JP7464031B2 - 鋳造装置 - Google Patents

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Description

本開示は、鋳造装置に関する。
鋳鉄の製造において、材料の特性を改善するため、接種剤と呼ばれる添加材料を溶融金属に添加する接種が行われる。接種方法には、注湯流接種、取鍋内接種、鋳型内接種等がある。
特許文献1には、パイプを使用して接種剤を注湯流に添加する注湯流接種の方法が記載されている。特許文献1に記載された技術においては、パイプの一方の先端開口部は、取鍋から鋳型に向けての注湯流に浸されている。パイプの他方の先端開口部は、パイプ内に接種剤を供給するためのスクリューコンベアに接続されている。タンクに貯められている接種剤はスクリューコンベアによりパイプ内に投入される。投入された接種剤は、パイプ内を通って、パイプの他方の先端開口部から注湯流に添加される。
特開平6-114498号公報
製造される鋳造品の品質が決められた基準を満たすためには、設定された適切な量の接種剤を、適切なタイミングで、溶湯に添加する必要がある。特許文献1に記載された技術においては、スクリューコンベアのスクリューの回転速度と、スクリューを回転させる時間の長さである回転時間と、を決めることにより、設定された適切な量の接種剤を、適切なタイミングで注湯流に添加することができる。製造される鋳造品が変更された場合、新たに製造される鋳造品の品質が決められた基準を満たすようになるまで、熟練した作業者が調整を繰り返し、適切な回転速度と回転時間とを決定する必要がある。あるいは、製造される鋳造品が変更された場合には、スクリューコンベア自体を交換することもある。この場合はスクリューコンベアの交換に手間を要する。このように、従来においては、多くの手間がかかっていた。
本開示は、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本開示の形態によれば、鋳造装置が提供される。この鋳造装置は、接種剤の投入量および投入時間の少なくとも1つを含む接種の設定値に従って接種剤を溶湯の注湯流に投入する投入部と、製造された鋳造品の品質を評価するための試験の試験結果が示す鋳造品の品質と、あらかじめ設定された基準との偏差を小さくするように、設定値を変更する設定変更部と、を備える。この鋳造装置は、鋳造品の品質が基準を満たしていない場合、設定変更部が設定値を変更すること、と、投入部が、変更後の設定値に従って接種剤を注湯流に投入すること、と、を1回以上行う。
上記の態様によれば、製造される鋳造品の品質が決められた基準を満たしていない場合、接種の設定値の変更と、変更後の設定値に従った接種とを自動で行うことができ、接種剤の設定を調整する際に煩雑な手間を要しない。
(2)上記形態の鋳造装置において、製造された鋳造品についての試験結果から鋳造品の品質が基準を満たしているか否かを判定する判定部をさらに備えてもよい。
上記態様によれば、鋳造装置において鋳造品の品質を判定するため、鋳造品の製造と、品質の判定と、接種剤の調整とを含む一連の処理をスムーズに行うことができる。
(3)上記形態の鋳造装置において、判定部により鋳造品が基準を満たしていると判定されるまで、設定変更部が設定値を変更すること、と、投入部が変更後の設定値に従って接種剤を注湯流に投入すること、と、を繰り返してもよい。
上記の態様によれば、製造される鋳造品の品質が決められた基準を満たすようになるまでの接種の設定の調整を自動で行うことができ、煩雑な手間を要しない。
(4)上記形態の鋳造装置において、投入部は、接種剤を収容する容器であって、底部に開口が形成されている収容部と、収容部の開口の開口面積を変更できる底蓋部と、投入量と投入時間とから求められる単位時間当たりの投入量に対応する開口面積とするよう底蓋部の開度を制御する制御部と、を含んでもよい。
上記の態様によれば、接種剤の単位時間当たりの投入量の調整が容易である。
(5)上記形態の鋳造装置において、制御部は、底蓋部の開度の制御として、接種剤を注湯流に添加する前に底蓋部の開度を変更してもよい。
上記の態様によれば、接種剤を注湯流に添加する前に、単位時間当たりの接種剤の投入量を設定することができる。
(6)上記形態の鋳造装置において、
制御部は、底蓋部の開度の制御として、接種剤を注湯流に投入している間に底蓋部の開度を変更してもよい。
上記の態様によれば、接種剤を投入している間に、単位時間当たりの接種剤の投入量を変更することができる。
(7)上記態様の鋳造装置において、
底蓋部は、開口の開口面積を変更することができる絞り機構を含んでもよい。
上記態様によれば、絞り機構により開口の外形を維持したまま開口面積を変更するので、接種剤の投入量および投入時間の調整が容易である。
実施形態にかかる鋳造装置の構成を示す略断面図である。 第2底蓋部が完全に閉じている状態を表す図である。 第2底蓋部の一部が開放している状態を表す図である。 第2底蓋部の一部が開放している状態を表す図である。 第2底蓋部が完全に開放している状態を表す図である。 鋳造処理のフローチャートである。 取鍋の傾動角度と、注湯重量と、接種剤の投入率と、のそれぞれの時間的変化の例を示した図である。
A.実施形態
図1は、実施形態にかかる鋳造装置1の構成を示す略断面図である。鋳造装置1は、鋳鉄の部品を鋳造により製造するため使用される。実施形態においては鋳造装置1により球状黒鉛鋳鉄を製造する例を説明する。球状黒鉛鋳鉄は、例えば、JIS G5502に規定されているFDC400である。鋳造装置1により製造される部品は、例えば、自動車のエンジンのシリンダーブロックである。図1においては、理解を容易にするため、XYZ直交座標系を設定する。X軸方向は、水平方向である。Y軸方向は鉛直方向である。Z軸方向は、X軸およびY軸に直交する方向である。
鋳造装置1は、鋳型100と、自動注湯機200と、投入装置300と、制御装置400と、を備える。投入装置300を投入部とも呼ぶ。鋳型100は、固定型101および可動型102を備える。固定型101と可動型102とは、融解材料が充填される隙間であるキャビティ103を形成する。可動型102は、例えば、型締装置により移動させられる。
自動注湯機200は、鋳型100に溶湯を自動注湯する装置である。自動注湯機200は、取鍋210と、傾動装置220と、ロードセル重量計230と、第1湯面センサ240と、第2湯面センサ250と、を備える。
取鍋210は、熔解材料を鋳型100に注湯するための容器である。傾動装置220は、制御装置400の制御に従って、取鍋210の傾動角度を制御する。取鍋210の傾動角度は、取鍋210のZ軸方向に平行な回転軸を中心とした傾動角度である。取鍋210の傾動角度を小さくすると、鋳型100への溶湯の単位時間当たりの注湯量が減らされる。取鍋210の傾動角度を大きくすると、鋳型100への溶湯の単位時間当たりの注湯量が増やされる。
ロードセル重量計230は、溶湯を含む取鍋210の総重量を検出するセンサである。ロードセル重量計230は検出した取鍋210の総重量を示す値を制御装置400に送信する。第1湯面センサ240は、カメラを備え、鋳型100の受口100aに流し込まれる溶湯の流れを撮影する。第1湯面センサ240は撮影した動画像データを制御装置400に送信する。第2湯面センサ250は、カメラを備え、取鍋210の排出口近傍における溶湯を撮影する。第2湯面センサ250は撮影した動画像データを制御装置400に送信する。
投入装置300は、鋳型100に注入される溶湯に接種剤を投入する装置である。球状黒鉛鋳鉄の製造にあたっては、溶湯に対するチルの防止、黒鉛粒数の増加、フェライト化促進等を目的として接種が行われる。投入装置300は、注湯流接種により、鋳型100に溶湯を流し込む直前に接種を行う。具体的には、取鍋210から流出して鋳型100に至る前の溶湯流に、流動性を有する接種剤を混ぜ合わせるように流し込む。接種剤を投入することを、接種剤を切り出すともいう。
投入装置300は、ホッパ310と、パイプ320とを備える。ホッパ310と、パイプ320とは、不図示の支持機構により支持されている。図1においては図示していないが、ホッパ310に溶湯の飛散を防止するための防止板が、ホッパ310の周囲に配置されているものとする。
ホッパ310は、樹脂により形成された容器であり、接種剤を貯留する。ホッパ310は、本体311と、第1底蓋部312と、第2底蓋部313と、を含む。
本体311は、接種剤が投入される第1開口311aと、接種剤を貯留する貯留部311bと、接種剤が排出される排出口311cと、貯留部311bと排出口311cとをつなぐ排出路311dと、貯留部311bの底部に形成された開口311eとを含む。開口311eは、排出路311dの一方の端部に接続されている。本体311を収容部とも呼ぶ。
第1底蓋部312は、板状の部材から構成され、排出口311cを閉鎖または開放する蓋である。第1底蓋部312は、不図示の駆動機構により駆動され、X軸の正方向または負方向に移動する。駆動機構は制御装置400により制御される。第1底蓋部312は、排出口311cを完全に閉鎖する位置または排出口311cを完全に開放する位置のいずれかをとるように制御される。
図2Aから図2Dは、第2底蓋部313の開閉状態を表した図である。第2底蓋部313は、本体311の開口311eを閉鎖または開放する蓋である。第2底蓋部313は、開口311eの内周に環状に配置された複数の絞り羽根を含む。絞り羽根は、不図示の駆動機構により駆動される。駆動機構は制御装置400により制御される。絞り羽根の駆動により、開口311eの内側において絞り形状が調整される。このように、制御装置400は、第2底蓋部313の開度を制御する。よって、接種剤の単位時間当たりの投入量の調整が容易である。制御装置400を制御部とも呼ぶ。第2底蓋部313を底蓋部とも呼ぶ。
図2Aは、第2底蓋部313が完全に閉じている状態を表す。このとき、本体311の開口311eは第2底蓋部313により完全に閉じられている。図2Bは、第2底蓋部313の一部が開放している状態を表す図である。図2Cは、第2底蓋部313の一部が開放している状態を表す図である。図2Cに示す場合において、本体311の開口311eの面積は、図2Bに示す開口311eの面積より大きい。図2Dは、第2底蓋部313が完全に開放している状態を表す図である。このとき、本体311の開口311eは完全に開放されている。第2底蓋部313が開口311eの開口面積を調整することにより、貯留部311bから単位時間当たりに排出される接種剤の量が調整される。第2底蓋部313は、絞り機構により開口311eの外形を維持したまま開口面積を変更するので、接種剤の投入量および投入時間の調整が容易である。接種剤の投入時間は、接種剤の投入を開始してから終了までの時間である。
第1底蓋部312が排出口311cを閉鎖すると、接種剤はホッパ310からパイプ320に供給されない。また、第1底蓋部312が開放しており、かつ、第2底蓋部313が開放しているとき、接種剤がホッパ310からパイプ320に供給される。
パイプ320は、金属により形成されており、ホッパ310から排出された接種剤を、鋳型100の受口100aまで供給する供給路である。パイプ320の一方の開口端部320aは、排出口311cの下部に配置されている。パイプ320の他方の開口端部320bは、鋳型100の受口100aの上部に配置されている。受口100aは、溶湯が注ぎ込まれる鋳型100の開口である。
パイプ320の傾きは略鉛直である。パイプ320の傾きとは、開口端部320aと開口端部320bとを結んだ線がなす角度をいう。実施形態において、理解を容易にするため、接種剤がパイプ320内を通過する時間は考慮しないものとする。
制御装置400は、プロセッサとメモリとを含むコンピュータである。制御装置400は、鋳造装置1の各部を制御する。
図3は、鋳造装置1における鋳造処理のフローチャートである。まず、ステップS10において、溶湯材料を電気炉で溶解する。溶湯の組成は、例えば、質量比で、C:3.9%、Si:2.4%、Mn:0.25%、S:0.007%、Cu:0.345%、Sn:0.005%とする。なお、この組成は一例である。
ステップS20において、球状化処理が行われる。球状化処置とは、溶解材料に球状化材を添加する処理である。球状化材として、例えば、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、セリウム(Ce)を使用することができる。
ステップS30において、取鍋210から鋳型100へ溶湯が注湯される。注湯の際、注湯流に接種が行われる。接種により、数多くの小さい球状黒鉛を生成させることができる。これにより、鋳造品の靭性を向上させることができる。また、チルの発生を防止することができる。接種剤の成分は、例えば、質量比で、Si:75~80%、Al:1.8~2.3%、Ca:0.2~0.5%、C:0.2%以下、P:0.05%以下、S:0.02%以下、残りをFeとすることが好ましい。投入した接種剤が確実に溶湯と均一に混ざるように、接種剤の粒径は、例えば、0.05~5mmとすることが好ましい。
鋳造品を最初に製造するときの、接種剤の投入量および投入時間は、鋳型100へ流し込まれる予定の溶湯の重量と注湯速度と、から予め算出される。注湯速度は、単位時間当たりに鋳型100に流し込まれる溶湯の重量を表す。注湯速度は、鋳造方案において設計された、鋳型100におけるせきの断面積と、鋳型100へ流し込まれる予定の溶湯の重量と、注湯時間とから、あらかじめ算出された値である。注湯時間は、鋳型100への溶湯の注湯を開始してから終了するまでの時間である。注湯時間は、鋳型100へ流し込まれる予定の溶湯の重量に基づいて、あらかじめ設定された算出式を使用して算出される。鋳造方案とは、鋳造品をどのように製造していくかを示す各種の条件を含むものである。鋳造品を最初に製造するときの、接種剤の投入時間は、例えば、注湯時間と同じとしてもよい。
制御装置400は、投入量と投入時間とから求められる単位時間当たりの投入量に対応する開口面積とするよう、第2底蓋部313の開度度を制御する。これにより、接種剤の単位時間当たりの投入量を容易に調整することができる。実施形態において、制御装置400は、鋳型100への溶湯の注湯の間に、開口311eの開口面積を、初期段階の開口面積、第2段階の開口面積、第3段階の開口面積と段階的に変更していくよう、第2底蓋部313の開度を制御する。実施形態において、鋳型100へ溶湯が流し込まれる速度は、初期、中期、後期とで異なるよう制御されるため、接種剤の単位時間当たりの投入量も、3段階に変化させる。最初に鋳造品を製造するときにおいては、初期段階の開口面積は、注湯速度と、鋳型100へ流し込まれる予定の溶湯の重量と、接種剤の投入量と投入時間と、に基づき、予め設定された算出式を使用して算出されている。第2段階の開口面積および第3段階の開口面積については、それぞれについて予め定義されている割合を、初期段階の開口面積に対して乗ずることにより予め算出されている。例えば、第2段階の開口面積は、初期段階の開口面積の25パーセントの面積となるように設定される。第3段階の開口面積は、初期段階の開口面積の10パーセントとなるように設定される。
各段階のそれぞれの開口面積の設定値と注湯速度とは、制御装置400が有するメモリにあらかじめ記憶されている。さらに、メモリには、第2底蓋部313の開度と開口311eの開口面積との対応関係を示す設定情報があらかじめ記憶されている。
図4は、取鍋210の傾動角度Dと、鋳型100へ流し込まれた溶湯の重量を表す注湯重量Wと、接種剤の投入率Rと、のそれぞれの時間的変化の例を示した図である。接種剤の投入量は、鋳型100へ流し込まれる予定の溶湯の重量に対する重量比が1%未満となる量である。理解を容易にするため、図4においては、投入される予定の接種剤の投入量に対して投入された接種剤の重量比を表す接種剤の投入率Rを図示している。
制御装置400は、時刻t0において、初期段階での開口面積とするよう第2底蓋部313の開度を制御する。これにより、接種剤を注湯流に添加する前に、単位時間当たりの接種剤の投入量を設定することができる。さらに、制御装置400は、第1底蓋部312を開く。よって、時刻t0にホッパ310から接種剤の排出が開始される。接種剤の排出は、接種剤を溶湯に十分溶かすことを目的として、出湯に先立って開始される。
制御装置400は、時刻t1において、傾動装置220に出湯を指示する。よって、傾動装置220は、取鍋210の傾動角度Dを徐々に大きくする。取鍋210の傾きが大きくなるにつれ、取鍋210内の溶湯の排出が始まる。制御装置400は、第2湯面センサ250により取得された動画像データから、取鍋210内の溶湯の湯面の高さが決められた位置を超えたことを検出すると、鋳型100へ溶湯の注湯が開始されたと判定する。制御装置400は注湯の開始時刻をメモリに記憶させてもよい。
制御装置400は、出湯の指示と並行して、第2段階での開口面積とするよう第2底蓋部313の開度を制御する。よって、接種剤の単位時間当たりの投入量が減少する。このように、接種剤を投入している間に、単位時間当たりの接種剤の投入量を変更することができる。
制御装置400は、出湯を指示した後、定期的に、第2湯面センサ250により取得された動画像データから、取鍋210における溶湯の湯面の高さを検出する。例えば、制御装置400は、取鍋210の排出口の端部と、取鍋210内の溶湯の湯面との距離を算出することで、湯面の高さを検出する。
また、制御装置400は、出湯を指示した後、定期的に、第1湯面センサ240により取得された動画像データから、鋳型100の受口100aおよび湯口100bにおける溶湯の湯面の高さを検出する。具体的には、制御装置400は、鋳型100の受口100aと、鋳型100内に注ぎ込まれた溶湯の湯面との距離を算出することで、湯面の高さを検出する。湯口100bは、受口100aにつながる通路である。
さらに、制御装置400は、鋳型100の受口100aおよび湯口100bにおける溶湯の湯面の高さが、決められた位置を超えたか否かを判定する。制御装置400は、鋳型100の受口100aおよび湯口100bにおける溶湯の湯面の高さが、決められた位置を超えたと判定すると、傾動装置220を制御して、取鍋210の傾動角度Dを徐々に小さくしていく。図4においては、時刻t2において、制御装置400が、鋳型100の受口100aおよび湯口100bにおける溶湯の湯面の高さが、決められた位置を超えたと判定した。
また、制御装置400は、出湯を指示した後、定期的に、ロードセル重量計230により取鍋210の総重量を検出する。制御装置400は、取鍋210の総重量の変化量から、鋳型100に流し込まれた溶湯の重量を算出する。制御装置400は、設定された時間内に、鋳型100に流し込まれた溶湯の重量を、その時間で割ることにより、溶湯の流出速度を算出する。溶湯の流出速度は、単位時間当たりの溶湯の流出量である。制御装置400は、算出した流出速度と時刻とをメモリに記憶させてもよい。
制御装置400は、時刻t3まで、取鍋210の傾動角度Dを小さくさせていく。時刻t2から時刻t3までの時間は、時刻t2において鋳型100に流し込まれている溶湯の重量と、鋳型100に流し込まれる予定の溶湯の重量と、に基づいて、予め設定された計算式を使用して決められる。時刻t2は、鋳型100の受口100aおよび湯口100bにおける溶湯の湯面の高さが決められた位置を超えたと判定された時点である。時刻t3以降、制御装置400は、傾動装置220を制御して、取鍋210の傾動角度Dを取鍋210の総重量に合わせて制御する。
制御装置400は、時刻t4において、鋳型100に流し込まれた溶湯の重量が設定された閾値に到達したと判定すると、第3段階での開口面積とするよう第2底蓋部313の開度を制御する。よって、接種剤の単位時間当たりの投入量がさらに減少する。鋳型100に流し込まれた溶湯の重量が設定された閾値に到達したとは、例えば、鋳型100に流し込まれる予定の溶湯の重量の80%の溶湯が、鋳型100に流し込まれたことを意味する。
時刻t4から設定された時間が経過した時刻t5において、制御装置400は、第2底蓋部313および第1底蓋部312をそれぞれ閉じる。よって、接種剤の投入が停止される。
制御装置400は、時刻t5において、鋳型100に決められた重量の溶湯が流し込まれたと判定すると、出湯の停止を傾動装置220に指示する。よって、傾動装置220は、取鍋210の反転を開始する。決められた重量とは、例えば、鋳型100に流し込まれる溶湯の重量に対する一定の割合の重量である。制御装置400は、第2湯面センサ250により取得された動画像データから、取鍋210内の溶湯の湯面の高さが決められた位置となったことを検出すると、溶湯の注湯が終了されたと判定する。制御装置400は注湯の終了時刻をメモリに記憶させてもよい。
図3に示すように、ステップS40において、共析変態点以下になるまで溶湯を十分に冷却する。ステップS50において、鋳造品が鋳型100から取り外される。
ステップS60において、鋳造品の品質を評価するための試験が行われる。試験は、例えば、引っ張り強度試験、硬さ試験、顕微鏡による黒鉛球状化率の測定、顕微鏡によるパーライト面積率の測定である。試験の実施後、試験による測定値を示すデータが試験結果として制御装置400のメモリに格納される。
ステップS70において、制御装置400は、製造された鋳造品の品質が合格であるか否かを判定する。品質が合格であるとは、製造された鋳造品の品質があらかじめ設定された基準を満たすことをいう。制御装置400を判定部とも呼ぶ。製造された鋳造品が不合格である(ステップS70;NO)と判定された場合、ステップS80において、制御装置400は、接種剤の投入量と投入時間とを再計算する。制御装置400を設定変更部とも呼ぶ。接種剤の投入量は、例えば、測定されたパーライト面積率と、硬さの値と、に基づき、予め設定された算出式から算出する。接種剤の投入時間は、例えば、鋳造方案から算出される注湯速度と、引っ張り強度と硬さの値と、の相関をあらかじめ定義した定義データに基づいて算出する。制御装置400は、算出した接種剤の投入量と投入時間とから、予め定義されている計算式により、初期段階の開口面積を算出する。さらに、制御装置400は、第2段階の開口面積と、第3段階の開口面積を、それぞれについて予め定義されている割合を、初期段階の開口面積に対して乗ずることにより算出する。
その後、ステップS10からの処理が順次実行される。ステップS30における注湯および接種の処理においては、再計算された内容で、接種が行われる。ステップS70において、製造された鋳造品が合格である(ステップS70;YES)と判定されるまで、鋳造品の製造を繰り返す。製造された鋳造品が合格であると判定されると、制御装置400は、接種剤の投入量および投入時間を含む接種の設定値を、最適な設定値としてメモリに記憶させる。
このように、実施形態においては、鋳造装置1は、試験結果が示す鋳造品の品質を評価した試験結果と、あらかじめ設定された基準との偏差を小さくするように、接種剤の投入量および投入時間を含む接種の設定値を変更する。さらに、鋳造装置1は、変更後の接種の設定値を使用して、鋳造品が再度製造する。実施形態にかかる態様によれば、実施形態においては、鋳造品の品質が決められた基準を満たすようになるまでの接種剤の投入量および投入時間の調整を自動で行うことができ、煩雑な手間を要しない。
また、鋳造装置1においては、鋳造品の製造、品質の判定、接種剤の調整の一連の処理をスムーズに行うことができる。
B1.他の実施形態1
実施形態においては、鋳造装置1は、製造された鋳造品が合格であると判定されるまで、鋳造品の製造を繰り返した。しかし、鋳造装置1は、製造された鋳造品が合格であると判定されるまで、鋳造品の製造を繰り返すことを必ずしも要しない。例えば、鋳造装置1は、鋳造品の製造を設定された回数繰り返した場合であっても、鋳造品が合格であると判定されないとき、その旨を、製造ラインの管理者に通知するようにしてもよい。他の実施形態1においても、実施形態と同様に、製造される鋳造品の品質が決められた基準を満たしていない場合、接種の設定値の変更と、変更後の設定値に従った接種とを自動で行うことができる。よって、接種剤の設定を調整する際に煩雑な手間を要しない。
B2.他の実施形態2
実施形態においては、制御装置400は、直前に製造された1つの鋳造品の試験結果に基づいて、接種剤の投入量と投入時間とを再計算する例を説明した。あるいは、制御装置400は、複数の鋳造品の試験結果に基づいて、接種剤の投入量と投入時間とを再計算してもよい。具体的には、例えば、制御装置400は、直近に製造された3つの鋳造品の試験結果に基づいて、接種剤の投入量と投入時間とを再計算してもよい。
B3.他の実施形態3
実施形態においては、パイプ320の傾きが略鉛直であり、接種剤がパイプ320内を通過する時間は考慮せず説明を行った。しかし、例えば、投入装置300の本体311が配置される位置と、鋳型100が配置されている位置との関係で、パイプ320が鉛直に対して傾きをもって配置されることがある。このような場合には、パイプ320の傾き角度から、予め定義された計算式により、接種剤がパイプ320内を通過するのにかかる通過時間を算出する。投入時間と、通過時間と、を考慮して、注湯時の接種の設定値を計算することができる。
B4.他の実施形態4
実施形態においては、制御装置400が、製造された鋳造品の品質の合否判定を行ったが、制御装置400は、製造された鋳造品の品質の合否判定を行わなくてもよい。例えば、他のコンピュータが、製造された鋳造品の品質の合否判定を行ってもよい。また、制御装置400ではない他のコンピュータが、注湯時の接種の設定値を含む各種の設定パラメータを算出してもよい。
B5.他の実施形態5
実施形態においては、第2底蓋部313が複数の絞り羽根を含む例を説明したが、第2底蓋部313は、第1底蓋部312と同様に、1枚の板状の部材から形成されてもよい。この場合、第2底蓋部313の位置と開口311eの開口面積との対応関係を示す設定データに基づいて、第2底蓋部313の位置が調整されてもよい。この場合も、第2底蓋部313により開口311eの開口面積を調整することができる。
B6.他の実施形態6
実施形態においては、投入装置300において、第2底蓋部313により接種剤を排出する開口311eの開口面積を変更することにより、単位時間当たりの接種剤の投入量を調整する例を説明した。しかし、投入装置300は、第2底蓋部313を備えなくてもよい。例えば、第1底蓋部312の位置と排出口311cの開口面積との対応関係を示す設定データに基づいて、第1底蓋部312の位置が調整されてもよい。第1底蓋部312が、排出口311cの開口面積を調整することにより、貯留部311bから単位時間当たりに排出される接種剤の量が調整されてもよい。この場合、1つの鋳造品の製造のたび、鋳造品の製造に先立って、必要とされる量の接種剤が計量され、貯留部311bに入れられるものとする。
あるいは、第1底蓋部312が複数の絞り羽根を含んでもよい。この場合も、投入装置300は、第2底蓋部313を備えなくてよい。第1底蓋部312が、排出口311cの開口面積を調整することにより、貯留部311bから単位時間当たりに排出される接種剤の量が調整されてもよい。この場合、1つの鋳造品の製造のたび、鋳造品の製造に先立って、必要とされる量の接種剤が計量され、貯留部311bに入れられるものとする。
B7.他の実施形態7
投入装置300は、第2底蓋部313を備えず、第1底蓋部312は実施形態と同様に排出口311cを閉鎖または開放する蓋であってもよい。この場合、開口面積の異なる複数のパイプをあらかじめ用意しておく。設定された接種剤の投入時間に応じた適切なパイプを使用して、接種剤が注湯流に投入されてもよい。
B8.他の実施形態8
実施形態においては、接種の設定値が、投入量と投入時間とを含む例を説明した。接種の設定値には、さらに、接種剤の配合が含まれてもよい。接種剤の配合の再計算を行う場合、例えば、硬さの値と、黒鉛球状化率と、パーライト面積率とに基づいて、あらかじめ定義された計算式により、配合の比率が算出してもよい。
B9.他の実施形態9
実施形態において、制御装置400は、鋳型100の受口100aおよび湯口100bにおける溶湯の湯面の高さが、決められた位置を超えたと判定したときに、取鍋210の傾動角度を徐々に小さくするよう傾動装置220を制御した。あるいは、制御装置400は、溶湯が鋳型100に流し込まれた重量に応じて、取鍋210の傾動角度を変更してもよい。
実施形態においては、注湯流接種により接種を行う例を説明したが、鋳造装置1は、鋳造品の試験結果に応じて、新たな鋳造品の製造の際に、接種の方法を、例えば、取鍋内接種とすると判定してもよい。あるいは、鋳造装置1は、鋳造品の試験結果に応じて、新たな鋳造品の製造の際に、注湯流接種と取鍋内接種とを組み合わせて接種を行うと判定してもよい。
実施形態においては、鋳造装置1により球状黒鉛鋳鉄を製造する例を説明したが、鋳造装置1によりねずみ鋳鉄を製造してもよい。ねずみ鋳鉄は、例えば、JIS G5502に規定されているFC200である。
本開示は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、本開示の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
1…鋳造装置、100…鋳型、100a…受口、100b…湯口、101…固定型、102…可動型、103…キャビティ、200…自動注湯機、210…取鍋、220…傾動装置、230…ロードセル重量計、240…第1湯面センサ、250…第2湯面センサ、300…投入装置、310…ホッパ、311…本体、311a…第1開口、311b…貯留部、311c…排出口、311d…排出路、311e…開口、312…第1底蓋部、313…第2底蓋部、320…パイプ、320a…開口端部、320b…開口端部、400…制御装置

Claims (7)

  1. 鋳造装置であって、
    接種剤の投入量および投入時間の少なくとも1つを含む接種の設定値に従って前記接種剤を溶湯の注湯流に投入する投入部と、
    製造された鋳造品の品質を評価するための試験の試験結果が示す前記鋳造品の品質と、あらかじめ設定された基準との偏差を小さくするように、前記設定値を変更する設定変更部と、
    を備え、
    前記鋳造品の品質が前記基準を満たしていない場合、
    前記設定変更部が前記設定値を変更すること、と、
    前記投入部が変更後の前記設定値に従って前記接種剤を前記注湯流に投入すること、と、
    を1回以上行う、
    鋳造装置。
  2. 請求項1に記載の鋳造装置であって、
    製造された前記鋳造品についての前記試験結果から前記鋳造品の品質が前記基準を満たしているか否かを判定する判定部をさらに備える、
    鋳造装置。
  3. 請求項2に記載の鋳造装置であって、
    前記判定部により前記鋳造品が前記基準を満たしていると判定されるまで、
    前記設定変更部が前記設定値を変更すること、と、
    前記投入部が変更後の前記設定値に従って前記接種剤を前記注湯流に投入すること、と、
    を繰り返す、
    鋳造装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の鋳造装置であって、
    前記投入部は、
    前記接種剤を収容する容器であって、底部に開口が形成されている収容部と、
    前記収容部の前記開口の開口面積を変更できる底蓋部と、
    前記投入量と前記投入時間とから求められる単位時間当たりの投入量に対応する前記開口面積とするよう前記底蓋部の開度を制御する制御部と、
    を含む、
    鋳造装置。
  5. 請求項4に記載の鋳造装置であって、
    前記制御部は、前記底蓋部の開度の制御として、前記接種剤を前記注湯流に添加する前に前記底蓋部の開度を変更する、
    鋳造装置。
  6. 請求項4または5に記載の鋳造装置であって、
    前記制御部は、前記底蓋部の開度の制御として、前記接種剤を前記注湯流に投入している間に前記底蓋部の開度を変更する、
    鋳造装置。
  7. 請求項4から6のいずれか一項に記載の鋳造装置であって、
    前記底蓋部は、前記開口の前記開口面積を変更することができる絞り機構を含む、
    鋳造装置。
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