JP7452136B2 - 電線保護部材及びワイヤハーネス - Google Patents

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Description

本開示は、電線保護部材及びワイヤハーネスに関するものである。
例えば、特許文献1には、電線の外周を覆う筒状の外装部材における長さ方向の端部に設けられる電線保護部材が記載されている。同電線保護部材は、外装部材の長さ方向の端部における内周側の縁部を被覆する被覆部を備えている。これにより、外装部材の端部から引き出された電線の導出部分を取り回す際や、組み付け後の車両振動時などにおいて、電線が外装部材の端部における内周側の縁部に接触することが前記被覆部によって抑制され、その結果、当該内周側の縁部との接触による電線の損傷が抑制されるようになっている。
また、例えば、特許文献2には、電線から放射される電磁波(電磁ノイズ)を吸収するための電磁波吸収部材が記載されている。同電磁波吸収部材は、電線の外周を囲むように該電線に固定されるケースと、そのケースに収容された磁性体コア(同特許文献2中、スリーブコア)と、を有している。磁性体コアは、例えばフェライトコアなどからなり、電線から放射される電磁波を磁性体コアによって吸収することが可能となっている。
特開2012-205482号公報 特開2003-92486号公報
上記のような電磁波吸収部材を、外装部材の端部から引き出された電線の導出部分に取り付けた構成では、電磁波吸収部材の重さによって、電線の導出部分が外装部材の端部における内周側の縁部に接触しやすくなる。このため、そのような構成では、上記特許文献1のような電線保護部材を合わせて採用することが好ましいが、この場合、ケース及び磁性体コアを含む電磁波吸収部材と、電線保護部材の両方を備えることで部品点数が増加する問題が生じる。
そこで、電線から放射される電磁波を吸収可能としつつも、部品点数の増加を抑えることができる電線保護部材及びワイヤハーネスを提供することを目的とする。
本開示の電線保護部材は、電線の外周を覆う筒状の外装部材における長さ方向の端部に設けられる電線保護部材であって、ケースと、前記電線の外周を囲むように設けられた磁性体コアと、を備え、前記ケースは、前記磁性体コアを収容するコア収容部と、前記外装部材の前記端部における内周側の縁部を被覆する被覆部と、を一体に有している。
また、本開示のワイヤハーネスは、電線と、前記電線の外周を覆う筒状の外装部材と、前記外装部材における長さ方向の端部に設けられた電線保護部材と、を備えたワイヤハーネスであって、前記電線保護部材は、ケースと、前記電線の外周を囲むように設けられた磁性体コアと、を有し、前記ケースは、前記磁性体コアを収容するコア収容部と、前記外装部材の前記端部における内周側の縁部を被覆する被覆部と、を一体に有している。
本開示によれば、電線から放射される電磁波を吸収可能としつつも、部品点数の増加を抑えることができる電線保護部材及びワイヤハーネスを提供することが可能となる。
図1は、実施形態のワイヤハーネスを示す概略構成図である。 図2は、同形態のワイヤハーネスの要部を示す斜視図である。 図3は、同形態のワイヤハーネスの要部を示す分解斜視図である。 図4は、同形態のワイヤハーネスの要部を示す断面図である。 図5は、変更例のワイヤハーネスの要部を示す断面図である。 図6は、変更例のワイヤハーネスの要部を示す断面図である。 図7は、変更例の電線保護部材を示す正面図である。 図8は、変更例の電線保護部材を示す正面図である。 図9は、変更例の外装部材を示す斜視図である。 図10は、変更例のワイヤハーネスの要部を示す断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の電線保護部材は、
[1]電線の外周を覆う筒状の外装部材における長さ方向の端部に設けられる電線保護部材であって、ケースと、前記電線の外周を囲むように設けられた磁性体コアと、を備え、前記ケースは、前記磁性体コアを収容するコア収容部と、前記外装部材の前記端部における内周側の縁部を被覆する被覆部と、を一体に有している。
この構成によれば、電線と外装部材の端部との接触を防ぐ被覆部と、磁性体コアを収容するコア収容部とが、電線保護部材のケースに一体に設けられる。これにより、磁性体コアを収容するコアケースを、被覆部を有する電線保護部材とは別に設けなくて済む。従って、電線から放射される電磁波を吸収する磁性体コアを備えつつも、部品点数の増加を抑えることができる。
[2]前記ケースは、前記外装部材の被係止部に係止される係止部を有し、前記係止部及び前記被係止部の一方は、凸部であり、前記係止部及び前記被係止部の他方は、前記凸部が嵌合される凹部である。この構成によれば、ケースの係止部と外装部材の被係止部の凹凸嵌合による係止によって、ケースを外装部材に連結することが可能となる。
[3]前記ケースは、前記外装部材の内周側又は外周側に挿入される挿入部を有し、前記挿入部と前記コア収容部とは、径方向において互いに重ならない位置に設けられている。この構成によれば、コア収容部及び磁性体コアが外装部材の外部に配置された構成とすることが可能となる。
[4]前記磁性体コアは、前記電線が通されるコア側貫通孔を有し、前記コア側貫通孔の径は、前記外装部材の前記端部の内径よりも小さく設定され、前記磁性体コアは、前記コア側貫通孔の貫通方向における端部の角部が曲面状に面取りされたコア側面取り部を有している。この構成によれば、コア側貫通孔の端部における角部(コア側面取り部)に電線が接触して、該電線が損傷することを抑制することが可能となる。
[5]前記ケースは、前記電線が通されるケース側貫通孔を有し、前記ケース側貫通孔の径は、前記外装部材の前記端部の内径よりも小さく設定され、前記ケースは、前記ケース側貫通孔の貫通方向における端部の角部が曲面状に面取りされたケース側面取り部を有している。この構成によれば、ケース側貫通孔の端部における角部(ケース側面取り部)に電線が接触して、該電線が損傷することを抑制することが可能となる。
[6]前記被覆部は、前記外装部材の前記端部における内周面に接する内側壁部と、前記外装部材の前記端部における外周面に接する外側壁部と、前記内側壁部及び前記外側壁部を繋ぐ底壁部と、を有する嵌合部であり、前記嵌合部における前記外側壁部と前記内側壁部との間に、前記外装部材の前記端部が嵌合される。この構成によれば、外装部材の端部がケースの嵌合部に嵌合されることによって、電線保護部材を外装部材の端部に対して強固に連結することが可能となる。
[7]また、本開示のワイヤハーネスは、電線と、前記電線の外周を覆う筒状の外装部材と、前記外装部材における長さ方向の端部に設けられた電線保護部材と、を備えたワイヤハーネスであって、前記電線保護部材は、ケースと、前記電線の外周を囲むように設けられた磁性体コアと、を有し、前記ケースは、前記磁性体コアを収容するコア収容部と、前記外装部材の前記端部における内周側の縁部を被覆する被覆部と、を一体に有している。
この構成によれば、電線と外装部材の端部との接触を防ぐ被覆部と、磁性体コアを収容するコア収容部とが、電線保護部材のケースに一体に設けられる。これにより、磁性体コアを収容するコアケースを、被覆部を有する電線保護部材とは別に設けなくて済む。従って、電線から放射される電磁波を吸収する磁性体コアを備えつつも、部品点数の増加を抑えることができる。
[8]上記のワイヤハーネスは、前記電線の長さ方向の端部に設けられたコネクタを備え、前記電線保護部材と前記コネクタとは、前記電線の長さ方向において互いに離間している。この構成によれば、電線の端部のコネクタが外装部材から離間する構成において、電線保護部材のケースが被覆部とコア収容部とを一体に有する構成とすることができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の電線保護部材及びワイヤハーネスの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張または簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。また、本明細書における「平行」は、厳密に平行の場合のみでなく、本実施形態における作用ならびに効果を奏する範囲内で概ね平行の場合も含まれる。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(ワイヤハーネス10の全体構成)
図1に示すワイヤハーネス10は、例えばハイブリッド車や電気自動車などの車両Vに設けられた2個または3個以上の電気機器を電気的に接続するものである。ワイヤハーネス10は、例えば、それぞれ車両Vに設けられたインバータ11と高圧バッテリ12とを電気的に接続する。なお、ワイヤハーネス10は、例えば、ワイヤハーネス10の長さ方向の中間部が車両Vの床下などの車室外を通るように配策される。
インバータ11は、車両走行の動力源となる車輪駆動用のモータ(図示略)と接続される。インバータ11は、高圧バッテリ12の直流電力から交流電力を生成し、その交流電力をモータに供給する。高圧バッテリ12は、例えば、数百ボルトの電圧を供給可能なバッテリである。
ワイヤハーネス10は、例えば、1本または複数本(本実施形態では3本)の電線13と、電線13の両端部に取り付けられた一対のコネクタ14と、複数の電線13を一括して包囲する外装部材15と、外装部材15の長さ方向の端部15aに設けられた電線保護部材16と、を備えている。
(電線13の構成)
各電線13の一端部はコネクタ14を介してインバータ11と接続され、各電線13の他端部はコネクタ14を介して高圧バッテリ12と接続されている。各電線13は、例えば、車両Vの前後方向に延びるように長尺状に形成されている。また、各電線13は、例えば、高電圧・大電流に対応可能な高圧電線である。なお、各電線13は、例えば、自身に電磁シールド構造を有するシールド電線であってもよいし、自身に電磁シールド構造を有しないノンシールド電線であってもよい。または、ノンシールド電線の外周を別体のシールド部材で覆う構成であってもよい。本実施形態の各電線13は、ノンシールド電線である。
各電線13は、導体よりなる芯線が絶縁被覆で被覆された被覆電線である。電線13の絶縁被覆は、例えば、合成樹脂などの絶縁材料によって構成されている。
なお、電線13の芯線としては、例えば、複数の金属素線を撚り合わせてなる撚り線、内部が中実構造をなす柱状の1本の金属棒からなる柱状導体や内部が中空構造をなす筒状導体などを用いることができる。また、電線13の芯線としては、例えば、撚り線、柱状導体や筒状導体を組み合わせて用いてもよい。柱状導体としては、例えば、単芯線やバスバなどを挙げることができる。本実施形態の電線13の芯線は、撚り線である。また、電線13の芯線の材料としては、例えば、銅系やアルミニウム系などの金属材料を用いることができる。なお、電線13の芯線の長さ方向と直交する平面によって電線13の芯線を切断した断面形状(つまり、横断面形状)は、円形状、半円状、多角形状、正方形状や扁平形状など、任意の形状にすることができる。
(外装部材15の構成)
図2及び図3に示すように、外装部材15は、全体として長尺の筒状をなしている。外装部材15の内部空間には、複数の電線13が挿通されている。外装部材15は、例えば、複数の電線13の外周を全周に亘って包囲するように形成されている。外装部材15は、例えば、飛翔物や水滴から電線13を保護する。なお、外装部材15は、電線13の長さ方向の一部を包囲するように設けられている。
なお、本明細書における「筒状」は、全体として筒状と見做せればよく、複数の部品を組み合わせて筒状をなすものや、C字状のように一部に切り欠きなどを有するものも含む。本実施形態の外装部材15は一部品で構成されている。
本実施形態の外装部材15は、例えば、金属製または樹脂製のパイプにて構成されている。金属製のパイプの材料としては、銅系やアルミニウム系などの金属材料を用いることができる。樹脂製のパイプの材料としては、例えば、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ABS樹脂などの合成樹脂を用いることができる。
図1及び図2に示すように、電線13は、外装部材15の長さ方向の端部15a(図1における右側の端部)から外装部材15の外部に導出された導出部13aを有している。導出部13aは、外装部材15の端部15aから所定の長さだけ導出されている。すなわち、外装部材15の端部15aと導出部13aの先端部に設けられたコネクタ14とは、電線13の長さ方向において所定の長さだけ離間している。
(電線保護部材16の全体構成)
図2、図3及び図4に示すように、外装部材15の端部15aには、電線保護部材16が設けられている。本実施形態の電線保護部材16は、全体として複数の電線13の外周を一括して包囲する筒状をなしている。電線保護部材16は、ワイヤハーネス10の全体として見たとき、電線13の長さ方向の中間部に設けられている。また、電線保護部材16は、導出部13aの先端部に設けられたコネクタ14に対して、電線13の長さ方向に離間して設けられている。電線保護部材16は、外装部材15の周方向に沿った環状をなすケース21と、ケース21に収容された磁性体コア22と、を有している。
(磁性体コア22の構成)
磁性体コア22は、例えば、複数の電線13が挿通される貫通孔23を有している。すなわち、貫通孔23は、磁性体コア22を電線13の長さ方向に貫通している。また、磁性体コア22は、貫通孔23を有することにより環状をなしている。本実施形態の磁性体コア22は、円環状に形成されている。
なお、本明細書における「環」は、外縁形状が円形の円環、外縁形状が楕円形や長円形の環、外縁形状が多角形の多角環、外縁形状が角丸多角形の環を含み、外縁形状が直線または曲線で結ばれる任意の閉じた形状からなるものを言う。「環」は、平面視において貫通孔を有する形状であり、外縁形状と貫通孔の内周形状とが同じ形状であるものや、外縁形状と貫通孔の内周形状とが異なる形状であるものを含む。「環」は、貫通孔の貫通方向に沿って延びる所定の長さを有するものを含み、その長さの大小は問わない。また、本明細書における「環状」は、全体として環と見做せればよく、C字状のように一部に切り欠きなどを有するものを含む。磁性体コア22は、例えば、電線13の長さ方向から見た平面視において貫通孔23を有し、その貫通孔23の貫通方向に沿って延びる所定の長さを有する環状に形成されている。
図2及び図3に示すように、本実施形態の磁性体コア22は、周方向全周にわたって連続して形成されており、閉環状に形成されている。すなわち、本実施形態の磁性体コア22には、電線13の長さ方向に沿って延びるスリットが形成されていない。本実施形態の磁性体コア22は一部品によって構成されている。なお、本実施形態では、磁性体コア22を一部品で構成するようにしたが、複数のコア材を組み合わせて環状をなす磁性体コア22を構成するようにしてもよい。例えば、磁性体コア22を、横断面半円状の一対のコア材を組み合わせて円環状に構成するようにしてもよい。これによれば、車両Vに組み付けられた電線13に対して磁性体コア22を含む電線保護部材16を後付け可能となる。
磁性体コア22は、例えば、電線13の周方向全周にわたって電線13に対して対向するように配置されることで、電線13から放射される電磁波(電磁ノイズ)を低減する機能を有している。磁性体コア22は、例えば、電線13から放射される電磁波を吸収し、この電磁波のエネルギーを熱エネルギーに変換する。これにより、電線13から放射される電磁波が周辺の機器等に及ぼす悪影響が低減される。
なお、本明細書における「対向」とは、面同士または部材同士が互いに正面の位置にあることを指し、互いが完全に正面の位置にある場合だけでなく、互いが部分的に正面の位置にある場合を含む。また、本明細書における「対向」とは、2つの部分の間に、2つの部分とは別の部材が介在している場合と、2つの部分の間に何も介在していない場合の両方を含む。
磁性体コア22は、例えば、軟磁性材料を含む成形体である。軟磁性材料としては、例えば、鉄(Fe)、鉄合金やフェライトなどを挙げることができる。鉄合金としては、例えば、Fe-ケイ素(Si)合金やFe-ニッケル(Ni)合金などを挙げることができる。磁性体コア22としては、例えば、フェライトコア、アモルファスコア、パーマロイコアを用いることができる。フェライトコアは、例えば、軟磁性を示すソフトフェライトからなる。ソフトフェライトとしては、例えば、ニッケル(Ni)と亜鉛(Zn)を含むフェライトやマンガン(Mn)と亜鉛(Zn)を含むフェライトを挙げることができる。磁性体コア22の材料は、例えば、低減したい電磁ノイズの周波数帯に応じて適宜選択することができる。
(ケース21の構成)
ケース21は、例えば、合成樹脂からなる射出成形品である。ケース21の形成材料としては、例えば、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ABS樹脂などの合成樹脂を用いることができる。
図3及び図4に示すように、ケース21は、全体として筒状をなしている。ケース21の軸方向(筒状の貫通方向)は、外装部材15の長さ方向に対して平行をなしている。なお、以下の説明では、ケース21の軸方向を単に「軸方向」という場合がある。なお、本実施形態のケース21は、例えば、それぞれ半円状に分割された2部品を組み合わせて円筒状に構成されている。
ケース21は、磁性体コア22を収容するコア収容部24と、外装部材15の端部15aにおける内周側の縁部Eを被覆する被覆部としての嵌合部25と、外装部材15の端部15aに連結される連結部26と、を一体に有している。
(連結部26の構成)
連結部26は、例えば、外装部材15の端部15aの内周側に挿入される筒状の挿入部31と、挿入部31の外周面から径方向外側に突出する係止部32と、を有している。挿入部31は、例えば、挿入部31の軸方向に沿って延びる一対のスリット33を、周方向において180度対向する位置に有している。
係止部32は、例えば一対設けられている。一対の係止部32は、挿入部31において一対のスリット33によって2分割された部位のそれぞれに設けられている。また、一対の係止部32は、例えば、周方向において180度対向する位置に設けられている。なお、挿入部31の軸方向は、外装部材15の長さ方向に沿って延びている。挿入部31は、挿入部31の軸方向先端部から外装部材15の長さ方向に沿って、外装部材15の端部15aに挿入される。
外装部材15の端部15aには、一対の被係止部15bが形成されている。各被係止部15bは、例えば、外装部材15を径方向に沿って貫通する孔(凹部)である。各被係止部15bは、例えば、周方向において180度対向する位置に設けられている。挿入部31の一対の係止部32は、外装部材15の一対の被係止部15bの中にそれぞれ嵌合している。これにより、各係止部32は、各被係止部15bに対して、外装部材15の長さ方向に係止されている。
(嵌合部25(被覆部)の構成)
嵌合部25は、挿入部31の挿入方向後端部(挿入部31の軸方向基端部)に設けられている。嵌合部25は、外装部材15の端部15aの円筒形状に倣った円環状をなしている。嵌合部25は、ケース21の軸方向に窪む凹状をなしている。嵌合部25には外装部材15の端部15aが嵌合されている。嵌合部25は、外装部材15の端部15aの内周面と、外装部材15の端部15aの端面(外装部材15の長さ方向の端面)とを連続的に被覆している。
詳しくは、嵌合部25は、内側壁部34と、外側壁部35と、内側壁部34及び外側壁部35を繋ぐ底壁部36とを有している。内側壁部34は、外装部材15の端部15aにおける内周面に接している。また、内側壁部34は、挿入部31の一部を構成している。外側壁部35は、外装部材15の端部15aにおける外周面に接している。底壁部36は、内側壁部34及び外側壁部35における挿入方向後方側の各端部を繋ぐように形成されている。底壁部36は、外装部材15の端部15aにおける軸方向端面に接している。嵌合部25における外側壁部35と内側壁部34との間には、外装部材15の端部15aが嵌合されている。上記構成の嵌合部25によって、外装部材15の端部15aにおける内周側の縁部Eが被覆されている。
(コア収容部24の構成)
コア収容部24は、前述の磁性体コア22を収容する部位である。ここで、図4に示すように、磁性体コア22は、例えば、径方向に沿った断面形状が略矩形状をなす。磁性体コア22は、外周面51と、軸方向の両端面である第1側面52及び第2側面53と、内周面54と、を有している。磁性体コア22の内周面54は、前記貫通孔23の内面を形成している。磁性体コア22の第1側面52及び第2側面53は、ケース21の軸直交方向に略沿った面である。
本実施形態の磁性体コア22は、外装部材15の端部15aに対して長さ方向の側方に配置されている。そして、磁性体コア22の第1側面52は、外装部材15側を向いた側面であり、第2側面53は第1側面52の反対側の側面である。磁性体コア22の第2側面53は、電線保護部材16における電線13を導出する側を向く側面である。
また、磁性体コア22の中心軸線と外装部材15の中心軸線とは同軸配置されている。磁性体コア22の内径、つまり、貫通孔23の径D1(内周面54の径)は、例えば、外装部材15の端部15aの内径D2よりも小さい。すなわち、磁性体コア22の内周面54は、外装部材15の端部15aの外周面よりも径方向内側に位置している。
コア収容部24は、例えば、磁性体コア22の外周側を覆う円環状をなしている。また、コア収容部24は、外装部材15の端部15aに対して長さ方向の側方に配置されている。コア収容部24は、例えば、磁性体コア22の外周面51を覆う外周壁部41と、磁性体コア22の第1側面52を覆う第1側壁部42と、磁性体コア22の第2側面53を覆う第2側壁部43と、を有している。第1側壁部42は、ケース21の軸方向において嵌合部25の底壁部36に隣接している。
コア収容部24の径方向に沿った断面形状は、外周壁部41と第1側壁部42と第2側壁部43とによって、内周側に開口する略U字状をなしている。磁性体コア22は、コア収容部24の内側に配置されている。コア収容部24の外周壁部41は、磁性体コア22の外周面51に接触している。コア収容部24の第1側壁部42は、磁性体コア22の第1側面52に接触している。また、コア収容部24の第2側壁部43は、磁性体コア22の第2側面53に接触している。なお、本実施形態のケース21は、磁性体コア22の内周面54と、その内周面54の内側に挿通される電線13との間に介在される部位を有していない。すなわち、磁性体コア22の内周面54が電線13に対して直接的に向かい合うように、磁性体コア22がコア収容部24に収容されている。
本実施形態の第2側壁部43は、ケース21の軸方向一端部、より詳しくは、ケース21の挿入方向の後端部に形成されている。すなわち、第2側壁部43は、ケース21における電線13を導出する側の端部に形成されている。第2側壁部43の内周縁43aの径は、磁性体コア22の内周面54の径よりも大きい。すなわち、磁性体コア22の内周面54は、第2側壁部43の内周縁43aよりも径方向内側に位置している。
磁性体コア22は、第1側面52と内周面54とがなす角部が曲面状に面取りされた面取り部55を有している。面取り部55は、貫通孔23の周方向の全体に亘って形成されている。面取り部55は、磁性体コア22の内周面54(貫通孔23)における、電線13を導出する導出側端部に形成されている。
(電磁シールド部材Sの構成)
図4に示すように、本実施形態のワイヤハーネス10は、筒状の電磁シールド部材Sをさらに備えている。電磁シールド部材Sは、例えば、各電線13の導出部13aの外周を一括して包囲するように構成されている。電磁シールド部材Sは、例えば、導出部13aの長さ方向の略全長に亘って設けられている。また、電磁シールド部材Sは、磁性体コア22及びコア収容部24の外周を被覆するように設けられている。
なお、電磁シールド部材Sとしては、例えば、可撓性を有する編組線や金属箔を用いることができる。編組線としては、複数の金属素線が編成された編組線や、金属素線と樹脂素線とを組み合わせて編成された編組線を用いることができる。金属素線の材料としては、例えば、銅系やアルミニウム系などの金属材料を用いることができる。樹脂素線としては、例えば、パラ系アラミド繊維などの絶縁性及び耐剪断性に優れた強化繊維を用いることができる。なお、図示は省略するが、電磁シールド部材Sは、例えば、コネクタ14などにおいてアース接続(アース接地)されている。また、電磁シールド部材Sは、必ずしも必要な構成ではなく、電線13の構成などに応じて省略可能である。
本実施形態の作用について説明する。
電線保護部材16のケース21に形成された嵌合部25によって、縁部Eを含む外装部材15の端部15aが被覆されている。これにより、例えば、電線13の導出部13aの先端部に設けられたコネクタ14を車載機器(本実施形態では高圧バッテリ12)に接続する際など、導出部13aを取り回す際に、導出部13aの根元部分が外装部材15の端部15aにおける縁部Eに接触することを防止できるようになっている。また、ワイヤハーネス10が車両Vに組み付けられた状態の車両振動時においても、導出部13aの根元部分が外装部材15の端部15aにおける縁部Eに接触することを防止できるようになっている。
本実施形態では、上記のような導出部13aの取り回しの際や車両振動時などにおいて、磁性体コア22の内周面54における電線13を導出する導出側端部に電線13が接触することがある。そこで、磁性体コア22の内周面54における当該導出側端部を曲面状の面取り部55とすることで、図4の2点鎖線で示すように、電線13が当該導出側端部に接触したときの電線13の損傷を抑制することが可能となっている。
さらに、本実施形態では、磁性体コア22の電線導出側に隣接する第2側壁部43の内周縁43aが、磁性体コア22の内周面54よりも径方向外側に位置している。これにより、上記のような導出部13aの取り回しの際や車両振動時などにおいて、電線13が第2側壁部43の内周縁43aに接触しにくくなっている。
本実施形態の効果について説明する。
(1)電線保護部材16のケース21は、磁性体コア22を収容するコア収容部24と、外装部材15の長さ方向の端部15aにおける内周側の縁部Eを被覆する嵌合部25とを一体に有している。すなわち、電線13と外装部材15の端部15aとの接触を防ぐ嵌合部25と、磁性体コア22を収容するコア収容部24とが、電線保護部材16のケース21に一体に設けられる。これにより、磁性体コア22を収容するためのコアケースを、嵌合部25を有する電線保護部材16とは別に設けなくて済む。従って、電線13から放射される電磁波を吸収する磁性体コア22を備えつつも、部品点数の増加を抑えることができる。
また、本実施形態とは異なり、磁性体コア22を例えば電線13の導出部13aに直接固定した構成では、車両振動時などにおいて磁性体コア22の重量が電線13に加わった状態で電線13が振動し、それにより電線13やコネクタ14などが損傷するおそれがある。その点、本実施形態では、磁性体コア22が外装部材15の長さ方向の端部に固定されているため、電線13に磁性体コア22の重量が掛からないように構成できる。これにより、上記のような磁性体コア22を例えば電線13の導出部13aに直接固定した構成と比較して、振動による電線13やコネクタ14などの損傷を抑制できる。
(2)ケース21の連結部26は、外装部材15の被係止部15bに係止される係止部32を有し、被係止部15bは、凸部としての係止部32が嵌合される凹部である。この構成によれば、ケース21の係止部32と外装部材15の被係止部15bの凹凸嵌合による係止によって、ケース21を外装部材15に連結することが可能となる。
(3)ケース21は、外装部材15の内周側に挿入される挿入部31を有している。そして、挿入部31とコア収容部24とは、ケース21の径方向において互いに重ならない位置に設けられている。この構成によれば、コア収容部24及び磁性体コア22が外装部材15の外部に配置された構成とすることが可能となる。そして、コア収容部24及び磁性体コア22が外装部材15の外部に配置されることで、外装部材15の径を小さくすることが可能となる。
(4)磁性体コア22は電線13が通される貫通孔23を有し、貫通孔23の径D1は、外装部材15の端部15aの内径D2よりも小さく設定されている。そして、磁性体コア22は、貫通孔23の貫通方向(ケース21の軸方向)における端部の角部が曲面状に面取りされた面取り部55を有している。この構成によれば、貫通孔23の端部における角部(面取り部55)に電線13が接触して、該電線13が損傷することを抑制することが可能となる。
(5)被覆部としての嵌合部25は、外装部材15の端部15aにおける内周面に接する内側壁部34と、外装部材15の端部15aにおける外周面に接する外側壁部35と、内側壁部34及び外側壁部35を繋ぐ底壁部36と、を有する。そして、嵌合部25における外側壁部35と内側壁部34との間に、外装部材15の端部15aが嵌合されている。この構成によれば、外装部材15の端部15aがケース21の嵌合部25に嵌合されることによって、電線保護部材16を外装部材15の端部15aに対して強固に連結することが可能となる。
(6)ワイヤハーネス10は、電線13の長さ方向の端部に設けられたコネクタ14を備えている。そして、電線保護部材16とコネクタ14とは、電線13の長さ方向において互いに離間している。この構成によれば、電線13の端部のコネクタ14が外装部材15から離間する構成において、ケース21が嵌合部25とコア収容部24とを一体に有する構成とすることができる。
(7)ケース21は、磁性体コア22の内周面54と、その内周面54の内側に挿通される電線13との間に介在される部位を有しておらず、磁性体コア22の内周面54が電線13に対して直接的に向かい合っている。これにより、磁性体コア22の内径(内周面54の径)の設計自由度を確保することができ、その結果、磁性体コア22を電線13の外周側に、より接近させることが可能となる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・例えば、図5に示すように、磁性体コア22の貫通孔23の径D1を、外装部材15の端部15aの内径D2よりも大きく設定してもよい。これにより、電線13が磁性体コア22に接触しにくい構成とすることが可能となる。
また、図5に示す構成のケース21は、電線13が通される貫通孔61を有している。貫通孔61は、ケース21の軸方向から見て、例えば円形をなしている。図5に示す例では、貫通孔61は、嵌合部25における内側壁部34の内周面で構成されている。貫通孔61の径D3は、外装部材15の端部15aの内径D2よりも小さく設定されている。ケース21は、貫通孔61の貫通方向(ケース21の軸方向)における端部の角部が曲面状に面取りされた面取り部62を有している。面取り部62は、貫通孔61の周方向の全体に亘って形成されている。また、面取り部62は、貫通孔61における、電線13を導出する導出側端部に形成されている。
図5に示す構成では、貫通孔61の端部における角部(面取り部62)に電線13が接触して、該電線13が損傷することを抑制することが可能となる。また、磁性体コア22の貫通孔23の径D1が、外装部材15の端部15aの内径D2よりも大きく設定されていることで、電線13が径方向に動いたときに、磁性体コア22よりも面取り部62に接触しやすくなっている。
・例えば、図6に示すように、筒状の挿入部31が外装部材15の外周側に挿入(外挿)された構成としてもよい。図6に示す構成におけるケース21は、挿入部31の内周面から径方向内側に突出する係止部63を有している。係止部63は、例えば一対設けられている。一対の係止部63は、挿入部31において一対のスリット33によって2分割された部位のそれぞれに設けられている。また、一対の係止部63は、例えば、周方向において180度対向する位置に設けられている。そして、各係止部63は、外装部材15における孔状の各被係止部15bに対して外周側から嵌合されている。これにより、各係止部63は、各被係止部15bに対して、外装部材15の長さ方向に係止されている。
・上記実施形態及び図6に示す構成では、外装部材15の被係止部15bを貫通孔としたが、これに限らず、外装部材15の周壁を貫通しない凹部としてもよい。
・上記実施形態及び図6に示す構成では、ケース21の係止部32,63を凸部とし、外装部材15の被係止部15bを凹部(孔)としたが、これに限定されるものではない。すなわち、係止部32,63及び被係止部15bの凹凸関係を逆にして、係止部32,63を凹部とし、被係止部15bを凸部としてもよい。
・磁性体コア22の形状や数などの構成は上記実施形態に限定されるものではなく、適宜変更可能である。
例えば、図7に示すように、1つの磁性体コア22に複数の貫通孔23を形成し、複数の貫通孔23の各々に1本または複数本の電線13を挿通する構成としてもよい。図7に示す構成では、電線13の挿通方向と直交する方向に沿って3つの貫通孔23が並設されている。そして、3つの貫通孔23に電線13が1本ずつ挿通されている。
また、例えば、図8に示すように、ケース21内に複数の磁性体コア22を備えた電線保護部材16の構成としてもよい。図8に示す電線保護部材16は、上記実施形態の磁性体コア22と同様の磁性体コア22を3つ備えている。3つの磁性体コア22は、電線13の挿通方向と直交する方向に沿って並設されている。そして、各磁性体コア22の貫通孔23には、電線13が1本ずつ挿通されている。
・外装部材15の横断面形状は円形に限らず、例えば、図9に示すように、略四角形としてもよい。また、上記実施形態のように外装部材15を一部品で筒状に構成するのではなく、例えば、図9に示すように、複数の分割ケース64を組み合わせて外装部材15を筒状に構成してもよい。
・上記実施形態では、電磁シールド部材Sが、磁性体コア22及びコア収容部24の外周を被覆するように設けられたが、これに特に限定されるものではない。例えば、図10に示すように、筒状の電磁シールド部材Sが磁性体コア22及びコア収容部24の内周を通る構成としてもよい。
図10に示す構成では、電磁シールド部材Sは、外装部材15の外周を被覆する外周部71と、電線保護部材16のケース21と外装部材15との間を通る中間部72と、電線保護部材16の挿入部31及び嵌合部25の内周側を通るシールド部73と、を有している。
中間部72は、ケース21の嵌合部25の内側面及び挿入部31の外周面に沿って設けられている。中間部72は、ケース21の嵌合部25と外装部材15の端部15aとによって挟持されている。そして、中間部72は、挿入部31の軸方向先端部で折り返されてシールド部73に移行する。
シールド部73は筒状をなし、挿入部31の内周面に沿って設けられている。また、シールド部73は、磁性体コア22及びコア収容部24の内周側を通っている。シールド部73の内周側には電線13が挿通されている。シールド部73は、電線13の導出部13aにおける長さ方向の略全長を被覆するようになっている。
・電磁シールド部材Sの構成は、上記実施形態及び図10に示す構成に限定されるものではない。
例えば、電磁シールド部材Sが外装部材15の全長に亘って外装部材15の外周を覆う構成であってもよい。この構成では、例えば外装部材15が合成樹脂製の場合など、外装部材15自身が電磁シールド機能を持たない場合に特に効果的である。
また、例えば、電磁シールド部材Sを電線13と外装部材15との間に配置し、電線13の略全長が電磁シールド部材Sにて覆われる構成としてもよい。
また、例えば、電磁シールド部材Sの長さ方向の少なくとも一部を外装部材15の内周側に挿通し、その挿通部位で電磁シールド部材Sを外装部材15の内周面に固定してもよい。
また、例えば、電磁シールド部材Sが、磁性体コア22及びコア収容部24の外周を覆う構成において、電磁シールド部材Sを嵌合部25と外装部材15の端部15aとで挟み込んで固定してもよい。
また、例えば、電磁シールド部材Sを、主として外装部材15(または電線13の外装部材15に挿通される部位)を覆う第1電磁シールド部材と、主として電線13の導出部13aを覆う第2電磁シールド部材の2つの部品からなる構成としてもよい。この場合、例えば、ケース21の嵌合部25付近で、前記第1電磁シールド部材と前記第2電磁シールド部材とを互いに接続する。
・上記実施形態の磁性体コア22は、外装部材15の端部15aに対して長さ方向の側方に配置されているが、これに特に限定されるものではなく、例えば、磁性体コア22を外装部材15の径方向外側に配置してもよい。また、例えば、磁性体コア22を外装部材15の径方向内側(つまり外装部材15の内部)に配置してもよい。
・上記実施形態及び変更例のケース21及び磁性体コア22において、面取り部55や面取り部62を含む各所の角部分を、C面取り形状としてもよい。
・ケース21の嵌合部25において、外側壁部35を省略した構成、または外側壁部35及び底壁部36を省略した構成としてもよい。
・ケース21において、電線13と接触して保持する保持部を備えてもよい。当該保持部は、例えば、第2側壁部43の内周縁43aに設けられる。
・ケース21において、磁性体コア22の内周面54と、その内周面54の内側に挿通される電線13との間に介在される介在部を備えてもよい。
・上記実施形態では、電線保護部材16は、導出部13aの先端部に設けられたコネクタ14に対して、電線13の長さ方向に離間して設けられているが、これに特に限定されるものではない。例えば、電線保護部材16をコネクタ14に対しごく僅かな隙間を介して隣接させた構成としてもよい。また例えば、電線保護部材16をコネクタ14に対して接するように隣接させた構成としてもよい。
・外装部材15は、合成樹脂などからなり可撓性を有するコルゲートチューブであってもよい。
10 ワイヤハーネス
11 インバータ
12 高圧バッテリ
13 電線
13a 導出部
14 コネクタ
15 外装部材
15a 端部
15b 被係止部(凹部)
16 電線保護部材
21 ケース
22 磁性体コア
23 貫通孔(コア側貫通孔)
24 コア収容部
25 嵌合部(被覆部)
26 連結部
31 挿入部
32 係止部(凸部)
33 スリット
34 内側壁部
35 外側壁部
36 底壁部
41 外周壁部
42 第1側壁部
43 第2側壁部
43a 内周縁
51 外周面
52 第1側面
53 第2側面
54 内周面
55 面取り部(コア側面取り部)
61 貫通孔(ケース側貫通孔)
62 面取り部(ケース側面取り部)
63 係止部
64 分割ケース
71 外周部
72 中間部
73 シールド部
D1 径
D2 内径
D3 径
E 縁部
S 電磁シールド部材
V 車両

Claims (14)

  1. 電線の外周を覆う筒状の外装部材における長さ方向の端部に設けられる電線保護部材であって、
    ケースと、
    前記電線の外周を囲むように設けられた磁性体コアと、を備え、
    前記ケースは、前記磁性体コアを収容するコア収容部と、前記外装部材の前記端部における内周側の縁部を被覆する被覆部と、を一体に有しており、
    前記磁性体コアは、前記コア収容部の内側に配置されている、電線保護部材。
  2. 前記ケースは、前記外装部材の被係止部に係止される係止部を有し、
    前記係止部及び前記被係止部の一方は、凸部であり、
    前記係止部及び前記被係止部の他方は、前記凸部が嵌合される凹部である、請求項1に記載の電線保護部材。
  3. 前記ケースは、前記外装部材の内周側又は外周側に挿入される挿入部を有し、
    前記挿入部と前記コア収容部とは、径方向において互いに重ならない位置に設けられている、請求項1又は請求項2に記載の電線保護部材。
  4. 前記磁性体コアは、前記電線が通されるコア側貫通孔を有し、
    前記コア側貫通孔の径は、前記外装部材の前記端部の内径よりも小さく設定され、
    前記磁性体コアは、前記コア側貫通孔の貫通方向における端部の角部が曲面状に面取りされたコア側面取り部を有している、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電線保護部材。
  5. 前記ケースは、前記電線が通されるケース側貫通孔を有し、
    前記ケース側貫通孔の径は、前記外装部材の前記端部の内径よりも小さく設定され、
    前記ケースは、前記ケース側貫通孔の貫通方向における端部の角部が曲面状に面取りされたケース側面取り部を有している、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電線保護部材。
  6. 前記被覆部は、前記外装部材の前記端部における内周面に接する内側壁部と、前記外装部材の前記端部における外周面に接する外側壁部と、前記内側壁部及び前記外側壁部を繋ぐ底壁部と、を有する嵌合部であり、
    前記嵌合部における前記外側壁部と前記内側壁部との間に、前記外装部材の前記端部が嵌合される、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電線保護部材。
  7. 電線の外周を覆う筒状の外装部材における長さ方向の端部に設けられる電線保護部材であって、
    ケースと、
    前記電線の外周を囲むように設けられた磁性体コアと、を備え、
    前記ケースは、前記磁性体コアを収容するコア収容部と、前記外装部材の前記端部における内周側の縁部を被覆する被覆部と、を一体に有しており、
    前記磁性体コアは、前記電線が通されるコア側貫通孔を有し、
    前記コア側貫通孔の径は、前記外装部材の前記端部の内径よりも小さく設定され、
    前記磁性体コアは、前記コア側貫通孔の貫通方向における端部の角部が曲面状に面取りされたコア側面取り部を有している、電線保護部材。
  8. 電線の外周を覆う筒状の外装部材における長さ方向の端部に設けられる電線保護部材であって、
    ケースと、
    前記電線の外周を囲むように設けられた磁性体コアと、を備え、
    前記ケースは、前記磁性体コアを収容するコア収容部と、前記外装部材の前記端部における内周側の縁部を被覆する被覆部と、を一体に有しており、
    前記ケースは、前記電線が通されるケース側貫通孔を有し、
    前記ケース側貫通孔の径は、前記外装部材の前記端部の内径よりも小さく設定され、
    前記ケースは、前記ケース側貫通孔の貫通方向における端部の角部が曲面状に面取りされたケース側面取り部を有している、電線保護部材。
  9. 電線の外周を覆う筒状の外装部材における長さ方向の端部に設けられる電線保護部材であって、
    ケースと、
    前記電線の外周を囲むように設けられた磁性体コアと、を備え、
    前記ケースは、前記磁性体コアを収容するコア収容部と、前記外装部材の前記端部における内周側の縁部を被覆する被覆部と、を一体に有しており、
    前記被覆部は、前記外装部材の前記端部における内周面に接する内側壁部と、前記外装部材の前記端部における外周面に接する外側壁部と、前記内側壁部及び前記外側壁部を繋ぐ底壁部と、を有する嵌合部であり、
    前記嵌合部における前記外側壁部と前記内側壁部との間に、前記外装部材の前記端部が嵌合される、電線保護部材。
  10. 電線と、
    前記電線の外周を覆う筒状の外装部材と、
    前記外装部材における長さ方向の端部に設けられた電線保護部材と、
    を備えたワイヤハーネスであって、
    前記電線保護部材は、
    ケースと、
    前記電線の外周を囲むように設けられた磁性体コアと、を有し、
    前記ケースは、前記磁性体コアを収容するコア収容部と、前記外装部材の前記端部における内周側の縁部を被覆する被覆部と、を一体に有しており、
    前記磁性体コアは、前記コア収容部の内側に配置されている、ワイヤハーネス。
  11. 電線と、
    前記電線の外周を覆う筒状の外装部材と、
    前記外装部材における長さ方向の端部に設けられた電線保護部材と、
    を備えたワイヤハーネスであって、
    前記電線保護部材は、
    ケースと、
    前記電線の外周を囲むように設けられた磁性体コアと、を有し、
    前記ケースは、前記磁性体コアを収容するコア収容部と、前記外装部材の前記端部における内周側の縁部を被覆する被覆部と、を一体に有しており、
    前記磁性体コアは、前記電線が通されるコア側貫通孔を有し、
    前記コア側貫通孔の径は、前記外装部材の前記端部の内径よりも小さく設定され、
    前記磁性体コアは、前記コア側貫通孔の貫通方向における端部の角部が曲面状に面取りされたコア側面取り部を有している、ワイヤハーネス。
  12. 電線と、
    前記電線の外周を覆う筒状の外装部材と、
    前記外装部材における長さ方向の端部に設けられた電線保護部材と、
    を備えたワイヤハーネスであって、
    前記電線保護部材は、
    ケースと、
    前記電線の外周を囲むように設けられた磁性体コアと、を有し、
    前記ケースは、前記磁性体コアを収容するコア収容部と、前記外装部材の前記端部における内周側の縁部を被覆する被覆部と、を一体に有しており、
    前記ケースは、前記電線が通されるケース側貫通孔を有し、
    前記ケース側貫通孔の径は、前記外装部材の前記端部の内径よりも小さく設定され、
    前記ケースは、前記ケース側貫通孔の貫通方向における端部の角部が曲面状に面取りされたケース側面取り部を有している、ワイヤハーネス。
  13. 電線と、
    前記電線の外周を覆う筒状の外装部材と、
    前記外装部材における長さ方向の端部に設けられた電線保護部材と、
    を備えたワイヤハーネスであって、
    前記電線保護部材は、
    ケースと、
    前記電線の外周を囲むように設けられた磁性体コアと、を有し、
    前記ケースは、前記磁性体コアを収容するコア収容部と、前記外装部材の前記端部における内周側の縁部を被覆する被覆部と、を一体に有しており、
    前記被覆部は、前記外装部材の前記端部における内周面に接する内側壁部と、前記外装部材の前記端部における外周面に接する外側壁部と、前記内側壁部及び前記外側壁部を繋ぐ底壁部と、を有する嵌合部であり、
    前記嵌合部における前記外側壁部と前記内側壁部との間に、前記外装部材の前記端部が嵌合される、ワイヤハーネス。
  14. 前記電線の長さ方向の端部に設けられたコネクタを備え、
    前記電線保護部材と前記コネクタとは、前記電線の長さ方向において互いに離間している、請求項10から請求項13のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
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