JP7459426B2 - 屋根構造 - Google Patents

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Description

本発明は、屋根構造に関する。
下記特許文献1には、可動屋根を構成する移動ユニットに複数の走行車輪を備え、レールに形成された溝部の底面部に各走行車輪が当接しながら走行する開閉式建物の走行部の構造が開示されている。
また、下記特許文献2には、走行車輪が設けられた基台を備え、走行車輪が建屋の上部に敷設された主レール上を走行する支承台車が開示されている。基台には、主レールを幅方向外側から挟むように主レールに摺動可能に係合する一対のフックと、主レールを幅方向外側から挟むように主レールの側面に転動可能に当接する複数対のガイドローラとが設けられている。また、基台の幅方向両側には、建屋の上部の両側に設けられた補助レールに転動可能に当接する複数対の転動体が設けられている。
特開平10-338987号公報 特開平11-124943号公報
上記特許文献1では、母屋に各走行車輪を走行させる専用のレールを設置する必要がある。例えば、母屋の屋根に専用のレールを設置するために屋根にレールを支持部材で支持する場合、屋根における支持部材の取付位置から漏水が発生する可能性がある。
上記特許文献2でも同様に、建屋の上部に走行車輪を走行させる専用の主レール及び補助レールを設置する必要がある。また、建屋に専用の主レール及び補助レールをそれぞれ支持部材で支持する場合、建屋における支持部材の取付位置から漏水が発生する可能性がある。
本発明は上記事実を考慮し、固定屋根の上に可動屋根を走行させるための専用の走行レールを取り付ける必要がない屋根構造を提供することが目的である。
第1態様に記載の屋根構造は、第1谷部と第1山部が交互に形成された固定折板で構成された固定屋根と、前記固定屋根の上方に配置され、前記第1谷部と前記第1山部の延出方向へ延出された第2谷部と第2山部が交互に形成された可動折板で構成された可動屋根と、前記第1谷部と前記第2谷部又は前記第2山部の間、或いは前記第1山部と前記第2谷部又は前記第2山部の間に設けられ、前記固定折板又は前記可動折板に接地して前記可動屋根を前記第1谷部と前記第1山部の延出方向へ可動可能に支持する回転部材と、を有する。
第1態様に記載の屋根構造によれば、第1谷部と第2谷部又は第2山部の間、或いは第1山部と第2谷部又は第2山部の間に回転部材が設けられており、回転部材が固定折板又は可動折板に接地して可動屋根を第1谷部と第1山部の延出方向へ可動可能に支持している。この構成では、可動屋根を可動可能とする回転部材が接地するレールを固定折板自体又は可動折板自体とすることで、固定屋根の上に可動屋根を走行させる走行レールを設ける必要がなくなる。このため、走行レールを支持する支持部材を固定折板に貫通させて配置する必要がなく、固定折板の貫通部からの漏水リスクがなくなる。
第2態様に記載の屋根構造は、第1態様に記載の屋根構造において、前記回転部材は、前記可動折板の隣接する前記第2谷部に掛け渡され固定された車輪受け材と、前記車輪受け材に回転可能に支持され、前記固定折板の前記第1谷部に接地して前記可動折板を支持して走行する走行輪と、を備えている。
第2態様に記載の屋根構造によれば、可動折板の隣接する第2谷部に掛け渡された車輪受け材に走行輪が支持されており、走行輪が固定折板の第1谷部に接地した状態で回転する。これにより、可動屋根を固定屋根に対してスムーズに移動させることができる。
第3態様に記載の屋根構造は、第1態様又は第2態様に記載の屋根構造において、前記可動折板の隣接する第2谷部に掛け渡され固定されたガイド輪受け材と、前記ガイド輪受け材に回転可能に支持され、前記固定折板の第1谷部の傾斜面に接地して前記可動折板の水平ブレを抑制するガイド輪と、を備えている。
第3態様に記載の屋根構造によれば、可動折板の隣接する第2谷部に掛け渡されたガイド輪受け材にガイド輪が支持されており、ガイド輪が固定折板の第1谷部の傾斜面に接地した状態で回転する。これにより、可動折板が固定折板に対して水平方向にぶれる(ずれる)ことが抑制される。
本発明の屋根構造によれば、固定屋根の上に可動屋根を走行させるための専用の走行レールを取り付ける必要がない。
第1実施形態の屋根構造の閉鎖時の状態を示す斜視図である。 第1実施形態の屋根構造の開放時の状態を示す斜視図である。 第1実施形態の屋根構造の可動屋根を走行させる走行装置を示す構成図である。 第1実施形態の屋根構造の可動屋根の第2谷部及び第2山部と直交する方向に沿った断面図である。 第1実施形態の屋根構造の可動屋根の第2谷部及び第2山部の方向に沿った断面図である。 第1実施形態の屋根構造の可動屋根の一部を示す拡大断面図である。 第1実施形態の屋根構造の固定屋根の一部を示す斜視図である。 (A)は、第1実施形態の屋根構造の可動屋根に設けられる走行輪の取付構造を示す側面図であり、(B)は、走行輪の取付構造を示す断面図である。 (A)は、第1実施形態の屋根構造の可動屋根に設けられるガイド輪の取付構造を示す側面図であり、(B)は、ガイド輪の取付構造を示す断面図である。 (A)は、第1実施形態の屋根構造における可動屋根の浮き上がり規制部を示す側面図(図10(B)中の10A-10A断面図)であり、(B)は、可動屋根の浮き上がり規制部を示す断面図であり、(C)は、可動屋根の浮き上がり規制部を示す構成図である。 第2実施形態の屋根構造を示す平面図である。 第3実施形態の屋根構造の固定屋根に設けられる走行輪の取付構造を示す断面図である。 第3実施形態の屋根構造の固定屋根に設けられるガイド輪の取付構造を示す断面図である。 第4実施形態の屋根構造の可動屋根を走行させる走行装置を示す構成図である。 第4実施形態の屋根構造において、走行装置により可動屋根を走行させたときの可動屋根の状態を示す構成図であり、(A)は可動屋根の閉鎖状態を示す図であり、(B)は可動屋根の開放状態を示す図であり、(C)は、可動屋根16の開閉途中を示す図である。 第5実施形態の屋根構造の可動屋根を走行させる走行装置を示す構成図である。
本発明の実施の形態について、図面を基に詳細に説明する。なお、本発明と関連性の低いものは図示を省略している。
〔第1実施形態〕
図1~図10にしたがって、第1実施形態に係る屋根構造10について説明する。
図1及び図2に示されるように、本実施形態の屋根構造10は、建物(図示省略)から張り出した複数の梁12の上に配置されている。屋根構造10は、固定屋根14と、可動屋根16と、固定屋根14に対して可動屋根16を移動させるための走行装置(移動機構)18と、を備えている。固定屋根14は、複数の梁12の上側に小梁38を介して固定されている。固定屋根14は、梁12が配置された方向(張り出し方向)における建物(図示省略)の側に設けられている。なお、図1及び図2では、屋根構造10の全体構成を分かりやすくするため、小梁38は、一部にのみ図示している。
可動屋根16は、固定屋根14の上方側で矢印A方向にスライド可能とされている。可動屋根16のスライド方向である矢印A方向は、複数の梁12が配置された方向(張り出し方向)と同じ方向に設定されている。可動屋根16は、可動屋根16のほとんどの領域が固定屋根14の上方側に重なる開放位置(図2参照)から、可動屋根16の一部の領域が固定屋根14の先端側に重なると共に建物(図示省略)から離れる側に移動した閉鎖位置(図1参照)までの間をスライドする。
なお、本実施形態の梁12は、H形鋼からなる複数の正方形状の枠体12Aと、各々の枠体12Aの角部に斜め方向に掛け渡された斜材12Bと、を備えたトラス構造とされているが、梁12の構造は変更可能である。梁は、例えばH形鋼からなるトラス構造の梁であってもよいし、H形状に限らず、他の断面形状とされた形鋼等からなる梁であってもよい。
(走行装置の構成)
走行装置18は、一例として、可動屋根16の長手方向(スライド方向と交差する矢印B方向)の両側に設けられている。図示を省略するが、走行装置18は、梁12に図示しない取付部材により取り付けられている。可動屋根16の長手方向の両側の走行装置18は、同じ構成とされている。なお、走行装置18は、可動屋根16の長手方向(スライド方向と交差する矢印B方向)の途中に設けられていてもよく、また、走行装置18は、後述するモータ28の容量に応じて、1個以上配置してもよい。
図3に示されるように、走行装置18は、一例として、スライド方向である矢印A方向及び上下方向に間隔を置いて配置された4つのスプロケット22、24、23、25と、4つのスプロケット22、24、23、25に巻き掛けられた無端状のチェーン26と、を備えている。また、走行装置18は、スプロケット24を回転させるモータ28と、チェーン26と可動屋根16とを上下方向に連結する連結部30と、を備えている。連結部30は、可動屋根16の後述する折板56に取り付けられた取付部30Aと、チェーン26に取り付けられた取付部30Bと、取付部30Aと取付部30Bとを繋ぐロッド30Cと、を備えている。図3では、走行装置18の下部は、可動屋根16の長手方向の端部を実線で示しており、走行装置18の上部は、可動屋根16の長手方向の中央部を実線で示すと共に可動屋根16の長手方向の端部を二点鎖線で示している。
可動屋根16には、後述する複数の回転部材80が設けられており、回転部材80が固定屋根14の後述する固定折板36に接地した状態で、可動屋根16が固定屋根14に対して可動可能に支持されている。この構成については、後に説明する。
走行装置18では、例えば、モータ28を順方向に回転させ、チェーン26を矢印C方向に移動させることで、連結部30を介して可動屋根16を矢印A1に示す閉鎖方向に移動させる。また、走行装置18では、モータ28を逆方向に回転させ、チェーン26を矢印Cと逆方向に移動させることで、連結部30を介して可動屋根16を固定屋根14側の開放方向に移動させる。なお、可動屋根16の長手方向(スライド方向と交差する矢印B方向)の途中に走行装置を設ける場合は、例えば、チェーン26の上部を、固定屋根14の隣り合う山部32又は谷部34の内部の水平面内を通過させるようにしてもよい。
(固定屋根の構成)
図1及び図2に示されるように、固定屋根14は、平面視にて略矩形状の形状とされており、固定屋根14の長手方向と直交する方向(矢印A方向)が梁12の方向とされている。固定屋根14は、図示しないボルト、リベット等の締結部材を用いて梁12の上に小梁38を介して固定されている。図4、図5及び図7に示されるように、固定屋根14は、矢印A方向に沿って延びる山部32と谷部34とが交互に形成された波型の固定折板36を備えている。固定折板36の下側には、山部32と谷部34とが交互に配置された矢印B方向(矢印A方向とは交差する方向)に沿って延びる小梁38が設けられている。ここで、山部32は、第1山部の一例であり、谷部34は、第1谷部の一例である。本実施形態では、固定折板36は、鋼板で形成されているが、鋼以外の他の金属板で形成されていてもよい。なお、図5では、構成を分かりやすくするため、小梁38を省略している。
小梁38は、長手方向が矢印B方向と同方向となるように配置されている。小梁38は、矢印B方向に沿って複数配置されており、複数の小梁38の間には、矢印A方向に沿って延びた支持部材40が設けられている(図4参照)。本実施形態では、小梁38は、H形鋼で形成されており、支持部材40は、H形鋼で形成されている。支持部材40は、梁12(図1参照)を構成している最上部のH形鋼(上弦材)である。
固定屋根14は、固定折板36の谷部34から矢印A方向に延出された複数の延出部42を備えている(図2参照)。図示を省略するが、延出部42は、固定折板36の谷部34が連続して配置された谷部34と、谷部34の両側に配置された山部32と、を備えている。複数の延出部42は、固定屋根14に対して可動屋根16が閉鎖する方向にスライドするときに可動屋根16を支持する構成とされている。本実施形態では、複数の延出部42及び延出部42と連続する複数の谷部34は、可動屋根16に設けられた回転部材80が接地した状態で走行するレールとして機能する。
図7に示されるように、小梁38と固定折板36との間には、矢印B方向に沿って延びるタイトフレーム44が配置されている。タイトフレーム44は、鋼の帯板部材を屈曲することで形成されており、山部46と谷部48とが交互に形成された波型に形成されている。なお、タイトフレーム44は、鋼で形成されているが、鋼以外の他の金属の帯板部材で形成されていてもよい。
タイトフレーム44の谷部48の下面は、小梁38の上面38Aに溶接等により接合されている。固定折板36は、谷部34がタイトフレーム44の谷部48に嵌り込むようにタイトフレーム44の上に載置されている。さらに、タイトフレーム44の山部46の上面に、固定折板36の山部32の下面が重なるように配置されており、タイトフレーム44の山部46と固定折板36の山部32とが締結具49により固定されている。図示を省略するが、固定折板36は、山部32の頂部以外の部分が、タイトフレーム44から若干の隙間を開けて離間している。
(可動屋根の構成)
図1及び図2に示されるように、可動屋根16は、平面視にて略矩形状に形成されており、可動屋根16の長手方向と直交する方向(矢印A方向)が梁12の張り出し方向とされている。本実施形態では、可動屋根16の長手方向の長さは、固定屋根14の長手方向の長さとほぼ等しいが、可動屋根16及び固定屋根14の一方を可動屋根16及び固定屋根14の他方に対して長くしてもよい。図4及び図5に示されるように、可動屋根16は、矢印A方向に沿って延びる山部52と谷部54とが交互に形成された波型の可動折板の一例としての折板56と、折板56の上側に配置され、山部52と谷部54とが交互に配置された矢印B方向(矢印A方向とは交差する方向)に沿って延びる複数の上側部材58と、を備えている。また、可動屋根16は、矢印B方向に沿って配置された複数の上側部材58の間には、矢印A方向に延びる梁59が配置されている。なお、可動屋根16は、折板56全体が可動する構成とされている。ここで、山部52は、第2山部の一例であり、谷部54は、第2谷部の一例である。山部52と谷部54は、固定折板36の山部32と谷部34の延出方向(矢印A方向)へ延出されている。本実施形態では、折板56は、鋼板で形成されているが、鋼以外の他の金属板で形成されていてもよい。
上側部材58は、折板56の上側に間隔をおいて(矢印A方向に間隔をおいて)複数配置されている(図5参照)。本実施形態では、上側部材58は、H形鋼で形成されている。また、梁59は、折板56の上側に間隔をおいて(矢印B方向に間隔をおいて)複数配置されている(図4参照)本実施形態では、梁59は、H形鋼で形成されている。
可動屋根16は、山部52と谷部54が延出された矢印A方向に沿ってスライド可能とされている(図1参照)。可動屋根16には、固定折板36の谷部34に接地して可動屋根16を可動可能に支持する回転部材80と、固定折板36の谷部34の傾斜面に接地するガイド部材100とが設けられている。さらに、屋根構造10には、可動屋根16が固定屋根14に対して浮き上がることを抑制するための浮き上がり規制部120が設けられている。回転部材80、ガイド部材100、及び浮き上がり規制部120については、後に説明する。
本実施形態では、固定折板36の山部32と折板56の谷部54とが上下方向に対向すると共に、固定折板36の谷部34と折板56の山部52とが上下方向に対向している(図4参照)。
図6に示されるように、上側部材58と折板56との間には、矢印B方向に沿って延びるタイトフレーム60が配置されている。タイトフレーム60は、鋼の帯板部材を屈曲することで形成されており、山部62と谷部64とが交互に形成された波型に形成されている。なお、タイトフレーム60は、鋼で形成されているが、鋼以外の他の金属の帯板部材で形成されていてもよい。また、上側部材58は、上下方向のウエブ58Aと、ウエブ58Aの上下に接合するフランジ部58B、58Cと、を備えている。
タイトフレーム60の山部62の頂部62Aは、一例として、上側部材58のフランジ部58Bに溶接等で固定されている。なお、タイトフレーム60の山部62の頂部62Aは、例えば、上側部材58のフランジ部58Bにボルト等により締結固定されていてもよい。また、タイトフレーム60の谷部64の頂部64Aには、緊定ボルト66が溶接等で固定されている。なお、緊定ボルト66は、頭部66Aが谷部64の頂部64Aの上面側に配置されており、螺子部66Bが谷部64の頂部64Aを貫通して頂部64Aの下方に突出している。
折板56は、タイトフレーム60の谷部64に折板56の谷部54が嵌り込むようにタイトフレーム60の下に配置されている。より詳しくは、タイトフレーム60の谷部64の頂部64Aの下に、折板56の谷部54の頂部54Aが重なるように搭載されている。そして、折板56は、谷部54の頂部54A以外の部分が、タイトフレーム60から若干の隙間を開けて離間している。
緊定ボルト66の螺子部66Bは、折板56の谷部54の頂部54Aを下方に貫通している。折板56の谷部54の頂部54Aを下側に突出した螺子部66Bには、ワッシャ68が挿入されると共に、ナット70が螺合しており、このナット70を緊定ボルト66の螺子部66Bに締め込むことで、ナット70と緊定ボルト66の頭部66Aとの間に、ワッシャ68と、折板56の谷部54の頂部54Aと、タイトフレーム60の谷部64の頂部64Aとが挟持された格好で一体的に固定される。
(回転部材の構成)
図8(A)、(B)に示されるように、回転部材80は、固定折板36の谷部34と折板56の山部52との間に配置されている。回転部材80は、折板56の隣接する谷部54に掛け渡されて固定された車輪受け材82と、車輪受け材82に回転可能に支持された走行輪84と、を備えている。車輪受け材82は、折板56の隣接する谷部54に掛け渡された固定板82Aと、固定板82Aから下側に延びた左右一対の支持部82Bと、支持部82Bに掛け渡された軸部82Cと、を備えている。
固定板82Aは、折板56の谷部54の下面に溶接等により接合されている。軸部82Cは、走行輪84の中心部を貫通しており、走行輪84を軸部82C周りに回転可能に支持している。走行輪84は、固定折板36の谷部34に接地した状態で回転可能とされている。すなわち、走行輪84は、固定折板36の谷部34を走行する。
走行輪84が走行する固定折板36の谷部34の両側には、補強部材86が設けられている。2つの補強部材86は、タイトフレーム44(図7参照)の一部を取り外して設置されている。補強部材86は、支持部材40の上方側に、矢印A方向に沿って配置されている。
補強部材86は、板状部材を固定折板36の山部32の形状に沿って逆V字状に屈曲した山部86Aを有している。すなわち、補強部材86は、断面視にて凸状に突出する形状とされている。補強部材86の両端部は、互いに近接する方向に屈曲されている。言い換えると、補強部材86は、断面視にて三角形状の一部を切り欠いた形状とされている。支持部材40の上側には、補強部材86の高さを調整するための取付部88が設けられている。取付部88は、略逆U字状に屈曲されており、取付部88の両端部は、支持部材40の上面に接合されている。補強部材86の一端部は、取付部88の上面に載置されており、補強部材86の他端部は、小梁38の上面38Aに載置されている。
補強部材86の山部86Aの上面は、固定折板36の山部32の下面に接触しており、この状態で、補強部材86の山部86Aと固定折板36の山部32とがボルト90とナット92により固定されている。
(ガイド部材の構成)
図9(A)、(B)に示されるように、ガイド部材100は、折板56の隣接する谷部54に掛け渡されて固定されたガイド輪受け材102と、ガイド輪受け材102に回転可能に支持されたガイド輪104と、を備えている。ガイド輪受け材102は、折板56の隣接する谷部54に掛け渡された固定板102Aと、固定板102Aの下側に設けられた略U字状の支持部102Bと、を備えている。
ガイド輪104は、円錐形状の頂部をカットした形状とされており、ガイド輪104の円錐形状の面は、固定折板36の谷部34の両側の傾斜面のうちの一方の傾斜面に接地可能とされている。ガイド輪104の上部には、上下方向に延びた回転軸105が設けられている。回転軸105は支持部102Bを貫通しており、回転軸105の上端のブロックが支持部102Bの上面に接触している。これにより、回転軸105が支持部102Bに支持された状態で回転可能とされている。回転軸105によりガイド輪104は、固定折板36の谷部34の傾斜面に接地して回転可能とされており、ガイド輪104により折板56の水平ブレが抑制されるようになっている。
(浮き上がり規制部の構成)
図10(A)~(C)に示されるように、浮き上がり規制部120は、折板56の谷部54に固定された取付部122と、取付部122から横方向に張り出した下側板材124と、を備えている(図10(B)参照)。さらに、浮き上がり規制部120は、固定折板36の山部32に固定された取付部126と、取付部126から横方向に張り出した上側板材128と、を備えている(図10(B)参照)。
図10(B)に示すように、取付部122は、断面視にて略L字状に形成され、水平部と鉛直部とを有している。取付部122の水平部は、折板56の谷部54にボルト90とナット92により固定されている。取付部122の鉛直部は、折板56の谷部54に対して下側に屈曲されている。また、下側板材124は、断面視にて略L字状に形成され、鉛直部と水平部とを有している。下側板材124の鉛直部は、上側に屈曲されており、取付部122の鉛直部に溶接等により接合されている。下側板材124の水平部は、取付部122の下部から横方向に張り出しており、折板56の谷部54の高さよりも低い位置(上下方向の下側)に配置されている。つまり、取付部122と下側板材124とは、各々の鉛直部を介して、略Z字状に接合されている。
図10(B)に示すように、取付部126は、断面視にて略L字状に形成され、水平部と鉛直部とを有している。取付部126の水平部は、固定折板36の山部32にボルト90とナット92により固定されている。取付部126の鉛直部は、固定折板36の山部32に対して上側に屈曲されている。また、上側板材128は、断面視にて略L字状に形成され、鉛直部と水平部とを有している。上側板材128の鉛直部は、下側に屈曲されており、取付部126の鉛直部に溶接等により接合されている。上側板材128の水平部は、取付部126の上部から横方向に張り出しており、固定折板36の山部32の高さよりも高い位置(上下方向の上側)に配置されている。つまり、取付部126と上側板材128とは、各々の鉛直部を介して、略Z字状に接合されている。上側板材128の水平部は、下側板材124の水平部の上方へ隙間をあけて配置されている。
図10(C)に示されるように、上側板材128は、固定折板36の山部52に沿って矢印A方向に連続して配置されている。下側板材124は、折板56の谷部54に矢印A方向に間隔をおいて複数設けられている。
浮き上がり規制部120では、固定屋根14に対して可動屋根16が浮き上がる方向にずれたときに、折板56の下側板材124が固定折板36の上側板材128に当たり、下側板材124の上方への移動が規制される。これにより、固定屋根14に対して可動屋根16が浮き上がることが抑制されるようになっている。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
屋根構造10では、谷部34と山部32が交互に形成された固定折板36で構成された固定屋根14と、固定屋根14の上方に配置され、谷部54と山部52が交互に形成された折板56で構成された可動屋根16とが設けられている。折板56の谷部54と山部52は、固定折板36の谷部34と山部32の延出方向へ延出されている。さらに、屋根構造10では、固定折板36の谷部34と折板56の山部52との間に配置された回転部材80が設けられている。そして、回転部材80の走行輪84が固定折板36に接地することで、可動屋根16を固定折板36の谷部34と山部32の延出方向へ可動可能に支持している。
屋根構造10では、可動屋根16を可動可能とする回転部材80の走行輪84が接地するレールを固定折板36自体とすることで、固定屋根14の上に可動屋根16を走行させる専用の走行レールを設ける必要がなくなる。このため、走行レールを支持する支持部材を固定折板に貫通させて配置する必要がなく、固定折板の貫通部からの漏水リスクがなくなる。
また、屋根構造10では、回転部材80は、折板56の隣接する谷部54に掛け渡されて固定された車輪受け材82と、車輪受け材82に回転可能に支持された走行輪84と、を備えている。走行輪84は、固定折板36の谷部34に接地して折板56を支持して走行する。
屋根構造10では、車輪受け材82に支持された走行輪84が固定折板36の谷部34に接地した状態で回転するため、可動屋根16を固定屋根14に対してスムーズに移動させることができる。
また、屋根構造10では、ガイド部材100は、折板56の隣接する谷部54に掛け渡されて固定されたガイド輪受け材102と、車輪受け材102に回転可能に支持されたガイド輪104と、を備えている。ガイド輪104は、固定折板36の谷部34の傾斜面に接地した状態で回転可能とされている。
屋根構造10では、折板56に支持されたガイド輪104が固定折板36の谷部34の傾斜面に接地した状態で回転するため、可動屋根16が固定屋根14に対して水平方向にぶれる(ずれる)ことが抑制される。
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態に係る屋根構造150について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図11に示されるように、屋根構造150は、平面視にて一方向に延びた第1屋根部152Aと、第1屋根部152Aと直交する方向に延びた第2屋根部152Bと、第1屋根部152Aと第2屋根部152Bとの間のコーナ部に設けられた第3屋根部152Cと、を備えている。第1屋根部152Aは、固定屋根14と可動屋根16とを備えており、第2屋根部152Bは、固定屋根14と可動屋根16とを備えている。
第3屋根部152Cは、平面視にて略台形状に形成された固定屋根154と、固定屋根154よりも外形が小さい略台形状に形成された可動屋根156と、を備えている。可動屋根156は、固定屋根154に対して矢印E方向(矢印A方向に対して交差する方向)にスライド可能とされている。可動屋根156は、矢印E方向にスライドすることで、閉鎖位置(図11に示す実線位置)と開放位置(図11中に示す二点鎖線の位置)との間をスライドする。可動屋根156の閉鎖位置では、平面視にて可動屋根156は、固定屋根154の側部154A、154Bと連続した側部156A、156Bを備えており、固定屋根154及び可動屋根156が連続した台形状とされている。
図示を省略するが、固定屋根154は、矢印E方向に延びる山部と谷部が交互に形成された波型の固定折板を備えている。可動屋根156は、矢印E方向に延びる山部と谷部が交互に形成された波型の折板(可動折板)を備えている。固定屋根154には、谷部158と連続する位置に可動屋根156側に延びた複数の延出部160が設けられており、延出部160には谷部158が形成されている。図示を省略するが、可動屋根156には、回転部材が設けられており、回転部材の走行輪が谷部158に接地して走行する。また、可動屋根156には、ガイド部材が設けられており、ガイド部材のガイド輪が谷部158の傾斜面に接地して回転することで、可動屋根156の水平ブレを抑制する。さらに、固定屋根154と可動屋根156との間には、固定屋根154に対する可動屋根156の浮き上がりを抑制するための浮き上がり規制部が設けられている。
上記のような屋根構造150では、第1実施形態の屋根構造10と同様の構成により、同様の作用及び効果を得ることができる。
〔第3実施形態〕
次に、第3実施形態に係る屋根構造170について説明する。なお、前述した第1及び第2実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図12に示されるように、屋根構造170は、固定折板36を備えた固定屋根174と、可動折板の一例としての折板56を備えた可動屋根176と、を備えている。本実施形態では、固定屋根174に回転部材80が設けられており、回転部材80が可動屋根176における折板56の山部52に接地して可動屋根176を山部52の延出方向へ可動可能に支持している。
さらに、図13に示すように、固定屋根174にガイド部材100が設けられており、ガイド部材100のガイド輪104が可動屋根176における折板56の山部52の傾斜面に接地して折板56の水平ブレを抑制している。
より詳細には、図12に示されるように、回転部材80は、固定折板36の隣接する山部32に掛け渡されて固定された車輪受け材82と、車輪受け材82に回転可能に支持された走行輪84と、を備えている。車輪受け材82の固定板82Aは、固定折板36の山部32の上面に溶接等により接合されている。走行輪84は、折板56の山部52の下面に接地した状態で、折板56を支持して回転する。
走行輪84が回転する折板56の山部52の両側には、補強部材86が設けられている。補強部材86は、折板56の谷部54にボルト90とナット92により固定されている。
図13に示されるように、ガイド部材100は、固定折板36の隣接する山部32に掛け渡されて固定された車輪受け材102と、ガイド輪受け材102に回転可能に支持されたガイド輪104と、を備えている。ガイド輪受け材102の固定板102Aは、固定折板36の山部32に溶接等により接合されている。ガイド輪104は、折板56の山部52の両側の傾斜面のうちの一方の傾斜面に接地して回転可能とされており、ガイド輪104により、折板56の水平ブレが抑制されるようになっている。
図示を省略するが、回転部材80及びガイド部材100は、固定折板36の矢印A方向(図1参照)に複数設けられている。また、回転部材80及びガイド部材100は、固定折板36から矢印A方向(図1参照)に延出された延出部にも複数設けられている。さらに、固定折板36と折板56の間には、図10に示す浮き上がり規制部(図示省略)が設けられている。
上記のような屋根構造170では、第1実施形態の屋根構造10と同様の構成により、同様の作用及び効果を得ることができる。
〔第4実施形態〕
次に、第4実施形態に係る屋根構造200について説明する。なお、前述した第1~第3実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図14に示されるように、屋根構造200は、固定屋根14と、可動屋根16と、固定屋根14に対して可動屋根16を移動させるための走行装置(移動機構)202と、を備えている。
走行装置202は、モータ210に接続させるスプロケット204と、スプロケット204に対して間隔をおいて配置された他の複数(本実施形態では5個)のスプロケット206と、を備えている。また、走行装置202は、スプロケット204及び他の複数のスプロケット206に巻き掛けられた無端状のチェーン208と、チェーン208と可動屋根16とを上下方向に連結する連結部212と、を備えている。
走行装置202を構成するスプロケット204、206及びモータ210は、図示しない取付具により固定屋根14又は梁12に取り付けられている。本実施形態では、スプロケット204は、固定屋根14の下側に配置されており、スプロケット206は、固定屋根14における可動屋根16と反対側の端部付近に1個、可動屋根16が移動する方向に4個配置されている。なお、スプロケット204の配置や、スプロケット206の配置、個数、及びチェーン208の巻き掛け形状などは変更可能である。また、屋根構造200のその他の構成は、第1実施形態の屋根構造10と同様である。
走行装置202では、図15(A)等に示されるように、モータ210を順方向に回転させ、チェーン208を矢印C方向に移動させることで、連結部212を介して可動屋根16を矢印A1に示す閉鎖方向に移動させる。また、図15(C)等に示されるように、走行装置18では、モータ28を逆方向に回転させ、チェーン26を矢印Cと逆方向の矢印D方向に移動させることで、連結部212を介して可動屋根16を矢印A2に示す開放方向(固定屋根14側の方向)に移動させる。なお、図15(A)は、可動屋根16の閉鎖状態を示し、図15(B)は、可動屋根16の開放状態を示し、図15(C)は、可動屋根16の開閉途中を示している。
上記のような屋根構造200では、第1実施形態の屋根構造10と同様の構成により、同様の作用及び効果を得ることができる。また、屋根構造200では、走行装置202を設けることで、可動屋根16を閉鎖方向と開放方向の両方向に移動させやすい。
〔第5実施形態〕
次に、第5実施形態に係る屋根構造220について説明する。なお、前述した第1~第4実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図16に示されるように、屋根構造220は、固定屋根14と、可動屋根16と、固定屋根14に対して可動屋根16を移動させるための走行装置(移動機構)222と、を備えている。
走行装置222は、モータ230に接続させる巻取り用の回転部224と、回転部224に対して間隔をおいて配置された複数(本実施形態では3個)のスプロケット226と、を備えている。また、走行装置222は、回転部224から延出されて複数のスプロケット226に巻き掛けられたチェーン228と、チェーン228と可動屋根16とを上下方向に連結する連結部232と、を備えている。走行装置222は、モータ230により回転部224を回転させることで、チェーン228を巻き取る構成とされている。
走行装置222を構成する回転部224、スプロケット226及びモータ230は、図示しない取付具により固定屋根14又は梁12に取り付けられている。本実施形態では、回転部224は、固定屋根14の下側に配置されており、スプロケット226は、固定屋根14の側に1個、可動屋根16が移動する方向に2個配置されている。回転部224から延びたチェーン228は、複数のスプロケット226に側面視にて略U字状に巻き掛けられている。なお、回転部224の配置や、スプロケット226の配置、個数、及びチェーンの巻き掛け形状などは変更可能である。なお、屋根構造220のその他の構成は、第1実施形態の屋根構造10と同様である。
走行装置222では、モータ230により回転部224を回転させ、チェーン228を巻き取ることで、可動屋根16を矢印A1に示す閉鎖方向に移動させる。また、図16に示されるように、可動屋根16及び固定屋根14は、可動屋根16が開放させる方向に下り勾配となるように配置されている。これにより、走行装置222では、可動屋根16の自重によりチェーン228を巻き取り方向と反対方向に移動させることで、可動屋根16を矢印A1と逆方向の開放方向に移動させる。
上記のような屋根構造220では、第1実施形態の屋根構造10と同様の構成により、同様の作用及び効果を得ることができる。また、屋根構造220では、走行装置222を設けることで、第4実施形態の走行装置222と比べて、スプロケット226の数が少なくなる。
〔補足説明〕
上記第1~第3実施形態では、固定折板36の谷部34と折板56の山部52とが上下方向に対向すると共に、固定折板36の山部32と折板56の谷部54とが上下方向に対向していたが、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、固定折板の谷部と可動折板の山部の位置が互いに矢印B方向にずれている構成でもよい。例えば、固定折板の谷部と可動折板の谷部とが上下方向に対向すると共に、固定折板の山部と可動折板の山部とが上下方向に対向する構成でもよい。
上記第1~第3実施形態では、回転部材80は、固定折板36の谷部34と折板56の山部52との間に設けられていたが、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、回転部材は、固定折板の谷部と可動折板の谷部との間、固定折板の山部と可動折板の谷部との間、又は固定折板の山部と可動折板の山部との間に設けられる構成でもよい。
また、回転部材の取付構造は、第1~第3実施形態の回転部材80の取付構造に限定されるものではなく、変更が可能である。
また、ガイド部材の取付構造は、第1~第3実施形態のガイド部材100の取付構造に限定されるものではなく、変更が可能である。
また、浮き上がり規制部の取付構造は、第1~第3実施形態の浮き上がり規制部120の取付構造に限定されるものではなく、変更が可能である。
また、第1~第3実施形態で用いた固定折板36及び折板56の断面形状は、三角形に近い台形を連ねた波型形状であったが、サイン波状、矩形波状等の他の波型形状であってもよい。
また、第1~第3実施形態で用いた補強部材86の断面形状は、略三角形の一部を切り欠いた形状であったが、補強部材が取り付けられる固定折板又は可動折板の断面形状に合わせて変更が可能である。
また、第1~第3実施形態で用いたタイトフレーム44、60は、三角形に近い台形を連ねた波型形状であったが、サイン波状、矩形波状等の他の波型形状であってもよい。
さらに、第1、第4及び第5実施形態の屋根構造10、200、210では、可動屋根16を移動させる走行装置18、202、204が設けられていたが、本発明はこれらに限定されず、走行装置の構成は、変更が可能である。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。
10 屋根構造
14 固定屋根
16 可動屋根
32 山部(第1山部)
34 谷部(第1谷部)
36 固定折板
52 山部(第2山部)
54 谷部(第2谷部)
56 折板(可動折板)
80 回転部材
82 車輪受け材
84 走行輪
102 ガイド輪受け材
104 ガイド輪
150 屋根構造
154 固定屋根
156 可動屋根
158 谷部(第1谷部)
170 屋根構造
174 固定屋根
176 可動屋根

Claims (4)

  1. 建物から延出方向に張出した複数の梁と、
    前記梁の上部の前記建物側に設けられ、第1谷部と第1山部が交互に形成された固定折板で構成された固定屋根と、
    前記固定屋根に設けられ、複数の前記梁に支持されるとともに前記延出方向に沿って前記建物から離れる方向に延出された複数の延出部であって、前記固定折板の第1谷部が連続して配置された谷部と、当該谷部の両側に配置された山部と、をそれぞれ備えた前記複数の延出部と、
    前記固定屋根の上方に配置され、前記延出方向にスライドするとともに、前記固定屋根の上方側に重なる位置から、一部の領域が前記固定屋根の先端側に重なると共に前記建物から離れる側に移動した位置までの間をスライドし、前記第1谷部と前記第1山部の延出方向へ延出された第2谷部と第2山部が交互に形成された可動折板で構成された可動屋根と、
    隣接する前記第2谷部に掛け渡され固定された複数の車輪受け材と、
    前記車輪受け材に回転可能に支持され、前記可動屋根のスライドに伴って、前記延出部の谷部及び前記第1谷部に接地して前記可動屋根を支持して走行する走行輪と、
    を有する屋根構造。
  2. 建物から延出方向に張出した複数の梁と、
    前記梁の上部の前記建物側に設けられ、第1谷部と第1山部が交互に形成された固定折板で構成された固定屋根と、
    前記固定屋根に設けられ、複数の前記梁に支持されるとともに前記延出方向に沿って前記建物から離れる方向に延出された複数の延出部であって、前記固定折板の第1谷部が連続して配置された谷部と、当該谷部の両側に配置された山部と、をそれぞれ備えた前記複数の延出部と、
    前記固定屋根の上方に配置され、前記延出方向にスライドするとともに、前記固定屋根の上方側に重なる位置から、一部の領域が前記固定屋根の先端側に重なると共に前記建物から離れる側に移動した位置までの間をスライドし、前記第1谷部と前記第1山部の延出方向へ延出された第2谷部と第2山部が交互に形成された可動折板で構成された可動屋根と、
    隣接する前記第1山部に掛け渡され固定され、及び隣接する前記延出部の山部に掛け渡され固定され複数の車輪受け材と、
    前記車輪受け材に回転可能に支持され、前記可動屋根のスライドに伴って、前記可動屋根の前記第2山部に接地して前記可動屋根を支持して可動させる走行輪と、
    を有する屋根構造。
  3. 隣接する前記第2谷部に掛け渡され固定されたガイド輪受け材と、
    前記ガイド輪受け材に回転可能に支持され、前記延出部の谷部及び前記第1谷部の傾斜面に接地して前記可動折板の水平ブレを抑制するガイド輪と、
    を備えている請求項1に記載の屋根構造。
  4. 隣接する前記第1山部及び隣接する前記延出部の山部の少なくとも一方に掛け渡され固定されたガイド輪受け材と、
    前記ガイド輪受け材に回転可能に支持され、前記可動屋根の前記第2山部の傾斜面に接地して前記可動折板の水平ブレを抑制するガイド輪と、
    を備えている請求項2に記載の屋根構造。
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