JP7460576B2 - 吸音構造体 - Google Patents
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- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
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Description
特許文献1の吸音構造板は、芯材と、芯材の両面に貼り合わされた非通気性シートとを備えている。
こうした吸音構造板によれば、小孔を通じて開口する吸音構造板の中空部(空気層)の共鳴吸音効果を得ることができる。
ところで、非通気性シートが芯材に向けて押圧されることがある。この場合、非通気性シート及び芯材が変形するとともに中空部の容積が変化する。その結果、共鳴周波数が変化することで、狙いの周波数での共鳴吸音効果を得ることができなくなる。
以下、図1~図7を参照して、第1実施形態について説明する。
図2に示すように、車両10の前部には、ダッシュパネル12と、ダッシュパネル12を車両前後方向の後方から覆うカバーパネル11とが設けられている。カバーパネル11が本発明に係る第1部材に相当する。ダッシュパネル12が本発明に係る第2部材に相当する。
カバーパネル11とダッシュパネル12との間には、吸音構造体20が設けられる。
図1及び図2に示すように、吸音構造体20は、第1シート30と、ダッシュパネル12と第1シート30との間に設けられるとともにカバーパネル11とダッシュパネル12との対向方向において第1シート30と重ね合わされる第2シート40とを備えている。
図1~図4及び図6に示すように、第1シート30は、板状の第1ベース部31と、第1ベース部31からカバーパネル11に向かって突出するとともに第2シート40に向かって開口する複数の有底の第1凹部32とを有している。
図6に示すように、開口32aは、正六角形状である。
図1、図3及び図4に示すように、周壁33は、底壁34に近づくほど先細の形状である。底壁34には、貫通孔34aが設けられている。貫通孔34aは、底壁34の中心において底壁34を貫通している。なお、図3に示すように、複数の第1凹部32には、貫通孔34aを有していないものも含まれている。
第1シート30の一部には、第1凹部32が設けられていない部位(以下、非設置部38)が設けられている。非設置部38には、支持突部35が設けられている。支持突部35は、互いに隣り合う第1凹部32同士の間に設けられている。
支持突部35の基端と第1ベース部31との間には、正六角形環状の蛇腹部36が設けられている。蛇腹部36は、第1ベース部31よりもダッシュパネル12に向かって突出している。
<第2シート40>
図1、図4及び図6に示すように、第2シート40は、板状の第2ベース部41と、第2ベース部41からダッシュパネル12に向かって突出するとともに第1シート30に向かって開口する複数の有底の第2凹部42とを有している。
第2凹部42は、第2凹部42の開口42aを取り囲む周壁43と、開口42aに対向する底壁44とを有している。
図1に示すように、第1シート30の第1ベース部31と第2シート40の第2ベース部41とが重ね合わされている状態において、第1凹部32と第2凹部42とにより、ヘルムホルツ共鳴室21が構成されている。なお、各ヘルムホルツ共鳴室21の容積は、互いに同一である。
吸音構造体20においては、ヘルムホルツ共鳴室21の容積、貫通孔34a(44a)の断面積、及び貫通孔34a(44a)の長さに応じて決まる共鳴周波数の騒音が共鳴吸音される。
(1)支持突部35は、第1凹部32の底壁34よりもカバーパネル11に近い位置まで突出している。
(3)支持突部35は、互いに隣り合う第1凹部32同士の間に設けられている。
こうした構成によれば、支持突部35によって気柱型共鳴器22が構成される。これにより、支持突部35の長さに応じた共鳴周波数の音を吸音することができる。
次に、図8~図11を参照して、第2実施形態について説明する。
なお、第2実施形態では、第1凹部32の外面に支持突部135を設けている点が第1実施形態とは相違している。
図8~図10に示すように、底壁34の外面には、3つの支持突部135が設けられている。より詳しくは、底壁34の6つの辺のうち1つ置きの3つの辺に3つの支持突部135がそれぞれ設けられている。
支持突部135が設けられている底壁34には、貫通孔34aが設けられていない。
次に、本実施形態の作用について説明する。
(5)支持突部135は、底壁34の外面に設けられている。
<変更例>
上記実施形態は、例えば以下のように変更して実施することもできる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・第2実施形態において、支持突部135は3つに限定されない。例えば、底壁34の6つの辺のうち1つの辺にのみ支持突部135を設けるようにしてもよいし、2つの辺に支持突部135を設けるようにしてもよい。
・第2実施形態において、支持突部135を周壁33の外面に設けるようにしてもよい。
・第1実施形態において、支持突部35は筒状に限定されず、中身の詰まった柱状にすることもできる。
・第2シート40を構成する材料は、硬質の合成樹脂材料に限定されず、第1シート30と同様な軟質のエラストマーなどの弾性部材によって構成することもできる。
11…カバーパネル(第1部材)
12…ダッシュパネル(第2部材)
20…吸音構造体
21…ヘルムホルツ共鳴室
22…気柱型共鳴器
30…第1シート
31…第1ベース部
32…第1凹部
32a…開口
33…周壁
34…底壁
34a…貫通孔
35,135…支持突部
36…蛇腹部
37…連結部
38…非設置部
40…第2シート
41…第2ベース部
42…第2凹部
42a…開口
43…周壁
44…底壁
44A…中央部
44B…周縁部
44a…貫通孔
46…収容凹部
47…連結部
Claims (5)
- 第1部材と、前記第1部材と対向して配置される第2部材との間に設けられる吸音構造体において、
第1シートと、
前記第2部材と前記第1シートとの間に設けられるとともに前記第1部材と前記第2部材との対向方向において前記第1シートと重ね合わされる第2シートと、を備えており、
前記第1シートは、前記第1部材に向かって突出するとともに前記第2シートに向かって開口する複数の有底の第1凹部と、前記第1部材に向かって突出するとともに前記第1部材を支持する支持突部と、を有しており、
前記第2シートは、前記第2部材に向かって突出するとともに前記第1シートに向かって開口する複数の有底の第2凹部を有しており、
前記第1凹部と前記第2凹部とによりヘルムホルツ共鳴室が構成されており、
前記支持突部は、前記第1凹部よりも前記第1部材に近い位置まで突出している、
吸音構造体。 - 前記第1シートは、弾性部材により構成されている、
請求項1に記載の吸音構造体。 - 前記支持突部は、互いに隣り合う前記第1凹部同士の間に設けられている、
請求項1または請求項2に記載の吸音構造体。 - 前記支持突部は、筒状であり、
前記支持突部の先端は、開放されており、
前記支持突部の基端は、閉塞されている、
請求項3に記載の吸音構造体。 - 前記支持突部は、前記第1凹部の外面に設けられている、
請求項1または請求項2に記載の吸音構造体。
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