JP2020022320A - 電力需給制御装置、電力需給制御システム、電力需給制御用コンピュータプログラムおよび電力需給制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
(1)電力系統における電気的な変化量を検出する検出部により検出された前記変化量に基づいて地域要求電力(AR値)を算出するAR算出部。
(2)電力系統に電力を供給する複数の発電設備のメリットオーダーに基づいて前記地域要求電力(AR値)を配分し前記発電設備ごとにAR配分値を算出するAR配分部。
(3)前記発電設備のメリットオーダーに基づき、前記発電設備ごとのリアルタイムEDC値を算出するリアルタイムEDC算出部。
(4)前記AR配分部により算出された前記AR配分値、および前記リアルタイムEDC算出部により算出された前記リアルタイムEDC値から前記発電設備ごとの発電目標値を作成する目標値作成部。
(5)前記リアルタイムEDC算出部は、インバランス調整における、負荷周波数制御(LFC)による出力電力の制御と、経済負荷配分制御(EDC)による出力電力の制御に応じ、前記複数の発電設備のうち、負荷周波数制御(LFC)の対象となる発電設備、経済負荷配分制御(EDC)の対象となる発電設備を選択する。
[1−1.構成]
図1を参照して本実施形態の一例として、電力需給制御システムについて説明する。なお、本実施形態において、同一構成の装置や部材が複数ある場合にはそれらについて同一の番号を付して説明を行い、また、同一構成の個々の装置や部材についてそれぞれを説明する場合に、共通する番号にアルファベットの添え字を付けることで区別する。
図1に、本実施形態にかかる電力需給制御システムを示す。本電力需給制御システムは、電力系統9aに接続された複数の発電設備1、自然エネルギー発電設備2、検出装置3、制御装置4を有する。電力系統9aは、連系線9cを介し他の電力系統9b(以下、他系統9bと総称する)に接続される。また、各発電設備1は、検出用の信号線7および制御用の信号線8にて制御装置4に接続される。検出装置3が、請求項における検出部である。
a1.発電設備1ごとの発電電力値
b1.自然エネルギー発電設備2ごとの発電電力値
c1.周波数変化量:ΔF
c2.他系統9bとの連系線における潮流電力変化量:ΔPT
c3.電力系統9aの融通電力:P0
d1.発電目標値
f1.平滑前AR値
f2.平滑後AR値
f3.配分されたAR値(AR配分値)
g1.1日分の発電計画データ
g2.前日需要予測値
g3.日ごとの発電端総需要値
g4.前日自然エネルギー予測値
g5.リアルタイムEDC値(経済負荷配分の計算結果)
発電設備1は、発電機にて発電し電力系統9aに電力を供給する電力供給設備である。一例として、本実施形態の電力需給制御システムは、発電設備1a〜1nを有する。例えば、発電設備1aは、出力変化速度の速い、例えば水力機等の高速機により構成される。発電設備1bは、出力変化速度のやや遅い、例えば石油火力機等の中速機により構成される。発電設備1nは、出力変化速度の極めて遅い、例えば石炭火力機等の低速機により構成される。
自然エネルギー発電設備2は、太陽光発電装置にて発電し電力系統9aに電力を供給する電力供給設備である。例として、本実施形態の電力需給制御システムは、自然エネルギー発電設備2a〜2nを有する。自然エネルギー発電設備2は、制御装置4にデータb1(自然エネルギー発電設備2ごとの発電電力値)を送信する。なお、自然エネルギー発電設備2a〜2nは、任意の個数である。
検出装置3は、電力系統9aの電気量を検出する測定装置である。検出装置3は、電力系統9aに配置される。検出装置3は、電力系統9aに関するデータc1(周波数変化量:ΔF)データc2(他系統9bとの連系線における潮流電力変化量:ΔPT)、データc3(電力系統9aの融通電力:P0)の項目を検出し制御装置4に報知する。
制御装置4は、パーソナルコンピュータ等により構成される。制御装置4は、電力の監視制御を行う制御室等に配置される。制御装置4は、発電設備1から送信されるデータa1、自然エネルギー発電設備2から送信されるデータb1、検出装置3から送信される電力系統9aに関するデータc1〜c3が、入力される。制御装置4は、需給制御に関する演算を行い発電設備1に対し、データd1(発電目標値)を送信する。
出部49に接続される。総需要算出部47は、各発電設備1からから送信されたデータa1、各自然エネルギー発電設備2から送信されたデータb1が入力される。総需要算出部47は、上記データa1及びデータb1を累積加算してデータg3(日ごとの発電端総需要値)を算出し、これをリアルタイムEDC算出部49に出力する。
48及びAR平滑部45に接続され、出力側が各目標値作成部43に接続される。リアルタイムEDC算出部49は、発電計画データ作成部48からデータg1(1日分の発電計画データ)を、総需要算出部47からデータg3(日ごとの発電端総需要値)を、AR平滑部45からデータf2(平滑後AR値)を受信する。
リアにおけるEDC対象のエリアインバランス量を配分する。リアルタイムEDC算出部49は、EDC周期に合わせてエリアインバランス量を均等配分する。
最初に一般的な、電力需給制御と本実施形態の関係について説明する。
(イ)サイクリック分:数秒から数分周期までの微小周期の負荷変動をサイクリック分と呼ぶ。変動幅の小さい種々の振動周期を持った脈動成分や、不規則な変動成分が重畳したものと考えられる。
(ロ)フリンジ分:数分から10数分程度までの短周期の負荷変動をフリンジ分と呼ぶ。
(ハ)サステンド分:10数分以上の長周期の負荷変動をサステンド分と呼ぶ。
(a)定周波数制御(FFC):周波数変化量(ΔF)を検出して、ΔFを少なくするように発電設備の出力を調整し、系統の周波数のみを規定値に保つように制御する制御方式。
(b)定連系電力制御(FTC):連系線における潮流電力の変化量(ΔPT)を検出して、ΔPTを少なくするように発電設備の出力を調整し、連系線における潮流電力のみを規定値に保つように制御する制御方式。
(c)周波数バイアス連系線電力制御(TBC):周波数変化量(ΔF)と連系線における潮流電力の変化量(ΔPT)とを検出し、地域要求電力(AR)を算出し、地域要求電力(AR)に応じて発電設備の出力を制御する制御方式。
次に、本実施形態の電力需給制御システムの動作の概要を、制御装置4の動作に基づき説明する。図2に、AR配分処理にかかる電力需給制御システムの動作フローを示す。図2に示すプログラムは、制御装置4に内蔵される。図2に示すプログラムは、請求項における電力需給制御用コンピュータプログラムである。制御装置4は、下記の手順にて動作および演算を行う。
AR算出部44には、通信部(図中不示)を介し、以下の信号が入力される。
自然エネルギー発電設備2から送信された以下の信号
データb1.自然エネルギー発電設備2ごとの発電電力値
検出装置3から送信された以下の信号
データc1.周波数変化量:ΔF
データc2.他系統9bとの連系線における潮流電力変化量:ΔPT
データc3.電力系統9aの融通電力:P0
平滑前AR値=−K・ΔF+ΔPT ・・・(1)
AR値:地域要求電力[MW]
K:系統定数[MW/Hz]
ΔF:周波数偏差[Hz]
ΔPT:連系線における潮流電力の変化量
上記(1)式では、自系統に流入する電力の潮流方向を正の値としている。
ステップ20でAR算出部44により算出されたデータf1(平滑前AR値)に基づき、AR平滑部45により、データf2(平滑後AR値)が算出される。データf2は、フーリエ展開によりデータf1が周波数分解され算出される。
ステップ21で、AR平滑部45により周波数分解されたデータf2(平滑後AR値)に基づき、AR配分部46により、データf3(配分されたAR値)が算出される。データf3は、各発電設備1への配分量であり、発電設備1の出力応答速度または出力余裕度に応じ算出される。上記のステップS20〜22に並行して、ステップS201〜204が実施される。
ステップS201では、前日需要予測計算部50がデータg2(前日需要予測値)を算出する。また前日自然エネルギー予測計算部51がデータg4(前日自然エネルギー予測値)を算出する。算出されたデータg2(前日需要予測値)、データg4(前日自然エネルギー予測値)は、発電計画データ作成部48に入力される。
ステップS202では、発電計画データ作成部48がデータg2(前日需要予測値)、データg4(前日自然エネルギー予測値)に基づき、データg1(1日分の発電計画データ)を作成する。作成されたデータg1(1日分の発電計画データ)はリアルタイムEDC算出部49に入力される。
ステップS203では、総需要算出部47が、データa1(発電設備1ごとの発電電力値)と、データb1(自然エネルギー発電設備2ごとの発電電力値)とを累積加算し、データg3(日ごとの発電端総需要値)の算出を行う。算出されたデータg3(日ごとの発電端総需要値)は、リアルタイムEDC算出部49に入力される。
ステップS204では、データg1(1日分の発電計画データ)、データg3(日ごとの発電端総需要値)およびステップS21でAR平滑部45により周波数分解されたデータf2(平滑後AR値)に基づき、リアルタイムEDC算出部49が、各発電設備1に対する経済負荷配分を行い、発電設備1ごとのデータg5(リアルタイムEDC値)を算出する。算出されたデータg5(リアルタイムEDC値)は、各目標値作成部43に入力される。
ステップS23では、AR配分部46からのデータf3(配分されたAR値)、リアルタイムEDC算出部49からのデータg5(リアルタイムEDC値)に基づき、各目標値作成部43が、各発電設備1に対するデータd1(発電目標値)を算出する。
ステップS24では、ステップS23で算出されたデータd1(発電目標値)が、目標値作成部43から出力部42に送出される。
ステップS25では、データd1(発電目標値)が、出力部42から各発電設備1に送出される。
次に、AR配分部46の動作を説明する。図3に、エリアインバランス量の配分処理にかかる電力需給制御システムの動作フローを示す。図3に示す動作フローは、ソフトウェアモジュールにて構成された機能ブロックであるAR配分部46により実行される。このAR配分部46のコンピュータプログラムのフロー図は、図2におけるステップS22の詳細である。
AR配分部46は、ステップS21でAR平滑部45により周波数分解されたデータf2(平滑後AR値)を取得する。このデータf2(平滑後AR値)は、ステップS21でAR平滑部45によりフーリエ展開により地域要求電力(AR)値が、周波数分解され算出された値である。
AR配分部46は、ステップS41で取得されたデータf2(平滑後AR値)の地域要求電力(AR値)が短周期であるかの判断を行う。ここで短周期とは、例えば10秒〜2分程度の周期である。データf2(平滑後AR値)のうち、短周期である地域要求電力(AR値)(S42の「YES」)は、ステップS43に移行し処理が行われる。一方、データf2(平滑後AR値)のうち、10秒〜2分程度の短周期に該当しない地域要求電力(AR値)(S43の「NO」)は、ステップS44に移行し処理が行われる。
AR配分部46は、ステップS42にて、データf2(平滑後AR値)のうち10秒〜2分程度の短周期であると判断した地域要求電力(AR値)を、高速発電機(例えば水力機)にて発電を行うように分担する。
ステップ42でデータf2(平滑後AR値)のうち、10秒〜2分程度の短周期に該当しないと判断した地域要求電力(AR値)について、AR配分部46は、地域要求電力(AR値)が長周期であるかの判断を行う。ここで長周期とは、例えば2分〜10分程度の周期をいう。
AR配分部46は、ステップ44にて、データf2(平滑後AR値)のうち2分〜10分程度の長周期であると判断した地域要求電力(AR値)を、低速発電機(例えば石油火力機)にて発電を行うように分担する。
AR配分部46は、ステップ44にて、データf2(平滑後AR値)のうち2分〜10分程度の長周期に該当しないと判断した地域要求電力(AR値)を、EDCの対象となる発電機にて発電を行うように分担する。
次に、負荷周波数制御(LFC)の動作について説明する。LFCにより地域要求電力(AR値)の配分を行う場合、図1〜図3に示したように、周波数変化量(ΔF)と連系線潮流変化量(ΔPT)により地域要求電力(AR値)を算出して、地域要求電力(AR値)を平滑化する。その後、LFCの対象となる発電設備1に対して、地域要求電力(AR値)を配分する。
(a)定周波数制御(FFC):周波数変化量(ΔF)を検出して、ΔFを少なくするように発電設備1の出力を調整し、系統の周波数のみを規定値に保つように制御する制御方式。
次に、経済負荷配分制御(EDC)の動作について説明する。図1、図2に示したように、リアルタイムEDC算出部49は、発電計画データ作成部48からデータg1(1日分の発電計画データ)を、総需要算出部47からデータg3(日ごとの発電端総需要値)を、AR平滑部45からデータf2(平滑後AR値)を受信する。リアルタイムEDC算出部49は、発電設備1ごとにデータg5(リアルタイムEDC値)を算出する。
前述のとおり、リアルタイムEDC算出部49により、負荷周波数制御(LFC)および経済負荷配分制御(EDC)が行われる。しかしながら、複数の発電設備1のうち同一の発電設備に対し、負荷周波数制御(LFC)によるインバランス調整および経済負荷配分制御(EDC)が同時におこなわれた場合、電力需給調整における十分な制御性能が確保されず、経済性および電力品質を精度よく確保した電力需給調整が行われない可能性がある。
リアルタイムEDC算出部49は、複数の発電設備1のうち、インバランス調整における負荷周波数制御(LFC)の対象となる発電設備(例えば発電設備1a)と異なる発電設備(例えば発電設備1b)を選択して、経済負荷配分制御(EDC)によるインバランス調整を行う。
リアルタイムEDC算出部49は、インバランス調整における、負荷周波数制御(LFC)による出力電力の制御と、経済負荷配分制御(EDC)による出力電力の制御が異なる場合に、複数の発電設備1のうち、経済負荷配分制御(EDC)の対象となる発電設備1に対し、負荷周波数制御(LFC)によるインバランス調整を行わない。
リアルタイムEDC算出部49は、インバランス調整における、負荷周波数制御(LFC)による出力電力の制御と、経済負荷配分制御(EDC)による出力電力の制御が異なる場合に、複数の発電設備1のうち、経済負荷配分制御(EDC)の対象となる発電設備1に対し、負荷周波数制御(LFC)によるインバランス調整を行わない。
次に、本実施形態における、インバランス調整の対象であった発電設備1が、インバランス調整の非対象となった場合の制御について説明する。発電設備1ごとに発電設備1は、目標値作成部43を介して、リアルタイムEDC算出部49により算出されたリアルタイムEDC値に基づくデータd1(発電目標値)が入力される。発電設備1は、後述する出力電力を出力する動作を行うように制御される。
インバランス調整の非対象となった発電設備1の経済負荷配分制御(EDC)による需給調整において、現在出力>BG計画値の場合を図13に、現在出力<BG計画値の場合を図15に示す。図13のモードK、図15のモードKに示すように、リアルタイムEDC算出部49は、インバランス調整の対象から非対象に切り替わった発電設備1に対し、インバランス調整の対象であった次の時間帯において、インバランス調整の対象となった時間帯終了時の出力電力を維持するように制御を行う。
リアルタイムEDC算出部49は、インバランス調整の対象から非対象に切り替わった発電設備1に対し、インバランス調整の対象であった次の時間帯において、事前に計画された発電スケジュールの電力を出力するように段階的に制御を行う。リアルタイムEDC算出部49は、発電設備1のインバランス調整の対象となった時間帯終了時の出力電力が、インバランス調整の対象であった次の、更に次の時間帯における事前に計画された発電スケジュールの電力となるように、段階的に変化させる制御を行う。
リアルタイムEDC算出部49は、インバランス調整の対象から非対象に切り替わった発電設備1に対し、インバランス調整の対象であった次の時間帯において、事前に計画された発電スケジュールの電力と、積算電力が一致する電力を出力するように制御を行う。リアルタイムEDC算出部49は、発電設備1の出力電力が、インバランス調整の対象であった次の時間帯において、事前に計画された発電スケジュールの電力と、積算電力が一致する電力を出力するように、インバランス調整の対象となった時間帯終了時の出力電力から段階的に変化させる制御を行う。
上記のモードK、モードL、モードMによりインバランス調整の非対象となった発電設備1の制御を行った場合、更に電力系統9bにおいてインバランスが発生する可能性がある。インバランス調整の非対象となった発電設備1に上記の制御を行うことに起因して発生したさらなるインバランスは以下のように補填される。
(1)本実施形態によれば、電力需給制御装置4は、電力系統における電気的な変化量を検出する検出部により検出された変化量に基づいて地域要求電力(AR値)を算出するAR算出部44と、電力系統に電力を供給する複数の発電設備1のメリットオーダーに基づいて地域要求電力(AR値)を配分し発電設備1ごとにAR配分値を算出するAR配分部46と、発電設備1のメリットオーダーに基づき、発電設備1ごとのリアルタイムEDC値を算出するリアルタイムEDC算出部49と、AR配分部46により算出されたAR配分値、およびリアルタイムEDC算出部49により算出されたリアルタイムEDC値から発電設備1ごとの発電目標値を作成する目標値作成部43と、を備え、リアルタイムEDC算出部49は、インバランス調整における、負荷周波数制御(LFC)による出力電力の制御と、経済負荷配分制御(EDC)による出力電力の制御に応じ、複数の発電設備1のうち、負荷周波数制御(LFC)の対象となる発電設備、経済負荷配分制御(EDC)の対象となる発電設備を選択するので、インバランス調整時における経済負荷配分制御(EDC)、負荷周波数制御(LFC)による電力需給制御により、経済性および電力品質を精度よく確保することができる電力需給制御装置、電力需給制御システム、電力需給制御用コンピュータプログラムおよび電力需給制御方法を提供することができる。
変形例を含めた実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであって、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。以下は、その一例である。
2,2a〜2n・・・自然エネルギー発電設備
3・・・検出装置
4・・・制御装置
7,7a〜7n・・・検出用の信号線
8,8a〜8n・・・制御用の信号線
9,9a・・・電力系統
9b・・・他の電力系統
9c・・・連系線
41,41a〜41n・・・入力部
42,42a〜42n・・・出力部
43,43a〜43n・・・目標値作成部
44・・・AR算出部
45・・・AR平滑部
46・・・AR配分部
47・・・総需要算出部
48・・・発電計画データ作成部
49・・・リアルタイムEDC算出部
50・・・前日需要予測計算部
51・・・前日自然エネルギー予測計算部
Claims (11)
- 電力系統における電気的な変化量を検出する検出部により検出された前記変化量に基づいて地域要求電力(AR値)を算出するAR算出部と、
電力系統に電力を供給する複数の発電設備のメリットオーダーに基づいて前記地域要求電力(AR値)を配分し前記発電設備ごとにAR配分値を算出するAR配分部と、
前記発電設備のメリットオーダーに基づき、前記発電設備ごとのリアルタイムEDC値を算出するリアルタイムEDC算出部と、
前記AR配分部により算出された前記AR配分値、および前記リアルタイムEDC算出部により算出された前記リアルタイムEDC値から前記発電設備ごとの発電目標値を作成する目標値作成部と、を備え、
前記リアルタイムEDC算出部は、インバランス調整における、負荷周波数制御(LFC)による出力電力の制御と、経済負荷配分制御(EDC)による出力電力の制御に応じ、複数の発電設備のうち、負荷周波数制御(LFC)の対象となる発電設備、経済負荷配分制御(EDC)の対象となる発電設備を選択する、
電力需給制御装置。 - 前記リアルタイムEDC算出部は、複数の発電設備のうち、インバランス調整における経済負荷配分制御(EDC)の対象となる発電設備と異なる発電設備を選択して、負荷周波数制御(LFC)によるインバランス調整を行う、
請求項1に記載の電力需給制御装置。 - 前記リアルタイムEDC算出部は、インバランス調整における、負荷周波数制御(LFC)による出力電力の制御と、経済負荷配分制御(EDC)による出力電力の制御が異なる場合に、複数の発電設備のうち、経済負荷配分制御(EDC)の対象となる発電設備と異なる発電設備を選択して、負荷周波数制御(LFC)によるインバランス調整を行う、
請求項1に記載の電力需給制御装置。 - 複数の発電設備のうち、出力電力の増加を指示する経済負荷配分制御(EDC)の対象となる発電設備と異なる発電設備を選択して、出力電力の減少を指示する負荷周波数制御(LFC)によるインバランス調整を行う、または、複数の発電設備のうち、出力電力の減少を指示する経済負荷配分制御(EDC)の対象となる発電設備と異なる発電設備を選択して、出力電力の増加を指示する負荷周波数制御(LFC)によるインバランス調整を行う、
請求項1に記載の電力需給制御装置。 - 複数の発電設備のうち、出力電力の増加を指示する経済負荷配分制御(EDC)の対象となる発電設備に対して、出力電力の減少を指示する負荷周波数制御(LFC)によるインバランス調整を行わず、または、複数の発電設備のうち、出力電力の減少を指示する経済負荷配分制御(EDC)の対象となる発電設備に対して、出力電力の増加を指示する負荷周波数制御(LFC)によるインバランス調整を行わない、
請求項1に記載の電力需給制御装置。 - 前記リアルタイムEDC算出部は、インバランス調整の対象から非対象に切り替わった発電設備に対し、インバランス調整の対象であった次の時間帯において、インバランス調整の対象となった時間帯の出力電力を維持するように制御を行う、
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電力需給制御装置。 - 前記リアルタイムEDC算出部は、インバランス調整の対象から非対象に切り替わった発電設備に対し、インバランス調整の対象であった次の時間帯において、事前に計画された発電スケジュールの電力を出力するように段階的に制御を行う、
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電力需給制御装置。 - 前記リアルタイムEDC算出部は、インバランス調整の対象から非対象に切り替わった発電設備に対し、インバランス調整の対象であった次の時間帯における事前に計画された発電スケジュールの電力と、積算電力が一致する電力を出力するように制御を行う、
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電力需給制御装置。 - 電力系統に電力を供給する複数の発電設備と、
電力系統における電気的な変化量を検出する検出部と、
前記検出部により検出された前記変化量に基づいて地域要求電力(AR値)を算出するAR算出部と、
前記発電設備のメリットオーダーに基づいて前記地域要求電力(AR値)を配分し前記発電設備ごとにAR配分値を算出するAR配分部と、
前記発電設備のメリットオーダーに基づき、前記発電設備ごとのリアルタイムEDC値を算出するリアルタイムEDC算出部と、
前記AR配分部により算出された前記AR配分値、および前記リアルタイムEDC算出部により算出された前記リアルタイムEDC値から前記発電設備ごとの発電目標値を作成する目標値作成部と、を備え、
前記リアルタイムEDC算出部は、インバランス調整における、負荷周波数制御(LFC)による出力電力の制御と、経済負荷配分制御(EDC)による出力電力の制御に応じ、複数の発電設備のうち、負荷周波数制御(LFC)の対象となる発電設備、経済負荷配分制御(EDC)の対象となる発電設備を選択する、
電力需給制御システム。 - 電力系統における電気的な変化量を検出する検出部により検出された前記変化量に基づいて地域要求電力(AR値)を算出するAR算出ステップと、
電力系統に電力を供給する複数の発電設備のメリットオーダーに基づいて前記地域要求電力(AR値)を配分し前記発電設備ごとにAR配分値を算出するAR配分ステップと、
前記発電設備のメリットオーダーに基づき、前記発電設備ごとのリアルタイムEDC値を算出するリアルタイムEDC算出ステップと、
前記AR配分ステップにより算出された前記AR配分値、および前記リアルタイムEDC算出ステップにより算出された前記リアルタイムEDC値から前記発電設備ごとの発電目標値を作成する目標値作成ステップと、を備え、
前記リアルタイムEDC算出ステップは、インバランス調整における、負荷周波数制御(LFC)による出力電力の制御と、経済負荷配分制御(EDC)による出力電力の制御に応じ、複数の発電設備のうち、負荷周波数制御(LFC)の対象となる発電設備、経済負荷配分制御(EDC)の対象となる発電設備を選択する、
電力需給制御用コンピュータプログラム。 - 電力系統における電気的な変化量を検出する検出部により検出された前記変化量に基づいて地域要求電力(AR値)を算出するAR算出手順と、
電力系統に電力を供給する複数の発電設備のメリットオーダーに基づいて前記地域要求電力(AR値)を配分し前記発電設備ごとにAR配分値を算出するAR配分手順と、
前記発電設備のメリットオーダーに基づき、前記発電設備ごとのリアルタイムEDC値を算出するリアルタイムEDC算出手順と、
前記AR配分手順により算出された前記AR配分値、および前記リアルタイムEDC算出手順により算出された前記リアルタイムEDC値から前記発電設備ごとの発電目標値を作成する目標値作成手順と、を備え、
前記リアルタイムEDC算出手順は、インバランス調整における、負荷周波数制御(LFC)による出力電力の制御と、経済負荷配分制御(EDC)による出力電力の制御に応じ、複数の発電設備のうち、負荷周波数制御(LFC)の対象となる発電設備、経済負荷配分制御(EDC)の対象となる発電設備を選択する、
電力需給制御方法。
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