JP7456913B2 - 負荷周波数制御装置および方法 - Google Patents
負荷周波数制御装置および方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7456913B2 JP7456913B2 JP2020174918A JP2020174918A JP7456913B2 JP 7456913 B2 JP7456913 B2 JP 7456913B2 JP 2020174918 A JP2020174918 A JP 2020174918A JP 2020174918 A JP2020174918 A JP 2020174918A JP 7456913 B2 JP7456913 B2 JP 7456913B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output
- power source
- load frequency
- frequency control
- capacity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 165
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 61
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 48
- 238000010248 power generation Methods 0.000 claims description 35
- 230000001629 suppression Effects 0.000 claims description 12
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 55
- 230000008569 process Effects 0.000 description 49
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 14
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 9
- 102220517925 Humanin_S14P_mutation Human genes 0.000 description 8
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 8
- 230000006870 function Effects 0.000 description 7
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 6
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 5
- 102220517924 Humanin_S14G_mutation Human genes 0.000 description 3
- 102220353742 c.41G>A Human genes 0.000 description 3
- 230000009194 climbing Effects 0.000 description 3
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 3
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 3
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 3
- 102220090920 rs771027745 Human genes 0.000 description 3
- 102220083081 rs863224628 Human genes 0.000 description 3
- 102220331764 c.41C>T Human genes 0.000 description 2
- 238000004590 computer program Methods 0.000 description 2
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 2
- 238000005401 electroluminescence Methods 0.000 description 2
- 230000000116 mitigating effect Effects 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 238000013528 artificial neural network Methods 0.000 description 1
- 230000033228 biological regulation Effects 0.000 description 1
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000002803 fossil fuel Substances 0.000 description 1
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 1
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 230000009897 systematic effect Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/70—Wind energy
- Y02E10/76—Power conversion electric or electronic aspects
Landscapes
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Description
Er=-K×Δf+ΔPt・・・(1)
Er=ΔPt・・・(2)
なお、周波数バイアス連系線潮流制御方式では、系統周波数偏差Δfと連系線潮流偏差ΔPtに限られず、系統周波数変化量と連系線潮流変化量で定まる値を低減すべく負荷周波数制御対象電源に対して電源出力指令を送ることで、自エリア内の周波数を規定値に保ってもよい。
また、20分程度以上の負荷変動に対しては、経済負荷配分制御(Economic Dispatching Control:以下、EDC)や自動発電制御を用いる。なお、負荷周波数制御と経済負荷配分とは、合わせて需給調整とも呼ばれる。
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
図1は、第1の実施形態に係る電力系統20と、電力系統20に接続された負荷周波数制御装置10とを示すブロック図である。
電力系統20は、複数の発電機23A~23Dおよび負荷25A、25B、25D~25Fが、母線21A~21F、変圧器22A~22Dおよび送電線路24A~24Eなどを介して相互に連系されたシステムである。発電機23A~23Dは、例えば、火力発電機、水力発電機、原子力発電機などの負荷周波数制御対象電源である。なお、図1に示した発電機23A~23Dは、すべての電源が負荷周波数対象電源であるが、本発明はこれに限られるものではない。
なお、後記する図3Aに示す負荷周波数制御装置10は、必要余力量はすでに必要余力量データベース466に設定されたものを用いる。
負荷周波数制御装置10は、表示部41、入力部42、通信部43、プロセッサ44、メモリ45および記憶装置46を備える。表示部41、入力部42、通信部43、プロセッサ44、メモリ45および記憶装置46は、バス47を介して接続されている。
通信部43は、通信ネットワーク30に接続するための回路および各通信プロトコルを解釈する部位である。通信ネットワーク30は、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)であってもよいし、LAN(Local Area Network)であってもよく、WANとLANが混在していてもよい。通信部43は、この通信ネットワーク30を介して発電機23A~23Dや、自然変動電源27A~27Dや、母線21A~21Fに設置された不図示の計測装置などと通信可能に接続される。
表示部41は、各種計算結果や各種データベースの中身を表示する。
必要余力量決定部17は、各発電機がどれだけ出力を下げておくべきか、又は、どれだけ出力を上げておくべきかという必要余力量を決定する。この必要余力量については、後記する図4A、図4B、図5A、図5Bで説明する。
グラフの縦軸は、火力発電機の出力を示しており、横軸は時間を示している。細い実線は火力発電機の最大出力と最小出力を示している。破線は、火力発電機のベース出力指令値を示している。太い実線は、火力発電機の実績値を示している。
グラフの縦軸は、火力発電機の出力を示しており、横軸は時間を示している。細い実線は火力発電機の最大出力と最小出力を示している。なお、火力発電機の最大出力は、最高出力と呼ばれる場合もある。また火力発電機の最小出力は、最低出力と呼ばれる場合もある。なお、火力発電機には、これ以下に出力を落とせないという最小出力が存在する。破線は、火力発電機のベース出力指令値を示している。太い実線は、火力発電機の実績値を示している。
なお、図4Aや図4Bのグラフで示される上げ余力と下げ余力は、火力発電機に限られず、自然変動電源以外の負荷周波数制御対象電源に適用してもよい。
グラフの縦軸は、自然変動電源の出力を示しており、横軸は時間を示している。細い実線は、自然変動電源の最大出力と最小出力を示している。図4Aと図4Bで示した火力発電機の最大出力とは異なり、自然変動電源の最大出力は階段状に変化する。破線は、自然変動電源のベース出力指令値を示している。太い実線は、自然変動電源の実績値を示している。なお、最小出力も変化してもよい。また、最小出力はゼロであってもよい。更に、最大出力や最小出力は階段状に変化しなくてもよい。また、最大出力や最小出力は時々刻々変化してもよい。
グラフの縦軸は、自然変動電源の出力を示しており、横軸は時間を示している。細い実線は、自然変動電源の最大出力と最小出力を示している。図4Aと図4Bで示した火力発電機の最小出力とは異なり、自然変動電源の最小出力は0まで抑制可能なものもある。破線は、自然変動電源のベース出力指令値を示している。太い実線は、自然変動電源の実績値を示している。
ステップS11において、地域要求量計算部11は、系統周波数偏差Δfと、連系線潮流偏差ΔPtと、計測箇所の時差のうち1つ以上に基づいて、地域要求量を計算すると、ステップS12へ進む。例えば米国のように国内に時差があるとき、地域要求量計算部11は、系統周波数偏差Δfと連系線潮流偏差ΔPtに係る計測時刻を、これら計測箇所の時差に基づいて同一の標準時刻に補正したのちに、当該時刻の地域要求量を計算する。
その後、指令部16は、各負荷周波数制御対象電源への指令値を各負荷周波数制御対象電源に送信する。
このように制御することで、負荷周波数制御装置10は、自然変動電源のベース出力指令値を下げている。これにより、これら自然変動電源をLFC制御できる。
この図7Aは、例えば、5秒周期で直近予測する値から必要余力量を確保を常にしていく方式である。これにより一定の余力を確保できます。
また、図7Bは、例えば、5秒周期で直近予測するが、自然変動電源(VRE)が制御指令を受けられる周期がそれよりも長いことを想定し、その指令周期の間の変動が生じても必要余力量を確保できるようにベース出力指令値を変更しておく方式である。
予測値とは、最大電力点追従(MPPT)制御による最大可能出力の予測値のことをいう。予測値は、次の予測値を計算するまで同じ値を維持する。
細かい破線は、ベース出力指令値を示している。最も細かい破線は、実際の最大出力Pmaxを示している。変更確認窓Wは、自然変動電源の出力が変更されたか否かを確認する区間を示している。また、図7Cでは自然変動電源が風力発電の場合を示している。
出力配分のロジックには以下の方法が考えられる。
(1-2) 火力等の負荷周波数制御対象電源に、その出力変化速度で等比率にLFC出力を配分する方法である。
(1-4) 火力等の負荷周波数制御対象電源に、メリットオーダー順でLFC出力を配分する方法である。
(2-1) 自然変動電源に、その台数で等比率にLFC出力を配分する方法である。
(2-2) 自然変動電源に、その出力変化速度で等比率にLFC出力を配分する方法である。
(2-4) 自然変動電源に、メリットオーダー順でLFC出力を配分する方法である。
(3-2) 火力等の負荷周波数制御対象電源に、その出力変化速度で等比率にLFC出力を配分した後、自然変動電源に、その出力変化速度で等比率に不足分のLFC出力を配分する方法である。
(3-4) 火力等の負荷周波数制御対象電源に、メリットオーダー順でLFC出力を配分した後、自然変動電源に、メリットオーダー順で不足分のLFC出力を配分する方法である。
(4-2) 自然変動電源に、その出力変化速度で等比率にLFC出力を配分した後、火力等の負荷周波数制御対象電源に、その出力変化速度で等比率に不足分のLFC出力を配分する方法である。
(4-4) 自然変動電源に、メリットオーダー順でLFC出力を配分する方法である。
方法(5)では、火力等の負荷周波数制御対象電源が多くのLFC出力を分担するので、自然変動電源に割り当てられるLFC出力が少くなる。一方で方法(6)では、一般的に自然変動電源の出力変化速度は、火力等の負荷周波数制御対象電源よりも速いため、殆どのLFC出力は自然変動電源に割り当てられる。自然変動電源は、インバータ機器で制御されるため、出力変化速度が火力等の負荷周波数制御対象電源よりも速くなる。
《方法(1-1),(1-2),(1-3)》
方法(1-1)から方法(1-3)までは、LFC出力を火力等の負荷周波数制御対象電源のみに配分する。これら方法を実行する負荷周波数制御装置10は、図2と図3Aや図3Bに示された第1の実施形態の負荷周波数制御装置10と同様に構成されているが、出力配分部14の処理内容が異なる。
ステップS11の処理は、図6に示したステップS11の処理と同様である。出力配分部14は、ステップS11の処理が終了すると、ステップS14Aの処理に進む。
ステップS15の処理は、図6に示したステップS15の処理と同様である。
なお、ステップS14Aにおいて、出力配分部14は、負荷周波数制御対象電源の台数や容量に等比例で、リミッタ制約まで出力を配分してもよい。
方法(1-4)は、LFC出力を火力等の負荷周波数制御対象電源のみに配分する。この方法を実行する負荷周波数制御装置10は、図2と図3Aや図3Bに示された第1の実施形態の負荷周波数制御装置10と同様に構成されているが、出力配分部14の処理内容が異なる。
ステップS11の処理は、図6に示したステップS11の処理と同様である。出力配分部14は、ステップS11の処理が終了すると、ステップS14Bの処理に進む。
ステップS15の処理は、図6に示したステップS15の処理と同様である。
方法(2-1)から方法(2-3)までは、LFC出力を自然変動電源のみに配分する。これら方法を実行する負荷周波数制御装置10は、図2と図3Aや図3Bに示された第1の実施形態の負荷周波数制御装置10と同様に構成されているが、出力配分部14の処理内容が異なる。
ステップS11~S13の処理は、図6に示したステップS11~S13の処理と同様である。出力配分部14は、ステップS13の処理が終了すると、ステップS14Cの処理に進む。
なお、ステップS14Cにおいて、出力配分部14は、自然変動電源の台数や容量に等比例で、リミッタ制約まで出力を配分してもよい。
方法(2-4)は、LFC出力を自然変動電源のみに配分する。この方法を実行する負荷周波数制御装置10は、図2と図3Aや図3Bに示された第1の実施形態の負荷周波数制御装置10と同様に構成されているが、出力配分部14の処理内容が異なる。
ステップS11~S13の処理は、図6に示したステップS11~S13の処理と同様である。出力配分部14は、ステップS13の処理が終了すると、ステップS14Dの処理に進む。
ステップS15の処理は、図6に示したステップS15の処理と同様である。
方法(3-1)から方法(3-3)までは、LFC出力を火力等の負荷周波数制御対象電源に配分したのち、不足分を自然変動電源に配分する。これら方法を実行する負荷周波数制御装置10は、図2と図3Aや図3Bに示された第1の実施形態の負荷周波数制御装置10と同様に構成されているが、出力配分部14の処理内容が異なる。
ステップS11~S13の処理は、図6に示したステップS11~S13の処理と同様である。出力配分部14は、ステップS13の処理が終了すると、ステップS14Eの処理に進む。
ステップS14Fにおいて、出力配分部14は、自然変動電源の将来の設定期間中に可能な出力能力における出力変化速度を用いて、リミッタ制約まで不足分の出力を配分すると、ステップS15に進む。これにより、出力配分部14は、系統周波数を許容範囲に維持することができる。
なお、ステップS14Eにおいて、出力配分部14は、負荷周波数制御対象電源の台数や容量に等比例で、リミッタ制約まで優先的に出力を配分してもよい。ステップS14Fにおいて、出力配分部14は、自然変動電源の台数や容量に等比例で、リミッタ制約まで不足分の出力を配分してもよい。
方法(3-4)は、LFC出力を火力等の負荷周波数制御対象電源に配分したのち、不足分を自然変動電源に配分する。この方法を実行する負荷周波数制御装置10は、図2と図3Aや図3Bに示された第1の実施形態の負荷周波数制御装置10と同様に構成されているが、出力配分部14の処理内容が異なる。
ステップS11~S13の処理は、図6に示したステップS1~S13の処理と同様である。出力配分部14は、ステップS13の処理が終了すると、ステップS14Gの処理に進む。
ステップS14Hにおいて、出力配分部14は、自然変動電源の将来の設定期間中に可能な出力能力を参照し、メリットオーダー順にリミッタ制約まで不足分の出力を配分すると、ステップS15に進む。これにより、出力配分部14は、系統周波数を許容範囲に維持することができる。
ステップS15の処理は、図6に示したステップS15の処理と同様である。
方法(4-1)から方法(4-3)までは、LFC出力を自然変動電源に配分したのち、不足分を火力等の負荷周波数制御対象電源に配分する。これら方法を実行する負荷周波数制御装置10は、図2と図3Aや図3Bに示された第1の実施形態の負荷周波数制御装置10と同様に構成されているが、出力配分部14の処理内容が異なる。
ステップS11~S13の処理は、図6に示したステップS11~S13の処理と同様である。出力配分部14は、ステップS13の処理が終了すると、ステップS14Iの処理に進む。
ステップS14Jにおいて、出力配分部14は、負荷周波数制御対象電源の将来の設定期間中に可能な出力能力における出力変化速度を用いて、リミッタ制約まで不足分の出力を配分すると、ステップS15に進む。これにより、出力配分部14は、系統周波数を許容範囲に維持することができる。
なお、ステップS14Iにおいて、出力配分部14は、自然変動電源の台数や容量に等比例で、リミッタ制約まで優先的に出力を配分してもよい。ステップS14Jにおいて、出力配分部14は、負荷周波数制御対象電源の台数や容量に等比例で、リミッタ制約まで不足分の出力を配分してもよい。
方法(4-4)は、LFC出力を自然変動電源に配分したのち、不足分を火力等の負荷周波数制御対象電源に配分する。この方法を実行する負荷周波数制御装置10は、図2と図3Aや図3Bに示された第1の実施形態の負荷周波数制御装置10と同様に構成されているが、出力配分部14の処理内容が異なる。
ステップS11~S13の処理は、図6に示したステップS1~S13の処理と同様である。出力配分部14は、ステップS13の処理が終了すると、ステップS14Gの処理に進む。
ステップS14Lにおいて、出力配分部14は、負荷周波数制御対象電源の将来の設定期間中に可能な出力能力を参照し、メリットオーダー順にリミッタ制約まで不足分の出力を配分すると、ステップS15に進む。これにより、出力配分部14は、系統周波数を許容範囲に維持することができる。
ステップS15の処理は、図6に示したステップS15の処理と同様である。
方法(5)から方法(7)までは、LFC出力を、負荷周波数制御対象電源と自然変動電源を含む各発電機に配分する。これら方法を実行する負荷周波数制御装置10は、図2と図3Aや図3Bに示された第1の実施形態の負荷周波数制御装置10と同様に構成されているが、出力配分部14の処理内容が異なる。
ステップS11~S13の処理は、図6に示したステップS11~S13の処理と同様である。出力配分部14は、ステップS13の処理が終了すると、ステップS14Nの処理に進む。
なお、ステップS14Nにおいて、出力配分部14は、負荷周波数制御対象電源と自然変動電源を含む各発電機の台数や容量に等比例で、リミッタ制約まで出力を配分してもよい。
方法(8)は、LFC出力を自然変動電源のみに配分する。この方法を実行する負荷周波数制御装置10は、図2と図3Aや図3Bに示された第1の実施形態の負荷周波数制御装置10と同様に構成されているが、出力配分部14の処理内容が異なる。
ステップS11~S13の処理は、図6に示したステップS11~S13の処理と同様である。出力配分部14は、ステップS13の処理が終了すると、ステップS14Pの処理に進む。
ステップS15の処理は、図6に示したステップS15の処理と同様である。
ここで、図18を用いて、ベース出力指令をしない第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態は、第1の実施形態と異なり、ベース出力指令値を変更できない場合を想定し、負荷周波数制御対象電源の出力変化速度に応じて指令値を配分するものである。
基本は、第1の実施形態で示した方法(1)から方法(8)である。第2の実施形態では、可変容量リミッタを上げ下げして指令できる方法を開示する。
第2の実施形態の負荷周波数制御装置10は、図2と図3Aと図3Bに示された第1の実施形態の負荷周波数制御装置10と同様に構成されているが、出力配分部14の代わりに図18に示した出力配分部14Aを備えている。
発電機23A~23Dは、従来の自然変動電源以外の負荷周波数制御対象電源である。ここで配分部141A~141Dは、それぞれ4台の発電機23A~23Dの出力変化速度に比例して指令値を配分する部位である。容量リミッタ142A~142Dは、配分された指令値を制限する部位である。
更に、風力等の自然変動電源は、可変容量リミッタに限られず、容量リミッタを備えていてもよい。
11 地域要求量計算部
12 出力能力推定部
13 ベース出力指令計算部
14 出力配分部
15 出力指令値決定部
16 指令部
20 電力系統
30 通信ネットワーク
41 表示部
42 入力部
43 通信部
44 プロセッサ
45 メモリ
46 記憶装置
461 出力能力データベース
462 出力指令値データベース
463 出力特性データベース
464 天候データベース
47 バス
21A~21F 母線
22A~22D 変圧器
23A~23D 発電機
24A~24E 送電線路
25A~25F 負荷
26A~26D 蓄電池
27A~27D 自然変動電源
Claims (13)
- 負荷周波数制御に用いられる地域要求量を計算する地域要求量計算部と、
自然変動電源のベース出力指令値を決定するベース出力指令計算部と、
前記地域要求量計算部により計算された地域要求量、前記自然変動電源の出力能力、前記ベース出力指令計算部により計算された前記自然変動電源の将来の設定期間中に可能なベース出力指令値、当該自然変動電源以外の負荷周波数制御対象電源の出力能力とに基づいて、前記自然変動電源と前記負荷周波数制御対象電源の出力配分を決定する出力配分部と、
前記自然変動電源と前記負荷周波数制御対象電源の出力指令値を決定する出力指令値決定部と、
を具備することを特徴とする負荷周波数制御装置。 - ベース出力指令値は、Setpoint、EDC指令値、出力計画値、出力目標値、最大電力点追従制御の最適動作点、デロード運転点を含んでおり、
前記ベース出力指令計算部は、前記自然変動電源の出力特性情報、および、天候予測値、天候統計値、現在のベース出力指令値、発電出力上限値、抑制量目標値、需給制約情報、系統制約情報、前記負荷周波数制御対象電源、必要余力量の要件のうち1つ以上に基づいて、前記自然変動電源の将来の設定期間中に可能なベース出力指令値に含まれるSetpoint、EDC指令値、出力計画値、出力目標値、最大電力点追従制御の最適動作点、デロード運転点のうち1つ以上の大きさおよび継続時間を計算する、
ことを特徴とする請求項1に記載の負荷周波数制御装置。 - 前記出力配分部は、
前記地域要求量計算部により計算された地域要求量を満たし、かつ系統周波数を許容範囲に維持するため、
前記自然変動電源の台数、容量、および、前記自然変動電源の出力能力における出力変化速度の何れかを用いて、リミッタ制約まで出力を配分する、
ことを特徴とする請求項1に記載の負荷周波数制御装置。 - 前記自然変動電源の出力特性情報、および、天候予測値、天候統計値、現在のベース出力指令値、発電出力上限値、抑制量目標値、需給制約情報、系統制約情報のうち1つ以上に基づいて、前記自然変動電源が将来の設定期間中に可能な出力能力を推定する出力能力推定部を更に備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の負荷周波数制御装置。 - 前記出力配分部は、
前記地域要求量計算部により計算された地域要求量を満たし、かつ系統周波数を許容範囲に維持するため、
前記自然変動電源の出力能力を参照し、メリットオーダー順でリミッタ制約まで出力を配分する、
ことを特徴とする請求項1に記載の負荷周波数制御装置。 - 前記出力配分部は、
前記地域要求量計算部により計算された地域要求量を満たし、かつ系統周波数を許容範囲に維持するため、
前記負荷周波数制御対象電源の台数、容量、および、前記負荷周波数制御対象電源の出力能力における出力変化速度の何れかを用いて、リミッタ制約まで出力を優先的に配分し、
前記自然変動電源の台数、容量、および、前記自然変動電源の出力能力における出力変化速度の何れかを用いて、リミッタ制約まで残りの出力を配分する、
ことを特徴とする請求項1に記載の負荷周波数制御装置。 - 前記出力配分部は、
前記地域要求量計算部により計算された地域要求量を満たし、かつ系統周波数を許容範囲に維持するため、
前記負荷周波数制御対象電源の出力能力を参照し、メリットオーダー順でリミッタ制約まで出力を優先的に配分し、
前記自然変動電源の出力能力を参照し、メリットオーダー順でリミッタ制約まで残りの出力を配分する、
ことを特徴とする請求項1に記載の負荷周波数制御装置。 - 前記出力配分部は、
前記地域要求量計算部により計算された地域要求量を満たし、かつ系統周波数を許容範囲に維持するため、
前記自然変動電源の台数、容量、および、前記自然変動電源の出力能力における出力変化速度の何れかを用いて、リミッタ制約まで出力を優先的に配分し、
前記負荷周波数制御対象電源の台数、容量、および、前記負荷周波数制御対象電源の出力能力における出力変化速度の何れかを用いて、リミッタ制約まで残りの出力を配分する、
ことを特徴とする請求項1に記載の負荷周波数制御装置。 - 前記出力配分部は、
前記地域要求量計算部により計算された地域要求量を満たし、かつ系統周波数を許容範囲に維持するため、
前記自然変動電源の出力能力を参照し、メリットオーダー順でリミッタ制約まで出力を優先的に配分し、
前記負荷周波数制御対象電源の出力能力を参照し、メリットオーダー順でリミッタ制約まで残りの出力を配分する、
ことを特徴とする請求項1に記載の負荷周波数制御装置。 - 前記出力配分部は、
前記地域要求量計算部により計算された地域要求量を満たし、かつ系統周波数を許容範囲に維持するため、
前記負荷周波数制御対象電源と前記自然変動電源を含む各発電機の台数、容量、および、各前記発電機の出力能力における出力変化速度の何れかを用いて、リミッタ制約まで出力を配分する、
ことを特徴とする請求項1に記載の負荷周波数制御装置。 - 前記出力配分部は、
前記地域要求量計算部により計算された地域要求量を満たし、かつ系統周波数を許容範囲に維持するため、
前記負荷周波数制御対象電源と前記自然変動電源を含む各発電機の出力能力を参照し、メリットオーダー順でリミッタ制約まで出力を配分する、
ことを特徴とする請求項1に記載の負荷周波数制御装置。 - 前記出力配分部は、
指令値またはパルス信号に従って、前記自然変動電源のリミッタを変更する、
ことを特徴とする請求項1に記載の負荷周波数制御装置。 - 負荷周波数制御に用いられる地域要求量を計算するステップと、
自然変動電源のベース出力指令値を決定するステップと、
前記地域要求量と、前記自然変動電源の出力能力と、前記自然変動電源のベース出力指令値と、前記自然変動電源以外の負荷周波数制御対象電源の出力能力と、に基づいて、前記自然変動電源および前記負荷周波数制御対象電源の出力配分を決定するステップと、
前記自然変動電源および前記負荷周波数制御対象電源の出力配分指令値を決定するステップと、
を具備することを特徴とする負荷周波数制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020174918A JP7456913B2 (ja) | 2020-10-16 | 2020-10-16 | 負荷周波数制御装置および方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020174918A JP7456913B2 (ja) | 2020-10-16 | 2020-10-16 | 負荷周波数制御装置および方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022066022A JP2022066022A (ja) | 2022-04-28 |
JP7456913B2 true JP7456913B2 (ja) | 2024-03-27 |
Family
ID=81387830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020174918A Active JP7456913B2 (ja) | 2020-10-16 | 2020-10-16 | 負荷周波数制御装置および方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7456913B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2023166118A (ja) * | 2022-05-09 | 2023-11-21 | 三菱重工業株式会社 | 有効電力計量装置、調整力計量装置、計量方法、およびプログラム |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016093049A (ja) | 2014-11-10 | 2016-05-23 | 東京電力株式会社 | 需給制御装置及び需給制御方法 |
JP2019030151A (ja) | 2017-08-01 | 2019-02-21 | 株式会社東芝 | 電力需給制御装置、電力需給制御システム、電力需給制御用コンピュータプログラムおよび電力需給制御方法 |
JP2020022320A (ja) | 2018-08-03 | 2020-02-06 | 株式会社東芝 | 電力需給制御装置、電力需給制御システム、電力需給制御用コンピュータプログラムおよび電力需給制御方法 |
JP2020162255A (ja) | 2019-03-26 | 2020-10-01 | 株式会社日立製作所 | 負荷周波数制御装置および負荷周波数制御方法 |
-
2020
- 2020-10-16 JP JP2020174918A patent/JP7456913B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016093049A (ja) | 2014-11-10 | 2016-05-23 | 東京電力株式会社 | 需給制御装置及び需給制御方法 |
JP2019030151A (ja) | 2017-08-01 | 2019-02-21 | 株式会社東芝 | 電力需給制御装置、電力需給制御システム、電力需給制御用コンピュータプログラムおよび電力需給制御方法 |
JP2020022320A (ja) | 2018-08-03 | 2020-02-06 | 株式会社東芝 | 電力需給制御装置、電力需給制御システム、電力需給制御用コンピュータプログラムおよび電力需給制御方法 |
JP2020162255A (ja) | 2019-03-26 | 2020-10-01 | 株式会社日立製作所 | 負荷周波数制御装置および負荷周波数制御方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2022066022A (ja) | 2022-04-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11650639B2 (en) | Redundant flexible datacenter workload scheduling | |
US20230275432A1 (en) | Managing queue distribution between critical datacenter and flexible datacenter | |
CN113196201B (zh) | 关键数据中心和仪表后灵活数据中心的系统 | |
US20210288496A1 (en) | Providing computational resource availability based on power-generation signals | |
CA3128943A1 (en) | Coordinated control of renewable electric generation resource and charge storage device | |
US20130268131A1 (en) | Method and System for Dynamic Stochastic Optimal Electric Power Flow Control | |
JP6075116B2 (ja) | 需給制御装置 | |
JP7011881B2 (ja) | ハイブリッド発電システム及び電力制御装置 | |
JP2010074989A (ja) | 分散型電源システム及びこのシステムを用いた系統電圧安定化方法 | |
WO2019093009A1 (ja) | 電力計画装置、電力需給制御システム、および、電力計画方法 | |
JP6225553B2 (ja) | 需給制御装置 | |
JP7456913B2 (ja) | 負荷周波数制御装置および方法 | |
JP7181691B2 (ja) | 再生可能エネルギーハイブリッド発電システム及びその制御方法 | |
JP2002209336A (ja) | 電力系統負荷周波数制御方法およびシステム、ならびにコンピュータ読取可能な記憶媒体 | |
CN117172569A (zh) | 一种考虑电力系统供需匹配的灵活性评估方法 | |
JP7285053B2 (ja) | 電力需給制御装置、電力需給制御システムおよび電力需給制御方法 | |
US10439401B2 (en) | Managing the outflow of a solar inverter | |
JP2020188595A (ja) | 系統管理装置および系統管理方法 | |
CN117277447A (zh) | 分布式光伏无功/有功本地调控方法和装置 | |
WO2020195078A1 (ja) | 負荷周波数制御装置および負荷周波数制御方法 | |
US20230291204A1 (en) | Methods and control systems for voltage control of renewable energy generators | |
JP2022165295A (ja) | 電力需給調整システム、電力需給調整方法、電力需給調整用プログラム及びその記録媒体 | |
JP2020090932A (ja) | 風力発電プラントの制御装置及びその制御方法 | |
JP7222502B1 (ja) | 発電システムの制御端末及びその制御用プログラム、及び発電システムの製造方法 | |
JP7181160B2 (ja) | 発電制御装置、発電制御方法および再生可能エネルギーハイブリッド発電システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230213 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20231115 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20240109 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20240205 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240305 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240314 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7456913 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |