JP7466273B2 - 繰出容器 - Google Patents

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Description

本発明は、繰出容器に関する。
従来、例えば特許文献1の繰出容器が知られている。繰出容器を使用する際は、キャップ筒を取り外し、外装筒を周方向に回転させることにより、棒状内容物を繰り出す。
特開2013-208154号公報
従来の繰出容器では、例えば鞄やポケットの中で、意図せず外装筒を周方向に回転させる力が作用したり、繰出容器の使用者以外の子供等が外装筒を周方向に回転させるいたずら操作をすると、棒状内容物が繰り出されるおそれがある。
上記事情に鑑み、本発明は、意図せず棒状内容物が繰り出されることを抑えられる繰出容器を提供することを目的の一つとする。
本発明の繰出容器の一つの態様は、中心軸を有し、棒状内容物を保持する保持筒と、前記保持筒に対して周方向に回転させられることで、前記保持筒と軸方向に相対移動する回転部材と、前記保持筒および前記回転部材を収容し、前記回転部材と周方向に相対回転可能な外装筒と、前記棒状内容物を軸方向から覆う有頂筒状のキャップ筒と、を備え、前記保持筒は、軸方向に延びる円筒状の周壁と、前記周壁の内部空間を軸方向に仕切る仕切り壁と、を有し、前記周壁の内部空間のうち、前記仕切り壁よりも上側に位置する部分には、前記棒状内容物の一部が配置され、前記キャップ筒は、前記外装筒に対して着脱可能であり、前記回転部材は、底壁を有し、前記底壁は、軸方向に延び、前記保持筒の下端部内に挿入される筒部と、前記外装筒の下端開口部を通して、下側に向けて外部に露出される被係止部と、を有し、前記キャップ筒は、前記キャップ筒の頂壁に係止部を有し、前記棒状内容物を覆う正立姿勢の前記キャップ筒が取り外され、前記外装筒に外装されたときに、前記被係止部と前記係止部とは、周方向の相対回転が規制された状態で互いに係止可能に形成される。
この繰出容器は、回転部材が外装筒内に収容されており、回転部材の底壁が有する被係止部は、軸方向に向けて外装筒から外部に露出している。回転部材の被係止部に対して、キャップ筒の係止部を係止することで、キャップ筒を周方向に回転操作することにより、回転部材を周方向に回転させることができる。すなわち、回転部材を外装筒内で回転させることができ、これにより保持筒および棒状内容物を軸方向に移動させて、棒状内容物を繰り出すことができる。
一方、キャップ筒が回転部材と接続されていない状態、つまり係止部と被係止部とが係止されていない状態では、外装筒内に収容された回転部材が、周方向に回転させられることは抑制される。
本発明によれば、例えば鞄やポケット等に入れられた繰出容器に対して、回転部材を周方向に回転させる力が容器外部から作用することを抑制でき、意図せず棒状内容物が繰り出されることを抑えられる。また、繰出容器の使用者以外の子供等が回転部材を周方向に回転させるいたずら操作が防止されるので、繰出容器にチャイルドレジスタンス機能を付与することができる。
また、キャップ筒を回転部材に接続した状態で繰出容器を使用するため、キャップ筒を置く場所に困りにくい。
上記繰出容器は、前記保持筒に外装され、前記保持筒と周方向の相対回転が規制され、軸方向の相対移動が許容された規制筒を備え、前記回転部材は、有底筒状であり、前記規制筒に外装され、前記キャップ筒は、正立姿勢から軸方向に反転させられた倒立姿勢で前記外装筒に外装可能であることが好ましい。
この場合、キャップ筒が外装筒に装着されたときの、繰出容器の軸方向の全長を小さく抑えることができる。
そして、キャップ筒が外装筒に外装されていない状態では、外装筒が周方向に回転させられても、回転部材が周方向に回転させられることはなく、保持筒および棒状内容物が軸方向に移動することがない。キャップ筒が外装筒に外装され、被係止部と係止部とが係止させられた状態で、キャップ筒を周方向に回転させることにより、回転部材が周方向に供回りさせられる。そして、回転部材が周方向に回転することで、保持筒および棒状内容物が軸方向に繰り出される。
上記構成によれば、例えば鞄やポケット等に入れられた繰出容器に対して、意図せず外装筒を周方向に回転させる力が作用したり、繰出容器の使用者以外の子供等が外装筒を周方向に回転させるいたずら操作をしても、保持筒および棒状内容物が繰り出されることが抑えられる。すなわち、鞄やポケット等の中で、意図せず棒状内容物が繰り出されてキャップ筒が外れ、鞄やポケット等の内部が汚れてしまうことを抑制できる。
上記繰出容器において、前記保持筒は、前記保持筒の周壁から径方向外側に突出する突起部を有し、前記規制筒は、前記規制筒の周壁を径方向に貫通して軸方向に延び、前記突起部が挿入される縦孔を有し、前記回転部材は、前記回転部材の周壁の内周面に形成され、周方向に向かうに従い軸方向に延びる螺旋状をなし、前記突起部が挿入される螺旋溝を有することが好ましい。
上記構成によれば、本発明が簡素な構造により安定して機能する。すなわち、規制筒と保持筒とが、周方向に相対回転することが規制されつつ、軸方向に安定して相対移動する。また回転部材が、保持筒に対して周方向に回転させられることにより、保持筒が、回転部材に対して安定して軸方向に移動させられる。
上記繰出容器において、前記係止部は、前記キャップ筒の頂壁のうち、軸方向において前記キャップ筒の周壁とは反対側に配置されることが好ましい。
この場合、係止部が、キャップ筒の頂壁において、周壁とは軸方向の反対側に設けられる。つまり係止部が、キャップ筒の内部ではなく外部に配置される。係止部が棒状内容物に接触することが抑制されるため、棒状内容物によって係止部周辺が汚れることが抑えられる。また、係止部の汚れが抑えられるため、係止部と係止される被係止部周辺が汚れることも抑制される。
上記繰出容器において、前記被係止部および前記係止部のうち、いずれか一方が、軸方向に突出して径方向に延びるリブであり、前記被係止部および前記係止部のうち、いずれか他方が、軸方向に窪んで径方向に延び、前記リブと嵌合する溝であることが好ましい。
この場合、簡素な構造によって本発明を実現できる。
上記繰出容器において、前記被係止部および前記係止部のうち、いずれか一方が、前記中心軸を中心とする内歯車形状の内歯車部であり、前記被係止部および前記係止部のうち、いずれか他方が、前記中心軸を中心とする外歯車形状であり、前記内歯車部と噛み合う外歯車部であることが好ましい。
この場合、被係止部と係止部とを係止させるときに、これらを位置合わせするために回転部材とキャップ筒とを相対的に回転させる移動量を小さく抑えることができる。被係止部と係止部との周方向の位置合わせが容易であり、操作性がよい。
上記繰出容器において、前記被係止部および前記係止部のうち、いずれか一方が、軸方向に突出し、周方向に互いに間隔をあけて配置される複数の凸部を有し、前記被係止部および前記係止部のうち、いずれか他方が、軸方向に窪み、周方向に互いに間隔をあけて配置され、前記複数の凸部と嵌合する複数の凹部を有することが好ましい。
この場合、被係止部と係止部とを係止させるときに、これらを位置合わせするために回転部材とキャップ筒とを相対的に回転させる移動量を小さく抑えることができる。被係止部と係止部との周方向の位置合わせが容易であり、操作性がよい。
上記繰出容器において、前記被係止部および前記係止部のうち、いずれか一方が、軸方向に突出し、軸方向から見て多角形状をなす多角形凸部であり、前記被係止部および前記係止部のうち、いずれか他方が、軸方向に窪み、軸方向から見て多角形状をなし、内部に前記多角形凸部が嵌合する多角形凹部であることが好ましい。
この場合、簡素な構造によって本発明を実現できる。
本発明の一つの態様の繰出容器によれば、意図せず棒状内容物が繰り出されることを抑えられる。
本発明の第1実施形態の繰出容器を示す縦断面図である。 図1のII-II断面を示す横断面図である。 図1のIII-III断面を示す横断面図である。 使用時の繰出容器を示す縦断面図である。 本発明の第2実施形態の繰出容器を示す縦断面図である。 図5のVI-VI断面を示す横断面図である。 図5のVII-VII断面を示す横断面図である。 使用時の繰出容器を示す縦断面図である。 本発明の第3実施形態の繰出容器を示す縦断面図である。 図9のX-X断面を示す横断面図である。 図9のXI-XI断面を示す横断面図である。 使用時の繰出容器を示す縦断面図である。 本発明の第4実施形態の繰出容器を示す縦断面図である。 図13の繰出容器を示す上面図である。 図13の繰出容器を示す下面図である。 使用時の繰出容器を示す縦断面図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態の繰出容器10について、図1~図4を参照して説明する。
図1~図3に示すように、繰出容器10は、中心軸Oを有し、棒状内容物Wを保持する保持筒11と、規制筒12と、有底筒状の回転筒(回転部材)13と、外装筒14と、規制リング15と、有頂筒状のキャップ筒16と、を備える。保持筒11、規制筒12、回転筒13、外装筒14、規制リング15およびキャップ筒16は、中心軸Oを共通軸として互いに同軸に配置されている。
本実施形態では、中心軸Oが延びる方向(中心軸Oに沿う方向)を軸方向と呼ぶ。図1に示すように、回転筒13とキャップ筒16とは、軸方向において互いに異なる位置に配置される。図1において、軸方向のうち、回転筒13からキャップ筒16に向かう方向を上側と呼び、キャップ筒16から回転筒13に向かう方向を下側と呼ぶ。
軸方向から見た平面視で、中心軸Oに直交する方向を径方向と呼ぶ。径方向のうち、中心軸Oに近づく方向を径方向内側と呼び、中心軸Oから離れる方向を径方向外側と呼ぶ。
中心軸O回りに周回する方向を周方向と呼ぶ。
保持筒11は、軸方向に延びる。保持筒11は、保持筒11から棒状内容物Wを上側に突出させ、かつ下側に突出させない状態で保持している。棒状内容物Wは、例えば丸棒状であり、軸方向に延びる。棒状内容物Wとしては、例えば、化粧料(口紅、リップクリーム、スティックアイシャドーなど)、薬剤および糊等が挙げられる。棒状内容物Wは、例えば油分を多く含む柔らかい材料により構成される。
保持筒11は、周壁11aと、仕切り壁11bと、突起部11cと、を有する。
周壁11aは、軸方向に延びる円筒状である。周壁11aの外周面のうち少なくとも上端部は、規制筒12の後述する周壁12aの内周面に対して、軸方向に移動可能に摺接する。本実施形態では、周壁11aの外周面のうち上端部および下端部が、規制筒12の周壁12aの内周面と摺接する。周壁11aの内部空間のうち、仕切り壁11bよりも上側に位置する部分には、棒状内容物Wの一部(下側部分)が配置される。
仕切り壁11bは、周壁11a内に配置されて、周壁11aの内部空間を軸方向に仕切る。仕切り壁11bは、軸方向において、周壁11aの上端部と下端部との間の中間部分に配置される。仕切り壁11bは、一対の板面が軸方向を向く円板状である。仕切り壁11bの一対の板面(上面および下面)のうち、上面には、棒状内容物Wの下端部が接触する。
突起部11cは、保持筒11に複数設けられる。ただしこれに限らず、突起部11cは、保持筒11に1つのみ設けられてもよい。つまり突起部11cは、保持筒11に少なくとも1つ設けられる。突起部11cを保持筒11に複数設ける場合には、複数の突起部11cが、中心軸Oを挟んで互いに対向する位置に形成されることが望ましい。本実施形態では、複数の突起部11cが、周壁11aの下端部に、周方向に互いに等間隔をあけて配置されている。突起部11cは、周壁11aから径方向外側に突出する。突起部11cは、円柱状であり、径方向に延びる。
規制筒12は、保持筒11に外装され、保持筒11と周方向の相対回転が規制され、軸方向の相対移動が許容されている。
規制筒12は、周壁12aと、外周突起12bと、縦孔12cと、を有する。
周壁12aは、軸方向に延びる円筒状である。周壁12a内には、保持筒11の周壁11aが嵌合する。周壁12aの上端部は、保持筒11の周壁11aの上端部よりも、上側に位置する。つまり、規制筒12の上端開口縁は、保持筒11の上端開口縁より上側に配置されている。図1に示す例では、周壁12aの上端の軸方向位置と、棒状内容物Wの上端の軸方向位置とが、互いに略同じである。周壁12aの下端部は、保持筒11の周壁11aの下端部よりも、下側に位置する。つまり、規制筒12の下端開口縁は、保持筒11の下端開口縁より下側に配置されている。
外周突起12bは、周壁12aから径方向外側に突出する。外周突起12bは、周壁12aの外周面において、周方向に延びていてもよいし、周方向に互いに間隔をあけて複数設けられてもよい。外周突起12bは、軸方向において、周壁12aの上端部と下端部との間の中間部分に配置される。図示の例では、外周突起12bが、軸方向において保持筒11の周壁11aの上端部よりも下側に位置する。
縦孔12cは、規制筒12に複数設けられる。ただしこれに限らず、縦孔12cは、規制筒12に1つのみ設けられてもよい。つまり縦孔12cは、規制筒12に少なくとも1つ設けられる。縦孔12cを規制筒12に複数設ける場合には、複数の縦孔12cが、中心軸Oを挟んで互いに対向する位置に形成されることが望ましい。本実施形態では、複数の縦孔12cが、規制筒12の周壁12aの下側部分に、周方向に互いに等間隔をあけて配置されている。縦孔12cは、周壁12aを径方向に貫通して軸方向に延びる。縦孔12cは、スリット状である。縦孔12cは、周壁12aのうち、外周突起12bの下側に隣り合う部分から周壁12aの下端開口縁にわたって延び、この下端開口縁において下側に開口する。図示の例では、縦孔12cの上端の軸方向位置が、仕切り壁11bの軸方向位置よりも上側である。
縦孔12cには、突起部11cが挿入される。突起部11cは、縦孔12c内に径方向から挿入される。縦孔12cに挿入された突起部11cの径方向外端部は、規制筒12の周壁12aから径方向外側に向けて突出する。突起部11cは、縦孔12cに対して周方向への移動が規制されており、軸方向には移動可能である。
上記構成により、保持筒11は、規制筒12内に軸方向に移動可能に嵌合されている。
回転筒13は、規制筒12に外装され、保持筒11に対して周方向に回転させられることで、保持筒11と軸方向に相対移動する。
回転筒13は、周壁13aと、螺旋溝13bと、底壁13cと、を有する。
周壁13aは、軸方向に延びる円筒状である。周壁13a内には、規制筒12の周壁12aが嵌合する。周壁13aの上端部は、保持筒11の周壁11aの上端部よりも、下側に位置する。つまり、回転筒13の上端開口縁は、保持筒11の上端開口縁より下側に配置されている。周壁13aの上端部は、仕切り壁11bよりも上側に位置する。図示の例では、周壁13aの上端の軸方向位置と、外周突起12bの軸方向位置とが、互いに略同じである。
螺旋溝13bは、回転筒13の周壁13aの内周面に形成され、周方向に向かうに従い軸方向に延びる螺旋状をなしている。螺旋溝13bは、周壁13aの内周面において径方向外側に窪む。螺旋溝13b内には、突起部11cの径方向外端部が挿入される。つまり螺旋溝13bには、突起部11cが挿入される。突起部11cは、螺旋溝13bと摺接する。突起部11cは、螺旋溝13b内を、螺旋溝13bが延びる方向(螺旋方向)に移動可能である。螺旋溝13b内を突起部11cが移動することにより、回転筒13に対して保持筒11が、軸方向に移動可能である。具体的に、繰出容器10の使用時には、回転筒13が、保持筒11に対して周方向に回転させられることにより、保持筒11および棒状内容物Wが、回転筒13に対して軸方向に移動する。
底壁13cは、周壁13aの下端部に接続する。底壁13cは、周壁13aの下側の開口を塞ぐ。
底壁13cは、筒部13dと、連結部13eと、頂部13fと、被係止部13gと、を有する。
筒部13dは、円筒状であり、軸方向に延びる。筒部13dの直径は、周壁13aの直径よりも小さい。筒部13dは、周壁13a内に位置し、周壁13aと同軸に配置されている。筒部13dは、保持筒11の下端部内に挿入される。筒部13dの上側部分が、保持筒11の周壁11aの下端部内に配置されている。径方向において筒部13dと周壁13aとの間には、保持筒11の周壁11aの下端部および規制筒12の周壁12aの下端部が配置される。
連結部13eは、円形リング板状であり、一対の板面が軸方向を向く。連結部13eは、周壁13aの下端部と筒部13dの下端部とを繋ぐ。すなわち、連結部13eの外周部は、周壁13aの下端部に接続する。連結部13eの内周部は、筒部13dの下端部に接続する。連結部13eの一対の板面(上面および下面)のうち、上面には、規制筒12の周壁12aの下端が接触する。
頂部13fは、円板状であり、一対の板面が軸方向を向く。頂部13fの外周部は、筒部13dの上端部に接続する。頂部13fは、筒部13dの上側の開口を塞ぐ。図示の例では、頂部13fの軸方向位置が、螺旋溝13bの下端の軸方向位置よりも下側である。
被係止部13gは、頂部13fから垂下設され、軸方向に突出する。被係止部13gは、頂部13fから下側に向けて突出し、径方向に延びるリブである。被係止部13gの径方向外側の両端部は、筒部13dの内周面に接続する。被係止部13gは、軸方向において外装筒14から外部に露出する。具体的に被係止部13gは、外装筒14の下端開口部(後述する貫通孔)を通して、下側に向けて外部に露出される。
外装筒14は、保持筒11および回転筒13を収容し、回転筒13と周方向に相対回転可能である。外装筒14には、規制筒12の下側部分も収容される。本実施形態では、外装筒14は、回転筒13に外装され、回転筒13と周方向に相対回転自在とされている。本実施形態では、外装筒14が、有底筒状をなしている。
外装筒14は、周壁14aと、底壁14bと、係止突起14cと、を有する。
周壁14aは、軸方向に延びる円筒状である。周壁14a内には、回転筒13の周壁13aの上端部が、摺接自在に嵌合する。周壁14aの上端は、回転筒13の周壁13aの上端よりも、上側に位置する。つまり、外装筒14の上端開口縁は、回転筒13の上端開口縁より上側に配置されている。周壁14aの上端は、外周突起12bよりも上側に位置する。図示の例では、周壁14aの上端の軸方向位置が、保持筒11の周壁11aの上端の軸方向位置よりも下側である。
底壁14bは、周壁14aの下端部に接続する。底壁14bは、円形リング板状であり、一対の板面が軸方向を向く。底壁14bは、底壁14bを軸方向に貫通する貫通孔を有し、この貫通孔は、外装筒14の下端開口部とされる。底壁14bの一対の板面(上面および下面)のうち、上面の内周部は、上面の内周部以外の部分よりも、上側に突出する。底壁14bの上面の内周部は、回転筒13の底壁13cに対して、下側から接触する。軸方向から見て、底壁14bの内周部は、筒部13dと重なって配置される。被係止部13gは、底壁14bの内周部内を通して、下側に露出する。
係止突起14cは、周壁14aの外周面の上端部に配置される。本実施形態では、係止突起14cが、周壁14aの上端部から径方向外側に突出し周方向に延びるリブ状である。
規制リング15は、外装筒14内に嵌合する部分を有する。規制リング15内には、規制筒12が嵌合する。規制リング15は、外装筒14および回転筒13に対する規制筒12の上昇移動を規制する。
規制リング15は、第1規制リング部15aと、第2規制リング部15bと、を有する。
第1規制リング部15aは、外装筒14の上端部内に嵌合する下部と、外装筒14の上端開口縁の上側に配置される上部と、を有する。第1規制リング部15aの上部には、キャップ筒16が着脱可能に外嵌されている。第1規制リング部15aの上部は、径方向外側に突出して周方向に延びる環状のフランジ部15cを有する。キャップ筒16は、第1規制リング部15aの上部のうち、フランジ部15c以外の部分に外嵌している。フランジ部15cは、一対の板面が軸方向を向く円形リング板状である。フランジ部15cの一対の板面(上面および下面)のうち、上面には、キャップ筒16の下端開口縁が接触する。本実施形態では、フランジ部15cの外径とキャップ筒16の外径とが、略同じである。第1規制リング部15aの上部のうちフランジ部15c以外の部分の外径と、外装筒14の外径とは、略同じである。
第2規制リング部15bは、第1規制リング部15aの下部内に嵌合されている。第2規制リング部15bの下端開口縁は、規制筒12の外周面に形成された外周突起12bに、外周突起12bの上側から接触する。これにより、規制リング15に対する規制筒12の上昇移動が規制されるとともに、外装筒14および回転筒13に対する規制筒12の上昇移動が規制される。
なお、第1規制リング部15aおよび第2規制リング部15bは、単一の部材により一体に形成されていてもよい。
キャップ筒16は、棒状内容物Wを軸方向から覆う。キャップ筒16は、棒状内容物Wの上端面を、上側から覆う。具体的に、キャップ筒16は、棒状内容物Wおよび規制筒12の一部を覆う。本実施形態では、キャップ筒16が、棒状内容物Wおよび規制筒12のうち、規制リング15よりも上側に突出する各部分を覆う。
キャップ筒16は、周壁16aと、頂壁16bと、を有する。
周壁16aは、軸方向に延びる円筒状である。周壁16aの内径は、外装筒14の周壁14aの外径と略同じまたは僅かに大きい。
ここで、図1に示すキャップ筒16は、繰出容器10が製品として流通するときの姿勢であり、棒状内容物Wおよび規制筒12の一部を覆う「正立姿勢」である。図4に示すキャップ筒16は、繰出容器10を使用するときの姿勢であり、正立姿勢から軸方向に反転させられた「倒立姿勢」である。図4に示すように、キャップ筒16は、倒立姿勢で外装筒14に外装可能である。すなわち、キャップ筒16の周壁16aは、外装筒14の周壁14aに外嵌可能である。キャップ筒16は、外装筒14に対して着脱可能である。
図1に示すように、周壁16aの上端は、規制筒12の周壁12aの上端および棒状内容物Wの上端よりも、上側に位置する。周壁16aは、周壁16aの内周面の下端部に、径方向外側に窪み周方向に延びる係止溝16cを有する。図1に示すキャップ筒16の正立姿勢においては、係止溝16cが、第1規制リング部15aの上部のうち、フランジ部15c以外の部分の外周面に形成された係止リブと係止されている。図4に示すキャップ筒16の倒立姿勢においては、係止溝16cが、外装筒14の係止突起14cと係止されている。
頂壁16bは、円板状であり、一対の板面が軸方向を向く。図1に示すように、頂壁16bの外周部は、周壁16aの上端部に接続する。頂壁16bは、周壁16aの上側の開口を塞ぐ。図4に示すように、キャップ筒16が外装筒14に外装された状態において、キャップ筒16の頂壁16bは、外装筒14の底壁14bに対して、下側から接触する。
図1において、頂壁16bは、垂下筒部16dと、係止部16eと、を有する。
垂下筒部16dは、頂壁16bから下側に突出する。垂下筒部16dは、頂壁16bに垂下設される。垂下筒部16dは、軸方向に延びる円筒状である。垂下筒部16dの外径は、外装筒14の底壁14bの内周部の内径(底壁14bの貫通孔の内径)、および回転筒13の筒部13dの内径と略同じまたは僅かに小さい。図4に示すように、キャップ筒16が倒立姿勢とされたときに、垂下筒部16dは、外装筒14の底壁14bの内周部内(底壁14bの貫通孔内)、および回転筒13の筒部13d内に挿入される。
係止部16eは、垂下筒部16dの軸方向を向く端面から軸方向に窪んで径方向に延びる溝である。図1に示すように、係止部16eは、垂下筒部16dの下面から上側に向けて窪む。係止部16eの径方向外側の両端部は、垂下筒部16dの外周面に開口する。図4に示すように、キャップ筒16が外装筒14に外装されたときに、本実施形態では、溝である係止部16eが、リブである被係止部13gと嵌合する。被係止部13gと係止部16eとは、周方向の相対回転が規制された状態で互いに係止可能に形成される。図示の例では、被係止部13gと係止部16eとが係止されたときに、垂下筒部16dの軸方向を向く端面が、頂部13fの下面と接触しまたは隙間をあけて対向する。
以上説明した本実施形態の繰出容器10は、回転筒13が外装筒14内に収容されており、回転筒13の底壁13cが有する被係止部13gは、軸方向に向けて外装筒14から外部に露出している。回転筒13の被係止部13gに対して、キャップ筒16の係止部16eを係止することで、キャップ筒16を周方向に回転操作することにより、回転筒13を周方向に回転させることができる。すなわち、回転筒13を外装筒14内で回転させることができ、これにより保持筒11および棒状内容物Wを軸方向に移動させて、棒状内容物Wを繰り出すことができる。
一方、キャップ筒16が回転筒13と接続されていない状態、つまり係止部16eと被係止部13gとが係止されていない状態では、外装筒14内に収容された回転筒13が、周方向に回転させられることは抑制される。
本実施形態によれば、例えば鞄やポケット等に入れられた繰出容器10に対して、回転筒13を周方向に回転させる力が容器外部から作用することを抑制でき、意図せず棒状内容物Wが繰り出されることを抑えられる。また、繰出容器10の使用者以外の子供等が回転筒13を周方向に回転させるいたずら操作が防止されるので、繰出容器10にチャイルドレジスタンス機能を付与することができる。
また、キャップ筒16を回転筒13に接続した状態で繰出容器10を使用するため、キャップ筒16を置く場所に困りにくい。
また本実施形態では、キャップ筒16が、倒立姿勢とされて外装筒14に外装される。
この場合、キャップ筒16が外装筒14に装着されたときの、繰出容器10の軸方向の全長を小さく抑えることができる。
そして、図1に示すように、キャップ筒16が外装筒14に外装されていない状態では、外装筒14が周方向に回転させられても、回転筒13が周方向に回転させられることはなく、保持筒11および棒状内容物Wが軸方向に移動することがない。図4に示すように、キャップ筒16が外装筒14に外装され、被係止部13gと係止部16eとが係止させられた状態で、規制筒12に対しキャップ筒16を周方向に回転させることにより、キャップ筒16とともに回転筒13が周方向に供回りさせられる。そして、回転筒13が周方向に回転することで、螺旋溝13b内を突起部11cが螺旋方向に相対移動しつつ、軸方向に移動させられて、保持筒11および棒状内容物Wが軸方向に繰り出される。
本実施形態によれば、例えば鞄やポケット等に入れられた繰出容器10に対して、意図せず外装筒14を周方向に回転させる力が作用したり、繰出容器10の使用者以外の子供等が外装筒14を周方向に回転させるいたずら操作をしても、保持筒11および棒状内容物Wが繰り出されることが抑えられる。すなわち、鞄やポケット等の中で、意図せず棒状内容物Wが繰り出されてキャップ筒16が外れ、鞄やポケット等の内部が汚れてしまうことを、本実施形態によれば抑制できる。
また本実施形態では、保持筒11の突起部11cが、規制筒12の縦孔12cを通して、回転筒13の螺旋溝13b内に挿入されている。
上記構成によれば、本実施形態の繰出容器10が、簡素な構造により安定して機能する。すなわち、規制筒12と保持筒11とが、周方向に相対回転することが規制されつつ、軸方向に安定して相対移動する。また回転筒13が、保持筒11に対して周方向に回転させられることにより、保持筒11が、回転筒13に対して安定して軸方向に移動させられる。
また本実施形態では、被係止部13gが、軸方向に突出して径方向に延びるリブであり、係止部16eが、軸方向に窪んで径方向に延び、前記リブと嵌合する溝である。
このため、簡素な構造によって本実施形態を実現できる。
なお、上記構成に代えて、係止部16eがリブであり、被係止部13gが前記リブと嵌合する溝であってもよい。すなわち本実施形態は、被係止部13gおよび係止部16eのうち、いずれか一方が、軸方向に突出して径方向に延びるリブであり、被係止部13gおよび係止部16eのうち、いずれか他方が、軸方向に窪んで径方向に延び、前記リブと嵌合する溝であればよい。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態の繰出容器20について、図5~図8を参照して説明する。図5に示すキャップ筒16は、正立姿勢であり、図8に示すキャップ筒16は、倒立姿勢である。第2実施形態では、第1実施形態と同じ構成要素については同じ符号を付して、その説明を省略する。
図5~図8に示すように、本実施形態の繰出容器20は、被係止部13hおよび係止部16fの各構成が、前述の実施形態とは異なる。
本実施形態において、被係止部13hは、回転筒13の底壁13cのうち、筒部13dの内周面に配置される。被係止部13hは、中心軸Oを中心とする内歯車形状である。被係止部13hは、筒部13dの内周面に形成された内歯車部である。被係止部13hは、軸方向において外装筒14から外部に露出する。
係止部16fは、キャップ筒16の頂壁16bのうち、垂下筒部16dの外周面に配置される。係止部16fは、中心軸Oを中心とする外歯車形状である。係止部16fは、垂下筒部16dの外周面に形成された外歯車部である。
図8に示すように、キャップ筒16が外装筒14に外装されたときに、本実施形態では、外歯車部である係止部16fが、内歯車部である被係止部13hと噛み合う。被係止部13hと係止部16fとは、周方向の相対回転が規制された状態で互いに係止可能に形成される。
本実施形態においても、前述の実施形態と同様の作用効果が得られる。
また本実施形態では、被係止部13hと係止部16fとを係止させるときに、これらを位置合わせするために回転筒13とキャップ筒16とを相対的に回転させる移動量を小さく抑えることができる。被係止部13hと係止部16fとの周方向の位置合わせが容易であり、操作性がよい。
なお、上記構成に代えて、係止部16fが内歯車部であり、被係止部13hが前記内歯車部と噛み合う外歯車部であってもよい。この場合、例えば、係止部16fは、垂下筒部16dの内周面に形成される。被係止部13hは、頂部13fから垂下設される図示しない柱状体の外周面に形成される。
すなわち本実施形態は、被係止部13hおよび係止部16fのうち、いずれか一方が、中心軸Oを中心とする内歯車形状の内歯車部であり、被係止部13hおよび係止部16fのうち、いずれか他方が、中心軸Oを中心とする外歯車形状であり、前記内歯車部と噛み合う外歯車部であればよい。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態の繰出容器30について、図9~図12を参照して説明する。図9に示すキャップ筒16は、正立姿勢であり、図12に示すキャップ筒16は、倒立姿勢である。第3実施形態では、第1実施形態および第2実施形態と同じ構成要素については同じ符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態の繰出容器30は、被係止部13iおよび係止部16gの各構成が、前述の実施形態とは異なる。
図9に示すように、本実施形態において、被係止部13iは、回転筒13の底壁13cのうち、最下面である連結部13eの下面から上側に窪み、周方向に互いに間隔をあけて配置される複数の凹部を有する。本実施形態では、被係止部13iを構成する複数の凹部が、下側に開口し、かつ径方向内側にも開口する。被係止部13iは、軸方向において外装筒14から外部に露出する。図11に示すように、各凹部の周方向の幅は、径方向内側に向かうに従い小さくなる。
図9において、係止部16gは、キャップ筒16の頂壁16bのうち、垂下筒部16dの下面から下側に向けて突出し、周方向に互いに間隔をあけて配置される複数の凸部を有する。図10に示すように、各凸部の周方向の幅は、径方向内側に向かうに従い小さくなる。
図12に示すように、キャップ筒16が外装筒14に外装されたときに、本実施形態では、被係止部13iの複数の凹部が、係止部16gの複数の凸部と嵌合する。被係止部13iと係止部16gとは、周方向の相対回転が規制された状態で互いに係止可能に形成される。
本実施形態においても、前述の実施形態と同様の作用効果が得られる。
また本実施形態では、被係止部13iと係止部16gとを係止させるときに、これらを位置合わせするために回転筒13とキャップ筒16とを相対的に回転させる移動量を小さく抑えることができる。被係止部13iと係止部16gとの周方向の位置合わせが容易であり、操作性がよい。
なお、上記構成に代えて、被係止部13iが複数の凸部を有し、係止部16gが、前記複数の凸部と嵌合する複数の凹部を有していてもよい。この場合、例えば、被係止部13iは、頂部13fから下側に突出し、周方向に互いに間隔をあけて配置される複数の凸部を有する。係止部16gは、垂下筒部16dの下面から上側に窪み、周方向に互いに間隔をあけて配置される複数の凹部を有する。
すなわち本実施形態は、被係止部13iおよび係止部16gのうち、いずれか一方が、軸方向に突出し、周方向に互いに間隔をあけて配置される複数の凸部を有し、被係止部13iおよび係止部16gのうち、いずれか他方が、軸方向に窪み、周方向に互いに間隔をあけて配置され、前記複数の凸部と嵌合する複数の凹部を有していればよい。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態の繰出容器40について、図13~図16を参照して説明する。第4実施形態では、第1~第3実施形態と同じ構成要素については同じ符号を付して、その説明を省略する。
図13~図16に示すように、繰出容器40は、中心軸Oを有し、棒状内容物Wを保持する保持筒41と、底壁42bを有する回転部材42と、外装筒43と、有頂筒状のキャップ筒44と、を備える。保持筒41、回転部材42、外装筒43およびキャップ筒44は、中心軸Oを共通軸として互いに同軸に配置されている。
本実施形態では、中心軸Oが延びる方向(中心軸Oに沿う方向)を軸方向と呼ぶ。図13に示すように、回転部材42の底壁42bとキャップ筒44の頂壁44bとは、軸方向において互いに異なる位置に配置される。図13において、軸方向のうち、回転部材42の底壁42bからキャップ筒44の頂壁44bに向かう方向を上側と呼び、キャップ筒44の頂壁44bから回転部材42の底壁42bに向かう方向を下側と呼ぶ。
軸方向から見た平面視で、中心軸Oに直交する方向を径方向と呼ぶ。径方向のうち、中心軸Oに近づく方向を径方向内側と呼び、中心軸Oから離れる方向を径方向外側と呼ぶ。
中心軸O回りに周回する方向を周方向と呼ぶ。
保持筒41は、外装筒43内に配置される。保持筒41は、2重筒状であり、軸方向に延びる。保持筒41は、内筒41aと、外筒41bと、連結板41cと、を有する。
内筒41aは、軸方向に延びる。内筒41aは、内周面に雌ネジ部41eを有する。
外筒41bは、内筒41aの径方向外側に配置され、軸方向に延びる。外筒41bの軸方向の長さは、内筒41aの軸方向の長さよりも大きい。外筒41bは、内筒41aを径方向外側から囲う。外筒41bの上端は、内筒41aの上端よりも上側に位置する。外筒41bの下端は、内筒41aの下端よりも下側に位置する。
外筒41bは、外筒41bの外周面に複数の溝部41dを有する。ただしこれに限らず、溝部41dは、外筒41bに1つのみ設けられてもよい。つまり溝部41dは、外筒41bに少なくとも1つ設けられる。溝部41dを外筒41bに複数設ける場合には、複数の溝部41dが、中心軸Oを挟んで互いに対向する位置に形成されることが望ましい。本実施形態では、複数の溝部41dが、外筒41bの外周面に、周方向に互いに等間隔をあけて配置されている。溝部41dは、外筒41bの外周面から径方向内側に窪み、軸方向に延びる。
連結板41cは、円形リング板状であり、一対の板面が軸方向を向く。連結板41cは、内筒41aと外筒41bとを連結する。連結板41cの内周部は、内筒41aの下端部に接続する。連結板41cの外周部は、外筒41bの下端部に接続する。連結板41cは、径方向外側に向かうに従い下側へ向けて傾斜する。
回転部材42は、保持筒41に対して周方向に回転させられることで、保持筒41と軸方向に相対移動する。回転部材42は、外装筒43内に配置される。回転部材42は、軸部42aと、底壁42bと、を有する。
軸部42aは、内筒41aおよび棒状内容物W内に挿入される。図13において、軸部42aは、内筒41aの上端よりも上側に突出し、軸部42aの上端は、棒状内容物Wの上端面よりも下側に位置する。
軸部42aは、雄ネジ部42cと、段部42dと、を有する。
雄ネジ部42cは、軸部42aのうち軸方向の下端部以外の部分に形成される。雄ネジ部42cは、内筒41aの雌ネジ部41eと螺着する。
段部42dは、軸部42aのうち軸方向の下端部に配置される。段部42dは、軸部42aの下端部において径方向外側に突出し周方向に延びる環状である。段部42dの外径は、雄ネジ部42cの外径よりも大きい。
底壁42bは、軸部42aの下側に位置する。底壁42bは、軸部42aの下端部に接続する。底壁42bの外径は、軸部42aの外径よりも大きい。本実施形態では、底壁42bが有頂筒状である。
底壁42bは、板状部42eと、筒状部42fと、被係止部42gと、を有する。
板状部42eは、円板状であり、一対の板面が軸方向を向く。板状部42eの上面には、軸部42aの下端が接続する。
筒状部42fは、略円筒状であり、軸方向に延びる。筒状部42fの上端部は、板状部42eの外周部と接続する。図15に示すように、軸方向から見て、筒状部42fの外周面は、円形状である。
被係止部42gは、軸方向において外装筒43から外部に露出する。具体的に被係止部42gは、外装筒43の下端開口部を通して、下側に向けて外部に露出される。本実施形態では被係止部42gが、底壁42bにおいて軸方向の上側に窪み、図15に示すように、軸方向から見て多角形状をなす多角形凹部である。図示の例では被係止部42gが、軸方向から見て8角形状の多角形凹部である。
外装筒43は、軸方向に延びる略円筒状である。外装筒43は、保持筒41および回転部材42を収容し、回転部材42と周方向に相対回転可能である。外装筒43の上端部の外径は、上端部以外の部分の外径よりも小さい。外装筒43の下端部の内径は、下端部以外の部分の内径よりも大きい。
外装筒43は、リブ部43aと、支持部43bと、を有する。
リブ部43aは、外装筒43の内周面に複数設けられる。ただしこれに限らず、リブ部43aは、外装筒43に1つのみ設けられてもよい。つまりリブ部43aは、外装筒43に少なくとも1つ設けられる。リブ部43aを外装筒43に複数設ける場合には、複数のリブ部43aが、中心軸Oを挟んで互いに対向する位置に形成されることが望ましい。本実施形態では、複数のリブ部43aが、外装筒43の内周面に、周方向に互いに等間隔をあけて配置されている。リブ部43aは、外装筒43の内周面から径方向内側に突出し、軸方向に延びる。リブ部43aは、外装筒43の内周面のうち、支持部43bよりも上側に形成される。
リブ部43aは、外筒41bの溝部41d内に軸方向から挿入される。これにより外筒41bは、外装筒43と周方向の相対回転が規制され、軸方向の相対移動が許容される。すなわち、保持筒41と外装筒43とは、周方向の相対回転が規制され、軸方向の相対移動が許容される。
支持部43bは、略円形リング板状であり、一対の板面が軸方向を向く。支持部43bは、支持部43bの内周部に複数の支持爪43cを有する。支持爪43cは、例えば3つ以上設けられ、周方向に等間隔をあけて配置される。各支持爪43cの径方向内端部は、軸部42aの下端部に外嵌され、段部42dに対して下側から接触する。これにより支持部43bは、軸部42aを下側から支持する。また支持部43bは、板状部42eに対して上側から接触する。これにより支持部43bは、底壁42bを上側から支持する。つまり支持部43bは、回転部材42を軸方向の両側において支持する。
キャップ筒44は、外装筒43に対して着脱可能である。図13に示すように、キャップ筒44は、外装筒43の上端部に外嵌される。キャップ筒44は、棒状内容物Wを軸方向から覆う。キャップ筒44は、棒状内容物Wの上端面を、上側から覆う。
キャップ筒44は、周壁44aと、頂壁44bと、を有する。
周壁44aは、軸方向に延びる円筒状である。周壁44aの外径は、外装筒43の外径と略同じまたは僅かに大きい。図13および図14に示すように、周壁44aの外周面には、周方向に沿って凹部と凸部とが交互に並ぶローレット部が設けられる。ローレット部は、周壁44aの外周面の全周にわたって配置される。
頂壁44bは、略円板状であり、一対の板面が軸方向を向く。頂壁44bの外周部は、周壁44aの上端部に接続する。頂壁44bは、周壁44aの上側の開口を塞ぐ。
頂壁44bは、係止部44cを有する。本実施形態では係止部44cが、頂壁44bにおいて軸方向の上側に突出し、図14に示すように、軸方向から見て多角形状をなす多角形凸部である。図示の例では係止部44cが、軸方向から見て8角形状の多角形凸部である。
図13に示すように、係止部44cは、頂壁44bのうち、軸方向において周壁44aとは反対側に配置される。つまり係止部44cは、頂壁44bにおいて、周壁44aが位置する下側とは反対側の、上側に配置される。
キャップ筒44は、外装筒43の上端部から取り外して、図13に示す正立姿勢のまま、図16に示すように、回転部材42の下端部に装着可能である。図16において、キャップ筒44の係止部44c(多角形凸部)は、回転部材42の被係止部42g(多角形凹部)の内部に嵌合する。被係止部42gと係止部44cとは、周方向の相対回転が規制された状態で互いに係止可能に形成される。係止部44cが被係止部42g内に嵌合する嵌合力(摩擦抵抗力)により、キャップ筒44は、回転部材42の底壁42bに装着された状態のまま保持される。
以上説明した本実施形態の繰出容器40は、回転部材42が外装筒43内に収容されており、回転部材42の底壁42bが有する被係止部42gは、軸方向に向けて外装筒43から外部に露出している。回転部材42の被係止部42gに対して、キャップ筒44の係止部44cを係止することで、キャップ筒44を周方向に回転操作することにより、回転部材42を周方向に回転させることができる。すなわち、回転部材42を外装筒43内で回転させることができ、これにより保持筒41および棒状内容物Wを軸方向に移動させて、棒状内容物Wを繰り出すことができる。
一方、キャップ筒44が回転部材42と接続されていない状態、つまり係止部44cと被係止部42gとが係止されていない状態では、外装筒43内に収容された回転部材42が、周方向に回転させられることは抑制される。
本実施形態によれば、例えば鞄やポケット等に入れられた繰出容器40に対して、回転部材42を周方向に回転させる力が容器外部から作用することを抑制でき、意図せず棒状内容物Wが繰り出されることを抑えられる。すなわち、鞄やポケット等の中で、意図せず棒状内容物Wが繰り出されてキャップ筒44が外れ、鞄やポケット等の内部が汚れてしまうことを、本実施形態によれば抑制できる。
また、繰出容器40の使用者以外の子供等が回転部材42を周方向に回転させるいたずら操作が防止されるので、繰出容器40にチャイルドレジスタンス機能を付与することができる。
また、キャップ筒44を回転部材42に接続した状態で繰出容器40を使用するため、キャップ筒44を置く場所に困りにくい。
また本実施形態では、係止部44cが、キャップ筒44の頂壁44bにおいて、周壁44aとは軸方向の反対側に設けられる。つまり係止部44cが、キャップ筒44の内部ではなく外部に配置される。係止部44cが棒状内容物Wに接触することが抑制されるため、棒状内容物Wによって係止部44c周辺が汚れることが抑えられる。また、係止部44cの汚れが抑えられるため、係止部44cと係止される被係止部42g周辺が汚れることも抑制される。
また本実施形態では、保持筒41の外筒41bが、外装筒43と周方向の相対回転が規制され、軸方向の相対移動が許容されており、かつ、保持筒41の内筒41aと回転部材42の軸部42aとが互いに螺着している。
この場合、繰出容器40の構成部材を少なく抑えて、構造をより簡素化できる。具体的に上記構成によれば、例えば第1~第3実施形態で説明した規制筒12、規制リング15等の部材を削減できる。
また本実施形態では、被係止部42gが、回転部材42の底壁42bにおいて軸方向に窪む多角形凹部であり、係止部44cが、キャップ筒44の頂壁44bにおいて軸方向に突出する多角形凸部である。
このため、簡素な構造によって本実施形態を実現できる。
なお、上記構成に代えて、係止部44cが多角形凹部であり、被係止部42gが前記多角形凹部と嵌合する多角形凸部であってもよい。すなわち本実施形態は、被係止部42gおよび係止部44cのうち、いずれか一方が、軸方向に突出し、軸方向から見て多角形状をなす多角形凸部であり、被係止部42gおよび係止部44cのうち、いずれか他方が、軸方向に窪み、軸方向から見て多角形状をなし、内部に前記多角形凸部が嵌合する多角形凹部であればよい。
また本実施形態では、キャップ筒44の周壁44aにローレット部が設けられるため、キャップ筒44を周方向に回転操作しやすく、回転部材42を周方向に回転させやすい。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されず、例えば下記に説明するように、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において構成の変更等が可能である。
第1~第3の実施形態では、外装筒14が有底筒状である例を挙げたが、これに限らない。外装筒14は、底壁14bを有さない単なる筒状でもよい。ただし、外装筒14が底壁14bを有する場合には、回転筒13の底壁13cに対しても容器外部から接触しにくくなり、本発明の上述した作用効果がより格別となることから、好ましい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した実施形態および変形例を適宜組み合わせてもよい。
10,20,30,40…繰出容器、11,41…保持筒、11a,12a,13a,44a…周壁、11c…突起部、12…規制筒、12c…縦孔、13…回転筒(回転部材)、42…回転部材、13b…螺旋溝、13c,42b…底壁、13g,13h,13i,42g…被係止部、14,43…外装筒、16,44…キャップ筒、16b,44b…頂壁、16e,16f,16g,44c…係止部、41a…内筒、41b…外筒、41e…雌ネジ部、42a…軸部、42c…雄ネジ部、O…中心軸、W…棒状内容物

Claims (8)

  1. 中心軸を有し、棒状内容物を保持する保持筒と、
    前記保持筒に対して周方向に回転させられることで、前記保持筒と軸方向に相対移動する回転部材と、
    前記保持筒および前記回転部材を収容し、前記回転部材と周方向に相対回転可能な外装筒と、
    前記棒状内容物を軸方向から覆う有頂筒状のキャップ筒と、を備え、
    前記保持筒は、
    軸方向に延びる円筒状の周壁と、
    前記周壁の内部空間を軸方向に仕切る仕切り壁と、を有し、
    前記周壁の内部空間のうち、前記仕切り壁よりも上側に位置する部分には、前記棒状内容物の一部が配置され、
    前記キャップ筒は、前記外装筒に対して着脱可能であり、
    前記回転部材は、底壁を有し、
    前記底壁は、
    軸方向に延び、前記保持筒の下端部内に挿入される筒部と、
    前記外装筒の下端開口部を通して、下側に向けて外部に露出される被係止部と、を有し、
    前記キャップ筒は、前記キャップ筒の頂壁に係止部を有し、
    前記棒状内容物を覆う正立姿勢の前記キャップ筒が取り外され、前記外装筒に外装されたときに、前記被係止部と前記係止部とは、周方向の相対回転が規制された状態で互いに係止可能に形成される、
    繰出容器。
  2. 前記保持筒に外装され、前記保持筒と周方向の相対回転が規制され、軸方向の相対移動が許容された規制筒を備え、
    前記回転部材は、有底筒状であり、前記規制筒に外装され、
    前記キャップ筒は、正立姿勢から軸方向に反転させられた倒立姿勢で前記外装筒に外装可能である、
    請求項1に記載の繰出容器。
  3. 前記保持筒は、前記保持筒の周壁から径方向外側に突出する突起部を有し、
    前記規制筒は、前記規制筒の周壁を径方向に貫通して軸方向に延び、前記突起部が挿入される縦孔を有し、
    前記回転部材は、前記回転部材の周壁の内周面に形成され、周方向に向かうに従い軸方向に延びる螺旋状をなし、前記突起部が挿入される螺旋溝を有する、
    請求項2に記載の繰出容器。
  4. 前記係止部は、前記キャップ筒の頂壁のうち、軸方向において前記キャップ筒の周壁とは反対側に配置される、
    請求項1に記載の繰出容器。
  5. 前記被係止部および前記係止部のうち、いずれか一方が、軸方向に突出して径方向に延びるリブであり、
    前記被係止部および前記係止部のうち、いずれか他方が、軸方向に窪んで径方向に延び、前記リブと嵌合する溝である、
    請求項1~のいずれか1項に記載の繰出容器。
  6. 前記被係止部および前記係止部のうち、いずれか一方が、前記中心軸を中心とする内歯車形状の内歯車部であり、
    前記被係止部および前記係止部のうち、いずれか他方が、前記中心軸を中心とする外歯車形状であり、前記内歯車部と噛み合う外歯車部である、
    請求項1~のいずれか1項に記載の繰出容器。
  7. 前記被係止部および前記係止部のうち、いずれか一方が、軸方向に突出し、周方向に互いに間隔をあけて配置される複数の凸部を有し、
    前記被係止部および前記係止部のうち、いずれか他方が、軸方向に窪み、周方向に互いに間隔をあけて配置され、前記複数の凸部と嵌合する複数の凹部を有する、
    請求項1~のいずれか1項に記載の繰出容器。
  8. 前記被係止部および前記係止部のうち、いずれか一方が、軸方向に突出し、軸方向から見て多角形状をなす多角形凸部であり、
    前記被係止部および前記係止部のうち、いずれか他方が、軸方向に窪み、軸方向から見て多角形状をなし、内部に前記多角形凸部が嵌合する多角形凹部である、
    請求項1~のいずれか1項に記載の繰出容器。
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