以下、図1~図10を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。自動動作機器は、入金額に応じて物品の販売やサービスの提供をするものであり、例えば、コインランドリーに配置されているランドリー機器、自動マッサージ機、硬貨始動式の電気機器、硬貨始動式の電子機器などである。以下にコインランドリーに配置されているランドリー機器を自動動作機器の例として自動動作機器管理システムについて説明する。
図1は、自動動作機器管理システムの構成を説明する図である。コインランドリーの店舗には、硬貨などの入金に応じて動作する洗濯機、乾燥機などのランドリー機器が複数台配置されている。自動動作機器管理システムは、コインランドリーの店舗に配置された各ランドリー機器2、3、4の使用に関する情報と、それらの機器を使用するユーザーに関する情報を管理する。
第1ランドリー機器2、第2ランドリー機器3、第3ランドリー機器4は、コインランドリー店舗に設置される洗濯機、乾燥機、乾燥機能付き洗濯機などの機器である。図1は、3台のランドリー機器2、3、4が配置されている例を示しているが、設置されるランドリー機器は1台以上あればよく、3台に限られない。
店舗管理装置1には、第1ランドリー機器2、第2ランドリー機器3、第3ランドリー機器4が有線又は無線によって接続され、データの送受信が行われる。そのデータは、制御のためのデータやコマンド、動作状態を示すデータ等であり、例えば店舗管理装置1が各ランドリー機器2、3、4を個別に制御するためのデータである。また、店舗管理装置1は、接続されている各ランドリー機器2、3、4を管理することができる。
例えば、店舗管理装置1は、ランドリー機器2から使用料金の入金金額、動作に関する情報などのランドリー機器2の使用に関する情報の取得ができる。また店舗管理装置1は、各ランドリー機器2、3、4の始動、停止などの制御ができる。
店舗管理装置1は、接続されている各ランドリー機器2、3、4から、入金情報、動作状態情報を取得し、それらに関する情報を日時と共に記憶する。また、店舗管理装置1は、インターネットなどのネットワーク5に接続され、外部の装置とデータ通信が可能に接続される。
管理サーバー6は店舗管理装置1にネットワーク5を介して接続され、データ通信が行われる。管理サーバー6は、複数の店舗のそれぞれに配置された店舗管理装置1に接続され、各店舗の店舗管理装置1が取得した各種情報を取得する。管理サーバー6と店舗管理装置1とを、自動動作機器管理手段として一体として機能させ、店舗管理装置1に接続されている各ランドリー機器2、3、4を管理、制御することができる。また、管理サーバー6には、各店舗に配置された店舗管理装置1が接続されているので、管理サーバー6によって各店舗に配置された各ランドリー機器2、3、4を管理、制御することができる。管理サーバー6は、接続された自動動作機器を管理、制御する自動動作機器管理装置として機能する。
店舗管理装置1は、両替装置、領収書やクーポン券を記録紙に印刷するプリンター、ICカードの発行やチャージを行うカード扱装置などの装置を備えてもよい。
また、これらのサービスを行う機能や装置をサービス装置として外部に設け、店舗管理装置1にデータ通信可能に接続し、店舗管理装置1によってサービス装置を制御するようにしても良い。このようにした場合に、店舗管理装置1は、サービス装置から各種情報を取得でき、制御に使用できる。店舗管理装置1は、制御のためのデータやコマンドをサービス装置に送信し、制御することができる。例えば、店舗管理装置1は、サービス装置のプリンターを制御して、記録紙に領収書やクーポン券などを印刷することができる。また、店舗管理装置1は、両替装置を制御して貨幣を出金できる。また、店舗管理装置1は、カード扱装置を制御してICカードにデータの読み書きができる。
ネットワーク5は、複数の装置が接続されるインターネットなどのネットワークである。ネットワーク5には、店舗管理装置1、管理サーバー6、ユーザー端末7が接続されている。ユーザー端末7や店舗管理装置1は、ネットワーク5に複数接続できる。ユーザー端末7は、ネットワーク5を介して管理サーバー6と通信を行い、各種データの送受信ができる。
第1コード記録媒体8、第2コード記録媒体9、第3コード記録媒体10は、データが所定の規則に従って画像化された一次元や二次元などのコードが記録されている。ユーザー端末7には、撮像手段が備えられ、各コード記録媒体8、9、10に記録されている一次元コードや二次元コードなどのコードを撮像できる。ユーザー端末7は、撮像した一次元コードや二次元コードなどのコードを解析し、元のデータに復元、抽出する抽出手段が備えられている。ユーザー端末7は、復元したデータから制御に必要な情報を取得し、制御に用いることができる。例えば、ユーザー端末7は、復元したデータからURLなどのアクセス先情報を抽出し、抽出したアクセス先情報によって指定されるWebページにアクセスする制御ができる。抽出したアクセス先情報は、ネットワーク5を介して接続する接続先であり、最初にアクセスするWebページに対応するURLであり、初期アクセス先情報である。最初にアクセスするWebページに移行後、再アクセスするWebページを指定する再アクセス先情報を取得して、再アクセス先であるWebページに移行することができる。再アクセス先は、ユーザー端末7が、ネットワーク5を介して接続する接続先となる。また、各コード記録媒体8、9、10に記録されているコードには、店舗に固有に付された店舗番号や、ランドリー機器に固有に付された機器番号などの情報を含めることができる。例えばアクセス先のURLに店舗番号と機器番号の情報を含めることができる。
第1コード記録媒体8はランドリー機器2に、第2コード記録媒体9はランドリー機器3に、第3コード記録媒体10はランドリー機器4に、それぞれ対応させて配置されている。第1コード記録媒体8はランドリー機器2に固有に付された機器番号と店舗番号を含む情報が、第2コード記録媒体9はランドリー機器3に固有に付された機器番号と店舗番号を含む情報が、第3コード記録媒体10はランドリー機器4に固有に付された機器番号と店舗番号を含む情報が記録されている。これらコードを解析するとことで、ランドリー機器を特定する機器番号と店舗番号を抽出することができる。
各コード記録媒体8、9、10は、ラベルなどの粘着剤付きのシートにすることができ、対応するランドリー機器に貼ることができる。また、各コード記録媒体8、9、10は、LCDなどの表示装置にコードを表示するようにしてもよい。
管理サーバー6は、複数の店舗のそれぞれに配置された店舗管理装置1に接続され、店舗管理装置1が取得した各種情報を取得でき、また、店舗管理装置1に制御コマンドやデータなどを送信し、制御することができる。店舗管理装置1には、管理サーバー6からのデータやコマンドを解析し、取得したデータやコマンドに基づいて装置を制御する制御手段が備えられている。
例えば、ユーザー端末7が第1コード記録媒体8に記録されている二次元コードを取得する。その後、ユーザー端末7が、二次元コードに含まれるURLを抽出し、URLで示される管理ページにアクセスする。管理ページは管理サーバー6によって制御されるWebページである。また、ユーザー端末7から、二次元コードに含まれる店舗番号と機器番号をアクセスと同時またはアクセス後に送信することで、管理サーバー6が店舗番号と機器番号を取得できる。ユーザー端末7は、管理ページの表示や管理ページから文字、数字、記号などの入力ができる。管理サーバー6は、ユーザー端末7の入力に応じて、所定の制御をすることができる。例えば、ユーザー他は、ユーザー端末7で管理ページを表示し、その入力欄から通知先などの情報を管理サーバー6に送信し、登録できる。その際、予め受信した店舗番号と機器番号に関連づけて通知先を登録する。特定のランドリー機器とその通知先の情報が関連づけられて管理サーバー6に記憶される。そして、管理サーバー6は、店舗番号と機器番号で特定されたランドリー機器の使用に関する情報の通知を登録された通知先に通知することができる。
次に自動動作機器管理システムを構成する各装置について説明する。図2は、店舗管理装置のブロック図である。
店舗管理装置1は、装置全体を制御する店舗管理装置制御手段20、ネットワーク5を介して外部装置と通信を行う第1通信手段21、店舗内の装置と通信を行う第2通信手段22、LCDなどの文字や画像を表示する店舗管理装置表示手段23、ユーザーの操作によって入力を行う店舗管理装置入力手段24、プログラムや設定値、一時的なデータ記憶など各種データを記憶する店舗管理装置記憶手段25、貨幣の入金を受け付け、金種を識別し、不図示の金庫に格納する入金手段26、入金額に対して同額となるように別の金種の貨幣を出金する両替手段27、文字や画像を記録紙に印刷するプリンターを含む印刷手段28、ICカードを搬送するカード搬送手段29、ICカードに対してデータの読み書きを行うカードリードライター30を備えている。店舗管理装置1は、通信機能と各種サービス機能をそなえたコンピューターとも言える。
店舗管理装置制御手段20は、第1通信手段21、第2通信手段22、店舗管理装置表示手段23、店舗管理装置入力手段24、店舗管理装置記憶手段25、入金手段26、両替手段27、印刷手段28、カード搬送手段29、カードリードライター30の制御や各種演算を行う。
店舗管理装置制御手段20は、CPUを備え、店舗管理装置記憶手段25に記憶されているプログラムに従って、装置全体の制御、各種演算を行う。
第1通信手段21は、店舗管理装置制御手段20によって制御され、ネットワーク5を介して外部装置とデータ通信を行う。第1通信手段21を介して外部装置とデータ通信を行うことで、外部装置に店舗管理装置記憶手段25に記憶されている情報やランドリー機器の動作状態などの情報を送信できる。また、逆に、外部装置から各種情報を入力することができる。例えば、外部装置は管理サーバー6である。通信は、無線を介して行っても、有線を介して行っても良い。
第2通信手段22は、店舗管理装置制御手段20によって制御され、店舗内の装置とデータ通信を行う。店舗内の装置は、例えば、ランドリー機器2、3、4である。
店舗管理装置表示手段23は、店舗管理装置制御手段20によって制御され、文字や画像の表示を行うLCDなどの表示手段である。店舗管理装置入力手段24は、店舗管理装置制御手段20によって制御され、文字、数字、記号などを入力するキーボードなどの入力手段である。例えば、タッチパネルを用いることで、店舗管理装置表示手段23と店舗管理装置入力手段24とを一体とすることができる。
店舗管理装置記憶手段25は、店舗管理装置制御手段20によって制御される。店舗管理装置記憶手段25には、店舗管理装置制御手段20によって実行されるプログラムや設定値、各種情報が記憶されている。また、店舗管理装置記憶手段25には、店舗管理装置制御手段20の演算に用いるメモリーも含まれる。また、店舗管理装置記憶手段25は、店舗管理装置1に接続されている各ランドリー機器2、3、4などの使用履歴、動作状態などランドリー機器の使用に関する情報を装置毎に記憶する。店舗管理装置記憶手段25は、店舗管理装置1に接続されている各ランドリー機器2、3、4の使用に関する情報を記憶する記憶手段とも言える。店舗管理装置記憶手段25は、ROM、RAM、ハードディスク、フラッシュメモリーなどの記憶手段を用いることができる。
入金手段26は、店舗管理装置制御手段20によって制御される。入金手段26は、貨幣の入金を受け付け、貨幣の金種と枚数を取得し、その情報を店舗管理装置制御手段20に入力する。店舗管理装置制御手段20は、入金された貨幣の金種と枚数から、入金額を演算し、取得することができる。
両替手段27は、店舗管理装置制御手段20によって制御される。両替手段27は、入金された貨幣の金額に相当する別金種の貨幣を出金する。店舗管理装置制御手段20は、入金された金額と同額の別金種の貨幣を、予め決められた条件に従って演算し、両替手段27を制御して出金する。予め決められた条件は、店舗管理装置記憶手段25に記憶されている。例えば、予め決められた条件とは、「1000円紙幣の入金に対して100円硬貨を5枚と500円硬貨を1枚出金する」などと入金と出金に関して予め決められた、交換の条件である。また、店舗管理装置制御手段20は、出金機能だけを制御し、貨幣を出金する制御もできる。
印刷手段28は、店舗管理装置制御手段20によって制御される。印刷手段28は、文字や図形を印刷するプリンターを含む。例えば、印刷手段28は、店舗管理装置制御手段20の制御によって、領収書や、両替明細や、クーポン券や広告を記録紙に印刷する。店舗管理装置制御手段20は、取得あるいは生成した印刷データを、印刷手段28を制御して印刷することができる。
店舗管理装置1は、ICカードの発行、チャージを行うことができる。カード搬送手段29は店舗管理装置制御手段20によって制御される。また、カードリードライター30は店舗管理装置制御手段20によって制御される。
新規にICカードを発行する場合は、まず、店舗管理装置1をICカード発行モードに遷移させる。入金手段26に所定の金額の入金があった場合、カード搬送手段29がカード格納庫から1枚のICカードを搬送し、挿入排出口から排出する。ICカードは、搬送経路の途中に配置されているカードリードライター30によって、入金額に応じた電子マネーの金額データが書き込まれる。また、ICカードに電子マネーをチャージ、言い換えれば、ICカードに電子マネーを加算する場合は、まず、店舗管理装置1をICカードチャージモードに遷移させる。挿入排出口からICカードを挿入し、カード搬送手段29によってICカードカードをカードリードライター30に搬送する。入金手段26に所定の金額の入金があった場合に、カードリードライター30によって、入金額に相当する電子マネーを、元々記憶されている電子マネーに加算する。その後、ICカードを挿入排出口から排出する。所定の金額の入金がなければ、加算せずにICカードを挿入排出口から排出する。
図3は、ユーザー端末のブロック図である。ユーザー端末7は例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット型PC、パソコン等のネットワーク5に接続可能な装置であり、ユーザーが操作する端末装置である。ユーザー端末7は通信機能付きの携帯型のコンピューターが好ましい。ユーザー端末7はネットワーク5を介して、管理サーバー6に接続して、データ通信を行うことができる。ユーザー端末7は、管理サーバー6にアクセスし、管理ページを表示し、管理ページから所定の入力を行うことで、管理サーバー6に所定の動作を実行させることができる。
ユーザー端末7は、装置全体を制御するユーザー端末制御手段40、ネットワーク5を介して外部装置と通信を行う端末通信手段41、LCDなどの文字や画像を表示する端末表示手段42、ユーザーの操作によって入力を行う端末入力手段43、各種データを記憶する端末記憶手段44、画像を撮像する端末撮像手段45を備えている。例えば、端末撮像手段45は電子カメラなどの撮像手段である。
ユーザー端末制御手段40は、CPUを備え、端末記憶手段44に記憶されているプログラムに従って、装置全体の制御、各種演算を行う。
端末通信手段41は、ユーザー端末制御手段40によって制御され、ネットワーク5を介して外部装置とデータ通信を行う。ユーザー端末7は、端末通信手段41を制御して外部装置とデータ通信を行うことができる。ユーザー端末7に記憶されている情報や動作状態などの情報を外部装置に送信できる。また、逆に、外部装置からユーザー端末7に各種情報を入力することができる。例えば、外部装置は管理サーバー6である。通信は、無線を介して行っても、有線を介して行っても良い。
端末表示手段42は、ユーザー端末制御手段40によって制御され、文字や画像の表示を行うLCDなどの表示手段である。端末入力手段43は、ユーザー端末制御手段40によって制御され、文字、数字記号などをユーザー端末制御手段40に入力するキーボードなどの入力手段である。例えば、端末表示手段42と端末入力手段43が一体となったタッチパネルを用いることができる。
端末記憶手段44は、ユーザー端末制御手段40によって制御される。端末記憶手段44には、ユーザー端末制御手段40によって実行されるプログラムや設定値や各種情報が記憶されている。また、端末記憶手段44には、ユーザー端末制御手段40の演算に用いるメモリーも含まれる。端末記憶手段44は、ROM、RAM、ハードディスク、フラッシュメモリーなどの記憶手段である。
ユーザー端末7は、端末撮像手段45によって取得した二次元コードの画像を解析し、管理ページのURL、店舗番号、機器番号などコード化された情報を解析し、抽出する抽出手段をそなえる。抽出手段は、ユーザー端末制御手段40がプログラムに従って動作することで構成される。ユーザー端末制御手段40は、プログラムに従って動作することで構成されるWebブラウザーの機能を備えている。ユーザー端末制御手段40は、WebページのURLを抽出し、Webブラウザーによって、管理サーバー6からURLで指定されるWebページのデータを取得し、端末表示手段42にWebページを表示する。さらに、端末入力手段43によって、項目の選択、文字の入力ができる。ユーザー端末制御手段40は、入力されたデータを管理サーバー6に送信することができる。
また、ユーザー端末7は、ユーザー端末制御手段40がプログラムに従って動作することで構成されるメール機能を備える。電子メールの送受信、電子メールの表示が可能である。管理サーバー6に、通知先としてユーザー端末7で受信できる電子メールアドレスを登録することで、ユーザー端末7によって、管理サーバー6からの通知を電子メールで受けることができる。ユーザーは、使用しているランドリー機器が終了した通知を電子メールによって受けることができる。また、電子メールには、通知の他に電子的な領収書やクーポン券、クーポン情報、広告などの付加サービスを、電子メールの本文中や添付ファイルとして付け加えることできる。
次に、管理サーバーについて説明する。図4は、管理サーバーのブロック図である。
管理サーバー6は、接続されているランドリー機器を管理、制御する自動動作機器管理装置として機能する。また、接続されているランドリー機器を管理、制御する自動動作機器管理手段として、管理サーバー6と店舗管理装置1を一体として扱い、機能させることで実現することもできる。管理サーバー6と店舗管理装置1はネットワーク5を介して接続されている別体の装置として説明しているが、管理サーバー6と店舗管理装置1とが一体となった装置としても良い。管理サーバー6は、ユーザー端末7からの指令、要求を受け付け、各種制御を行うことができる。
管理サーバー6は、ユーザー端末7からの指令、要求を受け付け、ユーザー端末7に情報を提供できる。管理サーバー6は、ユーザー端末7からの指令、要求を受け付け、店舗管理装置1の動作を制御し、印刷手段28によって領収書などを印刷することができる。管理サーバー6は、各店舗の店舗管理装置1から各種データを取得し、例えばランドリー機器の使用に関するデータを取得し、ユーザー端末7にランドリー機器の動作状態を通知することができる。
管理サーバー6は、サーバー制御手段50によって、各種動作が制御される。サーバー制御手段50は、CPUを備え、サーバー記憶手段55に記憶されているプログラムに従って動作が制御される。
サーバー制御手段50は、管理ページ制御部51、データベースを制御するDB制御部52、アクセス先情報を生成する手段であるワンタイムURL生成部53を含む。
管理ページ制御部51は、提供するサービスに関する情報の表示やサービスを提供する当たりユーザーが操作する管理ページのWebページデータを生成し、入力を受け付け、入力に対する処理を行う。ユーザー端末7は、管理ページにアクセスし、管理ページをユーザー端末7に表示し、管理ページから所定の項目を入力する。管理ページ制御部51は、ユーザー端末7からの入力情報を取得し、入力情報に応じた処理を行う。
DB制御部52は、後述するランドリー情報DB56の情報の読み書き、検索などの制御を行う。
ワンタイムURL生成部53は、ユーザー端末7が各コード記録媒体8、9、10の何れかから読取って取得したURLによってアクセスされた場合に、1回限り使用するワンタイムURLを生成し、アクセスしたユーザー端末に送信する。生成しワンタイムURLは、ユーザー端末7に送信され、ユーザー端末7は、受信したワンタイムURLにアクセスし直し、管理ページを表示する。管理ページ制御部51は、ワンタイムURLに対応したURLの管理ページデータを生成し、アクセスを管理する。ワンタイムURLを用いて、別の機会に再度アクセスしても管理ページにはアクセスできず、表示することができない。
また、サーバー制御手段50は、電子メールの内容である通知情報を生成し、指定された送信先に送信できる。管理サーバー6は、管理サーバー6に記憶されている通知先を送信先として、電子メールを送信できる。すなわち電子メールで送信する送信内容を生成し、指定された通知先に送信することは通知手段とも言える。
サーバー通信手段54は、サーバー制御手段50に接続され、サーバー制御手段50によって制御される。サーバー通信手段54は、ネットワーク5に接続され、外部装置とデータの送受信を行う。例えば、管理サーバー6はサーバー通信手段54によってユーザー端末7や店舗管理装置1とデータの送受信を行う。
サーバー記憶手段55は、サーバー制御手段50に接続され、サーバー制御手段50によって制御される。サーバー記憶手段55は、サーバー制御手段50の制御プログラムや制御に必要な各種情報や設定値などを記憶する。また、サーバー記憶手段55には、サーバー制御手段50の演算に用いるメモリーも含まれる。サーバー記憶手段55は、ROM、RAM、ハードディスク、フラッシュメモリーなどの記憶手段である。
ランドリー情報DB56は、サーバー制御手段50に接続され、サーバー制御手段50によって制御される。ランドリー情報DB56の制御を行うDB制御部52がサーバー制御手段50に含まれる。ランドリー情報DB56は、会員情報DB57、機器情報DB58、現在状況DB59を含む。ランドリー情報DB56に記憶されている情報は、サーバー制御手段50によって検索され、情報の記憶、削除、取得がされる。
ランドリー情報DB56は、ランドリー機器及びユーザーに関するデータベースである。サーバー制御手段50は、ネットワーク5に接続されている店舗管理装置1、ユーザー端末7から各種情報を取得し、所定の条件に従いランドリー情報DB56に記憶する。例えば、取得した各種情報は、ユーザーやランドリー機器に固有に付けられたIDに関連付けられて記憶される。例えば、IDは、会員番号、ランドリー機器の機器番号などである。サーバー制御手段50は、ランドリー情報DB56から各種情報を検索することができる。検索され、取得された情報は、サーバー制御手段50によって制御に用いられる。また、検索された情報は、サーバー制御手段50の制御や演算に使用される他にネットワーク5に接続された他の装置に送信される。
例えば、あるランドリー機器の使用状況を取得したい場合、サーバー制御手段50は、ランドリー機器の固有番号である機器番号と取得したい項目とに基づいてランドリー情報DB56から目的のランドリー機器の使用状況を検索し取得することができる。例えば取得したい項目は、日時や期間などである。サーバー制御手段50は、取得した情報を制御に用いることができる。例えば、店舗番号で指定された店舗において、ランドリー機器が使用された使用日時情報、使用時間情報、機器番号とから、その期間に使用された機器番号で特定されたランドリー機器に関する情報がランドリー情報DB56から検索できる。すなわち、機器番号で特定されたランドリー機器が使用されたか否か、料金、領収書の発行の有無などの機器番号に関係づけられた情報をサーバー制御手段50が取得できる。
会員情報DB57に格納されているデータは、会員番号、メールアドレス、パスワード、表示名、属性情報、ポイント、残金、履歴情報などである。
メールアドレスは、電子メールのアドレスである。電子メールは、ユーザーに通知などの連絡をする場合に用いる。また、メールアドレスは固有の文字列でもあるので、会員番号に準じて用いることができる。例えば、会員番号の代わりに、ユーザーのIDとしてメールアドレスを用いることができる。
パスワードは、ユーザーがユーザーの会員ページにログインする場合に用いるパスワードである。パスワードは、ユーザー本人が秘匿し、会員ページにログイン時にユーザー本人であることを確認する場合に用いる。パスワードの代わりに、指紋や静脈や虹彩などの個人の生体情報を用い体も良い。
会員番号あるいはメールアドレスは、ユーザーを特定するためのユーザーに固有に付されたユーザー固有情報である。また、会員情報DB57に記憶されているユーザー固有情報とパスワードの組み合わせは、会員ページにログインするための比較の対象とされる認証情報とも言える。
表示名は、ユーザーの会員ページに表示される名称である。会員ページには、本名でなくニックネームなどを表示させることができる。表示名は、電子メールの通知などに記される名称である。
属性情報は、ユーザーの各種属性の情報である。例えば、会員のランキング、性別、年齢、利用頻度など、ユーザーの持つ属性を値化した情報である。
ポイントは、ランドリー機器の使用に応じて付され、蓄積することができる。ポイントは、付されれば加算され、利用すれば減算される。ユーザーは、蓄えたポイントを各種特典に変えることができる。特典それぞれには、利用に必要なポイント数が設定されている。ユーザーは、蓄えたポイント数から、受けたい特典に応じたポイント数を使用して、特典を受けることができる。例えば、特典は、1ポイントと1円に換算し、現金と同様に使用できるサービス、仕上げ剤のランクアップなどの追加サービス、使用料金の割引サービスなどユーザーにとってメリットのあるサービスである。
残金は、電子マネーの残金である。入金した金額に応じて、電子マネーをチャージすることで、現金と同様に使用することができる。
ポイントと残金の項目のデータは、ランドリー機器を使用するときの対価とすることができるので、有価データである。
履歴情報は、ユーザーが使用したランドリー機器や電子マネーのチャージなどの情報である。履歴情報は、利用日時が関連付けされ、ランドリー機器の使用や、店舗管理装置1の使用、会員ページの使用などに関する情報が蓄積される。また、履歴情報の中から、所望の情報を検索することも可能である。
機器情報DB58は、店舗管理装置1に接続された複数台のランドリー機器に関する情報を格納するデータベースである。機器情報DB58には、ランドリー機器の種類、利用状況などの情報が記憶されている。ランドリー機器には、それぞれの固有番号である機器番号が付されている。機器情報DB58には、機器番号に関連づけられて各種情報が記憶されている。機器情報DB58に格納されている情報は、機器番号、店舗番号、装置種類、料金、属性情報、履歴情報などである。
店舗番号は、コインランドリーの各店舗に配置された店舗管理装置1に付された固有番号である。店舗番号によってランドリー機器が設置されている店舗を特定する事ができる。1店舗に店舗管理装置1が2台以上配置されている場合がある。各店舗管理装置1には、異なるランドリー機器が接続されているので、店舗管理装置1毎に店舗番号を付与する。管理サーバー6は、店舗番号によって検索することで、店舗番号で特定される店舗管理装置1及び接続されている全てのランドリー機器の機器番号等の情報を取得できる。
装置種類は、ランドリー機器の種類に関する情報である。装置種類の情報は、衣類用洗濯機、乾燥機、乾燥機能付き洗濯機などの種類に対応した値が付され、ランドリー機器の種類が分かる。店舗毎に、使用機種を把握できるので、店毎に必要な消耗品などを特定することができる。
料金は、ランドリー機器を使用する場合の料金情報である。料金情報には、料金に対応する機器の動作時間も含まれる。ランドリー機器毎に使用料金を設定することができる。また、ランドリー機器に仕上げ剤の有無、乾燥時間の延長、洗剤種類の違いなどのモードがあれば、モード毎の料金が記憶される。
属性情報は、ランドリー機器の持つ各種属性の情報である。例えば、メーカー、機種、製造番号、導入日、導入費用、消耗品、モードの有無、設置されている店舗名、モード種、機器名など、ランドリー機器の持つ属性を値化した情報である。
履歴情報は、ランドリー機器の使用履歴であり、ランドリー機器の機器番号に、ランドリー機器が使用されたときの利用日時、使用開始時刻、使用時間、ユーザーの固有番号、利用モード、料金、支払方法、領収書発行の有無、店舗番号などを関連づけて記憶された情報であり、ランドリー機器の使用に関する情報が蓄積されたものである。
現在状況DB59は、ランドリー機器の現在の状態に関する情報を格納するデータベースである。現在状況DB59に格納されているデータは、機器番号に関連づけられて各種情報を記憶する。現在状況DB59に格納されている情報は、機器番号、店舗番号、動作状況、ユーザーの固有番号などの利用者情報などである。例えば、現在状況DB59に記憶されている情報に変化がある毎に、機器情報DB58の履歴情報に変化した情報を追加することができる。
機器番号は、ランドリー機器に付されている固有番号である。機器番号に関連づけられて各種情報が記憶されている。
店舗番号は、コインランドリーの各店舗に配置された店舗管理装置1毎に付けられた固有番号である。
動作状況は、ランドリー機器の動作に関しての情報を値化した情報である。ランドリー機器が現在どのような状況であるかを示している。例えば、ランドリー機器が、動作中、停止中、消耗品不足、不具合で使用不能などであることを示す情報でる。
動作状況は、サーバー制御手段50が定期的に店舗管理装置1から、店舗管理装置1によって収集されたランドリー機器の動作状態を収集することで集め、記録することができる。また、店舗管理装置1から、定期的あるいは、接続されているランドリー機器の動作状態が変わったときに、管理サーバー6に情報を送信することで集め、記録することができる。また、ランドリー機器が動作中か否かの情報は、管理サーバー6が、ランドリー機器の動作の開始時刻と予め設定された動作時間とから、動作が開始されてから所定期間は動作中であり、その他の期間は動作していないと判断し、記録しても良い。
利用者情報は、ランドリー機器を使用しているユーザーを特定する情報である。例えば、利用者情報は、現在ランドリー機器を使用しているユーザーの会員番号である。現金などを使用して会員番号が不明の場合は、予め決められた特定の番号である。ICカードを使い、電子マネーで支払う場合は、ICカードの固有番号に関連づけられたユーザーに関する情報を取得できるので、これら情報を制御に用いることができる。
サーバー制御手段50は、現在状況DB59を検索し、店舗毎のランドリー機器の使用状況を一覧形式で表示できるようにデータを生成し、ユーザー端末7に送信することができる。または、一覧形式でWebページを生成し、ユーザー端末7によって表示させることができる。Webページのアクセス先は、指定された通知先に電子メールなどで送信することができる。
次にランドリー機器について説明する。図5は、ランドリー機器のブロック図である。
自動動作機器は、入金手段を備え、入金額に応じて自動で動作する機器であり、外部装置と通信を行う通信手段、これらを制御する制御手段を備えている。自動動作機器としてランドリー機器2を例に説明する。ランドリー機器2は、洗濯機、乾燥機、乾燥機付き洗濯機などのランドリー機器であり、入金手段62を備え、所定の金額の入金に応じてランドリー機器制御手段60がランドリー手段61を制御して動作を開始する。ランドリー機器制御手段60は、ランドリー手段61に所定の動作をさせた後停止する。例えば所定の動作は、乾燥機なら所定時間の動作、洗濯機なら洗濯、濯ぎ、脱水の動作などである。また、ランドリー機器2は、ランドリー機器通信手段63を備え、店舗管理装置1に接続されている。
ランドリー機器2は、ランドリー機器制御手段60によって各種動作が制御される。ランドリー機器制御手段60は、CPU、メモリーを備え、メモリーに記憶されているプログラムや設定値に従って動作が制御される。
ランドリー手段61は、ランドリー機器制御手段60に接続され、ランドリー機器制御手段60によって制御される。例えば、ランドリー手段61は、衣類の洗濯をする洗濯機、衣類の乾燥をする乾燥機、衣類の洗濯後に乾燥をする乾燥機能付き洗濯機などの装置である。ランドリー機器制御手段60の制御によって、ランドリー手段61の動作の開始や所定の動作後に停止させることができる。また、ランドリー機器制御手段60は、ランドリー手段61の使用モードの変更を制御できる。使用モードは洗濯動作時間、乾燥動作時間、洗剤の種類などの違いにより、異なる料金で動作するランドリー機器2のモードである。また、ランドリー機器制御手段60は、ランドリー手段61の状態を取得できる。例えば、ランドリー機器制御手段60は、ランドリー手段61に備えられたセンサーから異常、動作中、停止中などの状態を検出、または演算ができる。例えば、ランドリー機器制御手段60は、始動からの時間をカウントし、所定時間経過するまでは動作中、経過後は停止状態と判断する処理ができる。
入金手段62は、入金された貨幣の金種を識別し、枚数をカウントする。入金手段62は、入金額が所定の金額に達すると入金手段62からランドリー機器制御手段60に入金が完了した旨を通知する信号を出力する。所定金額の入金後、ランドリー機器制御手段60はランドリー手段61の動作を開始させる制御を行う。
ランドリー機器通信手段63は、ランドリー機器制御手段60に接続され、ランドリー機器制御手段60によって制御される。ランドリー機器2は、ランドリー機器通信手段63を介して店舗管理装置1と接続され、データの送受信が可能となっている。例えば、店舗管理装置1は、接続されているランドリー機器2の始動や停止を制御でき、ランドリー機器2の動作状況に関する情報を取得できる。
入金手段62からランドリー機器通信手段63に、入金された金額に関する情報が出力される。ランドリー機器通信手段63は、入金額を取得し、店舗管理装置1に時刻情報と共に送信する。またランドリー機器通信手段63は、ランドリー手段61の動作の開始、停止、異常などの状態情報を取得し、時刻情報と共に店舗管理装置1に送信する。ランドリー機器通信手段63から店舗管理装置1に送信される情報は、ランドリー機器2の機器番号と時刻情報とに関連づけられている。時刻情報には日付も含まれる。店舗管理装置1は、機器番号と時刻情報とランドリー機器2の状態、入金金額などの各種情報を取得することができる。すなわちランドリー機器通信手段63は、店舗管理装置1に各種情報を送信する送信手段とも言える。
また、入金手段62は、ランドリー機器制御手段60にランドリー機器通信手段63を介して接続しても良い。また、入金手段62は、ICカードのリードライターを備え、それを制御する事で、電子マネーによる入金や、クレジットカード決済に対応することができる。また、入金手段62は、表示装置や撮像装置を備える事で二次元コードを用いた決済に対応することができる。現金の他にこの様な入金方法による決済を可能にするためには、入金手段62は、外部の決済サーバー等の決済を行う装置とデータ通信をする必要がある。そのため、入金手段62は、外部装置と通信可能なランドリー機器通信手段63と接続される。入金手段62とランドリー機器通信手段63を一体として機能させることで、各種決済ができる。
入金手段62によって、現金、ICカード、クレジットカード、二次元コード等による決済が完了した後、ランドリー機器制御手段60に、直接あるいはランドリー機器通信手段63を介して、所定金額の入金を受けた旨の情報を送信する。送信先では、制御処理に使用される。例えば、現金を入金した場合に出力される信号と同等の信号をランドリー機器通信手段63で生成し、ランドリー機器制御手段60に出力する。
次に、自動動作機器管理システムの動作について説明する。まず、管理サーバー6が、各ランドリー機器の動作に関する情報を収集する処理について説明する。図7は、自動動作機器管理システムの動作を説明する第1のフローチャートである。
店舗管理装置1には、複数のランドリー機器が接続されているが、第1ランドリー機器2が接続されている場合を例として説明する。
ステップS11では、ユーザーによって第1ランドリー機器2の入金手段62に貨幣が入金され、入金された貨幣の金種を識別し、入金された貨幣の枚数を取得し、次に処理に移行する。ここで、貨幣以外のICカード、クレジットカード、二次元コード等によって入金される場合は、ステップS12に移行する。
ステップS12では、第1ランドリー機器2が使用されるために必要な所定金額を受け取る処理がされる。すなわち、第1ランドリー機器2に入金された貨幣が所定金額に達したことを確認する現金決済、ICカードに記憶されている電子マネーから所定金額が差引かれたことを確認する電子マネー決済、クレジットカードの決済、二次元コード決済など、各種決済方法に対応した決済処理を行う。決済の完了後、処理はステップS13に移行する。
ステップS13では、第1ランドリー機器2に決済データが一時的に記憶され、次のステップに移行する。例えば、ランドリー機器通信手段63に記憶手段を備え、その記憶手段に決済データを記憶しする。決済方法、決済金額、ランドリー機器を特定する情報、使用するユーザーを特定する情報、利用者が選択したランドリー機器の機能に関する情報、使用開始時刻、使用時間などの使用に関する情報を決済データとして第1ランドリー機器2が取得し、取得した決済データを記憶する。また、現金を使用する場合は、使用するユーザーを特定できない場合があるが、その場合は、現金使用者である旨の情報とする。
ステップS14では、決済の完了後、第1ランドリー機器2は、入金額に応じた動作が開始される。ランドリー機器制御手段60によってランドリー手段61の動作が開始される。第1ランドリー機器2は、次の割り込み等による処理を待つ状態となる。
店舗管理装置1は定期的に、例えば10秒毎、1分毎などに、接続されているランドリー機器の状態を確認する。店舗管理装置1では、第1ランドリー機器2からの決済データを受信する処理と、管理サーバー6に決済データを送信する処理がされる。
ステップS15では、店舗管理装置1が、接続されているランドリー機器が新たに使用されているか否かを、定期的に確認する。すなわち、10秒毎や、1分毎など所定時間間隔で、接続されている全てのランドリー機器、ここでは第1ランドリー機器2に新たな決済データの送信する要求をする。店舗管理装置1は、決済データの送信を要求した第1ランドリー機器2から決済データの受信を待つ。第1ランドリー機器2に新たな決済データがあれば、その決済データを店舗管理装置1が取得する。店舗管理装置1は、定期的に接続されている全てのランドリー機器に対して新たな決済データの有無を確認し、新たな決済データがあれば取得する処理を行う。
ステップS16では、第1ランドリー機器2では、店舗管理装置1から新たな決済データの要求があった場合に、記憶されている決済データを店舗管理装置1に送信する。
ステップS17では、店舗管理装置1は、決済データの送信を要求したランドリー機器から決済データの受信を待つ。店舗管理装置1は、第1ランドリー機器2からの決済データを受信した場合、店舗管理装置記憶手段25に、受信した決済データを記憶する。店舗管理装置1は、接続されているランドリー機器の全てについて、所定時間間隔で新たな決済データを確認し、新たな決済データを収集する。その回の決済データの収集が終了すると次のステップに移行する。
次にステップS18では、店舗管理装置1は、収集した決済データを管理サーバー6に送信する。その後、待機状態に移行する。
店舗管理装置1が定期的に新たな決済データの収集を行い、管理サーバー6に新たな決済データを送信する処理を説明したが、管理サーバー6が定期的に、例えば1分毎に、店舗管理装置1に新たな決済データの有無を確認し、新たな決済データがある場合に、店舗管理装置1から管理サーバー6に新たな決済データを送信する処理でも良い。
ステップS19では、管理サーバー6は、受信した決済データを、ランドリー情報DB56に記憶する。ランドリー機器毎に決済データを記憶する。例えば、機器情報DB58に記憶する。
店舗管理装置1が定期的に決済データを収集する例を説明したが、決済データに第1ランドリー機器2の動作状態に関するデータを含めることで、店舗管理装置1は定期的に第1ランドリー機器2の動作状態を収集することができる。さらに、管理サーバー6が定期的に第1ランドリー機器2の動作状態に関するデータを収集することができる。
この様に、自動動作機器管理システムは、定期的に各ランドリー機器の動作を確認し、決済データを収集し、管理サーバー6のデータベースに収集した情報を記憶する。
次に、ユーザーが管理サーバー6に対して、利用するランドリー機器の状態に関する情報を、ユーザー端末7に通知させる要求処理について説明する。図6は、ユーザー端末の表示の第1の例を示す図である。図8は、自動動作機器管理システムの動作を説明する第2のフローチャートである。ユーザーが第1ランドリー機器2を利用し、この機器の動作の終了についての通知を受けることを例として説明する。
ユーザーは、ユーザー端末7によって、第1ランドリー機器2に対応して配置された第1コード記録媒体8から、二次元コードを読み取り、管理サーバー6に対して所定の要求をする。ユーザーは、管理サーバー6から第1ランドリー機器2に関する動作に関する情報の通知を受けることができる。
ステップS20では、ユーザー端末7によって第1コード記録媒体8に記録された二次元コードを読取り、解析する。コードには、管理ページのURLの情報が含まれる。管理ページのURLに店舗の店舗番号と第1ランドリー機器2の機器番号を含めても良い。また、コードには店舗に固有の店舗番号と第1ランドリー機器2に固有の機器番号が含まれる。この管理ページのURLは、ユーザー端末7が最初にアクセスする管理ページの初期アクセス先情報である。
次に、ステップS21では、ユーザー端末7は、取得した管理ページのURLに基づいて、管理ページにアクセスする要求を、管理サーバー6にする。このとき、取得した店舗番号と機器番号を含めて要求することで、店舗番号と機器番号を管理サーバー6に取得させることができる。管理サーバー6は、どの店舗におけるどのランドリー機器に関するサービスの要求がされているのかを取得し、管理、制御できる。
次に、ステップS22では、管理サーバー6は、ユーザー端末7からの管理ページのアクセスの要求に応じる処理を行う。管理サーバー6は、管理ページのデータをユーザー端末7に送信する。
このとき管理サーバー6はワンタイムURL生成部53においてワンタイムURLを生成し、ユーザー端末7に対して送信し、その後、ユーザー端末7においてそのワンタイムURLにて指定される管理ページに再アクセスするようにすることが好ましい。このワンタイムURLは、再アクセス先情報である。ワンタイムURLを用いることで、後からワンタイムURLによって指定された管理ページには再アクセスができないので、管理サーバー6が、記憶されたワンタイムURLによって繰り返しアクセスされる問題を回避できる。
次に、ステップS23では、ユーザー端末7は、管理サーバー6から管理ページのデータの受信を待ち、管理ページのデータの受信後、Webブラウザーの機能によって管理ページを表示する。管理ページは、例えば図6に示されるように、端末表示手段42に表示される。この例では、店舗名と、機器番号と機種名が対象機器表示エリア70に表示される。領収書の発行を同時に希望する場合は、要領収書ボタン75にタッチする。タッチすることで色が変わり、領収書の発行が選択されていることを報知する。通知入力エリア71に、通知先を、キーボードエリア74に表示されているキーボードによって入力する。実行ボタン73は、入力を確定させるボタンであり、入力事項を管理サーバー6に送信する。キャンセルボタン72は、処理を停止し、ものと状態に戻すボタンである。
また、サービスとして領収書発行の例を示したが、サービス券の発行などの別のサービスを表示させ、所望のサービスを選択できるようにしても良い。例えば、領収書のほかにサービス券を印刷するサービスができる。
次に、ステップS24では、終了通知を通知先に通知させるための具体的な要求を、端末表示手段42に表示された管理ページから入力させる。ユーザーが、通知先として電子メールのメールアドレスを通知入力エリア71に入力する。例えば、ユーザーに、対象の機器の番号等を視認させ、通知先として電子メールアドレスを入力させる。ショートメッセージや音声によって通知する場合は電話番号であってもよい。実行ボタン73にタッチすると、ユーザー端末制御手段40は、ボタンが押されたことを認識し、管理サーバー6によって終了通知を通知先に通知させるための処理に移行する。実行ボタン73がタッチされると、要求したときの時刻である要求時刻を取得し、次の処理に移行する。要求時刻は、ユーザー端末7から終了通知の通知の要求を送信した送信日時情報とし扱うことができる。
次に、ステップS25では、ユーザー端末制御手段40は、管理サーバー6に終了通知の通知の要求として、通知先の情報を送信する。終了通知の通知の要求は、要求データとして機器を特定するための機器番号、店舗番号、通知先情報と要求時刻が含まれる。また、終了通知の通知の要求は、サービスを特定するサービス特定情報を含む。サービス特定情報は、終了通知の通知と、領収書の発行である。他に選択されたサービスがあれば、その要求が含まれる。
次に、ステップS26では、管理サーバー6は、終了通知の通知の要求の受信を待ち、終了通知の通知の要求が受信されると、受信した終了通知の通知の要求を解析し要求データとサービス特定情報を抽出する。要求データに含まれる機器番号、店舗番号、要求時刻、通知先情報を抽出する。また、一連の処理であるので、店舗番号と機器番号は予め管理サーバー6が認識しているので、要求データには機器番号と店舗番号は必ずしも必要ではない。さらに、サービス特定情報として、要求されたサービスの種類を抽出する。要求されたサービスが、終了通知の通知、領収書の発行など、どのようなサービスが要求されたかを抽出する。サービス毎の決められた番号を付けることで区分できるようにすることができる。
次に、ステップS27では、管理サーバー6は、終了通知の通知の要求が条件を満たしているか確認する。要求を満たしていればステップS28に移行し、満たしていなければステップS29に移行する。要求に対する条件は予め決められ管理サーバー6に記憶されている。例えば、対象機器の動作が開始されてから所定の期間内に終了通知の要求がされた場合は、終了通知の通知の要求を受理し、期間外だったら要求は受理しない。この場合、対象機器の動作開始時刻をランドリー情報DB56から検索し、要求時刻と比較する。要求時刻が開始時刻から所定期間内であれば要求を受理し、そうで無ければ要求は不受理となる。
例えば開始時刻からの10分間を、終了通知の要求を受理する所定期間とする。無条件に終了通知を受け付けた場合に、動作終了後に登録されるなど悪戯される問題がある。ランドリー機器に対しての入金がされ、動作開始から短時間なら、その場にユーザーがいると考えられる。そのようなタイミングで終了通知の要求を可能とした。また、この所定期間なら、通知先の再登録を可能とし、再登録した場合に、通知先を上書きする。
また、サービスの要求の回数を条件とする事ができる。領収書発行の要求があった場合は、ランドリー情報DB56から対象の機器の領収書発行の有無を検索し、領収書が発行されていなければ要求を受理し、既に領収書が発行されていれば要求は不受理とされる。他の要求されたサービスも同様にランドリー情報DB56から対象の機器のサービスの有無を検索し、比較し、サービスの提供ができると判断されれば受理し、できないと判断すれば不受理とする。これは、通知をすべきか否かを判断する通知判定手段とも言える。
次にステップS28では、要求データとサービス特定情報は、管理サーバー6に記憶される。例えば、ランドリー情報DB56の機器情報に、終了通知の通知の要求、領収書発行の要求などのサービスの要求があった履歴として記憶される。また、管理サーバー6は終了通知の要求があった場合には、定期的に通知の条件を満たす対象の有無を確認し、通知の条件を満たす対象があった場合に、通知先に、終了通知を通知する。
領収書発行などの要求されたサービスの履歴を確認することで、領収書の発行などの要求されたサービスの有無がわかり、重複して発行してしまうなどの処理を防止できる。
次に、ステップS29では、管理サーバー6は、ユーザーが入力した通知先に、要求データとサービス特定情報を受け付けたことを示す確認通知を通知する。通知先が電子メールアドレスならば、通知先に、要求データとサービス特定情報の内容を含む確認メールを送信する。さらに、確認メールには、ランドリー機器の稼働状況を表示可能なWebページのURLをメッセージに付加することで、Webブラウザーによっても動作状況、残り時間を確認することができる。確認通知は付加サービスとも言えるが、特定の付加サービスは選択や指定なしでサービスの処理がされる。
ユーザーは、通知先に届いた確認メールを受信することで、通知先が間違いなかったこと、要求の内容、対象の機器等の確認ができる。また、要求が不受理の場合は受理されなかったことを通知する。そして、次の処理が始まるまで待機する。
ユーザーは、あらためて終了通知の通知の要求をする処理がされた場合、管理サーバー6は、要求データとサービス特定情報を上書きして、要求に対する処理を続ける。この場合に、終了通知の通知先の再度の登録があったことを、直前に登録された通知先に通知しても良い。通知先が電子メールならば、直前の通知先に変更がされたことをメールする。他人よる誤った通知先の再変更がされるのを防止できる。
上述の例では、第1コード記録媒体8に記録されているコードには、管理ページのURLと店舗番号と機器番号が含まれている例で説明した。ここでは、第1コード記録媒体8に記録されているコードに機器番号が無い場合に、ユーザーの使用するランドリー機器を特定し、抽出する処理について説明する。管理サーバー6にユーザー端末7がアクセスしたときに、管理サーバーは店舗番号を取得し、店舗番号に関連づけられた機器番号をランドリー情報DB56から検索する。検索結果を反映させた管理ページを作成し、ユーザー端末7によって管理ページ上で選択させる。管理サーバー6は、店舗番号に関連づけられた機器番号の一覧から、ランドリー機器を選択可能に一覧表示した管理ページのデータを生成し、ユーザー端末7に送信する。ユーザーがユーザー端末7に表示された機器番号の一覧から、使用中の機器番号を選択する。ユーザー端末7によって選択された機器番号を管理サーバー6に送信し、管理サーバー6が、ユーザーの使用しているランドリー機器の機器番号を取得する。このように、記録媒体に記録されているコードに機器番号が無い場合であっても、ユーザー端末7は、店番号を抽出できれば、表示される管理ページからその店舗に配置されたランドリー機器の一覧から、使用中のランドリー機器を特定し、抽出することが可能となる。この様なユーザー端末7による処理は、ユーザー端末7の店舗番号と機器番号との抽出手段とも言える。
例えば、この様な処理を、ステップS20とステップS21の間に設けることで、機器番号がコードに含まれていなくとも、管理サーバー6に、機器番号の送信が無かった場合に、ユーザー端末に選択可能な管理ページを生成させることで、ユーザーの使用しているランドリー機器を特定し、抽出することができる。また、機器番号と共に機器番号に対応する機種等の情報を同時に検索し、付加して表示することもできる。また、記録媒体に店舗番号と機器番号を選択する管理ページにリンクするURLをコードとして記録させ、ユーザー端末7からその管理ページにアクセスさせれば、系列の店舗をまとめて表示させ、選択させることも可能である。
次に、終了通知をユーザーの通知先に通知する処理について説明する。図9は、自動動作機器管理システムの動作を説明する第3のフローチャートである。図10は、ユーザー端末の表示の第2の例を示す図である。
管理サーバー6は、定期的に、例えば30秒毎や1分毎などに、ランドリー機器の動作状態を確認する。管理サーバー6は、終了通知の通知要求がされているランドリー機器であり、動作が終了したものがあるか否かを確認する。管理サーバー6は、動作が終了した終了通知の対象のランドリー機器がある場合に、通知先を取得し、終了通知を通知する。対象のランドリー機器が無い場合には、終了通知は通知されない。その際、管理サーバー6は、領収書の発行などの他のサービスを付加する要求があった場合は、要求のあったサービスを付加して通知する。
まず、ステップS30では、管理サーバー6のサーバー制御手段50は、管理しているランドリー機器の動作について、ランドリー情報DB56を検索し、取得する。現在状況DB59には、各ランドリー機器の現在の状態が記憶されている。ここには、ユーザー端末7からの要求に関する情報も現在状況として記憶されている。
次に、ステップS31では、サーバー制御手段50は、動作が終了し、終了通知の通知の要求のあるランドリー機器があるか無いかを判断する。あれば次のステップに移行する。無ければステップS40に移行する。これは、通知をすべきか否かを判断する通知判定手段とも言える。
次に、ステップS32では、サーバー制御手段50は、動作が終了したランドリー機器の終了通知の通知先を、ランドリー情報DB56を検索し、取得する。
次に、ステップS33では、サーバー制御手段50は、ユーザーから要求あれた付加的なサービスの有無を確認する。領収書を要求されているか確認し、領収書を要求されていればステップS34に移行し、要求されていなければステップS36に移行する。ここでは、領収書に関して例を説明しているが、サーバー制御手段50は、クーポン券の発券、広告の情報提供など各サービスに関して要求の有無を確認し、それに応じてステップS34、S35のように各サービスに応じた情報を取得し、サービスデータを生成する。これは、通知をすべきか否かを判断する通知判定手段とも言える。
次に、ステップS34では、サーバー制御手段50は、領収書が要求されているランドリー機器に対応する決済データを、ランドリー情報DB56を検索し、取得する。
次に、ステップS35では、決済データに基づいて領収書データを生成する。決済データに基づき、日時、使用したランドリー機器、料金、支払方法などのデータから領収書データを生成する。
次に、ステップS36では、サーバー制御手段50は、メールデータを生成する。メールデータは、通知先に送信するランドリー機器の動作に関する情報を含む通知情報である。例えば、ランドリー機器の動作が終了したメッセージを含む。メッセージには、ユーザーが利用したランドリー機器を特定できるように、店舗名と機器番号が含まれる。また、付加サービスがある場合は、付加サービスに関する情報を電子メールに添付するか、メッセージに含める。付加サービスは、領収書の発行が要求された場合は領収書を電子メールに添付する。また、付加サービスがクーポン券や広告等の場合は、電子メールに加えるか、クーポン券や広告をPDFファイルなどの特定形式のファイルにして電子メールに添付する。特定のWebページのURLならば、電子メールのメッセージに含めてもよい。
次に、ステップS37では、サーバー制御手段50は、生成したメールデータを、指定された通知先に送信する。ユーザー端末7によって、指定されたランドリー機器の動作状態を、ユーザー端末7によって指定された通知先に、通知する。
次に、ステップS38では、サーバー制御手段50は、ランドリー情報DB56に処理の履歴を記録する。通知の送信、領収書の有無などの情報が日時情報と共に記憶される。
次に、ステップS39では、サーバー制御手段50は、通知先に関する情報を削除する。
次に、ステップS40では、管理サーバー6によって管理されているランドリー機器の動作情報のWebページのデータを、更新する。定期的に更新し、次の処理まで待機する。
ユーザーは、この動作状況を表示するWebページからでもランドリー機器の動作状況を確認できる。このWebページのURLは、ユーザー端末7による通知先の入力時に受け取る確認メールに、メッセージと共に含ませることができる。
通知先に送信された終了通知の内容は、例えば図10に示されるように、少なくとも終了通知80が通知される。領収書を要求した場合は領収書81が表示される。領収書ファイルは、PDFなどの所定の形式のファイルである。この領収書ファイルを端末表示手段42に表示して確認できる。
電子メールで終了通知が通知されるので、電子メールを表示させるプログラムによって表示形式が変わる。表示形式を変えたくなければ、終了通知としてGIFやJPEGなどの形式の画像データファイルやPDFファイルを生成して、電子メールに添付して通知しても良い。
終了通知はテキスト形式のメールで送信しても良い。終了した日時、店舗名、機器番号、機種名、機器の動作が終了した旨のメッセージが含まれ、電子メールを表示したときに、機器の特定、終了時刻の特定がされる。
また、ステップS30では定期的な動作の確認を行っているが、ステップS18によって決済データが送信され、管理サーバー6が受信したときに、決済データに含め、動作が終了したランドリー機器の情報を合わせて取得することで、接続されているランドリー機器の動作の確認を行っても良い。
また、動作終了の通知に関して例として説明したが、終了の予告を通知する場合に、付加サービスとする事ができる。通知するタイミングとして、終了の何分前に通知するかの時間情報すなわち予告時間を予め設定し、付加サービスとして終了予告通知の選択があった場合に、管理サーバー6のサーバー制御手段50は、ステップS30で、定期的な動作の確認をすると共に、終了までの時間を取得する。予告時間の設定は、通知先を入力するときにユーザーが設定可能であることが望ましい。管理ページに設定値を入力する枠を設け、そこに所望の時間の入力ができる様にすることで実現できる。そして、ステップS31で予告通知の予告時間と機器の動作が終了する時間とを比較し、予告通知をするタイミングであるか否かを判断する。仮に予告通知をすると判断されれば、ステップS32では、通知先を取得する。そして、ステップS33で領収書を発行できるタイミングでは無いので、ステップS36に移行して、メールデータを生成する。メールデータは、あと何分で終了するかが分かるメッセージである。そして、ステップS37では、指定された通知先に終了の予告のメールを送信する。ステップS38で履歴を記録し、ステップS39では、まだ終了通知を送信していないので処理をスキップする。そしてステップS40に移行する。この様に処理をすれば、管理サーバー6から、終了予告通知を通知先に送信することができる。