである。
より詳しくは、記憶部22には、介入施策と、所定条件とが関連付けられた条件テーブルが記憶されている。例えば、条件テーブルには、ユーザが歩く歩数を1日当たり2万歩増加させる介入施策と、(1)ユーザの年齢が50代以下であること、又は(2)血圧が正常であることを満たすことを要求する所定条件とが関連付けて記憶されている。
判定部301は、条件テーブルを記憶部22から読み出す。判定部301は、読み出した条件テーブルを参照して、受付部232が受け付けた施策指示情報が指示する介入施策に関連付けられた所定条件を特定する。判定部301は、取得部231が取得したユーザの生体情報等を参照して、介入施策が特定した所定条件を満たすか否かを判定する。
一例としては、60代のユーザが重高血圧であるものとする。判定部301は、このユーザが1日当たりの歩数を2万歩増加させる介入施策を指示する施策指示情報を受付部232が受け付けた場合に、介入施策が所定条件を満たすか否かを判定する。判定部301は、このユーザが上述する(1)及び(2)をいずれも満たさないため、介入施策が所定条件を満たさないと判定する。一方、判定部301は、血圧が正常である50代のユーザが1日当たりの歩数を2万歩増加させる介入施策を指示する施策指示情報を受付部232が受け付けた場合に、ユーザが上述する(1)及び(2)をいずれも満たすため、介入施策が所定条件を満たすと判定する。
通知部234は、施策指示情報において指示された介入施策が所定条件を満たしていないと判定部301が判定した場合に、介入施策が所定条件を満たしていないことをユーザに通知する。例えば、通知部234は、介入施策が所定条件を満たしていないことを示すメッセージを表示部13に表示する。
[介入者向け情報の通知]
また、通知部234は、介入施策を提供する介入者が利用する介入者向け情報を通知してもよい。介入者向け情報は、例えば、介入後医療費等を特定する根拠となる臨床論文、介入施策において介入施策の効果を向上させる歩き方を示す動画、又は食事の塩分量を削減した献立の作り方を示す動画等である。介入者向け情報は、介入施策において処方する医薬品として推奨する医薬品の例を示す医師向けの情報であってもよい。
記憶部22が記憶している第2仮想患者情報テーブルにおいて生体レベルと、介入後医療費の推定値と、介入者向け情報とが関連付けられていてもよい。特定部233は、第2仮想患者情報テーブルを参照して、取得部231が取得した生体状態に対応する生体レベルに関連付けられた介入者向け情報を特定する。特定部233は、特定した介入者向け情報を通知部234へ出力する。
通知部234は、特定部233が特定した介入者向け情報を介入者に通知する。例えば、通知部234は、介入者向け情報を介入者の携帯端末に表示させる。通知部234は、ユーザと介入者との両方の携帯端末に介入者向け情報を表示させてもよい。
[介入施策の実施状況を示す情報を受け付ける変形例]
携帯端末100の操作受付部151は、介入施策の実施状況を入力するユーザの操作を受け付けてもよい。例えば、操作受付部151は、介入施策の提供中又は提供後にユーザが歩いた1日当たりの歩数、ユーザが食事により摂取した塩分量、又は医薬品を服用したか否かを入力する操作を受け付けてもよい。操作受付部151は、介入施策の提供中又は提供後に測定されたユーザの生体状態の入力を受け付けてもよい。操作受付部151は、受け付けた実施状況を示す情報と、介入施策の提供中又は提供後に測定された生体状態を示す生体情報とを通信制御部152へ出力する。
携帯端末100の通信制御部152は、介入施策の実施状況を示す情報と、介入施策の提供中又は提供後に測定された生体状態を示す生体情報とを介入効果推定装置へ送信する。介入効果推定装置の受付部232は、介入施策の実施状況を示す情報と、介入施策の提供中又は提供後に測定された生体状態を示す生体情報とを携帯端末100から受け付ける。判定部301は、受け付けた介入施策の実施状況が適切であるかを判定する。例えば、ユーザが歩く1日当たりの歩数が不足していないか、ユーザが食事により摂取するカロリーが多すぎないか、ユーザが医薬品の服用を忘れていないかを判定する。判定部301は、ユーザの生体状態が悪化しているか否かを判定する。また、判定部301は、ユーザが短期間に過剰な運動をすることを抑制するため、ユーザが歩いた1日当たりの歩数が過剰でないかを判定する。判定部301は、判定結果を示す情報を通知部234へ出力する。
通知部234は、判定部301の判定結果をユーザ及び介入者に通知する。例えば、通知部234は、ユーザが歩いた1日当たりの歩数が不足していると判定部301が判定した場合に、ユーザが歩く1日当たりの歩数が不足していることを示すメッセージをユーザ及び介入者の携帯端末に表示する。通知部234は、ユーザの血圧等の生体状態が悪化していると判定部301が判定した場合に、生体状態が悪化していることを示すメッセージをユーザ及び介入者の携帯端末に表示する。通知部234は、ユーザの歩いた1日当たりの歩数が過剰であると判定部301が判定した場合に、ユーザの歩いた1日当たりの歩数が過剰であることを示すメッセージをユーザ及び介入者の携帯端末に表示する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
11 タッチパネル
12 通信部
13 表示部
14 記憶部
15 制御部
21 通信部
22 記憶部
23 制御部
100 携帯端末
151 操作受付部
152 通信制御部
153 表示制御部
200 介入効果推定装置
231 取得部
232 受付部
233 特定部
234 通知部
300 介入効果推定装置
301 判定部

Claims (14)

  1. ユーザの生体状態を示す生体情報と、ユーザの性格を示す性格情報とを取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記生体状態に基づいて、健康管理サービスによる介入施策の提供を受けずに所定期間が経過した後の非介入時医療費の推定値を特定し、当該生体状態に基づいて、前記健康管理サービスによる前記介入施策の提供を受けて前記所定期間が経過した後の介入後医療費の推定値を特定する特定部と、
    前記特定部が特定した前記非介入時医療費の推定値と、特定した前記介入後医療費の推定値とを前記ユーザに通知する通知部と、
    前記生体状態の範囲を示す生体レベルと、前記非介入時医療費の推定値とが関連付けられた第1仮想患者情報テーブル、及び、前記生体レベルと、前記介入後医療費の推定値と、前記性格情報とが関連付けられた第2仮想患者情報テーブルを記憶する記憶部と、を備え、
    前記特定部は、前記第1仮想患者情報テーブルを参照して、前記取得部が取得した前記生体状態に対応する前記生体レベルに関連付けられた前記非介入時医療費の推定値を特定し、前記第2仮想患者情報テーブルを参照して、前記取得部が取得した前記生体状態と同じ前記生体レベルと、取得した前記性格情報とに関連付けられた前記介入後医療費の推定値を特定する、
    介入効果推定装置。
  2. 前記特定部は、前記取得部が取得した前記生体状態を第1仮想患者学習モデルに入力し、前記非介入時医療費の推定値を当該第1仮想患者学習モデルに出力させ、前記取得部が取得した前記生体状態を第2仮想患者学習モデルに入力し、前記介入後医療費の推定値を当該第2仮想患者学習モデルに出力させる、
    請求項1に記載の介入効果推定装置。
  3. 前記記憶部は、前記生体レベルと、前記健康管理サービスによる前記介入施策の提供が終了した時点の介入後生体状態の推定値とが関連付けられた生体情報テーブルを記憶し、
    前記特定部は、前記生体情報テーブルを参照して、前記取得部が取得した前記生体状態と同じ前記生体レベルに関連付けられた前記介入後生体状態の推定値を特定し、
    前記通知部は、前記特定部が特定した前記介入後生体状態の推定値を前記ユーザに通知する、
    請求項に記載の介入効果推定装置。
  4. 前記記憶部は、前記第2仮想患者情報テーブルにおいて前記生体レベルと、前記介入後医療費の推定値と、前記介入施策とを関連付けて記憶し、
    前記特定部は、前記第2仮想患者情報テーブルを参照して、前記取得部が取得した前記生体状態に対応する前記生体レベルに関連付けられた前記介入施策を特定し、
    前記通知部は、特定した前記介入施策を前記ユーザに通知する、
    請求項又はに記載の介入効果推定装置。
  5. 前記介入施策をユーザが指示する指示情報を受け付ける受付部と、
    前記記憶部は、前記第2仮想患者情報テーブルにおいて、前記介入施策と、前記生体レベルと、前記健康管理サービスによる前記介入施策の提供を受けて前記所定期間が経過した後の介入後医療費の推定値とを関連付けて記憶し、
    前記特定部は、前記第2仮想患者情報テーブルを参照して、前記取得部が取得した前記生体状態に対応する前記生体レベルと、前記受付部が受け付けた前記介入施策とに関連付けられた前記介入後医療費の推定値を特定する、
    請求項1、3又は4に記載の介入効果推定装置。
  6. 前記受付部が受け付けた前記指示情報において指示された前記介入施策が所定条件を満たしているか否かを判定する判定部をさらに備え、
    前記通知部は、前記介入施策が前記所定条件を満たしていないと前記判定部が判定した場合に、前記介入施策が前記所定条件を満たしていないことを前記ユーザに通知する、
    請求項に記載の介入効果推定装置。
  7. 前記受付部は、前記健康管理サービスによる前記介入施策の提供を受けて前記所定期間が経過した後の介入後医療費をユーザが指示する費用指示情報を受け付け、
    前記記憶部は、前記第2仮想患者情報テーブルにおいて、前記介入施策と、前記生体レベルと、前記介入後医療費とを関連付けて記憶し、
    前記特定部は、前記第2仮想患者情報テーブルを参照して、前記取得部が取得した前記生体状態に対応する前記生体レベルと前記受付部が受け付けた前記介入後医療費とに関連付けられた前記介入施策を特定し、
    前記通知部は、前記特定部が特定した前記介入施策を通知する、
    請求項又はに記載の介入効果推定装置。
  8. 前記受付部が受け付けた前記費用指示情報において指示された前記介入後医療費が所定条件を満たしているか否かを判定する判定部をさらに備え、
    前記通知部は、前記介入後医療費が前記所定条件を満たしていないと前記判定部が判定した場合に、前記介入後医療費が前記所定条件を満たしていないことを前記ユーザに通知する、
    請求項に記載の介入効果推定装置。
  9. 前記記憶部は、前記生体レベルと、前記介入後医療費の推定値と、前記健康管理サービスによる前記介入施策の提供を受けた後の疾病の危険性を示す疾病リスクとが関連付けられた第2仮想患者情報テーブルを記憶し、
    前記特定部は、前記第2仮想患者情報テーブルを参照して、前記取得部が取得した前記生体状態に対応する前記生体レベルに関連付けられた前記疾病リスクを特定し、
    前記通知部は、前記特定部が特定した疾病リスクを通知する、
    請求項1、3から8のいずれか一項に記載の介入効果推定装置。
  10. 前記健康管理サービスによる前記介入施策の提供を受けた後の前記疾病リスクをユーザが指示するリスク指示情報を受け付ける受付部をさらに備え、
    前記記憶部は、前記生体レベルと、前記介入後医療費の推定値と、前記疾病リスクと、前記介入施策とが関連付けられた前記第2仮想患者情報テーブルを記憶し、
    前記特定部は、前記第2仮想患者情報テーブルを参照して、前記取得部が取得した前記生体状態に対応する前記生体レベルと前記リスク指示情報において指示された前記疾病リスクとに関連付けられた前記介入施策を特定し、
    前記通知部は、前記特定部が特定した前記介入施策を通知する、
    請求項に記載の介入効果推定装置。
  11. 前記受付部が受け付けた前記リスク指示情報において指示された前記疾病リスクが所定条件を満たしているか否かを判定する判定部をさらに備え、
    前記通知部は、当該疾病リスクが前記所定条件を満たしていないと前記判定部が判定した場合に、前記疾病リスクが前記所定条件を満たしていないことを前記ユーザに通知する、
    請求項10に記載の介入効果推定装置。
  12. 前記取得部は、ユーザの属性を示す属性情報を取得し、
    前記記憶部は、属性情報と、所定期間が経過した後の複数のユーザの前記非介入時医療費の統計量とが関連付けられた基準医療費テーブルを記憶し、
    前記特定部は、前記基準医療費テーブルを参照して、前記取得部が取得した前記属性情報に関連付けられた前記非介入時医療費の統計量を特定し、
    前記通知部は、前記特定部が特定した前記非介入時医療費の統計量をユーザに通知する、
    請求項1、3から11のいずれか一項に記載の介入効果推定装置。
  13. 前記記憶部は、前記第2仮想患者情報テーブルにおいて前記生体レベルと、前記健康管理サービスによる前記介入施策の提供を受けて前記所定期間が経過した後の介入後医療費の推定値と、前記介入施策を提供する介入者が利用する介入者向け情報とを関連付けて記憶し、
    前記特定部は、前記第2仮想患者情報テーブルを参照して、前記取得部が取得した前記生体状態に対応する前記生体レベルに関連付けられた前記介入者向け情報を特定し、
    前記通知部は、特定した前記介入者向け情報を前記介入者に通知する、
    請求項1、3から12のいずれか一項に記載の介入効果推定装置。
  14. コンピュータが実行する、
    ユーザの生体状態を示す生体情報と、ユーザの性格を示す性格情報とを取得するステップと、
    前記生体状態の範囲を示す生体レベルと、健康管理サービスによる介入施策の提供を受けずに所定期間が経過した後の非介入時医療費の推定値とが関連付けられた第1仮想患者情報テーブルを参照して、取得した前記生体状態に対応する前記生体レベルに関連付けられた前記非介入時医療費の推定値を特定するステップと、
    前記生体レベルと、前記健康管理サービスによる前記介入施策の提供を受けて前記所定期間が経過した後の介入後医療費の推定値と、前記性格情報が関連付けられた第2仮想患者情報テーブルを参照して、取得した前記生体状態と同じ前記生体レベルと、取得した前記性格情報とに関連付けられた前記介入後医療費の推定値を特定するステップと、
    特定した前記非介入時医療費の推定値と、特定した前記介入後医療費の推定値とを前記ユーザに通知するステップと、
    を備える、介入効果推定方法。
JP2020207825A 2020-12-15 2020-12-15 介入効果推定装置及び介入効果推定方法 Active JP7467324B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020207825A JP7467324B2 (ja) 2020-12-15 2020-12-15 介入効果推定装置及び介入効果推定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020207825A JP7467324B2 (ja) 2020-12-15 2020-12-15 介入効果推定装置及び介入効果推定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022094751A JP2022094751A (ja) 2022-06-27
JP7467324B2 true JP7467324B2 (ja) 2024-04-15

Family

ID=82162721

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020207825A Active JP7467324B2 (ja) 2020-12-15 2020-12-15 介入効果推定装置及び介入効果推定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7467324B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024014449A1 (ja) * 2022-07-11 2024-01-18 エムスリー株式会社 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004341611A (ja) 2003-05-13 2004-12-02 Mitsubishi Electric Corp 保険者情報システム
JP2006301893A (ja) 2005-04-20 2006-11-02 Hitachi Ltd 保健事業支援システム
JP2006343792A (ja) 2005-06-07 2006-12-21 Hitachi Ltd 健康指導支援システム
JP2010157123A (ja) 2008-12-27 2010-07-15 Sysmex Corp 保健指導支援用プログラム、保健指導支援用プログラムを記録した記録媒体および保健指導支援システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004341611A (ja) 2003-05-13 2004-12-02 Mitsubishi Electric Corp 保険者情報システム
JP2006301893A (ja) 2005-04-20 2006-11-02 Hitachi Ltd 保健事業支援システム
JP2006343792A (ja) 2005-06-07 2006-12-21 Hitachi Ltd 健康指導支援システム
JP2010157123A (ja) 2008-12-27 2010-07-15 Sysmex Corp 保健指導支援用プログラム、保健指導支援用プログラムを記録した記録媒体および保健指導支援システム

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
ベイジアンネットワークを用いた生活習慣病の医療費予測に基づく保健事業計画支援システムの開発と評価,電子情報通信学会論文誌D VolumeJ103-D No.11 [online],2020年11月01日,P829-838

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022094751A (ja) 2022-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Sigurdardottir et al. Outcomes of educational interventions in type 2 diabetes: WEKA data-mining analysis
US10886016B2 (en) Automated health data acquisition, processing and communication system
JP7384362B2 (ja) 情報処理方法及び情報処理装置
Chin et al. Specialty differences in the care of older patients with diabetes
US20100179833A1 (en) Automated coaching
US10121389B1 (en) Progressive pregnancy wellness promotion using a progression scheme and task tracking
JP7190859B2 (ja) 健康情報処理方法、健康情報処理装置、コンピュータプログラム、及び学習モデル
US20130211852A1 (en) Multimodal physiologic data station and wellness transformation of large populations
KR102004438B1 (ko) 사용자 건강습관정보 수집을 통한 건강관리 서비스 제공 장치 및 제공 방법
JP6999403B2 (ja) 健診結果出力装置とその作動方法および作動プログラム
KR20150025629A (ko) 환자맞춤형질환정보제공 단말기
KR102330705B1 (ko) 기록매체에 저장된 개인 관리 어플리케이션 및 이를 포함하는 건강 관리 시스템
CN112466423A (zh) 智能慢病健康管理方法及系统
JP2014238791A (ja) 情報提供装置および情報提供方法
JP7467324B2 (ja) 介入効果推定装置及び介入効果推定方法
JP7516732B2 (ja) 生活習慣改善支援装置、コンピュータプログラム及び生活習慣改善支援方法
CN116682532A (zh) 一种糖尿病前期患者健康管理方法及装置
Silva et al. Risk strata and quality of care for the elderly in Primary Health Care
KR101807853B1 (ko) 당뇨병 증상을 가진 사용자에 운동량을 고려한 개인화된 음식 추천 방법
EP3502918A2 (en) Medical checkup result output apparatus and operation method and operation program thereof
JP2004302498A (ja) 食生活習慣改善支援装置
US11978543B2 (en) System and methods for developing and using a microbiome-based action component
WO2006044518A2 (en) Method to identify and prioritize modifiable risk factors resulting in interventions that focus on individuals
KR20210147746A (ko) 학습 모델 기반의 아토피 피부염 관리 장치 및 그 방법
CN109741835B (zh) 基于大数据的慢性肾病监管方法、装置、设备及存储介质

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230214

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20231016

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240312

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240403

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7467324

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150