JP7466361B2 - リクライニングセンサ及びシートベルト巻き取り装置 - Google Patents

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Description

本開示は、リクライニングセンサ及びシートベルト巻き取り装置に関する。
従来、水平方向に所定値よりも大きな加速度が作用するとロック機構が作動し、シートベルトを巻き取るリールの回転を阻止するシートベルトリトラクタが知られている。この加速度を検出する加速度センサは、水平方向の加速度によって転倒方向に回動するセンサウェイトを収容するセンサケースを有する。
一方、シートベルトリトラクタをシートバックに組み込むことがある。しかしながら、シートバックにシートベルトリトラクタを組み込むと、シートバックの傾動に伴って、センサケースが傾き、センサウェイトがロック機構をロック作動させるおそれがある。
このようなロック作動を防ぐため、センサケースを回転させるケーブルをシートバックの傾動に応じて引き込むことで、シートバックのリクライニング角度にかかわらず、センサケースを水平に保たせるケーブル巻取機が知られている(例えば、特許文献1参照)。なお、ケーブル巻取機は、リクライニングセンサとも称される。
特開平10-226312号公報
特許文献1のケーブル巻取機では、ワイヤの基端部が固定されワイヤが巻き付けられる第1固定リングと、第1固定リングの内側に収容され、第1固定リングと一体に回転する第2固定リングにて、ケーブルの巻取体を構成している。
このように、第1固定リングのような外ホイールと第2固定リングのような内ホイールとを互いに組み付けていた。
本開示は、外ホイールと内ホイールとの組み付け性を向上させたリクライニングセンサ及び当該リクライニングセンサを備えるシートベルト巻き取り装置を提供する。
本開示は、
シートバックの傾動によって回転する回転体と、
前記シートバックに設置されるシートベルトリトラクタに接続される先端部と、前記回転体に接続される基端部とを有するワイヤと、を備え、
前記回転体が回転することにより前記回転体が前記ワイヤを前記基端部の側から巻き取ることで前記ワイヤを前記基端部の側に引っ張る、リクライニングセンサであって、
前記回転体は、
前記基端部が固定され前記ワイヤが巻き付けられる外ホイールと、
前記外ホイールの内側に収容され、前記外ホイールと一体に回転する内ホイールと、
前記回転体の回転方向における前記外ホイールと前記内ホイールとの相対位置を調整可能に固定する位置固定機構と、
前記相対位置が前記回転方向にずれると、前記回転体の軸方向における前記外ホイールと前記内ホイールとの相対移動を規制する移動規制機構と、を有する、リクライニングセンサ、及び当該リクライニングセンサを備えるシートベルト巻き取り装置を提供する。
本開示によれば、外ホイールと内ホイールとの組み付け性を向上させたリクライニングセンサ及び当該リクライニングセンサを備えるシートベルト巻き取り装置を提供できる。
一実施形態におけるシートベルト巻き取り装置を搭載するシートの概略的な側面図である。 第1実施形態におけるリクライニングセンサの斜視図である。 第1実施形態におけるリクライニングセンサの分解斜視図である。 第1実施形態における外ホイールの斜視図である。 第1実施形態における外ホイールの正面図である。 第1実施形態における外ホイールの背面図である。 第1実施形態における内ホイールの斜視図である。 第1実施形態における内ホイールの正面図である。 第1実施形態における内ホイールの背面図である。 第1実施形態における移動規制機構の第1状態を部分的に拡大して示す正面図である。 第1実施形態における移動規制機構の第2状態を部分的に拡大して示す正面図である。 第1実施形態における移動規制機構の第2状態を部分的に拡大して示す背面図である。 第1実施形態における回転体の正面図である。 第1実施形態における回転体の背面図である。 第2実施形態における外ホイールの斜視図である。 第2実施形態における外ホイールの正面図である。 第2実施形態における内ホイールの斜視図である。 第2実施形態における内ホイールの正面図である。 第2実施形態における回転体の正面図である。
以下、本開示に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、X軸、Y軸及びZ軸は、互いに直交する。X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向は、それぞれ、X軸に平行な方向、Y軸に平行な方向及びZ軸に平行な方向を表す。XY平面、YZ平面、ZX平面は、それぞれ、X軸とY軸を含む仮想平面、Y軸とZ軸とを含む仮想平面、Z軸とX軸とを含む仮想平面を表す。
図1は、一実施形態におけるシートベルト巻き取り装置が搭載されるシートの概略的な側面図である。図1に示すシートベルト巻き取り装置10は、車両の車室内に設置されるシート16に搭載される。シート16は、乗員を下方から支えるシートクッション12と、シートクッション12の後方から上方に伸びるシートバック14とを有する。シート16は、シートバック14がシートクッション12に対してリクライニング軸18周りに前傾方向F又は後傾方向Rに傾動するリクライニング機構を備える。リクライニング軸18の軸方向は、シート16の幅方向に沿っている。シートバック14がシートクッション12に対してリクライニング軸18周りに傾動すると、シートバック14に設置されるシートベルトリトラクタ100も、シートクッション12に対してリクライニング軸18周りに傾動する。
シートベルト巻き取り装置10は、シートベルトリトラクタ100及びリクライニングセンサ11を備える。
シートベルトリトラクタ100は、不図示のシートベルトの巻き取り又は引き出しを可能にするシートベルト巻き取り装置であり、シートバック14内の不図示のシートバックフレームに固定されている。シートベルトリトラクタ100は、シートベルトを巻き取るためのスプール104と、シートベルトの引き出し方向へのスプール104の回転をロックするロック機構103と、ロック機構103を作動させる加速度センサ102と、を備える。ロック機構を作動させる加速度センサは、ビークルセンサとも称される。
加速度センサ102は、センサウェイトを収容するセンサケース101と、加速度センサ102のセンサフレームに対してセンサケース101を回転させるギヤ105と、ワイヤ90をその先端部94側に付勢する付勢機構106と、を有する。例えば、付勢機構106は、ワイヤ90をその先端部94の側にばね等の弾性体によりギヤ105を介して付勢している。
リクライニングセンサ11は、ワイヤ90を介してシートバック14の傾動度合い(傾動角度)をシートベルトリトラクタ100の加速度センサ102に伝達することで、センサケース101を水平に保たせる機構である。ワイヤ90は、シートベルトリトラクタ100に接続される先端部94とリクライニングセンサ11に接続される基端部91とを有し、シートベルトリトラクタ100とリクライニングセンサ11との間に渡されている。リクライニングセンサ11は、例えば、シートバック14の傾動度合いに応じた引っ張り量でワイヤ90を引っ張ることで、当該傾動度合いを加速度センサ102のセンサケース101に伝達する。リクライニングセンサ11は、シート16のリクライニング軸18に同軸に配置され、シートクッション12の不図示のシートクッションフレームに固定されている。
図2は、第1実施形態におけるリクライニングセンサの斜視図である。図3は、第1実施形態におけるリクライニングセンサの分解斜視図である。図2,3に示すリクライニングセンサ11は、ホイールカバー80、回転体55、ワイヤ90、カバープレート20、ブラケット30及び圧入ピン79を備える。リクライニングセンサ11は、回転体55が回転することにより回転体55がワイヤ90を基端部91の側から巻き取ることでワイヤ90を基端部91の側に引っ張る構造を備える。回転体55は、外ホイール60と内ホイール40を組み合わせた部材である。
図4は、第1実施形態における外ホイールの斜視図である。図5は、第1実施形態における外ホイールの正面図である。図6は、第1実施形態における外ホイールの背面図である。図7は、第1実施形態における内ホイールの斜視図である。図8は、第1実施形態における内ホイールの正面図である。図9は、第1実施形態における内ホイールの背面図である。
次に、第1実施形態におけるリクライニングセンサの各部について、図1~図9を適宜参照して説明する。
ホイールカバー80は、外ホイール60及び内ホイール40を支持するケース状の部品である。ホイールカバー80は、厚さ方向(この例では、X軸方向)がシート16の幅方向に沿った板状の底壁89と、底壁89の外周部から底壁89の厚さ方向の一方の側(この例では、X軸方向の負側)に突出する周壁88とを有する。ホイールカバー80は、底壁89の厚さ方向に開口し、その開口部に外ホイール60及び内ホイール40を収容する。底壁89の厚さ方向は、リクライニング軸18の軸方向(図1参照)に沿っている。
ホイールカバー80は、底壁89の中央部に形成された円孔81と、内径寸法が円孔81と略等しく円孔81と同軸上に形成された円筒状の筒状部84とを有する。筒状部84は、周壁88の内側に設けられ、円孔81の周囲から底壁89の厚さ方向の一方の側に突出する。円孔81及び筒状部84の中心軸は、リクライニング軸18と同軸上に位置する。リクライニング軸18は、X軸方向の正側から円孔81及び筒状部84に挿入される。
回転体55は、外ホイール60と内ホイール40とを一体に組み合わせた部材であり、シートバック14の傾動によって回転する。回転体55は、ワイヤ90の基端部91が固定されワイヤ90が巻き付けられる外ホイール60と、外ホイール60の内側に収容され、外ホイール60と一体に回転する内ホイール40と、を有する。
外ホイール60及び内ホイール40は、ホイールカバー80の内側に配置される回転部材である。外ホイール60及び内ホイール40は、厚さ方向がX軸方向に沿った環状のプレートである。外ホイール60は、内ホイール40を収容する外ホイール孔61を有し、内ホイール40は、内径寸法が筒状部84の外形寸法よりも僅かに大きな内ホイール孔41を有する。外ホイール孔61は、外ホイール60をX軸方向に貫通する円孔であり、内ホイール孔41は、内ホイール40をX軸方向に貫通する円孔である。外ホイール孔61及び内ホイール孔41の各々の中心軸は、リクライニング軸18と同軸上に位置する。リクライニング軸18は、X軸方向の正側から内ホイール孔41を貫通する。外ホイール60と内ホイール40とを一体に組み合わせた回転体55は、リクライニング軸18が内ホイール孔41に貫通した状態で筒状部84を中心に回転する。
外ホイール60の外周面64には、ワイヤ90の基端部91を固定するワイヤ固定部65と、基端部91がワイヤ固定部65で固定されたワイヤ90をガイドするワイヤガイド部63とが形成されている。例えば、ワイヤ固定部65は、外ホイール60の外周面64に対して凹んだ溝であり、ワイヤ90の基端部91は、ワイヤ固定部65に引っ掛けて固定して接続される。基端部91がワイヤ固定部65で固定されたワイヤ90は、外周面64に沿ってワイヤガイド部63に巻き付けられる。
ワイヤガイド部63は、外周面64において外ホイール60の軸方向(この例では、X軸方向)の両側から外ホイール60の径方向の外側に突出する脱落防止片66a,66bを有する(図3~図6参照)。ワイヤ90が両側の脱落防止片66a,66bに挟まれた状態でワイヤガイド部63に巻き付けられることで、外周面64のワイヤガイド部63からのワイヤ90の脱落が防止される。
図3において、ワイヤ90は、その長手方向に沿って移動可能に筒状のチューブ93の中を通過している。チューブ93は、可撓性を有する筒状部材であり、その長手方向の両側の開口部からワイヤ90が伸び出ている。チューブ93は、ワイヤ90の先端部94側のチューブ先端部に取り付けられた固定具95と、ワイヤ90の基端部91側のチューブ基端部に取り付けられた固定具92と、を有する。固定具95は、加速度センサ102(図1参照)のセンサフレームに固定され、固定具92は、ホイールカバー80に形成されたチューブ固定部85に固定される。
チューブ固定部85は、チューブ93のチューブ基端部を固定する部位であり、ホイールカバー80の周壁88の一部に形成されている。チューブ固定部85は、例えば、周壁88の一部に形成された固定溝86を有する。チューブ固定部85は、固定具92が固定溝86に引っ掛かることでチューブ93のチューブ基端部を固定し、ホイールカバー80からのチューブ基端部の外れを防止する。
チューブ93のチューブ先端部は、加速度センサ102のセンサフレームに固定具95により固定される。加速度センサ102のセンサフレームは、シートベルトリトラクタ100のフレームに固定されている。ワイヤ90の先端部94は、加速度センサ102のセンサフレームに対してセンサケース101を回転させるギヤ105(図1参照)に固定されている。
ワイヤ90の先端部94が基端部91側に移動することでギヤ105は回転し、ギヤ105の回転は、加速度センサ102のセンサフレームに対してセンサケース101を回転させる。
カバープレート20は、ホイールカバー80の開口側に設けられる蓋である。カバープレート20は、厚さ方向がX軸方向に沿った板状の蓋部分26を有し、蓋部分26は、ホイールカバー80の周壁88に固定される。カバープレート20は、蓋部分26の中央部に形成された開口21と、蓋部分26のうち開口21の周囲に形成された複数の孔22a,22b,22c,22dと、蓋部分26の外周の一部から延び出る取り付け腕24,25と、を有する。ホイールカバー80の円孔81及び筒状部84をX軸方向の正側から通過したリクライニング軸18は、開口21をX軸方向の正側から通過する。
ホイールカバー80は、カバープレート20の複数の孔22a,22b,22c,22dのそれぞれに対応する箇所に、複数のボス87a,87b,87c,87dを有する。カバープレート20は、複数の孔22a,22b,22c,22dのそれぞれを貫通する複数のスクリュ23a,23b,23c,24d等の締結部材が複数のボス87a,87b,87c,87dと締結することで、ホイールカバー80に固定される。
ブラケット30は、カバープレート20の蓋部分26と、内ホイール40と外ホイール60とを一体に組み合わせた回転体55との間に挟まれる固定プレート34を有する。固定プレート34は、厚さ方向がX軸方向に沿った板状の部分である。ブラケット30は、固定プレート34の中央に形成された中央孔31と、固定プレート34の外周の一部から伸び出る取り付け脚32と、を有する。ホイールカバー80の円孔81及び筒状部84をX軸方向の正側から通過したリクライニング軸18は、中央孔31をX軸方向の正側から通過する。
ブラケット30の取り付け脚32の先端部は、シートクッション12(例えば、シートクッション12のクッションフレーム)に固定される。一方、ホイールカバー80に固定されるカバープレート20の取り付け腕24,25の先端部は、シートバック14(例えば、シートバック14のシートバックフレーム)に固定される。これにより、シートバック14がシートクッション12に対してリクライニング軸18周りに傾動すると、ホイールカバー80は、ブラケット30に対してリクライニング軸18周りに回転する。
ブラケット30は、固定プレート34から内ホイール40の側(この例では、X軸方向の正側)に突出するストッパピン33を有する。内ホイール40は、ストッパピン33が挿入されるスリット42を有する。スリット42は、内ホイール40の軸心を中心とする円弧状の溝又は貫通孔である。スリット42は、前傾方向F側のスリット端であるスリット始端44と、後傾方向R側のスリット端であるスリット終端45と、を有する。一方、ホイールカバー80は、底壁89から内ホイール40の側(この例では、X軸方向の負側)に突出する突片82を有する。内ホイール40は、突片82が挿入されるスリット43を有する。スリット43は、内ホイール40の軸心を中心とする円弧状の溝又は貫通孔である。スリット43は、前傾方向F側のスリット端であるスリット始端46と、後傾方向R側のスリット端であるスリット終端47と、を有する。
上記のように、ワイヤ90は、その長手方向の先端部94側に付勢機構106の付勢力で常に付勢されている。このため、回転体55は、常に後傾方向Rに付勢されているので、ストッパピン33は、スリット42の前傾方向F側のスリット始端44に当たっている。したがって、シートバック14と一体のホイールカバー80が後傾方向Rに回転し、ホイールカバー80と共に回転体55が後傾方向Rに回転しようとすると、回転体55の後傾方向Rへの回転が規制される。シートクッション12と一体のブラケット30に形成されたストッパピン33は、スリット42のスリット始端44に当たっているからである。したがって、ホイールカバー80が回転体55に対して後傾方向Rへ相対回転すると、回転体55によってワイヤ90の長手方向の基端部91が引っ張られて移動する。
一方、回転体55は、常に後傾方向Rに付勢されているので、突片82は、スリット43の前傾方向F側のスリット始端46に当たっている。突片82は、スリット43のスリット始端46に当たった状態でホイールカバー80が回転体55を伴い前傾方向Fに回転する。これにより、ブラケット30のストッパピン33は、スリット始端44から離れてスリット始端44とは反対側のスリット終端45に接近するようにスリット42内を相対移動する。
次に、シートバック14の傾動方向の違いによる、リクライニングセンサ11の動きとシートベルトリトラクタ100の動きとについて説明する。
シートベルト巻き取り装置10では、シートバック14の上端側がシート16の後方へ倒れるようにシートバック14が傾動すると、シートバック14のシートバックフレームに固定されたホイールカバー80は、図2に示す状態から、後傾方向Rに回転する。これに対して、リクライニングセンサ11のブラケット30の取り付け脚32は、シートクッション12のクッションフレームに固定されているので、シートバック14が傾動しても、ブラケット30は回転しない。このため、この状態では、ブラケット30に対してホイールカバー80は、後傾方向Rに相対回転する。
この状態で、ホイールカバー80と共に回転体55が回転しようとすると、ブラケット30のストッパピン33がスリット42のスリット始端44に干渉して、回転体55の後傾方向Rへの回転を規制する。このため、この状態では、回転体55に対してホイールカバー80が後傾方向Rへ相対的に回転する。
ホイールカバー80のチューブ固定部85には、チューブ93の長手方向のチューブ基端部に設けられた固定具92が固定され、回転体55のワイヤ固定部65には、ワイヤ90の長手方向の基端部91が固定される。このため、回転体55に対してホイールカバー80が後傾方向Rへ相対的に回転すると、加速度センサ102の付勢機構106の付勢力に抗して、ワイヤ90がチューブ93の内側をその長手方向の基端部の側へ移動する。
これにより、加速度センサ102内では、ワイヤ90の長手方向の先端部94は、基端部の側へ移動し、ワイヤ90の先端部94が固定されているギヤ105は、回転する。ギヤ105の回転により、センサケース101は、加速度センサ102のセンサフレームに対してシートバック14の傾動(センサフレームの傾動)を相殺するように回転する。このように、センサフレームに対してセンサケース101が回転することで、センサケース101は、傾動前の元の姿勢に維持される。これにより、シートバック14と共にシートベルトリトラクタ100が後傾方向Rに傾動しても、不用意に(車両が急減速していないのに)、センサウェイトが移動することを防止できる。その結果、所定値以上の加速度が加速度センサ102に作用しない限り、センサウェイトの移動によるロック機構103の誤作動を防止でき、スプール104の回転の不用意なロックを防止できる。
一方、シートバック14の上端側をシート16の前方に倒してシート16を折り畳むような場合、ホイールカバー80は、シートバック14と共に前傾方向Fに回転する。このようにホイールカバー80が回転すると、内ホイール40は、ホイールカバー80の突片82にスリット始端46で押圧されるので、回転体55は、ホイールカバー80と共に前傾方向Fに回転する。このような前傾方向Fの回転がホイールカバー80に生じた場合には、回転体55のワイヤ固定部65とホイールカバー80のチューブ固定部85との間隔に変化が生じないので、ワイヤ90はその基端部91の側に引っ張られない。これにより、加速度センサ102のギヤ105及びセンサケース101は、回転しない。
このように、リクライニングセンサ11は前傾方向Fのシートリクライニングに連動しないので、センサケース101は、シートベルトリトラクタ100と一緒に前傾する。加速度センサ102は、センサケース101を水平に保てないので、センサウェイトはロック機構103を起動させる方向に動くおそれがある。しかしながら、シートベルトリトラクタ100は、ロック機構103の起動を妨げる公知のロックキャンセル機構を備えるため、スプール104の回転が妨げられない。これにより、シートバック14の前倒しや引き起こしを行うときに、シートベルトがロックして引っ掛かることを防止できる。
また、ホイールカバー80と共に回転体55が前傾方向Fに回転した場合には、ブラケット30のストッパピン33がスリット42に対して相対的にスリット始端44からスリット終端45の側へ離れる。したがって、前傾方向Fの回転がホイールカバー80及び回転体55に生じても、シートクッション12に固定されたブラケット30に回転体55が不用意に干渉することがなく、円滑にシートバック14をシート16の前方へ傾動させることができる。
ところで、ホイールカバー80は、底壁89に形成された位置合わせ用の孔83(孔83a,83b)を有し、内ホイール40は、孔83a,83bに対応する箇所に形成された位置合わせ用の孔49(孔49a,49b)を有する。これらの孔83,49は、リクライニングセンサ11の組み立て時に工具が挿入され、両者の位置合わせのために使用される。
回転体55は、回転体55の回転方向(周方向)における外ホイール60と内ホイール40との相対位置(回転位相)を任意の位置に調整可能に固定する位置固定機構56を有する。位置固定機構56は、この例では、外ホイール60の内周面68の一部に設けられる内歯62と、内ホイール40の外周面51の一部に設けられる外歯48とを有する。位置固定機構56は、内歯62と外歯48とが噛み合うことで、回転体55の回転方向における外ホイール60と内ホイール40との相対位置を固定する。
ワイヤ90を巻き取る回転体55は、2個のリング(外ホイール60と内ホイール40)を有する。このように2個のリングを用いて回転体55を構成している理由は、シートベルトリトラクタ100とリクライニングセンサ11との距離が車両やシートなどの個体差によって異なっていても、両者の間にワイヤ90を適切な長さにて弛みなく張りめぐらすためである。シートベルトリトラクタ100とリクライニングセンサ11との間のワイヤ90の弛みが減少するように外ホイール60を回し、その弛みが減少した噛み合わせ位置で外ホイール60の内歯62を内ホイール40の外歯48に噛み合わせる。
位置固定機構56は、内ホイール40に形成されたピン孔52に圧入することで、内歯62と外歯48を噛み合った状態で固定する圧入ピン79を有する。圧入ピン79により、回転体55の回転方向(周方向)における外ホイール60と内ホイール40との相対位置のずれを抑制する効果を高めることができる。
回転体55は、回転体55の回転方向(周方向)における外ホイール60と内ホイール40との相対位置が当該回転方向にずれることで、回転体55の軸方向(スラスト方向)における外ホイール60と内ホイール40との相対移動を規制する移動規制機構57を有する。回転体55の軸方向における外ホイール60と内ホイール40との相対移動が移動規制機構57により規制されることで、当該軸方向に外ホイール60と内ホイール40とが互いに外れることを防止できる。このように、外ホイール60と内ホイール40との組み付け性を向上させることができる。
第1実施形態における移動規制機構57は、外ホイール60に設けられる複数の凹部69a,69b,69c及び複数のフランジ67a,67b,67c,70a,70b,70cと、内ホイール40に設けられる複数の凸部50a,50b,50cと、を有する。
複数の凹部69a,69b,69cは、外ホイール60の内周面68に互いに周方向に間隔を空けて設けられており、内周面68から外ホイール60の径方向の外側に向けて窪む部位である。
複数のフランジ70a,70b,70cは、外ホイール60の内周面68に互いに周方向に間隔を空けて設けられており、複数の凹部69a,69b,69cに周方向に隣接する部位である。複数のフランジ70a,70b,70cは、それぞれ、第1フランジの一例であり、内周面68から外ホイール60の径方向の内側に向けて突出する。
複数のフランジ67a,67b,67cは、外ホイール60の内周面68に互いに周方向に間隔を空けて設けられており、複数の凹部69a,69b,69cに周方向に隣接する部位である。複数のフランジ67a,67b,67cは、それぞれ、第2フランジの一例であり、内周面68から外ホイール60の径方向の内側に向けて突出する。内ホイール40は、複数のフランジ70a,70b,70cと複数のフランジ67a,67b,67cとの間に外ホイール60の軸方向に挟まれる。
複数の凸部50a,50b,50cは、内ホイール40の外周面51に互いに周方向に間隔を空けて設けられており、外周面51から内ホイール40の径方向の外側に向けて突出する爪状部位である。
第1実施形態における移動規制機構57の機能を図10~図12を参照して説明する。図10は、第1実施形態における移動規制機構の第1状態を部分的に拡大して示す正面図である。図11は、第1実施形態における移動規制機構の第2状態を部分的に拡大して示す正面図である。図12は、第1実施形態における移動規制機構の第2状態を部分的に拡大して示す背面図である。
図10において、凸部50(50a,50b,50c)の各位置が、それぞれに対応する凹部69(69a,69b,69c)の各位置に合うように、外ホイール60と内ホイール40とを組み付ける。外ホイール60の内周面68にはフランジ67a,67b,67cが設けられている。そのため、内ホイール40を外ホイール60の外ホイール孔61にX軸方向の負側から進入させても、内ホイール40の外周部がフランジ67a,67b,67cに引っ掛かる。よって、内ホイール40が組み付け時に外ホイール孔61を突き抜けて離脱することを防止できる。
次に、図11に示すように、周方向における内ホイール40と外ホイール60との相対位置をずらす。図11に示す例では、内ホイール40を固定し、外ホイール60を反時計回りに回転させる。例えば、ホイールカバー80の位置合わせ用の孔83a,83bから内ホイール40の位置合わせ用の孔49a,49bに工具を進入させることで、内ホイール40を固定し、外ホイール60を反時計回りに回転させる。内ホイール40と外ホイール60とを相対的に回転させているときに外歯48が内歯62から径方向の内側に押圧されるので、外歯48がピン孔52の空間を狭めるように径方向の内側に撓み、内ホイール40と外ホイール60との相対的な回転が許容される。
周方向における内ホイール40と外ホイール60との相対位置を図11に示すようにずらすと、凸部50(50a,50b,50c)がフランジ70(70a,70b,70c)に係る(図12参照)。これにより、X軸方向の正側への内ホイール40の移動は、内ホイール40の外周部が外ホイール60のフランジ67a,67b,67cに当たることで規制される。一方、X軸方向の負側への内ホイール40の移動は、凸部50a,50b,50cがフランジ70a,70b,70cに当たることで規制される。その結果、内ホイール40と外ホイール60とが、図13及び図14に示されるように、一体化される。図13は、第1実施形態におけるに回転体の正面図である。図14は、第1実施形態における回転体の背面図である。なお、図13,14では、圧入ピン79の図示は省略されている。
このように、第1実施形態における移動規制機構57は、凹部69a,69b,69cから回転方向にずれた凸部50a,50b,50cの軸方向への移動をフランジ70a,70b,70cによって規制する。これにより、内ホイール40と外ホイール60とが軸方向に外れることを防止できる。
次に、第2実施形態におけるリクライニングセンサについて説明する。第2実施形態は、第1実施形態に対して、内ホイール及び外ホイールの構成が異なる。第2実施形態のうち第1実施形態と同様の点についての説明は、上述の説明を援用することで、省略する。
図15は、第2実施形態における外ホイールの斜視図である。図16は、第2実施形態における外ホイールの正面図である。図17は、第2実施形態における内ホイールの斜視図である。図18は、第2実施形態における内ホイールの正面図である。図19は、第2実施形態における回転体の正面図である。
図15~図19に示す第2実施形態では、凹部及び当該凹部に隣接する第1フランジが、内ホイールの外周面に設けられ、凹部に対応する凸部は、外ホイールの内周面に設けられる点で、第1実施形態と異なる。
第2実施形態における移動規制機構57は、回転体55の回転方向(周方向)における外ホイール160と内ホイール140との相対位置が当該回転方向にずれると、回転体55の軸方向(スラスト方向)における外ホイール160と内ホイール140との相対移動を規制する。回転体55の軸方向における外ホイール160と内ホイール140との相対移動が移動規制機構57により規制されることで、当該軸方向に外ホイール160と内ホイール140とが互いに外れることを防止できる。このように、外ホイール160と内ホイール140との組み付け性を向上させることができる。
第2実施形態における移動規制機構57は、内ホイール140に設けられる複数の凹部169a,169b,169c及び複数のフランジ170a,170b,170cと、外ホイール160に設けられる複数の凸部150a,150b,150cと、を有する。
複数の凹部169a,169b,169cは、内ホイール140の外周面51に互いに周方向に間隔を空けて設けられており、外周面51から内ホイール140の径方向の内側に向けて窪む部位である。
複数のフランジ170a,170b,170cは、内ホイール140の外周面51に互いに周方向に間隔を空けて設けられており、複数の凹部169a,169b,169cに周方向に隣接する部位である。複数のフランジ170a,170b,170cは、それぞれ、第1フランジの一例である。
複数のフランジ67a,67b,67cは、外ホイール160の内周面68に互いに周方向に間隔を空けて設けられている部位である。複数のフランジ67a,67b,67cは、それぞれ、第2フランジの一例であり、内周面68から外ホイール160の径方向の内側に向けて突出する。内ホイール140は、複数の凸部150a,150b,150cと複数のフランジ67a,67b,67cとの間に外ホイール60の軸方向に挟まれる。
複数の凸部150a,150b,150cは、外ホイール160の内周面68に互いに周方向に間隔を空けて設けられており、内周面68から外ホイール160の径方向の内側に向けて突出する爪状部位である。
図19において、凸部150(150a,150b,150c)の各位置が、それぞれに対応する凹部169(169a,169b,169c)の各位置に合うように、外ホイール160と内ホイール140とを組み付ける。
次に、周方向における内ホイール40と外ホイール60との相対位置をずらす。図19に示す例では、内ホイール140を固定し、外ホイール160を反時計回りに回転させる。周方向における内ホイール140と外ホイール160との相対位置をずらすと、凸部150(150a,150b,150c)がフランジ170(170a,170b,170c)に係る(図12と同様のため、図示省略)。これにより、X軸方向の正側への内ホイール140の移動は、内ホイール140の外周部が外ホイール160のフランジ67a,67b,67cに当たることで規制される。一方、X軸方向の負側への内ホイール140の移動は、凸部150a,150b,150cがフランジ170a,170b,170cに当たることで規制される。その結果、内ホイール140と外ホイール160とが、一体化される(図13及び図14と同様のため、図示省略)。
このように、第2実施形態における移動規制機構57は、凹部169a,169b,169cから回転方向にずれた凸部150a,150b,150cの軸方向への移動をフランジ170a,170b,170cによって規制する。これにより、内ホイール140と外ホイール160とが軸方向に外れることを防止できる。
以上、リクライニングセンサ及びシートベルト巻き取り装置を実施形態により説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。他の実施形態の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形及び改良が、本発明の範囲内で可能である。
10 シートベルト巻き取り装置
11 リクライニングセンサ
12 シートクッション
14 シートバック
16 シート
18 リクライニング軸
20 カバープレート
23a,23b,23c,23d スクリュ
24,25 取り付け腕
26 蓋部分
30 ブラケット
31 中央孔
32 取り付け脚
33 ストッパピン
34 固定プレート
40 内ホイール
41 内ホイール孔
42,43 スリット
48 外歯
50a,50b,50c 凸部
51 外周面
52 ピン孔
55 回転体
56 位置固定機構
57 移動規制機構
60 外ホイール
61 外ホイール孔
62 内歯
63 ワイヤガイド部
64 外周面
65 ワイヤ固定部
66a,66b 脱落防止片
67 内縁突起
68 内周面
69a,69b,69c 凹部
70a,70b,70c フランジ
79 圧入ピン
80 ホイールカバー
81 円孔
82 突片
83a,83b 孔
84 筒状部
85 チューブ固定部
86 固定溝
87a,87b,87c,87d ボス
88 周壁
89 底壁
90 ワイヤ
91 基端部
92,95 固定具
93 チューブ
94 先端部
100 シートベルトリトラクタ
101 センサケース
102 加速度センサ
103 ロック機構
104 スプール
105 ギヤ
106 付勢機構

Claims (9)

  1. シートクッションにおいて、シートバックの傾動によって回転する回転体と、
    前記シートバックに設置されるシートベルトリトラクタに接続される先端部と、前記回転体に接続される基端部とを有するワイヤと、を備え、
    前記回転体が回転することにより前記回転体が前記ワイヤを前記基端部の側から巻き取ることで前記ワイヤを前記基端部の側に引っ張る、リクライニングセンサであって、
    前記回転体は、
    前記シートクッションにおいて、前記シートバックの傾動によって回転する内ホイールと、
    前記内ホイールと一体に回転し、前記基端部が固定され前記ワイヤが巻き付けられる外ホイールと
    前記回転体の回転方向における前記外ホイールと前記内ホイールとの相対位置を調整可能に固定する位置固定機構と、
    前記外ホイールの内周面から径方向に突出する第1フランジと、前記外ホイールの内周面から径方向に突出する第2フランジと、前記内ホイールの外周面から径方向に突出する凸部とを有し、前記第1フランジに設けられた切り欠きの位置に前記凸部の位置が合うようにして前記回転体の軸方向に沿って前記外ホイールの内側に進入させた前記内ホイールの前記凸部を、記回転方向に移動させることで前記軸方向への前記内ホイールの移動を規制する移動規制機構と、を有する、リクライニングセンサ。
  2. 前記移動規制機構は、前記軸方向に平行な第1方向への前記内ホイールの移動を前記第2フランジによって規制し、前記第1方向とは反対の第2方向への前記内ホイールの移動を前記第1フランジによって規制する、請求項1に記載のリクライニングセンサ。
  3. 前記移動規制機構は、前記内ホイールの外周部が前記第2フランジに当たることで前記第1方向への前記内ホイールの移動を規制し、前記凸部が前記第1フランジに当たることで前記第2方向への前記内ホイールの移動を規制する、請求項2に記載のリクライニングセンサ。
  4. シートクッションにおいて、シートバックの傾動によって回転する回転体と、
    前記シートバックに設置されるシートベルトリトラクタに接続される先端部と、前記回転体に接続される基端部とを有するワイヤと、を備え、
    前記回転体が回転することにより前記回転体が前記ワイヤを前記基端部の側から巻き取ることで前記ワイヤを前記基端部の側に引っ張る、リクライニングセンサであって、
    前記回転体は、
    前記シートクッションにおいて、前記シートバックの傾動によって回転する内ホイールと、
    前記内ホイールと一体に回転し、前記基端部が固定され前記ワイヤが巻き付けられる外ホイールと
    前記回転体の回転方向における前記外ホイールと前記内ホイールとの相対位置を調整可能に固定する位置固定機構と、
    前記内ホイールの外周面から径方向に突出する第1フランジと、前記外ホイールの内周面から径方向に突出する第2フランジと、前記外ホイールの内周面から径方向に突出する凸部とを有し、前記第1フランジに設けられた切り欠きの位置に前記凸部の位置が合うようにして前記回転体の軸方向に沿って前記外ホイールの内側に進入させた前記内ホイールの前記第1フランジを、前記凸部と前記第2フランジとの間に前記回転方向に移動させることで前記軸方向への前記内ホイールの移動を規制する移動規制機構と、を有する、リクライニングセンサ。
  5. 前記移動規制機構は、前記軸方向に平行な第1方向への前記内ホイールの移動を前記第2フランジによって規制し、前記第1方向とは反対の第2方向への前記内ホイールの移動を前記凸部によって規制する、請求項4に記載のリクライニングセンサ。
  6. 前記移動規制機構は、前記内ホイールの外周部が前記第2フランジに当たることで前記第1方向への前記内ホイールの移動を規制し、前記凸部が前記第1フランジに当たることで前記第2方向への前記内ホイールの移動を規制する、請求項5に記載のリクライニングセンサ。
  7. 前記位置固定機構は、前記外ホイールの内周面の一部に設けられる内歯と、前記内ホイールの外周面の一部に設けられる外歯とを有し、前記内歯と前記外歯とが噛み合うことで、前記相対位置を固定する、請求項1から6のいずれか一項に記載のリクライニングセンサ。
  8. 前記位置固定機構は、前記内ホイールに圧入することで、前記内歯と前記外歯を噛み合った状態で固定する圧入ピンを有する、請求項7に記載のリクライニングセンサ。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載のリクライニングセンサと、前記シートベルトリトラクタと、を備える、シートベルト巻き取り装置。
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